ベルファスト攻略作戦

 ドラゴン勢力のアイルランドへの侵攻が停止し、補給が途絶えたアイルランド軍による略奪行為なども、ディアボロスの活躍によって、未然に防ぐ事に成功しました。
 これにより、ドラゴンの本拠地であるイギリス本土に向かう準備が整いました。
 しかし、イギリス本土に向かうには、アイルランドに残る、ドラゴン勢力最後の拠点『ベルファスト』を攻略する必要があります。
 『ベルファスト』には、アイルランドの人々から搾り取った『畏怖』や『恐怖』の感情をエネルギー源とする、イギリス本土を護る為の大結界が張られているからです。
 この大儀式を破壊する為には、ベルファストに住むアイルランドの人々を『畏怖』と『恐怖』と対極にある『幸福』な感情で満たさなければなりません。
 ベルファストを防衛するドラゴン勢力のクロノヴェーダを撃破し、住民達の生活を支援し、彼らの心を幸福で満たし、イギリス本土を護る大結界の破壊を行ってください。

クリスマス・リハーサル!(作者 唐揚げ
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 12月。アイルランドの気温は一桁がデフォルトで、場合によっては氷点下まで落ち込む。
 時代も環境も大きく異なっているとはいえ、ここキングアーサーにおけるベルファストもおおよそは同じだ。

 だが、トループス級クロノヴェーダに支配された今のこの街に、暖を凌ぐ余裕などない。
 人々は襤褸を着て、寒さに震えながら、クロノヴェーダの暴虐を恐れている。
「おとなしくしとけよぉ。反抗的な奴は見せしめに処刑してもいいって命令されてるからなぁ」
 蛮族戦士めいた装備の竜麟兵が、野卑に笑う。
 人々は一様に顔を伏せ、竜麟兵の不興を買わないようにおとなしく従った。
「お前らが暴れると……こうやって痛めつけなきゃいけなくなるからよ!」
「あぐっ!?」
 にもかかわらずのこの暴虐! しかも竜麟兵が足蹴にするのは、年端も行かぬ少女ではないか。
「や、やめてください、従います、従いますから……! 反抗なんてしませんから……!」
「わかってるよぉ、だからこうやって『お手本』をしてんだろ?」
 竜鱗兵はにたにたと笑った。少女は絶望する。
 たとえ反抗せずとも、奴らの気まぐれ一つでこうして痛めつけられるというのか。
 なんたる理不尽。しかしこれこそが、ドラゴンの支配を受けるということなのだ……!

●新宿駅グランドターミナル
「先輩、先輩! どーッスかこれ、ねえどーッスか!」
 なにやら上機嫌の七田・ナナ(エンジョイガール・g05125)。その装いは普段とは大きく違う。
 早い話がサンタコスなのである。どうやら、今月のイベントに備えて仕立てたものらしい。
「もーいくつねーるーとー、クーリースマースー、ッス! 楽しみッスねー、待ちきれないッス!」
 などとウキウキした様子だが、ハッと我に返ると咳払いする。

「と、ウチが浮かれてたらダメッスね。今も『幻想竜域キングアーサー』では人々が苦しんでるッス。
 でもこれ、無関係ってワケじゃないんスよ? っていうのも、今回先輩がたにやってほしいのは……」
 ナナは愛用のメモ帳に目を落とし、あらかじめまとめておいた内容を改めて説明し始めた。

「先輩がたが頑張ってくれたおかげで、アイルランドはどんどん平和になってきてるッス。
 残るは北部にある港街、『ベルファスト』だけ。けどここはドラゴンの大きな拠点なんスよ。
 イギリスに直接パラドクストレインで移動するには、『大結界』をなんとかしないといけないッス。
 このベルファストは、その結界の上に建設された、文字通りの守りの要、ってワケッスね」
 ナナは眉根を寄せた。
「この結界は、ドラゴンを恐れる人達の心……つまり、負の感情によって維持されてるんス。
 そのためにドラゴンは、ベルファストの環境を悪くして、人々を苦しめてる……最悪な奴らッスよ」
 しかし、そこが突くべき隙でもある。
「てことは! ベルファストの中に集められた人達を助け出して、幸せにしてあげればいい、ってことッス!
 そうすれば大結界も破壊されてイギリスに移動できるようになるし、みんなハッピー! サイコーッス!!」
 つまり今回の目的は、トループス級の撃破と、人々の心に幸福を届けること。
「もうわかったッスね? いわば、これはクリスマスの予行練習ッス!」
 と、ナナは得意げに言った。

「ベルファストに居るのは、主にトループス級の戦力ばかりで、今回はアヴァタール級は相手しなくていいッス。
 ただそのぶん、防衛ラインを突破するだけじゃなくて、現地の人達を勇気づけてあげなきゃダメッスよ?」
 敵戦力は、大きく分けて二種類。
 防衛ラインを守る灼熱の竜麟兵『炎砕竜フロウ』の群れと、内部を巡回する『特務竜部隊『ジャメヴ』』だ。
 特にジャメヴの隊員は、街の人々に悪逆の限りを尽くしている、とナナは語る。
「みんなを幸せにするには、こいつらをただ倒すんじゃなくて、勇気づけるような戦いを見せないとダメッス。
 ウチらはこんな奴らに負けないんだ! って、ハイパーカッケーバトルで証明してあげればいいんスよ!」
 『炎砕竜フロウ』の群れは、外縁部を守護しているため、特に演技をする必要はない。
 当然、これらを突破しなければ、そもそもベルファストの内部に入ることすら出来ないのだが。
 人々を鼓舞する戦いを披露すべきなのは、特務竜部隊との戦いであることを、ナナは強調した。

「って言っても、敵を倒してはいおしまい、じゃ幸せになれるわけないッスよね~」
 ナナは腕を組んで、うんうんとわざとらしく頷く。
「まずは、劣悪な環境を整備するところからッス。ただ、壊れて時間が経ってるんで、残留効果では直せないッス。
 先輩がたのパラドクスや、いろんなアイテムを使って、建物を直したりして復興を支援してほしいッス。
 それが終わったら、プレゼントタイムッス! サンタになった気分で、いろんな贈り物をあげるッスよ!」
 人々は困窮し、寒さと飢えに苦しんでいる。どんなものでも喜ばれることだろう。
 もちろん、もっとも喜ばれるのは食事だ。ともに分かち合うことで喜びもひとしおなものとなるはずだ。

「ちなみに、ウチも調べてみたんスけど。この時代にはまだ「クリスマス」って言葉はなかったみたいッス。
 でも昔から、ヨーロッパでは冬至にお祭りをやってたッスから、きっとすぐに受け入れてもらえるッス。
 ようは、幸せにしてあげるために、いろんな贈り物を贈ったり、ご飯を食べさせてあげることが大事ッスから!」
 ベルファストの人々は、貧困と圧制のなかで苦しんでいる。
 どんな些細な施しであろうと、それは彼らにとっての希望となるだろう。

「それにしてもこの結界……ドラゴンは、本拠地を戦場にするのがよっぽどヤだったみたいッスね」
 狡猾なクロノヴェーダの策略に、ナナはむむむ、と顔を顰めた。
「けど、それもここまでッス。みんなをハイパー幸せにして、結界を壊していざイギリスへ! ッス!!
 クリスマスにはちょっと早いけど、今日は先輩がたがサンタッス。ウチのぶんも、よろしくッス!」
 ナナは笑顔で戦士達を送り出す。どうか、苦しむ人々にも幸あれと。
 その願いが叶うかどうかは、ディアボロス達の頑張り次第だ。

●幻想竜域キングアーサー:ベルファスト防衛ライン
 コルルルル……と、炎砕竜フロウの群れが喉を鳴らし、敵が来るであろう彼方を睨む。
 その炎熱は周囲のすべてを焼き尽くすほどに強力。だが、奴らのために敷設された防衛陣地は話が別だ。
 それ自体がクロノ・オブジェクトであるゆえに、フロウの群れは自軍の被害を考慮する必要がない。
 当然、それらは敵からの攻撃を防ぐための障害物として機能する。精鋭と陣地。盤石な防衛ラインと言えた。

 だが、この防衛ラインを突破せずして、人々に幸福を届けることなど夢のまた夢。
 ディアボロスよ。意気軒昂たる精鋭を叩き潰し、絶望する人々のもとへと急げ!


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
2
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【水源】
2
周囲に、清らかな川の流れを出現させる。この川からは、10秒間に「効果LVトン」の飲用可能な水をくみ上げる事が出来る。
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【狐変身】
2
周囲が、ディアボロスが狐に変身できる世界に変わる。変身した狐は通常の狐の「効果LV倍」までの重量のものを運べるが、変身中はパラドクスは使用できない。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【悲劇感知】
2
「効果LV×1時間」以内に悲劇が発生する場合、発生する場所に、ディアボロスだけに聞こえる悲劇の内容を示唆する悲しみの歌が流れるようになる。
【強運の加護】
2
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【浮遊】
2
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【セルフクラフト】
2
周囲が、ディアボロスが、一辺が1mの「コンクリートの立方体」を最大「効果LV×1個」まで組み合わせた壁を出現させられる世界に変わる。
【隔離眼】
1
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【無鍵空間】
1
周囲が、ディアボロスが鍵やパスワードなどを「60÷効果LV」分をかければ自由に解除できる世界に変わる。
【活性治癒】
2
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【修復加速】
3
周囲が、破壊された建造物や物品の修復が容易に行える世界に変わる。修復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」する。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【建造物分解】
5
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【使い魔使役】
1
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【操作会得】
2
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【口福の伝道者】
3
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。

効果2

【能力値アップ】LV9 / 【命中アップ】LV3 / 【ダメージアップ】LV9 / 【ガードアップ】LV5 / 【凌駕率アップ】LV2 / 【反撃アップ】LV2 / 【ラストリベンジ】LV1 / 【先行率アップ】LV1 / 【ドレイン】LV2 / 【アヴォイド】LV2 / 【ダブル】LV3 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

唐揚げ
 まだ3週間あるだろって言われたらまあそうなんですけども。
 今回は12月らしく、クリスマスな雰囲気のシナリオをお届けします。

 このシナリオは、普段と違い日常選択肢でシナリオの成否が決まるようになっています。
 しかし人々を幸福にするためには、『炎砕竜フロウ』の防衛ラインを突破せねばなりません。
 敵は周りを根こそぎふっとばす火力で迎撃してきますが、防御陣地は壊れません。ズルいですね。

 そして防衛ラインを突破したら、今度は内部のトループス級を排除します。
 この『特務竜部隊『ジャメヴ』』は、人々をいたぶって偉そうに振る舞う傲慢な連中です。
 ダメージを受けても「なんてことないぜ」みたいに振る舞ったり、ヒロイックに倒したりすれば、
 きっとベルファストの人々も勇気づけられることでしょう。

 街は荒廃しており、時間も経っているため残留効果による即座の復元は見込めません。
 が、パラドクスがあれば、人々が一から立て直すよりはずっと楽に復興が進むでしょう。
 そうして手助けをしてあげた上で、彼らに食事や贈り物といった『プレゼント』をしてあげてください。
 つまりは、サンタの予行練習ですね。人々は「少し早い冬至のお祭りを楽しむ」ぐらいの認識をします。
(なので、クリスマスがどんなものか的な説明をいちいちする必要はありません)

 戦闘系選択肢は、ご参加いただいた人数によっては不採用が出ます。ご了承ください。
 日常系選択肢は、なるべく多くの方をご案内できればと思います。併せてよろしくお願いいたします。

 では、皆さんのあったけープレイング、お待ちしてるッス!
202

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


シャルロット・アミ
クリスマスはひとりなの
だからせめて、誰かのサンタクロースになりたいわ

そのためには竜を倒せばいいのね?
わかったわ、全力を尽くしてみる

おいで、青い鳥 一緒に歌いましょう?
声を限りに鳥たちと歌うことで竜の内側から揺さぶりをかけるわ
マグマの吹き付けは確かに熱いし、火傷もするけれど
私の歌はそんなダメージじゃ止められない
そのうちに竜の内側から歌が蝕むわ

私も竜を召喚するけれど、本物はやっぱり凄いわね
それを見に来られただけでもよかったわ
……もっとも、此処で死んでもらうんだけど

アドリブ、連携歓迎です


●青い鳥のハミング
 ぐつぐつと煮えたぎるマグマが、無数の破片と化して放たれようとしている。
 陽炎どよもす熱気のなか、シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)は涼やかに笑っていた。
「私はね、せめて誰かのサンタクロースになってあげたいの」
 クリスマスは、きっとひとりだろう。それはこの際、よしとする。
 そのための予行練習というなら、この歌で人々の心を救い、幸福を感じさせてあげたい。
 そんなひたむきな思いは、恐るべき竜を前にしてもゆるぎはしなかった。

「おいで、青い鳥たち。一緒に歌いましょう?」
 シャルロットの鈴の音めいた声が、どこからともなく目の醒めるような青の羽を持つ鳥達を召喚した。
 竜は唸り声をあげ、マグマの破片を放つ。熱量がシャルロットの白い肌を灼く。だが、彼女は歌を止めない。
「幸せの歌を歌いましょう。寒さに凍え、絶望に苦しむ人々のために」
 どんなダメージを受けたとしても、シャルロットの歌を止められはしない。
 思いの"たけ"が違うのだ。やがてその歌声は、血も涙もない竜麟兵をすら、外からではなく内側から揺るがす。

 幸福を。心安らぐ、当たり前の平穏を。
 クロノヴェーダにとって、そのひたむきな願いは毒だ。陽の光が闇を払うように。
 やがて竜麟兵は苦悶し、己の本質と真逆の輝くような歌声によって、浄化されていく。
「……悪いけれど、ここで死んでもらうわ。あなた達の存在そのものが、人々を苦しめているのだから」
 シャルロットは歌う。その歌声を届けるためには、燃え盛る赤の竜麟兵を滅ぼさねばならない。
 ゆえに、青き鳥たちは口ずさむ。歪められた世界に幸あれと、ひたむきな想いを燃やした幸せのうたを。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!

ヒース・クリフ
【公園】
「炎の竜に壊れない陣地か。中々に厄介だが、俺の新しい力の試金石になってもらおう」
ここで苦戦するようでは、この先の戦いには通用しないだろう。特化しすぎた故の脆さはあるが…

相手を破壊する雷をイメージするため目を閉じ、拳を振り上げると目を見開き、「サンダァァァ!ボルトォォォォォ!」と言う掛け声と共に握った拳を地面に叩きつけ、【破壊の創造】で雷を防御陣地に落とし、近くの敵を感電させる。これなら攻撃を防ぐための陣地を逆に利用できるはずだ!

敵の攻撃に対しては破壊のガントレットに魔力を流し、前方にバリアを張り、爆風を受け止めるように防御しつつ、決死仕様戦闘服【黄泉路】にも魔力を流し、衝撃を緩和する。


アルラトゥ・クリム
【公園】で参加
アドリブ&絡み連携OK

「おおー、派手!さて…続くよ!」
ヒースさん&基経さんの戦果と、残敵の数と位置を【情報収集】
そして建造物が魔力刃の邪魔にならない地点を素早く確認して
必要なら飛翔して迅速に移動

「開演ベルにしては、ちょっと派手だったかな?さあ、ショータイムだ!」
使えるエフェクトは全て掻き集めて利用して
剣形態のブレードガンから発動させた《魔霊刃》を横薙ぎに
ライザーソード宜しく残りを一気に【薙ぎ払い】!

隕石は【空中戦】でのハイマニューバで慎重に避けながら
銃形態に変形させたブレードガンで魔力【誘導弾】を連射し、近接戦を挑む人達を支援
「フィナーレまで後少し。お祈りはもう済ませたかな?」


雅諒院・基経
【公園】と連携
「むう…あれがどらごんという妖なのか?見た目は龍のような風貌だが…」
ひぃすさんの隣で訝しそうにドラゴンを見つめる。
「ひとまず、奴らの防衛の楔を突破せねばならぬな、ひぃすさん、共に参ろう」
高速で呪言を詠唱し、彼の指先に雷が集まる。
ヒースさんが雷を叩き込むのを見て負けられぬと笑い
「…天狗の神通力を見よ、…天気の予言は…四方八方より雷が降るであろう」
そう言って敵の元にその雷を撃ち込むと四方八方から雷が落ち、どんどんとドラゴンを焼き焦がしていく。
「だから言ったであろう、雷が降ると…」
あるらとぅさんが薙ぎ払う様子を見て
「…ううむ、見事、…さて、これからか」
敵の攻撃は最低限の動きで躱していく


「むう……あれがどらごん、という妖なのか? 見た目は龍のような風貌だが……」
 雅諒院・基経(はぐれ者の元天狗・g00191)は見慣れぬクロノヴェーダを藪睨みし、訝しげに呟いた。
「炎の竜に壊れない陣地、か。なかなかに厄介だな。俺のこの新しいパラドクスの試金石にはちょうどいい」
 ヒース・クリフ(達人【生き方】・g00411)は、敵の戦力を見定めながらも、拳をぐっと握りしめる。
「ベルファストの人達を助けるために、頑張ろう! 私はあとに続くから、先手は任せるね!」
 そう言って、アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)は先制攻撃を2人に任せ、『ワイズブレードガン』を剣形態に変形させ身構える。竜の咆哮が大気を揺るがせた!

「うむ。まずは奴らの防衛の楔を突破せねばならぬ。ひぃすさん、共に参ろう」
「ああ、任されたぜ。さあ、こいつが俺の新たな力だ……!」
 ヒースは目を閉じ、空から降り落ちる稲妻をイメージした。
 爆炎が目の前で膨れ上がる……だがヒースは臆さず、握りしめた拳を振り上げる!
「サンダァアアッ! ボルトォオオッ!!」
 そして力強く、握った拳を地面に叩きつけた。同時に爆炎が炸裂し、高熱の灰を孕んだ爆風がヒースを襲う。
 逆説連鎖戦において、攻撃と反撃は同時に来たる。ヒースの生み出した破壊の稲妻は、爆風の起こす衝撃すらも切り裂くほどの轟音を響かせた。
「これはこれは、負けられぬな!」
 光柱のごとき稲妻の熱量に、基経は瞠目し、そして不敵な笑みを浮かべた。
「先陣は切ったぜ、基経!」
 爆風をガントレットで受け止めたヒースは、少なからぬダメージを受けている。だが真っ向からクリーンヒットするよりはずっとマシだ。防御に備えていたのが功を奏したか。
 基経は彼のダメージが重篤でないのを確認し頷くと、高速で呪言を詠唱。突き出した指先に、バチバチと雷気が集まる。
「……天狗の神通力を見よ。天気の予言は……四方八方より、雷が降るであろう!」
 指先からも稲妻が放たれ、降り注ぐ隕石を貫いて火竜を穿つ。砕けた隕石の破片が肌を灼くが、基経は敵を見据え不動。
 すると見よ。撃ち込まれた雷が分裂したかのように、さらなる雷がズドン! と大気を震わせて降り注ぐ!

「おおー、派手! さて……続くよ!」
 2人の雷のゴングに続き、アルラトゥは降り注ぐ隕石の破片を躱し、ダメージをある程度まで抑えながら、ブレードガンにジンの魔力を宿した。
「ここからがショータイムだ!」
 刀身から魔力の刃が伸びる。そして前へと駆け出し、咆哮するドラゴンを真一文字の剣閃で真っ二つに斬り裂いた!
 さらに隕石が降り注ぐなかを、アルラトゥは脚力を生かして跳躍し、直撃を避けることでダメージを緩和する。
「もう一発行くぜ!」
「ううむ、あるらとぅさんも見事。まだまだ、これからよ」
 再び2人の稲妻が、竜を穿つ。アルラトゥは援護攻撃で敵が怯んだ隙に、再び魔霊刃を振るう。赤き鱗を、切り裂く!
「お祈りはもう済ませたかな? なあんてね。覚悟してもらうよ!」
 光が煌めくたびに、苦悶の絶叫、あるいは断末魔が響く。3人とて無傷ではないが、それでも趨勢はディアボロス達に傾いていた。
 ベルファストを守る精鋭ドラゴンとて、3人の連携の前には屍を晒すほかないのだ。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!

錣吹・しとら
陸(g01002)と

クソトカゲどもの本拠地に希望を届けろってぇ?
面白え上等じゃねえか、滅竜駆龍(メリクリ)の時間だゴラァ!

【風使い】で爆風の予兆を見逃さないように察知して、【地形の利用】も合わせて敵の防衛陣地を逆に防壁に利用したりして攻撃をやり過ごしてトカゲどもに接近するぜ!

竜相手ならお頭から貰ったいいもんがあってよぉ。
『影灼く刃』にありったけの【破壊】の【呪詛】を籠めて心臓目掛けて【地鎮砕】で叩き込んでやるぜぇ!素材が素材だけに良く効くだろうよぉ!
こういうの漫画で見たことがあんぜ!ハンマーヘルアンドデス!だっけか?
何でもいいや!粉微塵になあれぇ!!!


竜城・陸
しとら(g00929)と

最終的な到達点はそこだろうけどね
まあ、まずはこの土地の人々に平穏を届けてあげるとしよう
……ちょっとそれ、サンタクロースというには柄が悪くない?

そちらが炎を得手とするように、こちらは【氷雪使い】の竜だ
高温でくるのなら、極低温で迎え撃つよ
熱を帯びた灰やマグマの破片を、氷雪の嵐で相殺していく
しとらがうまく予兆を読んでくれるだろうから
それに合わせてうまく相殺できるよう努めよう
【地形の利用】も合わせて効果的なタイミングを計らうよ

攻勢に転じる時には、氷槍や氷剣を象り、【投擲】していくよ
翼を縫い留め、爪牙を穿って――止めは任せるよ
ここまでお膳立てしなくとも、外さないだろうけどね


●"滅竜駆龍"の"時間"だ!?
「クソトカゲどもの本拠地に希望を届けろ……か。面白ぇよなあ、お頭ァ!」
 錣吹・しとら(鬼門の姫・g00929)は、いつになくノリノリである。やる気に満ち溢れているのは大変よろしい。
「最終的な到達点はそこだろうけどね、ベルファストがドラゴンの本拠地というわけじゃないよ? しとら」
 竜城・陸(蒼海番長・g01002)は呆れた顔で訂正してやる。
「えっ、違ぇの!?」
「……今度から、時先案内人の話はよく聞こうな。あいつらの本土はイギリスだよ。まあ、奪い取ったものだけどね」
 陸の落ち着き払った声には、ドラゴンへの怒りがにじむ。
 彼もまた、竜を名乗る者。簒奪者どもがドラゴンの銘を冠すること自体、陸には腹立たしいことなのだ。
「まあいいや上等だぜ! "滅竜駆龍(メリクリ)"の時間だゴラァ!!」
 "!?"
「……ちょっとそれ、サンタクロースと云うには柄が悪くない?」
「いんだよ細けぇこたぁ! うおおおらああああ!!」
 鬼伽藍を振り上げて勢いよく突っ込んでくしとらの背中を、陸は呆れつつも追った。

 さりとて、降り注ぐマグマの破片、さらには高熱の灰を孕んだ爆風のダブルパンチは、勢いだけで乗り切ることはできない。
 ではどうするか……なんとしとらは一気に突っ込むことで、敵の防衛陣地を逆に防壁に利用したのである!
「へっ、懐に入っちまえばこっちのもんよ! お頭、ついてきてるだろうなあ!?」
「もちろん。炎相手に、氷雪使いとして負けるわけにはいかないからね」
 一方そのあとに続いてきた陸は、氷の剣を形作り、それで熱波を切り裂くことでダメージを最小限に抑えていた。
 敵のアドバンテージは、近づいてくる相手を迎撃することで成り立っている。ならば、近づきさえすれば!
「嵐を起こすよ。しとら、合わせられるね?」
「もちろんだ、任せとけ!」
 陸は頷き、氷雪の嵐を起こして、降り注ぐマグマの破片とぶつけ合わせた。
 熱と冷気とが空中で水蒸気爆発めいて炸裂し、すさまじい衝撃波が吹きすさぶなかを、しとらは勢いよく駆ける!
「竜相手なら、こいつだ。お頭にもらった"いいもん"、使わせてもらうぜぇ!!」
 鬼伽藍はその質量で盾代わりに掲げ、握りしめるは本命の『影灼く刃』。破壊の呪詛を籠め、心臓めがけまっすぐに!
「素材が素材だ、効くだろうよ! オッラァ!!」
 鬼の力を籠めた刺突が、ドラゴンの鱗をたやすく砕いてぞぶりと突き刺さる。炎竜の絶叫!
「いい狙いだ。それじゃあ俺も、次の布石を打つとしようか」
 陸は氷剣をさらに長大な槍に変え、ぶんと無造作に擲った。
 それは空中で分裂し、次のドラゴンの翼を、爪を縫い止めるピンと化す。
 苦し紛れの反撃は、氷雪の嵐が覆い隠す。しとらはその風邪に乗るようにして跳躍!
「二体目、いただきだぁ!!」
 もがくドラゴンの心臓を串刺しにし、速やかなる死をもたらす。
 頼れる後輩の勇ましい姿に、陸は誇らしげに、そして喜ばしげな表情で頷いた。
「先輩冥利に尽きるよ。そうこなくっちゃね」
 彼女は着実に成長している。それが、番長として先輩として、なによりも喜ばしかった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【建造物分解】がLV2になった!
【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV2になった!

花塚・夜壱
カフカ君(g00583)と

お洒落は我慢だと言うが…
確かに、カフカ君の恰好は寒そうだな
たくさん暴れると良い。この場なら、俺も怒りはしないさ

……いや、熱いな。カフカ君、訂正しよう。ここは熱い
見た目に違わず、火炎系のドラゴンなんだな
分かった、マグマには気を付けよう
だから君は、もう少し言葉遣いに気をつけなさい
俺は前衛に行く、フォローしてくれると助かる

カフカ君の傍へ敵を行かせないように前に
如意棒で敵の攻撃を防ぎつつ、近距離へ
近づけば『宝星花』でそのまま攻撃
見惚れるのも仕方ない。だが、それがお前の最期になるぞ

敵の攻撃は、如意棒を高跳び棒の様にして宙へ避ける
カフカ君、後は頼んだ


本郷・夏深
夜壱兄ちゃん(g00016)と

うわ、寒いですねえ…
私は寒さが得意な訳ではないので正直きついです
いや兄ちゃんも寒そうですけど
兎にも角にも、適度に暖まる為にも暴れるとしましょうか!

…って、熱い熱い熱い!
兄ちゃん、あいつらマグマを吹きますよ!ふざけやがって、クソ共が
近付くつもりなら気を付けて下さいね
ええ、フォローは言葉遣いの丁寧なカフカにお任せを!

兄ちゃんの接敵に合わせて『吹喜』で援護を
特に喉を重点的に狙って切り裂いて参ります
あんな熱いのを何度も吹き付けさせるかって話です

ああ、もうマグマを吹けなさそうな敵には近付いても問題なしですね!
翼で飛翔し踏みつけにして、至近距離から魔力の刃を放って差し上げます


●いざ、ベルファストへ
「うわ、寒いですねえ……私、寒さ得意じゃないんですよ」
 暑がりゆえに夏に対してめちゃくちゃヘイトを募らせる本郷・夏深(逢魔が夏・g00583)。
 だが別に、彼は冬が得意というわけではない。本当に弱点にも恵まれた男である。
「お洒落は我慢だというが、たしかにカフカ君の格好は寒そうだな。厚着をしてくればよかったのに」
 と、花塚・夜壱(月下鬼人・g00016)は気遣わしげに言う。
 揶揄しているというより、風邪を引いてしまわないか普通に心配らしい。この男、見た目と内面が割と噛み合わない。
「いやあ、御存知の通り暑さも得意ではないので、持ってないんですよね防寒具とか! 後悔はしてます!」
「そうか……無理はするなよカフカ君。こんな寒さでは」
 ぐしゃっ!! 2人の真横に落ちてくるマグマの破片。
「……訂正する、カフカ君。熱いな。暑いというよりはここは熱いぞ」
「ですね! うわっまた飛んできた熱い熱い熱い! あいつらマグマ吹いてきますよ兄ちゃん! ふざけやがってクソどもが!」
「カフカ君、口調口調!」
「おっといけない! とにかく暖まるためにも暴れて、あのクソどもをさっさとぶっ殺してやりましょう!!」
「だからカフカ君、口調がだな」
「おっといけない!」
 あんまり気にしてはいなさそうだった。

 それはさておき、先遣のディアボロスらの猛攻により、炎砕竜フロウはその数を大きく減らしている。
「フォローはおまかせを! 私は言葉遣いも丁寧なら、援護も丁寧ですからね! 事後処理だってばっちりです!」
「そうか? いや、そうだな。カフカ君はたしかに丁寧だ。金勘定とか」
「でしょう! いや違いますよ戦闘の話ですよ!」
「あと、君は普通に言葉遣いに気をつけなさい。もう少し」
「はいすいません(しょんぼり)」
 こんな状況でも叱るべきことはちゃんと叱る、大人な夜壱である。
「では改めて……後ろは任せたぞ、カフカ君!」
 言うや否や、夜壱は如意棒を振り回してマグマの破片を砕き、カフカまで攻撃が届かないように振る舞う。
 多少自分が被弾してもいい、というぐらいの心意気だ。背中からも、夏深はそれを感じていた。
「兄ちゃん、ありがたいですが、無理のしすぎはいけませんよ! まあ、そもそも私がさせませんがね!」
 夏深は不敵に言い、扇に魔力を纏わせるとそれを鋭く振るった。
 舞踊めいて大げさなまでの動きをしながらの演舞は、敵からの注意を惹くがそれゆえに効果絶大だ。
 そして夏深に攻撃が集中すればするだけ、夜壱は一点を護ればいい。前衛と後衛の、息のあった見事な連携だ。
「踊り子にはお触り厳禁だ。マグマなんておっかないものを、これ以上投げさせはしないぞ」
 夜壱は低い声で言い、どんっ!! と地が砕けるほどの踏み込みで間合いを詰める。
 そして寸前で、如意棒を高跳び棒のように利用し、直角めいた軌道で回避! マグマ破片がその眼下で爆ぜた!
「やはり、飛び込んでくるのを待っていたな? それは予測済みだ」
「やりますね兄ちゃん! では、私ももっと目立つとしましょうか!」
 夏深は空へ飛翔し、魔力の刃をさらに強大に、そして広範囲に振りまき、夜壱の攻撃を援護する。
 どちらを狙うべきか、炎砕竜は迷った。――その一瞬さえあれば、夜壱には十分だ。
「見惚れたな? それがお前の最期だ。見物料は高くつく」
 夜壱はまず『常夜刀』を、敵の脳天めがけ投擲。
 鋭い刃が突き刺さると、重力に従って落下……常夜刀の切っ先を、釘打ちめいて如意棒で後押ししたのである!
 SMASH!! 常夜刀が鱗を砕いて脳から顎までを串刺しにする! それどころか、鋭さのあまり竜は真っ二つに!

「カフカ君、あとは頼んだ!」
「おまかせを!」
 前衛が斃れればこちらのものだ。夏深は、魔力の刃を後続の竜へと降り注がせる。
 近づきながら放たれた魔力の波は、逃げ遅れた残存の竜どもをずたずたに切り裂き、息の根を止めた。
「この私の肌に傷をつけるからそうなるんですよ。まあたいして喰らってませんけどね」
「やはり、長袖ぐらいは調達しておいたほうがよさそうだな。今度、新宿島で見繕おうか」
「いいですね! それならみんなでファッションショーとかも楽しそうです!」
 などと和気藹々と話しつつ、2人は防衛陣地を乗り越えてベルファストへと足を踏み入れる。
 ここからが、作戦の第二段階だ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

菱神・桐梧
アドリブ大好き

いいねえ、盛り上げろってんなら喧嘩屋の十八番だ。
今まで抑えつけられてた分、派手に楽しませてやるよ!
パフォーマンスするならあとは……上半身取っ払って【インスタント・ビルドアップ】!筋肉自慢しとくか!

聞いた所お前等、いたぶって遊ぶのが趣味なんだってな?そんならよ。
俺はゆーっくり近づいてやるから、好きに打ち込んできな。
ついでにオマケだ。こっちはステゴロでやってやるよ。

雑兵どもに歩きながら接近、振り回してくる戦斧は【強打】で腕を狙い弾き飛ばす。
即座にカウンターぶち込んでぶっ潰していくぜ!
石ころは多少は食らっても問題ねえが、躱すか蹴っ飛ばして【破壊】だ。

お前等手ぇ抜いてんのか?本気で来な!


●横暴の代償
「なんだ? てめえらは!」
「ハッ! チンピラそのものの台詞だな。悪くねえじゃねぇか」
 野蛮な誰何に、菱神・桐梧(喧嘩屋・g05613)は親指で鼻の頭を拭い、にやりと笑った。
 虐げられる街の人々は、どよめきを押し殺している。困惑と驚愕はありありとわかった。
(「外から人が? どうやって」)
(「この街には誰も入れないはずなのに……」)
 囁き声さえも起きない――彼らは私語を禁じられている――が、桐梧は眼差しと表情から内心を読み、ふんと胸を張る。
「そうさ、俺は外から来たんだぜ。そしてこれから、もっとわんさか来るだろうな!」
「てことは、防衛ラインが突破されたのか……なるほどな、てめぇよほど死にたいらしい」
 ジャメヴの竜麟兵どもは、舐め腐った顔でせせら笑う。

「さあて、どうだろうな? いたぶって遊ぶのが趣味のクソトカゲどこに、俺が殺せるかね?」
 じわり、と殺意の視線が突き刺さる。だが桐梧は不遜だ。
「おい野郎ども! 今までのぶん派手に楽しませてやるよ! 見ておきな!」
 桐梧は上半身裸になり、メキメキと筋肉を隆起させた。
「クソトカゲどものフルボッコショーだ! ゆーっくり近づいてやるから、好きに打ち込んできやがれ!」
 桐梧はさらに武器を投げ捨て、ずしん、ずしんと威圧的に歩き出す。

 こんな挑発を受けて、奴らが黙っていられるわけはなかった。
「ナメんじゃねぇぞお!!」
 戦斧が襲いかかる! だが桐梧は「シュッ」と鋭い呼気を吐き、後の先を得たカウンターで腕を殴り弾き飛ばした!
「ぐおっ!?」
 ヒュン、と横合いから飛んできた石をたやすく躱し、踏み込んでからの……顔面ストレート!
「おらぁっ!!」
「がはぁああっ!?」
 殴打を受けた竜麟兵は弾丸めいて吹き飛び、すでに朽ち果てた瓦礫にずがん!! と叩きつけられて死んだ。
「お前ら手ぇ抜いてんのか? 本気で来な!」
 人々は見た。筋骨たくましく、勇ましい男の姿を。
 それは彼らの心に、どんな寒波にも負けない強い熱を与える。怒りという名の炎の熱を!
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!

シル・ウィンディア
恋人の遊里さん(g00512)と一緒に

勇気を持ってもらう為の戦い…
頑張ろうっ!

遊里さんのバイクの後ろに乗って登場
振り落とされないようにぎゅっと抱きつくよ

到着後、残像付きのジャンプでバイクから飛び降り
世界樹の翼type.Cに変形させ
誘導弾のを連射で敵を吹き飛ばす

通常攻撃は効かないけど
あくまで牽制&遊里さんの攻撃の為の援護だね

遊里さんが攻撃にでたら
後ろに下がって詠唱開始
魔力を練り上げ
世界樹の翼をtype.Aに変形させ
タイミングを見て一気に開放っ!

精霊収束砲…
これが希望の光になりますように

思いっきり吹き飛べーっ!!

撃ち終わったら杖をバトンのように回して決めポーズっ♪
遊里さんとハイタッチするよっ♪


飛鳥・遊里
恋人のシル(g01415)と一緒に

可変走行バイク【ギガント】のリアシートに、シルを乗せて爆走しながら敵陣突入

『騎兵隊の登場だ。行くぞ、シル!』

シルが離脱した後、ギガンティック・バスターモード起動、【ネメシス】をソード形態にして戦闘開始

派手に大立ち回りをして、敵を出来るだけ多く引き付ける。多少の損傷は無視して一歩も引かずに戦う
敵が相当数集まったら、【ネメシス】を天に掲げる。これが、シルへの合図だ。悪を討つ光の力を見せてやれシル

『我が女神よ!裁きの光を!』

シルの渾身の一撃が決まったら、砂煙の中からバイク形態で走り抜け、シルの横に並んで停車。そして、勝利のハイタッチで決めだ


●女神の加護ぞあれ
「騎兵隊の登場だ。行くぞ、シル!」
「うん! 勇気を持ってもらうための戦い……頑張ろうっ!」
 飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)の運転するバイクの後ろにタンデムしたシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)は、彼の腰にぎゅっと抱きついて頷いた。
 高らかなエグゾーストノートは、すぐさまジャメヴの注意を惹く。
「新手か? 防衛ラインを越えてきたってのはマジなのか!」
「関係ねえ、たったふたりだ! 叩き潰しちまえ!」
「よし、いい具合に集まってきたな。それじゃあ手はず通りに行くぞ」
「了解! それじゃあまずはわたしから!」
 シルは名残惜しそうに手を離すと、同時にリニアシートを蹴り高くジャンプ。魔力の弾丸を放ち、ジャメヴを牽制した。
「へっ、この程度で何が出来るってんだ? 小娘が!」
 効かないのは承知の上だ。シルの攻撃は、遊里がより効率よく動けるようにするための布石なのである。

 そしてシルの上空からの援護は、遊里の大立ち回りをよりスムーズに、そして彼の被弾を減らすという形で作用していた。
「ギガンティック・アクティブ! さあ、かかってこい!」
 遊里はギガントをパワーローダー形態に変形させ、装着し、周囲を囲むジャメヴの竜麟兵を相手に暴れる。
 たったふたりで大量の敵を相手取るさまは、人々の瞳に鮮烈に刻みつけられていた。
「さっきの威勢はどうした? 傷だらけじゃねえか!」
「ああ、俺ひとりじゃそうだな……けど、ここからなのさ」
 遊里は不敵に笑い、シルへと合図を送った。

 敵を集めれば、それだけ人の目も集中する。これはただ敵を倒すだけではダメなのだ。
 そのために、遊里はダメージを承知で大立ち回りを繰り広げ、シルは空高くへ飛翔していた。
「我が女神よ! 裁きの光を!」
 天高く突き上げられたそれは、まさしく神へ加護を奉る勇者のように見えたことだろう。
 シルは頷き、高めた魔力を『精霊収束砲(エレメンタル・ブラスト)』に変え……。
「これが、希望の光になりますように……思いっきり、吹き飛べーっ!!」
 眼下めがけて、放った!

「ひ、光が……!」
 地面に膝を突いていた街の誰かが、思わず呟いた。
 光の柱のごとき魔力の奔流は、ジャメヴの竜麟兵を飲み込み、滅した。
 ふわりと地に降り立ったシルは、くるくると杖を回して決めポーズを取ると、笑顔で遊里とハイタッチする。
「やったね、遊里さん!」
「ああ。俺の女神は、いつだって最高だな!」
 傷だらけでも誇らしげな笑顔は、まるで太陽のように輝いている。
 勇ましくショウアップされた2人の華麗な活躍は、人々に感動と奮起の活力をもたらした!
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【活性治癒】がLV2になった!
【修復加速】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV4になった!

瀧夜盛・五月姫
怨霊に憑かれています。
【公園】で連携ぞ。

“えん”(【雀の人形 “えんちゃん”】)よ。
それは輩(ともがら)どもに飾られた三角帽に紙の鎖、か?
うむ、よく似合うとるわ!

“えん”に乗ってクロノヴェーダどもに【突撃】。
派手にぶちかませば愉快、痛快。
者共も清々するであろう、な?

暴れまわって【撹乱】、【挑発】しながらクロノヴェーダどもを引きつけるぞ。
そして悪鬼羅刹ども(?)を蹴り上げてしまえ!(ぢゅん!)
御森よ、そっちに飛ばしたぞ、派手にやれい!

クリスマスに花火は似つかわしくないのか?
ジングルベール!
ハハ、ジングルベール、だ!(【大声】)


御森・白露
【公園】の連携じゃ。
アドリブ、絡み連携歓迎。

くはは!宙に浮かせるとは是非も無し!我も便乗させてもらおうかッ!!
五月姫殿の突撃を推進力にして宙に飛ぼう。【風使い】【呼吸法】によって空中で姿勢を制御、勢いを逃さず吶喊じゃ。空中では回避もままならぬじゃろう?

無辜の民を嬲る悪逆の輩には奪命の『鉾』をくれてやろう。遠慮はいらぬぞ?存分に味わえ、外道。
――四ノ刻 望尽。

幽天に咲く血染めの華が貴様の墓標よ。蜥蜴風情には贅沢よのう。


調月・野映
【公園】
アドリブ等◎

襤褸を着て気温一桁か考えただけで心が痛い
寒い中負の感情によって支配されていては絶望で身も心も凍るだろう
そんな状態で年を越させはしない
竜部隊にはとっとと退場願ってもらって復興を急ぐぞ
俺たちが見せるべきものは絶望じゃなく希望だ

敵の動きをよく<偵察><観察>した上で
【Rose Dore】を発動
<アート>で描いた銃弾で敵を<蹂躙>していくぞ
存在を軽んじていた人間に打ちのめされる気持ちはどうだ?
敵攻撃は可能な限りで<臨機応変>に<看破>を目指す

使用できる効果2は全部利用する


アッシュ・シレスティアル
【公園】と連携
炎砕竜は仲間たちに任せて俺たちは民衆を勇気づける戦いをすればいいんだな。いつも通りに派手に倒してこいつらが倒せない敵じゃねぇってことを知らしめてやるぜ。

「面白そうなことしようとしてるな?俺も手伝うぜ!」
白露の邪魔をしないように気を付けつつ、五月姫嬢とえんちゃんが打ち上げたジャメヴに向かって【飛翔】と自分の翼で接近し、すれ違いざまにパラドクスを撃ち込む時に時間差で爆発するように破壊の魔力を流し込み、白露のパラドクスと合わせて盛大に爆破するぜ。
「少々時季外れかもしれんがこれはこれでありじゃねぇか。」

※アドリブ歓迎


●キックアウト・ザ・ドラグナー
「ふうむ……輩どもの飾った"えん"のこの三角帽に紙の鎖、よう似合っておるわ」
 瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)は、雀人形『えんちゃん』の飾り……いや、装いというべきか……に、感心というか満足げというか、まあとにかくそういう感じで頷いた。
 つまりはクリスマスな感じのアレである。ここはパーティ会場ではないのだが。ついでに言うと気も早い。
「なんだぁ? てめえも防衛ラインを越えてきやがったのか。ここは俺達の縄張りだぞ!」
「ふん、クロノヴェーダごときが小賢しい。文句があるならかかってくるがいい!」
「「「おぉらぁああっ!!」」」
 ジャメヴの竜麟兵は斧を振り上げ、あらゆる方向から五月姫に襲いかかった!
「"えん"よ、派手にぶちかますぞ!」
 ぢゅん! と、その見た目にそぐわぬえらい低い声が響き、猛烈な突進で包囲網を突き抜ける。
「ははは! 愉快愉快!」
 五月姫は哄笑した。たちまち、大騒ぎの大立ち回りの始まりである。

「くはは! 盛り上がっておるようだのう、我も便乗させてもらおうかッ!!」
「俺達が見せるべきものは、絶望じゃなくて希望だ。竜麟兵には、とっととご退場願わないとな!」
 そこへ御森・白露(放浪する転寝狐・g05193)と調月・野映(ホリゾンブルー・g00586)が加わり、あたりはさらに混沌の装いを深める。
 ジャメヴの竜麟兵はディアボロス達の動きを読み、的確な反撃を重ねるが、あまりの勢いに有効打を刻むことができない。
 ダメージはあれど、戦闘を継続するのにはなんら支障のない程度だ。徐々にだが、趨勢はディアボロスに傾いていた。
「こ、こいつら、滅茶苦茶に見えて動きが的確だぞ!」
「存在を軽んじていた人間に打ちのめされる気持ちはどうだ? その慌てふためく顔、笑えるぞ!」
 BLAMN! ペイントツールから描き出した銃火器が火を吹き、竜麟兵を怯ませる。野映は大声でそれを揶揄した。
「こんな奴ら、造作もない。俺達は強いんだ! 竜麟兵なんかには負けないのさ!」
「おう、まったくその通りよ。そうら、五月姫殿、今じゃ!」
「よかろう! "えん"、おもいっきり蹴り上げてしまえ!」
 SMASH!! 雀人形が巧みな蹴りをかますと、ジャメヴの竜麟兵は間欠泉に舞い上げられた土めいて宙へ!
「「「ぐおおおっ!?」」」
「面白そうなことしようとしてるな? 俺も手伝うぜ!」
 さらにアッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)が加わり、なすすべなく宙へ舞い上がった敵を見上げる。
 人々の視線は、このサーカスめいた派手な大立ち回りに釘付けだ。野映の起こすマズルフラッシュは、さながらライムライトといったところか。
「合わせるぜ、白露!」
「了解じゃ。無辜の民を嬲る悪逆の輩には、奪命の『鉾』をくれねばならんわなあ!」
 ぎらりと刃が光り輝いた。燃え上がるは呪詛の炎……!
「遠慮はいらぬぞ? 存分に味わえ、外道。……四ノ刻、望尽ッ!」
「ブースト、スマッシュ! 行くぜぇっ!!」
 アッシュと白露は、同時に色ある風となって斜め上に駆けた。
 拳と呪詛、ふたつの致命的攻撃が敵を交差点にバツ字を描き、そしてその先へと駆け抜ける。

 ……遅れて、盛大な爆発!
「ば、馬鹿な……俺達がやられぇええっ!?」
 ジャメヴの竜麟兵のコンビネーションとチームワークは、なるほどベルファストを守るには相応しいものだった。
 しかし五月姫が撹乱し、野映が援護射撃で足並みを崩し、とどめのダブルアタッカーの攻撃が叩き込まれたとあっては、さしもの精鋭特務部隊とて形無しというわけだ。
「こ、こいつら、強い……!」
「おっと、逃すかよ。お前らが存在していい場所は、この街のどこにもない!」
 BLAMN! 野映は、残るジャメヴの竜麟兵の脳天を撃ち抜き、残存兵力を根こそぎ片付けた。
「幽天に咲く血染めの華が貴様の墓標よ。蜥蜴風情には贅沢よのう」
「少々時期外れかもしれんが、これはこれでありじゃねえか?」
 同時に降り立った白露とアッシュは、顔を見合わせて笑った。
「ハハ! ジングルベール、ジングルベールだ!」
 五月姫は愉快そうに手を叩いているが、これはまったくクリスマスの光景とは言いがたい。かなりバイオレンスである。
「まあ、はしゃいでおるようならなによりじゃの」
「野映も、援護助かったぜ。これで竜麟兵は片付いたな!」
「ああ。こんな状態で年を越させるわけにはいかないからな」
 アッシュの言葉に野映は頷き、人々を見やった。
 突然の逆転劇に、人々は呆然としている。だが、誰もがはっきりとわかっていた。
「……俺達、助かったんだ」
 誰かが言った。
「もう、寒さに震えなくていいんだ。助かったんだ……!」
 やがてその声はどよめきを起こす。まだまだ弱々しいが、つかの間の喜びに沸き立つだけの活力は残されていた。
「作戦成功、といったところか? ハハハ!」
 愉快そうに笑う五月姫。そして男達は互いの顔を見合わせ、達成感に頷き、勝利を喜びあった。

 されど人々に真の意味での幸福をもたらすには、ここからが重要なのだ。
 はたしてディアボロス達は、勝利の喜びとともに平穏の安らぎをもたらせるだろうか……?
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【飛翔】がLV2になった!
【隔離眼】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【建造物分解】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!
【ダブル】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!

花塚・夜壱
カフカ君(g00583)と

男なら一度は、将来の夢に「サンタさんになる!」と言ったはず
ちなみに俺はそうだった
カフカ君は?
…我が物に?そ、そうか…
(だから昔から、プレゼントを置きに行くと枕元に罠があったのか…)

折角ならサンタの衣装も用意すれば良かったな
おぉ…!カフカ君、準備が良いな
えだまめ、よく似合ってるぞ!
ツリーの天辺に飾ろうと思ったが、このまま可愛いを振りまいて貰おう

それじゃあ皆に、用意してきたカレーを配ろう
冬はシチューとよく聞くが、俺はカレーの方が好みだ
具材はゴロゴロ入ってるぞ、喜んで貰えると嬉しいが

カフカ君、君もよそうのを手伝ってくれ
俺はルーを担当する
じゃあえだまめ、配膳の係りを宜しく頼む


本郷・夏深
夜壱兄ちゃんg00016と
いや、私はサンタクロースを我が物にするのが夢でした

それはさておき、折角なのでえだまめをクリスマスツリーみたいに飾っておきましたよ!
はい、可愛い。この可愛さで人々のハートもマッハで鷲掴みです
これで兄ちゃんがサンタ姿ならパーフェクトな光景だったでしょうが
それはまた次回という事で

それで何を配るんです?
お、カレーとはいいですねえ!
でも冬と言えばシチューでは?
雪の降る日に暖炉の部屋でカフカを崇めながらシチューを食べているCMは冬の定番です
まあ、私はどっちも好みなので何ら問題はないですが

ええ、恵まれし者の責務として手伝って差し上げますよ
私は米を盛りますね
えだまめは配る役をよろしく


●腹が減っては復興できぬ
 人々を助けて、まず最初にやるべきこと。
 それは建物の復旧やなにかのレクリエーションではなく、彼らの飢えを満たすことだと、ふたりは考えた。

 聞くところによると、希死念慮というものは、寒さ・孤独・そして飢えによって引き起こされるという。
 つまりこれらの苦しみは、どんな人でも死の誘惑に屈しそうになるほど、辛く抗いがたい状況ということだ。
 かといって、ディアボロス達まで深刻な顔をしていては、せっかく助かった人々も意気消沈してしまうだろう。
 それでは、これから彼らに感じさせるべき幸福まで、逃げてしまいそうな気がした。

「なあカフカ君」
 花塚・夜壱(月下鬼人・g00016)は準備をしつつ、言った。
「なんですか?」
「男たるもの、一度は将来の夢を聞かれたら、「サンタさんになる」なんて無邪気に言ったことがあるんじゃないか?
 ちなみに、俺はある。カフカ君はどうだ? やっぱりカフカ君でもそのぐらいは」
「いや、私の夢は、サンタクロースを我が物にすることでしたね」
「……そ、そうか……」
 本郷・夏深(逢魔が夏・g00583)が平然と言い放った言葉に、夜壱は気圧された。
 なにせ夏深は、いつものマジか本気かわからない薄ら笑いではなく、とびきりのマジ顔だったからである。
 なんなら今でも、心からそう思っていそうなレベルのマジ顔だ。
(「だから昔から、プレゼントを置きに行くと枕元に罠があったのか……」)
 しかも実害が出ていたらしい。よく無事だったものだ、夜壱サンタ。

「しかし、どうせならサンタの衣装も用意すればよかったな」
 怯え困惑する人々の視線を受けて、夜壱は真面目くさって言った。
 すると夏深は、ふふんと自慢気に、サーヴァントの『えだまめ』を前に出す。
「そうおっしゃると思って、せっかくなのでえだまめをクリスマスツリーみたいに飾っておきましたよ!」
「おぉ……! カフカ君、準備がいいな。えだまめ、よく似合ってるぞ!」
 夜壱は、可愛らしくデコレーションされたパンツァーハウンドのキリッとした表情に、笑顔をほころばせた。
「ええ、可愛い。えだまめは可愛いんです。通常ですら可愛いのが、相乗効果で1万倍は可愛いですよ。
 皆さん、いかがですか? 兄ちゃんサンタは残念ながらいつも通りの格好ですが、これはこれで素晴らしい光景でしょう」
 人々はいきなり水を向けられて少々困っていたが、事実、えだまめの可愛らしさは人々の心をなごませていた。
 いつ、どんな時代でも、犬猫の可愛らしさは人に寄り添う。それが、助けに来てくれた者達ならばなおさらである。

「っと、いけない。準備が終わったから、炊き出しを始めるぞカフカ君」
「今回は何を用意したんですか? 夜壱兄ちゃん」
「カレーだ」
 夜壱が鍋の蓋を開けると、冬の冷えた大気に、いい匂いの湯気がふわっと漂った。
「ああ……食べ物だ」
「美味しそう……!」
 人々はごくりと唾を飲み込み、安堵の表情を浮かべる。
「いいですねえ! でも冬といえばシチューの気もしますが……」
「俺はこっちのほうが好きでな。カフカ君は、ご飯をよそってもらえるか?」
「ええ、構いませんよ。ところでシチューと言えば、雪の日に暖炉の部屋でカフカを崇めてるCMがおなじみですよね」
「待ってくれカフカ君。さすがにそれは俺も見たことがない」
「私の脳内で放映されてましたからね」
「そ、そうか……」
 相変わらずマジなのか本気なのかわからない表情でジョーク(?)を飛ばしつつ、夏深はテキパキ作業する。
「あ、あんた達。どうしてここまで……?」
「恵まれし者の責務、というやつですよ。お気になさらず」
 人々の問いかけに、夏深はこれまた本気かわからない顔で答えた。
「そうだ、気にしないでくれ。これは、俺達がよかれと思ってやってることなんだ」
 温かい米に、具材たっぷりのルーをかける夜壱。そして、不器用に笑みをほころばせた。
「今はまず、食べてくれ。味は保証できないが……何もないよりはマシだろう?」
「とんでもない! ありがとう……ありがとう……!」
 暖かな心に触れた人々は、器を両手で受け取り、涙ぐんだ。
 夜壱と夏深は顔を見合わせ、頷きあう。クリスマスモードのえだまめが、ワン! と元気よく鳴いた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV5になった!
【アヴォイド】LV1が発生!

錣吹・しとら
陸(g01002)と

復興支援、復興支援ねーとりあえずは住む家を何とかすっか
【歴史知識】とお頭に意見聞きながら【拠点構築】でここいらで生活しやすい家を建てていくぜ。
アタシが作ると日本の東北か北海道の方の家みたいになるだろうから、住みやすくても見慣れない様式の家は嫌だろうからなー。監修頼むぜお頭。
資材は【建造物分解】で集めてもいいし、周りから譲ってもらってもいいから楽な仕事だわな。

あとは【セルフクラフト】でブロック積んで街周りの防壁を直しといてやっか。
トカゲどもが使ってたもんでも直して使えば安心感もわくだろ。

不安があっちゃあ楽しむどころじゃねえからな
後顧の憂いを断って楽しませてこそ匠ってもんよ


竜城・陸
しとら(g00929)と

そうだね、ひとまず住居の復興から
一応幻想竜域の出身ゆえ、慣れ親しんだ土地柄だ
家屋の様式や構造、必要な設備がどういうものか
要点を纏めてしとらに伝えるよ
必要があれば図面を引いてもいいし……
うん、こういうの学園で学んでおいてよかったな

勿論、実際の建築も手伝うけれどね
とはいえこちらの分野になると、俺の方が教わる側だ
しとらの指示に従って、不備のないよう作業を進めていくよ
資材は敵の使っていた防衛陣地を、不要な部分だけ崩してもいいし
解体してもいい建物があるのならそれをお借りしてもいいだろう

人々の暮らしを支えることも、俺たちの本懐だ
抜かりなく進めていこう


●復興は住まいから
 荒れ果てた街の光景は、築き建てる生業の錣吹・しとら(鬼門の姫・g00929)からすると、目を覆わんばかりの惨状だった。
「こりゃあひでえな……お頭、知恵貸してくれ。こいつはアタシでも手を焼きそうだぜ」
「ああ、もちろん。むしろこちらの分野となると、俺のほうが教わる側だと思うけど」
 竜城・陸(蒼海番長・g01002)は鷹揚に頷き、二人揃って住居の復興に取りかかる。
 たとえ腹を膨れさせたとしても、これから住みゆく家々がなかったのであれば、この冬を越せるかも怪しいだろう。
 ディアボロスは、あくまで外様だ。ディヴィジョンに長く留まることは出来ず、また彼らだけをずっと面倒見ていけるわけでもない。
 ゆえにこそ、今できることで、彼らの「これから」を手助けする。
 それがディアボロスの限界であり……同時に、ディアボロスにしか出来ないことでもあるのだ。

 そして家屋の建築や修繕となると、これはもうしとらの独壇場である。
 ではなぜしとらが、陸の知識を必要としたのかというと……。
「えーと、このへんの間取りはどうすりゃいいんだ?」
「こちらから水を引けるようにしたほうがいいね。気温は同じでも、日本とは土地柄が色々と違うものだし」
「ああー、なるほどな。やっぱお頭の知恵を借りて正解だったぜ」
 住居とはつまり、文化の中心であり、生活の中心だ。
 国が違えばその様式も変わり、しかも時代まで違うとなればいよいよ別物となる。
 クロノヴェーダの侵略を受けてなお、人々には連綿と継がれてきた文化があり、住居を建築するということは、文化に触れるということ。
 つまりこの幻想竜域キングアーサー出身の陸の知識が、拠点構築のためには必要不可欠だったのである。
「必要だったら図面を引くことも出来るし……こういうの、学園で学んでおいてよかったよ」
「アタシが作ると、東北とか北海道みたいな家になっちまうからな。
 まあそれでも寒さは凌げると思うけどよ、毎日過ごす家が自分の知ってるものと違うんじゃ、落ち着かないだろ」
 しとらは、こちらを興味深げに……あるいは怪訝に、遠巻きに見守る人々を、ちらりと一瞥した。
「っと、資材が足りねえか? ちょっくら分解して……」
「な、なあ……何か手伝えることはないか?」
 その遠巻きに生まれた人垣の中から、若い男がひとり、おずおずと名乗り出た。
 しとらと陸は顔を見合わせ、頷き、ニッと笑って彼を見返す。
「おう、いくらでもあるぜ! まずは資材を譲ってくれると助かる!」
 そして一人、また一人と、しとら達の作業に助力を願う者が現れるようになった。
(「ここは、彼らの街だ。手伝ってくれるなら、それに越したことはないね」)
 陸は一歩引いて、あくまでオブザーバー的な立ち位置から、それを見守る。
 明るく朗らかに彼らに応対する後輩の様子は、陸にとっても誇らしかった。

「それにしても、防壁から資材を持ってくるというのは、考えたものだね」
「トカゲどもが作ったもんなら、利用しないと損だろ? つっても、丸裸だとそれはそれで不安だろうしな」
 ふたりは、街の外縁を取り囲む防御陣地で、修繕と資材回収に勤しむ。
「後顧の憂いを断って楽しませてこそ匠ってもんよ。そうだろ? お頭」
「ああ。人々の暮らしを支えることも、俺達の本懐だからね。よくわかってるじゃないか」
 互いを称え合いながら、二人は抜かりなく作業を進めていく。
 そんな若者達の姿は、絶望に打ちひしがれた人々にとって、その背中こそが何よりも輝いて見えたことだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【セルフクラフト】LV2が発生!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!

マティアス・シュトローマー
ラト(g00020)と

——料理。俺はまだまだ不慣れだけど、今日はラトが一緒だから大丈夫
それじゃよろしく、我が旅団の料理長!

材料や手順は【情報収集】済み。優等生として予習しておくのは当然だからね

まずはクリスマスプディングを
……さすがラト、手際が良い
何か俺にできる事はある?
——了解、荒過ぎず細か過ぎず……このくらいかな

プディングをオーブンに入れたら、次は南瓜のポタージュ
危なっかしいなあ……包丁貸して?
ふふん、力仕事なら俺に任せてね

さてプディングはどんな感じ?
……な、……はいはい。お姉さんはすぐにそうやって揶揄う
……頬が熱を持った気がするけどこれは気のせい。絶対


ラト・ラ
マティアス(g00097)と

さて、我が旅団の料理補佐の修行も
兼ねてやってまいりました
皆さまにとびっきりの
美味しい手料理を振る舞いましょう

献立はクリスマスプディングと
南瓜のポタージュ

わたしは生地を作るから
マティアスはナッツを砕いて
プルーンを切ってくれる?
ボウルに材料を順々に入れて
さっくりと切るように混ぜていく

生地にフルーツとナッツを混ぜてしまえば
あとは焼き上がるのを待つだけ

その間に今度はポタージュを
この南瓜…かたい…
力仕事は男の子のマティアスに
ふふ、とても頼もしいわ

プディングは冷まさなきゃならないから
完成を見るのはもう少し我慢
仕上がりを気にかける彼の頬を
悪戯につんと人差し指でつついた


●箱舟にして箱庭より
 いまだ復興支援の進む街中で、比較的無事な調理場を貸してほしいと申し出たディアボロス達が居た。
 てきぱきと準備を進めるのは、マティアス・シュトローマー(ザ・フール・g00097)とラト・ラ(*☽・g00020)の二名だ。
「あ、あのう……これから何をされるおりもりで……?」
「料理です」
 怪訝に問いかけた住民に、ラトははっきりと答えた。
「ああ、気にしないで。これ、俺の修行も兼ねてるってことだからさ」
 と、準備を進める手は止めずに、マティアスが付け加える。
「でしょ? 我が旅団の料理長」
「そういうことになります。料理補佐として、まだまだ教えることは多いですから」
 ラトはこくりと頷き、住民に言う。
「皆さまに、とびっきりの美味しい手料理を振る舞いますよ。台所を貸していただいたお代は、それということで」
 どうしてそこまで……という問いかけには、答えずに。
 二人は和やかに、楽しそうに、暖かな料理を手かげていく。

 献立はずばり、クリスマスプティングとカボチャのポタージュ。
 プティング、というと、日本人としては黄色にカラメルの、あのプリンを想像するが、クリスマスプディング……またの名をプラム・プティング……は、大きく異なる。
 時代は大きく遡るとはいえ、ここは本場イギリスの目と鼻の先。この時期に作るには最適な料理と言えよう。
「……さすがラト、手際がいいね」
 生地を作るラトの手早さに、マティアスは心の底から感心した様子。
「何か、俺に出来ることはある? もちろん手順も材料も、予習は済ませてあるから説明は要らないよ」
「じゃあ、マティアスはナッツを砕いて、プルーンを切ってくれる?」
「了解」
 指示が飛べば、まだ料理に不慣れとは言え、マティアスもさすが優等生。言われたことをそつなくこなす。
 その間にラトはボウルに入れた材料を、さっくりと切るように混ぜていく。とんとん、かちゃかちゃと、小気味いいシンフォニーが奏でられるようだ。

「はい、出来たよラト。あとは?」
「あとは……焼き上げるだけね。オーブンに入れてしまいましょう」
 ほどなくして運ばれてきたフルーツとナッツを生地に混ぜると、ラトはマティアスと協力してプティングをオーブンへ。
 きちんと火を入れたのとを確認すると、二人はポタージュの製作にとりかかった。
「……このカボチャ、かたい……」
「危なっかしいなあ、包丁貸して?」
 マティアスは悪戦苦闘するラトから包丁を受け取ると、力を込めてカボチャを潰していく。
 現代であればレンジで温めてフォークを使うところ、この時代での調理となるとそうもいかない。
「ふふ、頼もしいわ。男の子ね」
「ふふん。力仕事なら俺に任せてよ」
 微笑むラトに、マティアスは得意げに腕をまくってみせた。

 そうこうしているうち、やがてプティングが灼き上がる。
「出来上がったかな? どんな感じ?」
 仕上がりを気にするマティアスが顔を覗き込ませると、ラトはその頬をつんとつついた。
「な」
「冷まさなきゃいけないから、もう少し我慢して。ね?」
「……はいはい。お姉さんはすぐそうやってからかうんだから」
 くすくすと笑うラトから、マティアスは視線をそらした。
 頬が熱を持った気がするのは、ただの気のせいだ。絶対にそうだとも。
 指摘されないようにそっぽを向く彼を見て、ラトは口元に手をやり、いたずらっぽく笑った。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【強運の加護】がLV2になった!
【悲劇感知】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!

石心・リーリャ
・仲間との連携、アドリブ
大歓迎!

・心情
寒っ。こんな寒い地方で冬を襤褸着て路上で過ごすとか拷問じゃん?
なんか、うちでもしてあげられることしていこう。
少しでも暖かいクリスマスを迎えられるようにしてあげたいし。

・行動
温かいボルシチを作って、お酒と一緒に住民に配給しよ。
パラドクス【オペレータードローン射出】で呼び出したドローンに指示しつつ、【液体錬成】も使って、ボルシチとウォッカを量産しまくる。
量産したボルシチをぐっつぐつに煮て、街の人々に配るようにするね。大人にはウォッカも配るし。人手が足りない部分は呼び出したオペレータードローンに任せるし。
「寒いときは熱いボルシチとウォッカの組合せが一番じゃん?」


●少しでも暖かいクリスマスを
「……寒っ」
 戦い終わったあとのベルファストに降り立った石心・リーリャ(アンチェインド・サイレンス・g04371)は、その肌寒さに思わず声を漏らした。
 こんな中で、ろくな防寒具も許されず、しかも路傍で過ごすことを余儀なくされるなど、もはや拷問でしかない。
 事実それは、効果があったのだろう……ディアボロス達の施しを受けてなお、多くの人々は恐れか警戒のどちらかを抱いていた。
 誰もが憔悴し、弱っていた。そして弱気は、心を閉ざすものだ。
「うちでもしてあげられること……あ、そうだ!」
 リーリャはぽんと手を叩き、さっそく思いつきを行動に移すことにした。

「みんな~、ボルシチが出来たよ!」
 リーリャが作ったのは、東欧のの定番料理……ボルシチだ。
 主にロシアやウクライナで愛されるこの料理は、当然こうした寒い場所ではうってつけの品と言えよう。
「い、いいんですか? でもこの人数をまかなうのはさすがに……」
「大丈夫大丈夫、増やしといたから」
 ぐつぐつに煮立てられたボルシチは、なるほど残留効果によって、街の人々に配っても余りあるだけの量を保持していた。
「あと、大人の人はこれもどうぞ。子供は呑んだらダメだよ?」
 そう言ってリーリャが見せたのは、これまた残留効果で量産されたウォッカである。
「寒いときは、熱いボルシチとウォッカの組み合わせが一番じゃん? って言っても、呑みすぎないようにね」
 リーリャはそう言い含めた上で、寒さに震える人々にてきぱきと料理と酒を配っていく。
「ああ、暖かい……こんな暖かい料理は、いつぶりだろう」
 ほっと安堵した様子のつぶやきを聞いて、リーチャははにかんだ。
「うん、寒いのはヤだもんね。少しでも安心できたら嬉しいな」
 彼女の心意気は、たしかに彼らに届いただろう。
 そしてその身体も、心も、暖めることが出来たはずだ。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【液体錬成】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!

桜・姫恋
仮プレになります。
連携・アドリブ歓迎

【ヨアケ】チームとして参加。
以下3つの班に別れて作業する。
【運搬】…資材確保班が作った資材を環境調整班へ届ける役割
【資材確保】…復興に必要となる資材をひたすら確保していく役割
【環境調整】…運搬班が運んできた資材を使い建物の修復を行ったり、水や食べ物を作り出し復興の手助けを直接的に行う役割

私は眉立・人鳥/g02854と【運搬】として動くわ。
【風使い】で資材確保班が作った資材を【環境調整】班の元へと運んでいく。
合間合間で【環境調整】の修復作業を【操作会得】を使い手伝ったりもしていく。

使える技能は全て使用。


ゼット・ノアール
「支援任務開始。…さて、どこから手をつけるか」

【ヨアケ】で参加。

アイネリス(g01781)と共に『資材確保』を担当する。
新宿島からの食糧を少々持参したので代表者等に渡す。
まずは腹を満たせ。それから【建造物分解】できる箇所を相談しよう。
許可を得た建物を資材化、桜達運搬班に回収してもらうぞ。
資材にならない瓦礫等は大槌で粉砕し、住民との交流も含め一緒に撤去作業をしていく。
個々の力量を把握し、統率してアイネリスが決めてくれた集積地へ。

「体力がある者は次々と持っていけ。…子供は危ない場所には近づくなよ」

※アドリブ大歓迎です。


眉立・人鳥
アドリブ・絡み歓迎
【ヨアケ】で参加する

敵を倒す、人々を支援する、両方こなしてこそのディアボロスだよな
辛いとか言ってらんねぇぜ

俺は姫恋(g03043)と協力して「運搬」担当で動くとする
使うのは主にフライトドローンだな、確保された資材をソーマ達の元へ届けるぜ
ついでだ、俺も市民に廉也の水源から汲んだ水をドローン使って配るか
後怪我して動けないやつも運んだり出来そうだよな
いっぱい出せるし。だがまぁ、操作は一つなんだったか?事故には気をつけよう
崩れそうなところは魔力糸を張って補強しつつ作業していくぜ

あと出来そうな事は、天候予測で準備したり光使いで明るくしたりってとこかねェ
元気出してくれよ、俺達がついてる


黒城・廉也
【ヨアケ】の「復興支援」として相原・相真(g01549)さんと協力
連携、アドリブ大歓迎ッス!

人が元気になるためにはまず水って教えて貰ったんで…【水源】を用意するッス。
邪魔にならない場所でパラドクスを発動し、綺麗な水を用意。

皆は他にも大変そうな役割任されてるし、動けない人や水を運ぶのが大変そうな人への配達は俺がメインでやるッス!でも…ヨアケの皆が手伝ってくれるならちょっとだけ甘えちゃうッス。皆でやった方がきっと早く届けられるッスからね!

終わったら俺も【早業】で相原さんを手伝って少しでも修復を進めるッス。

…あ、そうだ。氷の華を水源の周りに作っとこ
少しは心を癒す事ができるといいんだけど…


相原・相真
『ヨアケ』チームの『環境調整』で黒城・廉也さん(g02175)と参加

まずは黒城さんが【水源】で準備してくれる水がみんなに行き渡るように手伝いなどしていきましょう
子供や年配の方は運ぶのも大変だろうし、運んであげたりも必要ですかね

そのうえで水の配布の際に街の方たちに街で共有で使う場所や優先してほしい場所があるか聞き、
それらを優先して【修復加速】と[拠点構築・臨機応変・早業]を使い建物の修復を行っていきます
それが終わったら家屋の修復
他の2チームが準備してくれる資材を使って出来るだけ多くの建物を修復していきます

他にもやってあげたいことはたくさんあるけど…
まずは、少しずつできることをするしかないですね


アイネリス・レナリィ
【ヨアケ】で参加
アドリブ絡み歓迎

さて、今回は復興支援ですね。
前線で戦った方たちに劣らぬ様、此方も力を尽くしましょう。

ゼットさん(g01952)と共に『資材確保』を担当。
住民の方から修復するべき建物、解体可能な建物の位置の確認と解体の許可を取っておきます。
修復する建物については運搬組を経由し環境調整組へ伝達、こちらに必要な情報があれば都度聞きますね。

許可を得た建物を【建造物分解】で資材化、【念動力】で一か所に集めておき運搬組に回収してもらいます。
資材化の傍らに周辺の瓦礫撤去も進めましょうか。
瓦礫は住民の皆さんと相談して集積地を決め、そこへ纏めます。

資材が尽きたら本格的に瓦礫撤去に掛かりますね。


●夜明けを届ける星となりて
「すでに資材確保の話を通してくれていた方々がいたのは、ありがたかったですね」
「ああ、そうだな。許可もなく手を付けるわけにもいかない」
 アイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)とゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)の担当は、『資材確保』。
 つまり、半壊した建物や敵が敷設した防衛陣地などを残留効果で分解し、これからのために役立てるチームだ。
 聞くところによれば、彼らの住居を建て直しているディアボロス達がいるとのことで、わざわざ許可を取るまでもなく話はすんなりと通った。
「我々としては、こうして手を差し伸べてくださるだけでも嬉しいのですが……こちらの意志を尊重していただけるとは」
 その作業を手伝うと言い出した住民達は、何よりもディアボロス達の配慮に、痛み入っている様子だった。
「俺達は、俺達の都合で支援しているんだ。そう気負いすぎることはない」
「ええ、そうです。こんな理不尽な苦しみを味わわされてきたのですから、これ以上心苦しい思いはなさらないでください」
 二人はそう言って住民達の心労を取り除いてやりながら、手分けして解体を進めていく。
 もちろん本当であれば、その作業も二人だけで進めるつもりでいた。しかし、住民達からどうしても手伝いたいという声があり、体力的に無理にならない簡単な仕事を手伝ってもらっている、という状況だ。
「だが、これはいい傾向かもしれないな」
「それはどういうことですか? ゼットさん」
「彼らも、生きる気力を完全に失っているというわけではないということだ」
 アイネリスに対し、ゼットは言った。
「それに、こうしてお互い交流できるのは、今後のためにもなる。俺達の目的は、あくまで彼らを幸福にすることだ」
「そうですね。語り合うことで、見えてくるものも……きっとあるんだと思います」
 私語すらも許可されていなかったであろう人々は、むしろ生き生きとしだしているように、アイネリスの眼には映った。
 であれば、こうしてともに作業に励むことも、身体を動かすという意味ではある種のリハビリになるのかもしれない。
「そうそう、食糧なら少しだけ持参してきた。腹が減ったまま仕事をしていたら、へばってしまうぞ。まずは腹を満たせ」
「ありがとうございます!」
「子供は危ない場所には近づくなよ。体力がある者は、次々と持っていけ」
(「さすがですね、ゼットさんの指示のおかげで、皆さん見違えるように機敏に動いています」)
 頼りがいある男の横顔を、アイネリスは感心した様子で眺め、そして自らも再び作業に戻る。
 ディアボロス達にとっても、住民とのふれあいは、よい影響が出ているようだ。

 いっぽう、相原・相真(人間のガジェッティア・g01549)と黒城・廉也(後輩サキュバス・g02175)の二人は、もう一つの重要な生活物資を用意していた。
「人が元気になるためには、まず水が第一って教えてもらったッス。皆に負けないよう、頑張るッスよ相原さん!」
「ええ。でも黒城さんも、無理はしないように。支援する俺達がへばってしまったら、街の人達に示しがつきません」
「もちろんッス! お気遣いありがとうッスよ、相原さん!」
 二人が着手したのは、ずばり水源だ。水は生存にも必須であり、料理にも洗濯にも、もちろん風呂やその他の生活のあらゆる部分で必要になる、まさに生命の根幹。
 二人はまず、この街の水源がどの程度残留しているのかをチェックしたが、その結果は凄惨な有様だった。
 クロンヴェーダの支配下では、水源の管理など当然ずさんなものだし、住民にそんなことは許されていない。
 加えて連中は、あえていくつかの水源を穢していたのだ。これでは、生活の質などあってないようなものだろう。
 いくら建物を直したり食事を配っても、生活水準を取り戻すのには相当苦労したはずである。

 しかしそれも、二人の着眼点……そして水源をも生み出すパラドクスの残留効果が、劇的に改善してしまう。
「うん、このあたりがいいっすかね。じゃ、さっそくパラドクスを使うッス!」
 廉也がパラドクスを発動すると、やがてそこには清らかな川が出現し、人々はどよめいた。
「み、水だ!」
「凍ってもいないし、穢されてもいない……このまま飲んでも大丈夫そうなぐらいにきれいだ!」
「っと、気持ちはわかるッスけど、直飲みはダメッスよ。水質がよくても身体が冷えちゃうッスからね!」
 廉也はどよめく人々に言い含めつつ、川にキラキラと氷の華を散らした。
「わー、きれい!」
(「少しは心を癒やすことが出来るかと思ったッスけど、効果ありッスね」)
 目をキラキラさせる女の子の反応に、廉也はにこりと微笑んだ。

 その横で、相真は、比較的落ち着いた大人達となにやら話し合いをしている。
「この街で水を共有するポイントと、水を配布する際に優先してほしい場所があれば教えて下さい」
「なんと……水源を用意していただいたばかりか、配布まで……?」
「ええ。まだ動けない方もいらっしゃるでしょうし、子供さんや年配の方では、運ぶのも一苦労でしょう?」
 相真の言葉に、人々は感嘆し、そしてその心意気に深く感謝を述べる。
「あ、ありがとうございます。ここまでして頂いて、我々には何も出来ず……」
「気にしないでください。きっと、他のチームのメンバーもそうおっしゃっているでしょうから」
「相原さーん! こっちはオッケーッス! 次は配達、やるッスか?」
「そうですね。そろそろ資材も届く頃でしょうから、そしたら次は建物の修復ですか」
「よーし、やる気出てきたッス! 少しでも修復を進めて、皆が安心して暮らせるようにしないと、ッスよね!」
 元気に拳を握りしめて意気を示す廉也に、相真は無表情のままだ。しかしその目には、優しげな光があった。
「まずは、少しずつできることをするしかありませんね。それでも、意味はあるでしょうから」
 ディアボロスの原動力は怒りだ。しかし、怒りでなすべきは戦うことだけではない。
 それを、彼らはよく知っている。

「敵を倒す、人々を支援する。両方こなしてこそのディアボロス……なーんてな。みんな、頑張ってるみたいだぜ」
「そうね。資材確保も進んでるみたいだし、私達も仕事をこなしましょうか」
 そして両チームのアキレス腱となるのが、資材を運搬する桜・姫恋(苺姫・g03043)と眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)のチームだ。
 住民達が手伝ってくれているとはいえ、重い資材の運搬を、消耗しているであろう彼らに任せるわけにはいかない。
 その点、残留効果で出現したフライトドローンを使えば、手早く、かつ大量の資材を運ぶことも出来るというわけだ。
「ソーマ達への搬出は任せてくれ。姫恋は、ゼット達から資材を受け取ってきてくれるか?」
「ええ。それに、修復作業も手伝ったほうがよさそうね。どこもかしこも荒れ放題だわ……」
 クロノヴェーダの手で意図的に破壊された、あるいは手入れされていないために崩れ落ちたであろう瓦礫を見やり、姫恋は悲しそうな表情をした。
「私達がこうして到着するまでに、いったいどれだけの人が犠牲になったのかしら……」
「……そうだな。俺達だって、すべての人々や時代を救えるわけじゃねえ。いつも対処療法が精一杯だ」
 人鳥も眉根を寄せ、しかしふっと笑う。
「けどよ、それでも俺達は今、ここに来れた。なら、今は出来ることをやるしかねえさ。そうだろう?」
「……今出来ること、か。うん、そうね、みんなが張り切ってるのに、私だけ感傷に浸ってもいられないわ」
 人鳥の言葉は、人々だけでなく、彼らの荒廃に心傷ませるディアボロス達にとっても大きな力となる。
「辛いとか言ってらんねぇのさ。幸せを届けるのが俺達の仕事、だもんな」
「ええ! 笑顔で張り切りましょうか。水の運搬はおまかせしても?」
「おうよ。ドローン使えば、まあなんとかなるだろ。事故に気をつけないとな」
 声をかけあい、二人はそれぞれに手早く資材を運搬し、あるいはドローンに命令を出して、環境調整班の支援をする。
 あらかじめ班分けをしていたおかげで、6人の共同作業は驚くほどスムーズに進む。もちろん、その手伝いに従事する住民達にとっても同様だ。
「ああ、おしまいだ……どんなに頑張ったって、どうせまたあいつらが戻ってくるんだ……」
「大丈夫だぜ。元気出してくれよ。俺達がついてる」
 いまだ絶望に沈む若者の背中を叩き、人鳥は朗らかに言った。
「それよりまずは一仕事だ。終わったら楽しい時間が待ってるぜ」
「楽しい時間? そんなもん、もう俺達には……」
「言ったろ? 俺達は、それを運びに来たんだよ」
 人鳥の頼もしい様子を、姫恋は微笑みながら見守った。
「元気づけてあげないとね。苦しんでいるこの街の人々を……」
 ディアボロスは万能の存在ではない。奪われたものを取り戻せたとしても、その過程の痛みと喪失は拭えない。
 だがそれでも、できることはある。そう信じて、姫恋もまた仲間達とともに作業に勤しむ。
 その力強く健気な姿は、疲れ果てた街の人々に、再び奮い立つ気力を与えてくれたようだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【操作会得】がLV2になった!
【建造物分解】がLV5になった!
【フライトドローン】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【修復加速】がLV2になった!
効果2【ダブル】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!
【命中アップ】がLV2になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV6になった!

宮生・寧琥
戦わないのに、プレゼントあげにくるの、少しずるいかなぁ?
…でも、ねーこ、こっちのがすき、だなぁ

えとえと、ねーこあんましあげられるもの、ないんだけど、口福のでんどーしゃの力借りてごはん分けてあげるねぇ
じゃじゃーん!!
へへへ、おこづかい使って、ドーナツとかおかし、いっぱい買ってきちゃった!
えとね、えとね、少し高かったけど、シュトレンもあるよぉ
ちっちゃい子中心にお菓子くばるよぉ
はーい、並んで並んでぇ〜
ねーこも、もりもりお菓子食べる!

うぷ、ちょっときつくなってきちゃった…
でも、もう行き渡ってない人いない…?
大人も子どもも、みんなニコニコしてる…?

…。えへへ、なら、いっかぁ
みんな、お疲れさま
がんばったね


●クリスマスには、きっとこれが
 戦わないのにプレゼントをあげにくるだなんて、すこしずるいかな。
 そんな思いが、宮生・寧琥(ちっちゃくて、あったかい・g02105)にはあった――けれども、ディアボロス達が、それを誹るようなことは、決してないだろう。
 どんな形であれ、人々を癒やし、幸福を与えようとするなら、それは間違いなく、戦うのと同じくらいに大事なことだ。
 それでも、そう思ってしまうあたり、寧琥は優しい子だった。

 彼女の「プレゼント」は、とてもクリスマスらしく、そしてわかりやすいものだ。
「えとえと、ねーこあんましあげられるもの、ないんだけど、ね……」
 言いつつ彼女はにんまりと意味深な笑みを浮かべ、後ろに持っていたものを「じゃじゃーん!」と、人々に披露した。
「……お菓子かい?」
「うん、そ! おこづかい使って、ドーナツとかおかし、いっぱい買ってきちゃった!」
 なるほど袋に入っているのは、いかにもクリスマス向けな甘いお菓子の数々。
「えとね、えとね、少し戦ったけど、シュトレンもあるよぉ」
 どう? どう? と、寧琥は人々の反応を伺う。彼らは、そんな少女の振る舞いを微笑ましく思った。そしてある男性が言う。
「ありがとう、お嬢ちゃん。小さな子達に配ってやってくれよ。俺達はいいさ」
「ん? ……あ、だいじょぶだよ!」
 安心して、と、にひっと微笑む寧琥。
「これねー……ねーこが食べると、いーっぱい増えちゃうから、ね!」
 はてな、と首を傾げる人々は、直後にその意味をまさしく実感することとなる。

「はーい、並んで並んでぇ~」
 寧琥は持参したお菓子をぱくぱく食べながら、ちっちゃな子にも大人達にも、甘いお菓子を増やして配っていく。
 彼女は別に、大食漢ではない。しかもシュトレンはすさまじく甘いため、少し食べるだけでも胸焼けしそうだ。
「大丈夫かい、お嬢ちゃん? すごいことだし、とっても助かるが、無理はしないほうが……」
「ん、だいじょぶ。みんなにニコニコ、してほしいからね!」 寧琥は気遣う大人達に笑いかけ、ちょっとだけ無理をした。
 そのおかげで、あっという間に、多くの人々が幸せそうな笑顔と団欒を取り戻した。
「……えへへ」
 寧琥はまた、嬉しそうにはにかんだ。
「みんな、お疲れさま。がんばったね」
 優しく、そして、心からの言葉を。
 甘いお菓子よりもなによりも、その労りの思いこそが、人々を幸せにしてくれた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!

ア・ンデレ
【公園】のみんなと劇をしてその後お菓子を配る。

劇の内容
ヘンゼルとグレーテルをもとにした劇。
子供たちは森の中に遊びに行く。
お菓子の家を見つける。
しかし、それは魔女の罠。
子供たちはピンチ。
そこに助けが入り、魔女を撃退。
お菓子の家を解体して持ち帰り、みんなにわけてハッピーエンド。

アンデレは森の中に遊びに行く子供役。
「もりにたんけん。わくわくするね。」
アンデレはお菓子が大好き。
「おかしのいえなんて、すごい。みんなたべつくしちゃおう。」

最後にお菓子を配る際には、トロのクッキーブレスによりクッキーをばら撒く。
「みんなにしあわせをおすそわけだよ。」


雅諒院・基経
【公園】の人たちと連携する。
今回は劇をするとのことで力仕事の裏方を担当する。
「むう、かなり色々いるのだな…描き割り…というのかこれは。むう、頑張らねばな」
昔は下手くそだった絵も、奪われてからは何故かとても上手い。
「緞帳はこう動かして…描き割りも入れ替えなくてはならないのか…だが童たちや人々の笑顔のために頑張らねばな。」
裏方仕事をこなしながらお菓子を用意しておく
そしてそでから劇の様子をのんびりと眺めておく
「…皆生き生きとしているな…よかった…」
最後にお菓子を配る時、クッキーを扇の上に乗せて
「…神通力を見せようぞ、さぁ、子供たちに降り注げ!」
と、子供たちの手の中に落ちるように風を調節する。


調月・野映
【公園】アドリブ等◎

みんなでヘンゼルとグレーテルをもとにした劇を行う
ヘンゼルとグレーテルっていうかグリム童話は割と原作はグロだったり残酷だったりするが、ここで行う劇は日本風に解釈してアレンジさてマイルドに仕上げてあるやつだ
カレーでいうならあまあま甘口

俺は狩人の役
魔女から逃げたきょうだい達を助けて導くのが役目だ(もそもそつけヒゲをつけて演技)
魔女はゆうきくんの役か、おー、こわいこわい(笑って)

最後はアンデレくんとトロくんのクッキーを子ども達に配って幕を閉める
俺もパラドクスで描いて作り出したお菓子を出そう
どんな世界でも子どもは見ることとお菓子が好きなものだ
待ってるものは明るい未来であって欲しい


矢木・真輝
【公園】の皆で、劇

僕は、魔女の呪いで狐にされて、お菓子の家に捕まってるの。
子供たちがお菓子の家にきたら、魔女に見つからないように、話しかける。
「子供たち、あいつは悪い魔女だ。気を許しては、いけないよ。僕は、あいつの呪いで、こんな姿にされてしまったんだ」
子供たちと一緒に、魔女と戦う。
ピンチに「こゃーん」と鳴いたら、白露呼べるかな?
魔女倒したら、人型に戻ろう。

劇が終わったら、何も持ってないし、隠れて笛を吹くね。
アイテム『魔笛【夢幻】』に魔力の息を吹き込んで、温かみのある、楽し気な曲を演奏。
曲に僕のイメージを乗せて、周囲にキラキラの幻を作るよ。(幻は演奏中のみ出現)
お菓子を配り終える頃に、演奏終了。


長内・ゆうき
【公園】で参加するよ
ヘンゼルとグレーテルを元にした、まぁたぶん原型はなくなってるヒーローショーみたいな感じになるのかな?

わたしは劇の魔女役!わるーいわるーい魔女だよ~。
魔女だけどなぜかサンタの格好してるよ、ブラックサンタ長内ウィッチだ。

悪役はやられる運命!でもちゃんと悪いことはするよ!
子供たちを捕らえて、鍋に入れちゃう!
ちなみに武力では全く勝てる気しないからお菓子で釣るよ~、おいでおいでー
でも鍋にいれようとした瞬間、ヒーローやらなんやらにやられるのだ!弱いから一瞬で負けるよ。

ほんとはみんなでお菓子の家を楽しんでもらいたかったんだ。
最後は端っこの方でみんなにお菓子を渡してるよ、ハッピーエンド!


アルラトゥ・クリム
【公園】で連携
アドリブ&絡み連携OK

『ヘンゼルとグレーテル』をモチーフにした小劇を上映
程々にライトなノリで

私は『森へ遊びに行く子供』役
ビスケット片(パン屑)を目印に撒きながら
冒険ごっこのつもりで、ドンドン奥へと分け入っていきます
「なんか森の奥に、変わった小屋があるらしーよ。行ってみよう!」

お菓子の家をつまみ食いしてたら、狐さんと遭遇
彼の忠告を聞いて逃げようとするけど…捕まって鍋に!
寸前で助けて貰ったら、お菓子の家の解体を手伝います

劇が終わったらPDで現実を操作
子供達の手の中に、お菓子を現出させて配ります
「大人に黙って勝手な所に行ったり、拾い食いしたら。
こんな風に恐ーい目にあうよ!気をつけて!」


御森・白露
【公園】で参加じゃ。
ヘンゼルとグレーテルを元にした劇じゃな。

我はそうじゃな……森の中で出会った人懐っこい狐ということにしよう。
人目に触れる場所、状況では人の姿に戻らず、あくまで狐として行動するぞ。
魔女の罠を警戒したり、逃げる際に魔女に立ち向かったり。野生の獣らしく本能で危機を察知する役目じゃ。言葉が通じぬから子供達にはすんなり伝えられぬのが玉に瑕じゃがのう。
劇が終わったら狐の姿のままで、お菓子の入った包みを咥えて子供たちに渡してゆくぞ。人の姿に戻る必要もさしてあるまいよ。

少しでも子供たちに夢と幸福を与えてやれると良いのだが。


瀧夜盛・五月姫
【公園】ぞ。
変是る と 愚れてる。
なるほど、“改革と悪政”の話か、え、違うのか?

こどもたちが道標に落としていったビスケットのカケラ、“えん”はもしゃもしゃと食っていく。
すまんな、雀は雀なんだ。
だが、そんな食いしん坊がお菓子の家ときけば黙っていられないよの。
呼ばれてもないのに空からどーんと再登場しかねん。
伏線ってやつかな?

劇が終演した後、吾はお菓子を配る裏で雪を降らせてやろう。
雨風のパラドクスだが、今日くらい、呪詛も空気を読むだろう。たぶん、きっと。
当日にはまだまだ早いが、ホワイトクリスマスってやつぞ。
――大願を成就なさしめ給へと恐み恐みも白す


●物語はかたちを変える
 優れた物語というものは、無数のパターンを持つものだ。
 それは語り継がれ、親しまれるがゆえに、様々な人々によって物語が編み直されるから。神話などはその典型例だろう。
 つまり何が言いたいかというと、こういうのは思いこそが大事だし、多少物語の内容が書き換わってもご愛嬌ということだ。
 だからまあ、なんか魔女がサンタの格好してたり、狐が出てきたり、狩人だのでっけー雀だの、なんかヒーローショーみたいなことになってたとしても、それは彼らの作る物語ということなのである。だから問題ない。多分。
「変是ると愚れてる……なるほど、"改革と悪政"の話か」
「五月姫ちゃん、全然違うからねそれ。さらにかけ離れてるからね?」
「えっ」
 マジで? みたいな顔で唖然とする瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)と、ほんとにこれ大丈夫かなと腕を組んで首を傾げる長内・ゆうき(幼馴染系ヒロイン・g01491)。不安は山盛りだった。

 とまあそんなわけで、8人の仲間達は名作童話「ヘンゼルとグレーテル」を元にした劇を公演することに。
 この寓話自体が無数の類型を持つもので、しかも中にはグロテスクなものもあれば救いなど一切ない悲劇と化したものもあるが……さすがにこんな状況で、露悪的な物語をやって、人々が幸福を得られるわけがない。
「つまり、今日やるのは日本風に解釈してアレンジさせた、マイルドな仕上がりのお話……カレーで言うならあまあま甘口、だな」
 公演直前、仲間達に語る調月・野映(ホリゾンブルー・g00586)。彼は狩人の役だ。
「あまあま甘口、実によいではないか。幸せを運ぶならば、そうでなくては」
 と、裏方担当の雅諒院・基経(はぐれ者の元天狗・g00191)はうんうん頷いている。
「アンデレちゃん、からいのもあまいのもすき」
 ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)の感想はズレている。彼女は森の中へ遊びに行く子供の片割れ役だ。
「ほどほどにライトなノリのほうがわかりやすいしね。幸福にさせるだけじゃなくて、寓話らしく教訓を与えられたらいいな」
 アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)もアンデレと同じく、子供役だ。やる気はじゅうぶんである。
「それはともかく……狐役が二人おるのじゃな?」
「僕は、魔女の呪いにされた狐。白露は、子供達を助ける野生の狐だね。助っ人役、頑張ろうじゃないか」
 矢木・真輝(風を奏でる放浪者・g04665)の言葉に、御森・白露(放浪する転寝狐・g05193)はなるほど、と頷いた。
 やや、役割が渋滞している感じがあるが、そこはまあご愛嬌というものだ。大事なのは、人々を幸福にすることである。
「最後のどんでん返しは任せておくがいい。もっとも、やるのは吾ではなく"えん"だがな」
「わたしも、わるーいわるーい魔女の役、頑張っちゃうよ~」
 ドデカ人形を自慢気に撫でる五月姫と、なぜかブラックサンタの格好をしたゆうき。こちらもやる気たっぷりである。
「かなり苦労して書き割り……というのを用意したのでな。上手くいくとよいのだが」
「もとつねちゃん、すっごいうんうんうなってたもんね」
「けど、おかげですごいクオリティの書き割りが出来上がったな。舞台に出てない間は、全員でサポートするよ」
 野映の言葉に、一同はこくりと頷いた。基経も、かたじけない、と頭を下げる。
「みんなのおかげで、街そのものはかなり復興の兆しがあるみたいだからね。ここからは僕達の番だよ」
「寒さが気にならないぐらい、お客さんを湧かせてみせるわ!」
 アルラトゥの方向性は少し間違っている気がしないでもないが、そこはそれ。
「これ、そういう物語なのかのう……まあ、楽しいほうが得ではあるな。我も精一杯、狐らしく振る舞うとするか」
 8人はスクラムを組むように輪になると、えいえいおー! と気合を入れた。
 かくしてディアボロス版ヘンゼルとグレーテルの物語、はじまり、はじまり。


 いつかの時代、どこかの国。無邪気で陽気な子供がふたり。
 それは仲のいい友達だったのかもしれないし、元の物語通りきょうだいだったのかもしれない。
「なんか森の奥に、変わった小屋があるらしーよ。行ってみよう!」
「もりにたんけん。わくわくするね。いってみよう」
 二人の子供は意気投合して、深い深い森の中へとずんずん進んでいきます。
 しかしそこは、大人達が、決して足を踏み入れてはいけないと口うるさく言っていた森です。
 曰く、森には、恐ろしいわる~い魔女が住んでいるのだとか。
「まじょにであったら、どうしよっか」
「大丈夫だよ~、ちょっと小屋を見物するだけだもん!」
 子供達は警戒していません。だから、二人は、ずんずん、がさがさと、森の奥へ奥へとどんどん分け入っていきました。
「それにね、こうやってビスケットのかけらを目印にしておけば、いつでも帰れるから大丈夫だよ!」
「すごい。アンデレちゃん、おなかすいてきちゃった。たべたいけど、がまんするね」
 少女は利口で、帰り道がわかるように目印を撒いていたのです。
「ぢゅん。ぢゅん。ぢゅん」
 あとからついてくるでっけえ雀がもりもり食べていることには、さっぱり気付いていませんでしたが。

「あ、ねえ見て! あんなところに狐がいるよ!」
「ほんとだ。アンデレちゃんたちに、ついてきたいのかな?」
 やがて子供達は、一匹の美しい野生の狐に出会いました。
 その毛並みは、まるで王様が着ているお洋服のようにきらきらしていて、両目はどんな宝石よりもきれいな琥珀色。
 狐はふんふん、と鼻を鳴らし、子供達が進もうとしていた道からぷい、とそっぽを向いて、もう一つの獣道を指し示しました。
「こっちに来い、って言ってるのかな?」
「いってみよっか」
 子供達は純粋なので、狐の言うことを聞いて、脇道のほうをがさがさと進んでいきます。
「ちぇっ。ここには、わたしの仕掛けた罠があったのに。もしもあの子達が来ていたら、捕まえられたのになあ」
 と、舞台の端に魔女が現れて、地団駄を踏んで悔しがっています。
 狐は、魔女の罠を見破ったのでしょうか? それからも狐は何度も子供達に指図して、子供達を助けてくれます。
 魔女の罠が仕掛けられた果実の木に、子供達が触ろうとしたら、服の裾を銜えて急かしたり。
 草むらから腹をすかせた怖い狼がよだれを垂らして子供達を見ていると、ぎろりと睨みつけて退散させたり。
 まるで、子供達よりも……いいえ、子供達に「あぶないよ」と教えていた大人の誰よりも、賢いように思えました。

 おかげで子供達は、一度も危険な目に遭わず、ついにその小屋を見つけます。
「わあ、お菓子の家だ! すごいね!」
「おいしそう。おなかぺこぺこだし、おかしたべちゃおう」
 子供達はわあっと笑顔になって、美味しそうな甘いお菓子で出来た家をぱくぱく食べてしまいます。
 森の中をうんと歩いて疲れた子供達には、甘いお菓子はまさにごちそう。どれだけ食べてもお腹いっぱいになりません。
「「おいしいね!」」
 にこにこ笑顔で声を合わせる子供達。幸せそうですが、しかし……。
「しめしめ。やっぱり子供ね、お菓子に目の色変えちゃって。あの狐は気に入らないけれど、このままだまくらかしてお鍋に入れて食べちゃうわ」
 実はお菓子の家は、わるい魔女が用意した罠だったのです。
 狐は子供達の服を銜えて引っ張り警告しますが、お菓子に夢中な子供達は気付いてくれません!


「と、ここで緞帳はこう動かして……よし、書き割りを入れ替えるぞ。手伝ってくれるだろうか?
「ああ、任せてくれ。まだまだ出番は先だからな」
 裏方仕事の真っ最中。基経に手を貸す野映は、すでに口元にもそもそのヒゲを着けていた。
「かたじけない、感謝する……ふふ」
 その様子がなんだおかしくて、基経は、感謝しなければいけないのに思わず吹き出してしまう。
「似合ってるだろう? まあ、今日は子供達に合わせて、ってことでな」
「うむ。大変な仕事ではあるが、童達や人々の笑顔のためと思えば、苦ではないな」
 二人は頷きあい、場面が動くのに合わせててきぱきと仕事をこなす。
「ほほう。見ろ、観客を。特にあのこどもたち、夢中になって見入っておるぞ」
「じゃあ、僕も頑張らないとね。そろそろ出番だ」
 五月姫の言葉に、真輝は狐変身で姿を変えると、ふんすと気合を入れた。
 舞台では、ちょうど、悪い魔女……つまりゆうきが、子供達をだまくらかして小屋に招き入れたところである。
「大人の言うことを鵜呑みにする愚かな子供を描いた寓話か、これはなかなか教訓性があるな」
「……ある意味あっているが、ある意味間違っておるのう」
 一時的に舞台裏に戻ってきた白露は、間違った方向に感心している五月姫を見て、苦笑を浮かべた。
「さて、ここからは我はしばし退場じゃ。次の出番は魔女に立ち向かうところじゃな」
「ゆうき、ノリノリだね。これなら上手くいきそうだ。助言役は任せてね」
 狐達はぽふっと肉球でバトンタッチし、舞台は次の場面へと進んでいく……。


 お菓子の家のなかに招かれた子供達は、あったかい大きなお部屋で、少し待っているように言われました。
 するとそこへ、影からするりと、不思議な銀色の狐が現れたのです。どうやら、さきほどの白い狐とは違うよう。
「子供たち、あいつは悪い魔女だ。気を許しては、いけないよ」
 子供達は、狐の言葉に、顔を見合わせます。
「僕は、あいつの呪いで、こんな姿にされてしまったんだ」
「まじょののろい? こわい」
「じゃあ、ここまでついてきてくれた狐さんも、あなたと同じなの?」
「それはきっと、賢い森の狐だね。僕とは違って、根っからの狐だけれど、人間みたいに頭がいいんだ。
 きっと今も、どこかで君達を見守ってくれているよ。さあ、すぐに逃げよう」
 銀狐の言葉に、子供達は恐ろしくなり、こくこくと素直に頷きました。
「やっぱり、狐はだいきらい! せっかくあと少しで、上手くいくところだったのに~!」
 そこへ、声を聞きつけた魔女が戻ってきて、ぷんぷんと怒りました。
「ほ~ら、子供達、美味しいお菓子をあげるよ~。おいでおいで~」
 魔女はわるいので、この期に及んで甘いお菓子をちらつかせ、子供達をたくみに誘います。
「いらないよ! 私達、もう帰るんだから!」
「そうだよ。おいしいめじるしで、かえるよ」
「残念ねぇ。そんなの、森の小鳥が食べてしまったに決まってるでしょう?」
 魔女はにやりと意地悪く笑い、じりじりと子供達に近寄ります。
「そうはさせないぞ、魔女め!」
 銀狐は子供達の前に立ちはだかり、勇ましく毛を逆立てて戦いました。
「賢い森の狐よ、どうか僕らを助けておくれ!」
 銀狐はこゃん、と鳴いて、助けを呼びます。
 すると、どこからともなくさっそうと、あの白い狐が現れて、魔女の杖を奪い取ってしまいました!
「ああっ! かえして。それがないとわたし、何も出来ないんだから。いやほんと、武力では勝てないんだから」
 魔女はたじたじです。しかし、ここは魔女の作ったお菓子の家。子供達は、出たくても出ることが出来ません。
「どうしよう、このままじゃお鍋に入れられちゃう!」
「ぐつぐつされたら、アンデレちゃん、おいしくなっちゃう。たべられるの、やだ」
 子供達は青い顔をします……が、そこで、なにやら大きなものが降ってきました。
「ぢゅん!」
 おや、子供達のビスケットを食べていた、あのでけー雀ですね。本当にでけえです。
「おお、"えん"よ。お菓子が食べたくて、我慢出来なかったのか? 仕様のないやつめ」
 どこからともなく、飼い主の娘が現れて、大きな雀にやれやれと肩をすくめました。
 雀はその大きな身体で、お菓子の家をぱくぱく食べて、どかーんと押しつぶしてしまいます!
「わ、わたしのおうちが~!」
 魔女が用意したお鍋も壊されて、もう悪いことは出来なくなってしまいました。
「よかった。これで僕も、人間に戻れるね」
 銀狐は、すらりとした大人の男の人に戻り、子供達に感謝を告げました。森の狐が、彼を守ってくれるようです。
「でも、どうしよう。これじゃあ帰り道がわからないね」
「ビスケット、がまんしたのに」
 途方に暮れる子供達を、おーい、と呼ぶ声がありました。
「ここにいたのか、ようやく見つけたぞ。さあ、一緒に街へ帰ろう」
 子供達が居ないことに気付いて追ってきた、優しい狩人さんです。
「悪い魔女め。まだ子供達を食べるつもりなら、この弓でやっつけるぞ」
「そ、そんなことはもうしないわ。ほんとは、わたしも、みんなでお菓子を分け合いたかっただけなの」
 狩人にすごまれて、わるい魔女はへろへろと白状しました。

 優しく強い狩人と、賢く気高い森の狐に睨まれて、どうやら魔女も反省したようです。
「そういうことなら、仕方ない。もう悪いことは、してはいけないぞ」
「はいぃ……」
 狩人にお説教されて、悪い魔女はしょんぼりしました。
「うむ、これにて一件落着、よな。"えん"よ、子供達のお菓子は、食べてはならんぞ」
「ぢゅん」
 大きな雀も満足した様子。するとしんしんと、ほのかに雪が降ってきます。
「……神通力を見せようぞ。さぁ、降り注げ!」
 と思ったら、どうやら降ってくるのは雪だけではありません。
 どこからともなくぴゅう、と風が吹き、たくさんのクッキーが落ちてくるではないですか。
「みんなにしあわせをおすそわけだよ」
「大人に黙って勝手なところへ行ったり、拾い食いしたら、こんなふうにこわーい目にあうよ! だから、お友達やお父さんお母さんと一緒にいてね!」
 アンデレとアルラトゥも、持参したお菓子を放り投げ、あるいは舞台を降りて、わあわあとはしゃぐ子供達に配ってあげます。
「わたしのお菓子、食べてくれる?」
「大丈夫、わるい魔女はもう改心したからね。さあ、俺からもお菓子をどうぞ」
 狩人と魔女も、森の賢い狐も、人に戻った銀狐も、みんなで仲良くお菓子を配ってあげました。
 大人達は微笑んで、子供達はきゃっきゃとはしゃぎます。誰も彼も、とても幸せそうに。

「……皆、生き生きとしているな……よかった」
「裏方、ご苦労であったな。舞台がうまくいったのは、おぬしのおかげぞ、基経」
「うむ。見事なものじゃのう。大成功ではないか」
 こそっと戻ってきた五月姫と白露の言葉に、基経は莞爾と微笑み、頷いた。
 人々と触れ合う仲間達の笑顔と、幸せそうな人々の表情こそが、何よりの報酬だ。
 どうか、夢と希望と幸せがあるように――彼らの祈りは、幸福とともに、きっと届いたことだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】がLV3になった!
【クリーニング】LV1が発生!
【狐変身】LV2が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
【無鍵空間】LV1が発生!
【水源】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV5になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
【凌駕率アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV8になった!
【命中アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV7になった!
【反撃アップ】がLV2になった!

柳谷・凪
アドリブ歓迎

凛櫻ちゃん(g00518)と参加
極寒の地での幸福な感情…つまりかまくらだね。かまくら作って中で温かいものを飲み食いすれば幸せな気分になれるんだよ。
温かいものは何がいいかなぁ。凛櫻ちゃんと相談するのだ。
「温かい物、何かいい案ある?」
「お汁粉…食べたことないけど温かくて甘いならぴったりだと思うんだよ。かまくら作ってお汁粉を作るのだ♪」
大きなかまくらを作った後、凛櫻ちゃんとお汁粉を作るんだよ。
お汁粉は作ったことが無いから作り方を教わりながら一緒に作るのだ。
「これを皆に振る舞えば幸せな気分になれること間違いなしだね♪」


瑚雛・凛櫻
アドリブ大好き

凪さん(g00667)と一緒に行動するわ

そうね、凪さん
ここはかまくらね!
なんてたって極寒の地のお供、かまくらに入れば暖も取れる
あったかハッピーよね
「温かいものと言えば『お汁粉』よ!!!(力いっぱい)」そう、温かくて甘くて美味しくて、お餅が入ってるからお腹も膨れて…ん~~幸せ…決して私が食べたいってワケではないわよ?」

修復加速や建造物分解を駆使して凪さんとおっきいおーっきいかまくらを作って出来るだけ多くの人が入れるように作るわ
使い魔使役や操作会得辺りも上手く活用して数も用意出来れば僥倖ね

それが終わったらお汁粉作り
美味しく作るコツは心得ているから任せて頂戴、一緒に楽しく作りましょ♪


●北の大地からの贈り物
 幸福な感情をもたらすことの出来る、寒い場所特有のアイテム。
 人によって様々に思い浮かぶだろうが、柳谷・凪(お気楽極楽あーぱー娘・g00667)が出した答えは……。
「かまくらだね」
 斜め上の解答だった。
「そうね、凪さん。ここはかまくらね!」
 瑚雛・凛櫻(滅びの箱庭、綻びの記憶・g00518)は、笑顔で同意した。彼女も斜め上だった。

 発想がだいぶ北から目線なのはさておき、かまくらが無用の長物かと言えばそんなことはない。
「かまくら作って中で暖かいものを飲み食いすれば、幸せな気分になれるもんね!」
「現代なら、こたつでぬくぬくするのが一番だけれど、さすがにこのディヴィジョンには持ち込めないものね……」
 とまあ、このような理屈が、一応二人にはあったようだ。
 寒さは心さえも凍てつかせる。暖を取れば、彼らの苦痛もきっと和らぐ……その狙い自体は間違っていなかった。

「ところで凛櫻ちゃん、温かいもの、何かいい案」
「そして、温かいものといえばおしるこよ!!!」
「うひゃあ」
 あまりの圧に、凪はびっくりした(あまりびっくりしていないような顔だが)
「おしるこ……食べたことないんだよ」
「なら、教えてあげるわ。おしるこの素晴らしさを」
 くいっ。凛櫻は眼鏡を押し上げて、満面の笑みを浮かべた。
「そう、温かくて甘くて美味しくて、お餅が入ってるからお腹も膨れちゃう。まさに完全栄養食、それがおしるこなの!」
「すごくぴったりだと思うんだけど、完全栄養食は言いすぎなような」
「そのぐらい大好きってことよ!!」
 と、言い切ってから、凛櫻ははっと我に返る。
「……いや、私が食べたいワケではなくてね? 決して」
「でも、食べたいか食べたくないかで言うと、食べたいよね?」
「…………それは、まあ……」
 凛櫻、顔を真っ赤にして頷く。テンション上がりすぎて逆に我に返るやつ、あるよね。
 しかし凪は揶揄するわけでもなく、にぱっと笑顔になった。
「じゃあ、それにするのだ! かまくら作って、おしるこも作ろう♪」
「よかった……みんなにも凪さんにも、おしるこを好きになってもらえたら嬉しいわね!」
 凛櫻も笑顔になる。そして、そう、忘れてはいけない……かまくらもだ。

 しかし、ここは北国のピークほど雪が降り積もっているわけではない。
 そこで二人は、残留効果を駆使して、大きな大きなかまくらドームを作り出した。
「なんだこれは? 見慣れない形の建築物だな」
「かまくらって言うのだ! この中に入ると、とってもあったかいんだよ♪」
 訝しむ住民達に、明るく説明する凪。寒さを凌げると聞くと、好奇心旺盛な子供達をはじめとして、多くの人々が期待を込めてそれを見上げた。
「さて、それじゃあおしるこも作らないといけないわね」
「凛櫻ちゃん、作り方ってわかるのだ? 教えてほしいんだよ♪」
「ええ、もちろん! 美味しく作るコツは心得ているから任せてちょうだい。一緒に楽しく作りましょ♪」
 持参した材料を使い、てきぱきとおしるこ作りをすすめる凛櫻。
 そんな彼女の動きを見て真似て、時には聞いて学んで、スポンジが水を吸い込むようにレシピを覚える凪。
「あの子達、楽しそうだなあ」
「ああ……俺達なんかのために、あんなにはしゃぎながら働いてくれるなんて……いつまでも沈んでいられないな」
 身体の寒さはもとより、二人の笑顔は、人々の凍てついた心を温かく解きほぐした。
 そうしてほかほかの美味しいおしるこを振る舞ったとなれば、人々も二人につられて明るい笑顔になるのは当然だろう。
「甘くてあったか~♪ おしるこ、最高なのだ♪」
「ん~~、幸せ……みんないっしょだから、格別よね」
 二人は顔を見合わせて、くすくすと笑いあった。楽しそうに。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】がLV2になった!
【修復加速】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV9になった!
【能力値アップ】がLV8になった!

マティアス・シュトローマー
ラト(g00020)と

うちの料理長特製のクリスマスプディングと南瓜のポタージュ。すごく美味しいからたくさん食べてね
料理を振る舞いながらプディングを一切れ確保

俺、少し席外すね。後はよろしく!
竜麟兵に怪我させられていた少女を探してラトの所へ

君も良かったら食べてみて
取っておいたプディングを少女に渡すと中からコインが
まあ、強運の加護のお陰なんだけど

コインを当てた君にとっておきのプレゼントをあげよう。ラトはその子の手を握ってあげて

ラトの手を引きながらツァオバー・シューで浮遊
さっきの悪戯の仕返し。三人で空中散歩しようか

皆には勿論、ラトにも笑顔を届けられたら嬉しいな
…あ!俺の分のポタージュ、残ってるよね…?


ラト・ラ
マティアス(g00097)と

二人で腕によりをかけて作ったプディングとポタージュ
ご希望の方は遠慮なくどうぞ
ケーキを切り分け、ポタージュをよそって
…マティアス?どこにいくの?
配膳の途中で離席する彼のことを見送るしかできず

少し経って戻ってきたときには
報告書(OP)で竜麟兵に怪我をさせられていたあの少女が

怪我のほうは大丈夫?と聞く余裕もなく
言われるがままに少女の手を握って、マティアスに手を引かれ――
あっという間に宙に浮き、三人での空中散歩
少女が喜んでくれるなら
それにつられて思わず零れる笑顔もどこか幼く

…素敵なサプライズをありがとう
感謝の気持ちと、不安げな問いに「もちろん」と答えた


●クリスマス・リハーサル!
「ああ、あったかくて美味しい!」
「このプディングも最高、こんなものが食べられるなんて……」
 自慢の料理長、ラト・ラ(*☽・g00020)とその補佐、マティアス・シュトローマー(ザ・フール・g00097)特製の二品は、人々に大好評だった。
 他のディアボロス達の催しや施しのおかげもあって、街は見違えるほどに復興の兆しを見せ、人々は笑顔を浮かべている。
「まだまだあるからたくさん食べて。遠慮しないでいいからさ!」
「はい、どうぞ。腕によりをかけて作ったの」
 ラトが料理をよそい、切り分け、それをマティアスが配って回る。
 人々は笑顔をほころばせ、二人に深く深く感謝を述べた。

 そんなさなか。
「……? マティアス?」
 ラトは、彼がなにやら、きょろきょろと周りを見渡していることに気付いた。
 はて、何か不足している品があったのだろうか。首を傾げるラトを、マティアスはくるりと振り返ると、
「俺、少し席外すね。あとはよろしく!」
「え」
 どこにいくの? と問いかける間もなく、マティアスはプディングを一切れひょいと確保すると、人混みをかき分けてさっと姿を消してしまった。
「……なんだったのかしら」
 まあ、彼のことだ。よからぬ企みを目論んでいるとかでなし、別に逃げるように去っていったわけでもない。
 ただ思い当たるふしがなくて、ラトは首を傾げつつも仕事に精を出した……。

「やあ、見つけた」
「……」
 一方マティアスが見つけ出したのは、竜麟兵に虐げられ、立ち上がる元気もなく座り込んでいた少女である。
 もちろん、街の人々が、彼女を放っておいて自分達だけ浮かれていたわけではない。
 ただその心の傷や疲れてしまったがゆえに、自ら立ち上がる気力を奮うにも時間が必要な者が、少なからずいるというだけの話だ。
「あなたは……」
「君もよかったら食べてみて。美味しいよ」
 マティアスはにこりと穏やかに微笑み、プディングを差し出す。
 断る理由もなく、少女は受け取り促されるままひとくち食べた。
「……美味しい」
 自然と、笑みがほころぶ。マティアスは腰に手を当てて、薄く微笑んでそれを見守っていた。

 少女がぱくぱくとプディングを食べ進めると、かちん、と小さな硬い感触。
「あら、これは……なんですか?」
「おお、すごいね! 大当たりじゃないか」
 プディングの中に入っていたのは、小さなコインだ。
 マティアスは大仰に驚いてみせると、きょとんとする少女の手を取ると、風が木の葉をさらうように連れ出してしまった。
 さっきまで疲れ果てて座り込んでいた少女を、華麗に、穏やかに。

「あ、戻ってきた」
 人混みも掃けてきた頃、戻ってきたマティアス……と、彼が連れている少女に気付くラト。
「その子は……」
 ラトは少女に目線を合わせる。
「怪我のほうは大丈夫? 痛んだりしない?」
「あ……はい、大丈夫……です。あの。このお料理、美味しかったです」
「そう。マティアスは、この子を探しにいってたのね」
「それだけじゃないよ。なんとこの子はコインを当てたんだ」
 マティアスが指し示すと、ラトはあら、と目をぱちくりさせる。
「これって……」
「だから、プレゼントをあげようってね。ラトはその子の手を握ってあげて」
 言われるがままにそうするラトは、マティアスの言う「プレゼント」がピンときていない。
 そもそもコインを仕込んだ覚えもないのだ。ここまでがマティアスの筋書き通りだとは気付いていないのである。
「それじゃあ、楽しい空中散歩といこうか」
 そんなラトの手を取り、マティアスはふわりと浮かび上がる。
「わ」
「きゃ」
 少女と料理長は短く声を漏らし、ピーターパンに導かれる子供達のように空へと。
「すごい……まるでおとぎ話みたい!」
 疲れ果てていた少女は目をきらきらさせて、眼下の光景を……見知ったはずの、けれども知らない街並みに大興奮。
「……ふふ」
 そのかんばせを見つめるラトも、どこか幼い笑顔をこぼしていた。

「さっきのいたずらの仕返し、なんてね」
 マティアスは茶目っ気たっぷりに言いつつ、あ! と声を上げる。
「ところで、ラト。俺のぶんのポタージュ、残ってるよね……?」
 そう言われるとラトは、少女と顔を見合わせた。
「ポタージュ、私も食べたいです」
「それじゃあどうしましょう、もう数が少なくて」
「ええっ」
「……なんて、ね。二人のぶんも用意してあるから、安心して」
 驚くマティアスをよそに、少女とラトはくすくすと忍び笑いした。いたずらの仕返しの仕返し、というところだ。
「まったく、かなわないなあ」
 屈託なく笑うマティアス。少女とラトは言う。
「ありがとうございます、素敵なプレゼント!」
「そして、素敵なサプライズ。ありがとう、マティアス」
 美しく穏やかな微笑みふたつ。マティアスは莞爾と表情を綻ばせ頷いた。

 クリスマスにはまだ少し早い、穏やかな一日。
 どうか疲れ果てた人々に幸福あれ。
 そして、次の戦いへと向かうディアボロス達に、少しの休息を――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【浮遊】がLV2になった!
【悲劇感知】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV9になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2021年12月16日