電脳街潜入作戦~パリピとオタクと大天使(作者 雷紋寺音弥
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#TOKYOエゼキエル戦争  #台東区秋葉原の戦い  #台東区  #電脳大天使カシエル  #電脳世界 

●電脳天使の策略
 台東区秋葉原。そこへ落ち延びた者達の前に、突如として現れる立体映像。
「ボクたちの聖地、秋葉原は何故海になったのか? それは、ディアボロスという悪魔達の仕業なのだ!」
 自らの信者達の前で力説する映像の主こそ、電脳大天使カシエルであった。千代田区が奪還される瞬間、カシエルは自らの信者達を引き連れて、台東区の秋葉原へと脱出していたのだ。
「ディアボロスは、この電脳秋葉原をも奪おうとやってくる。ボクたちは、もう失う事はできない」
 もはや、自分達に逃げ場はないのだとカシエルは信者達に告げた。もっとも、それは絶望へのロードではなく、反撃のロードになるのだとも。
「だから、戦って、ボクの為に! ディアボロスと戦う時、強く願えば、ボクが力を貸してあげるっ!」
 奪われた聖地を取り返すために。これ以上、誰にも奪わせないために。実にもっともらしい理屈を述べた後、立体映像のカシエルは、信者達の前で一礼し。
「みんなの為に、心を込めて歌います。聞いてくださいっ!」
 自らの持ち歌を披露して、信者達の士気を高めるのであった。

●偶像と電脳の街
「TOKYOエゼキエル戦争……未だ、この時代の文化や常識には慣れぬが、そうも言ってはいられぬ事態が発生しているようだな」
 現在、攻略旅団の方針で調査対象となっている台東区地域だが、そこの調査が難航している。そう言って、蒼・勝峰(インセクティアの無双武人・g03511)は、まず台東区の現状についてディアボロス達に説明を始めた。
「現在、台東区では区の境界線上に千代田区の残党であるジェネラル級の大天使が、電脳世界とやらを展開し侵入を拒んでいるようである。その仕組みは私にも分かり兼ねるが……奇妙な世界を展開している大天使の名は割れている」
 その名はカシエル。千代田区神田周辺の、いわゆる『秋葉原地域』を支配していたジェネラル級大天使である。千代田区が最終人類史に奪還された際、彼女は自らに従う秋葉原の信者と共に、台東区の秋葉原地区へと脱出していたのだ。
「本来、台東区内の秋葉原地区とは、何の変哲もない商業地と住宅街であったようだ。だが……現在は、カシエルとやらの奇妙な術で、千代田区の秋葉原地域を再現した異界が広がっている」
 そこにいるカシエルの信者達は、彼らの聖地である秋葉原が奪われた事を許せないと怒り心頭な様子らしい。彼らにとって、最後のよりどころである台東区秋葉原。そこを守るために、ディアボロスと戦う事を決意しているのだとか。
「もし、貴殿らが正体を隠さずに台東区秋葉原へと侵入すれば、カシエルの信徒はクロノヴェーダへと覚醒し、確実に貴殿らの敵となる。そうなってしまったが最後、説得して道を正すことはおろか、人の姿に戻すことも適わぬ。可能であれば、貴殿らの正体を隠して潜入し、カシエルの配下のクロノヴェーダのみを撃破してもらいたい」
 幸い、電脳世界の中でもディアボロスは通常通りに行動が可能なので、世界の違いを気にする必要は特にない。とはいえ、戦闘時おいてカシエル配下のクロノヴェーダが有利になるような特性が発揮されるので、そこは注意が必要だ。

「台東区秋葉原の電脳世界には、今もカシエルの信徒達が漂着し続けている。それ故、先に流れ着いた者達は、積極的に救援を行っているようであるのだが……」
 それこそが、こちらが潜入する絶好の機会。もっとも、信者達も馬鹿ではないので、ディアボロスを見分けるために彼らなりの流儀で仲間の判別を行っている。
 万が一、正体が露見してしまえば、信者達は躊躇いなくクロノヴェーダへと覚醒し、戦いを挑んで来ることだろう。そうなったが最後、勝峰の言っていたように、彼らを倒す以外の道がなくなってしまう。無駄な殺生を望まないのであれば、ここは上手くやり過ごした上で、諸悪の根源だけを断った方が賢明だ。
「信徒達に正体が露見しなければ、貴殿らを仲間として迎え入れてくれた上、カシエル配下のクロノヴェーダに挨拶するようにと、敵の居場所も教えてくれるはず。故に、まずは信徒達に取り入って、上手く紛れ込むことが先決だろう」
 なお、信徒達は仲間の判別をするために、特殊な道具を使うらしい。そう言って勝峰が取り出したのは……どこからどう見ても、何の変哲もないペンライト!?
「私も詳しくは知らぬのだが……信徒達は彼らが得意とする、独自の演舞を習得しているらしい。もしかすると、カシエルを讃えるための特殊な舞なのかもしれぬな」
 いや、それはどう考えても単なるオタ芸だ。緊迫した空気が一瞬にして微妙なものになってしまったが、何も知らない勝峰はクソ真面目に説明してくれているので、ここで突っ込むのはやめておこう。
「その舞だが……どうやら、カシエル配下のクロノヴェーダもまた、周囲に侍らせた信者達や、あるいは己自身で舞を踊ることで、爆発的に戦闘力を高めることができるようだ。やはり、あの舞は超常の力を演者に与える、戦演舞なのかもしれぬ……」
 完全に勘違いしている勝峰だったが、彼の言っていることもまた、ある意味では真実。カシエル配下のクロノヴェーダは、戦闘時に自分が得意とするフィールドを電脳世界に展開して戦闘を行うため、今回はオタ芸が戦闘力強化の鍵になっているというだけの話。
「今回、貴殿らに相手となるのは、『パリピ団』と呼ばれるトループス級クロノヴェーダと、彼らを率いるアヴァタール級……第六天守護天使・ガキエルだ。ガキエルは感情を操ることに長ける天使と聞く。先にトループス級を始末しておかねば、連携されて厄介なことになり兼ねん」
 そのトループス級だが、パリピ団の名の通り、楽しければそれでオッケーな割と緩い集団だ。しかし、それ故に調子に乗せられると勢いが爆発的に上がってしまうため、先に始末しておいた方が賢明ではある。

 なお、悲しいことに、クロノヴェーダに覚醒していない者達は、実はカシエルに対する想いも一方通行な悲しい存在。覚醒した場合は『嫉妬団』を名乗り、嫉妬の炎を燃やして死ぬまで戦うというので、なんというか哀れである。このまま人外の存在に成り果てて死んでしまうのは可哀想過ぎるので、できれば助けてあげたいところではあるが。
「そういえば……どうやら電脳世界の中に、『バグ』と呼ばれる不調が生じているようであると聞く。貴殿らがカシエルの広める文化さえも凌駕する、『未来的な秋葉原文化』を信徒達に披露し、そして感動を与える事ができれば……小さなモザイク状の塊として発生するそうだ」
 もっとも、そのためにはカシエル信者と接触する際にパフォーマンスを披露して『仲間だと認識させる』のでは無く、未来的な秋葉原文化をぶつけて『カシエル以上のインフルエンサーだ』と認識させなければならない。だが、それだけに集中して仲間と認識させることを疎かにした場合、彼らは漏れなく嫉妬団に覚醒してしまうので、そこは注意したいところだ。
「ジェネラル級大天使カシエル……自らの威厳のなさを逆に利用し、信徒を獲得するとは、ある意味では恐るべき将かもしれぬ。くれぐれも、油断なきよう、任に当たってもらいたく思うぞ」
 可能であれば、信者達がクロノヴェーダとなることがないよう立ち回って欲しい。そう言って、勝峰はパラドクストレインに乗るディアボロス達を見送った。

●お前は誰だ?
 台東区秋葉原地区。千代田区の形にぽっかりと空いた海は、台東区の区界を海岸線に変えていた。
「う……ここは……」
「おお! 目を覚ましたぞ!」
 そこに倒れていた者が目を覚ましたところで、周りにいた者達が一斉に声を上げた。が、直ぐに険しい表情になると、なにやら懐からペンライトを取り出して。
「悪いが、お主が仲間であるか試さねばならぬでござる」
「我々の聖地を奪ったディアボロスが、信者に化けているかもしれないですからな」
 そう言うが早いか、一糸乱れぬ列を作り、唐突にペンライトを振り回し始めた。
「さあ、お主がカシエル様の信者であるならば、拙者たちの動きについて来られるはず!」
「ぬぉぉぉぉっ! カシエル様に対する、お主の愛を見せてみるのじゃぁぁぁぁっ!!」
 砂浜で必死に叫びながら、汗だくになってオタ芸を披露するドルヲタ達。カシエルの信者として信用されるには、彼らに匹敵するオタ芸の腕が必要なようだ。


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POW  お前も非モテなんだろう?

技能:計略/演技/挑発 (各8LV)

周囲の存在の非モテ臭を嗅ぎ分け、非モテエピソードによる精神攻撃で嫉妬エナジーを伝染させて新たな団員へと洗脳する。 時に復讐者やクロノヴェーダすら洗脳されてしまうが、頭部への打撃で洗脳は解除可能。
(元パラドクス:流言飛語計)

SPD  リア充死すべし!慈悲はない!

技能:誘導弾/連続魔法/空中戦 (各8LV)

リア充死すべし! 周囲の存在のモテ臭を嗅ぎ分け、殺意(場合によっては祝意)を込めた追尾誘導式の嫉妬球を発射して攻撃を行う。また同時に嫉妬団の対象に対するヘイトを上昇させ、攻撃力を上昇させる。
(元パラドクス:双翼魔弾)

WIZ  リア充爆発しろ!!

技能:念動力/精神攻撃/捕縛 (各8LV)

溢れんばかりの嫉妬エナジーを暴走させて、リア充諸共爆発する自爆攻撃。周囲にまき散らされた嫉妬エナジーはやがて次のカップルイベントで新たな嫉妬団員を覚醒させるという。嫉妬団は不滅である。
(元パラドクス:トラジディウェーブ)

特殊ルール この選択肢には、特殊ルールはありません。
👑5

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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【フライトドローン】
2
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【勝利の凱歌】
2
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【隔離眼】
1
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【スーパーGPS】
1
周囲のディアボロスが見るあらゆる「地図」に、現在位置を表示する機能が追加される。効果LVが高ければ高い程、より詳細な位置を特定できる。
【過去視の道案内】
1
移動時、目的地へ向かう影が出現しディアボロスを案内してくれる世界となる。「効果LV×1日以内」に、現在地から目的に移動した人がいなければ影は発生しない。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。

効果2

【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV3 / 【先行率アップ】LV3 / 【ロストエナジー】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

雷紋寺音弥
 こんにちは、マスターの雷紋寺音弥です。

 台東区秋葉原地区に広がる電脳都市。
 今回は、ここを突破するために、カシエル配下のアヴァタール級クロノヴェーダを撃破することが目的となります。

●選択肢①:カシエル信者との接触
 電脳の天使カシエル信者とオタク知識やパフォーマンスで交流し『僕は君の仲間だ』と思い込ませる選択肢です。
 信者達は自慢のオタ芸を披露してくるので、それに負けないオタ芸を披露することで、仲間だと思わせましょう。
 うまく仲間だと思わせることができれば、アヴァタール級の居場所を教えてくれます。
 この選択肢が成功すれば『覚醒するかもしれないトループス』のリプレイは執筆されません。

●選択肢②:電脳世界の綻び
 カシエル信者と接触する際、敢えてオタ芸を披露せず、より近未来的な秋葉原文化を披露することで、電脳世界にバグを生じさせる選択肢です。
 発生するバグは『直径1cmくらいのモザイクの塊』になりますので、頑張って探して持ち帰ってください。
 持ち帰ったバグの使用方法は現時点で不明ですが、カシエル決戦時に何か良いことがあるかもしれません。
 なお、こちらの選択肢のみ成功させた場合、カシエル信者はディアボロスの事を『凄いインフルエンサー』とは思うものの、自らの仲間では無いと認識するので、トループス級のクロノヴェーダに覚醒してしまいます。

●選択肢③:護衛するトループス級
 アヴァタール級クロノヴェーダを護衛する『パリピ団』との戦いになります。
 彼らを倒していないと、アヴァタール級との戦いにおいて、何らかの妨害をしてくる可能性があります。

●選択肢④:覚醒するかもしれないトループス級
 シナリオ開始時には、クロノヴェーダに覚醒していない集団敵です。
 選択肢①が成功で終わった場合、この選択肢のリプレイは執筆されません。
 なお、覚醒した場合は全て『嫉妬団』となり、ディアボロスに襲い掛かって来ます。

●選択肢⑤:アヴァタール級との決戦
 『第六天守護天使・ガキエル』との決戦になります。
 極めて尊大かつ他者を見下した性格をしていますが、信者からは絶大な人気を誇り、時に彼らを利用する形で攻撃を仕掛けて来ます。

●その他
 戦闘時に展開される特殊フィールドの中では、オタ芸を披露しながら戦うと爆発的に戦闘力が上がるようです。
 トループス級からアヴァタール級まで、今回の敵は全てその条件を利用して戦闘力を上げてきますが、ディアボロスも同じ方法で戦闘力を上げられるので、上手く活用して行きましょう。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


月下部・小雪
おた芸、アイドルさんをがんばって応援することですよね!
ボクもアイドルさん、大好きです。あこがれちゃいます!

ボク、コダマやコダマのお友達のモーラットがペンライト振って応援してるのみたことあります。
ボクもペンライトを振って、その時の応援を真似しちゃいますね。

あの、し、信者の人達の動きにはついていけないかもしれませんが、
アイドルさんが好きな気持ちは、ま、負けません!

※アドリブや連携も大歓迎


●オタ芸ハート
 カシエルの信者達に接触するためには、彼らの仲間と思われねばならない。そのために必要なのは、オタ芸の披露。思わず脱力してしまいそうになる話だったが、信者達はガチで本気なので、色々な意味で頭が痛い。
(「おた芸……アイドルさんをがんばって応援することですよね!」)
 もっとも、そんな状況においても月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は、何故か瞳を輝かせていた。
 彼女の頭の中に浮かぶのは、コダマを始めとしたモーラット達が会場を埋め尽くし、一斉にペンライトを振っている光景だ。ステージの上に立っているのは、小雪自身。夢の中では、彼女は憧れのアイドルになって、たくさんのモーラット達に応援されて……。
(「……ハッ!? い、いけません! こんなことしている場合じゃなかったです!!」)
 妄想が最高潮になったところで、小雪はようやく我に返った。今回の作戦は、あくまでカシエルの信者として潜入することなのだから。
「おい? お前、見ない顔だな」
「ここで何をやっているでござるか? 事と次第では、女子でも許しませぬぞ?」
 気が付けば、辺りをペンライトを持ったドルオタ軍団に囲まれていた。状況的には大ピンチなのだが、考えようによってはチャンスでもある。
「お主、味方か? それとも、敵か?」
「敵でないというのであれば……我らのカシエル様を讃える舞を見せるがよい!」
 そう言うが早いか、信者達は一糸乱れぬ統制の取れた動きで、複雑なモーションのオタ芸を披露し始めた。
 はっきり言って、これは素人からすれば、目で追うのが精一杯な代物だ。当然、即興で完コピできるような代物ではなく、小雪はしばし呆気に取られてしまったが。
「あ、あの……アイドルさんが好きな気持ちは、ま、負けません!」
 それでも頑張ってペンライトを振る。振って、振って、振りまくる! 上手く真似できているかさえ分からないが、とにかく動きを止めたら、そこで負けだ。
「はぁ……はぁ……。ど、どうで……しょうか……」
 最後は肩で息をしながら、小雪は信者達に尋ねた。最初は懐疑的な目を向けていた彼らであったが、しばし考えた後、小雪に手を差し伸べてきた。
「うむ……お主の心意気、しかと受け取ったでござるよ」
 応援で一番大切なのはハートである。それを示すことのできた小雪のことを、信者達は何ら疑うこともなく、自らのリーダーのところへ案内するのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【照明】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!

ラウム・マルファス
パリ……ピ?パリの人?(全知の魔法書で調べ)
パーティする人……?
ドルヲタ、オタ芸……ウーン、最近の若い子は大変
って思ったけど、ボク昔からそーいうのわかんないヤ

でも何したいかは、なんとなくわかっタ
一体感と、アイドルを応援するってことだネ
あとはちょっぴり目立ってアイドルに見てもらえるとイイ、って感じカナ

「ウンウン、大事な人を応援したいって気持ちはわかるヨ」
ボクも弟が相手なら全力で応援するヨ

ホログラフィ投影型の小型ドローンを見せてみよウ
頭上の邪魔にならないところまで飛んで、絵や文字を出したり本体も光ったりするヨ
投影する大きさとかもリアルタイムで変えられるから、他の人の迷惑にもならないしネ


●これが! 21世紀科学だ!
 オタ芸でドルオタの仲間になって、パリピを蹴散らしクロノヴェーダを倒せ。最近の言葉に馴染みのないラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)にとって、今回の任務は意味不明な言葉だらけだった。
「パリ……ピ? パリの人?」
 まず、パリピの意味からして知らなかったので、とりあえず検索。調べてみると、パーティ・ピープルの略ということまでは分かったが、しかし実態は掴めないままだ。
「ドルヲタ、オタ芸……ウーン、最近の若い子は大変って思ったけど、ボク昔からそーいうのわかんないヤ」
 どうも、横文字の省略にはいつまで経っても慣れない。だが、それでも相手が何をしたいのか、何を求めているのかは、なんとなく理解できた。要は、その場の一体感を以て、アイドルを応援したいということだ。その上で、少し目立ってアイドルに見てもらえれば御の字といったところだろうか。
「おい、お前は何者だ?」
「拙者達の仲間であるなら、その証拠を示すでござる!」
 早速、ドルヲタ達が集まって来たが、ラウムは慌てなかった。相手の目的が分かっているのであれば、対処するのもまた容易い。
「ウンウン、大事な人を応援したいって気持ちはわかるヨ」
 自分も弟が相手なら、全力で応援したことだろう。ならば、ここは弟を応援するつもりになって、最高のパフォーマンスを疲労してやろう。
「む……あれは?」
 ラウムが何か飛ばしたのに気づき、ドルヲタの内の一人が天に向かって指を差した。見れば、そこには小型のドローンが飛んでおり、それはホログラフで絵や文字を出しながら、七色に点滅しつつ飛行していた。
「おお、なんというオーバーテクノロジー!」
「いつの間にか、人類は科学のシンギュラリティに到達していたでありますな!」
 これには、さすがのドルヲタ達も、感心して目を輝かせていた。もっとも、オタ芸を披露したわけではなかったので、彼らはラウムを自分達のリーダーのところへ連れて行こうとはしなかった。
(「さて……これで、とりあえず彼らの目は引けたかナ?」)
 案内してもらえないのは、元より承知。これで、この電脳世界にバグが生じてくれれば儲けもの。
 なお、肝心のバグだが……とても小さく見つけにくいものなので、後から来た誰かが拾ってくれることに期待しよう。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!

月下部・鐶
アイドルオタク……アイドルのファン、なんだよね?
クロノヴェータは許せないけど、ステージで歌って踊るアイドルと、応援するファンってステキ
よしっ、助けるためにもがんばろう!

あたしはもちろん味方だよ! アイドルを応援しにきたの!ほら、これ!
頂いてきたペンライトをすちゃっと示して味方アピール
でも、ライブイベントの参加は未経験だから、あんまりうまくできないかも、とお断りして、オタ芸を披露

しっかり〈情報収集〉しておいた、カシエルのコンサートに合わせたファンの人たちのオタ芸を〈観察・偵察〉して、できるだけ合わせるようにペンライトを振って回してジャンプして、一生懸命に踊ってみせるよ

アドリブ、連携、大歓迎!


阿良々木・蘭
ドリブ、連携、大歓迎

ペンライトを振り回すならわっふるが得意なんだけど
サーヴァント連れてたらディアボロスだってばれちゃうよね
一緒に踊りたかったけど残念

オタ芸って踊り方に決まりがあるのかな
自己流で良いなら踊れない事もないけど
右手に緑色のケミカルライト
左手に赤色のケミカルライトを持って
技能の光使い、臨機応変、ダンス、情熱、誘惑を駆使して
直線的な動きと円を組み合わせて雷と蛇をイメージした感じに踊りだす
踊ってるうちにテンションあがって士気高揚

その場でクルクル廻って大回転
回転演舞を披露
踊りと言うよりも武舞に近い感じで踊りだす


●オタ芸の姫達
 電脳空間を突破するには、カシエルの配下であるクロノヴェーダの撃破が必須。そのためには、まず信者達に取り入って、彼らの親玉のところへ案内してもらわねばならないのだが……そのために必要なのがオタ芸と聞けば、誰しも戸惑うことだろう。
「アイドルオタク……アイドルのファン、なんだよね? だったら、ファンらしく振舞えば仲間と思ってもらえるかな?」
「うん……。でも、サーヴァント連れてたらディアボロスだってばれちゃうよね?」
 月下部・鐶(さいつよのお姉ちゃん・g00960)の問いに答えつつ、阿良々木・蘭(エデンズイノベイター・g02198)は相棒のモーラットを物陰に隠した。
 本当なら、一緒に踊りたかったが仕方がない。ここはぐっと堪え、信者達と接触することに集中しよう。
「お主ら、ここで何をしているでござるか?」
「我等の同志でないなら、排除するのみだが……さて、どうしたものか?」
 そうこうしていると、街の方から何やらバンダナを額に巻いた男達が現れた。アイドルを応援する痛ペイントの入ったTシャツの上にチェック柄のシャツを羽織り、背中には重たそうなリュックサック。間違いない。彼らこそ、カシエルの信者であるドルヲタ達だ。
「あたしはもちろん味方だよ! アイドルを応援しにきたの! ほら、これ!」
 あまり疑われては拙いと思ったのか、鐶がペンライトを取り出した。だが、それだけでは信者達を納得させることはできず、彼らは鐶と蘭にオタ芸の披露を要求して来た。
「オタ芸って踊り方に決まりがあるのかな? 自己流で良いなら踊れない事もないけど……」
「ライブイベントの参加は未経験だから、あんまりうまくできないかも」
 万が一のことを考え、謙遜する二人。もっとも、その言葉とは反対に、二人のダンステクニックはドルヲタ達をも唸らせる程のものがある。
「ぬぅ……拙者の動きについてくるとは! お主、なかなかやりおるな!」
「まだまだ! これからだよ!」
 事前にオタ芸の動きを確認しておいたのか、鐶はドルヲタ達の動きを完全にコピーしている。純粋な身体能力だけであれば、信者達よりも鐶の方が上だ。ペンライトを振って、回って、最後は盛大に飛び上がって回転すれば、大歓声が巻き起こり。
「……うん、なんだかボクもテンション上がって来たかも!」
 右手に緑、左手に赤のライトを持ち、蘭もまた独自の踊りを披露し始めた。
 時に真っ直ぐ、時に丸く。雷の如く激しい動きと、蛇のように変幻自在な動きが重なって、いつしかそれらは美しい円舞の形に収束して行く。
「おお! これは正に、伝説のオタ芸!」
「す、素晴らしい! 彼女達こそ、カシエル様を讃えるために降臨されしプリンセスに違いないですぞ!」
 今や、鐶と蘭の二人は、完全に信者達の中で特別な存在になっていた。なお、プリンセスと言われているが、蘭は女子の服を着ているだけで、中身は紛れもない男の子である。まあ、ここで彼らに突っ込んで藪蛇になっても困るので、とりあえず適当に流しておこう。
「それじゃ、君達のアイドルのところへ案内してくれる?」
「勿論! ようこそ、同志よ!!」
 鐶の言葉に、何の疑いも持たず手を差し伸べる信者達。クロノヴェーダに近づくための潜入任務は、どうやら無事に成功したようである。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

ネリリ・ラヴラン
ネリリちゃんは、カシエルさんのファンってわけじゃないよ。
でも興味はあるかな?

で、何者なのって言われちゃうと、わたしも一応アイドルさんだよ、としか答えられないかな。応援する側じゃなくってされる側なんだよ。
まあ、知っているわけはないし、歌を聞かせてみようかな、って感じで”FanaticFesta!”を発動させるわ。

突然浮かび上がる魔法陣の形をした音響装置。流れるテクノPopも、丁度リバイバルし始めた時代だからちょうど良いかな。21世紀というよりディアボロスの技術なのだけどね。

ライヴ会場に足を運ぶのはもう古いんだよ。今は、アイドルが街を会場に変えちゃう時代だわ。ゲリラライヴだってし放題なんだよ?


●君がいる場所がステージだ!
 カシエルの信者達に紛れることで、クロノヴェーダへ接触するための準備は整った。
 だが、忘れてはいけないのは、バグの回収。そのためには、信者達をも感動させる、素晴らしいパフォーマンスが必須である。
「……む? お前もこの地に逃れて来た同胞か?」
「同胞であるなら、我らの聖なる舞を……」
 ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)の姿を見かけた信者達が、一斉に彼女へと詰め寄った。ここで信者のふりをするのは簡単だが、しかしネリリは敢えてそれをしなかった。
「ネリリちゃんは、カシエルさんのファンってわけじゃないよ。でも興味はあるかな?」
 敢えて自分がファンではないと公言することで、相手の注意をこちらに向ける。正体は未だ語らず、注目してくれさえすれば、それでいい。
「……で、何者なのって言われちゃうと、わたしも一応アイドルさんだよ、としか答えられないかな。応援する側じゃなくってされる側なんだよ」
 もっとも、カシエルのことしか見えない信者達にとっては、ネリリの名前など知らないも同然だった。無論、そこはネリリも承知の上。ならば、アイドルであることを証明してみせようと、ネリリは持ち歌を惜しげもなく披露し始めた。
「月の灯りでハートをLightUp。それが今夜のドレスコード。Fanaticな夜を奏でましょ♪」
 突如、空に浮かぶ魔法陣から流れ出す電子音を背景に、ネリリはまるで舞台さながらの演出を以て歌い出した。生の歌唱と電子音の融合。Techno-popというやつだ。
「な、なんと! これは魔法か? それとも、我らの知らぬ超技術か!?」
「むむむ……これは、凄まじいライバルの出現でありますぞ!」
 あまりの出来事に、ドルヲタ信者達はしばし言葉を失って、ネリリの歌に聞き惚れていた。彼らはすっかり騙されて、今やネリリが新世代のアイドルであると、完全に信じ込んでしまっていた。
「ライヴ会場に足を運ぶのはもう古いんだよ。今は、アイドルが街を会場に変えちゃう時代だわ。ゲリラライヴだってし放題なんだよ?」
 これから先は、会いに来てくれるアイドルの時代になる。そんなネリリの言葉に信者達が思わず感心したところで、何やら小さなモザイク片が彼らの足元に転がって。
(「あれがバグ? とりあえず、後で回収しておくね」)
 一通りの歌を歌い終わったところで、ネリリは小さなモザイク片を拾い上げ、不思議そうに眺めていた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

●参上、パリピ団!
 カシエルの信者達に紛れる形で、なんとか潜入を果たしたディアボロス達。だが、戦いはむしろこれからが本番だ。
 案内された場所へ向かうと、そこに待っていたのはサイケデリックな色合いをした、なんとも喧しい集団だった。
「イヤッハァァァァ! そいつらが、新しいお仲間ちゃんかな~?」
「はいはい、君達、ごくろーさん。後は俺達で可愛がっておくから、もっと可愛い子連れて来てね~♪」
 信者達が連れて来たディアボロス達の大半は女性だったこともあって、サイケなパリピどもは浮かれまくっていた。ちなみに、ここまで案内してくれたドルヲタ達は、何の役得も授かれないまま追い返されてしまったのが哀れである。
 同じカシエルの信者の中でも、序列のようなものがあるのだろうか。ああ、悲しきは非モテで非リア充なアイドルオタク達。その情熱を利用され、体のいいパシリにされていることに、彼らがいつの日か気付くことを祈ろう。
「Hey、Girls! それじゃ、君達は今から俺達と一緒にカシエル様を盛り上げよーぜ!」
「Let's ぶれーこーってやつ? まあ、楽しければ何でもアリアリだよね~♪」
 ノリと勢いだけで生きているパリピ団は、もはや自分の欲望を満たし、大騒ぎすることしか考えていない!
 だが、これは考えようによってはチャンスでもある。ここで油断しまくっている彼らに奇襲を仕掛ければ戦いを有利に進められるし、場合によってはカシエル配下のクロノヴェーダを暗殺できるかもしれないのだ。
 どのような方法を選択し、どのように戦うのかは、現場で戦う者達次第。この戦いの行く末は、ディアボロス達の手に委ねられている。
ネリリ・ラヴラン
案内してくれた子達とはお別れ?
それじゃ、改めて今度はこっちの人達に…なんだか、何もしなくても盛り上がってるのね。

ファンならカシエルさんの曲なら全部知ってるよね。
コンポも持ってるし、お気に入りを鳴らして貰いたいわ。

でも、そんなのよりもっと派手に鳴り響かせましょ?
パラドクス”Fanatic Festa!”の魔法陣スピーカーを高い場所に展開して、大音量のカシエル・ミュージックを奏でるよ。(最初に鳴らして貰ったのは知らないと鳴らせないからね!)

これなら全身使って、騒げるわ。さ、盛り上がろうねっ。

ただ、曲が違ってもわたしのPDだよ。
踊り騒いでる間に、精神を蝕んで行くわ。

アドリブや連携は歓迎だよ。


●騒ぎ過ぎの代償
 ドルヲタ達に案内された先で待っていたのは、カシエルの持ち歌を盛大にブチ鳴らしながら、それぞれ好き勝手に踊り狂うパリピ達。だが、彼らは既に人間を辞めてしまった存在。可哀想だが、ここで見逃すわけにはいかないのだ。
「案内してくれた子達とはお別れ? それじゃ、改めて今度はこっちの人達に……って、なんだか、何もしなくても盛り上がってるのね」
 パリピどものバカ騒ぎに、ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は少しばかり引いていた。サキュバスとしては、本当ならこのくらいのバカ騒ぎにノリノリで参加するくらいが調度いいのかもしれないが、それはそれ。
「ファンならカシエルさんの曲なら全部知ってるよね。コンポも持ってるし、お気に入りを鳴らして貰いたいわ」
「うぇ~い! 今日はメドレー、流しまくりだぜ~♪」
 ネリリの言葉に乗せられて、調子に乗ったパリピどもは何ら疑うことなくカシエルの曲を流し始めた。それがネリリの作戦だとも知らず、勝手に騒ぎまくっているのだが。
「でも、そんなのよりもっと派手に鳴り響かせましょ?」
 そう、ネリリが告げたところで、魔法陣のスピーカーが展開される。そこから流れるのは、天を貫く程の大音量で奏でられる、カシエルのオリジナルソングだった。
「これなら全身使って、騒げるわ。さ、盛り上がろうねっ」
「「「ひゃぁぁぁぁっ! ふぃぃぃぃばぁぁぁぁっ!!!」」」
 お気に入りの曲を流してもらえたことで、パリピどもは絶好調。しかし、いくら曲がカシエルのものであっても、これはネリリの繰り出すパラドクスであることに違いはない。
「うぇ~い! カシエルちゃん、最高……っ!? うぇぇぇぇ……」
「おいおい、こんなところで何やって……あぐっ!? あがががが……!!」
 気が付いた時には既に遅く、パリピどもは精神をネリリの流した曲によって汚染され、次々に倒れて行ってしまった。中には苦し紛れに光線を放ってくる者もいたが、出鱈目に放った光線など、ネリリに当たるはずもない。
「大騒ぎは嫌いじゃないけど、やり過ぎや仲間外れは良くないからね。これは、お仕置きだよ」
 音に潰される形で倒れ伏しているパリピ団に、ネリリの口から告げられる悲しい現実。少し可哀想な気もするが、人間を辞めた彼らには、カシエル配下のクロノヴェーダを誘き出す餌になってもらうとしよう。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【勝利の凱歌】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!

月下部・鐶
【毛玉会】のみんなと共同作戦!
パリピかハッピーか知らないけど、人の話を聞かずに騒ぐ、人の成れの果てにようしゃはしないよ!

あたしは不意をつくためにペンライトを振って盛り上がって
意識がライブに集まったところで、ペンライトを筆に持ち替えるよ!
ライブの様子を絵にします!と、宣言通りにイラストにするのは、カラフルに騒ぐパリピたち

作品名【ふるきず】

みんなに目配せして合図をしたら、絵の中のパリピ達の足に一気にバッテン!
足にダメージを与えて動けなくするね
蘭ちゃんのダンスに合わせて応援!
あたしが応援するのは、カシエルじゃなくて仲間のみんな
コダマちゃん!今がチャンスだ、やっつけちゃえ!

アドリブ、協力、大歓迎だよ!


阿良々木・蘭
【毛玉会】
小雪ちゃんとも合流できたよ
これからはいっしょに行動しよう

もうわっふる隠さなくて良いよね
我慢する必要はないんだよね
前回に踊れなかった分?【妖獣の演舞】で自由に踊ってもらう

わっふるはボクの師匠
わっふるの演舞はもっと凄いよ
雷を伴った激しい動きと、蛇のように変幻自在な動きが重なった円舞が炸裂
わっふるの踊りに魅入れられ
不快な曲なんて気にならない
耳にも入らないよ

テンションあがって一緒に踊りだす
さあ、みんなもい一緒に踊ろうよ

今さらながらパリピって何だろう
迷惑な人たち
ボクは愉しく踊れればそれで良いのだけどね

アドリブや連携も大歓迎


月下部・小雪
※選択肢間違えたので修正です!

【毛玉会】
お姉ちゃんと蘭ちゃんも来てくれました!
よ、ようし、みんなでクロノヴェーダをやっつけちゃいましょう。

パ、パリピとかボクもよくわかりません。
でも、迷惑っぽいのはなんだか分かります!

ボクはがんばるコダマや蘭ちゃんのわっふるを応援、です。ペンライトを力いっぱい振っちゃいますね♪

コダマは【重装甲高火力型モーラット・コミュ】で武装して、ビシっと敬礼した後、敵に向かって飛んでいきます。
そのまま空中からお姉ちゃんが足止めしてくれたところに全弾フルファイアー、です!
音痴なお歌は爆音であまり聞こえないと、いいな、です。

※アドリブや連携も大歓迎


●パリピVSもふもふ毛玉?
 ドルヲタ達に案内された先で待ち構えていたのは、サイケな体色をした何とも目に悪そうなパリピ達。
 彼らは既に人間ではなく、クロノヴェーダとなってしまっている。無駄に数だけは多いようだが、しかしこんなところで負けられない。
「お姉ちゃんと蘭ちゃんも来てくれました! よ、ようし、みんなでクロノヴェーダをやっつけちゃいましょう」
 信頼する仲間が来てくれたことで、月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)はいつになく強気だった。
「もう、わっふる隠さなくて良いよね。我慢する必要はないんだよね」
 今までモーラットを隠していた阿良々木・蘭(エデンズイノベイター・g02198)も、やる気は十分。思うように動けなかった鬱憤を、このパリピどもを倒すことで晴らしてやる!
「おやおや~? 今日は随分と可愛い子達が来るね~?」
「そ~んな怖い顔してないで、キミ達も一緒にエンジョイしようぜ~♪」
 自分達の置かれた状況が理解できていないのか、パリピどもは盛大に蘭達をナンパし始めた。だが、そんな自分勝手な彼らの態度は、むしろ月下部・鐶(さいつよのお姉ちゃん・g00960)の怒りに火を着けただけである。なお、彼らは蘭のことを女の子と思っているようだが……この際、下手に突っ込んでも面倒なことになりそうだったので、蘭は敢えて黙っていた。
「パリピかハッピーか知らないけど、人の話を聞かずに騒ぐ、人の成れの果てにようしゃはしないよ!」
 そう言うが早いか、鐶は手にしたペンライトを振りながらパリピ達の中へと突っ込んで行く。ライブの応援と勘違いしているのか、パリピ達もノリノリでペンライトを振っているが……そんな彼らは、途中から鐶がペンライトを筆に持ち替えているのに気が付かなかった。
「ライブの様子を絵にします!」
「絵? アート? いいね、いいねぇ! やってくれよぉ!」
 自分達の姿を描かれてもなお、騒ぎまくるパリピ達。しかし、それもここまでだ。鐶のキャンバスに描かれた者は、そこに鐶が描き加えたものが、全て現実となってしまうのだから。
「うぇ~い! 今日も気分は最高……がはっ! あ、足が!!」
「い、痛ぇ! 主に足の全てが痛ぇぇぇぇっ!!」
 突然、パリピ達は自分の足を押さえ、その場に蹲って転げ回る。鐶がパリピ達の絵の足に、盛大なバツ印を描き加えたからだ。
「く、くそぉ……。こうなったら、オマエ達もパリピにしてやるぜぇ……」
 苦し紛れに光線を乱射するパリピ達。しかし、闇雲に攻撃したところで、そんなものは掠りもせず。
「だったら歌だ! オマエ達……俺様のシャウトに酔いしれなぁ!」
 ならば歌で応戦しようと、ド下手糞なラップを奏で始める者もいたが、そこは蘭がさせはしない。
「ダメダメ、そんなのじゃ全然盛り上がれないよ。ボクの師匠、わっふるの演舞の方が、もっと凄いよ」
 蘭の指示に合わせ、モーラット・コミュのわっふるが、全身に稲妻を纏って突撃した。その動きは、さながら地を走る蛇の如き雷鳴。変幻自在の動きに翻弄されるパリピ達は、ただ逃げ惑いながら叫ぶだけだ。
「さあ、みんなも一緒に踊ろうよ!」
「は、はい! ボクも頑張ります!」
 蘭に促され、今まで応援するだけだった小雪もまた切り札を発動させた。モーラット・コミュのコダマに重装備を施し、その一斉射によって敵を殲滅するという必殺技を。
「ふわわ! コダマ、かっこいい、です!」
「……もきゅ!」
 小雪に敬礼した後、コダマは全身を爆装したまま天高く飛んで行く。地上では、未だパリピ達がわっふるの動きによって足を止められており、既に何人かは鐶によって足の自由を奪われている。
「コダマちゃん! 今がチャンスだ、やっつけちゃえ!」
 鐶が指し示した先に見えるのは、足を動けなくされたパリピ達。そこに狙いを定め……コダマは装備していたミサイルと長距離砲を、情け容赦なく叩き込んだ。
「「「あじゃぱぁぁぁぁっ!!!」」」
 凄まじい爆発と共に、パリピ達は跡形もなく盛大に吹っ飛んだ。所詮は騒ぐだけしか能がない連中。ディアボロス達の奇襲の前には、パリピなど物の数ではない!
「ふぅ……。これで、とりあえずは片付いたのかな?」
 一仕事を終え、鐶が額の汗を軽く拭う。ペンライトの振り過ぎで、少々汗をかいてしまった。
「それにしても……今さらながら、パリピって何だろう?」
「パ、パリピとかボクもよくわかりません。でも、迷惑っぽいのはなんだか分かります!」
 蘭の呟きに合わせる形で小雪が答えた。彼女達からしてみれば、パリピとは他人の迷惑も顧みず騒ぎまくる、傍迷惑な連中以外の何者でもなかったようで。
「……まあ、ボクは愉しく踊れれば、それで良いのだけどね」
 同じ楽しさを優先する者でありながら、どこで道を間違えてしまったのか。まあ、楽しさの中にもマナーありということを忘れなければ、彼らのようなパリピになることはないだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【過去視の道案内】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【フライトドローン】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【先行率アップ】LV2が発生!

●生意気守護天使
 群がるパリピを蹴散らして、後はカシエル配下のクロノヴェーダを残すのみ。配下を全て失ったことで、敵もまた姿を現さざるを得なくなったのだろう。
「な~んか騒がしいと思ったら、敵が来てるじゃん! しかも、いつの間にかパリピがやられちゃってるし!」
 ディアボロス達の前に降臨したのは、なんとも煽情的な格好をした天使だった。一応、これでもアイドルなのだろうか。どちらかというと、歌やダンスよりもグラビア撮影などの方でファンを獲得していそうな気もするが。
「まったく、役に立たない連中ね。パリピといい、オタクといい……折角、アタシが面倒見てあげたのに、本当に使えないんだから!」
 悲憤慷慨。どうも、天使はディアボロス達よりも、敵をここまで案内し、おまけに情けなくやられてしまった自分の配下達に腹を立てているようだ。口は悪いが、こう見えて面倒見は良いのかもしれない。ただ、あの尊大な態度と、なにより我儘ボディはけしからん!
「仕方ないわね。面倒だけど、アタシが相手をしてあげるわ。アンタ達なんかに、カシエル様の手を煩わせるのも勿体ないもの。這いつくばって、靴を舐めて、許してくださいっていうまで痛めつけてあげる!」
 どうやら、戦いは避けられないようだ。第六天守護天使・ガキエル。なんとも小生意気な天使の減らず口を、二度と叩けないようにしてやろう。
クリスティーヌ・シュヴァリエ (サポート)
『ふふ、次の戦場はどこかしら?』
『ねぇ、もう撃ってもいい?』
『そう、この砲声よ』
『やったわね、祝砲を撃ちましょ』
砲撃大好きお姉さん。物事を砲撃に関連付けようとする癖があるサキュバスの陸戦砲兵です。
砲撃できる時は嬉しそうだったりうっとりしたりします。
 普段の口調は「女性的(わたくし、あなた、~さん、ね、よ、なの、かしら?)」です。

 パラドクスは砲撃関連を優先的にしつつも指定した物をどれでも使用し、砲撃の為なら多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ルキア・アダマント (サポート)
デーモンのデジタルサマナー×メーラーデーモン『メリーゴート』。

◆普段
ぼんやりとして物静かなタイプです。
イベントや楽しそうなことには年相応に興味があります。
「わぁ、楽しそう……」
「私も混ぜてもらえるかな……?」

思考も少しぼんやり気味。
「えーっと、○○ってことは、□□だよね」
「えーっと、□□ってことは、△△すればいいかな」

◆戦闘時
手にしている懐中時計でアークデーモンを召喚できます。
自分はあまり動かず、その場から魔弾を放ったり、召喚したアークデーモンやサーヴァントを使役して戦います。
「悪さする子はやっつけちゃうんだから」
「さぁ私の悪魔、出てきて力を見せてごらんなさい」
「がんばって、メリーゴート」


●激突、魔砲合戦!
 パリピ軍団を制圧し、残るは親玉のクロノヴェーダのみ。それでも、敵のガキエルは未だ余裕の態度を崩してはいなかったが、しかしそれはルキア・アダマント(金時計に刻む記憶・g04840)にとっても同じだった。
「わぁ、楽しそう……。私も混ぜてもらえるかな……?」
 アイドルのライブか何かと勘違いしているのだろうか。どうにもズレた提案をしてくるルキアに、さすがのガキエルも困惑気味に尋ね返す。
「はぁ? アンタ、今がどんな状況か、ちゃんと分かってるわけ?」
 ここは既に戦場なのだ。どうしても混ぜて欲しいと言うのであれば、お望み通りに戦い、そして殺してやろうと告げるガキエルだったが……当のルキアは相変わらずぼんやりとしているままだ。
「えーっと、殺すなんて言葉を使うってことは、あなたは悪者だよね? だったら、倒しちゃっていいかな?」
 一応、戦いであることは理解しているようだが、それでも自分が勝つことを疑っていない。完全に舐められたと思ったガキエルは、ルキアに向かって水の弾丸を飛ばして来た。
「こいつ……マジ、あったまきた! アンタなんか、アタシの唾でも舐めてなさいよ!」
 何らかの体液……ここでは、自分の唾を武器に、強烈な水圧を誇る弾丸として飛ばすガキエル。単なる唾と侮ることなかれ。その威力はレンガさえ粉砕し、コンクリートでも貫通する威力を持っているのだ。
 だが、そんな攻撃を前にしても、ルキアは一歩も動こうとしない。自らも魔弾を発射して相手の攻撃を軽くいなすと、続け様に手にした懐中時計から、使役している悪魔を呼び出した。
「さぁ私の悪魔、出てきて力を見せてごらんなさい」
 これで数の上では2対1だ。おまけに、ルキアの放った魔弾はどこまでも相手を追尾するという、かなり厄介な性質を持っており。
「くっ……しつこい!!」
 一転して逃げに徹することになってしまったガキエル。その横をメーラーデーモンのメリーゴートが放った攻撃が掠め……それを避けたと思った矢先、今度は無数の砲弾が、一斉にガキエルへと降り注いだ。
「ちょっと、なによこれ!? きゃぁぁぁぁっ!!」
 哀れ、今度は避けることができず、真っ逆さまに落ちて行く。大地に顔面を叩きつける形で着地し、痛みを堪えて立ち上がれば、目の前にいたのは無数の砲兵。
「うふふ……もう、待ちくたびれちゃったわ。さあ、続きをしましょう」
 砲兵達の中心にいたのは、巨大な砲を携えたクリスティーヌ・シュヴァリエ(サキュバスの陸戦砲兵・g03188)だった。先程から、ずっと砲撃を加える機会を窺っていたのだが、ガキエルがルキアに夢中だったので、今まで我慢をしていたのだ。
 しかし、もはや我慢も限界。元より、クロノヴェーダに対して容赦などするつもりはないので、ここから先は好きなようにやらせてもらおう。
「ねぇ、もう次を撃ってもいい? あ、答えは別に聞いてないわ」
「ちょっ……! ま、待ちなさいよ! こっちはまだ……!?」
 慌てて逃げようとするガキエルだったが、クリスティーヌは情け容赦なく砲撃を再開する。その表情は、いつしかどこか恍惚としたものになっており。
「そう、この砲声よ。砲声が戦場に響き渡る音……敵が消し飛ぶ音……あぁ、堪らないわ」
「な、なんなの、こいつ!? マジで意味ふめ……ひゅでぶっ!?」
 思わず突っ込みを入れようとしたガキエルの顔面に、クリスティーヌの放った特大の砲弾が命中したのであった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!

月下部・鐶
【毛玉会】のみんなで共同作戦!
もー、そんなのアイドルじゃなくて、せくしー系のえっちなやつじゃん!
呪言なんかでいじめるアイドルより、あたしは蘭ちゃんを応援するよ
元気がもらえる明るさで、ついつい応援したくなる、、それがホントのアイドルでしょ!

小雪ちゃんと動きを合わせてペンライトを振ってオタ芸ダンス!
がんばれ蘭ちゃん♪コダマちゃんもふぁいと♪
敵が反撃してきたら、すかさず空中をキャンバスにして、ペンライトで敵のシルエットを描いちゃう
シルエット=影絵はに落ちて、敵の影の中に滑り込むと動きを重くしちゃうぞ!

これがあたしのパラドクス!ダンスができないアイドルは、ステージから退場だよ!

アドリブ、連携、大歓迎!


月下部・小雪
【毛玉会】
な、なんだかすごい恰好の天使、です。
まだまだ寒い日も多いのに、さ、寒くないのでしょうか。

ガキエルの応援で倒れてたパリピ団とかが起き上がってきました!?
ふ、復活してきても何度だってやっつけて、みせます!

【百モラ夜行】を呼び出して、どんどんやっつけていきましょう。
分身したコダマの群れに飛び乗って、ペンライトを一生懸命振って、突撃するコダマを応援です。
そのままガキエルに向かって突撃、です!

蘭ちゃんが呪言で酷い目にあったら励まします。
蘭ちゃんは一人じゃありません!ボク達が一緒、です!

※アドリブや連携も大歓迎


阿良々木・蘭
【毛玉会】のみんなで共同作戦!

なんかすごい恰好の天使がいます

ガキエルの呪言でいじけ虫
鐶ちゃんや小雪ちゃんの言葉で励まされ立ち直る
ボクはひとりじゃないんだ
みんながいてくれる

【輝きある氷原の吹雪】で氷の結晶でできたケミカルライトを具現化召喚
ケミカルライトの双剣を使って様々なオタ芸の動きの斬撃でガキエルに攻撃
ケミカルライトを振るうと儚く砕け散りオーロラとなって拡散される
拡散されるオーロラの輝きも相まって幻想的
砕け散っても再度具現化召喚して踊り続けオタ芸乱舞で連続攻撃
徐々に氷の冷気で気温が下がっていくけど踊っているので体が温まり寒くない


アドリブや連携も大歓迎


●お前はアイドル失格だ!
 開幕早々、砲弾の雨によって叩き落とされた第六守護天使・ガキエル。そんな彼女に引導を渡すべく集まったディアボロス達であったが、しかしガキエルのあまりに露出度の高い格好に、阿良々木・蘭(エデンズイノベイター・g02198)や月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は、思わず度肝を抜かれていた。
「……なんかすごい恰好の天使がいます」
「まだまだ寒い日も多いのに……さ、寒くないのでしょうか!?」
 そう、何を隠そう、ガキエルは殆ど下着同然の半裸な姿! いや、この場合は殆ど隠していないため、何も隠さないといった方が……えぇい、ややこしい!!
「もー、そんなのアイドルじゃなくて、せくしー系のえっちなやつじゃん! 元気がもらえる明るさで、ついつい応援したくなる、それがホントのアイドルでしょ!」
 もはや、それはアイドルではなくセクシー女優だと突っ込む月下部・鐶(さいつよのお姉ちゃん・g00960)。しかし、そこまで否定されているにも関わらず、ガキエルは自らの負けを認めることは決してせず。
「うるっさいわね! アンタ達みたいな、ちんちくりんに言われたくないわよ! それに、どんな手を使ったって、最後に皆のハートを掴んだ方が勝ちなんだからね!」
 そのためには、計算され尽したポロリから、果ては枕営業までなんでもござれ。勝つためには手段を選ばないと豪語するガキエルだったが、これにはさすがの3人も怒り心頭だ。
「なにそれ! それでも本当にアイドルのつもり!?」
「み、みんなを元気にするのに……えっちなことは、必要ないと思います!」
 同じ女性として、鐶と小雪は黙っていられなかったのだろう。まだ年端もいかない少女ではあるが、それでも分かる。こういうやつがいるから、アイドルに邪な視線を送るような輩を調子に乗らせてしまうのだと。
「よく分からないけど……ボクも、えっちなのはいけないと思うよ……」
 二人の勢いに押されつつ、蘭もまた後ろからガキエルへと突っ込んだ。しかし、そんな彼の性別を見抜いたガキエルは、口元に意地の悪い笑みを浮かべると、今までになく酷い言葉で蘭のことを罵倒し始めた。
「アハハ! アンタ、もしかしなくても、男でしょ? それなのに、女の子みたいな格好して恥ずかしくないわけ? あー、気色悪い♪」
 元より、女に間違われ易い蘭だったが、これは酷い。しかも、ガキエルの悪口はただの誹謗中傷ではなく、それを聞いた者の負の感情を活性化させ、自滅させる力を持った呪言なのだ。
「うぅ、そんな……。ボクが気持ち悪いなんて……」
 恐らく、面と向かってそんなことを言われたのは初めてだったのか、蘭は一気にいじけてしまった。こうなってしまうと、もはや戦いどころではない。仕方なく、彼を守るようにして前に出る小雪だったが、そんな彼女に、ガキエルは自らの力を分け与えることで復活させた、先のパリピ達を嗾けて来た。
「「「ヒャッハー! 俺ちゃん達、バリバリ復活だぜぇ!」」」
「は、はわわ! 倒れてたパリピ団が起き上がってきました!?」
 これでは仕切り直し、否、完全にこちらが戦力差で押されてしまう。しかし、ここで怯んでいる場合ではない。敵が取り巻きを復活させたのであれば、こちらも取り巻きを呼び出すのみ!
「ふ、復活してきても何度だってやっつけて、みせます! コダマ、突撃、です!」
 最初は1体しかいなかったモーラット・コミュのコダマが、小雪の号令と共に一気に増えた。1体が2体、2体が4体……倍々に増えて行くコダマの群れは、いつしか200体を越える大集団になっていた。
「「「もきゅきゅきゅきゅ~☆☆☆」」」
「なっ……!? ちょっと、なによこれ!!」
 小雪の応援を受けて突進して来るモーラットの群れに、今度はガキエルが慌てる番だ。数の差を引っ繰り返したと思ったら、それを再び引っ繰り返されたのだから当然である。
「むぎゅぅぅぅ!」
「あじゃぱぁぁぁっ!!」
 復活したパリピ達も踏み潰され、辺り一面、もふもふの毛玉だらけ! その毛玉に敵が圧倒されている隙に、鐶と小雪が傷心の蘭へ声援を送る。
「がんばれ蘭ちゃん♪ コダマちゃんもふぁいと♪」
「蘭ちゃんは、一人じゃありません! ボク達が一緒、です!」
 誰がなんと言おうと、自分達は最後まで蘭の友達だ。その言葉に、蘭の瞳にも再び光が宿って行き。
「ハッ……! そうだ! ボクはひとりじゃないんだ! みんながいてくれる!」
 完全に立ち直った蘭に、もはや怖い物などなにもない。氷の結晶で作られたケミカルライトを召喚し、もふもふに纏わりつかれ身動きが取れないガキエルに突撃だ。
「さぁ、行くよ! はぁぁぁぁ……!」
 その動きは、さながら双剣を手にして舞う雄大な剣舞。動きそのものはオタ芸のそれを踏襲しているが、そこに蘭オリジナルの動きを加えることで、攻防一体の剣撃となって、敵に反撃する隙を与えない。
「痛っ! ちょっと、やめなさいよ! ……やめろって言ってるだろ、このクソガ……ぶべらっ!!」
 ついに本性が出たのか、取り繕うこともなく暴言を吐き始めるガキエルだったが、蘭はお構いなしに彼女の顔面を氷の塊で殴り付けた。砕け散った氷はオーロラとなって周囲に広がり、その美しさに分身していたコダマ達が、一斉に歓喜の表情を浮かべている。
「くっ……! さすがに、これ以上は分が悪いわね。こうなったら、戦略的撤退よ!」
 とうとう、ガキエルはディアボロス達の相手をすることを諦め、その場から逃げ出すべく翼を広げた。が、しかし、当然のことながら、ここで彼女を逃がしてやる理由などないわけで。
「逃がさないよ! かげを真っ黒にぬりつぶす、かげを真っ赤にぬりつぶす、重くて歩けないぐらい、重くて立てなくなるぐらい。かげの重さで、つぶれちゃえ!」
 すかさず、空中をキャンバスにして、鐶がガキエルの影を描いた。すると、描かれた影は地に落ちて……その動きに合わせ、ガキエルもまた落ちて行く。
「はぁ? なにこれ、どうなって……ぐぇっ!!」
 状況も理解できないまま、ガキエルは頭から大地に真っ逆さま! 激突する際、なんだか嫌な音がして、首が在り得ない方向に曲がっていたが、それはそれ。
「これがあたしのパラドクス! ダンスができないアイドルは、ステージから退場だよ!」
 日々、向上する心を忘れ、身体を武器にした時点でアイドル失格。つまり、そちらは最初からアウトだった。そう告げる鐶の言葉は、しかし首を圧し折られて昇天したガキエルには届いていなかった。
「ふぅ……。な、なんとか、勝てたので、しょうか……」
「……もきゅ」
 小雪が額の汗を拭って呟いたところで、大量に分裂していたコダマが再び一つになって、彼女の肩に飛び乗りドヤ顔を決める。
 かくして、ここにカシエル配下のクロノヴェーダは討伐され、ディアボロス達は台東区奪還のための足掛かりを得たのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【グロリアス】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2022年04月05日

台東区秋葉原の戦い

 第一次東京奪還戦を完全勝利したディアボロス達は、奪還した地域と隣接する全ての区への調査を開始しました。
 隣接区の一つ、台東区の調査に向かったディアボロス達は、その途中『台東区秋葉原』に差し掛かったところで、突如、電脳世界に引き込まれてしまいます。
 この電脳世界を作り出しているのは、千代田区外神田のいわゆる「秋葉原地区」を支配していたジェネラル級大天使『電脳大天使カシエル』です。
 カシエルは、千代田区が奪還される瞬間に、自分の配下や信者を引き連れて、台東区の秋葉原へと脱出していたのです。

 カシエルは、信者たちをトループス級に覚醒させようとすると共に、自分達の聖地を奪ったディアボロスへの復讐を決意しています。
 ディアボロスは、この電脳化された秋葉原を突破し、台東区への進出を試みます。

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#TOKYOエゼキエル戦争
🔒
#台東区秋葉原の戦い
🔒
#台東区
🔒
#電脳大天使カシエル
🔒
#電脳世界


30




選択肢『カシエル信者との接触』のルール

 電脳の天使カシエルの信者達と接触します。
 彼らは、彼らの聖地である秋葉原を奪ったディアボロスに強い怒りをもっており、ディアボロスを目の前にすると、その怒りと、そして、カシエルを守るという使命感により、クロノヴェーダに覚醒して襲い掛かってきます。
 それを防ぐためには、漂着したカシエル信者だと思い込ませなければなりません。
 信者達は、信者と信者では無いものを見分けるべく、なんらかのパフォーマンスを仕掛けてきます。
 このパフォーマンスに正しく対応し『僕は君の仲間だ』と思い込ませる事ができれば成功です。

 仲間だと思い込ませるのに失敗した場合、或いは、仲間だと思い込ませる作戦を行わない場合は『覚醒するかもしれないトループス』の選択肢で、撃破する事もできます。
(この選択肢か、『覚醒するかもしれないトループス』の選択肢の、どちらかを成功させれば、アヴァタール級との戦闘が可能になります)


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『【攻略旅団】電脳世界の綻び』のルール

 この選択肢は、ディヴィジョン攻略旅団からの依頼によって発生した、【調査・探索】選択肢です。
 台東区秋葉原のカシエルの電脳世界の中で、カシエルの意図しないバグを発見します。
 発見したバグは、モザイクの塊のようなクロノ・オブジェクトに変化し、パラドクストレインで新宿島に持ち帰る事が出来ます(使用方法は不明です)。

 意図しないバグは、電脳世界の中で、カシエルが広めようとしている最新の秋葉原の文化を凌駕する『未来的な秋葉原文化』を信者に披露し、感動を与える事で発生するようです。
 カシエル信者と接触する際に、パフォーマンスを披露して『仲間だと認識させる』のでは無く、未来的な秋葉原文化をぶつける事で、ディアボロスを『カシエル以上のインフルエンサーだ』と認識させましょう。
 これに成功すると、感動したカシエル信者の周囲の空間にバグが発生するので見つけ出して持ち帰ってください。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『登場人物(NPC)との会話に専念する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『パリピ団』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾覚醒するかもしれないトループス『嫉妬団』のルール

 クロノヴェーダに覚醒する前の一般人達です。
 なんらかの理由により、ディアボロスに敵愾心を持っており、接触したディアボロスの正体が露見すると、イラストのクロノヴェーダに覚醒して襲撃してきます。
 うまく正体を隠す事に成功した場合、彼らはクロノヴェーダに覚醒する事はありませんので、戦闘は発生しません。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『第六天守護天使・ガキエル』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「錢鋳・虎児」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。