リプレイ
傅・夕月
ちょうど初詣に行ってなかったんですよね。
せっかくだし、観光ついでに行ってみましょうか。私はエルフですけど、幻想竜域の出身ではないので、エルフの元になった場所は1回見てみたかったんですよね。
どうせ見るなら日の出を見たいですよね。初日の出じゃないですけど。
なるべく時間を合わせて新宿島を出発して、日の出の時間までラキ火山に滞在するようにします。
寒さ対策はしっかりと…なるべく暖かい服を着て、温かい飲み物なんか持ち込むようにしましょう。
初日の出を拝みながら、1年の計を…ディアボロスになっちゃったですが、怪我無くそこそこ頑張りたいですねえ…。
…て、何か人がいっぱい…隅っこでこっそりしてよう…。
●2022年1月ラキ火山にて
ラキ火山の山頂で、傅・夕月(禍鎮久之森ノ娘・g05975)日の出を目の当たりにしていた。漸く水平線に現れた曙光が世界を染め上げてゆく。
ちょうど初詣がまだだった夕月は、今日ここへ観光ついでに初詣をかねてやってきた。ましてやこの雄大な景色を前にすれば自然と祈りたい心地になる。
今踏みしめるこの地は、確かに2022年に存在している。だが、エルフのディアボロスである彼女にはそれ以上のノスタルジックな意味があった。
夕月はエルフだが、その故郷を知らぬ。だからなおさら、エルフにゆかりがあったという、この地に来てみたかった。
そして東京の生活を知る者としては、せっかくなら、日の出を拝みたかった。
間に合うようにパラドクストレインに乗り、そして、暗いうちからこの地に佇んで太陽が昇るのを待った。暖かい衣服にくるまり、持参の熱い飲み物をすすりながら、風の音以外、何も聞こえない静寂の中で、闇を呼吸した。
そして今……待ちわびたその瞬間はやってきた。
光のひと薙ぎでたちまち移ろう空の色が、ため息が出るほど美しい。
夕月は、昇りゆく太陽に一年の計を思った。
(「ディアボロスになっちゃったですが、怪我無くそこそこ頑張りたいですねえ
……。」)
やがて他の人影に気づいて、夕月はハッとした。 今日は一人でいようと、静かな方へと歩き出す。
大成功🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
レオアリア・フォルシオン
……時に抗えた、その結果もここであるのね
もしも、ブリテンを奪還した果てにフォルシオン王国の皆が戻って来るなら……
わたくしにとっては、それが目指すべき復讐の指標よ
それと、黎明の光に祈るのが日本では祈願の一種なのよね?
なら、それを願うわ
民も兵も、父も母も取り戻した果てに……わたくしは
初詣を済ませ、次にドラゴンが戦力の移動に利用していたこの土地を調査してみるわ
何か、最終人類史に奪還したことであちらにもわたくし達に有利な効果を齎せないか検証してみたいわね
また、経路として利用していたならそこから逆説的に何かを掴めるかもしれないしね
【結界術】や【歴史知識】を用い、その辺りの情報を得られるか調べるわね
●
レオアリア・フォルシオン(フォルシオン統一王朝初代皇帝『征龍帝』・g00492)も、昇る太陽を眺めていた。
(「……時に抗えた、その結果もここであるのね。」)
赤い髪を風になぶられるまま、もの思うように。
荒涼とした、しかし雄大な風景を前に立ち尽くす。彼女の赤い瞳は、この現実の世界に向けられていたが、心に思うのは……そして願うのは故郷のことだった。
日本では黎明の光に祈願すると聞く。
明け染めた曙光にレオアリアは祈念した。
(「もしも、ブリテンを奪還した果てにフォルシオン王国の皆が戻って来るなら……わたくしにとっては、それが目指すべき復讐の指標よ。」)
いつかきっと、その日が来るのを信じて。
栄光を取り戻す日を信じて、今は前に進むしかあるまい。
(「民も兵も、父も母も取り戻した果てに……わたくしは。」)
その胸に秘めた思いを確かめるように、レオアリアは昇る朝日に祈った。
(「さて
……。」)
レオアリアはラキ火山の荒涼とした景色に目を転じた。彼女はドラゴンが戦力の移動に利用していたこの土地に興味があったのだ。
そして……結果、そこは確かに、2021年8月15日のラキ火山の情景だとレオアリアは納得した。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
相原・相真
アドリブ・絡み歓迎です
寒さ対策をしっかりした上で山頂へ
この冷たい空気もこの場所独特のものと思えば気持ちいいものです
(感慨深げに)
こんな場所からの風景なんてディアボロスにならなければ見ることなんてなかったんですよね…
先日いただいたカメラで山頂からの景色を一枚
…いつか、みんな(家族)を取り戻せたら、その時はこの写真を見せてあげられるかな…
●
相原・相真(人間のガジェッティア・g01549)も暖かい服装に身を包み、山頂を歩いていた。寒さ対策は怠らず、しっかりと備えをしてきたのだ。
(「この冷たい空気もこの場所独特のものと思えば気持ちいいものです。」)
周囲に広がる光景は圧倒的なまでの自然の美だ。厳しいラキ火山の山容には心を動かすものがある。
そしてひとたび方向を転じれば、眼前に大海が広がる。
相真は大きく息をついた。肺腑に清冽な大気が満ちる。
(「こんな場所からの風景なんて、ディアボロスにならなければ見ることなんてなかったんですよね
……。」)
彼は感慨深く絶景を眺め、それからカメラを取り出した。。
(「先日いただいたカメラで山頂からの景色を一枚……、と。」)
カメラがとらえた風景はこの瞬間を久しくとどめてくれるだろう。 撮影を続けながら、相真は刻逆で奪われた家族のことを思う。
――いつか、家族みんなを取り戻せたら、その時はこの写真を見せてあげられるかな……。
大成功🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
眉立・人鳥
アドリブ絡み歓迎
【ヨアケ】で参加
ほー、まさか空中に浮いてるとはね……
風も結構冷てぇし強ぇな、皆、足元には気をつけろよォ
って姫恋達は飛んでっちまったのか
(アイネの風避けになるように立ちつつ)
寒くはねぇか?
折角だし、ちょっと歩いてみようぜ
(手を差し出し)
……世界がこんな風にならなかったら、この景色も二人で見れなかったんだよな
最近ようやく悪い事ばっかりじゃねぇと思えるようになったよ
それも、アイネが側に居てくれるからだ
(アイテムポケットに入れてきた温かいお茶を渡し)
俺もしっかり支えられるように頑張らねぇと……
っと、思い出作りに1枚
(二人で記念の自撮りを)
そろそろ、皆の所に戻るとするか
ハハ、悪い、ついな
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
【ヨアケ】の皆と
これが噂のラキ火山の山頂か……
なんか一部だけ浮いてるのも変な感じねー
【飛翔】使ってちょっと火山の周りぐるっと回ってみたいわね……
アイネリスと人鳥はデートだから邪魔しないようにし(ちゃっかりデートの様子を撮影する)
アオイも一緒に飛んでみる?
アオイぐらいなら私でも抱えて飛べると思うけど?
トバリも飛んでいるのね
皆で絶景見ましょう♪
上空とかから何か面白いの見つけられたら行ってみる。
上空から絶景を見ながら
皆の祈りに耳を傾けながら
(取り戻したら私の記憶も戻って来るのかしら……大切なものがある人たちが羨ましいわね)とそっと心の中で思いながら皆の元へ戻り笑顔で観光を楽しむ。
三苫・麻緒
【ヨアケ】
絡みアドリブ等大歓迎
ラキ火山から見る景色はどんな感じなのかな?
富士山と初日の出の組み合わせみたいに運気がアップしそうな絶景だと嬉しいなー
よく考えたら私、ラキ火山のことはあまり詳しくないんだった
アイネリスさんと人鳥さんが二人で過ごす時間を邪魔しちゃ悪いし、私も【フライトドローン】あたりを使ってお散歩に混ざろうかな
きっと自然がいっぱいって感じなんだろうけど、元がアイスランドの山だから見たことない植物とかありそう
戻る前に少し太陽に拝んでこっかな
「今年も歴史を取り返すべく進み続けられますように」っと
富士山でも日の出でもないのはわかってるんだけど、取り返したこの山からなら届く気がするんだ
アイネリス・レナリィ
【ヨアケ】で参加
アドリブ絡み歓迎
本当に浮いてますね……
火山ですよね、火口はどうなっているのでしょうか。貫通してたら面白いな
ええ、寒くはないので大丈夫ですよ
人鳥さんも無理はしないでくださいね
(手を取る)
不幸中の幸い、と言ったところですね
この新宿島やヨアケの方達、本来は出会わなかったと考えると複雑です
ふふ……私だけ見ていると転んでしまいますから
ちゃんと周りも見てくださいね?
あら、お茶ですか
では交換しましょうか、私は紅茶を持って来てまして
写真撮るの手慣れてますよね
私はどうももたついてしまって
(真顔でダブルピース)
長居すると皆さん心配するでしょうしね
はいはい、しっかり前見て下さい
私はついて行きますから
トバリ・ナイトライト
【ヨアケ】
皆と一緒に行動です。
とはいえ、アイネリスさんと人鳥さんのお邪魔はしないようにしましょう!
ラキ火山の山頂、浮いてるんですね……。
幻想的というか、なんというか、改めて、今世界に訪れている非常事態を実感させられます。
しかし、逆にこういう姿というのも珍しくて楽しい気もします。
皆さんと一緒に【飛翔】を使って断面を眺めてみたり、今しか見れない光景を皆さんと楽しみたいところです。
確か山頂には火口もあるのですよね。その穴なんかはどうなっているんでしょう?
興味はつきませんから、色々な角度から眺めてみたいですね
麻緒さんがお祈りしている姿を見て、僕も倣います
「ラキ火山……今度は完全な姿で訪れたいですね」
アオイ・ダイアログ
【ヨアケ】で参加
ほぁー、これはまた絶景ですねぇ!
辺り一面見渡す限りの大海原!
……いやまぁ大地が戻ってきてないってことではあるんですけどね
とはいえ飛べない私では観光くらいしかできる事はないですねぇ
そうですね、今しか見れない光景でしょうね
ラ〇ュタは本当にあったんだとか言いたくなりますよこれは
あ、飛べるのいいなー
人鳥さんとアイネリスさんはそっと見守る構えです
あの二人結構絵になりますねぇ
あーいいですね。最初に奪還した場所ですし、何かご利益あるかも?
必ず取り戻しましょう。全部を、です!
●合言葉はヨアケ
「ほー、まさか空中に浮いてるとはね……。風も結構冷てぇし強ぇな、皆、足元には気をつけろよォ!」
眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)はそう言って旅団の仲間のほうを振り向いたが、風が一陣、びょうと通り過ぎただけだった。
(「……って姫恋達は飛んでっちまったのか。」)
人鳥はひとしきり空を見上げ、それから、飛んでいかなかったひとに眼差しを送った。
「本当に浮いてますね……。」
アイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)はふと唇に微笑を浮かべた。火口がどうなっているのやらと楽しみだったが、それもこれも、2021年8月の火山の状態と同じようで、興味深いやら拍子抜けするやら。
さりげなく、風をさえぎるように立って人鳥が声をかける。
「寒くはねぇか? 」
「ええ、寒くはないので大丈夫ですよ。人鳥さんも無理はしないでくださいね。」
「折角だし、ちょっと歩いてみようぜ。」
と、差し出された手をとって、アイネリスと人鳥は歩き始める。
二人が土を踏む音以外は辺りは静かだ。人鳥の声が心地よくアイネリスの耳に届く。
「 ……世界がこんな風にならなかったら、この景色も二人で見れなかったんだよな。最近ようやく悪い事ばっかりじゃねぇと思えるようになったよ。」
「不幸中の幸い、と言ったところですね。この新宿島やヨアケの方達、本来は出会わなかったと考えると複雑です。」
「アイネが側に居てくれるからな。」
「ふふ……私だけ見ていると転んでしまいますから、ちゃんと周りも見てくださいね?」
人鳥はそれに笑顔で応え、アイテムポケットに入れてきた温かいお茶を渡した。
「あら、お茶ですか。では交換しましょうか、私は紅茶を持って来てまして。」
寒い場所で温かいものを頂くと、心まで暖まりそうだ。HOTな二人ならなおさらのこと。
俺もしっかり支えられるように頑張らねぇと……と、考えながら、人鳥はカメラを取り出した。
「っと、思い出作りに1枚!」
二人で記念の自撮りをと、慣れた手つきで人鳥が促す。
「写真撮るの手慣れてますよね。私はどうももたついてしまって……。」
そういいながら、アイネリスは真顔でダブルピースした。
「そろそろ、皆の所に戻るとするか。」
「長居すると皆さん心配するでしょうしね。……はいはい、しっかり前見て下さい。私はついて行きますから。」
「ハハ、悪い、ついな。」
桜・姫恋(苺姫・g03043)はそんな二人の写真をこっそり撮影しておいた。アオイ・ダイアログ(響き合う言霊の繰り手・g02687)が、「あの二人、結構絵になりますねぇ。」とボソリ。
まあなんといっても、「アイネリスと人鳥はデートだから邪魔しないように」するつもりなんだけども、この認識は、トバリ・ナイトライト(透明の黄昏・g00064)、三苫・麻緒(ミント☆ソウル・g01206)にも共通するものだった。
それでは彼等は何をしているかというと……。
空を飛んでいた。この絶景を眼下に空中散歩を楽しむのもディアボロスの特権だろう。
姫恋はアオイと並び、トバリも付かず離れず、一緒に飛んでいた。
「これが噂のラキ火山の山頂か……なんか一部だけ浮いてるのも変な感じねー。」
「ほぁー、これはまた絶景ですねぇ! 辺り一面見渡す限りの大海原! ……いやまぁ大地が戻ってきてないってことではあるんですけどね。」
アオイが感動をあらわにし、率直に状況をまとめる。
トバリも浮かぶ山頂を実際に目にしてビックリだったが、アオイの言葉にうなずいた。
「幻想的というか、なんというか、改めて、今世界に訪れている非常事態を実感させられます。」
この世界はこれからどんな道をたどるのか。確かにそれは、ディアボロス達の胸をよぎる、共通の思いでもあるだろう。トバリは、冷たい風を胸にひと息吸って、言った。
「しかし、逆にこういう姿というのも珍しくて楽しい気もします。今しか見れない光景を皆さんと楽しみたいです。」
「そうですね、今しか見れない光景でしょうね。ラ〇ュタは本当にあったんだとか言いたくなりますよ、これは。」
アオイの元気な声が吹き渡る風に弾ける。
「――そうだ、火口のほうに飛んでみませんか?」
トバリが誘うと、姫恋もうなずいた。
「それに、ちょっと火山の周りぐるっと回ってみたいわね……。皆で絶景見ましょう♪ 」
せっかくなので色々な角度から景色を楽しみ、ラキ火山観光を満喫したいものだ。それも仲間と一緒なら、より楽しい。
彼らは興味深い場所があれば舞い降りて観光し、また次へ向かった。そこはどこまでも素晴らしい、2021年8月のラキ火山の情景だった。
一方、 麻緒はフライトドローンに乗ってのんびり空中散歩を楽しんでいた。
ここに来る前、麻緒はラキ火山のことをあまり詳しく知らなかった。だからこそ、パラドクストレインから降りた時の感動もひとしおだった。
あらためて眺めれば、刻逆以前は北の大地だったろう場所には、めくるめく海が広がっていた。見渡す限りの水平線である。そしてぽっかりと浮かぶラキ火山の山頂部。
(「富士山と初日の出の組み合わせとは違うけど……ここは神秘的な絶景よね。運気がアップしそう。」)
そしてラキ火山山頂部は、麻緒の考え通りに、自然がいっぱいだった。火山の自然は時に荒々しく、美しくも荒涼としているものだが、8月の夏の状態であらわれたラキ火山の一部には、ところどころ優しい緑に覆われている箇所もあった。
(「あ、あそこに見たことない植物
……。」)
麻緒はどことなくチョコミントを思わせる小さな植物に近づいておもしろそうに眺めた。
――さて……。
ひと通りあたりを楽しんで、麻緒は顔をあげた。
(「戻る前に少し太陽に拝んでこっかな。」)
「今年も歴史を取り返すべく進み続けられますように。」
麻緒は小さくそう祈って、改めて絶景を眺めた。
(「富士山でも日の出でもないのはわかってるんだけど、取り返したこの山からなら届く気がするんだ
……。」)
「麻緒さん……!」
トバリの声に、麻緒は振り向く。飛んでいた仲間たちが次々に舞い降りてくる。
「何を祈っていたんですか?」
闇色の翼をたたんで、トバリが尋ねた。そして麻緒の答えを聞くと、自らもならって何事か祈った。
「ラキ火山……今度は完全な姿で訪れたいですね。」
アオイもはしゃいで一緒に祈る。
「あーいいですね。最初に奪還した場所ですし、何かご利益あるかも? ……必ず取り戻しましょう。全部を、です! 」
姫恋は、そんな仲間たちの姿を見守っていた。
(「取り戻したら私の記憶も戻って来るのかしら……大切なものがある人たちが羨ましいわね」)
最初の奪還の地となったここで、心にうつろう感情は皆それぞれ。そのどれもが大切な今の一瞬を形作っていくのだろう。そして、この先の未来も。
姫恋は、笑顔で皆に声をかけた。
「さ、もう少し遊んでいきましょうか?」
向こうから、人鳥とアイネリスがやってくるのが見えた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【飛翔】がLV4になった!
【フライトドローン】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【命中アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
白水・蛍
【博物館】で参加します。
アドリブ/連携歓迎
ラキ火山の山頂だけ戻ってくるなんて……しかし、此処は初めて我々が奪還した土地でもあります。
びっくりいたしますが、大事な一歩ですね。
しっかりと踏みしめて確かめましょう。
その後は【飛翔】で飛んで上から見ます。
火山の火口を臨んだり、周囲をぐるりと飛んで眺めましょう。
この景色を目に焼き付けて、明日への糧といたしましょう。
セレスティン・ウィンディア
◆博物館
遅ればせながら新年あけましておめでとう!
ここがラキ火山…の山頂だけってほんとどういう状況なの!?
えーと下ぽっかり海?浮いてるわねぇ…
うん、絶景であることには間違いないっか。
確か、人類最初の奪還した土地
私はまだこの世界に来たばかりで、右も左も分からなくて
がむしゃらに戦っているだけだけれども
この土地を取り戻した先輩方のように私も後に続きたい
私の力は微々たるものだけれども、それでも、何かのお役に立てるなら、それは間違いなく生きがいになるから…
それに、非日常は私の楽しみよ
さて、願掛けというか決意はこんな感じ
ここにエルフの土地があるのかと思うと…何も浮かばないのはやっぱり記憶が欠けてるからかしら
アンゼリカ・レンブラント
【博物館】
せっかくだし奪還したラキ火山山頂まで
ピクニックいってみようか!
山頂部だけだっていうから登山用具はいらないと思うけど、
絶景を楽しむために双眼鏡やカメラなんか
サンドイッチもせっかくだから作っておこうかな
具材はツナとかタマゴとかレタス、卵。
需要があればみんなに摘まんでもらうんだよ!
現場ではきっと歓声をあげるね
うわぁ、宙に浮いた状態で見渡すのってやっぱり絶景!
海がどこまでも続いている~♪
でも、山の麓、大地があってこそ景色も楽しめるんだよね
私達で大地をどんどん取り返していこう!
それはそれとして景色を楽しみながらサンドイッチ食べる!
よかったら皆も食べる?
英気を養ってお仕事もばっちり成功させようね
シル・ウィンディア
【博物館】で同行希望
取り戻したラキ火山(山頂だけ)
東京より早く戻ったってことは、何かしら意味があると思うよね
今年の誓いもいいものだね~。
ん-、やっぱりここは…
みんなが笑顔で、元気でいられますように
かな?
厳しい戦いがつづくとおもうけど
そんな中でもみんなが笑顔でいられるようにっていうのが、わたしの願いかな?
さて、お願い事もしたし、あとは観光だね
この風景をもっとしっかり取り戻していければいいよね
いずれは、全部…
クロノヴェーダの元より取り戻すだけっ!
その為にも、がんばらないとねっ!
しばらくしたら、トレインに戻るよ
…さぁ、それじゃ、張り切っていきましょうかっ!
安藤・優
【博物館】のみんなと行動
アドリブ、絡み歓迎
奪還したラキ火山に遊びに行くと聞いて。
どんなところかはよく知らないけど、景色が良いって聞いたよ。
どんな絶景かわくわくだね。
双眼鏡とか持ち込んで火口の中とか覗いてみようかな?
そういえばラキ火山は勝利の凱歌は済ませたのかな……
ラキ火山全体を取り戻してからの方が都合がいいんだろうけれど、少しだけ気になったりしてる
アーリン・ハイアット
【博物館】
設定として、アーリンはディヴィジョン出身のディアボロスで、うっすらとディヴィジョン内で一般人のエルフとして生活していた記憶が朧気にあります。最近、新宿島に漂着し、ディアボロスに覚醒しました。
ラキ火山の頂上から何もない海原、本来であればイギリスの大地が見えなければならない範囲を俯瞰して見渡して、
「……僕の知ってる記憶の中のブリテンは、クロノヴェーダの作ったディヴィジョンの光景なんだろうね」
「……見てみたいな。現代のブリテンの大地を、街並みを……一体、どれくらい美しいのだろう」
博物館の皆が観光を楽しんでいるようなら、その様子を遠巻きに見て、満足げに微笑みます。
「皆と一緒なら大丈夫、かな」
メルキディア・セデクリエル
【博物館】の皆と一緒に。
【ヨアケ】の人達も知り合いなのでアドリブ絡みも歓迎
見渡す限りの海の上に浮かぶラキ火山の山頂……下手なファンタジーよりも幻想的できれいね。
何時もの服装の上にコートを着て山頂部に立つ。
新宿周辺の区よりも先に、一番最初に取り戻した場所であることを感慨深く思いつつ。
ちょっと離れたところでラツィーデバイザーのカメラ機能で、【博物館】や【ヨアケ】のみんなの姿を景色と一緒に撮ってみる。
いつか思い出になるこの瞬間も、絶対に奪わせはしない。
そう決意するわ。
あ、撮った写真は問題ないか聞いてみてほしい人がいたらデータコピーするわね。
ノイン・クリーガー
【博物館】
とりあえず博物館の皆とラキ火山観光をしてみる。
火山というのは初めて見るな。
山頂だけが浮いてる。不思議なもんだ。
そして火山と言えば噴火することもある…。
!閃き!
……そうか、火山を観ている我々もまた火山なんだ。
あらゆる理不尽な抑圧を爆砕し、焼き払えとあの山は言っているんだ。
エリザベータ・シゲトヴァール
※【博物館】で参加。
※絡み・アドリブ歓迎。
ここがラキ火山。空に浮かぶ山だなんて、不思議な光景ね。
山頂部だけという話だけど、確かに私達が取り戻した場所。
少しずつでも、奪われた世界を取り戻して、いつかは……。
(口には出さないが、母国ハンガリーがあった筈の東南東の空を見つめて)
……そう。いつかは、私の故郷を……私の母国を取り戻す。
それがいつの日になるか、今はまだ分からないけど、ブダペストと聖イシュトヴァンの王冠の地を、必ず取り戻すわ。
必ず。必ずよ……。
(ふと気が付いた様に我に返り)
……ごめん。少し物思いに耽っていたわ。
それじゃあ、行きましょうか。
(……ありがとうね。風花さん。)
御門・風花
【博物館】で参加ですが【ヨアケ】とも知り合い。
アドリブ歓迎。
感情を失った少女。
常に無表情でクールに見えるが、意外とノリが良くマイペース。
大人びたクダキツネの琥珀を連れている。
静かに目を瞑り、精神を集中させる。
周囲の気の流れ、大地の龍脈、それぞれから海の上に浮かぶ山頂がどういう状態なのか読み取る。
「……よくわかりませんね」
琥珀の尻尾が風花の頬を撫でたの気付き
「どうしましたか。琥珀?」
琥珀の視線で、エリザベータが見ている方向に気付き
「エリザベータ」
声をかけて
「大丈夫ですよ。わたし達は一人じゃない」
「あなたの故郷も必ず取り戻します」
メルキディアの撮影にはノリ良く
「いいですね。みんなで撮りましょうか」
●合言葉は博物館
その日、パラドクストレインから降りるや、アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)がはりきって声をかけた。
「せっかくだし奪還したラキ火山山頂まで、ピクニックいってみようか! 」
アンゼリカは、ピクニックのためにサンドイッチも持参していた。具材はツナとかタマゴとかレタス、卵。 今日を楽しむための準備は万端である。
めざせ、天辺!、というわけで、登山用具はいらないと思うけど、……と、アンゼリカは辺りを確認し、ディアボロスにとっては問題のないトレッキングを多少行って、彼等は目的の、眺めのよい場所にたどり着いたのだった。
その景色を見た途端、アンゼリカは歓声をあげた。
「うわぁ、宙に浮いた状態で見渡すのってやっぱり絶景! 海がどこまでも続いている~♪ 」
そして類まれなる絶景を前に、セレスティン・ウィンディア(エルフのデーモンイーター・g06011)が、時節にかなった挨拶をする。
「遅ればせながら新年あけましておめでとう! 」
「うん。新年おめでとう。」
安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)が双眼鏡を手にうなずきつつ返した。
彼は、ラキ火山がどんな所なのかよく知らなかった。でも景色がいいとは聞いていたし、皆と遊びに行くなら楽しいに違いないと、わくわくしていた。そのわくわくは、パラドクストレインを降りてからも続いているし、今もこの絶景から目を離せない。
(「ここがラキ火山……の山頂だけってほんとどういう状況なの!? 」)
セレスティンはここにきて真っ先にそう思ったし、皆の思いには相通じるものがあったようだ。
「見渡す限りの海の上に浮かぶラキ火山の山頂……下手なファンタジーよりも幻想的できれいね。」
そう言ったのはメルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)だ。
遠く届く波のうねり、風の音、極北の空。全てファンタジックだけど、ぽっかり浮かぶラキ火山山頂部ときたら想像の外だろう。何よりもこれは現実であることが、この地を取り戻した当のディアボロス達にはより心に迫る。
「ラキ火山の山頂だけ戻ってくるなんて……しかし、此処は初めて我々が奪還した土地でもあります。
びっくりいたしますが、大事な一歩ですね。」
白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)がしっかりと確かめるように、足元の地を踏みしめた。
「ほんと、空に浮かぶ山だなんて、不思議な光景ね。」
エリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)も同じ思いだった。山頂部だけでも、ここは確かに自分たちが取り戻した場所なのだ。
「山頂だけ取り戻したラキ火山かぁ。東京より早く戻ったってことは、何かしら意味があると思うよね。」
シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)も感慨深げにそう話す。
「火山というのは初めて見るな。山頂だけが浮いてる。不思議なもんだ。」
ぽつぽつと、正直な感想を述べたのはノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)だ。
御門・風花(静謐の凶鳥/ミセリコルデ・g01985)は大人びたクダギツネの琥珀と一緒に風景を眺めていたし、アーリン・ハイアット(こんにゃくエルフ・g05996)も海をみつめてどこかもの思いにふける様子だ。
優は双眼鏡で火口方面を見ていたし、アンゼリカも双眼鏡でながめたり、カメラで写真を撮影したりした。そしてお腹がすいたらサンドイッチの出番である。
また、ノインもあちこち風景を眺め回していた。とりあえず、皆と観光というものに来てみた彼だが……見るべきものが多くあるようだ。
風が時々唸って通り過ぎてゆく。そしてそのあとにはふと静寂が満ちる。人の声を除けば、ここには彼の好きな静けさもあった。
そう、今は静かな火山だが、火山と言えば噴火することもある……。
ノインは、ハッと閃いた
(「……そうか、火山を観ている我々もまた火山なんだ。あらゆる理不尽な抑圧を爆砕し、焼き払えとあの山は言っているんだ。」)
哲学にもよい日和であったようだが、年の初めといえば抱負や今年の目標をたてることも多い。
「今年の誓いもいいものだよね~。」
シルが絶景を眺めつつ言った。
「ん-、やっぱりここは……みんなが笑顔で、元気でいられますように、かな?」
シルは皆に笑顔を向ける。
(「厳しい戦いがつづくとおもうけど、そんな中でもみんなが笑顔でいられるようにっていうのが、わたしの願いかな? 」)
「この風景をもっとしっかり取り戻していければいいよね。いずれは、全部……。」
クロノヴェーダの元より取り戻すだけっ! その為にも、がんばらないとねっ!
アンゼリカが、「よかったら皆も食べる? 」とサンドイッチを周りにすすめながら同意した。
「浮いた山頂もいいけど、山の麓、大地があってこそ景色も楽しめるんだよね。私達で大地をどんどん取り返していこう! 」
英気を養って、お仕事もばっちり成功させたいものだ。
「あとは観光だね。しばらくしたらトレインに戻るよ」、とシルが元気に声をかける。
「……さぁ、それじゃ、張り切っていきましょうかっ!」
蛍がふっと微笑んで、地を離れ飛び立つ。空からこの絶景を楽しむつもりなのだ。
冷たい風にのり、ラキ火山の上空を舞うと、緑の混じる荒涼たる景色が眼前に広がる。蛍はラキ火山の周囲をゆるやかに巡りながら、その風景を心に焼き付け、思った。
(「この景色を、明日への糧といたしましょう。」)
一方、セレスティンはディアボロス達が最初に奪還したという地を、あらためて踏みしめていた。そして思う事は……。
(「私はまだこの世界に来たばかりで、右も左も分からなくてがむしゃらに戦っているだけだけれども、
この土地を取り戻した先輩方のように、私も後に続きたい。」)
自分の力は微々たるものでも、それでも何かの役に立てれば、それは間違いなく生きがいになると、セレスティンは思う。それに、非日常は彼女の楽しみでもあった。
セレスティンは願掛けをおえると、ふと言った。
「ここにエルフの土地があるのかと思うと……何も浮かばないのはやっぱり記憶が欠けてるからかしら?」
アーリンは、そんなセレスティンの言葉に目線で反応した。彼等はエルフであり、ラキ火山の山頂部はゆかりのある場所らしかったが、アーリンにしてもエルフとしての記憶は日常生活のものが朧げにあるばかりだった。
「……僕の知ってる記憶の中のブリテンは、クロノヴェーダの作ったディヴィジョンの光景なんだろうね。」
アーリンは大海原をみはるかす。彼の方向感覚によれば、その方角にイギリスの大地があるはずだった。しかしもちろん、この最終人類史には今のところ海しかない。
優が持っていた双眼鏡でそちらのほうを覗いてみたが、彼はただ首をふった。
どこまでも青く続く海。それは確かに美しかったが、同時に失われたモノの象徴でもあった。
「……見てみたいな。現代のブリテンの大地を、街並みを……一体、どれくらい美しいのだろう。」
アーリンがぼそりと呟き、風がその声をさらってゆく。
「ここは今山頂部だけだけど……確かに私たちが取り戻した場所だし。」
エリザベータも海をみつめた。
「少しずつでも、奪われた世界を取り戻して、いつかは……。」
――そう、いつかは。
その言葉のあとに続く誓いを持つ者はきっと多い。そこに集う仲間たちの中にも決意を新たにした者がいただろう。
エリザベータはそれきり何も言わず、東南東の空をみあげた。その方角には、彼女の母国ハンガリーがあったはずだった。
(「……そう。いつかは、私の故郷を……私の母国を取り戻す。それがいつの日になるか、今はまだ分からないけど、ブダペストと聖イシュトヴァンの王冠の地を、必ず取り戻すわ。必ず。必ずよ
……。」)
その隣で、風花も海に向かって、静かに目を瞑って立っていた。クダギツネの琥珀は邪魔をしないようその横顔を見守っているようだ。風花は精神を集中し、周囲の気の流れ、大地の龍脈、それぞれから海の上に浮かぶ山頂がどういう状態なのか読み取ろうとしているらしいが。
ややあって、柔らかい感触を感じ、彼女は緑の瞳を瞬かせてお茶目に言った。
「よくわかりませんね。」
しかし、琥珀は尻尾で風花の頬をまた撫でた。
「どうしましたか。琥珀?」
クダギツネの視線をたどり、風花はエリザベータの様子に気付いた。そして、彼女がみつめている方角にも、思い当たる事があった。
「エリザベータ」、と風花は声をかけてみた。エリザベータはふと気が付いたように振り返る。
「……ごめん。少し物思いに耽っていたわ。それじゃあ、行きましょうか。」
促すエリザベータを留めて、風花は言葉を綴った。
「大丈夫ですよ。わたし達は一人じゃない。あなたの故郷も必ず取り戻します。」
その言葉に、エリザベータのまなざしがふっと緩む。
仲間たちから少し離れて、メルキディアはいつもの服装の上にはおったコートの襟をかきあわせた。
この地が新宿周辺の区よりも先に、一番最初に取り戻した場所であることを感慨深く思いつつ……持参したラツィーデバイザーを取り出す。これは見た目はスマートフォンで、写真撮影の機能もある。
このラツィーデバイザーを手に、メルキディアは気ままに撮影を始めた。
「皆と一緒なら大丈夫、かな」と、仲間たちを遠巻きに見て満足げに微笑んでいるアーリン。
「いいですね。みんなで撮りましょうか?」
メルキディアの撮影に気付いた風花がノリよく言ってポーズをとった。隣でエリザベータがゆるく笑みを浮かべる。
観光を渋く楽しむノイン、双眼鏡を手放さない優。サンドイッチをほおばるアンゼリカ。
蛍は優雅に空をゆき、シルも観光の真っ最中。セレスティンは手をふった。
さらには博物館のみんなで、そして日頃よく知るヨアケの仲間たちも遠目に撮影しておく。皆の許可を得てだが、後から欲しい人には、データをコピーするつもりだった。
楽しい今日という日をカメラにおさめながら、彼女は決意する――いつか思い出になるこの瞬間も、絶対に奪わせはしない、と。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV5になった!
【強運の加護】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【活性治癒】LV2が発生!
【フライトドローン】がLV2になった!
【光学迷彩】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【アヴォイド】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【命中アップ】がLV4になった!
【ドレイン】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
一ノ瀬・綾音
せっかくだしラキ火山の観光をしていくか!
って寒っ!
風が冷たい!
でも風景はすごくいいんだよね、絶景というかなんというか。
こういう浮遊しているエリアってゲームとかでよく城とかであるよね。生憎ここ火山で城じゃないけど、でも幻想的なのは変わらない。
…そういえばここが綾音ちゃん達が一番最初に奪還した大地なんだよね。
うん、最初はこれくらい小さな場所しか奪還できないけど、いずれは全ての大地を奪還してみせる。目指すはこの悪趣味なゲームでプラチナのアレを手に入れることだ。
一歩一歩踏みしめていくためにも――あの太陽を拝んでおこう。
初日の出とはまた違うだろうけど、綾音ちゃん達の未来が希望にあふれていることを願って…
●
「せっかくだしラキ火山の観光をしていくか!」、と張り切って一ノ瀬・綾音(綺羅星の如く・g00868)はパラドクストレインを降りた。
その途端、冷気にぶるぶるっと震える。
(「って寒っ! 風が冷たい! 」)
だけど思い切って縮こまった身体をのばして周囲を眺めてみると、辺りの風景は素晴らしかった。
ぽっかりと浮いているラキ火山山頂部を見て、綾音はゲームのシーンを連想する。
(「こういう浮遊しているエリアってゲームとかでよく城とかであるよね。生憎ここ火山で城じゃないけど、でも幻想的なのは変わらない。」)
トッ、トッ、と弾むような足取りで、綾音は無骨な大地をたどった。
……そういえばここが綾音ちゃん達が一番最初に奪還した大地なんだよね。
それを確認するように、この地を踏みしめて一歩をしるし、記憶に刻む。
……うん、最初はこれくらい小さな場所しか奪還できないけど、いずれは全ての大地を奪還してみせる。
年の初めに、この地で自分の意思を確認するのはまた格別のように思われた。
(「目指すはこの悪趣味なゲームでプラチナのアレを手に入れることだ。」)
起こってしまった刻逆。
けれど今は前を向いて進み、少しずつ努力を重ねるしかない。
一歩一歩踏みしめていくためにも、と綾音は空を仰ぎ、太陽に拝んだ。
初日の出とはまた違うだろうけど。
――綾音ちゃん達の未来が希望にあふれていることを願って……。
●
ラキ火山での楽しい時は過ぎてゆく。
やがて、それぞれの時を過ごしたディアボロス達は、待ち受ける事件へと向かうのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
アンゼリカ・レンブラント
【博物館】で同行希望
【光学迷彩】【モブオーラ】で
気付かれない自分を作り
敵要塞に潜入して、奇襲を狙おう
【完全視界】で警戒しつつ進んでいくよ
入り込んで敵と遭遇したら
パラドクスの斬撃で一撃必殺狙いで倒すっ
倒しきれず反撃をもらう場合でも、
【グラップル】で近距離口を押え咆哮を止めたい
ガスも【活性治癒】と鍛えた体が凌ぐと信じ
【捨て身の一撃】の覚悟ッ!
集団を呼ばれても、焦らず
通路の狭い所に陣取り、一度に多くの敵に囲まれないよう
【臨機応変】に立ち回るよ
共に戦う仲間もいる、入りこめさえすれば負けないさ
徐々に敵が減ってくる、要塞内の敵が明らかに
動揺しているなど分かれば一気に攻めに
全力の《光剣収束斬》で斬り進むよ!
御門・風花
【博物館】連携歓迎。
敵が気を取られている隙に、光学迷彩とモブオーラで自分と琥珀の気配を消して潜入する。
「琥珀、行きますよ」
右手でナイフを引き抜き逆手に構える。
「『ミセリコルデ』作戦開始します」
周囲の気の流れを読み取り、完全視界と共に、琥珀と一緒に敵や罠の気配を探り忍び足で駆け抜ける。
未来予測と神速反応で対応、速やかに回避や迎撃を行う。
敵を発見したら音も立てず高速で接近し、敵の心臓部や首をオーラを纏ったナイフで両断や貫通させ離脱する。
琥珀は、瞳を青眼に変化させ、氷の魔眼で蔦ごと敵本体も凍結させる。
敵が複数なら、敵軍を高速で駆け抜けながら蔓や首をナイフで両断していき、琥珀が蔦ごと凍らせて粉砕する。
エリザベータ・シゲトヴァール
※【博物館】で参加。
●心情
フローラリア……実際に相手にするのは初めてね。
知性の無い植物モンスターかと思っていたけど、見た目に反して侮れない防衛網を構築しているわ。気を引き締めて掛かるわよ。
●行動
戦闘開始までは隠密行動と偵察、戦端が開かれた後は空襲と陽動を主眼とする。
【光学迷彩】を起動。
周辺の植生を【観察】し迷彩色とパターンに反映。【戦闘知識】も併用して効果的な迷彩を形成。
【地形の利用】を応用して低空を【飛翔】、匍匐飛行しつつ【完全視界】で敵情を【偵察】し【パラドクス通信】で伝達。
攻撃開始と同時に上昇し、【空中戦】技能を活かして上空に敵の目を引きつつ【砲撃】【制圧射撃】を行い、敵を【攪乱】する。
シャムス・ライラ
【博物館】で同行希望
植物の防衛機構とは厄介な
しかしその性質を利用できればあるいは
仲間と情報共有、連携
囮役として敵の注意を引く
「星の銀」を使用
【地形の利用】も駆使し、戦闘に有利な位置取り
奇襲、空中戦組とは違った方向から
無数の盾を生成し、【光使い】で光を纏わせ飛ばす
植物が光にひかれる性質を利用し攻撃を引きつけ
盾で多少の攻撃はいなし、弾く
光を反射させ目くらましに使うのもあり
また【トラップ生成】で大量のフライトドローンにて煙幕を散布し姿を隠しやすく
【完全視界】で視界をフォロー
【未来予測】も駆使し、味方に有利に動く
奇襲組突入後、【飛翔】
後方からボウガンを【連射】し【貫通撃】で味方の援護
アドリブ等歓迎
ノイン・クリーガー
【博物館】で参加。
我々は火山。
妙な樹などは灰塵に帰す。
飛行する味方による攻撃が始まったら要塞への潜入を開始する。
巨木の葉や【地形の利用】により身を潜め、森林用偽装服で周辺の植物に擬態しつつ【光学迷彩】で姿を消し、【モブオーラ】と【忍び足】で気配を断ち、要塞に忍び込む。
潜入後は【偵察】により敵の配置などを探り、死角から銃かナイフで【不意打ち】して【暗殺】する。
敵の攻撃には【神速反応】と【未来予測】を駆使し、【臨機応変】に対応する。
ガスは【地形の利用】により遮蔽。
牙は避けるか、機械化されている部位を咬ませる。
蔦はカランビットとアームクローの【斬撃】で【両断】する。
シル・ウィンディア
【博物館】で同行希望
いかに相手の土俵から引きずり出すかだね…
じり貧になるなら、打って出るかっ!
エアライドで、敵迄の最短ルートを割り出してから
飛翔で空中戦に移行
敵に向かいつつ、世界樹の翼type.Cの誘導弾を連射して敵を吹き飛ばしていくよ
そのまま、上空を旋回しつつ、オーラ操作と火炎使いで炎属性のオーラを残像に纏わせて
熱を持った残像を生み出しつつ上空を飛び回るよ
これで釣られてくれたらいいけどね
敵パラドクスは熱を持った残像で攪乱しつつ
致命箇所は結界術で防御
味方が被弾しかけるときも、結界術でカバーを行うよ
敵が見えたら…
上空から、六芒星精霊収束砲!
高速詠唱で隙を減らして撃ち抜くっ
本命部隊、任せたよっ!
白水・蛍
アドリブ/連携歓迎
【博物館】の皆さんと。
敵を引っ張り出しましょう。味方と一緒ですもの、どんな敵だろうと問題ございませんわ。
空中戦組が空を飛んだら【パラドクス】を使用。空を飛ぶ味方。地を進む味方。その背を押す力と成らん事を!
そして、その風は敵が隠れる木の葉を吹き飛ばす事でしょう!
そうしたら私も地上より戦闘開始です。
【完全視界】で視界を確保しつつ、≪妖弓琴≫で矢と音の魔力を射かけます。
更に<風使い>で木の葉を散らせて隠れる場所を失わせつつダメージを与えます。
爆発を用いる味方がいるのであれば、<風使い>の風が更に火を煽ってくれる事でしょう!
多少の傷は気にせずにどんどん攻めていきますわよ!
安藤・優
【博物館】で参加
※アドリブ連携等歓迎
攻城戦か…こういう時は此方の劣勢をどこまで覆せるか、だよね。
【光学迷彩】【モブオーラ】【地形の利用】で姿を隠して空中戦組が攻撃を始めたら【未来予測】【神速反応】【完全視界】を駆使して素早く侵入するよ。
侵入できたら警戒しつつ進んで、敵を発見か遭遇したら『気炎斬』で【一撃離脱】を意識した【不意打ち】を狙う
敵の攻撃や反撃は【未来予測】【神速反応】で素早く距離を取ったり『気炎天衝斬』で反撃等【臨機応変】に対応する
ガスを受けたら【活性治癒】【忍耐力】【浄化】で対処するよ。
パラドクスとは言え植物性のガスなんだ、同じパラドクスでの炎なら燃やせるはず……あわよくば爆発しろ!
アーリン・ハイアット
【博物館】
アドリブ等歓迎
「作戦通りに行けば……でも初の実戦、不安だな」
「連中も植物だ、光合成をする……強い光は否応なく反応する、はず」
他の方に先立って行動。【光使い】を用いて強い光を放つ【フライトドローン】を囮として【トラップ生成】、大量に散布し攻撃先を誘導。
「……これ僕の考案だけど……無茶な作戦だよね」
その後、【飛翔】等で空中戦に入る方の初速支援として【怪力無双】で投げ飛ばし加速させる。
【パラドクス通信】を使い連携、他の方の奇襲が成功後、機を見て自分も【モブオーラ】【光学迷彩】【強運の加護】付きの【飛翔】で高空へ上昇。
先の光ドローンで反撃の狙いを逸らしつつ、【可憐なる一閃】で攻撃。
メルキディア・セデクリエル
【博物館】で参加。アドリブ連携歓迎
アーリンさんの援護をすると同時に最初の陽動作戦を勤める。
【光使い】で偽装した【フライトドローン】を上空へ散開させ、ラツィーデバイザーでデータを取得すると共に【パラドクス通信】で情報共有。
敢えて相手の索敵範囲内に入れてドローンがやられたらもう一度放つけど、こっちは本命のイグナイト・クラッカー。
光の粒子の群れを縦横無尽に飛ばしてトラップやヴァインビーストを爆撃よ!
反撃の蔦はイグナイト・クラッカーを纏ったイオスラッガーで切り払うわ。
相手がこっちにヘイトが集まったら更なる本命として皆にバトンタッチ。
奇襲がうまくいったら【飛翔】して一緒にトドメへ向かうわ
●翡翠色の巨木
巨木要塞を望む草原が微風にゆれていた。しかしよくよく見ればそのうねりはしなやかな生き物が高速で移動する様子にも見えた。
匍匐飛行で偵察し、エリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)はパラドクス通信を開き、事前情報とさほど変わらぬ要塞の姿を味方へ報告した。
(「フローラリア……実際に相手にするのは初めてね。知性の無い植物モンスターかと思っていたけど、見た目に反して侮れない防衛網を構築しているわ。気を引き締めて掛かるわよ。」)
光学迷彩を利用しているとはいえ、長居は無用である。
敵要塞は野にそびえる翡翠の巨木のようだ。今しも【博物館】のディアボロス達の攻略作戦が発動されようとしていた。
アーリン・ハイアット(こんにゃくエルフ・g05996)はパラドクス通信を閉じて、ふと呟いた。
「作戦通りに行けば……でも初の実戦、不安だな。」
しかし彼は一人ではない。
「アーリンさん、頑張りましょう。」
一緒に最初の陽動を担当するメルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)が、ラツィーデバイザーを手に声をかける。
「植物の防衛機構とは厄介な。しかしその性質を利用できればあるいは。」
そう言葉を残し、シャムス・ライラ(極夜・g04075)が持ち場へと消える。敵は植物型クロノヴェーダだ。その性質とは果たして……。
「……これ僕の考案だけど……無茶な作戦だよね。」
アーリンはさらに小さく呟いたが、思い悩む時は過ぎた。パラドクス通信を開き彼は告げる。
「作戦開始です。」
その作戦は陽動から始まった。
フライトドローンが高速で敵陣へ飛ぶ。それは空にあって眩しく、敵陣には動きが見える。
蔦が飛び、最初のフライトドローンが撃ち落されるまでの時間はさほどかからない。だが、それを追う様に飛んできた次の光の渦は派手に爆発して敵を撃ち、戦いの烽火があがった。
これはメルキディアが狙って放ったパラドクスだ。彼女はイグナイト・クラッカーを縦横無尽に飛ばし始め、迫ってくる反撃の蔦はパラドクスを纏うイオスラッガーで切り払った。
(「こっちに相手のヘイトが集まったら、更なる本命として皆にバトンタッチよ。」)
敵の攻撃を引き付ける、それが今日の作戦における、彼等の危険な役割だったが、囮組は他にもいた。
アーリンは空中戦に向かう仲間を、ハイタッチとばかり空に放つ。
空気を切り裂き、暴風のような素晴らしいスピードで、シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)、エリザベータが敵陣へ突入した。
シルは一気に飛翔する。
(「いかに相手の土俵から引きずり出すかだね……じり貧になるなら、打って出るかっ! 」)
敵陣へのルートは想定済みだった。瞬く間にいつもは見上げる大好きな空が身近になる。耳元で風が唸る。
シルは空中から世界樹の翼type.C を構えた。砲撃を加えて上空を旋回する。敵の反撃がシルの残像を抉っていった。
(「これで釣られてくれたらいいと思ったけど
……。」)
上空から敵の姿をみとめると、シルはパラドクスを発動した。
――六芒星精霊収束砲!
エネルギーが一気に収束し、凄まじい光を放って敵を打ち抜いた。
シルの攻撃を追いかけるように砲撃が炸裂する。
空中戦を得意とするエリザベータである。そのパラドクスはステルスキリング、先制攻撃を得意とする技だ。
(「ファーストルック、ファーストショット……ファーストキル!」)
エリザベータは敵上空から派手に砲撃し、敵の目を引き付けた。
……一匹倒せば次を狙い。
攻撃を続けるディアボロス達に追い風が吹く。
白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)も、空中戦組を追うように、地上からパラドクスを放った。
(「敵を引っ張り出しましょう。味方と一緒ですもの、どんな敵だろうと問題ございませんわ。」)
敵の姿を隠す木の葉を散らすように、蛍はパラドクスを撃っていく。ディアボロス達の戦いは熱を帯び、戦闘音に巨木の枝が大きく揺れて、緑葉が散った。
(「空を飛ぶ味方。地を進む味方。その背を押す力と成らん事を!」)
蛍は願いをこめ、次には地上から妖弓琴を射かけた。反撃の蔦にも怯む気はない。
(「多少の傷は気にせずにどんどん攻めていきますわよ! 」)
蛍のパラドクスは『此処に綴るは進む者達への凱歌』である。戦場に凛と立ち、音の魔力を矢にのせて敵に放ってゆく。
凱歌が響く。仕留めた樹上のヴァインビーストが枝の木の葉を散らして落ちてゆく。
風は吹き、やむことはない。
蛍はまた、仲間との連携も忘れていなかった。つがえた矢がシャムスを狙う敵へと飛んで行く。
(「囮役として敵の注意を引く。」)
一方、シャムスは覚悟を持って敵陣に攻め込んでいた。
空中戦組、第二陣の奇襲組とは違った方向から、計算しつくした経路で敵の目を引くように突入する。
敵のざわめきと戦いの気配が忽ち彼の周囲に充満し、迫ってくる。
「星の加護を」、とシャムスは小さく呟いた。彼のパラドクス、星の銀が発動し、忽ち緑野に燦然と輝く無数の盾が出現する。煌めく銀河のようなそれを連れて、複数のヴァインビーストにシャムスは戦いを挑んだ。
歪む時間の汀に彼我の攻撃が弾ける。彼は一撃を放つと鋭い牙のように迫る樹を弾きとばす。
敵は想定どおり彼に迫ってきた。シャムスは星の銀を展開して自在に動く。多少の攻撃は盾でいなし、盾の眩しさに怯んだ敵は逃さずに討ち取った。
ディアボロス達はここに攻め込むまでに、英気を養いパラドクス効果を積み上げてきた。それらを十分に活用し、ベストを尽くしてシャムスは戦う。流れ星のように彼のパラドクスが閃いた。
囮役としての役割をシャムスは十分に果たそうとしていた。
短い時間でも長く感じられる時がある。樹上でも地上でも、ディアボロス達が仕掛けた戦いは一気に加速した。
今しもシルが仲間の武運を祈りながら、魔砲を放つ。
(「本命部隊、任せたよっ!」)
●
一方、こちらは潜入組だ。
「頃合いだな。」
空中戦組が突入した時、ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)が低い声で言った。
潜入チームは全員光学迷彩をはじめ、これまでディアボロス達が積み重ねてきたパラドクス効果の恩恵を最大限に活用していた。
(「攻城戦か……こういう時は此方の劣勢をどこまで覆せるか、だよね。」)
慎重に戦局を見守っていた安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)も、頷いて言った。
「行こう。」
ノインの気配が消え、アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)も動いた。
戦闘音が激しく響いた。先鋒を引き受けた味方が戦っている。その陰で、潜入組は個々要塞へと素早く侵入を果たした。
「『ミセリコルデ』作戦開始します。」
パラドクス通信を閉じると、御門・風花(静謐の凶鳥/ミセリコルデ・g01985)はクダギツネに声をかけ、右手でナイフを引き抜き逆手に構えた。
「琥珀、行きますよ。」
完全視界は働いている。緑葉の間から覗く敵影はかなり鮮明に知覚できる……完全に隠れた個体はみえないけれども。風花は感覚を研ぎ澄まし気の流れをも感じようとした。
そして敵の気配に気づくと、風花の反応は速かった。
ヴァインビーストもほぼ同時にこちらの姿を認識したようだが、風花のナイフはその一瞬に敵を切り裂いていた。刹那、琥珀の瞳が青く光る。離脱する彼等のあとに凍った敵の躯が転がった。
風花は通路の角を曲がったところで加速する。前方に複数の敵の気配を感じたのだ。
「琥珀、私に続いて。」
風花と琥珀は翡翠色の回廊を風のように突進した。ヴァインビーストは切り裂かれ蔦が凍って落ちる。
風花のクリアな視界の先を味方の影が掠めた。
森林用偽装服に身を包み、ノインは猫のように足音を立てなかった。
(「我々は火山。妙な樹などは灰塵に帰す。」)
決意は深く胸に沈め、彼は音もなくヴァインビーストに忍び寄り、攻撃する。暗殺はノインの得意とするところだった。手負いの獣が伸ばしてくる牙を、ノインは機械の部位で受ける。カチリと硬質な音が響いて敵は怯んだ。
「おっと。」
目にもとまらぬスピードでナイフが閃き、植物獣はズルズルとノインの手を滑って落ちた。
この日の戦闘では、ある時はナイフが、ある時は銃が役に立った。
気配なく忍び寄ってとどめを刺す。それを繰り返していくうちに、ノインはある方向から光が漏れてくるのに気が付いた。
前方で仲間の一人が戦っている。そこに向かおうとする一体に彼は狙いをつけた。サイレンサーを付けた銃が短く咳込んで獲物がまろぶ。
「……。」
反撃をものともせず、冷静に仕留めるとノインは再び進み始めた。
「ありがとう」、と優はノインに声をかけたが、聞こえたかどうかわからない。気炎に包まれた武器を手にしたまま、今屠った一体から離れた。
ひとたび戦いを離脱すれば自分が戻ってくる。素早い侵入から敵との戦い。行きつく暇もなかったが……優は再び警戒しながら歩を進め、通路前方の大扉を目指した。その奥から陽射しが漏れているところをみると、この植物要塞の中心かもしれないと思った。
優は警戒をゆるめず、迫る一体に素早く反応する。
敵には一切容赦しない……普段はごく普通に見える優の瞳が黒く沈む。
パラドクスを発動し、優は歪んだ時空を駆けた。刹那、気炎を纏う優の武器と敵のデッドリーハウリングがぶつかる。気炎斬からの気炎天衝斬を発動して優は炎を操った。
「……爆発しろ!」
その言葉に誘われたかのように、ヴァインビーストは燃えあがり、炎の中に沈んだ。
優は敵を倒すと再び視線をあげた。大扉の向こうで騒ぎが聞こえてくる。仲間の誰かが突入したのかもしれない。
要塞内からも炎が吹き出すのが見えて、アーリンとメルキディアは視線を合わせる。
「行きましょう。」
「援護するわ。トドメと行きましょう。」
風を切って空へと駆けあがるアーリンの後をメルキディアが追う。まずは樹上の仲間と共に敵を掃討にかかる。
メルキディアの手には既にイオスラッガーがあった。風にのって紫の髪が流れ、イグナイト・クラッカーの光の渦が射出される。
眩しいドローンの様にメルキディアのパラドクスは敵に向かって飛んだ。畳みかける様に、アーリンもパラドクスを発動する。
ディアボロス達は交錯する時の流れを操って空間を越えた。
「花子さん、行ってくれる?」
アーリンの和筆が冴える。その攻撃を受けてヴァインビーストの一体が枝からまろび落ちるのを彼は確かに見た。
アンゼリカは手にした光の剣を豪快にふるった。反撃の咆哮を気にしてはいられない。鍛えた自分の体が頼みだ。捨て身の一撃で一匹は倒したが、後続のヴァインビーストの集団が直に追いついてくるだろう。
要塞に潜入後、アンゼリカも慎重に奇襲をかけて敵を倒していったが、最終的には侵入は敵に知られることになった。
アンゼリカは狭い通路に走りこむ。
襲いかかってくる敵に斬撃をお見舞いし、彼女はなんと反撃しようとする敵の顎をとらえた。咆哮をかすかに漏らすその個体を、アンゼリカは委細構わず討ち取った。
(「臨機応変。共に戦う仲間もいる、入りこめさえすれば負けないさ。」)
アンゼリカは奮戦し、ふと気が付けばもう後続の敵はいなかった。彼女は汗をぬぐい、通路の片側に扉を見つけた。
その扉の先は、陽光あふれる広間だった。間違いなくこの要塞の中心だろう。そして目にするのは緑。翠のステンドグラスが張り巡らされた大きな高い窓、壁も床も緑の光を放つが、そこに奥の扉からヴァインビーストの群れが飛び込んできた。
アンゼリカは大きく息を吸った。その手に光の大剣が現れる。
――全力の、光剣収束斬!
全てを斬り裂けぇっ!、と巨大な光の剣をかざしてアンゼリカは敵中に斬りこんだ。
しかし、やってきたのは敵だけではなかった。
どこかで別の扉が開く音がして、優達が飛び込んでくる。忽ち場内は乱戦になった。敵も必死である、おそらくこれが最後のトループス級の群れだろう。
するうち、天井のステンドグラスが派手に割れた。
「上は片付いたよ!」
そこから、シルをはじめ空中戦組が飛び込んでくる。
さらに凱歌が響き渡り、シャムスと蛍が正面を突破して乗り込んでくる。彼等は連携して地上の敵と戦ったのだった。
敵の最後の群れがディアボロス達にあえなく討滅されるまで、時間はそんなにかからなかった。戦闘音がやんで、ふいに静けさが戻る。
要塞が激しくゆれたのは、そんな時だった。
「外へ!」
誰かが叫び、ディアボロス達は要塞の前に揃って来るべき者を待ち受けた。
地が轟き、のっそりと現れたのは見上げるばかりに大きな古木の巨人だった。
「……。デカいな。」
ノインがぼそりと呟いた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【エイティーン】LV1が発生!
【モブオーラ】がLV2になった!
【光学迷彩】がLV3になった!
【フライトドローン】がLV4になった!
【クリーニング】LV2が発生!
【温熱適応】LV1が発生!
【活性治癒】がLV3になった!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【フィニッシュ】がLV2になった!
【アヴォイド】がLV5になった!
【先行率アップ】がLV3になった!
【ドレイン】がLV4になった!
【命中アップ】がLV5(最大)になった!
御門・風花
【博物館】
ネメシス形態。背中の紋章から魔力の翼を展開、魔力障壁がオーラに混ざる。
「『ミセリコルデ』作戦を開始します」
精神集中、敵の攻撃を【飛翔】【エアライド】で高速回避。味方の準備ができるまで時間稼ぎしつつ、心眼で樹木の気の流れや長い年月で脆くなっている箇所を探る
「視えた」
立ち止まり目を瞑ると右逆手に構えたナイフにオーラ集中、相手がこちら目掛けて腕を振り下ろした瞬間【神速反応】で目を開くと同時に一閃する。
「一刀両断」
振り回す腕か、巨体を支える脚、どちらかを巨大なオーラの刃で両断、体勢を崩させ攻撃の軌道を逸らす
「今です」
壊れた短剣を捨て、聖銃ヘレナを両手で構え、オーラを弾に込める。
「援護します」
安藤・優
【博物館】で参加
鎖を砕いて左腕を炎を纏う異形の腕に変質させてネメシス化
「ドロノキ…古びた樹木…うん、よく燃えそうだ」
――我は火種、我が身は薪也
鉄塊剣を構えて【飛翔】
――燃やせ、燃やせ、怒りを燃やせ
【未来予測・神速反応・エアライド・空中戦】で【臨機応変】に巨人の攻撃を掻い潜り
――心燃やして命を燃やせ
敵が隙を晒したら飛翔の最大速度で巨人に【突進】して【怪力無双】で強化した腕力で【貫通撃】
――全て燃やして、焼き尽くせ
樹木の鎧を鉄塊剣で貫き【火炎使い】で腕の焔を鉄塊剣に収束、臨界
最大威力の【緋皇爆焔刃】で樹木の鎧の内側から【爆破】する
【捨て身の一撃】だ、自爆の反動は想定済みだよ
それじゃ、後はよろしく。
エリザベータ・シゲトヴァール
【博物館】で参戦。
コールサインはユサール。
パラドクス通信等で使用。
●心情
こちらユサール、近接航空支援を開始する。
この巨体を倒すのは骨が折れそうだけど、味方の攻撃の起点を作れば!
●行動
味方との連携を意識。
【飛翔】し空中より味方地上部隊を支援する。
主眼はアーリンさんが絵画を描き終えるまでの遅滞戦術よ。
【一撃離脱】【空中戦】を活かし、高高度からの急降下と反転離脱上昇を繰り返して反復攻撃。
マシンピストルの【弾幕】で【制圧射撃】を行い【撹乱】、敵の動きを鈍らせ足を止める様に飛び回る。
【戦闘知識】【偵察】を駆使して敵の装甲や防御の薄い部分を【観察】し、
見付けた場合は【パラドクス通信】で味方に伝達。
●ドロノキの巨人
「こちらユサール、近接航空支援を開始する。」
コールサイン『ユサール』あるいは、エリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)は、空中より味方地上部隊を支援するべく、既に空にあった。
のっそりとした動きの敵クロノヴェーダは膂力を頼りに暴れまわるタイプと見えた。
(「この巨体を倒すのは骨が折れそうだけど、味方の攻撃の起点を作れば!」)
限界高度までエリザベータは飛翔し、急降下で敵を狙った。
巨体が見る間に視界に迫り時空が交錯する。
大空はいわばエリザベータの猟場であった。大空で味わう、空気を切り裂くようなスピード感も、身に沁みる風も、いわば馴染んだ感覚だった。
一撃をいれるとエリザベータは自在な動きで身を翻し、敵の特大の拳がブウンと虚しく空を切る。
エリザベータは急降下と一撃反転離脱上昇を繰り返して、敵を翻弄した。時にマシンピストルの弾幕を張って制圧を試みる。
あるいは仲間と連携して巨人を攪乱する。エリザベータは巨人の周囲を飛びまわり、その動きを鈍らせようとした。
そして折あらば、彼女は冷静に敵の装甲などを観察してみる。何か弱点が見つけられれば直ちに仲間に報告するつもりなのだ。
「『ミセリコルデ』作戦を開始します。」
御門・風花(静謐の凶鳥/ミセリコルデ・g01985)はネメシス形態に変身していた。背中の紋章から魔力の翼が伸び、魔力障壁が身を包むオーラに混ざる。
――精神集中。
風花は魔力の翼で風にのり、空に駆け上がると、敵の巨大な樹木の腕を高速回避した。
(「……樹木の気の流れを感じて。長い年月で脆くなっている箇所は?」)
パラドクスを発動し、風花はその力である心眼で敵の弱点を見切ろうとする。
(「視えた。」)
風花は刹那動きを止め、目を瞑る。右逆手に構えたナイフにオーラが集まる……と、時空が歪んだ。風花は目をひらき、クロノヴェーダの巨大な腕が降り降ろされる刹那の時をとらえる。
(「一刀両断!」 )
風花の巨大なオーラの刃が敵を斬り、その反撃はそれてゆく。
「今です。」
味方に声を投げると、風花は短剣を捨てて、聖銃ヘレナを両手で構えた。弾にはパラドクスのオーラを込めた。
「援護します。」
味方にチャンスを繋ぎ、援護する。それが今日の風花の戦い方だった。
安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)は敵を前にして、鎖を砕いていた。見ていると不安になり少し狂気を感じる黒い鎖……それが砕けると、左腕が炎を纏い異形化していった。
ネメシス形態に変身し、優の瞳も炎を映して昏く燃える。
「ドロノキ……古びた樹木……うん、よく燃えそうだ。」
――我は火種、我が身は薪也。
優は鉄塊剣を構えて高く飛んだ。
――燃やせ、燃やせ、怒りを燃やせ。
高速で飛翔し、優は唸る敵の拳をかいくぐった。
――心燃やして命を燃やせ。
刹那、優は敵の隙をついて、最大速度で巨人に突進した。パラドクスがぶつかる。渾身の力を込めて優は敵の樹壊の鎧を打ち抜いた。
――全て燃やして、焼き尽くせ。
巨人を貫いた瞬間、鉄塊剣に炎を収束させる。己が身すら焼くほどの怒りが燃え上がり、身内に秘めた地獄が顕現する。
緋皇爆焔刃が臨界を越えたとき、巨人の内側が赤く染まった……そして、優も。
(「捨て身の一撃だ、自爆の反動は想定済みだよ。」)
巨人はたたらを踏む。
優は手応えを感じ……思った。
――それじゃ、後はよろしく。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
【飛翔】がLV6になった!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【アヴォイド】がLV6になった!
アーリン・ハイアット
【博物館】で同行
アドリブ・連携歓迎
「さて、大胆なことしてみようかな」
【モブオーラ】や【光学迷彩】で自分は隠れながら【飛翔】して、大量の【フライトドローン】に和筆を括り付けて、自分とドローンでドロノキの巨人の実寸大巨大絵画を空中に描き、相手にぶつけます。
「気分は大怪獣映画、って奴かな」
新宿島に来てから見た映画になぞらえて、言います。
もし自分自身が発見されて樹海による反撃が届く場合は、いち早く【神速反応】【未来予測】【完全視界】で気付き、和筆で描き実体化した武器を持たせた花子さんに迎撃し、なるべくかすり傷程度になるように努めます。
受けたダメージは【活性治癒】による回復に任せます。
シャムス・ライラ
【博物館】で同行希望
【パラドクス通信】で仲間と情報共有、連携
攻撃手達の援護に【トラップ生成】と行こう
【飛翔】【モブオーラ】【光学迷彩】で
飛びあがりつつ潜み
予め鏡等光る金属を装着した【フライトドローン】に
「暁の一片」で呼び出した日の隼の光を当てて反射させて
敵の視界をくらます
これもある意味【光使い】を応用した罠かと
その際、味方の動きを妨げぬよう
【エアライド】【ジャンプ】【神速反応】【未来予測】で敵の動きをかわし
ネメシスモードでボウガンの【連射】【貫通撃】で【攪乱】攻撃
時間を稼ぐ
アーリン殿、皆、後は任せた!
仲間の傷は【活性治癒】でフォローできれば幸い
その他有効そうな残留効果は使用
アドリブ等歓迎
●
一方シャムス・ライラ(極夜・g04075)も空に潜み、味方を援護しようとしていた。また彼には独自の腹案もあった。
予め鏡や光る金属を装着したフライトドローンを飛ばしておいて、反射を利用し、巨人の眼をいくらかなりとでも、くらまそうというのだ。
(「一機だけにしか命令できないのは仕方ないですね
……。」)
その光源となるのは自らのパラドクスである。シャムスはそれを「暁の一片」と呼ぶ。
――来たれ、日の隼。
詠唱とともに、闇を吹き払う暁の白光が、隼の姿をとって現れ敵に飛ぶ。白く尾を曳いて敵を射抜いた瞬間、世界が白く輝いた。
そして攻撃すれば、敵の反撃が発動する。シャムスは身軽に空中を滑ってこれを避けた。味方の動きには常に注意を払い、連携するように動く。これまで味方が積み重ねてきたパラドクス効果を存分に活用する。
やがてシャムスもネメシス形態へと変身する。その姿でシャムスはボウガンを手にするとパラドクスをのせて攻撃していった。貫通撃を狙い、敵の攪乱を狙う。……そして彼は自分の活性治癒が味方のフォローに役立つことを願った。
(「アーリン殿、皆、後は任せた!」)
アーリン・ハイアット(こんにゃくエルフ・g05996)は光学迷彩やモブオーラを利用しつつ、飛翔していた。
彼はドロノキの巨人を見たとき、ふと大胆な想像が浮かんだ。新宿島に来てから知った大怪獣映画を思い出して、なぞらえてみたのだ……。
しかしいざ実戦となれば、ディアボロスである彼は、絵の大きさと攻撃の威力は関係ないことをもちろん良く知っていた。
芸術家肌のアーリンは、和筆を操って鮮やかなタッチで空中に敵クロノヴェーダの姿を描き、相手にぶつけた。アーリン画ドロノキの巨人のそっくりさんは実体を得て、ドロノキの巨人(クロノヴェーダ)を攻撃した。
クリーンヒットに、敵の巨体が揺れる。
「よし! いい感じだ。」
また、攻撃すれば敵に知られ、反撃を受けるだろう。
そこでアーリンはいち早く敵の反撃を予測することを心掛け、対処を練った。和筆を操作し、光学迷彩の効果も利用して、回避や迎撃を試みる。オラトリオの花子さんも一緒である。
時に連携し、仲間達とともに、アーリンは巨人に挑んだ。
(「多少のダメージには怯まないよ
……!」)
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【活性治癒】がLV4になった!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【ドレイン】がLV5(最大)になった!
アンゼリカ・レンブラント
【博物館】
わーすっごいでっかいな!
けれどその大きさで、私たちに反応できるかな
ネメシス形態の天使風姿に変化
【飛翔】を生かしつつのパラドクスの【突撃】攻撃で
巨人をかく乱しつつ身に纏う樹木を少しずつ削り取っていくよ
巨大になる敵とは逆の発想。
小回りを生かし【攪乱】して翻弄させていこう
さぁさぁ、私はこっちだよ!
私の動きを【フェイント】に仲間の攻撃を決める、
巨人が仲間に気を取られれば
パラドクスの【粉砕】の一撃を力強く決める!
相手は1体、焦らずに確実に決めていくよっ
味方が一斉攻撃を始めたら、【呼吸法】で
力をめいっぱい溜めての《光輝勇突撃》での体当たり
叩き込むと共に【貫通撃】で貫いていくよ
これで、どうだーっ!
シル・ウィンディア
【博物館】で同行希望
またデカいものが来たね…
でも、大きいだけで止められるとは思わないですっ!
引き続き飛翔からの空中戦で動くよ
残像を生み出しつつ、敵の顔のあたりを三次元機動で攪乱して動くね
基本は回避専念しつつ、世界樹の翼type.Cからの誘導弾で顔辺りを吹き飛ばしていくよ
ダメージがなくても、若干の牽制にはなるしね
陸戦チームや同じ空中戦チームの総攻撃が始まったら
世界樹の翼をtype.Aに戻してから、少し後退をして詠唱開始。
敵の動きを視野に入れつつ…
味方の攻撃が止んだタイミングで撃つよ
これがわたしの全力!
遠慮なく持っていけーっ!
全力魔法の六芒星精霊収束砲で一気に押していくよ!!
みんな、お疲れさまっ!
白水・蛍
アドリブ・連携歓迎
【博物館】と共に行動。
適宜残留効果を使用。
デカいだけで止められると思わない事ですね。
地上から敵に攻撃。
敵に密着する事で攻撃を当たりにくく当てられにくくすることを試みます。
私のブレードで<風使い・吹き飛ばし・不意打ち・捕縛>で体勢を崩す事を試みます。
敵の動きを止める事に全力を注ぎ、SPDパラドクスもその為に使います。
味方が攻勢をかけたら私も残りの全力を使い、攻めて参りましょう!
メルキディア・セデクリエル
【博物館】で行動
アドリブ連携歓迎
ジェストと一体化してネメシス形態へ。
それではジャイアントキリングと行きましょうか!
攪乱しながらラツィーデバイザーをイオスラッガーに添えてフリズマス・プファールを起動。
雷の術式場を形成しイオスラッガーから雷の杭を生み出して白水さんの援護を受けて地上から低空飛行で突撃。
脚に突き刺して木の鎧ごと貫く。
(アーリンさんの攻撃に合わせて突撃)
イオスラッガーから雷の杭を切り話して反撃を回避しつつ籠手からアーチクリーヴァーを取り出し、術式場の力を込めてパラドクス強化を施す。
紫電を纏って高速化した鋸刃を杭の上からたたき込み、そのまま脚を伐採。体勢を崩してトドメへとつなぐわ!
●
「わーすっごいでっかいな! けれどその大きさで、私たちに反応できるかな?」
敵をひと目見てそう言ったアンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)の考えは的を射ていたろう。確かに攻撃はあたると痛そうだがとても速そうには見えない。
アンゼリカはネメシス形態に変身し、天使に見紛う姿で空中を舞った。水のようなパラドクスのオーラに包まれて、彼女は巨人に向かって突撃した。その瞬間、力強いパワーが弾け、身にまとう樹木を散らして巨人は唸りをあげる。
続けて振り回される反撃の樹木の拳をアンゼリカは身軽に避けて、言った。
「さぁさぁ、私はこっちだよ!」
巨人をかく乱しつつ身に纏う樹木を少しずつ削り取っていく。
巨大になる敵とは逆の戦術でアンゼリカは攻めていった。敵を攪乱し、味方にチャンスを作り――かと思えば、巨人が味方に気をとられた隙を逃さず、粉砕する勢いでパラドクスの一撃をいれた。
(「相手は1体、焦らずに確実に決めていくよっ!」)
シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)も空にいて、引き続き飛翔からの空中戦で動く。
(「またデカいものが来たね……でも、大きいだけで止められるとは思わないですっ!」)
シルも敵を攪乱すべく、敵の顔のあたりを三次元機動で飛んだ。世界樹の翼type.Cからの誘導弾で顔辺りを吹き飛ばすと、敵はうるさそうに反撃してくる。
白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)も思いはシルと似ていた。
(「デカいだけで止められると思わない事ですね。」)
蛍も自分なりの戦術を戦いに活かした。
(「クロノヴェーダが巨体ならば、その至近で戦えば
……。」)
図体の大きな敵に密着して攻撃し、敵に狙われにくくしたかった。蛍はふっと空中を滑る。黒髪が風に流れる。これはという位置に立った時、彼女は武器を手にしていた。
(「私のブレードで敵の体勢を崩すことができれば
……。」)
蛍はパラドクスを発動する。
――我が音に応えて来たれ、音にて動く影の歌!
喚縛影音符を起動する詠唱と共に、蛍の声に演奏に魔力が宿り、影を動かし敵をギリギリと縛りにゆく。
(「不意打ちに捕縛、できることは駆使いたします!」)
蛍は持てる技を発揮し、まずはクロノヴェーダをとどめることに力を割いた。そして、味方と連携するために、全力攻勢に転じるタイミングを計っていた。
「白水さん――、」
呼びかける仲間の声に蛍は頷く。
メルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)はミニドラゴンのジェストと一体化したようなネメシス形態へと変身した。
(「それではジャイアントキリングと行きましょうか! 」)
この日、ドロノキの巨人は小回りの利くディアボロス達に相当に悩まされることとなった。
メルキディアも攪乱戦法をとり、ラツィーデバイザーをイオスラッガーに添えてフリズマス・プファールを起動する。
(「アイオンコード:ラミエル、コネクト!」)
二つの術式をリンクさせると、雷の術式場が生成され、イオスラッガーから雷の杭が生み出される。
「白水さん――、援護お願いするわ!」
「わかりましたわ。」
蛍の冷静な返事に送られてメルキディアは地を蹴った。
「アーリンさん、合わせるわ!」
アーリンの元から放たれるリアライズペイントの巨人を追いかける様に、絶妙のタイミングでメルキディアは、低空を飛んでクロノヴェーダに突撃した。パラドクスがぶつかり合い、メルキディアは敵の纏う樹木の鎧を貫いて一撃を放った。
次手には籠手からアーチクリーヴァーを取り出すとパラドクスの力を籠める。紫電を纏って高速化した鋸刃を杭の上からたたき込んだ。
(「命中よ
……!」)
メルキディアは手応えを感じる。ドロノキの巨人はグラリとよろめいた。
シルは仲間の動きをつぶさに見つめ、後方で世界樹の翼type.Aを手に詠唱を開始した。白銀の長杖には風翼の装飾と杖頭に藍鉱石の蕾がちりばめられているが、シルの詠唱とともにその蕾がほころびはじめる。集う魔力を示すように、風翼が開く。
敵の動きを視野に入れつつ、シルは味方の攻撃が止んだタイミングでパラドクスを放った。
――光よ、我が手に集いて力となり、暗夜を斬り裂けっ!
(「これがわたしの全力! 遠慮なく持っていけーっ! 」)
シルの背に二対の翼が発現する。突き出された長杖から天翔光撃破が放たれ、ドロノキの巨人に命中した。
一瞬、辺りに光が満ち、クロノヴェーダは動きを止める。
残光がまだひかぬうちに、力をめいっぱい溜め込んで天使のような姿が現れる。ネメシス形態のアンゼリカが風に乗って叫んだ。
「これで、どうだーっ! 」
パラドクスの光が輝いた。アンゼリカはその身を武器に突撃し、巨人を突き抜けた。
ディアボロス達の見守る中、それがこの要塞の要であったドロノキの巨人の最期だった。
クロノヴェーダが地に沈むと同時に、巨木の翠の城も壊れてゆく。名残を惜しむように残っていた緑葉が散った。ディアボロス達の勝利である。フローラリア防衛要塞群の事件もこれで解決にまた近付いた。
「みんな、お疲れさまっ! 」
シルが元気に声をかけた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【飛翔】がLV7になった!
【傀儡】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【ガードアップ】がLV3になった!
【反撃アップ】がLV4になった!
【先行率アップ】がLV4になった!