リプレイ
奴崎・娑婆蔵
●SPD
・集落地形について予め【情報収集】、敵集団の破壊活動の移動経路にアタリを付ける
・いずれ連中が差し掛かると思われる箇所の適当な建材等の影に、息を潜め忍ぶ(呼吸法)
・敵が近くに至った瞬間、遮蔽を【一刀両断】ざまに得物の『トンカラ刀』をブッ刺しに行く!
ンン?
今、どこぞからヤツザキがどうのこうのと聞こえやしたかねえ……?
あっしが呼ばれやしたかァ?
・刺突次第、剣を引き抜きざまに八つ裂きにせん(貫通撃+両断)
・腱や急所を抉る剣で、一撃一殺と行かず相手を仕留め漏らそうとも、逃げや更なる破壊活動に及ぶ力を削ぐ狙い
・ホラーの怪人じみた攻勢で敵方を恐慌させ、破壊や挑発を継続する意図を挫く狙い(精神攻撃)
ラウム・マルファス
カラス型ドローンに早業で爆薬を搭載
人を襲っている敵を優先して、突撃して跳ね飛ばしてから自爆攻撃するヨ
住民を巻き込まないよう細心の注意を払ウ
その後、ドローンに乗って目立つように声をかけよウ
「ヤッホー、復讐者のラウムだヨ。ボクに用カナ?」
人が逃げるまで囮にならないとネ
嘘は苦手だから適当にお話しつつ時間稼ぐヨ
「集落への攻撃はキミたちの都合でショ、ディアボロスのせいにしないでよネ。っていうか、何で自分の国の集落攻撃してディアボロスが出てくると思ったのサ。呼び出してどうしたいノ?」
敵の動きを観察して、避難の阻害になってる敵を優先して倒すヨ
相手が集落への攻撃をやめて話し合いに移るなら、ボクも攻撃をやめよウ
レイラ・イグラーナ
仮にも為政者が自国の民を狩り立てるなど、なんてことを……!
吸血貴族達が人民のことを考えていないことは知っていましたが、ここまでとは……急ぎ救援へ向かいましょう!
【完全視界】でヴァンパイアノーブル達が放った火の中でも視界を確保。
襲われている人やトループス級を探します。
トループス級を見つけたら忍び寄り、「銀の針」で【暗夜の一撃】。急所を一突きにします。
一撃で止めをさせなかった場合はそのまま距離を詰めて戦闘、刀身を伸ばすことによるリーチの伸長を活かさせないように。
この集落の方々を害する権利はあなたがたにはありません。
それを行うというのであれば、それを可能にする秩序ごと、私たちが破壊します。
フルルズン・イスルーン
うーんこの感じ。ディヴィジョンの端っこだから『使っても良い』という考えが見える。
宥めすかし、脅しが効くのか見られてる感じでやだねぇ。
とりあえず、喧嘩を売られた! だから買った!
野蛮なる氷の友よ、その刻まれたルーンの名のままに応えよ!
アイス・ゴーレム、フォージandキャスト!
冷気放射で延焼を止めつつゴーレムくんと共に進軍。
呼んでるトループスに向かってズシズシと進んでゆくのだ!
さあ、そのお仕事で仕方なくやってるみたいな顔……いや顔わかんないや。
とにかくだるそーな奴にゴーレムパンチ!
悲しいかな、こうなると君達も集落の人と大して変わらないのだろう。
だが殲滅する! お話とやらはそれからさ!
テクトラム・ギベリオ
我々を誘き寄せるために行う蛮行…なるほど確かに効果的だな。
だが作戦としては最悪のものだ。そちらがその気であるなら、いいだろうのってやる。
敵付近の瓦礫を【建物復元】で復元し、隙や死角を作りながら行動する。
一瞬でも目眩しや、足場を崩す事ができればそれで良い。
後ほど復興を行うため、今は少し使わせてもらうぞ。
『砂使い』で砂を固め盾にしつつ飛翔する血の斬撃の威力を弱める。
砂だけでは防げんだろうが、とにかくこれ以上住人に被害を出さず素早く広範囲を一網打尽にしたい。
先程から随分特殊な血を使う様だが、一滴も残さず砂で封じてやろう。
そのまま敵を囲い閉じ込め『蹂躙』だ。砂に還れ。
アドリブ連携歓迎
薬袋・透
挨拶代わりに不意打ち、死角から地形を利用したダッシュで近づき、冰魔晶刃を薙ぎ払い首を両断し暗殺
自分が狩る側だと思ってる奴って隙だらけよね
パラドクスで貫通撃
下手に抜いたら大変なことになるわよ、こんな風にね?(魚を手元に戻し別個体に再度パラドクス攻撃)
トドメは氷雪使いの全力魔法で血液ごと凍らせ薙刀で強打し破壊
ラスプーチンの配下だって聞いてたのにこの程度?アハ♥️狩りがいが無くてつまんないわ、と殺気を纏いながら挑発する演技
このくらいやっておけば、少なくとも警戒されてあいつらの気はひけるんじゃないかしら?
アドリブ絡み歓迎
●人々を襲う奴には容赦しない
準備を整え急ぎ集落へとやってきたディアボロス達。それでも既に、いくつもの建物が崩れ去り、倉庫や畑など到る所から火の手が上がっていた。
「我々を誘き寄せるために行う蛮行……なるほど確かに効果的だな。だが作戦としては最悪のものだ。そちらがその気であるなら、いいだろうのってやる」
「うーんこの感じ。宥めすかし、脅しが効くのか見られてる感じでやだねぇ。とりあえず、喧嘩を売られた! ならば買ってやるよ!」
「仮にも為政者が自国の民を狩り立てるなど、なんてことを……! 吸血貴族達が人民のことを考えていないことは知っていましたが、ここまでとは……急ぎ救援へ向かいましょう!」
集落の惨状を目の当たりにし、テクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)の三人は怒りを顕わにして言葉を漏らした。
集落の中からは時折、悲鳴や子供の泣く声が聞こえてくる。つまり人々はまだ無事という事だ。ディアボロス達は人々を助けるべく急いで集落の中へと入っていった。
辺りの瓦礫を【建物復元】で復元し、その陰に隠れて進んでいく。テクトラムとレイラ。
「後ほど復興を行うため、今は少し使わせてもらう」
修復をしても直に周囲の炎によって、燃え落ちてしまう事に申し訳なく感じるテクトラム。
そのまま建物に隠れながら進んでいく。復元を任せ、レイラは炎から上がる黒煙で視界の悪い状況に対応するべく【完全視界】を発動した。
進んでいくと広場に数名の血影猟兵の姿が見て取れた。
こちらへと気付いた血影猟兵が血の斬撃を放つ。テクトラムは咄嗟に砂を巻き上げ斬撃にぶつけた。血の斬撃は砂にぶつかり勢いが弱まるも完全に消えることは無く、テクトラムの腕を掠めていった。
「先程から随分特殊な血を使う様だが、一滴も残さず砂で封じてやろう」
テクトラムが手を振り上げると、血影猟兵の足元の砂が一気にせり上がった。砂はそのまま血影猟兵を飲み込み閉じ込める。
「砂に還れ」
テクトラムが拳を握りしめた瞬間、砂が一回り縮む。その後砂がサラサラと崩れ去ると、血影猟兵の姿は何処にもなかった。
その間にレイラは再び建物の陰へと隠れ、血影猟兵の背後へと忍び寄ると首元を『銀の針』で突き刺した。
反撃に繰り出された斬撃を躱し、間合いを開けられない様に距離を詰めて戦う。
「この集落の方々を害する権利はあなたがたにはありません。それを行うというのであれば、それを可能にする秩序ごと、私たちが破壊します」
銀の針を握りしめ身を屈めると、針を血影猟兵の顎下から脳に向かって突き刺す。すると血影猟兵の両手がだらりと下がる。そしてそのまま膝から崩れ落ち倒れると動かなくなった。
「ナイスダーツ! ……なんてね?」
薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)は不意打ちでダーツの形状をした魚型の魔物を呼び出し突進させる。
「自分が狩る側だと思ってる奴って隙だらけよね」
背中に刺さる魚を見つめ透は馬鹿にするように笑った。
「下手に抜いたら大変なことになるわよ、こんな風にね?」
魚を手元に戻すと、背中から血が吹き出し、血影猟兵が倒れる。血影猟兵達が動揺する中、透は次の標的に向かって魚を飛ばした。
「ラスプーチンの配下だって聞いてたのにこの程度? アハッ。狩りがいが無くてつまんないわ」
倒れる血影猟兵を見下ろした後、周りの血影猟兵に向かって殺気を纏いながら挑発する。
「このくらいやっておけば、少なくとも警戒されて、気はひけるんじゃないかしら?」
透の演技に血影猟兵達は危険と判断したのか、距離を取りながら透を取り囲んでいった。
奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)は慎重に集落の地形を調べ、敵の移動経路を予測する。そしてその進路上へと先回りして到着を待った。
十分に近づいてきたところに、飛び出すと手にした『トンカラ刀』で一突きにした。
「ンン? 今、どこぞからヤツザキがどうのこうのと聞こえやしたかねえ……? あっしが呼ばれやしたかァ?」
血影猟兵が倒れる中、遠くから聞こえた気がした『ヤツザキ』という単語に反応する娑婆蔵。しかし今は目の前の敵に集中する事にする。
「ところで、戦いに身を置くモンが堅気の連中に手ぇ出すとは……どういうつもりでございましょう」
血影猟兵達の所業に静かに怒り、睨みつける娑婆蔵。
「つまるところ……てめぇら覚悟はできてるんやろな!?」
目の前の血影猟兵を突き刺し、引き抜き様に八つ裂きにする。
「二度とそんな気起きねぇ様にしてやるから、覚悟せぇや」
娑婆蔵の狂気にあてられ、血影猟兵達の間に恐怖が伝播し始めるのだった。
「うわああああ!」
集落の住人に向かって血影猟兵が刀を振り上げる。今まさに刀が振り下ろされようとしていた瞬間。血影猟兵に向かってカラス型ドローンが突撃する。カラス型ドローンは血影猟兵を上空にはね飛ばすとそのまま自爆して血影猟兵を吹き飛ばした。
そこへ【フライトドローン】に乗ってラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)が姿を現した。
「ヤッホー、復讐者のラウムだヨ。ボクに用カナ?」
目立つ登場に血影猟兵の視線が集まっていく。その間に逃げる様にと手で合図を出すと、その意図を汲んだ住人達はこの場から逃げて行く。
「集落への攻撃はキミたちの都合でショ、ディアボロスのせいにしないでよネ。っていうか、何で自分の国の集落攻撃してディアボロスが出てくると思ったのサ。呼び出してどうしたいノ?」
「そんなのは知らん。我らはエンプーサ様の指示に従ったまでの事」
「うーン。キミたちじゃ話にならないネ。とにかく、人を襲う奴は倒させて貰うヨ」
目の前の敵から有益な情報は得られないと感じたラウムは、カラス型ドローンに薬品を搭載する。
「換装完了。さァ、行っておいデ」
薬品を搭載したカラス型ドローンが襲い掛かり、次々と爆発が巻き起こった。
「野蛮なる氷の友よ、その刻まれたルーンの名のままに応えよ! アイス・ゴーレム、フォージandキャスト!」
フルルズンは目の前に氷雪のゴーレムを物質化させる。
「ゴーレムくん、進軍開始だよ」
フルルズンの指示を受け、地響きを起こしながらゴーレムは集落を進む。
ゴーレムは進みながら周囲に冷気をばら撒き、燻る火を消していった。
「見つけた! ゴーレムパンチ! いっけー!」
敵を見つけ指示を飛ばせばゴーレムが腕を振るう。ゴーレムのパンチを受けて次々と吹き飛んでいく血影猟兵達。これには堪らず血影猟兵達も距離を取ろうと後退する。
「集落の人達みたいに、追いかけまわされる気分はどう? ボク達に用があったみたいだけど、お前達は殲滅する! お話とやらはそれからさ!」
フルルズンはゴーレムと共に血影猟兵達を集落中追い回し、次々と倒していった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【完全視界】LV2が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
【建物復元】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
白石・明日香
どうもどうも初めまして、ディアボロスで~す!
で、早速だけど要件って何かな?ワタシ達これでも忙しいからこの集落も救わないといけないし。ヴィルヘルム2世を倒してからこっち手に入れたドイツも安定させないといけないしでね?(どう解釈するかは相手に任せる)
あ、そうそう帰るのならラスプーチンに伝えなさい。なんか交渉とやらをしたいみたいだけどあなた自身が出向いてこないとお話にならないとね?
さてワタシからはこれでおしまい。後は頑張って生きて帰りなさい。ワタシは追いかけないけど他の人達がそうとは限らないしね!
ワタシ達は断片の王ディアボロス、ワタシ達は自身の意志にのみ従うのだから
ほらさっさと伝言伝えに還りなさい!
ノイン・クリーガー
[人物]
基本的に私語はせず、淡々と作戦を遂行する兵士(連携、絡みなどは歓迎)
隠密行動、偵察などが得意な忍者タイプ。
[対話]
なんで交渉などできると思った…
わからん。
ラスプーチンとやらは何を考えてるんだ。
とりあえず聞いてみないことにははじまらんか。
「何やら話があるそうだな。
聞くだけ聞こうか。
ただし、言葉に気をつけんと生きて帰れなくなるぞ」
「その提案を受け入れれば我々に何かメリットでもあるのか?」
相手からの質問等には一切答えない。
「お前はそんなことを気にしなくていいんだ。
さっさと要件だけ話せ」
ラウム・マルファス
これで本気で交渉するつもりなら、ラスプーチンって戦闘はともかく、交渉は下手なんじゃないカナ……ボクもそんな上手いわけじゃないけどサ。
とはいえ要件は聞くヨ。嘘は苦手だカラ、答えを求められても「みんなと相談して教えるかどうか決めるヨ」って言うヨ。凄く個人的な事なら答えるけどネ。
支援とか共闘は、それで何をするつもりなのかを聞こウ。人間に害が及ぶかどうかは慎重に見極めないとネ。
相手を観察して、嘘やごまかしが無いかも気を付けるヨ。
「それとさ、交渉で呼ぶなら人に攻撃するんじゃなくて、手紙か伝言にしてヨ。ケーニヒスベルクとかなら、買出しに来てるディアボロスいるからサ。ボクもたまにウォッカ買いに来るシ」
レイラ・イグラーナ
こちらには話したいことも話をする義理もございませんが、使者ということであれば要件は伺いましょう。
「私たちは」話も聞かず相手を殺害する蛮族ではありませんので。
こちらからも何かを聞くことは可能ですが、所詮は末端。かつての戦争や追撃で手勢を失ったというラスプーチンがこちらを侮っているとも思えませんし……捨て駒でしょうね。
真意を聞かされているとも思えませんし、要件を聞いた後はこちらから聞くことはございません。
こちらからラスプーチンへの言伝もございません……まさか、と思いますが。
この場から生きて帰れるとお思いですか?
●戦いの間のお茶会
集落の長の家。そこにアヴァタール級『蟷螂卿』エンプーサは居た。
「どうもどうも初めまして、ディアボロスで~す!」
白石・明日香(体亡き者・g02194)は叫びながら家の中へと突入した。
中ではエンプーサが席について優雅にお茶を楽しんでいた。
「あら、随分と大勢でいらしたこと……」
エンプーサはディアボロス達の姿を確認し、くすりと笑った。
「で、早速だけど要件って何かな? ワタシ達これでも忙しいから。この集落も救わないといけないし」
「そう焦らずに、まずはお茶でもいかが?」
明日香が皮肉を込めて言い放つと、エンプーサは気にした様子も見せずにそう提案したのだった。
「受けた方がいいのかしら?」
突然のお茶会のお誘いに困惑するディアボロス四人は、顔を見合わせて相談を始める。
「これで本気で交渉するつもりなら、ラスプーチンって戦闘はともかく、交渉は下手なんじゃないカナ……ボクもそんな上手いわけじゃないけどサ」
「こんなことをしておいて、なんで交渉などできると思った……わからん。ラスプーチンとやらは何を考えてるんだ」
集落を破壊しておいて、お茶会だなんてとラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)とノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)が呆れる。
「所詮は末端。かつての戦争や追撃で手勢を失ったというラスプーチンがこちらを侮っているとも思えませんし……捨て駒でしょうね」
この態度は目の前のアヴァタール級の単独だろうとレイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は推測する。
「となると、お茶会に参加するってことね」
「要件は聞くヨ。何をするつもりなのか気になるシ」
「そうだな。とりあえず聞いてみないことにははじまらんか」
このまま目の前の状況だけ見て事を運ぶのも危険だ。今は相手に合わせて話を聞いた方がいい。
話し合いの結果、エンプーサの誘いに乗ることにした。
「こちらには話したいことも話をする義理もございませんが、使者ということであれば要件は伺いましょう。『私たちは』話も聞かず相手を殺害する蛮族ではありませんので」
レイラの嫌味にエンプーサの眉がピクリと動く。それでもすぐに何事もなかったように話を続けた。
「そう。ではお茶を用意しましょう」
「いいえ。お茶なら私が用意させていただきます。毒でも入れられては堪りませんので」
「あら、そんなことするわけないじゃない」
レイラは人数分のカップを用意するとお茶の用意を始めた。
「ディアボロスにもメイドなんて居るのね」
手際よくお茶の用意をするレイラを見てエンプーサは感心していた。
お茶の用意が終わり、席へと着いたディアボロス達とエンプーサはお茶を一口。
「あら、なかなかね」
「それはどうも」
暫しお茶を楽しんでいると、エンプーサが口を開く。
「下僕たちはみんなやられたみたいね。私の下僕が弱すぎると嘆くべきか、あなた達が強いと称賛するべきか……どちらかしらね?」
「そこは、あんな呼び出し方をしたあなた達が悪いわね」
「こうした方が確実でしょう? 現にこうしてやって来てくれたじゃない?」
明日香が文句を言うと、エンプーサは悪びれる様子もなく微笑んだ。
「何やら話があるそうだな。聞くだけ聞こうか。ただし、言葉に気をつけんと生きて帰れなくなるぞ」
その様子にノインは語気を強め言い放つ。
「せっかちね……まあいいわ。ラスプーチン様が貴方達ディアボロスに大変興味を持たれてね。是非とも話し合いの場を設けたいそうよ」
「話し合いっテ、どんな内容かナ?」
「そこまでは私も聞かされていないわ。私は貴方達へ伝言を伝えるよう命じられただけだもの」
「では、その提案を受け入れれば我々に何かメリットでもあるのか?」
「さぁ? そこはラスプーチン様と貴方達との交渉次第ではないかしら? 見返りの一つもなしに交渉とは呼べないでしょう?」
ラスプーチンの狙いについてあれこれと聞いてみるが、エンプーサからは有益な情報を得ることは出来なかった。
「さて、ラスプーチン様の要望は確かに伝えたわ」
エンプーサはそう言うと席を立つ。
「あ、そうそう帰るのならラスプーチンに伝えなさい。なんか交渉とやらをしたいみたいだけどあなた自身が出向いてこないとお話にならないとね?」
「それとさ、交渉で呼ぶなら人に攻撃するんじゃなくて、手紙か伝言にしてヨ」
去ろうとするエンプーサを呼び止めると、明日香とラウムはラスプーチンへの伝言を頼んだ。
「さてワタシからはこれでおしまい。後は頑張って生きて帰りなさい。ワタシは追いかけないけど他の人達がそうとは限らないしね! ほらさっさと伝言伝えに帰りなさい!」
「私からラスプーチンへの言伝はございません……まさか、と思いますが。この場から生きて帰れるとお思いですか?」
明日香がさっさと帰れと言うが、レイラはみすみすこのまま帰らせるつもりはないようだった。
「意見が割れたようだね。さて、どうするのがいいか……」
皆の様子を眺めノインは考えを巡らせる。
使者を帰すか、ここで始末するか。メリットデメリットを考えどっちにするか、相談する必要がありそうだ。
「へぇ……血の気の多いのも居るみたいね。なら、貴方達が本当にラスプーチン様と交渉するに値するか、帰る前にその実力、少しだけ試させてもらうわ」
エンプーサは家の外に出ると、身の丈程もある大鎌を構えニヤリと笑った。さっきまでの穏やかな雰囲気とは一変、その笑みからは狂気が滲み出ていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【完全視界】がLV3になった!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
ラウム・マルファス
うわァ、やる気だネ。まぁ元気有り余らせて、帰りに寄り道されても困るかナ。といって伝言は伝えて欲しいシ、死なせないようにお相手しよウ。油断はしないし、味方が殺すつもりでも無理な妨害はしないヨ。
早業で薬品による煙幕を張るヨ。完全視界で見通し、イバラの冠を飛ばして撹乱。相手の反応を観察して、パラドクスで深い切り傷を作るヨ。観察していれば変化も早く気付けるから対応はしやすいサ。
ただし相手が死にそうなら最低限の止血と回復をしよウ。
「集落の人たちを傷つけたキミを、ホントは許したくないんだヨ。伝言、絶対に忘れないでネ。呼び出し以外でもこれ以上集落を傷付けるようなら……次は、ないヨ?」
殺気で脅しておこウ。
白石・明日香
あ~、腕試し?いいけどどうなっても知らないよ?
残留効果2はすべて使用。
【未来予測】しながら残像で攪乱しながらダッシュで接近。精神集中して未来予測で観た敵の攻撃の軌道を見切って躱し一気に相手の懐に入り込む。大鎌は長柄武器だから取り回しには難がある。
再度振るう前に早業呪詛、捨て身の一撃で相手の武器を解体してあげる!
どう?こちらはその気になれば貴方を倒せる。けど今回は使者だから見逃して上げる、ワタシはね?
さぁ、さっさと帰りなさいそしてラスプーチンに伝えなさい。用件があるのなら自分から来いと!
逃げる敵は追わない。彼女が生き残るか否かを決めるのは彼女自身の選択だし・・・
レイラ・イグラーナ
ラスプーチンへ言伝をお願いされた方々へは申し訳ありませんが……集落をここまで破壊した貴方を、私は生かして帰すつもりはございません。どうぞお覚悟を。
敵の魅了は心の内に燃やす怒りで打ち消します。
その容姿も、その言葉も、この国に住まう人民を傷つけ、血を流させようとしたことを許す理由にはなりません。
「銀の針」の刺突および『投擲』で攻撃をしつつ、敵が逃げる方向を『看破』、そちらの方へ視認困難な「銀の糸」を仕掛けます。
仕掛け終わったならこちらの狙いがバレないよう攻撃をしながら立ち位置を調整、仕掛けた糸の方へ敵が逃げるように仕向け、掛かったら【手製奉仕・断】で断ち切ります。
恨むのならご自分を恨むことですね。
奴崎・娑婆蔵
●POW
成る程、話を諸々進める前に試してくれようってなァ仕儀でござんすか
よござんす
あっしなんぞは、まさしくそれ、血の気の多いのが売りの身空ではありやすが――結構
此度はその作法に合わせようじゃァありやせんか
・エンプーサの前に堂々立ち、妖刀『トンカラ刀』を抜刀
・平素は死角からの急襲や騙し討ちも辞さぬが、今は小細工抜きにて臨む
・【殺人領域「二尺六寸」】発動
・剣の間合いのみを圏内として、敵の大鎌による攻めを――相手の両断/呪詛/呼吸法を上回りながら――片端から受ける、捌く、流す、いなす
・敵の身が領域内へ進入した時のみガチで刃傷を刻みに行く
寄らば斬る
手前、姓は奴崎名は娑婆蔵――
人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』
ノイン・クリーガー
[心境]
交渉内容が不明な上にこちらにメリットがあるかもわからんだと?
「わかった。死ね」
[行動]
【未来予測】を使い、【臨機応変】に対応する。
・大鎌を振り回す攻撃は軌道を読んで避ける。
・トンチキな仕草で魅了してくるようだが俺の好みじゃない。
・恐らく変身した動物により攻撃方法が異なるな。
ロバは蹴り、牛は角、犬は噛みつきに注意して対応する。
・戦闘のドサクサでこちらから注意がそれたら発煙弾で煙幕を張り、煙に紛れて【完全視界】を使用。
【託されし願い】で村人の映像を囮に使い、【モブオーラ】を纏い【忍び足】で接近し、カランビットの【不意打ち】で喉を裂き【暗殺】する。
テクトラム・ギベリオ
蛮行を罰するか、生かして返し次へつなげるか…難しい場面だ。
だがどう転んでも私たちには解決できる力があるはず。
まずは住民を苦しめた罪をしっかり身に刻め。『勇気』で敵の魅了を払い除け鞭で攻撃を行う。
再び【建物復元】で隙を作るがそちらはブラフ、【フライトドローン】に乗り上空から強襲する。
もし敵が撤退しラスプーチンに伝言を伝えるというのであれば見逃そう。
もちろんそれも口約束に過ぎないが…。
送った使いが戻ってきた、と言う事実だけでも十分なはずだ。
選択権も猶予も与えた。あとは敵の出方次第。
この場で命を散らしたいのであればそれもいいだろう。容赦はせん。
アドリブ連携歓迎
薬袋・透
力試しの流れ?ふふ、そういうの凄く大好きよ。
冰魔晶刃での薙ぎ払いによる両断と突き(貫通攻撃)を組み合わせ攻撃
尻尾と薙刀を支えにパラドクスで不意打ち
相手の攻撃は【未来予測】し冰魔晶刃で受け防御
結界を纏わせてより強固にし受け切る
高速詠唱し火炎使いの全力魔法と氷雪使いの全力魔法をぶつける、狙いは温度差による水蒸気爆発。生きているならそのままラスプーチンのところに帰って僕達の事を伝えてくれたらいいわ、これで死ぬなら所詮はそれまでの奴、ってことね
アドリブ絡み歓迎
●ディアボロスの力
不敵な笑みを浮かべ、ディアボロス達を待つアヴァタール級『蟷螂卿』エンプーサ。
ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)は家から出つつ、先程までの会話を思い返していた。
「交渉内容が不明な上にこちらにメリットがあるかもわからんだと? 更には俺達を試すとは随分舐められたものだね」
「あら、ラスプーチン様だって交渉と言うからには、何かしら有益な物を提示すると思いますわ」
ただ、それ自体ラスプーチンの価値観であって、ディアボロス側に有益かどうかは分からないが……。結局は聞いてみない事には分からない。
「蛮行を罰するか、生かして帰し次へつなげるか……難しい場面だ」
さてどうしたものかと、テクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)は考え込む。
「だがどう転んでも私たちには解決できる力があるはず。まずは住民を苦しめた罪をしっかり身に刻め」
答えは出ていないが、一先ずは戦いに集中する。
「力試しの流れ? ふふ、そういうの凄く大好きよ」
「あ~、腕試し? いいけどどうなっても知らないよ?」
「うわァ、やる気だネ。まぁ元気有り余らせて、帰りに寄り道されても困るかナ。といって伝言は伝えて欲しいシ、死なせないようにお相手しよウ」
意気揚々と薙刀『【冰魔晶刃】スティーリア』を手に薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)が前へと出る。
その言葉後悔するよと、白石・明日香(体亡き者・g02194)。
ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)はこの場で力を削いでおきたいと考えていた。
「成る程、話を諸々進める前に試してくれようってなァ仕儀でござんすか。よござんす。あっしなんぞは、まさしくそれ、血の気の多いのが売りの身空ではありやすが――結構。此度はその作法に合わせようじゃァありやせんか」
エンプーサの前に堂々立ち、妖刀『トンカラ刀』を抜刀する奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)。
こうして対峙してみると、実際に血の気の多い者が集まっている気がする。
「ラスプーチンへ言伝をお願いされた方々へは申し訳ありませんが……集落をここまで破壊した貴方を、私は生かして帰すつもりはございません。どうぞお覚悟を」
レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は只々エンプーサを睨みつける。
「すごい殺気だこと。けど、そう簡単にやられてはあげないわ」
そう言ってエンプーサはくすくすと笑った。
「手前、姓は奴崎名は娑婆蔵――人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』。平素は死角からの急襲や騙し討ちも辞さぬが、今は小細工抜きにて臨ませて貰いましょう」
娑婆蔵が名乗りをあげ、今、戦いが始まろうとしていた。
明日香の血の刃とエンプーサの血の滴る大鎌とが音を立ててぶつかり合う。
数度打ち合い、一度距離を取る。
「もっと血を……」
明日香は自らの体に武器を突き立てると、突き刺した鈍い音と共に口から血を吐いた。ズルズルと武器を引き抜けば、先程よりも一回り大きな血の刃が手に握られていた。
そして一気に間合いを詰めようと走り出す。そこへエンプーサが大鎌を薙ぎ払う。しかしそれを明日香は体を曲げ低姿勢になって躱すとそのままエンプーサの懐へ。
「ワタシは戦うよ。己が盟約に誓って!」
明日香は叫び、血の刃を振り抜いた。
エンプーサの斬撃を娑婆蔵は二度三度とトンカラ刀を使って捌き、いなしていく。
そして、エンプーサの身が領域内へと侵入した瞬間、娑婆蔵が一歩踏み込む。
「八ツ裂きにしてやりまさァ」
トンカラ刀を一閃。娑婆蔵の放った一撃がエンプーサを捉える。
「くっ!?」
そこへ透が飛び込むと冰魔晶刃を手に薙ぎ払いと突きを組み合わせた連続攻撃で追い込んでいく。
そして尻尾と薙刀を支えにして両足を浮かせた。
「ぶち抜く!! 竜翼翔破改:貫竜(ドラコ・ピアッサー)!!!」
肉体強化魔法を下半身に集中。両足による強烈な蹴りをエンプーサにお見舞いした。
「次は私の番だ」
テクトラムがエンプーサの目の前の壁を【建物復元】で直す。突如現れた壁を咄嗟に避けるエンプーサ。しかしこれは攻撃ではなくただの囮。
避ける方向を予測してテクトラムが【フライトドローン】に乗って上空から接近する。
「処罰する」
体勢を崩していたエンプーサの元に、鞭による強烈な一撃が、頭上から飛来する。これにはエンプーサも反応しきれずに、直撃を受け地面へと転がった。
その隙をついてラウムが手早く薬品を巻いていく。更にノインも発煙弾のピンを抜きエンプーサの足元へと放った。
二人の行動によって辺りに煙幕が立ち込める。
勿論ディアボロス達は【完全視界】によって煙幕など物ともしない。
ラウムが魔力でできた黒い光輪――イバラの冠を飛ばす。エンプーサは空気の流れを頼りにその攻撃を何とか躱していく。その間もラウムはエンプーサの反応を観察し続ける。そして隙が出来た瞬間、パラドクスを発動させた。
「動かないでネ。『目』元が狂っちゃうからサ」
ラウムのパラドクスによって、脚に深い切り傷を作られたエンプーサの動きが止まる。
「……」
その次の瞬間、ノインが音もなくエンプーサの背後に迫った。
三日月状に湾曲したナイフーーファイティングカランビットをエンプーサの首元に当て一気に引いた。
「がっ……」
喉が裂け、鮮血が飛び散る。
堪らずに煙幕から出るエンプーサ。そこに待っていたのはレイラの張り巡らせた銀の糸だった。
「刎ねる薄羽、剄る霞。閨房の荒絹が朱殷を手繰る」
レイラが銀の糸を引くと、絡まった糸がエンプーサを切り裂く。
「きゃあああああ!!」
叫びを上げるエンプーサ。全身からは血がぽたりぽたりと滴っていた。
「やってくれるわね……」
「恨むのならご自分を恨むことですね」
「まさか、これほどなんて……ラスプーチン様が気にする訳ですわ……」
息を切らしながらエンプーサはディアボロス達に背を向けた。
「私はそろそろ失礼させていただきますわ」
「集落の人たちを傷つけたキミを、ホントは許したくないんだヨ。伝言、絶対に忘れないでネ。呼び出し以外でもこれ以上集落を傷付けるようなら……次は、ないヨ?」
ちょっとまってとラウムは呼び止めると、伝言を伝える様に今一度告げると、殺気を込めて警告も加えた。
「どう? こちらはその気になれば貴方を倒せる。けど今回は使者だから見逃して上げる、ワタシはね? さぁ、さっさと帰りなさいそしてラスプーチンに伝えなさい。用件があるのなら自分から来いと!」
「帰るの? ならそのままラスプーチンのところに帰って僕達の事を伝えてくれたらいいわ」
「撤退するというのであれば見逃そう」
明日香、透、テクトラムの順に帰るならさっさと帰れと言わんばかりに言い放つ。
「それはどうも……伝言は確かに伝えましょう。では、ごきげんよう」
その態度にエンプーサは一度唇を噛みしめるとその場から立ち去った。
「伝言を伝えるというのも、口約束に過ぎないが……。送った使いが戻ってきた、と言う事実だけでも十分なはずだ」
エンプーサを見送りながら、伝言がちゃんと届けられればいいがと、テクトラムは呟いた。
「あとは敵の出方次第だな」
これ以上考えていても仕方がない。それよりも、集落の状況を何とかするべきと、ディアボロス達は次の作業へと取り掛かるのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【託されし願い】がLV2になった!
【狐変身】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV2が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV7になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
フルルズン・イスルーン
あ、終わった? もー、好き放題してから帰っちゃってー。
じゃ、ボクの出番だね。どれどれ畑の状態を教えてもらおうかね。
刈られど、燃やされど、黄金の原は穂を付ける。ハーベスト・ゴーレム!
さて、【植物活性】でまだ残ってる無事な田畑の植物の賦活だ!
ついで【アイテムポケット】と植物知識で寒さに強い植物を新宿島から輸入!
一応ボクの知識だと、大根とかカブ、菜っ葉物が寒さに強いはずだけど気候がねぇ。
現地で栽培してる植物はディヴィジョンにあった適応してそうだけど。
とりあえず効果で見つつ、栽培できるなら良し。ダメならそのまま食料庫に積み込もうなのだ。
きのこ……効果が通るかどうか実験だけはしとこう。
ラウム・マルファス
手分けするから、みんなに通信機を渡しておこウ
ドローンに乗って集落を見渡すヨ
ボクは畑の復旧担当
パラドクスで畑を耕して、栄養と水分を増やしておくヨ
土壌改良も使って食料確保をしやすくしておこウ
無事な植物は残して、焼けた植物は取り除ク
凍土でも凍りにくくできると良いナ
フルルズンに連絡してから次の畑ヘ行こウ
終わったら広場で、スマホ(アイテムポケット)から大きな鍋を出してスープを暖めル
集まってきた人の中で怪我人が居るなら薬品と活性治癒で治療するヨ
「災難だったネ」って声をかけながらスープを配るヨ
欲しい人にはウオッカもネ
彼らからすれば、ボクは仇敵を逃した存在ダ
不安も不満も非難も暴言も、黙って受け入れるヨ
テクトラム・ギベリオ
この結果が今後どう影響を与えるか⋯。いや、考えるのは一旦やめて復興に集中しなければ。
私は建物関係を。戦闘で利用してしまった為、きちんと直さねば。
【建物復元】で壊れてしまった建物と家財を破壊される前の状態に戻す。
家がいくつか足りなくても集まって住めばどうにか出来るだろうが、食料問題はそうは行かない。
特に食料を保管出来る倉庫は優先的に修復しよう。
仲間たちが畑に手を入れている様だし長期保管する場所は必須だ。
水や食料がきちんとあれば心にゆとりもできる。
私は暑い土地の出身だが…厳しい環境下で生きる人々に少し親近感が湧く。
今回は戦闘に巻き込んで申し訳なく思うが、どうか平穏に暮らしてほしい。
アドリブ連携歓迎
レイラ・イグラーナ
最後の一撃は殺すつもりで糸を引きましたが、生き延びたならそれが彼女の運命だったのでしょう。
後はラスプーチンがどう動くか、ですね。
気にはなりますが、まずはこの集落の復興を致しましょう。
集落で一番大きな建物を【建物復元】で修復し、集落の方には一時的にそちらに集まって頂き【寒冷適応】を使用、集落の方が凍えないようにいたします。
あまり離れては寒冷適応の範囲から集落が出てしまいますし、私はこの場で仕事をさせて頂きます。
集まった方の中にけが人がいれば【活性治癒】も合わせて治療を。応急処置程度なら私の知識でも可能です。
この集落を破壊した相手は、いずれ黒幕ごと討ち果たします。その時までしばしお待ちを。
ノイン・クリーガー
[心境]
こりゃあひどい有様だ。
「本当にあいつらだけは荒らすだけ荒らして片付けもせずに…」
[行動]
一体どこから手をつければいいんだ…?
とにかく人間は食わねば死ぬ。
畑は味方に任せて狩りに行って肉を確保しよう。
冬季迷彩服を着用し、狩りを行う。
まず周囲をよく【観察】して獲物の痕跡を探す。
痕跡を発見したら【モブオーラ】を纏い、獲物の姿がないか確かめながら慎重に【追跡】を行う。
獲物を発見したら【地形の利用】と【光学迷彩】で身を隠しながら【忍び足】で接近し、射程内に入ったらSSG-87で狙撃する。
獲物を仕留めたら村へ持って帰る。
●破壊された集落に救いを
「最後の一撃は殺すつもりで糸を引きましたが、仕留めそこないました。生き延びたならそれが彼女の運命だったのでしょう。後はラスプーチンがどう動くか、ですね」
エンプーサが去っていった方向を見つめ、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は悔しさを滲ませながら言葉を漏らした。
「ああ。この結果が今後どう影響を与えるか……。いや、考えるのは一旦やめて復興に集中しなければ」
「そうですね。気にはなりますが、まずはこの集落の復興を致しましょう」
隣に立っていたテクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)の言葉に、レイラも気持ちを切り替える。
「建物を戦闘で利用してしまった為、きちんと直さねばな」
辺りを見回す。火は消し止められたものの、建物の大半は崩れるか焼け落ちるかしていて、このままでは住人の住む場所すらない。
「家がいくつか足りなくても集まって住めばどうにか出来るだろうが、食料問題はそうは行かないだろう。特に食料を保管出来る倉庫は最優先だな」
家がない以上に問題なのが、食料を備蓄しておく倉庫だ。それが完全に燃えてしまった今、食べ物もなければ集めても保管して置ける場所がない状況だ。
「でしたら、私は家の方を担当致します。ギベリオ様は倉庫の方をお願いします」
「そうか? では、その分担で作業をするとしよう」
レイラは始めに大きめの家をいくつか【建物復元】を使い復元する。そして住人達にその家に集まってもらった。
全ての家が直るまでの休憩所兼拠点として。更に【寒冷適応】を使い快適に過ごせるようにする。
「怪我人がいらっしゃるなら、治療致しますので声をかけてくださいませ」
集まった住人達に怪我がないか確認しつつ、残りの家の復元を行っていった。
「食べ物や燃料の類は全滅か」
焼け落ちた倉庫の惨状を確認し、テクトラムはため息を吐いた。
「残念だがしかし、仲間たちが畑に手を入れている様だし長期保管する場所は必須だ。水や食料がきちんとあれば心にゆとりもできるだろう」
そう言うとテクトラムは倉庫一つ一つを【建物復元】を使い丁寧に復元していった。
「こりゃあひどい有様だ。本当にあいつらだけは荒らすだけ荒らして片付けもせずに……」
畑の様子を見に来たノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)はその様子に唖然とした。
数ある畑は踏み荒らされ、一つ残らず処分しようとしたのか、作物は燃やされていた。
「一体どこから手をつければいいんだ……? とにかく人間は食わねば死ぬ。畑の方は任せた。俺は狩りに行って肉を確保しよう」
畑の方を仲間に任せノインは一人、集落の外へと出ていった。
「よーし、ボクは畑の復旧を担当しよウ」
畑の前へとやってきたラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は早速畑を耕すところから始める。
「無事な植物は残して、焼けた植物は取り除ク……」
無事だった作物を回収し終わると、ラウムはパラドクスで一気に畑を耕し、【土壌改良】で植物が育ちやすい土壌へと変えていく。
「こんなものかナ。フルルズン。こっちの畑、耕し終わったヨ。あとよろしク」
後を任せ、ラウムは次の作業の為広場へと向かった。
「あ、終わった? もー、好き放題してから帰っちゃってー。じゃ、ボクの出番だね。どれどれ畑の状態を教えてもらおうかね」
集落を滅茶苦茶にした者達に文句を言いつつ、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)は耕し終わった畑の様子を窺った。
「刈られど、燃やされど、黄金の原は穂を付ける。ハーベスト・ゴーレム!」
フルルズンは手伝いの為に早速女性型のゴーレムを作り出した。
「さて、まだ残ってる無事な田畑の植物の賦活だ!」
ラウムがよけておいた作物を畑に植え直し【植物活性】を発動する。しばらくすると、萎れていた作物が元気になってきた。
「ついでに……」
フルルズンは【アイテムポケット】からいくつかの野菜の苗を取り出す。
「一応ボクの知識だと、大根とかカブ、菜っ葉物が寒さに強いはずだけど気候がねぇ。現地で栽培してる植物はディヴィジョンにあった適応してそうだけど」
持ち込んだ物が、ディアボロスの力なしで育ちきるかは分からない。しかし作物が少ないのも確かだ。フルルズンは元の作物とは分けて別の畑に持ってきた野菜の苗を植えていった。
「とりあえず効果で見つつ、栽培できるなら良し」
もし育たなくても仕方ない。育てばラッキーと考えることにした。
「キノコの方は……やっぱり植物じゃないからダメかぁ」
食料状況を何とかできないかと、成長の早いキノコ類に【植物活性】を試してみたが、結果は予想通りだった。
「ボク達が居なくなってもこのまま育ってくれるといいんだけど」
フルルズンはもう一度畑を見つめると、その場を後にした。
「これくらいでいいか」
冬季迷彩服を着こみ身を隠していたノインが立ち上がる。そして狙撃銃を肩へと掛ける。その銃の銃口からはまだ煙が立ち上がっている。
足跡をたどり仕留める事、数頭。一先ずこれくらいと倒したトナカイを抱える。
狩へと出てどれくらいたっただろうか。集落の復興を任せた分、少々気合を入れすぎた。
拠点へと戻ると、先に仕留めて血抜きの為に釣るしてあったトナカイ数頭と、ついでに集めた薪になりそうな木を回収し、集落へと戻った。
復興作業も粗方終了し、ラウムは大きな鍋を用意して食事の準備をしていた。
「今戻った」
「おかえリ。随分狩ったネ。そうだ、今食事を作ってて、お肉少し分けて貰っていいかナ?」
「構わないよ。残りは保存食に加工しよう」
ラウムは戻ってきたノインの抱えたトナカイの数に驚きつつ、その中の一頭を受け取ると調理を再開した。
全ての作業が終わり、住人達に食事が配られる。
元通りになった集落。そして、温かい食事に徐々に笑顔が戻ってくる。
「この集落を破壊した相手は、いずれ黒幕ごと討ち果たします」
「今回は戦闘に巻き込んで申し訳ない。これからはどうか平穏に暮らしてほしい」
そう告げ、ディアボロス達は集落を後にする。
去っていくディアボロス達を集落の住人達は「ありがとう」と笑顔で見送った。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【植物活性】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
【建物復元】がLV2になった!
【寒冷適応】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【ロストエナジー】がLV3になった!
【アヴォイド】LV1が発生!