リプレイ
死屍谷・累々子
足止めねぇ……面白ぇ。
可能なら、一般人に化けて大天使側に潜り込むのが最も時間を浪費させられる方法だろうぜ。てなわけで、
・まずは連中に負傷を装って助けを求め、安全地帯までの護衛を願う。
・うまいこと同行出来たら、本日の大天使による侵攻が既に港区で噂になっていること、アークデーモンが迎撃のため周囲に少数展開しているとの誤情報を流し、案内を申し出て引っ張り回す。出来れば味方が不意打ちしやすい場所へ。
・怪しまれたらとんずら。
このプランで行こうと思います! なぁに演技にゃ自信はねえが行ける行ける(慢心
かかったなアホが! って一度言ってみたかった!
●怪我人大作戦
「足止めねぇ……面白ぇ。可能なら、一般人に化けて大天使側に潜り込むのが最も時間を浪費させられる方法だろうぜ。てなわけで、どうするか」
死屍谷・累々子(リターナーのバウンサー・g03681)は言いながらどうするべきかを考える。
考えるが……やがて「これしかねえな」と指を鳴らす。
「よし、このプランで行こうと思います! なぁに演技にゃ自信はねえが行ける行ける!」
何をもって「いける」と判断したかは分からないが、累々子のプランとはつまり……。
「ううっ」
「人間を発見」
「何らかの異常を確認。保護します」
そう、つまり負傷者を装い助けを求める事だった。
そして事実、大天使ショディー達が累々子を助けるべくワラワラと寄ってきていた。
「怪我をしてしまって……助けてください天使様……」
可能な限りか弱い少女を装いながら累々子はこの後のプランを頭の中で再確認する。
本日の大天使による侵攻が既に港区で噂になっていること、アークデーモンが迎撃のため周囲に少数展開しているとの誤情報を流し、案内を申し出て引っ張り回す。
これさえできれば、かなりの足止めが可能になるはずだ。
「……確認。健康体」
「疑問を提示。骨にも異常なし」
「かかったなアホが!」
気付かれた。それを悟った累々子が即座に身を翻して逃げ出す。
「あはは、一度言ってみたかった!」
状況を完全に把握しきれず停止したままのショディー達をそのままに累々子は見事逃げおおせるのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【強運の加護】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
月立・ハルト
簡単に言えば、悪魔を倒し、そして天使も倒すってことか。
つまりやることはいつもと変わらないってことだね。まずは天使の到着を遅らせることに専念しよう。
パラドクス【サイキック・エンハンス】を発動、『地形の利用』で荒廃した周辺の瓦礫を、物陰に隠れながら天使たちに『弾幕・連射・念動力』で撃ち放ってみよう。別にダメージを与える必要はないよ、牽制程度にばら撒いてみよう。
悪魔たちの強襲だと勘違いしてくれれば良いけど。ディアボロスだと気付かれるのは避けたいね。
一応、神像に関する痕跡がないか天使の部隊を注意深く見ていよう。
大門・錦
「天使だなんて言っても、詰まるところはクロノヴェーダ。悪辣な侵略者に代わりはありませんわ」
【誘導弾】で魔力弾を曲げて迂回、ショーディーの軍勢へ魔弾を斉射。【撹乱】して発射源を悟られないように足止めを行いますわ。
鼓舞や演説は得意ではありませんので。餅は餅屋にお任せしますわ。
飛鳥・遊里
あんな大所帯相手に正面からガチるのはやっぱり得策じゃないな。悪いけど、チマチマ削らせてもらう
ハイブリッド・ドール【レグルス】(以下レグルス)に、【レグルス隠密機動モード】を指令。出来れば、相手が気づいた時にはそれなりに損害が出てる状況に持っていきたい
生命反応のない相手に、連中がどこまで反応できるかがキモだな
仕留めるのが無理でも、場を引っ搔き回して混乱させることはできるだろう
連中がレグルスの対応に追われている間に俺は、隠れて移動しながらそこいらの建築物の残骸なんかを派手にぶっ壊してまわるよ。こっちの破壊活動で二重に相手の気を散らす作戦だな
(レグルスの一人称は【僕】の、ですます口調で)
屍屋・骸
大天使の足止めか。
なら…少し遠回りをしてもらおうか。
結界と陰陽符を組み合わせ、ビル郡が迷路に見えるように撹乱する。
空中に逃げられると面倒だし、すでにある建物を利用て、目的地への近道になる空中や道路を通ろうとすると少しばかり痛い思いをするように。
他のディアボロスが攻撃をするなら援護しつつ、ないならないで上手く誘導してみせよう。
★改変アドリブ連携歓迎
風間・響
天使だ悪魔だよくわかんねぇけど、あいつらの思うように行かしちゃいけねぇっとのだけは分かるぜ。だったらやってやるよ、ちたいせんじゅちゅ……とにかく敵の邪魔するやつをな!!
しっかし、相手の行動を妨害っていってもなぁ。イラつかせたりすりゃいいのか?
おっ、そういえば前見た動画に面白れぇ動きがあったな。なんだっけか。
≪Jack-in-the-box≫
そうそう、カバディ!あの動きを目のまえでやられたら、そうとううざいだろ!ついでに、へいへい大天使びびってるー!とか言ってやりゃ、やつら堪忍袋の緒が切れんだろ。ざまぁみろってんだ!
●大天使を足止めせよ
「簡単に言えば、悪魔を倒し、そして天使も倒すってことか。つまりやることはいつもと変わらないってことだね。まずは天使の到着を遅らせることに専念しよう」
「天使だなんて言っても、詰まるところはクロノヴェーダ。悪辣な侵略者に代わりはありませんわ」
「確かに。だからこそ……ってやつだね」
月立・ハルト(漂白の虚・g03638)と大門・錦(夢幻万魔鏡・g00028)が頷きあい、進む大天使の軍勢を見る。
ゆっくりと地面を進む天使の軍勢は、最奥のマキナエンゼルを含め総勢31。
かなりの数であるのは間違いないが、これを足止めしなければ目的は達成できない。
「天使だ悪魔だよくわかんねぇけど、あいつらの思うように行かしちゃいけねぇっとのだけは分かるぜ。だったらやってやるよ、ちたいせんじゅちゅ……とにかく敵の邪魔するやつをな‼」
「ああ、とはいえあんな大所帯相手に正面からガチるのはやっぱり得策じゃないな。向こうさんには悪いけど、チマチマ削らせてもらうとしようか」
風間・響(一から万屋・g00059)に飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)がそう答えれば、響も「なるほどな、分かったぜ」と返す。本当に分かったかはちょっと不安も残る。
「しっかし、相手の行動を妨害っていってもなぁ。イラつかせたりすりゃいいのか?」
「つまり足止めだな。なら……少し遠回りをしてもらえば最適ではある」
屍屋・骸(unravel・g00287)が響に言ったそれは、まさにそうなれば理想ではあるだろう。しかし生半可な事では進路を変えはしないだろう。
ならば攪乱が一番正しいだろうと、そう骸は判断する。
「で、実際にどうしますの? 何か考えがあるなら餅は餅屋。お任せしますわ」
錦に言われ、全員の案をその場で統合し……響が「おっ」と声をあげる。
「そういえば前見た動画に面白れぇ動きがあったな。なんだっけか。そうそう、カバディ! あの動きを目のまえでやられたら、そうとううざいだろ! ついでに、へいへい大天使びびってるー! とか言ってやりゃ、やつら堪忍袋の緒が切れんだろ。ざまぁみろってんだ!」
「それはどうなんだ? いや、いけるのか?」
「アークデーモン達の牽制だと誤解させられればいいと思っていたけど……意外とその方向性はアリかもしれないね」
遊里とハルトは顔を見合わせ、頷きあう。
どのみち戦う相手ではある。今のところ、これが一番良い戦術かもしれない。
「連中がどこまで反応してくるかがキモだな。仕留めるのが無理でも、場を引っ搔き回して混乱させることはできるだろう」
「援護する。上手く誘導してやるとしよう」
遊里と骸も頷きあい、作戦が開始される。
「自律モード及び隠密機動モード使用を許可する。手早くな、【レグルス】」
「疾風の如くですね、マスター」
遊里のハイブリッド・ドール【レグルス】がコマンド成立と共に隠密機動モードで動き出し、響が大天使達の前に飛び出す。
「カバディカバディ! へいへい大天使びびってるー!」
「敵対行動を確認。術式選択:Chaos Word」
「いだだだだだああ!?」
大天使ショディーが放つのはクロノヴェーダを讃える力ある言葉を唱え、其を耳にした者の脳に直接ダメージを与える攻撃。
それは響に確実にダメージを与え、響を「敵」であると他のショディー達も認識する。
大天使ショディー達が動こうとした瞬間、放たれるのはハイブリッド・ドール【レグルス】の攻撃。
「敵勢力を確認」
「迎撃態勢に移行」
ここまでくれば、此処に居るのは敵の勢力であると大天使達も判断する。
しかし、まだそれでは終わらない。
「ここからが本番だよ」
「励起開始。射抜け。汝の名はザミエル。人に魔弾を授けし者なり」
ハルトのサイキック・エンハンスが周囲の瓦礫を操り、続く錦の魔弾(ザミエル)が発射源を悟られないように攪乱しながら放たれる。
そして続けて放たれるのは骸の攻性式神結界だ。
「……敵。なるほど、ディアボロスか。あの決戦を経てなお出てくるとはな」
呟いたのは大天使マキナエンゼル。
自分たちの邪魔をするのが何者かをマキナエンゼルは正しく理解した。
此処で再度戦う気か。
遊里を中心にした建物の残骸の破壊音もあり、マキナエンゼルはそう判断するが……それ以上ディアボロスたちからの攻撃はない。
何故。判断しきれず、マキナエンゼルは周囲のショディーたちに周囲の警戒を命じるが「反応なし」との報告が帰ってくるだけだ。
一体何を狙っていたのか? それが分かるまでマキナエンゼルは迂闊に命令を出せない。
しかし、まさか「それ」自体が狙いとは思ってもいなかっただろう。
「神像に関する何かの痕跡が見つかればよかったけど……」
仲間達と退避しながら、ハルトは思う。
残念ながら、それは見つからなかった。見つからなかったが……。
「案外、形はあのマキナエンゼルとかってのにそっくりだったりしてな!」
「ああ、有り得るな」
笑う響に遊里も肯定し、錦と骸も考えるような様子を見せる。
「だとすると……そのようなものをあらかじめ仕掛けておくとは、相当な慎重深さですわね」
「ああ、油断できん」
そう、まだ戦いはこれからが本番だ。
作戦の成功を確信しつつも、全員が気を引き締め直していた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
中仙道・英治
探し物といやあ探偵の出番ってな。
つっても神像の大きさと形くらいしかわかってねえからな、どこを探したもんか……。
目立つところには無いってことだからどこかの建物内や、同じようなものが並んでいる場所ってあたりか…。
戦場から遠くにあるってことは無いだろうから、戦場近くのインテリアショップや宝石店あたりを回ってみるかね。
そのへんに紛れ込んでたりするかもしれねえしな。
まあ後は、地道な聞き込みと観察だな。店や道行く人に聞いてみたりってな。
【友達催眠】も有効に使いたいところだ。
ま、すぐ見つかるとは思っちゃいねえから、少しでもヒントになる情報でも見つかることを祈るぜ。
●神像を探して
「探し物といやあ探偵の出番ってな。つっても神像の大きさと形くらいしかわかってねえからな、どこを探したもんか……」
中仙道・英治(バランサー・g00344)は町の中を見回して呟く。
「目立つところには無いってことだからどこかの建物内や、同じようなものが並んでいる場所ってあたりか……戦場から遠くにあるってことは無いだろうから、戦場近くのインテリアショップや宝石店あたりを回ってみるかね」
そのへんに紛れ込んでたりするかもしれねえしな、と英治は呟いて。
「しかしまあ、これじゃあどれがどれやらって感じではあるわな」
何しろ周囲はアークデーモンのせいか瓦礫だらけだ。
まともに運営している洒落た店など、ある方が珍しいだろう。
「まあ後は、地道な聞き込みと観察だな。店や道行く人に聞いてみたりってな」
すぐ見つかるとは英治も思ってはいない。
大切なのは少しでもヒントになる情報を見つける事だ。
それが後に繋がる仲間達の為になるだろう。
「ああ、ちょっといいかい。この辺りに家具とか扱ってそうな場所ってないか?」
そういう店はない、というのが分かったが……それによって神像のある場所について絞り込む手助けになるだろう。
少しでも情報を集める為、英治は歩き続ける。
成功🔵🔵🔴
効果1【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
ツィルニトラ・プリルヴィッツ
畏怖と信仰を巡っての天使と悪魔の対立…
どちらも世界を壊したクロノヴェーダなら酷い話ね
魔法の竜神として、復讐者として、真の意味でみんなを救わないと
【飛翔】して神像の手掛かりを街の空から探すわ
天使を強化する物品ですもの、何らかの魔術的な力を持っていてもおかしく無い筈。クリスタルような宝石なら尚更ね。
勿論、偽装処理が施されているかもしれないけれど…
竜眼に魔力を通し励起
街を空から●観察して●魔術知識に照らし合わせて僅かであろうと魔法の痕跡を探知
神像の所在に繋がる手掛かりを●看破するわ
完璧に魔術的な隠蔽が施されていれば、地上で探索している人に成果を託すしかないけれど…見つけたらハルバードで壊してあげる
ミコト・ベルウェザー
二つの軍勢が衝突する以上、戦闘区域に隠されている可能性は低いとみる
神像の効果が及ぶだろう範囲で、かつ戦場から最も距離が有る場所
或いは戦闘による破壊が比較的及び難いだろう、地下施設
そう言った所を、事前に地図などで確かめて置き、範囲を可能な限り搾る
また、別の可能性として、もし港区の住民たちに既に神像が渡されており
住民たちの手で常に移動、保護、隠匿されている場合も考え
共に向かうディアボロス各位に、自分の意見として伝えて置く
捜索中、もし住民たちに話を聞けるなら
クリスタルの大天使像に心当たりが無いかを逐次確かめる
発見した場合、住民の反発を産まないよう説得し(渡して貰う様頼む等)
破壊(ギターアタック)する
真崎・冬弥
まずは神像の探索だ
小さな神像という持ち運び易い利便性、港区に持ち込んでいるかな
港区は大天使にとってはここは敵地。自由に動き回れないはず
けれど一定の信仰心も得ていると見た
信者に協力させるのが手っ取り早いだろう
【プラチナチケット】
港区の一般人、天使の信仰してる者を装うよ
効果は通じないから大胆だけど、大天使ショディーに聴くのもいいかも
困っている人間……信仰の芽としてね
「ああ、大天使様!我々を救いに来ていただけたのですね」
「この区には他にも大天使様の信者がいると聞いたのですが、どちらに居ましょう?」
「非力なこの身、微力ながらお手伝いをさせて頂きたく……」
協力者を装い聞き出せたならそこへ行って情報収集だ
アルス・ムジカリウヌ
アドリブ・連携歓迎
ふむ。天使の侵攻……我の信仰には天使というものは無かったが、ガワだけ見れば美しいものだな。
しかし貴様等は敵ーーその信仰を、壊してみせよう。
港区ーーふむ、我はこの世界の地理は詳しくないが、この地は東京の中心なのだろう?
ならば【機械知識】と【ハッキング】で、手近な建物からの捜索もできると推測する。
防犯カメラ、というものは東京に張り巡らされているのだろう?
探し、見つけ次第場所を記録し現地へ。
道中の仲間には場所を伝達し、互いに効率良く動けるように。
見つけたら【シュト・セト】の風で神像を破壊しよう。
信仰の偶像を破壊するのは忍びないが……これも詮無きこと。
許せ、人々よ。
天音・梓
◎心情
大天使たちもなかなか凝ったことをしますね。新しく造った神像を設置して自分たちを強化するというのは敵ながらいい考えだと思います。事前の説明に会った通り、これが今回の敵の作戦の心臓といったところでしょうか
(言ってから気付き)新造・神像・心臓……洒落じゃないですよ
◎行動
まずは電車の中で港区の地図を確認しておき、現地に着いたら【飛翔】し、かつての地図と変化している場所や、像を隠せそうな場所のあたりを大まかにつけましょう
開けている場所で発見できれば良し、発見できなければ建物の中や街路樹や茂みの中、噴水の中など視界の遮られている場所を重点的に探し、見つけ次第リングスラッシャーで破壊してしまいましょう
大門・錦
「さて、時間稼ぎは十分。この隙に、どこに神像があるか、考えてみましょう」
予め仕掛けておく、と言うことは、流れ弾やアークデーモンが発見するかもしれない戦場に仕掛けるとは考え辛いですわね。
同じ理由で取り巻きや本人が持っている可能性も低い。
となれば……怪しいのは、マキナエンゼル達が進行してきた方向の地下。地下鉄か何かを探してみるとしますわ。
暗い場所でも、【完全視界】があれば見通せますし。
私のパラドクスで、神像からマキナエンゼルへ流れ込む魔力か何かが見えたりはしないでしょうか。
●港区への潜入
「小さな神像という持ち運び易い利便性から、港区に持ち込んでいるとして……大天使にとってはここは敵地。自由に動き回れないはず」
ならば天使を信仰する者が紛れ込んでいるのではないか?
そう予想した真崎・冬弥(妖魔五剣・g02934)は天使の信仰者を装い行動を開始したが……返ってくるのは「天使様か。そんなのが救いに来てくれればどんなに良いか」という答えだけだった。
つまり、この港区の住人に冬弥の観測できる範囲ではすでに信仰者は居ないということだ。
「そっちはどうだった?」
冬弥の問いかけにアルス・ムジカリウヌ(人間の王墓守護者・g00686)はゆっくりと首を横に振ってみせる。
「我はこの世界の地理は詳しくないが、この地は東京の中心なのだろう? ならば防犯カメラ、というものが見つかれば探索もある程度容易くなると思ったのだがな」
探し、見つけ次第場所を記録し現地へ。そう考えていたアルスだが、この惨状だ。まともに動く防犯カメラは、どうやら1つも残っていないようであった。
つまり、何処に誰が紛れ込んでいようと記録は残らない。そういうことでもある。
「とにかく、時間稼ぎは十分。この隙に、どこに神像があるか、考えてみましょう」
言いながら大門・錦(夢幻万魔鏡・g00028)は此処までに出た情報を推測する。
宝飾店、家具店の類は壊れており、そこには存在しなかった。
防犯カメラはやはり破損、調べた限りでは天使信仰者も町には居ない……少なくとも残ってはいなかった。
そして、地下鉄の駅も錦の調べた限り、この区域には存在しなかった。あればかなり怪しいのは間違いなかったのだが……。
「予め仕掛けておく、と言うことは、流れ弾やアークデーモンが発見するかもしれない戦場に仕掛けるとは考え辛いですわね。同じ理由で取り巻きや本人が持っている可能性も低い。となれば……怪しいのは、マキナエンゼル達が進行してきた方向の地下であるのは間違いないと思いますわ」
「確かにな。大天使が堂々と動き回れたとは、やはりどうしても思えない。範囲はかなり限定されるはずだ」
「その辺りを重点に探索するのが良さそうだな」
錦と冬弥、アルスが頷き……ミコト・ベルウェザー(Become music・g00666)が今の状況をまとめていく。
「まとめると……まず二つの軍勢が衝突する以上、戦闘区域に隠されている可能性は低いとみていい。神像の効果が及ぶだろう範囲で、かつアークデーモンと出会う可能性が低い中で、戦場から最も距離が有る場所。或いは戦闘による破壊が比較的及び難いだろう、地下施設。地下鉄は可能性から外されているが……これでかなり範囲は絞れてくる」
また、別の可能性として、もし港区の住民たちに既に神像が渡されており住民たちの手で常に移動、保護、隠匿されている場合も考えられたが、これはすでに冬弥の調査によって否定された。
アルスの調査によりこの辺りの監視カメラが生き残っていない事も分かり、人目さえ忍べばかなり大胆に行動できただろう事も分かっている。
「と、なると……それ以外の地下施設。そうなるか」
冬弥にミコトも頷く。
「ふむ。天使の侵攻……我の信仰には天使というものは無かったが、ガワだけ見れば美しいものだな。しかし奴等は敵……その信仰を、壊してみせよう」
アルスが、そう宣言して。そんな仲間達の期待を背に、天音・梓(雨音・g03821)とツィルニトラ・プリルヴィッツ(自称/捏造 魔法竜神・g02012)は飛翔して空へと舞い上がる。
「大天使たちもなかなか凝ったことをしますね。新しく造った神像を設置して自分たちを強化するというのは敵ながらいい考えだと思います。事前の説明に会った通り、これが今回の敵の作戦の心臓といったところでしょうか」
「……そうね?」
なんだかちょっと考えるような、というか判定しているような表情をしているツィルニトラに、梓はハッと気づき声をあげる。
「新造・神像・心臓……洒落じゃないですよ」
「そうね」
「本当ですからね!?」
「さあ、魔法の竜神として、復讐者として、真の意味でみんなを救わないと!」
「へ? 竜神?」
ちなみに魔法の竜神がどうのこうのというのはツィルニトラの思い込みであり、梓もツィルニトラが自らギャグで相殺してくれたのかと曖昧に頷く。
街路樹や茂みの中、噴水の中、魔術的な痕跡がないか……2人はしっかりと探していく。
「天使を強化する物品ですもの、何らかの魔術的な力を持っていてもおかしく無い筈。クリスタルような宝石なら尚更ね。勿論、偽装処理が施されているかもしれないけれど……」
しかし、見つからない。焦りながらも2人は飛び、そして……梓が、ふと「それ」に気付く。
「……あれは?」
イタリアンレストラン。半地下に作られたソレは瓦礫に埋もれかけて見えにくくなっていたが……人間1人が通れそうなくらいはあった。
慌てて戻り全員でその場に向かい、瓦礫をどけて。
中に入っていくと、物資の類が持ち出されてはいるものの装飾品の類などは残されているのが分かった。
確かに、此処なら。そんな期待と共に探していくと……確かに、ある。
マキナエンゼルを模したと思われる、クリスタルの像。
棚に飾るかのように、あるいは祭壇に掲げるかのように、それはそこに鎮座していたのだ。
仲間達に頷きあい、ツィルニトラがハルバードを振り下ろす。
ただそれだけの一撃でクリスタルの神像は粉々に破壊され、何かの力が散っていくのを全員が感じていた。
「信仰の偶像を破壊するのは忍びないが……これも詮無きこと。許せ」
アルスがそう呟くが……結果的には此処の住人の為になる事だ。
大天使への信仰など、彼等には必要ない。
そして当然、アークデーモンの蹂躙も必要ない。
「外が騒がしくなってきたな。これは……」
冬弥がそれに気づき、拳を握りしめる。
アークデーモン。人々を蹂躙すべく、奴等がやってきたのだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
【強運の加護】がLV2になった!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【完全視界】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
クィト・メリトモナカアイス
ここは新宿? 似てる。
同じ国の近い場所、なるほど。
我は悪魔の方に行く。
悪魔が港区の住民を襲っている場に乱入、「射撃のキムリック」を使用し、港区の住民を襲っているデーモンたちを『モナカ』射撃型で銃撃します。
数が多い。大変。
デーモンがこちらに反撃を仕掛けてきたなら黄金猫拳打棒を振るい、『早業』で振り回される大鎌を受け止めます。
我はモナカアイスに愛されし守護者。弱くない。
怯えて精神状態が不安定になっている港区の住民がいれば【士気高揚】で勇気を奮い立たせます。
でも戦うのはだめ。
汝では悪魔に敵わない。
レビ・アンダーソン
やり方は賢いんだろうけど、なんかセコいよね
まんまと利用されてるアークデーモンもアレだけどさ……
僕は一般人を助けてようかな
刈取の悪魔に突っ込んで『Soul shout』で纏めて吹き飛ばすよ
悪魔の宣告を読み上げるより早く、魂の叫びを聞かせてやろう
どっちの大声が上か試してみるー?
あ、一般人には効果はないから安心してね
煩いのは我慢して
リア・ヴェストーリア
「悪魔、悪魔ね。」
敵なら早く殺さねーと。
先ずはフランに魔力を注ぎ込んで強化。敵の攻撃をかわしつつ生命力を奪い、フランに敵を殴らせて行く。
大鎌の攻撃をオレの魔力障壁で減衰させて、その隙にフランが腕なり足なりを引きちぎって行く感じで。
後は敵の大鎌の解体も狙って行くか。刃の付け根とかなんか脆そうだし。
緊急時はフランにオレをぶん投げてもらって距離を取るのも忘れずに。
「悪魔の素材は人形に使えるのか?角とか欲しいんだが。」
ラキア・ムーン
やる事が…やる事が多い…!という状態だなこれは
さてどうしたものか…
まあ、まずは悪魔から殴らせて貰おうか
どっちみち、騒動の元凶だし
●
《RE》Incarnationを構え戦闘準備
数が居たとしても、確実に減らしていこう
【Call:Lost_Daybreak】起動
黒煙で相手の視界を奪い、そして拘束
『忍び足』で足音を消して背後を取り、槍で穿ち『暗殺』していこう
1体ずつ確実に、視界を奪って拘束し攻撃していく
割と派手に動いてる気がするが、相手に気付かれないなら暗殺暗殺…多分
大鎌を振られないように、接近して『グラップル』
組み付いて槍で大鎌の動きを制限するように動き、攻撃の威力を少しでも下げよう
アドリブ等歓迎
蘭・いろは
刈取の悪魔たちと対峙します
数が多く飛び回っているのがやりにくい
まだ残留効果も無い
それでも人が襲われてるのに放っておくなんて出来ない
螺旋念流で悪魔の大鎌を狙ってみる
恐ろしい武器だけれど持ち手は木製の棒だもの
きっと【破壊】出来る
注意を引けたら襲われてる人たちを勇気づけてみたい
きっと怖くて足が竦んでしまった人だって多い
「あの悪魔は私たちが何とかします
動ける人は怪我人に手を貸して避難してください」
こういう時は笑った方が良いのかな
私だって余裕は無いし、怖いけれど、作り笑いは得意な方
頑張って満点の笑顔で励ましてみる
さあ、悪魔たち
大鎌だけでは済まさないから
次はその首を狙う
「捻じれろ」
(アドリブ・連携歓迎)
●アークデーモンの襲撃
「ハハハハ、逃げろ逃げろ!」
アークデーモン「刈取の悪魔」達の襲撃に人々が逃げ惑う。
無駄に殺しはしない。しかし、確実に恐怖を与える方法で刈取の悪魔達は暴れ回り……そして、自分に向かってくる者に気付く。
「どうした、恐怖で逃げることすら忘れたか」
「やり方は賢いんだろうけど、なんかセコいよねまんまと利用されてるアークデーモンもアレだけどさ……」
「あ?」
それは、レビ・アンダーソン(破壊のサウンドソルジャー・g00056)。そしてレビが放つのは全力のシャウト……Soul shoutだ。
「AAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!」
「ぐうっ……おのれ、それで俺を倒せると思うか! 見ろ、そして恐れるがいい! 貴様の行く手には死しかない!」
「なら悪魔の宣告を読み上げるより早く、魂の叫びを聞かせてやろう。どっちの大声が上か試してみるー?」
そうして刈取の悪魔と対峙するレビだが……此処に居るのはレビだけではない。
「やる事が多い状態だなこれは。さてどうしたものか……まあ、まずは悪魔から殴らせて貰おうか。どっちみち、騒動の元凶だし」
ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は《RE》Incarnationを構えると手近な刈取の悪魔へ向けて「Call:Lost_Daybreak」を起動する。
「光を忘れた太陽。明ける事のない夜。朝の来ない夜に抱かれて眠れ」
「なっ!? ぐあっ……」
忍び足で足音を消して背後をとっての暗殺狙いという、徹底的に先手を取り一撃を入れるというラキアのこだわりは想像以上のダメージを刈取の悪魔に与えていた。
「割と派手に動いてる気がするが、相手に気付かれないなら暗殺暗殺……多分」
この騒がしい戦場では、ラキアの言う通りに暗殺として機能するだろう。
そしてそれは、別の場所でクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)が暴れている事も関係していただろう。
「ここは新宿? 似てる。同じ国の近い場所、なるほど」
「なんだ? 貴様……」
「『モナカ』射撃型、てー」
クィトの周囲に浮遊する3機の猫耳・猫尻尾付き球形のガジェットから機銃が出てきて、連射を開始する。
そう、これこそクィトのパラドクス「射撃のキムリック」だ。
「ぐ、ぐあああああ!?」
「数が多い。大変」
凄まじい勢いで刈取の悪魔を打倒したクィトは次の敵を探すべく走ろうとして、ポカンとしていた周辺の住民に振り向く。
「戦うのはだめ。汝では悪魔に敵わない」
立ち向かおうという意思は良い。しかし、それで死んでしまっては意味がない。
それが正しく伝わっていることを願いながらクィトは走って。
「数が多く飛び回っているのがやりにくい。まだ残留効果も十分ではない。それでも人が襲われてるのに放っておくなんて出来ない!」
蘭・いろは(がらんどう・g00420)は住民を追いかけ回していた刈取の悪魔を見つけると、超能力『螺旋念流』を放つ。
「捻じれろ」
「ちいいいいい!」
刈取の悪魔の鎌を狙い放たれたそれは武器の破壊には至らなかったが、刈取の悪魔の注意を向けさせるには十分で。
「何者か知らんが、この場で解体してやろうか!」
刈取の悪魔が踊るように振るった大鎌が蘭を傷つける。
「あの悪魔は私たちが何とかします。動ける人は怪我人に手を貸して避難してください」
「し、しかし貴方は……」
「大丈夫です」
こういう時は笑った方が良いのかな、と蘭は思う。自分だって余裕は無いし、怖いけれど、作り笑いは得意な方。
だから、と。頑張って満点の笑顔で励ましてみる。
それが功を奏したのか、住民達は逃げて行って。これでようやく懸念はなくなった。
「さあ、悪魔たち。次はその首を狙う」
そう宣言して、蘭は刈取の悪魔を睨みつける。
「悪魔、悪魔ね」
敵なら早く殺さねーと。そう気負わぬ調子で言いながら、リア・ヴェストーリア(殺奪魔人・g00093)は自分の人形「虐殺のフランチェスカ」と共に進んでいく。
その視線の先には、刈取の悪魔の姿。
「起きろ、フラン」
リアの魔力によって強化された虐殺のフランチェスカは刈取の悪魔の生命力を奪いながらその肉体を引き千切るべく向かっていき……然程の時間もかからないうちに、倒し切ってしまう。
「悪魔の素材は人形に使えるなら、角とか欲しかったんだが」
そんなリアの願いも空しく刈取の悪魔の死骸は消えてしまい、残念そうにリアは溜息をつく。
どういう理屈なのかは分からないが、これは無理そうだと。そう悟ったのだ。
「皆、大丈夫?」
「こちらは平気だ!」
レビが、ラキアが、この場にいるディアボロス達が走り回り、互いに助け合いながら刈取の悪魔達を倒していく。
その姿を見ていた港区の住民達からの歓声は次第に大きくなっていき、最後の刈取の悪魔が倒れた瞬間、それはその場に響き渡る程の凄まじいものになっていく。
「やったああああ!」
「俺達は解放されたんだああああ!」
抱き合って喜びあうその姿を見て、蘭は安心したような表情になる。
「これで、こっちは何とかなったね」
そう、残るはこちらに向かってくる天使の軍勢。
それさえ倒せば……今回の戦いに幕を引くことが出来るのだ。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【強運の加護】がLV3になった!
【断末魔動画】LV1が発生!
【完全視界】がLV3になった!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【リザレクション】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV2になった!
月立・ハルト
みんな無事みたいだね。
見ての通り、悪魔はオレたちが全部倒した。これで怯える必要はないよ、って【士気高揚】の効果を使って演説してみよう。
悪魔たちに臆する必要はない。君たちは自由だ。天使に縋って生きていく理由もない、自分が自分で選択して生きられる世界にきっと戻るよ。
だからこそ、立ち上がろう。この荒廃した状況をまた元に戻すんだ。大丈夫、君たちなら……オレたちならきっとできる。
成田・蒼空
アタシらがアークデーモンをボコった理由はアンタらもわかるでしょ。
アークデーモンがアンタらを恐がらせるからだよ。
こんなヤツらに世界を自由にさせたくないよね。
じゃあ何で大天使もボコるんだって顔してるアンタらにいいこと教えるわ。
大天使はアンタら信用させて信仰を集めようとしてるからだよ。
信仰を集めた大天使は今よりもっと強くなれる。
大天使の狙いはアークデーモンの支配地を奪いたいだけ。
大天使とアークデーモンのどちらもアタシらの命を脅かす敵なんだよ。
どっちが正義で悪なんて構図は成り立たないわ。
だってどっちも手段が違うだけの敵だから。
アタシらがコイツらをやっつけてアンタらを守るわ。
正義はアンタらとアタシらよ!
●演説
アークデーモンは倒された。その事実に人々が歓喜する中、月立・ハルト(漂白の虚・g03638)と成田・蒼空(ブラックアイス・g00751)はその状況を最大限利用するべく住民達の前に立っていた。
「みんな無事みたいだね」
そんな言葉から、ハルトの演説は始まった。
「見ての通り、悪魔はオレたちが全部倒した。これで怯える必要はないよ。悪魔たちに臆する必要はない。君たちは自由だ。天使に縋って生きていく理由もない、自分が自分で選択して生きられる世界にきっと戻るよ」
住民達の士気を高揚させるかのような演説は力強く、彼等の瞳に光が宿っていくのをハルトは感じていた。
「だからこそ、立ち上がろう。この荒廃した状況をまた元に戻すんだ。大丈夫、君たちなら……オレたちならきっとできる」
届いている。しかし、まだ熱量が足りない。あと一押し。
その状況で、今度は蒼空が進み出る。
「アタシらがアークデーモンをボコった理由はアンタらもわかるでしょ」
それは、彼等に「考えさせる」演説だった。
ただの押し付けではない、しかし明確な事実を突きつける言葉。
「アークデーモンがアンタらを恐がらせるからだよ。こんなヤツらに世界を自由にさせたくないよね。じゃあ何で大天使もボコるんだって顔してるアンタらにいいこと教えるわ」
その蒼空の演説は、実に上手い手法だった。
アークデーモンを倒して味方と認識させた今だからこそ、彼等はその「いいこと」に聞く耳を持ってくれる。
「大天使はアンタら信用させて信仰を集めようとしてるからだよ。信仰を集めた大天使は今よりもっと強くなれる。大天使の狙いはアークデーモンの支配地を奪いたいだけ。大天使とアークデーモンのどちらもアタシらの命を脅かす敵なんだよ。どっちが正義で悪なんて構図は成り立たないわ。だってどっちも手段が違うだけの敵だから」
それは、中々受け入れがたい事実ではあるだろう。
しかし、今なら「もしかしたら」という疑念に変わり心に届く。
「アタシらがコイツらをやっつけてアンタらを守るわ。正義はアンタらとアタシらよ!」
響く蒼空の声。
ハルトの、そして蒼空の演説に……住人達の歓声が響き渡る。
今、確かに此処に更なる反抗の芽は蒔かれた。
それは必ず、強い輝きへと育っていく事だろう。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【強運の加護】がLV4になった!
効果2【アヴォイド】がLV3になった!
フルール・メール
人の弱みにつけこむような悪巧み。
まさに天使のように甘い手管だけど……見過ごせないわ。
抵抗をつづけて、この内戦のなかで勇気を証明しつづけている人たちのためにも、進行を阻止しましょう。
大天使ショディー……規律正しく進行してくるなら、その護衛もまた規律正しいものになりそう。
私は【フェアリーコンボ】の妖精さんたちと力を合わせて、【エアライド】を駆使した変則的な剣撃を試みます。
飛行能力に基づいた戦い方なら、空中をぴょんぴょん跳ねるような相手との戦闘経験には乏しいと予想してみるわ。
予想される反撃は『Chaos Word』
……音を媒介にするなら、いっそ妖精さんたちに耳でもふさいでもらおうかしら。むぎゅっと。
成田・蒼空
大天使ショディーさんら、チーっす。
アークデーモンらとバトっちゃう感じ?
それは困るんだわ。
ここの人らってなんだかんだ大天使さんらソンケーしやすいみたいなんで都合ワリぃわけ。
武勇伝つくられるとダリぃから抗争とか迷惑してんの。
まー話してわかってくれる相手じゃねーか。
まったく乙女に刃物使わせんじゃねーよ。
パラドクスで作ったナイフを素早く投げつける。
投げた直後には手の中にナイフが収まっているようにパラドクスで作成し、攻撃に休みを入れない。
アタシは武勇伝いらないんで、そのままひっそり静かにくたばっちゃってください。
★アドリブ歓迎
霧宮・悠希
「壊してやる……!」
※戦闘に意識を集中。必要なこと以外喋りません
攻勢に加わり、天使の護衛部隊に挑む。
戦闘は黙々と、しかし苛烈に。
【強運の加護】を利用、とともに【飛翔】。
建物を時には蹴り、時には飛び越え、戦場を駆け巡りながら。
大型の複合兵器である自作のガジェットウェポンからの牽制射撃。
まずは様子を窺って――強烈な不可視の反撃!
だが、まだ倒れてやるものか。痛みを耐えて、足を止めずに……反撃の機を見出せたのなら!
『アナライズアタック』。周囲の瓦礫を念動力で飛ばしつつ、自身は敢えての突貫。
ガジェットウェポンで一斉射撃を加え……それを投げ捨てて、さらに飛び込む。
執行人と銘打つ長剣で天使を貫き、斬り破る!
アルス・ムジカリウヌ
アドリブ・連携歓迎
我等の世界には「天使」という概念はないが――成程、造形の美しさは認めよう
しかし貴様の内面は、そう美しくはないのだな
腐りきった食物のような、不快ささえ覚える
信仰は尊きものだ。故に、貴様等のような下衆に奪わせぬ!
【飛翔】と【ジャンプ】を用い、敵を攪乱
同じく戦場を駆ける仲間と縦横無尽に駆ければ、敵も我等に狙いを付けにくいだろう
【未来予測】を用い、一瞬の隙を付き【メル・ベンヌ】を放つ
「貴様らの赤く濁った羽より、我が蒼鷲の羽の方がずっと美しいな!」
此処まで仲間が繋いできた【ダメージアップ】で、一網打尽にしてくれる
例え撃ち漏らしたとしても――【迷宮化】できっと混乱するだろう!
大門・錦
※連携、アドリブ歓迎
「さて、神像は砕きました。次は取り巻きを刈り取るとしましょう。一枚一枚、その虚飾の権威を剥ぎ取って差し上げますわ」
視界に収めた3体のショディーの動きを【念動力】で大地に拘束し、味方の攻撃への援護としますわ。
天の使いを名乗るなど不遜この上無し。『神ノ命』により告げますわ。地に平伏し主に許しを請いなさい。
【未来予測】に依って、攻撃が命中する未来を見て避けますわ。
斬撃と言うなら一瞬のこと。当たる前に避ければ当たらないのが道理というものですわ。
●迫りくる大天使
ゆっくりと、大天使の軍勢が迫りくる。
人間の解放を掲げ、やってくる。
品川区の大天使マキナエンゼルの率いる軍勢は、まだ知らないだろう。
すでに彼等が進む先のアークデーモンは排除されているということに。
……まあ、知っていたとしても歩みを止めはしないだろう。
戦う相手がアークデーモンかディアボロスか。その程度の「誤差」でしかない。
しかし、その誤差はディアボロスにとって、極めて重要な誤差でもあった。
「……来る」
執行人と銘打つ長剣を握り、霧宮・悠希(小さき復讐者・g02383)は大天使の軍勢を見据える。
「此処まで仲間が繋いできたものがある……故に、此処で一網打尽にしてくれる」
アルス・ムジカリウヌ(人間の王墓守護者・g00686)が守護者の鞭を握る力を強くする。
そう、此処までの作戦も、戦いも順調に進んできている。
ならばこそ、此処で天使達を迎え撃つことには大きな意味がある。
「規律正しく進行してくるわね。なら、当然その動きも規律正しいものになりそう……」
フルール・メール(Morpheus・g02593)が見据えるのは、マキナエンゼル率いる大天使達の規律正しい行軍。
そしてその最正面を進む大天使ショディー達が、大門・錦(夢幻万魔鏡・g00028)達を見据える。
「敵勢力を確認。排除します」
遅滞作戦で、すでに敵として認識されているのだろう。
しかし、何も問題はない。
「さて、神像は砕きました。次は取り巻きを刈り取るとしましょう。一枚一枚、その虚飾の権威を剥ぎ取って差し上げますわ」
そう告げると、錦はパラドクス「神ノ命(サリエル)」を発動させる。
「天の使いを名乗るなど不遜この上無し。『神ノ命』により告げますわ。地に平伏し主に許しを請いなさい」
そしてアルスもショディー達を攪乱するかのように動き輝く青鷺を召喚する。
「我等の世界には「天使」という概念はないが……成程、造形の美しさは認めよう。しかし貴様の内面は、そう美しくはないのだな。腐りきった食物のような、不快ささえ覚える。信仰は尊きものだ。故に、貴様等のような下衆に奪わせぬ!」
そして、パラドクスによる青鷺が風を巻き起こしていく。
「貴様らの赤く濁った羽より、我が蒼鷲の羽の方がずっと美しいな!」
パラドクス「メル・ベンヌ」。アルスの発動させたそれを好機とみて、悠希も動く。
「壊してやる……!」
自作のガジェットウェポンを抱えた悠希は突貫するようにアナライズアタックを放つ。
パラドクスの力で現れたガジェットウェポンによる一斉射撃からの斬撃。
それはショディーを確実に葬り、それに過度に喜ぶことなく、ただ黙々と悠希は次の敵へと向かっていく。
「人の弱みにつけこむような悪巧み。まさに天使のように甘い手管だけど……見過ごせないわ。抵抗をつづけて、この内戦のなかで勇気を証明しつづけている人たちのためにも、進行を阻止しましょう」
混戦の中、フルールはフェアリーコンボ……妖精との連携攻撃を仕掛けていく。
「飛行能力に基づいた戦い方なら、空中をぴょんぴょん跳ねるような相手との戦闘経験には乏しいでしょ!」
「術式選択:Chaos Word」
妖精たちにぎゅむっと耳を塞いでもらったのは関係ないだろうが、ショディーのChaos Wordはフルールにほぼダメージを与えていない。
これは、いける。誰もがそう思う。ここまで積み重ねてきた作戦が、功を奏している。
そして成田・蒼空(ブラックアイス・g00751)もそのチャンスを逃さずに畳みかけていく。
「大天使ショディーさんら、チーっす。 アークデーモンらとバトっちゃいたいって感じ? それは困るんだわ」
無論、アークデーモン達はもう彼等の進む先には居ない。
しかし、彼等がそう考えること自体が蒼空には許せない事実であった。
「ここの人らってなんだかんだ大天使さんらソンケーしやすいみたいなんで都合ワリぃわけ。武勇伝つくられるとダリぃから抗争とか迷惑してんの」
「意図不明。排除」
ショディーから返ってきた返答に蒼空は、肩をすくめる。
「まー話してわかってくれる相手じゃねーか。まったく乙女に刃物使わせんじゃねーよ」
発動させるパラドクスは復讐の刃。蒼空の手の中には折り畳み式のナイフが現れ、即座にそれを投げつける。
「術式選択:Chaos Word」
「ちっ……でもそのくらいじゃね」
すでに蒼空の手の中には次のナイフが収まっている。
「アタシは武勇伝いらないんで、そのままひっそり静かにくたばっちゃってください」
そうして、戦闘は蒼空達に有利に進んでいく。
悠希が、錦が、アルスが……全員の攻撃が少しずつ大天使ショディー達を減らしていき、ついに最後の1体をも撃破する。
そしてその様子を、大天使マキナエンゼルは静かに観察していた。
「……なるほど、強い」
しかし、とマキナエンゼルは告げる。
「なればこそ、ここで排除しよう。その上で改めて進撃を開始する」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【修復加速】LV1が発生!
【迷宮化】LV1が発生!
【未来予測】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV4になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV7になった!
風間・響
うっしゃ、気合みなぎってきたぜぇ!ネメシなんちゃら全開ってな!!
よく分かんねぇけど、いつも以上にぶっ飛ばしやすくなるってことだろ?それだけで十分だっ。
相手は隠れてこっちを狙ってくるようだけどさ。
【未来予測】に【強運の加護】。んでもって、じっと構えて【神速反応】も。
いくら見えなくなっても、お前のいる場所を見つける手段はいっぱいあるぜ?音も匂いも風も……ぜーんぶ教えてくれるんだよ!
≪鬼神変≫
ばれてねぇと思い込んでる敵の攻撃に、ばっちりカウンターを合わせてやらぁ!!なんならそのまま関節技決めて、その絡繰りの腕の一本や二本、もってってやろうじゃねぇか!
真崎・冬弥
行くぞ機械天使、お前の裁きとオレの最も得意とする剣技
互いの最も得意とすることで勝負だ
分かるか?お前のステージに上がり込んで、その上で踏み躙ってやるって言ってるんだよ(挑発
中段の構えにて刀を避雷針代わりに、雷の予兆の先駆放電に【未来予測】で備える
殺気を読むのは心得がある
雷速相手に先手はどうせ取れない。ならば【神速反応】を借りて雷速に対応し、後の先は頂く
精神集中、研ぎ澄ませた怒りの刃。向こうから来なければ此方から殺気を叩き付けて誘う
ダメージを覚悟した蛮勇の如き勇気で踏み込み
天使を両断し、刻みつける
技とは力で劣る弱者が力ある強者に勝つ為にあるもの
これが人の剣だ
思い出せ天使。ディアボロスが復讐に来たぞ
中仙道・英治
絡み・連携・アドリブ可
探し物じゃ役に立てなかったからな、こっちで頑張らせて貰おうか!
天使が悪魔を、悪魔が天使を倒す構図が良くないってんなら、天使が天使を倒すってのはどうだい?
ってことで、契約召喚で天使(複数)を呼び出して攻撃だ!
【未来予測】も活用させてもらって、相手の先手を妨害するような感じで天使たちに指示するぜ。
デカい一発ってのは難しくても状況を有利にするってことは出来るってな!
他のディアボロスたちの動きも存分に利用させてもらいたいもんだぜ。
代わりに俺も利用してくれていいからよ!
月立・ハルト
区内のみんなが奮起してるんだから、ここで負けるわけにはいかないよね。
天使の作戦が失敗した今、マキナエンゼルはただただ孤立してるし……区内から速やかに消えてもらおう。
【サイキック・エンハンス】で周囲の瓦礫を渦巻状に構築、敵の雷撃に対して勝負だ。
スクリュー状に、嵐のように動かした瓦礫の束をマキナエンゼルに向けて『念動力』で撃ち放つ。
レビ・アンダーソン
ダメージアップかなり貯まってる!
僕が使う『デストロイスマッシュ』のシャウトもダメージアップだし、他の人のパラドクスによっては、ダメージ倍増を狙えるかもね!
最初は【神速反応】を活用して、回避に専念しようかな
右腕で首元をガードし、声が出せなくなる状況だけは避けよう
その後はシャウトで大ダメージを狙うよ!
姿を隠してもマイクから放たれる声は避けようがないでしょ?
まともに聞いたら破壊されるよ。君のあらゆるものがね
大門・錦
※連携・アレンジ歓迎
「策も、取り巻きも。全てを打ち砕き。残るは貴方のみ。さぁ、閉幕の時ですわ」
全身に宿る悪魔の欠片達を全て励起。魔力リソースとしてこの一撃に注ぎ込みますわ。
それぞれの欠片の励起を【連続魔法】で実行。並列処理にて高速励起。
リソースを魔弾(ザミエル)へ注力。右人差し指から魔力の奔流を閃光として発射しますわ。
『励起せよ。励起せよ。励起せよ。この身は綾と織られた異図の糸。錦の如き夢幻万魔鏡(ミラージュカレイド)。 お覚悟は、宜しくて?』
発射後はパラドクスが発動できませんので。
【未来予測】と【飛翔】で回避に専念しますわ。
クィト・メリトモナカアイス
「天使。神みたいなもの?」
「変な姿。それは何の頭?」
『ダッシュ』と【エアライド】で敵を攪乱しながら戦闘します。
【未来予測】で放たれる裁きの雷撃を予測し、放たれた雷を【神速反応】で回避。その隙に接近します。
【トラップ生成】で砂の枷を作り敵の足を『捕縛』、回避させないようにしたうえで「導なき者への顎」を使用。
黄金猫拳打棒をマキナエンジェルに叩きつけます。
「捕まえた」
「汝に血は流れてるのかな? 試してみよう」
「神も天使も悪魔も。その名を我は信じない。そこに在るものが全て」
「人を騙し傷つけ従わせる。汝らの名は罪人」
霧宮・悠希
「世界は、お前たちのものじゃない……!!」
※戦闘中につき必要なこと以外喋りません
指揮官への攻勢に自身も参加。
それまでと同じく2種類の得物、長剣「執行人」と複合兵器「狩人」を携えて。
【飛翔】そして【エアライド】。
建物や残骸を飛び越え、或いは蹴って跳躍し、マキナエンゼルへと突貫! 『デストロイスマッシュ』!
まずは狩人からの一斉射撃。ミサイルランチャーのミサイル投射と機関砲の掃射。空中を地上を、立体的に駆け巡りながら火力を叩きつける。
反撃を受けても、まだ動けるのならば屈さない。必要なら狩人を投げ捨ててでも敵に肉薄し――
執行人で、大天使の身を穿ち貫く。そうして、中身を抉り出すように切り裂いてやる!
ツィルニトラ・プリルヴィッツ
神像を私達ディアボロスが破壊した今、こちらの牙は貴方の喉笛に届くわ
クロノヴェーダの戦力増強に、人々の信仰を利用させはしない
魔法の竜神として、神罰を下してあげる
…肩書きは立派ですって?
何時か力を取り戻して見返してやるわよ!
(喚くドラゴニアン小娘)
【飛翔】しての〇空中戦
光の刃は脅威だけど、全部を躱す必要は無いわ
無数の刃にも牽制や進路の妨害、本命と刃と種類がある(〇戦闘知識)
その種類を【神速反応】も併用し竜眼による〇観察で〇看破
【エアライド】の最適移動経路把握能力で機械天使に肉薄するわ
私には“視えて”いるわよ、その刃一つ一つの真意が!
躱し切れない刃は黒の竜鎧で防御
〇一撃離脱のハルバードの一撃で〇粉砕
リア・ヴェストーリア
「悪魔の素材はダメだったし、コイツからも無理っぽいか。」
もう良いや。オレのモノにならないならとっとと死ね。
先ずは強欲な領域を発動し、オレの周りに糸の結界を張る。
見えなくてもいるんだったら捕まえられるだろし、糸の結界で捕まえる事にしよう。
そんでもって神速反応を駆使して、敵が拘束された瞬間にフランに殴らせる。
至近距離で淑女の秘密をぶっ放すって事で。
後は糸の結界だけじゃなく、オレの周りに防御用の魔力障壁の結界も張っとくのを忘れずに。
●決戦、マキナエンゼル
この場にいるディアボロス達を排除する宣言をしたマキナエンゼル。
しかし、それを許す者はこの場には1人としていない。
むしろ、この場で決着をつけると。そう意気込む者しかいないのだ。
そんな全員の気持ちを代弁するかのように風間・響(一から万屋・g00059)が気合を込め叫ぶ。
「うっしゃ、気合みなぎってきたぜぇ! ネメシなんちゃら全開ってな!! よく分かんねぇけど、いつも以上にぶっ飛ばしやすくなるってことだろ? それだけで十分だっ」
「来るがいい。貴様に相応しい裁きを与えてやろう」
響の気合にマキナエンゼルが淡々と返す。
そう、大天使とアークデーモンの争いを原因としたこの戦いも、いよいよ大詰め。
ここまで共に戦ってきた仲間達の活躍によりアークデーモンは倒れ大天使は間に合わず、港区の住民の心に輝きを取り戻した。大天使ショディーも倒し、残るは今回の襲撃の首魁であるマキナエンゼルを残すのみだ。
そういう意味では響の言う通りに「ブッ飛ばせば」終わりであり、それ以上の理屈はもう必要ないとすら言える。
だからこそ、響は最大の気合を込めて拳を握り走り出す。
「お前に攻撃を叩き込む手段はいっぱいあるぜ? 音も匂いも風も……ぜーんぶ教えてくれるんだよ! なんならそのまま関節技決めて、その絡繰りの腕の一本や二本、もってってやろうじゃねぇか!」
鬼神変。腕を巨大異形化させた響がマキナエンゼルに襲い掛かり、凄まじい音をたてる。
「くっ……!」
当然、それでは終わらない。
凄まじい攻撃にマキナエンゼルの反撃が封じられたその瞬間を狙うように霧宮・悠希(小さき復讐者・g02383)が襲い掛かる。
悠希が携えるのは執行人の名を持つ両手剣、そして狩人の名を持つ自作の兵器だ。
「世界は、お前たちのものじゃない……!!」
建物や残骸を飛び越え、或いは蹴って跳躍し、放つはデストロイスマッシュ。
そして、未来予測によってクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)がすでに接近している。
振りかぶるは黄金猫拳打棒。
「汝に血は流れてるのかな? 試してみよう」
放つパラドクスは導なき者への顎。黄金猫拳打棒による素早い連撃がマキナエンゼルを打ち据えていく。
「神も天使も悪魔も。その名を我は信じない。そこに在るものが全て人を。人を騙し傷つけ従わせる。汝らの名は罪人」
「よくぞほざいた」
マキナエンゼルのエンジェリックボルトがクィトへと放たれて。
しかし、当然のようにそこでは終わらない。次なる刃がマキナエンゼルの喉元に突き付けられる。
その刃の名は、ツィルニトラ・プリルヴィッツ(自称/捏造 魔法竜神・g02012)。
「神像を私達ディアボロスが破壊した今、こちらの牙は貴方の喉笛に届くわ。クロノヴェーダの戦力増強に、人々の信仰を利用させはしない。魔法の竜神として、神罰を下してあげる」
「妄言を。死が汝の救いになるだろう」
「なんですって!? 何時か力を取り戻して見返してやるわよ!」
ツィルニトラは叫ぶが、魔法の竜神なるものは自称であり捏造なので、どれほど力を得てもそれは変わらないのだが……まあ、それはさておこう。それがツィルニトラの力になるのならば、あえて明言するのはクロノヴェーダ的振る舞いだとすら言える。
そして……ここまで仲間のディアボロス達が積み重ねた残留効果が形となって、ツィルニトラは本人が望むような竜神の如き動きを可能としていた。
飛翔、神速反応、エアライド。最適な移動経路を見出しながらマキナエンゼルへ迫るツィルニトラは、捏造竜神の眼によって的確な黒竜のハルバードによる一撃を放つ。
「私には視えているわよ、その動き一つ一つの真意が!」
そうして大きく後退するマキナエンゼルを見ながら、リア・ヴェストーリア(殺奪魔人・g00093)は呟く。
「悪魔の素材はダメだったし、コイツからも無理っぽいか」
そう、リアはアークデーモンの素材を手に入れたかったが、手に入らない事を経験していた。
だからこそ、今回もそうであろうと予測したのだ。
「もう良いや。オレのモノにならないならとっとと死ね」
「強欲。だが許そう。死出の旅に、自らを素材として持っていくがよい」
そのマキナエンゼルの返答を受けリアが展開するのは強欲な領域。
「今からここはオレの領域。通るなら通行料を寄越しな」
周囲に魔力で作られた透明な糸を一時的に張り巡らせ、触れた敵を拘束するそのパラドクスは見事にマキナエンゼルを捕え、虐殺のフランチェスカが殴り掛かり、更に右腕に仕込まれた銃剣「淑女の秘密」を繰り出す。
「言うだけは、ある」
拘束から抜け出したマキナエンゼルの放つ見えざる断罪はリアの魔力障壁によって阻まれ、その隙に真崎・冬弥(妖魔五剣・g02934)が迫る。
「行くぞ機械天使、お前の裁きとオレの最も得意とする剣技……互いの最も得意とすることで勝負だ」
冬弥はそう宣言して、妖刀をマキナエンゼルへと向ける。
「分かるか? お前のステージに上がり込んで、その上で踏み躙ってやるって言ってるんだよ」
挑発じみたその言動に、マキナエンゼルは無言。
かかってこいと、そう言うような手の動きに、冬弥はパラドクス「椿落とし」をもって応える。
中段の構えにて刀を避雷針代わりに、敵の攻撃のの予兆に【未来予測】で備える。
冬弥は思う。殺気を読むのは心得がある。
精神集中、研ぎ澄ませた怒りの刃。向こうから来なければ此方から殺気を叩き付けて誘う。
ダメージを覚悟した蛮勇の如き勇気で踏み込み、天使を両断し、刻みつけるのだと。
「技とは力で劣る弱者が力ある強者に勝つ為にあるもの……これが人の剣だ」
それは、散る椿の花の如く。
「思い出せ天使。ディアボロスが復讐に来たぞ」
ザン、と音が響く。
首を切り落とすまでには至らぬものの、充分にダメージののった一撃。
「探し物じゃ役に立てなかったからな、こっちで頑張らせて貰おうか!」
そんな謙遜するかのような事を言うのは中仙道・英治(バランサー・g00344)だ。
当然のことだが、英治の調査は神像の発見の為に充分以上の役に立っていた。
先陣をきった英治による調査が無ければ長引いていたかもしれない事は、調査に関わった全員に共通する認識だ。
だが、それでは済まないプロ意識のようなものが英治にはある。
「天使が悪魔を、悪魔が天使を倒す構図が良くないってんなら、天使が天使を倒すってのはどうだい? ってことで、契約召喚で天使を呼び出して攻撃だ!」
英治の契約召喚により現れた大天使が未来予測を活用した英治の指示により強大な魔法を放つ。
「デカい一発ってのは難しくても状況を有利にするってことは出来るってな!」
「よし、次はオレだ!」
月立・ハルト(漂白の虚・g03638)は叫び、マキナエンゼルを見据える。
「区内のみんなが奮起してるんだから、ここで負けるわけにはいかないよね。大天使の作戦が失敗した今、マキナエンゼルはただただ孤立してるし……区内から速やかに消えてもらおう」
ハルトのパラドクス【サイキック・エンハンス】で周囲の瓦礫を渦巻状に構築、マキナエンゼルに向けて放たれる。
「高まってきたね! なら次は僕の番だ!」
スペシャルなマイクを構えて叫ぶのはレビ・アンダーソン(破壊のサウンドソルジャー・g00056)。
右腕で首元をガードし、声が出せなくなる状況だけは避けようとしていたレビは、まさにこの状況を好機ととらえていた。
「姿を隠してもマイクから放たれる声は避けようがないでしょ? まともに聞いたら破壊されるよ。君のあらゆるものがね」
魂に満ちる衝動を、建物すら打ち砕く念動力に変えるデストロイスマッシュが放たれ、マキナエンゼルを激しく打ち据える。
「くっ、このような……!」
かなり傷ついたマキナエンゼルの姿は、まさにこれまでの積み重ね。
この場に居なくとも戦い、積み上げてきた全てのディアボロス達によるものだ。
「策も、取り巻きも。全てを打ち砕き。残るは貴方のみ。さぁ、閉幕の時ですわ」
だからこそ大門・錦(夢幻万魔鏡・g00028)は悪魔の欠片に力を籠める。
「悪魔の欠片達を全て励起。この一撃に注ぎ込みますわ!」
全ての力をを魔弾(ザミエル)へ注力する勢いで力を籠め、右人差し指から魔力の奔流を閃光として発射する準備を整える。
「励起せよ。励起せよ。励起せよ。この身は綾と織られた異図の糸。錦の如き夢幻万魔鏡。 お覚悟は、宜しくて?」
そして、閃光が放たれる。
「ぐ、あ、ああああああああああああ!」
すでにボロボロであったマキナエンゼルは、その一撃でトドメを刺され消滅する。
「あー、やっぱりダメか」
「素材だっけ? 仕方ないさ。特に今回はね」
残念そうなリアにハルトがそう答える。
跡形もなく消滅したマキナエンゼルに素材を残せというのはかなり無理がある。
「これで、戦いも終わりですね」
「ええ、あとは帰るだけですわ」
悠希に錦も頷く。
そう、この場所で出来る事は全て終わった。
「天使。悪魔。全て倒した。私達に出来る事は全て終わっている」
「よく分かんねーけど、大団円ってわけだ!」
クィトに響が笑いながら答え、英治も「やれやれ」と息を吐く。
「ま、なんとかお役にはたてたってわけだ」
「役に立ってない人なんていないよ」
レビはそう言って、この場に至るまでに積み重なった全てのディアボロス達の事を思う。
他のディアボロスたちの動きも存分に利用させてもらいたいもんだぜ。代わりに俺も利用してくれていいからよ、と……そんな事を言っていた英治ではあるが、それを人は「協力」と呼ぶ。
このマキナエンゼルとの決戦に参加した者だけではなく、そこに至る全てのディアボロス達の協力が、今回の勝利を呼び込んだ。
それを忘れない限り……きっと、これからも最良の未来を掴み取ることが出来るだろう。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【友達催眠】がLV2になった!
【完全視界】がLV4になった!
【建造物分解】がLV3になった!
【水源】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
【光学迷彩】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV6になった!
【命中アップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV10(最大)になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!
【ダブル】LV1が発生!