リプレイ
氷坂・紫央
アドリブ諸々歓迎だよ。
🔹心情
振り返れば奪われた場所。そしてそこは敵で満ちている。
だけど戦うべき敵は、今は全てじゃない。
調査……反撃の種を芽吹く前に潰されたんじゃ、意味がないから、ね。
🔹海を望む
……しかし、最初にするべきことがまさか「泳ぐこと」だなんて、想像もしなかったなあ。
とりあえず《氷雪使い》を使って水の一部を板状に凍らせ、それをビート板代わりに泳いでいこうか。
不格好? ……いや、泳ぐの実はあまり得意じゃないし。
遠遠・忽
アドリブ・絡みは歓迎やで
「おーよーぐーでー!」
……と心の中で叫んで出発や
身体使うんはホンマはニガテやけど、これでも赤のクラス(学園旅団の運動系クラス)に入って鍛えはじめたんや、頑張るで
一応得意分野の伝承殲術にかこつけて、泳ぎとか隠形とか……
役にたたへんかな?
まあ妖怪変化の知識なんやけど……海坊主~、鮒幽霊~
あかん、ちょっと怖くなってきたやん?
大丈夫大丈夫……ここで見つかることはあんまりないゆーてはったし
落ち着いて行こ
め、眼鏡が曇って困る!?
外道・歩
研究者の皆さんの純真な探求心を利用しようだなんて許せないっす!
絶対天使と悪魔どもをぶちのめして研究者の皆さんをお助けするっす!
んで、そのためにまずは泳いで調査船に接近するってことなんすけど...
アタシ、あんまり泳ぎに自信ないんすよね~
とりあえずパラドクス【ストリートストライク】を使って
波が荒れないことを祈りながら泳ぐとしますかね
フリッカ・ウルズ
さぁ、探査船に向かって泳ぐわよ!
あ、そういえば、覚醒してから試した事ないんだけど、アタシの身体で泳いでも大丈夫かしら?
泳ぎは苦手じゃなかった筈なんだけど、虫って、水が苦手なイメージなのよね…今のインセクティアの身体だとー?
兎に角、成せばなるわよね!
それに、研究者達は今は大丈夫でも利用価値がなくなればどうなるか分かったものじゃない。
クロノヴェーダの好きにはさせないわ!
●到着
「研究者の皆さんの純真な探求心を利用しようだなんて許せないっす!」
2013年の東京23区。新宿区が存在した筈の場所。辺り一面に湛えられた水を前にして外道・歩(”破滅”に向かい突き進む女・g02219)は吠える。
彼女自身は研究畑の人間などではないが、その手の人種と面識があるのか、探査船の研究者達への好感度は高いようにみえる。
「研究者達は今は大丈夫でも利用価値がなくなればどうなるか分かったものじゃない。クロノヴェーダの好きにはさせないわ!」
フリッカ・ウルズ((他称)怪人蜘蛛蛾娘・g01122)も腕を組みキッと水平線の彼方を睨みつける。その背には四対の蜘蛛の足……否、蜘蛛の足のように見える見事な紋様を持つ翅があった。
「絶対天使と悪魔どもをぶちのめして研究者の皆さんをお助けするっす!」
フリッカの推測に首肯する歩は、緑の瞳に怒りを灯し己が拳を叩きこむその時を思い浮かべながらその場で鋭いパンチを繰り出す。
(「おーよーぐーでー!」)
歩が起こす風切り音を耳にしながら、腕を高々と上げたのは遠遠・忽(抜きっぱなしの伝家の宝刀・g00329)だ。
声にこそ出していないが気合も十分、
(「身体使うんはホンマはニガテやけど……」)
仲間との日々(ものがたり)がそんな彼女の内に秘めた闘志に火をつけているのだ。
一方氷坂・紫央(炎は氷の中に・g01332)は振り返り他の者達とは逆を見つめていた。
見えるのは『湖』の終端。即ち他の区の街並みだ。一見すればそれは正史における2013年のそれと違わないように見える。
だが、よくみればその街並みの上空には飛行機とは異なる飛行物体を認める事が出来る。忌むべき簒奪者達だ。
「だけど戦うべき敵は、今は全てじゃない」
氷の内に燃え猛る炎を宥め、前を向く紫央。白い髪は名残惜しそうに風に揺られるけれど。
「調査……反撃の種を芽吹く前に潰されたんじゃ、意味がないから、ね」
「さぁ、探査船に向かって泳ぐわよ!」
フリッカが紫央に首肯し気勢をあげる。他のディアボロス達も各々それに応じ、いざ水に入ろうとしたその時。
「あ、そういえば、覚醒してから試した事ないんだけど、アタシの身体で泳いでも大丈夫かしら?」
……え?
●出発
「泳ぎは苦手じゃなかった筈なんだけど……」
自身の言葉に固まった面々に向き直るフリッカ。その白い肌に触れる指先は硬質化している。虫は水が苦手なイメージがある彼女の赤い瞳は、インセクティアの身体で泳ぐことにやや不安を滲ませる。
「アタシ、あんまり泳ぎに自信ないんすよね~」
フリッカの告白に、歩も少し肩を落として不安を口にする。
「役にたたへんかな?」
そんな二人に忽は一冊の書物を開いて見せる。記されているのは海や川、水に関した妖怪変化の知識。身体を使うのが苦手な自分の為に、何か泳ぎや隠形等役に立つ知識が無いか調べていたのだ。
「ありがと。うん、兎に角、成せばなるわよね!」
気遣ってくれる忽を見下ろし、漆黒の髪を軽く撫でるフリッカは笑顔を見せると持ち前の勝気さを発揮して水面に身を躍らせる。
大きな着水音と共に一度沈んだフリッカだが、直ぐにその頭を水面に飛びださせる。どうやら特に問題は無いようだ。
「歩、これを使うかい?」
フリッカの行動に後押しされて湖に入ろうとした歩に、紫央は冷たい板状の物体を手渡す。それは氷の板だ。不思議な事に日差しに照らされても、歩の手に掴まれていても溶け出す様子が無い。
「僕も、泳ぐの実はあまり得意じゃないんだ。それでこの氷をビート板代わりにしようと思って、ね」
紫央は新宿島から大量の氷を持ち込んでいた。その一つを掴むと指先を走らせる。彼女の指の動きに合わせて氷は板状に変化していく。
「溶けないようにしてあるから問題無く使えると思うよ」
歩だけでなく忽とフリッカも受け取り、ディアボロス達は探査船へ向けて泳ぎ出した。
●潜入
2013年の8月も東京は暑かった。特にこの湖は新宿区と同等の広さがあるため、ディアボロス達を覆うような影が生まれない。
彼女達の水面から出た部分、は身を隠す手段も無く太陽の光に焼かれる事となる。
それゆえ、溶けぬ氷のビート板は冷たさを保持してくれて探査船までの道程の助けになってくれた。戦いの前の不必要な緊張をほぐしてくれた。妖怪を調べて少し怖くなってきた忽の気持ちもだ……眼鏡が曇るのは少々困りものだが。
「……しかし、最初にするべきことがまさか『泳ぐこと』だなんて、想像もしなかったなあ」
そう独白する紫央の泳ぎは、本人の申告通りにやや不格好ではあったかもしれない。だが、大きな波も無い湖上はとても泳ぎやすい環境だった。
「波が荒れないことを祈りながら泳いでたのがよかったんっすかね~……と、もしかしてあれっすか?」
前方に見えた船を歩が指差すと、一行は慎重に近づいていく。
近づいた一行は甲板に所狭しと置かれた機械類と、モニターを覗いて騒いでいる白衣を着た一般人数名、そして船の上を巡回する銃を持つアークデーモンの姿を発見する。幸いにも白衣達が騒がしいので多少の物音は聞きとがめられそうにない。
ディアボロス達は、アークデーモンの巡回の隙をついて次々に探査船へと乗り込んでいくのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【操作会得】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
フリッカ・ウルズ
侵入完了よ、私の方でも安全の確保に動こうかしら。
どうやら、他の人が避難させるようだし、私の方でも、避難経路とは別の方向、特に危なそうな実験器具とか配置されてる船内とかの近くで戦うのはご法度だから、出来るだけ攻撃の余波が起きても、ある程度問題なさそうな、開けた甲板の上へとクロノヴェーダたちを誘導した方がいいわよね!
避難誘導とかの確保までは、戦闘行動を避けながら、時間を稼ぐわよ!
【強運の加護】とか上手く働いて、敵が少し戦うのに慎重になるような感じで、誘導ポイント側に集中してくれないかしらね。
●駆けろ、銃弾の中を
フリッカ・ウルズ((他称)怪人蜘蛛蛾娘・g01122)は巡回するアークデーモン達を躱しながら一人船首方面を目指していた。
「(どうやら、他の人が避難させるようだし)」
研究者達を気にかけていた仲間がいたので、彼らの避難は任せてフリッカは別のアプローチを試みる心算でいた。
「(避難経路とは別の方向、特に危なそうな実験器具とか配置されてる船内とかの近くで戦うのはご法度よね)」
この後戦いは避けられない。ならば出来るだけ、攻撃の余波が掟もある程度問題なさそうな開けた場所を戦場にすべきだ。そこにクロノヴェーダ達を誘導すべきだ。だから。
「例えば開けた甲板の上とかいいわよね!」
望む場所に移動したフリッカは、そこで一度大きく深呼吸。そして大きく息を吸い込むと全力で喉を震わせる。
「きゃああああ!! 爆弾よおおぉぉぉっ!!」
彼女の声は船中に響き渡る。やがて羽音や走ってくる足音が迫ってくる。
「今の声は一体……!? 貴様、何処から入った!」
現れたのは深緑のロングコートを纏った、禍々しい翼と異様を持つアークデーモン達だ。両の手に一つずつ、剣呑なライフルを携えていて、フリッカを発見し警戒の声を上げた奴らはすぐさま銃口を彼女へと向ける。
「っ!」
それを認めたフリッカは、踵を返して船首の方へと逃げ出す。
即座に向けられた銃口達が火を噴き、幾発もの銃弾が彼女に襲い掛かる。背後から迫りくる殺気に、とっさに右に身をひねるフリッカ。その横を銃弾が肩に、頬に触れかけて通り過ぎて行く。間一髪だ。
「あっ、ぶなっ!」
攻撃を受けてもフリッカの足は止まらない、反撃も防御もせずにただひたすらに距離を取る。避難誘導が完了するまで、どれほど攻撃にさらされても戦いは避ける。それが彼女の覚悟だった。
「ええいちょこまかと! 一体どこの区の回し者だ!」
右へ左へ、時には船に置かれている爆発の危険が無い物品の物陰を利用して銃弾から逃げ続けるフリッカに、業を煮やしたアークデーモン達は距離を詰める為羽ばたいて飛び始める。
仲間が思いを果たすまで、フリッカの奮闘は続けられる。
成功🔵🔵🔴
効果1【落下耐性】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
外道・歩
(①ダメージコントロールを選択します)
やっと船に着いたぁ!服乾かしたいけど、それは後回しっすね
さて!まずは取り巻きのアークデーモンたちをぶっ飛ばす...まえに!
研究者の皆さんを安全な場所まで退避させるのが先っす!
説得方法については
船に爆弾が仕掛けられている!とか適当な嘘をつくとして
脱出方法については
脱出艇のひとつやふたつぐらいあるはず・・・
あるよね?あってくれ!
頼むっすよ!?アタシのパラドクス!
●騙せ、彼らを守るために
「やっと船に着いたぁ!」
濡れた服が肌に貼りつく不快感に、乾かしたいと率直に感じながらも外道・歩(”破滅”に向かい突き進む女・g02219)はそれは後回しっすねと頭を振る。黒い髪が吸っていた水が飛沫となって飛び散り、多少はマシになったと納得させる。
さて! と、物陰から船上の様子を伺えば、見えるのは巡回中のアークデーモン数体と、白衣の研究者達。
「(まずは取り巻きのアークデーモンたちをぶっ飛ばす……まえに!)」
歩の視界はアークデーモンから白衣の背中へと移る。
「研究者の皆さんを安全な場所まで退避させるのが先っす!」
拳を握り気合を入れた彼女は、研究者達の周りからアークデーモンが居なくなった瞬間を見計らって跳び出す。
「おわ! き、君一体何処から?」
「アタシの事はどーでもいいっす! そんな事より大変っすよ! この船に爆弾が仕掛けられているんす! 危ないから逃げるんすよ!」
「爆弾だって? ちょ、ちょっと待ってくれ一体何の根拠でそんな……」
突如現れて詰め寄る歩に目を白黒させる博士と、爆弾と言う想像もしなかった言葉に助手が首を傾げたその時、船の前方、甲板の方で大きな悲鳴が響く。
「な、今のは……」
「爆弾、といっていなかったかね?」
「ほらほら、だからそう言ってるんっす! 速く逃げてくださいっす!」
歩に肩を掴まれ揺さぶられる博士は、懇願するように両手を前に突き出しながら助手に叫ぶ。
「わ、わかった! 助手君! 今までのデータが入った記録媒体を! 機材は壊れても最悪替わりがあるが、調査したデータは唯一無二だ!」
「わかりました博士!」
助手が慌ててデータの入ったUSBメモリを抜き取りしまい込む。歩はその挙動をしっかり目視しながら二人を船尾の方へと引っ張っていく。
「(脱出艇のひとつやふたつぐらいあるはず)」
あるよね? あってくれ! そんな歩の祈りが天に通じたのか、果たして探査船の船尾には数席のボートが用意されているのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【強運の加護】がLV2になった!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
レリア・キュイ
ここが研究施設ね。
どうにもよくわからない施設や道具でいっぱいね。
このままじゃあ危険なものがあるらしいことしかわからないし、まずは船の安全にかかわりそうなものから探しましょうか。
とりあえずアークデーモンには見つからないよう気を付けながらダッシュで散策するわ、見つかりかけたら忍耐強く隠れてやり過ごす。
残留効果の書物解読を使ってなにが危険なのかを判断するための情報を集めるわ。
出来る事ならそれらがどこにあるのかも把握したいわね。普通の人間の研究員がいたら誘惑して洗いざらい喋ってもらおうかしら。
危険な物品は隔離眼で隔離。機械類なんか大きくて隔離できないものなら操作会得で電源を切るだけでもやりましょう。
遠遠・忽
アドリブ・絡み歓迎です
爆発したりするんは、基本は電気やら動力が通っとるからや
【操作会得】や【書物解読】で使い方を調べて、戦いに合わせて電源を切れるようにしとこ
先に切っとってもええとこは切っとくで
あとは安全な場所への避難ルートも確認や
情報は他のディアボロスにも共有して、研究者さんの誘導に使ってもらお
うち自身は子供やし信用されるかあやしいから、切羽詰まるまでは任せるで
ショートカットになるルートとかあらへんかなー?
ちょっと壁を壊して避難に便利になりそうで、そこから壊れたりしそうにないなら……
そんな場所があるなら目星つけとくな
よっぽどのことがないとやらへんけども
●二人のお勉強会
「どうにもよくわからない施設や道具でいっぱいね」
乗り込んだ隠れ場所から首だけ出して覗くレリア・キュイ(愛のために戦う戦士・g01078)
は、ふぅ、とため息を一つ。美しい唇が嘆息する様は、見る者、聞く者の心を振るわせるような色気があった。
「このままじゃあ危険なものがあるらしいことしかわからないし……あら?」
故に、持ち込んだ書物に没頭する遠遠・忽(抜きっぱなしの伝家の宝刀・g00329)はレリアに反応することが無く。船の安全にかかわる物から地道に探すしかないか、と振り返るレリアには珍しい反応として目に留まる。
「爆発したりするんは、基本は電気やら動力が通っとるからや……」
時先案内人から今回のミッションを聞いた忽は、水質の検査を行う機械や船に関する知識が欠かせないと考え、必要な資料を見繕っていた。複雑な配線図や機構を、著者の残留思念に導かれながら彼女は頭に叩き込んでいく。
「こことここは戦いに合わせて先に電源を切っといてもええな」
「なるほどなるほど。逆にこれは止めちゃうといけないのね」
「ひょわっ!?」
頬のすぐ横で不意に声がする。同時に耳や首筋に甘い吐息。驚いた忽が咄嗟にそちらを向くと、至近距離にレリアの顔があった。
「びっくりさせてごめんなさい、でもとっても参考になるわ。忽さん、イ、ロ、イ、ロ、教えて?」
「距離感っ!?……まぁでもええで、元々その心算やったし」
密着しながら赤い瞳をウィンクするレリアに突っ込むも、誰かが傍にいてくれるのは不快ではない。むしろ実は嬉しい。忽は表情に出さないようにしながら必要な情報を共有させていく。
自分の調べた情報を共有するのは、他にもいるかもしれない研究者達を見つけた時、子供の自分が説得するよりも大人なレリアに任せる方が良いという的確な判断だ。
「(よっぽどのことがないとやらへんけども)」
勿論全てを任せる心算など無い。最悪の場合には問題ない壁を破壊したりしてショートカットを作る覚悟も決めている。
「参考になったわ、ありがと。それじゃあ行ってくるわね」
忽へ投げキスをして、レリアは駆け出していく。アークデーモンを警戒しながらの行動だが、豊かな紫の髪が揺れる様は何処か妖艶さも感じる。
忽は手を振ってレリアを見送ると、万が一の為に自分も動ける準備は入念にしておくのだった。
●人も物も、その瞳の内に
「(忽さんからイ、ロ、イ、ロ、教えて貰えてよかったわ)」
船内を足早に探索しながら、レリアは事前に得た知識を活用して、攻撃が当たった場合に危険な設備のうち、電源を切っても問題がないものを止めていく。
「あっちにあるのは、コレでいけるわね」
レリアの赤い瞳が小型の観測装置を捉える……と同時に装置は幻の様に消え去る。この世ならぬ異空間に隔離されたのだ。
消えてしまっては問題があるもの、そもそも隔離しきれぬ大きさや重さがあるものは電源を落とし、それ以外は可能な限り電源を停止させつつ進むレリア。
「おっかしいなぁ、博士どこ行ったんだ?」
「あら、丁度よかった。ねぇ、お話聞かせてくれるかしら?」
他の研究者の姿が無く困惑している人影を見つけたレリアは、直ぐに背後から密着し、甘い吐息と共に話しかける。びっくりして大声を上げようとする研究者の口へ指をあて、しーっ、とウィンク。反対の手は手を繋ぎ指を絡め、露出の多いメリハリのある体を押し付ける。
「は、ははは、はい、なんでしょう?」
心臓が破裂しそうなほどに暴れ、鼻息荒く耳までトマトの様に真っ赤になった研究者に、レリアは他に被弾したら危険な物が何処にあるのか、洗いざらい聞き出していくのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【操作会得】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
●かくして戦いの準備は整った
「マキナエンゼル様! 侵入者です!」
「詳細、他の区のクロノヴェーダか?」
「い、いいえ、それが人間のようです」
「疑問、何故鎮圧しない」
「それが、執拗にこちらの攻撃を避けておりまして……」
「奇怪、確認が必要だ、私も出る」
「懸念、まさか、な」
双頭の大天使は一つの懸念をその鋼の胸に秘め、従えている銃持つアークデーモンを招集して甲板へと歩を進める。左右の手には赤と青の光を放つ剣。さらにその背に光の翼をたなびかせる。
研究者達の避難誘導と戦闘に巻き込まれた際に爆発の危険がある個所への対処を、ディアボロス達は完璧にし終えた。これ以上の対処は不要と判断したディアボロス達は、決戦の場を甲板へと定める。やってくる大天使『マキナクロス』と、その周囲をガードするアークデーモン『ガーゴイルガンナー』の群れ。
既に研究者たちは反対側の船尾へと全員避難させている。彼らが所持している調査データは、クロノヴェーダさえいなくなれば簡単に破棄出来る。
ガーゴイルガンナーはマキナクロスの統率下にあるので、極論マキナクロスさえ倒されれば、残党のガーゴイルガンナーが逃走し、目的を果たせるだろう。
だが、ガーゴイルガンナー達は連携してマキナクロスの警護をしている。彼らを無視するならば、その警護網をかいくぐる工夫が必要だ。
如何にしてどいつから戦うべきか、この敵達が甲板に辿り着くまでに、ディアボロス達は各々の行動を決めなければならないだろう。
レリア・キュイ
さぁて、いよいよ暴れられるってわけね。頑張りましょ。
まずはダッシュで飛び出して敵を挑発して注意を引くわ。
囮になって周囲のディアボロスが攻撃するために積極的に敵の攻撃を引き付けましょう。
忍耐強く敵の攻撃をしのぎつつ、偃月刀で薙ぎ払ったりで、味方の攻勢が勢い付くまで我慢しましょう。
パラドクスは非常時用にとっておいて、どうにも危なくなったときまで温存するわね。
●その花は手折られる事能わぬ
真っ先に跳び出したのはレリア・キュイ(愛のために戦う戦士・g01078)だ。数多の敵を前に人を魅了してやまないその美貌は険しい。
「いたぞ! 侵入者だ!」
コートを纏うアークデーモン、ガーゴイルガンナーが彼女を見つけると同時に銃の引き金を引く。青空に響き渡る発砲音。
ばら撒かれるように放たれる銃弾に対し、レリアは甲板を蹴って横に跳躍することで難を逃れる。が、その眼前にはガーゴイルガンナーの鋭い爪が迫る。
「ふっ!」
美しく白い肌が切り裂かれ鮮血が紅く染め上げるのを期待したガーゴイルガンナーだが、その爪は柔肌に到達する前に硬い何かに阻まれる。
レリアの手には一振りの偃月刀。爪を食い止めた暗紫色の刃は、彼女の戦いの決意の結晶。
「さぁて、いよいよ暴れられるってわけね」
頑張りましょ、の声と共に眼前のガーゴイルガンナーを蹴り飛ばし距離を取るレリア。すぐさま他のガーゴイルガンナーからの銃弾が襲い掛かるが、偃月刀を振り上げる様に薙ぎ払うと紫電一閃、銃弾が叩き落とされる。
続く白爪は偃月刀の柄を地面に突き立て軸として、まるで踊るように華麗に回転し避ける。
「残念ね、貴方達が女の子なら水上デートに誘ったのに」
「ほざけ女!」
レリアは銃弾の雨と爪の嵐を耐える。攻撃のチャンスがあってもあえて手を出さずに。
(「まだよ。味方の攻勢が勢いづくまで……!」)
敵の数は多い、なればこちらの勝利には勢いが必要だ。レリアは他のディアボロスの準備が整うまで、たった一人でこの場を維持し続ける覚悟なのだ。だが。
「くぅ!」
激しさを増す銃撃の嵐。徐々に傷が増えていく。防御力のほぼ無い軽装鎧を削り、大胆な衣装から露わにしている白い肌に朱が混じる。
「死ねぇ!」
不意にレリアの手から刃が零れる。手放してしまった偃月刀は銃撃に弾かれ遥か後方へ。無手となったのを好機と捉えたガーゴイルガンナーの一体が、その白爪を振りかざして襲い掛かる。
「くっ…武器が!…なーんちゃてね」
痛みをこらえ不敵な笑みを浮かべてウィンクするレリア。次の瞬間、ガーゴイルガンナーの胸から暗紫色の刃が突き現れる。弾かれた筈の偃月刀はその回転を止めず、宙を舞い、ガーゴイルガンナーの背後から突き刺さるという不自然な挙動を示したのだ。
さらに世界を揺るがす超常の力(パラドクス)は因果を捻じ曲げ、背後から深々と刺さった偃月刀が支えになって、本来ならばその体を切り裂いた筈の、ガーゴイルガンナーの最期の一撃を届かせないという幸運をレリアに与えた。
成功🔵🔵🔴
効果1【強運の加護】がLV3になった!
効果2【アヴォイド】がLV3になった!
奴崎・娑婆蔵
●POW
ガーゴイルってェと、護衛を働く置物の類を呼ばわる語であったか
成る程、拠点防衛のトループス級にゃァ似合いの名前でござんすね
さて、敵の王将を獲りに行くにゃァまずは囲いを擂り潰すが定石か
奴崎娑婆蔵――人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』
八ツ裂きにしてやりまさァ、銃手共
・敵陣を引っ掻き回す狙いで突貫
・その疾走は、敵集団内へ刀一本で飛び込む無謀な突撃と見せ掛け、しかし己に射線を引き付けることで銃弾による同士討ちを誘発せんとする【勇気】ある仕掛け
・【ティアーズリッパー】発動
・引き金を引くのを躊躇った者、銃を取り回す間合いの裡へ踏み込んでやれた者から、鉄鞘で【強打】し妖刀で【両断】する喧嘩刀法を見舞って回る
●殺人技芸此処に在り
「ガーゴイルってェと、護衛を働く置物の類を呼ばわる語であったか」
斯くして健気にも耐える紫の花。それに応えんとする影がここに一つ。
「成る程、拠点防衛のトループス級にゃァ似合いの名前でござんすね」
その全身は包帯でぐるぐる巻きにされたやや奇妙な恰好で、顔立ちも何もわからない。ただその胸には日光を浴びて燦然と輝く、『奴崎』と描かれた金抜きのバッジ。黒い鞘に納めた刀を肩に乗せ、鋭い眼光でガーゴイルガンナー達を睨みつける。奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)の姿がそこにはあった。
「ちっ、新手の侵入者か!」
向けられる銃口にひるむ様子も見せず、娑婆蔵は腰を低く落とし構える。
「奴崎娑婆蔵――人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』」
そして、銃が火を噴くよりも早く、駆け出す。
「八ツ裂きにしてやりまさァ、銃手共」
「くっ、コイツ!?」
ガーゴイルガンナーに動揺が走る。向けられた無数の銃口に対して真っすぐに飛び込んでくるとは思わなかったのだ。つい先ほどまで距離を取って回避と防御に専念し続けた者を相手取っていた事が、彼らにある種のバイアスを掛けていた。
娑婆蔵はその隙を突いてそのまま突貫する。最前列に居たガーゴイルガンナー達を無視し、その脇をすり抜ける。
ガーゴイルガンナー達はその無帽とも思える行動に驚きつつも、すぐに振り返り娑婆蔵へ銃口を向ける。そこで初めて彼は足を止めた。完全に取り囲まれた構図だ。
「ちっ!」
だが、娑婆蔵の頭を狙って銃を構えたガーゴイルガンナー達の視線から一瞬そのの姿が消える。両足を踏ん張りながら低く腰を落としたのだ。銃を構える銃口の先に同胞が入り、舌打ちと共に銃を向ける先を下へと修正するガーゴイルガンナー達。
「遅ぇ!」
しかし娑婆蔵の方が速かった。限界まで溜めた脚のばねを解放し、飛びかかるように一体に肉薄する。銃の間合いの内へ、飛び込んだ娑婆蔵は肩に担いだ刀を鞘ごと振るう。銃は硬い金属音と共にガーゴイルガンナーの手から弾き落とされる。
「餓鬼道〝刀途〟」
すかさず手首を返し、振りかざした状態からの抜刀。呪詛を溢れさせながら解き放たれた刀身は、ガーゴイルガンナーを、その実を守るコート事頭頂から股間まで一直線に両断し、なおも足りぬとばかりに船の甲板を斬り裂く。
「さぁ、次はどいつや?」
今の際に放たれた白爪の一撃を鞘で受け止め、包帯の隙間から覗く赤い瞳に戦いへの悦びを灯して、娑婆蔵は次の獲物へと飛びかかっていくのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
藤堂・晶
・心境
ふわぁ、眠い…。あと48時間くらい寝てたかったんだけど…。でも、その間に新宿消滅なんてやだし、仕事しますかー。
えっと、研究員や施設の保護は済んだっぽいし、悪魔を倒せばいいのね。
・使用残留効果
強運の加護
能力アップ
命中アップ
アヴォイド
ロストエナジー
・行動
へーい、そこの悪魔たち。とっととお家に帰りな?
さっさとお仕事終らせて私は家で寝たいんだよ。
積みゲー片付けて3徹したところだし。
取り敢えず【浄化】してみようかしら?
悪魔なら効くでしょ。たぶん。
で、【吹き飛ばし】て体勢を崩したいわね。
上手く体勢を崩せたら【現実改変:海神】発動!
可能なら【連続魔法】でこれを連打したいわね。
●彼女の指は世界を改竄す(かきかえ)る
「ふわぁ、眠い……あと48時間くらい寝てたかったんだけど……」
ガーゴイルガンナーの集団、その中央で禍々しい呪詛を振りまく刀が閃き敵の首や腕が飛び、それに抗するように銃撃が響く様を、少し離れた船の縁で藤堂・晶(自堕落狐・g00909)は欠伸をしながら眺めていた。
狐の耳も覆える作りになっているパーカーのフードから覗く金色の瞳は、欠伸の時に一緒に出た涙で潤んでいる。
「でも、その間に新宿消滅なんてやだし、仕事しますかー」
時先案内人から受けた途中報告を思い返す晶。既に研究者や施設の保護は澄んでいる、後はアークデーモン達を倒せばよかったはず、ど。
「へーい、そこの悪魔たち。とっととお家に帰りな?」
「新手か!? 何者だ!」
晶の存在に気付いたガーゴイルガンナーの鋭い誰何が飛ぶが、当の晶は緊張感の欠片もなく縁に寄りかかり、腕に付けたリストバンド型の小型PCを操作する。
「さっさとお仕事終らせて私は家で寝たいんだよ。積みゲー片付けて3徹したところだし」
つーわけで、お前、取り敢えず浄化な。と言い捨てると、晶は小型PCを操作して動画を再生し始める。それは巫女の姿をしたキャラクターが呪文めいた歌詞で歌って踊る動画だった。
……。
「あら、悪魔なら効くと思ったんだけど」
「……ふざけやがって!」
怒気と共に向けられた銃口を見ても慌てる様子を一切見せぬままPCを操作する晶。
「あんまりカッカすると足元掬われるわよ……っと、座標設定終了」
「何をしぐぉっ!?」
怪訝な顔をしたガーゴイルガンナーが急に尻もちをつく。その足と手には冷たい水の感触。いつの間にか周囲の甲板は水没している。
「我が奉りし海神にかしこみかしこみ申す。我が敵を討ち滅ぼす力を与え給え……なんて言ってみたりして」
昔取った杵柄。まるで本職の巫女のように祝詞をあげる巫女見習いだった晶。だが、この術の本質は呪文ではなく、ワールドハッカーとしての技能による物理法則の改竄にある。故に追撃はPCの操作から。
「ぐおおおおお!」
甲板の超常なる大量の水は、ガーゴイルガンナーを飲み込み渦を成す。水底のそれと同等の水圧がその体を襲い、大渦に匹敵する潮の流れが体をねじ切っていく。
「おっと、お見通しよ」
苦し紛れに渦の中から放たれた魔弾を、晶は寸前で躱す。ふわりとフードが外れ、白銀が如き輝きを放つ狐耳と雪の様に白い肌をした顔が露わになる。
「もー、しつこいなぁ」
場に吹き荒れる瘴気に生命力を削られて立てないガーゴイルガンナーに、無表情でダメ押しの渦の連撃を叩きこみ晶は次の標的に向けて物理法則を再び改竄しはじめるのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【水源】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
フリッカ・ウルズ
出て来たわね!
あれが、この船で調査主導をしている大天使のクロノヴェーダね
ガーゴイルのアークデーモンたちを護衛に引き連れているようだし、近づくのも攻撃するのも敵からの横槍が入りそうで、容易な事じゃないわ
でもアタシたちは、一人じゃない!
他の味方と連携、協力して、先ずは、配下たちを一掃した方がいいわね!
まぁ、アタシが誘き寄せたわけだし、注意もある程度こっちに向いてるから、それが仲間たちの先制攻撃の機会になればいいわね!
逆に他の味方が次々と姿を表したら向こうも警戒が逸れるだろうし、その隙を突いてアタシの方でも戦闘の残留効果を上手く利用しながら、相手の立ち回りに注意して【八脚にて滑走するモノ】で攻撃よ!
風早・覧導
アドリブ・連携◎
能力を使えば全てを灼きたくなりますが、
落ち着きましょう。
翼を広げて飛翔
距離を詰められないように一定の距離を保ちつつ【双翼魔弾】(誘導弾)
敵からの遠距離攻撃は避けるか、槍を回転させて弾く
間を取り切れず近接されれば槍で応戦しよう
残留効果から【能力値アップ】【命中アップ】を使用。
先行の皆さんに感謝を。
ガーゴイルガンナー程度に遅れを取るようでは、世界を護るどころか、この先生き延びることすら危ういでしょうしね。
・・・世界を護る、か。僕の世界を滅ぼした敵である、この悪魔の能力を以て?
なんというアイロニーなんでしょう。でも、今は!!
●空を駆ける、翔ける
時はしばし遡る。研究者達や設備の保全に仲間達が動きやすいようフリッカ・ウルズ((他称)怪人蜘蛛蛾娘・g01122)は警備をしていたガーゴイルガンナーを、甲板へと誘導していた。故に、動き出した大天使マキナエンゼルを最初に目撃したのも彼女だった。
「出て来たわね!」
周囲をアークデーモンにしっかりと護衛させたその姿は、攻撃はおろか近づく事も用意ではないと思わせるには十分だった。
「でもアタシたちは、一人じゃない!」
他の味方と連携、協力して先ずは配下を一掃する。その考えの元、フリッカは仲間が集まる時を待った。
そして現在。思いを同じくし仲間が増えるまで耐えた者、己が技巧を披露するべく単身敵の中に身を躍らせた者、最終人類史が残す輝かしい現代文明(さぶかるちゃぁ)を守るべく力を振るう者。多くのディアボロスの攻撃で護衛の陣形は崩れかけている。既に最初に引き付けていた故の自分への警戒も逸れている事を感じて、フリッカ自身も攻勢に転じる。
(「……落ち着きましょう、僕」)
フリッカを見送りながら自身は翼を広げて空中に身を躍らせた風早・覧導(ブライトネス・デーモン・g04361)は、自分の胸を掴むように手を当て深呼吸を繰り返す。
禍々しい悪魔の翼を広げれば、それは連鎖的に帰るべき場所を守れなかった自らへの怒りと、二度と帰れない悲しみが胸を焦がし、全てを灼きたくなる。だが、それではだめなのだ。と。
一方フリッカは残留効果によって甲板を満たしつつある水の上を駆けている。甲板を、ではない、水面をだ。想像を絶する素早さで、尋常ならざる脚力で、彼女は水面を蹴撃する。一歩一歩がまるで飛ぶような距離で、あっという間にその姿はガーゴイルガンナーの眼前に在る。
「っはあぁっ!!」
繰り出されるのは豪脚からの蹴撃。それも一度や二度ではない。右の飛び蹴りを見舞ってからの空中で体をひねり左の踵落し。それは一瞬のうちに繰り出された。
「ぐうっ!? おのれ!」
激しい連撃に顔をしかめながらガーゴイルガンナーは直上へと逃げる。速度を乗せて落下してくる心算なのだ。
だが、その行動は丁度最高高度に達した所で、脇をかすめる弾丸に止められる。当たらなかった、外した? 否、あれは。
「えぇ、貴方を狙ったものじゃありません」
甲板で同胞の苦悶の声。魔力の弾丸は軌道を変えて他のガーゴイルガンナーを襲ったのだ。
見れば其処に居たのは漆黒の翼を広げて飛ぶ一人の男、覧導がいた。攻撃された同胞がばら撒く怒りの弾丸を槍でいなしている。
初めから手負いの自分を狙った攻撃では無かったのか。困惑を見せたガーゴイルガンナーの心理を理解したのか、覧導は口開く。
「貴方の相手は私じゃないですよ」
その時ガーゴイルガンナーは気づく、足の下、先ほど離れた甲板から迫りくる殺気に。
「準備は出来たわ! 食らいなさい、アタシの本気!!」
フリッカだ。虫の翅を広げ時の流れが加速し、仲間によって書き換えられた世界法則を利用し、重力の鎖を解き放った彼女が、真っすぐ『駆け上がって』来る!
「せい、やーっ!」
ガーゴイルガンナーよりも高く昇らんとするほどの上昇スピードを乗せて、その頭を両手で掴み、顎に膝を叩きこむ。骨を砕く得も言われぬ感触と音を残し、悲鳴すらなく絶命したガーゴイルガンナーと共に再び重力の底へと落ちていくフリッカ。覧導と一瞬視線が交錯する。お互いに笑みを浮かべ、再び空と甲板へと離れていく二人。
(「ガーゴイルガンナー程度に遅れを取るようでは、世界を護るどころか、この先生き延びることすら危ういでしょうしね」)
お互いに自身の敵は己が倒す。けれどそれは仲間の助力を拒絶するということでは無い。
先行したディアボロス達の残留効果を肌で感じながら感謝をする覧導。先ほど攻撃を受けて銃で反撃してきたガーゴイルガンナーが、その白爪で斬り裂かんと迫る。
(「……世界を護る、か」)
先ほど弾丸を弾いた槍を振るう。電気を帯びて、パチ℗チと放電する穂先が鈍い音を立てて白爪をいなす。距離を取るためにそのまま槍を突き出す。横に避けたガーゴイルガンナーが白爪を薙ぐ。命刈り取るそれから強く羽ばたいて上に逃げる。
(「僕の世界を滅ぼした敵である、この悪魔の能力を以て?」)
致命の一撃を逃れたのはこの翼のお蔭だ。だけど。
雲一つない青空に輝く2013年の太陽。閉じた瞼の裏に浮かぶのは家族の笑顔とかつての日常。それらを奪った侵略者達と同種の力。
「なんというアイロニーなんでしょう」
瞳を開く、青い空。見なくてもわかる、下からガーゴイルガンナーが追ってきている。銃口を向けて真っすぐ無防備に上昇する背中を狙っている。
「でも、今は!!」
この翼(ちから)が必要だ。
翼を大きく開く、全力で空気の抵抗を受ける。引きちぎられそうな痛みをこらえ一気に不安定になる軌道を利用して敵の照準を狂わせる。
体を反転し、青い湖とポツンと浮かぶ船、そして迫る悪魔を見やり、手の中の槍を投げつける。
「ふんっ! 当たるものかよ」
無茶な投擲を鼻で笑うガーゴイルガンナー。だが次の瞬間その顔は苦痛と驚愕に歪む。
「ぐがっ!?」
「えぇ、本命は別にありますから」
覧導が放つ魔弾は、まるで意思を持つかのように軌道を変えて対象を追跡する。そして彼の瞳には、まるで世界が祝福しているかのように、ガーゴイルガンナーを不意打ちする光の道が見えていたのだ。
魔弾によって翼を抉り取られ落ちていくガーゴイルガンナーを金色の瞳で見届け、覧導も高度を落としていく。流石に距離を取りすぎた、戻らなければ甲板の残党に攻撃は届かないのだ。それに槍も回収しなくては。あれはメーラデーモンのゴトーさんとお揃いのデザインなのだから。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【水面歩行】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
●
マキナエンゼルは、配下であるガーゴイルガンナーの最後の一体が倒されるその時まで、黙って戦闘を観測していた。
「確定、パラドクスの使用を確認した。あれらはディアボロスだ」
「驚愕、だが事実は事実として受け入れよう」
「確認、私の任務は新宿区消滅の真相を解き明かす事」
「懸念、だが、調査船にディアボロスが侵入したのは偶然ではあるまい」
「同意、調査を再開するにはディアボロスの排除が必要と思われる」
「決定、ディアボロスを倒し調査を再開する」
「好機、同時に奴らの死骸や遺留物も調査を提案する。無関係とは思えない」
鋼の大天使は光の双剣を構え、ディアボロスを迎え撃つ。
藤堂・晶
・心境
…ハッ
少しウトウトしてたわ
もう少しでこの仕事も終わりだし、しゃんとしないといけないわね
・使用残留効果
怪力無双
効果2全部
・行動
自分の頬をパシッと叩いて気合い注入!
「私ー、か弱い女の子なんでー、手加減してくれなーい?」
とか言いつつ『怪力無双』のパワーでパーンチ
いやー、パラドクスの効果って凄いわね
私でもそこそこのパワー出るもん
通信空手の成果を見せる時
ラッシュからの空中回し蹴りよ!
(三日坊主のためそれっぽい雰囲気の動きをしてるだけ)
最後はやっぱりコレよね
【現実改変:海神】
ミキサーでミンチにするかの如く、アンタをグッチャグチヤにしてやるわ
覚悟なさい
「コイツで終わりよ」
・NG
心境をセリフとしてコピペ
●切り刻む渦の刃
双頭異形の鋼大天使が武器を構えた音に藤堂・晶(自堕落狐・g00909)はハッと顔を上げる。先ほどまでの戦いに張り切り過ぎたのか、少しウトウトしてしまっていたのだ。
気合を入れ直すように自らの頬を叩く。もう少しでこの仕事も終わる、新宿島では愛しのサブカルチャーグッズ達が帰りを待っている。
「私ー、か弱い女の子なんでー、手加減してくれなーい?」
その声マキナエンゼルは機械の瞳を向ける。鋼の頭に迫るのは晶の拳。女性らしい細腕では想像もつかない鋭く力強い一撃が、ギリギリで避けた鋼鉄の頬をかすめる。
(「いやー、パラドクスの効果って凄いわね」)
私でもそこそこのパワーが出る、と改めて驚く晶は空手の型を構える。これこそ通信空手(三日坊主)で学んだ賜物だ。
「とああぁっ!」
気勢をあげて突きのラッシュを繰りだす晶。なんとなくそれっぽい雰囲気は出せている。
マキナエンゼルは冷静にラッシュの全てを両手で凌いでいく。
「判定、パワーはあれど通常の攻撃。問題にならない」
水飛沫をあげて跳び上がった晶の身体が回転し、パーカーが大きくはためく。翼のように広がったパーカーの下から現れるのはヨレヨレのジャージ。
ジャージに包まれた足が放つ空中回し蹴りを、マキナエンゼルは腕で受ける。
残留効果を得て尋常ならざる怪力となった晶だが逆説連鎖戦下においては、パラドクスそのものを用いない攻撃手段は無効化されてしまう。
無論それは晶も承知している。つまり、ここからが本命、最後のキメ技だ。
「コイツで終わりよ」
空中回し蹴りの瞬間に既に腕のPCから世界にハッキングを仕掛けていた。干渉された世界はマキナエンゼルの足元から大渦を生み出す。
「検知、パラドクス発生」
「推奨、回避行動」
だが、渦の刃はそれを許さない。鋼の大天使を飲み込み鋼鉄の身体を切り刻んでいく。繋がれてきた残留効果によってその威力は普段より増えていて、確かなダメージをマキナエンゼルへと与えている。。
マキナエンゼルは渦に傷つけられながらも、背の光の翼をたなびかせると空へと翔けると、無数の刃を生み出して雨のように晶の頭上から降り注がせる。
自らを串刺しにせんと迫る刃を前に、晶には絶望も恐怖もなかった。何故なら、新たな仲間が今まさに到着した事を、自分を助けるために飛び込んでくるのが見えていたからだ。
「後はよろしくねー」
大成功🔵🔵🔵
効果1【水源】がLV2になった!
効果2【ラストリベンジ】がLV2になった!
緋薙・紅花
唐突にお邪魔しまーす!
クロノヴェーダを殴り飛ばしに来ました!
というわけで、はじめまして、さようなら!
紅花いきます!
使える効果2の残留効果は全部適用!
そして≪相伝・使役獣召喚の術≫で小鳥、仔猫、うりぼうを召喚
三位一体とはいかないですけど
この子たちのコンビネーションを
舐めていると痛い目見ますよ?
敵の攻撃……この雷撃は食らうとマズそう!
一直線に迫ってくるならなりふり構わず横っ飛びすれば回避できるはず!
どうしても回避でき無さそうなら『紅玉の宝石鏡』で受け止めて何とかならないかなー!
回避行動をしている間に小鳥たち3匹を回り込ませて背後からのバックアタック!
一回呼んでしまえば後は指示するだけですからね!
●決してそらしはしない
「唐突にお邪魔しまーす!」
降り注ぐ光の刃の雨の中を、仲間を助けて駆け抜けたのは緋薙・紅花(サージェナイト・g03888)だ。
漆黒の髪を波打たせ、攻撃の範囲から離れた紅花は甲板に降りてきたマキナエンゼルに向き直る。
「任されました。クロノヴェーダを殴り飛ばしに来ました!」
マキナエンゼルに向かって、勢いよく拳を突き出す紅花。新緑を思わせる緑の瞳が真っすぐにマキナエンゼルを見据える。
新たな敵の登場にマキナエンゼルは動揺を見せず剣を構える。
それに対して紅花はスマホを取り出す。
「それでは、退魔の術をお見せしましょう!」
表示された通りの印を指で結び、書かれている呪文を唱える紅花。彼女の体から霊力が溢れ三つにわかれると小鳥、仔猫、うりぼうの姿へと変じる。
「これぞ、緋薙家相伝。使役獣召喚の術です」
「笑止、そのような小動物に何ができる」
無感情な機械の声に僅かな侮蔑が混じったのを感じて、紅花は瞳を細める。
(「この子たちのコンビネーションを舐めていると痛い目見ますよ?」)
「行きます!」
主の言葉を受けて三種の使役獣が飛び出す。真っすぐに突き進むうりぼう、その少し後ろをちょこまかと左右に蛇行しながら迫る仔猫。そして小鳥は空を舞いマキナエンゼルの頭上を狙う。
マキナエンゼルは直進するうりぼうをまず迎撃せんと剣を構えた。だが、そのタイミングでうりぼうが目にも止まらぬ速さに加速する。
「失態、補足不可能」
鋼の巨躯を支える足もまた太く固い。だが超加速した突撃は足を押し出し体勢を崩させ、胴体に跳躍した仔猫の鋭く深い爪の斬撃が、新たな傷を刻み付ける。
そして小鳥はミサイルの様にマキナエンゼルの双頭の片方へと突撃し、機械の目を激しく傷つける。
「確認、損害多数も、戦闘続行可能」
深く傷つきながらも、マキナエンゼルの動きは鈍らない。光の剣を抜くと天にかざす。一瞬ひときわ強い輝きを放った直後、剣は姿を大きく変えていた。
「裁定、雷撃に処す」
今マキナエンゼルの腕に今あるのは、まごうことなき雷だ。
(「これは、食らうとマズそう!」)
放たれた雷撃が、空を裂く一閃となって紅花を襲う。
紅花はなりふり構わず真横に跳躍する。間一髪、先ほどまで立っていた空間を雷が通過し、焦げたような臭いが鼻を突く。
「不発、再度攻げk!?」
倒れこんだままこちらを見る紅花へ、再び雷を見舞おうとしたマキナエンゼルが突如たたらを踏む。振り返ればそこには三種の使役獣達。加速した時間の中で追撃を行っていたのだ。
「一回呼んでしまえば後は指示するだけですからね!」
一度も視線を外さず立ち上がる紅花。使役獣達は彼女の視界の中でしか存在を許されない。だから彼女は恐るべき雷撃が襲い来る時も、それを避けて倒れこむ時も、一度も目を瞑らず、見続けたのだ。
大成功🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
風早・覧導
アドリブ・連携◎
効果2の残留効果は全て使用
何だかとてもメカメカしくて硬そうですね。僕がイメージする天使とはかけ離れているのですが・・・(思案顔)。まあ、考えても仕方がない。
取り敢えず「あなたに祈りたいことは何もない」の一言に尽きます。
プリズムを使って光子の乱れを読み 敵の動きを看破
残像を囮に急所狙いを避けようとします
今度はこちらから行きますよ
【悪鬼粉砕撃】
大雑把に言ってクロノヴェーダは全て悪鬼ですから。
ああ、祈りたいことが見つかりました。
「どうぞ大人しく粉砕されてください」
●汝、悪鬼なりや
(「何だかとてもメカメカしくて硬そうですね」)
風早・覧導(ブライトネス・デーモン・g04361)はマキナエンゼルの異様を前に思案顔を見せる。彼が学びイメージしていた『天使』のイメージからかけ離れているからだ。
しばし眉を顰めていたが、考えても仕方ないというふうに頭を振る。
「取り敢えず『あなたに祈りたいことは何もない』の一言に尽きます」
「受諾、ならば貴様の信じる天使とやらの元へ送ってやろう、ディアボロス」
覧導にそう答えたマキナエンゼルは、光の翼を羽ばたくためではなく己の周囲を包むように広げていく。するとその鋼の体が消えてしまう。
「そうきましたか……ならば」
周囲を警戒しながら荷物から何かを取り出そうとする覧導を、光の屈折により姿を隠したマキナエンゼルは真後ろで観察している。
背後の自身に気付く様子も見せず、見当違いの方向ばかりを気にする覧導の、その無防備な首筋を光の剣が今刈り取る。
「!?」
だが、マキナエンゼルが想定していたような肉と骨を断つ感触も、その後噴き出すはずの血しぶきもない。その代わりに断ち切ったはずのディアボロスの姿がかき消えていく。
「残像です。今度はこちらから行きますよ」
その声は、マキナエンエルの背後から聞こえた。瞬時に振りむこうとしたマキナエンゼルの、先ほど小鳥に目を潰されていない方の頭に、固く太く重い、大金棒がフルスイングで叩きつけられる。
激しく頭を歪ませたマキナエンゼルがようやく振り返って見たのは、自身を殴りつけた獲物と共に、三角のレンズを持つ覧導だ。
「光子の乱れを読むくらいなら僕にも出来るんですよ」
マキナエンゼルの透明化は光の屈折を利用したもの。覧導はその不自然な光の状況そのものを読み取って、首を狙うマキナエンゼルの動きを看破していた。
そして体の内側から溢れる魔力によって形作られている障壁に、自らの姿を映し残して、自身は身をかがめてマキナエンゼルの攻撃をかわしつつ回り込んでいたのだ。
そしてパラドクスを解放、人を超えた膂力を以て巨大な金属の塊を叩きつけたのだ。その迫力、まさに悪鬼を粉砕する一撃。覧導にとって、天使を名乗ろうが何を名乗ろうが、大雑把に言ってクロノヴェーダは全て悪鬼だ。
「ああ、祈りたいことが見つかりました」
大金棒を担いで覧導はふと思いついたように言葉を紡ぐ。
「どうぞ大人しく粉砕されてください」
大成功🔵🔵🔵
効果1【隔離眼】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
奴崎・娑婆蔵
●SPD
・攻防時、効果2全て使用
そちらさんがここのシマのカシラでござんすか
カチコミも大詰めか
よござんす
八ツ裂きにしてやりまさァ
・『ダイダロスベルト』を翼の如く編み上げ展開、【飛翔】し出陣
・敵攻撃が「相手の剣先より直線軌道」であるものと踏み、蛇行機動や「狙いを絞り辛いよう、光の剣を持つ腕を外角に開かせる」のを誘うようなコース取りで飛び、接近
・エンジェリックボルトを操る腕目掛け【トンカラ斬り】
・一太刀入れられたら最高速で離脱、刃傷へ【呪詛】を送り込むのに集中
・マキナエンゼルに呪いの包帯を生やし、取り巻かせ、特に攻撃動作を全体的に阻害する狙い
令和のトンカラトン、奴崎娑婆蔵たァあっしのことでござんす
●令和のトンカラトン、現る
「そちらさんがここのシマのカシラでござんすか」
このカチコミも大詰めか、と奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)はマキナエンゼルを見据える。ディアボロス達の攻撃を受けた鋼鉄の大天使は体中傷だらけだ。しかしその戦意はいささかも衰えていない事を娑婆蔵は感じている。
「よござんす。八ツ裂きにしてやりまさァ」
娑婆蔵の身に着けていたダイダロスベルトが独りでに動き出し展開する。無数のベルト帯が編み上がりまるで翼のようになったそれをはためかせると、彼は空に身を躍らせる。
マキナエンゼルもまた空を飛びその手に雷撃を携え、娑婆蔵を撃ち落さんと狙いを定める。
(「あの攻撃は真っすぐに飛びやがる」)
他のディアボロスを狙った一撃から、雷撃の特性を推測する娑婆蔵。激しく蛇行しながら飛んで狙いを定まらせない。
「小癪!」
「慌てなさんな」
娑婆蔵はそのままマキナエンゼルの視界から外れる様に大きく迂回し、今度は真っすぐに向かっていく。
反射的に腕を回すマキナエンゼル。外角から攻め込んでくる娑婆蔵に対して大きく腕を開いた形になる。
放たれる雷撃、娑婆蔵はギリギリで身をよじり、その肩をかすめるギリギリの至近距離を雷撃がすれ違う。
肩口が、髪の先端が、雷撃の余波にチリチリと焦げる。包帯に包まれた口角が僅かに上がるのは笑みか、はたまた怒りか。
「トンカラトンと言え」
すれ違いざま放たれる剣閃。雷撃を放つため伸ばされていたマキナエンゼルの腕が斬り飛ばされる。
「失態、おのれディアボロス!」
腕を失った痛みに耐えながら振り返ったマキナエンゼルだが、既に娑婆蔵は遠く離れている。
空中で静止している娑婆蔵へ残った腕で再度雷撃を放とうとしたその瞬間。
「仰天、なんだこれは」
先を失った腕の傷口から無数の包帯が這い出していた。意思を持つかのように這い蠢き、マキナエンゼルの体に巻き付いていく。娑婆蔵へ向けた腕も、そうはさせじとでもいうかのように引っ張られてそらされる。
「決断、離脱を、報告をしなければ」
「そういうわけにはいきやせん」
刀傷へ呪詛を送り込む為に集中しながら娑婆蔵は飛んで逃げようとするマキナエンゼルへと向かう。
一振りの短刀を抜き放つと両手で腰だめに構え、マキナエンゼルの背中に体当たりするように突き刺した。
「令和のトンカラトン、奴崎娑婆蔵たァあっしのことでござんす」
「敗北、トン……カラ……ト」
双頭の機会の瞳は光を失い、光の翼も消えうせた鋼鉄の大天使は、そのまま落下して落水するのだった。
●帰還
斯くしてディアボロス達は見事クロノヴェーダを撃破、探査船も彼らの尽力でダメージは殆どなく、航行は問題無く行える状態で守られた。
人間の研究者達にも傷を負った者は誰もいない、これもまたディアボロス達の手厚い行動の成果だ。
何が起きたのか理解できていない彼らを無力化し、ディアボロス達は調査資料を完璧に回収できた。任務を完璧に達成した彼らは迅速にパラドクストレインに向かい帰還の徒に付く。
歴史の侵略者達への、復讐者による最初の反抗作戦、戦いのはじまりの一つはこうして復讐者の大勝利で幕を閉じるのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【腐食】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!