🍁最終人類史の秋祭り2026

 最終人類史の秋祭りを楽しみます。
 攻略旅団の提案により、今年の秋祭りはフランスのオルレアンや世界各地の沿岸地域など、『刻逆』決戦で被害を受けた地域の慰問も兼ねて行われます。
 決戦での被害は最小限で抑えられていますが、ディアボロスが世界の人々を尊重し、共に秋祭りを楽しむ事で、ディアボロスと人々の未来に影響を与えることもあるかもしれません。
 秋祭りの詳細は、オープニングやリプレイを確認してください。

※最終人類史ですので、残留効果は全て(プレイング時点で発生していないものも含め)効果LV10で使用できます。

秋の和風アフタヌーンティー(作者 ライ麦)
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「あ、改めて皆様……『刻逆』決戦、お疲れ様でした」
 盆で半ば顔を隠すようにしてお辞儀するサフィール・セレニテ(見習い少年執事・g08576)は、水色の浴衣の上に白いフリル付きのエプロンを着けるという、どこか大正時代の女給を思わせる格好をしていた。面を上げた彼は、恥ずかしげに頬を染めたまま話し出す。
「それで……世界全てが奪還されたお祝いも兼ねて、都内の某ホテルで和風アフタヌーンティーの催しが開かれるそうです。ディアボロスの皆様にも、ぜひいらして欲しいと」
 そう言って、サフィールはチラシを差し出した。

 そこには、アフタヌーンティーでよく見る3段ティースタンドではなく、濃紺の重箱・盆に盛りつけられた料理やスイーツの写真と、メニューの一例が載っている。例えば、和のセイボリーに鮪と山葵の手毬寿司、秋鮭の西京焼きや松茸と銀杏の茶碗蒸し。和の甘味として、白餡を使った月うさぎの練り切り、満月の柚子ムース、和梨と金木犀の錦玉羹。他、焼き菓子に栗と和三盆のスコーン、焙じ茶のスコーン。クロテッドクリームに加えて、小倉餡や柚子蜜も添えて。
 お茶は、最初の一杯が目の前で点てる薄茶。その後は、玉露、宇治煎茶、玄米茶、加賀棒茶、焙じ茶、和紅茶、柚子煎茶等、好みに合わせて色々楽しめるという。
「尤も、そのチラシに載っているのは、あくまで一例で。他にも様々なコースがある他、メニューもカスタムできるようです。世界全てが奪還されたお祝いも兼ねているだけあって、ホテル側も気合が入っているみたいですね」
 サフィールが続ける。服装も自由なので、せっかくなら風流に浴衣コンテストで新たに仕立てた浴衣で楽しむのも良いだろう。

「僕も、今回は和風アフタヌーンティーとのことなので……恥ずかしいですが、この格好で皆様の給仕を精一杯頑張ります……!」
 再び頭を下げるサフィール。なるほど、女給風の浴衣はそういうわけだったらしい。和風の給仕と言われて、それしか思い浮かばなかったようだ。真面目だが、どこかズレている。それはともかくとして。
「戦いは終わり、しばらくはディアボロスの出番は来ないはずです。この和風アフタヌーンティーで、ゆっくり秋を楽しんでくださいね」


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。

効果2

【命中アップ】LV1

●マスターより

ライ麦
 ライ麦です。秋の和風アフタヌーンティーのシナリオをお届けします。

●簡単なまとめ
 都内の某ホテルで、秋の和風アフタヌーンティーを楽しみます。
 メニューはOPにあるものの他、こんなものが食べたい! というアイデアがあれば、プレイングにお書きいただければ、よほど奇抜なものでない限り採用します。(※手作り品の持ち込みはご遠慮ください)

 NPCのサフィールは、OPの格好で給仕に勤しんでます。お声がけない限りは背景と同化しますので、お気になさらず。

 それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております!
7

このシナリオは完結しました。

❓

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


橘・一颯
以前に仕立てた緑の市松格子の浴衣にて。

サフィール殿、招待ありがとう。
今日は存分に楽しませてもらおうと思うての。

秋の風情を映した和のアフタヌーンティーを、一品ずつゆるりと味わう。
秋の味覚のセイボリーはどれも自分好みで美味であるし、甘味は目にも楽しくやはり美味で。
目にも舌にも雅な品々を楽しみ、温かな茶を一口含めば、焙じ茶の香ばしさが鼻腔をくすぐり、ほうと息が零れた。

斯様に心穏やかなひとときを過ごせるとは、まこと、よき世になったものよ。

ふと、そんな思いが胸をよぎる。
思えば、かつては時を越えてこの世に流れ着き、戦いに身を投じ、遂には大敵との決戦にまで臨む事となった。

今、こうして穏やかな秋のひとときを享受できることこそ、何よりの報いなのやもしれぬ。

茶碗を静かに置き、今一度、菓子の並ぶ卓上へと目を向ける。
かくも美しきものを愛で、何の憂いもなく味わえる。
世が平らかになった証とは、案外、このような何気ない一時にこそあるのだろう。

「……うむ。終わりよければ、すべてよし。善きかな、善きかな」


 以前に仕立てた、緑の市松格子の浴衣に身を包み、橘・一颯(流浪疾風・g03241)は席に着く。
「サフィール殿、招待ありがとう。今日は存分に楽しませてもらおうと思うての」
 注文を伺いに来たサフィールにそう礼を述べれば、彼は、
「いえ、この場を用意してくださったのは、ディアボロスをこれまで支えてくれた皆様ですので……」
 と謙遜するようにはにかむ。注文を受けた彼が奥に引っ込み、やがて、秋の和風アフタヌーンティーセットが運ばれてきた。ごゆっくりどうぞ、と軽く頭を下げるサフィールに会釈し、見れば、華やかで目にも美しい品々が並んでいる。ころんと丸い形が愛らしい手毬寿司に、満月を思わせる色合いの茶わん蒸し。盆の上では、白餡でできた月うさぎが、満月の柚子ムースを見上げるように鎮座し、宝石の如く透き通る錦玉羹が涼を添える。その他の品も、実り豊かな秋の風情を映したものばかりで。感嘆の息を吐き、まずはセオリー通りにセイボリーから、一品ずつゆるりと味わう。鮪と山葵の手毬寿司も、秋鮭の西京焼きや松茸と銀杏の茶碗蒸しも、どれも自分好みで美味なものばかりだ。秋の味覚に舌鼓を打ちつつ、一颯の目は次第にメインの甘味へと移っていく。平安の京から現代に流れ着き、そこで初めて口にした甘味の虜になった彼としては、やはり甘いものは外せない。月うさぎのお月見をイメージした甘味の数々は目にも楽しく、また味も絶品だ。目にも舌にも雅な品々を楽しみ、温かな茶を一口含めば、焙じ茶の香ばしさが鼻腔をくすぐり、ほうと息が零れた。
(「斯様に心穏やかなひとときを過ごせるとは、まこと、よき世になったものよ」)
 ふと、そんな思いが胸をよぎり。一颯は暫し物思いに耽る。思えば、かつては時を越えてこの世に流れ着き、戦いに身を投じ、遂には大敵との決戦にまで臨む事となった。これまでの日々、たとえ甘味を楽しんでいる時でも、戦いは常に傍にあったといえる。しかし、世界の全てが奪還され、元凶も倒した今、もはやこの時を縛るものは何もない。
(「今、こうして穏やかな秋のひとときを享受できることこそ、何よりの報いなのやもしれぬ」)
 茶碗を静かに置き、今一度、菓子の並ぶ卓上へと目を向ける。透明な寒天に梨を閉じ込めた錦玉羹が光り、夜空を思わせる深い色合いの紫芋の羊羹が艶めく。巨峰に焙じ茶のジュレとクリームを重ねたヴェリーヌも、小倉餡や柚子蜜が添えられた焼き菓子の栗と和三盆のスコーンも、秋色を映した彩りで。かくも美しきものを愛で、何の憂いもなく味わえる。世が平らかになった証とは、案外、このような何気ない一時にこそあるのだろう。そう思い、一颯は再び焙じ茶を口に運んだ。
「……うむ。終わりよければ、すべてよし。善きかな、善きかな」
 そう呟く彼の口元には、満足げな微笑みが浮かんでいた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2026年10月18日