リプレイ
島・兵庫助
【狼の砦】
(チーム分け、展開、アドリブなどご自由に)
ギャハハハ!乱痴気騒ぎ上等だぜェ!奇襲も迎撃も面白そうじャねェか。豆撒きじャァ鬼がやられ役、んな常識なんざブッ壊してやんよォ。
男&女持ちにァそこそこ手厳しい
サーヴァントのぶんもエアガンぶんどって二丁拳銃フォーム
【スーパーGPS】で地形を把握。身を潜められるところに隠れて、一気に奇襲を仕掛けんぜェ!
エイム?ヘッドショット?近づきャどこ撃ったって当たるだろォが!
俺に注目しすぎりゃ他所から…ッて、一番持たせちャいけねェやつの手にバズーカ渡ッてんじャねェか、おォィ!
カップルが見当たらねェ時にァアーリヤも巻き込んでお独り様の身内戦と行くかァ?ギャハハ!
レディ・フォールン
【狼の砦】
独り身…と見せかけて【カップル組】
ヒョーゴノスケ(g05517)のお誘いで旅団の皆様との参加だけど…
えぇ、えぇ!
豆を撃つだけなんてつまらないわ!
私は主役である女優ですもの!
もっと派手に!
それこそが私の演じる舞台だわ!
皆様を欺くのなんて女優にとっては簡単な事。独り身である事に甘んじるような立ち振舞で舞台の真ん中を歩きましょうとも!皆様が何処に隠れて居るかは把握済。背後に堂々と仲間の振りで回り込んで派手な花火を打ち上げてしまいましょう!みーんな吹っ飛んで!
…そういえば私のダーリンの紹介をしていなかったわ!さぁ、皆様に挨拶して!あはは!(大きなテディベアを抱き抱える)
(アドリブ大歓迎)
六里ヶ原・鈴乃
【分福2】金鳳様とシャロン殿と共にカップル組にて参戦
一枚一枚丁寧に焼き上げた、チョコ煎餅を金鳳様に献上
むいむぃむぅぅー!!!(全身の毛を逆立てて不満の声を上げる金鳳様)
真心込めて焼いたでござるに。なにが不満でござる!?
せめて、一口。歯の食いしばりがすごいでござるな!!!
仕方ないから自分で食べる。あまじょっぱい、めそめそ。
シャロン殿も食べてくだされ。味はいかがでござろうか?
シャロン殿のチョコスイートポテト。やさしい甘さに癒されるでござるよ。
金鳳様、めっちゃ食っとる!!!
身を盾にしてカカオ豆から金鳳様を守り、3人分のバズーカ砲にせっせと弾を補充するでござる
シャロン殿が楽しそう。良かったでござる
瀧夜盛・五月姫
カシャリ
カシャリ
カシャリ
みたね、みたね、眼、あった、ね。
こんにちは、カップルさん。
姫、瀧夜盛・五月姫。
後ろのみんなは、姫のみんな(骸骨たち)。
そう、所謂、百鬼夜行、だよ。
何をするか?
大丈夫、これはパラドクス、だけど、大丈夫。
ちゃんと“作法に則って”カカオ豆、貴方達、狙う、よ。
ただ、“姫一人で撃つとは限らない”、それだけ。
あは、あはははははっ!
さあ、さあさあさあ!
おいてけ! 愛、おいてけ! チョコレート、おいてけ! 首ぃ、おいてけ!
大人しく、姫の呪詛、もとい、カカオ豆、塗れるといい、よ!
そんなところ、逃げ込んでも、無駄だ……よ?
……これは、罠っ?! ま、さか、誘い……転進間に合わな……?!
シャロン・ライリー
【分福2】カップル組で行動
ここまで来れば、誰もいませんわ
鈴乃さまと金鳳さまのイチャラブを鑑賞すべく、用心棒を引き受けました
金鳳さま、ぬいぐるみのようにお可愛らしい。膝にお座りくださいませ
お芋がお好きと伺い、チョコ味スイートポテトを手作りしました
優美なティーセットで紅茶もご用意
お茶会は久しぶり。お天気も良く楽しいわ
お煎餅を食べさせて貰います。あーん
スイートポテトを召し上がれ。あーん
わたくし、今、幸せです
もうすぐ(飼い猫の)子供が生まれます
戦場で使える死亡フラグをたてまくりおびき寄せる作戦ですわ
絶対、一緒に帰りましょう
3基のバズーカ砲を使いこなし最高スコアを目指します
砲撃はハードロックのリズムで♪
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
【独り身組】
バレンタイン自体は楽しいけどね?リア充はやっぱり爆発させるべきものだと思うのよ
ってことで見ず知らずのカップルに罪はないけど爆発して?
正々堂々と正面から対峙しいい感じにカップルとやり合いつつも徐々に押される
クッ、やっぱり1対2じゃカップルのほうが強いかーんー、残念だけど潔く負けを認めましょう
ハッピーバレンタイン♪
ジョン・エルバ
アドリブと連携歓迎!
独り身組で行くぜ!
バレンタイン、新宿島のチョコを食べまくるのもいいかと思ってたんだが中々面白そうなことやってるじゃねえか。
特にカップルには恨みはないが、こんなイベントに参加してるんだ!盛り上げ役程度じゃ終わらねえくらいにちゃんと狙わせてもらうぜ?!
ゴミ箱の裏に隠れるか。まさかこんな場所に隠れてるとは思わないだろ。出店で楽しくイチャイチャしてるところを……撃つ!
ハッハー!カカオ豆でロックミュージックを刻んでやるぜ!
カップルのイチャイチャ反撃は【神速反応】で躱す、いや待て、カップル組の武器デカくね!?避けれねえ、無理だ!オレの最高の服がゴミにまみれちまう!
魔破・克也
【狐】【独り身組】
見初められても純粋にヘタレな所を直さないと無理じゃね?
気になっても拒否されるの怖いから踏み出せない感じ、小動物かよ
って、素直に口にしたのが戦闘の引き金
独り身同士の醜い争い勃発!
観察、戦闘知識を用いて相手の情報収集
普段の得物とは違い、銃が不慣れな事を看破
格闘もこなせるが、距離を離せば離す程有利な状態を保つ
フェイント、不意打ちに惑わされず、仕留めにきた時に発してしまう殺気で判断
慣れた連射で踏み出す瞬間の足元へ牽制、咄嗟にその場から離脱する時の動きを収集した情報から予測して撃つ
「小動物呼びが気に触ったか?図星って顔してたが」
「案外、不器用だよな。剣以外の得物だと動きが予測しやすい」
呉鐘・承李
【狐】魔破・克也と独り身組で参戦 シュールギャグ
恋人、か。ふっ……考えたことも無かったな。
もっとも、俺を見初める奇特な奴なんて、居ないとは思うが
と、斜に構えたところをマジレスパンチされたのが引き金。
無言で銃を魔破に発砲。ちっ、避けたか。
基本的に銃撃戦、CQC共に魔破に軍配が上がることを理解したうえで近距離格闘戦に持ち込む。が、簡単には詰めさせてもらえないのは重々承知、フェイント、不意打ちで攻撃を散らし、意識を揺さぶる。
「お前は一度、黙らせなければいけないと常々考えていた……!」
「ちっ、刀さえ使えれば……!」
劣勢の果て、刀を抜こうとするが……
まぁ、こんなことしてたら吹き飛ばされるよな
エトワール・ローデット
祝福するのに隠れて奇襲するの?
あっ、なるほどサプライズなんだね!
【独り身組】
カップルが公園でイチャイチャするとすればベンチだよね。
ちょっと離れた木の陰から様子を見ておこう
バレンタインだからきっとチョコレートのプレゼントをするはず。
プレゼントに気を取られて油断したところを飛び出して、背後から襲撃すると思いきや、飛翔で飛んで正面から打ち抜こう。だってやっぱり正面から祝福したいもんね。
合言葉はちゃんとメモして覚えたから大丈夫。
はぁ、でも、緊張するなぁ。ちゃんとできるかな。
よし、いくぞ。
ハッピーバレンタイン!末永く爆発しろー!
……あれ?そのバズーカもしかして連射できる系?
菱神・桐梧
アドリブ連携大好き
【独り身組】
(思う存分ボロ雑巾にしてください)
Go(首切りジェスチャー)
to(腕を振り上げ)
Heeeeell!!(サムズダウン)
なァーにがカップルじゃ!
こちとら独身様やぞ!
血の海見せたらァァ!!
俺の射撃の腕はゴミクズだからな
パラドクスで身体強化、バズーカを喰らおうがお構いなしに接近してからの射撃を狙うぜ
卑怯だと?直接殴る訳じゃねえ、これくらいのハンデは寄越せ!
頃合いを見て奇襲だ
ぬるいぬるいわ!!バズーカがなんぼのもんじゃい!!わはははは!!
ってあッちょ、単発じゃねえのかよ連射速度ォォーーーーッッ!!
せ、せめて一撃……!
くっそがああああああ!!
ぐわああああーーーーーッッ!!
桐生・巧
【独り身組】
アドリブ連携歓迎
この日がとうとう来たのであります!
リア充三大イベントの一角、そう、バレンタイン!
そして、ここでは「祝福」という言葉にかこつけて全力でリア充殲滅に向かえると!
これはまたとないチャンスであります!
良い感じな場所一点に狙いを定め、息を殺して近くの物陰に隠れる
焦らず慌てず、リア充の甘々な空気に耐え続けてチャンスを狙う
そして、リア充が隙を見せた瞬間にエアガンを乱射しながら一気に特攻!
使い方は完璧に熟知しているのであります! ミリオタなめんな!
「リア充は死ねぇぇぇぇぇい
!!!!!」
特攻後、バズーカで盛大に吹っ飛ばされる
バズーカには勝てなかったであります……。
御倉・クズハ
【狼の砦】【独り身組】
*アドリブ歓迎
んふふ、オモシロそーなイベントじゃあないか。ばっちり馬鹿騒ぎさせてもらうとするよ。
さてさて、愛し愛される恋人たちが自分たちの愛を確かめ合うためには障害が必要だろう?というわけで、このアタシが障害になってやろうじゃあないか。高くて目立つ場所で堂々と待ち構えて、高所から飛び降りながらカップルにカカオ豆を撃ち込んでいくよ。まあエアガンなんて使ったことないから当たるかどうかは知らないけどね。
カップルがいなかったら…ちょいと遅いが豆まきの開催だね。身内にゃ容赦は必要ないから、思いっきりやったろうじゃないか。
「んふふ、お前ら皆カカオまみれにしてやんよぉ!」
松中・誠
【独り身組】【アイネズ(g00773)と一緒】アドリブ連携歓迎
エアガンの射程と飛び方を実際に撃って確認する。
当てる当てない以前に、飛び方がわからないと何もできないんだぜぃ。
ギリースーツを着用して公園の茂みの中に隠れる。【地形の利用】
エアガンがぎりぎり届かないぐらいの場所に休憩できそうなベンチとかがあればベスト。
カップルがイチャイチャしているのを見てほっこりする。おじさんにはもう来ないあれなんだぜぃ。
ぁ、奇襲する?しょうがないなぁ俺っちも付き合うんだぜぃ。
バズーカ砲単発ぐらいならピンポイントショットで撃ち落とせるんだぜぃ。
はっはっはーどうだー…って、まって複数同時は無理ぐわー。
アイネズ・レーヴェ
【誠さん(g03037)と一緒】※アドリブ&ぼこぼこにされるの歓迎です。好きなようにサンドバッグにしてください。
バレンタインの日にサバゲー、とても面白いですね。【独り身組】として参加しましょう。
カップル組が来るまで俺は『暗殺』を利用して隠れます。のこのこイチャイチャ来たアベックを奇襲、このカカオ豆エアガンで蜂の巣にしてやりましょう…。
…仕方ありません。自分と操り人形の両手にエアガンを装備、合計4丁のエアガンなら負けることはないはずです。あとは自分の『幸運』を信じて突撃『連射』。これは勝ちましたね。
え、ホントにバズーカ…?エアガン相手に容赦は…?助け……ッ!!
一騎塚・喜一
【独り身組】で参加です
アドリブ等ご自由に
バレンタインにサバゲー、初めて尽くしでワクワクします!
それにこのエアガン、なかなか格好良くて強そうです
身を隠す場所も多いですし奇襲成功は容易いでしょう
ふふふ、これは勝ったも同然ですね(フラグ)
適当な場所に隠れて待ち伏せ
カップル組を見かけたらエアガンを構え…
あれ?これ、どうやって撃つんでしたっけ?
もたついてる間にバズーカを受け汚い悲鳴を上げながら綺麗に吹っ飛び
最後の力を振り絞って指で地面に「リア充」とダイイングメッセージを残し
他の独り身組に警戒を促しておきます
どうやら私はここまでのようです…
雪定・千草
【狼の砦】【独り身組】
呼び方:日本名→苗字+さん/外国名→ファーストネーム+さん
いつか可愛い彼女ができると想定して大して嫉妬はしていないのですが…
何だか面白そうなので全力で楽しみたいと思います
エアガン、良い香り
顔を覚えられて恨まれたくないのでフードを被ります
大暴れしてくれるであろう島さんとは少し離れた位置にいて
挟み撃てるように準備
あんまり痛くなさそうな足辺りを狙って発射
はっぴーばれんたいーん
末永くお幸せに
いつか俺もそちらに行くので
身内戦も楽しそうですが、皆さん強そうなので…お手柔らかに?
最後は恵方巻チョコロール、頂きたいです
皆さんと食べられたら
戦いの後ということもあってちょっと青春味を感じます
不惑・明日法
【独り身組】で参加
リア充死ね死ね団の名にかけて!リア充は全て殺す!
カカオ豆だろうといっぱいぶつければリア充は死ぬのだ!
変えられない運命など世の中には存在しないのだ!
そうオープニングで言ってるじゃない!士気の差があれば武装の差ぐらいは埋められるって!
最終的には必ず負……アーアーミエナイキコエナーイ。
ということでリア充に対する闘志を殺意を燃やしつつエアガン構えて身を隠して、なんかそれぽい雰囲気が感じられたらバンザイ突撃すればいいんだっけ?
てか見たところなんか独り身組の方が多くない?世界がリア充死ね死ねの大号令で埋め尽くされる日も近いということだな!これは本当に運命ひっくり返ったりワンチャン!?
山田・菜々
【カップル組】
清水・式(g01545)と参加
関係:夫婦
見られてるところでイチャイチャしろってのも恥ずかしいもんすね。
チョコをあーん、とかして食べさせればいいっすか。
ふふ。こういうイベントとはいえ、式とイチャイチャできるのは嬉しいっすね。
近づいてきたっすね。戦場を経験をしてるおいらに奇襲をしかけようとしても無駄っす。殺気が見えてるっすよ。
スカートの中に隠したバズーカをお見舞いするっす。
清水・式
ペア:山田・菜々(g02130)
関係
チーム:カップル組
むふぅ〜。
他人に見られながらっていうのは、恥ずかしいけど、
久々に菜々とのデートだしチーム一番のイチャつきを見せつけよう。
「ありがとう。食べさせて?」
僕が菜々に向けての害意に気付かないわけないじゃない。
背中に背負ったバズーカをお見舞いしてあげる。
けど、チョコとは別の意味で鼻血が……
●~路地裏に隠れる独り身組たち~
今日は2月14日。
世間はもっぱらバレンタイン。
そんな日に、何を血迷ったのかサバゲーを始めるヤツらがいた!
「ギャハハハ!乱痴気騒ぎ上等だぜェ!」
【狼の砦】島・兵庫助(鬼兵庫・g05517)はサーヴァントに渡されていたはずの改造エアガン(カカオ豆を撃ち出す安全に考慮した武器)もぶんどって二丁拳銃フォームでヤル気満々である!
「奇襲も迎撃も面白そうじャねェか。豆撒きじャァ鬼がやられ役、んな常識なんざブッ壊してやんよォ」
入念にスーパーGPSまで使って地図を確認。
カップルが来そうな公園のすぐ傍の裏路地に隠れ陣取っていた!
「エイム?ヘッドショット?近づきャどこ撃ったって当たるだろォが!」
気合十分。本格的に身を潜め奇襲をかけるためにカップルが到来するのを今か今かと待ちわびている。
「エアガン、良い香りですね」
同じ場所で待伏せしていたのは雪定・千草(霞籠・g03137)。
こちらはマイペースにカカオ豆の香りを楽しんでいた。
「いつか可愛い彼女ができると想定して大して嫉妬はしていないのですが……何だか面白そうなので全力で楽しみたいと思います」
千草は別に嫉妬心が強い訳ではないが、それはそれ。これはこれ。
お祭り好きなら大歓迎!
ただし千草も流石に襲うカップルに顔を覚えられて恨まれたくないらしくフードを深めに被っている。
「バレンタイン、新宿島のチョコを食べまくるのもいいかと思ってたんだが中々面白そうなことやってるじゃねえか」
ジョン・エルバ(ロックスター・g03373)もゴミ箱の裏に隠れて表通りからは死角になる場所に待機していた。
「特にカップルには恨みはないが、こんなイベントに参加してるんだ!盛り上げ役程度じゃ終わらねえくらいにちゃんと狙わせてもらうぜ?!」
カップルに恨みはないが……公園で楽しくイチャイチャしてるところを……撃つつもりなのだ!
カシャリ。
カシャリ。
カシャリ。
「ん?なんだ?この音」
路地裏の奥からやってきたのは、瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)とそれによって使役されてきた骸骨の群れだった。
「後ろのみんなは、姫のみんな(骸骨たち)。そう、所謂、百鬼夜行、だよ」
それは五月姫のパラドクス。
まさかの新宿のイベシナでバトル用パラドクスを活性化してきてしかもばっちり使用してくるツワモノがいた!
「大丈夫、これはパラドクス、だけど、大丈夫。ちゃんと“作法に則って”カカオ豆、貴方達、狙う、よ。ただ、“姫一人で撃つとは限らない”、それだけ。あは、あはははははっ!」
五月姫は瞳孔の開ききった瞳で笑い声をあげる。
確かにこのサバゲーのルールは武装は改造エアガンのみという話であった。
分身とかをした場合にどれだけ支給品を持ってきていいのか等の説明は特にしていない。そういえばサーヴァントの分をぶんどってた人もいた。うん、こういうルールの穴を頑張って突こうとするのはそれはそれで楽しいのでOK!
ただし、骸骨たちみたいなパラドクスの効果説明は唯のフレーバーなので特に何もプラスにはなりません。
「みたね、みたね、眼、あった、ね。こんにちは、カップルさん。姫、瀧夜盛・五月姫」
「おへっ!?」
「ここで隠れてるのは独り身組だよ!?」
「そっか、カップル来たら、教えて」
冷静な判断能力と言うものを何処かに意図的に置き忘れてきたような気がする五月姫はエアガンを大事そうに抱える。
「Go(首切りジェスチャー)!to(腕を振り上げ)!Heeeeell!!!(サムズダウン)」
菱神・桐梧(喧嘩屋・g05613)も滅茶苦茶張り切りまくっていた。
「なァーにがカップルじゃ!こちとら独身様やぞ!血の海見せたらァァ!!」
桐梧は覚悟していた。
自分の射撃の腕はゴミクズ。この隠れている場所のゴミ箱の中身に等しい。
だが!それでも!カップルには一発、カカオ豆を撃ち込まなくてはなるまい!
これが独り身組の必然性であると!
「パラドクスで身体強化、バズーカを喰らおうがお構いなしに接近してからの射撃を狙うぜ。卑怯だと?直接殴る訳じゃねえ、これくらいのハンデは寄越せ!」
こいつもこのお祭り騒ぎに本気でパラドクスを持参してくるヤツだった!
因みにハンデは奇襲が出来る事なので既に過剰である。
「祝福するのに隠れて奇襲するの?あっ、なるほどサプライズなんだね!」
エトワール・ローデット(契約者・g02251)はそんな嫉妬に燃える人たちの事情は知らずに参加していた。
「合言葉はちゃんとメモして覚えたから大丈夫」
なんとエトワールはOPの説明した爆発しろー!と祝福を謡いながら、カカオ豆を当てまくり、邪気を祓って、恵方巻チョコロールを食べるという説明を真に受けてやってきている人だったのだ!
じゅ、純粋……!
「カップルが公園でイチャイチャするとすればベンチだよね。バレンタインだからきっとチョコレートのプレゼントをするはず……プレゼントに気を取られて油断したところを飛び出していこうね」
ふんすふんすと気合を入れるエトワール。
木の影に隠れていようかとも思っていたがなんか同調圧力を勝手に感じて流れで他のメンバーと一緒に裏路地にいた。
あぁこれぞ社畜気質……。
「はぁ、でも、緊張するなぁ。ちゃんとできるかな」
エトワールは深呼吸を繰り返しながらカップルたちが来るのを待っていた。
だが、彼らはひとつ、忘れていた事がある。
それは……。
【独り身組】と言うのはもうお約束として、身内で『裏切り』が発生するのが常だと言う事を!
ドカーン!
「ぐわああああーーーーーッッ!!」
カシャカシャカシャーッ!
「な、なんだぁっ!?」
皆がカップルが来るのは今か今かと表通りの公園を注視していた所で、突然背後の狭い裏路地で発生する爆発。
振り返った先にいたのは独り身組だったはずの……レディ・フォールン(ROEL・g01679)!
「レディ、てめ、まさか!?」
その手に持つのは、カップル組にのみ渡されるはずの、バズーカ砲!
「えぇ、えぇ!だって豆を撃つだけなんてつまらないわ!私は主役である女優ですもの!もっと派手に!それこそが私の演じる舞台だわ!」
そしてレディはもっと注目を集めるように手を広げ、硝煙くすぶるバズーカ砲を構える。
彼女は独り身の中に紛れ込んでいた『カップル組』だったのだ!
「皆様を欺くのなんて女優にとっては簡単な事。独り身である事に甘んじるような立ち振舞で舞台の真ん中を歩きましょうとも!」
「一番持たせちャいけねェやつの手にバズーカ渡ッてんじャねェか、おォィ!」
いち早く危険を察知した兵庫助が態勢を立て直そうとするが、独り身組はあくまでも個人の集団。
身内にカップルがいたという不足の事態に連携は取れずバラバラに動き始めてしまう。
「えぇ、えぇ!まずはボス!派手な花火を打ち上げてしまいましょう!」
「おイィィィ!?」
対処されてはまずいと女優の本能がそうさせたのか兵庫助が一番早く吹っ飛ばれてしまった。ドカーン。(青空に浮かぶ笑顔)
「ハッハー!カカオ豆でロックミュージックを刻んでやるぜ!」
だが連携が取れていなくても、例え待伏せしていた方向が違ったとしても、敵がこちらの集団に紛れ込んでいたのだとしても、カップルが来たのであれば独り身組としてヤる事はたった一つ!
カップルに、カカオ豆を、当てる事だけ!
ジョンは持ち前のスピードを生かして残像を残すような速度で裏路地を駆けてカップル組であるレディに迫る!
ヤツはバズーカを持っている!つまり、リア充だ!
「バズーカ砲なんざオレのスピードで避け……」
「みーんな吹っ飛んで!」
だがどれだけ素早く動こうとも、ここは狭い路地裏。
適当に狙いをつけただけのレディのバズーカ砲は避けるスペースが全くない。
「いや待て、カップル組の武器デカくね!?避けれねえ、無理だ!オレの最高の服がゴミにまみれちまう!」
ドカーン!
ジョンはゴミ箱に放り込まれた。
「ぬるいぬるいわ!!バズーカがなんぼのもんじゃい!!わはははは!!」
しかし独り身たちはまだまだいる!数だけはいるのが今回の依頼の取柄なのだ!
初撃を受けていた桐梧は、パラドクス効果とか気合とかで耐えていた!
バズーカの一発や二発位は独り身の覚悟で耐えきって見せると、カップル組であった事が判明したレディに突撃しにいく。
「さあ、さあさあさあ!おいてけ! 愛、おいてけ! チョコレート、おいてけ! 首ぃ、おいてけ!大人しく、姫の呪詛、もとい、カカオ豆、塗れるといい、よ!」
五月姫も一発目で殆どの骸骨を失ったが、それでも本人はまだ生きている!
開ききった瞳孔のままにレディに向かって飛んでいく!
「あらあら!愛が欲しいのね!女優の愛が!バレンタイン、それは恋人たちが愛を送り合う素敵な日。愛の形はチョコだけじゃないわ。そう、バズーカ砲による愛の形も、あるわ!」
しかし無慈悲にもレディは桐梧と五月姫に照準を向けると、カチカチカチカチとトリガーを連打する。
取り回しが利かないからと言って、連射が出来ないとは言っていない。
「ってあッちょ、単発じゃねえのかよ連射速度ォォーーーーッッ!!」
「……これは、罠っ?! ま、さか、誘い……転進間に合わな
……?!」
ズドドドドンと何の遠慮も容赦もないバズーカの連射が桐梧と五月姫を襲う!
「せ、せめて一撃……!くっそがああああああ!!」
「姫は、姫は、諦めない、よー
……!!!」
桐梧と五月姫は青空に笑顔を残して脱落した。
「えと、お手柔らかにお願いしたいのですが……レディさんはいつの間に恋人が出来たのですか?」
千草はぼんやりしていたらいつの間にか酷い惨状になっていた現場を見たが、それはそれとしてカップルになったのであれば祝福すべきなのかなと思って話を聞く。
「……そういえば私のダーリンの紹介をしていなかったわ!」
「あ、す、素敵なダーリンさんもご一緒なんですね!」
状況についていけずに立ち尽くしていたエトワールもまだ生き残っていて、レディのカップルを祝福しようとしていた。
「さぁ、皆様に挨拶して!あはは!」
そしてレディはぐいっと"ダーリン"を抱き寄せて引っ張ってくる。
その腕には大きなテディベアを抱き抱えられていた。
「……」
「……」
正直、女優に人サイズの熊のぬいぐるみってお似合いだと思います。
「……はっぴーばれんたいーん。末永くお幸せに。いつか俺もそちらに行くので」
「あっ!はい!えっと……ハッピーバレンタイン!末永く爆発しろー!」
とりあえず祝福を言いに来た千草はマイペースにこの場でそれを果たし、エトワールはすっかり頭から抜け落ちていたのでメモを広げながら読み上げた。
「えぇえぇ!ありがとう!それじゃ、みーんな吹っ飛んで!」
ドカカーン!とバズーカ砲が火を噴いて路地裏に隠れていた独り身組は残らず吹っ飛ばされたのであった。
●~公園のカップルと、その公園の茂みに潜伏する独り身組と、隠れなかった人~
「見られてるところでイチャイチャしろってのも恥ずかしいもんすね」
「むふぅ~。他人に見られながらっていうのは、恥ずかしいけど、久々に菜々とのデートだしチーム一番のイチャつきを見せつけよう」
山田・菜々(正義の味方の味方・g02130)と清水・式(修祓者・g01545)のラブラブ夫婦カップルはこれ見よがしにイチャイチャしていた。
「チョコをあーん、とかして食べさせればいいっすか」
「ありがとう。食べさせて?」
「ふふ。こういうイベントとはいえ、式とイチャイチャできるのは嬉しいっすね」
うぉぉぉおおおおーっ!甘い、甘い!
チョコレートよりも遥かに糖度の高い空間が二人の周囲に構築されていた!
「おじさんにはもう来ないあれなんだぜぃ」
松中・誠(ヤンキードラゴニアン・g03037)は公園の茂みに隠れながらそんなカップルのイチャつきにほっこり笑顔を浮かべていた。
誠27歳。ヤンキーなままに過ごしてしまったドラゴニアンのようである。
そんな誠は嫉妬の心がある訳じゃないが、イベントだったら全力で楽しむ精神でバリバリのギリースーツを着用しての隠密状態だった。
エアガンの試射なども行っており恐らく一番真面目に準備していた独り身組の一人である。
「のこのこイチャイチャしに来たアベックを奇襲、このカカオ豆エアガンで蜂の巣にしてやりましょう……」
そして一緒に隠れていたガシャン、とアイネズ・レーヴェ(薄汚い実験台・g00773)はヤる気満々であった。
カップルへの恨みつらみがある訳ではない。
だが、こんな楽しいイベントならばやらざる得ないだろう。
「自分と操り人形の両手にエアガンを装備、合計4丁のエアガンなら負けることはないはずです」
カチャカチャと準備を入念に行うアイネズ。
フラグを次々と立てていく。
「そうよね。バレンタイン自体は楽しいけどね?リア充はやっぱり爆発させるべきものだと思うのよ」
桜・姫恋(苺姫・g03043)もまたカップルに恨みはないが~組だった。
カップルに対して独り身組として眼前に登場しいい感じにやり合いながら最後は共同で排除される敵となる。
それがきっと、姫恋の理想のひとつなのかもしれない。
「ってことで見ず知らずのカップルに罪はないけど爆発して?」
まあこの話だとバズーカされるわけですけどね!
「この日がとうとう来たのであります!」
そして桐生・巧(リア充スレイヤー・g04803)は茂みの中で最も情熱に燃える男であった!
「リア充三大イベントの一角、そう、バレンタイン!」
この依頼にも複数人が参加してきている旅団、リア充死ね死ね団に所属している巧はバレンタインにこそ全ての力を振り絞る男なのだった!凄い旅団名だな!
「ここでは『祝福』という言葉にかこつけて全力でリア充殲滅に向かえると!これはまたとないチャンスであります!」
ミリオタな巧は完璧な隠蔽術で茂みに隠れ、エアガンで仕留める時を待つ……。
例え、どんなにカップルがいい感じになってリア充の甘々な空気がこっちにも漂ってきようとも隙を見せるまで耐えて見せる。
「耐え……耐え……耐えて、見せるであります……!」
隙を伺うために観察している菜々と式の甘々空気に当てられ捲る巧に果たして明日はあるのか!?
だがそんな均衡状態を破る者が居た!
「んふふ、オモシロそーなイベントじゃあないか。ばっちり馬鹿騒ぎさせてもらうとするよ」
突如として頭上から降りて来る声!
そう、独り身組。御倉・クズハ(街の用心棒・g05167)だった!
「さてさて、愛し愛される恋人たちが自分たちの愛を確かめ合うためには障害が必要だろう?というわけで、このアタシが障害になってやろうじゃあないか。とぅ!」
高くて目立つ木の上(他のメンツが隠れてる茂みが根本にある)で仁王立ちするクズハ!
パルクールの要領で身軽に木登りして場所を確保していたのだ。
「んふふ、お前ら皆カカオまみれにしてやんよぉ!」
そして木の上から堂々と跳躍!カカオ豆エアガンを撃ち込んでいく!
しかし。
「僕が菜々に向けての害意に気付かないわけないじゃない」
菜々と式のこのイチャイチャは独り身組を誘き出すための作戦!
出て来たクズハに向けて式は背負ったバズーカを構えてドガン!
「あーれー……!」
キラン。クズハは星になった。(青空に浮かぶ綺麗なサムズアップ)
「戦場を経験をしてるおいらに奇襲をしかけようとしても無駄っす。殺気が見えてるっすよ!」
そして茂みに隠れていたメンバーもバレてしまったらしく、菜々がびしりと指をさしてくる。
「くっ、バレてしまいましか!こうなればいくしかないですね誠さん!」
「ぁ、奇襲する?しょうがないなぁ俺っちも付き合うんだぜぃ」
「やっぱり正々堂々がいいよね」
「リア充爆発しろであります!」
バレてしまったならば仕方ない。
隠れていた4名は一斉に散開してカップルの菜々と式の元へと駆け寄っていく。
カカオ豆エアガンの射程は滅茶苦茶短いのだ!
「出て来たっすね!」
菜々は独り身組たちを迎撃しようとスカートの中に隠したバズーカを取り出し構える。
「うわっ!?」
式は捲れあがったスカートから見えた菜々の太ももに思わず鼻を抑える。
「チョコとは別の意味で鼻血が……」
「え、どうしたっすか?」
菜々は式の様子に疑問を感じながらもバズーカをドカーン!
「え、ホントにバズーカ……?エアガン相手に容赦は……?助け……ッ!!」
事前に隠れる事が出来る時点で情けがあったんですよーとばかりに何の容赦もないバズーカを前に、アイネズが腕で顔を庇う姿勢になると、その直前で弾が爆発!
「え?」
「バズーカ砲単発ぐらいならピンポイントショットで撃ち落とせるんだぜぃ」
それを救ったのは誠であった。これぞ事前の入念な準備の賜物である。
「あ、ありがとうございます。誠さん」
「はっはっはーどうだー」
笑って自慢する誠だったが、そこに残念なお知らせがあった。
「まだまだいくっす!」
バズーカ砲は取り回しが利きずらいとは言ったが、決して連射できないとは言ってない。単発を防げた程度では、ダメなのだ!
菜々は照準をそのままにカチカチカチカチとバズーカ砲を乱射!
「やっぱり助かってなかったでしたーっ!!!」
「……って、まって複数同時は無理ぐわー」
アイネズと誠は尊い犠牲になった。(キラーン)
「リア充は死ねぇぇぇぇぇい
!!!!!」
だがまだだ!
まだ巧と姫恋がいる!
菜々のバズーカ砲が二人に向いている間に巧がエアガンを乱射しながら滅茶苦茶高速で走り寄っていたのだ!
「使い方は完璧に熟知しているのであります!ミリオタなめんな!」
ズダダダと走り寄る巧だが、エアガンの射程が物凄く短いので仕方ないのだ。
「私もいるわよー!」
姫恋も今が一番の見せ場だと察して突撃しにいく!
残るバズーカ砲は式一人。
2方向から走り寄る巧と姫恋のどちらかしか迎撃はできないはずだ。
「菜々、危ない!」
だが、式の選択はそのどちらでもなかった!
鼻を抑えていた式が菜々を庇う様に前に出たのである。
「いたっ!」
カカオ豆は当たるとちょっと痛い。
「あ、ありがとうっす!」
「僕もかっこいい所を見せないとね」
かばい、かばわれた二人の間に広がる、イチャラブ空間……。
「うぉおぉぉぉぉお……っ!!!」
その甘ったるい雰囲気に膝をつく巧。
隠れている間は耐えていられたが、今、反撃に出たところでこのイチャイチャは耐え切れなかったのだ。
「わー。ここで撃つのはなんかね?」
姫恋も姫恋でわざわざ目の前にいかなくてもイチャイチャされてしまってはこの空間に邪魔を入れる気はなかった。
まあそれはそれとして!
「今っす!」
「バズーカです!」
ひとしきりイチャイチャした菜々と式は揃ってバズーカ砲をドカン!
「バズーカには勝てなかったであります……」
「クッ、やっぱり1対2じゃカップルのほうが強いかーんー、残念だけど潔く負けを認めましょう。ハッピーバレンタイン♪」
巧と姫恋をそれぞれ吹っ飛ばすのであった。(キラーン)
●~対消滅する独り身たち~
「恋人、か。ふっ……考えたことも無かったな」
呉鐘・承李(剣鬼・g06193)はニヒルに笑みを浮かべた。
世間はバレンタイン。恋人たちの日などと浮かれているが、自分はどうだ。
「もっとも、俺を見初める奇特な奴なんて、居ないとは思うが」
「見初められても純粋にヘタレな所を直さないと無理じゃね?」
と、斜に構えたところを横から魔破・克也(金欠守護者・g00588)にマジレスパンチされた。
「気になっても拒否されるの怖いから踏み出せない感じ、小動物かよ」
しかもワンツーパンチだった。
「……」(パン!)
「うお!?」
無言でカカオ豆エアガンを発砲!
「ちっ、避けたか」
だが承李の迷いないヘッドショットも、克也は首を仰け反らして回避されてしまっていた。
「小動物呼びが気に触ったか?図星って顔してたが」
そして煽る!めちゃ煽っていくスタイル!
相手の武装がカカオ豆エアガンしかないからとかそんなの関係なく煽れる隙を見せたら全力で煽りにいく!
「お前は一度、黙らせなければいけないと常々考えていた……!」
どうも図星のど真ん中を射抜かれたらしい承李が本格的に克也に向き合い銃口を向ける!
口で勝てないなら、物理で黙らせればいいじゃない!
カカオ豆で!
「……」(パンパン!)
「殺気が見え見えだぜ。案外、不器用だよな。まっすぐしか飛ばないから剣以外の得物だと動きが予測しやすい」
だが向けられたエアガンに克也もまたエアガンをぶつけて射線をずらすと、互いにカカオ豆を発砲。
ポフンと当たるとちょっと痛い弾丸が乱れ飛ぶ!
「ちっ、刀さえ使えれば……!」
元々剣士の承李と……多分エージェントとかそういうタイプの克也では格闘戦及び銃器の扱いには圧倒的な経験の差がある。
銃撃戦では克也に軍配が上がると理解した承李は、CQCもまた向こうの方に分があると分かりつつも、それでも、近距離格闘戦に持ち込みにいこうとする。
銃より近い間合い。CQCでは負ける可能性は高くなる。だが、同時に勝利の可能性もまたそこにしかない。
例え不利でもそこにしか勝機は見いだせないのであれば、承李は迷いなく足を進める!
「させるかよ!」
だが克也もまたそれを読み取り、承李の踏み出す足元にカカオ豆を撃ち込む。
承李が咄嗟に離脱しようとする動きから、自分に絶対有利な射撃戦の距離を作り出そうとする。
敵を殺す術ではない。しみついた護衛のための動きが、克也の勝利を近づけるのではなく承李の勝利を遠ざけさせる。
「……チッ!」
「ふっ」
これが果たしてカカオ豆エアガンではなかったら。
互いの獲物同士。または剣同士であれば違ったかもしれない。
だが悲しいかな、どうしても武器への相性というものがある。
そう……カカオ豆エアガンでは、【バズーカ砲】には勝てないのだ。
「独り身さん発見ですわ。わたくしのハイスコアになってくださいませ♪」
派手に騒いでいた二人にカップル組のバズーカ砲が飛んできた!
「なっ……」
「えっ!?」
ドカカーン!
承李と克也は仲良く星になった!(キラーン)
●~リア充死ね死ね団の二人~
「リア充死ね死ね団の名にかけて!リア充は全て殺す!」
今日、2月14日に不惑・明日法(放送禁止・g02378)は燃えていた!
まさかの旅団名リア充死ね死ね団のリーダーである明日法は全力を持ってバレンタインのリア充共を殲滅せんと情熱を燃やしていたのだ!
「カカオ豆だろうといっぱいぶつければリア充は死ぬのだ!変えられない運命など世の中には存在しないのだ!そうオープニングで言ってるじゃない!士気の差があれば武装の差ぐらいは埋められるって!」
なお最終的には必ず負……。
「アーアーミエナイキコエナーイ」
都合の悪い所はなかった事にして進む!
「バレンタインにサバゲー、初めて尽くしでワクワクします!」
リア充死ね死ね団の一人、一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)も詳細は確認せずに支給された改造エアガンを手に取ってワクワクした気持ちになっていた。
「それにこのエアガン、なかなか格好良くて強そうです」
射程や威力を抑えつつカカオ豆を発射するように改造されたエアガンであるが、実はこれ、かなり出来はいい。(それ位、威力が抑え込まれている訳であるが……)
「身を隠す場所も多いですし奇襲成功は容易いでしょうふふふ、これは勝ったも同然ですね」
喜一は万能感に酔いしれる不敵な笑みを浮かべながらフラグを成立させていた。
「ということでリア充に対する闘志を殺意を燃やしつつエアガン構えて身を隠して、なんかそれぽい雰囲気が感じられたらバンザイ突撃すればいいんだっけ?」
「あ、不惑さん。あそこにカップルが来ましたよ!」
「うぉぉぉおおおお!リア充死ねぇぇぇ
!!!……え???」
「あれ?あの女性って……」
●~ラブラブなカップル組(2人とは言ってない)~
「ここまで来れば、誰もいませんわ」
シャロン・ライリー(陽だまり用心棒・g05619)は六里ヶ原・鈴乃(イカモノグルイ・g03589)の手を引いて、公園のベンチにやってきた。
「おお。見晴らしもよい。まさに我が姫が休憩するのに最適な空間でござるな」
「まあ姫だなんて、素敵です♪」
ベンチに座って何かを膝に乗せたシャロンは嬉しそうな笑顔で鈴乃にほほ笑み返す。
対して鈴乃は大仰な仕草でシャロンの前にかしづくとそれはそれはだらけた顔つきで見つめる。
「……え???」
「あれ?あれって、ライリーさんですよね?」
そんな様子を隠れて見ていた明日法と喜一は完全に固まってしまっていた。
何故なら、ラブラブしているベンチに座っている女性。シャロンとは、リア充死ね死ね団の団員であり、同士であったはずだからである!!!
「……え???」
「えぇー!?そういう事なのですか!」
明日法は完全に思考が停止したまま、そして喜一は驚きの展開にパニックになる。
「お芋がお好きと伺い、チョコ味スイートポテトを手作りしました」
「おお!なんと、素晴らしいでござるシャロン殿!」
「優美なティーセットで紅茶もご用意いたしましたの。お茶会は久しぶり。お天気も良く楽しいわ」
「金鳳様っ!?何故、何故でござるか!?」
角度的によく見えないが、独り身組の二人が騒然としている間にもシャロンと鈴乃は良い感じの雰囲気を醸し出しながら、どうやら互いに持って来たお菓子やティーセットを取り出し始めたらしい。
ハッ!そうか、今日は、バレンタイン!
「シャロン殿も食べてくだされ。味はいかがでござろうか?」
「あら?頂きますわ。あーん」
「「あーん
!!!???」」
何やらごそごそしていた鈴乃がチョコ煎餅をシャロンに差し出すと、それをパクリ。
「お返しですわ。スイートポテトを召し上がれ。あーん」
よく見えないがシャロンがどうやら手作りらしいスイートポテトを口に運んでいるらしい。
「「あーん
!!!???」」
「金鳳様、めっちゃ食っとる!!!シャロン殿のチョコスイートポテト。やさしい甘さに癒されるでござるよ」
「「やさしい甘さ!?癒される!?」」
鈴乃とシャロンの一挙一動に激しく動揺している二人を置き去りにして、カップル組はどんどんその速度を上げていく!
「わたくし、今、幸せです」
シャロンは風に髪をなびかせながら、ふとそんな事を口ずさむ。
「ああ、拙者もでござるよ。こんなにも、美しい笑顔が見れるなんて、今日と言う日に感謝でござる」
鈴乃もまた、澄んだ瞳で、最愛の人の笑顔を見れたと、喜びの表情をする。
「まあ!……それと、聞いてくださいますか?」
「なんでござろう?」
「実は、わたくし、もうすぐ子供が生まれます」
「「子供ぉぉぉーっ
!!!!????」」
「おろ?」
「あら?」
もはや我慢できないとばかりに隠れていた明日法と喜一が折り重なるようになりながら飛び出してきた。
『むぃ?』
そして視界に入る、シャロンの膝の上にリラックスした表情で鎮座しているスイートポテトを頬張るメーラーデーモン。
鈴乃の溺愛しているメーラーデーモン『金鳳様』であった。
あ、うん。
イチャラブしてるのは鈴乃→金鳳様だけであって、シャロンは二人の用心棒としてやってきたのであった。
因みに生まれるのはシャロンの飼い猫の子供だそうです。
「わたくし、どうしてもバズーカ砲を撃ちたかったのですの……」
「なぁーんだ……」
「って、撃ちたかっただけかよぉ!?」
「では、わたくしと、鈴乃さまと、シャロンさまの分の3基のバズーカで、最高スコアを目指しますわ♪」
「うっそーーーっ!!!」
「うわーっ
!!!!??」
バズーカ砲の乱射に沈む明日法と喜一。
硝煙が晴れた時、彼らの傍には、『リア充』とだけダイイングメッセージが残されていたと言う。
「シャロン殿が楽しそう。良かったでござる。あ、金鳳様。どうか拙者のチョコ煎餅を」
『むいむぃむぅぅー!!!』
「真心込めて焼いたでござるに。なにが不満でござる!?せめて、一口。歯の食いしばりがすごいでござるな!!!」
こうして、独り身組とカップル組の戦いは終結したのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【傀儡】LV1が発生!
【強運の加護】LV2が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【トラップ生成】LV2が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【修復加速】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV3が発生!
【アヴォイド】LV2が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【ドレイン】LV2が発生!
【命中アップ】LV2が発生!
【ガードアップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【能力値アップ】LV4が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
桜・姫恋
絡み・アドリブ歓迎
何だかんだで楽しいバレンタインになったわね。
チョコまみれにはなったけどこれもある意味新しいバレンタインかしら?
来年はカップル組として参加できたらいいなー
と思いながらチョコバーを食べる
一騎塚・喜一
アドリブ・絡み等ご自由にどうぞ
皆様、お疲れさまでした
今回は不甲斐なくもびっくりしている内にやられてしまいましたので
来年もこのような催しがあれば、せめて一矢報いたいと思います
リベンジというやつですね!
ですのでカップルの方々には来年まで
仲睦まじく、お健やかにお過ごし頂きたいものです
勘違いしないで下さい、あくまでリベンジの為です(チョコバーもぐもぐしつつ)
チョコバー美味しかったです、ごちそうさまでした
最後に散らばったカカオ豆などがあれば掃除してから帰りますね
●爆発も終わり。そして……。
バズーカ砲による花火がひとしきり咲き誇ったあと。
サバイバルゲームが終わると参加者たちは集まってきていた。
「何だかんだで楽しいバレンタインになったわね」
桜・姫恋(苺姫・g03043)はバズーカ砲で吹き飛ばされた際に乱れた髪を直しながらほうとため息をついていた。
姫恋はカップルの前に現れて敢えて障害となる事で二人のラブラブを加速させる云々かんぬんな独り身組として騒がしていたのだ。
なんだかんだでカップルの中をいい感じにしてたと思う。
「チョコまみれにはなったけどこれもある意味新しいバレンタインかしら?」
「皆様、お疲れさまでした」
そこに同じく独り身組だった一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)が"恵方巻チョコロールバー"を持って来てくれる。
「あ、ありがとー♪」
「いえ。今回は不甲斐なくもびっくりしている内にやられてしまいました」
喜一はまさかの同士の中からカップル組がいたりして色々動揺が激しかったのだ。まだまだディアボロスは新しい体験が多い。
「来年もこのような催しがあれば、せめて一矢報いたいと思います」
キリリと何処かの明後日の方向を向いて宣言する喜一。
果たして来年もこんなイベントが本当にあるのかは謎だ!
あ、方角はそういえば北北西です。北北西。
「えー。私は来年はカップル組として参加できたらいいなー」
「あ、そうなのですか。では桜さんの恋路が上手くいくのを祈っております」
「あれ?嫉妬しないんだ?」
「勘違いしないで下さい、あくまでリベンジの為です。リベンジというやつですよ!」
ふんすふんすと気合を入れてツンデレアピールする喜一に姫恋は笑って、そして一緒に並んで恵方巻チョコロールを食べ始める。
もぐもぐ。
こんなバレンタインも時にはあってもいいだろう。
「チョコバー美味しかったです、ごちそうさまでした」
「ごちそうさまー♪」
「最後に散らばったカカオ豆などがあれば掃除してから帰りますね」
「え、真面目……?」
「えっ!?」
バレンタイン×サバゲー。
終了。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【現の夢】LV1が発生!
【神速反応】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!