リプレイ
エヴァ・フルトクヴィスト
このような事態になったのは私達の活動も一因。
森の人々は勿論、知恵ある植物たちも救う為、微力を尽くしましょう!
使い魔を使役して逃げ遅れている人々や延焼が酷い地域を確認。
仲間達との連絡手段としても用いて、統率して効率的に動いていきますよ。
私自身も勇気を以って炎の中へと飛び込んで、
結界術で自分や要救助者の身を護りつつ安全な場所まで送ったり。
森や知恵ある植物たちを炎から護る為にパラドクスを高速詠唱で唱えて、
炎を吹き飛ばしつつ炎の勢いを弱めたりと臨機応変に活動します!
元凶を絶たなければいけないのが分かっていても。
まずは目の前の命を守らずに、救わずなどいられません!
醜かろうと、無駄、足掻きと言われ様とも!
積商・和沙
まったく、ここのドラゴンは森林破壊による地球温暖化問題を何だと思っているのかしらね。
さあ、炎が燃え広がるのを阻止するわよ。
青龍水計をぶつけて消火していくわよ。
あと【水源】で泉の水量を増やしておくわよ。
●ファイアー・ファイト
森を飲み込んでいく火災の熱と光に、積商・和沙(四則演算の数秘術師・g02851)は藍色の瞳をしかめていた。
「まったく、ここのドラゴンは森林破壊による地球温暖化問題を何だと思っているのかしらね」
「このような事態になったのは私達の活動も一因……早期に気づけたことは僥倖ですが」
『青龍水計』が呼び寄せた水が火勢とぶつかり蒸気の壁を作る中、エヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)は『使い魔使役』した動物たちと、知恵ある植物たちを地面語と持ち上げ、退避させていく。
「森の人々は勿論、知恵ある植物たちも救う為、微力を尽くしましょう!」
「きゅ!」
エヴァの決意に和沙のモーラット・コミュ『アンテナ』も、作られた『水源』に水を浸し、燃え盛る森の植物たちを掘り起こした。
「水源を泉まで繋ぐわ、水量が増えれば避難した人たちの時間稼ぎにもなるはず!」
「お願いします、ここは私が……!」
だが火勢は止まれど衰ない。エヴァの『魔女服 ゲンドリル』の保温の魔術をも貫いて熱気を伝えてくる。
和沙が泉へと演算記号の翼を羽ばたかせるなか、エヴァは熱波へと変換された水蒸気へと『アイスエイジブリザード』を一撃。
蒸発しかけた水が再び結露し、白が赤を押し返す。
「元凶を絶たなければいけないのが分かっていても……まずは目の前の命を守らずに、救わずなどいられません!」
それも一瞬、すぐにも冷気は熱波に飲み込まれていくが、エヴァは守護者の名にかけて冷気の魔術を詠唱する。
二度、三度。深く根付いた大木や無数にある草花を救うには余りにわずかな時間だが、それでも。
「醜かろうと、無駄、足掻きと言われ様とも!」
「助けられるところは運んだわ、泉の方へ!」
包囲するように広がる炎。高速詠唱の疲労に崩れかけた膝を、アンテナが支え、和沙が担ぎ上げる。
水源の水を炎と自分たちに浴びせかけ、二人と一匹は焼け落ちる森を後退した。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【使い魔使役】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
長月・夜永
守るべき人たちに
情けない姿は見せられないよね
すぅ~はぁ、、、よし行くよ
『精神集中』ーーーっ!!
『東方の守護せし竜形の神よ。我が呼び掛けに答えその力を示せ!!』
高速の『早業』で複雑な印を結び
空中に浮かぶ複雑な魔法陣から
膨大な量の激流を出現させ
呑み込み押し流して消火を狙います
(コレぐらいで消えるなら苦労はしないよね)
まだまだーーーっ!!!
(鼻血を流しながら限界を超えての『連続魔法』の行使、周囲にぶち撒け)
『かぁらぁのぉぉぉっ!!纏え!!雪化粧
!!!!』
地面に手を突き
『氷雪使い』『結界術』で
激流を凍結させて、氷壁を精製
ハァハァ、、、コレで、た、多少は足止めになるかな?
フリング・デューン
即興連携、アドリブ歓迎
「相当に急じてるようですが、だからといって好きにさせるや訳にはいきません!」
【水源】と【水源】を起点とした【青龍水計】による水堀を構築して、避難するエルフ達と炎を切り分ける
「意思を持つというなら想定内です!」
水堀や障害を越えようとする炎を優先的に持ち込んだ消火器で打ち落として消していく
エルフ達の一旦の時間を稼げたらエルフ達の避難ルートの確保及びその周辺の知恵のある植物との交渉に以降する。
孤立しつつある森の泉でも、ディアボロスたちの戦いは続いている。
「和沙の『水源』を繋げました、夜永さん!」
「守るべき人たちに情けない姿は見せられないよね。すぅ~はぁ……っ、よし行くよ!」
フリング・デューン(火智紅胆・g05712)が短杖『モティヴェートラル・ワンド』を大事に突き立てる。
和沙の『青龍水計』と『水源』が繋がったのを確認し、長月・夜永(は普通の女のコである・g03735)は迫る赤に怯えるエルフたちを鼓舞するように前に出た。
「ここも長くはもちません。私たちで炎を切り分けますので、その間に退避を」
「だ、だいじょうぶなの? この炎、まるで……」
「ご安心を。ドラゴンらも相当に急じてるようですが、だからといって好きにさせるわけにはいきません」
人竜へと書き換えられた紳士の確固たる意志の言葉が、エルフの少女を立ち上がらせる。
助け合い、避難を準備するエルフたちへ、夜永の握る『吟吹雪』が印を結び、手の『水仙紋』を輝かせた。
「東方の守護せし竜形の神よ。我が呼び掛けに答えその力を示せ!! 水遁・青龍大瀑布!」
描かれた魔法陣から迸るのはおびただしい激流。
水竜がごとくうねり、泉へと繋がれた『水源』と合流した水は溢れ、こぼれ、迫る火勢を飲み込んでいく。
「まぁ……コレぐらいで消えるなら苦労はしないよね」
「フリングさん!?」
障害となる激流をかわし、飛び上がり乗り越えようとする炎。逃げる足を止めかけた少女に、問題ないとフリングは手にした得物を突き出す。
「意思を持つというなら想定内です!」
迸るは白煙。燕尾の『ドラゴニアンスーツ』も白く染める勢いの消火剤が炎の不意討ちを一瞬に叩きのめした。
「まだまだーーーっ!」
ぬかるむ地面を踏みしめる『雪兎』の靴が凍りつかせ、踏み止まらせる。
こぼれる鼻血に目もくれず『水遁・青龍大瀑布』を維持したまま、地面に手を叩きつける。
「ハァ、ハァ……コレで、た、多少は足止めになるかな……?」
「えぇ……今のうちに!」
水面を伝い、迸る冷気。『雪兎』の力を『氷雪使い』で伝わらせた泉の広場は氷の壁となり、火勢と力強く拮抗する。
動植物の避難を終えたエヴァたちも退避してくるのを確認し、フリングは和沙を抱き上げた。
「知恵ある植物よ、必ず助けに参りますゆえ、今はどうか道を!」
呼びかけに応え、森に道が拓かれる。
感謝と決意を胸に、ディアボロスたちは炎の森を突っ切った。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【水源】がLV3になった!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
エスト・リンフィールド
エルフ救出は十分っぽいし、悪い似非騎士団を食い止めとこう
お前らのボスのせいで、こんなひどい山火事になってるんだ
お前らに、大義名分や正義はレンズ豆一粒もない
フローラリア狩りに夢中になってる騎士団目掛け、アイスエイジブリザードで横槍入れて痛撃を与えたいね
敵が正義や大義名分を騙るかもしんないけど、エルフ達巻き込んで森を焼く時点で……お前らには正義も大義名分もない
何度も言わせんな……メンドクセ
言って分からないなら……高速詠唱で何度もアイスエイジブリザード喰らわせてやる
お前らの正義や大義名分なんて、所詮は侵略者の詭弁にもならない、自分達の都合の押し付けでしかない
ならば……こちらも、こちらの都合を押し通す
ナイナ・ヴィラネスティズム
SPD
同選択肢の味方との協力可
「まあまあ。この機に乗じて弱いもの虐めをなされてますのね。私も混ぜてくださいな」
冷気の支配者で周囲に冷気を漂わせながら敵軍に一喝
襲われそうな一般人がいたら身を挺して守りつつ、火が回っていない場所への避難を促す
敵の剣撃は魔刀で可能な限り受け止めるか回避を狙い、敵の連携攻撃を利用するように一箇所に集められるよう立ち回り
一箇所にまとめたところに向けてヴィラネスト・アイシクルニードル
思い上がりのその心に冷厳なる氷柱の雨を降らせてご覧に入れましょう
一般人がいれば味方と連携して避難までの時間稼ぎを優先
避難が終えれば敵の殲滅に切り替え
使える効果2は全て使用
●非道の騎士を討て
「進め、進め! フローラリアどもを討ち、我らが力を取り戻すのだ!」
竜槍を振るい燃える森を打ち砕いていく聖ギルダス騎士団。
意気揚々とフローラリアたちを蹴散らしていく竜鱗兵の前に、刃は颯爽と差し込まれた。
「まあまあ。この機に乗じて弱いもの虐めをなされてますのね」
「何だ貴様……ディアボロス?!」
乱入者のまとう冷たい闘気に騎士が気づいた時は、もう遅い。
「私も混ぜてくださいな……氷針点穴!」
ナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)の妖精刀【カノー】から襲いかかるは八百に迫る『ヴィラネスト・アイシクルニードル』の氷柱の弾幕。
「さ、次はどなた? 思い上がりのその心に冷厳なる氷柱の雨を降らせてご覧に入れましょう」
ハリネズミに倒れた騎士たちが炎にまかれていくなか、ナイナは上品に髪をかき上げて不愉快そうに顔を歪める。
「く、フローラリアどもを庇い立てするか!」
「何がフローラリアだ。お前らのボスのせいで、こんなひどい山火事になってるんだ。お前らに、大義名分や正義はレンズ豆一粒もない」
態勢を立て直そうと吼える騎士団だが、横合いを突いてエスト・リンフィールド(挙動不審エルフ吟遊詩人系・g05947)の『アイスエイジブリザード』が炸裂した。
凍り付いた騎士たちの肉体は一瞬にして砕け、そしてまた炎の中に消えていく。
「ナイナさん、救出は十分っぽいよ」
「それは素晴らしいこと。時間稼ぎは必要さそうですね」
エスト背中を任せたナイナは騎士団の『竜剣【風】』と切り結びながら、その報告に端正な唇を釣り上げた。
『反撃アップ』の残留効果でいなし、また一人。
「ひるむな! 我らの正義を見せよ!」
「何度も言わせんな……メンドクセ」
勝鬨をあげる『竜言【誉】』に、エストは再びのアイスエイジブリザード。ふわふわとゆれるブロンドが霜と水を帯び、けだるげな怒りをひらめかせる。
「お前らの正義や大義名分なんて、所詮は侵略者の詭弁にもならない、自分達の都合の押し付けでしかない……言って分からないなら」
降りあげられたウィザードロッドから三度目の吹雪。 吹き荒れる冷気はエストの怒りと都合を力のままに叩きつけた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【使い魔使役】がLV2になった!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
積商・和沙
へえ、あんた達が騎士ね。
まったくそんな風には見えないんだけど。
やってることが蛮族と変わらないんじゃないかしら。
自慢の高速移動のようだけど、そんなに金属鎧を着こんで避雷針まで振り上げられたら、アンテナのワイファイスパークが引き寄せられちゃうじゃない。
電撃でも浴びて痺れていなさい。
テラ・ウィンディア
…よくも森を…!
お前ら…森を燃やすって事は自らも燃やされる覚悟があるって事だな…!
【戦闘知識・精神集中・使い魔使役】
敵軍の陣形と動き
更に援護射撃のパターンの把握
更に森の動物のリスの視線からも分析し精度強化
紅蓮紅龍破発動
【グラップル・破壊・連続魔法・誘導弾】
紅龍と共に襲い掛かり…剣で切り刻み紅龍が食らい付く
更に槍で貫き内側から連続で炎を爆発させ内側から焼く
敵にも火炎弾乱射
お前らも…焼かれる痛みを味わうがいいっ
エルフを怒らせるとどうなるか…その怒りを思い知れっ!!!
何度も何度も襲い掛かり焼き尽くすまで暴れる
【水源】
敵の反撃も水源展開して水で相殺
ああ…エルフが何度もやられてばかりと思うなよ…!
「何をしとる貴様ら! 我らの加護を忘れたかっ!?」
「は……はっ!」
業を煮やした騎士隊長が叫び、火勢が再び増していく。
森を飲み込む生きた炎、ベディヴィア卿の炎の加護が聖ギルダス騎士団の『竜槍【炎】』に答えたのだ。
「惰弱なエルフどもなど、フローラリアもろとも押しつぶしてしまえ」
「惰弱、だって」
だが、その鼓舞がテラ・ウィンディア(炎玉の撃竜騎士・g05848)にも火をつけた。
「お前ら……エルフが何度もやられてばかりと思うなよ……!」
「まだいたか! 貴様らの水勢など我らが加護には無力っ」
残留した『冷気の支配者』の力も溶かし、炎の槍が迫る。
勝利を確信した騎士の笑み。だが、受け止めるテラの『紅龍槍』の力は予想を超えた。
「森を燃やすって事は自らも燃やされる覚悟があるって事だな……!」
「な……貴様っ!?」
その穂先に燃え上がるは、同じ炎。
気が付けばテラと騎士団たちが戦う森は湧き出した『水源』に囲まれ、しっかりと延焼を遮っている。
「包囲だと……ぎぇっ!?」
「あんた達が騎士ね。まったくそんな風には見えないんだけど……アンテナ、お願い」
気付き、脱出を図った騎士にモーラット・コミュ『アンテナ』の『ワイファイスパーク』が炸裂する。
「こちら和沙、避難誘導は完了したわ。これから残りのと騎士団の対処……フローラリアが? 了解、こっちはやっておく」
積商・和沙(四則演算の数秘術師・g02851)が『パラドクス通信』に呼びかけ、戦況を共有。
フローラリアたちについては仲間が追ってくれているようだと、テラにジェスチャーで合図する。
それはつまり、遠慮なく焼き払っていいということ。
「母なる大地よ、闇夜を照らす炎よ……赤き龍神の怒りに応え、我が前の敵を焼き尽くせっ!」
大地に突き立てる『紅龍槍』から『紅蓮紅龍波』が呼び覚ますは、溶岩さえ蒸発させる炎の東洋龍。
「ば、バカなぁっ! 炎の、加護が……っ」
「エルフを怒らせるとどうなるか……お前らも、焼かれる痛みを味わうがいいっ」
火柱と化した騎士の悲鳴にも容赦なく、テラは『青龍剣『藍月』』をふるい飛び掛かる。
火竜と森人の演舞は士気を失った聖ギルダス騎士団の竜鱗兵を無慈悲に焼却していった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
エスト・リンフィールド
フローラリアをこのまま逃がすのも……後々面倒くさそうだし、騎士団への戦力は十分そうだから、こいつらを追撃しよう
一応、エルフ達が避難した方面に火が向かわないよう、【水源】で炎の延焼を防ぐ堀のように水を流しておこう
その後は、【使い魔使役】で鳥や狼を使役し索敵
逃げる敵を見つけ次第、レジェンダリースマイトで攻撃
拘束してくる蔦は、ソードハープで切り払い……切り抜けよう
この山火事の中だし、拘束にかまけてたら自分も火に巻かれるのは……敵も本能的に分かってると思う
そうなれば、拘束を防いだり、拘束されても蔦を切って抜け出したりするのは……普段よりは楽なはず
敵が熱を避け水源側に逃げるなら、追い込んで攻撃し一網打尽
斎藤・霧嗣
「こういった状況でエルフを守れないのであれば、フローラリアを逃がしてやる必要は無いねえ」
普段より低い声で呟き、極力知恵のある植物を巻き込まないよう意識して布陣開始
怨みはーーどこかにあるのかも知れない
未だに脚を失ったエルフの少女を思い出す
地形を利用し、大雨の際に水が通る窪地等あれば、そこに【水源】を使用
退路を妨害するよう拠点構築
仲間が利用し易いよう意識して【セルフクラフト】で陣を補強し、必要な時は反撃から身を隠せるよう塹壕を掘る
【冷気の支配者】もある
熱風も直撃よりはマシな筈
後はインスタントトーチカから軽機関銃で弾幕を張り、仲間が動き易く敵の動きを制限するよう支援射撃
必要に応じて迫撃砲で火力支援も
●フローラリア掃討
「シュ、シュァ……」
「ふむ、どちらにいかれるので?」
一目散に逃げだしたヴァインビーストの群れに斎藤・霧嗣(黒炭・g03518)の構築した『インスタントトーチカ』から低い声が響く。
「このまま逃がすのも……後々面倒くさそうだし」
「こういった状況でエルフを守れないのであれば……フローラリアを逃がしてやる必要は無いねえ」
『水源』を引いて戦場を確保したエスト・リンフィールド(挙動不審エルフ吟遊詩人系・g05947)のつぶやきに、霧嗣は正当性を主張するようにうそぶいた。
恨みは――どこかにあるのかもしれない。
思い出すのは脚を失ったエルフの少女。いかに妖精郷の守護者を自称しても、それは資源、消耗品としての関係に過ぎない。
それが最低限の義務さえも放棄したというのなら……手にした『MG34/41S』が音を立てて、ヴァインビーストに穴を開ける。
「また戻ってきて家畜扱いとか、たまんないのよね」
「シュッ!」
エストに向かうヴァインビーストたちも助けではないと悟ったのだろう。
伸ばし、絡めとってくる蔦をソードハープで切り払い、『レジェンダリースマイト』で一撃。軽やかな音と重い手応えをともない、フローラリアの体が二つに割れた。
「もう、フローラリアなのよね」
自分は補給基地解放作戦で助け出されたが、あるいはこうなっていたか、生贄砲の燃料とされていたかもしれない。
エストはぽつぽつと憐憫をつぶやきながら、左右に迫る蔦から身を逃す。
「人の性根は切羽詰まった時に現れるというが、クロノヴェーダもそう変わらないね」
ガリガリとトーチカに食いつき削る蔦へ、『折り畳み式軍用シャベル』を突き立て霧嗣は目を細める。
「同情はしない。二度とあんな姿はみたくないからね……エスト君、少し下がってくれ」
叩き落したところへ『迫撃砲』を照準。止めを指すエストが慌てて『セルフクラフト』の防壁に隠れたのを確認し、迫る新たなヴァインビーストたちへ霧嗣は榴弾をほおりこんだ。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
【セルフクラフト】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
フリング・デューン
即興連携、アドリブ歓迎
「騎士気取りの竜でもないのだし野暮かもしれませんが、民草を捨てる畜生に慈悲はありません」
守るものとしての最低限のラインを超えたフローラリアに全力で鉄槌を下す
「戯れはここまでですか?でしたらここから私の番です!」
敵の蔦縛りを誘いの捕縛の力や噛みついてきた威力を【浄剣返礼演武】で浄化しエネルギーの光剣に変換し不意打ち反撃として斬撃を叩き込む
撃破後の余った時間で【水源】も用いた消火活動を可能な範囲で行う
テラ・ウィンディア
フローリア…此奴等が狙いだったか
…お前らもクロノヴェーダでなければ…
森の仲間たりえたかもしれないのにな…
だけど…お前らもまたエルフを脅かす存在だ
だから…焼き尽くす
【戦闘知識】
使い魔も利用して敵の逃走経路と妨害に適する立ち位置を把握
【水源・連続魔法・グラップル・情熱】
紅蓮紅龍波発動
紅龍と共に襲い掛かりつつ炎が広がらない様水源を周囲に展開
切り裂き
槍で貫けば内側から炎の魔法を爆発させる
悪いな…おれも炎は得意なんだ…
せめて一瞬で終わらせてやる…!
敵の反撃は火炎魔法で振り払い
敵のいる限り襲い掛かり焼き尽くす
……此奴等じゃ食料にもなりそうにないか
きのこだったらもう少しは食材になりえたかな…?
打ち下ろされる霧嗣の迫撃砲に対し、新手のヴァインビーストが選んだ作戦は単純至極。
逃走である。
「シィィィィーッ!?」
「シュゥーッ!」
エストたちに狩られるヴァインビーストが悲鳴とも抗議ともつかぬ声を上げるが、守るべき妖精郷を捨てた彼らが仲間に拘るはずもない。
「フローリア……此奴等が狙いだったか」
そして進路をふさぐテラ・ウィンディア(炎玉の撃竜騎士・g05848)が容赦をする謂れも、もちろんなかった。
「お前らもクロノヴェーダでなければ……森の仲間たりえたかもしれないのにな……」
「騎士気取りの竜でもなし、野暮かもしれませんが……民草を捨てる畜生に慈悲はありません」
向けられる『紅蓮紅龍波』に『デッドリーハウリング』で時間稼ぎを試みるヴァインビーストたちだが、フリング・デューン(火智紅胆・g05712)が クダギツネ『コブル』と共に挟撃する。
「相応に返礼いたしましょう……浄剣返礼演武」
『蔦縛り』の蔓をさかのぼり、絡み付くフリングの『先群導糸』。
「戯れはここまでですか? でしたらここから私たちの番です!」
「母なる大地よ、闇夜を照らす炎よ!」
掴み上げられ、宙に浮いたところへとテラの炎が舞い上がる。『紅龍槍』を指揮棒に踊る炎の東洋龍がチリチリとフローラリアの緑を焼いていく。
「シュウゥゥゥ!」
「悪いな……おれも炎は得意なんだ……」
デッドリーハウリングの吐き出す浸食ガスにもひるまず、体を焼けつかせながらもテラは踏み出す。
「せめて一瞬で終わらせてやる……!」
「シュ、ウッ、ゥゥゥ……」
ゆっくりと『紅龍槍』が突き立てられると、空気が抜けるような声をあげてヴァインビーストが燃え落ちていく。
「あなた方は守るものとしての最低限のラインを超えた……これは下された鉄槌です」
延焼を防ぎに『水源』を退くフリングの声は、届いたかどうか。
しぶとく残るヴァインビーストたちを『無礼撃ち』で掃討し、フローラリアの勢力はようやっと息絶えた。
「此奴等じゃ食料にもなりそうにないか……きのこだったらもう少しは食材になりえたかな?」
「こちらが乗っ取られたら事ですし、まぁやめておきましょう……地道に頑張るしかありませんね」
飛び散った焦げ葉を齧り、吐き出すテラにフリングは苦笑する。
この森の復興はかなりの歳月を必要とするだろう。だが近道はない、まずは元凶を叩き潰してからだ。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【口福の伝道者】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV5になった!
ナイナ・ヴィラネスティズム
WIZ
同選択肢の他者との協力可
「フローラリアをお潰しになられるだけなら勝手にやっていただいてよかったですのに・・・間が悪いですこと」
まずは戦場に水源を発生させておく
敵竜と対峙したら魔散弾銃による銃撃とマジックグレネードで牽制(制圧射撃、爆破)
敵が突撃姿勢をとってきたら水源まで退避し延焼による被弾をできるだけ防ぐ
こちらからの反撃には冷気の支配者で周辺温度を下げつつクリティカルロックオン
魔散弾銃で敵の懐まで突撃し、弱点と定めたその腹に銃撃をお見舞いする(貫通撃、看破)
冷気を纏ったのはあなたの攻撃への意趣返しですわよ
穴の開いた胸部に身をすくめながら凍え果てていただきますの
使える効果2は全て使用
長月・夜永
アドリブ連携大歓迎
あぁぁ~、、、
はた迷惑な火の元は
でかい空飛ぶトカゲが原因だったんだね、、、
敵の三奪の能力は
制空圏と敵対者との体躯差があって初めて真価を発揮する能力と『看破』
憎々しげに睨みつけ
空でバタバタと鬱陶しい!!と激昂
『西方の守護せし虎形の神よ。我が呼び掛けに答え姿を表せ!!』
しこたま集めた【水源】を依り代に
『早業』の詠唱で空中にトカゲより余裕でデカい超巨大な白虎を召喚!!
纏った霜で周囲の延焼を広範囲に抑制しつつ
振り抜いた前脚の一撃で空から引き摺り下ろし!
地面に叩きつけ!!
翼を裂き飛翔能力を封じにかかります!!!
好き勝手してくれたね
ボク達の地面にようこそ
トカゲやろう(邪笑)
エスト・リンフィールド
こいつが……山火事の元凶かな
安心するといい……楽には、死なせない
自分の周りに【水源】で川を堀のように巡らせ、敵を迎撃
【勝利の凱歌】で自分達の心を奮い立たせ、ドラゴンに立ち向かう
お前は火竜……ならば、ナレッジサーチで弱点を探し攻めてやる
「部下に面倒事押し付けて高みの見物なんて……実はお前、大したことないんじゃない?」
「口先だけってバレると大変だから……自分が前に出ないで済むようにしてたの?」
等と挑発
敵の怒りを誘う
敵が怒り突っ込んで来たら……水源に逃げるようみせて、敵を川に突っ込ませる
水で急激に温度を下げられた敵の体表は脆くなり、水の蒸発で発生した水蒸気が目眩ましになるかも
その隙を狙い一撃叩き込む
エヴァ・フルトクヴィスト
元凶を潰して森の延焼、食い止めますよ!
パラドクス通信で皆さんとやり取りしつつ、連携しつつ統率。
波状攻撃で休ませません!
相手の攻撃は勇気を以って相手を精神集中しつつ観察。
タイミングを計ってセルフクラフトでコンクリート立方体を出現させ、
残像で隠れた風に見せて薙ぎ払わせて。
結界を張りつつ一気に飛翔、すれ違いざまに傷ついた所を狙って、
防御を抜いた貫通の一撃を喰らわせつつ。
こちらが優位に立ちやすい場所へと吹き飛ばします!
「妖精郷は守りますよ!クロノヴェーダの改竄の手から!」
戦闘後は火災の鎮火に水源や使い魔使役も用いて行っていきますよ。
その際、森の延焼も調査して、どの方向から始まったのかも見極めますよ。
●炎を授かりし赤竜
妖精郷の侵略者と、避難と消火にあたるディアボロスたち。
双方が目的に動いた結果、邂逅は必然的に起こっていた。
「元凶を潰して森の延焼、食い止めますよ!」
そこは消火と避難誘導を続けていたエヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)が『使い魔使役』を駆使し、調べ上げた火災の始まりの場所。
森の中央をやや外れた密林こそが火災の中心であり、元凶が待ち受ける本陣だった。
「あぁぁ~……はた迷惑な火の元はデカい空飛ぶトカゲが原因だったんだね……」
「矮小なるもの達め、火勢が進まぬのは貴様たちの仕業か」
対立する双方が互いの目的を阻止するために動いた結果、森を焼く炎の中心で長月・夜永(は普通の女のコである・g03735)たちと『ブレオベリス卿』は殺意をみなぎらせて邂逅する。
「フローラリアをお潰しになられるだけなら勝手にやっていただいてよかったですのに……間が悪いですこと」
「エルフ如きにやっきになりおって!」
先陣を切ったのはナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)の『魔散弾銃【BS12・ハイドラ】』の号砲。
投げつけられたグレネードを撃ち抜く『クリティカルロックオン』がドラゴンへと炸裂し、火災すら消し飛ぶ爆発を起こす。
「山火事の元凶が……安心するといい。楽には、死なせない」
エスト・リンフィールド(挙動不審エルフ吟遊詩人系・g05947)の静かな怒りが爆風を貫き、ソードハープをと突き立てる。
「その言葉はそっくり返してくれるわ」
だがそれは敵も同じ。
更なる爆風が喉元を狙う刃を跳ね除ける。ブレオベリス卿の肉体が帆のに包まれる。
「これは炎翼……ですが、この力っ」
「皆さん、こちらへ!」
激烈な熱風が吹き荒れ、ナイナの体が跳ね飛ばされる。
エヴァが咄嗟、『セルフクラフト』の防壁を築くなか、何とかディアボロスたちは身を逃した。
「そのような薄壁で逃れたつもりか、まとめて焼き払ってくれる」
「さすが火竜だね……加護の相性がいいのか、あぁ空でバタバタと鬱陶しい!」
その力は以前に夜永が戦ったアヴァタール級と比べても並外れている。
敵は強くなり、こちらは火災に疲労する。憎まれ口をたたいてみたが、これはかなり厄介な状況だ。
「水源にでも突っ込ませる……?」
「いいと思いますが、こうも飛び回られるとっ、く!」
話す間もブレオベリス卿の猛攻は止まらない。
掴みかかる足へと『スノトラの刃』を投げつけたエヴァだが、質量の暴力にはおよばず、『三奪』の尾撃が肩を抉り血を飛ばす。
「口先だけってバレると大変だから……こんなセコい攻撃なわけ? 部下に面倒事押し付けて高みの見物して……実はお前、大したことないんじゃない?」
「ふん、では応えてやろう」
エストの挑発にブレオベリス卿が再び炎をまとい、羽ばたく『炎翼』がセルフクラフトを焼き砕く。
挑発に答えつつも、敵も有利を手放すほど単純な相手ではないらしい。
『ガードアップ』『反撃アップ』の残留効果もあり、まだなんとか耐えられているが……。
「こんのっ……あなたの、弱点は……!」
「『三奪』の能力は制空圏と敵対者との体躯差があって初めて真価を発揮する能力、であれば……」
「いけるのっ!?」
夜永のエストに答える声は、詠唱。
「西方の守護せし虎形の神よ。我が呼び掛けに答え姿を表せ!!」
「おぉっ!?」
周囲ありったけの『水源』を依り代に『口寄せ・白虎招来』が呼び寄せたのは霜を纏い空を駆ける白虎。
再度の攻撃へと急降下するブレオベリス卿へ、強烈なカウンターとして叩きつけられた冷気の鉤爪は一瞬で霧散しつつも、纏った炎を相殺した。
「今ですわ、火力を集中!」
更に『冷気の支配者』で熱波を抑え込んだナイナの魔散弾銃が、柔らかな腹部へと連射。細かな鱗が退き剥がれ、血と炎が飛び散っていく。
「お、おのれぇぇぇーっ!」
「そうか……これかな、弱点は!」
怒りに燃え上がらんとするブレオベリス卿の炎と白虎の冷気の衝突が水蒸気の霧を作り出す。
靄のなかに潜んだエストは務めて冷静に、ソードハープの刃をもっとも柔らかい場所……すなわち翼を繋ぐ関節へと突き立てて、切り抜ける。
「好き勝手してくれたね……ボク達の地面にようこそ、トカゲやろう」
墜落と水しぶき、水蒸気爆発に白く染まる森のなか。声にならない方向をあげるブレオベリス卿を、夜永は邪悪に嘲笑った。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【修復加速】LV2が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV5になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!
斎藤・霧嗣
目標は仲間の奮戦で地上に落ちた
再び飛び上がるのも難しい負傷かも知れない
が、油断する訳にはいかないねえ
「手負いの獣程怖いものは無い、詰めを誤らないようにしないとね」
【地形の利用】で布陣に都合良い場所を素早く見極め
水源とセルフクラフトを活かし【塹壕掘り】で【拠点構築】
仲間の態勢を立て直す場所としても使えれば
トーチカに軽機関銃を据え付け、物陰から敵の頭上や次に動きたい位置へ【弾幕】を置く形で行動を牽制、仲間を援護
反撃の炎は直撃を避け、熱は冷気の支配者と【忍耐力】で堪える
迫撃砲は弾薬が誘爆しないよう、少し離れた位置に設置
敵が反撃で援護射撃を黙らせたと誤認してくれたら効果的に【砲撃】してやれそうだが……
積商・和沙
この森林火災もあとはあんたを倒せば解決よね。
【冷気の支配者】で周囲の熱気を抑えておくわ。
ドラゴンといってもトカゲと同じ変温動物じゃないのかしら?
それに炎のドラゴンならなおさら熱気が抑えられることで動きが鈍くなるんじゃない。
【託されし願い】で助け出したエルフを思い出し、【飛翔】で飛び上がり攻撃を回避したところで頭上からの圏外襲撃をお見舞いしてやるわね。
「お、おのれぇっ! この程度の水溜まりに、この俺がぁっ!」
『パラドクス通信』に導かれ駆け付けた積商・和沙(四則演算の数秘術師・g02851)の前、すさまじい蒸気を吹きあげて、ブレオベリス卿は落とされた『水源』を飛び出した
だが地に落ちた竜の翼に、もはや飛び上がる力はない。
「ドラゴンといってもトカゲと同じ変温動物じゃないのかしら?」
「同じような大型ハ虫類の恐竜は恒温動物だったという説もあるね……だが効果は十分あった」
和沙の『冷気の支配者』で下げた温度が蒸気を結露させていく。暴れまくるブレオベリス卿の動きが鈍った様子はないが、傷つき水に浸かった竜の翼はもはや飛べまいと斎藤・霧嗣(黒炭・g03518)は断言する。
「手負いの獣ほど怖いものは無い、詰めを誤らないようにしないとね」
「そういうこと、ねっ!」
地に落ちたまま『炎翼』を羽ばたかせるブレオベリス卿に対し、和沙は答えるや一気に『飛翔』。
もはや重しとなったドラゴンの巨大な翼を遮蔽に逆用して回避する。
「さぁこちらだ!」
「舐めた真似を!」
見失い、右往左往するブレオベリス卿めがけて霧嗣の『インスタントトーチカ』からも『MG34/41S』軽機関銃がリズミカルに炸裂する。
静と動の交差射撃に怒りの声をあげる赤竜。爆発的に燃え上がる『炎翼』の炎が一瞬にして防御拠点を飲み込んでいく。
まず一人、勝利を確信したその時。
「アンテナ、そこ電波が届いてないわよ!」
「キュウゥゥゥーッ!」
ブレオベリス卿には何が起きたかわからなかっただろう。
死角を見切った和沙がモーラット・コミュ『アンテナ』に上空から『圏外襲撃』を仕掛けさせたのだ。
白い弾丸がドラゴンの背骨を強かに打ち砕き、今度こそ立ち上がる力を奪い去る。なおも怒りの咆哮に燃え上がるは炎へ、霧嗣は焦げ付いた衣服のすすを払い『迫撃砲』を構えた。
「助かったよ、和沙さん。これで狙える……!」
倒したはずの敵の出現にブレオベリス卿が驚く間もなく、水平発射された『迫撃砲』の砲弾は大きく開いた口へと飛びこんだ。
「よし、退避!」
一瞬おいて、爆発。
「うわ……!」
『セルフクラフト』の壁から和沙が覗けば、ドラゴンだった肉体は炎の塊と化していた。
「ベディヴィア卿の炎も消えたようだね。後は……」
赤の晴れた空を霧嗣が見上げれば、ただよいだした灰色雲から、水滴がポツリ。
邪悪な加護の火は失われ、恵みの雨が全てを洗い流すように降り始めた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【セルフクラフト】がLV2になった!
【書物解読】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV6になった!
【命中アップ】がLV2になった!