リプレイ
レビ・アンダーソン
マティアス(g00097)と一緒に天使潰すよー
Wow! やっぱり東京タワーは大人気だね!
でもダメダメ、あれは僕ら人間のモノだから
悪い天使はお呼びじゃないよ!
おやっ、歌勝負かな?
今の僕は戦争直前で昂ぶっている【危険な歌手】だよ!
歌勝負をするってなら、相応の覚悟をしてもらわないとねぇッ!!
マティアス、僕はとりあえず敵陣に突っ込んで『時間稼ぎ』して来るね!
その間に遠くからスパッとやるなり、一緒に敵陣で暴れるなり、好きにやって!!
狂気のスクリームによる『精神攻撃』
高まったパワーでマイクスタンドを振り回して、天使共を『破壊』し尽くしてやるッ!!
『地獄に堕ちなァァァァァァァァッッッ
!!!!』
マティアス・シュトローマー
レビ(g00056)と
この東京タワーを守り切ればいいんだろ?
分かりやすくて好きだな、こういうの
……それに今日は俺が今一番推してるミュージシャンが一緒だからね。負ける気がしないな
さすがレビ、気合い入ってる!
——それじゃ俺も
ブリンデ・クーを発動。【光学迷彩】に加え【地形の利用】【忍び足】で敵の死角に潜む
……っ、今日はいつも以上にパワフルだなあ
鬼さんこちら。手の鳴るほうへ
レビのスクリームで敵が弱ったところをヘッドショットで撃ち抜く
せっかくの特等席なんだ、聴く姿勢には気を付けなよ
反撃は説法?
生憎、レビのスクリームが頭から離れなくてね。これくらいどうって事ないな
レオンハルト・アストレイア
アドリブ連携歓迎
東京タワー……何かありそうとは思ってましたけど、港区の要だったとは驚きっすね。
だったらなおさら、奪われるわけにはいかないっすね!
一体ずつ確実に数を減らすことを目的に行動します
飛んできた敵に対して翼から放つ魔弾(【誘導弾】)で【不意打ち】をしかけ、こちらへ意識を向けさせます
相手の動きを【観察】しつつ魔弾で牽制し、飛んできた光の刃は【呪詛】を込めた無銘の【斬撃】で相殺、攻撃後の隙をついてパラドクスで攻撃します。
いつどこで手に入れたか、正体すらわからない力なんて、あまり使いたくないんっすけどねえ……。
けどそうも言ってられないんで、ここで試し打ちさせてもらいますよ!
●
青い空の下、金色の髪が煌めいている。
同じ顔をした天使達は皆、翼を羽ばたかせて一様に同じ方向へと向かっていた。
緋色の塔――東京タワーへと。
「東京タワー……何かありそうとは思っていましたけど、港区の要だったとは驚きっすね」
東京タワーを背にしたレオンハルト・アストレイア(過去を望む悪魔モドキ・g03365)が目を細めて、羽ばたき向かってくる天使兵達を見つめていた。
このクローン天使兵H型は、品川区の大天使『ザドキエル』の先遣隊だ。この天使兵達を東京タワーに行かせてしまうことは許されない。
港区を最終人類史に取り戻すためにも、奪われる訳にはいかないとレオンハルトは空を舞う天使兵をその銀色の瞳で捉えて地面を蹴り上げた。
一体ずつ確実に数を減らす事。レオンハルトは着実に天使兵を殲滅するために翼を広げる。
レオンハルトが天使兵達に向かって空へ飛び上がっていく姿を、レビ・アンダーソン(破壊のサウンドソルジャー・g00056)が口笛を吹いて楽しそうに見送っていた。
空を優雅に羽ばたく天使兵に、
「Wow! やっぱり東京タワーは大人気だね!」
なんてレビは軽口を叩いて見せる。
レビの傍にはマティアス・シュトローマー(ザ・フール・g00097)の姿もあった。
マティアスの表情には気合が乗っているように見える。それもそのはず、マティアスが一番推しているミュージシャンであるレビと一緒なのだから。
「この東京タワーを守り切ればいいんだろ? 分かりやすくて好きだな、こういうの」
「マティアス、僕はとりあえず敵陣に突っ込んで時間稼ぎして来るね!」
飛んでくる天使兵達に魔弾を放ち、不意打ちを仕掛けるレオンハルトを追いかけるようにレビは走り出していく。
東京タワー、あれは人間のモノ。悪い天使はお呼びじゃないんだと、レビは落ちてくる天使兵に白く尖る歯が見えるように笑って見せた。
「ザドキエル様のために、この塔を」
「ええ、この地をザドキエル様に」
天使兵がそう歌っている中に、レオンハルトの魔弾が次々と撃ち込まれていく。それは不意打ちであり、天使兵の動きを見る為の牽制だ。
同じ顔をした天使兵達はその顔に笑みを張り付けたまま、東京タワーの進軍を阻止しようとするレオンハルトに向けて羽根を飛ばす。
ゆっくりと飛行する天使兵達の体を離れた羽根が変化し、光の刃になるとそれらは太陽の光で輝きを増してレオンハルトに襲い掛かる。
統率が取れてはいる天使兵達だが、目的は東京タワーに辿り着くことなのだろう。進軍の邪魔になるものは避けてしまいたいのか、彼女らは距離を詰めてはこない。
(「いつどこで手に入れたか、正体すらわからない力なんて、あまり使いたくないんっすけどねえ……」)
光の刃を斬撃で相殺しながら、レオンハルトはそう胸中に零していた。けれどもそうも言っていられない。
天使兵達にレオンハルトは試し打ちさせてもらおうと、自身のパラドクス――否定の魔眼(バニッシュアイズ)で応戦していくのだった。
「……おやっ、歌勝負かな?」
戦争直前で高ぶっているレビの前に天使兵が数体。その手には分厚い本を持ち、天使兵達は歌うようにザドキエルの名を口々にしている。
天使兵を目の前にし、なおかつ戦争への前哨戦でもある今に、レビの気持ちはどんどんと高まっていることだろう。
マイクスタンドを振り回してレビは大きく息を吸った。
一緒に来ているマティアスには時間稼ぎをすると言ってある。その間に遠くからでも、一緒に暴れるなり、好きにやってくれるだろう。
「地獄に堕ちなァァァァァァァァッッッ
!!!!」
レビはそう叫び、天使兵達をマイクスタンドで叩き落としていく。
「……っ、今日もいつも以上にパワフルだなあ」
マティアスの耳に強烈なレビのスクリームが届いてくる。
凄まじい気迫のこもったレビの声に負けてられないと、マティアスもP08のグリップをしっかりと握り直した。
スクリームと天使の歌声が混ざり合う戦場の中、マティアスは天使兵達に気付かれぬよう死角に潜んで進んでいく。
「っ、ザドキエル様の、ためなら……」
よろめく天使兵の呟きが空気に溶けていく。その瞬間だった、
――鬼さんこちら。手の鳴るほうへ。
マティアスの声が天使兵のすぐ近くに落された。だが天使兵の視界にはマティアスの姿どころか、彼の鮮やかなタンジェリンの髪の一本も見えていない。
頭を上げて周囲を見回す天使兵に、マティアスは戸惑うことなくトリガーを引く。
「せっかくの特等席なんだ、聴く姿勢には気を付けなよ」
倒れた天使兵にマティアスはそう言葉を投げれば、ザドキエルを称える天使兵の声が聞こえてくる。
説法を唱える天使兵に、マティアスはやれやれと肩を落としてみせると、すぐにブリンデ・クーを発動させた。
レビのスクリームがマティアスの頭から離れていないのだ。こんな説法くらいどうって事ないなと、マティアスは天使兵へP08の銃口を向けていくのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【照明】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
クリスタ・コルトハード
あの天使たちが先遣隊ですか
あんなにたくさんでは撃ち落とすのも大変ですけど、東京タワーに向かうのは、阻止させていただきましょう
天使たちの集団へ、魔術により炎のエレメントで生成した矢を放ちます
10本でも、100本でも
視界に入る天使たちが居なくなるまで、ひたすら高速詠唱して撃ちましょう
魔術の矢なら、大きな弓が必要ないのが良いですね
あなたのご主人様は素晴らしい方なのですか?
俺が仕えたいと思えるような方とは思えませんね
俺の理想のご主人様への渇望は、この程度で奪えるものではありません!
ふふ、天使を屠るというのは、不思議な気分ですね
シアン・キャンベル
模倣(クローン)を造り出すとは随分と人間らしい
これは鶏か卵か、哲学的な問答が捗りそうな面よ
兎も角、私の為す事に変わりはなく、彼女等の頭の中身を玩具程度に酷使(むし)っていくだけか
大天使もアークデーモンも名無しで在れば如何にか出来る。たとえば羽音の不快感で動きを鈍らせるなどだ
隙を見せた天使兵から心地の良いアイデアを注いでいく。嗚呼、その通り。神とは即ち秩序と平穏の支配者で在り、野蛮な行為は今直ぐ辞めるべきだと思わないか? 全てを返すのが良き信者の在り方よ
それでも抗うと謂うならば柔らかな脳味噌、私がしっかりと味わってやる。さあ、此方に傾倒するが悦ばしい
こっちの水は退廃的で、甘い筈なのだ
ベアトリス・リュウフワ
本戦に向けて身体を暖めることも必要でしょう。
わたくしの踏み台になりなさいな。
崇高な歴史と信念を重ねてきた我が家――その公爵令嬢たるわたくしに説教をなさるだなんて……。
実に不愉快ですわね。
汚らわしい精神波は、公爵家としての誇り――その【情熱】にて抵抗いたします。
わたくしが信仰しているのは、愛する父上のみ。
さて、後光が其方を照らすのならば、それに基づいて影も伸びるはず。
伸びた影に、【不意打ち】気味に、我が剣を突き立てましょう。
『妄執の剣』、我が想いによって貴方を拘束いたします。
せいぜいもがきなさい。
さもなくば、無様に潰れて地面に転がり落ちることでしょう。
――これは、わたくしを愚弄した罰です。
天使兵の統率が乱れ、混戦する東京タワー前の道路。
「あの天使たちが先遣隊ですか」
空を飛ぶ天使兵達を見つめるクリスタ・コルトハード(森羅番長・g00039)が、そう落ち着いた声で呟いていた。
「模倣を造り出すとはずいぶんと人間らしい。これは鶏か卵か、哲学的な問答が捗りそうな面よ」
同じ顔をした天使兵に興味があるのか、シアン・キャンベル(妖蟲・g01143)がそう口にしていた。
アスファルトの上には白い羽根が散りばめられ、その上を歩くディアボロスである彼女達。
「あんなにたくさんでは撃ち落とすのも大変ですけど、東京タワーに向かうのは、阻止させていただきましょう」
戦場に似合わぬクリスタの穏やかな声に反対する者は誰一人としていない。
「ええ、本戦に向けて体を温めると致しましょう」
ベアトリス・リュウフワ(強欲と傲慢のミルフィーユ・g04591)が託された直剣を鞘から引き抜いて、アスファルトを染める羽根を舞いあげて天使兵に向かって走り出した。
光差す太陽が天使兵達を照らし、その影が緩やかに地面に伸びている。
影は等しくあるもの。そこに種も何も関係なく、太陽や光があれば必ず出来るものだ。
ベアトリスがその影を狙い、己の剣を突き立てた。
進軍する天使兵達は影を狙ったベアトリスに訝し気な表情を浮かべていたが、ベアトリスのその行動の意味をすぐに理解せざるを得なかった。
突き立てられた銀色の刃、その刃に宿る黒き呪詛が天使兵の身体の自由を奪っていたのだ。無数の黒い鎖が這い上がり、一羽の天使を捕らえる。
「あなたには、ザドキエル様の素晴らしさが分からないの?」
天使兵が次々とザドキエルの素晴らしさ、尊さを口にしていた。捕らえられた天使兵ももちろんそうだった。
「崇高な歴史と信念を重ねてきた我が家――その侯爵令嬢たるわたくしに説教をなさるだなんて……」
不愉快だと、ベアトリスは眉根を寄せて言葉を零していた。
ベアトリスが信仰するのは、愛する父のみなのだ。それを汚されることは許さない。
天使兵が口ずさむ歌を切り捨てるように、ベアトリスは直剣を振り抜いて再び彼女らの影へと銀色を突き立ててみせた。
「せいぜいもがきなさい。さもなくば、無様に潰れて地面に転がり落ちることでしょう」
頭上を飛び回る天使兵に向けて、ベアトリスは冷たく言い放った。
――これは、わたくしを愚弄した罰です。
「よし、俺も頑張らないと」
羽根が雪のように降る中で、クリスタは赤色の瞳で天使兵をしっかりと見据えて両手をあげた。
それからすぐにその両手を下ろすと、天使兵達に矢が飛んでいく。この矢は魔術によって生み出された炎の矢だ。
それらは一直線に天使兵達に放たれ、彼女らの翼や本、体に突き刺さっていく。
「魔術の矢なら、大きな弓が必要ないのが良いですね」
次から次へと放たれるクリスタの炎の矢が天使兵の体に刺さり、ハリネズミのような姿に変わっていく。
天使を屠るというのは不思議な気分ですね、とクリスタは笑って高速詠唱でまた新たな矢を撃ち放っていった。
羽音を立て、シアンも天使兵同様空を飛ぶ。仲間達が順調に天使兵を殲滅していくのを眼下に見つつ、シアンもその手で天使兵の脳を、精神を侵していく。
大天使もアークデーモンも名無しで在れば如何にか出来ると、シアンは己の羽を振動させて不快感を覚えるような音を立てて、彼女らの動きを鈍らせていた。
「嗚呼、その通り。神とは即ち秩序と平穏の支配者で在り、野蛮な行為は今直ぐに辞めるべきだと思わないか?」
地に落ちていく天使兵を見つめ、嗤い、そう問いかけるシアンは彼女らの脳へ語り掛ける。
抗い続ける彼女らはいまだに自分達が信仰している、いや思わされている神の名を口にしていた。
シアンはふむと、顎に手をやり考えるような仕草を見せる。それもほん僅かな時間のことだ。シアンはすぐにその手を下げて、再び嗤う。
「その柔らかな脳みそ、私がしっかりと味わってやる」
漆黒の艶やかな瞳をゆるりと細め、シアンは天使兵に向かってパラドクスを発動させていく。
冒涜的な、ありとあらゆる方法で天使兵の精神を余すことなく侵し尽くしてしまえとシアンは深く嗤った。
数多くいた天使兵もディアボロスの手に掛かれば、滞ることなく殲滅することができた。
アスファルトに積もる羽根を踏み締め、前哨戦を制したディアボロス達は聳え立つ東京タワーを見つめていた。
これで少しでも次の戦いの糧となることだろう。ディアボロス達は次の戦いへ向かうべく、新宿島に戻る為にパラドクストレインに乗り込んでいくのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【現の夢】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV2になった!