エアーズロックダンジョン突破戦

 フローラリアによる拠点の準備が整い、遂に、ドラゴンの重要拠点であるエアーズロックへの侵攻が可能となりました。
 エアーズロックの内部は、侵入者を拒むダンジョンが多数合体したような構造となっています。
 これらの全く性質の違う複数のダンジョンを突破しなければ、中枢に乗り込む事は不可能のようです。
 まずは、多数あるダンジョンを突破し、各ダンジョンのボスであるアヴァタール級を撃破し、ダンジョンを制圧してください。

 充分な数のダンジョンの制圧に成功すれば、エアーズロック中枢地区に向かい、円卓の騎士でもあるジェネラル級ドラゴン『究竟竜ラモラック』との決戦に挑めるでしょう。
 エアーズロックは、妖精郷におけるドラゴンの最重要拠点です。ここを陥落させれば、ドラゴンの妖精郷制圧の野望を挫く事ができる筈です。

究竟竜ラモラック

ダンジョンの一鱗を剥ぐ(作者 ねこあじ
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#幻想竜域キングアーサー  #エアーズロックダンジョン突破戦  #妖精郷  #エアーズロック  #フローラリアとの共闘 


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 妖精郷におけるドラゴンの最大拠点『エアーズロック』の迷宮、通称エアーズロックダンジョンダンジョン。
 そのひとつに足を踏み入れれば縦へと延びる穴の底。壁には螺旋の如く生い茂る植物たち。
 ここは縦穴の下層となるスタート地点なのだろう。
 壁沿いに茂る植物をかき分ければ、壁から突き出た足場があり、上っていけそうな坂道となっている。
 上を見上げればとある層までは吹き抜けのようになっているのが確認できるが、土の天井に阻まれている。更に先へ進むには入り口を見つける必要があるだろう。
 ――また、天井付近にこんもりと多く植物が生えている場所は、知恵ある植物が隠れ潜んでいるようだ。


「秋も深まって、冬がどんどん近づいてきたわね? 新宿島もハロウィンの飾りつけからクリスマスの飾りつけと、移り変わっていく時期ね」
 集まったディアボロスたちに向かって「今日はよろしくね」とイリス・マーフィー(人間のリアライズペインター・g03321)は言った。
「フローラリアの拠点『植物砦』の準備も整って、次は妖精郷のドラゴン拠点であるエアーズロックの攻略を行うフェーズへと入ったわね。
 このエアーズロックの制圧に成功すれば、ドラゴンは妖精郷の拠点を失って、本国に撤退するしかなくなるみたい」
 それは妖精郷への守りとなることだろう。
「で、そのエアーズロックなんだけど、内部は複数にダンジョン化しているの。皆さんにはそのうち一つのダンジョンの探索をしてもらって、その奥にいるダンジョンボスのアヴァタール級クロノヴェーダの撃破をお願いしたいの。
 ボスを倒せば、直ぐではないけどダンジョンは崩壊してしまうから。
 エアーズロックに展開されている複数のダンジョンを打ち破れば、きっと中枢への道を切り開かれていくことになるわ」
 ダンジョンの入り口は、エアーズロック内の岩肌にある一つの空洞となる。
 探索するダンジョンの入り口は判明していることをイリスは説明していく。

「今回攻略を目指すダンジョンは、大きな縦穴のような場所でね。穴の底部分が皆さんのスタート地点となるわ」
 壁には上り坂の目印であるかのように植物が群生している。基本的には螺旋状となったそこを駆け上っていくこととなるだろう。
「まあ、残留効果を使って飛翔したりジャンプしたりというのもアリだけど、その層ではそのうち天井に阻まれてしまうから次の階層へ向かう入り口を見つけなきゃなんだけど……どうもそこにはクロノヴェーダに言葉を奪われた知恵ある植物が番人として鎮座しているみたい」
 さらには手足である根や蔓を突き出して、侵入者を突き落とそうとしてくるだろうとイリスは言った。
「知恵ある植物は、ドラゴンの命じたことを命じたとおりにこなすことしかできなくなっているみたい。排除するか説得などで宥めるかして進んでね」
 上っていく途中ではトループス級・穿孔竜ワームが出現することもあるだろう。
 土壁から放たれたように飛び出してくるので、その時は一撃を与えるなり蹴落とすなりと対処していこう。
 上層へとたどり着けば、ボスとなるクロノヴェーダは道化卿ダゴネットが現れる。
 ピエロのようなドラゴンで、深いコロッセオのようなこのダンジョンを右へ左へと飛びまわり、また高度を利用した戦法をとってくるようだ。
 それと、と言葉を続けるイリス。
「エアーズロックから、フローラリアの拠点に向けて襲撃部隊が出撃しているみたい。可能ならばで良いのだけれど、ダンジョン突入前に、この部隊を攻撃してフローラリア拠点の防衛の手助けも、少しだけしてやれないかしら?」
 築かれた橋頭保であるが、敵地であるがゆえに常に脅威に脅かされている。
「まあ、そのことでディアボロス側の懸念も生じてしまうのだけどね……」
 敵部隊を見逃し過ぎると、フローラリア拠点が突破されてしまう。
 かといって全く見逃さずに敵部隊を撃破していくとフローラリアの戦力が温存されてしまうこととなる。

「……フローラリアもクロノヴェーダだし、ドラゴン撃破後は敵対する可能性も充分にありえると思うの。襲撃舞台に関しては判断・配分は皆さんにお任せするわね」
 ――どのような未来が待ち受けているのかはわからない。
 布石の波紋が道筋を作っていく。それが一分一秒と生きていく世界が持つ運命というものなのだろう。


 エアーズロックのダンジョン外。
 荒野に雑多な列を築き、進攻していく群れがいる。
「いいかぁ、どこから敵が現れるかはわからねぇ。油断するなよ」
「現状、周囲に敵影なし」
「なら……今から谷場に入る。――駆けていくか」
 エアーズロックに発生している谷場を駆けていくは特務竜部隊・ジャメヴたち。身のこなしは軽く、襲撃に適されそうなこの場所を一刻も早く抜けようとしていた。



 エアーズロックダンジョンは、入り込んだ迷宮となっており、侵入したディアボロスを迷わせるようです。
 迷宮を突破しない限り、敵と戦闘を行う事は出来ないので、まずは探索を行う必要があります。
 迷宮毎に内部の環境が変化しており、水没迷宮や、火炎迷宮、毒沼迷宮など、様々な性質を有しています。
 それぞれの環境に適した対策を行いつつ探索を行い、迷宮を突破しましょう。
 また、迷宮内には、迷宮独特の仕掛け罠などが設置されている場合もあるので、慎重な探索が望まれます。

 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


特殊ルール この選択肢には、特殊ルールはありません。
👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
3
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【未来予測】
2
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【隔離眼】
1
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【使い魔使役】
1
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV5 / 【ガードアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【先行率アップ】LV2 / 【ドレイン】LV1 / 【アヴォイド】LV1

●マスターより

ねこあじ
 ねこあじです。
 エアーズロックダンジョン突破戦なシナリオとなります。
 よろしくお願いします。

 ②植物砦に向かうトループス級『特務竜部隊『ジャメヴ』は見逃しても構いません。
 撃破する場合は、ダンジョンの探索より前に攻略していくこととなります。
45

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


新城・橙花
今は味方なら、徹底的に守るよー。

荒野の物陰に隠れて敵を待ち構えるよ。
一度通り過ぎてから背後から突撃だねっ。

後ろから[ダッシュ]して近づいたら一気にパラドクス呪舞【狂月血舞】
「舞い踊ろうっ、紅い・赤い・朱い命の雫をまき散らしてっ!」
大剣を剣舞のように振るって[両断]+[連撃]。

「誰も逃がさない」

フローラリアが後で敵になるなら、その時に改めてお相手するよー。
それまでは、味方だから、ねっ


シューニャ・シフル
アドリブ連携歓迎

さて、せっかく作らせた植物砦た。いきなり襲撃されましたじゃ笑えねぇよな。

【地形の利用】で最も襲撃に適した場所を選んで身を隠し、横合いから【不意打ち】を仕掛けて敵陣を混乱させる。
両手両足の刃で手首の腱を切り裂いて武器を握れなくしてから始末する。
かわせない攻撃は左腕を盾にして凌ぐ。

悪いな。ここから先は通行止めだ。通りたけりゃ俺を殺してみるんだな。

*敵を貶すような発言はしません。


終夜・香宵
あらあら、今度はエアーズロックですか。ドラゴンも色々な所に拠点をもっていますね。
もっとも、どこにどれだけ拠点があろうと制圧するだけです。

まずは襲撃部隊を殺すとしましょう。フローラリアもいずれ戦うことになると思いますが、今はまだその時ではありません。先にドラゴンから潰すためにも助けておきましょう。

敵の目標はフローラリアですので奇襲を狙うとしましょう。
【殺気】を抑え込み、物陰なども利用してこっそり移動して敵へ近寄ります。好機とみたら【爪たい夜風】を放ちます。
一度攻撃するとこちらの存在も気づかれるも思いますので、あとは正面からの撃ち合いですね。

さてさて、ここのドラゴン勢力はどれ程のものでしょうか?


 硬い砂岩層の地帯へと降り立ったディアボロスたち――独特の乾いた風が彼らの身を嬲っていく。
「あらあら、今度はエアーズロックなのですね。ドラゴンも色々な所に拠点をもっていますね」
 終夜・香宵(闇夜・g00869)は赤茶けた一枚岩を見て言った。もっとも、と続ける声はどこまでも柔らかで風のような爽やかさを感じさせるもの。
「どこにどれだけ拠点があろうと制圧するだけですけれど」
 にっこり。
「その前に植物砦に向かう敵を探さなきゃなんだっけ?」
 狐の尾をゆらゆら揺らしながら新城・橙花(呪刀の裁定者・g01637)が応えれば、香宵はその微笑みを深めた。
「ええ、フローラリアともいずれ戦うことになると思いますが、今はまだその時ではありませんし……先にドラゴンから潰すためにも助けておきましょうか。まずは件の襲撃部隊を殺すとしましょう」
「うんうん。橙花もね、今は味方なら徹底的に守るよー。フローラリアが後で敵になるなら、その時に改めてお相手すればいいんだよー」
 ほんわか雰囲気で結構物騒なことを告げる香宵に動じることもなく、橙花は賛成の意を示して手を挙げた。
「だな、せっかく作らせた植物砦だ。いきなり襲撃されましたじゃ笑えねぇよな」
 シューニャ・シフル(廃棄個体 No00・g07807)が言った。
 フローラリアの拠点は先に起こるであろうドラゴンとの決戦において、十分な共闘の利があるのだ。それにあちらはあちらでこちらを利用していることは明白なのだから。
 それまでは味方だから。ねっ。という橙花の言葉に、ディアボロスたちは頷いた。
「それじゃ、まずは索敵だな――とは言っても、襲撃部隊のいる方向は明らかだが」
 シューニャが視線をやった方向から微かな地鳴りが伝わってくる。
 地中深くに根を張るデザートオークの枝葉が揺れ、ディアボロスたちは視線を交わし合った。

 エアーズロックのどこかのダンジョン抜けてきたばかりなのだろう。
 フローラリア拠点襲撃を任されたジャメヴたちが駆けていく。登山の足がかりとなりそうな岩坂の間を抜ければすぐに荒野の植生地帯となっている。
 彼らの部隊中央が岩坂を抜けようとした瞬間、初手を仕掛けたのはシューニャであった。
 横合いから弾丸の如き直線的な跳躍による加速にのせたククリの斬撃が一体のメジャヴの腕、二体目の肩を裂く。斬撃で敵を叩いた衝撃を次手への起点とするように、身を捻ったの蹴撃がクロノヴェーダの硬き胴へと喰い込んだ。螺旋を思わせる蹴りは靴先の仕込みナイフを送り込み、この時、彼女の本能が瞬時に最適軌道を見出した。
 振りぬいた脚はクロノヴェーダの手首を切り裂く。
「ぐうっ!?」
 刹那と無防備をさらす敵首めがけてククリが払われた。
「悪いな。ここから先は通行止めだ。通りたけりゃ俺を殺してみるんだな」
 進みが絶えて渋滞を起こしたのだろう。後続部隊がぶつかりあう音が聞こえた。
「――敵襲だ!」
 後続、前方へと伝える敵の声。
 玉突き事故みたいな部隊の光景を視認した橙花は潜んでいた場所から飛び出して、殿の敵に向けて駆ける。手にしているのは敵を両断できそうな大剣――否、実際にクロノヴェーダを断つ豪剣。
 敵死角から横腹へと入った一刀が斬り上がる。刃にドラゴンの体液を伝わせる暇もなく、飛沫させながらさらに前へと踏み込んだ橙花は刃を返した。
 間断なき連撃が次敵を襲う。軽い跳躍は自身の身をひらり回すもの。
「舞い踊ろうっ、紅い・赤い・朱い命の雫をまき散らしてっ!」
 連なる弧は円と成す。
 虚空に、土壁に、赤き大地にと飛んだ雫が滴下と咲く頃はすでに事態は数瞬先。
 中央、後方と切り結ぶ隙を与えることないディアボロスの襲撃に、前方の部隊が引き返そうと振り向いた。
「敵数は!?」
「二……ぐぁっ!」
(「あらあら、隙だらけ……」)
 微笑みそう思う香宵だが、わざわざ声に出すことはない。
 周囲は警戒の気に満ちていたが、物陰を利用して潜む香宵の存在はまだ認知されぬまま。
 彼女は鎮めた呼気を変化させることなく、一線だった敵部隊が点として徐々に拡がっていく陣へと切り込む――それは黒き風であった。
 エアーズロックの風にのせたそれは夜の気配。細い黒糸を集束させていくかのうように結んで一気に放てば、爪たい夜風が吹き荒れる。
 触れた者を切り裂く、爪のように鋭く冷たい黒い風は防ぎようがない。ジャメヴの身体を傷つけ、そこへ橙花の豪剣が追撃にとクロノヴェーダの肉を斬り開く。
 竜撃が橙花とシューニャへと仕掛けられるも、ディアボロスの連携が功を奏しているのだろう。
「誰も逃がさない」
 見抜いた運命の如き強き橙花の言。
 敵は力を発揮することなく途絶えていく。
 シューニャの身体を駆使した素早く鋭い斬撃は香宵の夜風を纏い、刃が敵へと至れば風がメジャヴの肉を黒に染め裂いていった。

 これからも送られるであろう植物砦の襲撃部隊。
 その陣をひとつ、ディアボロスたちは壊滅に至らせたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【壁歩き】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

新城・橙花
ここのどこかに次の階層への入り口があるんだよねー?

目印はないけど、番人がいて突き落そうとしてくる…それなら【飛翔】しながらめぼしい場所を[念動力]でつんつんして反応を見るよっ。
「命じたことしかできないなら、じっくり辛抱とかしなさそうだしねっ。」

大体の場所がつかめればパラドクス呪法【妖葉乱舞】もぶつけて相手をあぶりだす。
「うん、そこだねっ」
あとは次のお仕事だよー。


 エアーズロックダンジョンへと入った新城・橙花(呪刀の裁定者・g01637)の視線は、まずは壁沿いに装飾のように螺旋を描く植物群に向かった。
 窟内であるにもかかわらず、そよそよとした空気の動きがどことなく気持ち悪く感じる。
「……ここのどこかに、次の階層への入り口があるんだよねー?」
 上を見上げながらそう言った橙花は共にダンジョンへと入ったシューニャと香宵の次なる動きを見て、自身はどうしようかなぁと考える。
 ダンジョン内はちゃんと視界が確保できているぐらいには明るく、広さもあるので何かあっても咄嗟の反射で応じることができるだろうと感じた。
「ん、橙花はこのまま飛んでみるねっ。また後で会おーねー♪」
 探索しながら登ることを決めた二人にひらり手を振って、放った妖葉のひとつを最初の踏み台とし跳躍した。
 鳳凰の姿が象眼された靴は翼を得たように、まさに風神の如き軽やかさで橙花の身を空に舞わす。
(「んーと、茂み、茂み」)
 道が隠されているような怪しい茂みを探す。
 ゆっくりと天井付近まで到達した橙花は周囲に薄く念動力を行き渡らせてゆく。つんつんととつついていけば「やめろよぅ!」という風に飛び出した蔓がしなり、橙花へと向かってきた。
 橙花がすっと身を引けば、蔓の鞭は空振ってぺちんと横壁を打つ。
「やっぱり辛抱はできなさそうだね」
 即物的な反応を見てにっこり。
 侵入者の声に反応したのか、ざざざざっと周囲の植物たちが一斉に揺れ始めた――否。知恵ある植物はあらかじめ這わせていた蔓を波打たせているのだろう。
 植物たちは揺らされているに過ぎない。
 樹上開花の策ではあったが不審に揺れてない部分を橙花はすでに見据えている。
「うん、そこだねっ」
 硬度を上げた大量の葉の竜巻が周囲の植物群を払い、知恵ある植物を剥き出し状態にした。
 すっかり周囲をお掃除されてしまった知恵ある植物はその身をびくつかせて、けれども盾となるように蔓を張り道を塞ごうとしている。
 だが所詮、植物の身。
「ごめんねー、通ってくねー」
 当然切り裂いてくる妖葉乱舞には敵わず、ビビりきった知恵ある植物を眼下に、橙花は次の階層へと飛び去っていくのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!

シューニャ・シフル
アドリブ連携歓迎

(上を見上げて)ここから上に行く道を見つければいいのか。

敵が用意した道をわざわざ使う理由もないだろ。【壁歩き】で目印のような植物のそばを探索しながら歩いてまわる。
【未来予測】で知恵ある植物からの押し出しを見切ってかわす。

こいつらがいるってことは、そこが入り口か。

植物に話しかける趣味はないからな。死なない程度に牽制射撃しながら、壁を歩いて入り口を通り抜ける。

運良く生きてりゃ逃げることだな。


「……ここのどこかに、次の階層への入り口があるんだよねー?」
 見上げてそう言った橙花の声に、同じように上を向いたシューニャ・シフル(廃棄個体 No00・g07807)はそのままぐるりと辺りを見回した。
 土壁の道に沿って螺旋の如く生えた植物群。
「ここから上に行く道、か。――そもそも、敵が用意した道をわざわざ使う理由もないだろ」
 ダンジョン探索においてめちゃくちゃ正論なことを言う。確かに~と頷くのは橙花だった。
 どんな罠が設置されているのかわからない。探索する者にとって、ダンジョンは悪意あることが基本なのだ。
「俺は壁を歩いてくことにするよ」
 凹凸ある壁に足を掛ければ、そこはシューニャにとっての地面となる。
 道沿いの植物群はひょいっと越えて、……なんだか悔しげに茂みがわさわさと動いた気もするがシューニャは一瞥するだけに留めておいた。
 上への道が螺旋になっていくということは、この通過点が複数あるということ。
 二度目に邂逅した植物群も超えてみれば、やっぱりわさわさと動いた。
「……………」
 よくよく見れば這った蔓が生えている植物をわさわさと動かしていることが分かった。
 胡乱げに視線を辿らせて、進みつつ蔓の根元を探す。
 目を細めてじっと観察しているとある場所でびくびくっと植物が戦慄いた。がっさがさと音がしている。
(「こいつらがいるってことは、そこが入り口か」)
 ホルスターから抜いたベレッタM92FS-Cを向ければ、にゅにゅっと蔓が虚空を舞った。
『マテ』『話せばわかる』と言いたげに、制止をかけているようなジェスチャーだ。
 しかし、シューニャは植物に話しかける趣味はないのだ。
 進行を邪魔すればそれすなわち敵だし、道を開けるのならただの植物である。
 いくつかの牽制の弾丸が土壁を穿ち、ひえっとわさわさ騒いだ植物たちは伏せた。
(「賢明な判断だな」)
 奥には次の階層へと続く道があり、そのまま壁歩きでひょいっと知恵ある植物群(怯えている)をシューニャは越えていった。
(「なんとも生ぬるいレベルのダンジョンだな……」)
 しかし油断は禁物。
 警戒心はそのままに、ドラゴンの匂いに満ちたエアーズロックダンジョンを踏破していくシューニャであった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【未来予測】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!

終夜・香宵
フローラリアへの襲撃は阻止したことですし、いよいよ敵拠点の攻略ですね。果たしてどのような仕掛けでおもてなしをしてくれるのか、楽しみですね。

私はあえて登り坂を歩いて進んでいきます。足音や感触といった床を踏んだ際の違和感等が手掛かりになったりするかもしれませんので。
怪しいものにも周囲に気をつけつつ、積極的に手を出していきましょう。
進む際には【殺気】を抑え込み【光学迷彩】も活用してできるだけこっそりと移動します。触覚は誤魔化せませんが何もしないよりは良いかと思います。
妨害に対してはこちらも暴力で対処します。


 橙花は飛翔して、シューニャは壁を歩いてダンジョン内を進むことに決めたようだ。
 ドラゴンが用意したダンジョン。その道をわざわざ使う理由もないだろうと言うシューニャに、終夜・香宵(闇夜・g00869)は「そうねぇ」と同意を示した。
「何らかの仕掛けがあっても回避の範囲となりそうですし」
 にっこりと微笑みながら言う香宵。
「それなら、私はあえて登り坂を歩いて進んでいくことにしましょう」
 ある意味一本道なので迷うことはなく、ならば警戒を高めていけばいい。
 先に向かう二人を見送って、にこにことした表情を少しだけ香宵は潜めた。ともに己が持つ殺気も僅かに鎮まり、その身に迷彩模様を纏わせる。
 そうしてこっそりと植物の茂る坂を登っていく最中、壁歩きをしていたシューニャが越えた植物群がわさわさと動くのが視界に入った。
(「あら」)
 そうっと壁際に寄って、足先で植物の先をそうっとかき分けてみれば導線のような蔓が這っているのを発見する。坂沿いにあるそれは、明らかに上にいる知恵ある植物が根元のような……?
 侵入者を引っかけて転がり落とす目的なのだろうか。
「……」
 あまり刺激しないようにゆっくりと螺旋坂を登っていく。
 エルフと融合させればフローラリアへと覚醒する、知恵ある植物。関係性を考えればディアボロスやドラゴンの敵ともなる。
 あえてここに置かれた理由。縦長の壺のようなこの空間は――……ここは知恵ある植物を餌にフローラリアやエルフのディアボロスを呼び寄せる空間にも思えてくるのだった。

 しばらくすると上方で橙花が払った植物がぱらぱらと降ってくる。
 巻き取られる蔓がしゅっと駆け上っていくのを見て、香宵は自身の速度も上げていくことにした。
 シューニャの牽制の弾丸に怯えた知恵ある植物がわっさわさと蠢き始めている。
(「忍んで次の階層へと抜けようとしても、ぶつかってしまいそうですね」)
 そう判断した香宵は自身の影へと潜り、彼我の距離を一気に詰めて、知恵ある植物群を払いの連撃とともにすり抜けていく。

 知恵ある植物は蔓の届く範囲を滅多打ちにし、ディアボロスたちが次なる階層へと入ったことをドラゴンたちへと伝えるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!


 次なる階層へと至れば、そこは地鳴りが響き渡るダンジョン内であった。
 土壁を砕きながら現れた穿孔竜ワームが咆哮をあげて虚空を震わせる。
 密閉されたダンジョン内での反響音は耳を劈くばかりで、左右上下の穴から出てまた穴へと入っていくワームたちの姿と地鳴りはともすれば方向感覚が狂いそうなほど。
『さァさァ、お立ち合い! ワームたちの塊投げ! ドリルの突撃はダレかの血飛沫祭り!! 演者はァ、ここに!!!』
 同時にどこからか――天井の向こうから道化卿ダゴネットの声が降ってくる。姿を見せないダゴネットはどこか不快感を覚えるものだった。
新城・橙花
他の人と協力して頑張るよっ。

敵が地面に潜っているみたいだから、こちらは【飛翔】。
そして少し離れた地面に棒焙烙を[投擲]して爆発の振動でおびき寄せてみる。

穿孔竜が出てきたらすかさずパラドクス呪剣【金剛豪閃】
防御が固いみたいだから切断より打撃を重視。
[強打]+[粉砕]付きで大剣型呪刀【譲葉】を思い切り殴りつけるよー。
「我纏うは金剛力士が剛力…吹き飛べっ!」

気分はもぐらたたき、かも。


アンゼリカ・レンブラント
まずはトループスを片付けようか
【飛翔】し空中から
星形状のパラドクスを放ち攻撃していく
反撃をしっかり堪え一撃離脱、
囲まれない位置をキープし攻撃を続けるよ

見えにくいところも【照明】で照らし敵からの奇襲を避けよう
【未来予測】も生かせるといいかなっ
万一巻き付かれた場合はグラップルの技量も生かしもがきつつ
パラドクスを全力で撃ち地中につれられる前に脱出を試みよう

ともに戦う仲間とは連携を意識
死角を守りあうように戦えればいいかな
地中に引き込まれそうな仲間がいれば必ず救出
敵は倒せそうな敵から攻撃し数を減らすね

敵の数が減ってきたら包囲を狭め
呼吸を整えた全力の《天輪輝星》を叩き込み消滅させるね
これで、どうだぁーっ!


シューニャ・シフル
アドリブ連携歓迎

ここからが命の取り合いなわけだが、敵は地面の中か。

気にせず地面を歩いて次の階層への道を探す。自分を囮にして敵の動きを見極め、【未来予測】で2秒先を見てかわし、顔を出したところを逆に【不意打ち】で狙い撃つ。

出てくる位置があらかじめ見えてりゃビビる必要もねぇ。血飛沫はワームのものだけになりそうだな。

*敵を貶すような発言はしません。


終夜・香宵
おやおや、姿も見せずに高みの見物とは、よい趣味をしていますね。私は殺し合いは見るよりするほうが好きですが。
お望み通り血飛沫祭りを見せてあげましょう。

今回もあえて地上で戦いましょう。足だけでなく、右手も地面につけたまま静止して感覚を研ぎ澄ませて、地面の振動、僅かな音の違い、地形の変化に敵の【殺気】などから攻撃を予測し、飛び出してきたところに【死刑失光】をお見舞いする、これでいきます。

敵が常に『動』でいるのなら、こちらは『静』と一瞬の『動』で対抗しましょう。
変化があると、祭りもより楽しくなると思いますよ。


『さァさァ、お立ち合い! ワームたちの塊投げ! ドリルの突撃はダレかの血飛沫祭り!! 演者はァ、ここに!!!』
 ダンジョンの高き天井から降り注ぐ道化卿ダゴネットの声に、終夜・香宵(闇夜・g00869)は柔らかく笑んだ。おやおや、という表情だ。
「姿も見せずに高みの見物とは、よい趣味をしていますね。私は殺し合いは見るよりするほうが好きですが」
 そしてにっこり。
「お望み通り血飛沫祭りを見せてあげましょう」
 どこまでも穏やかな雰囲気でありながら、彼女の赤い瞳は苛烈な色を宿す。
「ここからが命の取り合いなわけだが、ワームは地面の中か――おっと」
 轟音響くダンジョン内にてシューニャ・シフル(廃棄個体 No00・g07807)が言う。けれどもすぐに言葉を止めた。突き上げる激震はディアボロスたちの身体を瓦解させるが如く。
 大地の色を備えた穿孔竜ワームの出現。硬き地を砕きながらそこがまるで海であるかのように、跳躍からの潜地とワームの巨体がダンジョン内を揺るがしている。
 大地内を泳ぐ振動すら伝わってくる。
「わ。何ていうか、大地の蠢き? がすごいねっ」
「ぶるぶるぐらぐらしてるね」
 そう言いながら激しい揺れから身を切り離したのは新城・橙花(呪刀の裁定者・g01637)とアンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)だ。飛翔し、安定した滞空感を得る。
 橙花が振り返ればひらりと手を振るシューニャの姿。頷き視線を前へと戻した橙花は少し離れた明後日の方向へと棒焙烙を投擲した。
「いっくよー!」
 持ち手が棒状の焙烙は狙った位置へと真っ直ぐに鋭く飛び、着弾が叶えば爆音が轟いた。
 爆発の振動に向けて地面や壁が隆起し、突出するは穿孔竜の頭部。同時に低空飛行するアンゼリカが大木よりも太いワームの首胴を見据え、敵死角へと入り込む。
「我が手に集う裁きの光よ――」
 広域に放出された裁きの光。その中心部は星形状のパラドクス。
「全ての邪悪なる竜を、焼き尽くせっ!」
 煌めく戦場と穿孔竜のぶつかり合いは瞬時に苛烈な閃光と光の奔流によって染められた。
『ギャオウ!!!』
 と耳を劈く竜の悲鳴。伴う喰らいつきの狙いは外れ、ガヂリ!! と虚空が食まれて風が起こる。
 橙花がすぐ側の壁面から突出している穿孔竜へと譲葉を振るえば、頑健な衝撃が伝わってきた。
「うっ、さすがに硬いねー」
 呟いてひらり身を舞わせ。
 剛剣が軽やかな弧を描く。
「我纏うは金剛力士が剛力……――吹き飛べっ!」
 自身の旋回と加速とそして遠心を活かした呪剣【金剛豪閃】を叩き込めば、長き竜の身に亀裂が走り、直後砕き割れて落ちていった。

 地面から壁面を伝うようにアンゼリカが飛べば広範が照らされ、ワームが作る隆起が露わになる。
『ヒャーワームたちよッ。のんきにお散歩中の演者みーッけ!!』
 道化卿ダゴネットの実況中継。
 次なる階層への道を探していたシューニャに向かって勢いよく噴出する土塊――アンゼリカは弧を描くそれを見た。道筋を読んだシューニャは身を翻す。弧を描く軌跡に切り込む形だ。
『グオオォォォッ!!』
 吠声とともに噴土が起こり、音波に細かく砕ける土くれからワームの頭部が出現した。
「は。出てくる位置があらかじめ見えてりゃビビる必要もねぇ」
 既にM92FS-Cの銃口はワームの頭部を捉えていた。……否、最早銃弾は虚空に。
 ばらまいた弾のひとつひとつが多方面から間断なくワームを穿ち、だが、敵は全身を使いシューニャへと襲い掛かる。
 穿孔竜の喰らいつきにアンゼリカの星々は、Around Killに穿たれた痕を光条で灼き貫いた。
 ひゅうっと称えの口笛を吹くシューニャ。
 天輪輝星に次敵の動きもまた鈍り、シューニャの攻撃が着弾すれば内部から竜の体が瓦解した。
「血飛沫はワームのものだけになりそうだな」
「なんだかもぐらたたきしてる気分になってきたよー」
 と橙花の声。反撃を受けないよう、一刀一刀で的確に敵を捌いている。
「賑やかですこと」
 敵の動きと仲間たちの攻撃。ダンジョン内は轟音に満ちていて、思わずふふっと微笑んでしまう香宵。
 ディアボロスと穿孔竜の刹那に交差する動線。
 数体の竜が倒され、警戒もあるのだろう。深く潜りゆくワームを追うように香宵は地面へと右手をつけた。左手の斧は不意打ちにも即応できるように備える。
 徐々に振動は細やかとなり、地面の小さき石の跳ね上がりは僅かなものに。
 そのなかで香宵は感覚を研ぎ澄ませた。
(「竜が常に『動』でいるのなら、こちらは『静』と一瞬の『動』で対抗しましょうか」)
 そして捉えたのはドドドッと泳ぎ上がってくる音と振動――目に見えぬダンジョン内部が撹拌され再構築していく――竜の通った跡のどこか滑らかな駆動音――香宵は静かに立ち、振り向いた。
 穿孔竜がディアボロスを甚振るための殺気は、彼らの動きに直結している。荒々しい隆起が再び起こり、竜がその鼻先を突き出すと同時に香宵は殺壊狂斧を振るった。
 時空が歪み穿孔竜へと届いた斧刃が岩鱗の隙間を叩き、そのまますぱりと切断する。
『オオットー?! ギロチンが映えますナァ!』
 ダゴネットの高みの見物感の声が響き渡った。
 死刑失光が壁面に沿って竜の首を綺麗に落とし、制御不能になった頭部と胴体がダンジョン内を滑り、生き残る竜の動きを疎外した。この騒動に畳みかけるは当然ディアボロスたちだ。
 シューニャの跳弾と叩き殴る橙花の刀。
『あらアラ? ワームたち~? 生きてる~~???』
 ダゴネットの声が降ってくる天には星々の輝き。集束していく星図はアンゼリカが描いたもの。滞空し、呼吸を整えて。
「これで、どうだぁーっ!」
 張った声が全力の天輪輝星とともに竜の身を貫き、残る敵を爆破するのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
【未来予測】がLV2になった!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV2になった!


 穿孔竜たちが倒されると、敵の身がダンジョンと融合し、螺旋に整えられていく。
 ディアボロスたちもまた岩塊に流されるように移されていった。
 蠢くダンジョン内に再構築されるはコロッセオ。
 より天高くなった空なき闘技場の中心に降り立ったのはこのダンジョンの主、道化卿ダゴネットであった。
「いやァお見事!! うちの子たちを倒してしまうなんて。寧ろつまらぬショーでしたねェ。まァ所詮はワーム。……となると、道化になりきれぬ子らの始末をアリガトウゴザイマスゥ??」
 へらりへらりとした口調でダゴネットは言った。
「ということで、ダンジョン深部にようこそオメデトウゴザイマスゥ! アナタガタはコチラでお雇しまショウカ? アナタガタは人を狩り延々と人を甚振っていただきたい。ああ、そうだ。フローラリアちゃんたちを捕らえるお仕事も頼みたいですネェ。虐待も楽しめる見世物小屋に収監するのですヨ~♪」
 意気揚々とこれからの私的な展望を語るダゴネット卿。
「ではでは、当コロッセオサーカスにようこそ」
 機嫌よくそう言うダゴネット卿は「もちろん逆らいませんよね?」と楽しげだ。

 もちろん敵の勝手なる言い分を聞き届けるまでもなし。
 ディアボロスたちは攻撃を仕掛けるべく、動き出す。
新城・橙花
最後の敵なので冷静冷酷口調に変化します。
「雇用条件もはっきりしないような雇い主は御免こうむります」

[攪乱]しつつ[ダッシュ]を駆使して爆発のタイミングを外しつつ、[オーラ操作]の衣をまとって突っ切って接敵。
一気に大剣型呪刀【譲葉】で攻撃。
パラドクス呪剣【金剛豪閃】でフルスイング、[両断][粉砕][強打]のセットを付けて殴り飛ばします。
「我纏うは金剛力士が剛力…吹き飛んでいただきます…もちろん、逆らいませんよね?」

にやりと笑みを投げつつ追撃です。


シューニャ・シフル
アドリブ連携歓迎

よぉ、やっと顔だしやがったな。ごちゃごちゃ言ってねぇでかかってこいよ。見てるだけじゃつまらねぇだろ?

ダゴネットを【挑発】しながら【突撃】する。飛んでくる光弾は【未来予測】で軌道を読んで被弾を最小限にして、当たるやつは左腕を盾にする。足は一切止めない。

ここまで来れば俺の距離だ。そのうるせぇ口を閉じさせてやるぜ。
膝蹴りを叩き込んで、仕込んだ爆弾を起爆させて吹き飛ばしてやる。

これで静かになっただろ。

*敵を貶すような発言はしません。


終夜・香宵
あらあら、折角の血祭り、楽しんでもらえませんでしたか。とはいえ、ようやくやる気になってくれたようですね。
私もまだまだ物足りませんので、楽しんで殺し合いましょう。

先程とはかわって、威圧させる程の【殺気】を放ったり抑えたりしつつ、【残像】を出すような勢いで戦場を駆け回り、そして時々止まったりして敵を撹乱し、攻撃の機会を伺います。
味方の好機にも繋がると良いですね。
機会がきたら【抱き死める腕】で優しく削りましょう。
敵の攻撃は撹乱の勢いのまま走って避けます。

私達とあなたで盛り上げた血祭り、楽しんでいただけましたか?


アンゼリカ・レンブラント
道化師風ドラゴンとは珍しいよね
さぁネメシス形態!天使風の姿で挑む

高速で【飛翔】し小回りを生かしてかく乱、
敵の隙を見てパラドクスの砲撃!
隙を作れなくても相手の光弾にはしっかり反撃を入れるよ!

非常に読みづらい動きでも、1人で戦っているんじゃない
仲間と動きを合わせ挟み込んで攻撃
敵の動きや狙い、トリックなど気づいたことあれば
その都度仲間に周知し、連携を意識し追い詰めよう

攻撃を叩き込める機には力強く打ち込む
重ねたダメージアップもあるからね!
ダゴネットがふらふらになったら
みんなの攻撃に合わせ、呼吸を整え全身全霊、
フルパワーの《終光収束砲》で仕留めるね

そのおどけた口調もここまでだよっ
跡形もなく吹き飛べーっ!


「ごちゃごちゃ言ってねぇでかかってこいよ。見てるだけじゃつまらねぇだろ?」
 声を張ったシューニャ・シフル(廃棄個体 No00・g07807)が駆けだせばダゴネットは「おやおや」と揶揄る声。
「お手並み拝見と致しまショウ♪」
 ドラゴンが指を弾けば空中に光弾が展開されて次々と降り始めた。牽制も兼ねた攻撃は狙いを定めてもいない。だがその層は厚く、雨の如く。
「雇用条件もはっきりしないような雇い主は御免こうむります」
 凛とした声で告げ、妖気の衣を纏った新城・橙花(呪刀の裁定者・g01637)がダッシュした瞬間、時空が歪んだのだろう、直接叩き込まれようとする光弾が目の前に現れた。刹那に神速の鳳脚で地を叩き、着弾点である自身を加速させれば背後で爆発。叩く石粒を纏うオーラで払う中、意識的に橙花は距離を詰めていく。
 振るった牽制攻撃には硬い手応え。
 対角にはシューニャが迫っていた。
 光弾を読み切る動きは被弾を最小限に抑えるものだ。やや自由にさせている左腕――黄金のサイボーグアームが刹那に的確に動き、阻害となる敵攻撃の余波を弾いていた。
 シューニャの突撃は足を一切止めない。ダゴネットのひらりとした動きにも翻弄されず、敵の方向転換には瞬発力が発揮されている。
「あらあら、折角の血祭り、楽しんでもらえませんでしたか」
 にこり。微笑み言う終夜・香宵(闇夜・g00869)からは威圧させるほどの殺気が放たれている。
「ですがここからが本演。私もまだまだ物足りませんので、楽しんで殺し合いましょう」
「ヒャーハァ! 殺戮に満ちた演目開演? そういうのスキですよォ!」
 大きな光弾に乗って玉乗りピエロのようにぐるぐると回っているダゴネットは光弾をジャグリングしながら周囲へと鋭く放つ。
 一度おさめた殺気を香宵が放てば、即応した一撃。牽制だ。動線を悟らせぬよう、殺気を明確な点として残像のように戦場に置いて香宵は駆ける。
「遊べてこその道化なのですがネェ……」
 ディアボロスの咆哮の如き攻撃が三方向から飛来する道化卿の周囲――否、その時、四つ目の砲撃が襲い掛かる。白い翼を広げ飛翔するアンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)のネメシス形態。
「道化師風ドラゴンとは珍しいよね!」
 六芒星の魔法陣が光り輝き、まるで敵の光弾をも呑み込む増幅術を介しての光の砲撃がダンジョン内を走り抜けていった。
「うろちょろと……ならばァ、お立ち合い! 上手くできましたら拍手喝采――おおっとぉ~?」
 敵の光のジャグリングぽろぽろと地面に零れ落ちた次の瞬間、昇雷のように光弾が跳ね上がった。道化卿の力がダンジョン内の時空をびりびりと轟く。
「気を付けて!」
 アンゼリカの注意喚起が戦場に響き渡った。
 跳弾だ。
 見慣れたともいえる『弾』の動きを捉え、軌道解析するはシューニャ。
 どこへ飛ぶかわからないであろう攻撃を黄金腕・ゼフィラムは盾として弾き、光を映し込む。シューニャの振るう腕から残像となった光はまるで流星のよう。
「ここまで来れば俺の距離だ。そのうるせぇ口を閉じさせてやるぜ」
 跳躍したシューニャがダゴネットの頭を掴み、身をひるがえした。ドラゴンの顔めがけて打ち込んだ膝蹴りはその衝撃に――起爆する。膝当てに仕込んだ爆弾が炸裂し、ダゴネットはのけぞり吹き飛んだ。
「ゲえェェッ!?」
 読み切れなかったシューニャのตี เข่า ระเบิด。二手から作られる彼我の距離。間断なく放たれるシューニャのパラドクスに、乗っていた光弾から吹き飛ばされ転がり落ちた道化卿は無様に転がった。その隙を逃すディアボロスではない。
 飛翔する高度にあり、容易く敵を捉えたアンゼリカが魔力を収束させていく。
「裁きの光と共に輝け、六芒星に集いた精霊よ!」
 六芒星と文字の羅列が組む魔法陣が輝く終光収束砲。
「そのおどけた口調もここまでだよっ。跡形もなく吹き飛べーっ!」
 アンゼリカが叩き込む渾身の魔力が六芒星増幅術によって苛烈な光となる。
 ドラゴンの身を穿てば大輪に咲く飛沫、貫きダンジョンに到達すれば怒涛の揺れ。叩きつける光砲撃は敵を地に縫い留めるもの。
 輝く光に影を失いつつあったダンジョンにて香宵の影が忍び寄る。光に紛れて道化卿を抱きしめる闇の腕。
「ヒャヒャ、ヒャ!?」
 紅白に愉快な柄が彩るドラゴンの身体を腕は優しく抱きしめ、命を削っていく。
 その瞬間、研ぎ澄まされた一刀が抜けた。柔なる踏み込みから膂力に乗せられた剛の一閃は、橙花。
「我纏うは金剛力士が剛力……吹き飛んでいただきます」
 パラドクスの呪剣【金剛豪閃】がフルスイングで放たれたのだ。宣言通り、吹き飛ばす攻撃はダゴネットの身体を砕き、香宵の魔力がますます入り込んでいく。
「……もちろん、逆らいませんよね?」
 にやりと笑みを投げて、鋭き追撃を仕掛ける橙花。譲葉が狙うは首。
 ディアボロスたちが重ねてきた攻撃にすっかり弱体化したクロノヴェーダの頭部が刎ね飛ばされた。
「うひゃヒャ! ウケる! まさしく道化――……!」
 声は途中で途切れる。残響がダンジョン内に渡るなか、くすりと香宵は微笑んだ。
「私達とあなたで盛り上げた血祭り、楽しんでいただけましたか?」
 闇の腕をほどけば、崩れ落ちていくクロノヴェーダの身体。
 命狩られた道化卿がダンジョン内に倒れ込んだ。

「おー、静かになったぜ」
 シューニャが呟きながら、視線はある方向へ。
 ごろごろと転がっていった頭は止まっていない。上空から視線で追っていたアンゼリカがはっとした。
「あっ、もしかして崩壊するのかな!? 早く脱出しようよ!」
「長居は無用だな」
 足早に駆けていくディアボロスたち。

 複数のダンジョンからなるエアーズロックダンジョン。
 そのダンジョンの一つと主を砕き、次なる手へと彼らは進めていくのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】がLV3になった!
【活性治癒】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2022年11月26日