リプレイ
ワイアット・ルース
捕まるような真似なんてアウトローからすれば日常茶飯事だ
やるならそうだな、分かりやすく落書きでもやるか
木炭でも使って外壁に「いい歳してお人形遊びのやめられないナポレオン」や「人形に人間の何がわかるんだ」等と描いていく
捕まることが目的だ。人目は気にせず好き勝手にやる
どーせほっときゃ向こうから駆けつけてくんだろ。
捕まったその場で抵抗してやれば罪もさらに重くなるだろ
まあその場で処刑なんてされても困るんでほどほどにお縄についてやるさ
テメーらのツラ覚えたからな!後で覚えてろよ!
ま、どいつも代わり映えしないツラだけどよ
不惑・明日法
なるほど牢獄に捕らえられなきゃならないと。しかも誰よりも真っ先に首を斬られるような大罪であればなおよいと。
よろしい確実に捕まる大演説をしてみせよう。
ナポレオンは悪だ!
なぜならやつは結婚している!結婚している男はリア充といって世界の大罪人である!しかもやつはチビの田舎者だというではないか!そんなやつがなぜ結婚なんかできるのだ!チートだ!インチキに違いない!
リア充は世界の女を独占し、そのため我々は特に罪も落ち度もないのに恋人もおらず苦しんでいる!ナポレオンは我々モテない男にとっての敵だ!悪だ!悪は滅ぼされるべきである!リア充死すべし慈悲はない!インガオホー!!
私情?うん、むちゃくちゃ入ってるね。
イングリット・アルニム
つまらぬことですぐ処刑だなどと騒ぎたてる、そんな統治を行っている時点でナポレオンとやらの器は知れているな。
嗚呼、嘆かわしい。
そんな王に栄光など降り注ぎはしないだろう。
まだそこらの犬を君主に据えた方が望みがあるのでは?
そんな暗君を担ぎ上げる人形も人形だ。
空っぽの頭には綿でも詰まっているのか?
ナポレオン像などがあればその上に上り、頭を足蹴にしながらそんな調子で声高にナポレオンが暗君だと演説しながらナポレオンの象や軍旗を汚したり、切り裂こうじゃないか。
唾を吐きかけてやってもいい。
権威や矜恃の象徴を傷つけるのは言葉以上に効果的だと思ってね。
人の神経を逆撫でするような笑いも得意だし、存分に披露しよう。
●にわかにフランスの町はザワザワと
フランス、断頭革命グランダルメに降り立った不惑・明日法(永遠の孤独・g02378)は、ふむと息を軽く吐いた。
「なるほど牢獄に捕らえられなきゃならないと」
脱獄を支援するためには、まずディアボロス自身が囚われの身にならねばならない。
しかも、誰よりも真っ先に首を斬られるような大罪であればなおよい。
新宿駅で聞いてきた内容に、明日法はウムとうなずいた。
「よろしい確実に捕まる大演説をしてみせよう」
クロノヴェーダを打ち倒し、新宿以外の『世界』……彼にとってのネット友達を取り返さねば、彼の孤独は癒やされない。
ならばこの演説は世界奪還のための第一歩。
明日法は大きく息を吸い……。
「ナポレオンは悪だ!」
と叫んだ。
なにごとかと民衆がみな振り返る。民衆の顔は一様に青ざめている。何を言うのか。公道のど真ん中でナポレオンを侮辱すれば命はない。
しかし、そんな非難や恐れの視線など、ぼっちに慣れた明日法にとっては屁でもない。
なので、平然と続ける。
「なぜならやつは結婚している!」
……なんて? なんか毛色かわってきた。
「結婚している男はリア充といって世界の大罪人である!」
明日法が最も憎むもの、それはリア充。
クロノヴェーダだってリア充なのだ。リア充のクロノヴェーダが非モテを殲滅しようとしてネット友達を消したのだ、そうに違いないのだ。クロノヴェーダのトップたるナポレオンなんか超絶リア充に決まっておるのだ……明日法の中ではきちんと筋が通っている怒りを燃やしながら、明日法はさらに叫ぶ。
「しかもやつはチビの田舎者だというではないか!」
あっ、侮辱の方向が戻ってきた。戻ってきたって何?
「そんなやつがなぜ結婚なんかできるのだ! チートだ! インチキに違いない!」
あ……ダメだ、戻ってきてなかった。ごめん。毛色変わってなかった。
私情こみこみの激怒を声量に変え、明日法は腹から声を出す。
「リア充は世界の女を独占し、そのため我々は特に罪も落ち度もないのに恋人もおらず苦しんでいる! ナポレオンは我々モテない男にとっての敵だ! 悪だ! 悪は滅ぼされるべきである! リア充死すべし慈悲は……」
ない、と続けようとした明日法は、大慌てでやってきた警邏に口をふさがれ、押し包まれるように捕縛され、
「はいはいはいはい、黙ろうねぇ。監獄行こうねぇ~~。落ち着いてねぇ~~」
バスチーユ監獄へと引きずられていくのだった。
引きずられていく明日法を眺め、イングリット・アルニム(Barock・g01097)は肩をすくめる。
「つまらぬことですぐ処刑だなどと騒ぎたてる」
ほんっとにつまらぬことだったね……。
「そんな統治を行っている時点でナポレオンとやらの器は知れているな」
とよく通る声で、嘆かわしいと訴えるイングリットを、民衆が見上げている。
イングリットが超高身長なわけではない。彼女の背は平均よりほんのすこーし小さいくらいだ。
なのになぜイングリットが民衆より視線が高いのかといえば、彼女が街の中心に立つナポレオンの業績を称えるモニュメントの上に土足で立ち、話しているからである。
「そんな王に栄光など降り注ぎはしないだろう。まだそこらの犬を君主に据えた方が望みがあるのでは?」
と淡々としかし確実に挑発するイングリットを、民衆をちらした警邏が取り巻く。
「不遜な女め、降りてこい!」
だがイングリットは鼻で笑って続ける。
「そんな暗君を担ぎ上げる人形も人形だ。空っぽの頭には綿でも詰まっているのか?」
警邏はイングリットを捕縛したいのだが、自分たちもモニュメントによじ登る必要があるので躊躇しているようだ。
だが、イングリットがダメ押しとばかりに唾をモニュメントに吐きかけたので、警邏も怒り心頭に達したらしい。
民衆に命じて持ってこさせた長い棒でイングリットを突き落とそうとする。
(「やはり、権威や矜恃の象徴を傷つけるのは言葉以上に効果的だ。けれど、今回はこのくらいにしておこうか」)
簡単に避けられる棒だが、イングリットも捕まることが目的なので、すんなりと落ちてやった。
ぐるぐる巻きに縛られ、連行される間も、イングリットは嘲弄するような笑みを絶やさなかった。
明日法とイングリットが時間を稼いだおかげで、ワイアット・ルース(デスペラード・g00370)の準備は上々である。
「よーし、こんなもんか」
とワイアットは木炭を放り投げ、額の汗を拭った。
ワイアットの前の壁にはデカデカとナポレオンを侮辱する文言が黒黒と並ぶ。
『いい歳してお人形遊びのやめられないナポレオン』
『人形に人間の何がわかるんだ』
などなど。
同時多発的にナポレオン侮辱事件が起きたので、警邏の到着が遅れているだけで、ワイアットにひと目を気にするつもりは毛頭ない。
先程から何人もの民衆の視線にさらされているし、何人かが警邏に知らせるべく走っていくのも知った上で放置している。
「捕まることが目的だからな。どーせほっときゃ向こうから……ほーらおいでなすった」
通報を受けた警邏が走ってくる。
「そこのお前ーッ何をしておるかーッ」
すこし抵抗しておくか、とワイアットは拳を握りしめた。本気で戦えば一瞬で警邏がぶっ倒れてしまって趣旨にそぐわないので、あくまでフリである。
「やんのかオラァ!」
などとバウンサーっぽい事をいいながら、警邏と少し殴り合ったワイアットは早々にお縄についた。
引きずられていく間も、
「テメーらのツラ覚えたからな! 後で覚えてろよ! ま、どいつも代わり映えしないツラだけどよ」
などとガナり、警邏の印象を悪くしておくことも忘れない。
あくまで目的は、重罪人として断頭台に立つべく、バスチーユ監獄に収監されることなのだから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
九十九・静梨
アドリブ・連携歓迎
冤罪による処刑とはなんたる理不尽ですの!?
貴い一族の身としてはとても見過ごせは致しませんわ!
まずは投獄されないといけませんわね
他にそちらに注力されている人がいるならその人に巻き込まれてでもいいですが
念の為
ナポレオンの貧相筋肉
ナポレオンのチビ
ナポレオンのロバ乗ってる奴
と悪口は用意しておきましょう
うう、お父様達が見ていたら嘆かれる言葉ばかりですが耐えます
牢に入ったならばわたくしの筋肉の出番ですわね!
まずは【活性治癒】で牢屋の方々が怪我をしているなら治療し脱出しやすいように致します
後は◆地形の利用で牢屋を把握
脆い部分を『螺旋砕腕』のドリルモードで◆破壊◆解体
脱出路を確保致しましょう
シューネ・レイス
アドリブ・連携歓迎
頼むから、自分のことを呪わないでくれ
私の平穏が乱される
まずは看守から処理しようか
看守が出入りしたタイミングで、『陰歩き』で【光学迷彩】をかけて接近
背後からロープで縛り付けてしまおう
口も縛り、ボディチェックもして連絡は取れないように
ブービートラップがあると困る、壊さないように気をつけよう
必要なものの在り処はわかっている
鍵だけもらって置物になってもらおう
【呪詛】を吹き込んでおく
「君には、何もできない」
鍵は味方に渡す
ついでに手持ちのスープも
少しは安らげるとよいのだけど
私は出入り口を見張っておく
牢が騒がしくなれば増援の一人や二人来るだろう
一人ずつ、孤立した瞬間を狙って捕縛していこう
リズ・オブザレイク
■目的
囚われた一般人に混乱に乗じて一斉に脱出するよう呼びかける
■動機
このディビジョンも僕の世界と同じように、クロノヴェーダに負けてしまったディビジョン……。
けれども、今度こそは勝って無辜の民を救ってみせます。
それが騎士としての僕の使命ですから!
まずは牢屋から脱出する手段とタイミングを伝えなければいけませんね。
■行動
処刑を日常的に行っているという事は牢屋は収容人数優先であまり監視も行き届いてはいないでしょう。
牢番を速攻の【ブレイブスマイト】で転がして鍵を奪っ……どうしよ、どの部屋の鍵かわかんない!
ここは落ち着き【臨機応変】に牢屋も【ブレイブスマイト】で開くようにして脱出の機会を待つよう伝えます。
●牢の中はもっとぎっちり
絶望に天井を仰ぐ青年、腹の虫を鳴かせ咳ばかりする老人、膝を抱える涙目の少年がいる牢にやってきた九十九・静梨(魔闘筋嬢・g01741)は、憤った。
(「冤罪による処刑とはなんたる理不尽ですの!? 貴い一族の身としてはとても見過ごせは致しませんわ!」)
ノブレス・オブリージュではないが、理不尽に死ぬ運命を押し付けられている一般人を見過ごすわけには行かない。
まず静梨はパラドクスで周囲を生命力溢れる世界に変えた。これで老人の咳はかなり静まるだろう。
「げほ……? んむ?? いまだかつて無いほどに息が楽じゃのう??」
と怪訝な顔で喉を撫でる老人を見て、ほっとしつつも静梨は休む間もなく、周囲を見回す。
(「ここでしょうか」)
と檻の錆びた部分を見つけた静梨は、手にはめたスピリットガントレット『螺旋砕腕』をドリル状に変形させると、破壊を始めた。
囚人の青年たちが、いきなりこの娘は何をしだすんだ? とギョッとして筋骨隆々なお嬢様を眺めている。
牢の外でリズ・オブザレイク(人間の妖精騎士・g00035)が首を巡らせている。
(「やはり。処刑を日常的に行っているので収容人数優先の牢屋ですね。監視も厳しくないようです」)
牢屋の数に対して看守が少ない。と見たリズは、自分を連行しようとしている看守を一瞬で倒した。
ディアボロスと一般人の悲しいほどの力の差だ。パラドクスも必要ないくらいの脆さで牢番は気絶した。
「さて、と鍵を奪って……」
と鍵束をゲットしたリズだが、どれがどの鍵なのかまではわからない。
どうしよ、と焦りかけたものの、リズは目を閉じ深呼吸を一つ。
「牢屋を力で開ければいいですよね」
臨機応変に考えることにした。
果たして牢に行けば、静梨が牢の檻を破壊しているので、それを手伝うリズ。
「……? そういえばこの牢自体の看守はどうしたのでしょう」
とリズが思っている数分前。
牢屋の前に立っていた看守は、シューネ・レイス(黒ずきん・g01269)が処理していた。
光学迷彩のパラドクスで身を潜めていたシューネは、スキを見て看守の背に襲いかかり、手早く拘束する。
「君には、何も出来ない」
呪詛めいたことをシューネは看守の耳に囁いておくも、どうせ全身を縛って猿ぐつわも施したので、もはや看守には物理的に何も出来まい。
「これを」
とシューネは、檻を破壊している静梨とリズには看守から奪った大きな鍵を、腹をすかしている囚人たちにはスープを渡した。
シューネは大鍋でたっぷり作った適当なスープを、水筒に入れて持ち歩いているのだ。
「少しは安らげるとよいのだけど」
うまいうまいとがっつく三人を眺めたシューネはそう呟くと、光学迷彩をまとって牢の出入り口に陣取った。
黒ずきんと称されるシューネの黒のロングケープが、ろくな明かりもない牢の闇に馴染んで、目を凝らさなければ何かあることにすら気づけないだろう。
(「この騒ぎを聞きつけて増援が来たら……」)
先程の看守と同じようにしてやるつもりだ。
シューネは折りたたみナイフ『disconnect』の柄を握りしめた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!
不惑・明日法
わざととっ捕まったわけだが、なんとかして首を斬られる寸前に脱出し戦闘に突入。今こそ私が悪と戦うために初めて自ら開発した必殺兵器【不惑明日砲】の出番だ。
敵は長物の使い手でリーチは長そう、とはいっても私の射程はもっと長い。リーチ差を活かし、敵の武器が届かない距離から必殺の一撃。その際には叫べ必殺技の名前を。
「ふわっくあすほう!」
まー近接戦できなくはないけど、曲がりなりにも私の武器は飛び道具だし、零距離射撃ばかりじゃあんまり飛び道具の意味はない。できれば前衛を白兵戦やる人に任せ、私は後方から援護射撃の形式をとりたい。敵の攻撃届かないトコから一方的に撃つとか最高じゃん!
……え?システム上反撃されるの?
●処刑は中止、中止です!
バスチーユ監獄の断頭台に連行されゆく不惑・明日法(永遠の孤独・g02378)。罪状は『ナポレオンに無いこと無いこと言った罪』である。
(「わざととっ捕まったわけだが、なんとかして首を斬られる寸前に脱出しないとな」)
明日法は自分の縄を引く看守の背を見つめる。幸い、自分を引きずっているのは人間だ。
自動人形はあくまで処刑と処刑人の守護が仕事なのだろう。
なので、ディアボロスはその気になれば簡単に拘束を抜けることができる。
断頭台の真ん前まで立ち、人間からサンソン式断頭人形へと身柄が移されようとする瞬間。
ここだッとばかりに明日法は身を捩り、またたく間に自由の身になった。
「な、なにぃっ!?」
「囚人が!」
どよめく周囲。
翻って断頭台を背にした明日法は、自ら開発した携行型の固定砲台『不惑明日砲』の照準をサンソン式断頭人形の群れへと向ける。
サンソン式断頭人形の斬首斧や断頭台は大きい。その刃が自らに迫る前に、先手必勝。
明日法はクロノヴェーダ(とリア充)よ滅びよという強い気持ちを込め、息を大きく吸い、大声で技の名前を叫ぶ。
「ふわっくあすほう!」
叫びとともにドババババッと『不惑明日砲』の砲口が火を吹き、自動人形の陣形が崩れる。
明日法の叫びとパラドクスは、処刑の列に並んでいたディアボロスに、戦闘開始を高らかに告げる号砲にもなった。
ディアボロスによって看守などの人間たちは一瞬にして気絶し、自動人形とディアボロスの間で大混戦が始まる。
(「うんうん、できれば前衛を白兵戦やる人に任せ、私は後方から援護射撃の形式をとりたい。まー曲がりなりにも私の武器は飛び道具だしな。敵の攻撃届かないトコから一方的に撃つとか最高じゃん!」)
と明日法は思うのだが……理想と現実の差は大きい。
「うおおおおお!? 反撃されるの?」
ぶおんぶおんっと四体のサンソン式断頭人形の斬首斧が次々と明日法の鼻先をかすめた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
氷渡・シオン
アドリブ・共闘歓迎
忌々しい…そうまでして気に食わぬ者の頭を落としたいか。
ならばお前達のその思想ごと…私が全て凍てつかせてやろう。
【SPD】
混乱に乗じて戦闘に加勢する形になる。
まずは敵の動きを阻害する為に【冷気を操る術】を用いて
敵の進行方向の地面を凍らせておこう。
足元が不安定で移動が至難あれば、自律断頭台だろうが残留効果の【飛翔】で
回避する事はたやすいハズ…利用させてもらう。
後は可能な限り敵を巻き込むよう【早業】で移動し位置取りを行い、
指定パラドクスですべてを凍てつかせる。
やり切れていない場合は、私の刀による【斬撃】で二度と立ち上がれなくしてやろう。
私の剣技と冷気の前に沈むがいい…痴れ者共が。
氷々水雨・緋七子
◆心情
異国のディヴィジョンか。だが、たとえ鬼がいなくともやることは変わらない。
──邪悪、断つべし。
◆行動
「そこまでだ! 斬り捨てる!」
断頭台に駆け上がり、処刑されようとしている囚人の一番近くにいるサンソン式自動人形2体へ妖刀を振るい、【神蝕呪刃】で攻撃してまずは処刑を阻止する。
敵が放つ自律断頭台は性質上、首を狙うと予想して動きを見切り、回避を試みる。
また、もしすでに囚人が断頭台へ押さえつけられているのなら、囚人が触れている断頭台の一部だけを【腐食】させて隙間を作り、囚人が逃げやすくする。
◆その他
仲間と協力して行動する。
相手が誰だろうと軽んじない。
九十九・静梨
アドリブ連携歓迎
肉体変異を収めた通常体躯で処刑対象として連行されます
念の為【パラドクス通信】の通信機を見えにくい所に仕込んでおきますわ
普通に処刑、もしくは襲撃の中で敵が間近まで来たならば肉体変異(◆肉体改造)で筋肉隆起し拘束を◆破壊
形成した魔晶刃腕で敵を切り裂き◆解体
あら、首を斬られたのはそちらでしたわね?
次いでの敵の攻撃は【ガードアップ】と魔力障壁、そして筋肉で受け止めてすかさずパラドクスで【ダメージアップ】しつつ反撃
残存含めた【ドレイン】で体力を回復しつつ攻撃いたします
後は【飛翔】で攻撃を回避し◆グラップルで格闘戦
これが連鎖による戦い!
仲間の皆様と共にあってこその戦いですわね!
リズ・オブザレイク
■目的
トループス級を引き受けて、アヴァタール級と戦う人があちらに専念できるように!
■動機
いよいよクロノヴェーダとの戦闘です……!
断頭人形に処刑された人は想像を絶する恐怖と無念を味わったことでしょう。
これ以上そんな思いをする人を増やさないよう、戦って勝ちます!
■行動
戦闘の前に処刑台からどうにかして抜け出さないとね。
どうにかして……どうにかする方法、考えてなかったな……。
助けて妖精!【妖精の目】で処刑台とトループス級の弱点を教えて!
死のイメージを植え付ける歌になんか負けるもんか、
僕はこれから騎士として世界を救っていくんだ!
(浄罪哀歌を長く聞かないようフェアリーソードで断頭人形の首を飛ばします)
ベルンハルト・アーベントロート
●心情
こいつら逃したら、またどっかで人々に被害を出すよな
鉄爪貴婦人と戦ってる仲間に負担をかけさせねぇ為にも
ここでしっかり倒しておかねぇとな
●行動
残留効果のおかげで飛べるようになってるから
基本は飛んで移動するぜ
LV1でもこれなんだから残留効果が俺達にとって
どれだけ重要なものかってのを改めて思い知るよな
敵の数が多いからセイクリッドフェザーで
纏めて攻撃しちまおう
他に同じ戦場で戦う仲間がいるなら
攻撃対象は合わせていくぜ
まずは確実に数を減らすことを優先しねぇとな
己の力を過信し過ぎて下手を打つような真似はしねぇぞ
明日法の『ふわっくあすほう!』を聞いて、次々とディアボロスはトループス級クロノヴェーダに飛びかかっていく。
「そこまでだ! 斬り捨てる!」
声高らかに、氷々水雨・緋七子(鬼を狩る鬼・g00781)は妖刀を鞘から抜き放つなり、食い止めようとする看守たちを昏倒させ、断頭台に近いサンソン式断頭人形へ続けざまに斬りつけた。
カースブレイドたる緋七子が持つ刀にまとわりつく呪いが人形に食いつき苛んでいく。
攻撃を受けたサンソン式断頭人形も黙ってやられはしない。背負った断頭台を、緋七子めがけてけしかける。
「合わせますわ!」
緋七子を襲う人形めがけて九十九・静梨(魔闘筋嬢・g01741)が殺到し、豪腕を叩きつけた。
筋肉の隆起する腕に生えた魔骸連刃によって解体というよりは粉砕された人形に、静梨は大きく頷く。
「あら、首を斬られたのはそちらでしたわね? まずは一体。仲間の皆様と共にあってこその戦いですわね!」
緋七子と静梨は間髪を入れず次のトループス級へと向かっていく。
「相手が誰だろうと軽んじるな!」
「当然ですわ!」
言い合う二人は、次の人形も妖刀と魔晶刃腕で容赦なく破壊していく。
「──邪悪、断つべし」
「魔力と闘気! 両気合一を筋肉で為しましてよ!」
鬼人の鬼狩人と格闘令嬢は見事な連携で戦場を蹂躙していった。
「いよいよクロノヴェーダとの戦闘です……!」
リズ・オブザレイク(人間の妖精騎士・g00035)は緊張を隠しきれず、ごくりと唾を飲み込む。
「想像を絶する恐怖と無念を味わったでしょう断頭人形に処刑された人を、これ以上増やさないよう、戦って勝ちます!」
リズは決意を胸にし、妖精を呼んだ。
「あれの性質が知りたいんだけど、わかる子はいるかな?」
妖精がサンソン式断頭人形めがけて飛んでいく。一体の人形の周囲をひらりひらりと舞った妖精がリズのもとへと戻っていく。
「なるほど。ならば臨機応変に~!」
リズは妖精剣を握りしめ、人形へと駆けていく。
彼が走ると母譲りの鎧のスカートが際どいことになるが、今はそんなことにかまっていられない。だってディアボロスだもの、クロノヴェーダとの戦闘中だもの。丈の長さの判定の厳しさは耐えるしか無い、キワッキワのスカートのことは耐えろリズ。って妖精さんが言ってたよ(ソースなし)。
「てやーっ!」
人形に迫ったリズは、自動人形の首関節めがけて横薙ぎに振るう。
ぽーんと飛んでいく首から、心が沈むような陰鬱な歌が聞こえた気がしたが、それよりリズはスカートの丈の危うさのほうが気になるのだった。
大混戦の混乱に乗じ、氷渡・シオン(氷刃・g00241)は人知れず地面を凍らせる。
「忌々しい……そうまでして気に食わぬ者の頭を落としたいか。ならばお前達のその思想ごと……私が全て凍てつかせてやろう」
ディアボロスは残留効果で飛ぶことができる世界になっているので、足場の悪さはクロノヴェーダにしか影響が出ないはずだ。
サンソン式断頭人形の群れに相対したシオンは、超高靭性低温ブレードの切っ先を地につけると、半円を素早く描く。
ビシ……ッと小さな音がすると共に、冷気が人形たちの足元を凍りつかせたかと思った瞬間、地面から氷の堤が突出した。堤の中には人形が三体閉じ込められている。
終幕ノ御神渡は、氷刃と称されるシオンらしい冷闘気のパラドクスだ。
氷を割り裂いて出てきた自動人形が、断頭台でシオンに襲いかかる。
「私の剣技と冷気の前に沈むがいい……痴れ者共が」
シオンは超高靭性低温ブレードを構えた。
凍った地面を歩かず、ベルンハルト・アーベントロート(天使のレジェンドウィザード・g00908)は空中を飛翔している。
「こいつら逃したら、またどっかで人々に被害を出すよな」
このトループス級を減らしておかなければ、鉄爪貴婦人を倒すことが厳しくなる。
アヴァタール級と戦う仲間を支援するためにも、踏ん張りどころだ、とベルンハルトは天使の羽を羽ばたかせ、上昇した。
「まずは確実に数を減らすことを優先しねぇとな」
シオンやリズと鍔迫り合う人形を、ベルンハルトも上空から裁きの光で処していく。
彼の放つ光は、ディアボロスには祝福となった。
「死のイメージを植え付ける歌になんか負けるもんか、僕はこれから騎士として世界を救っていくんだ!」
人形が歌う裁きの哀歌を振り払うように、リズは自動人形の首を刎ねながら叫ぶ。
「感じる間も無い……逝け」
シオンが静かに告げるなり、氷の堤に囚われた人形達は動かなくなった。
そろそろサンソン式断頭人形の残数も少ない。
「ここでしっかり倒しておかねぇとな」
上空から状況を見極めていたベルンハルトは、自動人形が集まった瞬間を狙い、すかさず詠唱する。
「清き魂に祝福を、邪に染まりし魂に裁きを齎したまえ……セイクリッドフェザー!」
まばゆい光の柱がベルンハルトからクロノヴェーダめがけて降り注ぐ。
天使が放つ裁きの光は、サンソン式断頭人形をことごとく灼き尽くしたのだった……。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
【活性治癒】がLV2になった!
【修復加速】LV1が発生!
【強運の加護】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【ドレイン】がLV2になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
ロートス・ノイモーント
さて、護衛の相手もそうだが、誰かがこのお嬢さんを惹きつけておく必要があるな。なら、その役目はハンサムな俺が適任だろう?
「おいおい、目の前にこんないい男がいるってのに、よそ見するとはつれないじゃないか。なぁ、フロイライン?」
身を隠すことなく、あえて敵の前に姿をさらし、注意を惹く。
敵の動きを注意深く観察し、強運の加護とアヴォイドを併用し、機械腕の拘束を躱す。
そして、乱れた服と髪を整えながらロトスアポトーシスを発動。命中アップとダメージアップで補強をかけた上でダメージを与えることで、俺に対する脅威度をあげ、更に注意を惹く。
「さぁ、フロイライン、楽しくいこうじゃないか。逢瀬はまだ始まったばかりだぜ?」
シューネ・レイス
アドリブ・連携歓迎
【光学迷彩】で空に溶け込み、【飛翔】で断頭台上空に位置どる
地上の様子はよく見えないけれど、【パラドクス通信】があれば、合図を受けるにも、地上の騒がしさを察知するにも十分だ
【精神集中】し、頃合いを見計らって敵頭上へ最速で降下
後ろ蹴りをすればさながら断頭台の刃だろう
反撃の拘束は人形を身代わりにしつつ、蹴りの反動も活かして再浮上し回避
注意が空に向いたなら、【フェイント】でプレッシャーをかけ続けよう
空中から攻撃する人も多い、衝突しないように
「さあ、君の首が飛ぶ番だ」
ワイアット・ルース
やれやれ周りはドンパチ始めてんな
こっちは大人しくお縄についてるってのに気にもしてねぇ
ま、動きやすくて助かるがな。
喧騒に紛れて拘束を外したら【光学迷彩】と【モブオーラ】を使いやや遠回るにでも敵の背後に回る
幸いにも注意を引いてくれてるやつもいる事だ、忍び足で慎重に近づくさ
隙があるならやる事は簡単だ、小型拳銃で狙いを付けて引き金を引く。正々堂々?どんな手段を取ろうとこいつは壊しとくのが有益だろ?
さて、人間相手なら1発致命傷をくれてやればケリがつくんだがそうもいかねーよな
倒れるまで鉛玉をくれてやるよ
イングリット・アルニム
他のディアボロスが注意を惹いてくれている間に光学迷彩と飛翔で敵の死角をとる。
同様に仕掛ける者がいれば攻撃タイミングを調整して波状攻撃、避けるスキも態勢を持ち直すスキも与えん。
操る人形は地面だけでなく壁や柱も足場にしてアクロバティックに攻める。
「私の人形もダンスは得意でね。お相手願おうか」
人形を繰り、連撃には連撃で対抗。
此方で攻撃の手を相殺すれば別の者も仕掛けやすかろう。
勿論他の者によって隙が作られていれば、それを逃さず無防備なところに連撃を叩き込む。
「死の舞踏、ご苦労様。次があるならもう少しまともなダンスを見せてくれ」
咥えていた煙草を吸いきると同時にフィニッシュだ。
氷々水雨・緋七子
◆心情
配下は片付いた。残るは汝のみだ。
命を弄ぶ悪逆非道を働いた報いを受けるがいい……覚悟!
◆行動
「邪悪、断ち切る!」
地面から数cmだけ浮かんだ【飛翔】で滑るように移動して迫る機械腕を躱しつつ、懐に潜り込む。
同時に【腐食】で敵の足元を腐食させ、敵が体勢を崩した隙に妖刀で【悪鬼粉砕撃】を脳天に叩き込もう。
これまでの行動や戦闘で蓄積された力が、我らを勝利へと導く!
反撃の狼煙は上がったばかりだが、いずれは大きなうねりとなって世界を動かすだろう。
さながら、革命のようにな。
◆その他
仲間がいれば協力して行動する。
相手が誰だろうと軽んじない。
ベルンハルト・アーベントロート
●心情
捕まっている奴らは無事に逃げれるようになった
増援が来る心配もねぇ
となりゃあ、あとはボスを倒せばOKだな
●行動
敵は能力が高い個体なんだよな
それじゃあ下手に奇をてらうより
自分の得意な能力でいったほうが良さそうだよな
アイスエイジブリザードで凍りつかせてやる
俺自身の攻撃は上手くいかずに反撃を受けちまうかもしれねぇが
仲間の誰かが奴を倒せれば俺達の勝ちってもんだ
テメェら一人一人は俺達より遥かに強いのかもしれねぇが
俺達には仲間との連携があるってことを思い知らせてやるぜ!
不惑・明日法
ちっ、女か!女は殴らん……と言いたいのはやまやまだが、クロノヴェーダとあっては話は別だ!その高級そうな豪華な服装!どう見てもリア充だなきさま!リア充に男女の区別なし!死ね!!
ということでデストロイガントレット携え、破壊衝動全開にして真正面から敵を殴りにかかる……が、強そうならみんなを先に攻撃させて敵の隙をうかがいつつ、好機と見るや殴る事にする。これが俺のやり方だぜ文句あっか!
機械腕とやらが飛んで来たら腕を先にデストロイする。ボスの末端から壊すのはゲームとかでもよくあるしな。機械だって広い範囲で見れば建造物なので分解できるはずだ(無茶を言ってる自覚はある、仮にそうだとしても同意は得られまいて)
●シャル・ウィ・ダンス
サンソン式断頭人形を全滅せしめたことを確認したベルンハルト・アーベントロート(天使のレジェンドウィザード・g00908)は、混乱を極めるバスチーユ監獄から囚人たちがほうほうの体で逃げていくのを、上空から確認した。
「よし。……となりゃあ、あとはボスを倒せばOKだな」
とベルンハルトは旋回し、鉄爪貴婦人へと魔術を向けんとした瞬間だった。
「!?」
鉄爪貴婦人が優雅にくるくるステップを踏むなり高々と跳躍し、ベルンハルトに肉薄する。
「うふふ、好き勝手してくださったのね」
美しく生気無く微笑んだ自動人形は、背からはやした沢山の鉄爪の巨腕でベルンハルトを抱擁するなり、力任せに引き裂く。
たまらず墜落するベルンハルトが地べたに叩きつけられてから、鉄爪貴婦人は優雅にふぅわりと着地して、ベルンハルトめがけて機械腕を振りかざす。
「邪魔な蚊蜻蛉は、殺しておきましょう」
しかし、彼女とベルンハルトの間に割って入る伊達男がひとり。
「おいおい、目の前にこんないい男がいるってのに、よそ見するとはつれないじゃないか。なぁ、フロイライン?」
両目を布で覆ったダンディの名前はロートス・ノイモーント(終焉観測者・g00075)。
「今日は、バスチーユは大変な人ですこと」
小鳥のように首をかしげる鉄爪貴婦人に、ロートスはおもむろに目を覆う布を外しながら詠唱する。
「我が罪業、我が呪いをその身に刻み、朽ち果てよ!」
「!」
隠されたロートスの瞳は魔眼。ロトスアポトーシス……見たものすべてを呪詛で汚す呪術。
「あは、あははは、素敵なお目々をお持ちだこと! 面白いものを見せていただいた御礼よ」
貴婦人は狂乱したように背をたわめて笑いながらロートスに抱きつき接吻を贈る。そして思い切り凍える息吹を吹き込んだ。
強運に賭けて抱擁を引き剥がそうともがくロートス、そうはさせまいとする貴婦人。
しかし、貴婦人は不意に背後に強い衝撃をうけて、ロートスを手放してしまった。
乱れた服と髪を整えるロートスなどもう興味がなさそうに、鉄爪貴婦人は自らの項を強かに蹴った者へと振り返る。
立っていたのはフードを深くかぶった黒衣の女、シューネ・レイス(黒ずきん・g01269)だった。
「い、ったいどちらから……?」
完全な奇襲に貴婦人は背の鉄爪を展開する間もない。
断頭台の上空でシューネは光学迷彩をまとって空に溶け込みながら、ずっと好機を伺っていたのだ。
「さあ、君の首が飛ぶ番だ」
そう言いながら、シューネはまた飛翔する。曇り空に黒衣が溶けていく。
「どこへ」
と首を巡らせる貴婦人に、別の人形が断頭台の柱を足場に襲いかかった。
「きゃあっ」
まるで鳥に襲われたかのようにおもわず頭を抱える貴婦人に、
「私の人形もダンスは得意でね。お相手願おうか」
糸を操り、戦闘メイド人形、クラメルの主人ことイングリット・アルニム(Barock・g01097)は紫煙を吐く。
貴婦人が鉄爪でイングリットを何度も斬りつけていると、
「私は君の上にいる。不都合だろうけど」
シューネは再び上空から鉄爪貴婦人の頭を弾丸の如き勢いで蹴りつけた。
貴婦人が複腕でシューネを捉えて引き裂く、そのスキにイングリットも空に溶けていく。
「おお、うっとおしいこと!」
空を見上げ、首を巡らせてシューネやイングリットを探す鉄爪貴婦人に、ロートスは声をかけた。
「さぁ、フロイライン、楽しくいこうじゃないか。逢瀬はまだ始まったばかりだぜ?」
再びの狂乱の呪眼がクロノヴェーダを襲う。
「アアッ! ……よっぽどそちらから、死にたいようですわね」
伊達男にもう一度向き直り、チキチキと鉄爪を鳴らす自動人形の背に、再びの衝撃。
「ええい、またしても!」
自動小銃の銃口を人形に向けているワイアット・ルース(デスペラード・g00370)を振り仰いで、鉄爪貴婦人は苛立ちを顕にする。
「バカにするのもいい加減におし!」
「正々堂々? どんな手段を取ろうとてめぇは壊しとくのが有益だろ? はぁ、人間相手なら一発、致命傷をくれてやればケリがつくんだがそうもいかねーよな」
更に鉛玉をくれてやろうとするワイアットに、貴婦人は微笑みをたたえながら踊るようにするすると近づくと、何度も何度も執拗に鉄爪を叩きつけた。
「あら、しぶとい。人間相手なら一発致命傷をくれてやればケリがつくのですけれども、そうもいかねーのは、そちらもなのね?」
ワイアットからの返り血を浴びながら、鉄爪貴婦人は凄惨に笑う。
「死ぬまで殺してさしあげま……」
「邪悪、断ち切る!」
滑り込むように鬼人が貴婦人に殺到し、ワイアットに振り下ろされる鉄爪を、妖刀ですくい上げるように弾き返す。
刀の主は氷々水雨・緋七子(鬼を狩る鬼・g00781)。
「配下は片付いた。残るは汝のみだ。命を弄ぶ悪逆非道を働いた報いを受けるがいい」
呪われた切っ先をクロノヴェーダに突きつけ、緋七子は引導を渡さんと、全身の膂力を刀身にこめた。
「覚悟!」
脳天めがけ思いっきり振り落とす刃は強烈だ。
人形のパーツが破片になって飛び散った。
「何をなさるの!」
がくり、がくりと先程よりはぎこちない動きになりながらも、鉄爪貴婦人は背の複腕を広げ、緋七子を掴み取る。
爪が緋七子を万力のように締め上げ、爪が柔肌に食い込み血を垂らす。
「報いを受けていただきましょうね!」
と言いながら、クロノヴェーダはディアボロスをぶん投げる。
「くっ」
とっさのところで受け身を取り、ごろごろと転がって衝撃を逃す緋七子。この程度の身のこなし、キリシマ流の鍛錬を積む中で十二分に培ってきた。
「反撃の狼煙は上がったばかりだが、いずれは大きなうねりとなって世界を動かすだろう。さながら、革命のようにな」
「そんな狼煙、ここで踏みにじって消して差し上げますわ!」
緋七子の言葉を大声でかき消そうとするアヴァタール級を、黙れとばかりに氷雪が襲った。
「うう!?」
猛烈な勢いで吹き付ける雪で覆い尽くされ、クロノヴェーダの豪奢なドレスが白に染まり濡れて染みだらけに成り果てる。
ベルンハルトの魔術が今度こそ、鉄爪貴婦人を苛んだ。
「俺も、こう見えてもれっきとした魔術師なんでな。こういうのが得意なんだよ」
雪を振り払い、鉄爪貴婦人はベルンハルトを睨めつける。
「私の素敵なドレスを……ようもようも汚してくれましたわね……!」
「いいぞ、どう見てもリア充なその高級そうな豪華な服装! リア充に男女の区別なし! リア充は全て破壊する!」
デストロイガントレットをはめた腕を引き絞り、不惑・明日法(永遠の孤独・g02378)は鉄爪貴婦人に殴りかかった。
ぼごおっと人形の美しいかんばせに拳が容赦も遠慮も躊躇も一切なく叩き込まれる。
「ギャアーーーァッ」
鉄爪貴婦人の悲痛な絶叫がバスチーユに響き渡る。
明日法の魂に満ちるリア充の破壊衝動を乗せた一発は、見事に人形の顔の外装を砕いた。
「女は殴らん……と言いたいのはやまやまだが、クロノヴェーダ(リア充)とあっては話は別だからな! 死ね!!」
「顔、わたシのカおが……か、かカ顔かォガ……。よウも、ヨぅモぉおオオ……」
顔を覆っていた人形は怨嗟の声をあげながら、よろよろと手を下ろす。
美しかったビスクの顔は歯車だらけの中身とむき出しのガラスアイが露出していて、世にもおぞましいものに成り果てていた。
「殺す、殺シてやる、殺シ尽クシテヤルゥウウ……!」
「これが俺のやり方だぜ文句あっか!」
視線だけで射殺しそうな勢いの人形を前に、明日法は怒鳴り返した。
「隙だらけだぜ、お人形さん!」
ワイアットが銃弾を狂乱する鉄爪貴婦人の胴に思い切りぶちこむ。
ぼろぼろと歯車やバネが落ち、アヴァタール級自動人形はガクンガクンと大ぶりで不規則な動きをしはじめた。
「おおおオ、オオオああアが……ががががグ」
「もうまともに踊れそうもないか」
煙草をつまみ、ふうと大きく紫煙を吐き、イングリットは壊れかけの鉄爪貴婦人の前に立つ。
「おお、殺、ロス、コロ……スゥ……コ、コロロロロスススス」
「無様なことだ」
イングリットは肩をすくめた。そして貴婦人に背を向ける。
「コロス!!!」
鉄爪を振り上げる彼女に、メイド人形クラメルが踊りのパートナーのようにまとわりつき、粉砕した。
「ア……」
鉄くずの山と化したクロノヴェーダを一瞥もせず、イングリットは最後まで煙草を吸い切ると、クラメルを自身の側へと引き寄せた。
曇天へと煙を吐きながら、イングリットは呟く。
「死の舞踏、ご苦労様。次があるならもう少しまともなダンスを見せてくれ」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【モブオーラ】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
【建造物分解】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!