新宿島のバレンタイン
新宿島及び奪還した地域で、バレンタインを楽しみます。
チョコを作ったり、造ったチョコを渡したりして、楽しいひと時を過ごしましょう。
チョコを作る場所や材料などは、時先案内人と新宿島の住民達が用意していますが、特別な材料などを持ち寄っても良いでしょう。
心を込めたチョコレートを作ったり、渡したりして、バレンタインを楽しみましょう。
※重要
新宿島のクリスマスや、人々の『帰還』の成功により、最終人類史の力が強化されています。
多くのディアボロスや住民達が、最終人類史のお祭りを心から楽しむ事で、最終人類史の力はさらに高まり、ディヴィジョンの排斥力を弱められます。
この効果により【3月2日】に、【2月末日までに完結した『新宿島のバレンタイン』のシナリオの数】と同じ日数だけ、その時点で発生している全てのディヴィジョンの全ての事件の【攻略期限】が延長されます。
(例えば【10シナリオ】が完結していれば、全ての事件の攻略期限が【10日】延長されます。なお、3月2日よりも前に攻略期限が来る事件や、攻略期限が無い事件には影響はありません)
甘く愛しい日を(作者 鈴木リョウジ)
#最終人類史(新宿島)
#新宿島のバレンタイン
#バレンタイン2022
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●Alles Gute zum Valentinstag.
「……ばれんたいん」
神妙な表情で本を睨む。
彼女が本来生きている時代ではメジャーなイベントではなかったが、21世紀の日本の新宿に来てから、バレンタインというものを学んではいる。
学んではいるが、しかし、実際にその日を迎えるとして、何を準備すればよいのかまでは分からない。
チョコレート。オーソドックスな贈り物らしい。クッキー。友人関係の相手に贈るらしい。キャンディ。片想いの相手に贈るらしい。お菓子以外も贈るらしい。
Naschkatze、と呟いて、
「……もしや、贈り物は何でもよいのでは?」
真実に気づいた気がする。
「とすると、私のようによく分からない人もいるはずね……では、やはりチョコレートにしましょう」
何でもありだから、何をすればいいか分からないのだ。それならひとつに絞ってしまえばいい。
そうと決まればあとは早い。
「こんにちは、皆さん」
ジークリット・ヘルメリン(人間の戦闘工兵・g03458)はまず挨拶をしてから、ディアボロスたちにふわりと微笑む。
「昨年に、新宿島のクリスマスを成功させたことで、新宿島の力が強化されました。多くのディアボロスや住民たちが、最終人類史のお祭りを楽しむことで、最終人類史の力が高まり、ディヴィジョンの排斥力を弱められるようになっているようですね」
平和なことはよいことだ。
戦いに身を置くことの多い彼らにとって、ひとときの憩いとなることも含めて。
「2月には、バレンタインというイベントがあると聞きました。とても重要なイベントなのでしょう? ですから、皆さんの役に立てるように、バレンタインイベントの準備を整えました。バレンタインには、チョコレートを渡すのがオーソドックスなのですよね?」
こくりと首を傾げて確認するように言うが、言われたディアボロスたちにとってはいささかそわそわする内容だった。
それとは知らず、ジークリットは説明を続ける。
「大勢の方が利用できるように、お願いして、キッチンスタジオをお借りしました。材料や道具も用意しましたので、自由に使ってください。ですが、くれぐれも食材で遊ぶことのないように」
いつの時代でもどんな場所でも、食べ物の恨みは怖いのだ。
「新宿島の人々に、皆さんからバレンタインのチョコレートを配るのも喜ばれるでしょう。そうではなく、大切な方に渡すのもよいと思います」
言って、これはただこなすだけではないと添えた。
「バレンタインを成功させれば、クロノヴェーダとの戦いが有利になります。ですが、それ以上に、イベントを心から楽しむことが重要なのでしょう。ですから……」
何かを言いかけ、それからちょっとだけ間を置く。
「……ええ。一緒に、バレンタインを楽しんでくださいね」
誰と、とは言わず。ジークリットはディアボロスたちへと微笑んだ。
リプレイ
一ノ瀬・綾音
【トリブレ】
シルちゃんとソラと一緒なんていつぶりだろ。
せっかくだし、いい物を作りたいね。
綾音ちゃんはオーソドックスな感じのトリュフチョコを大量に作ってみようかな。
材料や器具は現地の物を借りて…あ、意外と難しい。小さいの作る方が意外と難しいぞ?なんなら普段より集中力いるまである。
でもこのあとみんなに配ることを考えたらこれくらい!
粗方出来上がったらとりあえず冷蔵庫に入れておいて…と。
ふぅ、とりあえずはこれくらい作っておけばいいかな。あとは冷えた後に冷蔵庫から取り出して一つ一つ丁寧に袋に入れて…よし。
ソラ、シルちゃん、そっちはどう?いい感じ?
じゃあ…この後のサプライズの相談でもしちゃおうか?
ソラ・フルーリア
【トリブレ】
2人と一緒にやるのはハロウィンの時以来ね!
折角トリブレ(トリプルブレイカー)なんてユニット名も出来たことだし!
頑張って作りましょ!
アタシが作るのはチョコクッキーよ!
チョコもクッキーも入ってて一挙両得ってやつね!
アタシも道具は持ってないからスタジオのものを借りるわ!
生地を伸ばして、型抜きして……。あとはオーブンで焼くだけね!
……うん、いい感じ! 沢山出来上がったわ!
シルも綾音も出来たみたいね!
クッキーも冷めた所で3人の作ったお菓子を一つずつ纏めて……あ、袋のラッピング難しいわね……(わたわた)
そうね、コレを配るバレンタインライブ!
絶対成功させましょ!
シル・ウィンディア
【トリブレ】
たしかに、いつぶりだろうねー。
でも、やっぱりワクワクするよね
さぁ、みんなに喜んでもらう為にも、精一杯頑張ろーっ♪
チョコレート、どうしようかな?
せっかくだから、こんなのはどうだろ?
チョコレートを湯煎して、型に流し込むけど…
砕いたビスケットを型の中に入れておくよ
これなら、サクッとした食感も楽しめるかな?
型に流し込んだら、冷蔵庫にインっ♪
あとは、冷えるまで待つだけっ!
綾音さん、こっちはいい感じだよー♪
ソラさんのほうは、どうかな?おいしそうにできたー?
等々たわいもないおしゃべりをしつつ、ラッピングの用意だね
さぁ、この後の為に、もうひと踏ん張りだねっ♪
「シルちゃんとソラと一緒なんていつぶりだろ」
キッチンスタジオにしつらえられたシステムキッチンに触れて、一ノ瀬・綾音(綺羅星の如く・g00868)が楽しそうに笑う。
「たしかに、いつぶりだろうねー」
シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)はじっくりと考えるけれど、すぐに些細なことだと思いを払った。
それに、ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)が教えてくれたから。
「2人と一緒にやるのはハロウィンの時以来ね!」
その時の歓声が今も聞こえるかのように、声を弾ませる。
あの時は、シルバースカイ・プロダクションの皆とも一緒に魔法少女のミュージカルをやったっけ。
「でも、やっぱりワクワクするよね」
皆と一緒だと、何でもワクワクしちゃう。
「せっかくだし、いい物を作りたいね」
手作りならではの、とっても素敵なお菓子作り。
「さぁ、みんなに喜んでもらう為にも、精一杯頑張ろーっ♪」
元気いっぱいに気合を入れるシルに、ソルもにっこり笑って応えた。
「折角トリブレなんてユニット名も出来たことだし! 頑張って作りましょ!」
トリプルブレイカー、はりきっていきましょう!
それでは、たくさんの材料と道具を用意して。
綾音ちゃんは何を作るの?
「オーソドックスな感じのトリュフチョコを大量に作ってみようかな」
材料や器具は現地の物を借りて。
温めた生クリームにチョコレートを手際よく溶かして、しっかり溶けたら粗熱をとって冷蔵庫で冷やす。
それから一口サイズくらいにチョコレートを丸めて……。
「……あ、意外と難しい。小さいの作る方が意外と難しいぞ? なんなら普段より集中力いるまである」
でもこのあとみんなに配ることを考えたらこれくらい!
一生懸命コロコロコロコロ。ちょっと大きくなっちゃった?
粗方出来上がったらとりあえず冷蔵庫に入れておいて……と。
キッチンスタジオの冷蔵庫のなかは広くて、たくさん入れても大丈夫。
「ふぅ、とりあえずはこれくらい作っておけばいいかな。あとは冷えた後に冷蔵庫から取り出して一つ一つ丁寧に袋に入れて……よし」
この後の手順と道具を確認して、頷く。
ソラちゃんはどうする?
「アタシが作るのはチョコクッキーよ! チョコもクッキーも入ってて一挙両得ってやつね!」
大アイドル時代のスーパースターである彼女ならではの、チョコレートとクッキーのいいとこ取りした、ちょっぴりとくべつなチョコクッキー。
順序よく材料を混ぜて作った生地を伸ばして、型抜きして……。
ぽん、ぽん、ぽん。抜き型がスタンプのように跡を残していく。
天板に敷いたクッキングシートの上へ丁寧に並べていけば、準備完了。
「あとはオーブンで焼くだけね!」
ここまでくれば、難しいことはない。オーブンのなかへ注意深くクッキーを入れたら、スイッチを入れてしばらくお待ちください。
出来上がりがとっても楽しみ。
シルちゃんは何を悩んでるのかな。
「チョコレート、どうしようかな?」
いくつかアイディアは出てくるけれど、どれがいいかな。
少し考えて、そうだ。
「せっかくだから、こんなのはどうだろ?」
用意するのは、チョコレートとビスケット。
チョコレートを湯煎して、型に流し込むけど……。
その前に、別に用意してあったボウルから、砕いたビスケットをパラパラと型の中に入れておく。
ビスケットは小さすぎず大きすぎず。もちろん入れすぎないように。
「これなら、サクッとした食感も楽しめるかな?」
それは完成してのお楽しみ。
チョコレートを型に流し込んだら、冷蔵庫にインっ♪
あとは、冷えるまで待つだけっ!
……と、3人それぞれ一段落して。
「ソラ、シルちゃん、そっちはどう? いい感じ?」
トリュフの状態を確認してから綾音が呼びかけると、まずシルが応えた。
「綾音さん、こっちはいい感じだよー♪」
綺麗に型から外したチョコレートを並べたら、なんだかアクセサリーみたい。
「ソラさんのほうは、どうかな? おいしそうにできたー?」
オーブンを覗き込んでいたソラが声を上げた。
「……うん、いい感じ! 沢山出来上がったわ!」
焼き色も綺麗について、さりげなくチョコレートも存在感を主張する。温かいうちにひとつ味見をしてみたら、……うん!
「シルも綾音も出来たみたいね!」
2人の手元にあるチョコレートを見てふふっと笑うと、綾音とシルも笑い返す。
次に移る前に、たわいもないおしゃべりをしつつ、ラッピングの用意をしよう。
クッキーも冷めた所で3人の作ったお菓子を一つずつ纏めて……。
「あ、袋のラッピング難しいわね……」
わたわたと手こずるソラに、アドバイスとお手伝い。こういうのも楽しいね。
喋ったり笑ったりしている間に、たくさん作ったトリュフとチョコレートとクッキーが、少しずつ袋のなかに収められていく。
「じゃあ……この後のサプライズの相談でもしちゃおうか?」
言っていたずらっぽい笑みを浮かべた綾音に、シルとソラは視線を交わして。
「さぁ、この後の為に、もうひと踏ん張りだねっ♪」
「そうね、コレを配るバレンタインライブ! 絶対成功させましょ!」
3人揃って、おーっ! っと気合を入れる。
開演まで、もう少し。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【おいしくなあれ】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
シル・ウィンディア
【トリブレ】
こうやって、ライブをしっかりするのってドキドキだよね。
劇とは違う、新しいわたし達を表現しちゃおうっ♪
みんな、こんにちわーっ♪
名前だけでも覚えて帰ってねーっ♪
さて、それじゃ、行こうっか。
ソラさん、綾音さんっ!
ダンスは、飛翔とエアライドを使い、さらに残像を生みよりアクロバティックな見た目で勝負っ!
歌は、パートごとやハモる部分をしっかり歌い分けて…
ラストは六芒星精霊収束砲をみんなと合わせて空中に撃ち放つよっ!
決めポーズをしてから、ぺこりとお辞儀してありがとーっと。
でも、サプライズはまだあるんだよ
風使いでふんわりお菓子の袋を舞わせて配っていくね
こちらこそ、これからもよろしくですっ!!
一ノ瀬・綾音
【トリブレ】
それじゃあ行くか、バレンタインサプライズライブ!
嫌でもみんなの心に刻み込んじゃおう!
綾音ちゃんとシルちゃんとソラでトリプルブレイカー!
君の壁を3人でぶちぬいちゃうよ!
歌やダンスは【飛翔】【エアライド】を混ぜながら3人ユニットということを念頭に置きながらライブしていくよ。
決め時が来たらソラとシルちゃんと合わせて【厄災の星光】をぶっ放す!
…まだ終わりじゃないよ!
こっそり『風使い』で魔砲より上にさっき作ったチョコレートを飛ばしておく。魔砲がとんだ後その上からチョコが降ってくるサプライズだ!
あ、重力で痛くないよう『風使い』で落下スピード弱めとくよ。
綾音ちゃんこそ、これからもよろしくねっ♪
ソラ・フルーリア
【トリブレ】
ハロウィンの時は劇だったけど、今回はライブ!
それもトリブレとして初めてだから、嫌でも気合が入っちゃうわね!
トリブレバレンタインライブ開幕よ!
今日は重大発表!
銀プロ内で新しいユニットが出来たの!
アタシ、綾音、シルでトリプルブレイカー! 略してトリブレ!
皆、よろしくね!
アタシのデビュー曲「BREAKTHROUGH!!」や3人で歌うバレンタインソングなど、【飛翔】や【エアライド】も使って魅力的なライブにしちゃうわ!
最後は空中に【熱狂と湧然の四元光芒!】を撃ってフィニッシュ!
スタジオで包んだお菓子の袋を、魔法でふわっと皆に配っちゃうんだから!
2人とも、今日はありがと!
これからもよろしく!
開幕前のざわめきが、ライブ会場となるステージの周囲で揺れている。
それは、舞台が始まる前の、楽しくてひりひりとした緊張でもあった。
「こうやって、ライブをしっかりするのってドキドキだよね」
ふうっと深呼吸するシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)に笑うソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)。
ドキドキするけれど、彼女たちに不安はない。
「ハロウィンの時は劇だったけど、今回はライブ! それもトリブレとして初めてだから、嫌でも気合が入っちゃうわね!」
ドキドキというよりはワクワクした表情で言われて、力強く頷いた。
「劇とは違う、新しいわたし達を表現しちゃおうっ♪」
声を弾ませるふたりに、一ノ瀬・綾音(綺羅星の如く・g00868)は自信たっぷりにウインクしてみせ、
「それじゃあ行くか、バレンタインサプライズライブ! 嫌でもみんなの心に刻み込んじゃおう!」
意気込みと気合を入れて言った。
「トリブレバレンタインライブ開幕よ!」
ステージに姿を見せた3人に、集まっていた観客たちが一度歓声を上げてから声をひそめる。
それを確かめてから、ソラは声を張った。
「今日は重大発表! 銀プロ内で新しいユニットが出来たの!」
銀プロことシルバースカイ・プロダクションは、新宿の片隅に立つビルに居を構える、ディアボロス専門の芸能事務所。
積極的に活動している彼女たちの存在は、新宿島の人々に知られていた。
「アタシ、綾音、シルでトリプルブレイカー! 略してトリブレ! 皆、よろしくね!」
わあっと湧いて、それから「もう一度教えてーっ!」と声が上がる。
心地よい高揚感を感じながら、綾音が一歩前に出た。
「綾音ちゃんとシルちゃんとソラでトリプルブレイカー!」
言ってから、観客へ向けて指を差して。
「君の壁を3人でぶちぬいちゃうよ!」
「「「うおおおおおお!!」」」
応えたのは、空気を震わせる喊声。
歓迎の声を受けて、綾音と入れ替わりに前へ出るシル。
「みんな、こんにちわーっ♪ 名前だけでも覚えて帰ってねーっ♪」
「「「分かったー!」」」
ひときわ大きなレスポンスに、トリプルブレイカーの3人は視線を交わす。
「さて、それじゃ、行こうっか。ソラさん、綾音さんっ!」
シルが名前を呼ぶのを合図に、ぱあっとステージの上にライトが踊り出した。
そして、リズムに合わせて歌声も軽やかに踊り出す。
ダンスに飛翔やエアライドといった効果を混ぜながら、3人ユニットらしく、パートごとやハモる部分をしっかり歌い分けて……魅力的なライブにしちゃう!
さらに残像を生みよりアクロバティックな見た目で勝負っ!
次の曲に移るごとに、観客たちのボルテージが上がっていく。3人で歌うバレンタインソングには、あちこちから溜息がこぼれた。
「さあ、次の曲は……」
さっと手で示されて、ソラが前へ出て深く息を吸った。
「アタシのデビュー曲「BREAKTHROUGH!!」よ!」
わああああっ! と喝采を浴びながら歌い出す。
盛り上がりが最高潮に達したところに、綾音の前方と、ソラが杖を掲げた先に魔法陣が現れた。
あれはどんな演出だろうと会場中が見守るなか、シルの背中に二対の青白い魔力翼が展開し、3人同時に魔力砲を放つ。
いくつもの魔力の輝きがちょっとやりすぎなくらい派手に弾ければ、驚いた観客たちは一瞬の間を置いたあとに会場は歓呼の声に包まれた。
決めポーズをしてから、ぺこりとお辞儀してありがとーっと。
「でも、サプライズはまだあるんだよ」
「……まだ終わりじゃないよ!」
シルと綾音が言うのと同じタイミングで、称賛を贈る観客たちの手元に、ふわりと包みが舞い降りた。
さきほど作ったチョコレートを、こっそり魔砲より上に飛ばしてあったものが今降りてきたのだ。魔砲がとんだ後その上からチョコが降ってくるサプライズだ!
当たった時に重力で痛くないよう、落下スピードを弱めておいたのもちょうどよかった。
「「「ありがとうー!!」」」
観客からの声に応えてから、くるりソラが向きなおった。
「2人とも、今日はありがと! これからもよろしく!」
改めて伝えて手を掲げれば、綾音とシルがその手に自分の手を打ち合わせる。
「綾音ちゃんこそ、これからもよろしくねっ♪」
「こちらこそ、これからもよろしくですっ!!」
揃って朗らかに笑う3人を、もう一度歓声が包む。
万雷の喝采のなか、トリプルブレイカーのバレンタインサプライズライブは大成功に終わった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】LV2が発生!
【水源】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV2が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!