世界樹に挑む――薔薇の戦士はときめいて(作者 のずみりん
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#幻想竜域キングアーサー  #薔薇の戦士スカアハの決断  #世界樹  #フローラリア  #薔薇の戦士スカアハ 

●スカアハの帰還
 世界樹を攻める『炎のベディヴィア卿』が討ち果たされたのを見届け、傷ついた体を世界樹に寄せた『薔薇の戦士』スカアハを待っていたのは思いがけぬ声だった。
「我が師よ、御無事でしたか!」
「あぁ、こうも傷つかれて……けれど、あぁっ」
 リーフナイトの歓喜の勝鬨に、ディエリアナの安堵の声に、スカアハは一度目を丸くして、すぐに俯き崩れ落ちる。
『世界樹を上がっているのは、実は共闘を貴女達の断片の王に申し出る為だったんだ』
『第二層で私達は多くのアヴァタール級フローラリアを、あえてトドメを刺していない。それはこの提案を信用してもらう為でもある』
 共闘を呼び掛けたディアボロスの言葉を、スカアハはフローラリアにとってどう取れば有利かと天秤にかけた。半信半疑であったといってもいい。
「私は、私の心を恥じる……!」
「い、如何なされたか!?」
 だがディアボロスの言葉が全くの嘘では無かった。
 無事だったのは二人だけではない。きょとんとした様子の怪猫キャスパリーグがスカアハを心配そうに見上げてくる。
 また別個体の、多くのリーフナイトたちやアヴァタール級も……ディアボロスは誠実に、愚直なほどに約束を守っていた。
「私も信じなければいけない……ディアボロスは脅威となりうる存在だが、彼彼女らは誠実で、強い」
「スカアハ様、それは……」
 自分への怒りと失望を振り落とし、立ち上がるスカアハの顔は緩み、微かに紅潮して見えた。
『信じなければいけない』
 言い聞かせるような調子であるが、すでに彼女の心は手にするゲイ・ボルグよりも鋭く深く射止められていた。
「炎のベディヴィア卿との戦い、見事だった……私も、あのように……」

●ときめく薔薇の戦士
「『炎のベディヴィア卿』の撃破、おつかれさま! これで世界樹攻略も薦められるようになった……の、だけど、えー……ちょっと想定外な事態になった」
 ディアボロスたちに快哉を上げながら、シャーロット・アルシェピス(人間の撃竜騎士・g03299)は豊かな胸を抱くように、なんとも歯切れ悪い調子で事態を説明し始めた。
「うん。このまま世界樹の攻略を進めればフローラリアの断片の王を撃破して、妖精郷を最終人類史に奪還するのもそう遠くない。遠くはないんだ。ただ、その……第三層の入り口で『『薔薇の戦士』スカアハ』が待ってるんだ」
 つまり第三層を探索するには強敵スカアハを倒さなければいけないという事か?
 だがシャーロットはそういった戦いの様相でもなく、また悩ましく顔を背けた。
「すぐに戦いになるわけじゃない……というか。ほら、対ドラゴン戦で彼女を助けた時とか、『炎のベディヴィア卿』での戦いで共闘を呼びかけてきたじゃない? あれね……どうも予想以上に効いちゃったみたいでさ」
『私達と貴女達、共に第一の敵とするドラゴン達を滅ぼす迄協力しないかな?』
 アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)は『炎のベディヴィア卿』との戦いを見守るスカアハに対し、そう呼びかけていた。
 その中でフローラリアとの戦いは本意でないと言ったこと、実際に多くのディアボロスが第二層のアヴァタール級に止めを刺さずに見逃していた事が重なり、スカアハはほぼ完全にディアボロスたちを信用しつつあるのだという。
「いや信用なんてもんじゃないね。ああいうのはその、そう……デレてる。ときめいてるってカンジだよ!」
 スカアハはディアボロスたちに共闘を申し出ようとしている。いやもう彼女の心は決まったようなものだ……ディアボロスたちが申し出を蹴らない限り。
「だからみんなには世界樹の第三層に向かってスカアハと対峙し、結論を出してほしいんだ」
 彼女の申し出を断るなら戦闘で撃破する必要があるが、今の傷ついたスカアハならそう労する事なく倒せるだろう。
 逆に申し出を受け入れた場合、世界樹攻略を中断してドラゴン拠点に向かう事になる。このまま攻略を続けるか、対ドラゴンを優先するか、よく考える必要があるだろう。

「はっきりいってスカアハは、ディアボロスとの共闘は既に確定事項であると認識してる……都合のいいことではあるけど、逆に申し出を断ればそこで関係はおしまいだ。裏切られたと感じた彼女は激高して襲い掛かってくるだろうね」
 もちろん、ディアボロスが彼女の心情を慮ってやる必要は一切ない。彼女の一方的な信頼を利用し、情報を聞くだけ聞いて倒してしまても構わないし、得かもしれない。
 信用しているのはあくまでスカアハ個人であり、攻略を中断すれば彼女以外のジェネラル級は世界樹の防衛を固めて来る可能性だってありえるのだ。
「確かにスカアハは能天気なお人好しだ。けれどフローラリアは、エルフのディアボロスを生贄砲の弾に使い捨ててきたクロノヴェーダという事も忘れちゃいけない」
 厳しい口調でシャーロットは忠告する。
 共闘するか、敵対するか、この選択はどちらが正解というものではないと示すように。
「スカアハはそういう心持ちだから『ドラゴンと戦う為の共闘に必要である』という事を納得させられれば誠実に対応してくれるし、嘘をつくことはほぼないだろう。だからまずは話を聞いてみるのも手だと思う」
 そのうえで自分が正しいと思う決断をして欲しい。シャーロットは仲間たちに託すと呼びかけた。

●正解なんてどこにもない
「ここまで来て世界樹攻略を中断するのは勿体ないかもしれないけど、スカアハ率いるフローラリアと共闘できればドラゴンとの戦いは有利になる。でもスカアハを拒絶して攻略を薦めれば、フローラリアの撃破はすぐそこだ」
 そこまで言うと、これ以上はアンフェアだろうとシャーロットは口をつぐむ。
 ディアボロスたちの選択の時は、すぐそこまで迫っていた。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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POW  ゲイ・ボルグ

技能:呪詛/粉砕/捨て身の一撃 (各16LV)

彼女の振るう槍は全てが必殺!あらゆる防御を貫き粉砕し敵を確実に死に至らしめる呪いが込められている。
(元パラドクス:グラッジバースト)

SPD  ゲイ・ボルグ散華

技能:破壊/砲撃/制圧射撃 (各16LV)

天空からオーバーヘッドキックで蹴り放つ槍が無数の矢尻に分裂して敵陣に降り注ぎ 敵を抉り、ズタズタに切り裂いて殲滅する。
(元パラドクス:アナイアレイション)

WIZ  赤枝の車輪

技能:蹂躙/騎乗/ダッシュ (各16LV)

赤き車輪のチャリオットを召喚、騎乗して縦横無尽に走り回り敵を引き潰し蹂躙する。
(元パラドクス:戦騎疾駆)

特殊ルール 【撃破】【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、宿敵を完全に撃破し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。
👑20

●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【託されし願い】
2
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【友達催眠】
2
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【活性治癒】
2
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV3 / 【凌駕率アップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【アクティベイト】LV1 / 【ドレイン】LV3 / 【ダブル】LV1 / 【グロリアス】LV2

●マスターより

のずみりん
 幻想竜域キングアーサーへようこそ。のずみりんでございます。
 ディアボロスの奮闘の結果、第二層を襲ったドラゴンの軍勢は撤退、『炎のベディヴィア卿』を討ち取る大戦果をあげ、『薔薇の戦士』スカアハも第三層へと撤退しました。
 この一連の戦いの結果、『薔薇の戦士』スカアハはディアボロスたちを信頼し、対ドラゴンへの共闘に期待を寄せています。
 スカアハの申し出を受けてドラゴン勢力相手に舵を切るか、あるいは彼女を倒して世界樹攻略を優先するか、選択してください。

●選択肢とシナリオの完結について
 本シナリオでは世界樹第三層の入り口で待つジェネラル級フローラリア『『薔薇の戦士』スカアハ』と会話し、対ドラゴンに共闘するか、あるいは彼女を倒して世界樹を攻略するかを選択します。
 共闘と拒絶のメリット、デメリットについてはオープニング本文をご確認ください。
 選択はどちらが有利というものでもない、正解のない話です。

 スカアハとの共闘を受け入れる場合、まず『スカアハからの情報収集』を完了させたうえで、十名以上のディアボロスが『スカアハとの共闘を受け入れる』を選択、かつ『世界樹第二層決戦』へのプレイングが共闘を受け入れるの半分以下である必要があります。

 共闘を受け入れずスカアハを撃破する場合、『世界樹第二層決戦』を選択してください。
 8月10日までに上記の『スカアハとの共闘を受け入れる』条件が満たされなかった場合、交渉は決裂して裏切りに激高するスカアハとの最終決戦になります。

 本シナリオにおける攻略期限はそのまま『『薔薇の戦士』スカアハ』の回復力が追い付かなくなり、撃破されるまでの予想日時となっています。
 もしも『薔薇の戦士スカアハとドラゴン軍の戦場に介入する』を選択して成功すれば、スカアハが倒されるまでの期間を延ばすことができるでしょう。

●敵戦力について
 対決するクロノヴェーダはジェネラル級フローラリア『『薔薇の戦士』スカアハ』一人です。
 スカアハは強力なフローラリアですが、世界樹第二層を巡る戦いで消耗しているため、ディアボロスの力を結集すれば撃破はそう難しくないはずです。
50

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


アンゼリカ・レンブラント
スカアハ、まずは共闘を受けてくれてありがとう。
嬉しいのは本当の気持ち――

けれど共闘の前に確認を
この前言ったけど
私達は全てのクロノヴェーダを敵とする
世界樹攻略を一時の中断はあっても全て止めることはない

その前提の上で
共に第一の敵とするドラゴン達を滅ぼす迄は協力をしたいんだ
叶うなら、本国のアーサー王を倒すまで!

円卓の騎士『究竟竜ラモラック』の能力と配下構成等を、
以前の戦い(ドイツ)の時把握した範囲で話そう

見返りにドラゴン勢力を崩す為連中の情報が欲しい
竜の本国では竜の花嫁、エクスカリバーといった重要存在がある
詳細を知らないだろうか?

円卓の騎士について
私達が知る以外のメンバーのことも
分かるなら聞きたいよ


エスト・リンフィールド
……正直、フローラリアにされたことは、忘れられない
忘れちゃいけない

だけど、今でも苦しめられてる人達を助けられるなら……一時的に、手を結ぶのは、やぶさかじゃない

でも、いつか……どこかの段階で、責任は取って貰う
でないと、犠牲になった同胞達に顔向けできない

勿論、これまでの戦いで、フローラリアにも犠牲が出てるのは理解してる
その犠牲が……フローラリアにとっての、同胞であることも

……結局、どちらも量の差はあれど、喪った同胞が居る
なんで、こうなる前に……『協力する』って発想に至らなかったんだろうね

そうすれば……どちらにも、こんな犠牲は出なくても……よかったかも、しれないのに

いろんな気持ちが、ぐちゃぐちゃだよ


コンスタンツ・トパロウル
まあ、大勢は……『期限つきの共闘であれば受ける』って感じかな
あたしも、それに異論はない

ドラゴンを倒すためには……戦力は多い方がいい

問題は、いつまで共闘するかだろうけど
とりあえず、一定の目安は決めておいて、以降は状況によって協議って感じでもいいんじゃないかな

結論を無理に急ぐ必要もないさ

フローラリアの戦いぶりによっては、フローラリアに対するディアボロスの見方も変わるかもしれないし
……良くも悪くも

その逆も然りって奴さ

それに、協議の約束をどちらかが反故にしたら……互いに遠慮なくやり合える
それが抑止力になるとは思ってないが、異なる集団が一緒に動くには、ルールって奴が大事だしね

ま、攻略旅団がうまく握るだろ


●待ち合わせ先は世界樹で
「お待ちしていました」
「無事だったみたい、だね……お互い」
『別に待たせたいわれはない』
 漏れかけた気持ちをぐっと飲みこみ、エスト・リンフィールド(挙動不審エルフ吟遊詩人系・g05947)は喜びを隠さぬ『『薔薇の戦士』スカアハ』の挨拶に応じた。
「スカアハ、まずは共闘を受けてくれてありがとう。嬉しいのは本当の気持ち――」
「えぇ、私も――」
「けれど共闘の前に確認を!」
 これは恋人同士の逢瀬か何かか?
 声を大にしたアンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)の制止にシュンと口をつぐむスカアハの仕草がエストの心をささくれ立たせる。
 自分たちが、フローラリアがエストたちエルフに何をしたか、スカアハは忘れさっているのか? それとも気にも止めていないというのか?
「今でも苦しめられてる人達を助けられるなら……一時的に、手を結ぶのは、やぶさかじゃない。でも……フローラリアにされたことは、忘れられない。忘れちゃいけない。忘れたら……犠牲になった同胞達に顔向けできない」
「また、その話か」
「いろんな気持ちが、ぐちゃぐちゃだよ。これまでの戦いで、フローラリアにも犠牲が出てるのは理解してる。その犠牲が……フローラリアにとっての、同胞であることも」
 結局はどちらも量の差はあれど、喪った同胞が居る。これはある種の生存競争だ。
 その同胞への想いをスカアハが理解できたかはわからない。ただ、まとまらない気持ちをぶつけるエストに、彼女はエストがそうしたように、反論を喉の奥へと押し込めて頷いていた。
「なんで、こうなる前に……『協力する』って発想に至らなかったんだろうね。そうすれば……どちらにも、こんな犠牲は出なくても……よかったかも、しれないのに」
「それは逆だ……エスト・リンフィールド。こんな状況になったから、私は手を取り合う事を選べた。お前たちが教えてくれたから、そう私は思っている」
 答えるスカアハの考えは単純で真っ直ぐだ。
 それは彼女自身の強さであり魅力なのかもしれないと思いつつも、そっとコンスタンツ・トパロウル(生き残りの撃竜騎士・g05674)は逸れてきた話題に水を差すことにする。
「ま、要するに大勢は……『期限つきの共闘であれば受ける』って感じかな。あたしもそれに異論はない」
「あぁ……それはよくわかった」
 ドラゴンを倒すための戦力は多い方がいいというコンスタンツに、スカアハは予想通り二つ返事で同意した。
 少なくとも今の彼女は腹芸のできる女ではない。シャーロットの話した彼女の性格はおよそ間違いなさそうだ。
「問題は、いつまで共闘するかだけど……」
「この前言ったけど、私達は全てのクロノヴェーダを敵とする。世界樹攻略を一時の中断はあっても全て止めることはない」
「忘れるはずもない。しかし妖精郷のドラゴンを倒すまで、私たちは敵を一つとした盟友だ」
『炎のベディヴィア卿』との戦いのなかで交わした約束、アンゼリカの言葉を継いだスカアハはそれでいいと微笑む。
 彼女にとってその言葉はディアボロスたちの何倍、あるいは何十倍も重い意味を持つのだろう。
「ま……一定の目安は決めておいて、以降は状況によって協議って感じでもいいんじゃないかな? フローラリアの戦いぶりによっては、フローラリアに対するディアボロスの見方も変わるかもしれないし、その逆も然りって奴さ」
「そうだね。その前提の上で、共に第一の敵とするドラゴン達を滅ぼす迄は協力をしたいんだ。叶うなら、本国のアーサー王を倒すまで!」
「えぇ。よくわかった……私たちの気持ちは一つだと」
 アンゼリカの願いに微笑むスカアハは、コンスタンツの言葉をどこまで理解してくれただろうか? そもそも人の考えという者がクロノヴェーダに果たして通用するのだろうか?
 頭を振って将来の不安を追い出し、アンゼリカは今の共闘に頭を切り替える。
「じゃあ情報交換をしておかない? 僕たちは以前にも、円卓の騎士『究竟竜ラモラック』と戦ったことがあるから能力や配下について少しはわかる。見返りにドラゴン勢力を崩すための連中の情報が欲しい」
「さすがだな、助かる。それで崩すための情報というのは?」
 真正面から切り出した名前はやはりスカアハの心をひきつけたようだ。
 賞賛に少々の照れくささを感じつつ、アンゼリカは例えばと調べられた情報の断片を話していく……。
「竜の本国では竜の花嫁、エクスカリバーといった重要存在があるのだけど……」
「竜の花嫁? エクスカリバー? 興味深い話だな!」
「……え?」
 否……話そうとした瞬間、屈託のないスカアハの感心は、見事に話の腰をへし折っていた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【植物活性】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

レオアリア・フォルシオン
スカアハ、我らは全てのクロノヴェーダを撃滅する『復讐者』
その対象にはお前達フローラリアも例外じゃない
しかし、我らの怒りにも順位というものがある
提案よ、スカアハ
妖精郷のドラゴンを『共に』撃滅した後、フローラリアとディアボロスによる総力戦を始めましょう
どちらにせよ、ドラゴンはどちらの勢力にとっても脅威
ならばその撃滅の間だけは……お前個人に対しては友誼を結んでも構わない
つまりは、一時的な共闘
提案する戦術は電撃戦よ
(フローラリアに戦力を整える時間を与えない様に、ね?)
そう心中で呟く

その為には、先ず情報が必要
アーサー王やその側近の振るうパラドクスやクロノ・オブジェクトについて知る限りの情報が欲しいわ


ナイナ・ヴィラネスティズム
(いつぞやの生贄砲の犠牲になったエルフの無念を思うとこの状況には驚かされますが、それはそれ、これはこれですわ)

先の思いは胸にしまい、話をしている間はスカアハに礼儀を尽くす
・・・この焼き菓子(ドーナツ)お召しになります?美味しいですわよ?

時に竜の花嫁についてはご存じでして?
人間の女性に卵を産ませて戦力を確保する忌まわしきドラゴンの慣習なのですけども、私達はそれをご破断にすべく行動している最中ですの

彼奴等の戦力を産めよ増やせよさせないためにもお聞きしたいのですが、
「竜鱗兵を生む以外の竜の花嫁の役割」
「世界樹から(花嫁を厚遇するための)金銀財宝の類を奪われなかったか」
について何かご存じかしら?


テレジア・ローゼンタール
彼女との共闘には何度か参加しましたが、この状況に少しでも貢献出来ていたなら幸いです

スカアハとの交流は友好的に接する

ディアボロスは誰かを王と戴いているわけではない
つまり、ここでの話はあくまでここにいた者の意志であり、全体としての意向ではない
その上で、私はドラゴンに怨みがある
ドラゴンと戦う限り、私個人はあなたと共闘できると思っています

そしてドラゴンと戦うにはドラゴンを知らねばならない
例えば、円卓の中で派閥のような付け入る隙はないでしょうか?
或いは苦手に思っている相手……そこから弱点を類推できるかもしれません


風花・波那
スカアハのことは信頼してるし、共闘は当然受け入れる。
っていう前提の姿勢で会話するわ!

軽く会話したことあるし、共闘するのはさも当たり前のような軽いノリで話す。話しやすさ向上と信頼度を上げるために知る情報を先に提供。

ねえねえ、究竟竜ラモラックも一度私達が交戦してるから多少能力分かるわよ!
ドラゴン拠点の場所も軽く調査済だけど知ってる?

会話慣れてきたらさりげなく質問。ここからが本番!

「そういえばベディヴィアが『世界樹は全てのダンジョンの祖たるクロノ・オブジェクト』って言ってて、めちゃ狙ってたよ。なんか重要な拠点なの?急いでドラゴン倒しに行かないとやばそう?」

どんな力を持つのか僅かな情報でも聞き出す。


シル・ウィンディア
改めて、こうやってお話しする機会ができるとは思わなかったけど…。

ドラゴン達とは、現時点で共通の敵っていう認識でいいよね。
ここを攻めてきているドラゴンは、ベディヴィア以外にいるのかな?
もしいるなら、情報共有ってことで教えてもらえたらうれしいの

ダンジョンが狙われている理由…。
わざわざドラゴンが攻めるからには、それなりの理由があるんだよね?
それによっては、守る優先順位が変わるから、教えてもらえたらうれしいな。

ドラゴンを退治するまでは、共闘するって思ってもらっていいよ。
あなたと戦うにしても…
全力のあなたにぶつかりたいから、今の傷ついた状態では、フェアじゃないしね。
有利や不利の問題じゃないんだよ。


シエルシーシャ・クリスタ
言葉を交わすのは初めてだね、スカアハ。
今回、一時的にでも共闘することになったのは歓迎する。
いずれ殺し合う仲には変わりはないから、それまではよろしく。私にはドラゴンが怨敵だけど、エルフの復讐者たちには君たちこそ怨敵だろうしね。
君たちは体勢を立て直す時間を得る。私たちは対ドラゴンで共闘してくれる相手を得る。それくらいドライな関わりの方が、後々気が楽だよ。


……ちなみに共闘ってどこまで可能かな。
さすがにキャメロットを落とすまでっていうと、君たちも体勢を立て直すどころじゃなくなるだろうし、妖精郷へ来てるドラゴン相手?

ところで、ドラゴンはダンジョンを奪ったんだよね。
一体何があってそんなことになったの?


諷和・もこ
スカアハさん、ボクはね
エルフさん達を酷い目に合わせようとしたことはまだ怒ってるんだよ
プンプンなんだよ
でも、同じくらいドラゴンさんにも怒ってるから
敵の敵はキョートーシャ?ってことで、一時的に手を組みたいなって思ってるんだよ

貴女はボクたちを無理に信じなくてもいいし、仕方ないと思ってるんだよ
でも、それでも、ボクたちは貴女と共闘する限りは誠実に接するつもり
それだけは、頭に置いておいてね

ちなみにボクがドラゴンさん達に怒ってるのはね
人間の女の子を催眠を使ってまで花嫁にしようとしてることなんだよ
…でもさ、変だよね
こんな回りくどいことしなくても、攫っちゃうとかもっと簡単に済ませられそうなのに
何か、知ってない?


「えぇ……何処からお話すればよろしいかしら。竜の花嫁というのは人間の女性に卵を産ませて戦力を確保する忌まわしきドラゴンの慣習なのですけども、私達はそれをご破断にすべく行動している最中ですの」
「ちなみにボクがドラゴンさん達に怒ってるのはね。人間の女の子を催眠を使ってまで花嫁にしようとしてることなんだよ……スカアハさん、ボクはね。エルフさん達を酷い目に合わせようとしたことはまだ怒ってるんだよ。同じくらいドラゴンさんにも怒ってるから」
 ナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)の差し入れたドーナツを頬張りながら、諷和・もこ(ふわもこうとうと・g01739)たちの説明にフンフンと頷くスカアハは何処か小動物めいて見えた。
「なるほど。竜の花嫁というのは我々にとってのエルフと同じようなもの、ということだな?」
「うん、そういう感じ。でも何か変なんだよ、催眠を使ってまで花嫁にしようとしているのに、街を上げてお祝いしたり、花嫁のためにお城まで用意してたり……こんな回りくどいことしなくても、攫っちゃうとかもっと簡単に済ませられそうなのに」
 ふわふわの髪をゆらしてジェスチャーするもこにあわせ、うーむ、と一緒に首を傾げるスカアハ。
 この様子では、どんなトンチキな事を吹き込んでも真に受けてくれるのでは? 例えば……ナイナの胸にしまった悪役令嬢めいた嗜虐心が首をもたげ、あわてて彼女は礼節の衣を被り直す。
「彼奴等の戦力を産めよ増やせよさせないためにもお聞きしたいのですが、フローラリアの生態と似ているのでしたら、同族を生む以外で何か役割などはありませんの? あるいは世界樹から金品の類が盗まれたりとか」
「金品? ドラゴンたちはそんなものをありがたがるのか? 他の使いようなど考えも及ばないが、その花嫁がドラゴンを産むなら皆殺しでいいんじゃないか?」
 違う、そうじゃない。
 フローラリア……クロノヴェーダにとってディアボロスとそうでない人々は、人と家畜ほどに断絶している。
 あるいはディアボロスを同格と認めたスカアハでさえ、相当に有情なのではないか?
 シエルシーシャ・クリスタ(水妖の巫・g01847)は共闘という梯子が繋いだ認識の崖の深さを認識し、二秒ほどに考え込んだ。
「まあ、いいか……いずれ殺し合う仲には変わりはないから。君たちは体勢を立て直す時間を得る。私たちは対ドラゴンで共闘してくれる相手を得る。それくらいドライな関わりの方が、後々気が楽だよ」
「ん……何か失礼なことを私は言ったか? 気に障ったのなら謝ろう」
 結論は割り切り。彼女らがディアボロスとなるのならともかく、一時の共闘で人の感性全てを理解してもらう必要などないのだ。
 しかし言い切ったシエルシーシャの心の内は伝わったのか、きょとんとしながらもスカアハは真摯に頭を下げた。
 そのズレた誠実さが、ディアボロスたちに距離感を惑わせる。
「いいよ、もう……それより、ドラゴンのこと。ドラゴンはダンジョンを奪ったんだよね。一体何があってそんなことになったの?」
「わからん」
 そしてこの一刀両断である。
「わ、わざわざドラゴンが攻めるからには、それなりの理由があるんだよね? それによっては、守る優先順位が変わるから……」
「いや、全く……私たちはこの妖精郷で暮らしていたところを突然に攻め込まれた。ここまで追い込まれてはまず世界樹を守らない事には後がない……まぁ、強欲で邪悪な存在であるのは間違いないな」
 切り口を変えたシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)にも、すまなそうにしながらスカアハは首を横に振る。
 何とも嫌な予感がしてきた。
「そういえばベディヴィアが『世界樹は全てのダンジョンの祖たるクロノ・オブジェクト』って言ってて、めちゃ狙ってたよ。なんか重要な拠点なの?」
「それはもちろん。母なる世界樹こそ我らフローラリアの拠点にして始祖。お前たちの来たディヴィジョンがどのような場所かは問わぬが、同様に重要なクロノ・オブジェクト……あるいは拠点はあるであろう?」
「それはまぁ、そうなんだけどさー」
 風花・波那(夢詠の花果・g00593)はスカアハの答えに妙なシンパシーを感じていた。
(「要するに新宿島と同じってことかな」)
 波那はクロノヴェーダに簒奪された歴史のなか、新宿島が唯一侵略を免れた特異な場所と知っている。
 だがなぜそうなったのか、何かが眠っているのか、クロノヴェーダたちにとって価値あるものなのかは全くわからない。
 妖精郷と世界樹はある意味、フローラリアにとっての新宿島なのだ。
「事情はだいたいわかったわ……妖精郷のドラゴンを『共に』撃滅した後、フローラリアとディアボロスによる総力戦を始めましょう。そのために提案する戦術は電撃戦よ」
「電撃戦、速攻ということだな、征龍帝? なら話は早い……」
「けれどスカアハ、そのためには先ず情報が必要。あなたは……この世界樹、いえ妖精郷から出たことはある?」
「ないが?」
 聞こうとした質問を、まず大前提から切り替えてみるレオアリア・フォルシオン(フォルシオン統一王朝初代皇帝『征龍帝』・g00492)。
 それに対するスカアハの答えは当たってほしくない予想通りのものだった。
「で、では円卓の騎士について、『炎のベディヴィア卿』や『究竟竜ラモラック』以外と見合ったことは」
「奴らは『円卓の騎士』というのか。そのような冠を有するとは手強いわけだ……合流されると厄介、いやそれゆえの電撃戦なんだな? テレジア・ローゼンタール」
「えぇまぁ、はい」
 テレジア・ローゼンタール(魔剣の騎士・g01612)の質問、いや質問以前のところに食いつくスカアハは決して考えなしの猪武者ではない。
 知り得た情報から作戦を見極める戦術眼は武勇とあわせ一目置かれるに相応しいものがあるとテレジアは思う。
 ただ前提情報がそもそも足りないのだ。
『情報弱者』
 失礼と思いつつ、そんな四字熟語がディアボロスたちの頭をよぎる。
 自分たち最終人類史にあった猶予はフローラリアたちに一切なかった。
 ドラゴンという強大極まる侵略者に対し、本拠たる妖精郷を守るだけで精一杯で、外で何が起きているかなど調べる余裕はまるでなかったのだ。
「その、なんだ……すまない」
「顔を上げて、スカアハ……戦いに必要な情報は敵についてだけじゃないから」
 美しい唇をへの字に曲げ、バツの悪そうな顔を紅潮させる薔薇の戦士に思わずレオアリアは慰めめいて呼びかける。
 このままでは怒りの順位がどんどん下がってしまいそうだ。
「と、とりあえず妖精郷を襲ってたもう一体の『究竟竜ラモラック』は前に交戦したから、情報は私たちで大丈夫だよ! ドラゴン拠点の場所も軽く調査済だし」
「すまない……この借りは必ず戦場で返す!」
 波那に励まされ、がっくりと肩を落としたスカアハは上目遣いによろよろと気を取り直す。
 今日一つ分かった事には、どうやらクロノヴェーダにも恥じ入るという感性が存在するらしい。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

白石・明日香
取り敢えず無事に生き残ってきたみたいだぬ。
共闘とは言うけど貴方達にはどれくらい戦力ある?あんた達の王でも出てくるの?貴方怪我が治ってないし貴方と手勢だけでは不十分じゃないかしら?他のジェネラルや王も呼んだ方がこちらとしてはありがたいけど・・・紹介してくれる?共闘するのに名前を知らないじゃ不便でしょ?
ま、ワタシは貴方みたいに愚直な奴は嫌いじゃないけど背中から襲うなんて考えないだろうし・・・


冰室・冷桜
ま、ドラゴン相手の戦力は多いに越したことはねーってことで
折角ですし、アタシはフローラリア側の方を突いてみますか

妖精郷のドラゴン攻めにアタシらとフローラリアが協力するとして、そっちがどれくらいの戦力が出せるのかしら
アタシらが出せる戦力は二層の攻略とベディヴィア卿との戦いを見ていた通りーって感じですけど
後は、こっちからドラゴンに攻め込んでいる間の世界樹の防衛戦力がざっくりどんな感じなのかも聞けたらなーってね
いざ一緒に攻め込んでーってとこでドラゴンの逆侵攻で世界樹が攻め落とされたらこっちもこの話を持ち出した甲斐がありませんし
対ドラゴンしている間なら世界樹を守るためにアタシらが動くのも吝かじゃないわ


一ノ瀬・綾音
まずは、綾音ちゃん達を信じてくれてありがとう。
スカアハ…いや、スカアハ「さん」。綾音ちゃん達をあなたが信じてくれるからこそ、綾音ちゃんもあなたを信じられる。

そのうえで…1つ、聞きたいことがあるんだ。
フローラリアが持ってる、幾多のレンズを積んだドラゴンを観測するための場所……あれって、フル稼働させればどこまで見える?
それ次第によっては、ドラゴン勢力の隙を見つけてそこから一緒に電撃戦を仕掛けられると思うんだ!

この妖精郷に攻め込んだ共通の敵、ドラゴンたちを勢力ごと潰すためにも……教えて……くれない、かな?スカアハさん!


宇佐美・アリス
世界樹攻略に掛り切りで会うのは初めてね
誤解させたままだと、後味悪いから誤解は最初に解いておきましょうよ
ドラゴンを倒すまでの期限付きの共闘って事で良いんじゃない

共闘の提案って貴女の意思で、フローラリアの総意じゃないわよね?
私達は、共闘するってなったら、エルフも含めて、皆それに従うと思うけど、貴女の方は、どの程度の人が共闘してくれそう?
貴女は信用出来る人と思うけど、そうでない人もいるのでしょ?

共闘すると言っても、生贄砲か類似の兵器の使用は二度と許さないわよ
エルフ以外でも殆どの人がアレに拒否感を持ってるわよ
ああ言うのまた使ったら、ドラゴンの前に貴女達と戦う事になるわよ。覚えておいてね


「ううん……いいよ。スカアハ…いや、スカアハ『さん』。綾音ちゃん達を信じてくれてありがとう」
 再び流れる話しづらい空気に、一ノ瀬・綾音(星影の描き手・g00868)はそっとスカアハの手を取った。
「綾音ちゃん達をあなたが信じてくれるからこそ、綾音ちゃんもあなたを信じられる」
「一ノ瀬・綾音……ありがとう」
 素朴な感謝をくすぐったく受け止めつつ、そっと綾音は話を戻し一つ思いついた提案をする。
「情報収集だけどさ、フローラリアが持ってる、幾多のレンズを積んだドラゴンを観測するための場所……あったよね? あれってどこまで見える? それ次第によっては、ドラゴン勢力の隙を見つけて電撃戦を仕掛ける助けになるんじゃないかなって」
「申し出はありがたい。だがあれは侵攻してくるドラゴンを早期発見する為のものなんだ……動かすこともできないし、拠点を探索できるほどの精度もない」
 だが残念ながらそううまくはいかないらしい。植物を由来とするフローラリアは自分たちから攻め込むための兵器というものが乏しいのだろうか?
 考えてみれば例の忌まわしき生贄砲も移動を考えているようには見えない砲台だった。
「えー……何か、何とも難儀だね。綾音ちゃんとスカアハさんがドラゴン退治に向かって、その間は世界樹は大丈夫?」
「言っておくけど、生贄砲か類似の兵器の使用は二度と許さないわよ。エルフ以外でも殆どの人がアレに拒否感を持ってるんだから……ああ言うのまた使ったら、ドラゴンの前に貴女達と戦う事になるわよ」
「わかった。念を押しておこう……と言いたいが、心配するな。あれはもう使いようがない」
 不安に確認する綾音と、それに念を押す宇佐美・アリス(兎に非ず・g01948)
 それに対するスカアハの答えは最もたるものだった。確かにまだ生贄砲が使えるなら、スカアハが打って出る前にまず迎撃に使っていただろう。
「ならいいのだけど……貴女の方は、どの程度の人が共闘してくれそう? 私たちは共闘するってなったらエルフも含めて皆それに従うと思うけど、フローラリアは?」
「そうだな。ひとまずは私と配下たちが協力する形になる。信用に関してはお前たちとまぁ同じだ、この共闘が対ドラゴンに戦果を上げれば、私以外のジェネラルたちも協調してくれると思う」
 スカアハほどには信用できない人もいるだろうというアリスに、やっと調子を取り戻した感じでスカアハは微笑む。
 まぁ実際のところ、追い込まれた今のフローラリアの状況を打開できそうな今の状況で、わざわざ横槍を入れるものは早々ないだろう。
「もちろん、私はそうなると信じている」
「ま……取り敢えず無事に生き残ってきたみたいだしぬ。お互いに」
 言い切るスカアハに白石・明日香(体亡き者・g02194)は質問の方向を変えて切り込んでみる。
「共闘とは言うけど貴方達にはどれくらい戦力ある? 貴方はまだ怪我が治ってないし、他のジェネラルや王も呼んだ方がこちらとしてはありがたいけど……」
「あぁ、それは気になるねー。こっちからドラゴンに攻め込んでいる間の世界樹の防衛戦力、大丈夫? 対ドラゴンしている間、世界樹を守るためにアタシらが動くのも吝かじゃないわ」
 敵情視察の思惑は勿論だし実際に、スカアハの役割である第二層の防衛はディアボロスなしでは成し得なかった。
 冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)の懸念するように、ドラゴンたちのが総力戦をかければ突破され制圧される危険は考えなければいけないだろう。
「あぁ、このような身を見せては心配もっともかもしれない。だが大丈夫だ、まだ世界樹には私以外にも三人のジェネラル級がいるし、森に散らばったジェネラル級にも世界樹に戻るよう伝令を出している……お前たちがドラゴンを迎え撃ってくれたおかげで戦線も整理できた」
 スカアハの答えは、杞憂。
 世界樹での防衛戦ならスカアハのように加護を受ける事ができるし、何よりディアボロスと共闘状態の今なら対ドラゴンに全力で当たれるというわけだ。
 無論、あくまで彼女の主張だが、それは一定の根拠があるように思えた。
「ただしこれは今の私が知るドラゴンどもの話だ。お前たちが言う新たな円卓の騎士が合流したり、アーサー王が自ら攻め込むこととなればひとたまりもない……だからそうなる前の電撃戦、だろう?」
「まぁそうなんだけどね……貴方みたいに愚直な奴は嫌いじゃないけど」
 決着の時まで二度と無様な真似は見せない。断言するスカアハに、明日香は本音の敬意で応じる。
 どうやらそろそろ、決断を下す時のようだ。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV3になった!
【アクティベイト】LV1が発生!
【グロリアス】がLV2になった!

アンゼリカ・レンブラント
母なる世界樹は私達の新宿島、成程ね
ところで新宿島がどんなところか君は知ってるのかな
こちらから深く話さないようにして
スカアハの推測なら周囲には秘匿して欲しい旨お願い

それでは共闘だね
ここから先は、ディアボロスじゃなく
私の独り言

個人としてスカアハ、君は嫌いじゃない
違う立場で巡り合えたなら違う言葉も交わせたのだろう
それは残念だけれど、僅かな時間かもしれないが共に戦おうか

そしてドラゴンの邪魔が入らない状態で
堂々と君達と雌雄を決したいんだ
友人にはなれなくても、巡り合えた最高の宿敵として

私達の「違い」は友情を許さないが
心に刻む宿敵にはなれると思っている
私達が勝ったら君を忘れずにいるだろう

それでは、良い戦いを


白石・明日香
オケオケ、それじゃその流れでいきましょう。
ワタシとしては万全の状態からの真っ向勝負といきたいし手負いの貴方と戦うのはしっくりこないからね。
現地ではあてにさせてもらうよ?


諷和・もこ
な、なんだか毒気を抜かれちゃったというか…
一緒にドーナツを食べたせいか、なんとなく親近感…?みたいなのも感じちゃったんだよ
むむ、いけないいけない

でも、ん、貴女の人となり……クロノヴェーダなり?もわかったし
世界樹を守りたい気持ちも確認させてもらったから
ボクも、貴女を信じて一緒に戦おうって思うんだよ
一緒に、がんばろうね

あ、もし、そちらもドラゴンさんについて何か情報を手に入れたら、ボク達にもこっそり教えてもらえると嬉しいんだよ

ドラゴンさん達を倒した後は…その時はその時に考えるんだよ
…もしスカアハさんと戦うことになったら、ちょっと複雑な気持ちになりそうな気がするんだけど…


エスト・リンフィールド
(ああ……そうか
基本的に、価値観が……考え方が違い過ぎるんだ

私達エルフも、森の恵みをいただいて生きてきたけど
フローラリアにとっての、森の恵みには……エルフも入ってた

でも、共通の敵が居て、自分達に劣らない力を持ち、意志疎通できそうな相手となら……協力もする
猟師が、猟犬を使うように

拗れるから、思うだけにするけど)

……わかった
一時的に手を組むのに、私も異議はないよ

手を組んでる間は、関係を維持できるように……努力する

そう言えば、他のジェネラル級フローラリアって、スカアハとは別のところで、別のドラゴンと戦ってたりしてるの?
もしかしたら、私達がまだ知らない……ドラゴンや他の敵が居たりするとか?

教えて欲しい


●戦士たちは誓いあう
「オケオケ、それじゃその流れでいきましょう。現地ではあてにさせてもらうよ?」
「こちらこそ、『炎のベディヴィア卿』を討った雄姿、期待している」
 白石・明日香(体亡き者・g02194)の差し出す手を、スカアハも待っていたと握り返し、一つ力強く振る。
「それでは共闘だね」
 アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)が代表した言葉に異議はなかった。
 それは一見してあっさりと軽く、しかし互いの打算、遺恨、敬意、様々なものがないまぜとなった同盟の締結。
「まずは妖精郷を狙う『究竟竜ラモラック』を倒すまで。その後は改めて協議する。互いに弱みや不意を打つ行為はしない……こんな事を確認するのは失礼かもしれないけど」
「そうだな。口約束の取り決めが、いざその時に守られる保障などありはしない……だが私はお前たちのそういう潔さを好ましく思う。アンゼリカ・レンブラント」
 仲間たちがまとめてくれた案を言葉に出して確認するアンゼリカに、スカアハは釘を刺しながらも眩しそうに笑い返した。
「ありがとう……じゃあ、これは独り言。私個人としもスカアハ、君は嫌いじゃない。違う立場で巡り合えたなら違う言葉も交わせたのだろう。それは残念だけれど、僅かな時間かもしれないが共に戦おうか」
「残念か……芽吹いた草木は必ずいつか枯れていくものだ。その前のひと時でも共にあれるなら、美しさを心に刻めるのなら、私はそれを幸福と思う」
「ありがとう。ワタシとしても、手負いの貴方と戦うのはしっくりこないからね。邪魔者のドラゴンをさっさと倒して、万全の状態からの真っ向勝負といこう?」
 アンゼリカに答えるスカアハのフローラリアらしい例えに、明日香は己の心のままに真っ直ぐだ。
 だがそこまで割り切れないものもいる。
「貴女の人となり……クロノヴェーダなり? もわかったし、世界樹を守りたい気持ちも確認させてもらったから、ボクも、貴女を信じて一緒に戦おうって思うんだよ。ドラゴンさん達を倒した後は……」
「そんな顔をするな、例え道を違えても忘れる事はない。森の木々は朽ちてもその姿を残し続ける。大きければ大きいほど、強ければ強いほど……自信をもて、お前たちは世界樹にも届く無くし難い大樹だ」
 その一人毒気を抜かれ、揺らぐ気持ちの諷和・もこ(ふわもこうとうと・g01739)をスカアハは優しく撫で諭す。
 自分ではなくディアボロスを例えるのは、彼女もまた覚悟を決めた、負ける気などない戦士ということ。
「ドラゴンさん達を倒した後は……その時はその時に考えるんだよ」
「それでもいい。だが、あまり思い詰めると過去まで壊すことになる……互いに失望させぬようにいよう」
 優しく誇り高い……そして時に愛らしい薔薇の戦士がエスト・リンフィールド(挙動不審エルフ吟遊詩人系・g05947)はわからなかった。
 自分たちと限りなく近く、果てしなく高潔な戦士がなぜ自分たちエルフを犠牲に、ディアボロスを弾丸代わりに使い捨てるような所業を由と受け入れてきたのか?
「ああ……そうか。基本的に、価値観が……考え方が違い過ぎるんだ」
 けれど今、ほんの少し理解できた気がする。
 彼女は自分たちと同じなのだ。エストたちただエルフが森の恵みをいただいて生きてきた中、フローラリアにとっての森の恵みにはエルフも入っていた。ただそれだけのこと。
 スカアハにとって、自分たちは猟師と猟犬のようなものなのだろう。自分達に劣らない力を持ち、意志疎通できそうな相手……しかし猟犬は猟師とは決定的に違う。
「わかった……一時的に手を組むのに、私も異議はないよ。手を組んでる間は、関係を維持できるように……努力する。手を切る、その時もできるだけ」
「感謝する、エスト・リンフィールド」
 スカアハの差し出す手をエストは握り返さず、一礼で応じた。
「そうだな。雌雄は邪魔がなくなり次第、潔くつけるとしよう」
 その様に少しだけ困惑しつつも、すぐに礼を返すスカアハはどう受け取ったのだろうか?
 どうであれ、自分たちは猟犬ではない。そう思うくらいの矜持は許されてもいいのではないか。
 目を逸らさず、エストはスカアハに無言の答えを告げた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【託されし願い】がLV2になった!
【活性治癒】がLV2になった!
【友達催眠】がLV2になった!
【書物解読】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【ドレイン】がLV3になった!
【命中アップ】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2022年08月01日

薔薇の戦士スカアハの決断

 ディアボロスは世界樹を攻めていたドラゴン達を指揮する『炎のベディヴィア卿』の撃破に成功、世界樹ダンジョンの探索を再開しました。
 ですが第三層の入り口で、完全武装した『薔薇の戦士スカアハ』と、ディアボロスと戦い撤退したフローラリアが完全武装で待ち構えていました。
 スカアハ達はすぐに攻撃してくる事は無く、ディアボロスに言葉をかけてきました。
「ディアボロスからの共闘の申し込みを受けたいと思う」
 スカアハは、そう言葉を発します。

 第二層で行われた戦いにおいて、ディアボロスは遭遇したフローラリアの多くを倒さずに済ませて来ました。
 そして炎のベディヴィア卿戦での呼び掛けを受け、スカアハ達は『ディアボロスが世界樹の攻略を停止し、ドラゴンの拠点に攻め入るというのならば、今度は自分達が力になる』と申し出て来たのです。

 スカアハ達の申し出を受け入れれば、フローラリアの援軍を受けた状態で、妖精郷を攻めるドラゴンの拠点への攻撃が可能になります。
 ただし、ドラゴンの拠点を攻めている間に、フローラリアが世界樹の守りを固め直す可能性は高いでしょう。
 受け入れない場合は、ここでジェネラル級フローラリア『薔薇の戦士スカアハ』を撃破し、第三層(最終防衛ライン)への道を切り開く必要があります。

 薔薇の戦士スカアハは、ドラゴン勢力との戦いで疲弊しており、撃破は難しくはありません。
 フローラリアと結んでドラゴンを先に叩く選択をするか、このまま世界樹探索を継続するか……ディアボロス達は選択しなければなりません。


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30




選択肢『スカアハからの情報収集』のルール

 共闘を呼び掛けてきたジェネラル級フローラリア『薔薇の戦士スカアハ』と会話を行います。
 スカアハは、ディアボロスと共闘してドラゴンを撃破すれば、ディアボロスは世界樹を攻略するのを中止するものだと認識しているようです。
 この誤解を解いても良いし、共闘する為に必要な情報として、情報収集を行っても良いでしょう。
 これまでのディアボロスの行動により、スカアハのディアボロスへの信頼度が高くなっている為、ドラゴンとの共闘に必要であるという理屈をつける事が出来れば、正しい情報を得られる可能性は高いようです。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『スカアハとの共闘を受け入れる』のルール

 薔薇の戦士スカアハからの共闘の申し出を受けます。
 この選択肢が成功条件を満たした場合、このシナリオは完結となり、フローラリアと共闘関係を築き、ドラゴン勢力の拠点に向かう事になります。
 フローラリア勢力は、ドラゴン勢力よりも脆弱ですが、援軍として考えれば十分な力があり、ドラゴンとの戦いを有利に運ぶことが出来ます。
 反面、世界樹の探索を中断しなければならなくなるため、その間に、高確率でフローラリアが防備を固めると予想されます。

※特殊ルール

 この選択肢のリプレイは、以下の全ての条件を満たした場合のみ、執筆される可能性が生じます。
(1)このシナリオで、フローラリアとの戦闘選択肢のリプレイが一度も執筆されていない。
(2)『スカアハからの情報収集』の選択肢をクリアしている。
(3)10名以上のディアボロスが、この選択肢で共闘を受け入れる内容のプレイングをかけている。
(4)上記を満たした状態で『世界樹第二層決戦』へのプレイングが、この選択肢へのプレイングの半数以下である。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、シナリオは成功で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿世界樹第二層決戦『薔薇の戦士スカアハ』のルール

 世界樹第二層の守護者、薔薇の戦士スカアハとの決戦を行います。
 度重なるドラゴン勢力との戦いで疲弊している為、撃破は難しくないかもしれません。
 薔薇の戦士スカアハを撃破できれば、世界樹第三層の探索を開始することが出来ます。
 世界樹第三層を突破すれば、その後は、フローラリアの断片の王に決戦を挑み、妖精郷を奪還する事もできるかもしれません。


 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【撃破】【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、宿敵を完全に撃破し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「白石・明日香」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。