ベルファスト攻略作戦

 ドラゴン勢力のアイルランドへの侵攻が停止し、補給が途絶えたアイルランド軍による略奪行為なども、ディアボロスの活躍によって、未然に防ぐ事に成功しました。
 これにより、ドラゴンの本拠地であるイギリス本土に向かう準備が整いました。
 しかし、イギリス本土に向かうには、アイルランドに残る、ドラゴン勢力最後の拠点『ベルファスト』を攻略する必要があります。
 『ベルファスト』には、アイルランドの人々から搾り取った『畏怖』や『恐怖』の感情をエネルギー源とする、イギリス本土を護る為の大結界が張られているからです。
 この大儀式を破壊する為には、ベルファストに住むアイルランドの人々を『畏怖』と『恐怖』と対極にある『幸福』な感情で満たさなければなりません。
 ベルファストを防衛するドラゴン勢力のクロノヴェーダを撃破し、住民達の生活を支援し、彼らの心を幸福で満たし、イギリス本土を護る大結界の破壊を行ってください。

北の大地に希望の灯を(作者 okina
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#幻想竜域キングアーサー  #ベルファスト攻略作戦  #アイルランド 


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●圧政のベルファスト
 アイルランドにおけるドラゴン勢力最後の拠点 ―― ベルファスト。夜明けと共に試験農場に集められた労働者たちは一様にやせ細り、吹き抜ける寒風の中で、すり切れたボロ着を掻き合わせて震えていた。
「さァ、今日の班分けの時間だ。全員、クジを引ケ!」
 竜鱗兵の『聖ギルダス騎士団』が現れ、労働者たちを3つの班に振り分けていく。
「最も成果が悪かった班は懲罰だゾ! 嫌なら他の班よりも成果をアゲロ!」
 彼らが労働者たちに突きつけるモノはノルマですらなく、今夜責め苦を受ける者を選ぶためのルールでしかない。
「そして囲いの外へは絶対に出るナ! 死竜様方は見境なしダ、俺らでも助けられんゾ」
 昼夜問わず遠くから聞こえてくる、『魂無き操り死竜』達の不気味な唸り声。逃げる事も叶わず、助けが来る見込みも無く。今日の攻め苦を逃れるために己を酷使し、その結果、同胞の誰かに責め苦を押し付け、罪悪感と明日はダメかもしれないという恐怖に震えながら眠る日々……。

 ―― そこには、ただ恐怖だけがあった。

●北の大地に希望の灯を
「皆さん、先の第一次東京奪還戦はお疲れ様でした。本日はお集まりいただき、ありがとうございます」
 報せを聞きつけて集まったディアボロス達へ、方堂・明音(人間のワールドハッカー・g03535)はペコリとお辞儀した。
「今回の行き先は幻想竜域キングアーサーです。皆さんの活躍のおかげで、アイルランドの大半は平穏を取り戻しつつあります。残すドラゴン勢力の拠点はあと一つ、ベルファストです」
 傍らのディスプレイに表示した北アイルランドの地図を指し示しながら、彼女は説明を続ける。
「アイルランドにおけるドラゴン勢力最後の拠点ベルファストでは、イギリス本土を護る大結界を維持するために、集められたアイルランドの人々が日々虐げられています」
 アイルランドの人々から搾り取った『畏怖』や『恐怖』の感情が、大結界のエネルギー源なのだと明音は言う。

「既に主力のドラゴンは撤退しましたが、それでもベルファストの防衛戦力は健在です。ですから、まずはベルファストを護る防衛ラインを突破して、市内へと到達する必要があります」
 明音がそう告げると、ディスプレイが切り替わり、後ろ足で立ち上がった竜の屍が表示された。
「これが防衛ラインを構築するトループス級クロノヴェーダの一種、『魂無き操り死竜』です。普段はベルファストを囲む堀や塹壕の中に潜んでいますが、近づけば問答無用で襲い掛かってきます」
 死竜ゆえに補給も睡眠も必要とせず、竜由来の高い身体能力を持っている強敵だと、彼女は言う。
「無事、市内に侵入できたなら、人々の不幸の原因を取り除いてください」
 すなわち、『復興支援』と『監視役クロノヴェーダの排除』という事だ。
「元々、虐げる為に集められた人々なので、衣食住すべてが足りていません。強いて言えば、河口の街なので水だけは十分にある、程度ですね。可能な限りの支援をお願いします」
 今も虐げられているであろう人々を思い、明音の表情が辛そうに曇った。
「監視役クロノヴェーダは竜鱗兵の『聖ギルダス騎士団』です。個々の戦闘力は死竜よりも弱いですが、人々を勇気づける為にも、暗殺などではなく、なるべく派手に、大勢の前で堂々と撃破して下さい」
 今回は人々の心から恐怖を拭い去る事が肝心だから、と彼女は言う。
「そして最後に、虐げられた人々を幸福にしてあげて下さい。方法は問いません。料理でも、音楽でも、芸術でも、パフォーマンスでも……なんでも構いません。人々の心が幸福で満たされれば……恐怖を忘れ、明日に希望を抱けるようになれば……それが大結界を破壊する力になります」
 小さな拳が白くなるまで握りしめて、明音は祈る様に一同へと視線を向けた。

「案内人となった私は、もう彼らを助けに行く事は出来ません」
 絞り出すように、明音が言葉を紡ぐ。知ったが故に、その事件には干渉できない。それが時先案内人となった、ディアボロスの宿命だ。
「ですが今、彼の世界には『怯え、苦しむ為だけに生かされている人々』が居ます。次の朝が来る事に怯えながら眠る日々から、彼らを解放できるのは、皆さんだけです。どうか、皆さんの力を私に貸して下さい!」
 そう言って、明音は一同に向かって、深く頭を下げた。

●死竜の群れ
 オ゛ォオォォ――……。
 塹壕から顔をのぞかせた魂無き操り死竜は周囲を見渡し、視界の及ぶ範囲に接近者が居ない事を確認して、再び塹壕の中へと戻る。
 基本は空を見上げて、上空警戒。地上警戒は聴覚を主として、時折交代で目視確認。それが使命、それが全て。例え、それを命じた上位者が居なくなろうとも。
 ――――『誰も町へ近づけるな。近づく者は排除せよ』
 それが全て、それが使命。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
2
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【水源】
1
周囲に、清らかな川の流れを出現させる。この川からは、10秒間に「効果LVトン」の飲用可能な水をくみ上げる事が出来る。
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【熱波の支配者】
1
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【土壌改良】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV2 / 【ラストリベンジ】LV1 / 【先行率アップ】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【アヴォイド】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

okina
 皆様、こんにちは。okinaと申します。
 この度はご覧頂き、ありがとうございます。

 今回は幻想竜域キングアーサーが舞台です。
 このシナリオは『ベルファスト攻略作戦』となります。
 各選択肢の注意事項は以下の通りです。

 ※ 攻略可能順序は③ → ①と④ → ②の順です。

 ①『復興支援』
 ・衣食住を支援して、不幸な現状を改善します。

 ②『人々の心に幸福を』
 ・人々の心を幸福感で満たすことで、大結界に打撃を与えます。

 ③トループス防衛ライン『魂無き操り死竜』
 ・ベルファストに近づく者を攻撃する死竜の群れです。

 ④民衆を鼓舞する為の戦い『聖ギルダス騎士団』
 ・毎晩、人々に責め苦を与える、恐怖の象徴です。
 ・人々の心に刻まれた恐怖に打ち勝ち、勇気と希望を与えます。

 以上となります。
 それでは、皆様のご参加を心から、お待ちしております。
 我こそはという方がいらっしゃいましたら、是非ご参加下さいませ。
9

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


一騎塚・喜一
寒さに飢え、そして恐怖にさらされる日々…辛いなんて言葉では生ぬるいですね
一刻も早く支援に向かう為にも微力ながらお手伝いさせて頂きます

死竜の地上警戒は聴覚に頼っているそうなので【忍び足】で隠密行動を行い、可能な限り近づいてパラドクスで【不意打ち】を試みます
上手くいったら巨大な爪や牙による攻撃は【飛翔】も使って回避を
途中で気づかれてしまったらそのままゴリ押しですね
ある程度の怪我はやむ無しで、着実に数を減らすために弱っている個体を優先しますが
囲まれないように注意しておきます

死してなお命令に従う姿を称える者も居るかも知れませんが
私には悲しく見えます。もう、お眠り下さい

※連携・アドリブ等お任せ致しますね


 オ゛ォオォォ――……。
 塹壕の底で、死竜の群れがめいめいに唸り声を上げる。外から聞こえるのは、吹き荒む風の音と、石ころや土くれが転がる音。群れる死竜の1体が、今度は自分の番とばかりに塹壕の外へと首を伸ばした。
「―― 上から失礼します」
 そんな言葉と共に、顔を出した死竜の視界に映ったのは、忍び足から駆け足に切り替え、最後の距離を一足飛びに詰め寄せる、和装の少年 ―― 一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)の姿だった。
「死してなお命令に従う姿を称える者も居るかも知れませんが、私には悲しく見えます。もう、お眠り下さい」
 風になびく白髪、眼鏡の奥の緑眼。羽織った萌黄色の直垂をはためかせ、裾短な小袴から伸びた足を高く掲げると、苦しむ人達の元へ参じるべく、喜一は力一杯に蹴り下ろす。顔を出した死竜の視界を一瞬で地下足袋が埋め尽くし、不意打ちのかかと落としが死竜の顔面を蹴り砕いた。
「ガァ゛アァァァ――!?」
 顔を潰された死竜が、絶叫を上げながら、牙をむいて暴れ出す。その攻撃を捌きながら、上空へと退避する喜一。しかし、それを追う様に周囲の死竜たちが続々と飛び上がった。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!

シャムス・ライラ
仲間と情報共有、連携
アドリブ等歓迎

何が出来るかはわからないが
ここの人々を恐怖から解き放つことが出来るなら…

【地形の利用】を利用し戦闘に有利な位置取り
【忍び足】で気配を消しつつ接敵
仲間の攻撃に気を取られている隙に
「星の銀」で剣を生み出し
死角から一気に攻撃
日中であれば剣を日の光に反射させ
目くらましで【攪乱】しつつ
次々に【連射】し敵を【貫通撃】
また、打ち漏らしがあれば
剣の側面を踏み台に【ジャンプ】で接敵し遊撃
目くらましと【ジャンプ】も駆使して敵の攻撃は回避
仲間と狙いを合わせ
一体ずつ確実に倒していく

仲間が攻撃されたら剣の連射で牽制
その隙に回り込んで、背後から一撃をくれてやろう

有効な残留効果は全て使用


「―― 星の加護を」
 喜一と同じく忍び足で近づいて、地形を利用して身を潜めていたリターナーの青年、シャムス・ライラ(極夜・g04075)が手を差し伸べると、虚空に不思議な金属が生まれ、形を変える。
「何が出来るかはわからないが、ここの人々を恐怖から解き放つことが出来るなら……」
 呪装帯【魔術喰らい】を身に纏い、袖の長い衣から垣間見えるのは、浅黒い肌と銀の髪。シャムスが青い瞳で狙いを定めると、ソレは陽光にきらめく無数の剣となって、喜一を狙う死竜たちへと降り注いだ。
「ギィイィィ――ッ!?」
 塹壕から垂直に飛び出した所を無数の剣に貫かれ、バランスを崩した4体の死竜が再び塹壕の底へと墜ちてゆく。
「私の力で……その為の道を、切り拓きます」
 自分が失った大切な『もの』を ―― それが何であったかさえ、もはや分からないが ―― 他の誰かが失う事の無いように。そしていつか、自らも取り戻せるように。歴史を奪い、世界を弄ぶ者達の先兵へ、シャムスは星銀の刃を降り注がせた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!

佐島・真己
可能なら仲間と積極的に連携

生きるのが辛いときほど何故か生きたいって思ってしまうものなんだよな
今から助けられる命と心を助けに行く
幸せにこしたことは無いからな

不屈の炎を使い、ナイフと拳に炎を纏わせながら戦う
的の武器が大きいなら
こちらは小回りがきく装備で攻撃をかいくぐり動きの癖を観察
ある程度把握したら隙を突いて接近し攻撃
翼を斬り、足を蹴りつけ、腕に拳を突き刺そうとする
動きが弱ったところで首を狙い一気にナイフを振り下ろす
敵は数が多い、適度に気を引きながらどんどん倒していかないとな

仲間が危ないときはナイフを投げて敵の気を引いたり牽制したりする

「普通の人々が
普通の幸せを手にできる
そのために命懸けで戦う!」


「さぁせるかぁあぁぁ――っ!」
 喜一を噛み砕かんと迫る2体の死竜へ向けて、炎を纏ったナイフが飛来する。
「っ、助かります!」
 ナイフを避ける為に死竜達が散開。その隙に喜一も後退して態勢を立て直す。
「次は俺の番だな」
 そう呟くのは、ミリタリー風の装いでダマスカス鋼製のコンバットナイフを構える、茶髪の青年 ―― 佐島・真己(暗闇の中の光・g01521)だ。
「生きるのが辛いときほど、何故か生きたいって思ってしまうものなんだよな……」
 向こうに見えるベルファストの街並みが視界に入り、胸の奥から熱い想いがこみ上げる。
「今から……助けられる命と心を助けに行く」
 真己が誓う様に言葉を紡ぐと、心の奥底から湧き上がる強い意志が、炎となって刃に宿った。
「普通の人々が、普通の幸せを手にできる日々を……そのために、俺達は命懸けで戦う!」
 灰色の瞳が死竜の動きを見切り、真己は敵の懐に潜り込んで炎の刃を振るう。翼を斬り、足を蹴りつけ、腕を払い……死竜の首筋へと燃え盛るナイフを一気に振り下ろした。
(「待ってろよ……今、助けに行くからな」)
 苦難にあえぐ人々を想いながら、真己は仲間達と共に残る死竜達へと挑んでゆく。苦痛と恐怖の中で、それでも生きる事を諦めていない人々へ、救いの手を届かせるために。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!

ポーリーン・フォレット
まあまあ、すっかり荒れ果ててしまって悲しいわ。
こんなおばあちゃんだけど皆と一緒に頑張ってみるわね。
お水は問題がないみたいだから農地の方をアイリーンと一緒に見てみましょ!
ここの土壌をトラップヴァインの力を借りて改良できるか試してみるわね!
美味しいお野菜がたっくさん穫れるようになりますように、
そして誰一人飢えることがありませんように、
近いうちに皆の笑顔が溢れますように、そんな祈りを込めて。
アイリーンも一緒にお祈りしましょう。
そうして耕した土に小麦や大麦など土地に適した種を植えましょう。
さてと、私達に出来ることはこれぐらいかしら?
手が空いたら皆の様子も見に行ってお手伝いしましょうか!


シャムス・ライラ
疲弊が酷い
それにこれは懲罰の跡か?
ならば、まずその傷を癒そうか

仲間と情報共有、連携して事に当たる

「瑠璃なる地平の彼方から来たれ 白き日の隼」
「暁の一片」を使用
辺りに【活性治癒】を振りまく
これで幾らか調子を取り戻してもらえただろうか
人も、もしいれば、家畜や動物達も
医薬品を持ち込み
怪我人に手当てを施して休ませる

【地形の利用】【情報収集】を使用
居住に適した土地や
農耕に適した土地の場所の情報を共有
水場を確認、そこから水路を確保し整備
耕作や生活用水に使えるように
活力を取り戻した者達が手伝ってくれたならよりありがたい
もし、害獣が作物を荒らすようなら
【罠使い】で
簡単な獣避けの罠も作成

アドリブ等歓迎


一騎塚・喜一
土地と治水、住民の皆様への援助に人手は足りているご様子
ならば私は建物の修復に取り組む事に致します

街の様子や比較的原型を留めている建物をよく【観察】して修復に必要な【情報収集】を行います
仲間からの情報もありがたく活用させて頂きつつ
可能な限り元の建物に近い形で修復出来るように努めます

西洋の建物の修復は初めて行いますので
住民の皆様から何かしら要望があればそれも取り入れながら作業を進めます
やはり心から安心して暮らせる家は大事ですからね
頑丈に作っておきたいです

大きくて邪魔になりそうな瓦礫は【粉砕】し
瓦礫の撤去や資材の運搬には【怪力無双】で対応
時間があれば薪を沢山割っておきます

アドリブ等お任せ致しますね


●凍える心に温もりを
 小さな掘っ立て小屋の炊事場に、食事と休息を求めて集まる労働者たち。ささやかな粥をすすり終え、後は時間ギリギリまで身を寄せ合ってうずくまり、あるいは倒れる様に横たわって、身体を休めている労働者たち。その傍にそっと片膝をついたシャムス・ライラ(極夜・g04075)は、その惨状に顔を歪めた。
「疲弊が酷い……それにこれは、懲罰の跡か?」
 ボロ着の隙間から覗く肌は傷だらけで、痛々しい事この上ない。無数の切り傷や凍傷の中で、ひときわ目を引く、醜く引きつった傷跡 ―― 長く苦しませる目的で意図的に与えられた、人為的な傷跡だ。
「瑠璃なる地平の彼方から来たれ、白き日の隼」
 シャムスの招きに応えるように、空の彼方から闇を吹き払う暁の白光が、隼(ハヤブサ)の姿をとって舞い降りる。白光の隼は人々の頭上を優しく飛び回り、癒しの光を振り撒いた。
「……これで幾らか調子を取り戻してもらえただろうか」
「っ、これは……?」
 降り注ぐ光が傷に触れると、心を蝕む痛みや不快感が薄れてゆき、人々の表情に驚きと生気が戻り始める。人々の身体から治りかけていた小さな傷跡が消えて行くのを見届けて、シャムスが一同に声を掛ける。
「助けに来ました。こちらの状況を聞かせて下さい」
 荷物袋『有備無憂』から医薬品や秘薬の水薬を取り出して並べ、シャムスは状況を整理すべく人々の話に耳を傾ける。人々をこの苦境から真に解き放つ、その為に。

「まあまあ、すっかり荒れ果ててしまって悲しいわ」
 海風に表土をさらわれ、更に塩害にまで蝕まれた、荒れ果てた農地を見て、エルフの老女 ―― ポーリーン・フォレット(「おばあちゃん」と呼んで・g06164)は痛ましそうに顔を伏せた。
 灰色の髪に緑の瞳、自然素材で仕立てられた衣をしっかりと着込んだ彼女の隣には、アイリーンと名付けられたオラトリオが寄り添うように浮かんでいる。
「おばあちゃん、ちょっと頑張っちゃおうかしら。アイリーンも一緒にお祈りしましょうね」
 寄り添うオラトリオにそう声を掛けて、ポーリーンは荒れた農地の中ほどまで歩みを進めると、大地にそっと手を差し伸べ、パラドクスの力 ―― 世界を描き替える力を解放した。
 ―― 美味しいお野菜がたっくさん穫れるようになりますように。
 ―― そして誰一人飢えることがありませんように。
 ―― 近いうちに皆の笑顔が溢れますように。
 未来への祈りを込めた力が、ポーリーンを中心に広がり始める。ツル草が地表を這い覆う様に、あるいは草木が大地に根を張る様に。地表を広がり、大地に浸透した力が、痩せて枯れ果て、踏み固めた雪の様に硬くなった農地を、ふかふかの黒土へと描き替えてゆく。
「こっ、これは……!?」
 あまりの光景に呆然とする労働者たち。そんな彼らの元へ戻ってくると、ポーリーンは様々な種や苗を取り出して、立ち尽くす労働者たちへ配り始めた。
「小麦に大麦、ライ麦に燕麦、それから豆類に根菜などの冬野菜よ。一番向いているのはジャガイモみたいなんだけど、そればっかりになっちゃうと、後が怖いのよね」
 そういって、それぞれの作物について世話の仕方を丁寧に伝えてゆく。
「水路は確保した。風よけの囲いはこの辺りで良いだろうか?」
 そこへ廃材を担いだシャムスがやって来て、ポーリーンに声を掛けた。
「えぇ、そこにお願いね。ありがとう、助かるわ」
 シャムスに丁寧にお礼を言うと、ポーリーンは農地をぐるりと見渡して。
「それじゃあ、他の場所の様子も見に行って、お手伝いしましょうか!」
 傍らのアイリーンにそう告げて、居住区の方へと歩き出した。

「っと、こんな所でしょうか」
 古くなった屋根をふき替え、一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)はふぅと息を吐いた。
 彼が最初に見た時、それは酷い有様だった。屋根は雨漏り、壁はひび割れ、隙間風。掃除や洗濯も行き届いていないのか、少しすえた匂いもこもっていた。
 そこから、街の様子や比較的原型を留めている建物をよく観察し、住民たちからも話を聞いて、一から修復計画を練り上げたのだ。ディアボロス特有の身体能力と【怪力無双】の運搬力で資材を集め、ひび割れを埋めて塗り固め、屋根をふき替えて、ようやく人が住むに値する外装が整った所だった。
「あら、素敵なお家になったわね。中のお掃除も、ちょうど終わった所よ」
 中から出て来たポーリーンが、屋根を見上げて笑顔を見せる。
「ありがとうございます、助かりました。やはり心から安心して暮らせる家は大事ですからね。この先も長く使えるように、頑丈に作っておきたかったので」
 喜一もまた、会心の出来に修復された家を見上げ、満足そうに頬を緩める。脳裏に浮かぶのは、孤児だった自分を温かく迎え入れ、大切に育ててくれた家族の面影。せめてここに暮らす人々が、自分の様に理不尽に家族を奪われる事の無いように。祈るような気持ちで、喜一はきれいになった家の壁をそっと撫でた。
「おィ、誰ダ!! そこで何をしテルッ!?」
 辺りに響く誰何に振り返ると、喜一たちを指さして声を荒げる、竜鱗兵『聖ギルダス騎士団』の姿があった。聖ギルダス騎士団の怒鳴り声を聞きつけ、辺りの住人たちが何事かと、おっかなびっくり遠巻きに集まり始める。
「さて……お邪魔虫の登場ですか」
 喜一は腰の刀を確かめると、武器を手に吠える竜鱗兵達へ向かって、ゆっくりと歩き出した。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【土壌改良】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

リディル・ヴェント
派手な立ち回りはアタシの得意分野だわ!
さあさあ、ベルファストのみんなよーく見てて頂戴!
恐れる必要はないわよ!
こいつら死竜サマが倒されちゃって内心ヒヤヒヤしてるんだから!
誰にでもある《勇気》見せるわ!
みんなが今日グッスリ寝られる様にみんなで頑張りましょ!

仲間達と連携して装備している武器や拳、飛翔、ドローン等あれこれ見せながら派手に立ち回るわ。
ストリートストライクでみんなが農作業で使っていた道具や普段使っている物や落ちている石とかも武器として利用するのもどう?
《地形の利用》も使用して地面に小さな窪みとかつければ足を引っかけたりして。
特別な武器なんて必要ないって所見せればみんな自信がつくかしら?


ポーリーン・フォレット
あらあら、本当にお邪魔虫さんね!
ここまでの皆の頑張りを無駄にさせるものですか、ね?アイリーン!
一人じゃ怖いけど頼もしい皆がいてくれる。
守りたい人達がいる。
ここで引いたらあの世の旦那に顔向けできないのよ。
とは言っても私はまだまだ弱いから、皆の足手まといにならないようにするのが精一杯かも。
でもアイリーンと一緒に頑張っちゃうわね!
なんだか竜鱗兵が御大層なことを言っているみたいだけど?
ごめんなさいねぇ。私おばあちゃんだから耳が遠いのよ、よく聞こえないわぁ。
そんなことよりこの土地の力を思い知っちゃって頂戴!
河口の街ですし、ここは青龍水計で攻撃よ!
敵は炎を使うみたいだし水とは相性が悪いんじゃないかしら?


一騎塚・喜一
「あなた方が人々を苦しめていた騎士団ですね」

正直、派手な…所謂「魅せる戦い方」は心得ていないのですが
恐怖で人を支配するなどと言う悪逆無道な行いを繰り返させない為にも
いつも通り全身全霊をもって戦うのみです

敵陣の正面へ【ダッシュ】で近づき間合いに入ったら
すかさずパラドクス【横雲】で複数の敵を【薙ぎ払い】ます
敵の反撃は【飛翔】で上空に飛んで回避する方針で対処
特に火矢による援護射撃が加わる場合は
仲間や住民の皆様へ被害が及ばぬよう飛ぶ方向には気をつけて動きます

ある程度の負傷は気にせず攻撃は続けます
ここで【勇気】を示さねば武士の名折れ、
何より私自身もきっと後悔しますから

連携・アドリブ等お任せ致しますね


加奈氏・コウキ
戦場に、どこからともなく現れて、戦闘に介入する。
クロノヴェーダを発見。
全て殲滅する。
行動、開始。

戦覇横掃を使用し攻撃。
勇気を持って、迫りくる敵を、海岸で拾った青龍偃月刀を使用して攻撃を行い、次々と薙ぎ払うように戦闘行動。

敵の攻撃に対しては、よく見切り、その上で、派手な立ち回りの反撃を食らわせよう。

クロノヴェーダは全て殺す。
例外は、ない。
貴様らの首、置いていけ。

味方との連携重視。
迷惑となる行動はしない。

基本無口、無表情。
冷静に、敵を殺すことだけを考える。

これ以上、クロノヴェーダに虐げられる人々を増やしたくないという信念を持つ。

故郷と家族を刻逆によって奪われた彼は、クロノヴェーダを強く憎む復讐者。


●恐怖の元凶
「……あなた方が人々を苦しめていた騎士団ですね」
 眼鏡の奥、白髪の合間から覗く緑の瞳にその姿を捕らえ、一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)は父から賜った紫羅欄刀に手を掛けた。
「誰ダ、貴様! どこから入ってきタ!?」
 刀を帯びた見慣れぬ姿の喜一に、聖ギルダス騎士団たちが武器を手に包囲を狭めて来る。
「恐怖で人を支配するなどと言う悪逆無道な行い……」
 対する喜一は周囲の人々へ被害が及ばぬように、位置取りに気を配りながら、徐々に距離を詰め。
「ここで終わりにして見せます!」
 最後の間合いを一気に駆け抜け肉薄すると、戦の始まりを告げる横薙ぎ一閃で先頭の2体を切り払った。
「ぐォぁ、おのレ……っ!」
 手負いとなった聖ギルダス騎士団が吐き出した炎が槍に宿り、周囲から雨あられと放たれた火矢と共に、燃え盛る竜槍が喜一を襲う。残心をもって迎え撃つ喜一は、上空に飛んで穂先をかわし、降り注ぐ火矢を拳で打ち払って、炎の雨を潜り抜け。
「ここで勇気を示さねば武士の名折れ。『武士の心』、とくとご覧に入れましょう!」
 全身全霊をもって、理不尽に抗う勇気を体現せんと、再び刀を構えて駆け出した。

「あらあら、本当にお邪魔虫さんね!」
 辺りに火矢を降らせる聖ギルダス騎士団たちを見据え、ポーリーン・フォレット(「おばあちゃん」と呼んで・g06164)が悪童を叱る様な声を上げた。
「ここまでの皆の頑張りを無駄にさせるものですか、ね? アイリーン!」
 傍らに浮かぶ、オラトリオのアイリーンにそう声を掛けると、ポーリーンはオラトリオの聖なる力を宿した草花を手に、大地より膨大な水を招き出す。
「この土地の力を思い知っちゃって頂戴!」
 突如現れた流水が鉄砲水となって、聖ギルダス騎士団たちを呑み込んだ。
「ンなんダァごぼばばば!?」
 激流が地面でくすぶる無数の火矢を押し流し、弓を構えていた聖ギルダス騎士団を4体まとめて打ち据える。
「ふッ、ふざけるナ! 貴様ら全員、ドラゴン様の慈悲で生かされている事ガ、何故わからン!」
 怒り心頭で、炎を吐きながら、がなり立てる聖ギルダス騎士団。
「ごめんなさいねぇ。私、おばあちゃんだから耳が遠いのよ、よく聞こえないわぁ」
 その前にポーリーンは大樹の如く立ち塞がり、一向に揺らぐ気配はない。そもそも、ドラゴンの襲撃により、愛する夫が残してくれた家と土地を失ったが故に、彼女は今、ここにいる。ドラゴンに慈悲など欠片もない事は、彼女自身が一番よく知っていた。

「さあさあ、ベルファストのみんなよーく見てて頂戴! 恐れる必要はないわよ! こいつら死竜サマが倒されちゃって内心ヒヤヒヤしてるんだから!」
 緑の瞳に外ハネのくせっ毛だけど、しっとりサラサラなオレンジの髪。魔力を秘めた毛皮の帽子に、風を感じるオシャレなピアス。冒険者風の衣装に身を包んだ女性、リディル・ヴェント(ゲットレディ・g00550)が周囲で様子を伺っている人々へ向けて、檄を飛ばす。
「ハ……? 貴様、何を言っテ……」
 きょとんと首を傾げる聖ギルダス騎士団に、リディルの目が丸くなる。
「え、ウソ! 気づいてすらいないの!?」
 口元に手を当て、大げさにのけぞるリディル。その言葉と態度に、様子をうかがっていた人々がにわかに言葉を交わしだす。
「そういえば……最後にあの唸り声聞いたの、いつだ?」
「いや、今朝の班分けの時は聞こえていた気がするが……」
 人々の不安と恐怖を掻き立てる、死竜たちの唸り声。昼夜問わず断続的に響いていたそれが……いつの間にかに、ピタリと止んでいた。
「バ、馬鹿ナ……そんなハズが……ッ!?」
 混乱した聖ギルダス騎士団が方々に視線をさまよわせる。しかし、町中に響いていたはずの唸り声は、今はもう聞こえない。
「っていうか、じゃなかったら、アタシたちがココに来れるわけが無いでしょ!」
 びしっ、と指を突き出し、、リディルは胸を張って現実を突きつけた。
「さぁ、誰にでもある《勇気》を見せてあげるわ!」
 闘気をまとい、約500mmの平バール『カミソリドラゴン』を手に、聖ギルダス騎士団へと挑みかかる。燃える竜槍を手にした聖ギルダス騎士団2体を相手に、閃きと幸運に任せ、辺りに散らばる瓦礫や農具、地面のくぼみまで利用して、立ち回る。
「今日グッスリ寝られる様にみんなで頑張りましょ! リディルちゃんにまっかせなさい!!」
 人々の心に植え付けられた、恐怖の種を追い出す為に。明るく派手に、リディルは戦場を駆け抜ける。

「馬鹿ナ……馬鹿ナァアァァ……ッ!」
 次第に劣勢に追い込まれ、残った聖ギルダス騎士団が驚愕の唸りを上げる。
(「クロノヴェーダは全て殺す。例外は、ない」)
 突然、背後から浴びせられた殺気に振り返ると、そこには黒一色の戦闘服に身を包んだ、漆黒の髪と瞳を持つ青年 ―― 加奈氏・コウキ(妖一刀流皆伝・g04391)の姿があった。
「んナッ……ど、どこかラ!?」
 咄嗟に竜槍を構える聖ギルダス騎士団の視界に、横薙ぎに振るわれた青龍偃月刀が映る。
(「貴様らの首、置いていけ ―― 戦覇横掃」)
 向けられた槍の穂先を黒之手袋で打ち逸らし、炎が肌を焼くも構わずに、構えた槍ごと聖ギルダス騎士団を切り伏せる、コウキ。一瞬、戦場を見渡せば、仲間達もそれぞれの相手を打ち倒し、残る敵は後1体。
(「これで……最後」)
 鉄板仕込みの長靴で深く踏み込み、弓を構えたままの聖ギルダス騎士団に、クロノヴェーダへの強烈な殺意を乗せた刃を叩き込んだ。
(「これ以上、クロノヴェーダの犠牲者を増やさせはしない」)
 故郷ごと最愛の家族を失った、コウキ。残ったのは、写真や髪飾りなどの僅かな品と、己自身の記憶のみ。全ての敵が間違いなく息絶えたのを確認し、コウキは仲間達へ殲滅完了の合図を送る。望むのはクロノヴェーダを屠る事。失った全てを奪い返し、二度と奪われる事のなくなる、その日まで。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【士気高揚】LV2が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV3になった!

レオアリア・フォルシオン
さて、わたくしは兵糧の普及に赴くわね

まずジャガイモや蕎麦等の飢饉に強い農作物を使った料理を住民に振る舞い、その美味さを普及させる
毎日食べる物だもの、美味しいって思わせれば育てて食べたいって意識が芽生えるわ

次にその農作物の育て方を伝授
土壌改良でベルファストにある畑等の土を農作物が育てやすい土壌に変えていく
大きな瓦礫とかがあれば怪力無双で除去していくわね

農作物の育て方を伝授させ、自給自足が賄えそうと見込めたら次は物流経路の確立よ
アイルランド帰農作戦で帰農したアイルランド軍等と物々交換での物流経路を確立し、こちらは元アイルランド軍農耕関係者を仲介してそれを強固な物にしていくわね


加奈氏・コウキ
現地の材料で、ふ菓子を作ってみよう。
俺の好きな菓子だ。
作り方は事前に頭の中にインプットしてある。
必要そうな材料や道具は、現地で手に入るかはわからないが、なければ持ち込んだものや、代用できそうなもので作ってみよう。
この菓子が広まり、特に子供たちに笑顔が戻れば幸いだ。

驚異は排除した。
後は、人々が幸せに暮らしていければ、成功だな。

基本的に無口、無表情、口下手。
今回は現地に自分の好きなふ菓子を広めて幸せの一助となれればと参加しています。

刻逆によって奪われた、自身の妹を思い浮かべながら、優しい気持ちで、子供たちに接しようと、不器用ながら努めます。

仲間との連携重視。
迷惑となる行動はしません。


ポーリーン・フォレット
さあさあ「衣・食・住」のうちまだ足りていないのは「衣」ね!
亜麻とワタの種を植えてアイリーンに聖花光臨をお願いするわね。
植物活性の力でどんどん育てましょ!お花もとっても可愛いんだから♪
収穫した植物から繊維を取り出して糸にしてそこから布を織るまでの方法はメモにしてベルファストの人たちに渡しておくわね。
そうして出来上がったものがこちらになりまーす!
実は新宿島からリネン生地と綿をいくらか持ってきたの!
これで皆のお洋服やお布団を作っていくわね!
どんな服にしましょうか?
あらあら、あのディアボロスさんみたいなお洋服にしたいの?それは素敵ね!
最後にスノードロップも植えて花を咲かせましょう。
花言葉は「希望」よ。


佐島・真己
心を暖かくするのは他の人間の心だ
でも、その人間の心が温かくないと誰かに幸せを与えられないと思う
まずは暖かい物を、温まるものを

その後は上手くそれが続いていってくれればいい
上手く行かないようなら何回だって行けばいい

街が開放された記念で炊き出しを行う
暖かい物はアイリッシュシチュー
温まる飲み物はアイリッシュウイスキー
子供には暖かいココアなんかどうだろうか

ジャガイモと羊肉、ウイスキー、牛乳は近隣の街から持って行った金や宝石類と交換で調達
ココアは新宿から持ち込む

大きな鍋を借りてシチューを煮込み、大声で宣伝して回る
有志に手伝ってもらい、シチューのレシピと種芋をお返しに送る

「何回だって立ち上がればいいさ」


シャムス・ライラ
仲間と連携しつつ

私は、拙いながらいくらか演奏が出来るので音楽でも
ドラゴンの咆え声はもはやない
代わりに琵琶の音色を

とは言え、聞きなれた音楽の方が良いだろうか
「良ければこの地方の曲を何か教えていただけませんか」
と頼んでみよう
昔からある牧歌的なものでも
皆で歌える陽気なものでも
「アドリブですがちょっと伴奏してみましょう」
多少拙くてもそこは御愛嬌

生活を立て直せたなら、先の事を考えてみるもの良い
畑を耕して
作物が実って
町も賑やかさを取り戻して
お祭りで皆で歌ったり踊ったり
そんな未来の事を

【未来予測】では一秒先しか見ることは出来ないが
これからずっと刻まれるその一秒が
幸せに続いていることを祈っている
アドリブ等歓迎


●北の大地に幸せを
 冬は日の出が遅く、日の入りは早い。戦闘後、人々への説明と後片付けを済ませる頃には、辺りに夜のとばりが下り始めていた。
「―― 復元せよ、我が歴史。それは荘厳なる威風の元展開される美食の歴史。そのその復元を以て我は美食の迷宮を展開する」
 赤々と燃えるかまどの前で、赤い髪と瞳を持つドラゴニアンの少女 ―― レオアリア・フォルシオン(フォルシオン統一王朝初代皇帝『征龍帝』・g00492)が出来立ての料理を厳かに『試食』する。
 嗅いだことのない料理の匂いに誘われて、かまどの周辺に集まっていた人々が固唾をのんで見守る中、それは起こった。あちこちから集められた幾つものテーブルの上に、レオアリアが『試食』を終えた料理が、次々と姿を現したのだ。
「さぁ、用意が出来たわよ――! まだまだ追加で出せるから、慌てずに堪能してね!」
 パラドクスの残留効果で増殖させた料理を人々に振る舞う、レオアリア。空腹にあえいでいた人々は、目を丸くしながらも、次々に料理を受け取り、口をつけていく。
「―― 美味しい! これは……何?」
 羊肉のシチューに入った見慣れぬ具材を見つけて、誰かが声を上げた。
「それはジャガイモ……遠くの大陸の山奥で採れる芋だな」
 そう答えるのは、逆立つ茶髪をバンダナでまとめ、エプロン姿でシチューを煮込んでいた、佐島・真己(暗闇の中の光・g01521)だ。
 心を温かくするのは、他の人の心。人々がお互いを幸せにするために、彼は自ら炊き出しの調理役をかって出た。温かい食事としてのアイリッシュシチューに、大人にはアイリッシュウイスキー、子供には甘いホットココアを。
「こっちは南東の国で採れる蕎麦粉で作った、お蕎麦とガレットよ。美味しいから、ぜひ食べてみて!」
 隣ではレオアリアが蕎麦粉の料理を配っている。初めて食べる美味しい料理に、人々の間に笑顔が広がった。
「レシピと……一応、種芋なんかも用意した。上手く育つかどうかは分からないが、余裕があったら、植えてみてくれ」
 近くに置かれた木箱を指して、真己が労働者たちの代表者に、そう伝える。
 ジャガイモも蕎麦も、この時代の北アイルランドには、まだ無い作物だ。周辺地域の解放は進んでいるが、イギリス本土のドラゴン勢力は未だ健在で。ディアボロス達が去った後、ディヴィジョンの排斥力がどう影響するかは、誰にも分からない。
「じゃあ、私からは亜麻と綿の種を渡しておくわね」
 そう言って、おばあちゃんエルフのポーリーン・フォレット(「おばあちゃん」と呼んで・g06164)が木箱の上に小袋を二つ追加する。
「綿は気候が合わないから難しいかもしれないけれど、亜麻は寒さに強いから、少しは期待できるかしら。育て方や加工法はこっちのメモにまとめてあるわ」
 更に数枚の紙片を脇に添えると、くるりと身をひるがえし。
「そうして出来上がったものがこちらになりまーす!」
 どこからか取り出した布地をさっと広げて、優しい笑みを浮かべるポーリーン。
「実は新宿島からリネン生地と綿をいくらか持ってきたの! これで皆のお洋服やお布団を作っていくわね!」
 家は整い、食事も行き渡った。あとは衣服が必要よね、と緑の瞳を楽しそうに細めて、子供たちの希望を聞いてゆく。
「あらあら、あのディアボロスさんみたいなお洋服にしたいの? それは素敵ね!」
 黒い布を手に、ある少年の希望を聞いたポーリーンが手を叩く。二人の視線の先には、麩菓子を配る、黒衣の青年の姿があった。
「ん、俺の事か?」
 加奈氏・コウキ(妖一刀流皆伝・g04391)が、視線に気づき振り返る。黒一色の戦闘服の上に漆黒のコートを羽織った出で立ちは、静謐な北国の夜の如しだ。
「良ければ一つ……俺の好きな菓子だ」
 コウキは少年にそっと近づき、片膝をついて目線の高さを合わせると、手製の麩菓子を優しく手渡した。
「手に入る調味料が違うから、再現は難しいだろうが……麩だけなら、水と小麦粉で作れるはずだ」
 口下手ゆえに、慎重に言葉を選びながら、少年に語り掛ける、コウキ。脳裏に浮かぶのは、歴史ごと存在を奪われた、最愛の妹との大切な思い出。せめてこの菓子が広まり、子供たちに笑顔が戻る事を心の底から願いながら、コウキは麩菓子を配って行く。
 いつしか陽も沈み切り、辺りが夜闇に包まれる。空には月と満天の星。夜空に響く、五弦琵琶の破邪の音色。
「うん、これで良し。では、良ければこの地方の曲を何か教えていただけませんか?」
 五弦琵琶【シストルム】の調律を終え、銀髪のリターナー ―― シャムス・ライラ(極夜・g04075)は住民たちにそう尋ねた。人々の心に恐怖を掻き立てた、死竜達の唸り声はもはやない。代わりに琵琶の音色を届けよう、穏やかな眠りと幸せな夢を見れる様に。
「……分かりました。では、アドリブですがちょっと演奏してみましょう」
 たき火の炎に照らされながら、シャムスは琵琶を弾き始める。その音色を聞きつけて、人々が次第に集まって来た。幸い、薪は十分にある ―― 家屋を直した仲間の置き土産だ。たき火に薪が追加され、そこだけ夜闇と寒さが退けられた。
「この近くで軍が帰農した農村は、ココとココと……ココね」
 レオアリアが地図を手に今後の物流計画を語っている。ベルファストは港町だ。いずれ物流の拠点になるだろう。
「またいつか来るさ。全てを取り戻すまで、何回でも!」
「その時は、他のお菓子も持ってくる」
 真己とコウキの周りには入れ替わり立ち代わり、人々の姿が絶えない。菓子や甘味は老若男女問わず人気があった。
「さぁ、これでいいわ。この地に『希望』の花が咲きますように」
 花壇にスノードロップの球根を植えたポーリーンが、傍らに浮かぶオラトリオのアイリーンと共に、願いを込めて聖花を降らせた。
 シャムスは歌う。冬が明けて、畑を耕して、作物が実って、町も賑やかさを取り戻して、お祭りで皆で歌ったり踊ったりする、そんな未来の事を。【未来予測】では一秒先しか見ることは出来ないが、これからずっと刻まれ続けるその一秒が、幸せに続いていること祈りながら。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2022年01月12日