アイルランドの生活の再建を目指して(作者 陵かなめ)
#幻想竜域キングアーサー
#アイルランド復興支援作戦
#アイルランド
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●新宿駅グランドターミナルにて
虹色・クリア(デーモンのワールドハッカー・g03195)はこう切り出した。
「これから冬になると、幻想竜域キングアーサーのアイルランドの町や集落は、きっと窮困するよね。だから攻略旅団の提案で支援を行うことになったよ」
アイルランドは人口が少なく、自然豊かな場所だ。
ドラゴンからの支援が途絶えた後、森での狩猟採集で食料を得ていた地域も多かったようだが、その暮らしも難しくなっているという。
「冬になると、森の恵みが減って……ということらしいよ。そんな町や集落を支援して、生活の再建を目指そう!」
食糧不足による内乱が発生し混乱状態に陥ってしまえば、それを利用して再びドラゴンの支配下に置かれるということもあるだろう。
それを阻止するためにも、人々の生活の再建が重要というわけだ。
「今回向かってもらいたいのは、森の近くにある集落だよ。冬が近づいたことで森の恵も減ってしまって、飢餓に見舞われようとしているんだよね。食料を求めて森に入って、野生動物に襲われることもあるみたい。居住環境も良くなくて、凍死の危険もあるの」
このままでは、多くの住民が冬を越すことができないという状況だ。
「まずは当座の食糧支援かな。それから冬を越すために、衣食住を整える感じ。集落の人達の再建に手を貸してほしいの。お願いね」
食糧支援として、すぐに食べられるものを。復興支援として、住居を整えるなど手助けをするのが良いだろう。
「方法はそれぞれの判断に任せるね。復興支援のついでに、春から耕す畑の土地を整えてあげるのも良いかもしれないよ。いつまでも森の恵だけに頼るのは難しいだろうから」
説明を終えて、クリアは少し考える仕草をした。
「ドラゴンたちがアイルランドから簡単に撤退したのは、その後、飢餓で悲惨な状況に陥ることを予想していたからかもしれないね」
ともあれ、アイルランドの住民が飢餓によって互いに争い出すことになってしまえば、アイルランドに再びドラゴンが介入してくるかもしれない。
「この作戦には、アイルランドの平和が掛かっているといっても過言では無いの! 何より、救える命があるなら手を差し伸べたいよ。みんな、よろしくお願いします」
そうして、クリアは説明を終えた。
●困窮する集落
「……戻ったぞ」
今にも吹き飛びそうな掘っ立て小屋に、怪我を負った男たちが帰ってきた。
彼らの帰りを待っていた集落の人々が駆け寄る。
「狼にやられたのか?」
「ああ……。冬が近づき、獣たちも相当気が立っているようだ」
怪我を庇いながら、男が答えた。
彼らは、今日の食料を調達するため森に入っていたのだ。食べることができそうな草を探し当て採取していたところを、狼の群れに出くわしたという。
「……だが、逃げるために、荷物をほとんど捨ててしまった。……今日の成果だ」
彼らが取り出したのは、一握りの草だった。とても、この集落数百人の腹を満たすに足りる量ではない。それでも、何もないよりはマシというもの。
「ありがとう。お前たちの命が助かっただけでも良かったさ。さあ、湯を沸かそう。今日は薬草のスープだ」
動ける者が、重い体を引きずるようにして鍋の準備に取り掛かる。
「このまま食べ物が無い日が続いたら、私達どうなるのかしら……」
具のないスープを配りながら、誰かが呟く。
その手は寒さでかじかんでいた。
リプレイ
シル・ウィンディア
新宿島から色々持ち込みだね
アイテムポケットに、調理器具+カセットコンロ一式と、2Lのペットボトルに入った水を6本用意。あとはキノコやお野菜、干し肉にドライフルーツなども詰め込み。
あとは、すぐに食べられるようにベーコンレタスのサンドウィッチも入れていくよ。
現地についたら、まずはサンドウィッチをふるまうね。
その間に、カセットコンロと大型の鍋を取り出して、野菜とキノコ、干し肉のスープを作るよ。
スープを器に入れて取りに来てもらうようにするよ
あと、お皿にドライフルーツを用意
さ、いっぱい召し上がれっ♪
まずはおなか一杯になってねっ♪
はいはい、慌てないでも沢山あるからねー。
ゆっくり食べてね?
●温かな届け物
集落の様子は聞いていた通り、ひどい有様だった。
力もなく座り込んでいる住民も多い。飢えからくるものだろう。
シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)は荷物の中からサンドウィッチを取り出し、配り始めた。
「これは……?」
「支援に来たよ! さ、いっぱい召し上がれっ♪」
「食べて、良いのか?」
座り込んでいた男が、震える腕をサンドウィッチへと伸ばす。
男はしばらくそれを眺めた後、ゆっくりと口へ運んだ。
「……美味い」
それから、ただ無言でサンドウィッチを食べ続ける。
男の姿を見て、住民達が近づいてきた。
「まずはおなか一杯になってねっ♪」
シルは持っていたサンドウィッチやドライフルーツをすべて住民にふるまった。
「食事だ」
「久しぶりの……噛み砕ける食べ物だ……!」
住民達は、あるいは涙を浮かべ、あるいは頬を緩ませて渡された食事を堪能する。
そうしているうちに、シルは野菜とキノコ、干し肉のスープを作った。
順番に並ぶように伝え、器を配っていく。
「あたたかい! 生き返るようだ!」
「ありがとう。これで、今日は生きられる」
スープを飲んだ住民達の瞳に光が戻ってきた。腹が膨れ体が温まれば、それだけでずいぶんと表情も穏やかな印象になったように思う。
「はいはい、慌てないでも沢山あるからねー。ゆっくり食べてね?」
列に並ぶ人の姿は絶えない。
シルは持ち込んだ材料がすべてなくなるまで、炊き出しを続けた。
掘っ立て小屋が点在する集落に美味しそうな匂いが漂う。
人々は支援者が訪れたことを知り、顔を上げた。
冷たい風が吹く中で、今、小さな希望が芽吹いた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
新堂・亜唯
※アドリブ歓迎
背丈は小さいけど、力自慢を活かして助けに加わりたいな
冬もいよいよ本格化してくる季節……ましてアイルランドの寒さは日本育ちの俺の想像が及ばないくらいだろうな
でも、天蓋孤独の山育ちとしては、冬の厳しさは少しは分かる
可能な限り力になりたいところだ……
建物の修復なんかは知識もいるのかもだけど、開墾なら力になれそうだ
俺のパラドクスを使った拳法なら、ショベルやブルドーザーくらいの活躍は出来るさ
冬になってガチガチの土壌を思いっきり耕して行こう
残留効果を残して置けば、後から資材や食料を運んでくる人たちも楽だろうしね
勿論、俺の腕力が活かせる仕事があれば積極的に手伝いに行くよ
皆と力を合わせて
●畑に思う
新堂・亜唯(風華流・g00208)は白い息を吐き出し集落の様子を見た。
「冬もいよいよ本格化してくる季節……ましてアイルランドの寒さは日本育ちの俺の想像が及ばないくらいだろうな」
冷たい風が頬に当たる。とはいえ、ここに吹く風も、亜唯が知る風も、風であることに変わりはなく。
天蓋孤独の山育ちとしては、冬の厳しさも少しは分かると亜唯は思った。
「可能な限り力になりたいところだ……」
さて、開墾なら力になれそうだと、集落の隅にある土地に目をやる。今は土の状態が良くないけれど、上手く土を掘り返せば春から畑になるかもしれない。
開梱の準備をしていると、住民が近づいてきた。
「あなたも助けに来てくださったのですか?」
どうやら、仲間が配った食事を摂り、歩けるようになった者のようだ。
「まずは、ガチガチの土壌を耕してみるよ」
頷き、亜唯は勢いよく拳で土を抉った。
「そんな硬い場所を殴ったら、手が……!」
「大丈夫だ。俺の拳法なら、ショベルやブルドーザーくらいの活躍は出来るさ」
「え、ええ?! 凄い……!」
何度も拳を突き立て、固まった土をほぐす。最初は硬いだけだった土が、やがて深い場所から掘り起こされ、空気を含んだ柔らかいものに変わっていく。
そうしているうちに、住民達が様子をうかがうように集まってきた。
「……畑か。確かに、畑があれば食べ物が手に入る」
「森に入らなくても良くなるのか!」
そして、もし畑があればと話し合う。
「俺も、何かできることはないか?」
「そうだな。それじゃあ、石を運ぶのを手伝ってほしいな」
身体の弱った住民達でもできることを考えながら、亜唯が指示を出した。
「よし、任せてくれ! アンタが来てくれて良かったよ!」
住民達は笑顔で亜唯に続いた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
レイ・シャルダン
連携・アドリブ歓迎です。
この様な過酷な時代を生き抜いて
今に命を繋いでくれたからボク達という存在がある
遙か昔の人達にちょっとした恩返し…です。
【アイテムポケット】をお借りして
中に詰め込んだ干し肉、ドライフルーツ、干し野菜、パンを取り出し
調理せずにそのまま食事、【口福の伝道者】で数を増やします。
そ…そのままだと…あんまりおいしくないけど仕方ないね!
数が増えたら保存食なりなんなり、判断は村の人達に委ねます。
時間があるようでしたら住人が襲われたという場所まで
荷物を取りに行きましょう。
狼に襲われたら返り討ちです。
食べれるのかな?
荷物か狼、どっちかを【アイテムポケット】に収納し集落に戻りましょう。
「この様な過酷な時代を生き抜いて、今に命を繋いでくれたからボク達という存在がある」
レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)は、集落の様子を眺めた。
仲間が提供した食料を食べ、ようやくホッとした表情を浮かべる住民がいる。一方で、すべての住民に食料が渡ったとは言い難い。
というわけで、レイは持ってきた食べ物を広げた。
干し肉や干し野菜、ドライフルーツにパン。調理せずにそのまま食べることのできるものが多い。
住民達がレイの周辺に集まってきた。
「それも食べ物かい?」
「分けていただいても……?」
レイは惜しみなく食料を配りつつ、
「そ……そのままだと……あんまりおいしくないけど仕方ないね!」
と、一人つぶやく。
これらを保存食とするかどうかは、住民に委ねることにした。
さて、食料を受け取った住民達は、目を輝かせて干し肉やドライフルーツを口に運んだ。
「見ろよ、これ、肉だ!」
「甘酸っぱい、フルーツ! 味がついている食べ物なんて、いつ以来だ?」
しっかりと味の付いた食べ物や噛みごたえのある食べ物が、どれほど望まれていたことか。彼らの表情を見れば、それが伝わってきた。住民達は、嬉しさを噛み締め食事を続ける。
ディアボロスの支援により、集落の住民達の腹が満たされた。
今後、残った支援品をどう活用するかは彼ら次第だろう。
レイは彼らの様子を見守る。
「皆さん、表情が和らいでいますね」
「本当にありがとうございます。やっと一息つきました」
住民達が頭を下げた。
それに答えながらレイは思う。
狼に襲われた場所を聞き、落とした荷物を回収するのも良いかもしれない、と。
ともあれ住民達は食事を行い、今日を生き延びることができた。これは、ディアボロス達がもたらした大きな成果だった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
シル・ウィンディア
さて、おなかもいっぱいになったし、土壌も耕せているみたいだから、あとは…。
作物を育てられる環境を作らないとね。
井戸の付近に行って、水源の効果を発動させるよ。
さて、この水をね…
井戸の中に入れてほしいの。
この水は、永遠に出るわけじゃないからね。
出ている今のうちに、井戸にためておけばきっと後々役に立つと思うから。
作業しやすいようにバケツをアイテムポケットに一杯用意して、バケツリレーを開始だね。
村の人達に任せて、わたしは怪力無双も使って大型のポリタンクに水を入れてから、井戸に向って注ぐよ
…さて、これでした準備は出来たかな?
後は、作物を頑張って育てるだけだよ。
みんな、がんばってねっ!!
シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)は、ずいぶんと穏やかになってきた住民達の顔を見回した。住民達は当座の食料を得て落ち着いた様子だ。
さて、次だ。
「あとは……作物を育てられる環境を作らないとね」
そう考え、シルは清らかな川の流れを出現させた。
この川からは、飲用可能な水をくみ上げることができる。
「飲水かい?」
「それもあるけど、この水を貯めておいてほしいの。これが永遠に出るわけじゃないからね」
集落では、飲用水に困っている印象はない。実際、水だけのスープを飲んでいた様子もうかがえる。
だが、もし作物を育てるのであれば、今以上の水が必要になるだろう。
それを見越しての提案だ。
「列を作って、組み上げた水の入ったバケツを順番に渡していこう。バケツリレーの開始だね」
「なるほど……?」
シルが渡したバケツを使い、住民達は水を運ぶ。
「きれいな水だなあ」
「ほらほら、手を止めるな。入れ物を次のやつに渡すだけだ。さっさと終わらせよう」
「そうだな。せっかく手助けに来てくれた人がいるんだ」
彼らの表情は、確実に明るくなっていた。
生気が戻ってきたと言ってもいいだろう。バケツリレーに参加している人々は、手付きもしっかりとしていた。
大量の水を運びながら、シルは表情を緩ませる。
春が来て畑仕事ができるようになれば、彼らは自立への一歩を踏み出すだろう。この集落はきっと大丈夫だと思う。
「……さて、これで下準備は出来たかな?」
「ありがとうございます!」
「自分たちの畑があれば、生きていけます」
住民達は深々とディアボロスに頭を下げた。
「みんな、がんばってねっ!!」
「はい!」
それが最後の挨拶となる。
双方、笑顔で手を振ることができた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【水源】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!