港区救援作戦

 TOKYOエゼキエル戦争で、過去の歴史のディアボロス達の拠点となったのが『港区』でした。
 過去の歴史のディアボロスが敗北した事で、ディアボロスは「存在しなかった」ものとして歴史から抹消されています。
 しかし、港区の住人達は、クロノヴェーダを撃退して港区を拠点としたディアボロス達の記憶が薄っすらと残っているのか、クロノヴェーダに反抗的な住民が多くいるようです。
 港区を支配する『アークデーモン』は、この住民の反抗心を折る為に、見せしめのように残虐な襲撃を繰り返しています。
 残虐な襲撃を行うアークデーモンを撃破し、人々を救出してください。

アークデーモン誘導作戦(作者 天野ハザマ
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#TOKYOエゼキエル戦争  #港区救援作戦  #港区 


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●惨劇の光景
「キャハハハハハハ!」
 角の悪魔の笑い声が響く。
 壊れるビル、逃げ惑う人々。そしてそれを追うアークデーモン「狼の悪魔・マルコス」の大群。
 その爪と牙は鋭く、コンクリートの壁もアッサリと引き裂き人々を追う。
 ただでさえアークデーモンとは人々に抗えるものではないというのに、マルコスの大群ともなれば人々が自分の住んでいた場所を捨てるには十分すぎた。
「もっとよ、もっと追い詰めてやりなさい!」
「はい、角の悪魔様!」
「キャハハハハ! 楽しいわあ、楽しい上に畏怖も集まる。なんて楽しいの!」
 その笑い声は、間違いなく邪悪そのもの。
 しかし、それに抗う手段はない。
 アークデーモン達と争う大天使達も来る気配のない、この場所には救いはない。
 ……少なくとも、今は。

●港区を救援せよ
「皆、港区の現状については、聞いたことがあるだろうが……確認の意味も含めて、俺から説明させてくれ」
 時任・夕弥(人間のガジェッティア・g03228)はそう言うと、集まったメンバーを前に説明を始める。
 TOKYOエゼキエル戦争のディヴィジョンである新宿区を除く22の区の中でも港区は、特別な状況になっている。
 長らく、TOKYOエゼキエル戦争の過去の歴史のディアボロス達の拠点としてディアボロスが制圧していた事で区民達のクロノヴェーダに対する畏怖や信仰が非常に低く、クロノヴェーダに従わずに抵抗活動を続ける区民も多いようなのだという。
「勿論、港区の区民達はディアボロスでは無く、パラドクスを使用する事も出来ない。クロノヴェーダに対抗する事はできないから、このままでは抵抗活動は鎮圧されてしまうだろう」
 このクロノヴェーダに反抗する勇気ある区民を、見捨てるわけにはいかない。
「皆の力で彼等を助け、鎮圧にクロノヴェーダを倒そう。此処に来てくれた全員の力が集まれば、きっと出来るはずだ」

●角の悪魔を誘導せよ
「港区を支配するアークデーモン『角の悪魔』は港区民の反抗心を叩き折る為に、必要以上に残虐な鎮圧を行っているようだ」
 勿論、区民の為にパラドクスを利用して街を復興するといった事も行ってはいない。
 その為、港区の多くの地域は、廃墟のようになってしまっているのだ。
 港区民は、この廃墟のような街を拠点にクロノヴェーダの支配に抗っているのだという。
「この、廃墟のような拠点を少しでも過ごしやすい場所になる手助けを行う必要があるだろう」
 この角の悪魔だが、どうにも派手にやるのが好きらしく大量のトループス級のアークデーモン「狼の悪魔・マルコス」を引き連れて行動しているようだ。
 こんな連中が今回の目的地である町に到着すれば、復興が不可能になる程の大破壊は必須。
 住人達の心は完全に折れてしまうだろうと夕弥は語る。
「そうなる前に別の場所に誘導する必要があるが……今回の目的地は港区の海岸部側だ。だから、いつもとは違う場所に誘導してみるのがいいと俺は思う」
 江東区に隣接する『港区台場』に角の悪魔を誘導できれば、今回の敵の目標である港区の住人達が巻き込まれる心配もない。
 更に、区の境界線上で戦いを繰り広げる事で、江東区を支配するクロノヴェーダを挑発し、なんらかの行動をさせる事が出来るかもしれない。
 その中でとるべき手段の1つとして、角の悪魔との対話を試みるのもいいかもしれない。
「今回の敵の首魁である角の悪魔は、享楽主義なところが見受けられる。上手くのせれば、何か情報を得られるかもしれない……まあ、確実ではないが、やる価値はあると俺は思う」
 勿論、町の住人達への支援も忘れてはいけない。
 彼等に希望を取り戻すことも、大切なことなのだから。
 

●港区へ向かう前に
「今回の作戦に見事成功すれば、今すぐでなくとも……今後の状況に変化が生じる可能性だってあるだろう。そうなれば、より良い未来を切り開くことが出来るかもしれない」
 そう言うと、夕弥は全員を真正面から見つめる。
「俺は信じてる。アンタ等なら……必ず、最良の未来を掴めるってな」

●拠点の現状
「はあ……どうしたものか」
 港区の住人でありリーダーでもある男は、瓦礫だらけの地面を眺めて呟く。
 足りない。何もかもが足りない。足りるモノを数えたほうが速いくらいではあるが、とにかく今すぐにでもどうにかしなければならないのは寝床だ。
 あの角の悪魔と狼のようなアークデーモンの群れに追われて逃げてくる人間が増えているせいで、雨風をしのげる寝床が足りなくなっているのだ。
 何しろこの辺りにあるのは壊れた建物ばかり。
 崩れたビルに屋根や壁のない家や施設。このままでは、身体を悪くして倒れる人間が出る日も遠くはない。
 しかし資材だってありはしない。適切な技術だってない。
 八方ふさがり。その事実に、リーダーは再度の溜息をつくしかなかった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
2
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
5
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
2
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【友達催眠】
2
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【冷気の支配者】
1
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、最大で「効果LV×10度」低下可能になる(解除すると気温は元に戻る)。ディアボロスが望む場合、クロノヴェーダ種族「アルタン・ウルク」の移動速度を「効果LV×10%」低下させると共に、「アルタン・ウルク」以外の生物に気温の低下による影響を及ぼさない。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
3
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【修復加速】
2
周囲が、破壊された建造物や物品の修復が容易に行える世界に変わる。修復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」する。
【建造物分解】
2
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【使い魔使役】
2
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【書物解読】
2
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【ハウスキーパー】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建物に守護霊を宿らせる。守護霊が宿った建物では、「効果LV日」の間、外部条件に関わらず快適に生活できる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV7 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV7 / 【ガードアップ】LV3 / 【アクティベイト】LV1 / 【先行率アップ】LV1 / 【ドレイン】LV4 / 【アヴォイド】LV2 / 【ダブル】LV2 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

天野ハザマ
このオープニングにてお会い出来ました事に感謝を。
今回は攻略旅団の皆様によって提案されました作戦を実行することになります。
皆様の未来を切り開く熱いプレイングをお待ちしております!
57

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


マガミ・ゾーリンゲン
ここは今でも戦争中なんですね。
悪魔と御使いとか好き放題に暴れまわっている。
どちらも最後はテイネポクナモシリに叩き落としてやるとして

……今はここを均すことを考えましょうか

ここまで荒廃しているとこのまま住むわけにもいきませんね
衛生状態もよくない、思い切って分解して、再利用を考えましょう。

再生不能な建造物を雷を纏う槍で灼きはらい、解体していく
そうですね……木材、鉄材で新しい建築物を、なんて一朝一夕にはいかないでしょうから。テントなんかをつくれるような大きめの布に組み替えていって

煮沸が可能な設備や、清潔な布なんかを量産していきます
何をするにしても、衛生を保った空間がひとつあれば安心でしょう?


レイン・プレサノート
【修復加速】を生かして拠点の建物の復興を手伝うつもりです、
建物全部を直すのはさすがに厳しいと思うので、
損傷が少ない建物の一部分だけを修復し、多少は人が過ごせるような場所として用意します。

また、その際、できる限り前向きな発言で住人達を鼓舞しながら作業を行います。

もしほかの方の行動で協力できそうであれば、なるべく連携しながら行動します。
あと、アドリブ歓迎です。


須藤・霧衣
さてさて衣食住足りて礼節足るとは言いますが
最低限雨風を凌ぐ、あわよくば寒暖から身を護ると
では連携して行きましょうか。大丈夫、人間は団結する生き物で私は合わせるのは得意です

他の方の【建造物分解】したものを利用して【修復加速】でどんどん直していきましょう
状態のマシな建造物を軸に、資材を積み重ね壁を補修し住める場所を増やしましょう
強度不安のある場所は補強して、隙間はダクトテープで封鎖。見た目は悪いかもしれませんが、案外万能なんですよ、ダクトテープ。目張りは出来るし重ねて巻けば強度もあるし水にも強いので

とにかくご安心を。【臨機応変】に修復して見せますよ、例えゾンビが襲ってきても大丈夫なぐらいにしますよ


●復興支援:住居確保
 目の前に広がる光景に、マガミ・ゾーリンゲン(レタラセタカムイ・g00048)達は悲しい気持ちになるのを抑えられなかった。
 崩れたビル。
 瓦礫に埋もれた建物。
 営業しているはずもない店の廃墟。
 ボコボコの道路に、スクラップの車。
 疲れ切った人々は、それでも互いに支えあって生きていた。
「ここは今でも戦争中なんですね。悪魔と御使いとか好き放題に暴れまわっている。どちらも最後はテイネポクナモシリに叩き落としてやるとして……今はここを均すことを考えましょうか」
 地獄に叩き落としてやる的な事を言うマガミに、レイン・プレサノート(実績未解除の・g02303)も頷く。
「私達で全てをどうにかする事はできませんが、連携してやっていきましょう」
 そんなレインの言葉に須藤・霧衣(リクリエイションズ・g00461)は自信に満ちた……というよりはマガミとレインという仲間を信頼した表情を浮かべてみせる。
「さてさて衣食住足りて礼節足るとは言いますが、最低限雨風を凌ぐ、あわよくば寒暖から身を護ると。では連携して行きましょうか。大丈夫、人間は団結する生き物で私は合わせるのは得意です」
 では、実際に何をするか。幸いにも3人とも出来る事が違うので、その辺りの分担はすぐに決まった。
「ここまで荒廃しているとこのまま住むわけにもいきませんね。衛生状態もよくない、思い切って分解して、再利用を考えましょう」
「そうですね。建物全部を直すのはさすがに厳しいと思いますし……私は損傷が少ない建物の一部分だけを修復し、多少は人が過ごせるような場所として用意していきましょう」
「なら私はそれを更に補修して、住める場所を増やしていきましょう」
 マガミが分解し、レインが修復し、霧衣が補修する。実に完璧な役割分担で動いていく。
 まずはマガミが再生不能な建造物をパラドクス「雷爪撃」で資材に変えていく。
「任せてくださいね。すぐに私達が住める場所を作りますから」
 レインと霧衣が連携し、マガミの用意した資材を使って建物の補修をしていく。
「強度不安のある場所は補強して、隙間はダクトテープで封鎖。見た目は悪いかもしれませんが、案外万能なんですよ、ダクトテープ。目張りは出来るし重ねて巻けば強度もあるし水にも強いので」
 そんな説明をしながら霧衣は補修をして、マガミの用意した資材で空いた土地にテントも立てていく。
「とにかくご安心を。臨機応変に修復して見せますよ、例えゾンビが襲ってきても大丈夫なぐらいにしますよ」
「ゾ、ゾンビ!? そんなものまで出たんですか⁉」
「例えです、例え」
「ゾンビは出ませんから大丈夫です」
 ビックリする住人に霧衣もレインも否定して、その間にマガミの手によって資材がどんどん積み上がっていく。
 居住可能な領域が僅かな時間で増えていくその光景は、まさに驚きそのものだっただろう。
 やがて避難民も全て収容できるようになった頃には、歓声が上がる程だった。
「ありがとうございます……! これでどれだけ助かるか!」
 そんな心からの感謝の言葉を受けながら、マガミ達はこの場を立ち去っていく。
 まず最初の作戦は成功した。だが……此処から先も、この仕事に負けないくらいに重要なのだ。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【修復加速】LV2が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV2が発生!

一ノ瀬・綾音
本音はすっごいこういう享楽主義で人をいじめるのは苦手なんだけど、とりあえず友達になれないか試してみるか。
友達話術で仲間のように角の悪魔に話しかけてみるよ。もし使えたらとりあえず【友達催眠】も使ってみる。

楽しいね、うん、すっごい楽しそう!
でもさ、なんかこう、やり足りないって思ったことない?
例えば、上位の悪魔とかにこれ以上やめろーって言われて興ざめしたりとかさー。もっとすっごい全力でやりたいのにストップかけられてむかつくとかさー。
聞いてあげるよ綾音ちゃん、そういう愚痴とかがあればー。

っていう感じで、相手の愚痴のはけ口になる感じで上位のアークデーモンについて聞きだせないか試してみるよー。


グリム・グリモア
「ふーん、面白そうな事してるじゃん」
そう言って角の悪魔に近づく
力を持って弱者を一方的に痛ぶってみたいって考え、実行まで行かなくても一度は頭によぎる事だよ
【契約召喚】で使い魔を【召喚】
もちろん、私の言う事を聞いてくれる弱い奴だ
…私も、弱い奴を従えるのは好きだよ

(…いや、流石に本心ではないけど。私はそんなに悪趣味じゃない)
でも、話を合わせてかないとね

…で、アークデーモンは畏怖の感情の為に、人間をある程度残す訳だけど…
そのまま狩り尽くしたいとは思った事はない?
力加減するのを、煩わしいと思った事は?
あなたより上位の悪魔の言う事を無視して、好きにやりたいと思った事は?
【友達催眠】も駆使して対話するよ


小田桐・左京
とりあえず飛翔しながら油断せずに名を名乗り、聞きたいことを聞いてみることにするか。

そこの悪魔さんや、俺は小田桐・左京。港区台場の方からきたディアボロスだ。あんたのことは角の悪魔と言えばいいのか?話しかけたのはアークデーモンの断片の王について聞きたいからだ。あんたらが『畏怖』の感情をエネルギーとしいるのなら断片の王の名前で人間を畏怖さればエネルギーを得られるのだし、ディアボロスを畏怖させればもっとエネルギーが得られるかもしれないし教えても損はにはならんだろ。

まあ教えてくれなのなら。アークデーモンの大将はサタンだかルシファーだか知らんが名前を借りただけの小物と煽り逃げるぐらしかないんだがね。


●角の悪魔と対話せ
 進撃する角の悪魔とその配下の軍勢は、行く先に待機していた者達を見て襲い掛かりかけ……角の悪魔の命令に、その動きを止める。
 堂々とそこに立っていた態度が興味を引いたのだろうか?
「随分度胸あるじゃない? ひょっとして、何かご用? つまんない事言ったら刺しちゃうわよ?」
 そう言い放つ角の悪魔に、最初に近づいたのは一ノ瀬・綾音(綺羅星の如く・g00868)だ。
 本音はこういう享楽主義で人をいじめるのような相手は苦手なんだけど、とりあえず友達になれないか試してみようと、そう考えたのだ。
 無論、パラドクスを使うわけにはいかない。その時点で何者かバレてしまう。友達催眠も、相手がクロノヴェーダたるアークデーモン相手では効かない。
 故に、純粋な話術のみで綾音は挑む。
「楽しいね、うん、すっごい楽しそう! でもさ、なんかこう、やり足りないって思ったことない?」
「ふうん?」
 角の悪魔の興味を引く問いかけだったのだろう。角の悪魔は綾音の眼前に降り立つと、ニヤリと笑う。
 襲ってくるのは、アヴァタール級の放つ威圧感。
「……思ってたら、なぁに?」
「例えば、上位の悪魔とかにこれ以上やめろーって言われて興ざめしたりとかさー。もっとすっごい全力でやりたいのにストップかけられてむかつくとかさー。聞いてあげるよ綾音ちゃん、そういう愚痴とかがあればー」
 綾音のそんな言葉に、角の悪魔は可愛らしく首を傾げてみせる。
「うふふ。愚痴ねえ? そうねえ……人間の分際で友達面する奴はムカつくかしらあ?」
 漏れ出た殺気に、綾音は一瞬下がりかけて。
「キャハハハ、冗談よ! でもねえ、私は満足してるわ? 性に合ってるもの」
「ふーん、楽しくやってるみたいだね」
 そう言って角の悪魔に近づくのはグリム・グリモア(燃えさし悪魔・g02064)。
「力を持って弱者を一方的に痛ぶってみたいって考え、実行まで行かなくても一度は頭によぎる事だよ」
「それでえ?」
 パラドクスは使えない。だからこそ、グリムは話術のみで角の悪魔に彼女が喜びそうな言葉を投げかける。
「……私も、弱い奴を従えるのは好きだよ。もちろん、私の言う事を聞いてくれる弱い奴だ」
 流石に本心ではない。私はそんなに悪趣味じゃない、と。グリムはそう思いつつも言葉には出さない。
 でも、話を合わせてかないといけない。
「まあ、言いたいことは分かるわあ」
「……で、アークデーモンは畏怖の感情の為に、人間をある程度残す訳だけど……そのまま狩り尽くしたいとは思った事はない? 力加減するのを、煩わしいと思った事は? あなたより上位の悪魔の言う事を無視して、好きにやりたいと思った事は?」
「うふふ、やだあ。それに何の意味があるの? 殺し尽くして、そこに何が残るのかしらあ?」
 ケラケラと笑って、角の悪魔は口元に指をあてる。
「でも、今のはちょっと面白かったわ。それで? さっきから何か聞きたいっぽいけど……今のが面白かったから、場合によっては答えてあげないこともないわ?」
 それを聞いて、小田桐・左京(デーモンの武人・g03432)は進み出る。
 ここでディアボロスという単語を今出すのはダメだ。それを言ったが最後、ここにいる大軍勢が襲い掛かってくるかもしれないのだ。
「そこの悪魔さんや、俺は小田桐・左京。港区台場の方からきた。あんたのことは角の悪魔と言えばいいのか? 話しかけたのはアークデーモンの断片の王について聞きたいからだ」
「へえ……?」
 断片の王。その言葉を出した瞬間、角の悪魔の殺意が激しく高まる。
「断片の王。この辺にいる人間共からでる言葉じゃないわねえ……」
 単語1つで、ほぼ正体を悟られた。アークデーモンの軍勢から伝わってくる殺気を受けて、それでももう戻れはしない。
「その名前で畏怖させることができるなら、教えても損にはならんだろ?」
「キャハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
 角の悪魔は笑う。嗤う。
 左京の間近まで顔を近づけ、引き裂くような笑顔で哂う。
「そうねえ。いずれ現れるかもしれないわねえ? まあ、貴方達はここで死ぬのだけれども」
 角の悪魔はそう言って最後方へと飛び去ると、命令を下す。
「さあ、行きなさい。まずはこいつらを殺しましょう?」
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【友達催眠】LV2が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!

ハニエル・フェニックス
今回の敵はアークデーモンかぁ。
となると天使なんかがちょっかいかけてきたら、怒るとか戸惑うとかしてくれるかな?
とゆー事で、美少女天使なハニィちゃんがちょっかいかけに行きます!
とりあえずは敵の目に入らないとね。
【飛翔】しながら【光使い】の力でぴかぴか光っちゃおう。
ついでにリングスラッシャーでも撃っておけば、こっちの相手をしない訳にも行かないでしょ。
光を消して隠れたり、逆に【誘惑】するみたいに光って見せたりして敵を翻弄出来ると良いな。
戦いの本番はこの後。
上手い事飛んで、反撃をなるべく躱しながら誘導しなきゃね。


奉利・聖
委細承知しました
状況は複雑ですが、精一杯務めさせて頂きましょう
差し当たってまずは…誘導から始めましょう
頭である角の悪魔がそこに向かえば、後に続くゴミもまたついていくしかないというわけです

では、気を送るとしましょう──『幻気功』
感覚を乱し、あるはずのないものを見せ、あって然るべきものを消し去る
そうして正しい道を何時の間にか見失い、別の場所へ流れ着いてしまう
おまけで【トラップ】生成をあげましょう
不可視の進行を阻害する罠です…重要なのは、それが持つ意味

罠があるということは、即ち通って欲しくないということ
ならばその先に到達すれば、守りたいものがある
そう思えば、ゴミはもう疑わない
悪辣さを利用してみました


金山・ファルス
そこまでよデーモン!それ以上のおイタは
このわたしと愛銃エリザベスが許さんぜー!

…と、人々が襲われてるとこに(三流)ヒーロー気取りで颯爽と登場!
でもヤバい!なんか思ったより強い!ちょっと勝ち目なさそう…
ってことで逃げ…もとい、戦略的撤退ー!

…という感じの【演技】と【計略】でもって敗走を装って
【挑発】し、お台場方面に引き込んでみる
ついでに襲われてる人たちが安全圏まで逃げるための
【時間稼ぎ】も兼ねた感じで。


天音・梓
◎心情
国際展示場の方へ誘導ですか……問題は悪魔たちをどう誘導するかですね

◎行動
第一印象が大事です、敵全体を【観察】して全体に声が響く場所を確保しながら全力で口汚く挑発しましょう
(リズムを刻みつつ角の悪魔の方を指さし)
Hey go! 集合! そこの港区併合して良い気になってる田舎悪魔
ガタガタうるせえぞ 始まるクルセイド 懺悔にゃ遅えぞ
戦場に廃ビル 盤上にイービル
決戦開始 合点承知 番えた銀箭 貫く戦線
……宣戦布告です。へっぽこ悪魔

挑発したら銀箭で攻撃、逃げる際は障害物を使い隠れては別方向から攻撃
また、皆さんの動きを観察して、連携しながら少しづつ港区台場の方へ誘導します
矛盾があれば味方に合わせます


クロスタール・ガイゼル
協力連携アドリブ大歓迎

勢力を広げる為の調査…か
「この足掛かりを、成功させねば」

位置的にレインボーブリッジを経由し港区台場を目指す
角の悪魔とは戦ったことがある
挑発に乗りやすいタイプだと記憶している
【殺気】を飛ばして注目させ、必要以上に罵倒する

「綺麗で精巧な角をお持ちですね。簡単に折れそうですけど」

そんな得物で戦えるんですか?と

ノッてくれば【残像】【フェイント】【観察】を駆使しつつ港区台場へ後退
敵の突貫にはパラ【絶氷】を使って動線上に氷塊を出現させ進路を妨害する

【使い魔使役】で鳥を使役し港区台場に先行させ
江東区のクロノヴェーダの発見に努める
発見すれば付近までの道のりと戦いに適した場所を仲間に教える


ウツロ・ジャレット
港区民を追い立てるマルコスの1体を殴り飛ばしてこっちに注目を集めようとする。そのままクロノヴェーダの集団を煽りつつ距離を取り、こちらへ追いかけてくるように仕向けていこうとする。

「ヘイヘイヘイ~悪魔ちゃ~ん無抵抗の弱い者いじめは楽しいかい?ん~…おっとすまない、悪魔かと思えば腹すかせた飼い犬ちゃんの間違いだったか?そこの角のね~ちゃんよぉ。ペットの首輪はちゃ~んとするもんだぜ?
あと、だ。ハンティングごっこは結構だが、追いかけるならそれ相応の『獲物』ってのを追いたてないとつまらないだろう?
おたく、そういう『遊び』ならやる気出すように見えるんだがなぁ?景品なら出すぜ?……俺と遊ばねえか?どうだい?」


桐生・茉莉花
協力連携OK
アレンジ歓迎

オッケー、あの悪魔達を港区台場に誘導すればいいのね
うん、上空から障害物の少ないルートを選ぼう
まずは悪魔達の注意を引きつける
さあバット達、出番だよ。使い魔(アイテム)達を【召喚】

ゲリラライブin港区、スタート♪

【飛翔】しながら、周囲に『スピーカーバット』を散開
私の【歌唱】【演奏】をバットが増幅、大音声で敵方向に放つよ
他のバット達も光と音で派手に盛り上げていこう
私の歌で悪魔の余裕をみんなの畏怖ごと吹き飛ばしてあげる

悪魔達の注意を引いた後は
攻撃されても相手にしないでライブ続行
会話を挟んだり、感想やリクエストを聞いて応えたりして
悪魔達を楽しませながら、目的地へと誘導していくよ


●お台場への誘導
 すでに誘導作戦は始まっている。
 アークデーモン「角の悪魔」から情報を引き出す役割の仲間達が、こちらへとアークデーモンの軍勢を引き寄せている。
 だから、此処にいるメンバーは……それを、お台場方面まで誘導しなければならない。
 この作戦に失敗すれば意味がないのだから、その責任は重大だ。
 しかし逆に言えばやりがいがある。成功させるために、しっかりと作戦を立ててきたのだ。
「今回の敵はアークデーモンかぁ。となると天使なんかがちょっかいかけてきたら、怒るとか戸惑うとかしてくれるかな?
とゆー事で、美少女天使なハニィちゃんがちょっかいかけに行きます!」
 そんな事をハニエル・フェニックス(第七の天使・g00897)が呟く。実際にどういう反応を示すかはやってみなければ分からない部分はあるが……。
「委細承知しました。状況は複雑ですが、精一杯務めさせて頂きましょう。差し当たってまずは……誘導から始めましょう」
 やるべき事は決まっている。だからこそ、奉利・聖(クリーナー/スイーパー・g00243)もそう宣言する。
「ああ。この足掛かりを、成功させねば」
 クロスタール・ガイゼル(お昼寝大好きな狐・g01139)も、そう言って決意を固める。
 仲間が作ったチャンスは最大限に活かさなければならない。それが未来へ繋がっていくからだ。
「国際展示場の方面へ誘導ですか……問題は悪魔たちをどう誘導するかですね」
「それだけど、障害物の少ないルートは見つけてきたよ」
 天音・梓(雨兆す・g03821)に桐生・茉莉花(Le Sillage・g02318)はそう声をかけ、近づいてくるアークデーモンの軍勢を見据える。
 どうやら予定通りにこっちに来ているようだ。
「よーし、それじゃ始めるとすっか」
 ウツロ・ジャレット(リターナーのデーモンイーター・g02611)の声が全員に響き渡る頃……アークデーモンの軍勢が間近まで到着する。
「あらあら。さっきの連中が見当たらなくなったと思ったら。まだこんなに居たのかしら」
 角の悪魔の面白がるような言葉に、金山・ファルス(大八洲のヘパイストス・g02630)がまるでヒーローのようなポーズをきめてみせる。
「そこまでよデーモン! それ以上のおイタはこのわたしと愛銃エリザベスが許さんぜー!」
「ふうん?」
 そうして角の悪魔の注意が向いている隙に、ウツロは手近なマルコスに近づき殴り飛ばす。
 勿論、パラドクスを伴わない一撃は通じない。これは単なる挑発だ。
「ヘイヘイヘイ~悪魔ちゃ~ん無抵抗の弱い者いじめは楽しいかい? ん~…おっとすまない、悪魔かと思えば腹すかせた飼い犬ちゃんの間違いだったか? そこの角のね~ちゃんよぉ。ペットの首輪はちゃ~んとするもんだぜ? あと、だ。ハンティングごっこは結構だが、追いかけるならそれ相応の『獲物』ってのを追いたてないとつまらないだろう? おたく、そういう『遊び』ならやる気出すように見えるんだがなぁ? 景品なら出すぜ? ……俺と遊ばねえか?どうだい?」
 そこまで一気にウツロは言い切る。
 可能な限り角の悪魔が興味を持つような言葉選びをして、可能な限り挑発を混ぜ込んだ。
 これで、どうだと。ウツロは角の悪魔を見て。その口元が笑みの形に歪んだのを、見た。
「キャハハハ! 面白いわあ、のってあげる! いいわあ、捕まえたら貴方達を少しずつ引き裂いてあげる! さあ、全員追いかけてあげなさい!」
「ハッ、角の悪魔様!」
「綺麗で精巧な角をお持ちですね。簡単に折れそうですけど、そんな得物で戦えるんですか?」
 ついでとばかりにそんな挑発をクロスタールは投げつける。本気になって貰えば貰える程誘導作戦は成功しやすい。
 そうして、全員が身を翻して。
 万が一にも見失ってもらっては困ると、茉莉花と梓は頷きあう。
「ゲリラライブin港区、スタート♪」
「では一番手は私が!」
 一定以上の距離をとったところで梓は振り返り、リズムをとりながら叫ぶ。
「Hey go! 集合! そこの港区併合して良い気になってる田舎悪魔。ガタガタうるせえぞ、始まるクルセイド、懺悔にゃ遅えぞ。戦場に廃ビル、盤上にイービル。決戦開始、合点承知。番えた銀箭、貫く戦線」
 なんとラップである。煽りに煽る方向でラップをきめた梓は、トドメとばかりに角の悪魔を指さす。
「……宣戦布告です。へっぽこ悪魔」
「キャ、キャハハハハ! 面白いわあ、面白いわ! 絶対殺してあげなきゃ!」
 進軍速度の上がるアークデーモン軍だが、気分屋っぽい角の悪魔のことだ。
 こちらを追うモチベーションを維持しなければならない。
 ピカピカ光りながらリングスラッシャーを放つハニエルは、視線の先にレインボーブリッジがあるのを見る。
 すっかりこの辺りに面影はないが、かつては芝浦ふ頭とも呼ばれていた地域。
 此処からであれば、レインボーブリッジに徒歩で渡ることができる。
 空を舞うアークデーモン達であれば、なおさらだ。
「ヤバい! なんか思ったより強い! ちょっと勝ち目なさそう……ってことで逃げ……もとい、戦略的撤退ー!」
 ファルスが演技めいた叫び声をあげて。しかし、ただ何処かに引き込もうとしていると思われるばかりでは困ると聖は罠を設置してもいく。
「罠があるということは、即ち通って欲しくないということ。ならばその先に到達すれば、守りたいものがある……そう思えば、ゴミはもう疑わない。悪辣さを利用してみました」
 あるいは、こうやって罠に引き込むことこそが目的と思わせる。どのみち目的は達成できるというわけだ。
 そうして走って、走って。
 ウツロ達は、ついにレインボーブリッジに辿り着く。
 港区と江東区を繋ぐ巨大な橋は未だ健在で、渡るのには何の支障もない。
「他のバット達も光と音で派手に盛り上げていこう! 私の歌で悪魔の余裕をみんなの畏怖ごと吹き飛ばしてあげる!」
 飛翔しながらスピーカーバットを展開し即興ライブをする茉莉花目指し、アークデーモンの軍勢は追ってくる。
「さあ、次のナンバーはリクエストにも答えるわ! どうかしら!」
 叫びながら、レインボーブリッジを渡っていく。
 残り3歩、2歩、1歩。辿り着いた江東区では……屋外に居た男がギョッとした様子で慌てて屋内に入っていくのが見える。
 まあ、当然の反応だろうと茉莉花は思う。
 そうして、迫るアークデーモンの軍勢もまた、レインボーブリッジを渡り切る。
「ふふ、此処に引き寄せたかったの? で、逃げるのをやめたってことは……此処が貴方達の墓場ってことでいいのかしら?」
 角の悪魔の指示を待つように狼の悪魔・マルコス達が唸り声をあげる。
 数の差は圧倒的。しかし、これ以上逃げる理由もない。
 そして戦う理由ならば幾らでもある。
 クロスタールたちは頷きあうと、自らの武器を構え角の悪魔率いるアークデーモン達と向かい合った。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【飛翔】がLV3になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV5になった!
【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!
【アヴォイド】LV1が発生!

イクサ・スメラギ
うわぁ、めっちゃ悪そうに笑う奴がいるぅ…
お前らも、あんなんに仕えて、大変だなー、なんつって
悪ィけど―ほんとは全然悪いと思ってないけど―ここで倒れて貰うぜ!

エアライドで敵の攻撃をかわしつつ
(飛翔が使えるようになってたらそれも併用しながら)
回避が無理だったら武器ではじいたり衝撃波をブッ放したりして
こっちからは、脚のどれか1本を狙って攻撃を
バランスを保てなくなるようにして勢いを殺すよ

一度に数体を相手取らないよう位置取りしたいけど
そうだな…敵同士が衝突するように
エアライドで道筋を見出して
おびき寄せて、敵が突っ込んで来た所で
ひょいとかわすようにしてみたりもして
衝突した、或いは集まった所へ、破軍衝を放つ!


藤堂・晶
ほほぅ、ここがお台場…
観光とかしたいところだけど、今はちょっとムリかなー
こっち側に悪魔の誘導するって話だし

取り敢えず、今のうちに罠でも仕掛けておこっかな
出来るだけたくさん、足の踏み場もないってヤツ

『PCブースター』で処理能力を上げた『ハンドヘルドPC』でちょいちょと現実を弄って【トラップ作成】
落とし穴とか作っておくわ
ダメージは与えられないけど、動きを制限するくらいなら出来るでしょ

と、噂の悪魔たちがやってきた…って多過ぎじゃない!?
うーわ、メンドクサ…
なんて言ってられないわよね

先手必勝
トラップエリアに入った悪魔たちに
とっておきの【現実改変:鳳凰】
トラップにかかった悪魔を纏めて攻撃してやるわ


里木・啓吾
「うーん、確かに情報は欲しい所ですが……」
煽てるのも騙すのも得意ではありません
引き連れられたトループス級の殲滅に回ります
「断末魔で上司に許しを請うようなのだったら楽なんですが」

「犬に中てるのは結構面倒なんですよね」
リボルバー銃で犬狩りを行います
随分と動き回る畜生のようなので
動きを<看破>し、その動きの軌道に置く様に撃ちます

「ああ、安心した。所詮悪魔か」
敵が言葉を失い始めたら安心ですね、殲滅に集中できますから
【使用パラドクス:特殊召喚】
「……見てから避けられるのは困るな」
獣性解放に合わせパラドクスの効果を活用した反撃を行います
弾丸が避けられても<念動力>で誘導し<臨機応変>に頭に中てていきますね


奉利・聖
それでは一つ、ゴミ掃除といきましょうか
忠犬よろしく、ゴミにゴミが従っておりますよ
なんとも不衛生な光景です…許し難き汚れだ
僕が片付けてあげましょう 掃除屋の手練手管は少々苛烈ですよ?

──『絶気功』
大量のスクレーパーに気を通して、いきなりの先制攻撃です
<投擲>の<連射>で、ゴミの四肢を狙うとしましょう
さて、この気功は少し特殊でして…当たった場所の感覚を失わせるのです
即ち、これから四足で動くゴミの四肢からそれを奪う
満足に動けなくるのは、火を見るよりも明らかでしょう

さぁ、動けないゴミが出来上がったなら後は簡単です
順番に頭部を<破壊>して回ればいいだけ
ゴミ掃除は効率的に、迅速に
ほら、綺麗になりました


クロスタール・ガイゼル
連携絡みアレンジ歓迎

ここまでは滞りなく成功しておりますね
あとは逃さず殲滅していきましょう

「貴方達がしてきた事、ここで後悔してもらいますよ」

誘導の道中にもあったとおり味方が敵の足止めに罠を
仕掛けているかもなので【エアライド】で気をつける

使用パラドクスは【絶氷】
敵の動きを【観察】【看破】でしっかり補足しつつ
罠に引っかかったり、味方の攻撃で足が止まったところへ
【高速詠唱】により追撃
他の味方も追撃に向かっているかもしれないので自分の攻撃を
当てない様に気をつける

「数が多いですね…油断しないようにいきましょう」

戦闘に意識の大半を割きつつも江東区の方に何か変化がないか
少しは気にしておく


霧宮・悠希
「――狩りの時間だ」

※戦闘中につき必要なこと以外喋りません

この作戦には遅れて参加した上に、敵との探り合いだとか情報収集だとかには自信が無い。
出来るのは戦うことと、戦いのために協力することだけだ。
いつか全てを奪い返すために、何度でも。何度でも。
……だから、今はむしろやりやすい。

【飛翔】して戦場を飛び、或いは建物を蹴って高速移動しながら『フリージングミサイル』!
得物のひとつ「狩人」から特殊な冷凍ミサイルを何度も連続発射、悪魔達へと降り注がせる!
一方こちらを狙ってくる悪魔達には、タイミングを合わせて【トラップ生成】。
柵に杭、投げ網に投げ縄。動きを鈍らせ、僅かな隙に防御や回避のタイミングを見出す……!


●狼の悪魔を撃破せよ
 江東区。初めて足を踏み入れるその場所で、ディアボロス達は悪魔の軍勢と向き合っていた。
 今のところ、区を越えた事による動揺の類は角の悪魔達には見受けられない。
 感じるのは、単純なる殺意のみだ。
「さあ、行きなさい。あの連中を倒してみせなさい」
「ハッ、角の悪魔様!」
 角の悪魔の指示に狼の悪魔・マルコスが答える。
 凶悪にして統率のとれたその姿は、それだけで一般人に畏怖を与えるであろうことは間違いない。
 悪魔らしい悪魔。それが誰もが狼の悪魔・マルコスに初見で抱く感想だろう。
 その鋭い爪も牙も、凶悪な風貌も鋭い眼光も。何もかもが「畏怖」を集める事に向いている。
 そんな狼の悪魔・マルコスが今、ディアボロスの敵として立ち塞がっている。
 1体ですら決して侮ることはできないが、それが大群にて現れたこの状況は、かなり最悪に近いモノではあった。
 しかし、それでも引くわけにはいかないからこそイクサ・スメラギ(かっとび特攻・g00251)は気合を入れる。
「うわぁ、めっちゃ悪そうに笑う奴がいるぅ……お前らも、あんなんに仕えて、大変だなー、なんつって。悪ィけど―ほんとは全然悪いと思ってないけど……ここで倒れて貰うぜ!」
 そう叫ぶイクサに、藤堂・晶(自堕落狐・g00909)は可能な限り余裕ぶってみせる。
「ほほぅ、ここがお台場……観光とかしたいところだけど、今はちょっとムリかなー」
 そう、少なくとも今は観光は無理だろう。
 此処に居る大量のアークデーモン達を撃破したとしても尚、ここは敵地なのだから。
「それにしても多過ぎじゃない!? うーわ、メンドクサ……なんて言ってられないわよね」
「ああ、やろう!」
 叫び、イクサは走り出す。
 一度に数体を相手取らないよう位置取りしたいと、そんな事を考えながらエアライドでマルコス同士の衝突を狙うように、翻弄するように移動して……放つは破軍衝。拳の一撃と共に強大な衝撃波を打ち出すパラドクスに対応するかのようにマルコスが獣性の解放を行って。
「冥土の土産に見せてあげる、これが伝説の存在よ!」
『PCブースター』で処理能力を上げた『ハンドヘルドPC』で現実改変:鳳凰(リアルハック・ホウオウ)を発動させる。
 そう、それはプログラムによって構築された鳳凰を、一時的に空間に実体を持たせて投影するパラドクスだ。
 赤い羽根を血の雨のように降り注がせるその姿は、まさに苛烈そのものだ。
「それでは一つ、ゴミ掃除といきましょうか。忠犬よろしく、ゴミにゴミが従っておりますよ。なんとも不衛生な光景です……許し難き汚れだ。僕が片付けてあげましょう。掃除屋の手練手管は少々苛烈ですよ?」
 そして、その機会を逃さず先制攻撃を仕掛けるのは奉利・聖(クリーナー/スイーパー・g00243)だ。
「絶気功」
 愛用のスクレーパーでパラドクス「絶気功」を放つ聖に合わせ、霧宮・悠希(小さき復讐者・g02383)も攻撃を仕掛ける。
 悠希は、思う。この作戦には遅れて参加した上に、敵との探り合いだとか情報収集だとかには自信が無い。
 出来るのは戦うことと、戦いのために協力することだけ。
 いつか全てを奪い返すために、何度でも。何度でも。
 ……だから、今はむしろやりやすい。
 だからこそ、ここでやるべきことをやらなければならないのだ。
「……狩りの時間だ」
 飛翔して戦場を飛び、或いは建物を蹴って高速移動しながら放つのはフリージングミサイル。
 戦いは乱戦となっていき、クロスタール・ガイゼル(お昼寝大好きな狐・g01139)は里木・啓吾(研銃医・g00216)と並び戦いながら叫ぶ。
「ここまでは滞りなく成功しておりますね。あとは逃さず殲滅していきましょう!」
「うーん、情報は欲しい所ですが……煽てるのも騙すのも得意ではありませんしね」
 それに、アークデーモンがディアボロスにこの状況でマトモに情報を渡すか否か。
 考えれば考える程、可能性は低いと判断せざるを得なかった。
「断末魔で上司に許しを請うようなのだったら楽なんですが」
「そんなのだとは思ってないでしょう?」
「ええ、まあ」
 そんなのだったら、どんなに楽だろう。
 しかし、そうではないと知っている。
 だからこそ、啓吾はクロスタールに頷く。
「犬に当てるのは結構面倒なんですがね」
「貴方達がしてきた事、ここで後悔してもらいますよ」
 啓吾が愛用のリボルバーを構え、クロスタールがパラドクス【絶氷】を放つ。
「クロスタールの名に於いて標榜する! 身近なる友よ、凍てつけ!」
「……見てから避けられるのは困るな」
 啓吾のパラドクス「特殊召喚」が発動する中、クロスタールは周囲の様子を確認する。
 クロノヴェーダどころか一般人すら出てくる気配はないが……今はそれで充分だ。
 これ以上何かが起こっても対処しきれないのが正直なところだからだ。
「くそっ……攻め立てろ! 奴等をこれ以上調子づかせるな!」
「もう結果は火を見るより明らかでしょう」
「油断はしないけどな!」
 聖が、イクサが狼の悪魔・マルコスへと攻撃を仕掛けていく。
 戦いはイクサたちディアボロス側に優位に傾いており、すでにそれは揺るがないように思えた。
 もしそれが変わるとすれば今回の首魁たる角の悪魔の参戦だが……今のところ、角の悪魔は動いてはいない。
 この状況を楽しんでいるような、そういった様子すら見受けられる。
 あるいは、実際にそうなのかもしれない。
 あの享楽主義にも思える角の悪魔は、配下の事も駒としか思っていないのかもしれない。
 そして……それは最後の狼の悪魔・マルコスが倒れても変わらなかった。
 クスクスと笑う角の悪魔はただ楽しそうにディアボロス達を見ている。
 しかし……分かる。あの角の悪魔は、マルコスよりもずっと……ずっと強いと。
「ああ、役に立たなかったわねえ。でもまあ、いいわ。私が貴方達を殺してあ・げ・る」
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【エアライド】LV1が発生!
【飛翔】がLV4になった!
【完全視界】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【使い魔使役】がLV2になった!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV5になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

天音・梓
◎角の悪魔へ
(スピーカーバットの)光は満ち(桐生さんの)歌声も響き
終末のラッパの代わりにラップもありました
(お台場海浜公園の自由の女)神もあなた方を見ています
……最後の審判というほど厳かではないですが、悪魔が裁かれる時間です

◎行動
ここはお``台場``なら射撃の腕を見せましょう
アサシネイトホーンに対してパラドクスによる水流で攻撃の軌道を邪魔し【味方をディフェンスします】

周囲を【観察】使えそうな物を探し
建物や街灯等を【飛翔】で飛び移ったり、駅に止まっていれば【修復加速】でゆりかもめを動かしたりして、回避に努めながら、敵を狙いやすい場所へ移動
そして機会を見て《銀箭》でボウガンから水の矢を放ち攻撃です


桐生・茉莉花
協力連携OK
アレンジ歓迎

角の悪魔、あいつを倒せばフィナーレだね
ここのみんなが怯えて暮らさないでもすむように
爆音全開、世界の果てまで轟かせていくよー!

それじゃあミュージック、スタート♪
バット達(アイテム)に支援させながら【演奏】【歌唱】して戦場に【活性治癒】を展開
そしてパラドクス効果で周囲の畏怖をみなぎる活力で塗り替えて、私のエネルギーにしちゃおう

【飛翔】で移動しながら、パラドクスを用いて戦うけど
人が住んでいそうな建物を上空から確認して、戦闘に巻き込まないようコントロールしないとね
必要ならバット達が光や炎で挑発しながら退く【計略】で誘導する
それでダメなら身を挺してでも守るよ


ウツロ・ジャレット
「さぁて、そういえばお前、『捕まえたら引き裂いてやる』って言ったよな?」

逃走をやめて角の悪魔に振り返り、異形の左腕を持ち上げて品定めするように角の悪魔を指差す。

「ん~…お・ま・え・は~……『右脚』だ。引き裂かれるのは果たしてどっち側の話なのか…な?」

「さぁてお立合い。これより見せますは悪魔の解体ショーでござ~い。手開きで行うため凄惨な光景が見られるやもしれませんが……お互い、たぁのしんでいきましょ~ぅ!」



パラドクスと【怪力無双】を駆使してクロノヴェーダに掴みかかり、肉弾戦を挑んでいきます。【活性治癒】を使用しながら相手の狙いを常にこちらに向けさせつつ味方が自由に動けるように立ち回ります。


金山・ファルス
あとはアレをやっつけるだけだね!
サクッと倒しちゃえー…るような雰囲気の
相手じゃないよねやっぱ。
まぁやれるだけやってみるしかないっしょ!

…と【士気高揚】で一念発起するものの
あまり派手な動きはせずに一撃離脱&陽動メインで立ち回る。
まぁ適当に駆け回りながらひたすら銃撃しているだけで
一見隙だらけに見えるが…。

一応、【挑発】で敵の注意を逸らし、他の味方の行動を支援する
目的なのだと思う


イクサ・スメラギ
面白半分で街のみんなを壊滅させようなんざ、到底許せねぇな
別にボスの命令だとかそういうンじゃなくて、これコイツの趣味なんだよな?
じゃあ、コイツ自身に、お仕置き、しなくっちゃあな!

使える効果はぜんぶ最大限に使っていくよ
相手が飛ぶなら、こっちは飛翔+エアライドで対抗
飛行中ジャンプで方向転換したりして
なるべく近接戦闘に持ち込むように立ち回る
相手の攻撃はよく見て回避、無理だったら武器で受けるかはじくかすんね

できる事なら、背後に回り込んで
後ろから翼を解体がてら
地べたに叩きつけたいところ

仲間とは協力・連携を意識して
みんなの位置取りを把握しながら動くよ
誰か攻撃準備してる所へ相手を誘導できるなら
そのように動くね


須藤・霧衣
さて、住民の支援は十分
ですが、物事というのは元を断たないと結局同じことになるのです
ならば今目の前にある元凶から排除していかないとですね

どうも悪魔達は畏怖を集めたくて仕方ない模様
だったらその畏怖の上から恐怖で塗り潰してあげたくなりますよね
そうですね、手っ取り早いのはやはり暴力です
散々振るってきた暴力、今更自分に返ってきても問題ないですよね?
大丈夫、お任せください。その角もそれ以外もきっちりへし折りますので

【マッハアクション】で正面から叩き潰しに行きましょう
可能な限り目立つように、他の人の攻め手を増やせるように
多少の危険も覚悟で徹底したインファイトを
「十分畏怖は集まりましたか?では返済の時間です」


一ノ瀬・綾音
引き寄せには成功したね、ならばこの防衛ラインを死守しないと。

人間の分際で友達面する奴はムカつく……確かに君はそう言ったね。

じゃあ綾音ちゃんも言ってあげるよ。アークデーモンの分際で友達面する奴はムカつくって!これで十分でしょ!?
綾音ちゃんは君とは友達になれそうにない。ここで死んでもらおうか!

【飛翔】で相手の飛行できるアドを潰しながら、相手が迫ってくる前に【雷魔法】で攻撃!鋭敏な感覚にその角だ、避雷針になったらさぞ痛いだろうね?

ここを墓場なんかにするつもりは毛頭ない。
むしろ、ここは君たちの墓場になるんだ。
享楽的で刹那を望んだ君が刹那に散るのは、君も一興だとは思わない?


小田桐・左京
いずれ現れるかもしれないなら悪魔を殺し続けば現れるだろうし先ずは、あんたからだ。

あまり姿は変わらんが強くなれるので問題なし、ネメシスモード発動して断片の王の情報を得られなかったので八つ当たり開始だ。

飛翔して敵の上を取ることを狙い太陽を背にして戦えるように心掛けて上を取ることができたら真っ逆さまに垂直で敵に突っ込みパラドクスを使い攻撃
そして素早く離脱してからまた攻撃するとしますかね。

それと敵が味方に攻撃しようとしていたら、後ろから攻撃しようとしていると見せかけたり隙があればそのままパラドクスで攻撃して一撃離脱する嫌がらせぐらいにはなるだろう。


ヘルガ・ブラッドウォーデン
やあ、いい感じに邪魔者もいなくなったね
さて、君はやり過ぎだよ。無駄な虐殺で恨み買いすぎ
降伏でもしてみるかい?

狙うはひとつ、敵の攻撃を受け止めてのカウンター
私は生意気?今すぐ殺したくなる?それは結構。来なよカトンボ、遊んであげる
なんて挑発しとけば向かってくるでしょ

戦ってる最中に敵の攻撃に圧されたフリをして武器を弾き飛ばされる
そうやって隙を見せれば敵は勝利を確信して直線的な攻めになるでしょ

そこを捕らえる
力任せにガッチリと掴んで、マントに隠した拳にありったけの『破壊』を集めて集めて、その顔面に全力で拳を突き立てよう

さあ、戦争だ
これは君が仕掛けた戦争だ
だから、喋れなくなるまでぶん殴る


グリム・グリモア
結局情報は得られず、か。
まあ元々まともに対話できるとは思ってなかったけど
逃げたと思われるのも癪だし、質問には答えておこうか

殺し尽くして、そこに何が残るのか

「どうして何かを残す必要がある」

私はお前を見誤ってたようだ
悪魔ってもっと自由で、短絡的で、破滅的で…そういうものだと思ってたけど
…お前は保身に走るだけの、悪魔にも満たないつまらない存在だよ

【悪魔の仕事場】で謎のキューブから「地形に潜む小さな個体」を【召喚】し周りを警戒させる
アサシネイトホーンで忍び寄ってくる角の悪魔の位置を、【情報収集】で割り出す
仕掛けてきた所を【飛翔】して回避
使い魔達に【号令】を出し反撃するよ


里木・啓吾
【パラドクス:連射召喚】
「犬があの世で待ってますよ」
リボルバー銃を<連射>して無駄に多い悪魔の翼を撃ち抜くのを狙いますね
他の方の攻撃の支援がメインの目的です
あとは撃ちながら最後に煽っておきます

「いいですよ、もう」
「僕達に聞かれると、もう答えられないんでしょう?」
「つまりその程度ということが知れたのでもう結構」

相手もこちらが知りたいという事を知っている以上
今回はもう今更何を言っても相手も教えないでしょうが……
逆に何かを教えたら畏怖もしない程度で
名前を知られたら困る程度の悪魔ということが知れた
それが今回の収穫……ってことになりませんか?
「情報提供ありがとうございました、さようなら」


●決戦:アヴァタール級「角の悪魔」
 此処に至るまで、無数の作戦を経てきた。
 角の悪魔と直接対話を試みて。
 襲われるはずだった町の住居再建を手伝って。
 レインボーブリッジを越えて、お台場方面までアークデーモンたちを誘導した。
 狼の悪魔・マルコスの大群を撃破した。
 そして今、この場に立っている。
 此処にいる首魁「角の悪魔」を倒せば、この事件は終わるのだ。
 だからこそ、グリム・グリモア(燃えさし悪魔・g02064)は言いたいことがあった。
「結局情報は得られず、か。まあ元々まともに対話できるとは思ってなかったけど……逃げたと思われるのも癪だし、質問には答えておこうか」
「ふうん? この期に及んで何か言いたい事でも?」
 流石に先程会ったばかりのグリムの顔は覚えているのだろう。
 面白そうに聞き返してくる角の悪魔に、グリムは言い放つ。
 殺し尽くして、そこに何が残るのかという答えに対する、返答を。
「どうして何かを残す必要がある」
 そう、グリムはそう思うのだ。
「私はお前を見誤ってたようだ。悪魔ってもっと自由で、短絡的で、破滅的で……そういうものだと思ってたけど……お前は保身に走るだけの、悪魔にも満たないつまらない存在だよ」
 そんなグリムの言葉に、角の悪魔は笑う。
「ふふふ……キャハハハハ! そうねえ。やはり貴方は面白いわあ! 此処で殺すのがちょっと残念だわあ! まあ、殺すんだけど!」
 そして、同様に角の悪魔との対話を試みていた一ノ瀬・綾音(綺羅星の如く・g00868)も、角の悪魔へと呼びかける。
 此処が防衛ラインであり最終ライン。だからこそ言わなければならないと、そう思ったからだ。
「人間の分際で友達面する奴はムカつく……確かに君はそう言ったね。じゃあ綾音ちゃんも言ってあげるよ。アークデーモンの分際で友達面する奴はムカつくって! これで十分でしょ!? 綾音ちゃんは君とは友達になれそうにない。ここで死んでもらおうか!」
「キャハハハハハハハハ!」
 角の悪魔は、それに哄笑で返す。
「ええ、いいわあ! そういうの大好きよ! 念入りに殺してあげたくなっちゃう!」
 そう、此処から先は生きるか死ぬかしかない。
 だからこそ、これ以上の問答は無用。
「さぁて、そういえばお前、『捕まえたら引き裂いてやる』って言ったよな?」
 そしてウツロ・ジャレット(リターナーのデーモンイーター・g02611)は角の悪魔を指さし、笑う。
「ん~……お・ま・え・は~……『右脚』だ。引き裂かれるのは果たしてどっち側の話なのか……な? さぁてお立合い。これより見せますは悪魔の解体ショーでござ~い。手開きで行うため凄惨な光景が見られるやもしれませんが……お互い、たぁのしんでいきましょ~ぅ!」
 ショーじみた動きでウツロは大げさな一礼をする。
 そして……里木・啓吾(研銃医・g00216)のパラドクス「連鎖召喚」が炸裂する。
「いいですよ、もう。僕達に聞かれると、もう答えられないんでしょう? つまりその程度ということが知れたのでもう結構」
「キャハハハ! 理解するも理解しないも貴方達の勝手よ! でも、もうそんな事を考える必要もないわ!」
 角の悪魔のブラッディスティングが啓吾に突き刺さり、その猛毒が流し込まれていく。
「だって、此処で死ねば思考なんていらないものねえ?」
 そして、その決定的な隙にヘルガ・ブラッドウォーデン(死銀の硬貨・g00717)が襲い掛かる。
 相手の直線的な攻めを待つまでもない。ここで攻めなければ、それこそ大失態だ。
 そう、戦いは生物だと、ヘルガは知っているが故に。
「やあ、いい感じに邪魔者もいなくなったね。さて、君はやり過ぎだよ。無駄な虐殺で恨み買いすぎ。降伏でもしてみるかい?」
 力任せにガッチリと掴んで、マントに隠した拳にありったけの『破壊』を集めて集めて、その顔面に全力で拳を突き立ててやろうと、そんな意思の元にパラドクス……焼却術式『暴竜、我が手に在りて』を放つ。
「さあ、戦争だ。これは君が仕掛けた戦争だ。だから、喋れなくなるまでぶん殴る」
 そして更にその隙を狙うのは小田桐・左京(デーモンの武人・g03432)だ。
 「流星」の名を冠するパラドクスを発動させていく。
「いずれ現れるかもしれないなら悪魔を殺し続けば現れるだろうし先ずは、あんたからだ!」
 ネメシスモードを発動させた左京は飛翔して敵の上を取ることを狙い太陽を背にしていた。
 そして、そこからの急降下突撃のパラドクス「流星」は見事に効果を発揮し……しかし、再び舞い戻ろうとする左京に角の悪魔のブラッディスティングが啓吾に突き刺さり、その猛毒が流し込まれる。
「ただで逃げようたって、そうはいかないわあ!」
「くっ!」
 しかし、そこに大きな声が響き渡る。
 そう、それは天音・梓(雨兆す・g03821)と桐生・茉莉花(Le Sillage・g02318)だ。
「(スピーカーバットの)光は満ち(桐生さんの)歌声も響き終末のラッパの代わりにラップもありました。(お台場海浜公園の自由の女)神もあなた方を見ています……最後の審判というほど厳かではないですが、悪魔が裁かれる時間です」
 梓のトークに合わせ、茉莉花がステージ衣装をひらめかせる。
「角の悪魔、あいつを倒せばフィナーレだね! ここのみんなが怯えて暮らさないでもすむように爆音全開、世界の果てまで轟かせていくよー! それじゃあミュージック、スタート♪」
「ヒアウイゴー!」
 梓の合いの手も入り、茉莉花のパラドクス「♪初恋オーバーラン」が響き渡る。
「この恋一途に突き抜けろ!」
 学園祭を盛り上げるのにぴったりな疾走感のあるロックでポップなメロディは……この場は学園祭ではないが戦場に響き渡り、隙をみるように梓も銀箭を放つ。
 飛翔で飛び回る2人を見上げながら、金山・ファルス(大八洲のヘパイストス・g02630)も一念発起する。
「あとはアレをやっつけるだけだね! サクッと倒しちゃえー……るような雰囲気の相手じゃないよねやっぱ。まぁやれるだけやってみるしかないっしょ!」
「ああ、その通りだな!」
 そんなファルスに答えるのはイクサ・スメラギ(かっとび特攻・g00251)だ。
「面白半分で街のみんなを壊滅させようなんざ、到底許せねぇな。別にボスの命令だとかそういうンじゃなくて、これコイツの趣味なんだよな? じゃあ、コイツ自身に、お仕置き、しなくっちゃあな!」
 イクサが突っ込んでいく気だと察したファルスは、イクサに援護を申し出る事に決める。
「それじゃあ、わたしが挑発して引き付けるから……」
「俺が近接戦闘に持ち込んでいけばいいんだな!」
 了解したぜ、と言って飛び出していくイクサを援護する為、ファルスも走る。
 思考が蛮族だあ……とは言わない。言っても本人も自覚があるっぽいので、何も言わないだろうが。
 いや、むしろ誇るかもしれない。それはさておいて。
 須藤・霧衣(リクリエイションズ・g00461)も戦いの最中、状況を見極めようとしていた。
「さて、住民の支援は十分。ですが、物事というのは元を断たないと結局同じことになるのです。ならば今目の前にある元凶から排除していかないとですね」
 そう、今回の元凶にして首魁、アークデーモン「角の悪魔」。
 これを倒さなければ、今までの全てが無駄になってしまいかねない。
「どうも悪魔達は畏怖を集めたくて仕方ない模様。だったらその畏怖の上から恐怖で塗り潰してあげたくなりますよね」
 そんな物騒な事を霧衣は呟く。
「そうですね、手っ取り早いのはやはり暴力です。散々振るってきた暴力、今更自分に返ってきても問題ないですよね? 大丈夫、お任せください。その角もそれ以外もきっちりへし折りますので」
「キャハハ! 何それ、面白いわねえ!」
 角の悪魔の興味は引けた。ならば、と霧衣は放つ。
「打撃、蹴撃、いずれもマッハ! ……これは違う作品のやつだっけ?」
 そのパラドクスの名は【マッハアクション】。霧衣の記憶に残る映画の体術を彼女流に再現した技。
 可能な限り目立つように、他の人の攻め手を増やせるように、と。
 多少の危険も覚悟で徹底したインファイトを霧衣は実践する。
「十分畏怖は集まりましたか? では返済の時間です」
 そうして、何度も何度も角の悪魔に攻撃を仕掛けて。
 誰もが思う。やはり、強いと。
 あれだけ居た狼の悪魔・マルコスも角の悪魔ただ1人に敵わない程度の実力でしかない。
 あるいは、角の悪魔1人でも充分に畏怖を集められたであろうことは間違いない。
 それをしなかったのは……単純に楽しいから、なのだろう。
 そして実際角の悪魔はイクサ達とたった1体で渡り合っている。
「私は生意気? 今すぐ殺したくなる? それは結構。来なよカトンボ、遊んであげる」
 それでも折れない。
 ヘルガは焼却術式『暴竜、我が手に在りて』を放ち、ウツロも肉弾戦を挑んでいく。
 そう、折れるはずがない。
 此処までに作戦に関わってきた仲間の想いを背負っている。
 此処で倒れれば、何が失われるか知っている。
 だからこそ、折れない。
 だからこそ、戦うのだ。
 グリムの悪魔の仕事場が起動し、啓吾の連鎖召喚が放たれる。
「ここを墓場なんかにするつもりは毛頭ない。むしろ、ここは君たちの墓場になるんだ。享楽的で刹那を望んだ君が刹那に 散るのは、君も一興だとは思わない?」
 綾音のパラドクス「雷魔法:強欲なる雷」が放たれて。そして、ついに角の悪魔は地上へと落下する。
「ふふふ……キャハハハハ! ああ、面白かったわあ……貴方達を殺せればもっと面白かったのに」
 そう言って消えていく角の悪魔の姿は、最後までその態度を貫くもので。
 その姿が消え去って何もなくなった後に、ファルスが「終わったあ……」と息を吐く。
 終わった。その実感が、全員の身体から緊張を抜いていく。
「情報提供ありがとうございました、さようなら」
 啓吾がそう何もなくなった場所へと投げかける。
 そう、今回の事件は全てこれで終わったのだ。
 事件の首魁たる角の悪魔を倒し、港区の住人達の心に希望の種を植え付けた。
 それ以上の事は今は何も出来ないが……まずは、それでいいのだろうと茉莉花は思う。
 きっとこの先、似たような事件はまだまだ起こるのだろう。
 その度に、希望の種を植えていかなければいけないのかもしれない。
 しかし、それがいつか……いつの日か、大きく芽吹いたなら。
 その時はきっと、茉莉花が歌ったように世界の果てへと響いていくのかもしれない。
 未来へと響き渡る、大きな……とても大きな、希望のメロディーが。
「では、帰りましょうか」
 霧衣の言葉に頷くと、ディアボロス達はパラドクストレインに乗り、再び新宿駅へと帰っていく。
 いつか未来へと響く、そのメロディーを思い浮かべながら。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【書物解読】がLV2になった!
【活性治癒】LV3が発生!
【士気高揚】がLV2になった!
【建造物分解】がLV2になった!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【飛翔】がLV5になった!
【怪力無双】がLV2になった!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【ドレイン】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV7になった!
【ダブル】LV2が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV7になった!

最終結果:成功

完成日2021年09月08日