リプレイ
ネリリ・ラヴラン
残念、天使様はいなくても、淫魔ちゃんはいるのだったっ。
あなたたちの相手はネリリちゃんだよ!
【飛翔】を使って真っすぐ敵さんの群れに飛び込むよ。
でも、距離が縮まって来たら”爛れた輪舞”を【高速詠唱】して、蝙蝠達を呼び出して、わたしが飛び込む前に一斉に発射するわ。
一般人さんが近くにいると爆発に巻き込まれるかもだから、最初は驚かせる意味も込めて区民さんに被害の出ない敵を狙うよ。
敵さんの間を通り抜けて目立ちながらターン。
【連続詠唱】で次の蝙蝠を呼び出しながら、逃げるように呼び掛けて、追い掛けていかないようにすぐに攻撃するね。
区民さんの命には代えられないから、攻め攻めで頑張るわ。
アドリブや連携は歓迎だよ
龍園寺・トウヤ
『どんなに祈っても、誰も助けになんぞ来やしない』って?
俺が来たぜ
敵が一般市民を襲ってる現場に全速力で飛び込んで、挨拶がわりに龍顎拳を叩き込んでやる
誰って、ディアボロスだよ。見りゃわかるだろ
まず1匹倒したら、倒した敵に馬乗りになって死ぬまでブン殴り、周りの奴らが引くほど嬲り殺しにするぜ
悲鳴をあげて助けを呼んでみな。『絶望して薄情な仲間たちを恨み呪って死ぬがいい』ぜ
敵集団に見せつけるように挑発し、連中の意識をこっちに向けさせる。
ここまでやりゃ流石に向こうもこっちを狙ってくるだろ。あとは来た奴から順に潰す
間合いに入った奴から龍撃砲の【衝撃波】で牽制し、斧を振り回すより速く接近して龍顎拳で叩きのめす!
桜之宮・春風
うーん、見事なまでにチンピラって感じの台詞ですね
それならこっちもわかりやすく伝えましょーか
あなた達の祈りは無駄にはなりません
天使が来なくても私達ディアボロスが来ますからってね☆
あっちも飛ぶみたいですしこっちも飛翔を重ねておきますよ
飛ばなくても戦えますけど空で戦ったほうが一般住民も安心でしょうし
何より、誰が助けに来てくれたかよく見えるでしょうしね
ってことで魔力弾で牽制しつつ空高くへ誘導しまーす
上を取って浴びせるように放つ形ですね
そう言えばそっちの上司は私達が来るってわかってたそうですよ
さっきお前らは見捨てられたって言ってましたけどー……
見捨てられたのはそっちの方じゃないですか?
ハナ・フリードル
「もう大丈夫っス!天使が助けてくれなくても、私達がみんなを守るっスよ!」
【飛翔】して空から救援に向かうっス。人々に見える様に空中で堂々と仁王立ちっス。
一般人達を襲ってるトループどもを【サンライズビーム】でなぎ払うっス。
シールドに集めた太陽の光を「光使い」で束ねて破壊光線に変換。一般人に被害が出ないように敵だけに狙いを定めて照射するっス。
「空中戦」技能でランダムに飛び回って反撃の爆弾の狙いをつけ難くさせます。近くに着弾したらシールドを構えて爆風を遮り、呼吸を止めて急上昇して毒ガスに耐えるっス。
シル・ウィンディア
アルケーを退治しに来たら、隣の区から横やり…
もう、倒すまで待っててほしかったのにぃ…
飛翔の効果で上空に舞い上がってから、空中戦機動を開始。
世界樹の翼type.Cから誘導弾を連射して、敵の気を惹いていくよ。
一般人には当てないように注意っと…
味方が喰らいついた、誘導弾を中止してから、高速詠唱で隙を減らした、風精乱舞っ!!今度の魔力誘導弾は痛いからねっ!
上空から雨あられと誘導弾で敵を撃ち抜いていくよ
敵の斬撃は、左手に剣を持って、致命箇所を防御して防いでいくよ
敵を殲滅させたら、周りを警戒。
多分、どこかでこれも見ているんだろうなぁ…。
さて、どうするかな?
ジャックオー・ランタン
あーあ、これでラス1…残念。
饅頭を食べながら逃げ惑う民衆とは逆方向に歩く
そーね、同感。
泣いて喚いたってだーれも助けにきてくれないもんよ。
だけどね、あいつらにとっての死神ならここに居るわよ?
天使も悪魔もみんな揃ってみんなクソよ。
……ほら、足が動くならさっさと逃げなさい。
さすがに一発でもいいの貰ったらヤバいわね…だったら、おちょくらせて貰いますか。
真正面から戦わず鬼火とステルスで[耐久]しつつ攪乱し、消えて現れ[火炎使い]で炎を放出。
激高し隙を見せたり、仲間が相手してる時に背後から炎の[ブレス]
で?あんたは祈らないの?
もしかしたら誰か助けてくれるかもしれないわよ?と意趣返し
【連携・アドリブ大歓迎】
嵐柴・暁翔
……まあ大地の奪還を優先するなら改竄世界史でどれだけ人間が死のうと関係ないんだし、人間の感情は歴史侵略者のエネルギー源には関わるとしても復讐者には何の恩恵もないんだけどな…
逃げ遅れた方々に攻撃しようとしている娯喰を最優先で攻撃して少しでも犠牲者が少なくなるように動きます
理由は…多分俺が誰かが理不尽に傷付けられるのも、それを黙って見ているだけで止めようともしないのも気に入らないから、だろうな
《贋作者》で娯喰達の手榴弾を複製し投げ返しておきます
本物の手榴弾なら起爆前に打ち返したいんだけどパラドクス絡みだとそんな単純な話でもないだろうし、取り合えず飛んできた手榴弾からは大きく離れるようにしておきます
「キャッハー! 文京区、一番乗りぃぃぃぃ! さあ、アルケーに見捨てられた哀れな信者どもを、思う存分虐殺するぜ!」
地下鉄新大塚駅方向から文京区上空に侵入し、トループス級アークデーモン『娯喰』たちが、残虐にして能天気な歓喜の叫びをあげる。
しかし、彼らが地上に降りて住民の虐殺を始めるより早く、ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)が全速の飛翔で突入してくる。
「残念、天使様はいなくても、淫魔ちゃんはいるのだったっ! あなたたちの相手はネリリちゃんだよ!」
「な、なんだぁ?! インマちゃんって、そりゃ、デーモンの一種かぁ?」
「相手って、えーとその、お相手接待キャッキャウフフしてくれるってことかぁ?」
悪魔っぽく、かつ蠱惑的な少女が高速で飛んでくるのを見て、『娯喰』たちは事態を把握できず当惑した声を出す。その隙を突き、ネリリは遠慮会釈なくパラドクス「爛れた輪舞(ルナティック・バレット)」を発動。魔力によって作り出された小型の蝙蝠群を一斉発射し、爆発させる。
「みんなっ、行って来て!」
「ぐわっ!」
「こ、こいつ、敵か!?」
蝙蝠群の爆発でふっ飛ばされ、やっと襲撃を受けていることに気づいたらしく、『娯喰』たちは慌てて反撃のパラドクス「激光」を発動。毒ガス手榴弾を投げつけるが、高速で飛び回るネリリを捉えることができない。
そして、蝙蝠群や手榴弾の爆発音、『娯喰』たちの怒号で、上空で戦闘が始まっていることに気がついたらしく、文京区の住民たちが家から飛び出し、上空を見上げる。
「あ、悪魔だ! 豊島区の悪魔が侵攻してきた!」
「悪魔と戦ってるのは…あれ、天使様か?」
「なんか、悪魔っぽいというか、色っぽい格好してるな」
「私達は、天使でも悪魔でもありません。人間の味方、ディアボロスです」
飛翔を重ねて高速で飛来し、住民たちを庇うように空中に位置取りして、桜之宮・春風(明日も春の風が吹く・g00839)が、精いっぱい頑張って凛とした声を出して告げる。
「お察しの通り、豊島区の悪魔が押し寄せてきました。文京区の天使は迎撃に出ないので、私達が防戦します。このあたりは戦場になります。巻き込まれないように、急いで逃げてください」
「え? えええ? え?」
「ディアボロスって、その、カテドラルをぶっ壊した悪魔、じゃないのか?」
当惑する住民たちを、折悪しくというか、ある意味折よくというか、上空から一体の『娯喰』が急降下して襲おうとする。
「逃がすかよ!」
「させませんよ! 私が、ディアボロスが、ここにいるんですからね!」
鋭く言い放って、春風はパラドクス「双翼魔弾」を発動。迂闊にも彼女の存在に気づいてなかった『娯喰』は、まともに魔力弾をくらって、反撃もできずに粉微塵に吹っ飛ぶ。目の前で壮絶な戦闘を見せつけられ、住民たちは慌ててその場から逃げ出す。
「うわあああああ! お、お助けぇ!」
「に、逃げろ!」
「急いで逃げてほしいっス! ここは、私達ディアボロスが食い止めるっス!」
更に飛翔を重ねて高速飛来してきたハナ・フリードル(人間のサウンドソルジャー・g06921)が、ありったけの大声を出して告げる。
そして、右往左往気味に飛行する『娯喰』の群れに、情け容赦の微細片もなく、パラドクス「サンライズビーム」をぶちかます。
「サァアンライズゥウ……ビィーーームッ!!」
「ぎゃああああああああああっ!」
日輪の輝きを集積した破壊光線を浴びせられ、『娯喰』の全身が炎をあげて焼き尽くされる。潰れぎわに、パラドクス「激光」を発動して毒ガス手榴弾を投げるが、回避機動しながら飛翔するハナにダメージを与えるには至らない。
(「ふむ…アークデーモンたちが一般人を襲うより先に攻撃を仕掛けたから、奴らが悪辣なセリフを吐くヒマも、一般人を恐れさせるヒマも与えなかったな。結果的には、アークデーモンに襲われてディアボロスに救われたというよりは、悪魔同士が戦闘始めたので慌てて逃げた、という感じになってしまったが…まあ、仕方ないか」)
飛翔して周囲を見回しながら、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が呟く。
(「後手に回ってアークデーモンが暴れるのを許せば、どうしても一般人に犠牲が出る。戦略的にはどうであれ、とにかく一般人を一人も死なせたくないというラヴランの気持ちは、よくわかる」)
俺も、誰かが理不尽に傷付けられるのも、それを黙って見ているだけで止めようともしないのも気に入らない。理屈じゃない、感情だ、と呟きながら、暁翔は右往左往する『娯喰』たちを、「贋作者(フェイカー)」で作り出した手榴弾…外見上は、『娯喰』が使っている毒ガス手榴弾と同じものを投げつけ吹っ飛ばす。『娯喰』たちは、反撃というよりほとんど反射的に毒ガス手榴弾を投げるが、暁翔は機敏に空中機動を行って躱す。
「アルケーに見捨てられた哀れな信者どもを、思う存分虐殺するだとぉ? あてが外れて残念だったな、クソどもが」
険悪そのものの声と表情を隠そうともせず、龍園寺・トウヤ(Hopeless・g00207)が、パラドクス「龍吼(ドラゴンロア)」を発動。反射的にびびって逃げ出そうとする『娯喰』を捉え、一方的、かつ徹底的にぶちのめす。
「見捨てられたのは、てめぇらの方だ。てめぇらのボスは、俺たちディアボロスが来ると読んでたらしいからな。てめぇらは、囮にされたんだよ」
「ひいいいい、そんなぁ」
反撃もできず、哀れな『娯喰』はビビり泣きながらトウヤにぶちのめされ、動かなくなる。
「そう、天使も悪魔もみんな揃ってみんなクソよ」
醒めた口調で呟きながら、ジャックオー・ランタン(嘲笑う鬼火・g07289)がパラドクス「嘲笑う鬼火(ジャック・オー・ランタン)」を発動させる。
「我らは不変の常夜灯。朝は夜を追い、夜は朝を追う。ここに陽はない、ここに宵はない」
「も、もうイヤだ、助けてくれぇ!」
ジャックオーの術中に落ちた『娯喰』が、クロノヴェーダらしからぬ泣き言をほざくが、もちろん助ける意味も理由もない。ジャックオーは、ぱちんと指を鳴らして『娯喰』を鬼火で包み、反撃も許さず焼き尽くす。
「さて、そろそろ終わりかな」
もう、牽制とかする意味ないよね、と、戦場を見回して呟き、シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)が残った少数の『娯喰』たちを見据え、パラドクス「風精乱舞(エレメンタル・ドライブ・エアリアル)」を発動。火・風・水・土・光・闇の6属性の魔力誘導弾を、寸毫の容赦もなく叩きつける。
「空を駆け抜ける風よ、我が身に宿りて力となれっ!…さぁ、一緒に舞おうかっ!!」
「ぎひーっ!」
もちろん反撃などできもせず、断末魔の叫びだけを残して『娯喰』たちは跡形もなく蒸発する。
そしてシルは、油断なく周囲を見回しながら呟く。
「アルケーを退治しに来たら、隣の区から横やり…もう、倒すまで待っててほしかったのにぃ…多分、どこかでこれも見ているんだろうなぁ…さて、どうするかな?」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV5が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV3が発生!
【ダメージアップ】LV3が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
ハナ・フリードル
引き続き侵攻軍を迎撃するっス!
【飛翔】して「空中戦」を挑むっスよ!
みんなを守るのに夢中であんまり考えてなかったけど、市民に私達をアピールするって目標もあったっスね。もう声は届かないだろうからせめて派手に戦っとくっス。
「オーラ操作」で全身をオーラで包んでパラドクス発動、飛翔の効果を増幅。アヴァタール級との決戦に備えてギア上げていくッス。
「光使い」で七色の光弾を無数に発射、戦場を縦横無尽に飛び回る「誘導弾」で敵を包囲攻撃するっス。
高速で飛び回って撹乱して反撃を回避っス。そもそも携帯端末とか空メールとか何なんスか、グランダルメにゃそんなもんねーっス。
「あれが、アークデーモン軍の本隊っスか。何か、不気味な連中っスね」
豊島区から文京区に押し入ろうと進出してくるトループス級アークデーモン『『空集合』のファイ』の集団を見据え、ハナ・フリードル(人間のサウンドソルジャー・g06921)は表情を引き締める。
(「そういえば、みんなを守るのに夢中であんまり考えてなかったけど、市民に私達をアピールするって目標もあったっスね。もう声は届かないだろうからせめて派手に戦っとくっス」)
声には出さずに続けると、ハナは高速飛翔で『ファイ』の集団に接近。パラドクス「プリズミックミサイル」を発動して攻撃を開始する。
「いっけえぇぇぇえ!!」
「ファイ!」
「ファイ!」
ハナが放つ七色の魔力弾を受け、『ファイ』は次々と爆発、墜落する。しかし、潰れぎわに反撃のパラドクス「空メールボム」を発動。ハナに奇怪な電脳攻撃を仕掛ける。
「な、なんスか、これは?」
グランダルメ出身で、空メールとか携帯端末とかにあまり縁のないハナは、何が起きているのかわからず戸惑った声を出す。受けたダメージはさほど大きくないが、高速飛翔で回避機動をしているにもかかわらず、躱すことができない。
「…何だかよくわからないけど、とにかく、先には進ませないっすよ」
戸惑ってる場合じゃないっス、と、ハナはまだまだ数多い敵群を睨み据えた。
成功🔵🔵🔴
効果1【飛翔】がLV6になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
嵐柴・暁翔
【内心】
確かに復讐者の行動は理屈に合わないものが多いわな…
最終目的は大地の奪還ではあるけど、合理的に考えれば改竄世界史の人間がどれだけ死のうと関係ない筈だしな…
……まあそもそも復讐者の大元が怒りだし理屈だけで動けたら苦労もないんだけど…
【行動】
迎撃に出てきた理由ならとある大天使に頼まれたからだと軽い感じで伝えます
TOKYOエゼキエル戦争に介入している理由なら誰かの不幸は誰かの幸せというのはよくある話だけど、改竄世界史は他にもあるしアークデーモンや大天使も一枚岩でもないよな、とどうとでも取れるような答えをしておきます
詳細や重要そうな事を聞かれれば知識を得るにも対価は必要だろうとでも答えておきます
シル・ウィンディア
ディアボロスの事、まだまだ知りたいんだってね。
情報収集は戦う時に大切だもんね。
わたし達が文京区へ進行できたのは、トランぺッターを倒したから。
でも、実力差がありすぎるトランぺッターに対して、簡単に勝てるわけじゃなかったから、切り札を使ったからだね。
ハルファスの時もそう…。
不思議じゃない?ディアボロス達がジェネラル級を倒していっていることは?
ともあれ、そういうことで、今ここにいるんだよね
あと、人を助けるのに理由はないっ!
ただ、今回はアルケーの要望も入っているけどね。
ま、利害の一致ってことだねー。
とりあえず、豊島区勢にここを蹂躙はさせないから
まぁ、解析はイマジネイラがするんだろうけど…。
「来たのか、ディアボロス」
侵攻する豊島区アークデーモン軍の軍勢から、微妙に距離を置いた空中に佇んでいたジェネラル級アークデーモン『『線形代魔』ベクター』は、高速飛翔して接近してくるシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)と嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)を見やって、感情を窺わせない声を発する。
「イマジネイラの予想通りか。俺と戦うか?」
「そちらに戦う気がないなら、こちらから手は出さないわ」
こちらも可能な限り感情を抑え、シルが応じる。
「ディアボロスの事、まだまだ知りたいんだってね。
情報収集は戦う時に大切だもんね」
「ふむ」
冷たく光る目で、『ベクター』は二人のディアボロスをじろりと見据える。
「お前たちの行動は、俺には理解できん。理解できないまま闇雲に戦うのは、望ましいことではない」
「俺たちの、何が理解できないんだ?」
まあ、数理ですべてを理解しようって奴には、理解できないことだらけだろうけどさ、と内心肩をすくめながら、暁翔が訊ねる。すると『ベクター』は、ごくあっさりと応じた。
「何もかもだ。カテドラルを破壊し、お前たちは何をしようとしている? 文京区の制圧か? ならば、なぜ俺たちを阻む? アルケーが弱体化すれば、お前たちの利益になるだろうに」
「人を助けるのに理由はないっ!」
きっぱりとした口調で告げると、シルは思わせぶりに微笑して続ける。
「ただ、今回はアルケーの要望も入っているけどね。ま、利害の一致ってことだねー」
「制圧しようとしている、当の相手の要望だと?」
初めて『ベクター』の口調に、感情らしきものが現れる。そして暁翔も、いかにもどうとでも取れるような調子で告げる。
「誰かの不幸は誰かの幸せというのはよくある話だけど、改竄世界史は他にもあるし、アークデーモンや大天使も一枚岩でもないよな」
「わたし達が文京区へ進行できたのは、トランぺッターを倒したから。でも、実力差がありすぎるトランぺッターに対して、簡単に勝てるわけじゃなかったから、切り札を使ったからだね」
そう言って、シルは『ベクター』に意味ありげに笑いかける。
「ハルファスの時もそう…。不思議じゃない? ディアボロス達が、強大なジェネラル級を倒していっていることは?」
「むむむ…やはり、俺には理解できん。イマジネイラに伝えねば…」
低く唸ると『ベクター』は小さく頭を左右に振り、そのまま唐突に姿を消した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
シルも結構不穏な発言をしていたけどベクターも物騒な事を言い出す前に退散して助かったな
……見逃された、と見るべきか…?
シルは空中戦を仕掛けるみたいだし【飛翔】のレベルを更に上げて俺も空中戦機動開始
シルの動きに呼応してフェイントを入れたりと敵軍を攪乱して、攻撃時は援護射撃をしたり十字砲火を展開したりと合わせてみます
シルの魔法と俺の《贋作者》での近代兵器での攻撃
魔術と科学が交差するとき、物語は始まる…なんてな
空っぽになるのが弾倉なら《贋作者》で追加すればいいだけだから大した問題でもないし財布の中身とかなら…痛いにしても戦闘に支障は無い
だけどシルの魔力とか残留効果のような戦闘に直結するものだと厄介だな
シル・ウィンディア
ベクターは去ったから、あとは残りをどうにかするだけだね。
しかし、よくこれだけ軍勢引き連れてきたよねぇ~
飛翔からの空中戦機動を開始っ!
残像を生みつつ、敵軍の周りを飛び回りつつ、高速詠唱!
初っ端から一気に行くよっ!
鏡撃精霊収束砲…
さぁ、乱れ撃つよっ!!
リフレクタースフィアは、敵陣の中にも展開しておくね
魔力攻撃には、結界術で斜めに結界を展開して受け流すようにするけど…
まぁ、どうなるかはなって見ないとわからないしね。
…せめて、空腹になるとか、そういう空っぽになってください。
敵の攻撃に対しては積極的に反撃して撃ち抜いていくよ
さて、後ひと踏ん張り。もうちょっと頑張ろー♪
ジャックオー・ランタン
さーてと、こいつら片付ければ後はボスだけね。
逃げてるやつらはどうだろ…戦い見てるの?
つーか、何よこいつら。
戦ってる最中にスマホ…スマホじゃないわねあれ。なんなんだろ昔のスマホ?ガラケー?ってやつ?
まぁいいや。そんなのイジりながら戦うとか人のこと舐めてんの?馬鹿なの?
仲間を矢面に、自分は再びステルスと攪乱による奇襲戦法に徹して[耐久]しつつ、[火炎使い]でランタンより移動砲台のように空中に炎を連射。
一回の攻撃毎にステルスし、別の場所から撃ち続けて居場所を掴ませない。
悪いわね。そもそもスマホなんて高価なのあたし持ってねーのよ。
トドメに特大の火球を[ブレス]で放って撃墜する。
【アドリブ・協力歓迎】
「ベクターは去ったから、あとは残りをどうにかするだけだね。しかし、よくこれだけ軍勢引き連れてきたよねぇ~」
なんか、軍勢というよりは、コピーして増やした電子情報みたいな感じがするね、と、シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)は、隊列を組んで飛行してくる豊島区アークデーモン軍の本隊、トループス級アークデーモン『『空集合』のファイ』を見やって呟く。
そして高速飛翔で急速接近し、パラドクス「鏡撃精霊収束砲(ミラージュ・エレメンタル・ブラスト)」を発動。敵の隊列に全方向から浴びせるように、リフレクターで乱反射させた高威力魔力砲撃を叩き込む。
「リフレクタースフィア展開……精霊達よ、我が手に集いて力となりて、我らが前の障害を打ち砕けっ!」
「ファイ!」
シルの痛烈な魔力攻撃を受け、『ファイ』はものの見事に隊列ごと吹っ飛び、墜落することすらなく空中で雲散霧消する。しかし、いったいどのタイミングで放ったのか、反撃のパラドクス「φナル・ディスアペアランス」はしっかり発動し、高速飛翔するシルを捉えて、さほど大きくはないがダメージを与える。
「なんか、空になったのかな…よくわからないけど、変な感じ」
少々釈然としない表情で、シルは呟く。彼女にとって、電脳系のパラドクスというのは、物理攻撃とも魔法攻撃とも違い、どうも実感しにくい。
一方、ベクターと会ってきたシルや嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)とは別方向で、ジャックオー・ランタン(嘲笑う鬼火・g07289)が『ファイ』の編隊と接触する。
「何よこいつら。戦ってる最中にスマホ…スマホじゃないわね、あれ。なんなんだろ昔のスマホ? ガラケー?ってやつ? まぁいいや。そんなのイジりながら戦うとか人のこと舐めてんの? 馬鹿なの?」
まあ、見るからに何考えてるか意味不明な奴らだし、どーでもいいけど、と、ジャックオーは先手必勝とばかりに、パラドクス「嘲笑う鬼火(ジャック・オー・ランタン)」を発動させる。
「我らは不変の常夜灯。朝は夜を追い、夜は朝を追う。ここに陽はない、ここに宵はない」
「ファイ!」
痛烈な火炎放射を受けて『ファイ』の編隊は、あっけなく一掃される。しかし、反撃の「空メールボム」は発動し、ステルスで身を隠し、かつスマホなど持っていないジャックオーを、どうやっているのかわからないが捕捉し、大きくはないがダメージを与える。
「いてて…ったく、何やってきてるのかよくわからないってのは、不気味ね」
不機嫌そうに顔を顰めて、ジャックオーは呟く。
一方暁翔は、パラドクス「贋作者(フェイカー)」でMG34機関銃を作成。シルの広域攻撃で討ち漏らされた『ファイ』を、飛翔追撃しながら潰していく。
(「結局のところ、電脳系のパラドクスってのは、何だかよくわからないが躱しにくい、という以上でも以下でもないんだよな。変な副次効果は、ディアボロスには出にくいみたいだし」)
敵を撃墜するたびに感じられる、ぴりっ、ぴりっとした小さなダメージに、いささか鬱陶しそうに顔を顰めながら、暁翔は声には出さずに呟く。
(「相手がトループス級だから、電脳反撃躱せなくても大したことはないが、アヴァタール級やジェネラル級相手じゃそうはいかないだろうな…やれやれ」)
ようやく『ファイ』の編隊がいなくなり、その向こうにアヴァタール級とおぼしき奇怪なアークデーモンの姿を認め、暁翔は小さく吐息をついた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV7になった!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【熱波の支配者】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV2になった!
嵐柴・暁翔
確率があれば、それが高いか低いかは個人の判断…
まあ正論ではあるな
ただ、TRPGゲーマーとして言わせて貰えば、どんなに出る確率の低い出目であろうと出る時は出るもんだ
信頼できるのは固定値のみだ、なんて言葉もある位だし混沌をお望みなダイスの女神様の前では確率論も意味をなさない場合もあるんだよ…
生と死を分かつ二択にはコイントスは当たるものとして対応
二択で根拠も無い以上ただの勘です
……コインに細工したり投げ方を調整するとかでコイントスをする側が出す面を決めておく方法もあるから本当に50%の確率なのかは知らないけど…
「ディアボロスが来ましたか。イマジネイラ様の予測が的中ですね」
飛翔して接近してくる嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)を見やって、アヴァタール級アークデーモン『『確率論魔』ヴァーシャイン』は、淡々とした口調で呟く。
「ベクター様は、ディアボロス来襲の情報を持って早々に帰られたのでしょうね。火事場泥棒は、見事に失敗というわけですか」
「ならば、あんたもとっとと帰るか?」
敢えて挑発的に告げる暁翔に、『ヴァーシャイン』はあくまで淡々と応じる。
「残念ながら、そんな命令はされていません。戦いますよ、勝つ確率がどうであれ」
「成功の確率が低いのに、命令だからやるしかないんじゃ、確率論なんて意味がないんじゃないのか?」
訊ねながら、暁翔はパラドクス「天元突破冒険者(ランディ)」を発動させる。
「……俺の太刀に、斬れぬもの無し。……全てを斬れ……雷光烈斬牙…!」
「随分とまあ、自信満々の宣言ですね。確かに貴方には、確率論など意味がないのかもしれません」
肩から胸元にかけて深く斬られながら、『ヴァーシャイン』はまったく動じた様子を見せず、反撃のパラドクス「生と死を分かつ二択」を発動させる。
「右か、左か。まあ、並人ならともかくディアボロスが、予測を外したからと言って死ぬことはないでしょうが」
コイントスしながら『ヴァーシャイン』は淡々と告げ、次の瞬間、コインの弾丸が暁翔を打つ。確かに死ぬようなダメージは受けなかったが、たとえ予測した方向から撃たれたとしても躱せるタイミングではない。というか、予測する暇もない。
「……やっぱり、そのコイントス、あんまり意味がないと思うぞ」
「ええ、意味があるかないかを決めるのは、貴方ですから」
噛み合っているのかいないのか、よくわからない会話を交わしながら、暁翔と『ヴァーシャイン』は対峙を続ける。
成功🔵🔵🔴
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
ネリリ・ラヴラン
ネリリちゃんは、勝つか負けるか、じゃないと思うんだよね。
あるのはぜーったいに勝つ、だよ。
頭の良い人は状況とかを見て計算するんだろうけど、それは現状でしかないよね。そこからどう頑張るかだってわたしは思うわ。
距離をとりつつ【飛翔】の効果を貰って空中を移動して戦うけど、最大速度はまだ出さないよ。サイコロやコインを使って来たら【エアライド】で何もない空間を蹴って加速と方向転換、一気に最高速に届かせて振り切りたいね。
避け切れない分は【活性治療】で堪えながら反転、避けてると見せかけつつ【高速詠唱】で瞬時に”黒の衝撃”を放つわ。
ちょっとでも当たる確率を上げて…外さないんだから!
アドリブや連携は歓迎だよ
ハナ・フリードル
勝率とか知るかあぁぁ!勝った方の勝ちっスよ!!
全身をサイキックオーラで包んで突撃。【メテオストライク】のパラドクスで攻撃っス。【飛翔】の効果を更に強化して全速力で吶喊。
本来なら激突直前で離脱してオーラのみを敵に叩き込むパラドクスっスけど、敢えてシールドを構えて本体ごと体当たりぶちかますっス!逃がすかぁ!
反撃に対して、全身に纏ったままのオーラを「オーラ操作」でバリアにして全方位防御。
理系っぽい言動や二つ名にゃ騙されないっス。こいつは確率論者じゃない、ギャンブラーやメンタリストの類いっス。
釣られて効率的な回避の計算とかしたら思うつぼっス。ダメージくらっても耐えて生き延びればいいっス!
ジャックオー・ランタン
同じく面倒な計算とかできないから……このまま突っ切るわよ…!
他のディアボロスに同じく、突撃を敢行。
闇で出来た巨大な大鎌5本を全て生成して具現化。
自分の前方と後方どちらにも出現させ、
念動力で全てを高速回転させて防御しつつ突っ込む。
多少のダメージは覚悟の上よ。
神の賽子なんて握りつぶしてやるわよ。
真正面からぶった切ってやる…!
弾幕を潜り抜けたら、[闇使い]で闇を束ねて5本の大鎌を特大の1本に。
特大の大鎌を作り出して、そのまま一刀両断にしようと大鎌を振るう。
眉立・人鳥
アドリブ絡み歓迎
豊島区のデーモンは変な奴が多いねェ……
んじゃまあ取りあえず挨拶と行きますか
真正面からの突撃とは、願ったり叶ったりだぜ
そっちからくるなら手間が省ける、遠慮なく喰わせて貰おうかッ!
幸運の加護を使用しつつ、こちらも正面からグラトニー・ディザイアで喰らい付きに行くぜ。おまけに飛翔で速度もつけてやるよ
こっちはどでけぇ八つ首だのドラゴンだのも相手してきてんだ、今更ビビるか
お前の力ァ、俺に寄越せよッ!!
仲間と戦えるなら即興連携と行こうぜ、そのまま嚙みちぎりつつバトンタッチだ。そっちにぶん投げるぜ!後はよろしく!!
シル・ウィンディア
勝つ確率が高いと安心するよねー。
でもね、一つ言っておくと…
勝負に絶対はないからっ!!
飛翔で上空に舞い上がってから空中戦機動を開始。
世界樹の翼type.Cからの誘導弾で敵の足を止めてみるよ。
ま、これくらいで何とかなる相手じゃないけど、味方の攻撃開始までの時間稼ぎにはっ!
敵パラドクスは、囲まれないように飛翔で動き回って、少しでも被弾個数を減らすように注意だね
味方が敵に喰いついたら、世界樹の翼をtype.Aに戻してから、高速詠唱を開始。
しっかり、狙いを定めてから…
全力魔法の六芒星精霊収束砲!
さぁ、わたしの全力を…
全部持っていけーーっ!!
…ふぅ、これでひとまずは安心かな?
「勝率とか知るかあぁぁ! 勝った方の勝ちっスよ!!」
何ともストレートな雄叫びというか咆哮というか、とにかく気合の入りまくった叫びとともに、ハナ・フリードル(人間のサウンドソルジャー・g06921)がアヴァタール級アークデーモン『『確率論魔』ヴァーシャイン』に向って、高速飛翔突撃を仕掛ける。
「理系っぽい言動や二つ名にゃ騙されないっス。こいつは確率論者じゃない、ギャンブラーやメンタリストの類いっス。釣られて効率的な回避の計算とかして、攻撃遅れたら思うつぼっス。ダメージくらっても耐えて生き延びればいいっス!」
「ハハハ、これは参りましたね、ご明察です」
まあ、確かに私は詐欺師の類かもしれませんが、ギャンブラーやメンタリストなどではなく、もっとずっと悪質なアークデーモンです、と『ヴァーシャイン』は意外なほど邪気のない笑い声をあげる。そしてハナは、委細構わずパラドクス「メテオストライク」を発動する。
「とぉーっつぅげきぃーーー!!」
本来なら激突直前で離脱してオーラのみを敵に叩き込むパラドクスだが、ハナは敢えてシールドを構えて本体ごと体当たりをぶちかます。『ヴァーシャイン』はまともに食らってふっ飛ばされるが、同時に反撃のパラドクス「生と死を分かつ二択」を放つ。
「右か、左か…いや、これだけ迷いがないと、確かにコイントスなど意味がないかもしれませんね」
声とともに、予想不能のタイミングで、コインの弾雨が浴びせられる。当初から回避を考えていないハナは、身にまとったオーラで強引にコインを弾き、多少のダメージを受けはしたものの、行動に支障は生じない。
そして、ふっ飛ばされて位置を変えた『ヴァーシャイン』に、すかさず眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)が襲いかかる。
「真正面からの突撃とは、願ったり叶ったりだぜ。そっちからくるなら手間が省ける、遠慮なく喰わせて貰おうかッ!」
「いや、私は今、攻撃を受けてふっ飛ばされたところで、たまたま貴方に接近したのは、それこそ確率上の偶然なのですが」
何だか弁解するような口調で『ヴァーシャイン』が告げ、豊島区のデーモンは変な奴が多いねェ、と、人鳥は内心呟いたが、ここはとにかく勢いに任せ、パラドクス「グラトニー・ディザイア」を発動させる。
「四の五の抜かさず、お前の力ァ、俺に寄越せよッ!!
宿るは神魔を喰らいし顎、我が怨敵を砕いて滅っせ! グラトニー・ディザイア!」
「いやはや、この迷いのない攻撃性が、ディアボロスの強さなのですかね。とはいえ、私の要素を取り込んだら、勝手に確率計算を始めるかも?」
怪物化した人鳥の左腕に、右肩と腕をごっそり食いちぎられた『ヴァーシャイン』は、ぼやきながらも反撃のパラドクス「悪運に魅入られた者のチキンレース」を発動。跳ね返り効果なのか、人鳥の右の肩と腕に激痛を走らせるが、ダメージそのものはさほど大きくない。
「いててて…次ぃ、そっちにバトンタッチだ!」
「こっち? ま、いいけど」
人鳥に弾き飛ばされた『ヴァーシャイン』に、ジャックオー・ランタン(嘲笑う鬼火・g07289)が突撃する。
「同じく面倒な計算とかできないから……このまま突っ切るわよ…!」
「突っ切りますか…これはもう、本気でマズいですね。身が持ちません」
どうやら、思い切りの良すぎるディアボロスと私の相性は最悪のようです、とぼやく『ヴァーシャイン』に向って、ジャックオーはパラドクス「嘲笑う鬼火(ジャック・オー・ランタン)」を発動。通常の鬼火による火炎放射ではなく、闇から作成した大鎌五本を全方向に展開。回転させながら突撃し、文字通り突っ切る。
「我らは不変の常夜灯。朝は夜を追い、夜は朝を追う。ここに陽はない、ここに宵はない」
「ぐはっ!」
闇鎌で身体の各所を深く斬られ、『ヴァーシャイン』は初めて呻き声をあげる。同時に「悪運に魅入られた者のチキンレース」が発動。回転する闇鎌の防御を何かが突破し、ジャックオーの身体各所、『ヴァーシャイン』の身体が斬られたのと同じ箇所に痛みが走るが、ダメージは小さく、想定内にとどまる。
そして、比較的低速で飛翔し、戦況を観察していたネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)が、頃合いと判断したか、あるいはこれ以上観察していたら機を逃がすと見たか、パラドクス「黒の衝撃(クロノショウゲキ)」を発動させる。
「よーく狙って・・・絶対にっ、外さないんだから!」
ネリリちゃんは、勝つか負けるか、じゃないと思うんだよね。あるのは、ぜーったいに勝つ、だよ。と必勝の念を籠め、ネリリは魔力を籠めた黒い矢を『ヴァーシャイン』に射込む。
「ぐふっ…信念で確率は変えられない…はずですが、結果として当てられてしまえば、どうしようもないですね…」
呻きながら『ヴァーシャイン』は、反撃のパラドクス「クローズドダイスボム」を発動。余裕がないのか、投げられた爆弾ダイスはすべて最初から目を閉じており、高速飛翔で避けようとするネリリの周囲でいきなり爆発する。
「わー! インチキー!」
「…そういう確率もある…ということです」
さほど大きいダメージを受けたわけではないが、爆発にあおられて離脱するネリリに、『ヴァーシャイン』は苦笑交じりの声を投げる。
そしてシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)が、入れ替わるように飛来する。
「確率がどうであれ、勝負に絶対はないっ!! …とはいうものの、あなたの負けはキマりかなぁ?」
「奇跡の大逆転、確率がないとは言いませんが…そんなものの発動を許す貴方がたではなさそうですね」
まあ、奇跡の大逆転があるとしたら、ベクター様なり他のジェネラル級アークデーモンの方々なりが、不意に介入して来た時だけでしょうから、と、『ヴァーシャイン』は声には出さず、しかしシルには感じられる思考で告げる。
「…そうね。さっさと事象を確定させるわ」
表情を引き締めて告げると、シルはパラドクス「六芒星精霊収束砲(ヘキサドライブ・エレメンタル・ブラスト)」を発動させる。
「闇夜を照らす炎よ、命育む水よ、悠久を舞う風よ、母なる大地よ、暁と宵を告げる光と闇よ…。六芒星に集いて全てを撃ち抜きし力となれっ!」
さぁ、わたしの全力を…全部持っていけーーっ!! と、シルは『ヴァーシャイン』に手加減抜きの極大魔法を叩きつける。瞬間、『ヴァーシャイン』の手元から無数の目を閉じたダイスが飛び、シルの周囲で爆発するが、さほど大きなダメージにはならない。
そして、極大魔法攻撃が発する膨大な光の奔流が薄れた時、『ヴァーシャイン』の存在は完全に消滅していた。
「…ふぅ、これでひとまずは安心かな?」
これで、まんまと逃げられた確率とかってないよね、と、シルはあまり安心しきれていない表情で呟く。
しかし、その時、アヴァタール級が倒れた証となる強い排斥力が働き、一同はパラドクストレインへと飛ばされた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【飛翔】がLV8になった!
【熱波の支配者】がLV3になった!
【断末魔動画】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV3が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!
【ロストエナジー】がLV3になった!