台東区秋葉原の戦い

 第一次東京奪還戦を完全勝利したディアボロス達は、奪還した地域と隣接する全ての区への調査を開始しました。
 隣接区の一つ、台東区の調査に向かったディアボロス達は、その途中『台東区秋葉原』に差し掛かったところで、突如、電脳世界に引き込まれてしまいます。
 この電脳世界を作り出しているのは、千代田区外神田のいわゆる「秋葉原地区」を支配していたジェネラル級大天使『電脳大天使カシエル』です。
 カシエルは、千代田区が奪還される瞬間に、自分の配下や信者を引き連れて、台東区の秋葉原へと脱出していたのです。

 カシエルは、信者たちをトループス級に覚醒させようとすると共に、自分達の聖地を奪ったディアボロスへの復讐を決意しています。
 ディアボロスは、この電脳化された秋葉原を突破し、台東区への進出を試みます。

踊れ歌え秋葉原電脳世界(作者 陵かなめ
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#TOKYOエゼキエル戦争  #台東区秋葉原の戦い  #台東区  #電脳大天使カシエル  #電脳世界 


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●電脳大天使カシエルと信者達
 電脳大天使カシエルが『3次元映像』として、信者たちの前に現れた。
「ボクたちの聖地、秋葉原は何故海になったのか?」
 カシエルは語る。
「それは、ディアボロスという悪魔達の仕業なのだ!」
「な……っ」
 信者たちが驚きに目を見開いた。
「ディアボロスは、この電脳秋葉原をも奪おうとやってくる」
「そんな、この電脳秋葉原を?!」
「なんてことだ!」
 カシエルを応援するためのペンライトを握りしめながら、信者たちは顔を歪める。
「ボクたちは、もう失う事はできない!」
 白い羽根を揺らし、スカートの裾を翻してカシエルが訴えかけた。
「だから……戦って、ボクの為に!」
「おおおおお!」
「我らの電脳大天使カシエル様のために!」
 信者たちのボルテージが一気に上り詰める。
「みんな、ありがとう! みんなの為に、心を込めて歌います。聞いてくださいっ!」
 そして電脳大天使カシエルは歌い始めた。
 ポップな曲に合わせて、可愛らしい仕草でウィンクするのも忘れない。
「あああ、尊いっ」
「カシエル様」
 信者たちはペンライトを振り、独自のダンスとパフォーマンスで会場を盛り上げた。

●依頼
「みんなー! あけましておめでとう!」
 虹色・クリア(デーモンのワールドハッカー・g03195)がパラドクストレインの前で大きく手を広げた。
 さて新年の挨拶はそこそこに。
 早速、事件のようだ。
「第一次東京奪還戦の完全勝利は覚えている? その後の攻略旅団の方針で、奪還した区と隣接する全ての区への調査を行う事になったんだよね」
 これはTOKYOエゼキエル戦争の全貌を明らかにすると共に、今後の大方針を決める為に重要な作戦となるだろう。
「でもね! 台東区では、区の境界線上に千代田区の残党であるジェネラル級の大天使が電脳世界を展開して、侵入を拒んでいるんだよ」
 その大天使とは……。
「電脳世界を展開している大天使は、ジェネラル級大天使『電脳大天使カシエル』なの!」
 ジェネラル級大天使『電脳大天使カシエル』は、千代田区神田周辺の、いわゆる『秋葉原地域』を支配していた大天使だ。
 彼女は千代田区が最終人類史に奪還された際に、自分自身と秋葉原の信者を台東区の秋葉原地区へと脱出させたという。
 本来の台東区秋葉原地区は何の変哲もないビジネス・住宅街だった。
 しかしカシエルは、この地に『失われた秋葉原を再現する電脳世界』を構築したのだ。
「カシエルの信者たちは、彼らの聖地秋葉原を奪われたことについて、すごく怒っているようなんだよね。最後の拠り所の台東区秋葉原を守るために、ディアボロスと戦う決意をしているの」
 もしディアボロスが現れたのであれば、信者たちはクロノヴェーダに覚醒し戦うということだ。
「みんなにお願いしたいのは、カシエル配下のクロノヴェーダのみの撃破だよ。そのためには、ディアボロスだってことを隠して潜入してほしいの」
 電脳世界の中でもディアボロスは通常通りに行動が可能だ。
 しかし戦闘時にはカシエル配下のクロノヴェーダが優位になるような特性が発揮されるので注意したい。
「変わった特性だけど、逆に利用することもできるかもしれないね」

 事件解決に赴くディアボロスに対して、クリアは更に詳しい説明をした。
「台東区秋葉原の電脳世界には、カシエル信者達が漂着し続けているんだよね」
 そのため信者たちは救援を行っている。
 彼らは独自の方法でディアボロスと信者を見分けるという。
 もしここでディアボロスだということが露見してしまえば、彼らはクロノヴェーダに覚醒して襲いかかってくるだろう。
「うまく信者だって信じ込ませたら、逆にカシエル配下のクロノヴェーダに挨拶するようにって居場所を教えてくれるよ」
 無駄な戦いを避けるためにも、うまく彼らの仲間のふりをする必要がある。
「ちなみに今回のカシエル配下のクロノヴェーダは『第六天守護天使・ガキエル』だよ。敵は攻撃の前にかならず歌って踊るの。歌って踊れば攻撃の威力も高まるんだよね。だから、みんなもこのルールに則って戦ったら有利に戦えると思うよ」
 ちなみに、と。クリアが付け足す。
「そういえば、みんな初詣はしたかな? パラドクストレインに乗る前に新宿島で初詣をするのも良いんじゃない? 今年一年の願掛けや目標を言ってみるの。良かったら、初詣にも行ってみてね」

 カシエルの信者達の聖地を奪われたという怒りは、ディアボロスの怒りと似ているかもしれないとクリアは言う。
 そして、このように説明を締めくくった。
「できることなら信者さんたちはクロノヴェーダに覚醒しないでほしいよ。信者のふりをするのは大変かもしれないけど、みんな、よろしくね」

●信者の見分け方
 海に流れ着いた者を信者が抱き起こす。
「大丈夫か?!」
「傷はないようだ! 良かった!」
 信者たちは漂流者の無事を喜んだ。
 だが――。
「きみ、無事だったなら仲間かどうかを試さねばならないよ」
「その通りだ。仲間を疑うのは心苦しいけれど、これもカシエル様のため!」
「我らの聖地を奪ったディアボロスが信者に化けているかもしれないのでな!」
 信者たちは説明をしながら横に並んだ。
 両手には様々な色に光るペンライトが握られている。
 狂おしいほどのカシエルへの愛をたたえた瞳をさらけ出し、信者たちは頷きあった。
「ではいくぞ! スイッチ~~~~~~オンッ!」
 信者のひとりが音楽再生プレイヤーのスイッチを押す。するとポップなカシエルの歌が聞こえてきた。
 信者たちが一糸乱れぬ独特な動きでリズムを取り始める。
 ペンライトを素早く上げ下ろし、歌詞と歌詞の間に合いの手を入れるのだ。
「ハイハイハイハイッ!」
「ウー、フゥフゥフゥフゥッ♪」
 ある者は手作りのはちまきを巻き、ある者は『カシエル様♡』と刺繍された法被を身にまとっていた。彼らは激しいダンスで、カシエルへの忠誠と愛を表現する。
 信者たちはペンライトを振り回して一曲を終えた。
「さあ貴殿にこれができるのか?!」
「踊りを知らずとも、カシエル様への愛のパゥワーで乗り越えられるはずだ!」
 さあ、さあ、いざ主への忠誠を示さん!
 カシエルを応援する彼らの中に入り一緒に踊り狂うことで信者と信じてもらえるようだった。


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POW  お前も眼鏡をかけろ!

技能:破壊/念動力/グラップル (各7LV)

眼鏡こそ至高という理念の元、眼鏡をかけていない人を見ると巨大な眼鏡を持って襲いかかっていく。
(元パラドクス:デストロイスマッシュ)

SPD  眼鏡こそ至高

技能:暗殺/忍び足/情報収集 (各7LV)

眼鏡をかけることを視覚からも聴覚からも洗脳してくる。術にかかると猛烈に眼鏡をかけたくなる。
(元パラドクス:アサシネイトキリング)

WIZ  お前も眼鏡信者

技能:精神攻撃/誘惑/風使い (各7LV)

眼鏡をかけないといけないという概念を植え付け徐々に精神を蝕んでいく
(元パラドクス:サキュバスミスト)

特殊ルール この選択肢には、特殊ルールはありません。
👑5

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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【悲劇感知】
3
「効果LV×1時間」以内に悲劇が発生する場合、発生する場所に、ディアボロスだけに聞こえる悲劇の内容を示唆する悲しみの歌が流れるようになる。
【強運の加護】
2
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【一刀両断】
2
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【フライトドローン】
5
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【友達催眠】
2
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【プラチナチケット】
2
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【建物復元】
1
周囲が破壊を拒む世界となり、ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の建造物が破壊されにくくなり、「効果LV日」以内に破壊された建物は家財なども含め破壊される前の状態に戻る。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV4 / 【ダメージアップ】LV6 / 【反撃アップ】LV2 / 【アクティベイト】LV1 / 【リザレクション】LV3(最大) / 【ラストリベンジ】LV1 / 【先行率アップ】LV3 / 【ドレイン】LV1 / 【ロストエナジー】LV3

●マスターより

陵かなめ
 こんにちは、陵かなめです。
 今回ご案内するのはTOKYOエゼキエル戦争のシナリオになります。
 台東区秋葉原へ向かい、カシエル直属のトループス級『第六天守護天使・ガキエル』を倒しましょう。
 まずは②【期間限定】新宿島の初詣です。パラドクストレインに乗る前に、初詣はいかがでしょうか。今年の抱負や願いをお聞かせください。参拝シーンの描写になります。この選択肢は、必ず他の選択肢の描写の前に行います。他の選択肢が描写された後には描写されません。
 パラドクストレインで海の近くに到着後は、信者のふりをして①カシエル信者との接触を行います。信者と一緒にパフォーマンスをすることで、信者だと信じでもらえるはずです。なお、こちらの選択肢が失敗に終わると④👾覚醒するかもしれないトループス『眼鏡団』との戦闘になります。①カシエル信者との接触が成功すれば④👾覚醒するかもしれないトループス『眼鏡団』の描写はありません。
 信者との接触に成功すると『第六天守護天使・ガキエル』の居場所を教えてもらえます。その場には③👾護衛するトループス級『嫉妬団』もいますので、蹴散らしてください。
 最終的に⑤👿アヴァタール級との決戦『第六天守護天使・ガキエル』と戦って勝利すればシナリオクリアです。戦闘時にはカシエル配下のクロノヴェーダが優位になるような特性が発揮されるので注意してください。
 それでは、プレイングをお待ちしています。
27

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


ネリリ・ラヴラン
神社はどこでも良いかな。でも夜中~明け方にひっそり行きたい気持ち。

参拝ではあるんだけど、一人で東京を歩く珍しい機会だから、ちょっとした記憶巡りでもあるよ。まあ、現在のここに覚えはないんだけどね。

少し落胆した気持ちを持ち成そうって、おみじくを引きたいわ。
習わしだとどこかに括りつけて帰るのだったかな?
教えて貰いつつ、おみくじとお別れしてから、お賽銭もしていこう。

残りの区にもこれからきっと足を運んで、いつか想い出を取り戻せるのかもしれない。
少し怖くもあるから、受け止める勇気を下さい、と。

少しだけしんみりしちゃったけど、帰りは笑顔でねっ。
みんなに会う時に寂しいお顔はNGだから。

アドリブは歓迎だよ。


●初詣
 ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は、神社を見上げた。
 ひっそり一人きりでの参拝だ。
 来た道を振り返るが、正直なところ……現在のここに覚えはない。一人で東京を歩く珍しい機会なので、ちょっとした記憶巡りの意味もあったのだけれども――。
 思わず目を伏せる。ひんやりとした夜風が頬をなでた。暗い夜だ。今少しだけ、瞳に寂しさの色が映ったとしても、誰にも気づかれないだろう。
 とはいえ、と、ネリリは首を横に振った。
「よし、おみくじを引こうかな」
 少々落胆してしまったことも事実だけれど、気持ちを持ち直そうと思う。
 さわさわと、葉の揺れる音が耳に届いた。
 暗くて――静かな夜だ。月明かりに照らされた樹の葉の緑色が見える。神社の赤い柱も風景に溶け込んでいる。暗くても、静かでも、決して不快ではなかった。
 おみくじを引き、内容を確認する。
 結果は悪くはない。
「習わしだとどこかに括りつけて帰るのだったかな?」
 周囲を見回すと、おみくじが沢山結び付けられている場所があった。
 ざっと見てみたが、結び方はある程度自由にしても良いようだ。
 さて、ネリリは願う。
 今はまだ取り戻せていない残りの区も、きっと足を運ぶことになるのだろう。
 そして、いつか思い出を取り戻せるかもしれない。だから――。
(「少し怖くもあるから、受け止める勇気を下さい」)
 と。
 礼を終え、ネリリはいつもの笑顔を浮かべた。
 もうすぐパラドクストレインは出発する。
「みんなに会う時に寂しいお顔はNGだからね」
 そう言って、軽快な一歩を踏み出した。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!

ネレッセ・シュナイダー
港区にある愛宕神社へ参拝します
こちらに武徳の神、日本武尊が祀られていると聞きますのでこれからの戦いを見守っていただけるようお願いします

神様、どうかディアボロスの戦いに幸を……

簡潔に参拝を済ませたら気持ちを切り替えて台東区へ
必ず奪還します

奪還した地域、これから向かう地域に思い入れは無いのでおそらく自分の故郷ではないのでしょう
自分の故郷は何処なのか分かりませんが、絶対に奪還出来る日が来ると信じてます

アドリブ連携歓迎


 ネレッセ・シュナイダー(まな板・g02357)は愛宕神社を訪れていた。
 大鳥居から木に囲まれた石階段を登ると、丹塗りの門が見えてくる。階段は急ではあったけれど、これからの戦いのことを思うと軽いウォーミングアップになったかもしれない。
「少し気温が低いのでしょうか」
 頬に冷たい風が当たる。吐く息が白く空に上昇していった。
 周囲には薄っすらと雪の名残が見える。
 ネレッセは丹塗りの門をくぐって社殿にむかった。左手には招き石が鎮座しているのが見える。そして、真っ直ぐ視線の先には賽銭箱。木に囲まれた社殿は、静かに人々を待ち構えているようだ。
 祈るのはこれからの戦いについて。
「神様、どうかディアボロスの戦いに幸を……」
 ここ愛宕神社には武徳の神、日本武尊が祀られていると聞く。
 どうか、これからの戦いを見守っていてほしいと願った。

 さて、参拝はここまでだ。
「では、台東区にむかいましょう」
 気持ちを切り替えるように、一度まばたきをする。
 これまでに奪還した地域やこれから向かう地域に思い入れはない。
 ということは、おそらく自分の故郷ではないのだろう。
 自分の故郷が何処なのかは、今はまだわからない。
 日本国内の何処かだということは覚えているけれども……。
 それでも、ネレッセはここで立ち止まらない。
「絶対に奪還出来る日が来ると信じてます」
 いつか自分の故郷を奪還できる日が来ると信じているのだ。
 そのためにも、今は目の前にある戦いに力を注ぐこと。
 台東区も必ず奪還すると決意を固めた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!

ベアトリス・リュウフワ
『はつもうで』は、実は人生で初めてのことでして。
……本当は神様なんて信じていないのですが。
しかし、祈りや想いが強い力になるのもまた事実。
凝り固まった思い込みを抱いていては、”先”へは進めないでしょう。
わたくしも、最強の剣士を目指して――祈り、願います。

あまり賑やかなところは得意ではございません。
『愛宕神社』にて、人入りの少ないタイミングで参ります。
そちらのほうが、静寂を愛せるというものでしょう。

……ほんとうは、父上と母上に会いたい。
しかし、それを表に晒すというのは、わたくしの”誇り高き公爵家の娘”としてのプライドに反します。
……ですけれども、今だけは、心の内で『願う』くらいならば――。


 愛宕神社には、ベアトリス・リュウフワ(強欲と傲慢のミルフィーユ・g04591)も訪れていた。
 特に人入りの少ないタイミングを選んだため、周囲は静寂に包まれている。急勾配の階段には、木の影が落ちていた。
 実は『はつもうで』は初めてのこと。
 ベアトリスは背筋を伸ばし、静かに歩みを進めた。
 ちなみに、神様など信じてはいない。
 しかし――。
(「祈りや想いが強い力になるのもまた事実」)
 凝り固まった思い込みを抱いていては『先』へ進むことはできないと思う。
 冷たい風が頬にあたった。
 長い黒髪がふわりと揺れる。
「わたくしも、最強の剣士を目指して――祈り、願います」
 ベアトリスは灯籠に挟まれた石造りの道を踏みしめて社殿の前に立った。

 さわさわと、木の葉がすれる音がする。
 何処かで小さく鳥の鳴き声がした。
 今ここには、自分以外の人の気配はない。
 だからこれから願う言葉は誰かに聞かれることはないだろう。
 けれどベアトリスは誰にも聞かれぬように、心の中で願った。
(「……ほんとうは、父上と母上に会いたい」)
 と。
 決して表に出さない思いだ。
 これを表に出すということは、ベアトリスの『誇り高き公爵家の娘』だというプライドに反すること。
 自分を形作る根本を崩すことはできない。
 だからこそ、今だけ。
 心の内で僅かに『願う』くらいなら、きっと――。

 もちろん、ベアトリスの願いを耳にした者はいない。
 ベアトリスは初詣を終え、身を翻した。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!

桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎

柳森神社へ行こうかな。

服装はステシの振り袖。

とりあえず柳森神社のおたぬきさまを見てそれから祈願しに行こうか

勝運祈願する人もいるみたいだし勝運祈願してやる気をもらっておこうかな

後は仲間の無事とかも祈願して早めに終わらせて神田明神に行ってる仲間に合流してもいいかもね?

【飛翔】使えばあっという間に辿り着けるでしょ

確か人鳥とアオイがいるはず……
ん?なんか運命がいるけどさっき違うところで見かけたし気のせいよね?そんなに早く移動できないと思うし……

アオイに人鳥見つけた!
合流できてよかった…ってアオイ何か元気ないわね?チョコミントいる?

戦いに行く前に振り袖から普段着へと着替えを済ませる。


百鬼・運命
「く、人生初の寝正月を堪能する予定がどうしてこうなった」

参拝者が少ないと言っても、それは神社職員も同じ。神主見習いである運命も知り合いにドナドナされて各所神社で御幣を振って参拝者のお祓いをしています。その手伝いの範囲は非常に広範囲に及んだうえに忙しかったため、気がつけば各所で見切れキャラのように登場して、同時刻に複数存在しているのではないか?というような謎の事態を引き起こしています

「神様は勝利を保証はしない。だけど勝利を願う気持ちは保証してくれるさ」

「神様の加護は足し算ではなくかけ算が基本でね。ゼロに何をかけてもゼロ。何もしなければ加護の意味は無いが、何かすれば加護はあるさ」

絡みアドリブ歓迎


アオイ・ダイアログ
まだしてなかったし、折角なのでお参りしてきますよ
おや人鳥さん、それじゃ一緒に行きますか

振袖着て神田明神にお参りです
2礼2拍手1礼、三神にご加護を願っておきます

五円玉を投げて、だいこく様にお願いしましょう
関西にいる筈のお姉ちゃんとの縁が繋がりますように
ディヴィジョンが見つかりますように
祈るだけで何か起きる程甘いとは思ってませんが

御守りも買っておきます
厄除け……変な気に当てられないよう守ってくれますかね?

あれ、心配かけちゃいましたか
人鳥さんに、姫恋さんもありがとうございます
甘酒もチョコミントも頂きますね🎵

全部済ませたらビジュアルレイヤーで普段着に替えましょう
さぁ皆さん、一丁やってやりましょう🎵


眉立・人鳥
アドリブ絡み歓迎

んじゃ俺もとりあえずは神社から行きますか
一人で行かせるのもちと心配だし、アオイちゃんについてこう
俺は特に着飾るつもりもねぇし普段着でいいだろ

おみくじでも引いとこうかな、天使ぶっ潰す前に神頼みってのも
なんだか微妙な気分だが、まぁあいつらガワだけだし気にするだけ無駄か

後はまぁそうだな、願うならまずはやっぱ仲間の無事と……
大事な人の無事ってところかねェ

ちと元気なさそうだな、アオイちゃん
そう言う時は、なにより甘いもん
って事で甘酒でも買ってやるか
神田明神内にある店のは格別らしいんだわ
テイクアウトも出来るみたいだしな

色々あるだろうけどさ、これでも飲んで元気だしな
ちょっとは気分も晴れるだろ


「く、人生初の寝正月を堪能する予定がどうしてこうなった」
 百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)は御幣を振るいながら、密かに心の中で苦虫を噛み潰したような顔をした。
 ……あくまでも、心の中で、だけれども。
 実際には参拝者のお祓いをするために、せっせとお務めをしているのである。
 さて、そんな運命が見守る中、ディアボロスが初詣にやってきた。

 桜・姫恋(苺姫・g03043)は柳森神社で勝運祈願をしていた。
 そして、
「仲間が無事でありますように」
 とも。
 自分のやる気をもらい、仲間の無事も祈る。
 今日は少し肌寒い気もするけれど、頬に当たる風が気持ち良い。
 姫恋は初詣らしい振り袖姿だ。淡く上品な色合いの着物には、裾に広がるように模様が描かれている。散りばめられた花や手毬、苺などが可愛らしい。
 落ち着いた柄の帯に、帯締めの鮮やかな色合が映えていた。
 結わえた髪に飾られている苺と小花も着物と合わせているのだろうか。
 風に吹かれ袂がふわりと揺れる。
 さて。手早く参拝も済ませたことだし、これからどうしようかと考えた。
「神田明神に行ってる仲間に合流してもいいかもね?」
 確か人鳥とアオイがいるはずだ。
 そうと決まれば、早速行動に移そう。
 おたぬき様のおやしろも見たことだし、と、姫恋は仲間たちのもとへ急いだ。

 勝運祈願を祈る仲間の姿を運命は見ていた。
「神様は勝利を保証はしない。だけど勝利を願う気持ちは保証してくれるさ」
 神様の加護は足し算ではなくかけ算が基本だと運命は言う。
「ゼロに何をかけてもゼロ。何もしなければ加護の意味は無いが、何かすれば加護はあるさ」
 だからこそ、今皆が祈っていることに意味はあるのだと。
 おみくじを欲している者の対応をしながら、そう思った。
 さて、運命も移動の時間だ。
 今日はこれから、様々な場所でのお務めが待っている。
「いや、本当に……どうしてこうなった……?」
 お祓いの手伝いもした。おみくじの手伝いもした。あれもこれも頑張った。
 だが、運命の助けを待っている神社はまだまだ各所に点在しているのだ。
 運命はできるだけ早く次の神社に向かうため、トボトボと歩きだした。

 一方、神田明神にて。
「まだしてなかったし、折角なのでお参りしてきますよ」
 アオイ・ダイアログ(響き合う言霊の繰り手・g02687)は可憐な振り袖を着ている。
「んじゃ俺もとりあえずは神社から行きますか」
 その後ろに続くのは眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)だ。
 一人で行かせるのも少々心配なので、アオイについていくとのこと。
「おや人鳥さん、それじゃ一緒に行きますか」
 といういきさつを経て、二人は神田明神へとやってきた。
 お参りする者、おみくじを引く者、神社内はそこそこ賑わっているようだ。平たい石が敷き詰められている境内を歩く。
 人鳥は、まずおみくじを引いてみることにした。
「天使をぶっ潰す前に神頼みってのも、なんだか微妙な気分だが」
 言いつつ、おみくじを受け取る。
「まぁ、あいつらガワだけだし気にするだけ無駄か」
 独り言は、吐き出した白い息とともに寒空に消えていった。
 風が吹くと寒さをいっそう感じられる。
 アオイは様式に則って参拝をしていた。
「関西にいる筈のお姉ちゃんとの縁が繋がりますように」
 だいこく様にお願いするのは、関西にいる筈の姉のこと。
「ディヴィジョンが見つかりますように」
 もちろん、祈るだけで何か起きるほど甘くはないと思っている。

 しばらく後のこと。
「アオイに人鳥見つけた!」
 姫恋が大きく手をふった。
 アオイと人鳥が応えるように顔を上げる。二人とも、ちょうど参拝を終えたところのようだ。
 二人に走り寄った姫恋は、ふと、アオイの顔を見た。
「合流できてよかった……ってアオイ何か元気ないわね? チョコミントいる?」
「だな。ちと元気なさそうだな、アオイちゃん」
 人鳥もアオイの様子に気づいているようだ。
「そう言う時は、なにより甘いもんだな」
 神田明神内にある店の甘酒は別格らしいと聞く。
 テイクアウトもできるのであればと、人鳥は甘酒を購入した。
「あれ、心配かけちゃいましたか」
 姉のことを祈り、そして祈るだけで何か起きるというわけではないと実感したことを思う。もしかしたら、意識せずに少し落ち込んでいたのかもしれない。
 自分の機微を分かってくれる仲間たちに、アオイは笑顔を向けた。
「人鳥さんに、姫恋さんもありがとうございます。甘酒もチョコミントも頂きますね🎵」
 チョコミントを口に放り込むと、いつもの元気が湧いてくる気がする。
 チョコミン党員は、ひと欠片のチョコミントをパワーに変えるのだ。
 ミントのフレーバーが口内に爽快感をもたらす。
 これは、今から頑張れそう!
 姫恋を見上げると、笑顔が返ってきた。
「色々あるだろうけどさ、これでも飲んで元気だしな」
 人鳥からは甘酒を受け取る。両手で包むように持つと、じんわりと指先が温かくなった。今日は寒い日だったと思い出す。
 ひとくち口に含むと、ほんのりと甘さを味わうことができた。
「ちょっとは気分も晴れるだろ」
「はい、お二人ともありがとうございます」
 初詣は済ませた。
 元気も出た。
 後は、パラドクストレインに乗り込むだけだ。
「さぁ皆さん、一丁やってやりましょう🎵」
 アオイが声をかけると、それぞれが出発の準備を始めた。
「……ん?」
 ふと、姫恋が振り向く。
「なんか運命がいるけどさっき違うところで見かけたし気のせいよね? そんなに早く移動できないと思うし……」
 参拝者にお祓いをしている姿が見えたような気がしたが……。
 おそらく気のせいだろうと、納得する。

 皆の背が小さくなる。運命はまだ頑張っていた。
「……ここが終われば、次は……く、まだ予定が詰まっているのか」
 多忙を極める運命のスケジュールは、まだ埋まっているようだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【プラチナチケット】がLV2になった!
【フライトドローン】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【アクティベイト】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

九七式・千八
初詣っすかー。東京って、大きな神社があるんっすか?

とりあえず、僕は手近にある大きな神社に行くっすね!
露店とかが並んでいないのは残念っすけど、参拝は欠かせないっすね!

東京23区がちゃんと全部奪還出来ますよーに!!
あ、あと、自衛隊組織が正常機能してくれますように!!

声を出しちゃいけないっすから、心の中で出来る限りの大声で言っておくっすよ!
最後は自販機でコーヒーとか買って、ゆっくり飲んで帰るっすかね!


 九七式・千八(SPIRIT OF CHI-HA・g05092)は初詣に近くの神社を選んだ。
 木に囲まれた境内は、少しだけ肌寒い。
 広い敷地内をぐるりと見回す。残念ながら露店は並んでいなかった。
 露店が賑わっていたなら楽しかっただろうけれどとは思うが、今の目的は参拝だ。
 千八は鳥居を抜け、大きめの石畳の端を歩き参拝の場所へと進む。
 願いは心の中で。
(「東京23区がちゃんと全部奪還出来ますよーに!!」)
 どうか思いが伝わるようにと、できる限りの声を心の中で。いつもの元気な姿の千八そのものの叫びだ。
(「あ、あと、自衛隊組織が正常機能してくれますように!!」)
 静かに、そして力強く祈った。
 本殿から鳥居にむかって風が吹く。
 人々を守るために立ち上がった千八の気持ちは、風と共に小気味よく舞い上がった。
「さすがにちょっと寒いっすね」
 ふるりと体が震える。
 我慢できないような寒さではないけれど、少し温まるのも良いだろう。
 おあつらえ向きに、自動販売機が目に止まった。
 ホットコーヒーを選び木陰に移動する。
 両手で缶を持つと、いっそう温かさを感じられた。
 ミルクとシュガー入りの甘いコーヒーを少しずつ口に運ぶ。甘くて少しだけ苦い独特の風味が口の中に広がっていった。
「ふー、これはこれで温まるっすよ」
 呟いた吐息が空に上る。
 温まった身体から吐き出された白い息を眺め、千八はコーヒーを飲み干した。
「さて、帰るっすかね!」
 そう言って、一歩踏み出す。
 明るい表情でしっかりと進む千八。その瞳は、これから進むべき先を見据えていた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!

峰谷・恵
「新宿島だけじゃ初詣に行く神社も限られてたからねー」

初詣でお賽銭に10円玉を投げ入れて(はぐれた人と再び縁ができますように→奪われた地やそこで暮らす人との縁が再び結ばれますように)神様にお祈り。
「クロノヴェーダを倒すのは神頼みする暇があれば鍛えればいいけど、そもそも乗り込めないと戦えないからね。まだパラドクストレインが行けない場所との縁結びは神様でもなんでも頼るよ」

「にしても奪われた、ねえ。カマエルもディアボロスが新宿を奪ったとか言ってたけど、大天使やアークデーモンの頭の中じゃ元々東京23区がああいう世界ってことになってるのか、ただ被害者面して信者に訴えてるだけなのか…気にはなるね」


「新宿島だけじゃ初詣に行く神社も限られてたからねー」
 多くの区を取り戻せたおかげで、初詣に訪れることのできる神社の数も増えたと実感する。
 峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)は、さっそく賽銭箱に10円玉を投げ入れて祈った。
(「はぐれた人と再び縁ができますように」)
 奪われた地やそこで暮らす人々との縁が再び結ばれますようにと願う。
 クロノヴェーダを倒すだけならば、自分を鍛えるだけで良いと恵は思うのだ。それこそ、神頼みをする暇があれば、自分の力を高めるために鍛えるほうがずっと良い。
 だが、それも敵と戦える場合だ。
 そもそも敵のいる場所に乗り込めないのであれば意味がない。
「まだパラドクストレインが行けない場所との縁結びは、神様でもなんでも頼るよ」
 これからも、少しずつでも良い。まだ行くことができない世界へ縁ができますようにと願わずにはいられない。
 訪問可能な神社の数が増えたように、世界を取り戻すたびにできることも増えるはずだ。

 恵は参拝を終え、今後のことを考える。
 辺りには冷たい風が吹いていた。
「にしても奪われた、ねえ」
 敵の『ディアボロスが新宿を奪った』という認識が気になる。
 それとも、大天使やアークデーモンは被害者面をして信者に訴えているだけなのだろうか?
「気にはなるね」
 少なくとも、今回の信者たちはディアボロス憎しと考えているという。
 ともあれ、初詣は終わりだ。
 パラドクストレインが発車すれば、そこからは戦いの時間が待っている。
 恵は前を向いて歩き出した。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!

奴崎・娑婆蔵
おう、天夜の
お前さんのコミュ力でここの作法を情報収集してみて頂けやせんか?
それで備えまさァ


・肩の羽織を『カシエル様♡』法被にチェンジ
・『火車』――自転車もカシエル様推し仕様に痛デコ
・それから腰の妖刀をペンライト(色のセレクトも不興を買わぬよう留意)に取り換える


誠心誠意カシエル様推しに努めまさァ
古参各々方、指導鞭撻の程どうぞよしなに


・普段から自転車漕ぎつつトンカラトントンカラトンと歌いながら踊ったりしているので、パフォーマンスを問われても体のキレには自信アリ(臨機応変)

・信者達の挙動を見取り息を合わせる(精神集中+呼吸法)
・【チェインバベル】で軽めの未来予知もキメつつ、一糸乱れずオタ芸を返す


天夜・理星
あっOK。そういうことね。
アタシってノリもいいんでね、楽しそうなのは好きだよ。

…って娑婆蔵さんいたわ。
おーい、アタシも手伝おうか?

っへへ、じゃあ喜んで情熱もって情報収集させていただこう。
アタシも興味があったんだよねこれ。
ちょうどここに総覧って落書き帳もあるしさ…
これのページに、アタシが収集できた作法とやらを書き記して、娑婆蔵さんと情報共有する。

それからアタシも『カシエル様♡』の羽織りやペンライトが余ってたらそれを譲ってもらおう。

そしたら後は臨機応変とダンスと勇気の技能で、キレ良くパフォーマンスだ!
信じてくれる後押しに友達催眠も手伝ってくれるだろうし…!

これで文句は無いね!?


アオイ・ダイアログ
ああ、はいはい
いますよねこういうの
アイドルの追っかけは私の守備範囲からは少し外れるんですが
演技は得意ですし、ちゃんと合わせますか

予め作ってきたカシエル様LOVEとかのシールが貼られたペンライトや同じく刺繍されたたすきを取り出して踊りますよ

要はオタ芸でしょう、多少は心得があります!
コスプレイヤー舐めるなー!(心の声)
リズムを取って、一回で覚えてちゃんと踊ってみせましょう!
ハイハイハイハイっ!

どうです、認める気になりましたか?
愛の力は無限大ですからね、造作もないことです🎵

……さて、早く私たちの前に姿を見せて欲しいですね
そうすればきっと……捗りますから🎵


●信者たちへのパフォーマンス
 台東区に到着したディアボロスたちを迎えたのは、電脳大天使カシエルの信者たちだ。
 彼らは漂着者が無事だと分かると、すぐに仲間かどうか見極めたいと主張した。
 そしてまずはとギラついた瞳でパフォーマンスを披露する。
「ああ、はいはい。いますよねこういうの」
 アオイ・ダイアログ(響き合う言霊の繰り手・g02687)は、どこか達観した表情で彼らの踊りを見ていた。
 一方、天夜・理星(復讐の王・g02264)も理解が早かった。
「あっOK。そういうことね。アタシってノリもいいんでね、楽しそうなのは好きだよ」
 ふと隣を見ると、奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)の姿が目に入る。
「……って娑婆蔵さんいたわ。おーい、アタシも手伝おうか?」
「おう、天夜の。お前さんのコミュ力でここの作法を情報収集してみて頂けやせんか?」
 先程の会話から、おそらくどのようなことをすれば良いのか大体の想像はつく。しかし、さらに情報を収集しておけば、より円滑にミッションをこなすことができるだろう。
「っへへ、じゃあ喜んで情熱もって情報収集させていただこう」
 理星は自身が知ることを書き記すための『総覧』を取り出した。

「では、最初に私が行きますよ」
 最初に手を挙げたのはアオイだ。ペンライトやたすきは、あらかじめ準備済だ。
「な……! それは、カシエル様LOVE(自作)入のペンライト……!」
「たすきにも……刺繍が施されている……!」
 信者たちはアオイの持ち物を見て息を呑んだ。
 それらはカシエルへの愛と忠誠を示すあからさまなアイテムだった。
「素晴らしいアイテムだ。もはや仲間に間違いないのでは?」
「たしかに……! いや、それでも判断は慎重にしなければなるまい!」
「いつでも良いですよ。音楽を流してください」
 アオイは歴戦の猛者たちが集う戦場に出陣するがごとくの気迫を湛え、準備運動を始める。
 ほどなくして、ポップで可愛らしい音楽が流れ始めた。
「このとろける歌声!」
「ああ、カシエル様」
 信者たちはうっとりとカシエルの歌を聞いた。
 そしてアオイは、リズムに乗ってステップを踏んだ。
「はい、ここで回転、ここでペンライト上げます」
 一度見た彼らの独特な踊りを忠実に再現してみせる。
「素晴らしい応援だ!」
 信者たちがアオイの動きを見てあっと驚いた。
「ハイハイハイハイっ!」
 曲に合わせて入れる合いの手も完璧だ。
(「コスプレイヤー舐めるなー!」)
 そしてアオイはパフォーマンスを終えた。
 ふと見ると、並んだ信者たちが良い笑顔でサムズアップをしていた。

「なるほど、アイテムは重要。リズムも大切に、と。こんなところかな」
 理星は楽しそうな信者の様子をつぶさに観察していた。
 時折、興奮している信者に近づいてさり気なくポイントを聞き出すことも忘れない。
「やはり、見た目から入る必要がありやすね」
 娑婆蔵が頷く。
「そうみたい。アタシは羽織を借りてきたよ!」
 理星が『カシエル様♡』と大きく刺繍された羽織を広げた。
 どうやら情報収集中に信者からうまく借りたようだ。
「あっしも装備を整えさせていただきやす」
 娑婆蔵は黒塗りの高級自転車である『火車』に『カシエル様♡LOVE』と書かれたステッカーを貼り付ける。
 腰の妖刀はペンライトに取り替え、準備万端だ。
 ちなみに、カシエルのカラーを意識したペンライトをチョイス済。これで不興を買うこともないだろう。
「じゃ、アタシたちもパフォーマンスするから、しっかり確認してね!」
「誠心誠意カシエル様推しに努めまさァ。古参各々方、指導鞭撻の程どうぞよしなに」
 カシエルへの親愛を主張しまくっているアイテムを装備した理星と娑婆蔵が信者たちの前に立つ。
「こちらも……なんて気合の入った装備だろうか!」
「あのカシエル様自転車……欲しいっ」
「素晴らしい面構えだ!」
 信者が二人の装備を絶賛した。
 とはいえ、装備だけでは仲間と認めるわけにはいかないようだ。信者はいそいそとカシエルの歌を流した。
「あっしの自転車さばきはダテじゃァございません」
 娑婆蔵はすっかりカシエル一色になった『火車』で颯爽と信者たちの中に飛び込む。その後、きちんと自転車から降りペンライトを構えた。
 これからは集中あるのみだ。信者たちの動きをしっかりと見ながら模倣する。
 腕を上げるタイミング、合いの手を入れる声色、そしてペンライトを揺らす動き。
 いずれも信者たちに勝るとも劣らない。
「いいぞ!」
「キレッキレだ」
「これは……カシエル様への愛!」
 信者たちがどよめく。
 理星も特徴的な羽織をはためかせながら素晴らしいダンスを披露した。
 信者たちのステップに合わせながら臨機応変に踊る。
 手に持ったペンライトが皆と同じ方向に傾き揺れているのを確認したところで曲が終わった。
「これで文句は無いね!?」
 理星が自信を持って問う。
「もちろんだ! 同士たちよ……!」
「疑ってすまなかった。君たちは立派な信者だね」
 信者たちは瞳を潤ませて、アオイ、理星そして娑婆蔵を見た。
「さっそくカシエル様配下のガキエル様のもとに挨拶に行くと良い。きっと素晴らしい歌で迎えてくれるぞ!」
 ご親切に『第六天守護天使・ガキエル』の居場所も提供してくれる。
 これで彼らがクロノヴェーダに覚醒することはないだろう。
 ディアボロス達は信者たちに別れを告げ、敵のもとへと急いだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【フライトドローン】がLV3になった!
【友達催眠】がLV2になった!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【リザレクション】LV1が発生!

●第六天守護天使・ガキエルと『嫉妬団』
「カシエル様♪ 素敵、かわわ、らぶ♡ らぶ♡」
 電脳秋葉原の一角にて。
 第六天守護天使・ガキエルは、カシエルを讃える歌を歌いそして踊りを披露していた。
 彼女が歌って踊るたび、力が増しているようだ。
 その周辺ではトループス級の『嫉妬団』団員たちが『ディアボロス死すべし』と書かれた腕章を付けて、ガキエルの歌を盛り上げていた。
「カシエル様ばんざい! ディアボロスを許すな!」
「ガキエル様を守れ! ディアボロス死すべし!」
「カシエル様ばんざい! ディアボロスを許すな!」
「ガキエル様を守れ! ディアボロス死すべし!」
 『嫉妬団』はガキエルを守り戦う心づもりのようだ。
「歌と踊りの特性がある限り、負けないんだから♪」
「おおー!」
 ガキエルはくるくると舞い、笑顔で声援に答えた。
 歌と踊りを制する者が戦いに有利になる。
 ここは、そんな場所だった。
天夜・理星
…あー踊ってんねぇ。それに可愛いし。
あんなの殺さない選択肢が無い。一度分からせないとだーめ♪

の前に、もっと分からせないといけない集団g、
ああまた洗脳されてらっしゃいますねえ運命さん??
…マジで懲りてないね。

刻は昨夜。手を取りなよ。

左手は団員たちとのダンスに使い、右手には感情の波を巡らせる。
聖剣を使わないまでも、このパラドクスなら右手だけで何もかも切断できる。華麗にかっこよくダンスと歌唱で楽しむ!
向こうが追尾誘導式なら弾ごと一刀両断するまで。アタシ、友達いっぱいでモテちゃうからな~仕方ないな~♪

ほら、ガキエル様やカシエル様とやらにもよろしく伝えてよ。
王様があなたを分からせに参りますってさ。


百鬼・運命
「…ふふふ、正月休みを潰された八つ当たりを存分に受けてもらおう。正月休みなんて神主にはないのだ。チクショウメー!!…アフン(後頭部に衝撃)…く、いかん休みがなかった嫉妬でまた洗脳に…」

という感じで割とのっけから嫉妬団に洗脳されて、たまに他の参加者のお世話になっていますが、さすがに三回目ということで自分でも対策を

「呪詛返しの応用で、嫉妬による呪いや悪意を自身に撥ね返す呪術符を周囲一帯にばらまいた。嫉妬団が嫉妬に駆られれば自動で反撃を食らうし(ロストエナジー)、もし洗脳されても…アフン…く、このように自爆により自動で洗脳を解くことができる」

アドリブ絡み、コメディ大歓迎
ただし失敗につながる行為は慎む


アオイ・ダイアログ
おやおや歌勝負ですか?
掻き消されないようオルフェウスを構えてバラードを歌いますよ🎵

失恋失意、報われない世界
這い上がっても影さえも掴めない
諦めるのか俯いた者に光は差し込まないのに

と、心から冷やして凍らせますか
ダンスらしいダンスは合わないので回避に専念ですね

嫉妬団という割には嫉妬が見られませんね
ガキエルに夢中で楽しんでるあなた方はリア充と言えるのでは?
そんな充実して弱体化したやつらに負ける道理はありませんね!

運命さん、はっちゃけてますね。
それでも洗脳されるあたり流石と言うべきか……

よっし、私たちに勝とうなんて百万年遅いんですよ!


●歌と踊りと時々嫉妬
「ディアボロスは我らの居場所を奪う……われらの敵だ!」
「ディアボロス死すべし!」
 嫉妬団の団員たちは、ディアボロス排除に燃えていた。
 そして、その中にふらふらと寄り添う百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)の姿が見える。
「……ふふふ、正月休みを潰された八つ当たりを存分に受けてもらおう。正月休みなんて神主にはないのだ」
「お前が苦労している間にも、リア充は楽しんでいたに違いないぞ!」
「な……、チクショウメー!!」
 それらしいことを吹き込まれ、運命はますます嫉妬に燃え上がった。

 一方、くるくると踊るガキエルを見ていたのは天夜・理星(復讐の王・g02264)だ。
「……あー踊ってんねぇ。それに可愛いし」
 あんなの殺さない選択肢が無い、と思いつつ――。
 その前に、もっと分からせないといけない集団であるところの、盛り上がる嫉妬団がそこに……。
 いや、と、理星は胡乱げな目である一点を見る。
「……ああ、また洗脳されてらっしゃいますねえ運命さん??」
 その視線の先には、嫉妬団とともに腕を上げ下げする運命の姿があった。
 理星はずかずかと運命に近づき、雑に後頭部を殴打する。
「……アフン」
 運命がはっと顔を上げた。
「……く、いかん休みがなかった嫉妬でまた洗脳に……」
「……マジで懲りてないね」
「ふっ、今日の俺はただ洗脳されるだけじゃない。こんな事もあろうかと、嫉妬による呪いを自身に跳ね返す呪術符をばらまいておいた!」
「すると、どうなるのかな?」
 何となく、周囲にいる嫉妬団も二人のやり取りを見守る。
 運命は自信に満ちた表情で胸をそらした。
「もし洗脳されても……アフン……く、このように自爆により自動で洗脳を解くことができる」
 そして、先程の『休みがない嫉妬』が自分に跳ね返ってくる。
 ……運命は皆が見守る中、吹き飛んでいった。呪いってすごいな、と、誰かがポツリと呟いた。
「運命さん、はっちゃけてますね。それでも洗脳されるあたり流石と言うべきか……」
 額に手を当て、アオイ・ダイアログ(響き合う言霊の繰り手・g02687)は吹き飛んで小さくなっていく運命の姿を見送る。
 ついでにと言っては何だが、先程「ディアボロス死すべし!」と声を上げていた嫉妬団の団員も、嫉妬のパワーが跳ね返って吹き飛んだ。
「ま、まさか……! ディアボロスたちの奇襲か?!」
 嫉妬団がにわかに色めき立つ。
「奇襲っていうか、うん、とりあえず……刻は昨夜。手を取りなよ」
 理星は左手を伸ばすと、団員の手を取った。
「え、これは、一体?」
「ほら、ステップ踏んで?」
「え、は、はい」
 戸惑う相手をリードしながら、軽やかにダンスを始める。くるくるくるくる、踊れば踊るほど、右手に集まる感情の波が増えていくのが分かった。
 これが『歌と踊りを制する者が戦いに有利になる』法則なのだろう。
「アタシ、友達いっぱいでモテちゃうからな~仕方ないな~♪」
「ま、まさか……臭うぞ……これは……モテ自慢?!」
 良いように踊らされていた団員が目を見張った。
 だがもう遅い。
「ほら、ガキエル様やカシエル様とやらにもよろしく伝えてよ。王様があなたを分からせに参りますってさ」
 踊りにより十分力が高まった理星は、右手で一気に嫉妬団団員の身体を切断する。
「あ……、え……?」
 先程までステップを踏んでいた団員は、何が起こったのか理解できぬまま消えていった。
「くっ、ディアボロスめ……!」
「こうなれば、爆発してもらうより他ないな!」
 嫉妬団の団員たちはリア充憎しと嫉妬のエネルギーを肥大させる。
 そんな彼らの前に立ったアオイが、心を込めて歌い出した。
「失恋失意、報われない世界~🎵」
 その歌は、心に染み入るようなバラードだった。
「……うっ、嫌な予感がする……」
「寒気が……。いや、これは……悲しい?」
 嫉妬団の団員たちは、ギクリと肩を強張らせる。
「這い上がっても影さえも掴めない~🎵」
 歌詞の心情を表しているかのような悲しげな歌声が響いた。
 失恋するのは辛い。
 失意に涙する日もあるだろう。
 そして、この世界はこんなにも報われない。
 ……特に、リア充になれない者には……厳しい世界なのだと。
「諦めるのか俯いた者に光は差し込まないのに~🎵」
「う、うおおおおおぉおおおおおおう、おううお」
 肉体的なダメージではない。
 ただ……、何か辛い。
 嫉妬団の団員たちは、グスグスと涙しながら突撃してきた。
 思い切りを付けて自爆するが、それほどの威力ではない。
 敵の爆発をひらりと躱して、アオイは首を傾げた。
「気になっていましたが、嫉妬団という割には嫉妬が見られませんね」
「えっ?!」
「ガキエルに夢中で楽しんでるあなた方はリア充と言えるのでは?」
「な……、そ、それは……」
 たしかに……そう、かも。
 団員が狼狽える。
 今、彼らはカシエルやガキエルに声援を贈ることで、充実した生活を送っているの……では?
 嫉妬エナジーを暴走させて爆発する技は……威力が出ないかも?
 とにかく不安そうな団員相手に、アオイは歌い続けた。
 結果として生きる力を奪い、凍りつかせる。
 そこを理星が次々に切断していった。
 二人は歌と踊りで力を高め、嫉妬団の団員を蹴散らした。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【一刀両断】がLV2になった!
【悲劇感知】LV1が発生!
【強運の加護】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV4になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【リザレクション】がLV2になった!

ネレッセ・シュナイダー
……彼らなりに楽しいのでしょうし見逃してもらえませんかね
無理ですかやっぱり

まず断っておきますが、自分には過去の記憶が無いのでモテたモテなかった言われても現実味が無いのですよ

バックに流れているだろうカシエルの音楽に合わせて炎流れで攻撃
定型は無いので敵の動きに合わせて動き回る
他の参戦者の攻撃が届き連携が取れる範囲で前に出る

嫉妬の炎? 炎とは浄化の象徴です
その僻みを灰にしてやりましょう!

自分だって男です
女性と特別な関係になりたいという望みはあるのは認めますし隠す事ではありません
しかし! 故郷と記憶を奪還するのが最優先事項なのですよ、自分は!
ああ! イライラする!

アドリブ連携絡み全てヨシ



 嫉妬団はディアボロスたちが襲ってきたということを理解したようだ。
「許すまじ、ディアボロス!」
「どいつもこいつもお綺麗な顔をして……羨まし……いや、許せん!」
 その様子を見てネレッセ・シュナイダー(まな板・g02357)は思う。
「……彼らなりに楽しいのでしょうし見逃してもらえませんかね」
 彼らは彼らで嫉妬に狂いながら楽しげにガキエルやカシエルの歌に夢中になっているようだけれども――。
「すべてのリア充は我らの敵だ!」
 とのこと。
「無理ですかやっぱり」
 ネレッセはため息を付いて走り出した。
 バックに鳴り響いているポップな曲に合わせて、流れるようなステップを踏む。
「くっ、リア充死すべし! 慈悲はない!」
 嫉妬団の団員が、嫉妬に塗れた嫉妬球を作り出した。
 だがそれを物ともせず、ネレッセは一気に敵との距離を詰める。
 その動きは燃え盛る炎のごとく。
 型に縛られることなく、嫉妬団の団員たちの間を縫うように進んでいく。
「嫉妬の炎? 炎とは浄化の象徴です。その僻みを灰にしてやりましょう!」
 ネレッセの拳が敵の体を打ち付けた。
「なぁ?!」
 嫉妬団団員が吹き飛んでいく。
 ネレッセとて男だ。
 女性と特別な関係になりたいという望みはあるのは認めるし、隠す事では無いとも思う。
 しかし――。
「故郷と記憶を奪還するのが最優先事項なのですよ、自分は!」
「くはぁ?!」
 ネレッセは吹き飛んだ団員のもとへ駆け寄り、更に追撃を加えた。
 炎流れの連撃が敵の体を砕いていく。
「こ、これが……リア充の……力……」
「結局、そこから離れないのですね」
 ああ、イライラすると。最後に強い一撃を放ち、団員を確実に沈めた。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【フライトドローン】がLV4になった!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!

峰谷・恵
他のディアボロスと可能な限り連携を取る。
護衛の嫉妬団に奇襲気味に炸裂気功撃を叩き込んで撹乱し通信障害で救援要請遮断しながら敵が連携を取る前に乱戦に持ち込む。敵の反撃は魔闘気と非モテエピソードスルーで防ぎながら詰め寄って頭突きを叩き込む。
「モテている人に嫉妬する、それは別にいい。その嫉妬を自分を鍛えたりなにかの作品に昇華したりせずただ足を引っ張り同類を増やすだけの無駄遣いするから『満たされない非モテ』のままなんだ」
「大体、リア充死ねとか言いながらお前らもリア充になりたいしモテたいだけでしょ」(サキュバスからの【誘惑】)
残りの嫉妬団は攻撃を避けるか防ぎながら竜骸剣での斬撃か蹴りを叩き込んで片付ける



 峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)は仲間が嫉妬団を沈めていく姿を見ていた。
 残りの団員数は少ない。
 相変わらずガキエルの歌が聞こえているけれど、今は残った嫉妬団を片付けるほうが先だと思う。
 気をつけることは、仲間と攻撃の目標がかち合わないことだ。
 恵は闘気を練り上げ、残りの団員の中に飛び込んだ。
「そ……」
 嫉妬団の団員が身構える。
「破ァッ!!!」
 構わず『炸裂気功撃』を叩き込んだ。
 サキュバスのフェロモンを乗せた闘気塊が弾ける。
「く……! お前も非モテなんだろう? 話せばわかる」
「モテない悔しさを共に分かち合おうではないか!」
 嫉妬団の団員たちは恵に呼びかけながらも、蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。
「モテている人に嫉妬する、それは別にいい」
 恵は敵の言葉を強い意志で聞き流しながら走る。
「その嫉妬を、自分を鍛えたりなにかの作品に昇華したりせず――」
 そして、間合いに入った敵を確認し竜骸剣を振るった。
「ただ足を引っ張り、同類を増やすだけの無駄遣いをするから『満たされない非モテ』のままなんだ」
「ぐ……心に刺さる言葉?!」
 斬りつけられた傷よりも、心が痛い……などと顔を歪めながら敵が沈んでいく。
 それを見届け、次の隊員のもとへ走った。
「大体、リア充死ねとか言いながらお前らもリア充になりたいしモテたいだけでしょ」
「う、うぅううう……うるさいうるさいうるさい! 我々死すとも嫉妬は死なず! リア充あるところ、常に我等あり!」
 最後の抵抗を試みる嫉妬団団員。だがその抵抗はあまりにも拙い。
 恵は敵の動きをうまく回避して、すれ違いざまに蹴りを叩き込む。
「ぐふぅ」
 最後の団員が消え去り、嫉妬団の一掃が完了した。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!

桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎

ガキエルって名前からしてウザそうな名前しているわよね……

【飛翔】し《空中戦》をしかける。
飛び回りながらガキエルに向かって炎の幻覚を纏わせた剣を振り下ろしながら飛び回る。角度を変えたりタイミングを変えながら戦う。
所々でガキエルを挑発し仲間へ意識が行かないようにしていく

ねぇ、ガキエル?あなたのその生意気な口調それだけでイラッとするのだけど?
そろそろ止めにしない?と言いながら剣をガキエルへと突き刺す


峰谷・恵
連携、アドリブOK。

流れる音楽に合わせたステップを踏みながら戦う。
「ガキエルねえ、名前通りの発育途上体型」(Vカップサキュバスの煽り)
「で、奪われたとか言ってるけど、土地に対して人が多すぎる上にとても人口を支える農地もないところが何年前からお前たちのものでどうやってこの人口を維持しているって?」
と敵を揺さぶり曲の調子を外さないか試す。
曲の盛り上がりに合わせて竜骸剣による極光撃を敵に叩き込む。敵の反撃は「ばっちそうな体液」なので極力回避、避けきれないものはLUSTオーラシールドで防ぐ。
敵が弱ったら曲を乗っ取るように人の自由を尊ぶ歌を歌いながら勝利の凱歌効果を使用、観客に変化が出ないか試してみる


●第六天守護天使・ガキエル
「カシエル様♪ 素敵、かわわ、らぶ♡ らぶ♡」
 戦場には、相変わらず第六天守護天使・ガキエルの歌が響いている。
 すでに彼女を守っていた嫉妬団はいない。
 ディアボロスたちは、ガキエルの前に躍り出た。
「あは! 歌を聞きに来たの? それとも一緒に歌う? イイヨ! 盛り上がっていこうね!」
 ガキエルはにこやかな笑顔でステップを踏む。
「ガキエルって名前からしてウザそうな名前しているわよね……」
 桜・姫恋(苺姫・g03043)は呆れたように肩をすくめた。
 わざとらしい歌も踊りも、うんざりするような鬱陶しさだ。
 峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)も頷き、冷ややかな視線を敵に向けた。
「ガキエルねえ、名前通りの発育途上体型だね」
「……むむ?!」
 ガキエルは捨て置け無いと、頬を膨らませる。
「この! 麗し体型の! どこが、発展途上なのかな♪」
 リズムに乗り歌いながらの反論だ。
 恵はガキエルの揺れる胸元を見て鼻で笑いステップを踏む。
 流れる音楽はポップでキュート。
 それに合わせて踊ると、恵の豊満な胸がたわわに揺れる。それはガキエルの比ではなかった。多くを語らずとも、前哨戦は恵の勝ちのようだ。
 胸の件で負けを悟ったのか、ガキエルは急いで攻撃のステップにシフトする。
「怒ったよ! アンタたちなんかコイツでジューブン♪」
 そう言って、輝く汗を噴出してきた。
「呆れるくらい煽りに弱い個体なのね」
 姫恋は、ため息を付きたくなる気持ちを抑えて地面を蹴る。
 舌戦では負ける気がしない。
 とはいえ、敵は歌と踊りで力を強化している様子だ。それならと、一気に空中へ飛翔し空から狙いを定める。
 一方、恵は揺さぶりをかけようと試みた。
「で、奪われたとか言ってるけど、土地に対して人が多すぎることはどう考えているの?」
「え? え? 今それ聞くところ?」
 しかし、返答すらテンポの良い歌だった。
 敵は歌えば歌うほど強くなってしまう。しかもカシエルを讃える曲はどんどん盛り上がっていく。
 もはや問答無用。
 恵は竜骸剣を構え、敵との距離を詰めた。
 森羅万象の気とマナを集め剣に乗せる。
 敵が飛ばす汗を回避しながら、更に加速。
「むむ! 負けないぞ♪」
 ガキエルは更に激しくステップを踏み、汗を増やした。
 だが――。
「ねぇ、ガキエル? あなたのその生意気な口調それだけでイラッとするのだけど?」
「え……?」
 完全に意識の外にあったのだろう。
 ガキエルは空から降ってきた言葉を聞いて、一瞬ぽかんと口を開けた。
 それは飛翔した姫恋の声だ。
 姫恋は炎の幻覚を剣に纏わせ、勢いよく振り下ろす。
「焼けて朽ちろ」
 炎の幻覚魔法を施した一撃が敵の体に迫った。
「そんな……何?」
 ガキエルが首を傾げる。
 確かに斬られたと思ったけれど、その傷口から花びらが舞ったのだ。
 ひらひら、ひらひら。薄桃色の花びらが幾重にも重なって飛んだ。
 2回、3回と姫恋は空中を舞い斬りつける。
 その度に桜の花びらが舞い散った。
 だから敵は自分が斬られたかどうか、少しばかり判断に迷ったようだ。
 ほんの一瞬だったけれど、恵が懐に飛び込むには充分な時間でもあった。
 完全にガキエルは姫恋に気を取られている。
 だから恵は、自分のタイミングで剣を振り下ろすことができた。
「森羅万象の力よ、集い砕け!」
 オーロラのような軌跡を描き、恵の放った斬撃が敵を捉える。
「あ……ぁ、え……?」
 ガキエルの身体が吹き飛んだ。
 そして、その体にはいくつもの切り傷。
「うそ、斬られていた……の?」
 どうやら姫恋に多数斬られたことを理解したようだ。
「ようやく気づいた? そろそろ止めにしない?」
 姫恋は壁に激突した敵へと急降下。
 剣を突き刺して追撃した。
「かは……、良いセッション……だね♪」
 歌とダンスで強化した敵は、それだけでは沈まなかったようだ。
 ふらふらと起き上がり、再び歌い出す。
 だが、最初の攻撃はたしかに敵に響いた。
 恵と姫恋の攻撃は、確実に敵の体力を奪ったのだ。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【建物復元】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【リザレクション】がLV3(最大)になった!

ベアトリス・リュウフワ
わたくしに見惚れなさい。
”本物”をお見せいたしましょう。

堂々と歩き、相手の様子を【観察】。
放たれた水弾に反応するように、軽やかなステップを踏んで回避、そして接近。
わたくしの身体捌きは舞踊のように美しく、もはや【アート】といっても差し支えない。
剣を用いた【斬撃】による受け流しも、目にも留まらぬ速度で肉薄する一連の流れも、言うなれば演目。
”剣の舞”、とでも定義しておきましょうか。
一連の行動によって増幅した力により、高速機動による【斬撃】の【弾幕】をお見舞いいたします。
【フェイント】を織り交ぜて所作を読まれづらくするのも忘れずに。
剣を振るう際に【衝撃波】でも放てば、一層華やかになるでしょう。



 傷を負ったガキエルは、汚れた膝の部分を手で払った。
「ふふっ♪ ちょっと油断しちゃった? でも、まだ曲は終わってないよ!」
 そうして、また小気味よくリズムを刻みだす。
 ベアトリス・リュウフワ(強欲と傲慢のミルフィーユ・g04591)はそんな敵の前に堂々と立った。高貴な令嬢らしい美しい立ち居振る舞いで、しっかりとガキエルの様子を観察する。
 ガキエルはカシエルを讃える歌とダンスで力を増していった。
 だがベアトリスは慌てない。敵の動きを『その程度』かと認識する。
「では『本物』をお見せいたしましょう」
 そう言って、美しい一歩を踏み出した。
 洗練された上品な最初のステップだ。
「は?」
「止められるものなら止めてみなさいな」
 あえて剣は構えずに堂々と、そして優雅に歩みを進める。
「わたくしに見惚れなさい」
「わかんないなぁ?! 一緒に踊りたいの? でも、やーだよ♪」
 ガキエルが汗を水の弾丸にして噴出した。
 その数は多い。歌とダンスで強化された攻撃だ。
 ベアトリスはその攻撃をひらりひらりと舞いながら避けていく。こちらも、踊れば踊るほど力が強化されているのだ。
「なんで、当たらない?」
 ガキエルは焦ったように更に汗の数を増やす。すでに両者は剣の届く範囲まで肉薄していた。
 ベアトリスの動きはますます冴え渡る。見事な身体捌きで舞いながら、あっという間に敵との距離を詰めたのだ。
 そして、いよいよ剣を構える。
 それから流れるように敵の体を斬り刻んだ。
「そ――」
 一瞬、ガキエルの歌声が止む。
「此度の舞踊を『剣の舞』とでも定義しておきましょうか」
 ベアトリスは最後の一撃で剣を振り抜き、衝撃波を放った。
 ただ歌声のなくなったポップな音楽が虚しく響く。
「……ぁ」
 ガキエルは弾き飛ばされ、壁に体を打ちつけた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【水面歩行】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!

奴崎・娑婆蔵
●SPD



全く、潜り込むにもだいぶん手間を掛けさせられちまいやしたぜ
(ガキエル様デコ自転車『火車』を漕いでやって来る)

年貢の納め時でさァ
歌い踊る奴が強いってんなら、上等でござんす
あっしの作法を見せてやりまさァ

トン、トン、トンカラトン……
トン、トン、トンカラトン……
(自転車で進みながら両手を天に掲げ、歌い踊る)


・こちらもこちらで「トンカラトンと言え……」と呪言を発しながら、敵勢へ『トンカラ斬り』で斬り込む(突撃)
・トンカラ斬りが入った敵勢を呪いの包帯で被覆、彼らを自身に連なる存在たらしめるべく【呪詛】を掛ける

・呪いの包帯を操作することでガキエルの手勢を逆に支配、ガキエルへ頭数を活かし畳み掛けさせる


 さて、戦場に奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)が到着した。
「全く、潜り込むにもだいぶん手間を掛けさせられちまいやしたぜ」
 乗ってきたのは黒塗りの高級自転車『火車』だ。
 ちなみに『火車』には『カシエル様♡LOVE』というステッカーが貼られており、あからさまなデコ自転車と化していた。
 カシエル信者に羨望の眼差しを向けられた一品でもある。
「えー……と、カシエル様信者? 違う? それなら、小魚ちゃん達に相手をしてもらおうかな? さあ、がんばれ♪ がんばれ♪」
 訝しげな視線を向けながらも、ガキエルは手下となる信者を召喚した。召喚された信者たちは、目をギラつかせて襲いかかってくる。
 やれやれとため息を付き、娑婆蔵はすぐに戦いを始めた。
「歌い踊る奴が強いってんなら、上等でござんす。あっしの作法を見せてやりまさァ」
 妖刀『トンカラ刀』を掲げ、呪いの如き声色で歌い踊り始める。
 ――トン、トン、トンカラトン……。
 ――トン、トン、トンカラトン……。
「こ、この歌は一体?!」
「……何かわからんが、何か怖い?!」
 信者たちが戸惑いの表情を浮かべた。
 だが娑婆蔵は自転車を漕ぐ力を緩めない。
 信者たちの中に飛び込んだかと思うと、あっという間に斬撃を繰り出して、その傷や血を呪いの包帯に変えた。
「ああ……トンカラトン……?」
「トン……カラトン……」
 拘束された信者たちは、反転。ゆらゆらと揺れながらガキエルに迫る。
「や、やだ?! 何その呪い?! 怖いし!!」
 信者に殴られながら、ガキエルは涙目になって抗議した。
「さ、年貢の納め時でさァ。――トンカラトンと言え」
 娑婆蔵はトンカラ斬りを放ち、畳み掛ける。
 斬られたガキエルは、傷を負いほうほうの体で逃げた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【腐食】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!

ネレッセ・シュナイダー
さて、残るはガキエルのみですか
歪な外見と引き換えにした歌声ですかね

(欠伸しながら)退屈な煽りですね
何か言ってるのは分かりますが頭に入ってきませんよ
煩いのでさっさと黙ってもらいましょうか

この曲も何処でどうリズムを取るかは粗方分かってますからね、一部タイミングを外すとかフェイントを入れ、ガキエルを攻撃
殴って蹴って絞めて投げて、一切の容赦をしません

ん? 先ほど叩いた信者がなぜここに?
攻撃対象が増えただけで状況は変わりませんよ

にしても退屈な煽りばかりで怒らせるつもりないでしょうし、特に反論もしなければ揚げ足取りもしません
こんなのが天使名乗るならカシエルも俗に塗れてるのでしょうね

アドリブ連携絡み歓迎


「さて、残るはガキエルのみですか」
 ネレッセ・シュナイダー(まな板・g02357)はディアボロスたちと戦いを繰り広げるガキエルを見る。
 歌とダンスで力を上げているのは確かのようだ。
「歪な外見と引き換えにした歌声ですかね」
 たしかに、ポップな歌声はそれなりに楽しげな雰囲気が伝わってくる。
 傷を負っているが、まだ戦う力はあるようだ。
 とはいえ――。
「小魚ちゃん達、がんばれ♪ がんばれ♪ 雑魚ディアボなんて、やっつけちゃえ!」
 そんな風に呼び出した信者をけしかける姿はいかにもクロノヴェーダだ。
「退屈な煽りですね」
 ネレッセはあくびを噛み殺しながら歩き始めた。
「何か言っているのは分かりますが頭に入ってきませんよ」
「は?」
「煩いのでさっさと黙ってもらいましょうか」
 スルスルと信者の合間を縫って歩き、次々と打ちのめしていく。
 打撃と蹴りで道を切り開いたネレッセは、ガキエルを射程内にとらえた。
「え? え? 小魚ちゃん達は?」
「攻撃対象が増えただけで状況は変わりませんよ」
 燃え盛る炎に定形はない。ネレッセの流れるような動きに迷いはなく。
 まず、最初の一撃を腹に叩き込んだ。
 敵の曲はすでに頭に入っている。どこでどのようにリズムを取るか、ある程度は分かっていた。それを理解していれば敵の動きもとらえることができるのだ。
「あ……」
「こんなのが天使を名乗るなら、カシエルも俗に塗れているのでしょうね」
 続けて蹴り上げ、絞め落とす。敵の煽りは退屈なものばかりだった。特に反論する必要もわざわざ上げ足をとる必要もないだろう。
 容赦のない連撃が叩き込まれた。
「く……小魚ちゃん……達」
 ガキエルが呻きながら信者を呼ぼうとする。
 だが。
「させません」
 それよりも早く、ネレッセが敵の襟首をつかんだ。
 そして豪快に投げ飛ばす。
 ガキエルはきりもみ降下して地面にたたきつけられた。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【フライトドローン】がLV5になった!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!

天夜・理星
ガキエルさんだーわーい♬
お調子は如何かな? その様子で何をする?

え、アタシには言葉で?
そっか。何を言われてもアタシ、気にしないよ。

って感じで、わざとその言葉を聞いてはみるけれど。
アタシが手繰るこの感情の波、アタシの感情で。
特に聖剣、全部がマイナスの感情で出来てるもんだから。ましてや激情は。
だから、こうなる。

…やあどうも、メスガキちゃん。

理 不 尽 っ て ご 存 知 ?

膨れ上がった負の感情…特に激情を利用して、笑顔でノリノリでキレながら、ダンスに歌唱に付き合おう。
その流れでパラドクスで、敵の可能性を…いや、もう存在ごと消すか。

そんなに煽っても良いことないよ?
いい子はいい子でいなきゃ、でしょ♬


 それでもガキエルは立ち上がった。
「雑魚ディアボの分際で……! でも! 負けないから!」
 そして歌い出す。もう何度リピートしたのだろうか。ポップでキュートなカシエルを讃える歌だ。
「ガキエルさんだーわーい♬ お調子は如何かな? その様子で何をする?」
 天夜・理星(復讐の王・g02264)はガキエルに手を振った。
「やっほー! 雑魚ディアボ♪ 一緒に歌う? ざぁーこ♪ ざぁーこ♪」
 ガキエルはディアボロスにとって失礼な内容の歌詞を披露する。
 ガキエルの言葉は負の感情を過剰に活性化させる効果があるようだ。彼女が歌ってダンスを披露すればするほど、強く感情を揺さぶられる。
 理星は心に満ちる感情の波、マイナスの激情を感じた。
 さて、ここで理星の持つ『六聖剣・紅』の話を少し。
 これは全てを喪った理星の感情から誕生した聖剣だ。刀と呼ぶにはあまりに整い過ぎた復讐の剣として紅く染まっている。
 そんな聖剣を持つ理星は、マイナスの激情が溢れるとどうなるのか。
 理星は口の端を上げた。
「……やあどうも、メスガキちゃん」
「……え?」
 だから、こうなるのは必然だったのかもしれない。
 膨れ上がったマイナスの激情が理星を笑顔にする。
 笑顔で、ただ激しい感情とともに剣を振るう。敵の歌唱に付き合うのも良い。一緒にステップも踏もう。そして、敵の可能性を……いや、存在ごと消そう。
「議決……刻限、解明」
 理星は宣言する。
「そんなに煽っても良いことないよ? いい子はいい子でいなきゃ、でしょ♬」
 敵から可能性を奪い、自分たちにとっての可能性を増やす、創造の復讐を。
「い、いや……!」
 咄嗟にガキエルが守りの姿勢を取る。
 だがその腕ごと、理星の剣が一気に貫いた。
「か……は……」
 積み重なった傷が敵を苛む。
 さすがに苦しくなったのか、ガキエルは青い顔をしてその場に膝をついた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!

アオイ・ダイアログ
ははぁ、なんかちょっとイラっとする態度の天使ですね
そんな程度の低い罵倒で意味があると……ぬ?
なんか無性にイラついて来たような……
んぐぐぐ……



……殺す

ネメシス化。髪が桃色に、服は黒と赤のドレスに変わる
言葉と共に殺意の言霊で世界を染める

世界がガキエルを殺しに行く
例えば天井が崩れる、床板が突き出す
有り得ない現象も起こる
アレがそれに対処してる間に接近する

攻撃は最小限の動きで避けつつ最短距離で近づく
すぐ傍まで近づいたら頭を掴んで逃げられなくして、宣告
死んで

動かなくなったら一瞥して投げ捨てる
そのまま深呼吸して落ち着いて……怒りを鎮めて……

……ふぅ、終わりましたね
皆さん、お疲れ様でした♪


百鬼・運命
さてと前回は対策していたとはいえ、いつも通り洗脳されてしまったな。まあ予想通りだが…

しかし何というか今度の敵は何とも小生意気なガキだね。あてられた同旅団の女性陣がとても怖いことになっているんだが…
まあいろいろ言われそうだが怒ることもないかな。どうせもうぶち殺すのは決まっているんだし

因ハ廻リテ果二至ル

嫉妬団とただ遊んでいるだけだと思った?
悪意をダメージとして返す呪詛返しはああいう手合いにとてもよく効いてな。さっき嫉妬団と遊んでいた時に言っただろう?すでに呪詛返しの符は周囲にばらまいてあるって

あいにくだけどもう詰んでいる。どちらかと言えば闇落ちしかかっている味方の方が心配だな。

アドリブ絡み歓迎


「しかし何というか今度の敵は何とも小生意気なガキだね。あてられた女性陣がとても怖いことになっているんだが……」
 百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)はチープな煽りをしながら歌う敵と、次々に攻撃を畳み掛ける仲間の勇姿を見ていた。
 みんな、簡単な煽りに乗らない程には強かった。
 そういうことだ。
「まあいろいろ言われそうだが怒ることもないかな。どうせもうぶち殺すのは決まっているんだし」
 運命は至極当然のように言った。
「……あは、雑魚ディアボ……、もっとネガティブに……なると良いよ♪」
 ガキエルが運命の感情をマイナスに反転させようとする。
 今までの歌とダンスでその威力は膨れ上がっていた。
 ところが運命は表情を曇らせるでもなく、慌てるでもなく。
 ただ、こう言う。
「因ハ廻リテ果二至リ」
 と。
 自分に向けられた呪詛や怨念を、敵意や悪意を、反射して攻撃に変える。
「……、あ、え? 勝て……ない?」
 敵は途端に不安を吐露した。
「嫉妬団とただ遊んでいるだけだと思った?」
 運命の足元には呪詛返しの符が数多。
 いつも通り洗脳され、いつも通り叩かれて正気と洗脳を行き来した運命だったけれども。
 それだけではなかったのだ!
「さっき嫉妬団と遊んでいた時に言っただろう? すでに呪詛返しの符は周囲にばらまいてあるって」
「知ら……ない、よ。そんなの、ズルい……よ」
 ガキエルが表情を歪める。
 『呪詛返し』は成功した。
 呪詛が、怨念が、ガキエルに群がり侵食していく。
 呪詛返しの符を正しくばら撒いていた時点で、敵は詰んでいたというのが運命の考えだ。
 そして、それは決して間違っていなかった。
 運命はそれよりも、と周囲を見る。
「どちらかと言えば闇落ちしかかっている味方の方が心配だな」
 つぶやく先には、アオイ・ダイアログ(響き合う言霊の繰り手・g02687)の姿があった。
「……ん、ぐぐぐ……」
 最初はちょっとイラっとする態度の天使だと思った。
 程度の低い罵倒に何の意味があるのか問いたいと軽く思ったのも事実。しかしあまりにもチープな煽りを繰り返す姿を見て無性に苛ついた。
 重ねて聞かされる楽曲も、仲間に向けられた煽りも、態度も、全てが神経を逆撫でした要因かもしれない。
 今やアオイの怒りは振り切れた。
「……殺す」
 そして、姿を変える。
 長い髪は桃色に。
 衣装は黒と赤のドレス。
 溢れ出す赤いなにか。
 ネメシス形態となったアオイは、紅い瞳に敵の姿を映し宣言した。
「もういいよ……」
 これは純粋な殺意の言霊『死言』だ。普段無意識下で制限している言霊のリミッターはすべて解除される。
 途端に世界が塗りつぶされた。
 ガキエルが死ぬ世界に変わる。
 敵の生命活動は止まる。
 自律行動も停止される。
「……ぁ……っ」
 はくはくと、ガキエルが何かを叫ぼうとするけれど、声にならない。
 地面は敵の体に突き刺さり、壁が敵を打ちつけた。
 これは、そういう世界だ。
 アオイは手を伸ばして敵の頭を掴み、ただ当然の結末を宣言した。
「死んで」
「……」
 小さな悲鳴も許されない。
 この時、敵は終わった。
 ディアボロスたちの重ねた攻撃とアオイのトドメの一撃で、完全に存在が消滅したのだ。
 アオイは敵だったものを投げ捨て深呼吸をする。
 怒りを鎮める必要があった。
 敵はいないと認識する。
 ――怒りは、静まった。
 だから。
「……ふぅ、終わりましたね。皆さん、お疲れ様でした♪」
 笑顔で依頼の終わりを伝えた。

 ディアボロスたちの活躍により、カシエル配下のクロノヴェーダは撃破された。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【悲劇感知】がLV3になった!
効果2【ロストエナジー】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2022年01月30日