竜域への門

 世界各地のドラゴンの支配地域(ダンジョン)を守る『竜域への門』であるラキ火山ダンジョンを攻略してください。
 『アイスランドにあるラキ火山』の山頂部分が空に浮かぶ島がラキ火山ダンジョンです。
 ラキ火山ダンジョンを攻略し、隠された秘宝を手に入れる事で、世界各地のダンジョンの攻略を行うことが出来るようになるでしょう。
 ドラゴン達は、ラキ火山の発するエネルギーを利用し、世界各地のダンジョンに『侵入不可能な障壁』を張っているようです。
(手に入れた秘宝の数によって、攻略可能になるダンジョンが変化します)

半分の洞窟には謎がある(作者 青猫格子
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#幻想竜域キングアーサー  #竜域への門  #ラキ火山 


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●半分の洞窟
 天然の洞窟の奥に進むと、古代の神殿のような空間が広がっている。
 宝が眠る洞窟には、それを守護する存在がいるものだ。
 洞窟の主、棘鞭飛竜エリギュラスは普段は眠りについているが、侵入者の存在に気づいてゆっくりと目を開いた。
「また新しい挑戦者が来る時期となったか。どれ……」
「……!?」
 ヒュッと空気を切る音がした。
 エリギュラスが身体をほとんど動かさないまま、挑戦者たちが見えない何かに襲われ、身体が切断されていく。
 それはエリギュラスの身体から生えた、無数の棘付き鞭による攻撃だった。
 ほとんどの挑戦者は自分に何が起こったかわからないまま、気づいても高速の鞭に対処できずに倒れていく。

「はあ、今回の竜鱗兵たちも大したものではなかったな。半人前以下だから身体を半分も保てないのだ。まあ強い兵士を生み出すのにはこの程度の犠牲は仕方あるまい」
 静かになった洞窟の部屋で、守護者は再び眠りについた。

●新宿にて
「皆さんお集まりいただきありがとうございます。今回の事件について説明しますね」
 時先案内人の高田・ユウト(塔の下の少年・g03338)がディアボロスたちに説明する。

「今回のパラドクストレインの行き先は『幻想竜域キングアーサー』です。ドラゴンたちが世界中に迷宮を拠点として作っているようですね」
 世界各地の迷宮につながる竜域への門がアイスランドのラキ火山の山頂にあるという。
 海抜1700mの空中に、ラキ火山の火口のみが浮島のように浮いている。
 このダンジョンはクロノヴェーダである竜鱗兵の鍛錬にも利用されているため、入り口は解放されている。
「皆さんには、この解放された入口からダンジョンに挑み、攻略を行ってほしいのです」
 そうすることで世界各地のダンジョンに挑むための足がかりとなるだろう。

 ユウトは今回行く迷宮について解説する。
「今回行っていただきたいダンジョンは『半分の洞窟』と呼ばれています。不思議な名前ですね」
 半分と言っても他の迷宮に比べて小さいという訳ではないようだ。
 中は普通の洞窟のようにいくつかに枝分かれし、途中には罠も仕掛けられている。
「回転する刃物や、ギロチンのように天井から落ちてくる刃物など、切断系の罠が多いようです。気をつけてください」
 最奥の部屋は突撃竜鱗兵たちによって警備されている。
「警備を倒さずうまく交わして最奥の部屋へ向かうという手もあります。ですがその場合は警備を突破しながらいかにボスを倒すか、同時に作戦を実行する必要があり、難しいかもしれません」
 その辺りの方針は到着までにパラドクストレインで話し合うと良いだろう。
「最奥の部屋はこのダンジョンの主『棘鞭飛竜エリギュラス』の住処となっていて、竜鱗兵たちは彼を倒すために挑戦し続けているようです」
 しかし、彼の身体から生える棘付き鞭による攻撃は素早く、強力であるため、突破した竜鱗兵の数はとても少ないらしい。
「負けた竜鱗兵はほとんどが鞭によって切断されて死んでいます。非常に厄介な攻撃ですので気をつけてください」
 道中も最奥も、全体的に殺意の高い迷宮である。
 注意しながら進む必要があるだろう。
「それから、このダンジョンの中には『迷宮の秘宝』が隠されているようです。探索中に見つけた謎を解くことで入手できるようです」
 謎は探索中に見つけることができるようだ。謎が解けそうならば挑戦してみるべきだろう。

「迷宮の秘宝を多く手に入れる事が出来れば、新たなダンジョンを発見することが出来るかもしれません。まるでRPGみたいですよね。どうか皆さん、気をつけて頑張ってください」
 ユウトはそう言ってパラドクストレインに乗るディアボロスたちを送り出した。

●入り口にて
 洞窟の入り口には特に護衛のような姿は見かけない。誰でも入ることができそうだ。
 しかし、一歩踏み入れると異様な光景が目に入る。
 竜鱗兵たちの倒れた姿。ほとんどは遺骨のみだが、まだ服を身につけた新しいものもある。
 倒れた竜鱗兵たちはその多くが上半身か下半身だけになっている。
「半分の洞窟」とは、体が半分しか残らない過酷さが由来の一つのようだ。
 洞窟の奥は枝分かれしているが、中には危険な罠もあるだろう。
 最奥まで気を抜くことなく進もう。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【現の夢】
1
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【避難勧告】
4
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【エアライド】
3
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
2
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【土壌改良】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。

効果2

【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV7 / 【ガードアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV2 / 【ドレイン】LV2 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV4

●マスターより

青猫格子
 こんにちは、青猫格子です。
 今回はダンジョン探索のシナリオです。
 迷宮に潜り、罠を避け、敵を倒し最奥へ進みましょう。最後はドラゴンとの対決です。
 また謎を解いて秘宝を入手できるかもしれません。
 以下、選択肢の解説です。

『①ダンジョン探索』
 回転する刃物など体を半分にするような、恐ろしい罠が襲いかかってくるようです。
 うまく避けるか、罠を破壊するなどして進みましょう。

『②迷宮の秘宝』
 ダンジョン探索の途中で謎が発見され、それを解くと秘宝を入手できるようです。

『③施設を警備するトループス級『突撃竜鱗兵』』
 主に最奥の部屋を警備していますが、ダンジョンの途中を巡回している場合もあります。
 つまり好きなタイミングで挑戦して構いません。
 この選択肢をクリアしなくてもボスと戦う事は出来ますが、ボス戦のプレイングに『警備を突破する作戦』を書く必要があり難しくなるでしょう。

『④アヴァタール級との決戦『棘鞭飛竜エリギュラス』』
 ダンジョンの主と戦います。体の各所から「棘付き鞭」状の触手が無数に生えたドラゴンです。鞭の攻撃に気をつけながら戦う必要があるでしょう。

 それではどうぞよろしくお願いいたします。
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このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


アンゼリカ・レンブラント
【FAM】で同行希望
パラドクス通信で連絡を密に。

いかに私が鍛えたマッチョでも、
罠でぶった切られたら終わりだなぁ
なので慎重に挑もうかな

道の先に小石を飛ばしてみたり、
【光使い】で小さな灯を道の先に飛ばし照らしてみたり
体を向かわせる前に罠が発動して、効果がなくなればよし
何度も発動する罠なら、法則性を把握して突破だね

仲間とも綿密に情報を擦り合わせ、
誰も突出しない、用心しながら進んでいこう
真っ二つなんてごめんだからねっ!

そして壊せる罠は、力いっぱいに壊すっ
直接触れない《破軍衝》の一撃で崩せればいいかな
その際でもすぐに身を逃がせるような体勢を心がける

安全な道を確保できたら、通信で安全な道を連絡・案内しよう


シル・ウィンディア
【FAM】で同行希望

ダンジョンは初めてだけど、ワクワクするよね。
でも、怖い罠が沢山…
でも、がんばるっ!!

パラドクス通信で連絡を密に取りながら、連携して動くね
遠隔で動く仲間とは特に密に連絡を取るよ

切断系の罠が多いのなら…
スリットとか、ちょっと人工物なところがあると思うんだよね
そのへんを気にかけつつ…

罠で解除できるものがあれば、解除を試みるよ
解除できないなら、法則性をみてから回避していくよ

しかし、なんでこんな洞窟作ったんだろうね~
鍛錬だけなのかな。でも、こういう所に素敵なものが隠されてるともいうよね

罠を確認しつつ、財宝の気配とか手がかりも見つけていくよ
さてさて、どうなることやら?


●罠を抜けて
 アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)とシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)の二人は『半分の洞窟』の入り口に立ち、中を覗いていた。
「ダンジョンは初めてだけど、ワクワクするよね」
「ああ。だが、いかに私が鍛えたマッチョでも、罠でぶった切られたら終わりだなぁ」
 好奇心半分、恐ろしさ半分といったところか。ここは慎重に進むべきだろう。

 洞窟に踏み入ると奥に行くにつれ、暗闇が広がっていく。
 見えないところに罠が仕掛けられているかもしれない。
「こういうとき、灯りは大事だな」
 アンゼリカは手のひらから出した小さな灯りを飛ばして行き先の道を照らす。
 洞窟の中がよく見渡せる。同時に、地面に転がる骨までよく見えるようになったが……。
「ねえ、あれ見て」
 シルがアンゼリカに小さな声で話しながら指差す。

 細い道の両側に、人工的な長いスリットが複数見える。
 暗かったら気づかなかったであろう。おそらく、あのスリットから刃物が出てくる仕掛けだ。
 アンゼリカは石を拾って、細い道に向かって投げてみる。
 予想通り、ガシャンと刃物が飛び出してきた。
「危ないな! こんな罠は壊すに限る!!」
 アンゼリカは飛び出してきた刃に向かって拳を振りかざす。
 拳から発生した衝撃波が罠の刃を打ち砕いていった。

 すべての刃を破壊した後、さらなる罠が起動しないか慎重に確認しながら、二人は細い道を通り抜ける。
「しかし、なんでこんな洞窟作ったんだろうね~」
 走り抜けながらシルが不思議そうにつぶやく。いくら鍛錬とはいえ、罠が過酷すぎる気がする。
 何かを隠すためにこのような仕掛けを作ったのではないだろうか?

 二人が進むと、進行方向を塞ぐ扉が現れた。
「これも罠が仕掛けられているのかな?」
 シルは扉に触れずに罠を無効化出来ないか試してみることにした。
「空と大地を繋ぎし雷よ……我が手に集いて、障害を撃ち抜けっ!」
 詠唱により発生した雷の衝撃波を放ち、扉に直撃させる。
 扉に仕込まれていた罠が衝撃波で無効化されたらしく、ガチャリと鍵が外れる音がした。
「いまのところ順調だな」
 アンゼリカが扉を抜けながらシルに言う。
「そうだね。あとは財宝も見つかればいいんだけど……」
 二人はその後の罠もいくつかの切り抜けながら洞窟の奥へと進んでいく。
 残留効果で後続のディアボロスもそのうち追いつくことだろう。
 そう考えながら進んでいると二人はいつの間にか、広い空間にたどり着いていることに気がついた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【エアライド】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!

●広場と3つの扉
 広場の中央には人工とも天然とも判別つかない石の台があり、何かが置いてある。
 そして奥には木でできた扉が3つあった。扉の中央には何やら数字が刻まれている。

 近づくと石の台には四角い手鏡が置かれ、台の上に文字が刻まれていることがわかった。
「財宝を望むならば数字の扉へ進め。『3』」

 文字はこれだけだ。しかし、扉の数字は左から「7」「8」「9」で、3は見当たらない。
 どうやら謎を解く必要があるらしい。
 おそらく、正解の一つの扉だけが財宝に通じ、間違えばこれまでの罠のような仕掛けが発動するのだろう。
 謎を解くことができれば、財宝を手にすることができるかもしれない。
ディア・モールァイ
ぁー、良いねェ、この冒険らしさ!ワクワクするわ。先ずは迷宮探索だ。暗視機能付いたガスマスクで視界も確保。後続の足掛かりと秘宝の謎探しだ。
切断系の罠が多いなら…サンドストームで風の流れを読みながら罠を支える壁部分を削り罠自体を無力化させて進むかね。
蛍光チョーク持ち込んで罠解除した旨を記入して行き止まりは避けつつ隠し部屋探索しつつ進むぜ。
溶岩の滝の裏側なんてありゃァ、風の流れで探索、当然進むよな。
死体が新しい場所や多い場所…要するに罠が多い場所や壁の模様や苔が不自然に途切れたには何かがあるかも知れねェから含めてじっくり進もう。
可能なら秘宝の探索に力を入れてェな?
謎とやらはどんなモンかねェ


アイザック・グレイ
ドラゴンどもの訓練施設か……。ここで生き残った突撃竜鱗兵が、後々脅威になるのであれば、俺たちがぶっ潰すべきだな。

そのためにも、まずこの洞窟を攻略しやすくする必要がある。具体的には、各所に設置してある罠の破壊だな。入口付近の罠や、手の届きやすい罠だけでも壊すとしよう。

もちろん俺が壊せる罠の数は知れてるだろうが、それでも後続のディアボロス達が進みやすくなれば、御の字だ。

手の届かないような罠を発見した場合は、洞窟内で遭遇した仲間たちと情報を共有しておくか。


●切り拓く者たち
 洞窟内の別の箇所では、ディア・モールァイ(主持たぬ猟犬・g00143)、アイザック・グレイ(竜狩り・g01717)が奥へ向かって進んでいた。
「上に何かある。気をつけろ」
 ディアがアイザックに呼びかける。暗視機能のついたガスマスクで視界を確保しているようだ。
 ディアの呼びかけで上から刃物が落ちてくるのを察知したアイザックは、伏せて避けながら天井へ向かって『竜骨砕き』を放つ。
 衝撃波によって刃物と罠の装置が破壊された。
「全く……とんでもない罠だ」
 洞窟内の罠の数は多く、どれも凶悪だ。
 これに生き残った竜鱗兵が後々脅威になるのだとしたら、その前に対処するべきだろう。
 アイザックに今できることは、できるだけ罠を破壊しながら奥へ進むことだ。

「ぁー、良いねェ、この冒険らしさ! ワクワクするわ」
 一方、ディアはこの洞窟探索を純粋に楽しんでいるようで、アイザックは理解できないといった態度だった。
「……とりあえず、罠の情報は仲間と共有しておいたほうがいいだろう」
 アイザックは残留効果のパラドクス通信が使えることを確認し、発見した罠の情報を伝える。
 もし手の届かない罠があっても、情報があれば避けることはできる。

「死体が新しい場所や多い場所……要するに罠が多い場所や壁の模様や苔が不自然に途切れた場所には何かがあるかも知れねェから含めてじっくり進もう」
 ディアは罠や怪しい箇所を見つけると蛍光チョークで印をつけて、後続のディアボロスにもわかりやすいようにしていた。
「風の流れから……こっちが怪しいな」
 二人が進むと洞窟の中に小川があり、途中に橋があって渡れるようになっていた。
 しかし、橋の中央には水車のような物が取り付けられており、回転する羽をタイミングよくくぐり抜けないと通れない。
 そしてよく見ると、水車の羽一つ一つが鋭い刃物だった。
「回り道をすることは……難しそうだな」
 アイザックが周りを見る。小川の流れは急で深さは不明だ。通ってきた所以外の洞窟は天井にも地面にも鋭い鍾乳石が生えており、川の細いところを探して渡るのも困難そうだった。
「ならば、やっぱり罠自体を無力化させて進むかね」
 ディアは砂嵐を巻き起こし、水車の罠に砂を侵入させる。
 砂で刃の回転が鈍くなり、ギシ、ギシ……と音を立てながら止まる。
 そして小川の流れに耐えられなくなった罠はガラガラと自壊していった。
「これなら後続のディアボロスは進みやすそうだな」
 アイザックとディアは橋を通り抜け、洞窟の奥へと進んでいった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【土壌改良】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

ストロベリー・メイプルホイップ
高っ!殺意高っ!?
ここまでガチなトラップとかドラゴンさん容赦ないなぁ。
迷宮探索は他の人がやってくれるし、私は敵を戦闘不能にしていこう!

突撃竜鱗兵達を見つけたら【観察】と【情報収集】で様子見。
そしたら【風使い】でこっそり【誘惑の吐息】を相手に吸わせて【現の夢】状態にするね。
その後に現れて「迷宮は怖かったけど逞しい殿方に会えてよかった~!」って感じに【誘惑】してドラサーの姫をやるよ!
逞しい胸板の鱗兵さん達とイチャコラで干からびるまで骨抜きにしちゃうぞ!

あ、効かなかった場合は普通に電磁槍と拡張武装二種による光弾の【連射】【制圧射撃】【砲撃】で攻撃するね。
もちのロンで迷宮のエグい罠には警戒するよ。


アリシア・グレンヴィル
ダンジョンの探索……は、得意な者に任せておきましょう。
私は私にできることを。そう、敵を殲滅することに集中して。

施設の警備に当たっている突撃竜鱗兵。彼らが標的だ。
本当ならば、一直線にドラゴンの元へ向かいたいところですが。戦いの邪魔をされては、たまったものじゃないですから。

振り抜いてくる叩きつけには、こちらも大剣で切り上げて対処を。えぇ、呪いの扱いは私も慣れたものでして。特に、ドラゴンへの悪意と呪詛ならば。


●二人の門番
(高っ! 殺意高っ!?)
 洞窟内をくぐり抜けてきたストロベリー・メイプルホイップ(ドラゴニアンのレジスタンス諜報員・g01346)は、破壊された罠の凶悪さに驚いていた。
 しかし、先行していたアンゼリカ、シル組とディア、アイザックらが多くの罠を破壊していたため、それらの被害に遭わずに奥まで進むことができていた。
(罠の対処は皆がやってくれたのだから、私は敵を戦闘不能にしていこう!)
 アリシア・グレンヴィル(亡国の騎士・g00397)も、同じ方針で破壊された罠の後を進み、ダンジョンの奥までたどり着いた。
(私は私にできることを。そう、敵を殲滅することに集中して)
 敵に見つからないように警戒しつつ、いつでも戦えるように準備していた。

「だいぶ進んだけど、そろそろ洞窟の一番奥じゃないかな?」
「ストロベリーさん、待って」
 アリシアが小さな声でストロベリーを呼び止める。
 二人のはるか前方に今までにないほど大きな扉があり、その前に二体の突撃竜鱗兵が警備していた。
「なるほどね……ここは諜報員の私に任せて」
 ストロベリーは竜鱗兵を観察し、何か思いついた様子で前に出た。

「なかなかここまでたどり着く者はいなくて暇だな」
「ああ……うん、誰か来たぞ」
 竜鱗兵が会話をしている所に、ストロベリーが近づいてきていた。
「ああ、やっと人に会えた。助かった~」
「お嬢さん、まさかこの迷宮に一人で挑戦しに?」
 竜鱗兵の一人が驚いて声をかける。
「はい! 罠は怖かったけど、逞しい殿方に会えてよかった~!」
 ストロベリーが声をかけてきた方の竜鱗兵に抱きつく。突然のことに竜鱗兵は驚くが、女性に頼りにされるのは悪い気分ではなく思わずニヤける。
「お前、仕事中になんだ、ふしだらな」
「なんだよ、モテなくて拗ねてるのか?」
 突然現れたストロベリーの存在により竜鱗兵たちの間に険悪な空気が流れる。

(うまく敵を油断させることに成功しましたね。今のうちに……!)
 アリシアは竜鱗兵たちに気づかれることなく、すでに彼らの背後まで近づいていた。
「む、しまった!」
 竜鱗兵が気づいたときにはすでに遅く、アリシアが漆黒の大剣を構えて飛びかかってきていた。
「呪いの扱いは私も慣れたものでして」
 竜鱗兵が呪詛の込められた武器で応戦するが、アリシアが解放した呪詛は竜鱗兵のものを上回っている。
「特に、ドラゴンへの悪意と呪詛ならば」
 武器ごと竜鱗兵は一刀両断されたのであった。

 そしてストロベリーはもう一人の竜鱗兵に電磁槍と光弾で攻撃を浴びせながら、その場を退散していた。
「た、頼ってくれたのは嘘だったのかよ~」
 竜鱗兵は気を失う寸前に悲しそうに呟くが、彼女にその言葉が聞こえたかはわからない。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【現の夢】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!

ストロベリー・メイプルホイップ
突撃竜鱗兵A(?)さんには申し訳ない事しちゃった。
でも悲しいけどこれ戦争だからね!

という訳で、お宝部屋発見との事で気を取り直して突撃!

これはあれかな?
手鏡を『3』の上に立てて置くと鏡面とつながって『8』になるってやつ。
何しろこの洞窟は『半分』の洞窟。
つまり『8』の扉が正解!

たぶん良いはず
斬られたら死ぬほど痛いだろうけど、即死するならもしかしたら案外気持ちが良いのかもしれない?
女は度胸、何でも試してみるものだよ!

と思ったけど、最初から諦めるのも復讐者らしくないよね?
ここはチキンに大胆かつ繊細に!
ドア周りとかドアから刃物が飛んでこないか、警戒しながら開けるよ。
最悪、罠は電磁槍で【破壊】してみる!


若旅・嘉鷹
さて、騒がしくなっているうちにこちらに手をつけようか。

四角い手鏡に『3』へ進め、ね。

『8』の扉だ。

なぜかって?3という数字を手鏡で縦で半分にするようにおく。
すると、ふくらみの部分が鏡合わせになり8という数字になる。

…という説明を後続に伝えるのは面倒なので、さっさと入って確認するか。
秘宝とやらはどんなものか確かめてみよう。

秘宝以外に何か宝があれば、それも頂いておこう。
なければ、死にかけの門番に契約でも持ちかけるか。


イツカ・ユメ
ふむふむ、これは正しいものを選ばないと真っ二つにされちゃうってこと?
……どうしよう、まったくわからないよ!

よーし!ここはちょっと歌いながら考えてみようかな。
上がれテンション!開け視界!働けわたしの脳細胞!
ふふーん、ノッてきたノッてきた!閃きの神様が降りてきたよ!

ズバリ、正解は『8』でしょ?
だってここは半分の迷宮だもの。きっとこの数字も半分になってるんじゃないかな?
そう!『8』の文字を縦に半分にしたら、『3』になるでしょ?でしょ?
と言うわけで、『8』の扉に突撃!
間違っていたら、全力【ダッシュ】で逃げる!泣かない!

ところで、財宝って何かなぁ?……まさか、お宝まで真っ二つにされてはいないわよね?


ディア・モールァイ
「あぁ、謎発見されたか。本当に良いのか?」
発見者が…たァ思うんだがよ。辞退って事なら遠慮無く感謝しつつも甘えるぜ。

鏡を3の数字へ鏡をセットすりゃァ8になる……

よし、8の扉へ行くぜ。

もし罠が発動すりゃァ酷い目に遭うだろうが……いや、必ず手に入れて見せる。
扉を進みつつ、更に罠や仕掛けは無いか風の流れで警戒しつつ進む。

一体どんなモンが出てくるか…
楽しみだな?


●扉の奥へ
 広場にたどり着いたディアボロスたちは、石の台に置かれた手鏡と文字を見て考えていた。
「これは正しいものを選ばないと真っ二つにされちゃうってこと?」
 イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)は心配そうに扉を見る。
 ここまで洞窟の中に仕掛けられていた罠はどれも破壊力の高いものだった。
 正解以外の扉にも同じような罠がある可能性は高い。
「でも、即死ならそれほど痛みは気にしなくて良いのかな。案外楽かも」
 竜鱗兵から逃げてきたストロベリー・メイプルホイップ(ドラゴニアンのレジスタンス諜報員・g01346)は、戦いの後だからだろうか、比較的気楽な様子を見せている。
「だが、死ぬのはゴメンだな……」
 ディア・モールァイ(主持たぬ猟犬・g00143)は文字と手鏡、そして扉の数字を観察する。
「四角い手鏡に『3』へ進め、ね」
 若旅・嘉鷹(ドラゴニアンのデジタルサマナー・g02873)が鏡を手にする。どうやらこの二人はすでに正解の扉の当たりをつけているらしい。

「ええっ! わたしわからないよ! ちょっと待って、落ち着いて考えるから」
 イツカは二人に待ったをかけ、深呼吸してから歌を口ずさむ。
「ふっふ~♪ 上がれテンション! 開け視界! 働けわたしの脳細胞!」
 リズムを取って体を動かしているうちに何か思いついたらしい。
「閃いた!」
「偶然ね。私も今思いついたわ」
 いつの間にか一緒にリズムを取っていたストロベリーも答えを思いついたらしい。
「変わった謎の解き方をするな。それは良いとして、正解を聞こうか」
 嘉鷹が二人に問う。説明するのが面倒だと思っていたので、丁度いいと考えたらしい。
 イツカ、ストロベリーは同時に『8』の扉を指す。
「その手鏡を『3』の上に立てて置いてみて」
 ストロベリーの言う通りに、嘉鷹が台の『3』の数字の横に手鏡を置くと『8』になる。
 ここは『半分の洞窟』。数字も半分になっていたというわけだ。
「どうやら全員同じ考えのようだ……」
 ディアは扉へ近づき、『8』の扉を開いた。
 鍵もついておらず、扉の向こうには細い道が続いている。
 とりあえず全員で奥まで行ってみることにした。

 四人でほぼ同時に扉をくぐり抜けるが、何も起きる様子はない。
 どうやら正解を選ぶことができたらしい。
 一応警戒して進むが、道の途中に罠はなさそうだった。
 しばらく進むと、奥の方から光が差してきた。更に進むと四人は小さな泉のある空間に出る。
「ここに秘宝があるのか?」
 嘉鷹は周りを見回す。罠はなさそうだが、泉以外にこれといったものが見当たらない。
「おいおい……泉が秘宝でした、という落ちじゃねェよなあ?」
 ディアががっかりしたように言う。
「えーお宝は? まあいいや。わたし喉乾いちゃった」
 ストロベリーが泉の水をすくって飲もうとする。
 ところが、両手に水をすくうと手の中の水は消え、宝石に変化した。
「ええっ、これが秘宝!?」
 イツカたちは驚いて同様に水をすくう。すると、全員の水が一つずつ宝石に変化した。
 深い青色の宝石で、サファイアのように見える。

「持ち帰ることができるのは一つずつのようだな」
 嘉鷹は何回か水をすくってみたが、宝石に変化したのは一回だけだった。
「一体どんな秘宝かと思えば、宝石というわかりやすいアイテムだったな」
 ディアは手に入れた宝石を光にかざす。
 一見普通のサファイアのようだ。しかし、ドラゴンが守る迷宮の更に奥に隠されていた宝石だ。
 この竜域への門では、火山の発するエネルギーを利用して、世界各地の迷宮に『侵入不可能な障壁』を張っているという。
 この宝石が世界各地の迷宮を攻略するための手がかりになる……かもしれない。

「とにかく、全員お宝を手に入れられてよかったね」
 ストロベリーが大事そうに宝石をしまう。
「うん、お宝まで半分じゃなくてよかったよ」
 イツカがまた嬉しそうに鼻歌を歌いながら扉の向こうへ戻っていく。
 嘉鷹、ディアたちも彼女たちに続いて広場へ戻ることにした。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【土壌改良】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【ロストエナジー】がLV4になった!

アイザック・グレイ
さて、壊せそうな罠は壊せたな。これで後続のディアボロス達は進みやすくなったはずだ。

だが、俺たちが進みやすくなったということは、同時に敵である突撃竜鱗兵も巡回しやくなったということ。ここ先は敵に遭遇するかもしれないな。

出来る限り身を潜めて進み、敵を見つけ次第、倒しに向かう。先制攻撃を仕掛けられるのが理想だが、曲がり角で急に遭遇する場合もある。その際は、何も言わず即座に斬りかかる。

名乗り?卑怯?ここは演習場じゃないんだ。最後に立ってる奴が正義で、倒れた奴が悪なのさ。


市原・雄太
あー、『半分』ってそういう……。

こうやってエリートを増やすわけね、なるほど。
ここでこいつら倒しちゃってもいいんだ?
じゃ、遠慮はいらねぇなぁ!

ストリートストライクで石材を使ってぶん殴る!
強い奴は嫌いじゃないぜ、筋肉質ならなおさらな!
攻撃はノーガードで受ける。
わりぃけど、簡単に意識は飛ばさせないぜ!
仲良く気絶しようや!(胸ぐらを掴んで頭に頭突き)

かったいなぁ、流石竜の鱗…。でも、楽しめるから問題ねぇ!


●岩陰からの奇襲
 アイザック・グレイ(竜狩り・g01717)は迷宮の中を見回し、壊せそうな罠がほぼ残っていないのを確認した。
「これで後続のディアボロス達は進みやすくなったはずだ」
 その時、市原・雄太(バウンスチェイサー・g02841)が追いついてきたのを見たアイザックは、声に出さずに隠れるように合図する。
「なんだ……? ああ!」
 雄太も流石に気がついた。道の反対側から二人の竜鱗兵が歩いてくることに。
 どうやら迷宮の中を巡回しているらしい。
 二人は急いで道の脇の岩に隠れる。

「ずいぶん罠が破壊されているな」
「ああ、生きのいい新人が現れたのかもしれない」
 二人が隠れていることに気づかないまま、竜鱗兵たちは壊れた罠を見て話し合っている。
(こうやって仲間を増やしているというわけか……)
 雄太は敵の話を聞きながら考えた。
 クロノヴェーダたちの戦力を抑えるためにも、なるべく倒してしまったほうがいいだろう。
「じゃ、遠慮はいらねぇなぁ!」
 岩陰から飛び出し、竜鱗兵たちに向かって飛びかかる。
 アイザックもそれに乗じて攻撃を仕掛けることにした。

「なんだ!?」
 突然の襲撃に竜鱗兵たちの意識が追いつかない。
 雄太は近くに落ちていた石材を担いで、目の前にいた竜鱗兵たちに力任せに殴りつけた。
 竜鱗兵たちは石材に弾かれて、迷宮内の両壁に叩きつけられる。
「ぐぬ……奇襲とは卑怯だぞ!」
「卑怯? ここは演習場じゃないんだ。最後に立ってる奴が正義で、倒れた奴が悪なのさ」
 アイザックがそう言いながら、大きく剣を振り上げ、とどめを刺そうとする。
「ぐおお……負けてたまるか!」
 竜鱗兵は残る力を振り絞って起き上がり、アイザックと雄太にそれぞれ突っ込んでくる。
 巨大な棍棒を振り回しており、頭に当たったらひとたまりもないだろう。
「わりぃけど、簡単に意識は飛ばさせないぜ!」
 雄太はあえて防御せずに棍棒を受け止める。通常なら一撃で意識を失うはずが、根性で意識を保っていた。
 そして近づいてきていた竜鱗兵の胸ぐらをつかんで、逆に頭突きを浴びせる。
「くう……かったいなあ」

 一方、アイザックは飛びかかってきた竜鱗兵を一刀両断して倒していた。
 振り返ると、雄太と竜鱗兵の両方が倒れているではないか。
「まったく、何をしているんだ」
「すまない。まあ勝ったからいいだろ?」
 竜鱗兵は意識を失い、雄太は立ち上がった。どうやら戦いを楽しんでいるうちにこうなったらしい。
 敵がいなくなったことを確認した二人は迷宮の更に奥へ進むことにした。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【アヴォイド】LV1が発生!

シル・ウィンディア
罠は壊したから…。
それじゃ、別のお掃除と行きましょうかっ!!

敵との距離が遠いなら…
右手に世界樹の翼をもって、type.Cに変形させてからの誘導弾の連射で攻撃だね

近接の間合いになったら、左手に精霊剣を構え
残像を生み出しながらのダッシュとジャンプで攪乱しつつ
フェアリーコンボで一気に押すよ!!
纏めてお相手するよ!

攻撃後の離脱は、エアライドも使って、三次元機動で動いていくね

敵の攻撃は、残像で回避を試みるけど
被弾しそうな時は、剣で受け流しを試みるね

さ、さすがに、真正面からは無理だから、体もうまく使って受け流しだね

さて、そろそろおしまいにしようね
精霊剣での連撃で仕留めにかかるね

ふぅ、つかれたぁ~


アンゼリカ・レンブラント
さて、ダンジョンの罠は突破したから、
続いて敵の掃除もしようかな

ここはネメシスモード発動!
10歳ほどの容姿になり、精神も肉体に合わせ
幼くなるが、パワーはいつもより上だぞ!あははー!

【ダメージアップ】の効果をもらいつつの、
【突撃】し近距離で大立ち回りだ!
【ダブルの効果も受け攻撃を連発できると
尚いいかな

これがディアボロスの力だー!受けてみろ!
パワフルに暴れるけど、
大勢を相手にしていることは忘れず。

囲まれないよう絶えず動き、位置取りには注意をする
逆に一緒に戦う仲間とは、
1体を挟むように攻撃し確実に倒し、
さらにもう1体…と確実に数を減らす

倒せそうな個体がいれば、《屠竜撃》!
2体纏めて倒せれば尚いいがな!


●突撃竜鱗兵掃討
 様々な恐ろしい罠を突破したアンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)とシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)の二人は、迷宮の奥深くまでたどり着いていた。
 その時丁度、広場の奥の通路から複数人の竜鱗兵たちが駆けつけてきた。
 どうやら敵も侵入者の存在に気づいたらしい。
「罠は壊したから……それじゃ、別のお掃除と行きましょうかっ!!」
「そうだな。ここは本気を出させてもらう」
 シルの言葉にうなずいたアンゼリカはネメシスモードへと変化する。
 普段より幼い姿に変化したアンゼリカ。一見すると、普段より弱くなったように見えるがそうではない。

「ふざけおって、こんな奴らが迷宮の罠を破壊したのか!?」
「いや、見た目以上に強いのかもしれない。油断するなよ」
 竜鱗兵たちは二手に分かれて同時にシルとアンゼリカに突撃してきた。

(こっちの小さい方を先に倒して、すぐに向こうに合流してやる)
 アンゼリカに向かってきた竜鱗兵の一人は一撃で相手を葬り去ろうと棍棒を振り上げる。
「あはは、油断しているね。それじゃ倒せないよ!」
 アンゼリカは竜鱗兵の隙を見逃さなかった。
 相手の懐に潜り込み、強烈な一撃を与える。その威力は通常形態の時よりも更に強い。
「ぐはっ!?」
 腹に強烈な攻撃を受けた竜鱗兵は逆に一撃で倒れてしまった。
「なんて強さだ!」
 他の竜鱗兵が驚いている間にもアンゼリカは次々に突撃し、敵を倒していく。

 シルは世界樹の翼をtype.C「魔力銃モード」に変化させ、迫りくる竜鱗兵たちに向かって誘導弾を浴びせていた。
 竜鱗兵の一人が銃弾を避けながら彼女に近づき、棍棒を振るうが空中を切る。
「残像だと!?」
 後ろを向くと剣を構えたシルが妖精と共に斬りつけてきた。
「くっ、ちょこまかと動きおって」
 複数人の竜鱗兵が同時に彼女を取り押さえようとするが、シルはエアライドの効果を使って上方に大きくジャンプし、切り抜ける。
「さて、そろそろおしまいにしようね」
 シルは攻撃を受け流しながら敵と距離を取り、妖精で複数人の竜鱗兵を取り囲んで一気に連撃を仕掛ける。
 精霊剣で切りつけられた竜鱗兵が次々に倒れていく。

「ふぅ、つかれたぁ~」
 竜鱗兵を倒したシルは周囲に敵がいないことを確認して大きく伸びをする。
「あとはこの奥に進めば迷宮の主がいるはずだ」
 アンゼリカが迷宮の奥を見る。
 大きな扉が二人の前に立ちはだかっていた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【エアライド】がLV2になった!
【避難勧告】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV5になった!

アリシア・グレンヴィル
さぁ、取り巻きは片づけました。
もう逃げ場も援護もありませんよ。覚悟はいいですか?愚かなるドラゴンよ。

場に漂う残留効果を駆使して、ドラゴンの元へ。
【飛翔】で飛び上がり、【エアライド】で空を駆ける。
降り注ぐ棘は【完全視界】でつぶさに確認して避ける、もしくは傷を気にせずに突き進む。
さぁ、喉元に食らいつきましたよ。
≪屠竜撃≫
地に落ちなさい。そして地べたを這いずり回るといい。


ストロベリー・メイプルホイップ
(アドリブ&連携絡み歓迎)

あ、ここは意外と顔が可愛らしいタイプのドラゴンさんなんだね!
触手はともかく、あとは棘を丸くしてくれたら私的にはいい感じ!
まぁ倒しちゃうんだけどね!

残留効果1の【飛翔】【完全視界】【現の夢】を使うよ!
そして残留効果2の【ダメージアップ【ダブル】を適用!
拡張武装による光弾の【連射】【制圧射撃】でドラゴンさんをけん制&妨害!
攻撃の土煙で見えづらいところを更に【現の夢】で惑わしつつ、私は電磁槍を構えて【完全視界】と【飛翔】で接近!

さぁ、いくよラズベリーちゃん!
これが私達の一撃、【交差の吐息】!

はいここで決めポーz……え、何ラズベリーちゃん?
まだ倒してない?
……だめかー!


●目覚める主
 迷宮の最奥の大きな扉が開く。
 ここまでの道が洞窟のようだったのと違い、部屋の中は神殿のように整然としていた。

「さぁ、取り巻きは片づけました」
 門番を倒したアリシア・グレンヴィル(亡国の騎士・g00397)は部屋の中に足を踏み入れる。
「あ、ドラゴンさん!」
 同時に部屋に入ったストロベリー・メイプルホイップ(ドラゴニアンのレジスタンス諜報員・g01346)は奥にいる大柄なドラゴンの存在に気づいた。

 棘鞭飛竜エリギュラス。
 その体の各所には棘のような触手が何本も生えているのが特徴だ。
 二人がドラゴンを見て戦闘態勢に入るよりも前に、エリギュラスの目が開いた。
「挑戦者たち……にしては奇妙だな」
「察しが良いですね。もう逃げ場も援護もありませんよ。覚悟はいいですか? 愚かなるドラゴンよ」
 アリシアはドラゴンへの敵意を隠すことなく、エリギュラスへ向かって武器を構える。
 一方、ストロベリーの反応はやや違っていた。
「意外と顔が可愛らしいドラゴンさんね」
 彼女的には好みの姿らしい。とはいえ戦うことには変わりはないが。

「む、敵なのか好意的なのかはっきりしない奴らだな……だがどちらでも構わん。我の棘の前では全て無意味だ」
 エリギュラスが飛び上がる。羽ばたきながら竜の身体から生えた触手を広範囲に広げ、二人に向かって無数の棘を打ち出してきた。
「わあ危ない!」
「こんな攻撃……効きませんよ!」
 ストロベリーとアリシアが同時に迷宮の中を飛翔する。
 アリシアは攻撃をはっきりと捉えて避けながらエリギュラスへ向かって飛ぶ。とはいえ完全に棘を無効化出来ているわけではない。多少の傷は気にせず突き進んでいく。
「ここまで皆の積み重ね、今こそ活かさなきゃね!」
 ストロベリーがエリギュラスへ向かって光弾をばら撒き、棘の攻撃を牽制する。
 棘と光弾がぶつかり撃ち落とされながら、神殿の中に爆発の土煙が巻き起こる。

「そのような小細工で抵抗したつもりか!? 地に堕ちよ!」
 エリギュラスは空中を飛び避ける二人に向かって、更に棘の射出を増やして撃ち落とそうとする。
「地に墜ちるのはあなたです。地べたを這いずり回るといい」
 土煙の中から現れたアリシアが、エリギュラスの喉元に剣を突きつける。
「今よ! わたし『達』の一撃を喰らえっ!!」
 アリシアの接近と合わせて、ストロベリーもサーヴァントの『ラズベリーちゃん』を連れて駆けつける。
 彼女たちがエリギュラスの周囲を高速で飛翔し続け、撹乱する。

「ええい、だからちょこまか動くな!!」
 棘を射出する方角を定められないエリギュラスが苛つき、一瞬攻撃の手を緩めた。
 アリシアはその一瞬の隙を逃さず、大剣で袈裟がけに斬りつける。
「……案外短気なのですね」
 攻撃を受けて地面に落ちていくエリギュラスを見ながら、アリシアがつぶやいた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【避難勧告】がLV3になった!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【反撃アップ】がLV2になった!

シル・ウィンディア
アンゼリカさん(g02672)と同行希望

初めてだけど…
ネメシスモードで行くよ

体全体を青白いオーラと二対の光の翼が背中に発現しています。
体の負荷は結構あるけど、これならっ!!

さて、それじゃドラゴン退治と行きますか

エアライドを使って、ジャンプ・ダッシュを行いつつ
上下前後左右を使って、残像も生み出しつつ攪乱移動っ!

そのまま精霊剣で斬撃の連撃を繰り返しつつ…
アンゼリカさんの仕掛ける隙を作っていくよ

アンゼリカさんに意識が行ったら…
飛翔で飛んで、一気にドラゴンの背中に取り付いてから
貫通撃で精霊剣を鱗の薄い部分に突き刺すよ

高速詠唱で精霊収束砲の詠唱をして
全力魔法で、ゼロ距離砲撃っ!

さすがにこれは痛いでしょ!


アンゼリカ・レンブラント
同い年の友達、シル(g01415)と
いよいよドラゴン。
引き続きネメシスモードで挑むっ!

先程同様、通常より幼い容姿
自慢の腹筋はなくなってるけど
溢れる光のオーラはさらにパワフルだぞ!

シルがめいっぱい攪乱してくれるのに合わせ
【飛翔】の残留効果を使い力強く【突撃】を仕掛けよう
【勇気】とともに!どかーーん!
【ダメージアップ】のLVからしてかなり効くだろ!

そのあとも前から攻撃を叩き込もうとするけど、
【オーラ操作】のオーラだけを放ち、突撃しないとか
フェイントをしかけられるといいかな!
最初の突撃でのダメージが大きければ、引っかかってくれそう!

シルの全力魔法に合わせて、踏み込んで
【破軍衝】の一撃を叩きこもうっ!


●空気を裂く棘
 シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)とアンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)の二人が最奥の部屋に飛び込んだと同時に、天井から何かが落ちてきた。
 砂煙が巻き起こった後、視界が次第に明瞭になると、そこには大柄なドラゴンが立っていて二人を見据えていた。
「お前たちも侵入者の仲間か? 丁度いい、ここで我の棘で倒れるが良い」
 棘鞭飛竜エリギュラスが怒りの声を上げる。

「わあ、最初から本気のようだね。じゃあわたしも……本気を出さなきゃ」
 シルの姿がネメシスモードに変化する。
 彼女の身体を青白いオーラが包む。そして、背中には二対の光の翼が現れた。
 負荷がかかるが、最後の戦いなので多少の無理も構わないというわけだ。
「いよいよドラゴンとの戦いだ。私も引き続きこの姿で挑むっ!」
 アンゼリカもネメシスモードの幼い姿のまま、エリギュラスに向かって構える。
 光のオーラが全身から溢れ、闘気に満ちているのが見ているだけでも分かる。

 エリギュラスはその場に立ったまま、二人をにらみつける。
 同時に空気を切る音が部屋に響く。
「調子に乗っておるが、いつまでその姿を保っていられるかな?」
 シルとアンゼリカは嫌な予感を察知してその場から動く。
 シルは大きくジャンプし前方へ。アンゼリカは飛翔で上空に飛び上がる。
 二人のいた地点の近くにあった柱が真っ二つになり崩れる。
 先ほどの音は目に見えないほどの速さで放たれたトゲ付きの触手によるものだった。

「残像が見えるくらい速い……それならこっちも残像で撹乱するよ!」
 シルが速度を上げ、上下前後左右に部屋の中を飛び回る。
 触手の攻撃をかいくぐりながら、精霊剣で斬りつけてエリギュラスを引きつけるシル。
 そのタイミングに合わせて上空にいたアンゼリカが地上のエリギュラスに向かって突撃する。
「どかーーん!」
「ふん、誰がその手に乗るものか!」
 エリギュラスは彼女の攻撃を察知して上空に飛び上がる。
 そして即座に急降下し、触手で一撃を与えようとアンゼリカに迫ってきた。

「上空ががら空きよ」
 エリギュラスは気づかなかった。いつの間にかシルが自分の背中の上に浮いていることに。
 背中に飛び乗った彼女がエリギュラスにゼロ距離の精霊収束砲を放つ。
 放たれた光のエネルギーに押され、ドラゴンは地面に叩きつけられた。
「今だ! 二人の連携攻撃を食らってみろ!」
 エリギュラスが地面に激突したタイミングに合わせて、アンゼリカが踏み込んで拳をぶつける。
 拳から放たれた衝撃波でドラゴンは弾き飛ばされ、部屋の壁面に叩きつけられた。
「ぐ……なかなかやるな……」
 二連続で叩きつけられ、さすがのエリギュラスも二人の実力を認めるしかなかった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【エアライド】がLV3になった!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!

アイザック・グレイ
残すは親玉だけか。ここまで来たんだ。きっちり潰させてもらうぜ。

敵はおそらく飛べるだろうから、こちらも【飛翔】の効果を使って、空中戦といくか。一人で飛んでも的にされるだけだろう。味方の攻撃に合わせて前に出る。

当然、敵からの反撃が予想されるが、【エアライド】を使って、空中で方向転換をして、敵に接近を試みる。

【エアライド】で回避しきれるとは限らないが、その場合も突っ込むぜ。肉を切らせて骨を断つ。無駄な攻撃は要らない。今までの【ダメージアップ】を乗せて、一撃に全てを懸ける。

半分の洞窟とか言ったな?その首を叩き切って、半分にしてやるよ!


ディア・モールァイ
よし、ラスト決戦だ
術を仲間の援護に回り、敵を射抜く形で融刃舌。草属性なら炎の光には弱いンじゃねェか?
【飛翔】と【エアライド】で空中起動を確保して攻撃を繋ぐ形で援護に回るぜェ


●王者の慢心
「残すは親玉だけか。ここまで来たんだ。きっちり潰させてもらうぜ」
 最奥の部屋にたどり着いたアイザック・グレイ(竜狩り・g01717)。ディア・モールァイ(主持たぬ猟犬・g00143)と共に部屋に入ると、ディアボロスと迷宮の主の戦いが始まっていた。
「あれが、ここのボスか。ようやくラスト決戦だ」
 ディアがドラゴン──棘鞭飛竜エリギュラス──を見る。

「ふ、どいつもこいつも、少しばかりは見込みはあるようだが……いつまでその全身が残っているかな」
 エリギュラスはまた新たな侵入者の出現に、苛つきながら吐き捨てた。
 そして、全身から生える触手を見えないほどの速度で振るい、鋭い棘で二人を切り裂こうとする。
「ここは一人で飛び出しても的にされるだけだ」
 アイザックがディアに呼びかける。
「ああ、ここは俺に援護を任せてくれ」
 エリギュラスの攻撃を避けるために、二人は同時に飛び上がった。
 飛んできた触手が空を切る。

 ディアはエアライドの効果を使い、多段ジャンプでエリギュラスに接近する。
「エリギュラス、お前、蔓が生えてるくらいだから草属性だろ? 炎の光には弱いンじゃねェか?」
 そんな憶測を述べながら彼は殺意を具現化させた焔をドラゴンの翼に向けて発する。
 焔が剣のような形になり、エリギュラスの翼を貫通した。
「これくらいの傷、なんともないわ。雑魚め!」
 エリギュラスは怒りながら飛び上がる。上空から二人に向けて無数の棘を発射してきた。
 アイザックとディアは空中で方向転換しながら棘を避けつつ、反撃の機会を狙う。
「このままでは埒が明かないな」
 アイザックは無理にでも突っ込むしか無いと思い始めたその時だった。
「……? なんだ?」
 降り注ぐエリギュラスの棘が少なくなっていく。見れば、片方の翼が燃え始めていた。
「悪いな、さっきの攻撃で仕込んでおいたぜェ」
 先ほどしたディアの攻撃の効果が遅れて出てきたのだ。エリギュラスの翼の貫通した箇所から、生命力が吸われていく。

「今しかない。この一撃にすべてを懸ける……!」
 アイザックが前に飛び出し剣を振り上げ、エリギュラスの首元に一気に振り下ろす。
 一撃で迷宮の主の首が胴体と切断され、命が絶たれた。
「半分の洞窟とか言ったな? その首を落とされて、半分になった感想は?」
 もちろん、死者が応えるはずがない。
 驚いた表情のドラゴンの首が地面に落ちているだけだった。

 数多くの挑戦者を半分にしてきた『半分の洞窟』。
 最後には迷宮の主本人が半分になり、その幕を閉じた。

「よかったな。これでもう半分になる犠牲者もいないわけだ」
 ディアは敵が倒れたことを確認し、秘宝も手に入れたのでもうこの迷宮に用はない。
 そのまま新宿へ帰ることにした。
「ああ、『ここ』はな……」
 アイザックは頷いた。彼は一匹でも多くのドラゴンを葬り去ろうとしている。
 また別のドラゴンを退治に行くつもりなのだろう。
 迷宮の中は静かになり、『半分』ではなく『全てがない』洞窟となった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【避難勧告】がLV4になった!
【活性治癒】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!
【ドレイン】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2021年09月18日