リプレイ
相原・相真
終わった、と思ってたらこれですか
諦めが悪いことで
…ま、俺達も人のこと言えませんけどね
ミランダさんのご家族へ接触
【平穏結界】を使用したうえで邪魔が入らないタイミングを見て近づきます
お久しぶりです。またお会いできましたね
…できれば、再会はもっと平和なものがよかったんですが
俺たちを思い出してもらえたら、
キャメロットへ侵入しミランダさんを助け出す計画がある事を説明
許可証を俺たちに預け街の近くで待っていてもらえるようにお願いします
ミランダさんはきっとまだ諦めていない
なら俺たちも諦めません
必ずまた皆さんが一緒に居られるようにしてみせます
だからどうか、俺たちに託してもらえませんか?
アドリブ・連携歓迎です
瀧夜盛・五月姫
あてがうトカゲの代えはある、けれど、嫁の代え、利かないんだね。
ミランダさんが、それほど、魅力的なのか。
はたまた、トカゲにとって、ミランダさん、特別な何か、あるのか。
いずれにせよ、最終人類史、曰く、“ストーカーは犯罪”。
まあそうじゃなくても、ドラゴンは敵、だけど、ね。
【モブオーラ】を使って、馬車、近づく。
や、お久しぶり、かな?
覚えてない? 姫だよ、姫。
ミランダさんの代わりに花嫁、なった、姫、だよ。
そう、この度も来た、よ。
あなたたちが、名誉なはずのトカゲの花嫁、嫌なように、ミランダさんも、嫌、はず。
大丈夫、きっとまた、あなたたちの下、引き戻すから。
根こそぎ原因を取り除いて、ね。
不知火・紘希
【遊び場】
また、いつか。
そう言った時のミランダさんの潤んだ笑顔を今も思い出すよ。
何回だって僕達はミランダローズを届けに行くから。
もう少し耐えて。幸せの花束を散らせたりなんかしない。
まーくん、大丈夫。
僕らにはチャンスが残されてる
会えたら、おいしいご飯作ってあげるんでしょ?
行こう。ミランダさんが待ってる。
早くご家族のところへ行けるよう光学迷彩を発動するよ
魔法のアートで3人を包んで馬車を探し出そう
接触タイミングは他の仲間とも合わせるね。お母さんはまーくん、お父さんはクラマくん
お兄さんは僕のバラで思い出してもらい説得を
僕達が今回を最後になんてさせない。幸せのため、僕らに入稿許可票を託してほしいんだ
葉切・松露
【遊び場】
ミランダねーさんがまた攫われたって、どういうことですか!?
ご、ごめんなさいですよ……でも、せっかく家族のところに戻れたってのに……こんな風に再会したくなんてなかったです!
(ぐしぐしと目元をこすって)……きっと助け出して、美味しいご飯をご馳走するですよ。
馬車に乗ったら、緩みそうになる涙腺を引き締めて。
ミランダねーさんのおふくろさんに、黒パンのホットサンドを差し出して。
中身は塩漬け肉ですけど、冷めてもカリッとして美味しいですよ!
皆さん、お久しぶりです!
…また、助けにきたですよ。
ミランダねーさんは、きっとおれたちが取り戻して見せるです。
あの中に入る手助け、お願いするですよ。
(アドリブ歓迎)
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
またしても、ですか
ドラゴンは案外しつこい性質の様ですね
ミランダの命はドラゴンを繁栄させる為の道具ではありません
此度も必ず、助けに行きます
家族の馬車を追いかけ、馬を休ませている所にお邪魔しましょう
アルフ、そしてアマレット夫妻
暫くぶりですが、私達の事は覚えておられますか?
ミランダの婚礼前に料理を皆で囲み、語らった日のことを
私達の願いは、キャメロットへ連れて行かれたミランダが、再び家族で食卓を囲めるようになること
その手にあるキャメロットの入場許可証を譲って頂けませんか?
もしそれが叶うなら、必ずミランダを取り戻して帰ってきます
彼女の生を、諦めてはいけません
どうか信じて待っていて下さい
クラマ・レインコート
【遊び場】
コウキの言う通りだ。逆だぜマツユ
こう考えるんだ。『俺達だから間に合った』ってな。
教えてやるぞ。めでたしめでたしをブチ壊しやがった代償は高く付くってことをな。
排斥力の呪縛は解けたみてぇだな。どうやら頑張りは無駄じゃなかったみたいだぜ?
嬢ちゃんの帰る場所はちゃんとあるってこった。
よォ、カボチャの馬車に『素敵な三人組』がやってきたぜ?
前に聞いた『「祝福」と「新しい時代を生きる」の意味』……答えは出たかよ。
これで答えがでなきゃ…親父失格だぜ?
最初から親父殿に聞きたいことはただ一つ。その覚悟だ。
あの時の想いまで夢泡沫に消えたなんて言わせねぇよ。
必ず届けてやるよ、望む明日にな。
(アドリブ歓迎)
幻想竜域キングアーサー。パラドクストレインから改竄世界史に降り立った復讐者達は――誰もが、いきり立っていた。
終わったはずの事件。終わったはずの竜の花嫁の物語。しかし、まだ終わりが見えていない。そんな結末に、憤りを隠せない者がいる。疑問を挟む者もいる。そして、今度こそは、と誓う者もいる。
これは、そんな彼らの物語であった。
「ミランダねーさんがまた攫われたって、どういうことですか!?」
葉切・松露(ハキリアリのきのこ農家・g03996)の嘆きは深かった。竜の花嫁こと、ミランダ・アマレット。彼女を良いようにしようとしたドラゴンを屠り、そして、彼女への別離を告げたのは先日の事だ。その時は思っていた。彼女はこのまま、幸せな結末を迎えるのだ、と。
「せっかく家族のところに戻れて……もしも次逢えるときは、幸せなねーさんにって」
だが、異邦人であり、歴史奪還を目指す復讐者達が逢えるとすれば、それは平穏な日常では無い。その事も理解していた。
だから。
(「また、いつか」)
不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)の思い出すミランダの姿は、潤んだ笑顔を浮かべた彼女だった。悲しげに、寂しげに、しかし、力強く。そんな笑顔を曇らせるドラゴン達を、赦せる理由など何処にもない。
「まーくん、大丈夫。僕らにはチャンスが残されてる。会えたら、おいしいご飯作ってあげるんでしょ? 行こう。ミランダさんが待ってる」
だから、彼は憤る友人に、その言葉を投げ掛ける。そう。まだ、終わっていない。終わる前に、介入する手立ては残されている。
「コウキの言う通りだ。逆だぜマツユ。こう考えるんだ。――『俺達だから間に合った』ってな」
クラマ・レインコート(雨合羽の運び屋・g04916)の言葉は明るく、しかし、松露と同じく憤りに満ちた物であった。そう。憤怒は彼も同じだ。幸せになる筈だった竜の花嫁は、しかし、新たな竜に見初められ、竜鱗兵の卵を産む結末となった。そんな終局、認められる筈も無い。
「教えてやるぞ。めでたしめでたしをブチ壊しやがった代償は高く付くってことをな」
志は同じく。思いも同じく。
友人の言葉に、松露は目元を擦り、感嘆の息を吐く。大丈夫。怒りは当然あるが、まだ、自分はその憤りに囚われては居ない。冷静なままだ。
「そうですね。約束したですよ。きっと助け出して、美味しいご飯をご馳走するですよ」
ミランダ・アマレットの為に。彼女の家族の為に。そして、彼女が迎えるであろう新しい普通の家族の為に。
それが松露の誓いであった。
「終わった、と思ったらこれですか」
「ドラゴンは案外しつこい性質の様ですね」
相原・相真(人間のガジェッティア・g01549)の言葉に、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は是と頷く。まったく、ドラゴンの執着心は度し難い。番となるべきドラゴンが殺されたのであれば、大人しく諦めれば良い物を、との憤りは、冷静な彼に珍しく、荒い吐息を零させていた。
「あてがうトカゲの代えはある、けれど、嫁の代え、利かないんだね。ミランダさんが、それほど、魅力的なのか」
唸る声は、瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼/大怨霊の愛し姫・g00544)が紡ぐ物であった。
聞き及んでいた竜の花嫁とは、替えの効かない物。故に、彼女の伴侶たる混沌竜サートゥン・デスを屠れば、彼女は晴れて放免となる。その筈だった。
(「だからこその、キャメロット?」)
事象を無理矢理ねじ曲げるのに、本拠地まで招聘する必要があったのは、そう言う理由かも知れない。それを圧してまで、竜の花嫁を手放したくないのだ。彼奴らは。
「いずれにせよ、最終人類史、曰く、“ストーカーは犯罪”。……まあそうじゃなくても、ドラゴンは敵、だけど、ね」
復讐者にとって歴史侵略者は敵以外の何物でも無い。
事実のみを口ずさむ彼女に、相真とソレイユは是と頷く。
「それにしても、ドラゴンは何を考えているのでしょう? ただの人であるミランダを二度も三度も攫う理由など、ある様に思えませんが」
竜の花嫁の役割が、ただ、竜鱗兵を生むだけであるならば、そこまでミランダ・アマレット本人に固執する意味は無い筈だ。新たな竜の花嫁を迎え入れるだけで終わる話ではないか。
「……ミランダさんが特別だった、とは思えません」
二度の邂逅を経て、彼女が本当にただの人間である事を、復讐者達は理解している。ドラゴン達が固執する理由はただ一つ、彼女が『竜の花嫁』であると言う事実のみだ。
(「手付かずの竜の花嫁が残っている。だから利用する。……それだけの話でしょうか?」)
時先案内人の予知の中、ドラゴンは言っていた。願わくば凡庸では無く、貴重な卵が産まれて来て欲しい、と。
凡庸な卵が竜鱗兵の卵とすれば、貴重な卵とは即ち。
「……卵ガチャでもするつもりか、ドラゴン達は」
いかにも現代人らしい台詞に、ソレイユと五月姫は成る程、と頷く。下地は揃い、しかし、それを復讐者達に妨害された。諦めきれないドラゴン達が事象をねじ曲げる暴挙に出たのも、そのガチャの成果が魅力的が故、なのだろう。
(「ならば、何が生まれるのだろう
……?」)
五月姫の疑問に応えられる者は、この場にはいない。それを知るのは、ドラゴン達のみであった。
「よォ、カボチャの馬車がやってきたぜ?」
進路を急ぐ馬車を止め、クラマがにぃっと笑う。緊張の面持ちは、共に馬車の進路を阻んだ松露も紘希も同じだ。こくりと頷き合うと、馬車の中から人が出てくるのを待つ。
果たして、その馬車から出てきた人物とは。
「ああ。申し訳ない。馬車は一杯でしてね。旅人を迎え入れる余裕は……おや?」
旅人が同行を求めてきたのかと声を上げたのは、一人の青年男性だった。中背中肉。一見何処にでもいる普通の青年の彼が、ミランダの兄、アルフ・アマレットである事を復讐者達は理解している。
そして、それは彼も同じだったようだ。
「……あなた、達は?」
絞り出す様に声を零す。急な頭痛に備えるように目頭を押さえ、嗚咽にも似た声を零す。それは、彼が排斥力の呪縛から解放されるが故の行為であった。
「お久しぶりです。お兄さん。……少し、お話、出来ますか?」
紘希の問いに、アルフはこくりこくりと鷹揚に頷く。それは何処か、救いを求める羊の様に力弱く、儚げな物であった。
「三度目の邂逅がこのような事になるとは想像すらしていませんでしたが……ご家族の方も、宜しいでしょうか?」
「出来れば、再会はもっと、平和的な物がよかったんですが」
ソレイユと相真の投げ掛けた言葉に、ああ、と呻いたアルフは、そして、馬車の中へと声を上げる。
「父さん、母さん!」
「姫達が全部、何とかして上げる、から」
馬車から降り立った三人に呼び掛ける五月姫の言葉は温かく、優しく。
彼らが零す涙は希望と感激に満ちたそれであった。
「俺達にはキャメロットに潜入し、ミランダさんを救い出す計画があります。ただ、それには皆さんの持つ許可証と、それと皆さん自身の力が必要なのですが」
切り出した相真の案に、アマレット家族は皆が了承の意を示していた。
「きっと、大丈夫。貴方達の元に、引き戻すから。根刮ぎ、原因を取り除いて、ね」
彼らの示すそれが従順でないことを、五月姫は知っている。その信頼には応える。そのつもりは充分にあった。
「皆様の事は信頼しています。ただ……『私達の力』とは?」
復讐者である彼らとは違い、彼らはただの一般人だ。父親――アマレット氏の言葉は当然の疑問で、しかし、それに答えるのはクラマであった。
「なあ。あんた。前に聞いた『「祝福」と「新しい時代を生きる」の意味』……答えは出たかよ」
「――ええ。それは……」
竜の花嫁という名誉ではなく、ただの平凡な少女として、女性として娘に育って欲しい。そう願いを口にする彼に、クラマは了の意を持って強い頷きを残す。
「その覚悟、あの時も持っていたよな? その思いが夢泡沫に消えたなんて言わるつもりはなかったが……どうやら、そうじゃないようだな」
「当たり前です! あの子は私達の大切な娘です!」
「お母さん、落ち着いて下さい」
突如声を上げた母、アマレット女史を、苦笑と共に宥めるのは松露であった。手にした黒パンのホットサンドを彼女に渡すと、和ませるべく微笑を浮かべる。
「ミランダねーさんは、きっとおれたちが取り戻して見せるです。皆さんにはあの中に入る手助けをお願いしたいんです。それと……」
「脱出のあと、きっと、また、ミランダさんはドラゴンに狙われる」
紘希の告げたそれは残酷な、しかし事実であった。今回の伴侶となるドラゴンは、自分達が倒す。だが、それだけでは、再び、竜の花嫁として攫われる可能性を残してしまう。そうならないよう、身を隠す必要があった。
そして、それは、異邦人である彼らには出来ない所業だ。
そこに必要なのは、家族の力――アマレット夫妻と兄であるアルフの支えが、何よりの力となる筈なのだ。
「私達はミランダの生を、彼女の幸せを諦めていません。私達を信じてどうか待っていて欲しい。そして、再び家族で食卓を囲める日々を取り戻します。だから、皆様にもお願いしたい」
元凶を打ち砕くまで、全てをミランダの為に使う覚悟を抱いて欲しい。ソレイユの思いに、彼らは意を決し、力強く頷いていた。
「ええ。皆様の事は信じています。そして、皆様の信じる私達のことも、ええ」
まず、それを体現したのは、許可証の譲渡という形であった。
「ミランダを、娘を、宜しくお願いします!」
母の声を、父の眼差しを、そして兄の辞儀を背に、復讐者達は馬車へと乗り込んでいく。
まず目指すはキャメロットの城門と、それを越えたところにある市街地、そしてその郊外にあるアヴァタール級クロノヴェーダ『蒼玉のカラドック』の住居だ。
きっとそこにミランダはいる筈。彼女との接触こそが、次なる策を紡ぐ手段であった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【平穏結界】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【過去視の道案内】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV4が発生!
ソレイユ・クラーヴィア
アドリブ連携歓迎
託されたからには、必ずミランダを家族の元へ
急ぎましょう
馬車のまま旅人に扮してキャメロットに潜入します
降りろと言われるまでは馬車でドラゴンの住居まで移動するのが一番自然でしょうか
馬車の中からチラリと市街の状況も見ておきます
住人の様子や警備態勢
賑わいぶりなど、知らぬ土地ですから何でも情報です
徒歩の場合は足取り早くドラゴンの住居まで移動しましょう
到着したら、挨拶もそこそこにミランダの元まで駆けつけます
低空飛行で大丈夫そうなら飛翔も使って
魔術に掛かる前にミランダを魔術圏から連れ出します
お久しぶり、というのも二度目ですね
積もる話はありますが、まずはあの狼藉者を排除してからです
内方・はじめ
許可証を持つ仲間と一緒に、旅人のフリして城内へ入りましょう
入城理由を問われたら、
「旅のついでに、花嫁の家族から、手紙や調理道具を預かってきたの」
「道具が壊れたりしてたらいけないし、直接花嫁に渡して欲しい……って頼まれてね」
等と、予め用意した鍋やら包丁等の包みを示し、
「何なら、確認して頂いても結構よ」
等と、やましいことがない素振りで乗り切る
「よろしければ、花嫁……ミランダ様の新居の場所を教えて下さらない?」
と、門番に尋ねて、うまく場所がわかれば上々
うまく城内に入れたら、速やかに花嫁のもとへ
新居が不明なら、【光学迷彩】で身を隠し、忍び足、情報収集、偵察を活かして、物陰やらに潜みつつ噂話等を聞き込み
相原・相真
アドリブ・連携歓迎
仲間とともに許可証を使いキャメロットへ潜入
花嫁に会いに来たと話すか旅人で通すかは、
その場に応じて[臨機応変]に行きましょう
できれば城下町の地図など入手できるといいんですが、
その辺は怪しまれないようにがっつかない程度に
城下町を移動する途中に脱出の際のルート見定めもしておきたいところです
竜の住居に到着したら行けるところまでは穏便に
待たされたりなど足止めを食らいそうなら強引に突破に切り替え
ミランダさんの安全確保は仲間に任せて俺は竜との間に割り込みましょう
お楽しみのところ悪いんですが、そこまでです
ミランダさんは竜の花嫁になどはさせません
彼女を待っている人たちのためにも!
葉切・松露
【遊び場】
うう、すみません。山の中ならもっと上手く動けるんですけど……。
ミランダねーさんを取り返す為ですもんね。頑張るですよ……!
紘希とクラマにーさんにアドバイス貰いながら、商人の小間使いに扮して街中を荷車で移動するです。
あとクラマにーさん、お願いがあるんですけど……。
できたらでいいんで、この保存食売って塩を買い込めないですか?
きっとミランダねーさんの役に立つはずです。
住居に着いたらキャリッジを隠して、こっそり裏に回るです。
裏手から松ぼっくりを投げ込んで、小火を起こすですよ。
騒ぐだけ騒いで人が集まってきたら、他の皆と合流して住居の中へ急ぐです。
手段は選ばないですよ。
(アレンジ・連携歓迎)
不知火・紘希
【遊び場】
これからが大事なところ。約束は必ず果たそう!
移動中は過去視の道案内で人影があるか確認。
城門まではありそうだけど、住居まではないかも。
でも出入りする人がいるかもしれないし、街中も偵察しておこうか
塩か…じゃあ、情報を集めて調味料を扱う商人一家を装ってみよう。難しかったらその場に合わせる。
まーくんと僕だけじゃ子どもで怪しまれるから、
ここは大人なクラマくんの出番だよ。モブオーラと光学迷彩も使うね
ミランダさんの場所がわかり次第、急行して仲間の援護だよ
仲間の攻撃に不意をつかれた敵を死角から星の流星群で圧倒しつつ、できるだけ派手に注意を引いて彼女から引き離そう!
よく頑張ったね。ここは僕達に任せて。
クラマ・レインコート
【遊び場】
許可証を使い正攻法で正面から堂々と。
私どもは流れの商人の一座にございます。
ああ、この2人は私の丁稚になりますれば。
不審に映らない程度に街中を観察(マッピング)する。
順路、裏道、建物、隠れ場所、人の多い場所に馬車の停留所…
使えそうなものは全部頭に入れてく。
塩?…ああ、なるほどな。
時間ねーからそこまで期待すんなよ?
任せな。手慣れたもんだ。
マツユが時限式のボヤを起こして気を引いている内に別口から手慣れた動きで2人と屋敷に侵入
どうだコウキ。道案内でミランダの嬢ちゃんの歩いた道とか見えるか?
おいおい、合意なしの婚前交渉はどうかと思うぜ?
詠唱中止を狙い、背後から不意打ちでカラドックの頭に向け発砲
ガタンゴトンと馬車は揺れ、復讐者達を運んでいる。
深く占めたカーテン越しに周囲を伺いながら、しかし、「大丈夫」と頷くのはソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)だった。
アマレット夫妻から借り受けた馬車は無事、キャメロットの城壁を越える事が出来たようだ。
「もっと誰何とか問われると思ったけど」
「それだけ『許可証』を信頼しているから、と言う事でしょうか」
或いはこのキャメロットを守護する結界の力への信頼、と言う事か。内方・はじめ(望郷の反逆者・g00276)の呟きに、ソレイユはむむっと唸ってしまう。
街一つを包み込む侵入者を拒む結界は広く、そして強大だ。それだけで、この結界を敷いた人物の強さを測れるような気がした。
「……もしかしたら、本当に断片の王、アーサー・ペンドラゴンの力かも知れませんね」
「とは言え、他のジェネラル級――特に円卓の騎士の力は判明していません。決めつけは早急かも知れないですよ」
ソレイユの独白に、呟きを重ねるのは相原・相真(人間のガジェッティア・g01549)だった。
「出来れば地図とか入手したかったのですが」
「妖しい動きをすれば、咎められるかも知れないからね。気持ちは分かる」
うんうんとはじめは頷き、外を伺うソレイユはハハハっと苦笑いを浮かべる。
「しかし、これがキャメロット――」
馬車は市街地を突っ切り、そのまま郊外へと向かっている。聞こえるのは厳かなドラゴン達の会話では無い。活気に満ちた人々の営みだった。
「中世ファンタジーの町並みに、ドラゴンや竜鱗兵が闊歩する世界を想像していたけども」
「そうとも限りませんでしたね。やはりクロノヴェーダ以上に一般人が世界を支えている……そう言う事でしょうか」
空やキャメロット城の近くになればまた違う光景が広がっているのかも知れない。
はじめとソレイユの言葉に、相真は是と頷く。
「さて。脱出ルートを確認しておきましょう。道を誤ったら大事です。ミランダさんを救出したら、今通っている道を一直線に走り、城壁を突破する。――これしか無さそうですが」
「潜伏するわけに行かないものね。頑張りましょう」
「ええ」
声を顰めた三人は顔をつきあわせ、鷹揚に頷くのであった。
「城壁は上手く突破したよ。……でも、【過去視の道案内】も此処が限界かも。蒼玉のカラドックの元に向かう人は居ないって事かな?」
馬車の中、不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)がむむっと唸る。彼の使用した道案内を生み出す残留効果は、しかし、1日以内にその道を辿った者が居なければ、効果を発揮しない物だ。城壁から蒼玉のカラドックの元に向かった人物を捉えられれば――。そんな試みは、しかし、成就は難しいようだった。
「花嫁修業と称して、引きこもっているのかもしれねーな」
もしかしたら、人払いをしているのかも知れない。これは御者席に座るクラマ・レインコート(雨合羽の運び屋・g04916)の弁であった。
時先案内人の予知を鑑みれば、彼奴の目的は『貴重な卵』とやらだ。妨害工作を恐れ、全てを遠ざけると言う考えも、有りのように思えた。
「だ、大丈夫ですか……?」
葉切・松露(ハキリアリのきのこ農家・g03996)の心配は深く、しかし、クラマは「問題無い」と薄く笑う。
彼の心配は、クラマが御者席に堂々と座っている事に起因しているのだろう。だが、御者が姿を見せない馬車もそれはそれで不審すぎる。彼曰く。
「こそこそしている方が目に付くって奴だ」
とのことであった。
果たして、馬車は揺れ、復讐者達をゆるりと運んでいく。
その道すがら、松露は意を決し、兄貴分のクラマへと問うのだった。塩を入手したい、と。
「塩? ……ああ、成る程な。ただ、時間がねーからな。そこまで期待するなよ」
「新宿島から持ってくれば良かったね」
これは紘希の言葉である。
この幻想竜域キングアーサーではどうか判らないが、6世紀のイギリスでは、塩はそれなりに貴重品の筈だ。だが、この場所は、言わば断片の王、アーサー・ペンドラゴンの直轄地。入手への期待はそれなりに出来る筈だった。
「んじゃ、少し出てくるが……俺の居ない間、無茶するなよ?」
「当然ですよ、クラマにーさん。馬車はゆっくり、動かしておくです」
御者席から飛び降りたクラマの背に、松露の礼が重なった。
「さて。そろそろ馬車は郊外らしきエリアに入った訳だけど……大丈夫かしら?」
「流石に準備万端というわけに行きませんが、やれることは全てやりました。先程、クラマが何か偵察に行ったぐらいで、やり残しは無い筈です」
その彼も、無事に戻ってきて再度、御者席に座っている。何かを調達に行ったらしき彼は、しかし、何事も無く戻ってこられたようだ。これも【光学迷彩】と【モブオーラ】のお陰だろうか、とソレイユは安堵する。
そして、馬車は巨大な邸宅を前に、動きを止める。ここが目的地、蒼玉のカラドックの住居という事だろうか?
「入り口の大きさから考えて、ドラゴンが出入りする住居に間違いは無いと思いますが」
「間違っていたら『ごめんなさい』ですむと良いわね」
だが、アマンダ夫妻やアルフから聞く限り、この場所で間違いは無い。はじめの軽口に、相真はにっと笑みを浮かべる。
「それじゃ、頼んだぜ、マツユ」
「行って来るですよ」
クラマに促され、一人、松露が離脱していく。
「彼、どうしたのですか?」
「陽動だな。ボヤ騒ぎがあれば、流石に花嫁の儀式とやらも中止になるだろう?」
「……えげつない、ですね」
ソレイユの言葉に、しかし、クラマは首を振る。手段を選ばず、どの様な手を使ってでもミランダ・アマレット嬢を救出する。そんな決意を松露が抱いていることを彼は知っているのだ。
「行こう。みんな。――ミランダさんを助けよう」
怒気に包まれた声を紡ぐのは、紘希も同じだ。
彼もまた、怒っていた。この理不尽に。そして、ミランダ嬢を捉えている竜の花嫁、と言う事象その物に。
斯くして、喧噪に包まれた屋敷の中を、復讐者達は駆け巡る。
小火騒ぎに右往左往する従者達を余所に、一直線に向かうのは最奥――蒼玉のカラドックとミランダの私室だ。
「私室――つまり、ベッドルームね。お子さんに見せても大丈夫なの?」
はじめの危惧は、しかし、一同によって黙殺されてしまう。大丈夫。時先案内人の予知を視る限り、夜伽とか夫婦の営みとか、そんな状態では無い筈だ。
そして、重い扉は蹴破られ、復讐者達は部屋へとなだれ込む。その先に居たのは、1体と1名。そして――。
「――ッ?! ――皆様?!」
「ちっ。ディアボロスが何故こんな処にいるのです?!」
それは、歓喜に震えるミランダと、蒼玉の翼を広げるカラドックの姿であった。詠唱を途切れさせたドラゴンは、憎々しげな咆哮を纏い、射貫かんばかりの視線で復讐者達を睨め付ける。
「お楽しみのところ悪いんですが、そこまでです」
「合意なしの婚前交渉はどうかと思うぜ?」
対する復讐者達の動きは速かった。
二人の間に割り込むと、その身体を引き剥がし、自身らの背後にミランダを庇う。揶揄の言葉はクラマから、そして、終焉の宣言は相真によって紡がれたものだった。
「お久しぶり、と言うのも二度目ですね。ミランダ。……その様子だと、もう、思い出して頂けているようで」
「ええ! ええっ! ええっ!」
「ちょっ、ちょっと、擽ったいですよ、ミランダねーさんっ?!」
ソレイユの微笑に、松露の困惑が重なる。感激のあまり目の前の少年を抱き締めてしまった彼女に、しかし、今はそんな場合では無いと、紘希は苦笑。そのまま二人を引き剥がし、己の得物を身構える。
「よく頑張ったね。ここは僕達に任せて」
「あの狼藉者を倒したら、帰りましょう。ご両親が、アルフが待っています」
「……皆様っ! 皆様!」
涙に濡れた笑顔は変わり無く美しく、しかし、それが歓喜による物だと思えば、少しは心が軽くなる。
二人の言葉に、素直に頷くミランダは、そのまま、復讐者達の背に隠れてしまう。
残されたのは対峙する復讐者達、そして蒼玉のカラドックであった。
「貴公ら! この蒼玉のカラドックの屋敷を襲撃するばかりか、竜の花嫁の儀式を邪魔するなどと――許されることでは無い!」
「――はん。だったら言ってやろうか。蒼玉のカラドック!」
きしゃーとした雄叫びに重なるのは、クラマの皮肉げな笑みだった。
そう。彼の言葉は復讐者達の総意だった。その為に、彼らはここに、この場所にやってきたのだ。
「「その花嫁の儀式を邪魔しに来たんだよ!」」
多重の叫びが、蒼玉のカラドックに叩き付けられる。ミランダを竜の花嫁の儀式から救い、家族の元に帰す。それが、彼らの選択肢なのだ。
叩き付けられた叫びは、事実上の宣戦布告であった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【光学迷彩】LV2が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【おいしくなあれ】LV1が発生!
【モブオーラ】がLV2になった!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【アヴォイド】LV2が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!
【フィニッシュ】がLV2になった!
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
奪還は成りました
あとは三行半を突きつけて、こんな新居とはおさらばしましょう
ミランダを私達の背に庇うように布陣して
被弾させないよう注意するのは勿論
戦闘に気を取られて再度攫われぬように気を配ります
宙に展開した鍵盤で「嵐」を演奏
幻想の嵐をぶつけ距離を取りつつ戦います
その胸に輝いている宝石を砕けば多少のダメージになるでしょうか
反撃の水流は飛翔で避け、水がミランダの方へも行きそうなら抱き上げて飛びます
貴方がどれ程の力を持っていようとも、彼女を卵の為に犠牲にして良い筈がありません
というか、卵なんですからドラゴン同士で産めば良いでしょう
何故わざわざサイズも違う人間に種族存続を託すのですか?
白水・蛍
アドリブ/連携○
使える残留効果は全て使用。
姫君の奪還はなりました。
後はとっととおさらばしましょう。
ミランダさんを背に庇うようにして布陣。ディフェンス出来るならディフェンスもします。
パラドクス使用。スパーライトと共に魔力塊をその場に出現させ、その破片を相手の弾にぶつけて相殺させつつ、敵に向かって発射です!
ミランダさんの方へ飛んでいくものを最優先に相殺しつつ、相手に命中させていきますわよ!!
人を介してではないと次代を育めない種族……なんでしょうかね?あなた方は。自分達の間で完結させ欲しいところです。
内方・はじめ
こいつが……何年生きたかわからない癖に、年頃の娘を嫁にしたがるロリコンドラゴン?
私的にはHENTAIはないわー
ドラゴンと花嫁の間に割り込むように位置取り、花嫁を守りつつ応戦ね
【飛翔】し空中戦、弾幕、誘導弾、残像を活かし、天井のシャンデリアや燭台、天幕等の天井の障害物を盾にしたり、間を飛び回り敵を撹乱
隙をみて、背後等から報復の魔弾を叩き込む
敵の反撃は、一撃離脱、残像、風使いを活かし、残像を囮にし距離をとったり等しつつ、回避を試みる
仲間がピンチなら、わざとシャンデリアを落下させ、その騒ぎで敵の注意をこちらに向けさせ、対処するための時間稼ぎ
さあ、惨劇の犠牲者達の無念、恐怖、怨嗟をその身で味わいなさい
アンゼリカ・レンブラント
戦友が入れ替わって、花嫁を助けたはずだけどね
でも何度でも助けてみせる
花嫁は幸せでないといけないから!
仲間の突入に合わせ、私もなだれ込むよ
パラドクスの格闘攻撃で強打っ!
叩き込んだら敵が弱るまでは一撃離脱、
反撃を凌ぎつつ隙をうかがうね
敵からの攻撃も痛いと思うけど
パラドクスのオーラの護りに障壁で耐え
勇気を燃やし踏ん張る
ミランダさんの心の痛みに比べればこんなもの!
時にフェイントも交えたかく乱に努め
隙を作り出すことに専心して仲間に隙を突いてもらうよ
私も敵に隙が見えたら力いっぱい攻撃をねじ込む
敵が消耗したら、呼吸を整えた全力全霊の
《光獅子闘拳》で粉砕するね
私の全力っ、受け取れーっ!
倒したら急いで脱出だよ!
花嫁の奪還は成った。後はこの家を退去し、キャメロットを脱するのみ。
思いは同じと、背に庇ったミランダ・アマレットへ頷き掛ける復讐者達。ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)の微笑に、ミランダは感激と表情を綻ばせ、鼻を覆い隠す様、両手で目頭を庇っていた。
「戦友が助けた命だもの。でも、何度でも助けてみせる! 花嫁は幸せで無いと行けないから! 涙は喜びの涙じゃないと行けないから!」
決壊している事は充分見て取れた。それが正しい涙であって欲しいと、アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)は彼女を背に庇い、拳を固める。
「その為には、まずは目の前のアヴァタール級を討たなくては、ですね」
アンゼリカの言葉に是と頷いた白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)もまた、竪琴剣を抜刀。羽を広げ、彼らを威嚇するアヴァタール級クロノヴェーダ『蒼玉のカラドック』へ突きつける。
そう。花嫁の奪還は成った。だが、まだ、この家を退去できない。
復讐者達の目の前に、此度の首魁であるアヴァタール級クロノヴェーダがまだ居るからだ。
その様子は即ち。
「当然ながら、怒り心頭よね」
自動式拳銃を抜き放った内方・はじめ(望郷の反逆者・g00276)は呆れたように声を上げる。まあ、逢瀬とか初夜とか、その辺りを邪魔されて、怒らない花婿などいないだろう。とは言え、そんな立場になったことないはじめとしては、心情の理解は出来なかった。だって、女の子だもの。
「黙りなさい! ディアボロス! ミランダ・アマレットをっ。我が花嫁を放しなさい!」
竜の咆哮と共に、蒼電が周囲に広がっていった。
「ってか、何年生きたかわからない癖に、年頃の娘を嫁にしたがるロリコンドラゴン? 私的にはHENTAIはないわー!」
「人を介してではないと次代を育めない種族……なんでしょうかね? あなた方は。自分達の間で完結させ欲しいところですが」
辛辣な意見ははじめと蛍からであった。それぞれ漆黒の魔弾と魔力弾を招来。カラドックの鱗を焦がし、その下の肉を抉っていく。
「五月蠅い! 竜の花嫁となることは、この改竄世界史に於いて名誉である事! 即ち、それこそが人の望みです! そうでなければ私の様なクロノヴェーダが人と番うなど!!」
「――ん? この婚姻は不本意だとでも言うつもりですか?」
疑問を介入させたのはソレイユであった。音を奏で、嵐を召喚。部屋の調度品のみならず、カラドック本人をも巻き込んだ暴風は、そのまま壁を破壊し、外へと雪崩ていく。
鱗をズタズタに斬り裂かれ、しかし、カラドックはきしゃーと吼える。
「全ての資源をリソースに戦力を増やし、《七曜の戦》に備える行為など、誰しもが行っている事でしょう? 貴様らも違うとは言わせませんよ、ディアボロス!」
「つまり、種族存続を託して、と言う訳ではないようですね」
考えてみれば、竜の花嫁が生むのは竜鱗兵とされているのが定説だった。カラドックがドラゴンである以上、同じ歴史侵略者としても、種族としては別物だ。種を残す、と言う意味合いは無いのかも知れない。
だが。
「――リソース、ですか」
指が走る。先程、松露や紘希、クラマらと言った【遊び場】の面々の語気に怒りを感じると評した。それは正しい。そして、それは彼も同じであった。
「ミランダを、リソースと言いましたか! 貴方達が弄び、犠牲としようとした人間を、ただの資源だと!」
「人間など放置すればポコポコと湧いてくる物でしょう? そして、ディアボロス! 貴様らも自身のディヴィジョンで同じ事をしていないと言わせませんよ!」
再度嵐が吹き荒れる。黙れと叩き付けるそれは、ソレイユの奏でる怒りであった。
(「まー、クロノヴェーダが『ディアボロスもクロノヴェーダの一種』と見なしているならば、順当な考え方なんだろうけど」)
嵐に流され、しかし、激流で抗うカラドックを前に、アンゼリカは嘆息する。
クロノヴェーダの得るエネルギーは、確かにその地の人民に依存している。そして、一部の例外はあれど、その多くが彼らを苦しめることによって、得ているのも事実だ。
(「今までの言動で、コイツが私達を『正史からの存在』とは認識していないことは理解していたけど」)
たはぁと溜め息を吐くと、乱打の拳に力を込める。
――それでも、やはり、敵と同類と扱われると、何処か腹立たしい。
アンゼリカの拳は黄金の闘気を帯び、その蹴りは閃光と化してカラドックの身体を抉っていく。
「ちっ。厄介な蠅ですね!」
鱗を砕かれ、血肉を梳られ、しかし、カラドックもまた反撃の手を止めない。蒼玉のワイバーンを召喚すると、その群から吐き出させた氷の槍を以て、アンゼリカの身体を貫こうとする。
雨霰と降り注ぐそれは、彼女の鮮血をも巻き込み、質の良い絨毯を汚していった。
「こんなのっ!」
だが、アンゼリカは止まらない。防具と皮膚を斬り裂き、血肉を抉った刺突は確かに痛かった。脳がアドレナリン塗れで無ければ、その場で蹲ってしまいそうだ。だが――。
「ミランダさんの心の痛みに比べればこんなもの!」
「はんっ。それが貴様らのリソースですか?! ディアボロス!」
生まれ掛けた嘲笑は、しかし、最後まで形成されない。
その腹部を、手甲に包まれた正拳突きが強襲したからだ。
「ぐはっ!」
「生憎、そう言う趣味は無くてね! これは、純粋に、貴方に対する怒りよ。蒼玉のカラドック!」
全身全霊の獅子の殴打が産む衝撃は、鱗を突き破り、内部を激しく揺さぶったようだ。口腔から体液とも血液とも付かない液体を零し、カラドックは二歩、三歩と後退する。無様に倒れなかったのは、円卓の騎士に名を連なる物としての矜持であろうか。
「まあ、カラドック卿が円卓の騎士かはどうかは議論の余地がありそうですが」
音の魔力弾を紡ぐ蛍は、ダメ押しとばかりに毒舌もまた、叩き付けて行く。音と共に、彼の敵の心を折る算段すらしているようであった。
ちなみに、円卓の騎士とは、アーサー王物語において、アーサー王を含む円卓に据わることを許された騎士の総称である。一般的には12人とも言われているが、文献によっては300とも、1600もの席があったとも記載されている。
そして、剛腕のカラドックは、生憎、12人の中の騎士では無いのだ。
「ま、クロノヴェーダの貴方が円卓の騎士の英雄で無い事は明白だし……言うて、アヴァタール級だしね。偽物も偽物だものね」
更なる追い打ちは、報復の魔弾と共に。蒼玉の鱗を梳られ、踏鞴踏むカラドックに、叩き付けられる強い言葉は、はじめが紡ぐ物だった。
「貴様ら! 私に対する愚弄は! キャメロットに対する愚弄は許しませんよ?!」
それでも、雄叫びは止まらない。氷の槍の雨嵐が、激流が、都度、復讐者達を飲み込み、その身体を押し流そうとする。
「その怒りが貴方だけの物ではないことを、思い知りなさい! 蒼玉のカラドック!!」
ソレイユの咆哮は嵐と化し、それら全てを吹き飛ばすかのように、駆け巡っていった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【腐食】LV1が発生!
【完全視界】がLV2になった!
【飛翔】がLV2になった!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV5になった!
相原・相真
アドリブ・連携歓迎
残留効果2は全て使用
貴重な卵とやらを手に入れる機会を奪ってしまってすみませんね
でもミランダさんを待つ人たちにとって、
彼女はそんな卵なんかよりも大事なかけがえのない人なんです
絶対に、譲りませんよ…!
敵の周辺を【飛翔】も利用し移動しつつ攻撃
閃光音響弾を利用しながら敵を[攪乱]していき、
チャンスを見てパラドクスでの弾丸を叩き込みます
敵の攻撃は[残像・フェイント]での回避でしのぎましょう
そちらが諦めないというのなら俺たちだって諦めない
何度でも、必ず守ってみせます、俺たちが!
いつもなら倒せば終わりなんですが、今回はもうひと仕事
彼女を無事に送り届けるため、急いで脱出といきましょう
葉切・松露
【遊び場】
……少し時間を貰うです。
紘希、クラマにーさん、おれのこと宜しくお願いするですよ。
その場に座して、片目を閉じる。隙だらけだけど、皆を信じて集中するです。
呼吸も、心拍も制御して
………今
クラマにーさんのレインコートが翻ったその隙間を縫うように、致死の毒矢をカラドックへ放ちます。
寄生する植物や虫もいますし、ドラゴンさん達のやり方も否定はしません。
……でも、ミランダねーさんはダメです。返してもらうですよ。
(アドリブ・連携歓迎)
不知火・紘希
【遊び場】
ミランダさんが魅力的なのは、
僕たちのほうがずっともっと知ってるよ。
でも、君たちドラゴンに渡すわけにいかない。
幸せな生き方は彼女が決めるんだ。
まーくんの攻撃まで時間を稼ぐために、風車を描き出して突風で吹き飛ばすよ。
カラドックが仕掛けてくる水や氷の雨の圧力より強く、まーくんとの距離を離すように。敵の攻撃を打ち返すくらいに。
僕の心と比例する風で圧倒しながら、飛んできた反撃は結界や幸せペイント箱の道具で弾く!
スケート靴を光らせながら部屋中を走り回ることで僕に注意を引き、クラマくんと息を合わせてまーくんが攻撃を放つ隙をつくろう。
ミランダさんの世界に―……黒い靄は要らないよ…!
アドリブ連携◎
クラマ・レインコート
【遊び場】
…だそうだ。タマゴだの種族だの関係ねぇんだよ
こんな良い目した嬢ちゃん、本当の価値も分からんトカゲにくれてやるには勿体ねーのさ。
あいよ。お前さんのことは任せな
さぁて…嫌がらせの時間だ
ニィと底意地の悪い笑みを浮かべて嫌がらせ戦法
コウキが防御すれば風の刃を叩き込み、
逆に風の力で飛び、避け、喋ってる最中に攻撃するなど怒りを煽り注意を向かせる。
廻れや廻れ、風車。
水流を押し返さんとするコウキと協力し風車の回転を上げ、
突風に鋭利な風の刃を織り交ぜる
突っ込んできたらスライスしてやるよ
上っ面しかみねぇから足元掬われるんだよ。
マツユの準備が整ったら確実に当たるよう位置調整
ひらりと雨合羽を翻し毒矢を見送る
「……少し時間を貰うです。紘希、クラマにーさん、おれのこと宜しくお願いするですよ」
「あいよ。お前さんのことは任せな」
「判った。……頼んだよ、まーくん」
蒼玉のカラドックが放つ雄叫びの刹那、葉切・松露(ハキリアリのきのこ農家・g03996)は仲間に願い、クラマ・レインコート(雨合羽の運び屋・g04916)と不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)は了と頷く。
「良く判りませんけど、奴を引き付ければいいんですね」
相原・相真(人間のガジェッティア・g01549)もまた、彼らに倣うと、右腕の機構腕から大型拳銃を展開。引き鉄に指を掛ける。
「貴重な卵とやらを手に入れる機会を奪ってしまってすみませんね」
「――? 貴様?! 何処でそれを?!」
挑発に対する反応は覿面だった。この瞬間、カラドックの意識は相真に、正確には彼の言動にのみ、絞られていた。
「勿論、あなたの呟きからに決まっていますよ」
より正確に言うならば、それはパラドクストレインと時先案内人が齎した物だが、その事を告げるつもりは無い。
(「狼狽の酷さから見ると、『貴重な卵』とやらは、彼奴らにとっても秘め事の一つか?」)
ならば、問うても明かされないだろう。
そう判断した相真は舌戦を切り上げると、拳銃を構え、引き鉄を引く。銃声が屋敷の中に大きく響き渡った。
「でも、ミランダさんを待つ人たちにとって、そして、此処に居るみんなにとっても、彼女はそんな卵なんかより、大事な掛け替えのない人なんです」
「はんっ。人など勝手に増える資源では無いですか! 花嫁の使命と比べる価値もない!」
「それもあなたの勝手です!」
カラドックが紡ぐ傲慢な言葉と共に撃ち出されたのは、無数の水弾だった。全てを押し流すほどの激流と昇華したそれを躱し、或いは銃弾で砕きながら、相真もまた、咆哮する。
「ああ。そうだ。タマゴだの種族だの関係ねーんだよ。こんな良い目した嬢ちゃん、本当の価値も分からんトカゲにくれてやるには勿体ねーのさ」
背に庇ったミランダを一瞥したクラマは、そのまま、早九字を切り、陀羅尼を紡ぐ。彼奴の属性は水。ならば、対する自身のそれは風であった。
「廻れや廻れ、風車。スライスしてやるよ、蒼蜥蜴!」
「ミランダさんが魅力的なのは、僕たちの方がずっともっと知ってるよ。でも、君たちドラゴンに渡すわけにいかない。彼女の幸せな生き方は彼女が決めるんだ。ミランダさんの世界に――……黒い靄は要らないよッ!」
共に紡がれたのは、紘希による刹那の空中描画だ。
描かれた風車はクラマの喚んだ風を受け、羽根を回していく。そして、それは更なる風を生み、屋敷の中を吹き荒れる旋風と化していく。
それは強風。それは突風。そして、それは嵐。
「ぐわっ!」
煽られ、抉られ、蹂躙されていくカラドックから悲鳴が零れた。
だが、それが序の口であると、彼らは更なる銃撃を、そして風の力を紡いでいく。
対するカラドックもまた、終幕を引く気は無い。それが在るとすれば、襲撃者を全て返り討ちにしたとき。その気概を持って氷雨を、そして水撃を放つのであった。
「静かに、確実に……」
仲間達の奮闘を視界に捉えながら、しかし、松露はゆっくりと呼吸を整えるのみであった。
制御するのは呼吸だけでは無い。体中の筋肉も、そして、心拍さえも、穏やかに、なだらかに整えていく。
時は来る。必ず来る。その時に全てを振り絞る。それが自身の役目、そして、皆が託した全てであった。
「大丈夫です。ミランダねーさんを連れて、皆で逃げるために、やる、ですよ」
深く、広く。
松露は意識は拓かれ、広がっていく。
「くくくっ。さあ、花嫁を帰しなさい! そうすれば苦しみを覚える事無く、殺して上げましょう」
「残念ですが、聞けませんね! 何度だった守ってみせます。俺達が! そう決めています!」
多重な水流の中、喜色に富んだ声を響かせるのは蒼玉のカラドックであった。対峙する相真は、クラマは、そして紘希は息が上がり、しかし、それでも無理矢理に身体を動かしながら呼吸を整えている。
「ちっ。色ボケ蜥蜴は色ボケ蜥蜴だが、流石はアヴァタール級。円卓の騎士の名を奪っただけはあるってトコか!」
「それなりの実力があるから選ばれた。多分、そう言う事だもんね」
当初の花婿であった混沌竜サートゥン・デスの代わりに、王妃竜グィネヴィアが選んだと言う肩書きは伊達では無いようだ。実力だけ見れば、なかなかの強者ではあった。
「今更花嫁を盾にしようとしても無駄ですよ! 私の水は、氷は貴方達を捕らえている! このまま凍えさせて――何?!」
「ま、でもそろそろ気付いちゃうよね。まーくんっ!」
僅差の戦いから快調子へ。そう蒼玉のカラドックが錯覚したのも無理は無い。
復讐者達の戦闘行為が、竜の花嫁であるミランダ・アマレットのみを庇いながらの物と思えば、彼らの行動は鈍く、そして、精彩に欠けていた。
だが、その実――。
「貴様っ!」
もう一人待機していた!
その事実に気付いたカラドックは、それに向けて息を吸う。まだ間に合う。氷雨の嵐と氷撃とワイバーン達、その全てを集結させれば造作も無い。――その筈だった。
「てめーのやってることは全て一緒だ。上っ面しか見ねぇから足元、掬われるんだよ」
だが、息吹はそこで止められてしまう。巨塊と束ねられた風の殴打が、その顔面を強打したからだ。
そして、翻るは一筋の煌めき。齎したのは、クラマの雨合羽の裾であった。
「……今」
それは、静かな宣言だった。
一筋の矢は流れ、カラドックの喉に突き刺さる。全ての感情を排し、ただ、敵を射る。それだけに特化された松露の毒矢は、そのまま空気を斬り裂き、そして、カラドックの喉元をも斬り裂いていた。――そこに、逆薙の鱗がある等、慮外の結果であった。
「――馬鹿、な……」
「寄生する植物や虫もいますし、ドラゴンさん達のやり方も否定はしません。そして、貴方達にも貴方達のやり方があることも理解しています」
ドラゴン達はドラゴン達なりの理でこの改竄世界史を運用し、その中で生きている。それは営みだ。森の動植物や、正史に於ける人間達と何ら変わりは無い。それは松露の知りうること。だから、『竜の花嫁』と言うシステムそのものを肯定、或いは否定するつもりはない。
だが。
「……でも、ミランダねーさんはダメです。返してもらうですよ」
だから、これは、彼の矜持。彼の思い。彼の願いだった。
毒矢を喉に受け、物言わぬ肉塊と化したカラドックに向け、それだけを呟く。
「さて! いつもならこれで終わりなんですが、今回はもう一仕事あります!」
パンと手を叩き、相真が皆の意識を切り替える。戦闘で高揚した気概は、しかし、今はもう不要だ。いつもの勝ち鬨を上げる暇など、今は無かった。
「ああ。そうだ。嬢ちゃん。逃げるぞ!」
「は、はいっ。皆様っ!」
戦闘の熱に浮かされていたのは、庇われていたミランダも同じだった様子だ。クラマの言葉に我に返ったミランダは、花嫁衣装のスカートをたくし、縛り上げると、付き従い、駆け出す構えを見せる。
「……さてと。どうするべきかな?」
絵筆を仕舞い込みながら、紘希が唸る。
自身らの入ってきた門から、蒼玉のカラドックが居を構えていた屋敷までの道のりは覚えている。馬車の定員は余裕があるので、全員を乗せた後、強行突破は可能だろう。
小火も起こしている以上、異変は直ぐに察知されるに違いない。闇に紛れての脱出――は流石に無理がありそうだ。
(「道に塞がる全ての敵を倒すか、それとも別の策を使うか……」)
カラドックの言動、そして行動を思えば、敵の優先事項は竜の花嫁の確保だ。彼女を傷つけようとする行為だけは絶対に避けるだろう。馬車を破壊したり、大規模なパラドクスで無差別に攻撃したりする等の行為はその危険があり、故に、慎む筈だ。
「パラドクストレインが到着しても、ミランダさんは乗せられません。もっとも、まだ現れる様子はないですけども」
「それと、キャメロットから離れなければ、空を飛ぶこともままなりません、です」
相真と松露の言葉もまた、真実。それらを考慮しなければ脱出は難しいだろう。
特に空に関しては真理だった。空を駆るドラゴン達の中、【飛翔】でその中に突っ込むことは、地上を抜けるよりも難しいだろう。他の残留効果を併用したとしても、何処まで通じるかは怪しくもある。
「大丈夫です! どのような事になっても、私は皆様の事を信じてついて行きます!」
そう呟くミランダの決意は固い。
彼女が抱く信頼は、彼らが築き上げてきた物。確かに今の彼女ならば、どの様な手段であっても、了と協力してくれるだろう。
「結局、なるようにしかなんねーってことだな」
そのクラマの言葉こそが、正鵠であった。
果たして竜の花嫁が、そして復讐者達がどの様な軌跡を辿るのか――。それは、彼らの想いに託されていた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
【完全視界】がLV4になった!
【クリーニング】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【フィニッシュ】がLV3(最大)になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
さて、問題はここからですね
一刻も早く脱出しましょう
ミランダにはフード付き外套を羽織って顔を隠して貰います
私達も同じ物を着れば、多少の撹乱に
キャメロット脱出は時間との勝負
馬を駆けさせ馬車で城門まで一直線
城壁内で馬車を止められる事だけは避けたいです
城壁外に出たら森を目指し
追手を撒くか、振り切れない場合も障害物の多い森で戦います
対処が完了したら
安全な所で家族と合流
ミランダにはドラゴンに知られない様
家族と隠れて暮らして頂きます
資金や当座の食料等支援できる事は出来る限り
森奥で自給自足生活ができそうな場所のアテはありますか?
暫くは不便をかけますが、命あってのもの
どうか辛抱してください
内方・はじめ
情報収集、忍び足、偵察、看破を活かし、【光学迷彩】で姿を隠しつつ、脱出ルートを先行し偵察
偵察で得た情報は、【パラドクス通信】で仲間に伝達し、なるべく敵に見つからないように動きましょ
城からの出口は、侵入時に通った……見張りが居る門よね
花嫁を連れてたら、見張りに誰何されるかも
いよいよバレそうなら、わざと騒ぎを起こして城内に逃げるフリして、敵の注意を自身に向けさせ、一般人を巻き込まないようにしつつ、花嫁を逃がす時間稼ぎ
花嫁を逃がせたら、私も路地裏等に隠れつつ、【光学迷彩】を活かし、隙をみて城外に脱出
城外に出たら……花嫁の身を隠せそうな、廃村等を探してみるわ
他の花嫁の身を隠す場所も……必要でしょうしね
不知火・紘希
【遊び場】
ご家族の元に帰してちゃんと幸せを掴んでもらうまで…が僕らの任務。
キャメロットから早くミランダさんを出したい。全員で馬車に乗って戻るよ。
花嫁には攻撃しないだろうといえ、
僕らも含めて光学迷彩とモブオーラは使おう
あとは追っ手からどれくらい逃げられるか
役割分担だよ。まーくんはミランダさんを護る。
迎撃は僕。クラマくん、最初来た以外の道わかる?
囮になるっていうクラマくんは任せる!
追っ手は観察した攻撃を残像でお返しするよ
残像や結界で回避しながらひたすら先へ!
無事についたら…まずお金と必要な話を。
あと、これ。ミランダさんと家族の絵。
僕らの食事を囲んで花を飾って
今度こそ「真実の愛」の花を咲かせてね。
葉切・松露
【遊び場】
皆が乗り込んだのを確認したら、矢防の陣で馬車を覆う
ねーさんに当たる可能性を恐れて、少しは攻撃しにくくなる、はず。
その手とボウガンをぎゅっと握って、隙間から注意深く周りを見ておくです。
門を抜けたら家族の皆さんを迎えに行くですよ。
狩りの仕方や罠の張り方、隠れ方、道中で教えられることは教えるです。
ミランダねーさんの前に立って、書いといたメモを差し出し
ねーさん、これ。
おれ特製の燻製の作り方とお塩です。
とっても美味しいですから、きっとねーさん達の役に立てると思うんです。
それじゃ、今度こそさよならですね。
今度は『また会いたい』なんて言わないように。
ぎゅっと唇を閉じて手を振るですよ。
アレンジ連携◎
クラマ・レインコート
【遊び場】
『運び屋』の名にかけて、必ず「明日」に届けてやるよ。
安心しな。細工は流々、ぬかり無しだ。
主要なルートが書かれたメモをコウキに渡し…俺は途中下車だ
いいか、任せたからな
街の馬車の停留所で借りておいた空の馬車を駆って先行し、
花嫁のヴェールを掲げて注意を引き、別ルートを爆走
俺は囮だ。ハナからまともに戦う気なんてねーよ
引き付けたら途中でバレないよう姿を隠し合流
各所での攪乱…これで時間が稼げりゃいいが。
…ほらよ。こいつは餞別と慰謝料ってとこかね
大量の塩が入った袋と可能なら城内から盗み取った金品を渡す
生きてる限りは負けじゃねぇ
逃げて、逃げて、逃げ続けろ。
もしそれでも駄目なら…何度だって助けてやるよ
アンゼリカ・レンブラント
さぁ後は脱出するだけだね!
私達、特にミランダさんには
フード付きの服装を着用
光学迷彩とモブオーラを併用して
目立たないようにして迅速に脱出
その際もミランダさんをディアボロスの中央に配置し
護るようにして動きたいな。
敵との交戦が避けられない時は
追手の道を塞ぐように立って
呼吸を整え力を溜めた《光剣閃波》を振るい撃破
仲間と狙いを合わせて応援を呼ばれる前に
とにかく素早く仕留めるよっ!
地上を駆けてくる追手は【泥濘の地】の効果も使い足止めだ!
ミランダさんの家族のところまで着いたら
しばらく安全確保のため身を隠す必要がある事を説明
当面の資金も渡せるなら渡しておきたいかな
いずれ根本から解決するからそれまでどうか辛抱を
相原・相真
馬車での脱出に同乗し、
周囲の様子を確認できるように御者席から警戒
敵が攻撃してきた際にはミランダさんが巻き込まれないように馬車をディフェンス
いざとなったらこの馬車にミランダさんが乗っていることを伝えれば、
敵も攻撃しづらくなるでしょうか
…彼女を盾にするようで、あまりやりたくはないですが
無事ご家族のところに着いたら、
改めて竜の花嫁にされることは実質死ぬようなものであることを説明
(俺たちのことを忘れても身を隠し続けてくれるように強く印象付けるため)
そのうえで用意してきた生活資金を渡しておきます
不自由をさせますがどうか耐えてください
竜の花嫁なんて馬鹿げたこと、必ず俺たちが大元から潰してみせますから
キャメロットの城下町を2台の馬車が走る。馬車馬の力の限り、奔り抜けるそれは、むしろ暴走に近かった。
「なんだなんだ?!」
遠目でそれを見守る見物人も、そして、それを止めようと慌てふためく者達も、それらの真意を理解し切れていない。ただ、自身らに危害が加えられないことを祈り、そして、その願いが叶ったことにほっと一息吐くのみであった。
「……あれ? 今の馬車の一つ、花嫁さんに会いに来た奴じゃ無かったか?」
「まさか?!」
目聡い市民の言葉に、警備に奔走するトループス級クロノヴェーダ『炎砕竜フロウ』の目が輝く。
真意に気付いた時にはもう遅い。馬車は彼らを嘲笑うように、ガラガラと派手な車輪の音を立て、疾走していく――。
「あーあー。聞こえるか? そっちはどうだ?」
『聞こえているわ。見える限り、平穏な物よ』
空の馬車を駆るクラマ・レインコート(雨合羽の運び屋・g04916)の手に握られていたのは、残留効果【パラドクス通信】による産物、小型の無線機であった。そこから響くのは、残留効果の使役者、内方・はじめ(望郷の反逆者・g00276)の声であった。偵察を買って出た彼女は、効果範囲ギリギリ――1km先を先行し、既に斥候に勤しんでいる。その視線は、既に城門を捕らえているのであろうか。彼女の伝達を次の行動に生かすべく、手綱を取ったまま、クラマは思考を巡らせる。
『【光学迷彩】も【モブオーラ】も敷いたよ。使える物は全部使った。あとは……運を、天に任せる、かな?』
『大丈夫、です。おれもしっかり、やる、です』
「はんっ。頼もしいな。お前達!」
揶揄にも似た台詞は、しかし、心よりの賞賛だ。
はじめとは別口の小型通信機から、不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)が、そして、葉切・松露(ハキリアリのきのこ農家・g03996)の声が聞こえる。全員が全員、それぞれの持ち場に着き、全力を発揮する。それがこのドラゴン達の本拠地から、竜の花嫁を連れ出すための方法なのだ。
「じゃあ、そろそろ俺は途中下車だ。あと、ミランダの嬢ちゃんに伝えておいてくれ。ベール、済まないってな」
『いらないから、好きに使って欲しい、だそうです。クラマのにーさん』
松露の言葉に、ニィッと笑みを浮かべる。
それを被る彼の姿は、細い容姿もあり、何処か、花嫁然としていた。
「馬車が別れた?!」
「どっちだ? 花嫁を見失うな?!」
「あっちだ! あの馬車を花嫁が操っている!!」
重なる怒号は、馬車の背後からだった。
既にトループス級クロノヴェーダ『炎砕竜フロウ』の魔手は、馬車の追撃へと移っていたらしい。
「ふぅ。単純ですが、効果覿面だったようですね。ミランダ、もう少し我慢していて下さいね」
馬車に乗る総員にフード付きの外套をかぶせたソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は、大きく迂回していくクラマの馬車、そしてそれを追うトループス級達を見送りながら、ほっと吐息を零す。【光学迷彩】も【モブオーラ】も発見の確率を下げる残留効果で、しかし、その効能の為か、発見が絶対の場面では役立たずの烙印を押されがちな能力でもある。
だが、今回のような囮がある局面では最大級の効果を発揮したようだ。いつも上手く行くとは限らないが、今回はその機転に感謝するべき、とソレイユは囮役を駆ってくれたクラマに一礼する。
「このまま、城門を突破出来れば良いんだけどね」
「……その台詞、フラグっぽくて難ですね」
何かあったらミランダを守れるようにと、周囲を警戒するアンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)の言葉に、微苦笑を浮かべるのは相原・相真(人間のガジェッティア・g01549)であった。
「ふらぐ……?」
「ああ、こっちの話です。ミランダねーさんは頭を低くしてて下さいです」
疑問符を浮かべるミランダ・アマレットの言葉に、慌てふためく松露の声が重なっていく。
果たして。
クラマ達の策が功を奏したのか。それとも復讐者達に幸運の女神が微笑んだのか。
彼らの馬車は止まること無く、城門へと達していた。
「――負けるもんかーっ!」
「痺れるようなひとときを……プレゼントするわ」
簡易で作られたバリケードは、しかし、アンゼリカの光剣、そして合流したはじめの雷弾に砕かれ、巻き込まれたトループス級共々、吹き飛ばされていく。
「こいつら! 撃てっ。馬車を破壊して足止めしろ! だが竜の花嫁に傷一つ付けることはまかり成らんぞ!」
「――そんな、大将、無茶なっ?!」
全力で駆け抜ける馬車に、しかし、クロノヴェーダ達は為す術も無い。当然だ。破壊だけなら兎も角、馬車のどの位置にいるかも判らない竜の花嫁の保護までも、言い渡されているのだ。トループス級の首魁の言葉に返す部下の嘆きも、判らないでもなかった。
「ですから、そんなへっぴり腰のパラドクスでは、馬車の破壊は叶いませんよ。――接続、起動。従盾戦技……!」
爆風を防御装備用ドローンでいなしながら、相真は嘆息する。
この戦い方はミランダそのものを盾にしているようで、ヤケに気が引ける。だが、それが一番被害を少なくする方法である事も、間違いない事実であった。
「搾り取ってやれ、茸たち」
「追ってこないでね!」
「――月の調べ、光の加護よ」
斯くして、馬車から投げつけられた松露の魔矢と紘希の描く爆風、そして、ソレイユの奏でる音楽に吹き飛ばされ、トループス級達は壊滅の憂き目に遭っていく。
「くそっ。追えっ。追えっ。馬を用意しろ! 出来ないなら飛んで追えっ!」
「了解だ。大将っ。――お前ら、寝てる場合じゃ無いぞ! まだ間に合う! 花嫁を、竜の花嫁を捕まえろ! なに、逃げ込むのはどうせ親族の場所だ! そこまで――」
遠くに響くクロノヴェーダ達の叫びはしかし、次第に遠く、そして、聞こえなくなっていった。
「……とまあ、あっさりと抜けれたのは僥倖ではあったがな」
「このまま逃げ続けるしかないんだよね」
一息吐くクラマの言葉に、むむっと唸るのはアンゼリカであった。
城下町の中で花嫁ベールを引っかけた馬車を乗り捨て、そのまま城門を脱出。全速力で駆け抜け、馬車に追いついた、と言うのが本人の弁だ。そのくせ汗一つ、息切れ一つ見受けられないのだから、どうなっているのだろう、と思ってしまう。
「本当ならば、新宿島に来て貰うのが一番なんだけど」
「生憎、ディアボロスでないミランダさんに、パラドクストレインの乗車は叶いません」
はじめの言葉に、相真は首を振る。それに何より、このままミランダだけがが姿をくらませれば、彼女の父母、そして兄のアルフがどうなるか。そう考えれば、家族揃って身を隠して貰うのが一番なのだろう。
「ミランダねーさん。大変だと思うですけど、でも……」
「いえ。判っています」
松露から受け取ったメモ書きを胸に抱き、ミランダは是と頷く。
彼らは――ディアボロスはいつも、彼女を助けてくれた。その事実を思い出した今、彼女はそれ以上も理解している。彼らが常に、自分と一緒に居るわけに行かない存在であることを、を。
「……この思いも、また、忘れちゃうんでしょうね」
「でも、大切な想いは、何処か残っていますよ」
ソレイユは微笑し、彼女に当座の資金、そして食料を渡していく。
「ごめんね。いつか、根本から解決するから。それまで、辛抱して欲しい」
アンゼリカの言葉は、誓いだった。竜の花嫁事件そのものへの解決、或いはこの幻想竜域キングアーサーと言う改竄世界史そのものへの奪還。それこそが、彼女達を本当に幸せにする方法だ。
「――これは俺からだ。城から奪えたら小気味よかったが、残念ながらキャメロット城へ侵入は出来なかったしな。カラドックの屋敷にあった金目のものを漁って、換金しておいたぜ」
「まったく、どれ程忙しくやってたのかしら」
クラマの差し出した革袋には、通貨代わりの貴金属、そして宝石類が詰まっていた。呆れ顔のはじめに対し、彼は肩を竦め、その非難を躱していく。手間賃、詫び代、慰謝料に餞別と言った処か。題目だけなら色々付け足せるが、ともあれ、当面の資金に使って欲しいと、ミランダへ押しつけていく。
「そうだな。生きている限り、負けじゃねぇ。逃げて、逃げて、逃げ続けろ。それでもし駄目だったら……何度だって助けてやるよ」
「うん。そうだね。その先で、『真実の愛』を見つけてね」
せめて外観を変えようと、馬車に装飾や色彩を施していた紘希が、ぴょこりと顔を覗かせ、クラマの言葉に追従する。そして、最後にと彼が飾ったのは、家族の絵であった。
どうやら幻想竜域キングアーサーに来てから、合間を縫って描いていたらしい。様々な食事に囲まれ、幸せそうに笑う家族の絵は、それだけでミランダの胸を大きく穿つ。
はらはらと零れ、頬を濡らすそれは、その証左だったのだろう。
「みなさん……」
「と言っても、家族の元に着くまでもう少し時間があるわけだし、別れを惜しむ時間はあるよ。それに……元気で、って言うのも何か、違うよね」
涙を零すミランダの様子に、慌てた様子でアンゼリカが言葉を向ける。語尾が涙声になっていたのは、彼女なりに何か、思うところがあったのかも知れない。
「大丈夫。ミランダさん。竜の花嫁なんて馬鹿げたこと、必ず俺達が大元から潰して見せますから」
相真は力強く頷き、どんと胸を叩く。
「はいっ」
涙を拭い、そしてミランダは強く頷く。これまで、復讐者達は自分との約束を守ってくれた。今回も、この誓いも、きっとそうだろう。竜の花嫁に嘆く全てを守る為、彼らは戦いに身を投じるのだ。その誓いが嬉しく、そして……もどかしかった。
「ま、貴方達が無事に生きている事が、私達の報酬よ。そう思ってくれていればいいわ」
はじめの言葉に、再度、ミランダは強く頷く。そうだ。超人ならぬ彼女が返せる報酬があるとすれば、それは。
「――それじゃ、今度こそさよならですね」
松露の言葉はむしろ願いとして紡がれる。
自分達がミランダと会うとき、それは、彼女の身に不幸が降りかかった時だ。再会を願えば、それが再来することとなる。『また、会いたい』。その言葉だけは口にする訳に行かなかった。
だが。
「はい。また、いつか。――今度は、私が、皆さんに、料理を振る舞う番ですね」
ぎゅっと結んだ唇も、握りしめた両の掌も、しかし、それらを彼女が気付かない筈も無い。だが、それでも彼女はそう口にしたのだ。
それが絆だと、言わんばかりの微笑に、松露はどう答えるべきか、判らなかった。
「ミランダねーさん、おれ……」
「まーくん。こう言う時はあれだよ。笑おう。笑ってお別れしなきゃ」
「嬢ちゃんが無事だって信じるから、俺達は笑顔を曇らせちゃいけねぇ。そうだろう?」
両脇から友に突かれ、そして松露は破顔する。笑おう。微笑を形成しなければ、それは悲壮な物になりそうだった。落涙など、彼女の前でする訳にも行かなかった。
「さて。それでは次会うときは、ミランダの料理ですね。ドラゴンを唸らせる程の腕前に為っているみたいですし……楽しみにしています」
ソレイユの言葉が途切れない内に、「おーい」との声が外から聞こえてくる。
見れば、道の脇でアルフが手を振り、アマレット夫妻が心配そうに馬車を見守っていた。
彼らは彼らで、心配と戦っていた、と言う事なのだろう。
「今、戻りました。さて、少しお話があります」
「大事なお話だからね。みんなで聞いて欲しい!」
家族を迎え入れる相真とアンゼリカの声が響き、やがて、馬車はゆっくりと動きを止めていく。
それこそが、次なる生き方へ向けての、最初の一歩であった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
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