リプレイ
ラウム・マルファス
ジェネラル級の攻撃に耐えなきゃいけないのカ
ボク弱っちーんだけどナ
怖いナー
正直回れ右して帰りたいけど、我慢ガマン
この海を越えればグレートブリテン島、ここまで攻め込まれて相手だって怖いハズ
ウン、頑張るヨ
ボクの恐怖で回復されても困るしネ
フライトドローンに乗って海上へ行くヨ
可能な限り沢山、上空へもフライトドローンを展開
傘のようにすれば降ってくる雪も減るはずサ
早業でカラス型ドローンにナパームと燃焼剤を搭載して突撃させル
氷の名を冠しているなら炎で溶かし尽くそウ
攻撃しながら相手の動きを観察
少しでも攻撃を避けたいけど、痛みを覚悟して、視線だけは逸らさナイ
上空のドローンの隙間を抜けてくる雪は、爆薬で吹き飛ばすヨ
リズ・オブザレイク
相手にとって不足はありません。
持ち得る全部を出し切って反撃を耐えきってみせます。
【湖の靴】で足場を確保して……。
糖衣って僕の【ドラジェ】みたいに丸々中身を包んでしまう物ですよね。
けれど中身の形状が一定でないから薄い層になってしまう部分がある。
妖精たちを呼び出して、【妖精の目】で敵の弱点と反撃の回避方法を探って貰おう。
攻撃は見つけた弱点に【弓矢】で狙い撃ちます。
反撃は……攻撃に薄い部分があるか、障害物で防げるか、敵の体自身を盾にして防げるか、無双馬『ユニコーン』で逃げ切れるかを重点的に調べて欲しい。
あとは【臨機応変】に対応して、味方にもその情報を共有することで敵に打ち勝つ切欠にしてみせます!
●海上のベディヴィア卿
ディヴィジョンを超え、パラドクストレインがアイリッシュ海に到着すると、ディアボロス達の視線の先に巨大な蒼い氷竜の姿が見える。
『円卓の騎士』の1体、『氷のベディヴィア卿』だ。
「ジェネラル級の攻撃に耐えなきゃいけないのカ。ボク弱っちーんだけどナ。怖いナー」
本心からそう思っているのか分からない口調で言う、ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)の言葉が他のディアボロス達の耳にも入る。
今回のベディヴィア卿との戦いは、防衛戦ではないが、ベディヴィア卿の反撃を受けてなお、自分が撃破されないことが最も重要となる。
ベディヴィア卿の反撃を受け、『重症』や『死亡』、新宿島の海岸送りになる様ならば、たちまちベディヴィア卿の受けたダメージは回復する。
自身が与えたダメージだけではなく、それまで仲間達が蓄積させたダメージまで回復されてしまえば、今回の強襲そのものが意味を成さず、ただ撤退を選び、出直さざるを得なくなるだろう。
「正直、回れ右して帰りたいけど、我慢ガマン」
へらりとした表情で言うラウムもそれは分かっている。
(「この海を越えればグレートブリテン島、ここまで攻め込まれて相手だって怖いハズ……。ウン、頑張るヨ」)
「ボクの恐怖で回復されても困るしネ」
そう言うと、ラウムはパラドクスをまず、皆の足場づくりの為に使用する。
戦場は海上だ、足場が確保出来た方が戦闘を有利に進められるディアボロスも多い。
多数のドローンを出現させたラウムはそのうちの一台に飛び乗る。
複数出現させたドローンを他のディアボロスが使用するかしないかは、ラウムが判断する事ではないが、飛び乗るディアボロスも多い。
そして、『氷のベディヴィア卿』の瞳に映るほどにディアボロス達が接敵すると、ベディヴィア卿は威圧的な声で言葉を吐く。
「来たかディアボロス。『アーサー王』の加護を受けた我の領海に入るとは、愚かだな。我の恐ろしさを魂に刻み、もう一度滅ぶがいい!」
言って、ベディヴィア卿は、氷の翼を広げるが事前情報通り、卿の方からは攻撃を仕掛けてこない。
その時、卿の眼前に出たのは、リズ・オブザレイク(人間の妖精騎士・g00035)だ。
「相手にとって、不足はありません。持ち得る全部を出し切って反撃を耐えきってみせます」
湖の妖精の加護を受けし靴で海に呑まれる前に海上を走る。
(「『糖衣』……僕の『ドラジェ』みたいに丸々中身を包んでしまうものなら、中身の形状が一定でないから薄い層になってしまう部分があるはず!」)
「あれの性質が知りたいんだけど、わかる子はいるかな?」
仲間である妖精を呼び出すと、その瞳で卿の観察をリズは頼む。
だが、さした情報は得られない……ただ、自身の弓に矢を番え、パラドクスを込め渾身の一矢を放つリズ。
リズの矢が卿に傷をつけた瞬間、きらきらと光る淡雪がリズの周囲を覆う。
「ユニコーン! ベディヴィア卿を巻き込むほどに駆けて!」
氷のパラドクスを受けながら、リズは更に卿に近づく。
判断は悪くない……一撃でリズの動きが止まることは無かったが、しんしんと積もる雪は、卿を美しく輝かせるのみで、リズは身体にも乱される心にも多大なダメージを受ける。
「『逆説連鎖戦』を熟知してるネ。流石『円卓の騎士』様ダ……換装完了。さァ、行っておいデ」
可能な限りのドローンを戦場に展開し、攻撃のドローンと自身を守るドローンをラウムは同時に操ってみせる。
攻撃用のカラス型ドローンは、ナパームと燃焼剤を組み込み一気に突撃。
「氷の名を冠しているなら、炎で溶かし尽くそウ
……!?」
美しい氷と雪のきらめきが、何割かのドローンを破壊し、ラウムの身体を氷の力で縛める。
「円卓の騎士の名は伊達じゃないってことですね……」
あわや、海上に投げ出されそうになったラウムの手を掴み、リズはドラゴンの強大さを肌で感じていた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【修復加速】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
味方のフライトドローンを借りて月舞にて攻撃。
《連続魔法》《全力魔法》《連射》を織り交ぜた銃弾をベディヴィアに向けて撃ちながら攻撃していく。
敵の反撃については《結界術》を纏いながら跳ね返す強い心を持ち幻影に惑わされないようにしながら耐える。また、《氷雪使い》にて透明度の高い氷の壁を作り《光使い》で反射効果を与えたものを出現させ自分の身を守れるようにしておく。
仲間と協力しながらお互いを助け合いながら戦い耐え抜く
呉鐘・承李
【アドリブ・連携歓迎】
【初撃】
自身の足元に風の障壁を作り水面に立ち、暴風での一撃を与える
【対恐怖】
我が心、白刃の如く曇りなし。画竜点睛、欠く事無く。
自身は一振りの刃であるとする鋼の如く精神で恐怖を振り払う
【対幻影】
「……子供だましだ」
友人達が破壊される幻影に対しては、子供だましであると一蹴するが、しばらくして様相が変わる。
自らの親代わりであり師である呉鐘龍牙が現れると、ピク、と表情が動く。
自らの目の前で破壊される師。記憶にない筈のトラウマ。
脳裏を駆ける困惑、焦燥、恐怖。そして……怒り。
「……我が心、明鏡止水。されど刃は烈火の如く」
切り開くは未来。こんな幻影に、足を止められている場合ではない。
峰谷・恵
「ベディヴィア卿、聖剣を泉に返し伝説に幕を引いた騎士の名前だったかな。幕引き係は要らないから万一やられても問題ないって扱いか」
可能な限り連携を取る。アレンジOK。
破軍衝で攻撃の衝撃波を放ったら即座に防御態勢に移る。
敵の目を見ないように竜骸剣をかざし、その手前にLUSTオーラシールドを構えて魔眼を防御。更に魔闘気を全身に最大出力で張って少しでも魔眼の影響を抑える。
恐怖と信仰の植え付けは心をクロノヴェーダへの殺意で塗りつぶして抵抗、壊されていない大切なものはもう最終人類史で人々が暮らす街並みしか残っていないので幻影に対してはその結果を否定するために戦っていると舌を噛み気付けして怒りを燃え上がらせる
●強くただ強く心を強く
「ベディヴィア卿、聖剣を泉に返し伝説に幕を引いた騎士の名前だったかな。幕引き係は要らないから、万一やられても問題ないって扱いか」
峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)は、そう口にすると、『氷のベディヴィア卿』に一気に接敵し、拳の一撃と共に強大な衝撃波を卿の強大な身体に撃ち放つ……確実にダメージは与えられた、ここからだ。
恵は即座に防御の姿勢を取る。
卿の攻撃は氷雪系の攻撃と合わせて、精神侵食の効果もある。
(「魔眼は、竜骸剣と、LUSTオーラシールドで!」)
武器を巧みに操り、魔闘気を纏うことで、恵は卿の反撃のダメージの軽減を試みる。
(「恐怖と信仰の植え付け……ドラゴンへの殺意で塗りつぶしてみせる!」)
纏うオーラも最大出力、ドラゴンを否定する気持ちも強く、怒りを燃え上がらせながら舌を噛み耐え忍ぶ恵……それでも卿の攻撃を完全に防ぐことなど不可能。
一瞬ブラックアウトした思考のまま、恵は海へと沈んでいく。
卿の傷が治癒されないことから、ダメージは大きかっただろうが、恵の生存を確信したディアボロス達は、卿への波状攻撃を続ける。
桜・姫恋(苺姫・g03043)は、ラウムの創り出したドローンを足場に跳ねるように、ベディヴィア卿に近づいていく。
桜の花びらが刻まれたリボルバー『Blumenkrone』を連射し、牽制することも忘れていない。
「一緒に踊りましょう?」
パラドクス圏内に入った姫恋は、月の如く静かに優雅に舞うと卿へとパラドクスとしてダメージを与える。
卿がその誘いに乗ることは無く、逆に姫恋の精神を破壊しようと反撃の魔眼を発動する。
(「結界だけじゃ耐えられない、氷と光……『氷のベディヴィア卿』よりも上手く使いこなすよ!」)
姫恋は自身の出来得る限りでダメージ軽減を図りながら、魔眼に捕らわれない強い心を意識する。
耐えきれなければ、今回の強襲が失敗してしまうのだから。
ベディヴィア卿の意識が姫恋に向いている隙を衝いたのは、呉鐘・承李(剣鬼・g06193)だ。
承李は、自身の足元に風の障壁を作りだし水面を確りとした足場にする。
「あかしま流……秘奥、十の型。――暴風」
精霊刀『薫風』 に宿る暴風で刀身を形作り、一閃の斬撃と共にパラドクスの力を一気に解放する承李。
風の恩恵を受けた斬撃が卿のドラゴンの皮膚に大きく刀傷を作る。
だが卿の本領は、反撃にこそある。
『逆説連鎖戦』であるからこそ、ディアボロスに勝機をもたらすことも多いが、卿の反撃はディアボロスのそれを凌駕する。
何の対策も立てていなければ、即、新宿島の海岸送りとなる。
だが、卿の反撃が精神への侵食なのであれば、承李は心をただ静かに凪のように落ち着かせる。
(「我が心、白刃の如く曇りなし。画竜点睛、欠く事無く」)
一振りの刀を思わせる鋼の心、決して刃こぼれを起こす訳にはいかない。
「……子供騙しだ」
承李の脳裏に自身の友が大切なものが破壊される幻影が浮かぶ。
強く、強く心を保つ……それでも、自らの親代わりである師が現れ、壊される幻影……承李も流石に抗えず、表情に緊張が走る。
記憶にない筈のトラウマ……脳裏を駆けるのは困惑、焦燥、恐怖、そして……怒り。
「……我が心、明鏡止水。されど刃は烈火の如く」
承李が切り開かなければならないのは……未来。
幻影が心に傷をつけようと、足を止めることも、膝を着くことも赦されていなかった。
卿の傷は残り続けていた……。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
シュミット・ガドクレイジ
向こうさんが蒼い炎を吐くってんなら、こちとら朱い炎で燃やしてやるまでよ
どっちが先に丸焼きになるか勝負ってところだな
炎の温度で負けるつもりはねぇが、単純火力は向こうが上なんで、まともな勝負じゃ分が悪い
魔弾とはいえ、火炎使いで制御することは可能か?
仕事柄、炎の扱いには慣れてるんでな
俺のブレスと混ぜてやれば御せないこともないだろう
耐火手袋とバイザーで受けておいて、炎を取り払うまでは忍耐力の勝負だな
あとはまぁ、熱波の支配者で温めた空気を呼吸法を用いて少しでも暖かい空気を肺に入れておくか
俺自身のブレスの熱と合わせれば、心臓への冷たさぐらいは緩和できるだろう
エアライドや修復加速は遠慮なく使わせてもらうぞ
黄泉王・唯妃
※アドリブ、連携歓迎。
蒼海の竜、ですか。
絵にはなりますが今はじっくりそれを楽しむ余裕もありませんね。
他の方々が群れている間に【地形の利用】を用いて相手に接近、此方に気付く前に【ジャンプ】で【不意打ち】【強打】。反撃の蒼い炎の魔弾は【精神集中】【観察】で相手の挙動を予測し《怪力無双》で凍った海の塊を投擲しながら【残像】で攪乱します。
直撃しそうな場合は変化させた蜘蛛の足で受けて、すぐさま斬り落とします。
「強力なパラドクスも視認して放つ以上、必中ではない。惑わし攪乱すれば必ず隙は生じるはずです」
「ッ!! だがこの程度なら我慢出来ないわけではありませんね。この程度でジェネラル級とは笑わせてくれますね」
●蒼き炎と氷の刃
「蒼海の竜……ですか。絵にはなりますが、今はじっくりそれを楽しむ余裕もありませんね」
繰り返されるディアボロス達の攻撃とベディヴィア卿の反撃……自身も、戦線に立ちながら、黄泉王・唯妃(灰色の織り手・g01618)が、呼吸を整えながら呟く。
仲間の創り出したドローンと海上と言う地形を利用し、背後から力の限り攻撃を加える唯妃。
クロノヴェーダには、パラドクスでしかダメージを与えることは出来ないが、今回に関してだけ言えば、パラドクスで攻撃しない限り卿からディアボロス達にダメージを与えられるような攻撃も飛んでこない。
最大火力をぶつけるからにはタイミングを間違えることは出来ない。
「相手は『円卓の騎士』……それでも、厭だわ、退屈……。これで少しは紛らわせてくれるのかしら」
自身の肩から先を3本の巨大な蜘蛛の足に変えた唯妃は、ベディヴィア卿をその足で叩き、突き貫き刺していく。
ドラゴンに対しての力業……細かい制御が不可能だからこそ……それは、強力な打撃となる。
けれど、パラドクスを使った次の瞬間こそがこの勝負の肝なのだ。
ベディヴィア卿は、氷の翼で飛翔すると、蒼い炎の魔弾を連続で唯妃に放つ。
唯妃も当然対策は練って来ている。
「強力なパラドクスも視認して放つ以上、必中ではない。惑わし攪乱すれば、必ず隙は生じるはずです」
海が凍ることによって出来た氷を滾る力で投擲し盾とする。
防ぎきれない炎は、変化させた蜘蛛の足で受け、切り離す。
しかし、それでも……唯妃が完全に蒼き炎から逃れ得ることは出来ない。
「ッ!! だが、この程度なら我慢出来ない訳ではありませんね。この程度で『ジェネラル級』とは、笑わせてくれますね」
余裕がある訳ではない……だが、虚勢と言われようと唯妃は強い言葉を吐く。
「向こうさんが蒼い炎を吐くってんなら、こちとら朱い炎で燃やしてやるまでよ!」
シュミット・ガドクレイジ(たたら吹き・g00026)は、一瞬でも気を抜けば戦況が敵に傾くこの状況でも、ハッキリと言い放つ。
(「どっちが先に丸焼きになるか勝負ってところだな」)
「Blase, Balg! Blase die Glut! ちょっと繋ぎが足りねぇからよ、お前さんの体、使わせてもらうぞ?」
朱く、高く、燃え盛る、鉄をも溶かす猛き竜の息吹を吐きながら、シュミットは思考を止めない。
(「炎の温度で負けるつもりはねぇが、単純火力は向こうが上だな……まともな勝負じゃ分が悪い。……魔弾とはいえ、俺が炎を制御することは可能か? ……一か八かだな」
ベディヴィア卿の蒼き炎はパラドクス……そして、心の臓を刺し貫く氷の刃ともなる。
仕事柄、炎の扱いになれているシュミットとはいえ、ほんの少し軌道を変え直撃を防ぐのが精一杯だ。
(「俺のブレスと混ぜてやれば御せないこともないだろうと思ったが……」)
御せなくとも、自身のブレスを止めず、忍耐力の勝負と割り切るシュミット。
氷の刃を溶かす程に心を燃やし、仲間達にチャンスを繋げる為にシュミットは、漢の瞳でベディヴィア卿を睨み据えていた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
佐島・真己
耐えるのは得意だ
耐えて耐えて耐えたあとの暗闇に
一筋の光が差すことを知っているからだ
ただ、意識を失うまで信じる
希望を抱き続ける
暗闇が暗いほど光は見える
苦しみが深いほど希望は見える
はっきりと
改造した耐熱服に酸素ボンベを用意するなどして出来るだけ万全の備えをしていく
まずは自分の一番得意な攻撃を思い切り叩きつける
炎を纏ったナイフで敵の頭、目、首のいずれか狙えるところを狙い思い切り刃を突き立てる
反撃は敵の動きを読みつつ避けながら必死に耐える
忍耐強く歯を食いしばり攻撃に耐える
助けるべき人達のことをアイルランドの人達のことを思い出しながら必死に
その後で仲間達と笑い合うために
まだここに立っているぞ!!
●耐え忍ぶ戦い
「耐えるのは得意だ……耐えて、耐えて、耐えた後の暗闇に、一筋の光が差すことを知っているからだ」
佐島・真己(暗闇の中の光・g01521)は、幾度かの蒼き炎の魔弾を受けてなお、そう強く、心から……『氷のベディヴィア卿』に言い放つ。
卿の反撃は強力で、ともすれば直ぐに心も身体も折れてしまいそうになる程だった。
けれど、真己は心臓を貫かれるような苦痛を振り払うように、心の中で言葉を確りと刻み氷の刃を溶かしてゆく。
(「ただ、意識を失うまで信じる。希望を抱き続ける。暗闇が暗いほど光は見える。苦しみが深いほど希望は見える……ハッキリと!」)
「諦めないってことだ」
『フォーゴトン・リーフ』ダマスカス鋼製のコンバットナイフに心の奥底から湧き上がる、誰にも屈しない強い意志……それを炎に変え、纏わせると真己は、その炎の刃を卿の喉元に突き刺す。
ドラゴンの鱗で弾き飛ばされそうになる刃を力の限り、突き立て抉る……卿に組み付く形となった真己は蒼き炎の格好の的だった。
避けられるものなら避けるつもりだったが、この突き立てた刃を少しでも深く刺す……その思いで真己は必死に耐えていた。
ただ耐え忍び、歯を食いしばる……忍耐の獅子のように。
「くっ!?」
この『幻想竜域キングアーサー』には、助けるべき人達が居る。
アイルランドに住む人々を思いながら、ただ愚直に真己は耐えた……心の炎を燃やした。
仲間達と笑い合う為に……。
「『氷のベディヴィア卿』!! 俺は! 俺達は! まだここに立っているぞ!!」
真己の声が戦場に響いた。
『氷のベディヴィア卿』に多くの傷をつけたディアボロス達……だが、ディアボロス達の『継戦限界』もまた、近づいていた……。
大成功🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
カナエ・ヨズク
※連携、アドリブ歓迎
……これを乗り越えれば……
前へ進めないでいる…私には、絶好の相手、です。
【フライトドローン】で接近して、一つ息を吐いてから攻撃を待つベディヴィアへ一閃。すぐさま、体勢を整えて反撃に備える。
過去のように、敵に敗れ、大事な人を失う恐怖をもう一度見る事になるんですね。目を逸らさず……あの時の、昔の私とは違い、多くの仲間がいてくれるので、正面から捻じ伏せます……
幻影を横薙ぎに斬り捨て、恐怖を抑え込んで。
「この程度で、今の私は…やられません……」
●強く心に秘めし一閃
「……これを乗り越えれば」
妖刀『宵朧』の柄を握り好機を狙いながら、カナエ・ヨズク(月朧・g06268)は、思考を続ける。
(「前へ進めないでいる……私には、絶好の相手、です」)
仲間のディアボロス達がフライトドローンを駆使しながら戦闘を続ける中、カナエもまたドローンに乗り、ベディヴィア卿に幾度も斬撃を浴びせていた。
致命的なダメージは与えられていないが、卿が『アーサー王』から授けられた『反撃の際に敵を撃破すればダメージが回復する』と言う加護さえ発動させなければ、今回の目的を達することが出来る。
カナエはゆっくりと一つ息を吐く。
クロノヴェーダに蹂躙された過去……それは、今もこれからもカナエの胸の奥底に残り続ける。
それでも、前へ進む為の一撃を与えることが出来れば……その先に未来がある筈だ。
「須臾、百を葬る……」
瞬きほどの精神集中の後……カナエは神の如き速さで刀を抜刀し、光と共に卿の身体に大きな斬撃を放った。
卿の翠の魔眼がカナエの精神を壊そうとパラドクスとなってダメージを与えて来る。
『円卓の騎士』の魔眼だ。
カナエの内を壊そうとする力も大きく、加えて外的ダメージも余りあるほどに与えて来る。
それでもカナエは苦悶の表情こそ見せるが、膝を折らない。
「……敵に敗れ、大事な人を失う恐怖……過去をもう一度見る事なるなんて……避けられる未来なら避けたかったですね。ですが、今の私は目を逸らすことはしません。……あの時の、昔の私とは違います。多くの仲間がいてくれます……ですから、正面から捻じ伏せさせて頂きます!」
襲い来る幻影を刀のの横薙ぎにで一刀に伏せ、受けるダメージを可能な限り減らすカナエ。
「この程度で、今の私は……やられません」
クロノヴェーダに二度とその心もその身も屈することは無い……その強き思いでカナエは強い言葉を口にした。
大成功🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
木之・百々夜
攻撃を入れつつ、相手の攻撃に耐え切らねばならぬとは
【エアライド】敵までの最短距離を確認
【フライトドローン】空中戦の足場に臨機応変に移動
空に生成出来るだけの”光の槍”と手には”光の薙刀”空から降り注ぐ光の攻撃
【活性治癒】【ドレイン】でなるべく負傷を減らす意図もあり
防御は降る雪を、薙刀を振り精神集中しながら舞うように払っていく
体を動かすことで、心身の攻撃を熱意や勇気でねじ伏せる意気込みを見せる
雪が積もっても尚私らの心を凍らすことは至難と知れ。
燃えたぎる心身ともに、止めることなど貴殿にできようものか思い知れや。
つよがりであれ、言葉にすれば意志の強さともなるやろう
※アドリブ連携歓迎
●凍らぬ心
『継戦限界』が近づいていた。
『氷のベディヴィア卿』に『加護』によるダメージ回復が見られないことから、この戦域のディアボロスに『新宿島送り』になった者はおそらくいないだろう。
だが、ディアボロス達が全く傷付いていないかと言えば──否だ。
卿との位置を測りつつ、ドローンを上手く足場に使いながら、卿と渡り合い続けていた、木之・百々夜(人龍・g06537)も例外ではない。
『光の槍』を手に、『光の長刀』を卿に降り注がせ続けた結果、倒れることは無くとも卿の淡雪で思考も精神も削られ続けている。
この作戦は1人でも撃破されれば意味を成さなくなる作戦と言っても過言ではなかった。
百々夜は薙刀で淡雪を舞うように振り払い、精神を蝕んでくる卿に抗っていた。
常に舞うように動き続けることで、卿の攻撃をねじ伏せ続けて来た。
「雪が積もろうと、尚……私等の心を凍らすことは至難と知れ。燃えたぎる心身共に、止めることなど貴殿に出来様ものか思い知れや──」
小さき者の強がりに聞こえたかもしれない……それでも構わない、百々夜は幾度目かの光を創り出す。
「耐えきれや」
卿に降り注ぐ光の武器の雨……そして同等の煌めく淡雪……。
悠希や情熱……きっと、新宿島に残る者達だけに残された感情。
『継戦限界』ギリギリと皆感じていた……卿の傷は癒えていない。
撤退の時だ……百々夜も気持ちを瞬時に切り替えた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
リヴァル・アーク
(サポート)
『邪悪なる竜を斃す。オレが望むのはそれだけです。』
竜のオーラを操り、その怪力で敵を倒す少年です。
普段の口調は仲間や救いを求めている人たちなどには丁寧、謙虚に話します。
「皆さん、よろしくお願いしますね」
敵へは鋭い言葉を投げかけます。
「お前たちを絶対に許さない!」
基本は突撃、敵を殴る立ち回りとなります。
調査系に関しては慎重な立ち回り、住民への聞き込み、潜伏しながら状況確認、突撃です。
蒼・勝峰
(サポート)
攻撃の手は多い方が良い
我も貴殿らの力になろう
無双馬に騎乗し戦騎疾駆にて敵を蹂躙
あるいは、単身突撃して戦覇横掃により果敢に攻撃
可能な限り敵を引き付け、敵味方どちらにも目立つよう心掛ける
「我が名は勝峰! 我の槍術、刮目してしかと見届けよ!
ある程度攻撃したところで、頃合いを見計らって離脱
真の目的は、敵を倒すことではなくパラドクスの残留効果をバラ撒くこと
味方の戦意を高揚させる、あるいは反撃のチャンスを増やすといった形で、戦況が有利になるよう立ち回る
少しでも、突破口を開くための鍵となれば本望
「種は播いた……。さあ、後は貴殿らの活躍を見せてくれ!
●氷竜と相見える為の撤退
「我も力になろう」
無双馬に騎乗し、強く声を響かせるのは、蒼・勝峰(インセクティアの無双武人・g03511)だ。
ドローンを足場に無双馬を力強く疾走させ、得物の青龍偃月刀を強く握る。
この戦いは、敵を蹂躙することが目的ではなく、撤退する仲間達の援護……それを理解した上で、勝峰は空に響く様に名乗りを上げる。
「我が名は勝峰! 我の槍術、刮目してしかと見届けよ!!」
戦場の覇者の如き勢いでベディヴィア卿に突撃すると、勝峰は卿の首筋を一閃する。
(「真の目的は、今、貴様を倒すことではないのだ
……!」)
勝峰が後方に視線を向ければ仲間達は、戦場離脱に動いている。
勝峰も手綱を強く握り、無双馬で更に早く駆ける。
「邪悪なる竜を斃す。オレが望むのは、それだけだ!」
離脱するディアボロスに気付いたのか自分から攻撃しない筈のベディヴィア卿が動いた時、卿の目の前に立ちはだかったのは、リヴァル・アーク(竜滅の拳・g00136)──竜に運命を変えられた少年だ。
仲間達の撤退の時間を稼ぐ為に強力な一撃を……ほんの少しの間、卿の動きを止める。
その思いで強くパラドクスを練り上げる、リヴァル。
「動くな!」
竜のオーラで魔法陣を卿の周囲に敷き、強力な重力の鎖で卿の行動を制限するリヴァル。
「オレは、お前達を絶対に許さない! だが、決戦の時を待っていろ『氷のベディヴィア卿』!! 必ず、オレ達はお前を倒し、『アーサー王』の座へと辿り着いてみせる!」
そう言葉を卿に投げ、リヴァルも新宿島へと戻るパラドクストレインへと駆け乗った。
そして戦場に残った『氷のベディヴィア卿』には、多くの傷が残ったのだった……。
●氷のベディヴィア卿
『円卓の騎士』の1体、『氷のベディヴィア卿』との決戦が迫っていた。
『アーサー王』の加護が発動しないようにディアボロス達は慎重に戦い続けた。
決戦へと向かうパラドクストレインの出発を予知する『時先案内人』が直ぐに現れることとなる……。
その時こそがドラゴンの本拠地『グレートブリテン島』への道を拓く為、『氷のベディヴィア卿』を倒す時……『幻想竜域キングアーサー』を取り戻す足掛かりとなる闘い……負けることは出来ない……必ず。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【士気高揚】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!