リプレイ
シャムロック・クローバー
今度の秘境はタクラマカン砂漠ね!
わたし、他の竜域ダンジョンにもいくつか足を運んだけど、
どこも秘境と呼ぶに相応しいロケーションだったわ。
かつてはエルフの隠れ里だったのかしら、雰囲気ぴったりよね。
他にどんな場所で地脈が集まったりダンジョンになっていそうかな。
(観光ガイドブックをパラパラ……)
日本の屋久島は? 樹齢数千年の杉の木、見てみたいわねぇ。
オーストラリアのグレートバリアリーフも素敵!
あっ、『世界の七不思議』は?
人工物だけど、そういうのって建設する土地も意味のある場所だったりしない?
バビロンの空中庭園ってどこにあったのかしら~、ふふ♪
……え?
べ、別に、観光したい場所を挙げてる訳じゃないわよ!?
リヴァル・アーク
今度はタクラマカン砂漠ですか。ドラゴンの逸話が残る地となると、ここにダンジョンが築かれたのも頷けますね。
『情報収集・魔術知識』で考察します。
地脈の集まる場所となると、今まで作られているダンジョンを鑑みるに、パワースポットのような場所は比較的地脈が集まっているのではないでしょうか。
本土のイギリスまでは不可能かもしれませんが、ストーンヘンジや、有名なカンタベリー大聖堂、グラストンベリー・トーなどもアーサー伝説と縁の深い地ですし。
……皆さんの言う通り、観光したくなってきました。
クロノヴェーダ側の結界が存在するかもしれませんし、トレインが向かえるかどうかは別ですが。
(ガイドブックをめくりながら)
クラウ・ディークラウ
地脈の、エネルギー……
じゃあ、パワースポット、みたいなところが、候補……?
風水っていう考え方、クラウは聞いたこと、あるけど
参考にするのは、そんな感じでいい、のかな
(トレイン内、リームと一緒に持ち込んだお菓子をつまみつつ
とりあえず頭に浮かんだことをぽろぽろとこぼしてみる
お菓子はこぼさないように注意)
地脈……龍脈……
そうなるとやっぱり、世界七大聖山、みたい、な?
(がんばって調べた言葉をメモ紙に書き連ねる)
富士山
エベレスト
キリマンジャロ
マチュピチュ
シナイ山
シャスタ山
セドナ
信仰されるような、場所……
地脈のエネルギーも、人の想いも
たくさん、流れ込んでいそう
幻想竜域キングアーサーの秘境へ向かう、パラドクストレインの車内にて――。
「さーて、相談を始めるわよ。皆よろしくね!」
シャムロック・クローバー(森の魔女(自称)・g00876)の第一声は、元気な挨拶から始まった。
クロスシート型の座席に腰を下ろし、用意した資料をテーブルにドサッと載せる。いずれも、失われた歴史に存在した地図や史料、など、など。会議の目的である「地脈の集まる場所」の精査に用いるものだ。
「今回の行先はタクラマカン砂漠ですか。ドラゴンの逸話からして、いかにもという感じですね」
テーブルを挟んで座るリヴァル・アーク(竜滅の拳・g00136)は、そう言って一枚の世界地図を広げた。
六つの大陸と三つの大洋からなる世界。クロノヴェーダによって消失する前の世界がそこには記されている。
「これまでに発見されたダンジョンは、ラキ火山を除いて十二か所でしたね」
「ん、間違い、ない。出発前に、ひとつ、増えた、から」
リヴァルの言葉にクラウ・ディークラウ(遮る灰色・g01961)は頷くと、赤色のピンで地図に印をつけていく。
マダガスカル島、ヴァドゥー島、イースター島、ギアナ高地、ビャウォヴィエジャの森、中南米の密林。
地獄の門、倶多楽湖、ヴァトナヨークトル氷河、ルート砂漠、バミューダ海底。そして自分達が向かう火焔山だ。
「本当に、世界中に散らばってるわね」
「ええ。島に陸に山に、どこでもありという感じです」
「……ん。残る場所も、気になる、ね」
クラウはメーラーデーモンのリームを手招きすると、持ち込んだ菓子袋の中身を一粒差し出した。
「頭を使うとき、甘いものは、不可欠。……皆も、よければ、どうぞ」
クラウがそう言って新しい袋を開けると、中には大粒の干葡萄がどっさり入っていた。
紺色、飴色、琥珀色、そしてエメラルドのような翡翠色。色とりどりの宝石を連想させる果実は、クラウ達の目的地である火焔山近辺の名産品でもあったという。
「わあ、美味しそう!」
「会議も捗りそうですね。では、始めましょうか」
目を輝かせるシャムロックと、にこやかに頷くリヴァル。
こうして三人の話し合いは、賑やかな談笑とともに幕を開けた。
「まずは地脈に関して、軽くおさらいしましょう」
リヴァルはそう言って、現時点でディアボロスが把握している情報をまとめる。
「世界各地の秘境には、特別なエネルギーが湧き出る場所がある。それが地脈です」
「ん。ダンジョンは、そんな地脈の力を、吸収するために、作られた」
「そう。エルフ達の秘境をドラゴンが奪い取って、奴らの用途に合わせて作り替えたものってことね。言葉にすると、すごく物々しい感じがするけど……」
シャムロックはそう言って、これまで彼女が巡って来た竜域ダンジョンを思い返す。
「島に高地に氷河に森、どこも秘境と呼ぶに相応しいロケーションなのよね……!」
「火焔山は暑い土地だと聞きます。地獄の門よりは涼しいと良いのですが」
(「ん。世界中の、秘境……どんな、ところ、なのかな」)
メモを手に思考を巡らせつつも、クラウの耳はシャムロックとリヴァルの話を拾い続けていた。
二人は竜域ダンジョン探索の経験者であり、現場で直に見てきた情報は、やはり聞いていて色々と参考になる。
無論その間にも資料を漁り、目ぼしい場所をリストアップし、干葡萄をリームと頬張ってと、手は休めない。
「やっぱりエルフの隠れ里だったのかしら。オアシスに神殿とか、雰囲気ぴったりよね」
「ええ。ドラゴンの逸話からして、いかにも地脈のエネルギーが集まる場所、という感じです」
「地脈、エネルギー……つまり、パワースポット、みたいなところが、候補……?」
ただ力が集まるだけではない、人々から崇拝の対象となってきた場所。
そんな場所こそ可能性が高いのではないか――そんなクラウの一言に、リヴァルが頷きを返す。
「否定はできません。実際、今までに発見された秘境は、知名度の高い場所が少なくない印象を受けますし」
「ん、知名度の、高い?」
「ええ。非常に有体かつ、俗っぽい単語で言うと――」
「観光スポット! ……とか?」
目を輝かせるシャムロックに、リヴァルは頷きを返した。
「まあ、そういう言い方も出来るかと。実際、火焔山も有名な観光地だったそうですから」
リヴァルは情報収集の技能で資料を漁りながら、「とはいえ」と付け加える。
「幻想竜域は西暦500年の世界です。それより後に誕生した史跡等が、秘境として存在するかというと……」
「ん。それなら、自然の秘境を、中心に、探して、みる」
「よーし、探り当ててやるわよ! 待ってなさいドラゴン達!」
渉猟を続けるリヴァル。メモを手に黙考するクラウ。そして観光ガイドを一心不乱に手繰るシャムロック。
三人が各々の候補地を絞り込んだのは、それから数分後のことだった。
最初の発表者はクラウに決まった。
テーブルに広がる大地図を前に、メモ紙を手にしたクラウが握るピンは七個である。
「地脈……龍脈……そうなるとやっぱり……ここかな、って」
印をつけたのは全て陸地で、しかも標高の高い場所――山である。
エベレスト、キリマンジャロ、マチュピチュ、シナイ山、シャスタ山、セドナ、そして富士山。
いわゆる『世界七大聖山』と呼ばれる山々だ。
「信仰されるような、場所……地脈のエネルギーも、人の想いも、たくさん、流れ込んでいそう」
「山にドラゴン……絵になる組み合わせですね。では、次はオレが行きましょう」
そう言ってリヴァルが目を向けたのはヨーロッパだ。
ピンの数はふたつ。それらはいずれも、イギリスはブリテン島の南側へ突き立てられる。
「ひとつはストーンヘンジ、もう一つはグラストンベリー・トー。どちらも現時点で行けるかは微妙ですが……」
現在ブリテン島は結界で覆われているが、もしかしたら――そんな期待を込めての提案だとリヴァルは言った。
そして三人目、シャムロックが手にしたピンはみっつ。
「まずはココ、日本の屋久島! 樹齢数千年の杉の木、見てみたいわねぇ……!」
二本目はオーストラリア大陸の北東、通称『珊瑚海』。またの名を――。
「グレートバリアリーフ! 翡翠色の海中ダンジョンとか最高じゃない!?」
最後の一本は西アジアの大河ユーフラテス川、そこに嘗て存在した古代都市バビロンの一帯だ。
「バビロン空中庭園! ピンの位置はとりあえずの場所で、これは冒険枠ってとこね~、ふふ♪」
表情を緩ませるシャムロック。そうしてはたと気づいたように、
「べ、別に、観光したい場所を挙げてる訳じゃないわよ!?」
リヴァルとクラウはガイドブックをパラパラとめくりながら、うむうむと深く頷いた。
「見つかるといいですよね。なんだかオレも観光したくなってきました」
「……ん。見つかると、いい」
パラドクストレインの車内に、暖かい空気が満ちる。
そんなこんなで、三人の会議は幕を下ろした。
火炎山への到着が迫っている。
車内のアナウンスが流れる中、ディアボロス達は出発の準備を整え始めた。
「では、新たなダンジョンが発見されることを祈りましょう」
「ええ。犠牲になったエルフ達が、安らかに眠る為にも」
「ん。どうか、制覇できます、ように」
選んだ場所は違えども、目指す先は皆同じ。
三人は頷きを交わし合い、新たな戦場への一歩を踏み出そうとしていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
無常・准耶
ルナちゃん(g00277)と。
火焔山と言えば西遊記の八卦炉の破片の落ちた場所とも聞くけれど
加えてドラゴンか。少し、少ーしばかり楽しくなってくるね
……暮らしにくさの方に目が行くのな
基本徒歩で、時々【飛翔】で高所から[観察]していこう
ルナちゃんとはアイコンタクトを交えて静かに意思疎通
石造神殿ねえ、モノによるけれど文化的に違和感の予感だ
齧った[歴史知識][魔術知識]に合致するものとかないかな?
他に関連しそうな知識も[記憶術]で思い出せれば[幸運]、いや僥倖だ
今回は調査が第一、戦う気はサラサラない
敵と鉢合わせしそうな物音や気配があれば離脱だ
ルナちゃんを抱きかかえて飛び去るよ
ではいつも通り失礼、ってね?
ルナ・カンダチュラ
准耶様(g01207)と
ドラゴンですって…怖いですこと
彼は宙、私は地から探索
それにしても何て厳しい空間でしょう、このような場所では暮らせませんね
ダンジョンを「観察」し、敵が居ないか注意しながら進みます
准耶様とも言葉を交わさず、アイコンタクトで意思疎通を図ります
もし暗いのならば【照明】で辺りを照らし探索の足しにいたしましょう
何か見つかるでしょうか、例えば鉱石や珍しい砂など
探索に邪魔なものは身代わりに退かしてもらい、とにかく進みましょうね
この「幸運」の申し子たる私を連れているのですから、良い方向に向かうことでしょう
「情報収集」したことは、ノートとペンで纏めておきます
字が汚いとは言わないで
そのダンジョンは、静寂と灼熱の支配する世界だった。
時に摂氏七十度を超える山肌。かつてドラゴンの骸が分かたれ山になったと伝わる場所。
(「そして、西遊記において八卦炉の破片の落ちた場所……か」)
無常・准耶(軽佻浮薄のアムネジア・g01207)は飛翔の力で宙に留まりながら、麓に連なる神殿を見下ろしていた。
火焔山ダンジョン第一層、入口――。
火竜のように赤い山肌の足下、見えるのは古びた石造神殿群と緑色のオアシスだ。そして、これより准耶達が攻略を行う、ディアボロス未踏の土地でもある。
(「少し、少ーしばかり楽しくなってくるね」)
込み上げる好奇心に胸を躍らせながら、准耶は地上へ降り立った。
入口周辺に敵の気配はないが、ここから先は未知の領域だ。いつ何時、脅威に遭遇してもおかしくない。
麓の奥へと連なる神殿群を見澄ますと、准耶はルナ・カンダチュラ(呪毒・g00277)へ合図を送った。
(「行こうか、ルナちゃん」)
(「はい。頼りにしていますね、准耶様」)
ルナは涼しい微笑みを返すと、スフィンクスの『身代わり』と共に准耶の後ろを進んでいく。
今回はあくまで探索が目的だ。その為にも敵との戦闘行為は避ける――それが二人の方針だった。
(「ダンジョンの敵は、ドラゴン『ナイトバルド』と竜鱗兵『ジャメヴ』でしたね」)
(「そうだね。最奥部にいるっていうドラゴンは、流石に出てこないだろうけど……」)
案外うっかり鉢合わせするかもよ、と片目を瞑ってみせる准耶。
そんな彼の冗談にもルナは慣れたもので、
(「あらあら、怖いですこと」)
(「まあ、竜鱗兵の方はしっかり気をつけよう。……さてと」)
そうこうするうち、二人は神殿の広間と思しき場所へ辿り着いた。
一見するとダンスホールにも思えるほどに広く、そして静かな空間である。
外の光が差し込む室内、そこにあるのは古びた棚が幾つかと、壁から張り出た無数の根だ。
(「さて、何か情報が掴めるといいね、ルナちゃん?」)
(「ええ。宝石のひとつも見つかれば良いのですけど……こんな場所では暮らせませんね、残念です」)
成程そっちに目が行くかと思いつつ、准耶は調査を開始した。
あちこちに積み重なる瓦礫を身代わりが退かす傍ら、彼の目を引いたのは随所に残る破壊の痕跡だ。
崩れた石柱の何本かは強力な力で薙ぎ払われたように、無残に砕け散っている。辺りを汚す黒色の染みは、おそらく犠牲となった者の血に違いないだろう。
(「フローラリアか、それともエルフか……いずれにしても、元々ダンジョンにいた連中のものだろうな」)
准耶は歴史知識を動員して周囲を観察しながら、神殿を築いたであろう者達の辿った最期に眉を潜めた。
建築様式にしても内部の構造にしても、この建造物は失われた歴史の人類によって築かれた物ではない。
恐らくはダンジョン本来の目的である、地脈の力を吸収するための施設なのだろう。
(「よし。進んでみよう」)
最初の神殿を調査し終えた二人は、さらに奥へと歩みを進めていった。
気配を殺し、罠と障害物を排除し、程なくして辿り着いたのは暗く細長い回廊である。
周囲に光源のような物はない。闇に包まれた道を、ルナは照明で照らした。
(「お化け屋敷にでも来た気分ですね、准耶様」)
(「本当にね。ドラゴン勢力がいなければ、言うことないんだけど」)
准耶は冗談めいて言うと、ルナを傍へと手招きした。
(「この暗さじゃ、アイサインに頼るのも不安だし。……いいかな」)
(「はい。何かあれば、しっかりお伝えしますね」)
准耶の息遣いが聞こえる距離を保ちながら、ルナは暗さに慣れて来た目で神殿内を見回した。
先程よりも根の数が増えている。ここを進んでいけばダンジョン最奥部へ辿り着くのだろう。
もう少し明かりを強くして、ここの情報も記録しようか――そう思った矢先であった。
『入口方面、異常ないか?』『ああ、誰も来ない。相変わらずだ』
回廊の前方から、聞きなれない声が響く。
しかも一人ではない。恐らくは巡回警備のトループス級、特務竜部隊ジャメヴの者達だろう。
それは同時に、この先へ進むには竜鱗兵達との戦闘が不可避であることを示していた。
(「准耶様?」)
(「ああ、頃合いだ。離脱しよう」)
准耶は迅速に判断を下すと、ルナにサインを返す。
(「詰所はすぐ先か。ルナちゃん、回廊のマッピングは?」)
(「もうすぐ終わります。ただ、暗さのせいで少し――」)
(「大丈夫、いい方法がある」)
そう言って准耶はルナを抱きかかえ、明かりが彼女の手元を照らすようにした。
(「ね、これなら記録に集中出来るよ」)
(「ふふっ、本当ですね。それでは准耶様、離脱はお任せしますよ?」)
(「了解。ではいつも通り失礼、ってね?」)
准耶は頷きをひとつ、ルナと共に回廊を去っていく。
自分達の得た情報を、仲間達へ確実に伝えるために――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
リヴァル・アーク
まずはダンジョン内を巡回している竜部隊を駆逐しなくてはいけませんね。
それにしても、遺跡群のダンジョンですか。過去の名残の残る大変興味深いダンジョンですが……その外観を見る暇はなさそうですね。
周囲を『情報収集・観察』で敵部隊を確認し、『ダッシュ・突撃』、パラドクスで生み出したオーラの足場を利用して敵の攻撃を回避してみましょう。
パラドクスの『グラップル・貫通撃・破壊』のオーラを放ちジャメヴを攻撃します。
ヒットアンドアウェイを心がけながら、オーラの足場を駆使して縦横無尽に立ち回ってみます。
『む……?』
神殿の片隅にある詰所で、竜鱗兵ジャメヴが眉を潜めた。
入口の方角から気配がする。あちら側に見張りの兵はいない筈だが――。
不審に感じたジャメヴは斧を担ぐと、哨戒を務める同僚を招き寄せた。
『侵入者かもしれん。確認するぞ』
『侵入者? どうせファイアリザード共じゃないのか?』
『奴等なら、工場で労働の最中だろう』
『なら、一体誰だと――!?』
結論から言えば、二体の竜鱗兵を待っていたのはモンスターではなかった。
仲間達から得た情報で、死角に身を隠したディアボロス――リヴァル・アーク(竜滅の拳・g00136)の姿であった。
「待ちくたびれたぞ、特務竜部隊ジャメヴ。覚悟!」
『っ、敵襲だ!』
身構えるジャメヴ達に、拳を構えたリヴァルが肉薄する。
暗黒に輝く漆黒の篭手『竜滅の篭手』による拳打だ。繰り出す拳は一撃一撃が鉛のように重く、竜鱗兵の肉体へめり込む度にスタミナを奪う。
とはいえ、敵も特務部隊の名を冠する竜鱗兵だ。すぐに得物の巨斧を構え、反撃の一撃を繰り出してきた。
『竜槌【抉】で仕留める。援護しろ!』『応!』
戦斧が唸り、リヴァルの頭上へ振り下ろされる。同時に飛来するのは、岩の投擲による援護攻撃だ。
礫で逃げ道を塞ぎ、力任せの一撃で防戦に追い込む。それがジャメヴの作戦なのだろう。
だが、彼らの目論見には誤算があった。
リヴァルの機動力を、そして邪悪なる竜に抱く怒りを、あまりに甘く見過ぎたという点である。
「喰らえ、双竜震撃破!」
励起させた竜の力が神殿を揺さぶった。
同時、薄暗い戦場を照らすのは、まばゆい光。リヴァルを戦場の支配者たらしめる双竜震撃破のオーラである。
振り下ろされた巨斧が空を切る。その瞬間に、もうリヴァルは岩礫を飛び越えて、二体の背後を取っていた。
『……!?』『馬鹿な! どうやって後ろを』
後ろを取ったのだ、という言葉を漏らす間もなく、攻撃が飛んだ。
立て続けに響くは岩を砕くような破壊音。それは双頭竜の顎にも似た破壊の波濤が、ジャメヴの頭蓋を粉砕した音だ。
何が起こったかも分からぬまま、物言わぬ死体となって崩れ落ちる二体のジャメヴ。
そうしてリヴァルは敵の駆逐を確認すると、ふたたびダンジョンの奥を目指して進んでいく。
(「遺跡のダンジョンですか。その最深部に、一体何があるのでしょうね」)
そんな好奇心と高揚の入り混じった思いを、己が胸に抱きながら。
大成功🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
西園寺・真哉
(サポート)
『守るべき者ならば、俺は皆と共に守ってみせる!!』
人間のカースブレイド×バウンサー、17歳の男です。
普段の口調は「男性的(俺、あなた、~さん、だ、だぜ、だな、だよな?)」、時々「丁寧(俺、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
火焔山ダンジョン第一層、石造神殿内。
制圧された詰所を通り過ぎながら、西園寺・真哉(人間のカースブレイド・g03199)は疾走する足に力を込めた。
(「この先に、ドラゴン勢力の施設が
……!」)
真哉の進む道が第一層の最奥部へと通じていることは、神殿の周囲を見れば一目瞭然だった。
天井、壁、床。あらゆる場所から、謎の根が無数に張り出しているのだ。
時折、ほのかに明滅を繰り返すその姿は、明らかに自然のものではない。それは即ち、根を張り巡らせた『何か』が、このダンジョンの一部である可能性を示唆している。
(「今までに攻略されたダンジョンの最奥には、植物型のクロノ・オブジェクトがあったと聞く。可能性は高そうだ」)
道を塞ぐ瓦礫を退かし、罠を解除し、真哉は後続メンバーの道を切り開いていく。
そうして神殿を抜けた真哉の前方、彼の視界にひとつの建物が飛び込んだ。
(「あそこか!」)
火焔山の内部へ繋がる細長い神殿。恐らくはあの先が第一層の最深部だろう。
だがそこで、先へ進もうとした真哉の足はふいに止まった。
(「……詰所がある。敵は……三体か」)
恐らく、侵入者を阻むための見張りだろう。
真哉は物陰に身を隠し、聞こえてくる会話に耳を傾ける。
『工場の状況は? ファイアリザード共は真面目に働いてるだろうな?』
『問題ない。それにしても本国の連絡はいつ来るんだ?』
『分からん。気を抜くなよ、怪しい奴がいたら即排除しろ!』
敵は油断なく周囲を見張っている。発見されずに通り抜けるのは困難だろう。
だがこれで、あの道が最深部へ繋がっていることは確実となった。彼らさえ排除すれば、目的地はすぐそこだ。
(「待っていろ。竜鱗兵もドラゴンも、俺達が撃破してみせる!」)
胸に抱くは、強烈な怒り。
火焔山の大気よりも熱い復讐心を燃え上がらせ、真哉は拳を握りしめた。
成功🔵🔵🔴
効果1【強運の加護】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
クラウ・ディークラウ
到着……ここが新しい、ダンジョン(うろうろ)
確かに進むだけなら、難しくなさそう、だけど
簡単に見張りとも、会ってしまいそう
クラウとリームは、見張りの対応で、探索支援してみる
特に主要な道にいる相手とか、障害になりそうな相手から、順々に
(いつでも戦闘に移れるよう、右手を雲状に変えたまま行動)
……ん
――怪しいな、怪しいな
きっと頭が弱点だ、いやいや足が弱点だ
右に回れば戦いやすい、いやいやここは左だろう
どっちかな、どっちかな
分からないからまっすぐ行こう、何があってもまっすぐ行こう
(見抜く目や隙つく判断を曇らせるよう『精神攻撃』で揺さぶりつつ
槍構えたリームを潜ませて、行動タイミングを誤った相手から狙わせる)
シャムロック・クローバー
今後見つかる未知なるダンジョン、楽しみね~~♪
……なんて夢想してたらパラドクストレインを降りそこねかけたけど、
今回の火焔山も張り切って制圧するわよ!
遺跡の中は単純な構造って話だったわね。
まっすぐ最奥へ行っても、ボスと警備に挟み撃ちされたら敵わないわ。
詰所を探して先に討っちゃいましょう。
むむむ、トカゲのくせに連携してくるとは厄介ね。
下手に突っ込むより、ここは落ち着いて確実に各個撃破を狙いましょう。
ということで、ここはわたしの一番の得意技【泥団子投擲】で行くわよ!
なるほど、こちらの行動……球種を読もうというのね、臨むところ!
打ち返せるものなら打ち返してご覧なさい、わたしの必殺ストレート球!
最深部へと到る神殿の場所が判明した、ちょうどその頃。
パラドクストレインを下車した二人のディアボロスが、目的地を目指してひた走っていた。
「ん……ここが新しい、ダンジョン」
一人はクラウ・ディークラウ(遮る灰色・g01961)だ。
藍色の髪を揺らして走る少女は、いつでも戦いに入れるように、その右手を雲状の剣に変えている。
後ろを追って走るのは、黒山羊のリーム。クラウとお揃いの電磁槍を担ぐメーラーデーモンである。
「道が、分かってるのは、嬉しい。……今日は、よろしく、ね」
「オッケー! 今回のダンジョンも張り切って制圧するわよ!」
クラウの言葉に弾むような声を返すのは、同い年のシャムロック・クローバー(森の魔女(自称)・g00876)。
ダンジョン制覇に並ならぬ情熱を抱く、森の魔女を自称するディアボロスだ。
未知のダンジョンを夢想してたらパラドクストレインを降りそこねかけた――と冗談めいて笑い、シャムロックはクラウと共に攻略の方針を共有していく。
「最奥部の施設までは一本道。迷わなくて済むと同時に、敵に見つかりやすい……そんな地形ってわけね」
「ん。進むだけなら、難しくなさそう、だけど」
探索メンバーの働きによって、竜鱗兵の詰所は既に場所が判明している。
ならば、ドラゴンのいる最奥部へと突入する前に、邪魔な連中を排除しておいた方が良い――その方針を、シャムロックとクラウは即座に共有する。
「挟み撃ちになったら、目も当てられないしね。さっさと片付けちゃいましょ!」
「ん。……賛成。まずは、クラウが、仕掛ける、ね」
二人が会話を交わし終えると、神殿の詰所が見えて来た。
報告通り、敵の数は三体。
物陰に身を隠すシャムロックに、クラウは「先行する」と合図を送り、詰所の方へ歩き出す。
同時、彼女の周囲から、子守歌にも似た歌声が流れ始めた。聞く者の心をかき乱す『古琴之雲』の歌である。
――怪しいな、怪しいな。
『これは……歌声?』『一体誰が……?』
電磁波に乗せて紡ぐ歌の効果は、まさに抜群だった。
詰所の入口に立つ二体のジャメヴが、誘われるようにクラウの方へと歩いて来たのだ。
歌に聞き惚れるように、竜鱗兵達の足取りはどこか虚ろ。そんな彼らの前に、クラウはそっと身を晒す。
「きっと頭が弱点だ、いやいや足が弱点だ」
『おい、何者だ?』『そこで止まれ!』
右手は剣に変えたまま、クラウは一歩一歩と距離を詰めていく。
対するジャメヴも斧を構えて威嚇するが、視線はまるで定まっていない。
そんな彼らの心をさらに揺さぶるように、クラウは歌声を一層強く共鳴させていく。
「右に回れば戦いやすい、いやいやここは左だろう。――どっちかな、どっちかな」
『ちっ……竜計【反】だ、援護しろ!』『わ、分かった!』
渾身の一撃と罠で、クラウを攻めるジャメヴ。
だが、歌声で心を迷わされた一撃は、クラウに有効打を与えることは叶わない。
「分からないからまっすぐ行こう、何があってもまっすぐ行こう」
そして――クラウが右手の剣を構えた、その刹那だった。三体目の竜鱗兵が、詰所の奥から飛び出してきたのは。
『おい、何をしている!!』
「……ん。遅い」
共鳴が止んだ。同時、我に返ったジャメヴ達の胸を、電磁槍が正確に刺し貫く。
雷槍乱れ突き――クラウが物陰に潜ませていたリームの放った、必殺の一撃だ。
絶命して崩れ落ちるジャメヴ達。同時、突撃して来る最後の一体へ、シャムロックは狙いを定めた。
「所詮、トカゲの連携なんてお粗末なものね。来なさい、わたしが相手よ!」
そう言って高々と掲げた手の中には、特製の泥団子が握られている。
一投入魂の泥団子にて、確実に標的を仕留める――それがシャムロックのパラドクス『泥団子投擲』だ。
「わたしの魔球を受けてみなさい!」
『球だと!? 叩き落としてやる!』
いつの間にか手にした泥団子を手に、ピッチングフォームを取るシャムロック。
対するジャメヴは大斧を振り被り、打ち返す構え。一挙手一投足を見抜かんと小さな魔女を凝視する。
「なるほど、こちらの行動……球種を読もうというのね、臨むところ!」
二つの視線が交錯する中、シャムロックは全身の緊張を解いた。
泥団子を握る手は胸の前。鞭のようにしなる腕へ全身の力を集中させ、投げる。
「打ち返せるものなら打ち返してご覧なさい、わたしの必殺ストレート球!」
『そこだ――ぬおっ!?』
盛大に空振る大斧。すれ違いざま泥団子が頭部に直撃し、ジャメヴはそのままこと切れた。
「あーら、ごめんあそばせ♪ さて、これで撃破は完了……と」
「ん。目的地は、すぐそこ」
そうしてクラウとシャムロックは頷きを躱し合い、ダンジョンの最奥部へ駆けていく。
竜鱗兵の排除が済めば、阻むものは何もない。
復讐者達の刃は、今まさにドラゴンの喉元へと迫りつつあった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【現の夢】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV2が発生!
最後の神殿を駆け抜けたディアボロス達は、ついに第一層の最深部へと到達した。
眼前に広がるのはドーム状の巨大空間と、その中央にそびえる一本の胡楊樹。そして、樹から舞い散る花々を見守るように鎮座する、一頭の巨大なドラゴンの姿。
肉も内蔵も持たぬ、骨だけのドラゴン『ナイトバルド』。それが火焔山ダンジョン第一層の主であった。
『ふむ。本国の使いが来たかと思えば……小汚い鼠どもであったか』
舞い散る花々を背に翼を広げるドラゴンの遥か後方には、蜥蜴のような亜人達が、木の根に水を与える姿が見える。
恐らくは竜鱗兵が話していたファイアリザード――このダンジョンに生息するモンスターなのだろう。彼らが管理する樹の吸い上げたエネルギーは、花へと姿を変えて、ドラゴン勢力の拠点へと送られるのだ。
『このクロノ・オブジェクトの存在を知った者は、生かして返せぬ。侵入者どもよ、この地で朽ちるがいい!』
呪われた大樹を破壊するため。ダンジョンの奥地へと進むため。
ディアボロス達は今、ナイトバルドとの戦いを開始した――!
胡・夢瑶
(サポート)
『一名様、ご案内致します。』
モーラットは必要に応じて召喚致します。
パラドクスは所持しているものをどれでも使用し、怪我も厭わず積極的に行動致します。
どのような依頼にも、真摯に取り組ませて頂く所存でございます。
他のディアボロスに迷惑をかける行為は行わず、たとえ依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動は控えさせて頂きます。
堅物? 何の事でございましょう、うふふ。
……確かに、少々融通が利かぬ所もございましょう。改善するよう心掛けますわ。
(コミカルなシナリオやキャラ崩壊もどんとこいです!
どのような役割でも問題ありません。
他の参加者様を格好良く描写する為に便利にお使いください)
「一名様、ご案内致します」
殺気が戦場を満たしたその時、ふっと流れて来たのは胡・夢瑶(インセクティアの特級厨師・g03336)の声だった。
灰色の長髪をなびかせて、軽々とした足取りで現れたインセクティアの少女は、モーラット・コミュの『網々』を引き連れてナイトバルドの間合いへ平然と踏み込んでいく。
「ごきげんよう、ナイトバルド。宜しければ、お茶など一服如何でしょうか?」
『茶だと……?』
キングアーサーの覇者たるドラゴン種族に対して、なんと牧歌的な宣戦布告。
それをナイトバルドは挑発と受け取ったのか、怒りに声を震わせると、混沌のブレスをもって答えとした。
『不遜なり! 我が吐息で消し飛ばしてくれる!』
カオティックブレスの暴風が夢瑶を捉え、その小さな身体を混沌の砂嵐で弄ぶ。
立ち込める砂塵。荒れ狂う暴風。ナイトバルドは確かな手応えを感じ取るも、勝利の咆哮を上げるには到らない。
彼の巻き起こした風が、あり得ない筈の香りを孕んでいたからだ――そう、茶の香りを。
「こちらのお茶はご存知でしょうか?」
『ぬっ!?』
夢瑶の掲げる陶磁器の碗から立ち昇る湯気が、魔性の芳香を伴ってナイトバルドを包む。
かき乱されるナイトバルドの精神。同時、全身に満ちる生命力が身体から流れ出ていく。
そこで初めて彼は、自分が目の前にいる少女の術に陥ったことを悟った。
「うふふ、では……あなたの秘密もお話しくださいます?」
『貴様、我を篭絡する腹積もりか……!』
夢瑶の『茗戦』は、嗅いだ者の心にも作用する。
口をついて出そうになる後ろめたい秘密を、しかしナイトバルドは懸命に呑み込むと、宙へと浮遊。
辛くも術から逃れるとともに、夢瑶を見下ろした。
『なんという小娘だ……!』
己の心から慢心を排し、竜は再びディアボロスとの戦闘を続行するのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
ルナ・カンダチュラ
准耶様(g01207)と
辿り着きましたね
…禍々しい姿を睨み付けておきましょう
私達は死んでも生き返る
腐り落ちる事など厭わず、唯敵の急所に攻撃することのみを考えます
最初は出来る限り距離を取り攻撃に備えます
針の如き毒針を構え
「毒使い」たる私が作った最高の毒を敵にお見舞いするわ
その為に彼に隙を作っていただきます
真正面から針を突き立てにゆきますからね
敵には心臓も、眼球すらもあるのかどうか…
ならば胸に飛び込むようにして、肋骨に「捨て身の一撃」をお見舞します
この手が腐って取れようとも躊躇いはありません
何度も何度も突き刺して毒を回らせて屠りましょう
准耶様、帰りは宜しくね
彼とならば共に腐り落ちるのも悪くはないわ
無常・准耶
ルナちゃん(g00277)と
骨の竜かあ――もう朽ちてるなら果てるだけだな
と、悪魔らしく[挑発]は忘れずに
魔力の[誘導弾]で牽制しながら[観察]
時折瓦礫や何かを蹴って[吹き飛ばし]て様子を見る
骨の動きは、腐食の領域の範囲は、吐息の前兆は?
見切りを付けたら踏み込もうか
毒を飲んでパラドクス発動
翼から十の爪を伸ばし、降り注ぐように上から刺しに行く
魔力の爪だ、腐食するかどうか……腐れば変質させた腐食の毒の雨になる
それで[解体]出来れば儲けものさ――俺は本命ではないのでね
[攪乱]が俺の役目だよ
ルナちゃんが突き刺したのを見て、【飛翔】で回収
腐って堕ちるのは本望、けれど此処じゃ味気ないだろう?
「やっと――辿り着きましたね」
火焔山ダンジョンの最深部へと足を踏み入れたルナ・カンダチュラ(呪毒・g00277)は、倒すべき敵を睨みつけた。
赤い瞳が見据える先、胡陽樹のクロノ・オブジェクトを守るように宙を舞うのは、ドラゴン『ナイトバルド』。
骨格だけの体を持つ、第一層の主である。
「あの竜は、周囲を腐食させる領域を展開するようです。気をつけて下さいね、准耶様」
「了解。悪いドラゴンの討伐は、悪魔の騎士にお任せ下さい、ってね!」
ルナの言葉に頷いて、無常・准耶(軽佻浮薄のアムネジア・g01207)は飛翔の力を発動。
赤黒い翼を背中に展開すると、戦いの火蓋を叩き切るようにナイトバルドめがけて突っ込んでいく。
標的である骨竜を翻弄するように宙を舞う准耶。そんな彼が真っ先に叩きつけるのは挑発の言葉だ。
「よう、そんなスカスカの体でよく飛べるな?」
『我が骨は頑健なる刃にして槌。それを愚弄するか!』
「成程ねえ、全身が武器って訳だ」
彼我の間合いを慎重に探りながら、准耶はニヤリと笑ってみせる。
このドラゴンは、自分の身体を誇りに思っている。ならば、そこを煽れば狙いを引きつけるのは容易だ。
追撃とばかり、准耶は更なる挑発を投げた。
「まあ――もう朽ちてるなら、後は果てるだけだな?」
直後、ナイトバルドの巨体が砲弾と化して突進してきた。
どうやら、こちらを標的と見定めたらしい。准耶は誘導弾で挑発を続けながら、敵が展開する腐食の領域の範囲を正確な範囲まで絞り込んでいく。
(「やはり、領域に飛び込むしかないな……」)
至近距離での持久戦は悪手。となれば、高火力のダメージを短時間で叩き込むことが最良だろう。
ちらと振り返った先で、ルナが頷きを返す。その瞳に、准耶への万全の信頼を込めて。
(「参りましょう、准耶様。しっかり受け止めて下さいね?」)
(「任せて、ルナちゃん!」)
時間にして一秒にも満たぬ瞬間。
意志を交わし合う時間は、それだけで十分だった。
そうして准耶はナイトバルドへ向き直ると、高らかに告げる。
「さあ楽しもうぜ。毒も喰らわば――って言うだろう?」
己が双眸に覚悟の光を宿すと、准耶は取り出した毒を一息に呑み込んだ。
喰らった毒が准耶の全身を駆け巡り、背中の翼へと到る。
『das Gift aus Astaroth』――悪魔の鈎爪めいて変貌する魔力の翼。准耶の背から十の切先と化した鈎爪がナイトバルドの頭蓋めがけて我先にと殺到していく。
「魔力の爪だ、凌いでみろよ!」
『無駄なことを。腐り果てるがいい!』
腐食の領域が准耶を捉える。直後、降り注ぐ十本の魔力爪。
一本、二本、三本。赤黒い軌跡を描いて襲い来る爪を、ナイトバルドが弾く。
四本、五本、六本。腐食の力に蝕まれてなお、准耶の攻勢は衰えない。
七本、八本、九本。降り注ぎ続ける囮の爪が、竜の防御をこじ開けた。
『――!』
「いただき」
十本。本命の一撃がナイトバルドの眉間に突き刺さる。
同時、竜骨の髄へ送り込まれるのは准耶の体内で調合・変化・凝縮された猛毒だ。
溶解に麻痺に激痛に、あらゆる苦痛を伴う毒がドラゴンの全身を駆け巡っていく。
『こ、これしきで……!』
渾身の力を振り絞るナイトバルドに、准耶は叩き飛ばされた。
だが、腐食の領域に身を浸しながら、彼の濁らぬ瞳はただ一点を見上げている。千載一遇の好機を今まさに捉え、毒針を手に突撃するルナの姿を。
「『毒使い』たる私が作った最高の毒。味わって下さいね?」
『なっ……!? 小僧、まさか最初から……!』
「撹乱だよ、最初から。馬鹿め」
挑発の笑みを崩さずに、腐食の領域を脱する准耶。
ルナは入れ替わるように領域へ飛び込むと、がら空きになった敵の胸元へ毒針を突き立てた。
「Danza ritual del fuego――これが最期の宴」
触れただけでも骨を溶かす毒の針を、肋骨へねじ込むように刺す。生じた亀裂を狙い、更に刺す。
利き腕の感覚が腐食で失われれば、反対側の腕で刺し続ける。
触れただけでも骨を溶かす毒に侵され、ナイトバルドの肋骨がぐずぐずと原型を失っていく。
『この小娘……命が惜しくないのか!?』
「あら、おかしなことを仰るのね」
全身を腐食に蝕まれながら、ルナは凛と胸を張って告げた。
この手が腐って取れようとも躊躇いは無いと。そして――。
「彼とならば、共に腐り落ちるのも悪くはないわ」
「俺もさ、ルナちゃん」
渾身の一突きを叩き込むと同時、力を使い果たしたように落下していくルナ。
その体を、准耶が空中で抱きとめる。いまだ腐食の癒えぬ体で。
「腐って堕ちるのは本望、けれど――此処じゃ味気ないだろう?」
「ふふっ。では准耶様、帰りは宜しくね?」
嫣然と微笑むルナに、准耶はお安い御用と頷いた。
猛毒で悶絶するナイトバルドの領域から、腐食で負傷した身体で二人は離脱していく。
ドラゴンの如何なる力でも、自分達の絆はけして傷つけることは叶わない――そう告げるように。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【罪縛りの鎖】LV2が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV4になった!
リヴァル・アーク
本国からの使いと勘違いしたところを見るに、本当に本土からの連絡が完全に途絶えているようですね。
援軍も来ない今が好機。ダンジョンの秘密を探り、ドラゴンの力を削ぐためにここでお前を倒す!
ただそこにいるだけで周囲を腐食させるとは。屍竜の特性でしょうか。
近づけば巻き込まれるならば、刹那の内に叩き込みましょう。
『ドラゴンスペル・スケーター』に竜の力を極限にまで凝縮しロケットのように『ダッシュ・突撃』し加速、パラドクス【破空の衝】による『破壊・貫通撃』の一撃で空間ごとナイトバルドを打ち砕きます。
腐食の領域から『残像』を伴うように離脱、周囲を『観察』し、腐食する範囲を見極めて退避します。
クラウ・ディークラウ
花……いっぱいで綺麗、だけど……
(生命の息吹、だけでは説明できないほどのエネルギーを感じて)
……吸い取って、る?
ん、勝手に使うの、良くない
元のところに、返させてもらう、ね
(もやもやな刃を握って、ドラゴンへと駆ける
【エアライド】で見出だした最適な経路と、咄嗟の空中移動
【浮遊】も空中での被攻撃時などで、体勢維持に活用)
飛んでくる骨、危ない……でも
避けきれなくても、ドレインとかも、ある
仲間も、いる
――ん、このまま行こう、リーム
(たとえダメージを受けても、その分こちらも重い一撃を返せるように
リームを背にかばいつつ強く駆け寄りながら
刃がもやもやゆえに軌跡もあやふやな斬撃を、ドラゴンへ送る)
ナイトバルドの咆哮が、第一層の最奥に木霊する。
空気を揺さぶる衝撃に巨大な胡陽樹がビリビリと震え、純白の花々がクラウ・ディークラウ(遮る灰色・g01961)の視界を覆い尽くすように舞い散った。
(「花……いっぱいで綺麗、だけど……」)
踏み入った場所の景色を前に、ふとクラウは妙な胸騒ぎを覚える。
胡陽樹――クロノ・オブジェクトから、単なる生命の息吹を超えた膨大なエネルギーを感じるのだ。
そのエネルギーの源がどこから来るのか、クラウはすぐに理解した。
「地脈の、力……吸い取って、る?」
「そのようですね。敵本土からの連絡が途絶えていることが本当なら、オレ達にとっては吉報ですが……」
リヴァル・アーク(竜滅の拳・g00136)は全身に竜のオーラを漲らせながら、同意を返す。
地球の歴史を奪い、地球の大地を奪い、地球の力さえも奪う。
破壊と簒奪と殺戮しか知らないドラゴンに、リヴァルが抱くのは極限まで研ぎ澄ました怒りだ。
「ダンジョンの秘密を探り、ドラゴンの力を削ぐために。ここでお前を倒す、ナイトバルド!」
「ん、勝手に使うの、良くない。元のところに、返させてもらう、ね」
拳を構えるリヴァル。もやもやな刃を突きつけるクラウ。
新たに現れた二人のディアボロスが、翼を広げながら迫るナイトバルドと激突する。
『腐り果てるが良い!』
「斃れるのはお前だ!」
リヴァルの身体が、重力の拘束から解き放たれたように宙を滑り、加速する。
ローラースケート『ドラゴンスペル・スケーター』。その駆動部へとリヴァルが注ぐ竜の力がブーストされ、視認困難な速度でナイトバルドの周囲を回り始めた。
速度を刃に変えたような突撃が襲う度、竜骨の欠片が衝撃で飛び散る。対するナイトバルドは、しかし挑発するようにリヴァルとの距離を詰めてくる。
「……っ!」
同時、リヴァルは最高速度で間合いより離脱。腐食の領域を一瞬留まった指先が、ジクジクと腐食し始める。
残像を残す速度でこの威力――全身が囚われた時のことを想像すれば、肝が冷える思いがした。
『塵に変えてくれる!』
「ん。……あなたの、相手は、こっち」
なおもリヴァルに迫らんとするナイトバルド。
その頭蓋めがけ、エアライドで宙を跳ぶクラウが輝かずの刃で斬りつけ、突進の進路を逸らす。
反撃で飛来する巨大な骨。その威力は並ではなく、受ける度に焼けるような痛みがクラウを襲った。
浮遊を駆使して受け身を取っても、威力を殺しきれない。ジャメヴなどとは桁が違う力だった。
(「ん、飛んでくる骨、危ない。でも……」)
でも。
「怖くは、ない。あなたに、クラウ達の命は、奪えない」
『ほう? そのザマでよくも虚勢を張ったものだ』
「残念だが、ナイトバルド。お前は何も分かっていない」
リヴァルは態勢を整えると、再び突撃の態勢を取った。
「彼女の言葉は虚勢ではない。ただの事実だ。今からそれを示してやる!」
「――ん、このまま行こう、リーム」
リヴァルの加速が、クラウの跳躍が、ナイトバルドへ迫る。
最初に仕掛けたのはリヴァルだ。竜のオーラを極限まで注いだ彼の加速はどこまでも速く、疾く、音さえ置き去りにしかねない速度でドラゴンとの距離を詰める。
「ドラゴンスペル・スケーターの本領発揮と行きましょうか!」
『無駄だと言っている!!』
腐食領域を展開するナイトバルド。それを見てリヴァルは笑う。
この瞬間を待っていた、と。
(「近づけば高確率で被弾。速度で振り切ることも困難。だったら――これで!」)
刹那。リヴァルの発動するパラドクスが、時空の理を書き換える。
傲慢なドラゴン、そのドラゴンが展開する領域、その領域を包む空間すべて。
それらを唯一個の物質と仮定し空間そのものを破壊する、『破空の衝』の一撃である。
「――砕けろ」
振動。衝撃。空間の破砕がもたらす衝撃が前から上から後ろから、ナイトバルドの全てを打ち据え、砕く。
傲慢な竜に抗う術はない。ただ呻きを漏らし、壊され続けることだけが彼に許されたすべてだ。
『これしきで、このナイトバルドが……!』
「……ほら。やっぱり、奪えない」
リームを背に庇いながら踏み込むクラウの足取りは、彼女の刃とは裏腹に、どこまでも確かで力強い。
飛来する竜骨を打ち払い続けざまに浴びせる刃、奇跡もあやふやなその斬撃は骨さえ断つほどに重い。
魔骸連刃で吸収する力で負傷を癒しながら語り掛けるクラウの表情は、あくまで淡々としたものだ。
「避けられなくても、いい。傷は、力で、癒せる」
だが、クラウは思う。
それはナイトバルドが自分の命を奪えぬ理由の、あくまで一要因に過ぎない。
ディアボロスたる自分とクロノヴェーダたるナイトバルド、両者を分かつ決定的な差をこの竜は知らない。
その理由を、クラウは端的に告げる。
「クラウには。……仲間が、いる、から」
『戯けたことを……!』
屈辱を帯びた声で呪詛を返しながら、ナイトバルドは尚もディアボロスを滅さんと牙を剥き続けるのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【活性治癒】がLV2になった!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!
シャムロック・クローバー
ここが第1層の最深部……!
ほねほねドラゴンを倒して、あの樹を壊しちゃえばいいのね!
樹をいじめるなんて気が引けるけど……あれはクロノ・オブジェクトだからノーカン!
あとは、ファイアリザードもいるのね。
彼らは水やりしているだけだし、今は気にしなくて大丈夫かな。
でも、お水をあげているってことは、近くに水源でもあるのかしら……?
そうとなると、ここはわたしのサーヴァント『ミケ』の出番!
さぁミケ、【ここ掘れ、こんこん】って、水源や水脈を見つけて掘り出すの。
ナイトバルドに鉄砲水を浴びせてやってもいいし、水やりを中断させることもできるかもしれないわ。
しかしナイトバルドのやつ、ちょっと息臭いわね……。
リューロボロス・リンドラゴ
我は龍。我こそがドラゴン。
ふん、呪われた大樹と来たか。
良い。大樹砕くもドラゴンよ。
世界樹を喰らいしニーズヘッグの如く、貴様らの大樹、我が枯らしてくれようぞ!
砂塵と暴風の吐息が得意なようだが、我とて風と砂を扱う力は負けてはおらぬ。
貴様の得意分野で上回ってくれようぞ!
混沌の吐息をも我が熱砂の風で巻き込み、そのまま回転突撃で堕ちし竜を貫こうぞ。
馬鹿みたいに開いておる口にブレスごと押し込む形で突貫するのもありか。
よもやブレスの来るその方向に突撃されるとは思うまい。
はっ、なんならそのまま大樹を貫いても構わぬぞ。
貴様に墓標など不要であろう?
決着後、ファイアリザードの掃討も必要ならやっておくぞ。
「ここが第一層の最深部……! ほねほねドラゴンを倒して、あの樹を壊しちゃえばいいのね!」
ドーム型の巨大空間へと突入したシャムロック・クローバー(森の魔女(自称)・g00876)の視界に飛び込んだのは、怒り狂うナイトバルドと、純白の花々を舞い散らす胡陽樹のクロノ・オブジェクトだった。
(「胡陽樹の奥に見える洞穴……あれが、たぶん第二層への入口ね」)
ファイアリザード達のトンネルめいた穴の前には、排斥力の壁がバリアのように張り巡らされ、侵入者を阻んでいる。
あれを解除する為にもナイトバルドを討ち、クロノ・オブジェクトを破壊せねばならない。
「ふん、呪われた大樹と来たか。良い。大樹砕くもドラゴンよ」
次いで駆け付けたリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)は言うが早いか、飛翔で宙へと飛び上がる。
敵の睥睨など許さない。見下ろすのは自分なのだとナイトバルドへ告げるように。
「我は龍。我こそがドラゴン。世界樹を喰らいしニーズヘッグの如く、貴様らの大樹、我が枯らしてくれようぞ!」
『ほざいたな、羽虫が!!』
度重なる戦いで負傷を重ねてもなお、ナイトバルドの戦意は微塵も揺るがない。
第一層を守る竜としての矜持がそうさせるのか。だが、負けられないのはディアボロス達も同じだ。
ナイトバルドと一騎打ちを演じるリューロボロス。一方シャムロックは、最初に戦場をくまなく観察する。
(「あの胡陽樹……ファイアリザード達が水やり出来るだけの水源が、近くにあるのかしら?」)
道中にオアシスが存在したことからも、その可能性は高そうだとシャムロックは結論づけた。
当のファイアリザード達はすっかり怯えてダンジョンの端まで逃げている。脅威になり得ないのは明らかだ。
「決まりね! さぁミケ、頼んだわよ!」
翡翠色の筒型ケースを掲げるシャムロック。その中から飛び出たのはクダギツネの『ミケ』だ。
ミケは飛び出るなり地面を掘り始めると、掘り当てた水脈から噴き出る水がナイトバルドへ噴射される。
メスのごとき鉄砲水で袈裟に斬られるナイトバルド。一度噴き出た水は、なおも止まる気配がない。
「いい調子よ、ミケ! このまま吹き飛ばしてやりなさい!」
『させぬ!!』
混沌の力を帯びたブレスがナイトバルドの口から放射されるが、シャムロックは懸命に踏ん張り耐え抜く。
「なんのーっ! ていうかちょっと臭くない、この息!?」
「ふむ。奴め、砂塵と暴風の吐息が得意なようだが……」
宙を飛ぶリューロボロスもまた、ブレスに翻弄される。
全身に傷を負いながら、しかし彼女の闘志はいささかも揺るがず。
どころか不敵な笑みさえ浮かべて、既に攻撃準備を完了していた。
「我とて風と砂を扱う力は負けてはおらぬ。貴様の得意分野で上回ってくれようぞ!」
『――!?』
刹那である。リューロボロスの放つ熱砂の風が、ナイトバルドの全身を縛り付けた。
同時、彼女は己が体を一本の巨大角と化し、竜王螺旋大衝角による高速回転ドリルアタックを敢行する。
ブレスを吐き出さんと開かれた、ナイトバルドの大顎目掛けて――!!
「死して生まれ変われ。無限を象るは竜である!」
回転する巨大角がブレスの只中めがけて突貫する。
混沌のブレスを全身に浴びて、なお加速するリューロボロス。
ブレスの方向から真正面に飛来するその猛攻を、ナイトバルドは防げない。悲鳴さえ上げられない。
激突。破砕。ラムアタックのごとき突撃が、ナイトバルドの頭蓋を完膚なきまでに打ち砕く。
「貴様に墓標など不要であろう?」
着地したリューロボロスの背後で、頭部を失ったドラゴンの骸はそのまま大地へ崩れ落ちるのだった。
主であるナイトバルドを失い、第一層の深層には静寂が訪れた。
作戦目標である排斥力の壁を壊すため、すべきことは後ひとつ。即ち、クロノ・オブジェクトの破壊である。
「ふむ。モンスター共は、静かなものだな」
「無理に倒す必要はなさそうね。……気の毒だけど」
恐ろしい主であったナイトバルドが倒され、ファイアリザードは完全に戦意を喪失していた。
ダンジョンが制圧されれば、彼らは存在を許されない。今までにディアボロスが攻略して来たダンジョンのモンスターと同じ結末を、あのファイアリザード達もまた辿るのだろう。そうしてシャムロックはかぶりを振ると、リューロボロスと共にパラドクスの力で胡陽樹を包む。
「樹をいじめるなんて気が引けるけど……あれはノーカンってことで!」
「うむ。仕上げだ、盛大に行こうぞ」
ミケの掘り当てた魔力と、リューロボロスの回転突撃。
地と天から放たれるパラドクスの直撃は、胡陽樹のクロノ・オブジェクトを跡形も無く消し去った。
時を同じくして、ドームや入口を覆う根も残らず枯れ果てて、地脈の力を奪い続けた役目を終えていく。
「よしっ。制圧完了よ!」
そうして後に残されたのは、排斥力の壁を失い無防備となった大穴。
火焔山ダンジョン、その第二層へと続く入口であった――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水源】LV1が発生!
【土壌改良】がLV2になった!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV5になった!