ラスプーチンは猿、もとい、去る(作者 秋津透)
#吸血ロマノフ王朝
#東ポーランド追撃戦
#怪僧ラスプーチン
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「猊下、いったい、これはどういうことなのです? ドイツへの侵攻は、失敗したのですか?」
東ポーランドの海岸近く、凝然と佇んで思考を巡らすジェネラル級クロノヴェーダ『怪僧ラスプーチン』に、後詰めの軍を率いてこの地で待機していたアヴァタール級ヴァンパイアノーブル『コサックガンナー』が、丁重ではあるが、内心の怒りを抑えきれない声で訊ねる。
それに対して『ラスプーチン』は、『コサックガンナー』をぎろりと睨み据えて応じる。
「貴様如きに、説明している暇はない。儂が状況を報告せねばならん御方は、帝都におられる」
傲然と言い放つと『ラスプーチン』は宙に舞い上がり、『コサックガンナー』に告げる。
「貴様は、漂着してくる者を集め、最低限の編成をしておけ。その者たちを含め、ここにいる軍が、いつ、どこへ、どう動くかは、今のところ未定だ……このままで済ませる気は、毛頭ないがな」
最後は表情を歪めて憎々しげに唸ると、『ラスプーチン』は返事も待たずにそのまま飛び去る。
そして『コサックガンナー』は、飛び去る『ラスプーチン』を見据え、本来ならとうていアヴァタール級がジェネラル級に言える言葉ではないものを、口の中で小さく呟いた。
「猿め…!」
「腹が減っては戦はできぬ。食いながら話を聞いてくれ」
時先案内人の陳・修賢(人間の特級厨師・g03221)が、いつものように手製の饅頭を配りながら告げる。
「機械化ドイツ帝国奪還戦の結果、ドイツを劫略しようと押しかけてきた吸血ロマノフ王朝の軍勢のうち、北海・バルト海方面に攻め寄せた軍は、指揮官のエッセン提督を撃破され、元のディヴィジョンに帰還できずに壊滅したようだ。だが、怪僧ラスプーチンに率いられていたポーランド方面軍は、かなりの数が、吸血ロマノフ王朝が支配する東ポーランドの海岸地域に漂着しているらしい。幸いというか何というか、手強いラスプーチンは敗残の自軍を放置して、さっさと帝都…サンクトペテルブルグだったかな、そっちへ行っちまったので、漂着した軍は、ほぼ烏合の衆のまま残されている。こいつらを、今のうちに叩いておかない手はないだろう」
ラスプーチンがどう判断してるのか知らんが、機械ドイツ帝国軍との戦いやディアボロスとの激戦を経験したヴァンパイアノーブルをこのまま生き延びさせたら、後々厄介なことになりそうだからな、と、修賢は告げる。
そう言って、修賢は一同を見回す。
「皆に急襲してもらいたいのは、ラスプーチン軍の敗残兵、トループス級ヴァンパイアノーブル『ブラッドメイガス』が漂着し続けている東ポーランド地域の海岸だ。漂着した『ブラッドメイガス』は、かなり混乱している上に、献身するよう調整された肝心のラスプーチンがいないので、まともに戦える状態じゃない。しかし、そいつらを取りまとめるため動いているアヴァタール級ヴァンパイアノーブル『コサックガンナー』は、かなり手強い戦闘のプロだ。『コサックガンナー』に『ブラッドメイガス』を指揮する隙を与えず、孤立させて叩くのが上策だろう」
幸いというか何というか、『コサックガンナー』は『ラスプーチン』から何も事情を知らされていないので、まさか他のディヴィジョンから急襲があるとは思っていないはずだからな、と、修賢は告げる。
そして修賢は、小さく呟く。
「ラスプーチンには、俺たちディアボロスの力を知られちまった。奴の手駒を可能な限り削っておかないと、後でえらいことになる恐れがある……まあ、手駒ゼロの単身でも、あのクソ坊主は充分ヤバいけどな」
「ラスプーチン様の為に、ラスプーチン様の為に、ラスプーチン様の為に!」
まるで譫言のように口走りながら、虚ろな目をした満身創痍の『ブラッドメイガス』たちが、東ポーランドの海岸に漂着する。
その哀れな姿は、元が美しい女性揃いだけに、いっそう痛ましい。
そして駆けつけた『コサックガンナー』は、何とも言えない表情で、正気とは思えない『ブラッドメイガス』たちを見やる。
「…猿め。誇り高きコサックの娘たちに、いったい何をした! 何をした!」
奴に逆らうどころか、忠実に命令に従うしかないアヴァタール級クロノヴェーダの身が、これほど口惜しく思ったことはない、と、『コサックガンナー』はぎりぎりと歯噛みをした。
リプレイ
鳴・蛇
「ロシアの兵と…ん?これは…まさかラスプーチンの奴、部下で軍隊としての娘たちに手を出した?ニコラエヴィチ大公とストルイピン大臣がそれを許すか?!
「おと失礼、我らはドイツ帝国の情報管理官(噓)、今はただの国を失った敗者…殉国する前に可能の限り皇帝陛下を暗殺した敵の情報を君達に伝いたい」
「で、君はどうする?ラスプーチンの暴行を総司令ニコラエヴィチ大公に報告する?
「ま、奴は愚者ではない、そよう事をやったのは重臣からの非難を無視する事が出来るだろう。こう見れば、皇族のニコラエヴィチ大公も重臣のストルイピン大臣も、地位はラスプーチン以下か」
相手が応答した後「何者だ!?」と叫び、長月さんの忍法で影に沈んむ
嵐柴・暁翔
……本当にアヴァタール級ってのは難儀だねぇ…
ジェネラル級相手なら誰であれどんな命令にも従うしかないとは…
大した意味もないかもしれませんがコサックガンナーに話を聞いてみます
聞きたいのはブラッドメイガスはどういう存在なのか
あの自我の薄さは何なのか、死ねば鮮血になるってのはヴァンパイアノーブル全般の特徴なのか?
それと一番知りたいであろうドイツ帝国への侵攻の結果について聞かれたなら復讐者についてまで全て伝えはしませんが失敗したとは伝えておきます
理由を聞かれたならどこぞの生臭坊主が作戦行動中なのにブラッドメイガスを天幕に連れ込んで夜の修行にばかり励んでいたからだろうと答えておきます
一面の真実ではあるしな
長月・夜永
★アドリブ&連携大歓迎
向こうがドイツ帝国軍だと思ってるなら
影の中から仲間の分も
拝借したドイツ帝国軍の制服を引っ張り出し
袖を通して変装変装♪
まぁ今回のボクの立ち回りは
不測の事態に備えて
鳴さんと暁翔さんの潜入と退避のサポート
正直、過剰戦力な気もするけど
敵地だと何が起きるかわかんないしね
相手の出方次第だけど
『偵察』でスキなく探りを入れつつ
緊急時の安全な潜入・逃走手段として
十八番の【忍法・影渡り】で
一瞬で仲間と共に影を渡れるように準備しておくよ
目の前で一瞬で現れたり消えたりしたら『魔女か!?』とか言われるのかな?
ボクは『忍者』何だけどね(笑)
「ロシアの兵と…ん? これは…まさかラスプーチンの奴、部下で軍隊としての娘たちに手を出した? ニコラエヴィチ大公とストルイピン大臣がそれを許すか?!」
吸血ロマノフ王朝、東ポーランド海岸。ドイツ侵攻に失敗して漂着する『ブラッドメイガス』を回収、再編成しようとするアヴァタール級ヴァンパイアノーブル『コサックガンナー』の前に、唐突に姿を現した鳴・蛇(不吉な龍蛇・g05934)が、相手の気を呑むような独特の口調で、べらべらと喋りだす。
一瞬、鋭い目つきで蛇を見やった『コサックガンナー』は、相手に殺気がないと感じ取ったらしく、押し殺した声で訊ねる。
「……何者だ?」
「おっと失礼、我らはドイツ帝国の情報管理官、今はただの国を失った敗者…殉国する前に可能の限り皇帝陛下を暗殺した敵の情報を君達に伝いたい」
しゃあしゃあと告げる蛇に、『コサックガンナー』は油断のない目を向けて訊ねる。
「国を失った、だと? ドイツ帝国は潰れたのか? ならばなぜ、さ…ラスプーチン様の侵攻が失敗した?」
「それはな、あんたらの軍を指揮していた生臭坊主が、作戦行動中なのに美女を天幕に連れ込んで、夜の修行にばかり励んでいたからだ」
蛇の傍らに姿を現した嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が、意図的に投げやりな口調で言い放つ。ちなみに蛇も暁翔も、長月・夜永(は普通の女のコである・g03735)が調達してきたドイツ帝国軍の軍服を着ている。
「なあ、あの美女たちは、いったい何なんだ? まるで噂に聞く東洋のトッコータイみたいに、生臭坊主の名を叫びながらやたらに突っ込んできたが、坊主の信者なのか?」
「そうだ…いや、違う」
暁翔の問いに、『コサックガンナー』は顔を顰めて応じる。
「ラスプーチン…様は、女たちに人気がある。ラスプーチン様のためなら死んでもいいと、本気でほざく女は多い。だが、ただの信者なら、負けた後、こうはなるまい…虚脱するにせよ、歯噛みするにせよ、もっと人間らしく反応する。コサックの娘なら、いきり立って復仇を叫ぶはず」
「…つまり、この美女たちは、ラスプーチンの術だか薬だかで、まともではなくなってるのか?」
重ねて問う暁翔を、『コサックガンナー』はじろりと睨む。
「そうかもしれん。あるいは、貴様らドイツが変な兵器を使って、娘たちの頭を狂わせたのかもしれん。ああ、そういう可能性もある」
「残念ながら、そんな便利な兵器があれば、むざむざ亡国の憂き目を見ることはなかった」
蛇があっさり否定し、更に訊ねる。
「で、君はどうする? ラスプーチンの暴行を総司令ニコラエヴィチ大公に報告する? ま、奴は愚者ではない、そういう事をやったのは重臣からの非難を無視する事が出来るからだろう。こう見れば、皇族のニコラエヴィチ大公も重臣のストルイピン大臣も、地位はラスプーチン以下か」
「お偉方のことなど、知ったことか」
吐き捨てるように言うと、『コサックガンナー』は改めて蛇と暁翔を睨み据える。
「貴様らが本当にドイツ人で、ドイツが潰れた事情を詳しく話すと言うなら、ラスプーチン様が興味を持たれるかもしれん。俺には、貴様らを拘束して、ラスプーチン様に引き渡す義務がある」
「それは…おっと、何者だ!?」
少々わざとらしく叫ぶと、蛇は夜永が用意してきた影に飛び込み、夜永は「忍法・影渡り(カゲワタリ)」を用いて一瞬で蛇の姿を消す。続いて暁翔も、躊躇なく影に飛び込んで消える。
「……なっ?!」
当惑した表情で『コサックガンナー』は周囲を見回すが、むろん、どこにも何の痕跡も残っていなかった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
リップ・ハップ
連携アドリブ〇
烏合の衆ねー
ま状況的なもんってのはわかっけど、ラスプーチンの奴この程度でグラつくよな奴らをドイツ侵攻に連れて来てたわけ?
なーんか余裕ね。こやってほったらかしにしてっちゃうとこも含めて
針対針とかおもろそうじゃん
こっちも血で針作って片っ端から撃ち落としてやる
拮抗できっかな~~? どうかな~~?
まいい勝負になったとして、そいは意識を誘導してるだけなんだけど
血を操れる範囲は私中心。私が跳べば操作範囲も私を追う。
それを繰り返しゃつまり、自由に宙を跳びまわれるってことだ
どんな環境だろうが私のフィジカルを届かせる、それがこっちの本命よ
宙を【ダッシュ】して【突撃】。一気に肉薄して伯爵でばっさりだ
無堂・理央
敗走する敵軍に追撃戦?
諸に騎兵向きの任務だね!
無双馬『クロフサ』に騎乗してとっつげきー!
パラドクスでボクとクロフサが雷を纏いながら、グレートソード担いで突っ込んでくよ。
何と言うか哀れな姿だし、ボク達の手で介錯してあげるよ。
グレートソードで薙ぎ払い、クロフサに踏みつけさせながら敵に組織的は反撃をさせるまでもなく叩いてく。
反撃が飛んでくるだろうけど、それを受けてでも攻めて攻めて攻めまくる!
【グロリアス】の効果があるから、むしろ反撃の傷を敵を倒す事で癒していけばいいしね。
念の為、【通信妨害】で指揮官が増援を呼ぶのを阻止しておくね。
対トループス級戦を行う他の人とは可能な範囲で連携するよ。
カイ・オーベルト
アドリブ、連携希望
任務了解、だ。遂行する
連携し奇襲を仕掛ける。敵が態勢を整える前に最大の打撃を与える。
【音響閃光砲】使用。メイガス達の陣形内に榴弾を放ち、指向性を持った閃光と轟音で「撹乱」する。
更に、左手のマシンガンの掃射による 「制圧射撃」。動きを制しつつ、右手のアサルトキャノンによる「砲撃」で狙い撃つ。
「一撃離脱」の戦術で常に移動し、反撃の狙いをつけ難くして回避を試みる。
【通信障害】使用。本国との連絡を断つ。
心をやられた兵士と戦うのは、こちらのメンタルも削られる。だが相手はクロノヴェーダ。人間同士の戦争じゃない。殲滅に集中する。
「敗走する敵軍に追撃戦? 諸に騎兵向きの任務だね! 薙ぎ払ったげる!」
無双馬『クロフサ』に騎乗した無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)が屈託なく言い放ちながら、パラドクス「雷霆震駆(スキャダー・ケラウノス)」を発動。【通信障害】を発生させながら、漂着した『ブラッドメイガス』が漫然と集まっている中へ飛び込んで蹂躙する。『ブラッドメイガス』は潰れながら反撃のパラドクス「ブラッディニードル」を発動するが、高速で駆け抜ける『クロフサ』と理央には、まったく追いつかない。
「何と言うか哀れな姿だし、ボク達の手で介錯してあげるよ」
(「そうだな。心をやられた兵士と戦うのは、こちらのメンタルも削られる。だが相手はクロノヴェーダ。人間同士の戦争じゃない」)
殲滅に集中する、と呟き、カイ・オーベルト(アイゼンフント・g05787)がパラドクス「音響閃光砲(スタンランチャー)」を発動。理央と【通信障害】を重ね、『ブラッドメイガス』の集団へと撹乱攻撃を開始する。もともと無反応な『ブラッドメイガス』たちは、音と光の撹乱攻撃を受けても外見的にはさほど混乱した様子は見せないが、反撃のパラドクス「ブラッディニードル」を繰り出す速度やタイミングが確実に遅れ、素早く移動するカイを捕捉できない。
一方、リップ・ハップ(Reaper Harper・g00122)は、他の二人よりもずっと冷めた口調で嘯く。
「烏合の衆ねー。ま、状況的なもんってのはわかっけど、ラスプーチンの奴この程度でグラつくよな奴らをドイツ侵攻に連れて来てたわけ? なーんか余裕ね。こやってほったらかしにしてっちゃうとこも含めて」
よーするに、奴は、自分自身の力に絶大な自信があるんだね、と、リップは冷笑する。ま、巨大要塞ビスマルクよりも丈夫で死ににくいってー話だから、自信持つのも当たり前かもしれないけどさ。
「さて、と。パラドクス使ってびゅんびゅん飛び回るつもりでいたけど、どっかのお節介さんが、【飛翔】をかけといてくれたみたいだね。面倒ないから、そっち使うか」
レベル1でも時速50キロでるんだから、そりゃ早いわ、と嘯きながら、リップはパラドクス「Rinky-dinky・Hanky-panky(リンキィディンキィ・ハンキィパンキィ)」を発動。理央とカイの攻撃で、みるみるうちに減っていく『ブラッドメイガス』の集団へと、一気に斬り込む。
「…ああ、こりゃ据物斬りだわ」
簡単すぎてあんまり面白くない、と苦笑しながら、リップは大鎌『伯爵』を振るい、ろくに避けようともしない無反応な『ブラッドメイガス』をばっさばっさと斬り倒す。斬られた『ブラッドメイガス』は一瞬で鮮血と化し、同時に反撃のパラドクス「ブラッディニードル」を発動させるが、反応が鈍くて機械的なので、ごく容易に躱せる。
そして一方的な蹂躙攻撃が続き、三人のディアボロスはまったく無傷のまま、その場にいた『ブラッドメイガス』を、ことごとく殲滅完了した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【通信障害】LV2が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
リップ・ハップ
問答は無用だ。さっさと終わらせよ
あんたの恨みつらみなんて聞いたとこで、それで何かする気にゃならんしね
おーん。ホーミングってやつ?
追いかけっこすんのもめんどいし正面から斬り伏せてやんよ【破壊】【粉砕】
大鎌のリーチで爆発の直撃避けられればそれでいーや
鎌振る腕と近づく脚がありゃ今は十分【忍耐力】
こいつに鎌を突き立ててやれば、どうとでもなる
痛みじゃ私は止めらんねい
爆風も斬り捨てて、私の距離に持ち込んでバッサリ。伯爵にたっぷり血を啜らせてやる
爆発で受けた手傷はこいつの血を、その生命力を使って回復だ
いつかラスプーチンの奴もそっちに送ってやっから、恨みつらみはそん時言ってやんな
カイ・オーベルト
アドリブ、連携希望
ロマノフ王朝の軍人も苦労している様子だな。気を抜くと同情してしまいそうだ
無論、容赦はしない
新しい仲間達の加入を切っ掛けに習得したパラドクスを試してみるか
実験台と侮るつもりは無いが、強敵相手でないと有効性が分からん
仲間と連携し陣形展開、隙を突いて【冷凍光線】で攻撃
ヘルメットの両眼から光線を発射、「氷雪使い」で命中した対象の熱量を奪いダメージを与え、更に凍結させ「捕縛」「時間稼ぎ」。動きを止め反撃に備える
使用可能になった【アイスクラフト】で敵との間に氷の壁を造り、遮蔽を得る事で反撃に対抗。【飛翔】し離脱する。地形を利用してくるなら、地形を変化させてみよう
無堂・理央
さて、これでラスプーチンが率いてた軍の数は少しでも減らせたかな?
残りは巻き込まれただけになるだろうけど、指揮官を倒すだけだね。
引き続き、無双馬『クロフサ』に騎乗して戦闘だよ。
敵にあえて先手を取らせるつもりで、まずは声を掛けちゃおっと。
「ここみたいに海の方にも後詰が居るなら、ボク等はその人達に悪い事しちゃったかもね」
「何せ、バルチック艦隊は提督含めて全滅させちゃったし」
語ってれば、敵さんは隙があると見て攻撃仕掛けて来てくれるかな?
敵の攻撃が来たら、合わせてクロフサに正面衝突する形で走らせる。
で、ダメージ覚悟で攻撃の爆風に紛れてパラドクス発動!
一気に背後に回り込んで敵の頭をクロフサが蹴っちゃうぞ!
鳴・蛇
長月夜永さん(g03735)と連携
対話した場所付近でガトリングと大砲を使って戦いの痕跡を作り、その後断末魔のような悲鳴を出し、ロシアの気温と長月さんの【忍法・雪化粧】で冬眠状態に入り、死体に扮する。
敵は情報を知りたいなら死体を調査しなきゃいけない、が、『コサックガンナー』は立派な軍人、警戒心が強いに違いない、調査前に死体の四肢を銃で撃って襲撃する能力がないことを確保するの可能性が大きい。でも、情報が欲しいなら頭を撃って相手の死を確実にする事はないだろう。
冬眠状態で神経を麻痺させ、銃撃で体が痙攣しないように。
そして敵は近づいてきた瞬間、至近距離から竜息を出す。
「ドイツ帝国は!不滅だ!」(大噓)
長月・夜永
★鳴さんのサポート
ボク自身は【飛翔】で上空の術式範囲内に待機
たく、、、眠いとか寒さに弱いのに無理し過ぎ
オーダーには答えるけど、冷たいのは我慢してよね?
死体撃ち対策で『忍法・雪化粧』を鳴さんを対象に使用
予め氷の鎧を纏わせることで防御力を向上させ弾丸の貫通を阻害します
鳴さんの不意打ち息吹を確定で当てるためにもう一つ工夫
【泥濘の地】による鈍化と
泥濘を『氷雪使い』で再凍結させることで『捕縛』を狙い
まぁ一瞬程度の足止めにしかならないだろうけど、十分かな?
撤退の時間稼ぎに
コサックガンナー周囲の地面を対象に『忍法・雪化粧』を使用
追撃行動の素振りを見せたタイミングで発動させて
無数の鋭い霜柱で脚を切り裂きます
嵐柴・暁翔
さっきコサックがどうのとか言っていたけどロシアには色々と苦労させられていそうだな
吸血ロマノフ王朝での歴史は知らないけど反応を見る限りではコサックの扱いは史実とそう大きくは違わなそうだな…
ドイツ帝国軍の格好のままで《贋作者》でドイツの銃器を作り出して応戦します
黒馬に踏み潰されそうなら適時【飛翔】で飛んで回避します
ヴァンパイアノーブルなら飛べるだろうけどな…
しかしまあ嫌でもあんな生臭坊主に忠義を尽くさなければいけないというのは悲惨だな…
ブラッドメイガス達のように意識を奪われて従う方がある意味幸せなんじゃないかとすら思えてくるぜ…
……真面目な方は苦労するのはどこの世界でも変わらないらしいな…
「くそっ、してやられたかっ!」
アヴァタール級ヴァンパイアノーブル『コサックガンナー』は、歯噛みしながら黒馬を駆って海岸へと走る。ドイツ帝国の軍人と名乗る者たちに気を取られているが、そいつらは不意に姿を消し、続いて海岸の方で爆音や銃声、鬨の声があがる。慌てて行ってみれば、漂着していた『ブラッドメイガス』は、謎の敵の襲撃を受けて全滅しているという体たらくだ。
そして、身を潜めた影の中からその背を見送って、長月・夜永(は普通の女のコである・g03735)が、鳴・蛇(不吉な龍蛇・g05934)と嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)に告げる。
「……行っちゃったね」
「まあ、行くだろうな。本来あの御仁は、あっちで仕事するはずだったんだから」
そこが襲われたとあっちゃ、胡散臭い(自称)ドイツ人連中がどこに消えたかの確認なんて、二の次三の次四の次になるよなあ、と、暁翔が肩をすくめる。
「うむむむむ…戦闘があったように偽装し、死体のふりをして、確認に来るコサックガンナーを不意討ちしようと企んだのですが…悲鳴とかあげても、戻ってきませんかね、あれ」
唸る蛇に、夜永と暁翔は二人で合わせて「無理、無理」と手と首を横に振る。
「もたもたしてると、ブラッドメイガスを襲った皆さんが、そのままの勢いでコサックガンナーまで潰しそうだぞ」
まあ、それならそれでもいいが、と口の中で呟きながら、暁翔はパラドクス「贋作者(フェイカー)」を発動させて、ドイツ謹製ラインメタル/マウザー・ヴェルケMG34機関銃を作成。海岸方向へ去っていった『コサックガンナー』を【飛翔】Lv2で追う。夜永と蛇も……蛇はかなり渋々であったが……更にその後を追う。
一方、暁翔の予想通り、海岸へと走り込んできた『コサックガンナー』を、『ブラッドメイガス』を潰した無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)カイ・オーベルト(アイゼンフント・g05787)リップ・ハップ(Reaper Harper・g00122)の三人が、猛然と迎え撃つ。
「ここみたいに海の方にも後詰が居るなら、ボク等はその人達に悪い事しちゃったかもね。何せ、バルチック艦隊は提督含めて全滅させちゃったし」
無双馬『クロフサ』を駆る理央が、挑発を交えて言い放つが、『コサックガンナー』は聞こえているのかいないのか、コサック流の品のない憤怒の雄叫びとともに突撃してくる。
「この、〇〇で✕✕なクソヤロウめ! △△でもくらって、くたばりやがれ!」
「うわ、言う言う」
仮にも女性相手にそりゃないでしょ、と、理央は突進してくる『コサックガンナー』の黒馬を巧みにいなし、『クロフサ』を後ろに回り込ませて、パラドクス「剛脚炸裂(ホース・バックキック)」を発動する。
「蹴っちゃえー!」
「ぐわっ!」
黒馬もろとも『クロフサ』の強烈な後ろ蹴りでふっ飛ばされ、黒馬は危うく転倒しそうになり、『コサックガンナー』も落馬しそうになる。何とか踏みとどまったものの、ダメージは大きく反撃もできない。
そして、その隙を狙って、カイが新たに取得したパラドクス「冷凍光線(サブゼロフリーズブラスト)」を撃ち込む。
「実験台と侮るつもりは無いが、強敵相手でないと有効性が分からんからな……ブラスト!」
「ぐおっ!」
カイが両眼から放った冷凍光線をまともに喰らい、『コサックガンナー』はそのまま凍りつきそうになるが、黒馬が凄まじい勢いで躍りあがって反撃のパラドクス「馬蹄墜」を放つ。
「くっ!」
カイは素早く避けて馬蹄に踏みにじられはしなかったが、狂奔する黒馬に横ざまに体当たりされて跳ね飛ばされる。
(「人馬一体か…馬もろとも凍りつかせるのは、さすがに厳しいな」)
使う相手を選ぶ必要があるか、と、カイは【飛翔】で間合いを取りながら呟く。
そして、カイと入れ替わるような感じで、パラドクス「Reinvest・Harvest(リーンヴェスト・ハーヴェスト)」を発動させたリップが、大鎌『伯爵』を振りかざして飛び込む。
「啜れ、伯爵」
問答は無用だ。さっさと終わらせる。あんたの恨みつらみなんて聞いたとこで、それで何かする気にゃならんしね、と嘯き、リップは『コサックガンナー』に大鎌を突き立て、ヴァンパイアノーブルから容赦なく吸血する。
「ぐわあっ!」
生命存在の根源を奪われ、形相を変えた『コサックガンナー』は、至近距離でパラドクス「黒馬弾」を放ち、弾を変化させる間もなく爆発させて、強引にリップと『伯爵』を引き剥がす。剥がされる瞬間、リップは更に大鎌の先端で敵を抉って血を奪い、爆発で受けたダメージを余裕で癒す。
「き、き、貴様…」
覿面に蒼白になった顔を歪め、『コサックガンナー』はリップを睨み据えるが、そこへ増援というか、ドイツ軍人の扮装をした三人が飛んでくる。
「纏え、雪化粧」
夜永がパラドクス「忍法・雪化粧(ユキゲショウ)」で黒馬の足元を凍りつかせ、無数の鋭い霜柱で脚を切り裂く。『コサックガンナー』は反撃のパラドクス「ハートブレイカー」を発動するが、黒馬が狂奔してしまい狙いが定まらない。
更に暁翔が、動きの鈍った黒馬もろとも『コサックガンナー』の全身に、遠慮会釈なく機銃弾を浴びせる。
「ぐわが、が、が、が……」
もはや反撃どころか身動きもままならず、棒立ちになって攻撃を浴びる『コサックガンナー』と黒馬に、蛇がゆらりと近づく。
「もはや無意味かもしれないが、これだけは言っておきたい。ドイツ帝国は! 不滅だ!」
凝った企みを行うことはできなかったが、最後の最後まで惑わしの言葉を放ち、蛇はパラドクス「旱災の息吹(カンザイノイブキ)」を発動させる。
「これこそ、天地二気を断絶する我が気炎よ」
「ぐ…が…」
溶けることのない氷雪に覆われた北の大地に最も似つかわしくない災害、灼熱と乾燥を極めた旱災の気を浴びせられ、満身創痍の『コサックガンナー』と黒馬は、奇妙に歪んだかと思うと、そのまま塵芥と化して砕け散った。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【アイスクラフト】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!