江戸川区荒川の戦い

 グラシャラボラス残党に制圧された地域を奪還すべく、江戸川区の支配者である『妖美なる黄金公爵グレモリー』が兵をあげました。
 隣接地区の調査により、この情報を掴んでいたディアボロスは、この戦いに介入する事で、敵勢力の弱体化を狙います。
 両勢力の戦闘を開始した後に戦闘に介入し、グレモリー軍の指揮官を撃破すれば作戦は成功となります。
 グラシャラボラス残党軍については、放っておけばグレモリー軍に追い散らされて壊滅しますが、ディアボロスの手で撃破する事も出来ます。
 また、攻略旅団の提案に沿って、グラシャラボラス残党軍とグレモリー勢力を戦わせる事を望むならば、グラシャラボラス残党軍が、壊滅される前に救援した上で、グラシャラボラス残党軍を率いる『大淫婦バビロニアへの伝言』を伝えさせても良いでしょう。

混戦の中で(作者 天野ハザマ
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#TOKYOエゼキエル戦争  #江戸川区荒川の戦い  #江戸川区 


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●鬨の声、響いて
 アヴァタール級アークデーモン、審判者『アナトミア』の声が江戸川区荒川に響く。
「暴虐なるグラシャラボラスは死んだ。今こそ奪われていた地を取り戻す時である!」
 その声は、ここで必ず勝つという気合に満ちていた。
 威厳のあるその声色も、強い戦意に満ちているのが分かる。
「偉大なるグレモリー様の為に戦え! 勝利すれば、酒でも何でも、全て思いのままだぞ!」
「おおー!」
「やってやるわよ!」
「あんなヤンキーども、物の数じゃないわ!」
 トループス級『グレモリーの娘達』が叫び、黄金の剣を突き上げる。
 これは荒川を越えて、グラシャラボラス残党軍が支配する地域を取り戻す戦いだ。
 だからこそ……グレモリー軍のアークデーモンたちは、戦いの高揚感に満ちていた。

●2つの軍の戦い
「隣接区の調査によって、江戸川区の支配者『妖美なる黄金公爵グレモリー』が、グラシャラボラス残党軍への攻撃を仕掛けようとしている事が判明した」
 時任・夕弥(人間のガジェッティア・g03228)はそう言うと、その表情を強く引き締めた。
「戦場となるのは、荒川を挟んだ江戸川区の飛び地部分で、総武線平井駅を中心とした、旧中川と荒川に囲まれた地域だ」
 グラシャラボラス残党軍は規律が大きく乱れており、ほぼ烏合の衆と化している為、戦いはグレモリー軍が圧倒的に有利だろう。
 しかし、グラシャラボラス残党軍にはジェネラル級大悪魔の一体『大淫婦バビロニア』が加わっており、この戦いで敗北したとしても、すぐに壊滅するという事は無いだろう。
「だからまずは、この戦いを利用して江戸川区のグレモリーの軍勢に打撃を与え、江戸川区への本格的な攻略を行えるようにしていくのが大切だろうな」

●するべきことは
「今回の戦いの目的は、江戸川区のグレモリー軍の指揮官を撃破する事だ」
 これが達成できれば、江戸川区への侵攻が可能になる。
 グラシャラボラス残党軍は、放っておけばグレモリー軍に蹴散らされて潰走するので、戦闘終了後にグレモリー軍を襲撃すれば、グラシャラボラス残党軍と戦う必要は無くなるだろう。
 ただ、グレモリー軍は、グラシャラボラス残党軍に止めを刺さずに潰走させようとしているようなので戦いに介入して、ディアボロスの手で、グラシャラボラス残党軍に止めを刺しても良いかもしれない。
「攻略旅団からは今後の戦いを見越して、グラシャラボラス残党軍とグレモリー軍を争わせる離間の策が提案されている。これを実行する場合は、グレモリー軍からグラシャラボラス残党軍を守って撤退させつつ、『大淫婦バビロニア』への伝言を伝えてもらうのが早道だろう」
 伝言を伝える事で、伝言の内容にもよるが『大淫婦バビロニア』からディアボロスに接触してくる事が期待できるかもしれない。
「どの作戦を取るかは皆に任せるが、江戸川区の人々を救う為にも、最善を尽くしてほしい」

●夕弥より
「大淫婦バビロニアの目的は、江東区の奪還であるらしい。つまり、共通の敵であるディアボロスに対して同盟を組んだり、あるいは、グレモリーの傘下に収まる可能性もありえる」
 夕弥はそう言うと、面白そうに小さく笑う。
「そう考えると、攻略旅団の提案である離間の計は的を得た作戦であるかもしれないな」
 どうであるにせよ、まずはこの作戦を成功させなければいけない。
 だが……夕弥は然程心配してはいなかった。
「俺は信じてる。アンタ等なら……必ず、最良の未来を掴めるってな」

●ヤンキーデーモンたち
 荒川付近ではグラシャラボラス残党軍のヤンキーデーモンたちが警戒をしている。
 だが規律が大きく低下しているせいだろうか、あまりやる気があるようには見えなかった。
「あの淫婦はどうせ、イケメンに囲まれて酒池肉林だろ? 全く俺等を馬鹿にしてやがるぜ。ケッ」
「グラシャラボラス様は、いったいどこに消えちまったんだろうなあ、オイ」
「俺等、江東区に戻れんのかよ」
「あぁ、むしゃくしゃする、やってらんねーよオイ」
 どうにもこうにも、士気の低さがとんでもない。
 ヤンキー座りをしている者も居て……とてもではないが、戦力にはなりそうになかった。


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POW  オラオラ釘バット

技能:強打/気絶攻撃/粉砕 (各8LV)

コンクリートも粉砕する釘バットを全力で敵に叩きつける強烈な一撃です。
(元パラドクス:スタニングブロウ)

SPD  ヒャッハーバイクチェーン

技能:捕縛/不意打ち/一撃離脱 (各8LV)

街路樹もズタズタにしてへし折る自転車チェーンを放って敵に巻き付けて拘束します。
(元パラドクス:管狐影縛法)

WIZ  デモニックガンつけ

技能:念動力/精神攻撃/捕縛 (各8LV)

鋭い悪魔の眼光で敵を睨みつけると共に魔力で威圧することで敵を怯えさせて、その心身を拘束します。
(元パラドクス:トラジディウェーブ)

特殊ルール この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。
👑5

→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV1 / 【凌駕率アップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【アクティベイト】LV1 / 【ドレイン】LV3 / 【ダブル】LV1

●マスターより

天野ハザマ
皆様にお会い出来ましたことに感謝を。
全ての情報はオープニングの中に。
皆様の熱いプレイングをお待ちしております。
57

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


月城・木綿紀
「どうゆう状況?」
『少なくとも両軍お頭は似た者同士のようだね』
「なるほど?」
 師匠(身体の中の天使)から江戸川区の状況について分かりやすく教えてもらいつつ、それに加えて詳しい情報を得るためにグラシャラボラス残党軍に接触してお話しを聞いてみる。
お礼として……服とか着ててほつれてたりしたら直そうかな。簡単なソウイングセットなら鞄に入れてたはずだし。


アムリタ・アンブロシア
利用できるものは全て利用することに異存はない。
パラドクスによって飛翔し、空から降り立ち、アナトミアとの対話に臨む。
相手の言動からの【情報収集】も欠かさない。

「聞け、審判者アナトミア。グラシャラボラスの残党軍は、新たなる大悪魔の麾下に加わった。此度の戦、その兵力での深追いは、大きな危殆を孕むぞ」

だが、大淫婦バビロニアの詳細や目的、今の残党軍の士気が著しく低いこと等は伝えない。
グレモリー軍の追撃の手を緩め、撤退を早めるため、嘘は吐かないが、私達にとって都合の良い真実だけを伝える。

私はアムリタ。
竜が欲した月の雫。
神が溺れた甘い露。
時と歴史を癒す霊薬。

【計略】の全てを以ち、虚々実々の駆け引きを行おう。


渕上・澪乃
バビロニアがグレモリーと組まれると厄介だし、ここは離間策がいいと思うんだよね
ヤンキーデーモン達が集まってる場所を探してそのまま真正面から接触するよ

・グレモリー軍がこちらに向かってきているので今すぐ逃げてほしい
・バビロニアに『一時的な停戦協定を結びたい』という旨の伝言をしてほしい
という2点と、この話に乗ってくれるなら逃げる君達を攻撃したりしないっていう事を伝える

僕達の話が信用出来ないのも分かるけど、僕達がグレモリーを倒せばこの江戸川区も僕達のものになって消滅するし、江東区もずっとこっちのものだよ
お互いの目的の為を考えると悪い話じゃないと思うけど

それでも乗ってくれないなら戦闘の構えを取るよ


●対話
「どうゆう状況?」
『少なくとも両軍お頭は似た者同士のようだね』
「なるほど?」
 月城・木綿紀(月城家三女のメイドトラッパー・g00281)は状況を整理すると、詳しい情報を得るためにグラシャラボラス残党軍に接触して話を聞いてみることを考える。
「お礼として……服とか着ててほつれてたりしたら直そうかな。簡単なソウイングセットなら鞄に入れてたはずだし」
 まあ、ヤンキーデーモン相手にそういうのが通じるかは分からないが……今の状況なら、恩義くらいは感じてくれるかもしれない。
「そうだな……利用できるものは全て利用することに異存はない」
 アムリタ・アンブロシア(竜が欲した月の雫・g00038)も飛翔すると、空から降り立ち、審判者『アナトミア』との対話に臨もうとする。
 無論、相手の言動からの情報収集も欠かさないつもりだ。
 言動の端々から、どんなヒントが得られるか分からない。
「聞け、審判者アナトミア。グラシャラボラスの残党軍は、新たなる大悪魔の麾下に加わった。此度の戦、その兵力での深追いは、大きな危殆を孕むぞ」
 大淫婦バビロニアの詳細や目的、今の残党軍の士気が著しく低いこと等は伝えない。
 グレモリー軍の追撃の手を緩め、撤退を早めるため、嘘は吐かないが、私達にとって都合の良い真実だけを伝える。
 概ね方針としてはそんな感じであるが……。
「私はアムリタ。竜が欲した月の雫。神が溺れた甘い露。時と歴史を癒す霊薬」
 計略の全てを以ち、虚々実々の駆け引きを行おうとするアムリタに……審判者『アナトミア』は薄く笑う。
「笑止。審判の時は来たれり。立ち塞がるならば諸共打ち砕こう」
 ……なるほど、こちらはどうやら攻め込むのをやめるつもりはないようだ。
 そして……渕上・澪乃(月の番人・g00427)はヤンキーデーモンと対話すべく向かっていた。
「バビロニアがグレモリーと組まれると厄介だし、ここは離間策がいいと思うんだよね」
 言いながら澪乃はヤンキーデーモン達が集まってる場所を探してそのまま真正面から接触する。
「ああ?」
「なんだあ? お前」
 警戒心バリバリのヤンキーデーモンたちだが……戦意は然程でもない。
 だからこそ、澪乃はヤンキーデーモンにバビロニアへの伝言を頼んでみる事にする。
 内容としては……。
・グレモリー軍がこちらに向かってきているので今すぐ逃げてほしい
・バビロニアに『一時的な停戦協定を結びたい』という旨の伝言をしてほしい
 という2点、そして。
「この話に乗ってくれるなら逃げる君達を攻撃したりしない」
 そんなことを言う澪乃に、ヤンキーデーモンたちは顔を見合わせる。
「僕達の話が信用出来ないのも分かるけど、僕達がグレモリーを倒せばこの江戸川区も僕達のものになって消滅するし、江東区もずっとこっちのものだよ。お互いの目的の為を考えると悪い話じゃないと思うけど」
 それでも乗ってくれないなら戦闘するしかない。澪乃はそう考えるが……やがてヤンキーデーモンの1体が代表するように口を開く。
「……今の伝言、伝えてもいいがよ。てめーらが俺等を担いでるって保証はねえよな」
「まあ、ね」
「俺等は此処で待機してる。誠意ってもんを見せてくれや。そしたら今の伝言……伝えてやらあ」
 ……なるほど、頭の悪そうな態度ばかりが先に立つが、かなり考えているらしい。
 ならば「ヤンキーデーモンを攻撃しない状態」でアナトミアたちグレモリー軍を叩き潰せば、ヤンキーデーモンたちは伝言を伝えてくれるということだろう……!
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【エイティーン】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

ネリリ・ラヴラン
残念だけど、ここも悪魔さん達にあげるわけには行かないよ。

作戦だから残党軍の悪魔さん達を助ける形になるけど、最終的にはあっちの子達にだって渡しっぱなしにはする気が無いよね。グレモリーの娘に向けて声を上げるけど、気持ち的には”どちらの悪魔にも”あげないわ。

【飛翔】の効果でお空を自由に動けるようにして、両軍の間に割って入るね。”爛れた輪舞”を飛んでいく最中に唱えて、周りに蝙蝠を侍らせた臨戦態勢だよ。ヤンキーデーモンさん達には背を見せる形で、逃がそうとしてるのを伝えたいわ。

宣戦布告したら、問答は終わりっ。すぐに蝙蝠達を飛び掛からせるよ。
撤退していくまで【連続詠唱】で撃ち合って時間を稼ぎたいわ。


アムリタ・アンブロシア
聞く耳持たずか、では仕方あるまい。
退かなかったこと、後悔させてくれる。

まずは周辺の敵を叩く。
【飛翔】の残留効果を利用し、敵陣の中央へ迅速に移動。
念動力、捕縛、精神攻撃を参照するパラドクス、「月震」を発動する。

念動力による物理的な捕縛と、精神攻撃によって意志を挫く合わせ技で、敵群の統率を掻き乱す。
敵の魔法弾は念動力でそのまま弾き、食い止める攻防一体の構えだ。

加えて、このパラドクスの残留効果は未来予測とダメージアップ。
攻撃に成功すれば、後続が大きく楽になるだろう。

私はアムリタ、時と歴史を癒す霊薬。
天声だ。貴様らに救いなど微塵もなし。
天が揺れ地が崩れる時、貴様らに逃れる術はなし。

震え軋み、砕け散れ。


月城・木綿紀
「状況としては……」
『各個撃破。それがそもそも上の作戦だからね』
「わかった」
 【トラップ生成】で敵の足元に罠を張り巡らせて、パラドクスで距離を一気に詰め逆手持ち二刀流で構えた飛び杼で攻撃を仕掛ける。


渕上・澪乃
とりあえず話が通じてくれてよかった。
伝言をバビロニアにちゃんと伝えてもらうためにも、ちゃんと誠意を見せないと

【飛翔】と【エアライド】を使って相手の弾丸を避けつつ飛び回るよ
氷の足場も作ってこっちも相手を攪乱するように動きたいね
もし相手の攻撃がヤンキーデーモン達の方に向きそうなら急いでカバー

時々『高速詠唱』で氷の弾を飛ばして少しずつダメージを与えて隙が出来たら一気に接近して「蒼月」で斬る

作戦成功の為にも彼らの方には行かせないよ


呉守・晶
グレモリーの娘達、か……
チッ、その姿を見るだけで嫌になるぜ
で、あのヤンキー共を無事に逃がす為に此処でこいつらを殲滅しなきゃならんわけだ
まっ、やってやろうじゃねぇか

味方の攻撃に紛れて【瞬間変装】するぞ
変装するのは当然グレモリーの娘達だ
顔や体格弄らんでいいから変装するのは楽だが、それだけに忌々しいな
服装変えて身体に紋様偽装するだけで魔力の翼以外はそっくりになるからなっ!
ともかく、それで敵達に紛れて混んで『攪乱』するぞ
残留効果で【飛翔】しつつ、黄金の処刑剣に偽装した魔晶剣アークイーターで敵の振りしつつ斬りかかっていくぞ!
バレようがバレまいが構うものか、懐に潜り込んじまえばこっちのもんだ!


●対決、グレモリーの娘達
「状況としては……」
『各個撃破。それがそもそもの作戦だからね』
「わかった」
 月城・木綿紀(月城家三女のメイドトラッパー・g00281)が状況を確認しているが……今の状況を一言で言うのであれば「かなり上手くいっている」だろう。
 グラシャラボラス残党軍のヤンキーデーモンたちへの話も一応は通じた。
 誠意を見せろと言われているが……逆に言えば、これ以上ないくらいに話は単純だ。
 まずは目の前の「グレモリーの娘達」を倒す。つまりはそういうことだ。
「とりあえず話が通じてくれてよかった。伝言をバビロニアにちゃんと伝えてもらうためにも、ちゃんと誠意を見せないと」
「そうね。作戦だから残党軍の悪魔さん達を助ける形になるけど、最終的にはあっちの子達にだって渡しっぱなしにはする気が無いよね。グレモリーの娘に向けて声を上げるけど、気持ち的には”どちらの悪魔にも”あげないわ」
渕上・澪乃(月の番人・g00427)にネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)がそう頷くが……つまりはそういうことだ。
 この先状況がどう転ぶにせよ、完全に和解することなど至難の業だろう。
 だが、今は敵でも味方でもない。ヤンキーデーモンとはひとまずはそれで構わない。
「グレモリーの娘達、か……チッ、その姿を見るだけで嫌になるぜ。で、あのヤンキー共を無事に逃がす為に此処でこいつらを殲滅しなきゃならんわけだ。まっ、やってやろうじゃねぇか」
 そう、少なくともグレモリー軍に関しては此方の提案の類は聞く気はないようだ。
 だからこそ、やる事は決まっている。
「聞く耳持たずか、では仕方あるまい。退かなかったこと、後悔させてくれる」
 呉守・晶(TSデーモン・g04119)にアムリタ・アンブロシア(竜が欲した月の雫・g00038)もそう続けて。
 そうして、全員がグレモリーの娘達に向けて飛び出していく。
 飛翔とエアライドを駆使して相手の弾丸を避けつつ飛び回る澪乃のフェアリーコンボが炸裂し、木綿紀が縫跳躍を発動させる。
 その攻撃に紛れ、晶はパラドクス「瞬間変装」を発動する。
 魔創機士として自作した変装道具一式の「魔導変装道具」で瞬時に変装して無力な一般人を装ったり、敵が一瞬でも目を離した隙に別人に変装したりするなどで敵を惑わして、敵が惑わされて僅かでも困惑した隙に攻撃を仕掛けるというそのパラドクスで変装するのは敵……グレモリーの娘達だ。
「顔や体格弄らんでいいから変装するのは楽だが、それだけに忌々しいな。服装変えて身体に紋様偽装するだけで魔力の翼以外はそっくりになるからなっ!」
 それは晶の因縁でもあるが……今は利用できるならするだけだ。
 だからこそ晶は黄金の処刑剣に偽装した魔晶剣アークイーターで敵の振りしつつ斬りかかっていく。
「バレようがバレまいが構うものか、懐に潜り込んじまえばこっちのもんだ!」
「あら、何か混ざってるわ!」
「本当ね、フフフ……そっくり!」
「この野郎!」
 もうバレていると分かるからこそ晶はそんな声をあげるが……アムリタが叩き込んだ月震によりグレモリーの娘達の戯言は中断される。
「私はアムリタ、時と歴史を癒す霊薬。天声だ。貴様らに救いなど微塵もなし。天が揺れ地が崩れる時、貴様らに逃れる術はなし。震え軋み、砕け散れ」
 念動力による物理的な捕縛と、精神攻撃によって意志を挫く合わせ技で、敵群の統率を掻き乱すつもりで放った一撃だったが……タイミング的にも丁度良かったか、とアムリタは独り言つ。
「もう問答は終わりっ。みんなっ、行って来て!」
 ネリリのパラドクス「爛れた輪舞」が魔力によって作り出した小型の蝙蝠群が、ネリリの発した号令で各々自由な軌道でターゲットへ飛び掛かり、爆発していく。
「おおー、いいぞ姉ちゃんたち!」
「やっちまえやっちまえー!」
「あの淫婦よりよっぽどイイ女だぞー!」
「ヒュー! お前結構危険だぞその発言!」
 何やら川の向こう側からヤンキーデーモンたちの歓声……まあ応援というにはちょっとアレ過ぎるが、ひとまず応援ではあるのだろう、そんな声も聞こえては来るが……「今のところ」はそれでいい。
 彼等の言葉通り、まだしばらくは向こうで見ているつもりなのだろうが……それでひとまず信用、というよりは取引成立するならばそれでいいのだ。
「作戦成功の為にも彼らの方には行かせないよ」
「そういうことだな!」
 蒼月を振るう澪乃に魔晶剣アークイーターを振るう晶がそう合わせる。
「その為にも……まずは貴様らを叩く!」
「だね」
 アムリタと木綿紀の一撃が炸裂し、ネリリの爛れた輪舞が発動して。
 そうして……やがてグレモリーの娘達の最後の1人を晶が倒し切る。
 消えていくグレモリーの娘達を晶は何とも複雑な気持ちで見送るが……これで残るはアヴァタール級アークデーモン、審判者『アナトミア』のみ。
「あとは貴様だけだ」
 アムリタの声が響いて。最期の戦いが、始まろうとしていた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【飛翔】がLV2になった!
【未来予測】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!

ネリリ・ラヴラン
二度とこっちには来ないってお約束してくれるなら、これで終わりでも一応十分なんだけど、そう簡単なお話にはならないよね。

後ろを守る必要は無くなったから【飛翔】でお空を飛びながら、アナトミアさんをみんなで囲えるように移動するよ。攻撃の手段がまだ解らないから油断せず【未来予測】でその一瞬を見逃さないようにしつつ、【エアライド】で空中を蹴って急加速して避けたいね。
避けたら【高速詠唱】で”黒の衝撃”を唱えて、攻撃する時の隙を狙って行きたいわ。

わたし達の東京で、勝手に取り合いだなんて、いくらなんでもおいたが過ぎるんだよ。アナタも、もしおうちに帰れたら、しっかり親分さんに伝えて欲しいわ、許さないって…ねっ。


月城・木綿紀
「この力に早く慣れないとリミットは180秒──アイコピー」
エイティーンで大人の姿にして竜鎧を纏う事でネメシス状態に。膨大な視覚情報による脳への負荷ゆえ、制限時間とNATOフォネティックコードと一部の単語のみと語句を絞った状態になる。
飛翔で空から強襲してヒットアンドアウェイを繰り返して行く。
パラドクスを使って来たら遠慮なく重力玉に息吹を叩き込みんで重力玉を爆破しようと試みる


アムリタ・アンブロシア
怒りのままにネメシス形態へ。

【飛翔】による立体的な移動、及び【未来予測】によって空間の裂け目が出現する地点を予知することで戦闘を有利に運び、浄化の歌の直撃を狙う。

貴様らに情けをかける理由など元よりない。
だが、私達にも事情がある故、最大限に譲歩し、貴様らを平和裏に撤退させてやろうとしたのだ。
それを無下にしたばかりか、笑止だの何だのと好き放題言ってくれたな!
審判の時は来たれり? 笑わせるな、審判者とは名ばかりの愚昧なる俗儒め!

私は不死(アンブロシア)! 私は義憤(ネメシス)!
私は破壊者(アポリオン)! 私は殺戮の復讐者(ティシポネ)!

葬送の哀歌をくれてやる!! 貴様も歌うがいい、断末魔と共に!!!


渕上・澪乃
残りはアヴァタール級だけだね
本当ならもう引き上げてくれたら嬉しいんだけど、流石にそうはしてくれなさそう

【未来予測】で重力の攻撃を受けないように氷の魔法を中心に攻撃
『高速詠唱』と『連続魔法』を併用して継続的にダメージを与えていくよ
隙が出来たら【飛翔】で上空へ一気に飛んだ後にその勢いでそのまま相手の死角へ回り込んで斬撃をお見舞いしてあげよう

さて、君達を攻撃することなくグレモリー軍を倒したよ
バビロニアへの伝言、ちゃんと伝えてくれるよね?


呉守・晶
もう変装はいらんな。ふぅ、女装は気が滅入るぜ
さてっと、残ったのはお前だけだぜ?
まだやるのか?というのは愚問だろうな。どの道、逃がすつもりもないしな

しかし、こう言っちゃなんだが随分と悪魔らしい姿のアークデーモンだな?
変なアークデーモンが多いってもあるがベタ過ぎるぐらいだぞ
残留効果の【未来予測】と【飛翔】を使って、一瞬先を見て攻撃を避けながら飛翔の速度を活かして剣の間合いまで突っ込んでやる!
重力ってのは厄介だが、懐に飛び込めばお前自身も巻き込むぞ?
剣の間合いまで踏み込んだら魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して牙と口のような異形の大剣に変異させながら叩き斬るぞ!
喰い千切れ、アークイーター!


●決戦、審判者『アナトミア』
 グレモリーの娘達は倒し切り、ヤンキーデーモンは今は敵ではない。
 つまり、残る敵はアヴァタール級である審判者『アナトミア』のみ。
「残りはアヴァタール級だけだね。本当ならもう引き上げてくれたら嬉しいんだけど、流石にそうはしてくれなさそう」
 渕上・澪乃(月の番人・g00427)がそう呟くが……実際、アナトミアに引く気配はない。
 形で言えばアナトミアは追い詰められたはずだが……その表情には、悠然としたものが浮かぶのみだ。
 自分1人いればどうとでもなると考えているのか、それとも別の何かか。
 どちらにせよ呉守・晶(TSデーモン・g04119)にとっては……いや、仲間たちにとっても、あまり愉快なものではない。
「もう変装はいらんな。ふぅ、女装は気が滅入るぜ。さてっと、残ったのはお前だけだぜ?」
 そんな晶の言葉にアナトミアは少し興味深そうな視線を向けるが、特に何も言うつもりはないようだ。
「まだやるのか? というのは愚問だろうな。どの道、逃がすつもりもないしな」
「それはこちらの台詞。よもや逃げられると思ってもいまい」
 それは、やはり上からの台詞。
 アナトミアは晶達を完全に舐めている。それが全ての答えなのだろうと思われた。
「二度とこっちには来ないってお約束してくれるなら、これで終わりでも一応十分なんだけど、そう簡単なお話にはならないよね」
「……フッ」
 その馬鹿にしたような笑みが全て。ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は、対話の可能性をすべて捨てた。
 まさか川の向こうで応援しているヤンキーデーモンより話にならないのがいるとは思いもしなかっただろう。
 ……まあ、アレはアレで平時は話がマトモに出来たか分からないところはあるが……。
 ならば後は戦うのみ。アムリタ・アンブロシア(竜が欲した月の雫・g00038)はネメシス形態に変化し、一気呵成にアナトミアへと襲い掛かる。
 飛翔することによる立体的な移動、及び未来予測によって空間の裂け目が出現する地点の予知を狙い、戦闘を有利に運びながら浄化の歌の直撃を狙うつもりだった。
「貴様らに情けをかける理由など元よりない。だが、私達にも事情がある故、最大限に譲歩し、貴様らを平和裏に撤退させてやろうとしたのだ。 それを無下にしたばかりか、笑止だの何だのと好き放題言ってくれたな! 審判の時は来たれり? 笑わせるな、審判者とは名ばかりの愚昧なる俗儒め!」
「さて、それもまた審判にかけてくれよう。結末は決まっているが」
 あくまで悠然としているアナトミアへ、アムリタはパラドクス「収穫月」を発動する。
「私は不死(アンブロシア)! 私は義憤(ネメシス)! 私は破壊者(アポリオン)! 私は殺戮の復讐者(ティシポネ)! 葬送の哀歌をくれてやる!! 貴様も歌うがいい、断末魔と共に!!!」
 それは豊穣を称える歌を唱え、飢餓とは無縁の世界を創るパラドクス。
 攻撃対象が存在する場合、口部を中心に満月を模った魔法陣を展開し、浄化の力を収束、対象に向けて聖なる頌歌を、輝きと共に迸らせるというソレは狙った通りの効果をアナトミアへと叩きだす。
 そして月城・木綿紀(月城家三女のメイドトラッパー・g00281)はエイティーンで大人の姿に変わり竜鎧を纏う事でネメシス状態へと移行する。
「この力に早く慣れないと。リミットは180秒……アイコピー」
 膨大な視覚情報による脳への負荷ゆえ、制限時間とNATOフォネティックコードと一部の単語のみと語句を絞った状態になるというその姿。
 だが、戦闘には支障はない。
 木綿紀は飛翔して空からの強襲により竜撃魔法を叩き込むヒットアンドアウェイを狙っていく。
 そしてネリリも、後ろを守る必要はもう無いからと飛翔し未来予測で攻撃にいつでも対処できるようにしていた。
「わたし達の東京で、勝手に取り合いだなんて、いくらなんでもおいたが過ぎるんだよ。アナタも、もしおうちに帰れたら、しっかり親分さんに伝えて欲しいわ、許さないって……ねっ」
 もっとも、帰すつもりなど微塵もないが……それでも言いながら黒の衝撃を放つ。
「しかし、こう言っちゃなんだが随分と悪魔らしい姿のアークデーモンだな? 変なアークデーモンが多いってもあるがベタ過ぎるぐらいだぞ」
 晶もアークイーターを振るいながら飛翔し、未来予測で一瞬先を見て攻撃を避けながら飛翔の速度を活かして剣の間合いまで突っ込もうとしていく。
「あ、確かにそうかも……」
 ネリリがポツッと同意するが……木綿紀も澪乃もアムリタも、恐らくは同意見だろう。
 ともかく、そんな「ベタ」な姿のアナトミアとの戦いは続き……やがて晶が貪リ喰ラウモノを発動させる。
「重力ってのは厄介だが、懐に飛び込めばお前自身も巻き込むぞ?」
 剣の間合いまで踏み込み、魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して牙と口のような異形の大剣に変異させながら叩き斬ろうとする。
「魔剣アークイーター、第二封印解除。変異開始、コード捕食剣「貪リ喰ラウモノ」っ! 喰い千切れ、アークイーター!」
 その一撃は、アナトミアに見事にトドメを刺して。歓声が響く中、澪乃はヤンキーデーモンたちへと声をかける。
「さて、君達を攻撃することなくグレモリー軍を倒したよ。バビロニアへの伝言、ちゃんと伝えてくれるよね?」
 任せとけ、と聞こえてくるのは……まあ、彼等を信じるしかないが。
 全ての作戦は成功に終わった。今は、それを素直に喜ぶべきなのだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2022年03月11日