リプレイ
支倉・珠
◆共闘アドリブOK
■戦闘前
急いで襲撃者の前に立ち、盾を構えましょう。
力無き民を虐げる暴威、破壊を止める為に、この盾は在るのです
■戦闘
「地形を利用」して、侵攻しやすい地形に【トラップ生成】、トリモチやらベアトラップを敷設し行動を封じ、罠の存在で敵の前進に圧力を掛けます
私自身は守り易い地形を陣取り、挑発には挑発で返します。口喧嘩大将。
「この赤盾を恐れる弱兵は逃げるがいい。先の戦で尻尾巻いて逃げたラスプーチンの仲間ならさぞ、逃げ足も速いでしょう」みたいな感じで。
敵の注意を此方に向け、味方と連携です
不用意に攻撃してきた敵に対しては、銃で射撃し、意識を銃に向けさせた後にシールドスマイトで頭蓋を砕きます
薬袋・透
罠だと判っていても、出てこなきゃいけないのがディアボロスの辛いとこよね
お望み通り来てあげたわよ、貴方達を殺しに、だけどね?
集落の人達に危険が及ばないよう結界術とオーラ操作の応用で防御結界術式のシールドを張っておくわ、ついでに【強運の加護】もかけておくわね
パラドクスにてケルベロスを召喚、殺気を纏った咆哮の衝撃波で気絶攻撃
そちらは血の猟犬、こちらは地獄の番犬。どちらが強いかは明白よね?
残りは氷雪使いの全力魔法を放ち血液を凍らせれば倒せるかしらね
アドリブ共闘歓迎
ディアナ・レーヴェ
アドリブ連携歓迎
見え透いた挑発だけど、乗ってあげる
…流石に今日は、だいぶ頭に来てるのよっ!
軍師と言い張る人間としてアレすぎるけど――堂々単身敵陣に突撃して、火砲で注意を引いては【悪路難渋の計】
万一住民を狙うなら庇ってでも止めるわ!
集落の破壊自体は「そんなことしてる余裕はない」と思わせる勢いで攻めるしかない…と頭では分かってるけど!
腹立つわね、こういう風に好き放題壊されたり燃やされたり!!
戦闘に支障をきたさない程度に、ついでみたいな【砲撃】で延焼を止めたり、【観察】して建物や物品が少ない方角へ敵を押し込んだりはやってみる
但し何より敵を早く潰して、集落の安全を取り戻すことが最優先よ!
●悲劇を招く者達
『吸血ロマノフ王朝』怪僧ラスプーチンの命を受けた、『『絶望卿』フェルゼン伯爵』は無駄な時間と思いながらも、部下である、『血影猟兵』達に集落を破壊させている。
フェルゼン伯爵自身は、集落にほど近い場所に仮の拠点を置き、座り心地の悪い椅子に座り、『血影猟兵』達が集落を破壊し尽くすのを待っていた。
今回の襲撃は、散発的なものであり、どのディヴィジョンの者であろうと予見は出来ない。
だからこそ、ラスプーチンの命には従うが、ディアボロスがこの場に現れることなど無いと思っている。
しかし、フェルゼン伯爵の拠点に1体の血影猟兵が現れると、伯爵にこう告げた。
「……フェルゼン伯爵。……ディアボロスが現れまし……た」
それだけを告げ、その血影猟兵は、倒れ伏し動かなくなった。
「本当にディアボロスが現れたというのか……」
『『絶望卿』フェルゼン伯爵』は、驚きを表情に出さず、血影猟兵達が破壊し尽くした筈の集落へと歩を進めた。
●悲劇を防ぐ者達
時間は、ほんの少しだけ巻き戻る。
集落を襲った『血影猟兵』達は、村を破壊し、火を着け、畑を荒し少しの実りすら消し炭にしていた。
ディアボロスは来ない……フェルゼン伯爵の命令通り、そろそろ集落の人間に痛みを与えてもいい頃合い……そう思っていた。
その時、集落に若い女の声が響いた。
「名も無き者共よ、怨念の残滓よ。僕が代弁者となろう、仮初の姿を与えよう。汝が敵は目の前にあり。顕現せよ、ケルベロス!!」
女の声が終わると、獄炎をを纏った三つ首の番犬『ケルベロス』が血影猟兵達の前に現れ、その炎を獰猛に操り、血影猟兵達を焦がし、引き裂いていく。
身を焼かれながらも、生き残った血影猟兵が『逆説連鎖戦」の理のまま、自身の血から無数の黒き猟犬を生みだし、ケルベロスを放った者にその牙を向けさせるが、牙は悉く『レッドライン』……小竜と妖精の力を借り受け強化されたシールドに阻まれた。
「罠だと判っていても、出てこなきゃいけないのが、ディアボロスの辛いとこよね。お望み通り来てあげたわよ、貴方達を殺しに、だけどね?」
そう言葉を放ったのは、『ケルベロス』をが血影猟兵達に放った、薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)だった。
「力無き民を虐げる暴威、破壊を止める為に、この盾は在るのです……私の盾がある限り、この集落をこれ以上、傷付けさせません!」
赤き盾を手に支倉・珠(赤盾・g04907)も強く血影猟兵達に宣言する。
「見え透いた挑発だけど、乗ってあげる。……流石に今日は、だいぶ頭に来てるのよっ!」
軍服を身に纏った、ディアナ・レーヴェ(銀弾全弾雨霰・g05579)の言葉の直後、血影猟兵達が立つ地面が爆ぜた。
「私達を怒らせた……それが、あなた達の失策よ!」
ディアナが集落に仕掛けた、雷管や爆薬が誘爆を起こし、血影猟兵達はその爆発に次々と呑まれていく。
辛うじて命を拾った血影猟兵が闇の魔力で満ちた血の剣でディアナの首を刎ねようとするが、予測していたディアナは直ぐに砲撃でその血影猟兵の動きを止める。
「あなた達が、既に住民を狙っていたのなら庇ってでも止めるつもりだったけど、そんな暇は与えない……私のトラップで全部吹き飛ばしてあげる」
(「こんな風に好き放題壊されたり燃やされたり!! 赦せない!! なら、何より敵を早く潰して、集落の安全を取り戻すことが最優先よ!」)
その想いで、ディアナは血影猟兵を数体引き寄せ、自身の爆発にこれ以上集落を巻き込まない為、戦場を駆けていく。
珠もまた、地形とトラップを利用し、血影猟兵達に圧力を掛ける動きを徹底していた。
「この赤盾を恐れる弱兵は、逃げるがいい。先の戦で尻尾巻いて逃げた『ラスプーチン』の仲間なら、さぞ……逃げ足も速いでしょう?」
血影猟兵は、ヴァンパイアノーブルに仕える狩人……挑発で怒りを見せたりはしない。
だが、ディアボロスを誘き寄せた今……ディアボロスがフェルゼン伯爵の命令を聞く程度には弱らせなければならない。
その動きすら、予想していた珠は血影猟兵に銃を向け、発砲するとパラドクスを発動させる。
『ホールド……っ!アンドスマイトッ!』
言葉と共に召喚された妖精が、血影猟兵を掴み、動きが鈍くなったところで球は、手にした赤盾を血影猟兵に叩きつけた。
集落の人達の危険が少しでも減るように、その想いでエフェクトと自身に可能な限りの結界を張っていた、透も再び戦闘参加していた。
何体もケルベロスを召喚し、殺気を纏った咆哮の衝撃波で血影猟兵を圧倒していく。
「そちらは、血の猟犬。こちらは地獄の番犬……どちらが強いかは明白よね?」
透が血影猟兵達に言葉を投げた時、凍てつくオーラを放ちながら彼が現れた
………『『絶望卿』フェルゼン伯爵』その目に怒りは無く、ただ冷たい彩をしていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】LV2が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
相原・相真
一つの集落ごとき、ですか
クロノヴェーダにしてみれば確かにそのくらいのものでしょう
けど、そこに生きている人たちはいる
それを踏みにじろうっていうなら、俺たちが相手になります!
村に到着したら一般人を襲おうとしている敵から優先して攻撃
一般人が巻き込まれないようにパラドクスによる防壁を展開しながら、
射撃戦でトループスを攻撃していきます
敵の攻撃は防壁で防いだり[残像・フェイント]で[攪乱]しながら回避
喰らったとしてもひるんではいられません
俺の後ろには、助けるべき人たちがいるんですから!
愚か、物好き。そう見えるでしょうね
けど縁がつながったなら、助けられるなら俺は助けたい
それが俺の戦いです!
「こんな実りの無い集落如きに、本当にディアボロスが現れるとはな……」
『『絶望卿』フェルゼン伯爵』が静かに呟く。
「一つの集落如き、ですか……」
声色低く言ったのは、相原・相真(人間のガジェッティア・g01549)だ。
「クロノヴェーダからすれば、確かにその程度のものなのでしょう。……けど、そこに生きている人達は居る。それを踏み躙ると言うのなら、俺達が相手になります!」
相真の宣戦布告にもフェルゼンはつまらなそうに、片手を上げる……それが合図だった。
フェルゼン伯爵の登場で動きを止めていた、血影猟兵達が再びディアボロス達に攻撃を仕掛ける。
「接続、起動。守人此在……!」
すかさず、相真は自身のパラドクスで防壁を展開する。
『複合兵装:セレクトトリガー』を手に血影猟兵達に弾丸を撃ち出す、相真。
決定打にならなくても隙を作る為、自身に注意を惹く為に引き金を引き続ける。
敵が血の猟犬を放って来ても構わない。
壁を越え自身を傷付けようと、相真の意志は揺るがない。
「俺達の後ろには、助けるべき人達が居るんですから!」
「愚かだな……」
轟音響く戦場で、フェルゼンの声だけが何故か耳に入った。
「愚か……。貴方にはそう見えるでしょうね。けれど、縁が繋がったなら……助けられるなら! 俺は、助けたい! それが俺の戦いです!!」
相真は、強く言葉を吐くと、防壁をスパイクシールドとし、血影猟兵に叩きつけた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【セルフクラフト】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
フルルズン・イスルーン
なるほど、ボクたちは断片の王に仕えてると。
で、ディアボロスははぐれクロノヴェーダ扱い?
あっちが持ってる間尺で判断するとそうなるんだねぇ。
貴重な情報提供ご苦労なんだよ。
イート・ゴーレムくん。挨拶の時間だ。勿論ヴァイキング式のね。
棍棒外交って知ってる? そう、棍棒で殴り合うだね。
素材はそこらに壊れた物があるから、まずは手当たり次第にゴーレムくんに取り込んで、完成。
用意できたら早速そこいらの無作法ものをドンドン殴っていこう!
外交に来たんだろう? そっちが呼んだんだろう?
うんうん、遠慮はいらないのだ。たんと話し合おうじゃないか!
んー、後でゴーレムくんに食べさせたの建材にしたいねぇ。
(「なるほど、ボクたちは断片の王に仕えていると。で、ディアボロスは、はぐれクロノヴェーダ扱い? あっちが持ってる間尺で判断するとそうなるんだねぇ。貴重な情報提供、ご苦労なんだよ」)
戦場にあって、時先案内人が説明していたこととパラドクストレインで自身が考えていたことを、統合して結論付けていたのは、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)だった。
「"食べて 結合し 完成" イート・ゴーレムくん。挨拶の時間だ。勿論ヴァイキング式のね」
フルルズンは、様々な無生物の素材やパーツを組み上げ、巨大なゴーレムを創造する。
そして、フルルズンは、自身をターゲットにする血影猟兵に聞かせるように言葉を紡ぐ。
「棍棒外交って、知ってる? そう、棍棒で殴り合う外交だね。ゴーレムくん、早速だが、そこいらの無作法ものをドンドン殴っていこう!」
戦場を暴れるゴーレムが血影猟兵をぶん殴れば、その分だけ血の猟犬が牙を研ぎ澄ます。
だが、フルルズンは表情を変えず言葉を続ける。
「外交に来たんだろう? そっちが呼んだんだろう? うんうん、遠慮はいらないのだ。たんと話し合おうじゃないか!」
拳で語り合いに来た訳ではないが、フルルズンは交渉として、ディアボロスの力量をヴァンパイアノーブルに見せつける。
(「んー、クロノヴェーダが捕食できるか分からないけど、ゴーレムくんに食べさせて建て材にしたいねぇ」)
割と物騒なことを考えるフルルズンもまた、戦闘に集中していくのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【修復加速】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
坂登・悠日理
一体何言ってくるんだろうなぁ…ラスプーチン
ろくでもない事なのは確かだろうけど
考えが知れる機会があるのはいい事だな
それに集落の人たちは放っておけないしな
行くぞレオ
槍を投擲し自分に意識を引き付けてから
レオを飛び込ませて不意打ちで攪乱
周囲を観察して地形の利用し
俺は木々や障害物に隠れたりして
一体ずつ倒したいな
一気に来られると面倒だし
でも気付かれちゃったらもうあんまり意味がないし
逆に挑発とかして出来るだけ集落に被害が出ないような場所におびき寄せて
戦お
お望み通り来てやったぜ
一気に来たら一気に来たで槍で薙ぎ払い
犬は吹き飛ばして同士討ち狙いだな
ある程度敵を攪乱させたら纏めて水計
ちょっとは片付いたかな
(「一体、何、言ってくるんだろうなぁ……ラスプーチン」)
血影猟兵達をいなしながら、思考するのは、坂登・悠日理(叡智の眼・g04140)だ。
(「ろくでもない事なのは、確かだろうけど……考えが知れる機会があるのは、いい事だな」)
ラスプーチンは、ディアボロスと接触する為に、ディアボロスが、どのディヴィジョンからの刺客なのかを知る為に今回の暴虐に至ったと言う。
ならば、この先、ラスプーチンが自分の理を取って、ディアボロスとの会談を望むことも僅かながらに考えられる。
だが、その前に……。
「集落の人達を放っておけないしな。行くぞレオ!」
メーラーデーモンの『レオ』に言葉をかけると、悠日理も攻勢を強めていく。
レオが電磁槍を投げ、血影猟兵の意識を十分に自分達に向けさせ、攪乱を行う中、悠日理は気配を消し、血影猟兵の背後を取る。
(「一気に来られると面倒だしな」)
悠日理は、パラドクスを発動させ、膨大な流水を出現させると、血影猟兵達に莫大な奔流でダメージを与える。
攪乱とパラドクスの併用……自身も無傷では済まないが、充分な有効打になる。
血影猟兵達と戦闘を開始して数十分、いや数分かも知れない。
「これで、大体、片付いたかな」
悠日理が辺りを見回すと、戦場に二本の足で立っていたのは、ディアボロス達と『『絶望卿』フェルゼン伯爵』だけとなっていた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【水源】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
●フェルゼン伯爵
「ディアボロスは、トループス級よりは強いようだな……」
『『絶望卿』フェルゼン伯爵』が静かに呟いた。
「無駄足かと思ったが、その力はラスプーチン様が目に留める程では、あるということか……。私が手を下せば、すぐ終わるだろうが、このままラスプーチン様に状況を報告に戻っても問題なかろう。それとも、貴様達はどこのディヴィジョン勢力の配下か、事実を私に嘘偽りなく教えるかね? それならば、此処は撤退しても構わぬ……このような集落の襲撃に意味など無いからな……」
撤退させラスプーチンに今回の件を報告させるか、撃破して復讐を完遂させるか……フェルゼン伯爵との駆け引きはディアボロス達の返答次第……。
白石・明日香
どうもどうも初めまして、ディアボロスで~す!
で、早速だけど要件って何かな?ワタシ達これでも忙しいから、この集落も救わないといけないし。ヴィルヘルム2世を倒してからこっち手に入れたドイツも安定させないといけないしでね?(どう解釈するかは相手に任せる)
あ、そうそう帰るのならラスプーチンに伝えなさい。なんか交渉とやらをしたいみたいだけどあなた自身が出向いてこないとお話にならないとね?
さてワタシからはこれでおしまい。後は頑張って生きて帰りなさい。ワタシは追いかけないけど他の人達がそうとは限らないしね!
ワタシ達は断片の王ディアボロス、ワタシ達は自身の意志にのみ従うのだから
アルラトゥ・クリム
※アドリブ&絡み連携OK
随分舐めた真似してくれたねぇ。まあ貴方だけの責じゃ無いけどさ…
飛翔で敵の頭上を取り、ブレードガンを剣形態に変形させつつ
とりあえずは話しかけるに留める
「正直、私もやる気満々だからさ…
貴方が身を以て、ディアボロスの力を知りたいってんなら。
喜んで相手するんだけど…どうする?」
敵或いは自分を除く複数の味方がやる気なら、④に改めて参加
そのまま敵が撤退可能なら、その背に向け
「そんじゃ、ついでに伝書鳩になって貰おうか。
そっちの親分さんに、改めて伝言だよ。
こっちの事を知りたいんなら、自身が顔を出しなってね。
それと…そっちが談席を用意するってんなら、こっちが乗る目もあるかも知れないよ」
ノイン・クリーガー
[人物]
基本的に私語はせず、淡々と作戦を遂行する兵士(連携、絡みなどは歓迎)
隠密行動、偵察などが得意な忍者タイプ。
[対話]
話ねぇ…。
それにしてはやり方が荒すぎる。
どこまで信用していいのやら。
どうせロクでもない話なんだろうな。
・「どうせ下らない話なんだろうが聞くだけ聞いてやる」
話は聞くけど質問等には答えない。
・「どこでやるんだその話し合いとやらは。
ラスプーチン本人は来るんだろうな?」
相手側に有利な場所じゃなきゃいいんだがな…
薬袋・透
(会話中こっそり魔女の囁きを発動させておく、判断力を低下させ彼の持つ情報を引き出すのが目的)
交渉の場に置いて嘘は御法度。互いに腹を割って話し合いましょう(ただし本当のことも言わないしこちらから開示する情報も最低限。答える際も敢えて勘違いを誘うように。嘘は言ってないわよ、嘘は)
ラスプーチンとやらの話に応じるかは持ち帰って検討するわ。僕達も貴方と同じ使者のようなものだからね。ここまで言えば判るでしょ?
……で、ここまでしておいて……無傷で帰れるとでも思った?
アドリブ絡み歓迎
坂登・悠日理
俺は
削れる時に戦力は削りたい
けども
みんながメッセンジャーにしたいんだったらそこは任せる
情報は欲しいしな
その辺の流れは見極めるぜ
あんたの上司は
あんたが簡単に負けると思う相手を勧誘しようとする程
人材不足な訳?
ああドイツでの負けが響いてるんだ?
挑発して反応観察
上手い事情報引き出すぜ
あんたにどれだけの情報が出せるかは分かんないけど
俺たちもただで旗幟を変える訳には行かないな
実際はクロノヴェーダでもないしそんな気全くないけど
迷ってる演技で信憑性を高めるぜ
例えば
ラスプーチンの上
あんたたちの王が誰かも分かんないのに
膝を屈せると思うか?
ドイツ皇帝倒して
他の勢力退けて
ドイツ獲ったんだぜ?
あんたらの断片の王は誰だ?
●ヴァンパイアノーブルとディアボロスの対話
「随分、舐めた真似してくれたねぇ。まあ貴方だけの責じゃ無いけどさ……」
言いつつ飛翔し、『『絶望卿』フェルゼン伯爵』の上方を取ったのは、アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)だ。
『ワイズブレードガン』を剣の形にし、何時でも攻撃を仕掛けらるようにしている。
「正直、私もやる気満々だからさ……。貴方が身を以て、ディアボロスの力を知りたいってんなら。喜んで相手するんだけど……どうする?」
「そう急くな、小娘。育ちの悪さが露呈するぞ」
「……ッ!」
アルラトゥの言葉に表情を変えず、フェルゼンは言う。
(「……話ねぇ。それにしては、やり方が荒すぎる。どこまで信用していいのやら」)
マスクで表情を隠し、そう思考するのは、ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)である。
(「どうせ、ロクでもない話なんだろうがな」)
思いつつも秘匿されている情報が今、手に入るのであれば、『吸血ロマノフ王朝』の攻略の足掛かりになる可能性もある。
だから、声音を変えずノインは訊く。
「どうせ、下らない話なんだろうが聞くだけ聞いてやる」
「ほう、対話する知性と判断力があるのは驚きだ」
フェルゼンの言葉に怒りの表情を見せるディアボロスも居るが、ノインの心には漣程度の動揺が生まれることもない。
「交渉の場に於いて、嘘は御法度。互いに腹を割って話し合いましょう」
少しだけ笑みを浮かべ、フェルゼンとの対話に積極性を見せるのは、赤髪のドラゴニアン、薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)。
(「嘘は言わないよ、嘘は。……事実を全て教える約束でもないし、僕達からの情報が歪曲してラスプーチンの元に届いて。更にラスプーチンが誤解してくれてもいいわけだし)
透は、魅了のパラドクスをフェルゼンに試すことも考えていたが、『逆説連鎖戦』の性質上、交渉中にパラドクスを発動すれば、フェルゼンはそれを間違いなく感知し、反撃して来るだろう……それは、交渉の余地なしとして、この時間全てが無駄になってしまう為、諦めるしかなかった。
「俺は、削れる時に戦力は削りたい」
坂登・悠日理(叡智の眼・g04140)が素直な心情を言葉にする。
「けど、みんながフェルゼンをメッセンジャーにしたいんだったら、そこは任せる」
「ディアボロスとは、短慮だな。私と戦って勝てると思っている……哀れとしか言いようがない。貴様等の生殺与奪権は、私にあるというのに」
フェルゼンの言葉に苛立ちを覚える悠日理だが、動き出しそうな衝動を抑え、仲間達に言う。
「……情報は欲しいしな」
(「相手の挑発に感嘆に乗ったら駄目だ。今は、話の流れを見極めるの大事だな」)
「それじゃ、ワタシの出番ね」
言ってずずいと前に出たのは、白石・明日香(体亡き者・g02194)だった。
「どうも、どうも~! 初めまして、ディアボロスで~す!」
硬い空気を壊すように、明日香は声を大にしてフェルゼンへと近づく。
「で、早速だけど要件って何かな? ワタシ達これでも忙しいから、この集落も救わないといけないし。ヴィルヘルム2世を倒してからこっち、手に入れたドイツも安定させないといけないしでね?」
「ヴィルヘルム2世……機械化ドイツ帝国での戦いで死んだ、『断片の王』か……」
ドイツを安定させる……その意味をフェルゼンが正確に理解出来たかは分からない。
それでも、明日香は言葉を続ける。
「あ、そうそう帰るのなら、ラスプーチンに伝えなさい。何か交渉とやらをしたいみたいだけど、あなた自身が出向いて来ないとお話にならないとね? ワタシ達は『断片の王』ディアボロス、ワタシ達は自身の意志にのみ、従うのだから!」
「……自分達が断片の王だと? 嘘を吐くにしても、もう少しまともなものは無かったのか」
一笑に伏して、明日香の言葉を否定するフェルゼン……だが、彼をラスプーチンの元に戻せば、その妄言すらも報告する可能性がある。
「さて、ワタシからは、これでおしまい。後は頑張って、生きて帰りなさい。ワタシは。追いかけないけど、他の人達がそうとは限らないしね!」
「忠告痛み入るが、そちらの心配はしていないのでな」
フェルゼンはあくまで優雅に明日香の言葉を躱す。
「どこでやるんだ? その話し合いとやらは。ラスプーチン本人は来るんだろうな?」
「私は、話し合いの場とやら、そのものに意味がないと思っているが……ラスプーチン様の胸中は分からぬ。そもそも、ディアボロス如きが同じ卓に着くことが出来ると思っていることこそ、傲慢だと思うがな」
ノインの言葉を受け、答えるフェルゼンの瞳に蔑みの色が見えるのは分かったが、敢えてそれを無視しノインは考える。
(「ラスプーチンが表に出て来るかも分からない状況か。……交渉を提案される可能性が僅かにある程度と行った所か……『吸血ロマノフ王朝』に有利な交渉じゃなきゃいいんだがな……」)
まだ、実現する可能性の方が低い……ラスプーチンの意図も共有されていないのだろうとノインは結論付け、静かに気配を消す。
「それなら、俺も聞かせてもらおうか」
悠日理がフェルゼンに向かって、ラスプーチンひいては吸血ロマノフ王朝の動きについての疑問を口にし始める。
「あんたの上司は。あんたが、簡単に負けると思う相手を勧誘しようとする程、人材不足な訳?」
フェルゼンの冷たい表情は変わらないが悠日理は続ける。
「ああ、ドイツでの負けが響いてるんだ?」
「……確かに、ラスプーチン様の配下が倒されたことは聞いている。だから、何だね? 優れた種が最後に生き残る……それだけが確定されていることだ。つまり、私達ヴァンパイアノーブルがな」
強者の余裕としか言えない、フェルゼンの態度……挑発での情報収集は薄いと悠日理も判断する。
「あんたに、どれだけの情報が出せるかは、分かんないけど。俺達もただで旗幟を変える訳には行かない」
「ほう……」
相手はクロノヴェーダ、ディアボロスが立場を変えることなど無いのだが、敢えて悠日理はその可能性がある体で話を進める。
「ラスプーチンの上……あんた達の『断片の王』が誰かも分かんないのに膝を屈せると思うか? ドイツ皇帝を倒して、他の勢力退けて、ドイツ獲ったんだぜ? 俺達の力が欲しければ、教えな。あんたらの『断片の王』は誰だ?」
悠日理の言葉にフェルゼンが馬鹿にするように笑う。
「貴様達が勝てたのは、所詮、運。貴様達がどのディヴィジョンに属していようと、それ以上の力を、私達は持っている。脅威にもならん。ラスプーチン様の命令でここに来たが、私はお前達の力に興味は無い。だからこそ、貴様達の問いに答える必要もない」
フェルゼンは吸血ロマノフ王朝の力に自身があるのではない、確信としてその言葉を発しているのだと、悠日理も理解する。
「そう、これじゃ、話は平行線だね。そんじゃ、ついでに伝書鳩になって貰おうか。そっちの親分さんに、改めて伝言だよ。こっちの事を知りたいんなら、自身が顔を出しなってね。それと……そっちが談席を用意するってんなら、こっちが乗る目もあるかも知れないよ」
「ふむ、懸命だな。貴様達との対話、得るものがあったとは思えぬが、ラスプーチン様なら、このような取るに足らない『嘘』が含まれた言葉からでも、何かしらの情報を得てくださることだろう」
上方でフェルゼンの動きを警戒していたアルラトゥの言葉で、フェルゼンが破壊し尽くされた集落を去ろうとした時だった。
「ラスプーチンとやらの話に応じるかは、持ち帰って検討するわ。僕達も貴方と同じ使者のようなものだからね。ここまで言えば判るでしょ?」
透の言葉に、あくまで優雅にフェルゼンは、顔を向ける。
「……で、ここまでしておいて……無傷で帰れるとでも思った?」
荒れ果てた集落を視界に入れながら、透が鋭利な刃物のような言葉をフェルゼンに向ける。
「俺の用向きは終わった。この集落にも、もう用は無い。貴様達を倒せとも言われていない……。私の前を塞がぬのなら、このまま私は、ラスプーチン様の元に帰り、貴様達の言葉をそのまま伝えよう。……邪魔するというなら、相手くらいはしてやるが……私と戦えば、貴様達の言がラスプーチン様に伝わるのが僅かに遅くなるがそれでも構わない……そう取らせてもらう」
『『絶望卿』フェルゼン伯爵』は呪いのパラドクスを身に纏いながら、ディアボロス達を威圧する。
ディアボロスの前には撤退しようとするフェルゼン、周囲には荒れ果てた集落と隠れているであろう人々……どちらを優先するべきか。
そして、フェルゼンを撃破すれば、この場でフェルゼンに伝えた言葉がラスプーチンに届くことは無い。
戦うか……撤退を見逃すか…………ディアボロス達は、今、この瞬間に『選択』を迫られていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【友達催眠】LV2が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
ノイン・クリーガー
[見逃す]
「あのな、部下を全滅させておいて何をイキがってるんだお前は?
俺達だってこれ以上お前の戯れ言に付き合ってやるほど暇じゃないんだぞ。帰れ帰れ」
俺は忙しいんだ。畑仕事が。
[行動]
このままで全滅は免れん。
奴が帰ったら【土壌改良】を発動させ、荒された畑の再建に着手する。
土を耕し、元に戻し、作物を植える。
…いずれ平和になったら農業と狩猟でもやって暮らすのも良いかもしれんな。
アルラトゥ・クリム
へいへい。その根拠レスの上から目線が、アダにならないと良いねー。
まあ今の所は、私達の伝言を持って帰ってくれたら良いよ。
もう嫌み貴族は帰るに任せ
麻の大袋に詰めてトレインに載せてきた数十キロのジャガイモを
(万一ジャガイモが普及してない時代や土地なら小麦粉)
支援物資として集落に提供した後
連中に壊された建物や倉庫を建物復元で修復
人数が必要そうなら、手の空いた人に手伝って貰う
万一ある程度の割り切りが必要な時は、大きめの家屋を一定数修復して
村人全員が建物に入れる様になったら、村の備蓄倉庫を修復
倉庫を修復したら家財みたいに、種籾や種芋とか備蓄食料等が
一緒に復元されたら万々歳なんだけど…
アドリブ&絡み連携OK
フルルズン・イスルーン
クロノヴェーダは建材に向いてないね。
だって残んないし!
畑の肥料にもならないやつらさ。
そんなことより食料と燃料なのだ!
食いつなぎだ! ハーベスト・ゴーレム!
やることは大量にあるのだ。
まずは畑を再生するために【植物活性】ゴーレムよ任せた!
すぐに収穫できればいいけど、喫緊の分に足りないなら新宿島から食料も持ってきたり、【トラップ生成】で狩りに行くなりして賄うしかないのだ!
次に薪!
壊されたのもこの際燃料としてかき集めるのだ。
そして早業と発明と【修復加速】で村人用の木こり斧用意。【活性治癒】に【友達催眠】を駆使して、
「やぁキミ!(村人)良い体してるね、木こらない?」
人員確保ー! ゆくぞー!
支倉・珠
アドリブ、共闘OK
■交渉とか
この集落に用が無いのであれば、こちらも用はありません。
ですが、再度このような事で破壊をもたらすなら次は……。
■再建
まだ夜は肌寒い時期でしょうし、「拠点構築」で建物の補修をしましょう。
工具は自身のツールキットで【建物復元】で手早く。ミニドラゴンの紅さんには上空で哨戒したり、屋根の破損を確認して貰いましょう。資材を担いで、【浮遊】で屋根に飛び移って補修です。
あとは修繕が終わったら味方の撤収までは住民や子供たちが集落から出ないよう一緒に待機し、集落の警備や護衛を行います。
静かに、無為な破壊を行った絶望卿やラスプーチンへの怒りを心の内に沈めつつ。
●ディアボロス達の選択
「あのな、部下を全滅させておいて、何をイキがってるんだお前は?」
時間さえも凍てつくような『『絶望卿』フェルゼン伯爵』とディアボロスの一時の静寂……そこで口火を開いたのは、ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)だった。
その言葉にフェルゼンは片方の眉だけを動かす。
「俺達だって、これ以上お前の戯れ言に付き合ってやる程、暇じゃないんだ。帰れ帰れ」
アヴァタール級ヴァンパイアノーブルと対峙しているのだ、ノインとて緊張を解いた訳ではない。
それでも、ノインは眼前のフェルゼンに、もう話すことなど無いと意志を示す。
「俺達は忙しいんだ。お前等が、増やしてくれた畑仕事がな」
「この集落にもう用が無いのであれば、こちらもあなたに用はありません」
ノインの言葉に支倉・珠(赤盾・g04907)も言葉を繋いだ。
「ですが、再度このような事件を起こし、破壊をもたらすのなら次は……」
『次』という言葉を用いて、珠は『今』は戦わないでおくことをフェルゼンに伝える。
クロノヴェーダを撃破することがディアボロスとしての使命とも言えるが、『今』はそれ以上に優先すべき、この場の集落の再建があるのだとディアボロス達は判断した。
そして、フェルゼンと戦わずラスプーチンの元へと帰還させることで、自分達の言葉や今回の状況……そして、自分達に交渉する意志があることもラスプーチンに伝わる筈だと考えた。
戦闘をせず無傷でアヴァタール級を撤退させたという『事実』が残れば、ラスプーチンの次の手が変わり得ることも十分に考えられる。
「……邪魔をせぬならそれでいい。私は帰還させてもらおう」
フェルゼンも些末な用向きが終わったとばかりに踵を返し、ディアボロス達に背を向ける。
そのフェルゼンの背中に、アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)が言葉を投げる。
「へいへい。その根拠レスの上から目線が、アダにならないと良いねー」
挑発とも取れるアルラトゥの言葉にも興味を示さず、フェルゼンは荒れ果てた集落の土を踏み歩いていく。
「……まあ、今の所は、私達の伝言をラスプーチンの元に持って帰ってくれたら良いよ」
フェルゼンは、その言葉に一瞬だけ凍てつく視線を向けると宙を飛翔しディアボロス達の視界から去って行った。
ディアボロス達と無残に荒らされた集落を残して。
●北欧の小さな集落の為に出来ること
「このままでは、この集落の全滅は免れん。奴はラスプーチンの元に帰った。直ぐに集落の再建に着手するとしよう」
ノインの言葉を合図にディアボロス達は、それぞれ集落に散らばっていく。
珠はまず、ヴァンパイアノーブルの襲撃に際し、隠れて命を奪われる難は逃れた人々に脅威が去ったことを伝える。
「皆さん、もう大丈夫ですよ。ですが、家屋も随分破壊されましたね……」
只でさえ、普通の生活が困難な『吸血ロマノフ王朝』の地で、住居が破壊されたままでは到底生きていくことは難しい。
「この地の夜は厳しいでしょうし、私達の力で建物を補修しましょう。大丈夫だとは思いますが、紅さんは上空で哨戒しながら、住居の破損個所も教えていただけますか?」
珠が ミニドラゴンの『紅』に訊けば、紅は元気な鳴き声を上げ、翼をはためかせ集落の上空へと飛ぶ。
「『建物復元』の効果内なら、効率よく修復出来る筈ですから手早く皆さんの住居を元に戻しましょう」
言うと珠は、資材を担いで壊れた住居の屋根へと飛び移り修復を始めていく。
「クロノヴェーダは、建材に向いてないね。だって、残んないし!」
紫の髪を風に揺らし言うのは、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)だ。
「畑の肥料にもならないやつらさ。壊すだけ壊して迷惑なやつらだねえ。まあ、そんなことより、食料と燃料なのだ!!」
強く叫ぶと、フルルズンはパラドクスを発動する。
「食いつなぎだ! "与えたもう 金色の 恵み" ハーベスト・ゴーレム!」
フルルズンの呼びかけで創り出されたのは、美しき黄金の髪の如き光を讃えた女性型のゴーレムだ。
「やることは、大量にあるのだ。まずは、畑を再生させないとねぇ。植物が芽吹く土地にするよ!」
フルルズンは、豊穣の恵みを与えるゴーレムの力で集落の土地が少しでも肥沃な土壌になることを願う。
「すぐに収穫とはいかないけれど、新宿島から持ち込んだ食料でしのぐことは出来るかなぁ。狩りに行く面子も居るだろうし、ついでに薪も用意しないとね!」
フルルズンが周りを見渡せば、廃材や金物の類……良い感じで材料になりそうな物が転がっている。
それらを使って、器用に斧を幾本か作ると、それを手に集落の若者達に話しかける。
「やぁキミ達! 良い体してるね、木こらない?」
斧を何本も担いだ少女というのも奇妙だが、ディアボロスはディヴィジョンの人々に違和感を与えにくいという特性がある為、まあOKである。
若者達に斧を手渡すと、フルルズンは更に元気に声を上げる。
「人員確保ー! ゆくぞー!」
ディアボロス達は直ぐにパラドクストレインで新宿島に帰ることになる。
ディアボロス達が去っても、集落の人々が自分達の力で衣食住を保てるように、フルルズンは若者達と森へと入って行った。
それを遠目に見ていたのは、畑仕事に精を出していたノインだ。
荒れた土を耕し、次の収穫の為に作物を植える。
ディアボロス達が与えた土壌に干渉する力は、ディアボロス達が帰っても消えることは無い。
だからこそ、ノインは黙々と大地を耕していく。
「……いずれ平和になったら、農業と狩猟でもやって暮らすのも良いかもしれんな」
改竄された過去の中で、失われた多くの大地を奪還した後の『ふつうの幸福な未来』がノインの口から言葉として零れた。
集落の真ん中で、保存の効く食材や当面の食料を人々に配るのは、アルラトゥだ。
(「パラドクストレインに乗せられるだけの食料を持って来たから、少しの間なら大丈夫だよね。本当は、もっと持って来たかったけど、無理だったんだよね」)
パラドクスやエフェクト次第では、もう少しなら増やせたかもしれないが、それでも限界はあり、これからの生活は集落の人々が安定させていく必要があるのだと、アルラトゥ自身も分かっている。
当面の食料の分配を集落の女性達に伝え、アルラトゥは家屋の修復を続ける珠と合流し、食材を備蓄する為の倉庫の修復を行っていく。
「家財の修復は、効率よく出来るけど、駄目になった食べ物は元に戻らない。……なら、少しでもこの集落の人達が楽に生活できるように助けてあげるだけだよね、私達は……」
この集落がヴァンパイアノーブルに襲われる理由は本来は無かった筈なのだ。
ディアボロスを誘きだす……その目的の為にフェルゼン達を送り込んだラスプーチンを赦せない……その想いを珠もまた抱いていた。
珠の耳に紅の鳴き声が聞こえる。
新宿島へと帰還するパラドクストレインが集落の側まで来たのだ。
出来得る限りの再建をし、ディアボロス達は集落を後にする。
集落が完全に復興することを願う者、ラスプーチンへの怒りに燃える者、これからのラスプーチンの策を考える者、ディアボロス達それぞれの思いを乗せて、パラドクストレインは新宿島へと帰還するのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【土壌改良】LV1が発生!
【建物復元】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【ガードアップ】がLV4になった!