竜域ダンジョン探索(中~下層探索)

 竜域ダンジョンの第二階層を突破したディアボロス達は、竜域ダンジョンの本格的な探索を開始しました。
 ディアボロスのラキ火山奪還の影響で、本国からの支援を失った竜域ダンジョンのドラゴンは、ダンジョンの階層を利用した防衛で時間を稼ごうとしているようです。
 時間さえ稼ぐ事が出来れば、ダンジョンが持つ固有の排斥力により、侵入者の排斥が行えると考えているのでしょう。

 攻略期限までに中~下層を踏破し、最深部であるダンジョンの支配者への道を切り開いてください。
 到達していれば、攻略期限の後に支配者への攻撃を行い、各ダンジョンの『奪還』に挑むことができます。

※ダンジョン情報

 中層以降の竜域ダンジョンは、ダンジョン毎に特性が大きく変わり、更に、階層の深さもダンジョン毎に異なるようです。深いダンジョンは階層を次々と「連続シナリオ」で探索していきます。
 ダンジョン毎の設定などは、関連シナリオのオープニングやリプレイで確認してください。

※竜域ダンジョン探索(中~下層探索)の成功条件

 探索の成功/失敗は、各ダンジョンごとに判定されます。
 最終階層への道を切り開く事が出来れば、そのダンジョンは『奪還』準備が整い、攻略期限終了後に『奪還』のための決戦を挑むシナリオが発表されます。
 攻略期限までに最終階層の攻略段階に到達できなかったダンジョンは、『奪還』シナリオが発表されません。
 また、竜域ダンジョン探索(中~下層探索)は、攻略旅団の方針により『期限延長』を行った場合でも、難易度が上昇する事はありません。

※期限延長
22/07/01 攻略旅団の『期限延長』により攻略期限が8/5朝に変更。
22/08/02 攻略旅団の『期限延長』により攻略期限が9/5朝に変更。

サトゥルニア温泉ダンジョン-第六層-☆(作者 凪未宇
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#幻想竜域キングアーサー  #竜域ダンジョン探索(中~下層探索)  #サトゥルニア温泉 


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 ダンジョンにも夜が訪れる。
 コロニーの光も消え、誰もが寝静まる時間。
 濃い硫黄のような臭いが充満している第六層を、ゴーグルと防毒マスクを装着した『突撃竜鱗兵』が見回りをしている。
「まったく、こんなとこに長くいたら俺らの鱗もダメになっちゃいますよ」
「違いない。上層が攻略されたっていうからな、用心しろとのことだ」
 そう言いながら、淵のようになっている熱泉の底を覗きこむ。
 ボコボコと沸き立つ熱泉の中央には、途中で切断されたような石柱が立っており、切断面に空いている無数の穴より真っ白な煙を噴出し続けていた。
「よし、問題なく動いているな。早く神殿に戻るぞ」
「あそこに戻れば、スライム共が空気を綺麗にしてくれますからね」
 そんな会話をかわしながら、竜鱗兵らは奥へと消えていった。

 現在、世界各地に出現している竜域ダンジョンでは、最下層に向けて探索と攻略が各地で行われている。
 ここサトゥルニア温泉ダンジョンも、その一つ。
「次に向かう第六層なのですが、ここに充満している湯気はどうやら毒性があるようなのです」
 蒼狐・珠萌(猫狐な天使・g03640)はスケッチブックを広げ、熱泉の淵を描く。数十メートルはありそうな、深い淵である。
「この淵の底の方に設置されてる石柱の装置が、毒煙の原因なのです」
 湯気に紛れた毒は目や口より取り込むと危険で、長時間皮膚に触れるのも良く無いようだ。
「装置を壊せば毒の噴出は止まるのですが、この淵は水位が変わるようなのです」
 日が昇るのに合わせ水位は増え、深夜に向けて水位が下がっていくらしい。
 蒸気が毒されているのは、恐らくこの装置が沈み、熱泉に毒が溶けだしているからだろう。
 現在、ラキ火山を最終人類史に奪還した事で、ドラゴンが竜域ダンジョンに転移してくる事ができなくなっているが、増援が送られるようになれば攻略は難しくなるだろう。
 その前に、全ての階層を制覇して欲しい。

 常に真っ白い毒性の蒸気が充満しており、対策を何もしないで突入するのは危険な状態である。
 強行突破することも可能だが、この階層を支配している『混沌竜サートゥン・デス』は、この毒の中でも自由に行動できるので苦戦を強いられることだろう。
 熱泉に石柱が沈んでいる間は、温泉全てが毒の発生源となり濃度が濃く危険が増す。
 だが夜になり水位が下がれば発生源は装置だけとなり、湧きだす温泉により溶けだしてた毒も蒸気となって放出され、階層の毒は少し薄れていくようだ。
「ただこの淵の正確な位置は分からないのです。まずはダンジョンを探索し見つけ出す必要があるのです」
 竜鱗兵が巡回をしているようなので、それを利用することも出来るかもしれない。
 装置を壊そうとすれば、竜鱗兵の邪魔が入ると思われるので、そちらも注意して欲しい。
「皆さんには、夜のダンジョンに向かってもらうことになるのです」
 そこで珠萌は、スケッチブックを捲った。
 描かれているのは、ダンジョン生物であるスライム達が暮らしている第二層のコロニーのようだが、大きな岩山に滝は無く夜空のような光景が広がっている。
「コロニーにも夜が来るのです。深夜まで時間があるので、いっぱいの星空を体験してみるのもいいのです」
 勿論、ダンジョンの中だ。それは本当の星ではなく鉱石か何かだろう。
 上空に輝く満天の星のような光と、それを鏡のように湖のような巨大な温泉が映し足元にも星空が広がっているような光景が見られるようだ。
「遊んでいるスライムさんと交流してもいいし、のんびり景色を眺めてもいいと思うのです」
 待ち時間をどう過ごすか、そこはお任せしよう。

「このダンジョンも、この六層を攻略したら残すところ最深部だけになるのです」
 その先に待っているのが何なのか、ダンジョンを攻略し終えるとどうなるのか。それはまだ分からない。
 ほんの少し考えるような表情を浮かべ、そっと珠萌はスケッチブックを閉じた。

 コロニーに夜が訪れた。
 まるで満天の星空のような光景が、天に広がりその光景が巨大な温泉に映り込む。
 その光景は、天地とも星に包まれたような錯覚さえ覚える。
 そこへ静かな川の流れる音が聞こえてくる。
 一方、スライム達のいる場所は夜でも賑やかだ。
 岩場の片隅では、雫が弾むような音をたて、スライム達が音楽を作って楽しんでいたり。
 まるで灯りのように発光している光スライムの側に集まってスライム団子になってみたり、積み重なって見たり。
 疲れたスライムが樹の上に垂れて寝ていたり。
 様々な種類のスライムが、夜も自由に元気に過ごしているのであった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
5
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【未来予測】
2
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【冷気の支配者】
3
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、「効果LV×10度」まで低下可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「18+効果LV」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【完全視界】
2
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
2
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【土壌改良】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【ハウスキーパー】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建物に守護霊を宿らせる。守護霊が宿った建物では、「効果LV日」の間、外部条件に関わらず快適に生活できる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)が不可能な世界に変わる。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV4 / 【命中アップ】LV3 / 【ダメージアップ】LV4 / 【ガードアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV2 / 【アクティベイト】LV1 / 【リザレクション】LV1 / 【先行率アップ】LV1 / 【ドレイン】LV2 / 【アヴォイド】LV4 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV4 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

凪未宇
皆様こんにちは、凪です。
幻想竜域キングアーサーにて、ダンジョンの第六層を探索・攻略してください。

※②から執筆いたします。
②星空、夜の温泉、夜のスライム交流が楽しめます。

①毒の対策が無い場合判定が厳しくなります。装置を発見、もしくは神殿を発見することができます。
③こちらが攻略されていない場合、混沌竜戦で大成功は出ません。

※技能だけでは、パラドクスや残留効果のような効果は得られず使えません。
※どんな台詞や心情で参加しているのか、キャラらしさを多く書いてあると嬉しいです。

作業日や状況等は、マスターページにてご確認くださいませ。
それでは、皆様のプレイングお待ちしております。
80

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


鳩目・サンダー
久しぶりだなサトゥルニアも。

スライム達も久しぶり。と言ってもこの階層の子達とは初対面だけどねぇ。
温泉……入っとくか。
この後は毒の蒸気の中を走り回る訳だし、今のうちに英気を養っておこう。

スライムとも友好をはぐくんでおきたい。
蒸気が満ちる時間帯にはどこで何をしているのかが分かれば、ヒントになるかもしれんし。

リアライズペイントならキャンパスを選ばず絵が描けるから、風呂に浸かりながらペンを動かせていいね。

スライム越しの夜空などを描けば星空を食べたギャラクシースライムのできあがりだ。お気に召すかな?


アドリブ、連携歓迎です。


●星に描いて☆
「久しぶりだなサトゥルニアも」
 前に、この場所でのんびりしたのはいつだっただろうかと、思い出しながら辺りを見回す。
 天と水面に広がる星に、所々にポウッと光っている光スライムの塊が灯りの様に見える。
 温泉……入っとくかと、ゆっくりと温泉に浸かりながらペイントツールを取り出し、鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)は絵を描き始める。
「この後は毒の蒸気の中を走り回る訳だし、今のうちに英気を養っておこう」
 白く揺れる湯気の上にペンを動かし描き始めれば、興味を持ったのかスライム達が集まって来る。
「スライム達も久しぶり」
 君達も起きているんだねぇと手を振り、漂ってくるスライム達に微笑む。
「キャンパスを選ばず絵が描けるから、風呂に浸かりながらペンを動かせていいね」
 これから行く階層にはどんな子達が居るんだろうとペンを動かし描いたのは、満天の星。
 奥には鉱石が輝く、コロニーの星空。そしてプカプカ浮かぶスライム達。
「よし、星空を食べたギャラクシースライムのできあがりだ。お気に召すかな?」
 出来上がりの絵を披露すれば、気に入ったのか水面を跳ね、温泉水を吸い込み真似てみせた。
 どうやら喜んでくれたようだ。
 蒸気が満ちる時間帯には何をしているかと問えば、不思議そうにスライムは斜めに垂れた。
 もしかすると、このコロニーに居るスライム達は、下にはあまりおりていないのかもしれない。
 今は、ただ時が満ちるのを待って、ゆっくりと過ごそう。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【液体錬成】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!

アンゼリカ・レンブラント
黒のビキニ着用で夜の温泉を楽しむよっ!
満点の星空~!見上げると吸い込まれそう

ここのスライムとも大分馴染んだし
楽しく交流をしたいね

光のスライムが違う色に明滅するのとか
きっと夜の湯舟を輝かせる姿は幻想的なんじゃないかな

ぷるぷるのスライムが寄ってきたら
ぎゅっとしちゃうかもね
なんか感触は心地いいかも
筋肉はどうだろー?腹筋にぎゅっと押し付けてみたり

なんだかとっても楽しいね
ダンジョン攻略が終わったら会えなくなるのかな?
だとしたら寂しくなるけれども
まずはディアボロスとして頑張らないとね

存分に戦うため温泉でリラックスして
英気を養ったら元気よく湯舟から上がるんだ
さぁ、それじゃあ気合全開!最深部への道を拓こっか!


●星の輝き☆
 星のような光の揺らめく温泉に、黒のビキニを着用したアンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)が、スーっと背面で浮かびダンジョンを見上げた。
「満点の星空~! 見上げると吸い込まれそう」
 ここには遮るような建物も、明かりもない。
 穏やかな流れに、穏やかな光りを発しながらプカプカとスライムが漂ってくる。
 まるで呼吸するかのように、スライムの光は穏やかに明滅し。周囲に集まる他のスライムの色をを照らし、まるで様々な色に発光しているように見え。非現実が織り成す幻想的な光景が広がっていた。
「こんばんは、君ものんびりしに来たんだね」
 おいでと手を伸ばせば、人に慣れたスライムはぷるぷるしながら寄ってくる。
 相変わらず温泉に入っていても、スライムの身体はヒンヤリしていて火照った身体を冷ましてくれる。
 ギュッとしてみれば、見た目に反して筋肉にはない程よい弾力が伝わってくる。
「君達は、心地いい感触だね。私の筋肉よりは、柔らかいのかな?」
 腹筋に押し付けるとお腹の上でプルプルと震え、そのくすぐったさに小さな笑い声が零れた。
「なんだかとっても楽しいね。ダンジョン攻略が終わったら会えなくなるのかな?」
 だとしたら寂しくなるけれども……。
 何の話だろうと、スライム達は不思議そうにアンゼリカを見上げた。
「まずは、ディアボロスとして頑張らないとね」
 存分に戦うために温泉でリラックス。
 すると、スライム達の水音をリズムにコロニーの何処からか、愛らしい歌声と音楽が聞こえてきた。
 もう少し、英気を養ったら元気よく湯舟から上がるんだ。
 きっと、ここを出たら、アンゼリカは気合全開で、様々な依頼に挑んでいくのだろう。
 それまでは、暫しこの時をゆっくりと……。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【照明】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

柳谷・凪
瑚雛・凛櫻ちゃん(g00518)と参加
「夜の温泉を満喫するんだよ~♪」
「温泉に入る前に体を洗わないとだね。凛櫻ちゃんのお背中御流しするんだよ。」
普通に背中を洗った後で徐に凛櫻ちゃんのお胸に手を回し、
「ふっふっふっ、前も洗っちゃうんだよ~」
身体を洗い終わったら温泉に入ってまったりしながら夜空を見上げるんだよ
「ダンジョンの中とは思えない夜景なんだよ。すっごく綺麗なのだ。」


瑚雛・凛櫻
凪さん(g00667)と一緒
アドリブ大好き
「お仕事前の英気を養うって感じかしらね?そうね、折角だし満喫しちゃいましょ!」

「凪さんに背中流して貰えるなんて役得ね♪」
こういうのってお友達の特権よね、なんて思いながら嬉しそうに鼻歌交じりに洗って貰うわ
「きゃ!な、凪さん!?前は自分でって…擽ったいわよっ、も~!」
擽ったくって身を捩っちゃいながら女子会のノリで『次は私が洗ってあげる♪』と洗いっこ、洗い終わったら温泉でのほほんタイムね
「ホントそうよね、ダンジョンのイメージを完全に覆してくれるわね…凄いわ…」


●星に隠れて☆
 夜の温泉に誘われるように、女の子二人でまったりと。
「夜の温泉を満喫するんだよ~♪」
「お仕事前の英気を養うって感じかしらね? そうね、折角だし満喫しちゃいましょ!」
 久し振りのこの温泉に柳谷・凪(お気楽極楽あーぱー娘・g00667)は、瑚雛・凛櫻(滅びの箱庭、綻びの記憶・g00518)と訪れた。
 昼とは違う、夜のダンジョン、そして温泉。
 鉱石の輝きは本物の星のように美しく、気分は露天風呂である。
「温泉に入る前に体を洗わないとだね。凛櫻ちゃんのお背中、御流しするんだよ」
「凪さんに背中流して貰えるなんて役得ね♪」
 凪を甘やかせたい凛櫻が、その申し出を断ることもなく、岩陰の片隅で洗いっこタイム。
 色白な凛櫻の肌は、薄明かりの中でも良く栄え手を動かせば、滑るように泡が流れた。
(「こういうのってお友達の特権よね」)
 心地良い背中を洗うリズムに、凛櫻は嬉しそうに鼻歌混じりに。
 楽しげな雰囲気に、ハシャグようにスライ厶達もリズムを刻み通り過ぎていき、気が付けば誰かの歌がコロニーに響きはじめていた。
 思い掛けないシークレットライブに耳を傾けていると、徐ろに凪が後ろから抱きつくように手を回してきた。
「きゃ!な、凪さん!?」
「ふっふっふっ、前も洗っちゃうんだよ~」
「前は自分でって……擽ったいわよっ、も~!」
 可愛らしい悪戯に怒れるわけもなく、擽ったさに凛櫻は身を捩り。お返しとばかりに、今度は凛櫻が凪の身体に手を伸ばす。
「次は私が洗ってあげる♪」
 キャ~と楽しげに笑い声をあげ、すっかり女子会のノリだ。
 眺めていたスライム達が真似をするように、二匹が頬を寄せ合いギュッとなったり、伸び上がったり、弾んだり。
 こちらもポヨポヨと楽しそうに。
 いっぱい笑って、ツヤツヤに。洗いっこが終われば、後はのほほんタイム。
 温泉に浸って、天井を見上げる。
「ダンジョンの中とは思えない夜景なんだよ。すっごく綺麗なのだ」
「ホントそうよね、ダンジョンのイメージを完全に覆してくれるわね……凄いわ……」
 改めて見上げても星空としか思えない光景に、しばし二人は静かに肩を並べ、こそっと耳打ちするように次の約束をかわし軽く額を合わせ頬み合う。
 またどこかで、楽しい時間を過ごしましょう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

飛鳥・遊里
月下部・小雪(g00930)と一緒に

ここのスライム達との付き合いも本当に長くなったもんだ
こんな大変な状況でも、彼らは彼らの時間を一生懸命生きてて…
ああ、もうこうなったら最後の最後まで付き合ってやるさ

さて、せっかくだ小雪。星空の下でライブでも開いてみないか?
なに、難しく考えることはないさ。こんだけ綺麗な夜なら、派手な舞台演出も必要ない

歌うのだってなんだっていい。思い出の歌でも、なんなら即興で作った歌でも。実を言うとな、俺が歌いたい気分なんだ。こんな綺麗な広々とした場所で思いっきり歌ったらさぞ気分がいいだろうと思ってな

観客もたくさんいる。シークレットライブと洒落こまないか?もちろんコダマと一緒にさ


月下部・小雪
今日も遊里お兄ちゃん(g00512)と温泉ダンジョン探索、です。
最下層まであとちょっと、みたいです。が、がんばりましょう!
スライムさん達とも長いお付き合いなので、なんとなくお顔の区別もつくような……?

夜のコロニーは初めてですが、本当のお星さまみたい、です!
とてもキラキラで憧れのアイドルさんの舞台みたいです。

ちょうどそんなことを考えていたら遊里お兄ちゃんが歌ってみないかと言ってきてびっくり、です!
遊里お兄ちゃんまでプロデューサーさんになって、しまいました!?
は、恥ずかしいけど、遊里お兄ちゃんとコダマ、スライムさんも一緒になってみんなでお歌を歌います。

※アドリブ連携大歓迎


●星空音楽祭☆
「最下層まであとちょっと、みたいです。が、がんばりましょう!」
「ここのスライム達との付き合いも本当に長くなったもんだ」
 慣れたようでダンジョンに降りて来た、月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)とモーラット・コミュ『コダマ』、飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)の姿にスライム達の方から集まって来る。
 心なしか、黄色スライムが多いのは何度もご馳走になっているプラズマの味を覚えてしまったのだろう。
「スライムさん達とも長いお付き合いなので、なんとなくお顔の区別もつくような……?」 こんばんはと、ご挨拶をし覗きこめば何だか良く合うスライムのように見える。 
 今日は何が出てくるのだろう。そんな期待の眼差しが注がれているような気配に、遊里は苦笑をこぼす。
「こんな大変な状況でも、彼らは彼らの時間を一生懸命生きてて……ああ、もうこうなったら最後の最後まで付き合ってやるさ」
 最下層まで進んだら。それはダンジョンが取り戻される時が近付くということだ。
 きっと、ここのスライムは何も知らない。その先に、何が待っているのか誰も知らない。
 ねだられるままに、小さなプラズマ・キューブを出してあげれば嬉しそうにスライム達は跳ねて喜ぶ。
 鉱石輝く夜のコロニーに、普段は滝の音であまり聞こえなかった彼らの奏でる音がリズムを刻むように響く。
「夜のコロニーは初めてですが、本当のお星さまみたい、です!」
 実際の夜空より、それは広くて遮るものは何処までもない。温泉に映り込む光は静かに揺らめいて。そんな不思議な光景は、ステージの下に光るペンライトの光景にもどこか似ている。
(「とてもキラキラで憧れのアイドルさんの舞台みたいです」)
 この夜の光景に見とれている小雪と、楽しそうなスライムの姿に遊里は閃いた。
「……さて、せっかくだ小雪。星空の下でライブでも開いてみないか?」
「遊里お兄ちゃんまでプロデューサーさんになって、しまいました!?」
 アイドルステージの事を考えていたことが分かったかのような言葉に、小雪はびっくりした。
「なに、難しく考えることはないさ。こんだけ綺麗な夜なら、派手な舞台演出も必要ない。歌うのだってなんだっていい」
 思い出の歌でも、なんなら即興で作った歌でも。
 どうしようと戸惑う小雪に、既にやる気モードのコダマがキュと小さく答える。
「実を言うとな、俺が歌いたい気分なんだ。こんな綺麗な、広々とした場所で思いっきり歌ったら、さぞ気分がいいだろうと思ってな」
 それに観客もたくさんいると、何かが始まる予感に期待するスライム達が集まりはじめた。
「シークレットライブと洒落こまないか? もちろんコダマと一緒にさ」
 淡い光をポゥっと放つ光スライム達が、足下を照らしてくれる。
「は、恥ずかしいけど、遊里お兄ちゃんとコダマ、スライムさんも一緒なら……」
 みんなでお歌を歌います。
 音源は『毛玉音楽祭(モラ・ライブ・フィーバー)』で、楽しそうなこの星空に合う歌を。
 星たちが見下ろすオンステージ。
 跳ねるスライム達の音が手拍子の様に重なって、楽しい夜はキラキラと更けていく。
 言葉は伝わらなくても、思いは届く。
 ――来てくれて、ありがとう。
 踊るようにスライム達の喜びが溢れ、シャボン玉と雪のような氷の結晶が彼らの上に降り注いだ。
 ――楽しい時間を、ありがとう。
 コロニーの星空に、楽しい音色と歌声が刻まれていった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!

御守・樹
洞窟内の星空って初めて聞いた時は何のことかと思ったが鉱石の事か。
適当な場所に座って景色を楽しむか。はー、温泉に映って綺麗だな…。
スライム達は楽しそうだし、もうじき最深部だっていうのにすごく穏やかだ。
スライム達も自由だし。…一匹ぐらい連れ帰ってもいいかなぁ、もにもに触感とか癖になるし。
もちろん向こうが良ければだけども。

……。でも、そうは思ってもやっぱり少し怖いな。
欲しいと思う事が怖い。執着してしまう事が怖い。何かに心傾ける事が怖い。
誰にも関心を向けず向けられず、ずうっとそうして生きていきたい。
…そうだな、連れ帰るのは無しだ。それにここにいるからこそスライム達は和む存在なのかもしれないし。


●星と一緒に☆
 天に広がる星空に、足下にも広がる星を岩に腰掛け、御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は眺めていた。
(「洞窟内の星空って、初めて聞いた時は何のことかと思ったが、鉱石の事か」)
 言われて納得すれば成程と、腑に落ちる。
「はー、温泉に映って綺麗だな……。もうじき最深部だっていうのに、すごく穏やかだ」
 楽しい音色が、この場を彩り、スライム達は楽しそうで、自由で……。
「……一匹ぐらい連れ帰ってもいいかなぁ、もにもに触感とか癖になるし」
 弾みながら見知った顔に跳んでくるスライムに、樹は視線をあげた。
 もちろん向こうが良ければだけどもと思いながらも、迷いはある。
 いつの間にやら懐かれて、こうして何度も関わって。
「……でも、そうは思ってもやっぱり少し怖いな」

 欲しいと思う事が怖い。
 執着してしまう事が怖い。
 何かに心傾ける事が怖い。
 ――誰にも関心を向けず向けられず、ずうっとそうして生きていきたい。

 軽くすれ違う、幾多の出会いと別れとは違う。それとも、失うということを知りたくないのだろうか……。
 気づけば響いていた音は、心に優しく寄り添う音色に。
 心配そうに寄って来たスライムが、案じるように樹の手に頬を寄せた。
 スライムの身体はヒンヤリとしていて、程よい弾力が伝わってくる。
「……そうだな、連れ帰るのは無しだ。それに、ここにいるからこそ、スライム達は和む存在なのかもしれないし」
 こうなれたのは、ここを訪れた人達のおかげ。
 もしかすると捕食の力を恐れられていたら、スライムはドラゴンの側に居たかもしれない。
 それを、スライム達はちゃんと感じ取っている。
 もう少しだけ、この穏やかな時間を一緒に……。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!

リオーネ・クア
【スライム愛好会】
んー、スライムさんは今日も元気で可愛いな

そちらの方(シャムスさん)ははじめましてだね
俺はリオーネ、プターハさんとは同じスライムさん好きとしてお話しさせてもらってるんだ
よろしく

集まってぽよんぽよんと音を立てているスライムさんを微笑ましく見つめたり
プターハさんとスライムさんのぷにぷにボディや可愛らしい動き、健気な性格がいいなって語り合う

シャムスさんの演奏が終わったら
素敵だったよと元気に拍手

…いつかこのダンジョンも奪還するけど
その時スライムさんはどうなってしまうんだろうと思い当たって悩んでる
でもどんな結果になるとしても奪還をやめる選択肢はない
だから今、この時間を精一杯楽しもうと思う


プターハ・カデューシアス
【スライム愛好会】
リオーネ様、シャムスと参加

夜のコロニーも良い
あれは…核が発光している
ヒカリゴケでも食べたのでしょうか
とても綺麗です、ランタンスライム?

草原でリオーネ様とスライムの良さについて熱く語り合おう
弾力と、動きがたまらない
銀スラの話し方も愛らしく
…ところで、話し方は「誰に」教わったのですか?
銀スラに尋ね

シャムスの琵琶の音色を聴きつつ
草原に寝転がり、上空の鉱石の星でも愛でましょう
シャムスの音色は優しくて良いですね
手習い程度と謙遜してましたが、私は好きですよ

うん?
スライムが体の下に潜り込んで担がれ
いつの間にか…移動している?
と思ったら
温泉にザブンとまさかの事態に驚くも
可愛らしい悪戯に苦笑い


シャムス・ライラ
【スライム愛好会】
プターハ、リオーネ殿と一緒に

(遠くにラズロル達の姿を捉え、微笑みつつ)

こちらこそはじめましてとリオーネさんにご挨拶

スライムさん達は汚染を浄化してくれる存在なのですか?
…優しい生き物なのですね。

二人のスライムトークに耳を傾け
スライムさんが発光したり、可愛く飛び跳ねる様を見守りつつ和み

音楽がお好きなのでしょうかと耳を澄まして
琵琶を爪弾いてあわせてみたり
プターハとリオーネさんの言葉に少し照れて
お二人とスライムさん達が楽しんで下さったなら幸いです、と

星空のような光景に見惚れ
気が付くとプターハが移動している?
あれよあれよという間に温泉へ
可愛らしい悪戯にほっこり

アドリブ等歓迎


●星に集いて☆
 リオーネ・クア(ひつじの悪魔・g01176)とメーラーデーモン『ロッソ』の姿にスライム達が喜び集まる。
 言葉は絶対通じていないのに、ロッソとスライムはすっかり旧知の仲のように馴染んでいた。
「夜のコロニーも良いものですね。あれは……核が発光している。ヒカリゴケでも食べたのでしょうか?」
 興味深そうにプターハ・カデューシアス(エジプトの龍人・g03560)が見ているのは、光スライム達。
 大抵の人であれば、まず先にこの鉱石の夜空に興味を持つのだが、何より先にスライムに注がれてるのが実にらしいとシャムス・ライラ(極夜・g04075)は微笑む。
 だから、スライム愛好会なのだろう。
「光を食べたんだよね」
 当時何があったか説明するリオーネに、頷くように光スライムが瞬き返す。
「とても綺麗です、ランタンスライムでしょうか?」
 スライム達には、個々の名も個体の名も無い。そうだと思った名で、呼んであげたら良いだろう。
「んー、スライムさんは今日も元気で可愛いな」
 褒められたと分かったのか、照れてるようにホワッとした光を揺らした。
 見慣れた草原も、夜というだけで雰囲気は変わる。
 鉱石の星々が見下ろし、聞こえてきた楽しそうな歌声と音楽が流れる中、時を忘れるようにスライム達と彼らの話はつきない。
「始めは、温泉を綺麗にするスライムさんが多かったのかな?」
 何でも食べるスライム達、死臭ですら珍しいと食べてしまうのだから、その食欲と好奇心は計り知れない。
「スライムさん達は、汚染を浄化してくれる存在なのですか?」
「しかし食べ過ぎは毒のようですね」
 真っ黒に染まったスライム達は、その心も染まり苦しんでいた。
 でも彼らが食べるのを始めから放棄していたら、苦しむ事は無かったはずだ。
 それでも食べ続けたのは、好物だという単純な理由ではないのだろう。
「……優しい生き物なのですね」
 先日、垣間見ただけでは知り得なかった彼らの話にシャムスは耳を傾け、ふと視線を上げた。
 遠くに見知った姿を見つければ、落ち着いた会釈を返され、可愛い白狐は気付いているようだが何だか緊張している様子で。
 その微笑ましさに、思わず笑みが零れた。
 気が付けば、すっかり周囲は彼らに会いに来たスライムに囲まれ賑やかに。
 聞こえてくる音楽に合わせ、ぽよんぽよんと身体を弾ませ。
 リオーネとプターハが語り合う、ぷにぷにボディと何とも言えない可愛らしい動きを見せてくれる。
「いいよね。それに健気な性格だし」
「銀スラの話し方も愛らしく……」
「アイ、ラシク?」
 噂をすれば、ひょっこりと銀スライムが顔を出す。今宵は、七匹全部揃っているようだ。
 こんばんはと挨拶をすれば、体内の核のような物がプターハ達を見上げ、銀スライム達はそれぞれ自由にオウム返しに挨拶してくる。
 軽く言葉を交わしながら、ふと話し方は誰に教わったのですかと問えば、不思議そうに銀スライムはプターハを見上げた。
「アナタ、タチ」
 ダンジョンにドラゴンと同じように突如として現れた、ディアボロス。
 その会話を聞いて見て覚えたのだと、彼らは言った。
 歌と音楽の余韻に、リズムを取るように跳ねているところを見ると、スライム達は音楽も好きなようだ。
 そんな彼らの奏でる音に耳を澄まし、シャムスは〈五弦琵琶【シストルム】〉を爪弾き出す。
 先程まで響いていた音楽とは打って変わり、今度はたおやかなシュメールを思わせるような音色が優しくコロニーに広がる。
 その音色に合わせるかのように、スライムは柔らかな光を発し、軽く身体を弾ませ鳴らす。
 スライム達と遊んでいたロッソも、彼らに運ばれながら耳を澄ませ。
 そんな姿も愛らしそうにリオーネは見つめ、少し羨ましそうにプターハは眺め草原に寝転がった。
 鉱石輝く星空の下、リオーネは傍らに来たスライムをそっと撫で、静かな笑みを向ける。
(「……いつかこのダンジョンも奪還するけど、その時スライムさんはどうなってしまうんだろう」)
 もっと前に、本当は気付いていたのかもしれない。
 彼らは、このダンジョン特有の生物。きっと、このダンジョンと共にあるのではないだろうか……。
(「でも、どんな結果になるとしても奪還をやめる選択肢はない。だから今、この時間を精一杯楽しもう」)
 それは、待ち受けるであろう未来への覚悟と決意であった。
 爪弾く音色が終わりに差し掛かりるのに合わせ、そーっとスライム達が頬を合わせプターハの下に潜り込んだかと思うと、合体し中くらいのスライム達になったかと思えば、そのまま数匹で協力し持ち上げ運んでいく。
「うん?」
 プターハが気付いた時にはヨロヨロと、重さにバランスを崩しそのまま一緒に温泉の中へ。
 やはりロッソのように運ぶには大きすぎたか。
 可愛らしいスライム達の悪戯に、プターハは苦笑いを浮かべ、そんな様子にシャムスはほっこりとしながら手を差し出し引き上げた。
「可愛らしい悪戯ですね」
「すみません、手を止めさせてしまい。シャムスの音色は優しくて良いですね。手習い程度と謙遜してましたが、私は好きですよ」
「素敵だったよ。でも、せっかくだから最後まで聞きたいかな」
 二人の言葉にシャムスは少し照れたように、黒衣のフードに顔を隠しながら、では……と再びシストルムを爪弾き出す。
 天とと足下に広がる星空のような光景に見惚れながら、優しい音色が癒すように、この時を包み込んでいった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【未来予測】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!

眉立・人鳥
アドリブ歓迎
【アイネ(g01781)】と

というわけでまた来たぜ〜、温泉ダンジョン!
やっぱ温泉の魅力には抗えないもんなのよ、日本人ってやつはさ
(……まぁ、アイネと一緒にってのもデカいんだけども)
あ、あら……?そうでした?

転ばないように気をつけねぇとな……さ、行こうぜ
(手を差し出し)

(浸かりながら、一緒に鉱石を含めた景色を鑑賞しつつ)
本当に星空みてぇだな、これ全部鉱石なんだろ?すごくね?
な、銀スラに頼んだら土産にくれねぇかな
(また魔力光を漂わせて、呼べないか思案)
アクセとか作ったらアイネにきっと良く似合うぜ
(笑いながら、手カメラを向けますが)
っと、それもそうだよな、この景色が見れただけでも十分か!


アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
人鳥さん(g02854)と

また来ましたね、温泉
私は可もなく不可もなくですが、近場に温泉があると好きな方は嬉しいでしょうね
私は温泉に入る経験がまだ少ないですし、気にいるにしてももっと回数をこなしておかないと。

お手をどうも……では行きましょうか

幻想的でいい景色ですね
温泉に浸かりながら見れるというのは役得でしょうか
あの鉱石、少し採って帰りたいところですが……
お願いしたら分けてもらえそうな気もしますけど
景観を損ねますし、流石に止めておきますか

そうそう、記憶に留めておくだけでも十分ですよ
(手カメラに対して手を振る)


●星の欠片☆
 再びコロニーを訪れた眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)とアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)は、温泉を楽しみに来ていた。
「やっぱ温泉の魅力には抗えないもんなのよ、日本人ってやつはさ」
 また来たぜ〜温泉ダンジョンと、テンションが上がるのも仕方ない。
(「……まぁ、アイネと一緒にってのもデカいんだけども」)
「また来ましたね、温泉」
 周囲が夜のせいだろうか、大きめのタオルを巻いただけのアイネリスの色白の肌が、良く映えていて綺麗だ。微かに頬が染まっているのも、目を惹く。
「私は可もなく不可もなくですが、近場に温泉があると好きな方は嬉しいでしょうね」
「あ、あら……? そうでした?」
「私は温泉に入る経験がまだ少ないですし、気にいるにしても、もっと回数をこなしておかないと」
 もっと……連れて行ってください。色々な場所に一緒に行きたいと言われているようで、人鳥は表情を綻ばしながら、そっと迎えるように手を差し出す。
「転ばないように気をつけねぇとな……さ、行こうぜ」
「お手をどうも……では行きましょうか」
 温泉は、ほのかに硫黄のにおいを漂わせ、満天の鉱石の星空を水面に揺らめかせていた。
 静かな水音に、誰かが奏でているのだろう。優しい琵琶の音が夜に広がって迎えていた。
 温泉を掬い上げれば、とても滑らかに流れ落ちていく。
「幻想的でいい景色ですね。温泉に浸かりながら見れるというのは役得でしょうか」
 浸る温泉は熱すぎず、ゆっくりとするには丁度いい温度だ。心なしか肌が触れ合う部分だけ熱く感じるのは、きっと気のせいではないだろう。
「本当に星空みてぇだな、これ全部鉱石なんだろ。すごくね?」
 どれだけの鉱石が光を湛え放っているのだろうか。境界線のない満天の星空のような輝きに、美しさへの感動と同時に、興味もわき上がる。 
「あの鉱石、少し採って帰りたいところですが……」
「銀スラに頼んだら、土産にくれねぇかな」
 人鳥はスライムが来ないかと、周囲に小さく魔力光を灯してみればプカプカと光に誘われ光スライムと透明のスライムがやって来た。
 やっぱり銀スライムはこないかと思うも、どうぞと光を投げてやれば、嬉しそうに捕食しほのかな灯りを放つ。
「アクセとか作ったら、アイネにきっと良く似合うぜ」
 笑いながら、柔らかな灯りに照らされた愛しい人に、手カメラを向ける。
「お願いしたら分けてもらえそうな気もしますけど、景観を損ねますし、流石に止めておきますか……」
 振り返り微笑むアイネリスに、カシャっと心でシャッターを押し。
「っと、それもそうだよな、この景色が見れただけでも十分か!」
「そうそう、記憶に留めておくだけでも十分ですよ」
 手カメラに手を振るアイネリスに、もう一枚人鳥のシャッターが押された。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【未来予測】がLV2になった!
【飛翔】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!

ラズロル・ロンド
エトヴァ(g05705)とデート
今日はデートですとも
遠目にプターハ君達がスライムと戯れる様子を視界の隅に入れつつも
隣を歩くエトヴァと満点の星を見に行くよ

ランプは必要かな?
うっかり温泉にズボではツライ
観賞時までは薄明りのランプを灯し移動
既に空を見上げて星空に目を輝かせ楽し気
ここがダンジョン内って信じられないよ

温泉に来たら
差し出される手を見て
そうそう、浮遊使うなら手を繋がないと…と理解はしてるけど
ちょっと顔が赤いのはこの暗闇の中…解るまい
手を取って水面へ踏み出そう
良さげな所でランプを消し
上を見ても下を見ても星星星
おおぉぉぉと感嘆

すごい
砂漠の星空も良いけど
これもすごい
宇宙だっけ?こんな感じなのかな?


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
ラズ(g01587)とデート
満天の星空を眺めに行こう
友人達がいれば会釈を

用意がいいな
ラズの手にしたランプの薄明りを頼りに、並んで歩く
静寂に、川のせせらぎが響き
静けさが心地良いな……星々の煌きが聞こえるよう
天を仰いで
ああ、秘境を訪れたようだ

温泉に来たら【浮遊】の力を纏い、ラズへ手を差し出そう
お手をどうぞ、ラズ
笑みのせて、指を絡める
水面の上へ歩き出す
恥じらう気配は手越しに伝わって
迷子にならぬよう、しっかりと繋ごう

空が降り、天地の境は溶け、瞳にも無数の星が宿る
感嘆の息を零し、感動を分かちあう

満天の星々に包まれる……
綺麗だ、とても
そうだな、宇宙の中にいるみたい
互いの手を命綱に
笑いあい、宇宙遊泳の旅へ


●星の祝福☆
 いつもと違う気がするのは、きっと夜に訪れたからではない。
 服も整え、自慢の尾のブラッシングもバッチリのラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)
 だって、今日はデートですもの。相棒や友人の姿には気付いたが、緊張の方が上回っている。
 ランプで照らせば、用意がいいなと隣を歩くエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が穏やかに微笑む。
 エトヴァは遠目に友人達の姿を見つけ、会釈するといつもと変わらぬ落ち着いた雰囲気で、行こうかと振り返った。
「ここがダンジョン内って信じられないよ」
 昼のダンジョンを見ていれば尚更。満天の星空の様に、あの大空洞の天井が輝くとは思いもしなかっただろう。
 うっかり足を滑らせないよう足下をランプで照らし、星空に目を輝かせ、楽しそうに歩くラズロルの隣ではエトヴァが、興味深そうに景色を眺めている。
 滝の音がなくなり、穏やかな川の流れと時折跳ねるスライムの音が響くだけ。
「静寂に、川のせせらぎが響き。静けさが心地良いな……星々の煌きが聞こえるよう」
 そう、まるで……。
 天を仰げば、星々が見守るように輝き。そこはまるで静謐な別世界かのような錯覚さえ覚える。
「ああ、秘境を訪れたようだ」
 遠く聞こえて来たのは、友人の奏でる琵琶の音。
 祝福してくれているような音色に、くすぐったさを感じながらエトヴァは温泉の湖の上へと浮遊し進み出ると、手を差し出した。
「お手をどうぞ、ラズ」
 絵に描いた騎士の様に、紳士的に差し出された手を見つめ、そっとランプを遠ざけ手を重ねる。
(「そうそう、浮遊使うなら手を繋がないと……と、理解はしてるけど」)
 ドギマギとした様子で、ソッと置かれるラズロルの可愛らしい反応に、エトヴァは笑みをのせ、指を絡め引き寄せる。
 よろめき一瞬飛び込んだ胸に、急に近付いた互いの顔に、更に緊張は高まるもラズロルは何でもないよう装い、宙へと踏み出した。
(「ちょっと顔が赤いのは、この暗闇の中……解るまい」)
 だが、恥じらう気配と高鳴る鼓動は、繋いだ指先から伝わってきて。隠しきれない感情が、狐耳と自慢の尾にはしっかりと現れていた。
 なついている。とても慕われているのだと、嬉しく感じ。
 迷子にならぬようと、更にしっかりと指を絡め手を繋いだ。
 程よく岸から離れたところで、フッとランプを消せば頭上と足下に光が散りばめられる。
「おおぉぉぉ、上も下も、星、星、星!」
「空が降り、天地の境は溶け、瞳にも無数の星が宿る。感嘆の息を零し、感動を分かちあう」
 そっと包み、見守るように。
「砂漠の星空も良いけど、これもすごい。宇宙だっけ、こんな感じなのかな?」
「満天の星々に包まれ……綺麗だ、とても。そうだな、宇宙の中にいるみたいだ」
 もし例えこの場所が本当の宇宙だったとしても、きっとこの手は離さないだろう。
 どちらともなく視線が合えば、自然と笑みが零れる。
 互いの手を命綱に、宇宙遊泳の旅へ。
 今は、この二人っきりの時間をゆっくりと楽しもう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【クリーニング】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

●深夜の第六層
 まるで海の水が引くかのように、第六層の温泉の水位が引き、漂っていた蒸気が減り毒も薄まっていく。少しは視界も晴れたようだが、闇も深く熱泉から放出された空気は熱いままだ。
 熱泉から姿を現した装置は、今も第六層のどこかで猛毒を放出している。
 やがて、神殿の中よりゴーグルと防毒マスクを装着した竜鱗兵がゾロゾロと巡回へと、階層へ出ていくのであった。
御守・樹
水中で毒を噴き出す…なんだっけ?こういうのテレビで見た事あるな。
確か…ああそうだ、海底の熱水噴出孔だ。硫黄を含んだ熱水が出てくる場所と似てんだな。
新宿から持ち込める毒対策(防毒マスク・ゴーグル・厚手のツナギに手袋など)で。サウナで厚着みたいな自殺行為みたいな格好だがやむを得ないだろ。わけわかんない毒の方が面倒だし。

毒の段階で無色透明だとは思えないし、普通に蒸気もあるだろうし。【完全視界】で視界確保。
あとは【冷気の支配者】で熱を緩和させてっと。そうして探索をするか。
蒸気が濃い所は毒性も強まってる可能性もあるけど、歩き回った部分のマップが出来るようには調べてみよう(情報収集・記憶術)


ミルディア・ディスティン (サポート)
「サポート?呼ばれるならいくらでも行くにゃ♪」
 種族は生粋の人間族、機械化帝国出身の『レジスタンス諜報員×ガジェッティア』の12歳の女にゃ。
 『アサシネイトキリング』での隠れてのフィールドワークと性格の軽さでの噂話で、
 昔っから情報収集がお仕事なのにゃ♪

 パラドクスは持っているものであればどれを使用しても結構です。
 鍛錬により痛みには耐性があるので、多少の怪我は気にせず積極的に行動します。
 あとは、見た目と軽い性格で誤解されがちですが、意外と真面目で、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせします。好きにいじってあげてください。

「全速全開でダッシュにゃ!よろしくお願いするのにゃ!」


●熱波地帯
 第六層に踏み込んだ途端、視界が白黄の煙で覆われた。
(「あつい……」)
 事前に聞いていた毒を警戒し、防毒マスクにゴーグル、厚手のツナギに手袋と重装備の状態で御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は探索を始めた。
「まるでサウナだな……」
 冷気の支配者で少しでも気温を下げてはいるが、真夏のアスファルトの上を彷徨ってるような暑さだ。
「水中で毒を噴き出す……なんだっけ? こういうのテレビで見た事あるな」
「海底火山かにゃ?」
 同じように重装備で探検を助けに来たミルディア・ディスティン(伝説の子・g01096)は、小首を傾げた。
「確か……ああそうだ、海底の熱水噴出孔だ。硫黄を含んだ熱水が出てくる場所と似てんだな」
 それにしても、まだまだ暑い。元の気温より20度下がって、これだけの蒸し暑さを感じるのだ、元の気温を思うとゾッとする。
 しかも毒のせいで重装備と、自殺行為みたいな格好だがやむを得ない。
 完全視界で周囲を見回せば、ダンジョンを成している壁の一部が溶けている部分も見られた。
 降りてきた所より、どう歩いて来たか記録し他の仲間へと定期的に連絡を取り、探索は粛々と進められた。
 そういえば、スライムの中には水を蒸発させる程の高温を持つ個体も居た。
 彼らは何でも食べて、それに合わせ変化する。もしかすると、こういった過酷な環境に適応する為、進化した一つの生命の形なのかもしれない。
 もし、彼らがディアボロスで無くドラゴンの方に付いていたら……。
「ドラゴンにゃ」
 ミルディアの声に、樹は慌てて彼女と共に岩陰に身を隠した。
 蒸気の濃い方へと歩いて来たが、どうやらこちらは神殿の方だったらしい。
 神殿の温泉から溢れる蒸気が、階層へと広がっている。
 巡回から戻った竜鱗兵が、扉を開け黒や泥色のスライム達に出迎えられ、マスクを外しながら神殿の中へと消えていった。
「神殿の中は毒がないのか……」
 スライムに浄化させている。何度か交流を得た樹には、直ぐにその状況が想像できた。
 だが同時に疑問もわき上がる。
 ――この階層のスライムは、上の階層のスライムと同じと考えていいのだろうか?
 樹が先程見た光景に引っ掛かりを感じ考えようとした横で、ミルディアがツナギの上をはだけさせた。
「暑いにゃー、もうダメ」
 クリーニングで周囲の空気を洗浄し、解放されたように息を吸い。メイド服をパタパタさせ、風を肌に流すその気持は良く解る。
 近くの巡回兵は神殿に入ったようだし、洗浄してもきっと気付かないだろう。
 考える事は色々あるが、樹は久々に空気を直接取り入れ、神殿の発見を仲間へ連絡するのであった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【冷気の支配者】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!

眉立・人鳥
アドリブ歓迎
【アイネ(g01781)】と

今回の温泉も最高だったな、アイネはどうだった?
そっか、良かった……勿論!これからも色んなとこ一緒に行こう

んじゃ、お仕事と行きますか
厄介な装置をぶっ壊すためにも、さっさと見つけ出さねぇとな
毒が溶け出した蒸気や熱泉の影響は少なからず出ているはず
枯れた植物や、腐食した鉱石辺りは目印になりそうかねェ?
毒を取り込んでそうな様子のおかしいスライムなんかも居ないか注意し
装置に繋がる痕跡がないか、付近を調べよう
銀スラに心当たりを聞いて見るのも悪くなさそうだ

巡回の兵士を見つけたら尾行も有りだな
調査は浮遊と光学迷彩を使いつつ、なるべく音を立てずに
アイネ、完全視界頼めるか?


アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
人鳥さん(g02854)と

温泉、とても良かったですよ。
……また連れて行ってくださいね。

では、役目を果たすとしましょうか
毒の影響は大いに有りそうですね
見逃さないように影響の大小を見ながら痕跡を探しましょう
より酷い箇所を辿って行けば装置を見つけられるかもしれません
天井などの高い部分にも気を配り
【完全視界】を用いて目を凝らして探索を続けます

銀スライムを見つけたら、対応はお願いしますね
その間、こちらは巡回の警戒に専念しておきます
経路で鉢合わせたくはありませんし、巡回ルートはきっちり把握しておきたい所ですね
気付かれそうなら、小石か何かでも投げて気を引く事も考えておきましょうか


●熱泉地帯
 第六層へと降りながら、眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)はアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)を振り返る。
「今回の温泉も最高だったな、アイネはどうだった?」
「温泉、とても良かったですよ。……また連れて行ってくださいね」
「そっか、良かった……勿論! これからも色んなとこ一緒に行こう」
 新しい大切な人と、これからの約束を交わし、思い出を増やしていく。
 そんな幸せを感じながら、階層へ。
「んじゃ、お仕事と行きますか」
「では、役目を果たすとしましょうか」
 折角、温泉でさっぱりしたのだ。こんな蒸し暑いとこで、もう一度汗だくになりたくはないだろう。
 それに、毒の成分も解らない以上時間はかけたくない。
「厄介な装置をぶっ壊すためにも、さっさと見つけ出さねぇとな。毒が溶け出した蒸気や熱泉の影響は少なからず出ているはず。アイネ、完全視界頼めるか?」
「えぇ。毒の影響は大いに有りそうですね。見逃さないように、影響の大小を見ながら痕跡を探しましょう」
「枯れた植物や、腐食した鉱石辺りは目印になりそうかねェ?」
「より酷い箇所を辿って行けば装置を見つけられるかもしれません」
 完全視界で毒と蒸気を見通せるよう視界を確保し、クリーニングで空気を洗浄し、周囲を手分けして観察する。
 神殿があったと連絡の入った方とは別に進めば、明らかに岩壁の腐食が激しく植物が全く生えていない方向が直ぐに判明する。。
 特に毒は上へと昇っていたのだろう。天井部分の腐食は激しく、まるで発生源への順路を示すが如くハッキリと道筋が出来ていた。
「銀スライムを見つけたら、対応はお願いしますね」
「心当たりを聞いて見るのも悪くなさそうだ。巡回の兵士を見つけたら尾行も有りだな」
「こちらは巡回の警戒に専念しておきます。経路で鉢合わせたくはありませんし、巡回ルートはきっちり把握しておきたい所ですね」
 毒を取り込んでそうな様子のおかしいスライムなんかも居ないか注意しておこうと、巡回する竜鱗兵に警戒し、光学迷彩と浮遊を併用し先を急いだ。
 何らかのスライムに出会うかと思っていたが、どうやらこの階層では外を出歩いているスライムは居ないようだ。
 途中、丁度装置に向かっているのだろうか竜鱗兵の姿を見つけ、密かにその後を着けるように移動する。
 腐食の進度と方向も同じ。間違いない。
 こんなとこに長くいたら俺らの鱗もダメになっちゃいますよ。などとボヤキながら、竜鱗兵は熱泉の淵を覗きこみ立ち去っていく。
 この後、神殿に乗り込むにしても途中で撃破するにしても、念の為竜鱗兵のルートは覚えておいた方が便利だろう。
 立ち去っていく方向を見えなくなるまで確認し、通信の入った神殿の位置などとアイネリスは照らし合わせた。
「あれが、装置か」
 沸き立つ熱泉の淵の底の方に、奇妙な石柱が水上に顔を出し、切断面に空いている無数の穴より真っ白な煙を噴出し続け。
 クリーニングの効果が効いているのに、妙な臭いが周囲に漂っていた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【完全視界】がLV2になった!
効果2【アヴォイド】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!

プターハ・カデューシアス
【賽】連携
リオーネ様・シャムスと共に
【パラドクス通信】で探索隊と情報共有

スライムと過ごし、鋭気は養いましたし
ダンジョン攻略に参りましょうか
私達は装置を壊しに

仕掛け詳細は、探索隊の情報を聞き
状況を分析し臨機応変に立ち回るよう心がけます

熱気と毒対策は
新宿島入手のガスマスク・ゴーグル装備
(どうせ服濡れましたし、丁度いいですね)
肌の露出ない多機能軍服に着替え更にエグニママントで防御

【クリーニング】で少しでも空気を浄化
【冷気の支配者】で気温下げ【飛翔】で装置に近づく

装置を見つけたらフリージングミサイルで急速冷凍
熱泉との温度差で脆くしての破壊を目論みましょう

周囲の警戒は信頼する仲間に任せ
私は装置破壊に集中


シャムス・ライラ
【賽】で情報共有、連携
リオーネ殿、プターハと一緒に

装置を壊しに
ダンジョン探索中の仲間から情報を得られたら活用
地形の利用、情報収集で効率的に探索、移動

毒と熱気対策は
防護服とガスマスク、ゴーグル
冷気の支配者とクリーニングで可能な限り対応
視界も蒸気が冷やされ水になれば少しはクリアになるか
仲間の働きにも期待しつつ
毒の影響を受けるようなら活性治癒で癒し
未来予測でより最適解を探しつつ
可能であれば、聖鎧・青の結界で仲間も一緒に保護
飛翔して装置の元へ

仲間の背を守り、周囲を警戒
敵の妨害が入るなら
仲間を聖鎧・青で押しのけた空気をエネルギーとし敵を攻撃

そうでない場合は
仲間と一緒に、同技で装置の破壊

アドリブ等歓迎


リオーネ・クア
【賽】
すっかり深夜だね
もう例の装置は水上に出ているかな

新宿島から持ち込んだフルフェイスのガスマスクと防護服を身に着けて発見された場所へ
聞いてはいたけど熱がすごいし空気も悪いね…
【冷気の支配者】で気温を低下させて少しでも耐えやすい温度にする
毒煙や蒸気はPD風魔法・祝福の竜巻で竜巻を起こして吹き飛ばそう
辺り一帯に毒煙が充満していて効果は薄いかもしれないけど、清浄な空気が運びこめないか[風使い]の技能で空気の流れを考えて、実行してみる
上手く換気できそうなら仲間の周りの空気も綺麗にするよ
あと蒸気が無くなれば視界確保ができるね

換気を一通り行ったら装置に攻撃開始
衝撃で与えようとパラドクスを装置に撃ち込む


●淵の底
 やはり、第六層に踏み込んだ最初の感想は暑いの一言に勝るものは無い。
「すっかり深夜だね。もう例の装置は水上に出ているかな」
 新宿島から持ち込んだガスマスクと防護服を身に着けた、リオーネ・クア(ひつじの悪魔・g01176)は小さく溜息を零した。
「聞いてはいたけど、熱がすごいし空気も悪いね……」
「そうですね。この蒸し暑さ、スライムと過ごし、鋭気は養いましたが中々堪えますね」
 そう答えるプターハ・カデューシアス(エジプトの龍人・g03560)は、濡れた服から〈多機能軍服〉に着替え〈エグニママント〉でガスマスクとゴーグルの上から防備した。まるで防砂に備えるような、慣れた着こなしである。
「早く装置を止めたほうが良さそうですね」
 通信によると位置は……そう答える、シャムス・ライラ(極夜・g04075)も暑いと答えた割には、ガスマスクとゴーグルに防護服を着て平然としている。
 リオーネがふと、その疑問を口にすると、二人共エジプトの真昼の砂漠よりは暑くないという。なるほど……。
 しかし、さすがにまだ暑いので冷気の支配者を更に重ね、やっと動きやすい程度の温度にまで周囲の気温を下げる事が出来た。
 クリーニングで出来る限り空気を洗浄し、装置の見つかった場所へと飛行で急いだ。
 装置は聞いていた通り、沸き立つ熱泉の淵の底の方に、奇妙な石柱が水上に顔を出し、切断面に空いている無数の穴より真っ白な煙を噴出し続けていた。
 噴出孔がハッキリと見えたわけではないが、良く見ると何だかフジツボのような形にも見える。
 巡回している竜鱗兵の動きの方は、他の仲間が警戒していてくれた通り、先程立ち寄ったばかりで、暫くは戻ってこないはずだ。
「戻ってこないうちに、片付けるね。来たれ風、舞え竜巻」
 リオーネは、風魔法を起こし蒸気を巻き上げる。
 台風の目のように、周囲に毒と蒸気を弾き切り噴出孔が見えたところで、プターハは冷気を封じたミサイルを放った。
 氷が装置を凍結し、噴出は一瞬治まったかのように見えたが、熱泉の温度のせいか氷は段々と溶かされ再び毒は噴出し始める。
 パラドクスを撃ち込んでも、簡単に傷つかないところを見ると、これもクロノ・オブジェクトの一つということか。
「急速冷凍と熱泉との温度差で脆くしようと思いましたが、これ時間が掛かりそうですね」
 効果が無い訳ではない。ただ巡回が再び回ってくるまでに壊せるか怪しいとこだ。
「ここに設置されていることに意味があるのでしょうか?」
 最適解を探すように、試してみますとシャムスは淵の中へと降り、装置の横辺りに滞空するように浮遊した。
 天井の方が毒の影響を受けていたと聞いていたが、やはり上へと昇る特性が強い様で横は真下からの蒸気しか漂っていない。
 早速、位置を確認し『聖鎧・青の結界』を発動すると、纏う結界を拡張させ熱泉を押しのけた。
 熱泉ではあるが、所詮は水であることに変わりない。
 泉が押されたことで、装置の全貌が露見する。
 どうやら吸水口となっている足が、柱状の装置を支えながら、熱泉を吸い上げ毒を精製し噴出していたようだ。
 シャムスが泉を押しのけたことで、補水出来なくなった装置は程なくして噴出が一時的に収まる。
「リオーネ殿、装置をお願いします」
「うん。任せてね」
 リオーネは風を操り、発生させた竜巻を直接装置にぶつけ、そのまま巻き上げた。
 熱泉から離れれば、凍らすことは容易い。
 プターハは吸水口に向け、冷気を封じたミサイルを撃ち込んだ。
 装置は内側から凍り付いていき、力に耐えきれなくなった柱に亀裂がはしり、遂に粉々に砕け散った。
 これで、この階層に毒をバラ撒いていた元は断てた。
 クリーニングの力だけでも、十分洗浄の力が行き届くだろう。
 その頃、まだ装置が破壊されたことに気付いていない竜鱗兵は、神殿で待つ仲間の元へと愚痴を零しながら戻っていくのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【冷気の支配者】がLV3になった!
【水中適応】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV4になった!
【ダブル】LV1が発生!

鳩目・サンダー
おお、そうか、毒の元はもう断てたのか。
こっちはあーでもないこーでもないと探索の手はずに苦心してた、面目ない。

ではボスが気付くまでに効率よく前座を片づけるか。

パラドクス通信で離れた仲間と情報を交換しつつ、見回りの兵たちを【光学迷彩】で待ち伏せる。
神殿への道を塞ぐように立って、ボスや増援との連携を防ぐ。

使うパラドクスはエコーチャンバー。できるだけ3体巻き込みたいが、あまり拘らずに敵が1体でも2体でもバシバシ撃って行こう。
ああそうそう。【冷気の支配者】で心地よい温度にしておこう。
毒が無くとも熱泉のサウナって所は変わらないからな。
ボス戦もあるのに暑さで消耗なんかしてられないよ

アドリブ、連携歓迎します。


月下部・小雪
遊里お兄ちゃん(g00512)と先に進んでいきます。

ど、毒の煙が薄くなってきました?
こ、これなら【クリーニング】で奇麗にできるでしょうか。

突撃竜鱗兵を見つけたら攻撃、開始です。
【光剣二刀流型モーラット・コミュ】で呼び出したコダマが光剣でずんばらりんと突撃竜鱗兵をやっつけていきます。
遊里お兄ちゃんから投げ渡された竜鱗兵はコダマが華麗に空中コンボを決めちゃいますね。

ス、スライムさんのお家にドラゴンさんのお部屋はありま、せん。出て行ってください!

※アドリブ連携大歓迎


飛鳥・遊里
月下部・小雪(g00930)と一緒に

巡回お疲れ様だ。まあ、警護する設備もなくなったし、ゆっくりしてくれ…地獄でな

【ケルベロスブレイド】起動。【マルチウェポンデバイス】がとるカタチは、鎖…重力の鎖だ。クローアンカー付きのな

【泥濘の地】で足元を不安定なものに変え、連中の機動力を奪い、重力の鎖…グラビティチェインで攻撃する

時にはチェインを巻き付けて締め上げ轢断、時にはクローアンカーを食らいつかせ、そのまま振り回して地面に叩きつける。逃げようとした奴は絡めとり、小雪&コダマコンビの所に放り投げておく。数が多いしな、手際よく片付けていこう

地獄の番剣を相手にして、進むことも戻ることも出来ると思わないことだ


アンゼリカ・レンブラント
さて、装置対処も神殿の発見も
仲間がやってくれたから、アクションから力になるよ!

突撃竜鱗兵を見つけたら
【飛翔】で高速に近づき攻撃するよ!
完全視界も駆使して初手は奇襲を取れればいいかな!
勇気を胸に突撃、光剣で切りつけるよー!
攻撃タイミングを仲間と合わせ、1体は確実に初手で落とす!

以後は前線で光剣をふるいつつ戦線を支えるねっ
遠距離の仲間の攻撃の恩恵が受けられるよう、
立ち回りに注意して動く!
相手からの攻撃・反撃は光剣でいなし、オーラで凌ぎ
あとは鍛えた体で耐える!一度に受けなければ平気だよ

徐々に敵が少なくなれば徐々にこちらから包囲を作るように
逃がさずここで確実に殲滅するんだっ
《光剣収束斬》で仕留めるよ!


●兵の務め
 探索に装置の破壊にと、ディアボロス達の活躍で道が開けた。
「ど、毒の煙が薄くなってきました? こ、これならクリーニングで奇麗にできるでしょうか」
 月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は、蒸し暑く滑りやすい通路を、モーラット・コミュ『コダマ』と慎重に進んでいた。
「先回りできそうだな」
 確認してくれた情報を元に、飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)は、巡回路とは別の道より神殿の方へと急ぐ。
 上手くいけば、神殿前で巡回から戻って来た竜鱗兵を迎え撃つことが出来そうだ。
 鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)は別の道から、あーでもないこーでもないと苦心し神殿近くまで進み、光学迷彩を身に纏い姿を隠し。
 アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)は、巡回する竜鱗兵を追うように第六層を飛翔し追っていた。
 蒸気も毒も薄れ、かなり動きやすくなったとはいえ、蒸し暑さは残る。
 竜鱗兵はゴーグルと防毒マスクを装着しているせいか、まだ毒が薄れたことには気付いていないようで、暢気に進んでいた。
 装置がある限り、上の層のように容易く侵入者は来ない。そう信じて油断していたのだ。
「さて、力になるよ! 勇気を胸に突撃!」
 飛翔で上空より一気に距離を詰めるとアンゼリカは、身の丈以上の巨大な光の剣を構築し、降下する勢いを剣閃にのせ振り下ろした。
 不意の一撃に、何が起こったか解らないまま、竜鱗兵は頭から叩き斬られ半身を吹っ飛ばされた。
「何で侵入者が!」
「こいつら毒の中でも動けるのか!?」
 何者だと騒ぐ声に、神殿の中からも竜鱗兵が飛び出してくるが、その足下が泥濘の地の効果によってぬかるみ、遊里はパラドクス『ケルベロスブレイド』を発動させ、〈マルチウェポンデバイス〉をクローアンカー付きの重力の鎖と化し締め上げ轢断する。
「お疲れ様だ。まあ、警護する設備もなくなったし、ゆっくりしてくれ……地獄でな」
 足を取られもがく竜鱗兵を、サンダーは残響空間に捕え音波などを反射し増幅させた。
「それにしても、まだ暑いな。ボス戦もあるのに暑さで消耗なんかしてられないよ」
 蒸しっとした暑さはまだあるが、皆が積み重ねてくれた冷気の支配者が無かったら、今もここはサウナ状態であっただろう。
「コダマ、毛玉二刀流免許皆伝の実力、見せつけちゃって、ください!」
 小雪の声に、コダマは二振りの光剣を呼び出し、踊るように竜鱗兵の周りを跳ねながら光剣で斬り付ける。
 コダマによる、華麗な剣の舞いだ。
「小雪、コダマ任せた」
 ぬかるみから逃れようとした竜鱗兵に、クローアンカーを食らいつかせ。そのまま絡め取り、遊里は彼らの方へと投げた。
「遊里お兄ちゃん、任せてください。決めちゃいますね」
 コダマは小雪の肩を踏み台に、宙へと跳び上がると放り投げ出された竜鱗兵に向って光剣を振るい空中コンボで斬り付ける。
「数が多いしな、手際よく片付けていこう。地獄の番剣を相手にして、進むことも戻ることも出来ると思わないことだ」
「ス、スライムさんのお家にドラゴンさんのお部屋はありま、せん。出て行ってください!」
 慌てふためく竜鱗兵を追いつめるようアンゼリカは、巨大な光剣を振るいまとめて薙ぎ払い、そのまま振り下ろされる竜骸の棍棒を黄金の闘気で凌ぎ耐えながら、遠心力を活かし一気に斬り上げる。
「あー、マスクが……あれ、息ができる?」
 そう気付いた時には、光の一閃が首を吹っ飛ばしていた。
 後、もう少し。暴れる竜鱗兵を逃さないように、ディアボロス達は周囲の囲みを強め、追い込んでいく。
 その隙に、別動隊が神殿へと飛び込んでいくのが見えた。
 ならば、やることは一つ。
「逃がさずここで確実に殲滅するんだっ!」
 撃ち漏らしはしないよう、泥濘と残響に捕らわれた竜鱗兵を、三つの光剣の一閃が斬り刻み蹴散らした。
 神殿内では、既にこの階層最後の戦いが始まっている。
 後、少しでこの階層も解放されるだろう。ダンジョンは解放へ向かって静かに進んでいた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【命中アップ】がLV2になった!
【アクティベイト】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!

プターハ・カデューシアス
【賽】シャムス・リオーネ様と共に
パラドクス通信活用し仲間とは積極的な連携

毒の装置も処理しましたし
トループスへは力強い味方が駆けつけて下さるようです
我らはアヴァタールの方に行きましょう
リオーネ様の助言に従い神殿内では身を潜め
攻撃のタイミングを待ちます

八首…はて?
どこかで聞いたような…まあ、記憶に止める必要も無いですね
複数箇所からタイミング合わせて同時攻撃しましょう
反撃は兎も角、敵の攻撃は何処に向うというのでしょうね

私に向うのなら…私の戦い方も、似たような物です
一撃離脱の空中戦、受けて立ちますよ
竜同士…竜らしく戦いましょう

そういえば…「宝珠」何か秘密がありそうですね
直接手に取り、調べてみたい物です


リオーネ・クア
【賽】
プターハさん、シャムスさんと一緒に

第六層のアヴァタール級も神殿にいるのかな
毒蒸気が発生していないことにきっと気付いてるよね
侵入者が居るとわかっている状態では難しいかもしれないけど[忍び足]、物音を立てないように敵に近付き魔骸連刃を発動
体に生やした刃で翼を斬りつける
こんなに翼があるってことは、飛行するときはこれら全てでバランスを取っているように思うんだ
一つが傷つけば機動力が落とせるかもしれないね

敵に発見されてからは仲間とタイミングを合わせて同時攻撃
プターハさんが空中から仕掛けるなら俺は地上から行こうかな
堅実に攻撃しダメージを積み上げ
シャムスさんの動きで敵が翻弄されるならできた隙を確実に突く


シャムス・ライラ
【賽】
仲間と情報共有、連携
プターハ、リオーネ殿と一緒に

さて、毒は何とか無効化したし
トループス級は頼もしい仲間達に任せ
我らは先に進もう

八首とは
指令系統はどうなっているのだろうな
各々が考えてばらばらに動くのだろうか

リオーネの助言に従い
地形の利用、光学迷彩等も使用して潜み、戦闘に有利な位置取り
仲間とタイミングを合わせて攻撃を

さて、二人は地上と空に分かれるようだが
私は飛翔やジャンプを交え変則的な軌道で動き攪乱
八首が混乱して絡まってでもくれれば幸い
魔力の光線は一撃離脱で可能な限り損害を減らし
他の首や翼の影に隠れるように動ければ
敵は自らを傷つけるかも
可能なら攪乱、攻撃を繰り返す

アドリブ等歓迎


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎

最下層が近いのか

PD通信で情報共有、飛翔で急ぎ合流
クリーニングで大気を浄化し、冷気の支配者で快適に
完全視界使用

助太刀させて頂こう

【飛翔】し空中戦
遭遇時、遠距離からクロスボウの矢を放ち、一瞬の注意を惹き
仲間達が攻撃を仕掛ける隙を作る
すぐ飛翔し、高速で高低、緩急つけ不規則軌道を描く

戦場を偵察、観察し、弱点や隙を看破
一射で貫通撃、二射で爆破を重ね
首を減らすか、埒が明かなければ胴を狙い連射

フライトドローンを展開し、死角を増やし撹乱

未来予測で首や腕の動きを読んで飛び回り
反撃には魔力障壁を展開
炎はEis-Spiegelを配置し相殺させ回避

神殿内のスライムに注意
戦闘後大気をクリーニングで浄化


●混沌の竜
 仲間の戦闘に竜鱗兵が引き付けられている隙に、我らはアヴァタールの方に行きましょうと、身を潜めながら神殿へとプターハ・カデューシアス(エジプトの龍人・g03560)達は侵入した。
「第六層のアヴァタール級も神殿にいるのかな。毒の蒸気が発生していないことにきっと気付いてるよね」
 飛び出していった竜鱗兵の様子を見るからに、少なくとも侵入者には気付いているだろうとリオーネ・クア(ひつじの悪魔・g01176)は慎重になった。
 神殿内は蒸気も、毒の気配もなく。過ごしやすい室温となっていた。
 光学迷彩で気取られるギリギリの距離まで近付き、シャムス・ライラ(極夜・g04075)は奥を覗く。
 テルマエの設置された奥の部屋で、混沌竜サートゥン・デスは八つの首を動かし、外の様子を伺おうとしていた。
(「八首とは指令系統はどうなっているのだろうか。各々が考えて、ばらばらに動くのだろうか」)
(「八首……はて? どこかで聞いたような……まあ、記憶に止める必要も無いですね」)
 世界各地には、似たような伝承も人ならざる存在も多い。
 混沌竜は、八つの首に一眼と翼を備えた、異形の邪竜。
「やはり上層階は全て奪取されているのか」
「この騒ぎもそいつらの仕業?」
「本国と連絡が取れないのも、そこに理由があるかもしれませんね」
 八つの首は、それぞれ好き勝手に喋り唸り声をあげていた。
 パラドクス通信で、タイミングを合わせクロスボウ〈»Paradiesvogel«〉の鏃に魔力媒体の塗料を籠めエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は、首の一つに向って後方より矢を放った。
 真っ直ぐに、黄金の魔力の軌跡を残しながら矢は頭の一つを射貫く。
 目玉から頭を貫く一射に、混沌竜の一首は絶叫をあげ、上体を仰け反らす。
「最下層が近いのか、助太刀させて頂こう」
 魔力の反動が微笑むエトヴァの髪を、ゆっくりとなびかせる。
 今だと、ディアボロス達は一斉に飛び出した。
 リオーネは駆けながらその両腕に刃を生やし、食らいつこうと伸びて来た首に片刃を食らわせ翼の一つを斬り落とした。
「こんなに翼があるってことは、飛行するときはこれら全てでバランスを取っているんじゃないかな?」
 一つが傷つけば、機動力が落とせるかもしれないと狙ってのことだ。
 怒れる混沌竜は、六翼を広げ飛び上がった。
 心なしか重そうに見えるのは、気のせいだろうか。
 だが既に空中には、更に高く飛び上がったプターハが竜翼を広げ待ち構えている。
「……私の戦い方も、似たような物です。空中戦、受けて立ちますよ」
 まだ動く七つの首が、一斉に食らいつこうと急降下するプターハ―に襲い掛かる。
「竜同士……竜らしく戦いましょう」
 大きく開かれた赤口に、家伝の杖〈カデューシアス〉を突き立てそのまま喉の奥まで貫く。
 六つの首がもがく中、シャムスは壁を蹴り飛び上がり、襲い掛かる首の一つを蹴り上げ、〈ギミックブーツ〉の刃で斬り落とした。
 そのまま混沌竜の首と身体を足場に跳びながら、見開かれた混沌の目より放たれる魔力が光線のように追って来るが、撹乱させるように他の首や翼を引き付け寸前で躱すよう動き、直撃から逃れる。
 飛翔し近付くエトヴァが展開した無数のフライトドローンを、更に足場にシャムスは後ろへと跳んで周り込んだ。
「――Blühe.」
 放つ二射目は、炎を生み爆発し。黄金の魔力の薔薇の花を咲かす。
 翼と首を更に失った混沌竜は、耐えきれず墜落しながら業火を周囲に放った。
 全てを巻き込む炎の勢いであったが、エトヴァが配置し浮遊させていた多数の鏡の如き氷片〈Eis-Spiegel〉が、業火の広がりを妨げる。
 半分以上の首と翼を失い墜落してくる混沌竜に、リオーネは更に刃を増やし首を落としていく。
 それぞれの頭が意志を持っているせいだろうか、四方から攻撃をされ撹乱された混沌竜はやがて首を絡ませ団子のような結び目を作り、悲鳴をあげた。
「こんなはずでは……」
「何なんだ、こいつらは。こんな力がある奴など知らないぞ」
「まさか貴様らが本国にも何かしたのか」
 混沌竜はずっとこの階層を護っていたので、外のことは何も知らない。
 伝えなければ、ここから逃れて。本国に向かわなければ……。
 そう混沌竜は、神殿を脱しようとするが素早く跳び込んだシャムスが立ち塞がる。
「逃がさない」
 残る首の付け根に向けて、シャムスの打撃と蹴りの乱舞が決まり、混沌竜は沈黙した。
 竜が倒れると、どこかに隠れていたのだろう。第六層のスライム達が、どこからともなく姿を現した。
 彼らにエトヴァが注意を払いながら、念の為大気をクリーニングで浄化していると、スライム達は竜の亡骸に群がり捕食を始める。
 忘れていたが、スライム達は悪食。ダンジョンの掃除屋。
 こちらに敵意を向けるような気配こそ無かったが、好奇心こそ向けるものの、友好的な気配は感じられなかった。
 もし、ディアボロスがコロニーのスライム達と友好的な形をとろうとしていなかったら……。
 その時は、違う展開が待ち受けていたかもしれない。
 宝珠を気にかけていたプターハは、神殿内を調べてみたが、既にここには無く竜の本国の方へ送られた後のようであった。
 第六層を解放し、これで最終層への道は開けた。
 そこで待ち受けるものは、そしてダンジョンを奪還するということは……。
 まだ見ぬ最終層の攻略の先を、思いながらディアボロス達はその場を後にした。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV5になった!
【活性治癒】がLV2になった!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【ドレイン】がLV2になった!
【アヴォイド】がLV4になった!
【命中アップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2022年06月06日