リプレイ
鳩目・サンダー
クロノヴェーダ同士の勢力争いに、知識の無い多数派に、それにつけこむあたしらに……。か。あんまり愉快じゃあないけれど、仲良くするのはいい事だと素朴に信じよう。
「初めまして。あたしは鳩目サンダー。サイボーグのディアボロスです。」
自己紹介は大事だ。
敵対する意図はない事を示したい。
「あたしらはここが面白そうだと思って見に来たんだ。」
調べるとか探索するとか難しい言葉は出来るだけ避ける。飽くまで個人の趣味で来た体にしたい。
「只でとは言わない、案内してくれるなら望むことをしたいと思っている」
遊び相手を望むなら、望まれるままに付き合うつもりだ。
アドリブ、連携歓迎します。
花塚・夜壱
自然いっぱいのアスレチックがあると聞いて!
……あぁ、いや、勿論、世界樹ダンジョン攻略の為だ。
微力ながら、全力を尽くすと約束しよう。
まずは、迷宮の森を攻略しないとな。
しかしディアボロスに対して、邪悪ではないのでは?と思って貰えたのは嬉しい。
その判断が間違ってないと、俺も証明しないとな。
さてしかし、どうするか……。
ふむ、抱っこをご希望か?
それなら、俺が応えよう。
見た目に違わず頑丈だから、心配はいらない。怪力無双もあるしな。
1つ1つ抱っこして行こう。
それから折角なので、拙いが褒め言葉も添えて。
君はとても立派だなとか、花の色が綺麗だとか、声が澄んでいて可憐だとか。
…改めてじっくり見ると、皆個性的だな。
樹・由乃
いえ、いたずらはだめです
当たり前じゃないですか。いたずらって悪いって書くんですよ
そんなことしたらお前たちが悪いって言ってるみたいなもんじゃないですか
フローラリアだって悪い植物は許さないかもしれませんよ
いたずらでなければよいとしましょう
だって悪くありませんからね。遊びの範疇なら問題ないじゃないですか?
違い? そんなもん知りませんね。悪いか悪くないかとか?
ほらおいでなさい。遊んで差し上げましょう
何をするのか知りませんが。スカートひっぱったら少し怒りますよ
まあ、抱っこくらいなら別に……いいこいいこまで?
元気に育っていいこですね。これからもすくすく成長なさい
世界樹のために励むのですよ。いいこいいこ
●植物さんといっしょ♪
この世界樹のダンジョンを突破するために、この場にやってきたのは、三人のディアボロスだった。
「初めまして。あたしは鳩目サンダー。サイボーグのディアボロスです」
そう丁寧に自己紹介するのは、鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)だ。
(「クロノヴェーダ同士の勢力争いに、知識の無い多数派に、それにつけこむあたしらに……、か。あんまり愉快じゃあないけれど、仲良くするのはいい事だと信じたいな」)
内面では、あまり穏やかではなさそうだ。しかし、この植物達には敵対する意図はないことを示したいと思う。
「あたしらは、ここが面白そうだと思って、見に来たんだ」
ユークからの話を考えるに、植物達はあまり知能が高いとは思えない。だからこそ、調べるとか探索するとか難しい言葉は出来るだけ避け、あくまで個人の趣味で来た体にしたいとサンダーは思っている。
「もちろん、只でとは言わない。案内してくれるなら望むことをしたいと思っている」
その言葉に植物達は、わさわさと喜んだ。
「なら、いっしょにあそぼ!」
「おにごっこもいいよね♪」
「ぼくはね……」
「すとおーーーっぷっ!!!」
リーダー格と思われる植物が他の植物を黙らせた。
「ぼくらは、この人達がわるいひとかどうか、調べなきゃいけないよ!! フローラリア達からそういわれたじゃないか!!」
そう言われて、とたんに植物達は静かになってしまった。
「自然いっぱいのアスレチックがあると聞いて! ……あぁ、いや、勿論、世界樹ダンジョン攻略の為だ。微力ながら、全力を尽くすと約束しよう」
そう先ほどのパラドクストレイン内でちょっとだけ興奮気味に告げたのは、花塚・夜壱(月下鬼人・g00016)だ。
その夜壱は、静かに植物達のやり取りを見つめていた。
(「それにしても、ディアボロスに対して、邪悪ではないのでは? と思って貰えたのは嬉しい。その判断が間違ってないと、俺も証明しないとな。さてしかし、どうするか……」)
そして、植物の一人(?)が名案を思い付いた。
「じゃあじゃあ、だっこしてもらおうよ!」
実はここの植物、しゃべる所為か、あまりだっこしてもらったことがない。植物達がディアボロス達の方へ視線を向けると。
「ふむ、抱っこをご希望か? それなら、俺が応えよう。見た目に違わず頑丈だから、心配はいらない。怪力無双もあるしな」
そういって、夜壱が代表して、さっそく植物をだっこしてやる。根っこを外しているお陰か、すぐにひょいっと抱っこできた。また、思っていたよりも軽いようだ。それならと夜壱は。
「君はとても立派だな! ……そこの君は花の色が綺麗だ。……ああ、君の声が澄んでいて可憐だな」
そういって、拙いながらも植物達を褒めていったのだ。
「ほんと? 嬉しいな!」
「お花を褒められたの、初めて……」
「あたしの声、そんなに綺麗? 嬉しい……」
とても上機嫌でぴょんぴょんと飛び上がりながら、植物達はとても喜んでいるようだ。
「……改めてじっくり見ると、皆、個性的だな」
「んふふふ♪」
夜壱のだっこに誉め言葉に、植物達はかなり夜壱のことをいい人認定しているようだ。
「ぼく知ってるよ! いたずらしてもいいよって言ってくれる人はいい人……」
植物の一人(?)がそう声を上げた時だった。
「いえ、いたずらはだめです」
そう、ぴしゃりと止めたのは樹・由乃(堕ちた翠星・g06228)。
「えー!!」
「いいじゃん、ダメなの?」
そうぶーぶーいう植物達相手に、由乃は続ける。
「当たり前じゃないですか。いたずらって悪いって書くんですよ。そんなことしたら、お前たちが悪いって言ってるみたいなもんじゃないですか。フローラリアだって、悪い植物は許さないかもしれませんよ」
そう由乃に言われて、植物達は顔を見合わせ、体をぶるりと震わせた。フローラリアは優しいけど悪い子にはとっても厳しい。
急に静かになった植物達を見て、由乃はもう一度、口を開いた。
「いたずらでなければよいとしましょう。だって悪くありませんからね。遊びの範疇なら問題ないじゃないですか?」
「いたずらじゃなければ、だいじょーぶ?」
「でも、いたずらとあそびは、どう違うの?」
首を傾げる植物達に。
「違い? そんなもん知りませんね。悪いか悪くないかとか? ……ほら、おいでなさい。遊んで差し上げましょう」
それよりも、一緒に遊ぶのが先決と言わんばかりに植物達を誘ったのだ。
「うわーいっ!!」
「えいっ!!」
と、植物達が由乃のスカートをめくって、めくった植物をぺちりと叩いた。
「それはダメですよ! でも」
ふっと笑顔を見せて。
「まあ、抱っこくらいなら別に……って、いいこいいこまで?」
植物達の要求に驚きながらも、由乃はいいこいいこと、無邪気な植物達の頭というか、花の部分を撫でてやる。
「元気に育っていいこですね。これからもすくすく成長なさい。世界樹のために励むのですよ。……いいこいいこ」
もちろん、サンダーも仲間達と共に、植物達と一緒に飽きるまで遊んであげて。
「みんな、遊んでくれてありがと!!」
「世界樹のダンジョンの入り口はこっちだよ」
「いっぱい罠とかあるから、気を付けてね!」
迷いの森の出口を教えてもらい、無事、ディアボロス達は、世界樹のダンジョンの中へと入ることができたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
鳩目・サンダー
事前情報があるのはいい事だ。いい事なんだけどなあ……。
【概要】死なない体を駆使して何度もトライ。汚れや濡れはパラドクスの残留効果【クリーニング】で綺麗に。
【行動】
・丸太で川下り
丸太が気まぐれに流れてきてそれに飛び乗れってんだろ?
ま、失敗姿で一笑い取れたらいいなと割り切ろう。
御覧の通りあたしはインドアオタクだからさ。
輝け、ディアボロスとして生まれ変わったあたしの運動神経!
ジャンプ!
最悪丸太にしがみ付いてそのまま下っていく。
目的さえ果たせればいいのだ、いいのだ!
アレンジ・連携歓迎します。
花塚・夜壱
おぉ…!これは確かに、アスレチックと称されるのも納得だ
楽しそう、と言うのは不謹慎だろうか
ただ、体を動かすのは好きだからな
折角だ、満喫させてもらおう
…ふむ、川下りの次は絶壁登りか
蔦に指を掛けて上がれそうだな、どれ、行ってみるか
思ったよりスイスイ進めたな、ただ…
段々と、指を掛けられる場所が減っている
難易度が上がるのか…!
本当にアスレチックの様だ、ずっと飽きずに遊べるな
脆くなった所は、目視で避けるが…
おっと、目利きが悪かったらしい
指を掛けた所が崩れてしまったな
慌てず、懐から『常夜刀』を取り出し絶壁に刺しこむ
これで落下は防げるだろう
やれやれ…少々油断したな
カッコ悪い姿を誰にも見られてないと良いが
不知火・紘希
ちょっと遅れちゃったかなぁ。
すてきな植物さんたちと仲良くなってくれた仲間と一緒に、
僕も冒険の遊びに混ぜてほしいな…。
あ、ちゃんと名乗っておくね。不知火紘希ですっ!
☆行動
たんぽぽで滑空チャレンジ
キレイなたんぽぽ畑!それに大きいね。
なるほど、最後はこのたんぽぽにつかまって飛ぶんだね。
アスレチックっぽくて楽しそう!ちょっぴり怖いけど…。
これをうまくできれば、敵の陣地にいけるんだ。よし、頑張る!
といっても、いきなり風だけを頼りにたんぽぽで飛ぶと、勢いが足りないかな?ちょっと不安。
そうだ、幸せのペイント箱から出したクレヨンに魔力を込めて投げて、一瞬の足場にして勢いをつけて…
よし、いっくよー!!
アドリブ◎
●世界樹アドベンチャー!
「ちょっと遅れちゃったかなぁ」
そう言って、今回の冒険に加わったのは、不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)だ。
(「すてきな植物さんたちと仲良くなってくれた仲間と一緒に、僕も冒険の遊びに混ぜてほしいな……」)
そんな気持ちを胸にさっそく、仲間達へと声をかける。
「あ、ちゃんと名乗っておくね。不知火紘希ですっ!」
新たなメンバーと共に、ディアボロス達はダンジョンの中へと入っていくのであった。
さて、このダンジョンを越えるには、三つの難所を乗り越える必要があった。
「事前情報があるのはいい事だ。いい事なんだけどなあ……」
そう嫌そうに頭を掻くのは、鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)。
サンダーの目の前に広がるのは、ダンジョンの中だというのに大きな川が流れる場所。そこには、倒れた大木が流れてゆく。
「丸太が気まぐれに流れてきて、それに飛び乗れってんだろ?」
ごくりと息をのみつつ、覚悟を決めて、サンダーは。
「輝け、ディアボロスとして生まれ変わった……あたしの運動神経! ジャンプ!」
流れる丸太に飛び込んだ。
「うわ、わわわわわ!!!」
濡れた丸太につるりと滑ったものの、両手をバタバタとさせて、後ろに倒れそうになった。
「ふんぬーーーっ!!!」
倒れたら、きっとそのまま、落ちてしまう!!
そう感じたサンダーは、無理やり体を前に倒して、何とか丸太にしがみ付き、そのまま突き進むことができた。
少々、恥ずかしい格好を見せてしまったかもしれないが。
「あ、危なかった……」
ふうぅ……とため息を零すと。
「御覧の通りあたしはインドアオタクだからさ。目的さえ果たせればいいのだ、いいのだよ!」
そのサンダーの様子に後に続く仲間達は、思わず顔を見合わせ苦笑を浮かべたのだった。
次の難所は、というと。
「おぉ……! これは確かに、アスレチックと称されるのも納得だ!」
そう片手をかざして、第二の難所を見上げるのは、花塚・夜壱(月下鬼人・g00016)。
(「楽しそう、と言うのは不謹慎だろうか? ただ、体を動かすのは好きだからな……」)
そう、夜壱は体を動かすのが好き。先ほどの丸太下りも難なくクリアすることができたのだ、ここだって平気だろう。
「折角だ、満喫させてもらおう」
その瞳は、いつになく、とても良い感じにキラキラと輝いていた。
「……ふむ、川下りの次は、絶壁登りか。蔦に指を掛けて上がれそうだな……どれ、行ってみるか」
さっそく、夜壱は蔦のある絶壁へとチャレンジしていく。スイスイと始めは順調……いや、それ以上のスピードで上っていったのだが……。
(「段々と、指を掛けられる場所が減っている。登れば登るほど、難易度が上がるのか……! 本当にアスレチックの様だ。これなら、ずっと飽きずに遊べるな」)
目視で脆くなっているところを避けて、慎重に登っていた夜壱だったが。
「おっとっ!!」
指をかけたところが崩れて、落ちそうになる。が、落ち着いた様子で慌てず、懐から『常夜刀』を取り出し、絶壁に刺しこんだ。
お陰でそのまま落ちるのを阻止することができた。
「やれやれ……少々油断したな。カッコ悪い姿を、誰にも見られてないと良いが」
幸いにも仲間達は、自身の崖登りに夢中で、夜壱の失敗には気づいていない様子。
「このまま、一気に登っていくか!」
先ほどの失敗に火がついたのか、夜壱は楽しげな笑みを見せながら、残りの崖も一気に登って行ってしまったのだった。
「キレイなたんぽぽ畑! それに大きいねっ!!」
大興奮な歓声をあげるのは、紘希だ。
いよいよ、難所もあとひとつ。この広大な巨大タンポポ畑から、一本を拝借し、崖の奥へと滑空するのが最後のアドベンチャーであった。
「なるほど! 最後は、このたんぽぽにつかまって飛ぶんだね。アスレチックっぽくて楽しそう! ちょっぴり怖いけど……」
程よいタンポポを見つけて、紘希はぽきっといただいた。
「これをうまくできれば、敵の陣地にいけるんだ。よし、頑張る!」
気合もバッチリ! 後は飛ぶだけなのだが……。
「とはいっても、いきなり風だけを頼りにたんぽぽで飛ぶと、勢いが足りないかな?」
ちょっぴり不安を感じた紘希は、妙案を思い付いた。
「そうだ! こうしようっ!!」
紘希は、幸せのペイント箱から出したクレヨンに魔力を込めて投げて、一瞬の足場にして勢いをつけると。
「よし、いっくよー!!」
大きなタンポポを傘にして、ゆっくりと崖から滑空。スピードも紘希の狙い通りに進めることができた。
素敵なダンジョンの風景を見ながら、ゆっくりと滑空することができた紘希は、終始笑顔で乗り越えることができたのであった。
こうして、ディアボロス達は無事、目的地へとたどり着くことができた。
後は、トループス級を退治したり、アヴァタール級を倒したりすれば、任務完了だ。
辺りを見渡しながら、ディアボロス達は、彼らのいるだろう本拠地へと、慎重に、かつ静かに向かうのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】LV1が発生!
【怪力無双】がLV2になった!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!
鳩目・サンダー
何とか辿り着いた……帰り道の事は考えたくない。
さて侵攻開始、と。
相手はヴァインビーストの群れ、一匹も逃さないように立ち回ろう。
情報収集、偵察、観察の技能を生かして、敵の配置や動きを確認する。
警戒心高く役割分担するような動きをするなら、目の前よりも寧ろ横や遠くの相手に攻撃を仕掛ける。
ただ突っ込んで来るような相手ならできるだけ引き付けて3体を巻き込む。(エコーチャンバーが最大3体対象だから)
声掛けを行って、仲間と手分けして効率よく殲滅して行こう。
アドリブ、連携歓迎します。
フリング・デューン
即興連携、アドリブ歓迎
「ドラゴン共が来る前に、可能な限り大樹昇りをすすめなければ……」
ドラゴンが来る期日までに第1層を攻略すべくできるところから取り掛かる
「急いでる身が、ただ攻撃を受けると思いましたか?ここからが私の番です!」
敵の蔦縛りを誘いの捕縛の力や噛みついてきた威力を【浄剣返礼演武】で浄化しエネルギーの光剣に変換し不意打ち反撃として斬撃を叩き込む
藺草・風水
即興連携、アドリブ歓迎
「世界樹登り、乗り遅れるわけにはいかないの……!」
近いうちに来るフローラリアとドラゴンの決戦に乗り込めるように全力で取り組む
「さてと、とっとと薙ぎ払わせてもらうの!」
クリスタライズライフルとクロススレンドキャノンを軸にした【多方連爆撃】の連射砲撃を叩き込む
敵の反撃にはダッシュ回避と砲撃の爆風によるガスの吹き飛ばしで対応
ヴォルロント・エルダールーン
(サポート)
ドラゴニアンの撃竜騎士×モーラット・コミュ。
赤い鱗と金色の瞳が特徴的。
恐ろしい見た目をしているが、平和主義者。
「今回は、宜しくお願い致します、自分は新参者ですので、指示を下さい!」
敵にも敬語
「行きますよ!」
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、怪我は厭わず積極的に行動。
他のディアボロスと積極的に共闘し、主に前衛での足止めや殲滅を行う。
依頼の成功よりも情などを比較的優先する傾向がありますが、
成功を目標とする味方の邪魔をするようなことはしません。
また、介錯など、苦しんでいる人のために自身は心身ともに積極的に傷付きに行きます。
細かい部分はお任せ致します!
宜しくお願い致します!
●警備するヴァインビーストを蹴散らせ!
三つの難関を抜けて、ディアボロス達は、無事、クロノヴェーダ達の拠点の近くまでたどり着くことができた。
「何とか辿り着いた……帰り道の事は考えたくない……」
ぶるぶると、先ほどまでのアスレチックな冒険を思い出しながら、鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)は、とても嫌そうな顔を浮かべた。
ここには、サンダー以外にも。
「ドラゴン共が来る前に、可能な限り、大樹昇りをすすめなければ……」
そう危機感を持って、戦いに加わるのは、フリング・デューン(火智紅胆・g05712)。そのフリングの側には、いつも連れているクダギツネのコブルが凛々しい顔で、付き添っていた。
「世界樹登り、乗り遅れるわけにはいかないの……!」
こちらは、近いうちに来るフローラリアとドラゴンの決戦に乗り込めるよう、いつにも増して意気込んでいる藺草・風水(天使喰らいの重ガンナー・g00346)。相手は弱いクロノヴェーダだが、全力を尽くすつもりでいるようだ。
「ええ、私も同感です。早いうちに倒してしまいましょう」
怖い顔をしているが、実はこの戦いが初めてのヴォルロント・エルダールーン(殲滅、破壊、渾沌、多肉植物・g06769)。それを弁えているらしく。
「今回は、宜しくお願い致します。自分は新参者ですので、指示を下さい!」
そう仲間達に告げていた。
「ん……それじゃあ、あたし達と一緒に行こうか」
「はい!」
サンダーに声をかけられ、ヴォルロントは少し安心したような笑みを見せるのであった。
さっそく、たどり着いたディアボロスの気配を察知したのか、ヴァインビースト達が多数集まってきた。
「さてと、とっとと薙ぎ払わせてもらうの!」
先陣を切ったのは、風水。両手に持ったクリスタライズライフルとクロススレンドキャノンで、多方連爆撃(タホウレンバクゲキ)を発動。
「第一第二第三……キミに捌ききれるの?」
距離を詰めながら、位置を変えつつ、一気に2体の敵へと激しい弾を浴びせていく。
「一匹も逃さないように
……!!」
サンダーは、戦いの中、動きの鈍い3体を見つけて。
「聴きたいことだけ聴いているがいいさ!」
エコーチャンバーを発動! 一時的な残響空間に敵を閉じ込め、電磁波、音波、敵自身の攻撃などを反射、増幅したダメージをそのまま閉じ込めた敵へと放って見せた。
「ヴォルロントさん、頼んだ!!」
サンダーの言葉に、控えていたヴォルロントが飛び込んでくる。
「了解です、後は我とキングオブエデンにお任せを!!」
ヴォルロントは、キラキラと凛々しいモーラット・コミュのキングオブエデンともに。
「行きますよ! 竜翼……翔破ッ!!」
赤い結晶のような鋭い翼をはためかせて、ヴォルロントは急降下すると、サンダーが倒しきれなかった敵を一気に仕留めていった。
その間にも戦いは繰り広げられている。
「ぐあっ!!」
ヴァインビーストが放ってきた蔦縛りをもろに受けてしまい、フリングの体は激しい痛みに耐えていた。
「グオオオオン!!」
ヴァインビーストは、その攻撃の成功に嬉しそうな雄叫びを上げている。苦しい展開かと思われたが……。
「……急いでる身が、ただ攻撃を受けると思いましたか?」
痛みを堪えながら、フリングは笑みを浮かべた。
「ここからが私の番です! 凄いモノをいただきましたし、相応に返礼いたしましょう!」
そうフリングが叫ぶと、浄剣返礼演武(ジョウケンヘンレイエンブ)を発動させ、今まで受けた痛みをそのまま、エネルギーの剣へと変えて放ち、近くにいたヴァインビーストを一気に蹴散らしていったのだった。
見事な連携攻撃の数々。それが見事に炸裂していった。それもこれも、皆がそれぞれ、独自に連携を考え動いたからに他ならない。
気が付けば、あれだけいたヴァインビースト達は全て倒されていた。
「はあ、はあ……なんとかなったみたい……だね?」
サンダーがそう言葉を発すると。
「ええ、皆さんの声掛けのお陰です」
初めての戦いをなんとか乗り越えたヴォルロントは嬉しそうな笑みを仲間へと向けた。……ちょっと怖そうな笑みではあったが。
「最後は……」
両手の銃器を構えながら、風水が音のした方を見据える。
「ええ、あの手強いと噂のディエリアナだけ、ですね」
フリングの見つめる先には、ゆっくりと近づいてくるアヴァタール級、ディエリアナの姿があったのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
【飛翔】LV2が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【ガードアップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
花塚・夜壱
己を鍛え上げようとする、崇高な精神には感心するが…
俺にも、進むべき理由があるからな
倒させて貰おう
舞い踊る様な攻撃は如意棒で防ぎつつ、俺も【ダンス】を応用し武術を仕掛ける
女性を殴るのは、少々心苦しいが…それは胸の内に秘めて
距離を詰められれば【貫通撃】を仕掛け、距離があれば【衝撃波】を使用
敵の魅了攻撃は、【地形を利用】し直撃を避ける
悪いが俺は、もっと魅力的な女性を知っている
だから悪いが、君の我儘通りに、自身を傷つけるつもりはない
ただ…改めて、彼女が魅力的だと気が付いた
ささやかだが礼を言おう、ありがとう
これはちょっとした恩返しだ、受け取ってくれ
常夜刀で攻撃し、目を奪われたところで『宝星花』を使用する
●ディエリアナと円舞曲を
「酷いですわね……まあ、あの子たちは薔薇の戦士スカアハ様の導きがなかったのですから、仕方ありませんわね」
そうアヴァタール級、ディエリアナは嫌そうにディアボロス達を見つめる。
「己を鍛え上げようとする、崇高な精神には感心するが……俺にも、進むべき理由があるからな。倒させて貰おう」
そう告げるのは、花塚・夜壱(月下鬼人・g00016)だ。
「ええ、よろしくてよ。最も……わたくしを倒すことなんてできないでしょうけど」
そのディエリアナの言葉が、戦いの合図となった。
ディエリアナの舞い踊るような攻撃を、愛用の如意棒を使って、夜壱は、ダンスの技術を応用した力でもって、何とか捌くことができていた。
「それも、いつまで持つかしら?」
余裕の笑みを浮かべるディエリアナに夜壱は、心の中で。
(「女性を殴るのは、少々心苦しいが……」)
その言葉を胸の中に秘めつつ、激しい攻撃を続ける。
距離を詰められれば、貫通撃を仕掛け、距離があれば、衝撃波を放って牽制していく。敵の魅了攻撃には、地形を利用し直撃を避けてみせていた。
「嫌な男ね……けど、それもそろそろ終わりじゃなくって?」
「俺は、もっと魅力的な女性を知っている。だから悪いが、君の我儘通りに、自身を傷つけるつもりはない」
ディエリアナの言葉に、夜壱はそう返すと。
「ただ……この戦いで改めて、俺の知っている彼女が魅力的なのだと気が付いた。ささやかだが礼を言おう、ありがとう」
「そんな礼、受け取ると思ったら大間違いよ!!」
絶対悩殺光線を放ち、自傷させる程の魅了を仕掛けられ、自傷するまでには至らなかったが、かなりのダメージを食らってしまった。
「くっ……」
痛みを堪えながらも、夜壱はまだ戦える。
「これはちょっとした恩返しだ、受け取ってくれ」
「……えっ?」
そう、夜壱が放ったのは。
「瞬きすると見逃すぞ」
宝星花(ホウセイカ)。目映い宝石の如く、降り注ぐ星の如く、揺蕩う花の如く。視界に収めたが最後、常夜刀の輝きからは、何人たりとも目を逸らせない。見惚れている間に、その刃で敵を切り裂いたのであった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
栗島・スミコ
(サポート)
明治から昭和にかけて、日本映画界をけん引した人気女優になるはずだった人物。ディアボロスとして新宿島に流れ着いた彼女は、まるで第二の人生を楽しむかのように、本来の彼女とは違う道を歩んでいた。
ひょんなことから手に入れた妖刀と、自らが開発した禁断のプログラム「悪魔召喚プログラム」を手に戦う道を選んだのだ。
妖刀「ニヒルブレード」…使用者を殺人鬼に変えるという魔剣。強力なパラドクスによりその呪詛は封印されている。
悪魔召喚プログラム…契約した悪魔や天使を召喚するプログラム。
ソラス・マルファス
(サポート)
「おぅ、任せとけ」「やられてたまるかよ!」「てめぇ、ふざけるなよ!!」
よぉ、困ってんのかい?俺で良ければ手伝うぜ
力仕事なら任せてくんな
こう見えて手先も器用でね
一般的な料理もできるぜ、復興や救出でも役立てることはあるだろうさ
痛ましい事件が続くからよ、被害者には可能な限り寄り添ってやりてぇ
そういうときは士気高揚も役立つかもな
微力だが、背中を押してやることくらいはできるさ
戦闘は呪詛を纏った大剣での薙ぎ払いがメインだ
搦め手はどうも苦手だがね
空中の敵を仕込みワイヤーで引きずり落とすぐれぇのことはできるぜ
あぁ、色恋沙汰は勘弁だ
エゼキエルで亡くしてるとはいえ、妻子が居るんでね
あとは任せた
よろしく頼むぜ!
ジズ・ユルドゥルム
(サポート)
『さ、ヤツらに一泡吹かせに行こうか。』
リターナーの風塵魔術師×時間神官、24歳の女です。
普段の口調は「人懐っこく(私、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)」、敵には「毅然と(私、貴様、だ、だな、だろう、なのか?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●続く舞とディアボロス達
夜壱が戦っている間に、3人のディアボロス達がこの地にたどり着いた。
「こんなに楽しいダンジョンなら、もう少し楽しみたかったな……」
そう名残惜しそうに告げるのは、栗島・スミコ(ピアスの少女・g00599)。どうやら、ここにたどり着く前のアスレチックも満喫してきたよう。
「その気持ちはわかるが……まずはアイツを倒さないとな」
にっと笑みを浮かべるのは、ソラス・マルファス(呪詛大剣・g00968)。もちろん、彼もスミコ同様、アスレチックを乗り越えて、ここまで来たのだ。
「ああ、ヤツに一泡吹かせに行こうか」
ジズ・ユルドゥルム(砂上の轍・g02140)の見つめる先、そこには、仲間の攻撃を受けて、態勢を整えるために後退していくディエリアナの姿が目に入ったのだった。
「新たなディアボロスも来たようですわね。先ほどは油断しましたが……今度はそうはいきませんわよ」
そう嫌そうに瞳を細めるディエリアナにいち早く突っ込んでいったのは、ジズ。獣の骨で作られた斧槍(ハルバード)状の武器、獣骨の斧槍を勢いよく振るう。
「はああああ!!!」
スコルピオンスティングを発動させ、獣骨の斧槍に砂漠の蠍が如き猛毒を宿らせると、捨て身の一撃をディエリアナへと放った。
「ああああっ!!」
残念なことに急所は外されてしまったが、ディエリアナに鋭い一撃を与えられたようだ。しかし。
「くっ
……!!」
華麗な舞と共に繰り出したディエリアナの放ってきた無数の葉たちが、ジズの体を覆いつくし、体の自由を奪っていく。
「ふふふ、それでは動けなくってよ」
上手く攻撃を当てれて、ディエリアナの機嫌も良くなっている様子。
「おいおい、俺のことを忘れていねぇか?」
そう声をかけるのは、呪詛の大剣を肩に乗せたソラスだ。
「舞い上がれ、谷風!」
谷風(タニカゼ)だ。風に乗って飛翔し、すれ違いざまに呪詛の大剣で切り払う。ディエリアナも負けじと。
「わたくしの愛に溺れてくださいませ!」
蠱惑的な舞を踊りつつウインクを飛ばすことで、敵の精神を錯乱状態に陥る攻撃を放ってきた。流石に錯乱状態にはならなかったが。
「くっ……少し喰らっちまったか」
けれど、まだ戦える。
「戦いはまだ、始まったばかりだぜ!!」
そう戦える意志を見せることで、ソラスは、士気高揚を狙う。
「今度はボクだよ!」
使用者を殺人鬼に変えるという魔剣、ニヒルブレードを手に、今度はスミコがディエリアナに接敵。
「$ ./devilanalyze……」
デビル・アナライズだ。分析プログラムを展開し、敵の弱点を見抜き、それに応じた攻撃を行う技だ。
「わたくしに堕ちてくださる?」
ディエリアナは、絶対悩殺光線を放ち、自傷させる程の魅了状態にしようとした。が、残念ながら魅了させるまでには至らず。
「ここだっ!!」
敵の弱いところをついて、ニヒルブレードを振るった。
「そ、そんな……あああああ!!」
それは見事にディエリアナを斬り裂いて。
「……わたくしが、ここまで追いつめられるなんて……」
ディエリアナもディアボロス達もボロボロだ。やはり敵は強い。しかし、ディアボロス達の度重なる攻撃により、ディエリアナは、少しずつ追い込まれようとしていたのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【修復加速】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV5になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
鳩目・サンダー
ネメシスモード発動を宣言する。
悪いが結界を張らせる訳にはいかない。
そっちにも都合があるんだろうが、一応こちらも「刻逆被害者代表」としてここに居るんでな。
こうして正面から挑むことをせめてもの誠意だと思ってくれ。
【行動】
パラドクス「フィルターバブル」を使用。単体への破壊力はあたしの持つパラドクスの中でも随一だ。WIZなので「わたくしに堕ちてくださる?」とのぶつかり合いになるだろう。
別に狙ったわけじゃないが、洗脳対拒絶の意思の対決になる訳だな。
なかなか創作意欲の湧く熱い展開じゃないか。
出し惜しみはしない。そっちもするな。
こっちも「お前を倒す準備を整えて」ここに居るのだから。
アドリブ、連携歓迎します。
不知火・紘希
君がディエリアナさん?
あのアスレチックで毎日訓練してるんだ。すごいね。
仲間がヴァインビーストを倒してくれたおかげで、あとは君だけだよ。
☆行動
まずは、描き出すために敵を観察して完璧に描けるようにしなくちゃ。
ダンスもアートだよね。ステキな舞、僕に見せて。
そういって敵の動きを頭に入れながら、筆を動かしていくよ
光線を受けそうになったら「ピカピカ光る靴」で縦横無尽にダッシュで避けて移動しよう。
飛翔を使ったり、僕の残像アートで攪乱させるよ
できあがった!
「目には目を歯には歯を」作戦!
そっくりな君のコピーで、
こっちも絶対のうさつ光線だ!
アスレチックは楽しかったけど…君は悪さする敵だからね。
アドリブ連携◎
●舞い踊るステージの最期
ボロボロになりながらも、ディエリアナはまた、すっくと立ちあがる。
先ほどのダメージもなかったかのようにふるまっている。
しかし……それでも度重なる攻撃は、確実にディエリアナの体力を、戦う力を弱らせていた。
「君がディエリアナさん? あのアスレチックで毎日訓練してるんだ。すごいね! 仲間がヴァインビーストを倒してくれたおかげで、あとは君だけだよ」
そう、ディエリアナを称えるような声をかけるのは、不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)。どうやら、彼女の努力に敬意を示している様子。
「ふふ、わたくしの努力を知っていますのね……だから、わたくしは……いえ、言葉が過ぎましたわね」
ディエリアナは僅かに笑みを浮かべると、すぐさま絶対悩殺光線を放ってきた。
「わわっと!!」
紘希は、ピカピカと光る靴……いや、タダの靴ではないインラインスケート靴でもって、縦横無尽にダッシュで避けて見せた。
「あら、早いんですわね」
「ちょっと痛そうだからね。……そうそう、ダンスもアートだよね。ステキな舞、僕に見せて」
その紘希の言葉にディエリアナはいつものように体を伸ばすと。
「敵に言われて、はいそうですかと見せるつもりはなかったのですけど……先ほど褒めてくださったから、一度だけですわよ!」
「いいの? ありがとう!!」
紘希は、ディエリアナの舞のような攻撃を残像が残る高速移動で避けながら、その一部始終をその目に焼き付けた。
飛んだり跳ねたりしながら、実は紘希はある作品を描いていた。
「できあがった! 『目には目を、歯には歯を』作戦!」
リアライズペイントで生み出したのは、ディエリアナと瓜二つのその姿。しかも、一度もダメージを食らっていない綺麗な姿のままで。
「そっくりな君のコピーで、こっちも絶対のうさつ光線だ!」
「あら、そんなこともでき……ああああっ!!」
もろにその攻撃を受けて、ディエリアナは後ろに倒れ込んだ。
「アスレチックは楽しかったけど……君は悪さする敵だからね」
そう、何があっても敵は倒さなくてはならないのだ。
「悪いが結界を張らせる訳にはいかない。そっちにも都合があるんだろうが、一応こちらも『刻逆被害者代表』としてここに居るんでな。こうして正面から挑むことをせめてもの誠意だと思ってくれ」
そう告げたのは、鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)だ。
「そうはいっても、わたくしもここを守護する者の一人。ただではやられませんわよ?」
そう虚勢を貼ってはいるが、先ほどの攻撃を受けて、足は少し震えているようにも見えた。
(「あと少し……か」)
そう心の中でサンダーが呟いた時だった。先に動いたのは、ディエリアナ。
「さあ、わたくしに堕ちてくださる?」
美しい舞と共に絶対悩殺光線が、サンダーへと放たれる。
「くっ
……!!」
こちらもやられてしまっては、本末転倒! サイボーグに改造された部位を使って、必死に光線を避けたり耐えたりしている。
「ふふふ、追い込まれているようですわね。そろそろ本気を見せますわ」
「あたしもこのままやられるわけにはいかないんでね!」
と、サンダーは、咄嗟にフィルターバブルを発動させた。
「お前の話は聴きたくない、お前の価値観を受け入れない!」
大きな泡が集まって出来た障壁が、ディエリアナの方へと勢いよく迫っていく。一方のディエリアナも見事な舞と共に絶対悩殺光線を放つ。
「別に狙ったわけじゃないが、洗脳対拒絶の意思の対決になる訳だな。なかなか創作意欲の湧く熱い展開じゃないか」
「そう言ってられるのも今のうちですわよ」
両者の力は、拮抗していた。二人とも必死の抵抗で力を出している。しかし、その拮抗を破ったのは、サンダーだ。
「出し惜しみはしない! そっちもするな! こっちも『お前を倒す準備を整えて』ここに居るのだからな!!」
サンダーの目の色が変わり、身に纏うオーラが闘志がサンダーを包む。
「ふふふ、いいわ。わたくしも力の全てを……くっ……つ、強すぎる!? まさか
……!!」
「うおおおおおおお!!!」
「いやあああああああ!!」
二人の激しい咆哮が重なり、閃光が辺りを包んだ。
その光が消えた後、立っていたのは、サンダーだった。
「……見事だったわ……わたくしの、まけ……ね……」
ディエリアナは少しだけ、満足そうに微笑むと、その姿を消したのだった。
こうして、ディアボロス達の楽しくも激しいバトルを繰り広げた、世界樹ダンジョンの旅も終わりを告げた。
楽しいアスレチックを、そして、熱いバトルを乗り越えたディアボロスの顔にも、ディエリアナに似た、満足げな笑みが浮かんでいたのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】がLV2になった!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV3になった!
【反撃アップ】がLV3になった!