リプレイ
積商・和沙
ねえ、これって自首はいいのかしら?
罪状はちょっと別のになっちゃうんだけどね。
別に私は邪悪なディアボロスに喝采を送った訳じゃないんだけどね。
これって罪状が違うと意味がないのかしら?
ちょっと意味ありげに他のみんなが動きやすいように目立って時間稼ぎしとくわよ。
だって、私がそのディアボロスだしね。
罪状が違うと困るんだったら自画自賛してあげようかしら?
本当に困るのなら自画自賛しないけどね。
さて、あんた達の相手はディアボロスの私がしてあげるわよ。
あれ?この踊り・・・。
思わず動きを止めてしまったわ。
その無駄に大きな胸を見せつける踊りに怒りで我を忘れてね。
魔導障壁で攻撃を防いだら円周障壁陣で反撃よ!!
●どうも、ディアボロスです
断頭台の設置されている処刑場へとのぼる、積商・和沙(四則演算の数秘術師・g02851)。
「ねえ、これって自首はいいのかしら? 罪状はちょっと別のになっちゃうんだけどね」
和沙は今まさに罪状が読み上げられている所へと割って入った。
「別に私は邪悪なディアボロスに喝采を送った訳じゃないんだけどね。これって罪状が違うと意味がないのかしら?」
「関係ない者が処刑場にのぼってくるな」
トループス級『淫魔の剣舞団』達が処刑の邪魔をさせない様にと、和沙を取り囲んでくる。
「私がそのディアボロスだしね」
「何っ!?」
和沙の言葉に淫魔の剣舞団達は目を見開き驚愕する。
「罪状が違うと困るんだったら自画自賛してあげようかしら? 私ってすごい。ほら、これで同じ罪状かしら?」
自分に拍手をする和沙。
「ふざけているのか?」
そんな和沙の様子に淫魔の剣舞団達は殺気立つ。
「さて、あんた達の相手はディアボロスの私がしてあげるわよ」
十分に気を引けたと判断した和沙は戦闘態勢を取った。
淫魔の剣舞団達が自慢のダンスを披露する。
「あれ? この踊り……」
「我らの踊りに魅了されるがいい」
和沙の動きが止まった瞬間、淫魔の剣舞団達が一斉に斬りかかってくる。
襲い掛かる攻撃に和沙は魔力障壁を展開。それを難なく受け止めた。
「思わず動きを止めてしまったわ。その無駄に大きな胸を見せつける踊りに怒りで我を忘れてね」
「どこまでも馬鹿にしてっ!」
「さて、今度は私の番よ」
和沙がブツブツと円周率を唱え始める。すると淫魔の剣舞団達の周りに螺旋を描く円周率の障壁が出現し、淫魔の剣舞団達に向かって襲い掛かった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
御門・雪月
お姉ちゃん(g01985)と参加
他の方との連携やアドリブです!
お姉ちゃんの指示に、相棒の陽菜と共に頷き
「はい。捕まっている人たちは僕たちが助け出します」
パラドクス使用。右腕のシールドの《結界術》で雪月と陽菜を覆うように展開。
【光学迷彩】と組み合わせ、《殺気》を消し《暗殺》の応用で密かに鳥籠の牢に近づき、鍵を魔動機械剣の光刃《斬撃》で静かに焼き切ります。
【友達催眠】人たちの心を落ち着かせるように語り掛けます
「落ち着いて下さい。あなた達を助けに来たディアボロスです」
「敵に見つからないように姿を消しているだけです」
繋がれている鎖も剣で切り裂き破壊します
「今から戦闘が起こります。隙を見て逃げて下さい」
ブレロー・ヴェール
連携、アドリブ歓迎。
「どうやら形振り構わなくなってきたみたいだね、酷い事をする……」
【腐食】で鍵や鎖を脆くして救出に向かった彼を援護、敵に救出を気取られていないか周囲を警戒するよ。
もし檻の方に敵の注意が向きそうになったら僕がわざと目立つように逃走して、注意を引き付け追いかけさせよう。
鳳・四葉
○心情
・相変わらずですね、この世界は。狂った人形共の処刑ごっこばかり。
・アホらしいことこの上ないから、徹底的に邪魔してやりましょう。
・完全に使役するにはまだまだLvが足りませんが、やってやります。さあ、仕事の時間ですよ、44番目の大悪魔。盗賊侯爵よ!
○救出
「44番目の大悪魔よ。契約に従い汝を召喚する。ボクの生命力を喰らい、あらゆるものを盗み出す力を与えろ」
・契約召喚で44番目の大悪魔を呼ぶ。安全に使役するにはLvが足りないので自分の命の一部を「盗ませる」
・大悪魔の権能で強化した野鳩の仕事道具を使い、牢屋を開けて、囚人たちを牢獄から「盗み」だします
「けほっ。囚人たちは盗ませてもらうぞ、人形共」
●囚人救出作戦
――処刑台で戦闘が始まる少し前。
「はい。捕まっている人たちは僕たちが助け出します」
広場の入り口で、姉の指示に頷く御門・雪月(魔機使いの白虎・g02551)と相棒のオラトリオ『陽菜』。
「どうやら形振り構わなくなってきたみたいだね、酷い事をする……」
檻に閉じ込められている人達をみて、ブレロー・ヴェール(le vengeur du sang・g05009)は静かに怒っていた。
「相変わらずですね、この世界は。狂った人形共の処刑ごっこばかり」
落ち着く様にとブレローにの肩に手を置き、鳳・四葉(アンラッキー・クローバー・g02129)が話しかける。
「アホらしいことこの上ないから、徹底的に邪魔してやりましょう」
処刑を妨害してやれば、どんな顔をするか楽しみだと四葉が悪い笑みを浮かべる。
「そうだね。それはいい」
これにはブレローもつられて笑ってしまうのだった。
「集いし、光と風の精よ。我が身を外界より閉ざせ」
雪月は右腕のシールドの範囲を広げ自分と陽菜を包み込み、姿を隠した。
ブレローと四葉も【光学迷彩】を使い姿を消す。
三人は敵に気取られない様に、裏から回り込み鳥かごの檻へと近づいた。
「やはり、鍵がかかってますね。ならば」
「ちょっと待った。ここはボクに任せて」
武器を取り出す雪月を止め、四葉が鍵の前へと出る。
「44番目の大悪魔よ。契約に従い汝を召喚する。ボクの生命力を喰らい、あらゆるものを盗み出す力を与えろ」
四葉が唱えると、浮かび上がった魔法陣から悪魔が召喚される。
「けほっ。囚人たちは盗ませてもらうぞ、人形共」
呼び出された大悪魔が見守る中、四葉は『野鳩の仕事道具』を取り出した。
中から細長い器具を二本取り出して、檻の鍵穴へと突っ込む。
その間、ブレローは二人に背を向けて周囲の警戒をしていた。
もし、檻の方へと敵の注意が向いた場合、自分が目立つように動いて囮となって引き付けるつもりだ。
しかしその警戒も必要がなかった。視線の先では今まさに他のディアボロス達が乱入していた。敵はそちらの対応に手一杯でしばらくこちらに気付くことは無いだろう。
四葉が鍵穴に耳を寄せながら両手を忙しなく動かす事数秒。カチャリと音がして檻の鍵が外れたのだった。
「よし、開いた」
「すごいです」
「ボクの力ならこれくらい余裕ですよ」
そんな話をしながら檻を開ける。
すると、誰も居ないのにいきなり鍵が外れ扉が開いたことに、中に居た囚人達が怯えだした。
「落ち着いて下さい。あなた達を助けに来たディアボロスです」
昔からの大切な友達であるかのように、雪月は優しく話しかける。
「誰も居ないのに声が」
しかしその結果、囚人達を余計に怖がらせることになってしまった。
「敵に見つからないように姿を消しているだけです」
「そうそう、皆に危害を加えるつもりはないから」
「大丈夫だから、信じてくれないかい?」
三人の説得に、漸く囚人達は落ち着いていく。
檻の中には結構な数の囚人達が捕らえられていた。
三人は手分けして足鎖をどうにかすることにした。
雪月は『魔導機械剣』の光刃で足鎖を焼き切る。
四葉は『野鳩の仕事道具』を使い足鎖の鍵を外す。
ブレローは【腐食】で、足鎖を一気にボロボロにして崩す。
「これで全部みたいだね」
最後の一人の足鎖を崩し、安堵するブレロー。
後は、ここから逃げ出すのみだ。
断頭台の方からは揉める声が聞こえてくる。もう直戦闘になるだろう。
三人は檻から出ると、敵に鍵が開いている事を気付かれない様に念のため檻の扉を閉めた。
「今から戦闘が起こります。隙を見て逃げて下さい」
「わかった。助けに来てくれてありがとう」
そう言い残し、三人はその場を後にした。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
御門・風花
弟(g02551)と一緒に参加。
他の方との連携やアドリブも歓迎です。
弟の雪月に対し
「いいですか。わたしが民衆に演説して、敵の気を引き付けます」
敵が罪状を読み上げている最中に《呼吸法》を用いて広場に響く声で乱入します。
「その処刑、異議を申し立てます」
「人々の声を踏みにじり、独裁のもとに振りかざされる正義は、ただの私刑です」
民衆には【友達催眠】も放ち、主張を訴えます。
「あの罪状を聞いて、あなた達は何とも思わないのですか?」
「自分たちの思い通りにならない者を処刑する」
「彼らに従っていても、独裁は悪化するだけ。良くなることはありません」
「次に処刑されるのはあなたの大切な家族や友人かもしれないのですよ」
ブレロー・ヴェール
捕まった人の脱出の手筈は整った……
次は広場の人達に話を聞いてもらおうかな。
「皆もあのふざけた狐男の言い様を聞いただろう、ルドヴィカを始め、淫魔やオートマタは人間をエネルギーを集めるための家畜としか思ってはいない」
「連中は気分次第でこの様に人間の命を弄ぶような事を平気で行うだろう」
「ただ黙って家畜の様に殺される日まで怯えて生きるのか、理不尽に抗い人の尊厳を守る為に立ち上がるのか、選ぶときは今だ!」
そう、守るべきものを失って後悔しないで欲しいからね……
●言葉が民衆を動かす
「いいですか。わたしが民衆に演説して、敵の気を引き付けます」
その間に捕まっている人達をと弟に伝えたのがつい先ほど、御門・風花(静謐の凶鳥/ミセリコルデ・g01985)は正面から堂々と処刑台の上へとのぼっていく。
「その処刑、異議を申し立てます」
罪状を読みあげていた最中に、割り込むように叫んだ言葉は、広場へと響き渡った。
「人々の声を踏みにじり、独裁のもとに振りかざされる正義は、ただの私刑です。あの罪状を聞いて、あなた達は何とも思わないのですか?」
振り返り、集まっている民衆一人一人に視線を向けこの処刑の無意味さを説く。
「皆もあのふざけた狐男の言い様を聞いただろう、ルドヴィカを始め、淫魔やオートマタは人間をエネルギーを集めるための家畜としか思ってはいない」
風花の隣に立ったブレロー・ヴェール(le vengeur du sang・g05009)は罪状を読み上げていた男を指差し非難する。
現れた二人の闖入者に民衆達がざわめき始めた。
「自分達の思い通りにならない者を処刑する。彼らに従っていても、独裁は悪化するだけ。良くなることはありません」
動揺する民衆に風花は続けて言葉を投げかけていく。
「次に処刑されるのはあなたの大切な家族や友人かもしれないのですよ」
その言葉に民衆達も息を呑んだ。誰もが心のどこかで思っていた事。そして誰もが考えない様にしていた事だった。
「連中は気分次第でこの様に人間の命を弄ぶような事を平気で行うだろう」
ブレローは現実から目を逸らすなと訴える。
「ただ黙って家畜の様に殺される日まで怯えて生きるのか、理不尽に抗い人の尊厳を守る為に立ち上がるのか、選ぶときは今だ!」
決断しろ、と。
酷かもしれないが自分達で立ち上がらなければ意味はない。
広場に静寂が満ちる。
――歌が聞こえる。
勇気ある一人の歌が静寂を破った。
そしてそれは一人また一人と伝播していき、やがて広場全員での大合唱へと変わっていく。
『さあ皆で手を繋ごう 皆で歌おう、踊ろう 皆で笑顔になれば何も怖くない 皆で空を見上げればほら、希望の太陽が見える』
力強い歌声が広場に満ちていく。
「ああ。立ち上がることを選んでくれたんだね」
「わたし達の言葉が届いたのですね」
ブレローと風花は、立ち上がった民衆たちを見て、この世界にもまだ希望はあると感じるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】がLV2になった!
【腐食】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
鳳・四葉
○心情
・さてと…。救出も終えたし、陽動にいきますか。説得はガラじゃないのでね…。なるべく派手に暴れさせてもらいましょう。
・さあ、行きますよ、ユーカリプタス。今度は貴女の出番です。
○戦闘
・牢獄のあった場所のすぐ近くの建物の屋根へと昇り、トループス級の元へ炎の翼を広げ【エアライド】で移動。
・空中から魔導銃で炎の誘導弾を放ち、注意を引き付ける。
「やあやあ、淫魔のお姉さん方。ボクたちと遊んでください」
・敵の注意がボクに向いたならば、誘導弾で放った炎でユーカリプタス召喚用の魔法陣を描き、炎爪襲撃
「さて、上から降る炎の雨に焼かれるか。それともユーカリプタスの爪に引き裂かれるか。選んでください」
積商・和沙
さて、囮はもう充分かしら?
さっきまでのは一部を除いて全部演技だったのよ。
そう、一部を除いてね。
私の怒りは持ち越された(チェインした)のよ。
今度は情熱的な踊りね。
周囲のボルテージを上げるって、あんた達に囲まれてあんた達の周囲に含まれる私の怒りのボルテージも上げるってことよ。
炎の双剣の攻撃は魔力障壁防いで無限爆心撃で攻撃よ。
御門・雪月
お姉ちゃん(g01985)と参加します。
連携やアドリブ歓迎します!
銃器は流れ弾が避難する方に当たると危ないですね。なら、
右手で魔動機械剣を抜刀し、光刃を展開して構えます。
「あなた方の相手は僕たちです!」
悪魔の翼とバックパックのブースターを使った《空中戦》【飛翔】で相手の剣を受け流して《斬撃》を放ちます!
相手のダンスに思わず、手が止まり
「え、えっ!?」
陽菜が聖剣で割り込み反撃します。オラトリオの陽菜は目隠しの兜を付けている為、ダンスは効きません。
「陽菜、ありがとう!」
助けてくれたお姉ちゃんに
「は、はい!気を付けます!」
左腕のエネルギーシールドの《結界術》で攻撃を防ぎ、剣で反撃します
「僕だって!」
御門・風花
弟の雪月(g02551)と参加
ディフェンスも雪月を指定
連携やアドリブ歓迎
右逆手でナイフを抜刀
「ミセリコルデ、戦闘を開始します」
目を瞑り《精神集中》で周囲の気の流れを感知して敵の動きを読み取り【神速反応】で攻撃を回避し、オーラを纏ったナイフで敵を《両断》します
雪月が敵の踊りに見惚れて真っ赤になっているのを見て、敵の攻撃に割って入り《オーラ操作》で闘気を集中させた両腕で防御します
「雪月。惑わされてはいけません」
蹴撃で反撃し、敵を見据え
「……あなた方は雪月の教育に悪いので、速やかに排除します」
《呼吸法》で悪魔の紋章を解放。強化されたオーラを纏った掌底や蹴撃を打ち込み《衝撃波》と共に敵を《粉砕》します
●時間稼ぎは終わり
「さて、囮はもう充分かしら?」
民衆の声を聞き、積商・和沙(四則演算の数秘術師・g02851)はニヤリと微笑む。
「囮……? まさかっ!?」
「安い挑発にのってくれて楽だったわよ。さっきまでのは一部を除いて全部演技だったのよ。そう、一部を除いてね」
驚愕する淫魔の剣舞団達に和沙は心底嬉しそうに笑う。
「私の怒りは決して演技じゃないわよ」
表情を一変させ和沙は淫魔の剣舞団達を睨みつけた。
「さてと……。救出も終えたし、派手に暴れさせてもらいましょう」
建物の屋根へと上った鳳・四葉(アンラッキー・クローバー・g02129)は、処刑台を見下ろしながら呟いた。
「さあ、行きますよ、ユーカリプタス。今度は貴女の出番です」
炎の翼を広げ屋根から飛び出す。
四葉は上空で『多目的魔導銃モデルP』を構えその引き金を引く。
銃口から炎の誘導弾が放たれる。
「やあやあ、淫魔のお姉さん方。ボクたちと遊んでください」
炎に反応して上空を見上げてくる淫魔の剣舞団達に向かって四葉が話しかける。
放たれた炎は敵に襲い掛かるわけでもなく、空中に無数の魔法陣を描き出していく。
「さあ、やりたい放題させてもらいます。炎の爪で切り裂け、ユーカリプタス!」
四葉の呼びかけに応じ、大悪魔ユーカリプタスが魔法陣から飛び出す。
燃えるかぎ爪が淫魔の剣舞団を切り裂き、現れたのとは別の魔法陣へと姿を消す。
モグラ叩きの様に現れては攻撃して消えていく。
爪に引き裂かれ次々倒れていく淫魔の剣舞団達。
「さて、上から降る炎の雨に焼かれるか。それともユーカリプタスの爪に引き裂かれるか。選んでください」
淫魔の剣舞団達を上空から見下ろす四葉は余裕の表情を浮かべていた。
「銃器は流れ弾が避難する方に当たると危ないですね。ならこの剣で」
御門・雪月(魔機使いの白虎・g02551)は捕らえられていた人々を心配して『魔導機械剣』を抜刀。光刃を展開した。
「あなた方の相手は僕たちです!」
斬りかかる雪月。
「ふふっ。坊や、私達の踊りに見惚れなさい」
「え、えっ!?」
揺れるたわわな胸。淫らにくねる腰。その魅力的な踊りに雪月は顔を真っ赤にして立ち竦む。
段々と近づいてくる淫魔の剣舞団達。攻撃が来ると分かっていても、目が離せない。
「雪月。惑わされてはいけません」
御門・風花(静謐の凶鳥/ミセリコルデ・g01985)に後ろから両肩を叩かれ、雪月はようやく我に返った。
「は、はい! 気を付けます!」
慌てて姉――風花に返事を返す雪月。後ろからの視線を感じ肩越しに振り返ると、和沙がジト目を向けていた。
「ねえ、男ってやっぱり胸、胸なの!?」
「べ、別にそういう訳じゃ」
和沙の追及に雪月が慌てふためく。
和沙は自分と淫魔の剣舞団の胸元を見比べふるふると震えていた。
「けど、揺れる胸に見惚れてたのよね? 四葉さんもそうじゃないの?」
「何か飛び火してきた……。ノーコメントです」
これ以上話を振られては堪らないと、四葉は和沙達から離れて戦いを続ける。
「あ、逃げられた」
「そういう時は、わたしの胸で我慢しなさい。いくらでもギュってしてあげます」
「お姉ちゃん!? 本当にそういうのじゃないです!」
話を聞いていた風花が雪月を抱きしめる。慌てて腕から抜け出す雪月。
「これだから淫魔は……あなた方は雪月の教育に悪いので、速やかに排除します」
風花は険しい表情を浮かべると、ナイフを抜刀し右逆手に構えた。
「ミセリコルデ、戦闘を開始します」
風花が呼吸を整え背中に刻まれた魔術刻印『悪魔の紋章』を解放した。強化されたオーラを身に纏う。
目を閉じ精神を研ぎ澄ませる。周囲の気の流れを感じ取ると、一気に動き出した。
淫魔の剣舞団との距離を易々と縮める。掌底、蹴撃と打ち込み更にナイフを一閃。
淫魔の剣舞団の首をはね飛ばし、次に向かって走り出す。
「僕だって! 陽菜、君の本当の力を見せる時だよ。聖剣解放!」
雪月の言葉に相棒のオラトリオ『陽菜』が頷くと、聖剣を召喚し装備した。
飛び出す雪月と陽菜。以心伝心による息の合った連携で、一体また一体と淫魔の剣舞団を倒していく。
「そこだ! 陽菜!」
二つの剣が交差する。四体目の淫魔の剣舞団が膝から崩れると、そのまま倒れ動かなくなった。
「私の怒りはもう限界よ! あんた達、覚悟はできてるんでしょうね!」
先程までの屈辱を怒りの魔力へと変える和沙。その眼は正直笑ってない。
魔力が循環し力を増していく。
「消し飛びなさい! 無限爆心撃!!」
繰り出された破壊の一撃。殴りつけた淫魔の剣舞団を中心に爆発が起こり、近くにいた淫魔の剣舞団も飲み込まれた。
爆発が収まった後には塵一つ残っていなかった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【ガードアップ】LV2が発生!
奴崎・娑婆蔵
【SPD】
そのナリ、その手際――お前さんは大道芸がシノギでござんすか
よござんす、ここは一丁見世物対決と行こうじゃァありやせんか
あっしが見せられる芸はこいつでござんす(妖刀『トンカラ刀』を抜く)
この世にゃァ斬って斬れねえ物は無し
手前、姓は奴崎名は娑婆蔵――人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』
殺人技芸、特とごろうじろ
・敵の足技は「つま先側のスパイクを利して蹴り穿ちに来る」のが要諦であると見た
・それを踏まえて敵の挙動に【精神集中】
・剣を操り、時に『鉄鞘』を用いての受けや『影業』『ダイダロスベルト』を用いて絡め取る等【臨機応変】に守勢
・敵の蹴り足が伸びた刹那を見計らい【黒死斬】、足腱を狙い澄まして【両断】せん
白水・蛍
アドリブ連携歓迎
卑劣ですか。勝てる力がないのでそうするしかないと。
ご自身で宣言しているようですわね。
よござんす。お相手いたしましょう。
……組長(奴崎・娑婆蔵)もいるのなら無様な戦いも出来ませんし。
白水・蛍。参ります。
<ダッシュ>で距離を詰めます。
その間の反撃は<詠唱符陣図>を空間にばらまいて魔力で障壁を張り、【飛翔】・<ダッシュ>で空中を駆けて回避を試みます。
敵に近づいたなら<墨流しの奏刀>を抜き横に薙ぎつつ【パラドクス】使用。
――わが身に降りよ、英雄の御霊。我はその技を再現する者なり!
そのまま武器を振り切ります!
その後の反撃は魔力障壁と【飛翔】・<ダッシュ>で回避を試みますわ。
御門・風花
弟の雪月(g02551)と参加。ディフェンスも雪月を指定
連携やアドリブ歓迎
敵から目を離さずに雪月へ
「わたしが敵を引き付けます。全力で行きなさい」
ナイフを納刀し目を瞑り《呼吸法》で闘気を高め《精神集中》で周囲の気の流れを感知します
「ミセリコルデ、戦闘を開始します」
敵の攻撃に【神速反応】で目を開きパラドクス発動。的確な回避と《オーラ操作》で闘気を四肢に集中、手甲の受け流しと蹴撃で対抗
「破軍拳士として、負けるわけにはいきません」
《グラップル》で蹴り足を掴み《衝撃波》を伴った蹴りで吹き飛ばします
「今です」
味方を狙ったプラズマやリングカッターは、即座に抜刀した魔刃双剣から放つ雷撃で《両断》
「させません」
御門・雪月
お姉ちゃん(g01985)と参加します
連携やアドリブ歓迎します
「はい、任せて下さい。お姉ちゃん!」
詠唱と共に足元に魔方陣を展開。大型魔導機械の動力であるアークデーモンや大天使の魔力をパラドクスに込めていきます
相手がカッターを放ったら、魔法陣から動けない雪月に代わり、天使の羽で【飛翔】した陽菜が聖剣の《斬撃》で斬り落としていきます
「陽菜!」
雪月は電脳ゴーグルのセンサーで敵のカッターの動きを《情報収集》ロックオン。拳銃の《早業》で撃ち落とします
向かってきたカッターは魔導機械剣で迎撃
お姉ちゃんの合図と共にパラドクス発動《結界術》《全力魔法》で無数の魔法陣が上空を覆い《浄化》の光を放つ
「聖光の断罪!」
ベアトリス・リュウフワ
ごきげんよう。
誉れ高き公爵の位を司る、ベアトリス・リュウフワの名により、お前を”処理”いたします。
罪状は言うまでもございませんが、”下賎な行い”への罰、とでも申しておきましょうか。
どうしました?
わたくしは逃げも隠れもしません。来なさいな。
――勿論、この歩みは本命の乱舞を当てるための誘いにすぎません。
敵の動きは【観察】し、僅かな予備動作も見逃しません。
火吹きがやってくるまでは、剣戟によって受け流しを。
いわゆる、我慢比べですわね。
焦れて手札を切った方が負け。
ならば、見と防御に徹したわたくしに負ける道理がございません。
敵の火炎を確認次第、パラドクスによる回避と、【斬撃】の返礼を贈呈します。
ブレロー・ヴェール
連携・アドリブ歓迎
なんとも顔と名前が生理的に嫌悪感を感じるヤツだね、こうなったら徹底的にやるか……
サファーデの脚技と【エアライド】を組み合わせて相手を翻弄して隙を伺うよ、でもただ相手のミスを待つのは芸がないかな。
強力な足技を放つには踏みしめる地面がどうしても必要なんだよね。
【腐食】で相手の足元を脆くしてバランスを崩した所を人形で拘束。
しっかりと棘が刺さる様に足で押し込んで、可燃性の液体をたっぷりとアイツの体に流し込む。そして最後は点火して燃やしてしまおう。汚物は燃やして消毒するに限るね。
鳳・四葉
●心情
道化師人形ね。道化師だったら、見ていて笑顔になるような芸でもしてもらいたいものです。
まあ、ユーカリプタスと契約してデーモンになってから、まともに笑ったことなんて、ないのですが。
趣味の悪い処刑人形は、全て破壊します
●戦闘
飛翔を使用して、高速の空中戦を仕掛ける。空は、ボク達、翼のあるものの世界。ついて来られますか?
連続蹴りについては、常に高速で空を飛び続けることで対応。
空中から魔導銃で誘導弾を撃ち、銃の反動を駆使して急加速や急減速を行う。
敵の大技を回避したら、流星降下を仕掛け、大ダメージを狙っていく。
流れ星の一撃だ。瞬きをせずに食らうんだな。
●卑劣な者の末路
「本当に、ディアボロスって邪魔でェス」
罪状の書かれた紙をぐしゃりと握り潰し、『卑劣なるヴォルペ・ロッソ』が怒りを顕わにする。
逆らうものを見せしめにしようと計画したこの処刑も、またもやディアボロスの手で、民衆は活気付き、配下は全滅するという結果になっている。
「こうなったら、お前たちを処刑しテ、民衆どもを絶望の底へ突き落としてやるヨォ」
ヴォルペ・ロッソは殺気の籠った視線でディアボロス達を睨みつけた。
「ごきげんよう」
そんな視線も意に介さず、ベアトリス・リュウフワ(強欲と傲慢のミルフィーユ・g04591)は身に纏ったドレスを摘み優雅にカーテシーを披露する。
「誉れ高き公爵の位を司る、ベアトリス・リュウフワの名により、お前を”処理”いたします。罪状は言うまでもございませんが、”下賎な行い”への罰、とでも申しておきましょうか」
「そのナリ、その手際――お前さんは大道芸がシノギでござんすか。よござんす、ここは一丁見世物対決と行こうじゃァありやせんか。あっしが見せられる芸はこいつでござんす」
全身包帯グルグル巻きの男――奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)が妖刀『トンカラ刀』を抜き放つ。
「この世にゃァ斬って斬れねえ物は無し。手前、姓は奴崎、名は娑婆蔵――人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』。殺人技芸、特とごろうじろ」
「わざわざ名乗りをあげている所悪いガ、お前たちの名前など覚える気なんてないんだヨォ!」
「そうですか。それは残念ですわ」
前へと歩き出すベアトリス。
ベアトリスとヴォルペ・ロッソの睨み合いが続く。
「どうしました? わたくしは逃げも隠れもしません。来なさいな」
「なら、望み通りズタズタにしてやるヨォ!」
ベアトリスの挑発にヴォルペ・ロッソが目にもとまらぬ速さで連続蹴りを放つ。ベアトリスはそれを軽々と剣で受け流していく。
「ふふっ。この程度ですか?」
余裕の笑みを浮かべるベアトリス。
「こうなったラァ、火だるまにしてやルゥ」
ヴォルペ・ロッソの口から高温のプラズマが吹き出す。
相手が手札を切った事にほくそ笑むと、ベアトリスは黒の瘴気を解き放ち、爆発的な加速でヴォルペ・ロッソの元へ。そして繰り出される暴力的な連撃。
「ぐはッ!」
ヴォルペ・ロッソの体が仰け反り、プラズマが空へと消えていく。
「わたしが敵を引き付けます。全力で行きなさい」
「はい、任せて下さい。お姉ちゃん!」
御門・風花(静謐の凶鳥/ミセリコルデ・g01985)は弟――御門・雪月(魔機使いの白虎・g02551)へと声をかけると、手にしたナイフと仕舞い、目を瞑った。
呼吸法で闘気を高め、精神集中し周囲の気の流れを感知。
「ミセリコルデ、戦闘を開始します」
風花が目を見開き、背中に刻まれた魔術刻印『悪魔の紋章』の力を開放すると、ヴォルペ・ロッソへ殴りかかった。
「集え、光よ。聖なる輝きが示すは、罪深き者。今ここに、断罪の一撃を以て、彼の者を滅ぼせ! 裁きの光!」
風花が戦っている中、雪月が詠唱を始める。足元に魔法陣が展開され魔術の準備が着々と進められる。
「ヒャヒャヒャヒャヒャ!」
「このこのこのこのこのっ!」
ヴォルペ・ロッソの蹴りと風花の拳がぶつかり合う。
激しい攻防が永遠に続くかと思われたその時、大きく踏み込んだヴォルペ・ロッソの蹴りを風花が掴んだ。
「なにィ」
動きの止まったヴォルペ・ロッソの胴を風花は思いっきり蹴り飛ばす。
「今です」
「聖光の断罪!」
雪月の発動した魔術により、ドーム状に張られた結界に無数の魔法陣が浮かび上がる。その魔法陣全てから一斉に浄化の光がヴォルペ・ロッソ目掛けて撃ち出された。
ヴォルペ・ロッソの連続蹴りを刀と鞘等あらゆるものを駆使して捌いていく娑婆蔵。
「卑劣ですか。勝てる力がないのでそうするしかないと。ご自身で宣言しているようですわね」
その様子を眺めながら白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)は敵の名前に対しての感想をもらした。
「よござんす。お相手いたしましょう……組長もいるのなら無様な戦いも出来ませんし」
「おぅ蛍。あっしが居るからって、気張るこたぁねぇでござんすよ」
「ですが、組長……」
攻撃を捌きながら蛍の呟きに答える娑婆蔵。返ってきた言葉に蛍は困った表情を浮かべた。
「いつも通りでいい。来なっ」
「はいっ。白水・蛍。参ります」
「餓鬼道〝刀途〟」
蛍が向かってくるのを確認した娑婆蔵は、ヴォルペ・ロッソの蹴りを躱すと『トンカラ刀』を振り下ろし、その足首を両断した。
その間に一気に距離を詰めた蛍が『墨流しの奏刀』を抜き横薙ぎに振るう。
「わが身に降りよ、英雄の御霊。我はその技を再現する者なり!」
刀を振り抜き渾身の一撃をヴォルペ・ロッソへと浴びせた。
「このっこのォ。どうしてこうなったァ! 俺チャンはまだやれるゥ!」
「道化師人形ね。道化師だったら、見ていて笑顔になるような芸でもしてもらいたいものです」
「なんとも顔と名前が生理的に嫌悪感を感じるヤツだね、こうなったら徹底的にやるか……」
怒りに暴れるヴォルペ・ロッソに冷たい視線を送る鳳・四葉(アンラッキー・クローバー・g02129)とブレロー・ヴェール(le vengeur du sang・g05009)の二人。
「趣味の悪い処刑人形は、全て破壊します」
「そうだね。そうしようか」
翼を広げ飛び上がる四葉。
「空は、ボク達、翼のあるものの世界。ついて来られますか?」
四葉が上空から攻撃を与えていく。
「くそーっ! 卑怯なヤツ」
「罪のない人々を殺そうとしてた君に言われたくはないね」
僕も参加させてもらうよと、ブレローは空中をジャンプしながら蹴りを叩き込んでいく。
ヴォルペ・ロッソが跳び上がろうと踏み込んだ瞬間、処刑台の床が崩れ足を取られた。
上空からの攻撃を繰り返していれば、いずれ跳び上がるために踏み込むことを見越して、ブレローが予め処刑台の床を【腐食】させていたのだ。
見事に開いた穴に脚が嵌り動けなくなるヴォルペ・ロッソ。
この隙を逃す手はない。
「流れ星の一撃だ。瞬きをせずに食らうんだな」
四葉と呼び出した大悪魔ユーカリプタス双方が真っ白い炎を身に纏い、上空から急降下する。
白い炎の尾を引く姿はまさに流星の様。
二つの流星がヴォルペ・ロッソへと降り注ぎ、その体は宙へと投げ出された。
「さあ、トドメと行こう」
ブレローが巧みに糸を操る。
すると、操り人形『蟷螂乙女』がヴォルペ・ロッソへと跳びかかり抱き付いた。
「なんだこれワ! うごけないでェス」
ギリギリと万力の様に人形の腕がヴォルペ・ロッソの体へと食い込んでいく。
そして内部からせり出した棘がヴォルペ・ロッソを串刺しにした。更にその棘の先からは可燃性の液体が注ぎ込まれていく。
そこへブレローは短剣を擦り火花を散らせ液体に点火した。
「ぎゃあああッ! 俺チャンの体が、体が燃え、燃え……」
「汚物は燃やして消毒するに限るね」
全身炎に包まれるヴォルペ・ロッソ。火を消そうと地面を転がりまわるが、炎の勢いは収まることは無かった。
炎が消えると、そこには焼き尽くされ炭になったヴォルペ・ロッソが転がっていた。
戦いの一部始終を見ていた民衆から割れんばかりの歓声が上がる。
今この広場の人々の心が一つになったように感じた。
その様子にディアボロス達は、思いがこのまま街全体に広がって欲しいと心から願った。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【エアライド】がLV2になった!
【クリーニング】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【ガードアップ】がLV4になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!