リプレイ
エリザベータ・シゲトヴァール
●心情
油断?いえ、弛緩し切ってるわね。
こういう手合いは見ていて不愉快だけど、今回は乗じさせて貰うわ。
●行動
同行者の持ち込む【水中適応】を使わせて頂くわ。
今回は隠密行動を旨とする以上、【地形の利用】【戦闘知識】の併用で油田からの死角を突いて接近する。
【完全視界】は随時使用。
水中戦は音との戦い。【水中戦】【忍び足】の併用で不用意な物音を立てない様に移動し、潜哨戒ポッドよりソノブイをパッシブモードで散布。
周囲の水中音を拾って周辺警戒に努める。
可能なら、接触までに敵の配置や巡回ルート、巡回時の部隊編成等の警備体制や、【機械知識】も併用して油田の構造や配管等も【偵察】して、構造を頭に入れておきたいわね。
メルキディア・セデクリエル
アドリブ・連携大歓迎
まずは水中から潜入して他の皆の突入口を作っておかないとね。
光線剣のイオスラッガーじゃ目立ってしまうから、槍閃器オクスタンクロイツでパラドクスの術式を起動。
カタラクト・ストリームを生み出す双魚の幻影で【水中適応】を付与。
水中潜航は初体験だから若干おっかなびっくりで動くかな。
エリザベータさんの指示に従って静かに行動し、ラツィーデバイザーでスキャンなどのサポートを行うわ。
イシュア・アルミゴス
水中適応で問題なく進めてもこう…視覚的に寒いよね
ナイル川は楽しかったけどロシアだとすっごい寒く見えるよね
こんななか進むんだから気合入れて壊していかないとね
ド派手にね
水から顔を出さず息を殺して侵入。多少息を止めても問題なさそうだね
前来たときは地上だったから逆に警戒してないのかな?
…まあ水中から来るとは思わないか。そこまで人間やめてるなんて思わないか
周囲の景色を楽しみつつ一応周りに不審物は無いか確認。
さてとちゃっちゃと行っちゃいますか
ジャンヌ・デスペラーダ
アドリブ連携OK
以前ルール地方の炭鉱で同じようなことをしましたが、今回はそのロシア版といったところですね
それに警備が甘いとなればそこを攻める他はないでしょう
ロマノフ王朝は私達との戦いをなるべく避けたいみたいですが、それを正直に守らねばならぬ法も無し
ならば徹底的に叩くまでです
残留効果の【水中適応】に加え【光学迷彩】を使用して侵入を試みます
そして油田施設周辺に近づいたら【爆破】を効率良く行える箇所を【情報収集】で確認しておきます
巡回は棺桶を背負った狼ですか…まぁ後れを取るつもりはありませんが獣は獣、十分注意しておきましょう
●カスピ海のなかを
「アイオンコード:バキエル・ガムビエル、コンバイン! 来たれ、激流の嵐ッ!」
メルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)が双魚の幻影を呼び出す。
渦巻くように泳ぐ幻が、カスピ海の水圧をなかったことにしてくれた。
ディアボロスのパラドクスのおかげで、カスピ海の中だというのにまるで地上を歩いているかのようだ。
「静かにね」
エリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)がいうと、すぐ後ろについているメルキディアは真面目に頷いた。
はじめての水中潜航におっかなびっくりのメルキディアだったが、パラドクスのおかげで普段と何ら変わらないことに気づいた後は、平気な様子である。
「水中戦は音との戦いよ」
と、エリザベータは険しい顔で、対潜哨戒ポッドから放ったソノブイで周囲の音を拾っている。
メルキディアもスマホ型マルチプルツールから雷と智慧の天使術式を発動し、周囲をスキャニングして警戒を保つ。
しかし、カスピ海の中は平和そのものだ。
おおよそエリザベータとメルキディアの警戒は取越苦労かもしれない。
「可能なら、敵の配置や巡回ルート、巡回時の部隊編成等の警備体制、油田の構造や配管等も偵察しておきたいのだけれど」
しかし水の中から地上を伺うことは出来ない。上陸すれば周囲を探索する前にクロノヴェーダに見つかるだろう。
夜は短い。カスピ海を出たらすぐに油田だ。時先案内人に聞いておいた事前情報でどうにかするしかなかろう。
「バリッといくよ」
イシュア・アルミゴス(守護星蟲・g00954)もパラドクス『猛き蠍の雷電』を発動させ、ディアボロスが水中で自由に動ける範囲を倍に広げた。
「水中適応で問題なく進めてもこう……視覚的に寒いよね」
イシュアは常冬のカスピ海にため息をついた。
以前、ナイル川で同じように水中を進んだことがあるイシュアだが、ナイル川とカスピ海では見えている景色はもちろん、水の色もまったく違う。
水中適応で、息継ぎの必要はない。イシュアは顔を水面に出さないように慎重に水底を歩いた。
それにしてもクロノヴェーダの警戒はカスピ海には一切向いていないように思える。
(「前来たときは地上だったから逆に警戒してないのかな? ……まあ水中から来るとは思わないか。そこまで人間やめてるなんて思わないか」)
肩をすくめ、イシュアは苦笑した。
普通に考えれば、『人間』が水中をまるで地上と同様にやってくるとは思わないだろう。
水中行軍のあとは、油田を爆破するのが今回の目的だ。
光学迷彩で自身の姿を魚や地上の視線から隠しつつ、ジャンヌ・デスペラーダ(鉄槌の騎士・g05561)は、以前のルール炭鉱を思い出していた。あの時は炭鉱を攻めてアヴァタール級を倒すと炭鉱施設が自爆したのだった。
「今回はそのロシア版といったところですね」
敵の重要施設、しかも警備は甘い――ならば壊す以外に選択肢などない。
ラスプーチンからの交渉を鑑みるに、ロマノフ王朝はディアボロスとの交戦に消極的なようだが、彼らの意志を尊重してやる義理もない。
「徹底的に叩くまでです」
と一人呟き、ジャンヌは戦意を高めた。
ようやくディアボロス達はカスピ海の淵、バクー油田城塞のほとりにたどり着く。
素早く水面から顔を出したイシュアは、全くもってこちらに注意が向いていないことを確認し、
「さてとちゃっちゃと行っちゃいますか」
ざばりと身を地上へと揚げた。
ジャンヌも続き、そして施設の中をうろつく暇そうなトループス級を発見する。
「巡回は棺桶を背負った狼ですか……。まぁ後れを取るつもりはありませんが獣は獣、十分注意しておきましょう」
わふん? 物音に気づいたトループス級がのんきに首を巡らせ、そしてキャンと叫んだ。
まったく予想外の場所からディアボロスが現れたのだ。びっくりすることうけあいである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
【水中適応】LV2が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV2が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
湯上・雪華
絡み、アドリブ等完全受け入れ
重傷描写大歓迎
手早く仕留めてしまいましょうか
やることはまだたくさんありますし
渇望抱く伽藍、参ります
渇望の呪詛に身体を明け渡しましょう
ただけものをくらうのみ
刀身から溢れるように黒い腕を伸ばす
死角からパラドクスによる奇襲で貪り喰らう
死角が無いのなら腐食で建物を脆く崩して意識を逸らさせた所で仕掛ける
自身も刀を振るい敵を切り喰らう
こわすのであればもんだいはあるまい
けものをよびあつめるにもよかろうて
エリザベータ・シゲトヴァール
●心情
敵戦力の掃討に加えて、同時進行で施設の破壊もか。
奪取の必要が無いなら誤爆を気にする必要は無いわね。思いっきり暴れてやるとするわ。
●行動
【光学迷彩】をカスピ海の海面の色に合わせて起動。
水から出ると同時に海面スレスレを【空中戦】と【地形の利用】を併用したシースキミング機動で【飛翔】し、そのまま奇襲を仕掛ける。
油田の目前で急上昇、上空反転の後、機銃掃射の【制圧射撃】を行いつつ急降下して爆撃槌をフルスイング。
【戦闘知識】から敵兵と施設を一直線上に並べられる様なルートを策定し、敵が避ければ施設に着弾する様な射線を取る。
特に油送管を狙って撃ち抜いて、辺り一面火の海にでもしてやりましょうか。
メルキディア・セデクリエル
アドリブ・連携大歓迎
さて、最初のサプライズは成功。
あとはこの勢いに乗ってド派手に行きましょうか!
エリザベータさんが奇襲しやすいように海面から出る瞬間に魔改造トライクのゴスペルブリンガーを召喚。
そのまま乗り込んで棺輸巨狼の周囲を駆け抜けつつ、ゴスペルブリンガーに車載兵器として取り付けたキャノンオブシェキナーのビームガトリングで牽制射撃。
近づいてきた奴には左手で操縦しつつ右手にオクスタンクロイツを持ってすれ違いざまに斬る!
エリザベータさんに空中からの奇襲を任せてもらって、私は地上で強襲で連携を狙うわ。
警備が片付いたら油田施設へそのまま突撃。あらゆる閃機を使って派手にぶっ壊していくわよ!
ジャンヌ・デスペラーダ
アドリブ連携OK
本当に警備が甘かったとは…いや、設備破壊を行うのですからこれは好都合な状況と捉えるべきですね。
それに敵は「何かを突っ込む」のに良さげな棺桶を背負っていますから……夏を彩る派手な「花火」が見られそうです
目には目を、歯には歯を、獣には獣を…という事でジェヴォーダンを盾にするように【突撃】させその後ろに追従します
油田設備周辺の狼達に接近したらジェヴォーダンの怪腕による【強打】や【グラップル】で【蹂躙】し、その隙に処刑刀の【斬撃】で適度に設備を壊しながらパラドクスで棺桶に聖なる手榴弾を仕込ませ場を離脱
あとは3つ数えて待てば…はてさて、爆発と引火でどうなることやら
イシュア・アルミゴス
んー、反応は可愛らしいのに全然かわいくない見た目
甘々警備なのは嬉しいけどね。弱い者いじめするのも何だけど
手早く片付けさせてもらうよ
獰猛な獣には電気ショック。ちょっと感電死するかもしれないけど
生きた槍、自在に変わって武器改造!射程倍増
射程圏内!轟く雷槍ド派手に炸裂!
突進するのもいいけどそこは、まだ射程圏内だよ?
出力最大火力全開電撃使いの最大出力
しびれるくらいに味わってね
いやー盛り上がって来たね。ここまで気にしなくていい
戦闘は久しぶりだよ。ここから本命に殴り込みだけど
アレ壊すのか…ワクワクが抑えられないね
●強襲!
「甘々警備なのは嬉しいけどね」
ざばりと湖面から現れながら、イシュア・アルミゴス(守護星蟲・g00954)はバクー油田城塞に意気揚々と乗り込む。
「本当に警備が甘かったとは……」
ジャンヌ・デスペラーダ(鉄槌の騎士・g05561)は意外そうに額を押さえたが、すぐに思い直す。
「いや、設備破壊を行うのですからこれは好都合な状況と捉えるべきですね」
はじめこそ狼狽え、慌てふためいたトループス級だが、すぐに混乱は静まり、迎撃体制に移行する。
うなりながら身を低くしてこちらを睨み、じりじりと距離を詰めてくる棺輸巨狼に、遠吠えして仲間を呼ぶ棺輸巨狼――を蹴散らす魔改造リバーストライク。
「サモンコール:ゴスペルブリンガー! さぁ、駆け抜けるわよッ!」
トライクの乗り手たるメルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)は、ギャギャギャッと高らかに地にタイヤを擦らせ土埃を巻き上げながら、搭載した砲閃機キャノンオブシェキナーからビームガトリングの弾雨を、爆発的な勢いで突進してくる巨狼めがけて撒き散らす。
「あとはこの勢いに乗ってド派手に行きましょうか!」
メルキディアが見上げる夜闇の空、満月を隠す位置に航空突撃兵が一騎飛翔している。
「奪取の必要が無いなら誤爆を気にする必要は無いわね」
湖面すれすれから一気に急上昇していた、エリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)が振り上げるは爆撃槌『Hohlladungen Hammer』。
「思いっきり暴れてやるとするわ!」
まるで墜星のようにエリザベータは真っ逆さまに降下しながら機銃『Zivatar』を牽制射撃。
銃弾の一部が油送管にあたってパイプが炎上する。
すると、弾丸が降る空を見上げた巨狼は一声吠えて、水蒸気爆発の勢いを借りて垂直に跳躍した。
落ちるエリザベータと昇る巨狼。迫る線と線が真向かう。
「気概は買うわ!」
エリザベータは不敵に笑って爆撃槌を振り抜く。メキョォと巨狼が背負う棺が破片になって地上に散る。
しかし棺輸巨狼はひるまず、眼光鋭いままエリザベータに頭突きを見舞った。
「!」
文字通りエリザベータは撥ね飛ばされた。巨狼はそのまま重力に従って地上へと戻っていく。
なんとか空中で体勢を整えて墜落は免れたエリザベータは、油断していたとはいえ重要施設に配置されているクロノヴェーダの戦闘能力は甘くないとうなずく。
「うん、猛々しいね。さすが獣。というわけで、獰猛な獣には電気ショック。ちょっと感電死するかもしれないけど」
イシュアが手にするのは対物貫通生体槍尾『セルケトテイル』。戦艦装甲をも穿つ生体槍。
「弱い者いじめするのも何だけど手早く片付けさせてもらうよ」
笑顔でイシュアはテールアンカーを構えた。
しゅうしゅうと熱を貯めた巨狼が重い棺ごとイシュアに突撃してこようとする。
「…っ、来た来た来た!穿て雷槍。雷光よ、大地を走れ!」
イシュアが言うなり、セルケトテイルは主と一体化し電流を迸らせた。
「突進するのもいいけどそこは、まだ射程圏内だよ? ……しびれるくらいに味わってね」
自身が巨槍と化したイシュアは過剰な雷撃を四方八方に飛ばした。
闇夜に慣れた瞳孔を灼く閃光数条! 走ってきた巨狼も、その他の巨狼も巻き込む雷霆。
「ギャン!!」
悲鳴をあげながら弾き飛ばされ、しゅうと煙たなびかせて黒焦げで倒れる巨狼に、イシュアは微笑む。
「ここまで気にしなくていい戦闘は久しぶりだよ」
最大出力を見舞ってもこの周辺の施設はどうせ破壊するのだ。周囲に気を使う必要はない。
「棺桶、ですか。……何かを突っ込むのに良さげですね。例えば……ここは常冬ですが新宿島は夏。夏を彩る派手な花火、とか」
人形遣いは、狼男のような巨大な人形『ジェヴォーダン』を繰る。ジェヴォーダンは上半身しかない。下半身はジャンヌが叩き壊して捨てた。
上半身しかなくとも、ジェヴォーダンの巨体ぶりは相変わらずだ。怪腕ふくめ盾にするにはもってこいの大きさを誇る。
ジェヴォーダンを暴れさせて巨狼の先制を許さぬまま、ジャンヌだけ巨狼の後ろへと急接近する。
トループス級の背負う棺桶の中に、聖なる手榴弾をポイと放り込んだジャンヌ、接近時と同じ速度で離れてから三つカウントする。
「Trois,Deux,Une……Boum.」
――神聖なれど、卑劣な大爆発。
背が爆ぜて反撃も出来ずに棺輸巨狼が散逸する。
ついでに油田にも燃えた巨狼の躯の一部が飛び込み引火、黒いきのこ雲と火柱が立ち上った。
漆黒の夜に赤光が煌々と。その炎を背に、湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)はつぶやく。
「渇望抱く伽藍、参ります」
こんなトループス級にいつまでもかかずっていられない。雪華が倒すべき敵や壊すべき施設はこの先に在るのだから。
何もかもを忘却した空虚なるリターナーの身に、雪華は無名の妖刀に宿る渇望の呪詛を広げる。
「ただけものをくらうのみ」
刀身から溢れて零れ落ちる呪詛は真っ黒な腕と成って巨狼に迫り、握り、括り、取り込んでいく。
「ガアアッ」
口を大きく開いて、水蒸気をまとった棺輸巨狼が、群れなして雪華めがけて猪突猛進に突進してくる。
「けものをよびあつめるにもよかろうて。うつろはくらう。くらうはうつろ」
次々に青い肌に食らいつく巨狼を、雪華はうつろな表情で見下ろし、手にした妖刀や黒い呪詛の手で息の根を止めた。
「片付いたわね! このまま派手にぶっ壊していくわよ!」
メルキディアが、目標である油田採掘場へと乗り込んでいく。
「いやー盛り上がって来たね。ここから本命に殴り込みだけど、アレ壊すのか……ワクワクが抑えられないね」
と弾む声で言うイシュア達も上機嫌で続いた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【温熱適応】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
湯上・雪華
絡み、アドリブ等完全受け入れ
重傷描写大歓迎
警備を倒したなら次ですね
できるだけ徹底的に壊すのなら巻き込んで崩しちゃいましょう
油田がオブジェクトじゃないなら【腐食】で柱や壁は崩せるはず
なら糸で絡めとる時に敵の重さで倒壊させちゃいましょう
止めは自分でならメイス、味方にお願いできるなら絡めとって崩す方優先です
崩してメイスで砕いて、再利用しにくくしてあげます
伽藍を満たすには足りないかもしれませんが、これもお仕事
壊すのって結構楽しいんだなぁ……わかった気がする
エリザベータ・シゲトヴァール
●心情
怠慢な態度から敵を侮り過ぎたか……敵の戦力評価を改める必要があるわね。
作戦はまだ始まったばかり。気を引き締め直すわ。
●行動
【飛翔】し敵と設備の配置を【偵察】、【戦闘知識】と【地形の利用】から、油井のポンプジャックや精製塔等の建造物を遮蔽物に利用。
下手に狙えば流れ弾が当たる様な、敵が対空射撃を行い難い位置取りを試みる。
逆に【空中戦】技能を活用し、そうした建造物の隙間を縫う様に【一撃離脱】で飛び抜けながら機銃掃射で敵陣ごと油田設備を撃ち抜いていく。
【制圧射撃】で敵の足を止め、味方が破壊工作を行い易くするのも意識。
フライトドローンは……効くかどうかは分からないけど、これも施設にぶつけてやるわ。
メルキディア・セデクリエル
アドリブ・連携大歓迎
流石に中はちゃんと警備してるよね……けど、中に入ったから暴れるには問題ないわよね。
それじゃ諸君、派手に行こう(悪乗り台詞)
ゴスペルブリンガーを送還してイオスラッガーを持ち、血影殲兵ごと施設をイグナイト・クラッカーで爆撃していくわ。
光の粒子で血影銃魔に直接爆撃して反撃を蹴散らし、近づいてきたら術式を込めたイオスラッガーで斬って爆発させる。
爆発物は文字通り施設のそこかしこにあるから吹っ飛ばすには全く問題ないわね。
壊す快感と言うのは分からなくもないけど、こっちが巻き込まれないよう警戒は怠らずに行動する。
イシュア・アルミゴス
破壊はど派手に盛大に後腐れがないようそれはもう豪快にやると…
すっごい気持ちいい!木っ端微塵、行ってみようか
警備兵の諸君、襲撃の時間だよ!出会いの一発、爆弾どうぞ!
さてご先祖様じゃんじゃん爆弾作って発明
ドローンに乗せてポンプ目掛けて突撃投下
ドッカンドッカンいやー、爽快爽快
ドローンに攻撃されたらしょうがない、その場に投下して蹴散らすよ
どこに落ちても爆発地獄、守る側は大変だね
同情するけど加減はしないよ?
ジャンヌ・デスペラーダ
アドリブ連携OK
これだけ暴れれば敵も警戒を高めるはず
ですがやることは変わらずです
相手は銃兵、こちらを狩るつもりでしょうが「狩り」なら私も得意とするところ…格の違いを見せてやりましょう
自らは【光学迷彩】を纏い、ジェヴォーダンを囮として先行させ敵の反応を伺います
ジェヴォーダンの巨体で設備破壊を続けさせれば敵も数を集めて対処しようとするはずですしそこを狙いましょう
【情報収集】で敵の位置を確認後、パラドクスで敵を【捕縛】し【斬撃】で一網打尽を狙います
●油田炎上
空中から見下ろす暗いバクー油田採掘場。等間隔にずらりと並んだポンプジャックが、ゆっくりと、しかし休まずに首を振り、原油を地下深くから勤勉に汲み上げている。
飛翔しているエリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)は、機銃の狙いをポンプジャックに定めた。
ポンプジャックの周辺にはトループス級の血影殲兵が哨戒している。
上陸した際のクロノヴェーダたちの怠惰な様子から敵の能力を侮っていたエリザベータだが、いざ戦闘となれば彼らは変わらぬ強さを示してきた。
(「敵の戦力評価を改める必要があるわね」)
「気を引き締め直すわ! 射撃開始! 死にたくなかったらどいてなさい!」
バババババと彼女の機銃『Zivatar』が断続的にマズルフラッシュを繰り返す。
弾幕のように降り注ぐ銃弾が、ポンプジャックを破壊し、火薬が坑に飛び込んで原油に引火、爆発せしめる。
「! 上か! 撃て、討て!」
機銃掃射に反応した血影殲兵が火柱で照らされた夜空にライフルを向け、漆黒をまとう魔弾を放った。
「ぐっ!」
自身の肉に食い込んだ魔弾が肉を引き裂くように爆ぜ、エリザベータは眉をひそめる。
「これしき……。そら、これもぶつけてやるわ!」
エリザベータはフライトドローンもポンプジャックに特攻させる。ポンプジャックはクロノヴェーダでもクロノオブジェクトでもないから物理攻撃も有効だ。多少の傷にはなっているはずである。
「警備兵の諸君、襲撃の時間だよ!」
混乱する地上に躍り出たイシュア・アルミゴス(守護星蟲・g00954)は、先祖の脳みそが入ったエイリアノス王朝式カノプス壺に上機嫌で話しかけながら、飛行ユニットを取り付けた。
「ご先祖様ご先祖様、ちょっと手を貸してください」
脳みそ入りの壺がドローンになって、空を舞う。なかなか冒涜的な光景だ。
「さてご先祖様じゃんじゃん爆弾作って。出会いの一発、爆弾どうぞ!」」
ご先祖ドローンがポンプジャックめがけ、爆撃を開始。もちろん爆炎が原油に引火して、ドーン!
ドゴーン、ドカーン、バゴーン! 次々爆発炎上していくバクー油田に、イシュアは大喜びだ。
「いやー、爽快爽快。どこに落ちても爆発地獄……おや? 守る側は大変だね」
いつの間にか血影殲兵の放った血の銃頭蝙蝠に包囲されていたイシュアは苦笑する。
「あいててて。同情するけど加減はしないよ?」
包囲射撃を受けつつも、イシュアは冷静にご先祖ドローンを手元に呼び戻し、蝙蝠と術者であるトループス級を爆破した。
ドッカンドッカンと仲間の破壊活動によって順調に火の海にかわっていく油田採掘場。炎に照らされ、メルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)は顔を輝かせる。
「暴れてるわね。……それじゃ諸君、派手に行こう」
刀閃機イオスラッガーを手に迎え、メルキディアは光の刀身を血影殲兵めがけて撃ち出した。
刀身は砕けるように無数の光の粒子へと変わり、トループス級を爆殺したついでに、彼を捉えきれなかった粒子がそのまま飛んでいってポンプジャックを爆砕する。
めきめきめきっと嫌な音をたてて巨大なポンプジャックが倒れ、ドミノ倒しのように他のポンプジャックに干渉して、それもまたへし曲げた。
「できるだけ徹底的に壊すのなら……」
腐食の残留効果があればよかったのだが、今回は発生していない。
「なら、糸で絡め取るときに重さで倒壊させちゃいましょう。見破れなければ、これでおわり」
湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)は腕輪から繰り出した操り糸を周囲に張り巡らせ、ポンプジャックごと血影殲兵を絡め取った。
「くそがよ!」
雁字搦めにポンプジャックに縛り付けられている血影殲兵がわずかに自由になる手でライフルの引き金を引いて魔弾を放つ。
地面めがけて撃っても意味はないと思いきや、魔弾は文字通り魔法の軌道を描いて地面スレスレで直角に曲がると、雪華の胸にぶち当たる。
「おわりですか? じゃあ、おしまいです」
胸を射抜かれたところで雪華はディアボロスであり蘇りのリターナー。痛みはあれど意には介さずトループス級に雪華はトドメの刺突を見舞った。衝撃で血影殲兵を磔にしたままポンプジャックが折れる。
「……伽藍を満たすには足りないかもしれません」
と言いながらも、雪華はメイスを振り上げた。
「これもお仕事っ」
勢いをつけて雪華が重いメイスを振り下ろすと、ガッシャーンと派手な音を立てて、ポンプジャックがメイスで修理不可能なレベルでべこべこに叩きのめされる。
「壊すのって結構楽しいんだなぁ……わかった気がする」
と雪華がつぶやくと、
「そう! 破壊はど派手に盛大に後腐れがないようそれはもう豪快にやると……すっごい気持ちいい!」
イシュアが弾ける笑顔で親指を立てながら同意した。
「そうね。壊す快感というのはわからなくもないわね」
口元の笑みを抑えきれぬまま頷いてしまったメルキディアは、真顔に戻って咳払いをする。
「ン、ンンッ。でもこっちが巻き込まれないように警戒は怠らないようにしなくっちゃね」
「でも私達って巻き込まれても大丈夫じゃないかな……」
雪華が言う通り、ディアボロスは爆炎もポンプジャックの下敷きになっても、命に別条はないのだ。
「奴らに好き勝手させるな!」
いいように油田施設を破壊され、怒り心頭の血影殲兵がディアボロスたちのもとに集まってくる。
「銃兵、『狩り』のつもりですか。ならば格の違いを見せてやりましょう」
ジャンヌ・デスペラーダ(鉄槌の騎士・g05561)は身を隠しながら、巨体の人形ジェヴォーダンの怪腕でポンプジャックやら支柱やらをへし曲げ、凹ませ、壊していく。
「このやろう!」
と駆けつけたクロノヴェーダに、ジャンヌは縛撃鎖を無数に投げつけた。
「ぐ、がっ!?」
「鎖は我が法、我が枷、我が猟犬。この一投一振に獣を屠る力を与えたまえ……!」
祈りのような詠唱をしながら、ジャンヌは処刑刀を構えて拘束した血影殲兵へと肉薄する。
縛り付けて無抵抗な相手を切り捨てる。外道の剣技とそしりをうけても致し方なかろう。しかしこれこそが、聖騎士ジャンヌの切望する安寧な日々への最善手なれば。
「てめぇも道連れだあ……っ」
血影殲兵が死ぬ瞬間にゼロ距離でジャンヌの腹に撃ち込んだ黒い魔弾が爆ぜて、ジャンヌの腸を引き裂く。
げぶと血を口から吐きながらも、ジャンヌは止まらない。
もはや油田を守るトループス級はいない。残るは部隊長たるアヴァタール級『リュドミラ・パヴリチェンコ』のみ。故に、ディアボロスたるジャンヌはここで止まるわけには行かないのだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【フライトドローン】がLV4になった!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
メルキディア・セデクリエル
アドリブ・連携大歓迎
大暴れの仕上げとなる相手はリュドミラ・パヴリチェンコか……狙撃手が相手なら撃ち抜けないように壁を作る作戦がメインだけど、もう少し攻撃的な方法でいきましょう。
カウンター・スナイピングは擬態しながらの全周囲から狙撃弾の弾幕。
逃げ場がどこにもないのならば作ればいい。
後かくれんぼの必勝法は、隠れそうな場所を全部吹っ飛ばしてあげる事ね。
これらを同時にこなす為、シェキルザッパーから放つのはブラックホール・グレネード。
超重力の擲弾で弾丸を吸い込みつつ、着弾・術式反転による爆発で隠れてそうな場所からあぶりだす。
これで連携して倒して、施設を壊すだけ壊したらすぐさま脱出しましょう!
湯上・雪華
絡み、アドリブ等完全受け入れ
重傷描写大歓迎
本命ですね、全力でいきますよ
渇望抱く伽藍、参ります
虚ろを抱き、渇望の呪いを宿す妖刀を扱う
今回は自らの意思で呪詛を扱います
狙いをつけられないように動き回るが得策でしょうか
難しければ捨て身の一撃として敵の懐に飛び込むのもいいですね
本体がどちらであれ、渇望の呪詛を味わっていただきましょう
動きを多少でも止めればあとは楽ですよね?
できることなら手足の一本、もらいましょうか
エリザベータ・シゲトヴァール
●心情
リュドミラ・パヴリチェンコ?
……本来ならまだこの世に生まれ出でてすら居ない人物よ。
この改竄世界史が『史実』に非ざる何よりの証左か……。
名を騙る存在とは言え、気を抜けない相手ね。
●行動
【飛翔】し空対地攻撃を実施。
敵の狙撃が正確なら、それ故に読み易い。
【偵察】技能を活かしてマズルフラッシュやスコープレンズの反射光を探し出し、【戦闘知識】で射線から敵の位置を割り出す。
ヘッドショットと心臓狙いにはV-EXTRAの【残像】で目測を誤らせ、着弾しても【空中戦】技能を活用して姿勢制御しダメージリミテーション。
元より無傷で勝とうとは思わない。
位置さえ割り出せば、急降下から【一撃離脱】で爆撃槌を振り抜く。
イシュア・アルミゴス
ふぅ…楽しかった…メインディッシュはおいしかったよ
さあ、君はデザートに相応しいかな?
狙いが正確ってことはそこさえ防げばいいって事さ。だったら簡単だ
頭と心臓を守るように槍を構え姿勢を低くして突撃!体を左右に揺らし
避けながら破壊された地形を利用し最速の一撃をお届け!
貫き穿つ雷槍の轟をその身に刻め。こいつは特に、痺れるだろう?
ここまで攻められ残念無念、仕事失敗お疲れさん
それじゃあ最後に加減なく容赦なく、君の全て奪わせてもらう
奪われるのはお嫌いかい?
ジャンヌ・デスペラーダ
リュミドラ・パヴリチェンコ
最終人類史に名を残す名狙撃手
…なるほど、その名を冠するという事はつまりそういう事なのでしょう
ならばここからは技と技の競い合い、こちらも腹を決めましょう
【情報収集】【戦闘知識】で気配を【追跡】し、リュミドラを捕捉し次第【突撃】を開始
パラドクスで剣を逆手に持ち替え、狙撃弾を迎撃しながら間合いを詰めていきます。
確かにどれもが致命となりえる弾丸。
しかしその正確さこそが命取り、必ず急所を狙われるからこそ私はそno
弾道を信じる事ができる。
信じて剣を振るい、弾丸を弾き、切り落とし、刀身で受けることができる。
とどめは【捨て身の一撃】で銃身を斬り上げ、【連撃】の袈裟切りを見舞わせます。
●火の海只中にて弾は翔ぶ
火柱が火柱と合わさり、既にバクー油田採掘場は火の海だった。
並の生き物ならば焼けて死んでいるだろう。物理的な攻撃を無効化するクロノヴェーダとディアボロスだけがこの場に存在できる。
アヴァタール級の名前を知っているエリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)は顰め面で空を飛んでいた。
「リュドミラ・パヴリチェンコ? 本来ならまだこの世に生まれ出でてすら居ない人物よ」
このディヴィジョンの時代と噛み合わぬ狙撃手の名前を冠するクロノヴェーダに、エリザベータは改竄世界史が、最終人類史と決定的に違うことを痛感する。
「リュドミラ・パヴリチェンコの名を騙る存在なら……」
とエリザベータが索敵のために、網膜を灼きそうなほどまばゆく炎上する地上を見やる。
(「こんなに燃えていると、相手のマズルフラッシュやスコープの反射光はわかりそうにないわ」)
より一層目を凝らしたエリザベータの頭と胸めがけて数千の弾丸が四方八方から飛んでくる。
「!!」
着弾とともに雲丹のように無数の血針でエリザベータの肉を抉る銃弾は、正しくリュドミラ・パヴリチェンコのものだった。
「来たわね……強制解除」
エリザベータは機械化している部位の各所リミッターを外し、動力炉を急速加圧。高速で姿勢を制御し、撃墜は免れながらエリザベータは爆撃槌を振り上げた。
「もとより無傷で勝とうとは思わない。向こうが撃った時点で、向こうの場所は分かったも同然よ!」
クロノヴェーダの攻撃が当たるならばディアボロスの攻撃も当たる。逆説連鎖戦(チェインパラドクス)は空間も時間も超えて世界法則を書き換える戦闘。
航空突撃兵が振り抜く爆撃槌は、狙撃兵に正しく当たり、相手を吹き飛ばす。
「補足しました」
目もくらむような火災の中、ジャンヌ・デスペラーダ(鉄槌の騎士・g05561)の灰色の瞳は吹き飛んだクロノヴェーダを捉える。
「リュドミラ・パヴリチェンコといえば、最終人類史に名を残す名狙撃手。ならばここからは技と技の競い合い」
ジャンヌは握った処刑刀をぐるりと回し、逆手に持ち替える。
「こちらも腹を決めましょう。ついてこれますか――?」
高速の剣技を実現する握り方で、ジャンヌはアヴァタールへと走る。
リュドミラ・パヴリチェンコの頭上に浮かぶ巨大な目がジャンヌを睨めつけ、顔の見えない血まみれフードの狙撃兵が撃つ。
ジャンヌの脳と心臓を精密に狙う弾。それが的であれば、ただ一点だけを穿ち続けるだろうまさに針の穴を通す射撃だ。
「しかしその正確さこそが命取り」
だが狙う点が一点、逆を返せば守りやすい。
鎖を巻き付けた歪な処刑刀でいくつかは弾いてジャンヌは進む。
そして到達した狙撃兵の腕を、肩を、潰すかのようにジャンヌの刀は叩き切った。
噴き出す血が、リュドミラ・パヴリチェンコの血まみれの衣服を更に汚す。
「隠れそうな場所を全部吹っ飛ばして……と思ったけれど、この火の海じゃ隠れるところなんてもうなにもないわね。眼前に居る狙撃兵なんて丸裸も同然よ」
メルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)はジャンヌの処刑刀に斬られるリュドミラ・パヴリチェンコを見て、肩をすくめた。
狙撃兵相手なら、といろいろ考えてきた戦法も、すぐそこに敵がいるなら必要がない。
大型拳銃型の閃機『銃閃機シェキルザッパー』を手にしたメルキディアは銃口をリュドミラ・パヴリチェンコに向けた。
「リダブライザー・リング展開。エネルギー圧縮・反転! これで圧壊しなさいッ!」
天使の輪を思わせる形状の『輪閃機シルトガーレ』が生んだリダブライザー・リングが、メルキディアとリュドミラ・パヴリチェンコの間に浮かぶ。
『銃閃機シェキルザッパー』から放たれた砲弾はリングの中を貫いて、クロノヴェーダへと駆ける。
光を飲み込むほどの重力を持った砲弾は、火の海の中で軌道だけを闇に変えながらアヴァタール級を飲み込んで圧潰させた――?
「よし、あとは施設を壊すだけ壊したらすぐさま脱出を……ッ!?」
これで終わったと思ったメルキディアの周囲全方向から弾丸が撃ち込まれた。
擬態で隠れたリュドミラ・パヴリチェンコの狙撃だ。
「さすが本命ですね。全力でいかないと。渇望抱く伽藍、参ります」
湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)は薄く微笑むと、虚ろを抱き、渇望の呪いを宿す無銘の妖刀を抜き放つ。
続き、雪華にも急所だけを撃ち抜く幾千の弾丸が襲いかかるが、雪華はただ空虚に微笑みながら踊るように炎の中、あちらこちらと動き回っていた。うろうろと動く的を物ともせず常に同じ場所を銃撃し続けるクロノヴェーダの技も流石ではあったが。
焔の中を歩く雪華はまるで幽鬼――伽藍洞な彼は痛みすら渇望している。
伽藍洞の主、虚ろ抱く妖刀、互いに空虚な存在は、渇望の呪詛を操った。
「できることなら手足の一本、もらいましょうか。貪り喰らえ」
弾丸の軌道を逆に辿って呪いはリュドミラ・パヴリチェンコに到達し、その肉を蝕んだ。
ブラックホール・グレネードで圧潰しかけ、皮一枚でくっついていた両足がぶちりと渇望の呪詛に餐まれる。
上半身だけのリュドミラ・パヴリチェンコは文字通りのレームダック。
「ふぅ、そろそろデザートかな。今日は楽しかった……メインディッシュはおいしかったよ。さあ、君はデザートに相応しいかな?」
イシュア・アルミゴス(守護星蟲・g00954)は、リュドミラ・パヴリチェンコの前に立つ。
「ここまで攻められ残念無念、仕事失敗お疲れさん」
うなだれて顔の見えないリュドミラ・パヴリチェンコの頭上の瞳がイシュアをじいと見つめた。
その視線を意に介さず、イシュアは明るく告げた。
「それじゃあ最後に加減なく容赦なく、君の全て奪わせてもらう。奪われるのはお嫌いかい?」
瞳は観念したようにまぶたをゆっくり閉じた。
「いい心がけだけれど、デザートにするにはちょっと物足りないかな。じゃあ、貫き穿つ雷槍の轟をその身に刻め。ビリッといくよ」
対物貫通生体槍尾『セルケトテイル』を低い姿勢で構えたイシュアは神速でリュドミラ・パヴリチェンコに接近すると、戦艦装甲をも穿つ生体槍をアヴァタール級の鳩尾めがけて突き込んだ。
槍が電撃を放つと、バンと大きな爆発音と共にリュドミラ・パヴリチェンコの体が跳ね、そして微動だにしなくなった。
「……よし、じゃあ戻ろう。この採掘場はもう使い物にならないだろうからね」
立ち上がり、イシュアはディアボロスたちに帰還を促す。
時折爆発しながらバクー地下の原油が燃えている。これは永遠に鎮火すらできないかもしれない。まるで『地獄の門』のように――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【操作会得】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV3になった!