アルケー増援部隊『白翼の機雷群』(作者 ツヅキ)
#TOKYOエゼキエル戦争
#アルケー増援部隊迎撃作戦
#文京区
#TOKYOカテドラル
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カテドラルへ向けての進軍――それは文京区の支配者こと『統治者』アルケーより下された任務であった。窮地に立たされたトランぺッターを救援するための増援部隊を差し向けたのである。
道路を埋め尽くすほどの、純白の翼を生やした球体の大群が進軍している。遠目からだとまるでラムネか飴玉をばら撒いたような光景だ。
――TOKYOカテドラルを目指せ。
彼等を突き動かす命令のままに、進軍し続ける。
「皆のおかげで神田川渡河作戦が成功したわ。これでついに『TOKYOカテドラル』の攻略開始というわけね!」
東城・リリカ(デーモンのレジェンドウィザード・g01222)はディアボロスたちを出迎え、作戦成功の労いと激励を行った。
「でも、『TOKYOカテドラル』は文京区の最重要拠点よ。さすがに敵も簡単には譲ってくれないわ。その証拠に文京区を支配するジェネラル級大天使の『統治者』アルケーが大規模な増援を送ったという情報が入ってきているの。これらの部隊が到着するのを阻止するため、急ぎ足止めに向かってもらえるかしら?」
こうしている間にも『TOKYOカテドラル』を目指して進軍する『巨翼機雷『スクルド』』の大群。白い翼を纏った巨大な球状の爆弾は道路を埋め尽くすように密集しており、数においてディアボロスを圧倒している。
光輪から乱れ撃たれるレザーを乱れ撃ち、羽搏いた羽根を射出して敵の接近を許さない。コアから放たれる爆発は周囲の地形ごと跡形もなく吹き飛ばす。
コアである赤い結晶部を守るように展開する翼をどうにかしてこじ開け、破壊すれば動きは停止するだろう。爆発までは準備に時間を要し、その間に敵を観察する習性があるようだ。
「ここで増援部隊を阻止できればその分、『TOKYOカテドラル』の攻略に余裕が生まれる。攻略戦の成否は皆にかかっているといっても過言じゃないわ。やっかいな相手だけど――任せたわよ。まとめて蹴散らしてやってちょうだい!」
リプレイ
終夜・香宵
増援とは聞いていましたが、これはなかなか壮観ですね。これ程の軍勢が複数合流すると流石にかなり厳しいことになりそうですし、ここで皆殺しといきましょう。
武器は殺壊狂斧と戦扇訃刻を使います。
敵はまずこちらを観察するとのことですので、速攻を仕掛けて観察中の撃破を狙います。
【ダッシュ】で一気に接近し、2つの武器を無理矢理翼に捩じ込み押し広げ、一瞬でも隙間ができたら【優しい眼刺し】を向けましょう。これを繰り返して一体ずつ殺していきます。
いずれ敵の観察が終わって積極的に攻撃してくると思いますが、羽ばたきの瞬間に中身が見えれば攻撃できますので、そこまで来たら反撃狙いで出来るだけ多くの敵が見えるように動きます。
レイア・パーガトリー
一体一体がモーラットコミュだったなら、どれだけ天国だったか…
でも、爆発するのはいただけないからやっぱりこいつらで良かったかもしれないわね
戦騎疾駆で無理やりにでも防衛レーザーを突破するわ
このディビジョンのシューティングゲームで学んだもの
レーザーの切れ目や安全地帯を駆使して、薄いところを狙うのよ
ずっと高出力を維持できるなら常時展開するはずだから
ガス欠の時は最も突撃のねらい目よ
騎乗して高速移動を仕掛けるから、リンバス頼みの綱ね
なるべく多くを撃破して、増援として役に立たなくしてやりましょ
帰ったらモーラットをもふもふするんだから!
エレナ・バークリー
アルケーは機雷を送り込んできましたか。自我があるんでしょうか、あれ? 防衛機構は、自動でも働く場合がありますしね。
【エアライド】で空中を「ジャンプ」しながら「空中戦」。機雷へ接近しましょう。
目には目を。レーザー掃射をかわしつつ、こちらも「光使い」でレーザーの反撃です。上手くコアに当たってくれたらいいんですが。
敵軍の懐に入れたら、「貫通撃」のフェアリーコンボを翼の隙間からコアに叩き込みましょう。
続けて「一撃離脱」で、次の個体に狙いを定めて「臨機応変」に戦います。
敵軍の中に入ったら、同士討ちを避けるためレーザーはもう使えないはずですが、自爆前提の機雷なら、平気で撃ち込んでくることも想定しなければ。
終夜・香宵(闇夜・g00869)は左手に斧を、右手に鉄扇を携えて壮観なる進軍風景を見据えた。
「これ程の軍勢が他にも動いているとなれば、見過ごすわけにはいきません。ここで皆殺しといきましょう」
「全部機雷なんでしょ? モーラットコミュだったなら天国だったのに……物騒なご一行には熨斗つけてお帰り頂かなきゃよね」
無双馬『リンバス』の手綱をレイア・パーガトリー(毒棘の竜騎士・g01200)が引くと、頼もしい嘶きが返る。鬣と尾に花を飾った美しい馬だ。
「自我はあるんでしょうかね?」
エレナ・バークリー(アブソリュートウィッシュ・g00090)は目を細め、雑然とした行列を維持しながら進む群れを上空より見下ろしていた。エアライドによる跳躍はエレナを空中に留め、地理的優位をつくりあげる。
「では、勝負」
敵が爆発のためのエネルギー充填を開始するのと同時に香宵が動いた。まさしく速攻。残像を描くほどの速度で距離を詰め、敵の羽根と羽の間に武器を突き刺して強引にこじ開ける。
「ふふッ――」
よもや眼差しだけで“殺せる”など機雷如きに予測できたはずがない。闇のような雷撃に侵され、痙攣しながら動かなくなる。
「次」
香宵の背後には止めを刺された機雷が次々と積まれていった。
「いきますよ」
対抗するように光輪の回転が早まる。エレナは自らも鏡映しのようにレーザー型の光芒を撃ち返した。激しく応酬されるレーザー群の中を、レイアのリンバスが飛ぶように疾駆する。
要はシューティングゲームの要領だ。
レーザーの切れ目は必ずどこかに発生する。リンバスはそこへ飛び込み、あるいは跳び越え、果敢にも敵陣を目指した。
「攻撃の薄いところを狙うのよ、リンバス。いつか必ずガス欠が起こるわ。そこを突いて!」
紙一重でレーザーを避けたリンバスの馬上からレイアは女王の棘の穂先で機雷の核を一突きにする。砕けた赤い結晶が消滅するのと同時に機雷は鉄の塊と化してアスファルトを転がった。
「その防衛機構、自律型なんですか?」
迫るエレナに対して防御形態を取る翼だが、妖精を伴なう貫通撃は容赦なくその隙間をすり抜ける。左右で同時に核である結晶の砕け散る音が響いた。すぐさまエレナは空中へ退避する。味方が近くに居ようとお構いなしの乱射に肩を竦め、次の一撃を入れるための機会をうかがった。
少なくとも機雷に個性というものは感じられない。たとえ自我があろうとそこに固有性はなく、だから彼等は数でしか語られないのだ。
「あと少しですね。攻撃の手を緩めずに倒しきりましょう」
機雷が羽搏いた瞬間、核が丸見えになるのを香宵は決して逃さなかった。なにしろこちらは視るだけでいい。電撃が直撃した機雷が次々と破裂し、道が拓ける中を香宵はおっとりとした微笑みさえ浮かべて戦った。
「私は、帰ったら! モーラットをもふもふするの!」
馬上槍を振るうごと、レイアは激しい一撃を敵に叩き付ける。前言撤回だ。モーラットコミュが爆発したりこんな風にやられたりするのを見るのは御免だから、こいつらが機雷だったのはむしろ好都合かもしれない。
「私たちがいる限り、増援なんて諦めなさい!」
もはや機雷群に進軍を続けるだけの余力は残されていなかった。僅かに生き残った個体も撤退の最中に止めを刺されて完全に機能停止。
「アルケー、あなたの思惑をひとつ潰しましたよ」
エレナはどこかでこの状況を監視しているだろう大天使への独白を呟いた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【書物解読】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!