リプレイ
備傘・鍬助
うーむ、ウォーミングアップ、か
確かに、これから激しい運動するからな、必要だ
とはいえ、何をするかな…
まぁ、整理運動と、体をほぐして…
にしても、相変わらず、熱いな…
あんまり暑い所にいると、それだけで体力を消耗するってもんだ
ならば…
霊命撃、使ってみるか
ここなら、地獄の寒さも、多少なりとも和らぐってもんだし、私達は、その冷気の恩恵にあずかれるってもんだしな
まぁ、それだけで呼び出したって解ったら、怒られそうなもんだが、そこはそれ、って奴だな
にしても、最深部、ねぇ…
こんな所で、なにやってるんだか
まぁ、ろくでもない事だけは、間違いないがなぁ…。
アドリブ、絡み、好きにしてくれ
●ウォーミングアップ開始
「にしても、最深部、ねぇ……」
備傘・鍬助(戦闘医・g01748)は辿り着いた最深部の入り口を見回した。
話に聞いていた通り、周囲に敵の影はない。
ここは地面も割合平坦で動きやすいと思う。ウォーミングアップをするのには最適な場所のようだ。
さて。
「うーむ、ウォーミングアップ、か」
これから激しい運動をするのだからと、鍬助は軽く体をほぐすように体操しつつ、床から吹き出る炎を見た。
相変わらず暑い。
もちろん、こんな暑い場所でも戦うことはできる。しかし、一般的にあまり暑い場所に居ることは好まれないだろう。
「ならば……」
しばらく考え、鍬助は『霊命撃』を構えた。
それは医者として携わってきた患者の魂を呼び出し、魂まで凍る氷結地獄の冷たさをもって敵を打ち砕く技だ。
「ここなら、地獄の寒さも、多少なりとも和らぐってもんだし、な」
鍬助の周辺に氷の気配が漂い始めた。
「この世で最も死に近い職業、これが医者の本当の姿だ」
足元の近くから地面が凍りつく。
吹き出す炎も凍てついて。
魂まで凍りつくような氷結地獄を纏った鍬助は言う。
「私達は、この冷気の恩恵にあずかれるってもんだしな」
今まさに、ぞっとするような魂たちを冥府から呼び出した。通常であれば、これから敵を凍てつかせて粉砕するのだけれど……。戦いをイメージしながら、鍬助は魂まで凍りつくような氷結を操る。すると、今にも汗が滴り落ちてきそうだった暑さが、少し和らいだ気がした。
とはいえ。
「まぁ、それだけで呼び出したって解ったら、怒られそうなもんだが」
鍬助は明後日の方向を見て肩をすくめた。
「……そこはそれ、って奴だな」
暑さを我慢して汗だくで戦うよりも、少しばかり涼を求めても良いと思う。
何より今はウォーミングアップ中だ。
もう一撃。
周囲を凍りつかせてから、鍬助は息を吐き出した。すでに何層も冒険してきたダンジョンの歩き方を思い出し、頷く。やはり暑苦しい中で戦うよりも、何らかの暑さ対策をする方が良いと感じた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
テラ・ウィンディア
訓練希望
おれは弱いからな
だからこそ強さを目指さないければいけない
全てを破壊しようとするどら論が相手であるならなおのことな
出来れば手合わせ希望(相手不問
【精神集中・戦闘知識】
恐れを乗り越え手合わせ相手の得手…不得手を観察
その攻撃意図やどのような狙いかも捕捉
【勇気・空中戦・念動力・連続魔法・誘導弾】
重力障壁展開
高速で飛び回りながら重力弾を乱射
派手にパラドクスを撃ってるように見せかける
恐れを乗り越え冷静に観察は続け
被弾して動きを止めた瞬間
【破壊・グラップル】
之が我が全霊!全力!
それをあんたに捧げる!!
天座流星撃発動
超高速で飛来して一回転しての踵落としを叩き込む!
実戦の如く全力で!!
モリオン・スモーキー
アドリブ/連携歓迎
訓練希望
訓練相手がいらっしゃるのでしたら幾らでもお相手いたしますよ。
・基本戦闘方法
≪ブレード≫と≪ショートソード≫の二刀流で接近戦。時に≪ダガー≫に各種宝石の魔力、属性の力を付与して<誘導弾>でけん制や遠距離攻撃を。
機を見て踏み込んで宝石の魔力を解放して【パラドクス】を発動する形。
訓練とは言え実戦形跡の方がよいでしょう。
その力を活かしてお互いの力を磨きあい、共に、今後の活路を。
●
テラ・ウィンディア(炎玉の撃竜騎士・g05848)とモリオン・スモーキー(存在奪われし魔術発明家・g05961)は、広い場所を利用して手合わせを行っていた。
モリオンが宝石の原石を加工した短刀を投げ牽制する。
一つ一つに魔力を込め、確実にテラを追うよう調整。ガジェットタイプのダガーが勢い良くテラに迫った。
「こうやって牽制しながら、タイミングを見計らっているのか?」
テラは精神を集中させ、重力障壁を展開させる。
ダガーが一つ障壁に弾かれた。
「なるほど、ですが飛ばしたダガーはそれだけではありませんよ」
モリオンの言葉通り、さらにいくつかのダガーがテラを追いかけて来た。
ダガーは狙い通り的確に獲物を追い詰める。モリオンの誘導弾を飛ばす技術力は高い。
そのダガーを、既の所でテラが避けた。
空中で体を捻り、刃をやり過ごす。ギリギリ身体に掠るか掠らないかの距離。ダガーに込められた魔力を感じる。瞬きをするようなほんの僅かな時間に、チリチリと肌が焼けるような感触が伝わってきた。
だが、テラとて空中戦には少し覚えがある。牽制されたままでは終われない。
「今度はこっちからだ!」
言うが否や、流れるように身体を反転させ、テラが連続で重力弾を放った。
モリオンは魔法弾を回避するため、すぐに加速する。
ダッシュを繰り返し降り注ぐ重力弾から逃げた。
「……あれは残像なのか……!」
テラが目を見張る。
重力弾が捉えたと思った影は、モリオンの残像だった。
テラの観察通り、残像を巧みに利用してモリオンが連続の重力弾を回避する。
「とはいえ、空中戦になってしまってはこちらが不利のようですね」
モリオンは空中で器用にダガーを回避するテラの様子を見た。
「では、こちらから踏み込んでみましょうか」
戦況は拮抗している。このまま牽制をズルズル続ける意味がない。そう判断し、思い切り地面を蹴った。
走っていた方向を無理に変え、次の一歩と同時に風の宝石に込められた魔力を解放する。
「風の宝石。解放」
両手にブレードとショートソードを握り、脚力を強化。
『風の宝石・飛翔斬撃』を発動させて一気に飛び上がった。
「……来るっ!」
テラはその気配を敏感に察知する。
このままモリオンが飛び込んでくると、空中戦をする利点がなくなってしまう。
「星々よ……全てを繋ぐその力を我が身に宿せ……!」
テラは勇気をもって決断し、超重力フィールドを身に纏った。
「之が我が全霊! 全力! それをあんたに捧げる!!」
一度できる限り上空へ飛び上がり身体を反転。向かってきたモリオンへと彗星の如く下降した。
モリオンは上昇し、テラは下降する。
互いが互いを目指し、勢いは増していった。
床から吹き上がる炎の熱さが勢いで飛ばされていくようだ。
飛ぶスピードは風よりも速く。
視界が狭まっていく。
だけども、技をぶつける相手の姿は決して見逃さない。
「これがおれの星の一撃だ! その身にとくと味わぇぇぇ!!」
テラが超重力を込めた踵落としを繰り出した。
強力な一撃がモリオンの頭を打つ。同時に超重力が身体にのしかかった。
しかし、モリオンは落ちなかった。
器用にショートソードを持つ手を回し、遠心力で身体を回す。
「え
……?!」
それからテラの肩に片足を乗せ、もう一つ上へと上昇。流れるように天井を蹴って一気に下降した。
「では、自分も空からの一撃を」
モリオンが斬撃を放つ。
落ちる勢いを利用した鮮やかな攻撃だ。
すぐにテラが重力障壁を展開させるが、ひとつ早く刃が煌めく。
「……っ」
吹き飛ばされたテラの身体が床に転がった。
しかし、モリオンも着地時にバランスを崩し膝をつく。
それから二人は呼吸を整えて起き上がった。
「訓練とはいえ、実践形式での模擬戦は良いウォーミングアップになりましたね」
モリオンが穏やかな表情で手を差し出す。
テラは頷いてその手を掴んだ。
「おれは弱いからな。だからこそ強さを目指さなければいけない。全てを破壊しようとするドラゴンが相手であるなら、なおのことな」
「お互いの力を磨けたことは、僥倖でしたね」
ディアボロス達は、遠くから聞こえてくるドラゴンの怒鳴り声に耳を傾ける。
ウォーミングアップは終わった。
このフロアを抜けたら、そこからは実際の戦いが始まるだろう。
これからの苛烈な戦いを予感して、皆が表情を引き締めた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
●
「ついに来た、侵入者だ!」
「いいか、一瞬でも気を抜くな。隊列を乱すなよ!」
「「はっ!」」
突撃竜鱗兵は至るところで攻撃の構えを取っている。
樹霊竜鱗兵はナイトバルドを守るように隊列を組んでいる。
竜鱗兵達をすべて無視してナイトバルドに仕掛けることは難しいようだ。
これより先は戦いの場だ。
ナイトバルド撃破を目指し、ディアボロス達は敵の前に出た。
ロザーリヤ・ユスポヴァ
アドリブ連携歓迎
フローラリア……ではないな。この半ば植物じみた姿で竜鱗兵なのだ
ともすれば、敵に擬態する目的を持った種なのかもしれん
今のぼく達には真相を解き明かす暇もないのが残念だよ
敵のパラドクスで伸び来る絡み合う木々を、愛剣≪死せざる■■■■■≫を抜き【解体】していこう
向こうはぼくが剣を振るうのを「隙」と見て攻撃してくるかもしれんが
それなら動きをよく【観察】した上で≪星界の天幕≫を翻し、回避を試みる
近づいてくれた所で反撃といこうか
パラドクスによって腕を異形と化し、鋭い鉤爪を敵に突き刺す
そして【吸血】するかのように、傷口から生命の精髄を吸い尽くしてやろう
枯れ、萎れ、脆く朽ち果てていくがいい
●樹霊竜鱗兵達
その場はまさに戦場だった。
ディアボロス達の姿を見たナイトバルドは、すぐさま竜鱗兵に命令し戦闘態勢を取る。
「樹霊竜鱗兵は列を崩さず前に出ろ!」
「「はっ」」
植物のようなものを身に纏った樹霊竜鱗兵達は、一斉に足元から木々を伸ばした。
その姿から、強固な守りを思わせる。
ロザーリヤ・ユスポヴァ(“蒐集卿”・g07355)は愛剣『死せざる■■■■■』を手に駆け出した。
「フローラリア……ではないな」
半ば植物じみた姿だが、正しく竜鱗兵だと見て取れる。
どのような目的を持った種であるのか、やや興味はあるけれども。
「今のぼく達には真相を解き明かす暇もないのが残念だよ」
ロザーリヤは愛剣を振るい、伸びてきた木を斬った。
吹き出る炎をものともせず、木は次々と天井に向かって広がっていく。
そうしている間にも、隊列はどんどん迫ってきた。
敵との距離をしっかりと見極め、ロザーリヤは腕を異形化させる。
それから一気に加速して、伸びた木を足場にして敵の懐に飛び込んだ。
「来るぞ! かまえ!」
「文字通り、全てを奪い去られる。それがどういうことか想像できるかね」
そう言って、鋭い鉤爪を振り下ろす。
木の間から身体をのぞかせていた樹霊竜鱗兵は防御の構えを取った。
しかしロザーリヤは更に強く腕に力を込める。
問答無用で、樹霊竜鱗兵の身体に鉤爪が食い込んでいった。
「ぐ、ぎ
……?!」
竜鱗兵がうめき声を漏らす。
広がる傷口。
突き刺した鉤爪は、どんなに敵が暴れようとも微動だにしない。
そして、ロザーリヤは傷口から生命の精髄を吸い上げる。
「枯れ、萎れ、脆く朽ち果てていくがいい」
「あ、あぁ……」
見る間に敵の木が枯れていった。
それどころか、その身体も、顔も、全てが衰弱していく。
「はな、れろ……お゛お゛……」
最後の力を振り絞り、竜鱗兵はロザーリヤを殴りつけた。
敵の拳が弱々しくロザーリヤを打つ。
ほんのかすり傷を負いながら、ロザーリヤはその場を離れた。
その時には、敵はすでに枯れ果てて崩れ落ちていた。
「侵入者はなかなかの腕だぞ……! 続けて戦え! 気を緩めるな!」
ナイトバルドは小さく舌打ちをした後、竜鱗兵達に檄を飛ばした。
成功🔵🔵🔴
効果1【水面歩行】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
御守・樹
あれ、この場所では燃えないのかな?霊だから樹ではない判定?
ドラゴンの鱗で防御できるから炎に強いとか?
竜鱗兵ってもとトカゲトカゲしてると思ってたんだけどな…もしやドラゴンも属性持ちがあるから竜鱗兵も属性があるんだろうか?(ゲーム脳)
【冷気の支配者】で熱を緩和。
あとは一応【光学迷彩】を纏い物陰があるならその陰(地形の利用)をさらに【忍び足】で移動、自分の気配を絶ち、隙をついた【不意打ち】のパラドクスで攻撃。
そのあとは直ぐに【一撃離脱】【ダッシュ】で、相手の攻撃が届かない距離に退く。タイミングは動きを【観察】して【看破】だ。あの攻撃はどう見たって受け流すとか耐えきるとかできるとは思えないしな。
「あれ、この場所では燃えないのかな? 霊だから樹ではない判定?」
樹霊竜鱗兵が伸ばす木を見て、御守・樹(諦念の珪化木・g05753)が首を傾げた。
他のフロアにいた竜鱗兵と違い、見た目が植物に似通っているのだ。
樹はふと思いついた。
「……もしや竜鱗兵にも属性があるんだろうか?」
ゲームに登場するキャラクターやモンスターには、属性が設定されている場合がある。
目の前に居る樹霊竜鱗兵は、勿論現実のものなのだけれども……。そこはそれ、ゲームが好きな者は、ついゲーム基準で物事を見てしまう場合もあるのだ。ゲームはとても楽しい。
さて。
それはそうとして、樹霊竜鱗兵達は相変わらず隊列を組んで戦闘態勢を維持しているようだ。手にしている武器は、黒く不気味に膨れ上がっている。
「あの武器からの攻撃は、受け流すのも耐えるのも難しそうだな」
樹は気配を消して、敵と一定の距離を取った。
真正面からぶつかるより、別の角度からアプローチしたほうが良いだろうと判断。
「……」
吹き出す炎や伸びてきた木の陰を利用して敵との距離を詰める。
「次が来るぞ! 武器を構えろ!」
戦場にナイトバルドの声が響き渡った。どうやら敵の将は部下の油断を許さないらしい。
それでも樹はできる限り忍び足で移動して、一体の樹霊竜鱗兵の背後から攻撃を仕掛けた。
「そ……」
敵が何か言葉にしようとする。
「……遅いな」
その前に機関銃の引き金を引いた。勢い良く打ち出される弾丸。至近距離からの一撃が敵の身体を貫く。
「あ、あ、う゛……」
ぐらりと敵の体が傾いだ。
しかし、樹は油断せずその姿をしっかりと観察する。
「じゃあな」
「こ……のぉ!」
短く言葉を残して地面を蹴るのと、敵が武器を振り下ろすのはほぼ同時だった。
敵の武器が大きく空を切る。
間一髪、樹は敵の反撃を回避した。油断せず、ダッシュで逃げたことが幸いしたようだ。
その後、樹霊竜鱗兵は力尽きて消え去った。あれが最後の力を振り絞った攻撃だったようだ。だがナイトバルドを守る個体は多い。
樹は次の標的に向かって駆け出した。
「っ、くそ! 戦い慣れていやがる。各自適切に判断して動け。守りだけにとどまるな!」
ナイトバルドの命令を受け、樹霊竜鱗兵達は各々武器を構えた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
備傘・鍬助
こいつらって、植物なのかな?竜なのかな?
ちょっと興味があるな
護衛って事は、周りを警戒してるだろうし、光使いで影を濃くして見つかりにくく、風使いで音を消して、静かに接近しよう
そして、射程距離に入ったら、暗殺を仕掛けつつ、第一麻酔で仕留めてやる
重要器官と思わしき所を銃剣で刺突してやれば、致命傷とはいかないが、昏倒させることぐらいはできるだろう
そして、動かなくなったら、ちょっと解剖してみようか
植物の部分は新たな薬を生み出す可能性があるから、慎重に確保して、バッグに入れるぞ
生命体の部分は致命傷を負いそうな所をちゃんと調べておいて、仲間に共有してあげようかな
アドリブ、絡み、好きにしてくれ
備傘・鍬助(戦闘医・g01748)はナイトバルドを中心にして陣形を整えた樹霊竜鱗兵を眺めていた。
「こいつらって、植物なのかな? 竜なのかな? ちょっと興味があるな」
彼らはナイトバルドの命令に忠実に従って戦っているようだ。
周囲を警戒しつつ、今は自らの判断で攻撃も積極的に行っている様子。
鍬助もその辺りは折り込み済だ。仲間が戦っている間に、光や風を使って静かに敵に近づいた。
「何だ……?」
樹霊竜鱗兵が振り向く。そこには、至近距離まで迫った鍬助の姿があった。
「あ! 侵入者……!」
「こいつは医療行為だ! いい子はこいつをくらって大人しくしな!」
敵が声を上げてしまう前に、右の拳を打ち下ろす。
「な……」
うまく言葉が出なくなったのか、敵はパクパクと口を動かした。
続けて意識を刈り取るように急所を打つ。
「……っ、……」
敵の態勢が崩れた。
「重要な器官は……、この辺りか?」
そして、倒れ込んだ敵の身体を銃剣で突き刺す。
昏倒させることができたのだろうか。樹霊竜鱗兵は言葉もなくその場に倒れ込んだ。
戦場には仲間が敵と戦う音が響いている。
まだ樹霊竜鱗兵を全滅させたわけではない。
けれど――。
鍬助は動かなくなった樹霊竜鱗兵を解剖しようとした。特に植物の部分が気になるところだ。植物の部分を知ることで、新たな薬を生み出す可能性もあるのでは? それに、もし致命傷となる部分を解明できれば、仲間にも有益な情報をもたらすことが出来るだろうと考えた。
しかし、その一瞬の間に。
鍬助の周辺に、毒牙を生やした花を咲かせる低木が出現した。その圧倒的な数に目を見張る。
「な……」
咄嗟に銃剣で毒牙の花を薙ぎ払い、鍬助はその場を飛び退こうと地面を蹴った。
しかし毒の牙が鍬助の足に喰らいつく。
「おっと、うかうかサンプルの採取もできないなあ」
言いながら花を何度も斬りつけて突き放した。敵もなかなかやるものだと感心する。
鍬助は冷静に周囲の低木をなぎ倒し、足をかばいながらその場を退いた。
成功🔵🔵🔴
効果1【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
テラ・ウィンディア
集団戦か
それに練度は高そうだな
【戦闘知識・精神集中・勇気】
怖いけど負けるわけにはいかないんだよ!!
竜鱗兵達の陣形と突破口を分析
特にPOW技の性質を分析
【飛翔・空中戦・冷気の支配者】
温度を下げて植物の成長を妨げ
飛び回りながら攪乱
【破壊・念動力・誘導弾】
星覇重撃破発動
重力波砲で薙ぎ払う
対反撃
【連続魔法・建造物破壊】
飛翔は継続して飛び回りながらも木々に向けて火炎弾を乱射して燃やす
隠れて見つからないなら…隠れ家ごと壊せばいいよな?…此奴等は人間じゃないよな?(建造物分解試み
後は再び重力波砲掃射
何度だって打ち込んでやるよ
我が星の怒りをその身にきざめぇっ!
「練度は高そうだな」
テラ・ウィンディア(炎玉の撃竜騎士・g05848)は敵の動きを見て呟いた。
「でも数は減っている。ここで一気に叩けば……!」
その言葉通り、ディアボロスの攻勢で敵の数は確かに減っている。
「怖いけど負けるわけにはいかないんだよ!!」
お腹に力を入れて前を向くテラ。
テラは地面を蹴った。
樹霊竜鱗兵達を上空から見下ろす。僅かなほころびでも良い。突破口を探したい。
「攻撃を仕掛けろ! 武器構え!」
足下からナイトバルドの殺意に満ちた声が聞こえてくる。
「……お前たちが役に立つときは今だ! 侵入者を叩き落とせ!」
「……!」
敵将の言葉と同時に、絡み合った木々がテラへと伸びた。
テラは空中を舞いながら全身に重力フィールドを纏う。
「星々よ……全てを繋ぐものよ……」
連続魔法で火炎弾を乱射。場を撹乱しつつ『星覇重撃破』の言葉を紡ぐ。
「我が手に集いて力となり……」
すでに戦場は、広がった木々で埋め尽くされていた。樹霊竜鱗兵はそこに隠れて機会を伺っているのだろう。
だとしたら――。
テラは歯を食いしばる。
「隠れて見つからないなら……隠れ家ごと壊せばいいよな? ……此奴等は人間じゃないよな?」
爆発寸前の重力波砲が唸った。
敵の姿が見つからないのであれば、根こそぎ破壊する。
「我が前に立ちふさがりし者を粉砕せよ!!」
その決意とともに、極太の重力波砲が放たれた。
その重力は、伸びた木々を木端微塵に吹き飛ばし、守りを固めていた樹霊竜鱗兵を圧壊させる。
「あ、あああああ゛あ゛あ゛……!」
樹霊竜鱗兵の身体が崩れて消えていった。
「……なかなかやる。その決意、並じゃねぇな」
ナイトバルドは、自分を守っていた竜鱗兵に視線を走らせる。この陣形は、もう保たないことを理解したようだ。
「お前たちは、よくやったよ。さあ、最後の力を振り絞れ」
「「はっ」」
竜鱗兵は最後の一体が倒れるまでナイトバルドを守っていた。
テラは再び『星覇重撃破』を構える。もとより何度でも、打ち込むつもりだ。
それからディアボロス達は樹霊竜鱗兵を最後の一体まで仕留めた。
樹霊竜鱗兵の掃討は完了し、ナイトバルドの守りは剥がれた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
●突撃竜鱗兵
「侵入者はやはり手練だ……! 気を引き締めろ!」
「「「おおおおおーーー
!!」」」
突撃竜鱗兵達が大ぶりの武器を振り上げる。
彼らは隊列を組まず、自由に戦場を駆けていた。
だがその表情からは、油断なく真剣に戦うという決意が感じられる。
「お前たちがいる意味、それはこの場所を死守することだ!」
「「「そうだ! その通りだ!」」」
樹霊竜鱗兵は掃討されたが、敵の意志は揺らがなかったようだ。
ディアボロス達は、息をつく暇もなく武器を構えた。
テラ・ウィンディア
うん
今回は殲滅させて貰うぞ
【精神集中・戦闘知識・勇気】
ドラゴンはいつだって怖い…だけどおれは負けたりはしないぞ!
【飛翔・空中戦】
飛び回りながら敵を攪乱
星覇重撃破発動
蹂躙させてもらうぞ
お前達をだれ一人残す気はない!
対反撃
【連続魔法・念動力・空中戦・飛翔】
飛び回りながら火炎弾を乱射
主に敵の武器を狙い此方に対する武器攻撃の封殺を図る
悪いがおれは夜更かしも嫌いじゃない
そう易々と寝たりはしないぞ
お前らに寝させられたら永眠しそうだしな!
堪えきったら再び重力波砲掃射
おれ達エルフはお前達に蹂躙され続けてきた
だから…お前らも蹂躙されてみろ
少しはエルフ達の気持ちを想像することはできる…わけないか
●
突撃竜鱗兵は大きな武器を手に、戦う意志をあらわにしている。
「うん。今回は殲滅させて貰うぞ」
テラ・ウィンディア(炎玉の撃竜騎士・g05848)は飛翔して空中へ向かった。いつだってドラゴンの相手をするのは怖い。けれど……。
「おれは負けたりはしないぞ!」
「上空からだ! ぬかるなよ!」
竜鱗兵はテラの姿を追い上空を見上げた。
テラは構わず言葉を紡ぐ。全身に纏った重力フィールドは、しっかりと空中で身体を支えているようだ。
「星々よ……全てを繋ぐものよ……」
その言葉に合わせて重力波が形作られていった。
「蹂躙させてもらうぞ。お前達をだれ一人残す気はない!」
エルフは蹂躙され続けてきたのだと。テラの中で膨らんだ思いが弾ける。
「我が手に集いて力となり……我が前に立ちふさがりし者を粉砕せよ!!」
極太の重力波砲が解き放たれた。
「くるぞ!」
突撃竜鱗兵は守りの姿勢を取る。
だが標的を破壊し尽くすほどの重力を、誰が防ぐことができようか。重力波砲は上空から降り注ぐようにして敵の身体を撃った。
「お、あ、あ゛あ゛あ゛あ゛」
『星覇重撃破』の重力に押しつぶされながら敵が咆哮する。
「あ、くそ、こんな……!」
それでも竜鱗兵は身体を捩った。それは最後の力を込めたジャンプ。
骸骨を模した鈍器を持って、テラとの距離を詰めてきたのだ。
「死ねぇ!」
敵はテラの頭部を狙って武器を振り下ろす。
「悪いがおれは夜更かしも嫌いじゃない。そう易々と寝たりはしないぞ」
「は――」
「お前らに寝させられたら永眠しそうだしな!」
空中で戦い慣れているテラの体捌きは見事なものだ。咄嗟に敵の武器に火力を集中させたのも良かった。
竜鱗兵の渾身の一撃は、狙いを外してテラの肩に。
「あ……こんな、ところで……」
それで力尽きたのか、竜鱗兵は意識を失って消えていった。まずは一体を仕留め、しかしテラは攻撃の手を緩めない。
「……お前らも蹂躙されてみろ」
次の標的を見つけ、再び『星覇重撃破』を構えた。
「侵入者達は本気だ! 迎え撃て!」
ナイトバルドの激が飛ぶ。
戦いは始まり、あっという間に激戦となった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
備傘・鍬助
全く、その真剣な思いをもうちょい別の事に向けてくれてたら、こんな所で敵対する必要もないはずだったんだがなぁ…
銃撃しつつ、風使いで敵の攻撃をそらして、持久戦を狙うぞ
衝撃波と誘導弾で、牽制しつつも、火炎使いで、周りの熱を纏め上げて、ぶつけてみても堪えるだろうな
で、ある程度、傷を与え、出血を確認したら、強血操で、血液を抜いてやる
お前らの血液は、無駄にはしないから、安心しろ
ちゃんと輸血用血液として、医院に保存しておいてやるからな
しかし、こき使われる下っ端が犠牲になるのは、戦において、常なのかなぁ?
あ、逃げる奴は追わないから、悪い事は言わない、逃げた方がいいぞ?
アドリブ、絡み、好きにしてくれ
「全く、その真剣な思いをもうちょい別の事に向けてくれてたら、こんな所で敵対する必要もないはずだったんだがなぁ……」
備傘・鍬助(戦闘医・g01748)は、衝撃波や誘導弾で敵との距離を保った。
「何だ? こいつは……」
突撃竜鱗兵が弾丸を弾きながら首を傾げる。
どうせこんな攻撃では、さしたるダメージにもなり得ないとせせら笑う。
「さて、……そろそろか?」
しかし鍬助は落ち着いてタイミングを見計らっていた。勿論だが、牽制だけで敵を倒せるとは思っていない。
「血液をお前から採血させてもらうぞ」
そう言うと、今までとは一転。一気に距離を詰めた。
「む、接近戦を狙っていたのか!」
竜鱗兵は両手で武器を握りしめる。
だが敵が攻撃を繰り出すよりも前に、鍬助は素早く『強血操』を放った。
「嫌だといっても、強制的にするがな!」
「は?!」
これは周囲の生き物から血液を抜き取り、回収する技だ。今は意図して敵の血液を大量に搾り取る。
「あ……え?」
敵の身体から力が抜けたようになった。突然体内の血液を多く失ったのだ。身体が機能しなくなるのも無理はない。
「お前らの血液は、無駄にはしないから、安心しろ」
「……く……。こんな……ことが……」
地面に膝をついた竜鱗兵の顔が歪む。
しかし敵は最後の力でスマッシュを繰り出してきた。ドラゴンの悪意や呪詛が込められた強烈な殴打だ。
敵の武器が鍬助の身体を打った。
「……まだそれだけの力が残っているのか。ふむ」
一瞬グラついた鍬助は、それでもしっかり態勢を立て直す。
「ぐ……、ここまでか……」
一方、さらに血液を抜かれた竜鱗兵は、今度こそ力尽きて崩れ落ちた。
こき使われる下っ端が犠牲になるのは、戦において常なのだろうか。ふと、鍬助は思う。このダンジョンでも、それは顕著だった。
とはいえ、今はまだ戦闘中だ。
鍬助は次の敵に向かって走った。
「あ、逃げる奴は追わないから、悪い事は言わない、逃げた方がいいぞ?」
「オレたちが逃げるだと! 馬鹿な!」
突撃竜鱗兵たちは、それでも心を折ることなく武器を構えた。
――戦いは続く。
成功🔵🔵🔴
効果1【コウモリ変身】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
御守・樹
さっきと同じように【冷気の支配者】で熱を緩和して。
あとは一応【光学迷彩】を纏い物陰があるならその陰(地形の利用)をさらに【忍び足】で移動、自分の気配を絶ち、隙をついた【不意打ち】のパラドクスで攻撃。
そのあとは直ぐに【一撃離脱】【ダッシュ】で、相手の攻撃が届かない距離に退く。タイミングは動きを【観察】して【看破】だ。さっきの樹霊の時も思ったけど、ここの階層はでかい武器を振り回すのが好きなのか?当たればひとたまりもないけどその分小回りは効かないと思いたいよ。
問題はさっきと同じ動きしてるから読まれやすい可能性が高い事だけど、隊列組まない分一体ずつ倒しやすいんじゃないかな。
戦場ではますますの激戦が繰り広げられていた。
御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は光学迷彩を纏い、物陰や噴き出す炎を利用して戦場を駆け抜ける。
できる限り気配を消し、目指すは敵の背後だ。樹霊竜鱗兵との戦いと同じ動きにはなるけれど、それが通用しないとは思わない。樹霊竜鱗兵と突撃竜鱗兵では役割も配置も違っているのだ。突撃竜鱗兵は隊列を気にせず自由に動いている。樹霊竜鱗兵に比べ、一体ずつ仕留めやすいといっても良いだろう。だとすると、やはりこう動くことが最善だと思う。
大ぶりの武器を構えた突撃竜鱗兵の死角から、樹は一気に距離を詰め攻撃を放った。
「穿つ!」
「な――」
竜鱗兵が振り向く。
だが、遅い。
突進と共に繰り出した鋭い突きは、瞬きをする前に敵の身体を穿った。
「が……はっ」
遅れて、竜鱗兵のうめき声。
弱々しい声から、敵の体力が根こそぎ奪われたと伝わってくる。
しかし竜鱗兵はただ崩れるだけではなかった。
すぐにその場から飛び退こうとした樹に向かって、強烈な叩きつけを放ったのだ。
敵の身体はすでに死に体。
それでも、ドラゴンの悪意と呪詛を籠めた一撃は重い。
「……っ」
樹は打たれた身体を庇いながら、ダッシュでその場から離れる。
「……仕留められなかったか……無念……」
対して、竜鱗兵はその場に崩れ落ちた。
「さっきの樹霊の時も思ったけど、ここの階層はでかい武器を振り回すのが好きなのか?」
まともに喰らっていたら、一溜まりもなかっただろうと樹は思う。けれど、今はあの強大な反撃を、最低限のダメージで済ますことができた。
相手の動きをしっかりと観察していたことが幸いしたのだろう。すぐに判断して退いたことも良かった。
樹は周囲を見回す。
「数が減ってきた。もうひと頑張りだよな?」
戦い続けて体温が上昇していると感じた。一度息を吐き出す。それから冷気を操って熱を緩和し、再び気配を消した。
ともあれ、ナイトバルドと戦うためにも突撃竜鱗兵を殲滅することは必要だ。
「……次はあいつだ」
次の標的に狙いをつけ、樹は忍び足で移動を開始した。
成功🔵🔵🔴
効果1【壁歩き】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
ロザーリヤ・ユスポヴァ
アドリブ連携歓迎
先ほどの奴は、命尽きる寸前まで抗い続けるだけの気骨があったな
トループス級とはいえ侮ってかかれる練度ではない
この地の過酷な環境に鍛えられたか……次も相応の注意を払い挑まねばな
『ユスポフ家所蔵品目録』の力で、手元に『落涙の絵筆』を呼び出す
垂れ落ちる血を以て絵具と為し、≪幻想贋造『舞い踊る銀の月』≫を行使
ダンジョン狭しと飛び回る刃の【斬撃】と【衝撃波】で敵群をかき乱そう
隊列が緻密であるほど、踊り狂う剣から逃れる隙間は少なかろうよ
反撃の叩きつけには、目録より『祈る致命女ワルワラ』を呼び出して応じる
不壊の聖像を、デーモンイーターとしての【肉体改造】による腕力で振るい
棍棒を受け止める算段さ
「先ほどの奴は、命尽きる寸前まで抗い続けるだけの気骨があったな」
ロザーリヤ・ユスポヴァ(“蒐集卿”・g07355)は注意深く周囲を見回し『ユスポフ家所蔵品目録』を取り出した。
強い意志を持ち戦う彼らは、トループス級とはいえ侮ってかかれる練度ではないと思う。
「……相応の注意を払い挑まねばな」
気持ちを引き締め『落涙の絵筆』を呼び出した。
「お前たち! 頭数が減ったとしても! 自分の存在意味を忘れるな!」
「「最後まで戦い続けてやるぞ!」」
さて、突撃竜鱗兵たちはナイトバルドの激励に応えるように武器を振り上げる。
そんな様子を見ながら、ロザーリヤは秘宝『舞い踊る銀の月』の贋作を描き始めた。
旧ユスポフ家所蔵品目録としては、収蔵品512号にあたる。
『舞い踊る銀の月』は、傾城として悪名を馳せた踊り子が自害のために用いたシミターだ。
「研ぎ澄まされた技芸で以て、喝采と流血を浴びたまえ」
出来上がったのは湾曲した刃が月を思わせる片刃の刀剣。それが、自らの意志で飛び回るのが幻想贋造『舞い踊る銀の月』というわけ。
ロザーリヤの言葉に合わせてシミターは飛んだ。
繰り出されるのは斬撃と衝撃波である。
「く……速い?!」
竜鱗兵は、ダンジョン狭しと飛び回る刃の攻撃を受けながら唸った。周囲にいた個体は、慌ててその場から飛び退く。
曲件の刃は苛烈に、鋭く、竜鱗兵を斬り刻んだ。
敵がふらふらとたたらを踏む。
「……、……くそ……なんで……」
しかし、倒れる少し前。
敵は中途半端に振り上げた武器をゆっくりと振り下ろした。
弱々しくも反撃だったのだが――。
『祈る致命女ワルワラ』でそれを弾き返し、ロザーリヤは次の敵へと視線を走らせた。
竜鱗兵は言葉を発することもなく崩れて消えていった。
「さて、ひとつ残らず打倒さねばな」
まだ息のある竜鱗兵が視界に入る。
ロザーリヤは休む暇なく次の敵に向かった。敵郡をかき乱しながら、一体一体を確実に仕留めるべく奔走する。敵の反撃は激しく、しかし、それに対処してまた次の敵へとむかう。
仲間たちも同様に戦い続けた。
やがて彼らは、残った竜鱗兵たちをすべて撃破した。
大成功🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
●ナイトバルド
この広い戦場に、残るはアヴァタール級『ナイトバルド』ただ一体のみ。
「……お前たち、よく戦った。安心して眠れ。ここからは、俺がすべて片付ける。この場所を死守するのが、俺の使命だからな!」
だが、敵の力は強大だ。
次の階層へと進むため、ディアボロス達はアヴァタール級との決戦を開始した。
御守・樹
…あれ?あの骨、思ったより男気ある…?
引き続き【冷気の支配者】で熱を緩和して。
あとは俺自身の腐食覚悟で攻撃だ。あんまり遠距離攻撃とか得意ではないし。
これしかできないってのもあるが、【光学迷彩】を纏いパラドクス無影で攻撃。意味あるかわかんないけど脊椎部分を狙ってだ。どこまで効果が期待できるかわかんないけど体幹部分を【破壊】できれば。
【一撃離脱】でヒットアンドアウェイの手段。腐食攻撃事態を予め【観察】なんかで【看破】できれば【ダッシュ】で距離を取る、もしくは【飛翔】を含めて立体的に動く。
もし直に喰らう事があれば【忍耐力】で耐える。
●決戦、開幕
アヴァタール級のナイトバルドがディアボロスたちの前に立った。
すでに護衛の樹霊竜鱗兵は壊滅、戦いを支援するための突撃竜鱗兵も一体残らず撃破されている。
しかし敵は悠々とディアボロスたちを見回した。
「ここまで来た実力は認めよう。だが、この階層は抜けさせん」
「……あれ? あの骨、思ったより男気ある……?」
御守・樹(諦念の珪化木・g05753)はナイトバルドの言葉を聞いて首を傾げる。
竜鱗兵に守られながら、安全な後方でビクビクしていたわけではないらしい。
「俺が直々に相手をしてやる。かかってこい」
「……」
その瞬間、樹の心は決まった。
遠距離攻撃はあまり得意ではない。それなら、と。光学迷彩を纏い、地面を蹴る。
一気に距離を詰めるようにダッシュして、敵の背後を目指した。
「なるほど、どこから来るのかまるで分からないな!」
ナイトバルドが頷く。
そして腐食の領域を展開させた。
彼の近くは腐食する。呪詛を撒き散らし、近づく者を混沌へと引きずり降ろすかのように。
樹はそれでも攻撃の手を止めなかった。
自分自身が腐食するのを覚悟して、超至近距離まで踏み込んでいく。
『無影』は敵の想定外の位置から繰り出す攻撃だ。
ナイトバルドは防御の姿勢を取らなかった。
「体力にも自信がありそうだよな」
そう感じたが、この強大な敵を倒すためにもまずは仕掛けなければ。
樹がナイトバルドの死角から攻撃を繰り出した。
要所を破壊するつもりで全力の一撃を叩き込む。
「……っ、これが……、お前たちの力か!」
ナイトバルドは一瞬姿勢を崩した。しかし、すぐに持ち直し、間近に迫った樹を見据えた。
「だがよ、攻撃する瞬間を待っていたぜ! 絶対にどこにいるか分かるだろうってな!」
そう言って、位置の知れた樹に向かい、腐食を広げる。
腐食の領域は濃厚な呪詛となって樹を侵食しようとした。
「……まあ、そう来るよな」
敵の動きをしっかりと観察していた樹は、身体を反転させてナイトバルドの首を蹴り、そのまま空中へと飛翔した。一撃離脱の綱渡り。敵の腐食が届かない領域まで逃げていく。
「ふっ、やるじゃねぇか」
ナイトバルドは目を細め、届かなかった腐食を眺めた。
まずは一撃、敵を撃った。
ナイトバルドは、まだまだ健在だ。
――決戦は、続く。
大成功🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】がLV2になった!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
神崎・瑞穂
(サポート)
『伸るか反るか、分の悪い賭けは嫌いじゃないさ』
人間のガジェッティア×デジタルサマナー、18歳の女です。
普段の口調は「男前(おれ、あんた、だ、だな、だろう、なのか?)」、リラックス中は「のんびり(あたし、アンタ、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「へえ、あれがナイトバルドか。……それにしても、暑いところだな」
神崎・瑞穂(手八丁・g01960)は周囲を見回した。
「次はお前か?」
瑞穂の姿を見てナイトバルドが腐食の領域を広げていく。
それは見るからに危険な領域だった。呪詛が込められ、体の奥底まで侵食しそうな腐食だ。戦い方によっては大ダメージを受けるかもしれない。しかし、うまくやれば敵の体力を削ることが出来るだろう。
そこまで見て取り、瑞穂は口の端を持ち上げた。
「伸るか反るか、分の悪い賭けは嫌いじゃないさ」
ナイトバルドが面白そうに瑞穂を見る。
「なら向かって来い」
敵は決して油断をしているわけではない様子。
瑞穂は慎重にガジェットウェポンを手に取った。
「できることは、やってやる」
たとえ目の前の敵がどれほど強くとも、諦めることはない。
瑞穂は武器に凍結弾精製装置を取り付け、ナイトバルドに狙いを定めた。撃ち出すのは、冷気を封じ込めたミサイルだ。
「ぐずぐずと御託を並べる必要はないな。この灼熱の洞窟で、凍えてみろ」
周囲の熱に反応して、武器から煙が揺蕩ってきた。
だが、どれほどの暑さであろうとも、凍結弾の冷気が弱まることはない。
「面白い、来てみろ!」
ナイトバルドが両翼を広げた。どこでも撃ってみろという挑発だろうか。
「言われなくとも」
敵の態度にも動揺しない。
一瞬で覚悟を決め、瑞穂は冷気を封じたミサイルを撃ち出した。周囲の熱を裂き、ミサイルは放物線を描いて敵に向かう。
暑いダンジョン内に、ひんやりとした一閃。
次の瞬間、フリージングミサイルがナイトバルドの翼に着弾した。
「お、おおお!」
ナイトバルドの翼が凍りつく。
しかし――。
「全部を凍らせる訳にはいかないなあ!」
敵はミサイルが着弾した箇所を自ら千切り、地に捨てた。
「こいつは、たしかに凄い。だが、俺はまだ動ける!」
そして、腐食の領域を一気に膨れ上がらせる。
「……っ」
瑞穂はすぐに地面を蹴った。
だが、その足が腐食に捕まる。
「っと、さすがに無傷で逃してくれないか。でも、賭けには勝てたようだな」
敵の攻撃に触れた箇所がジクジクと痛んだ。瑞穂は傷を庇いながら急いで離脱する。
「ふん。なかなかの冷気だったぜ」
残されたナイトバルドは、地面に打ち捨てた翼が凍りついて崩れていくのを眺めた。
成功🔵🔵🔴
効果1【冷気の支配者】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
龍統・光明
『その業喰わせて貰う。さぁ、貴様の業を数えろ……』
ドラゴニアンのガジェッティア × レジェンドウィザード
特徴:基本冷静沈着。行動の際は【残像】【忍び足】を使用
普段二刀流と蹴術を織り交ぜる戦闘スタイルだが、
AS展開時は一転二丁銃と羽形ブラスターを操り戦う
基本回避優先で防御の際は左腕を盾代わりに使う
常にクールである事に努めており、他に迷惑をかけない様に心掛けている
『例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません』
よろしくおねがいします(連携大歓迎・NG:ギャグ・コミカル)
ナイトバルドはまだ堂々とディアボロスたちの前に立ちはだかっている。
床からは炎が吹き出ており、暑さも変わらずだ。
龍統・光明(千変万化の九頭龍神・g01001)は冷静に周囲を見回し、敵との距離、そして敵の状態をざっと確認する。
ナイトバルドは傷ついた翼を広げた。
「次はお前が相手か?」
その口元からは、混沌の力が溢れているようだ。
「そうだな。その業喰わせて貰う」
光明は恐れずに足を進めた。足音は極めて静かに。正面から近づきつつ、決して単調な動きにならないよう注意する。
「近づいてきたか、それなら――」
ナイトバルドが小刻みにブレスを吐き出し牽制をした。
光明はそれらを躱しながら更に距離を詰め、己の龍氣を圧縮し始める。ひとつふたつ牽制の吐息が身体を掠めたが、それだけでは大きなダメージにはならない。それよりも龍氣を操ることに集中する。
「……なら俺は、JOKERの一枚を切ろう」
光明が顕現させるは、双頭の龍。
龍は一度大きく天井まで首を伸ばし、一気にナイトバルドに噛みついた。
「ほう?」
「コイツが俺の切り札だ。さぁ、貴様の業を数えろ……」
双頭の龍は敵の身体から戦いの経験を吸い上げていく。
「ぐ……、くく、くは。持って行かせるかよ!」
ナイトバルドが首を振り、双頭の龍、そして光明に向かって大きくブレスを吐き出した。
「混沌にのまれろ……!」
これはカオティックブレス。混沌の力を吐息に乗せたブレスだ。それが激しい風となって襲いかかってくる。
「簡単にのまれる訳にはいかないな」
光明は残像を作り出して、襲いかかってきたブレスから逃れた。残像がブレスに吹き飛ばされるようにしてかき消される。その勢いは凄まじく、敵の強さを感じられた。
敵は更に力を込めてブレスを全方位まで広げていく。
残像も双頭の龍も、そして光明もお構いなしに巻き込む勢いだ。
ついに混沌の力が光明の体を打った。光明は痛みを感じ、たたらを踏んだ。
「……ここまでか、だが」
けれど、と、敵の姿を見る。戦いの経験を喰われたナイトバルドは、その身体にも傷を負ったようだ。
「俺に傷を負わせたんだ。胸を張って退け」
「大仰に言うものだな」
言いながら判断する。ここが引き際だと。
敵に向かったときと同様、光明は冷静にその場を退いた。
成功🔵🔵🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
珠々院・アンジュ
※連携・アドリブ可能です。
「敵ですね。敵である以上殺しましょう。楽に死ねると思うなよ」
無表情で淡々と喋りますが無口ではありません。
他の人とも連携やコミュニケーションは取れます。
敵に対しても淡々とした口調ですが内容が過激になります。
成功のため技能は惜しみ無く使います。
表情には出しませんが、相手を呪詛で侵食することに愉悦を感じています。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。自身の怪我は疎く気にしません。
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「流石はこの階層までたどり着くだけのことはある」
ナイトバルドの身体に傷が目立ち始めている。
いかにアヴァタール級とはいえ、ディアボロス達と死闘を繰り返したのだ。だが、彼は腐食と混沌を止めることはしない。
「だが、この先へは行かせん!」
「敵ですね」
珠々院・アンジュ(エントゾルグングフルーフ・g05860)は静かに敵の前に立った。
どれほど強大な力をもっていようとも、敵であることに変わりがないのであれば殺すのみだ。
「そうだな。敵同士殺し合うとしようか」
ナイトバルドが翼から骨をいくつか抜き取り、振りかぶった。
一方、アンジュは地面を強く蹴り、一気にダッシュする。
「焦がして、燃やしてあげましょう」
淡々と紡ぐ言葉は過激で苛烈。
アンジュは刃こぼれなまくらの切先を地面に擦りながら更に加速した。刀身には発火性に変換した呪いを纏わせている。擦れたところからバチバチと火花が散り、たちまち刀に炎が走った。
「惨めに無様にねっとりと蕩けるように」
この呪いの炎でその身体を燃やし尽くす、とアンジュは宣言する。
アンジュの刀に纏わりついているのは、ドロドロとした濃厚な呪いの炎だ。渾身の呪詛をこれでもかというほど注ぎ込み、相手を侵食して蕩けさせる危険な炎。
「っ……!」
ナイトバルドが牽制するようにいくつかの骨を投げつけてくる。
それに構わず、アンジュは刃こぼれなまくらで敵の身体を斬りつけた。
呪いが敵に飛び移る。
炎がナイトバルドの身体を包み込む。
ふと見ると、傷口から呪詛の侵食が始まっていた。
「這いつくばって死んでいけ」
アンジュの声は変わらず淡々としている。
だが呪詛が侵食していく様は……いつ見ても愉悦を感じずにはいられない。
勿論そんな心の動きを表情に出すことはないけれど。
その時、敵が声を上げる。
「は……、は、この距離なら、確実に届く。お前も……死ね!」
ナイトバルドは黙ってやられはしなかった。傷を負いながらも顔を上げ、力を込めて骨を撃ち出してくる。
「しぶといですね」
アンジュは敵の動きを看破して逃げた。だが、少し早く敵の骨が腕を掠める。それでも、何とかその場を離脱してアンジュは振り返った。
少しばかり傷を負ってしまったが、一撃を入れることができた。
あと一息だ、と。
ディアボロスは確実に敵を追い詰めていると見て取った。
成功🔵🔵🔴
効果1【隔離眼】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
備傘・鍬助
姿が骨なだけに、気骨のある奴だったのか
だが、相容れない以上、やるしかない、か
…所で、いつも思うんだが、この骨型のって、生物学的にどうなってるのだろう?
オーラ操作とM.B.Cで攻撃を防ぎ、ジェットブーツで距離を詰めつつ、銃撃を食らわせてやる
空を飛ばれたら、風使いで気流を乱し、機動力を削いだ所を詰めよって、Glassrunnerで羽の付け根部分を破壊しつつ、閃光腕を叩き込んでやる
おい、一言いいか?
戦力の遂次投入は悪手だって、教わってないのか?
部下を失って悲しいのならば、最初の戦いで全兵力を叩き込み押しつぶすのが、一番の危機管理だと思うぞ
まぁ、死ぬ奴にいっても無駄だがな
アドリブ、絡み、好きにしてくれ
「姿が骨なだけに、気骨のある奴だったのか」
備傘・鍬助(戦闘医・g01748)は敵の様子を見ている。
いつも思うのだけれど、こういう感じの骨型のクロノヴェーダは、生物学的にどうなっているのだろうかと。先程などは、投げた骨が元の場所に戻っているようだった。不思議である。
とはいえ、と。
鍬助は首を振った。
「だが、相容れない以上、やるしかない、か」
「……、ふ。まったく、同感だな」
もはやナイトバルドは満身創痍。だが一切の怯えは見えない。引く気持ちもない様子だ。
敵が骨を展開させる。
それは、翼の部分であったものや身体の一部を構成していたものもあった。
「身体の一部を擲つ。本気というわけだな」
鍬助はジェットブーツを駆動させ、一気にジャンプする。
「ああ、もとから俺は本気だがな! ……そこか!」
ナイトバルドが声を上げた。同時にかの者の骨が飛んでくる。
それをオーラで弾き、銃撃で牽制。
鍬助は一歩大きく踏み込んで気功力を両手に集中させた。
「正しき時の流れに、汝ら偽り、住まう場所無し!」
「そ――」
「無となり、過去となり、時戻せ!」
そして、閃光腕を叩き込む。
「ぐ、ぐぁ、あああああ」
ナイトバルドの身体が大きく反り返った。
技を打ち込んだ場所が光る。過剰な気が暴れて炸裂したのだ。
敵の身体が内部から破壊され崩れていく。
「おい、一言いいか?」
鍬助は消えていく敵の骨をちらりと見た。
「戦力の遂次投入は悪手だって、教わってないのか?」
「……なん、だって……?」
「部下を失って悲しいのならば、最初の戦いで全兵力を叩き込み押しつぶすのが、一番の危機管理だと思うぞ」
「……」
撃破された部下を、彼は惜しむように、そして最後に褒めるように声をかけていた。それが少しだけ印象に残っていたのだ。
「さあな……。だが、今は……お前たちの勝ちだ」
ナイトバルドの身体が大きく崩れた。すでに翼の骨は消えている。四肢も、首も、何処も彼処も破壊された。
「まぁ、死ぬ奴にいっても無駄だがな」
「そう、だな……」
最後の会話にしては、呆気なく。
鍬助は敵の姿がすべて消えるのを見ていた。
さて、最深部の攻略は成った。
ダンジョンの最終階層へと続く道も見えている。
この先に何が待ち受けているのかはまだ分からないけれど。
ひとまず依頼を完了させたディアボロス達は帰路についた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!