リプレイ
鳴神・雷羅
淫魔大樹を直接攻撃すると捕まってる市民まで殺っちまうのか……
つくづく淫魔って奴はやることが陰険だぜ
堕落世界の中でのあたいは世界的ロックスター!
ドームを埋め尽くすオーディエンスが歓声を上げる中、
あたいはステージの中央でエレキの不協和音をかき鳴らし、
地の底から響くデスボイスをがなり立てる
……ふと、自分の歌う歌詞が心に突き刺さる
本当にこんな生き様で満足か?
有名になればマスゴミに追い回される
暴力暴言を振るえばたちまち炎上だ
世間の目を気にして、やりたいことも出来ないこんな世の中じゃ
ざっけんじゃねえええええええ!!
ギターを振り回し周囲の機材もセットもしばき倒して大暴れ
このクソみたいな生温い幻想をぶち壊す!
古鷹・絢鸞
芸術と文化の地ウィーン。僕は見聞を深める為にこの街に訪れた。
此処で「ブギウギ」を歌い、踊り、民衆からの歓声を貰う。
それはぬるま湯の様で心地良いものだ。
でも僕は次第に違和感を感じ始める。
この時代でブギウギなんて異端も異端の異国の歌謡曲に歓声の上がること(歴史知識)。
僕の大切なものは「芸術」だ。かの芸術家達を輩出したウィーンで舞台に上がり、心が踊らないワケがないのになんだか大切なものを軽く扱われているような気がして無性に腹が立つ。
何より僕は芸術というものに対しては受け手側の人間なんだよね。僕が演じる側になってどうするのさ!
違和感を感じるには十二分だね?抗ってみようか、幻想に。
アドリブ&絡み歓迎。
吉音・宮美
アドリブ・連携歓迎
歌!私が唯一才能あると言われたジャンルですねえ……
なので求められるなら全力で【ダンス】をしながら【歌唱】しましょう!イエーイ賛美が気持ちいいー!!
ですが全力のその歌には【氷雪使い】の力を乗せ、私自身に選択PDの効果が当たるようにします
賞賛される事で得られる喜びを鎮静化し、これで良いのかと疑問を抱くようにします
でもそんな感情も凍りついて何かもどうでもよく………危ねっ!?ちょっと凍らせすぎるところだった!
とは言えいい感じに頭はクールに冷えたので良しとしましょう、もう誘惑には乗りませんよ
どんな才能も磨くのを止めたら腐り始める、ゼミの先輩の言葉です
テネブレーヌ・ラディーリス
堕落はある程度コントロールできるはず
例えばこうして強く望めば…
―-―将来の夢はバレリィナだった
幼い頃に連れていって貰った劇場でステージの先頭を飾るプリンシパルに憧れた
紆余曲折を経て私はここにいる
観衆は私の事だけを見て、
少しステップを踏むだけであれこれと私のことを賛美する
こうして私の胸は…満たされない
賛美が?違う
この光景では私の理想には届かない
幼い記憶のトップダンサァはこんなしょぼいダンスを踊っていなかった
だから理想に近づくために賞賛を忘れひたすら自分のバレェに没頭するのだ
こんなものじゃない、私が憧れたステージは、私がお父様に見せたかったステージは
「そんな望みは叶わないのよ/お父様はもう死んだ」
阿良々木・蘭
アドリブ、連携、大歓迎
踊っている・・・だた、踊っている
操り人形のように無意識に無意味に踊っている
ままならない思考の中、【記憶術】で記憶を呼び戻す
徐々に思い出し意識を取り戻す
何故ここにいるのかを思い出す
何故に踊るのかを思い出す
受難のパッションを乗り越え情熱のパッションを届けるために
サポーターとして推しの人たちを応援する
センターに立ちメインで踊るのは違うんだ
誘惑に打ち勝ち完全に意識を取り戻し覚醒
ケミカルライトを取り出して自分の意志で【情熱】と【ダンス】で踊る
こんなの間違っているよ
みんな悪い淫魔に騙されているんだ
みんなの心を取り戻さないと
●称賛を浴び、自分に酔いしれる
「うおぉぉぉっ! あたいの歌を刻め!」
ドームを埋め尽くすオーディエンスが歓声を上げる中、中央のステージに立つ鳴神・雷羅(獄道デスペラード・g02984)。
世界的なロックスターとしての名声を得た彼女は、いいかげんに奏でたエレキギターから不協和音をかき鳴らし、
「があぁぁぁっ!」
地の底から響くデスボイスをがなり立てる。
そのやり方は楽でこそあれ、雷羅が作ろうとした音楽とはかけ離れていたが……、
「最高! 最高だよ!」
「素敵ー!」
「失神しちゃいそう……」
オーディエンスの言葉に満足した彼女は、このままでいいかと思い、エレキを奏で続けた。
「僕と踊ってくれるかい?」
軽快な歌と踊りで構成されたブギウギ。
その珍しい曲調とリズムに、観客たちは楽しそうに合いの手を送る。
歌い手である古鷹・絢鸞(自由と文化を愛する道楽者・g07624)は、その反応に気分を良くし、
「いいねぇ。キミたちに喜んでもらえて、僕も嬉しいよ」
歓声に応えて同じステップ、同じフレーズを何度も繰り返す。
そのたびに新鮮な歓声を上げる彼らの暖かさは、まるでぬるま湯の様に彼を包み込み、絢鸞は心地よく歌を続けるのだった。
「戦闘とか危ないですし、私の歌を聞け!!」
氷の魔力を全身に纏い、魔楽器を奏でて全力で歌う吉音・宮美(限界ギリギリ狐娘・g06261)。
そのしらべは観客たちの感情を奪い、彼らは凍りついた笑顔で賛美を送る。
「イエーイ、賛美が気持ちいいー!!」
だが、そんな表情など見ていない宮美は、聞こえてくる賛辞の声に気分を良くし、漫然と歌い付ける。
観客はますます凍りついていくが、賛辞の声はやまなかった。
幼い頃に連れていって貰った劇場。
ステージの先頭を飾るプリンシパルに憧れた。
その時から、彼女の夢はバレリィナになった……。
「紆余曲折があったけれど、今、私はここにいる」
そしてここは、ついにたどり着いたウィーンの大舞台。
観衆の視線を一身に集めるテネブレーヌ・ラディーリス(夜を駈ける変身ヒロイン・g01274)は、ステップを踏むだけで湧き上がる歓声に、心地よい気分を味わう。
「お父様。わたくしのこと、見守っていてくださいませ」
テネブレーヌは自信に満ち溢れた顔で、バレェに没頭していった……。
阿良々木・蘭(エデンズイノベイター・g02198)は、多くの観客の前でダンスを披露していた。
「……」
そのダンスはまるで人形が糸で操られながら動いているように見え、その一挙手一投足に大歓声が響く。
「……」
蘭は無意識に踊り続けるが、歓声は耳に届き、彼らのパッションを感じることができるのであれば、それで良いかと考える。
「……」
意識も記憶も全てを捨てた彼は、一心不乱に踊り続けるのだった。
●舞台上で真実を奏で、心の内を歌で表現する
「下らねぇ大人になんて絶対にならねぇ!」
ハードな歌詞を歌にして、思うままに叫び続けていた雷羅だったが、
「……ん?」
ふと、自分の歌った歌詞が心に突き刺さる。
「今のあたい、最低にカッコわりぃじゃん……」
正気に戻った彼女は、ただ名声を得るためだけに、くだらないパフォーマンスをしていた自分を嫌悪した。
(「有名になればマスゴミに追い回される。暴力暴言を振るえばたちまち炎上だ」)
世の中には、賢く生きるという立ち回りもある。
だが、世間の目を気にして、やりたいことも出来ないなどということは、雷羅とは相容れないものだ。
「ざっけんじゃねえええええええ!!」
歌を止めた雷羅はギターを振り回し、
「アタシは! このクソみたいな生温い幻想を! ぶち壊す!!!」
周囲の機材もセットもしばき倒して、観客もついでになぎ倒しながら大暴れするのだった。
「……流石に、これだけ繰り返したら解っちゃうよねぇ」
何十回目かのブギウギを歌い終えた絢鸞は、変わらずに上がる歓声へ違和感を覚え、目を醒ましていた。
「そもそも、この時代のこの国で、ブギウギなんて異端も異端の異国の歌謡曲にこれだけの歓声が上がるなんて、普通じゃない」
そもそも、絢鸞がウィーンに期待していたのは、芸術への見聞を深めること。
当然、数多くの芸術家達を輩出したウィーンで舞台に上がり、心が踊らないワケがない……はずだった。
「それなのに、この有様は……」
何気ない仕草にも歓声が上がる状況に、絢鸞の腹は煮えくり返る。
「何より、僕は芸術というものに対しては受け手側の人間なんだよね。僕が演じる側になってどうするのさ!」
歌を止め、叫ぶその声にすら歓声が響く状況に、絢鸞は心を落ち着けて、幻想に抗うのだった。
「歌は、私が唯一才能あると言われたジャンルですからねえ……」
気分良く歌い、踊り続けていた宮美だったが、彼女のパラドクスの影響が自分自身にも及んだことで、彼女の心に落ち着きが戻る。
「こんなに賛美をいただいて、これで良いのでしょうか……」
だが、そんな疑問に思う感情も凍りついていき、何かもどうでもよくなっていって……。
「……危ねっ!? ちょっと凍らせすぎるところだった!」
すんでのところで今の状況への危機感が芽生えると、慌てて演奏を止めた。
「とは言えいい感じに頭はクールに冷えたので良しとしましょう、もう誘惑には乗りませんよ」
どんな才能も磨くのを止めたら腐り始める。
そんな先輩の言葉を戒めに強く思った宮美は、誘惑の連鎖から逃れ、自由に動き出すのだった。
「……」
テネブレーヌは自らの踊るバレェを父親に届けたいと念じながら踊り続ける。
「違う」
だが、溢れんばかりの大歓声が注がれるステージは、彼女の胸を満たしては、くれなかった。
なぜならこの光景は、テネブレーヌが望む、幼い記憶のトップダンサァの姿には遠く及んでいなかったからだ。
彼女が強く望んだのは、父親に見せたかったのは、こんなしょぼいダンスではない。
見せられる誘惑よりも、さらに強い喝采を望むことで、堕落という感情すらコントロールする。
「この光景では私の理想には届かない」
それは、賞賛を忘れ、ひたすら自分のバレェに没頭してもなお、手にすることができないものだ。
「……そんな望みは叶わないのよ」
そして何より、
「お父様はもう死んだ!」
その、残酷な事実が彼女を一気に現実に引き戻し、誘惑を完全にはねのけさせるのだった。
「……ボク、なんでここにいるんだっけ」
操り人形のように踊り続けた蘭。
ひたすら思考を消して動き続けていた彼だが、少しずつ手足の動きが、そして痛みが彼の脳を動かしていき、
「……」
何故ここにいるのか。そして、何故に踊るのかを思い出す。
「ボクは……」
受難のパッションを乗り越え、情熱のパッションを届ける。
そんな、サポーターとして推しの人たちを応援するのが自分だと、思い出した。
「だから、ボクのいるべき場所はここじゃないよ」
いま、自分が立っているステージのセンター。
ここは、蘭がいるべき場所ではないと自覚すると、
「こんなの間違っているよ」
ステージから飛び降りて、観客側に回る。
「みんな悪い淫魔に騙されているんだ。みんなの心を取り戻さないと」
そして、彼らの誘惑に打ち勝った蘭は、幻影の観客たちに呼びかけていくのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
【現の夢】LV1が発生!
【建物復元】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
吉音・宮美
アドリブ・連携歓迎
もしかしてこの空間自分以外に作品を見せてくれる存在が居ないんじゃないでしょうか?
なら一発選択PDを使って歌い手の方の脳を刺激してあげましょう、彼も作曲者なら凄さがわかるはずです…アニソンの!
【高速詠唱】の要領でしっかりと口を回してヒーローものの歌を【歌唱】
サブカルチャーと侮るなかれ、全く別の言語を同じメロディラインで切り替えながら90秒という短い時間で転調を繰り返すアニソンは実は歌としてかなり難しいジャンル
ジェットコースターのように緩急のついた【演奏】は良い刺激になるでしょう
インプットがないのなら新しいアイデアの源泉も無いわけで…新作作れなくなりますもん、堕落しますよそれは
古鷹・絢鸞
「それ、歌ってるつもりだったの?何も籠ってないよ。へったくそだなぁ…」
平和的に説得するべきなんだろうけど芸術を蔑ろにされて僕は無性に腹が立っててね。ステージを【一刀両断】しようか。
そして壇上の男の首筋に刀を突き付ける。
「いい加減自覚したら?あの貼り付けたような笑顔の観客達はキミのことなんか見ちゃいないって」
「それとも気付いててぬるま湯に浸ってるのかなぁ?それならいっそこのまま介錯してあげようか。「同じことを繰り返すくらいなら死んでしまえ」って言うしね?」
僕にとって、文化を忘れた人間は生きてないのと同じ。
脅しではなく、堕落を求めるなら本気で首を刎ねる。
「僕は選んだ。キミも選べよ」
鳴神・雷羅
次は囚われた一般人を救出だ…って、
うっわ、こいつ寝ながらヘラヘラ笑ってやがんの
しかもイケメン気取りで変な決めポーズなんか取ってやがる
淫魔のせいとは言え、キモイんだけど!マジキモイんだけど!!
しゃあねえな。いっちょ叩き起こしてやっか
さっきみたいなお遊戯とは違う
このあたいの魂の重低音を聞けぇ!!
……ヴォォォォォォォォォォォォォ
!!!!!!
(大音量のギターと共に唸る絶叫デスメタル)
オラ、テメェのツラを鏡で見てみろ
ニタニタ笑う口の端から臭い息とよだれがダラダラ
何日も風呂入ってない汗まみれの体臭がプンプンしてるぜ
そんな薄汚いナリで、マジ自分がイケてると思ってんのか?
現実を見ろよ。このナルシスト共が!!
テネブレーヌ・ラディーリス
ここに捕らわれている人々は自分が中心に立っていると思い込んでいるのね
前座でモダンダンスでも踊ろうかしら?
此処は蜃気楼の中に浮かぶ砂上の楼閣だけど、出し物があまりにもしょぼいと前座に呑まれてしまうわよ
素敵なドレスを着て風のように自由に回ってステップを刻む
マリー・ヴィグマン形式なら範奏は要らないわね
前座とはいえ手は抜かないわ
あなたの歌が劣るならこの舞台は私のモノにしてしまいましょう
どう?やる気になったなら取り戻してみなさい
そしてその時はきっとわかるはず
あなたが立つべき、あなたが輝くべき舞台【現実】がね
●更生のセッション
(「もしかしてこの空間、自分以外に作品を見せてくれる存在が居ないんじゃないでしょうか?」)
大勢の観客の中に、演者は一人きり。
他者の作品が無いのなら、新しいアイデアの源泉も無く、ただひたすら堕落するのは仕方ないのではないかと思う吉音・宮美(限界ギリギリ狐娘・g06261)は、
「なら、脳を刺激してあげましょう。彼も作曲者なら凄さがわかるはずです……」
彼の耳元でヒーローものの歌。所謂アニソンを歌い出した。
他の歌よりも短い時間の中に凝縮された、全く別の言語を同じメロディラインで切り替える技法や、繰り返される転調。
それに加えて、ジェットコースターのように緩急のついた演奏に、彼は一人の音楽家として反応する。
「さすがはアニソンの名曲。もう少しで目を醒ませそうですね」
彼の中に残った音楽家としての魂を呼び起こさせるため、宮美による勇壮な曲の演奏は続き、
「なんなんだ。この音楽は!」
ついに、彼は目を醒ますのだった。
「私たち、今日はあなたの前座で呼ばれてきたの」
意識を取り戻したとは言え、堕落からは抜け出せていない男に、テネブレーヌ・ラディーリス(夜を駈ける変身ヒロイン・g01274)は優雅に一礼して、
「でも、それだけでは終わらないわ」
妖艶な笑みを浮かべると、
「あなたの歌が劣るなら、この舞台は私のモノにしてしまいますね」
彼を挑発してからモダンダンスを披露する。
「マリー・ヴィグマン形式なら範奏は要らないわね」
範奏しようとする仲間を制して、テネブレーヌは音楽のないままステップを刻んでいった。
(「此処は蜃気楼の中に浮かぶ砂上の楼閣。だけど、出し物があまりにもしょぼいと前座に呑まれてしまうわよ」)
素敵なドレスを着て、風のように自由に回る彼女は、男に強い対抗意識を向けながら、これでもかと挑発する。
「さ、あなたの歌を聞かせてもらえるかしら?」
テネブレーヌに促されるまま、男は歌を歌いだす。
「それ、歌ってるつもりだったの? 何も籠ってないよ。へったくそだなぁ……」
だが、そんな男の歌はそれは酷いもので。
古鷹・絢鸞(自由と文化を愛する道楽者・g07624)の忖度のない素直な感想が、彼の胸に突き刺さる。
「い、今のは調子が悪かっただけだ」
見苦しい言い訳をして、何度も歌声を響かせようとする男だったが、
「もういいよ」
その足掻きに無性に腹が立った絢鸞は、壇上の男の首筋に刀を突き付けた。
「いい加減自覚したら? あの貼り付けたような笑顔の観客達はキミのことなんか見ちゃいないって」
その切っ先には、本気で首を刎ねるつもりだという絢鸞の殺気がこめられ、男は怯えて尻餅をつく。
「このままぬるま湯に浸ってるなら、いっそこのまま介錯してあげようか。『同じことを繰り返すくらいなら死んでしまえ』って言うしね?」
文化を忘れた文化人は生きてないのと同じ。
堕ちた音楽家など、死んでしまえと絢鸞は突き放して、
「僕は選んだ。キミも選べよ」
彼の首筋に、そっと刃を当てた。
(「うっわ、こいつイケメン気取りで変な決めポーズなんか取ってやがる。淫魔のせいとは言え、キモイんだけど! マジキモイんだけど!!」)
絢鸞に刃を突きつけられた男はそれでも堕落からは逃れられず、ヘラヘラしながら妙なポーズを取っておどけていた。
芸術家としての魂を刺激され、挑発され、命を奪われようとしてもなお、正気に戻らない。
そんな情けない男に、鳴神・雷羅(獄道デスペラード・g02984)はイライラが限界を突破する。
「さっきみたいなお遊戯とは違う、このあたいの魂の重低音を聞けぇ!!」
……ヴォォォォォォォォォォォォォ
!!!!!!
大音量のギターと共に唸る、雷羅の絶叫デスメタルが、男を、そして彼に刃を突きつけた絢鸞や他の仲間達をも怯ませた。
「オラ、テメェのツラを鏡で見てみろ」
その間に、雷羅は男に詰め寄って手鏡を突きつけ、
「ニタニタ笑う口の端から臭い息とよだれがダラダラ。何日も風呂入ってない汗まみれの体臭がプンプンしてるぜ」
彼女の言う通り、そこには格好良さの欠片もない、小汚い男の姿が映し出される。
「な、ななっ……」
変わり果てた自分の姿を見たショックで、男はようやく真実を知り、
「そんな薄汚いナリで、マジ自分がイケてると思ってんのか? 現実を見ろよ。このナルシストが!!」
怒気迫る雷羅の叫びにようやく折れて、堕落世界の誘惑から追い出されるのだった。
「どう? やる気になったなら、今度こそ取り戻してみなさい」
テネブレーヌは、正気に戻った彼の歌に合わせてステップを踏み、
(「そしてその時はきっとわかるはず。あなたが立つべき、あなたが輝くべき舞台、【現実】がね」)
本来の歌声を取り戻そうとする様子に満足しながら、舞台を終劇へと導こうとする。
「まずは、招かれざる観客をなんとかしませんとね」
そのためには、彼女たちを再び堕落させようと近づいてくる、クロノヴェーダたちを倒さなくてはならない。
テネブレーヌは仲間たちに敵が襲ってくることを告げ、コンステラシオン・ルージュたちに視線を向けるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【命中アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
白水・蛍
アドリブ/連携○
……絶対に許しません。
この怒りをあなた方にぶつけると致しましょう……
相手の隙を<観察・看破>し、その隙を見逃さずにパラドクス使用。
英雄の御業をこの身に降ろしてその一撃をぶつけます。
誘惑? 侵蝕?そんな事させませんよ。
怒りと【勝利の凱歌】の精神高揚にて耐えて見せましょう。
人々の命を無碍に扱うその命に価値などあらず。
先に逝ってなさい。貴女方の上も直ぐに送ってさしあげますから。
●殺陣。そして終幕へ
「貴女のオペラは素晴らしいものでしたわ。私、感動しましたの」
誘惑に沈んでいた際は、英雄の妙技をその身に宿しながら、彼らを称える歌を歌っていた白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)。
その妙技をこれでもかと持ち上げてくるコンステラシオン・ルージュたちは、
「また、見せてくださいませんか?」
「こちらの舞台で……ね?」
再び彼女を堕落させようと、演技をねだってくる。
(「……絶対に許しません」)
そんな彼女たちの甘い誘いを、蛍は怒りで頭をいっぱいにすることで、一切聞く耳を持たず、
「まあ、良いでしょう」
演技を見せることを約束した上で、修羅に落ちてもなお、国のために戦い抜いた男の歌を歌い、その豪剣を彼女たちに振り下ろした。
「誘惑? 侵蝕? そんな事させませんよ」
煮えたぎる怒りを必死にコントロールしながら、彼女たちにぶつけた蛍。
「人々の命を無碍に扱うその命に価値などあらず」
彼女は深く傷つきその場に倒れた淫魔たちに向け、
「先に逝ってなさい。貴女方の上も直ぐに送ってさしあげますから」
そしてあの世で仲良く堕落してなさいと告げて、とどめを刺すのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
古鷹・絢鸞
それにしてもこの大樹は気味が悪いほど鮮やかだね。他者の想念を糧に育つ、さながら生命の樹。けども、これは酷くナンセンスだ…。
さて、争い事は本来苦手なんだけど、今回ばかりは暴れさせてもらおう。
近付く敵は軍刀「雪割」で両断し、離れる敵は「二十六年式拳銃・戒」で撃ち抜く。
だが如何せん敵の術中だけあって数が多い。だから此方もジョーカーを切る。
普段持ち歩いてる見聞録から龍の描かれた一項を破り、実体として水墨画の龍を喚び出す秘技。
其の名もパラドクス、【画龍点睛】。
引き裂き、咬み殺し、焼き尽くせ。
「逆鱗に触れる」とはこう言う事だと、傍迷惑なコロス達に教えてあげようじゃないか。
絡みアドリブ歓迎。
(「それにしても、この世界は気味が悪いほど鮮やかだね」)
整えられた豪華な舞台を眺めながら、古鷹・絢鸞(自由と文化を愛する道楽者・g07624)はその綺麗すぎる世界にため息をつく。
(「他者の想念を糧に育つ、さながら生命の樹。けども、これは酷くナンセンスだ……」)
その正体であるウィーンを覆う淫魔大樹の不気味さを思い出しながら、絢鸞は背後に忍び寄る淫魔に目を向けた。
「あの……」
絢鸞を誘惑するため、声をかけようとする淫魔に、彼は問答無用で軍刀「雪割」を抜き、龍を描いて周囲を炎で包み込む。
「さて、争い事は本来苦手なんだけど、今回ばかりは暴れさせてもらおう」
近づいてきた淫魔を初撃で倒した後、絢鸞はそう言って近くに居た淫魔たちに怒りをこめて襲いかかる。
「引き裂き、咬み殺し、焼き尽くせ」
普段持ち歩いてる見聞録に書かれた水墨画の龍を喚び出す秘技、画龍点睛。
淫魔たちは、為す術もなく龍が作り上げた炎の海に飲み込まれ、悲鳴を上げながら倒れていく。
「傍迷惑なコロス達に教えてあげよう」
絢鸞は淫魔に無慈悲に告げる。
これが龍の逆鱗に触れてしまったということなのだ。と。
大成功🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
鳴神・雷羅
精神操作が効かねえなら背後から忍び寄って闇討ち、ってか?
相変わらずやり方がセコイこって。
だが残念だったな。テメェの動きは【未来予測】でお見通しなんだよ。
【光学迷彩】+【強運の加護】+「地形の利用」で
敵に発見されるのを遅らせ時間稼ぎ
襲い掛かってきたらストリートストライクで反撃
バールのようなものを振り回して殴る蹴るの強打
くらえ!あたいのケンカ殺法!!
容赦はしねえぜ
テメェら淫魔どもが、一般人を淫魔大樹の餌にしようとしたのは事実だ
あいつらバカかもしれねえけど、無残に殺されていいような奴じゃねえ
放っておいたらそう遠くない未来に他の誰かが殺される
何を守り何を斬り捨てるかなんて、そんなの決まってらあな
怒りに狂う相手に、誘惑は効果が薄い。
そう察した淫魔たちは、力づくで堕落へ引き込もうとする。
「精神操作が効かねえなら背後から忍び寄って闇討ち、ってか?」
だが、その動きを読んでいた鳴神・雷羅(獄道デスペラード・g02984)は彼女たちが自分の弱点を狙う手を掴み、
「相変わらずやり方がセコイこって」
先の2人にも負けない怒りを前面に押し出しながら、淫魔を地面に叩きつけるように投げ飛ばした。
「容赦はしねえぜ」
さらにその辺に落ちていた、バールのようなものを振り回して何度も殴りつけると、
「テメェら淫魔どもが、一般人を淫魔大樹の餌にしようとしたのは事実だ。あいつらバカかもしれねえけど、無残に殺されていいような奴じゃねえ」
ケンカ殺法よろしく、足でガンガンと踏みつけ、追撃していく。
「放っておいたらそう遠くない未来に他の誰かが殺される。何を守り何を斬り捨てるかなんて、そんなの決まってらあな」
ここで叩き潰すことで、後々の憂いをなくす。
雷羅は淫魔たちをぼろぼろにした後も、殴る蹴るを止めず、完全に再起不能になるまで文字通り叩き潰すのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】がLV2になった!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
吉音・宮美
アドリブ・連携歓迎
『憑神戦衣装』を装着(させられる)……戦闘になると自動で出るのどうにかならないかなぁ
敵が群衆に紛れてるなら行幸、【演奏】を選択PDに切り替えて何か行動を起こす前に【精神攻撃】
実戦初使用ですが、先に自分の身体で試してるので【氷雪使い】で凍らせ具合をいい感じにコントロール
敵のやる気だけを凍らせた所を『吉音式グレイプニル』で【捕縛】、その辺に転がしといておきましょう
戦闘意思がないなら無力化はできてるはず……そうでなくともグレイプニルでこの依頼が終わって被害者が安全な場所に避難するまでくらいの【時間稼ぎ】はできます
甘いと思われようが命を奪うのはやはりこう……抵抗があるので
「さて、まだ敵が群衆に紛れてるでしょうか?」
真っ先に襲いかかってきた淫魔たちは殲滅したが、まだ隠れている敵がいると判断した吉音・宮美(限界ギリギリ狐娘・g06261)は、
「それなら行幸。早速演奏を再開しましょう」
憑神戦衣装を装着(させられて)。氷の魔力を纏って魔楽器を奏でだす。
「……戦闘になると自動で出るのどうにかならないかなぁ」
宮美は早着替えしてしまう衣装に不満を持ちながら、観客のやる気を凍らせていった。
「その辺に転がしといておきましょう」
宮美が一曲歌い終わり、彼女の歌に堕落させられた淫魔たちは『吉音式グレイプニル』で拘束させられる。
「無力化はしましたが……とりあえずはこのままにしておきましょうか」
仲間たちには甘いと思われるかもしれない。
(「命を奪うのはやはりこう……抵抗があるので」)
だが、宮美は彼女たちを殺すことが出来ず、無力化したままこの世界を破壊することを優先させようと考えた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【照明】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
テネブレーヌ・ラディーリス
この舞台はもう幕を下ろすの
スタッフさんには申し訳ないけどご退場頂こうかしら
相手の懐に近づき致命傷を与える、それが貴女の得意技ね
致命傷を与えることに特化した技は確かに厄介だけども…
逆に言えば急所以外は狙わないのよね
なら対処は簡単よ
暗殺を仕掛けてくるであろう位置にラテ・カクテルバブルボムを仕込むだけ
気配を前方のみに集中して相手の狙いをバックスタブ(背後からの一撃)に固定する
後は半ステップ分の間合いに入る範囲に泡の結界を発生させる罠を入れれば完成よ
貴女の芸術まとめて吹き飛ばしてあげる!
「この舞台はもう幕を下ろすの」
テネブレーヌ・ラディーリス(夜を駈ける変身ヒロイン・g01274)は、ディアボロスたちの舞台の終幕を宣言し、
「スタッフさんには申し訳ないけど、ご退場頂こうかしら」
集まっていた観客たちを解散させる。
「あとはこの世界を作った淫魔を……」
そして、先へ進み、この世界を守る淫魔を倒そうとするテネブレーヌに、
「ふふっ」
まだ生き残っていた最後のコンステラシオン・ルージュが背後から迫った。
「相手の懐に近づき致命傷を与える、それが貴女の得意技ね」
だが、そんな淫魔の気配を察知していたテネブレーヌは、
「致命傷を与えることに特化した技は確かに厄介だけども……」
その動きは正確に相手の弱いところをついてくることを見抜いて、
「対処は簡単よ」
暗殺を仕掛けてくるであろう、自分の弱いところにラテ・カクテルバブルボムを仕込んで攻撃させた。
「あっ……」
攻撃を仕掛けた瞬間、泡状の結界に閉じ込められた淫魔。
「気配を前方のみに集中していれば、貴女は後ろから狙ってくるわよね」
彼女をまんまと罠にはめたテネブレーヌは、泡の結界を指先で弄ぶようにかき混ぜる。
「あっ、いやっ!」
そして、悲鳴を上げる淫魔の頃合いを見て、
「貴女の芸術、まとめて吹き飛ばしてあげる!」
泡を爆発させ、舞台もろとも淫魔を吹き飛ばすのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
レオネオレ・カルメラルメルカ
『イヒヒヒ。あっしは単なるウィザードでさぁ……』
『あ? バレた? イイネェ、たまんねぇなぁ!』
一人称は「あっし」
二人称は年上・同年代「(名前)のダンナ(姐サン)」
年下「(名前)の坊っちゃん(お嬢ちゃん)」
他者との連携やアドリブOKです。
言動は三下ですが演技です。騙せそうであれば格下を装い油断させ隙をついて攻撃します。
相手に演技が通じない時やバレたりしたら、好戦的になり一人称も「オレ」になります。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、積極的に行動します。卑怯者ですが、迷惑をかける行為はしません。例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
吉音・宮美
アドリブ・連携歓迎
いよいよここのボスとバトルですね……とは言え直接戦闘は苦手というか無理なので、搦め手に回りましょう
選択PDを発動
相手と自分に向けて【演奏】
私の感情を今の状態で凍結させることで精神の変容を防ぎ、敵の感性を凍結させることで他のディアボロスの皆さんに適した演奏をできなくさせます
【アート】を止めるなら作家を【精神攻撃】するのが一番、私もこのPDの演奏以外できなくなりますが敵を機能不全にさせる【時間稼ぎ】しかしないので問題なし
後のことは皆さんに任せましょう
同じことを繰り返す奴は死んでしまえ、という言葉がありますが……二回も見せた技に引っ掛かる人はどうなるんでしょうね
●とびきりの芸術を
「素晴らしい。素晴らしいですわ」
堕落に打ち勝ち、淫魔たちを退けたディアボロスたちを、この区画を守護する宮廷芸術家ヴィジェは拍手で迎える。
「あなた方の堕落した姿も、それを跳ね除ける姿も。何もかもが素晴らしい!」
そして、彼女は穏やかに微笑んで、
「こんな最高の『素材』は、私の手で堕落させ、至高の芸術に昇華させてあげましょう」
彼らの心や体を塗り替えようとする旋律を奏で始めた。
「流石に威圧感がありますね」
吉音・宮美(限界ギリギリ狐娘・g06261)は真正面から戦うのは無理だと感じ、魔楽器に氷の魔力を載せて、この場にいる全員の感情を凍りつかせようとする。
「私に出来ることは、こうやって精神の変容を防ぎ、敵の感性を凍結させることです」
こうすることで、自分は敵に攻撃出来ないが、仲間たちを援護できると考えていた。
彼女の演奏により、凍ったように微笑みを貼り付けたヴィジェは、何も言わずにその旋律に耳を傾ける。
(「同じことを繰り返す奴は死んでしまえ、という言葉がありますが……2回も見せた技に引っ掛かる人はどうなるんでしょうね」)
そんなことを考えていた宮美だったが、
「いいわぁ。素晴らしい旋律ね」
その堕落に導く旋律を気に入ったヴィジェは、何事もなかったかのように動き出し、
「お嬢さん。私にもそれ、教えてくださらない?」
微笑みを凍らせたまま、自らの旋律を宮美に合わせ始めた。
「ひゃっ」
その瞬間、まるで心がくすぐられたかのような不思議な感覚に陥った宮美は、思わず悲鳴を上げてしまう。
「何度も聞いた音楽です。即興ですがいじらせてもらいましたよ?」
ヴィジェはそう言うと、凍りついた宮美の精神に一瞬だけ快楽を混ぜることで、彼女の心を快楽で凍りついた状態に書き換えたのだ。
「くぅぅ……」
たまらず歌を止めた宮美。
だがその行動は無駄にはならず、
「あぁ。姐サンがたの音楽。あっしも堪能させていただきやした」
2人の旋律に釣られて近づいてきた、レオネオレ・カルメラルメルカ(陰竜・g03846)が堕落した表情でヴィジェを見つめる。
「あっしは堕落して暮らすのが夢のようなもんでしてね?」
レオネオレは下手に出て淫魔を持ち上げ、彼女が望むように再び堕落し、夢の中で暮らしたいと懇願した。
「それは話が早いですね。良いでしょう」
ヴィジェは気分が良くなり、宮美から意識を離してレオネオレに望む旋律を奏でようとする。
「ハイウェイブ!」
だが、ここまでの行動は、すべて油断させるための演技だった。
淫魔の隙を突いたレオネオレは、頭上に大量の砂を降り注がせ、
「今だ嬢ちゃん」
それと同時に宮美の旋律が再び響き、淫魔の心を驚きと怒りの感情に凍結させた。
「なんて卑劣なのですか貴方は!」
砂から這い出て怒り狂うヴィジェに、
「イヒヒヒ。あっしは単なるウィザードでさぁ……」
レオネオレは不敵に笑うのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建物復元】がLV2になった!
【照明】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
【反撃アップ】がLV3になった!
鳴神・雷羅
欲望の形が、テメェら淫魔の好む色恋沙汰とか
物欲食欲出世欲の類ばかりと思ったら大間違いだぜ
あたいの望みはなァ、テメェみたいな!人を舐め腐った態度で!
ヘラヘラ笑って他人をオモチャにする!いけ好かない野郎共を!
ボッコボコにシバキ倒すことなんだよ!!!!
【鬼神変】発動
鬼の腕への異形変化で、敵が仕掛けてくる肉体改造を自ら上書きしてやる!
付け焼刃の改造が切れても尽きることのないあたいの怒りを!
破壊の力を拳に乗せて強打!
その減らず口を二度と叩けなくなるまで
物理ダメージと同時に恐怖を与え心を折る(精神攻撃)
本気で欲しいものはな
究極的には自分で掴む、時に戦い奪い取るものなんだ
勝手に叶えられて満足なんか出来るかよ
「ふぅ……ひどい目にあいました」
なんとか宮美たちの攻撃をしのぎ切ったヴィジェ。
そんな彼女が奏でる、体を改変し、欲望を剥き出しにする旋律。
「うおおおぉぉぉぉっ
!!!!!」
その旋律に本能を呼び醒まし、堕落の道へと進んでいきそうな鳴神・雷羅(獄道デスペラード・g02984)を、ヴィジェは笑顔で見つめていた。
「欲望の形が、テメェら淫魔の好む色恋沙汰とか、物欲食欲出世欲の類ばかりと思ったら大間違いだぜ」
だが、淫魔が想定した欲望とは異なるそれを爆発させていた雷羅はそう言うと、
「あたいの望みはなァ」
ヴィジェにいじられた闘争本能はそのままに、肉体への変化を鬼の腕への異形変化で塗り替えると、
「テメェみたいな!」
淫魔が行った付け焼き刃の改造ではない、力強く尽きることのない怒りを全身から湧き上がらせ、
「人を舐め腐った態度で! ヘラヘラ笑って他人をオモチャにする! いけ好かない野郎共を!」
強烈な威圧感を纏いながら彼女との間合いを詰め、凄まじい膂力で殴打する。
「ボッコボコにシバキ倒すことなんだよ
!!!!」
そして、淫魔が減らず口を二度と叩けなくなるまで殴打を続けると同時に、恐怖を与え心を折る様に叫び続けた。
「本気で欲しいものはな……究極的には自分で掴む、時に戦い奪い取るものなんだ」
ろくに抵抗できず、ただ殴られるだけのヴィジェに、
「勝手に叶えられて満足なんか出来るかよ」
雷羅は自らの欲望を大いに語り、そのためにもっと殴らせろと迫るのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
テネブレーヌ・ラディーリス
欲望を媒介とした精神を改造
快楽に反するものならあいつの都合の良いものに書き換えられてしまう
ならば!
まずはパーティドレスに着替えるわ
愉快なシルクハットも付けるわ
自己暗示、自己暗示…
貴女と戦うことをずっと楽しみにしていたのよ♪
つまり快楽!どう書き換えても貴女と戦うことに帰結するわね♪
私の望みは復讐相手を奪ったクロノヴィータ全てを倒すこと、それが一番楽しいの♪
貴女はどう踊ってくれるのかしら?
自分の思い通りになっていた貴女の笑顔が零れ落ちるところは何よりも楽しいわぁ♪
パラッパー(ラッパを鳴らす音)
全力ゼンカイでど真ん中にストレートスマイトよ!
~相手のパラドクス解除後~
って何やらせんのよ!!(追打)
古鷹・絢鸞
絡みアドリブ歓迎。
夢志す者達を踏み台に淫魔が嗤う。まったく、酷い脚本だね。僕がシェイクスピアなら、今頃キミをペンで刺し殺してるよ。
僕の欲望は実に単純、「文化」だ。
けれど、デカダンスしか内包しない者が、僕の形や心を幾ら捏ねくり回したところで満たされる事は無い。
少々乱暴だが、人々も助けた以上遠慮はもう要らないよね?
【アヴァンギャルド・ストライク】で描いた「エッフェル塔」を射出し敵にぶつけさせてもらおう。
此はこの時代より遥か未来の物。
しかし文化が絶えず存在してきた証。そして、新たな芸術の礎となってきた物だ。
長い蛇足のようなアマチュア劇でも、劇は劇。
ならせめて、美しさの糧になって散ってくれ。
「はぁ……はぁ……野蛮なのは好みませんわ」
嵐のような怒りの攻撃からなんとか逃れたヴィジェ。
「やはり、人は文化的に生きることが望ましいですわね」
雷羅への恐怖心を落ち着かせ、平静を取り戻そうとしていると、
「文化が素晴らしいことは間違いないねぇ」
そんな彼女の言葉に賛同するように、古鷹・絢鸞(自由と文化を愛する道楽者・g07624)はそう言ってから、
「だけど、まったく酷い脚本だね。僕がシェイクスピアなら、今頃キミをペンで刺し殺してるよ」
淫魔が書いたこの堕落世界の『脚本』を徹底的にダメ出しする。
「夢志す者達を踏み台に淫魔が嗤う。デカダンスしか内包しない者が、豊かな文化を求めるものの欲望を満たすことはない」
文化とは、もっと多彩な感情で彩られるべきものなのだ。
「さて、少々乱暴だが、人々も助けた以上遠慮はもう要らないよね?」
淫魔の言う『文化』に見切りをつけた絢鸞は、巨大なエッフェル塔を絵画として描き、淫魔を串刺しにするように投げ放つ。
「此はこの時代より遥か未来の物。しかし文化が絶えず存在してきた証。そして、新たな芸術の礎となってきた物だ」
そのスケールに圧倒され、押しつぶされるヴィジェに、
「長い蛇足のようなアマチュア劇でも、劇は劇。ならせめて、美しさの糧になって散ってくれ」
絢鸞の手向けの言葉が届けられた。
「……結局力に頼るのであれば、それは野蛮人と変わりませんわ。そのようなものに敗れるわけには行きません」
だが、淫魔はその攻撃に大きな傷を負いながらも、その心までは死なず、ドレスを纏いその場に立ち続けるのだった。
「……私は」
ダンスの相手を待つようにその場に立ち続けるヴィジェ。
そんな淫魔を前にして、テネブレーヌ・ラディーリス(夜を駈ける変身ヒロイン・g01274)は自分の心に暗示をかけていく。
(「私はダンサー。宮廷芸術家と踊れる機会を、楽しみにしていた」)
淫魔が行う、欲望を媒介とした精神改造。
それに抗うため、テネブレーヌは『淫魔と一緒に踊る(戦う)こと』が彼女の欲望であると自分の心を塗り替えていく。
「貴女と踊る(戦う)ことをずっと楽しみにしていたのよ♪」
そして、パーティドレスに着替え、愉快なシルクハットを被った彼女は、
「宮廷芸術家様。私がお相手いたしますね」
ヴィジェとのダンスに耽るのだった。
「貴女はどう踊ってくれるのかしら?」
基本に忠実なステップで、淫魔の動きに合わせて踊り続けるテネブレーヌ。
「では、2人で参りましょう。至高のダンスの深みへと」
ヴィジェはこれこそ自分の求めていた芸術だと、満面の笑顔でテネブレーヌをリードする。
パラッパー♪
どこからともなく聞こえる金管の音色が響き渡り、
「楽しいですわ。このままずっと踊りましょう?」
淫魔は淫靡な笑みを浮かべ、テネブレーヌを堕落へ誘う。
そんな彼女に、テネブレーヌは、
「お断りよ♪ 思いっきりぶっ飛ばしてやるわ!」
全力ゼンカイで顔面ど真ん中にストレートスマイトを叩き込み、至福の笑顔をぐちゃぐちゃに破壊した。
「ど、どうして……」
血に塗れ、崩れ落ちそうになる淫魔の問いかけに、テネブレーヌは欲望に従い、復讐相手を奪ったクロノヴェーダ全てを倒そうとしたのだと答え、
「自分の思い通りになっていた、貴女の笑顔が零れ落ちるところは何よりも楽しいわぁ♪」
満面の笑みを浮かべながら、ダンス相手を地獄に叩き落とし……。
「……って、何やらせんのよ!!」
淫魔の精神攻撃から解放された彼女は、少なからずダンスを楽しんでしまった恥ずかしさを隠すように、淫魔の亡骸を殴り続けた……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【修復加速】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV4になった!