リプレイ
文月・雪人
生きたいと願う者が生きて行ける世界であって欲しい。
俺の中のその願いは、新宿島に辿り着いたあの時からずっと変わらない。
だからこそ彼らとも、共に歩める道を俺は探し続けたいよ。
今回の任務は、職業の適正調査と訓練だね。
仲間と協力して色々試していこう。
彼らの行動指針については、
『武士道』から『法令遵守』へと、アップデートしていく必要があるのかな。
とはいえいきなり法律書を読み理解するのは無理がある。
先ずは人々の暮らしを動画も使って説明し、自分達もその一員となるイメージを膨らませて貰おう。
最終人類史の専門家と協力して、天魔武者向けの適職診断テストを作り、皆に受けて貰いたい。
何が得意で、何が苦手で、報酬として何を望むのか、
確りと聞き取って、より良いマッチングの為のデータを集めよう。
また、一般人との距離を考える為には、シミュレーションは必要不可欠だ。
コンビニを模した施設を用意。
『一般人に受け入れられやすいトループス級達』をアルバイト店員として、
接客業務まで可能かどうか、俺達と一般人職員を相手に練習しよう。
マリリン・モンロー
機会が減ったとはいえ、まだ天魔武者にも役に立つ場面はあるだろうからね。
今後のためにもこの試みは有用だと思うよ。
行動指針の武士道に関しては、訓練中に関しては遵守する必要はないとしつつ、現代社会の法や常識をレクチャー。
すべてを理解させる必要はないから概要や空気感を掴ませるのを目指したいかな。
天魔武者にも戸惑いは出るだろうし、無駄なことを教えられてきたとは思わないように説明やフォローをしておきたい。
この辺りは法律や歴史、教育等の専門家の力も借りて子供向けくらいの内容で説明用の冊子を用意したいかな。
能力的な適正を確認しつつ、彼ら自身の希望も確認する。
どんな風に働きたいか、逆にどんなことは避けたいか。
将来的なことも含めてどんなことをしたいのか。
全員の話を聞いていきたいな。
あとは個体識別をしたいから名前があるようならそれを札に。
ないなら、簡易的な名前と番号で札を割り振ろう。
訓練中は一般人の指示で動いてもらおう。
絶滅人類史の話では一般人への感情が大きく影響しそうだからそういった反応を観察しておきたい。
●
青森県某所。
かつて蝦夷共和国が一般人の再教育を行なっていた施設にて、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は、居並ぶ天魔武者たちを静かに見渡した。
同席するマリリン・モンロー(偽物は人類の夢を見るか?・g11765)は、天魔武者たち一人一人へ札を配っている。簡易的な呼称と識別番号を記した札だ。
外見の似通った天魔武者を個体ごとに識別し、能力や反応を正しく記録するためのものだった。
機会が減ったとはいえ、まだ天魔武者にも役に立つ場面はあるだろう。
今後のためにも、この試みは有用なものになる。
マリリンはそう考えながら、最後の札を手渡した。
●
雪人は天魔武者たちの行動指針について、『武士道』から『法令遵守』へとアップデートしていく必要があるのではないかと考えていた。
とはいえ、法律書を一冊渡して、すべてを理解させれば済むという話でもない。
いきなり法律書を読み理解することは、普通の人間にとっても難しいのだ。
そこで雪人は、最終人類史の日常を映した映像を天魔武者たちに見せることにした。
「君たちも、いずれはこの中の一員になるかもしれない。まずはその姿を想像してほしいんだ」
天魔武者たちは、素直に映像を見つめていた。
しかし動画を用いた説明が進むにつれ、天魔武者たちの間には、次々と疑問が浮かび上がっていったようで。視聴が終わるや否や、雪人は質問攻めにされる。
「あの行動は命令か」
「そうでないなら、何を基準として行動した」
天魔武者たちは、日常の行動一つ一つに明確な規範を求めたのだ。
雪人はそこで気付く。
天魔武者の優等生たちとは、性格が武士道の精神に近く、武士道を規範として行動することに親和性のあった者が、そう定義されていたのだと。
彼らは、自分で判断できないわけではない。
おそらく、『これから行う行動が武士道的に正しいか』を自ら判断し、行動する能力は高いだろう。
だが法令遵守とは、自分の価値観で正しさを判断するのではなく、外部で定められた法令に従うことを求めるものだ。
自身の中の規範に従うか。
外部で定められた規範に従うか。
(なるほど。武士道と法律では、参照先が違うんだね)
雪人は腕を組み、小さく息を吐いた。
日常のあらゆる行動について、該当する法律が存在するかを一つ一つ確認することなど、事実上不可能だ。
そればかりではない。
天魔武者の中には、身体そのものが武器に近い者もいる。
現代の法令をそのまま適用すれば、その存在自体が問題となりかねない者すらいた。
法令遵守を新たな行動規範とすることは、雪人が考えていた以上に難しいものだった。
●
法律で定められていない行動を、人間は感情や常識によって判断することがある。
ならば、そうした人間的な感覚を教えることはできないだろうか。
全てを理解させる必要はない。概要や空気感を掴ませることができればいい。
マリリンは法律や歴史、教育の専門家の協力を得て、子供向け程度の内容で作られた冊子を教材として用意していた。
訓練に先立ち、マリリンは天魔武者たちへ告げる。
「今回の訓練中は、武士道を遵守しなくても構わないよ。現代社会の法や常識を、新しい基準として考えてみてほしいんだ」
だがその指示は、マリリンが意図した結果を生まなかった。
武士道を守らなくてよいと告げられた天魔武者たちは、代わりに人間社会の常識へ従うことはなかった。
彼らは彼ら自身の、天魔武者としての常識に従って行動を始めたのだ。
武士道という枠を取り払えば、そこへ自然に人間の法や常識が収まるわけではなかった。
むしろ天魔武者本来の価値観が露わになり、社会適応という点では、状況は悪化したと言ってよかった。
「なるほど。武士道を外せば、空いた場所に人間の常識が入る……なんて単純な話じゃないんだねぇ」
マリリンは表情を曇らせながら、冊子を開く。
教材には、人間社会における基本的な道徳などが記されていた。しかし、説明を受けた天魔武者たちは、皆揃って首を傾げた。
「悲しいという感情が、禁止の理由となるのか」
「悪口と、相手の能力を正しく指摘する行為は異なるのか」
「事実であっても、言ってはならない場合があるのか」
「相手が悲しむかどうかを、どのように判定するのか」
マリリンは尋ねる天魔武者たちを注意深く観察する。
ふざけている様子も、反抗している様子もない。彼らは本当に、その説明の意味を理解できていないのだ。
そこでマリリンは試しに問いかけた。
「君たちは、『悪口を言ってはいけない』という命令なら守れるのかい?」
「命令であれば、実行可能」
返答は迷いのないものだった。
理由を説明せず、『こういった言動は禁止する』と命じれば、それに従うことができるようだ。
だが。その命令の根拠となる人間の感情の動きを、実感することはできないのだろう。
子供向けの教育は、『人間ならばこう感じる』ことを前提としている。
その前提を共有していない天魔武者にとって、子供向けの教材は簡単どころか、理解するための足場すら存在しないものだった。
天魔武者たちに、子供向け教材を用いて人間の感情や常識を教えることは、不可能に近い。
法律や常識を簡単に教えることもできず、人間の感情をもとに善悪を理解させることも難しい。
結果として。人間の『武士道』を覚えさせ、それを行動規範とした方針が、天魔武者を統制する方法として極めて適切だったと言える。
「人間と同じように感じることを、前提にしちゃいけないんだねぇ」
そう呟きながら、マリリンは小さく頭を抱えた。
●
その後、雪人とマリリンは、別の角度から天魔武者たちの社会適応を探ることにした。
最終人類史の専門家と協力し、天魔武者向けの簡易適職診断テストを作成する。
何が得意で、何が苦手なのか。
報酬として何を望むのか。
どんな仕事をしたいのか。
逆に、どんな仕事は避けたいのか。
天魔武者たち一人一人へ聞き取りを行うと、その回答は武士道的な価値観に強く影響されていた。
人間の就職活動における希望とは、やはり大きく異なる。
だが、それでも彼らの得手不得手や、望む役割を知るための資料にはなる。
能力的な適性を確認しつつ、テスト中は一般人の指示に従って作業してもらった。
そうして様々な課題を試した結果、一定の傾向が見えてくる。
天魔武者たちは、明確な指示のもとで作業を行う場では、比較的安定して能力を発揮した。
特に工事現場のように、役割と命令がはっきりしており、顧客と直接接する必要のない場では、武士道的な価値観と大きく衝突することも少ない。
命令が明確である限り、天魔武者たちは正確に動いた。
指示を出した者が一般人であっても、その内容が明瞭であれば、作業を遂行することはできる。
だが指示が途切れた途端、その場は止まった。
彼らが自ら判断できないわけではない。
しかし。命令のない状況で人間の意図や感情を推測し、人間社会の常識に沿った行動を選ぶことは難しいのだ。
(うーん、正しい指示を継続して出し続ける必要があるようだね。気軽に一般人を上司にするのは……難しいところがあるかな)
続いて雪人は、コンビニを模した施設を使い、接客業務のシミュレーションを行うことにした。
比較的人間に受け入れられやすい外見を持つトループス級を店員役とし、雪人やマリリンが客役を務める。
定められた台詞を口にし、指定された商品を並べる。
そこまでは問題なかった。だが接客では、想定外の事態が起こるもの。
相手の希望を読み取り、適切な提案をすることが求められるのだ。
曖昧な依頼、想定外の質問、理不尽な苦情。
接客業には、命令だけでは網羅しきれない事態があまりにも多かった。
コンビニ店員程度の業務であっても、武士として屈辱と感じる場面が多く、適応は難しい。
そのことが、はっきりと示された。
●
テストの結果をまとめながら、マリリンは低く唸った。
仕事の内容だけでなく、どこまでを命令として定め、誰が指示を出し、想定外の事態にどう対処するのかまで、あらかじめ準備しなければならない。
「これは……武士道に代わる行動方針が用意できないと、社会適応は難しいだろうねぇ」
今回判明したことは、決して明るい結果ばかりではない。
それでも。
これから彼らをどう扱い、どのような場所で生きてもらうのかを考えるための判断材料にはなる。
人間的な感情を前提とした教育は通じない。
法令や常識だけでは、日常のすべてを網羅できない。
明確な命令があれば行動できるが、指示がなければ、人間社会の常識に沿って判断することは難しい。
人間と天魔武者では、正しさを判断する基準も、他者の感情を理解する方法も、そもそもの存在の在り方さえ大きく異なっている。
行動規範が近かった武士道を取り払い、その代わりに人間の法や常識を与えれば、共に暮らしていける。
そんな単純なことではなかったと、ディアボロスたちは突きつけられた。
(生きたいと願う者が、生きていける世界であってほしい)
雪人の中にあるその願いは、新宿島に辿り着いたあの時から、ずっと変わっていない。
だが善意だけで埋められるほど、人間と天魔武者の隔たりは小さくなかった。
(だからこそ彼らとも、共に歩める道を、俺は探し続けたいよ)
今回の試みで得られた答えは、その道が容易ではないという事実だった。
そして同時に。
何を考え、何を準備しなければならないのかを示す、最初の一歩でもあった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【書物解読】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
月下部・小雪
利用価値がなくなったから処分する。
そ、それはなんだかすごく嫌な気分になり、ます。
天魔武者さん達も『永遠存在』に対抗するために生まれた者です。
敵対する意思がないなら、天魔武者さん達も切り捨てたくはないですね。
ボクは機工からくり兵さんや手に職があるタイプの適正を調べます。
で、できれば、一般人のその道のベテランさんと一緒にお仕事できないかやってみたいです。もちろんボクとコダマも一緒に参加します!
仕事をしながら天魔武者さん(できれば何か個人名があるといいのですが……)にお話しを聞きます。
最終人類史の人々のような、みなさんから見たら簡単に害することができる人と一緒に何かをすることもあります。
ベテランさんの働きに、もし関心できるようなところがあれば教えてほしい、です。
一般人にプラスの感情を持てるか確認したいですね。
……お仕事中の様子は隠しカメラで記録しておきましょう。
ここは知性が高い者が集まって、ます。
お話だけだと、ボク達に気に入られようと正直に意見を言ってくれない可能性もありますからね。
●
(利用価値がなくなったから、処分する……そ、それは、なんだかすごく嫌な気分になり、ます)
天魔武者たちもまた、『永遠存在』へ対抗するために生み出された存在。
既に敵対する意思がなく、別の道を探せるのならば、役目を失ったというだけで切り捨てたくはない。月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)もまた、共に生きる道を探していた。
小雪が適性を調べることにしたのは、機工からくり兵をはじめとする、既に手に職を持つタイプの天魔武者たちだった。
彼らならば、その技術を最終人類史でも活かせるかもしれない。
そこで小雪は、その道に長く携わってきた一般人の職人へ協力を頼み、天魔武者たちと共に作業を行ってもらうことにした。
「今日はこちらの職人さんと一緒に、お仕事をしてもらいます。ボクとコダマも参加しますので、よろしくお願いし、ます!」
職人から作業工程を説明されると、機工からくり兵たちは、命じられた通りに手を動かし始めた。
部品を運び、組み上げ、指定された箇所を調整する。
一つの作業が終われば、次の命令を待つ。
同じ工程を繰り返すよう指示されれば、疲労や不満を訴えることもなく、延々と作業を続けた。
一般人である職人からの指示にも反発する様子はない。
理不尽とも思える細かな修正を何度求められても、黙々と従っていた。
「す、すごいです。とても正確で、真面目に働いてくれて、ます」
小雪もコダマと共に作業を手伝いながら、天魔武者たちへ声を掛けていく。
「職人さんの働き方を見て、感心したところはありましたか?」
「命令を正確に伝達する能力は高い」
「作業工程の判断に無駄がない」
「修練を積んだ技術であることは認める」
少なくとも、一般人の技量を正しく評価することはできるようだ。
命令の範囲内で共に作業をする限り。一般人へ危害を加えたり、問題を起こしたりする様子もない。
この分なら、明確な指示を与え続けることのできる職場であれば、働くことも可能かもしれない。
だが小雪は、作業中の受け答えだけを鵜呑みにはしなかった。
ここに集められたのは、天魔武者の中でも知性が高い優等生たちだ。
ディアボロスに気に入られようと、本心を隠した返答をしている可能性もある。
そのため作業場には、事前に隠しカメラが設置されていた。
小雪たちが傍を離れている間も、天魔武者たちの行動や会話は記録されている。
後から映像を確認してみても、彼らの様子に変化はなかった。
監視する者がいようといまいと、命令された作業を続ける。
一般人の職人への態度も変わらず、陰で不満を口にすることもない様子だった。
●
「こ、このお仕事は、どうですか? 嫌なことや、避けたいことがあれば、教えてほしいです」
作業を終えた後。小雪は天魔武者たち一人一人へ、希望を尋ねてみた。
「命令された事は絶対。好悪は作業の遂行に関係しない」
「命じられた以上、拒否するという選択肢はない」
返ってきた言葉に、小雪は目を瞬いた。
彼らが真面目に働いていたのは、この仕事を望んでいたからではない。
一般人の職人へ敬意や好意を抱いたからでもない。
命令されたから。
ただ、それだけだった。
どれだけ嫌な作業であっても、どれだけ理不尽な命令であっても、命じられれば反抗せず、延々と同じ作業を続ける。
小雪の脳裏に浮かんだのは、彼らが社会へ適応できるという明るい未来ではなかった。
命令に従い、問題を起こさない。
その性質だけを見れば、確かに扱いやすい優等生に見えるだろう。
小雪は迷った末に、さらに問いかけた。
「もし、この作業も命令もなくなって……自由に、好きなことをしていいと言われたら、何をしたいですか?」
何度か、命令ではなく本人の望みを聞きたいのだと説明する。
「人を苦しめたい」
「我らが受けた苦行を与え、圧政によって支配する」
小雪は息を呑んだ。
コダマもまた、驚いたように動きを止める。
彼らは命令に従っている間は、問題行動を起こさない。
しかしそれは一般人へ好意を持っているからでも、人間社会の一員になりたいと願っているからでもなかった。
命令という枠の中にいるから、その本能を抑えているにすぎない。
何度も自由にしてよいと言われれば、天魔武者としての本能に従い、一般人を苦しめることを望むのだ。
隠しカメラの記録にも、嘘をついている様子はなかった。
質問に答えたのも、小雪の問いを命令として受け取り、その命令へ正直に従った結果なのだろう。
彼らには裏表がない。
命令されれば働き、質問されれば答える。
その従順さの奥に、人間へ向けた善意が隠されているわけでもなかった。
一般人の職人と共に働くこと自体はできる。
けれど、それを彼ら自身が望んでいるとは限らない。
命令という枷を外した先にあるのは、人間との穏やかな共生ではなく、天魔武者としての本能なのだ。
利用価値を失ったからといって、切り捨てたくはない。
だが、命令に従わせ続けることだけが、彼らを生かす道なのだとすれば。
それは本当に、彼らを救ったことになるのだろうか。
小雪の疑問に答える者はなく。作業場には、次の命令を待つ天魔武者たちが静かに佇んでいた。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
文月・雪人
成程ね、規範に対して忠実にか。
トループス級の彼らの役割は、上官の命令を正しく遂行する事にある。
この性質もまた彼らの存在意義、アイデンティティと言えるのかもしれない。
規範が重要なのも頷けて、改めて葉隠の有難さを感じるよ。
ならばここは葉隠をベースにしつつ、時代に合わない部分を改めて確認し、
現代社会に適合した現実的な行動規範として、内容を更新していきたい。
人間社会の事を学ぶなら、その生活を模倣して貰うのも手だろうか。
住宅地、工場、港、商業施設、その中で暮らす天魔武者。
訓練施設として街を丸ごと建設し、人間社会を模倣した生活を試して貰いたい。
特に忍者系の皆なら、他国の文化に溶け込んでの情報収集は得意分野だろうか。
彼らに、お手本として俺達人間の行動を観察、模倣して貰い、
人間と天魔武者の両方の視点から問題点を洗い出して、
双方が安全で暮らし易い距離感を確認しつつ、新たな行動規範を纏めていこう。
そして新規範を体得した忍者系の皆には、
他の天魔武者達のお手本として、規範を教える役目も担って貰えると有り難いよ。
●
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)はこれまでの試みを経て、改めて天魔武者たちの性質について考えていた。
(成程ね、規範に対して忠実にか)
トループス級の役割は、上官の命令を正しく遂行することにある。
その性質もまた彼らの存在意義であり、アイデンティティの一つなのかもしれない。だからこそ、行動規範は重要なのだろう。
ならば『葉隠』を土台に、時代に合わない部分を改め、現代社会に適した規範へ更新していけばいいのではと雪人は思い至った。
今度は前回とは逆に、天魔武者が人間を相手に接客するのではなく、人間社会の施設を利用する側として訓練を行うことにした。
中でも潜伏や情報収集を得意とする忍者系の天魔武者たちに、雪人たちの行動を観察、模倣させながら、コンビニの利用方法を覚えてもらう。
その結果。天魔武者たちは習った通りにコンビニで商品を選び、代金を支払うことが出来た。
彼らは教え込まれた手順や、毎日決められた行動を繰り返すことは問題なくできる様子だ。
潜伏任務としてならば、現代社会の施設を利用することも可能だろう。
だが。曖昧な命令を与えてみれば、事情は変わった。
「一般人に怪しまれたりしないように、自分で工夫して生活してみてくれるかい?」
そう雪人に命じられた天魔武者は、いきなり地面に穴を掘り、その中へ身を隠した。
「な、何をして……いるのかな?」
「地中ならば一般人と接触せず、発見もされない」
確かに命令には忠実で、自分なりの工夫もしている……のだが。
(……コレジャナイ感がすごいね)
彼らは人間の行動を模倣することはできても、人間の常識を共有しているわけではない。
想定外の事態や曖昧な指示に対し、人間が期待する判断をするとは限らないのだと。雪人は結論づけた。
●
さらに日常生活の訓練を重ねた結果。人間と同じように生活すること自体が、天魔武者にとって大きな負担となることも判明した。
人間社会の暮らしは、彼らの本能と大幅に乖離している。
命令によって従わせることはできても、それを長く続ければストレスは蓄積し、いずれ破綻する可能性がある。
そして、その破綻の先には。天魔武者が一般人へ危害を加える事態さえ起こり得る。
雪人はそこで改めて、『葉隠』が果たしていた役割を理解する。
葉隠を行動規範としたからといって、天魔武者の本質そのものが変わったわけではない。
人間と同じ感情や価値観を得たわけでもない。
葉隠は彼らの本能を消し去るものではなく、その本能に逆らわない形で、行動に一定の型を与えていたのだ。
その型があったからこそ、一般人との軋轢を避けることができていたに過ぎない。
ならば、人間と全く同じように生活することを求めるのではなく。彼らの性質そのものを受け入れた上で、その性質に合った居場所を探すべきなのかもしれない。
軍隊や警察の特殊部隊、政府の諜報活動。
明確な命令系統があり、天魔武者の持つ力や性質を必要とする場所は、現代社会にも存在する。
天魔武者の性質と、社会の需要が噛み合う職種に限って、その力を活かす。
つまり完全な同化ではなく、互いの性質を踏まえた上での限定的な共存だ。
それが天魔武者と人間の双方にとって、最も現実的な道なのだろう。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
ラウム・マルファス
予想より少し悪かったけど、まぁ想定内カナ
上位者から命令すればマシになるけど、圧制や癒着の心配も出てくるネ
人間から命令するのは反対するヨ、ケンカして「あいつ殴ってきて」って命令したらホントに殴り殺すだろうからネ
上位命令で縛っても、抜け道を人間側が探したら意味無いしネ
ボクは積極的に共存したいとは思わないケド、選択肢が増えるのは良いことダ
今回は地雷除去の仕事を試してみよウ
範囲だけ指定すれば人と関わらず遂行できるハズ
現地へ行くのは難しいし、実験もしたいから、安全そうな広い場所を用意
実験は、敵意を含む一般物の地雷を踏んだ場合に反撃を抑えることができるのかだネ
ボクお手製地雷を埋めた砂場を用意しよウ
大きめのライターの上に火薬が乗ってるってレベルだけどネ
一般物で、天魔武者への復讐心も抑えたもも、意図的に敵意を持って作ったモノも用意しよウ
反撃に備えて氷龍の盾を構え、地雷の除去をしてもらうヨ
探知して解除したり、踏んで壊したりだネ
人間側が敵意を持って攻撃することもあるだろウ
反撃の意思は抑えられるのカナ?
月下部・小雪
むむむっ、天魔武者さんは本能では一般人を苦しめることを望む、ですか。
人間にだって法律や人の目がなければ同じようなことをしたいと思っている人はいるはずですが、
種族全体がそういう考えだと共存は難しい、でしょうか。
いえ、今はお仕事の適正調査を進めていきましょう。
つ、次は忍者な天魔武者さん達ですね。
忍者と言えば諜報活動というイメージもありましたが、戦いのない江戸時代なんかではお城の警備などもやっていたらしい、です。
建物の警備や孤島に立てた設備の警備、管理なんかをお願いしてみましょうか。
た、例えば刑務所とかの警備であれば、悪い人を閉じ込める刑罰という意味で天魔武者さんの本能も少しは満足できるかも?
ラウムさんも心配されていましたが、不意の攻撃でパラドクスで反撃してしまわないかは気になりますね。
警備途中に襲われて反撃してしまったら、普通の人間なら確実に死んで、しまいます。
自分の身を守るのは生きるものの権利だとは思いますが、パラドクスの反撃は過剰防衛すぎます!
反撃を我慢できるかも実験行っていきましょう。
●
「むむむっ、天魔武者さんは、本能では一般人を苦しめることを望む、ですか……」
月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は考え込んでいた。
法律や人の目がなければ、他人を傷つけたいと考える人間だっているかもしれない。しかし、種族全体がそのような本能を持つとなれば、やはり共存は難しいのだろうか。
「予想より少し悪かったけど、まぁ想定内カナ」
ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は淡々と結果を受け止める。
上位者からの命令で行動を縛れば、問題は減らせるかもしれない。しかし、それでは圧制や癒着の危険が生じる。
まして一般人に命令権を与えることには、ラウムは反対だった。
「ケンカして、『あいつ殴ってきて』なんて命令されたら、本当に殴り殺しかねないからネ」
ラウム自身、積極的な共存を望んでいるわけではない。
それでも、選択肢が増えること自体は悪くないと考えていた。
「……今はお仕事の適性調査を進めましょうか。つ、次は忍者な天魔武者さんたちですね」
小雪は気を取り直し、次なる対象である忍者系の天魔武者たちへ目を向ける。
●
忍者といえば諜報活動という印象が強いが、戦のない時代には城の警備なども担っていたという。
「た、例えば、孤島にある設備の警備や管理なんかをお願いするのはどうでしょう?」
小雪の提案に、ラウムは少し考えてから首を傾げた。
「うーん、警備自体はできるだろうけどネ。孤島にある施設で、天魔武者ほどの戦力が必要になる場所がどれだけあるかナ?」
人里から離れていれば、一般人との接触は減らせる。
だが、そもそも孤島に存在する施設自体が限られている。その中で天魔武者ほどの戦力を必要とする場所となれば、さらに少なくなる。
雇用を生み出すには、あまり現実的とはいえなかった。
「では、刑務所の警備はどうでしょう? 悪い人を閉じ込める刑罰なら、天魔武者さんの本能も少しは満足できるかも……?」
「警備はできるだろうネ。でも、刑務所を天魔武者に守らせるほど盤石にする必要があるのかナ? それに刑務所は、囚人を閉じ込めておけばいい場所じゃないヨ。いずれ社会に戻すなら、更生のための指導も必要になるからネ」
更生させる役割まで、天魔武者に任せることは難しい。
警備だけを担わせることはできても、彼らの存在が囚人の更生や社会復帰に悪影響を及ぼす可能性もあるだろう。
「警備と管理も別物だヨ。天魔武者の多くは警備ができても、施設の管理までできるわけじゃないだろウ。それに、できたとしても……強大な力を持つ彼らに管理権限まで渡すのは、あまり良くないだろうネ」
「むむむっ……できるお仕事と、実際に任せられるお仕事は違う、ですか」
「そういうことだネ。能力があるだけじゃ、雇用にはならないんだヨ」
もっとも、忍者系の天魔武者そのものに需要がないとは考えにくい。
その能力を考えれば、彼らを雇いたいと考える企業は少なくないだろう。護衛としてならば、国家の要人クラスから引き合いがあっても不思議ではない。
だが、ラウムはその需要を単純に歓迎する気にはなれなかった。
忍者としての技術に加え、ディアボロスにも匹敵する戦闘能力を持つ天魔武者。
企業が金を払って彼らを雇おうとするなら、その目的が単なる警備や護衛だけとは限らない。
護衛という名目で引き取り、その力を手元に置く。
そして必要となれば、諜報活動や特殊部隊の戦力として利用する。
そんな思惑を抱く者が現れても、何ら不思議ではないだろう。
反対に。強大すぎる戦力を抱える危険を考え、天魔武者とは一切関わらないと判断する企業も多いはずだ。
(……やっぱり、人間側に命令させるのも危ないと思うんだよネ)
天魔武者をどう制御するかだけを考えていては足りない。
上位者からの命令で彼らを縛ったとしても、その仕組みを利用する人間が抜け道を探せば意味がない。
天魔武者を誰が、どのように使うのか。
その力を手にした人間が、彼らに何を命じるのか。
警戒すべきなのは、天魔武者の力だけではないのだ。
●
そんな中、ラウムが次の適性調査として目をつけたのは、地雷除去の仕事だった。
「範囲だけ指定すれば、人と関わらずに遂行できるハズだヨ。現地へ行くのは難しいし、今回は実験も兼ねて試してみようカ」
「そ、そういえば……天魔武者さんが不意に攻撃を受けたら、パラドクスで反撃してしまうん、でしょうか? 普通の人間なら確実に死んで、しまいます」
小雪が懸念したのは、予期せぬ攻撃を受けた際の天魔武者の反応だった。
地雷除去の最中にも、不意に爆発へ巻き込まれることはあり得る。
この機会に、攻撃を受けた際に反撃を抑えることができるのかも確かめておくべきだろう。
「人間側から攻撃されることだってあるだろウ。予め分かっている攻撃なら反撃を抑えられるのか。それとも、不意に攻撃を受けても我慢できるのか。そこも一緒に検証してみようカ」
検証のため、ラウムは安全な広い場所に実験場を用意した。その砂場に埋めたのは、ラウムお手製の簡易的な地雷だ。
大きめのライターの上に火薬を載せた程度のものだが、今回の実験には充分だろう。
ラウムはまず、実験に参加する天魔武者たちへ地雷の仕組みや、除去作業中に爆発する可能性があることを簡単に説明する。その上で、一つの指示を付け加えた。
「作業中に地雷が爆発しても、反撃はしないでほしいんだヨ」
やがて、天魔武者の一体が地雷を踏み抜いた。小さな爆発音と共に砂が弾け、爆風がその足元を叩く。
天魔武者は咄嗟に身構える。だが、反撃のパラドクスが発動することはなかった。
何が起こり得るのかをあらかじめ把握し、反撃を抑えるよう指示されていれば。たとえ攻撃を受けても、天魔武者は意志によって反撃を制御できるようだ。
「で、できました! これなら、人と関わるお仕事でも……」
反撃を抑えられたことに、小雪が僅かに表情を明るくしたその時だ。
天魔武者の一体が、ラウムから地雷が埋められていると説明されていた範囲を出る。
その足が地面を踏みしめた瞬間、突如として爆発が起こった。
そこに地雷があることも、爆発が起こることも知らされていない、完全な不意打ちだった。
爆発と同時に天魔武者のパラドクスが発動し、ラウムが構えた氷龍の盾へと突き刺さる。
「……やっぱり、問題はこっちだネ」
事前に攻撃を把握し、反撃しないよう意志を整えていれば、その行動を抑えることはできる。
だが、予期していない不意の攻撃に対しては。反撃を抑えることができなかったのだ。
現実の社会では、いつ誰から攻撃されるかなど、あらかじめ知ることはできない。
一般人が天魔武者へ攻撃を仕掛けた場合。不意の攻撃に反応した天魔武者が反撃し、その一般人を殺してしまう可能性は充分にある。
警備や護衛という仕事には、人間との接触が避けられない。
どれほど事前に反撃を禁じても、あらゆる攻撃を予測し、その度に備えておくことはできない。
一般人を反撃によって殺してしまう可能性が残る以上、天魔武者と一般人との共存は難しい。
それが今回の検証によって示された、厳しい結論だった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【無鍵空間】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!
月下部・小雪
うーん、今までの訓練結果からだと人間と一緒に生活するのは難しそう、でしょうか。
人間社会の中に溶け込むのではなく、未接触部族みたいにある程度距離を取った方がいいかも、です。
人間と離れた場所で行える仕事を考えてみましょう。
今回は戦うことしかできないグループと言われていますが、手足があるので武器の代わりにスコップや鍬なんかは持てるはずです。
砂漠の緑化作業やトンネルの掘削、ダムの建設とか体力のいる現場が考えられますね。
トンネルやダム工事はここで試すのは難しいので、畑仕事の真似事とかやってみましょうか。
畑仕事でも高度な技術がいるような部分はディアボロスやジェネラル級、アヴァタール級の指示の元に実施させるように徹底します。
今回は上位階級がいないのでディアボロスから指示するようにします。
なにかあったらほうれん草です、必ずほうれん草するように徹底しましょう。
お仕事の合間にはインタビューもしてみますね。
戦うことしかできないとは言われてますが、や、やっぱり戦うお仕事の方がいいのでしょうか?
※アドリブ連携歓迎
●
「うーん。今までの訓練結果からだと、人間と一緒に生活するのは難しそう、でしょうか」
月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は、眉間に深い皺を寄せた。
人間社会に溶け込もうとすれば、あちらこちらで問題が起きる。
(未接触部族みたいに、ある程度距離を取った方がいいかも、です)
ならば発想を変えて、人間とは離れた場所で働いてもらうのはどうだろうと、小雪は思い至る。
接触する機会そのものを減らせば、衝突する危険も抑えられるかもしれない。
「今回は、戦うことしかできない天魔武者さんたち、でしたよね」
それでも手足がある以上、武器の代わりにスコップや鍬を持つことはできる。
砂漠の緑化やトンネルの掘削、ダムの建設など。体力を必要とする仕事ならば任せられる可能性もあるだろう。
とはいえ、ここで大規模な工事を試すことは難しい。
そこで小雪は、試験的に畑仕事を行わせることにした。
作業内容を細かく定め、高度な判断が必要になれば必ずディアボロスへ報告、連絡、相談するよう徹底する。
命令を受けた天魔武者たちは、黙々と土を掘り返していった。
確かに作業そのものは可能だった。
戦闘しかできない者であっても。工作機械のような単純労働力として扱うのであれば、運用することはできるだろう。
問題は効率だった。鍬や鋤などの農具を利用した農業は、効率が悪かった。
クロノヴェーダとしての力を活かすわけではない以上。一般人が適切な機械を使い作業する方が効率が良い。
加えて、天魔武者には賃金が必要ないとしても。監視する人員や、万が一暴れた際の対策も用意しなければならない。
無料の労働力という利点を考慮しても、総合的には割に合わなかった。
「や、やっぱり、戦うお仕事の方がいいのでしょうか?」
作業の合間、小雪は天魔武者たちへ尋ねてみる。
戦うことしかできないとされている彼らにとって、こうして畑を耕すことはどう感じられるのだろう。
「命令であれば従う」
「えっと……そうではなくて。皆さん自身は、このお仕事を続けたいと思いますか?」
「命令されたのであれば、続ける」
返ってくるのは本人の希望ではなく、あくまで命令に従うという答えばかりだった。
結局。畑仕事を望んでいるという言葉を、彼ら自身から聞くことはできなかった。
命令すれば働かせることはできる。
だが、本人の適性とは異なる単純労働を長期間続けさせる以上、命令によって従わせ続けるだけでは安全とも言い切れない。
定期的に命令を上書きしなければ、いずれ暴発する可能性もある。
人間から遠ざければ、それだけで安全になるわけでもなかったのだ。
(これって……天魔武者さんたちが人間にしていたことを、今度はボクたちが天魔武者さんたちにしているだけ、なのでは……?)
力で逆らえない相手に命令し、本人が望まない労働を続けさせる。
かつて一般人を圧政によって酷使していた天魔武者が、今度はディアボロスによって労働力として使役される。
因果応報と言ってしまえば、それまでなのかもしれないけれども。
少なくとも小雪が探していた『共存』とは、随分と違う形をしていた。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【土壌改良】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
ラウム・マルファス
アヴァタールの指示前提で、粉砕や圧縮の作業ができないカナ
工場内じゃなく、無人ボートとかで材料渡したら加工して返してくれる感ジ
指導の前に『苦行』について明確にしタイ
出来れば他のタイプの天魔武者含め、話とアンケートするヨ
人間は安全な場所へ退避
前提条件は
回答で光秀達が不利になったり、咎めることは無イ
本心で答えて欲しいが、誰かの命令や意思を汲んで答えたら、その旨も教えて欲しイ
話す内容は
指導は圧政や復讐ではなく、親切心から出たモノ
今後も含め、人に限らず圧政対象は与えナイ
反応を確認
その上で
人間社会内で生きタイ
人間からは離れ地上のどこかで暮らしタイ
光秀が生きられるなら、自身はボク達と戦って死にタイ
から希望を選んで貰ウ
上記以外でもOK
葉隠は支配者の理論だし『非人』に関する記述があるハズ
与えられると思ってたら困るからネ
人間にも話を聞きタイ
天魔武者と共存したいか?地上のどこかに居るだけなら良いか?
ボク達にも葛藤があるんだ、無条件に受け入れるなら気になル
違和感を抱かないなら、相手の武器に恐怖も感じないだろウ
●
「アヴァタール級の指示を前提にすれば、粉砕や圧縮くらいは任せられないカナ」
ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は、戦闘型の天魔武者たちを前に考える。
工場へ入れる必要はない。無人の船などで材料を送り、加工したものだけを回収する。人間との接触を避ければ、彼らの力を活用できる可能性はあるだろう。
だが、その前に確認しておきたいことがあった。
「キミ達が言う『苦行』について、もう少し詳しく聞かせてほしいんだヨ」
これまでの調査では、本人の希望とは関係なく、命令によって作業を続けさせる場面もあった。
命令された側が、それを望んでいるかどうかは関係ない。ただ従わせ、働かせる。
かつて天魔武者が一般人へ行っていた圧政や労働と、今ディアボロスが彼らへ行っていること。その二つは、本当に全く違うものなのだろうか。
一般人を安全な場所へ退避させた上で、ラウムは天魔武者たちから話を聞くことにした。
これまで行われてきた指導は、復讐や新たな圧政を目的としたものではない。
そして今後も人間であろうとなかろうと、彼らが圧政するための対象を用意するつもりはない。
そう伝えた上で反応を確かめると。少なくとも戦闘型の天魔武者たちは、圧政そのものを求めているわけではないことが見えてきた。
彼らの多くは、そもそも圧政の仕組みに深く関わっていない。
砦の防衛などを任務としていた者ならば、一般人とほとんど関わらずに過ごしていた者もいる。
では、そんな彼ら自身は何を望むのか。
ラウムは様々な選択肢を示し、希望を尋ねていく。
その中で戦闘型の天魔武者たちが強く示したのは、戦いへの欲求だった。
物を破壊する作業にも、多少の満足は得られるらしい。
けれども、それだけでは戦闘の代わりにはならないという。
彼らは、戦いたいのだ。
(戦うことで生きてきた者から、その役目だけを奪えば……行き場を失うのも当然なのかもしれないネ)
●
また、ラウムは一般人たちにも天魔武者との共存について意見を求めた。
その結果は拒絶一色ではない。しかし、歓迎とも言い難いものだった。
多くの人々は、ディアボロスが決めたことであれば従うという。
同時に、天魔武者には自分たちの近くへ来てほしくないとも語った。
そして企業や国家へ目を向ければ、別の需要も存在する。
軍の特殊部隊やガードマンとして、天魔武者を雇いたいという声だ。
特に国家にとっては。その強大な戦闘力を保有すること自体が、一種の抑止力にもなり得るだろう。
他国が天魔武者を軍事利用するのであれば、それに対抗するため、自国も同等の戦力を確保しなければならない。
低予算で強大な抑止力を得られるならば、軍事予算の削減にも繋がるというもの。
そこにあるのは、共に暮らしたいという願いとは別の論理だった。
人間側が受け入れると決めても、恐怖まで消えるわけではない。
そして戦いを求める天魔武者に対し、人間社会が最も強く見出す価値もまた、その戦闘力だった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【無鍵空間】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
文月・雪人
成程ね、ならば発想を転換してみよう。
共存と言っても、無理に一般人と交流する必要はない。
住み分けるという形も、一つの考え方だと思う。
例えば無人島に天魔武者の拠点を築き、工場生産品をディアボロスの仲介で販売したり。
或いは人々には危険な場所で、ディアボロスの監視下で作業したり。
人間社会でのパラドクス使用は危険だけど、
天魔武者とディアボロスだけの環境なら問題は減らせると思う。
という事でお次は戦闘特化型だね。
ストレス発散には何が必要か、
『身体を動かす事』『勝負を競い合う事』『パラドクスを使う事』に、特に注目して調べたい。
戦う以外の方法として、スポーツで競い合うのはどうだろうか。
サッカー等の集団競技もあれば、各種格闘技もある。
先ずはパラドクス使用禁止で、どこまで発散できるのか。
どうしてもパラドクスの戦闘が必要ならば、
ディアボロスの模擬戦相手になって貰うとか、どうだろね?
或いは天魔武者同士でもいい。
勿論、命は取るのも狙うのも禁止だよ。
ルールを決めて安全に模擬戦を行える環境を準備して、反応を確認しよう。
●
「成程ね。ならば発想を転換してみよう」
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)はこれまでの訓練結果を振り返り、共存について見方を変える。
共存と言っても、無理に一般人と交流する必要はない。
人間社会へ溶け込むことが難しいのなら、互いに距離を置いて住み分けるのも一つの形なのだろうと。
例えば無人島に天魔武者の拠点を築き。そこで生産したものをディアボロスが仲介して、人間社会へ流通させる。
あるいは一般人には危険な場所で、ディアボロスの監視下に置いて作業を任せる。
人間社会でパラドクスを使用されれば危険だが、天魔武者とディアボロスだけの環境なら。問題は減らせるかもしれない、と。
●
「ということで、お次は戦闘特化型だね」
彼らを人間から遠ざけて暮らさせるとしても、その本能や欲求を無視することはできない。
そこで雪人は身体を動かすこと、勝負を競うこと、そしてパラドクスを使うことと、条件を変えつつ。戦闘の何が彼らを満たしているのか、確かめることにした。
まず試したのは、パラドクスを使用しないスポーツだった。
ルールを説明し、命を奪うことを目的とした競技ではないと念を押した上で始めてみた……のだが。
「……そこまでだよ。止まって、止まって」
競技中に乱闘が発生しかけて、雪人は間に割り込む。
白熱するにつれ接触プレーのある競技では、次第に乱闘へ発展してしまうようだった。
その上天魔武者には人間型ではない者も多く、個体ごとの身体能力にも大きな差がある。
競技として成立させることは可能でも、彼ら自身が楽しみ、戦闘に代わる娯楽として受け入れる様子はない。
中にはスポーツに適性を示す者もいたが、それはごく僅かだった。
続いて。より戦闘に近い形として、パラドクスを使用しない格闘訓練を試してみることにした。
こちらはスポーツよりも、天魔武者たちの反応が良かった。
「これは実戦を想定した訓練か」
「まあ、そういう側面もあるかな」
天魔武者たちは『戦闘訓練』としてならば素直に受け入れ、熱心に技を磨いていく。
しかし訓練を重ねるほど、彼らは満足するどころか。むしろ実戦を求めるようになっていった。
(身体を動かせばいい、勝負ができればいい……というわけでもないみたいだね)
戦闘訓練は欲求を発散させるものではなく、本物の戦いへの渇望を刺激する可能性があるようだった。
ならば、いっそ安全な環境でパラドクスを使った模擬戦を行わせればどうだろうか。
雪人は命を取ることも狙うことも禁止した上で、ディアボロスや天魔武者同士で模擬戦を行うことを提案した。
これには天魔武者たちも喜んで参加する。
ディアボロスを相手にする限りは、ある程度安全な模擬戦を成立させることができた。
だが、天魔武者同士となれば事情は違った。
「そこまでだよ! もう勝負はついている!」
雪人が止めても、戦える限りは立ち上がろうとするのだ。
命を奪うことを禁止していても、互いに死ぬまで戦い続けようとする以上。模擬戦でも死亡者が出る可能性は高い。
そして、その危険を天魔武者たち自身は問題視していなかった。
戦いの果てに死亡することを、彼らは当然のこととして受け入れているのだ。
(住み分ければ、それだけで解決するわけでもない……か)
人間社会との衝突は減らせても、彼らの欲求とどう折り合いをつけるのか。
人間と距離を置くという選択肢にも、解決しなければならない問題は残されていた。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【避難勧告】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
ルチルーク・フレンツェン
長いようで短い1ヶ月……いえ、まだ終わった気になってはいけませんね。
特化型の方々に向いているものを見つけていきませんとね。
環境特化の天魔武者には河川や海洋の調査、寒冷地の調査などで役立てそうですけれど、
自然の中だからこそ野生動物に攻撃されてもパラドクスで反撃されないか心配です。
それとも、調査を指示した一般人にパラドクスが向けられるかを調査します。
青森県でもいる外来生物のアメリカザリガニ(生き残っても後で殺処分)の鋏で挟まれた時にどうなるか、当機自身防御態勢をとって調べます。
非人間型の天魔武者は、そのかっこよかったりかわいい造形から
雑誌の表紙や広告のモデルなど、撮影や参照される側の職業こと「モデル」にも向いていそうと思いました。
指定されたポーズや動きを台本どおりに、じっと、あるいはスムーズに動いて頂けるか、
天正大戦国には無さそうなカメラのシャッター音やフラッシュにストレスや敵対を感じないか、
見られ続ける事にストレス感じないかなどを調べてみます。
●
(長いようで短い一か月……いえ、まだ終わった気になってはいけませんね)
ルチルーク・フレンツェン(均衡を破りし逆襲機械・g02461)は、小さく気持ちを切り替えた。
「環境特化型の方々に向いているものを、見つけていきませんとね」
このタイプであれば河川や海洋、あるいは寒冷地での調査任務など。その特性を活かせる場面は少なくない。
しかし自然の中ではだ。野生動物が敵意なく近寄ることもあれば、身を守るため攻撃してくることもある。
そうした状況で不用意な反撃が起こらないかを確かめるため、ルチルークはアメリカザリガニを用いた検証を行うことにした。
事前に実験内容を説明し、十分な警戒を促した上でザリガニを天魔武者へ接触させる。
「では、ザリガニに触れてみてください」
万一反撃が起きても即座に対処できるよう、ルチルークは防御態勢を維持した。
ザリガニの鋏が手を挟んでも。天魔武者は咄嗟にパラドクスで反撃することなく、その場で静かに受け止めていた。同様の検証を数回繰り返しても、その結果が変わることはない。
(少なくとも、十分に注意した環境であれば反撃はしないようですね)
これは環境調査へ投入する上で、一つの成果と言えるだろう。
もっとも。不意打ちを受けた場合や、機嫌を損ねている状況でも同じ結果となるかまでは、今回の検証だけでは判断できない。
実運用には、なお慎重な検証を重ねる必要がありそうだった。
●
次にルチルークは、一般人の協力者であるカメラマンを招き、非人間型の天魔武者を被写体とした撮影を開始した。
「それでは、撮影を始めます」
指定された立ち位置へ移動し、カメラマンの指示に従ってポーズを取る。天魔武者は終始迷うことなく指示へ応じ、撮影は順調に進んでいく。
「いいわぁ、その調子。そのままよぉ……はい、素敵!」
シャッター音が響き、フラッシュが瞬く。それでも天魔武者が敵意や苛立ちを見せることはなく、撮影は滞りなく終了した。
命令に従う姿勢も相まってか、被写体として特に問題は見られない。
「……でもねぇ」
「何か問題が……?」
一通り撮影を終えたカメラマンは、写真を見返しながら少し言い淀む。
「モデルとしては十分やっていけると思うの。けどね、ディアボロスさんたちの方が圧倒的に映えるのよねぇ。みんな、そっちを見たがるの」
撮影そのものに問題はない。しかし、需要という現実はまた別の話だった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【エイティーン】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
文月・雪人
戦いの果てに死亡することを厭わない、それは彼らが乱世を勝ち抜く戦力として生み出された故なのか。
そして『武士道といふは死ぬ事と見付けたり』か。
自らの生きる理由を見つめ直し、職分を落ち度なく全うする。
命令が彼らにとって生きる意味そのものであるならば、
葉隠の説く生き方は、なるほど理想の形の一つだろう。
ならば自分達にしかできない任務には、より遣り甲斐を感じる部分もあるだろうか。
尖角や冥海武者や白山達、環境特化型には、深海や極地の調査や資源開発の任務はどうだろう。
人間には到達できない領域にも、彼らなら踏み込める。
新宮党はその小ささを活かした洞窟調査とか。
砲戦特化型の三筒は、砲弾の代わりに放水台となって山火事の消火活動とか。
武田機馬隊や武田疾風隊は、その馬力や機動力が魅力だね。
物資運搬や、もし嫌じゃなければ背に乗せて貰ってもいいだろうか。
ディアボロスと人馬一体で任務を熟すというのも、考えて貰いたい。
適性の形は様々だけど
任務を全うする事で社会の役に立てるという実感は、彼らの生き甲斐に成り得るだろうか。
●
(戦いの果てに死亡することを厭わない、それは彼らが乱世を勝ち抜く戦力として生み出された故なのか……)
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は、環境特化型の天魔武者たちへ視線を向ける。
「『武士道といふは死ぬことと見付けたり』……か」
命令が天魔武者にとって生きる意味そのものであるならば。葉隠の説く生き方は、理想の形の一つなのだろう。
「君たちは、人には難しい環境でも活動できる力を持っているよね。深海や極地での調査、それに資源開発なんかはどうだろう。人が簡単には踏み込めない領域だからこそ、君たちの力が活きると思うんだ」
雪人の提案を聞いた尖角や冥海武者、白山たち等。環境特化型の天魔武者は答えた。
「上位者からの命令であれば、喜んで遂行する」
深海だろうと極地だろうと。命令として与えられた任務であれば忌避感は一切なく、当然の責務として受け止めているようだった。
(やっぱり、戦場だけじゃない。君たちの能力を活かせる場所は確かにあるんだ)
続いて雪人は、武田機馬隊や武田疾風隊の機動力にも着目した。
その機動力で物流を任せられないかと。一般人の協力者と共に、実際の運搬任務を想定した検討を行った結果。普段の物流では人や車両を用いた方が効率的という結論に至る。
「ふむ……何でも任せればいいという話じゃないみたいだね」
しかし、それは平時の話だ。
山岳地帯や災害現場、道路が寸断された地域など。通常の物流網では対応が難しい場所であれば、その機動力を活かせる場面もあるだろう。
さらに雪人は、行政機関や企業へ聞き取りを重ねる。
すると返ってきたのは、予想以上に多くの引き合いだった。
天魔武者の能力を活かしたいという声は少なくないようで、就職先そのものに困ることはなさそうだ。
(必要としてくれる場所は、ちゃんとあるんだね)
戦うためだけに存在するのではない。社会の中にも、その能力を必要とする役目は確かに存在していた。
だが、それで全てが解決した訳ではない。
課題として残ったのは。天魔武者ではなく、人間の側だった。
彼らを雇う者がその力を正しく理解し、適切な任務を与えられるか。利益だけを優先し、『便利な道具』のように扱う者が現れれば、新たな軋轢を生みかねない。
(その役目を任せる側も、責任を持たなくちゃいけないね)
適性は確かにある。
だからこそ、その能力を安心して発揮できる環境を整えることこそが。人間社会に課せられた次の課題なのだろうと、雪人は静かに実感するのだった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【書物解読】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV4になった!
マリリン・モンロー
訓練の合間に天魔武者たちへ質問もしよう
具体的には2点。
ディビジョンでも常に戦いや圧政をしてたわけではないだろうし、そういう時は本能や戦いへの欲求をどう発散していたか、単に我慢してたのかな。
そして、今まで肝心だったのに聞いてなかったからね
ジェネラル級たちのような生存欲はあるのか。
命令遂行のために、ではなく単純に死ぬのは避けたく、生きたいというのはあるのか。
環境特化型はそれぞれが得意な環境下での調査や研究活動を行えるか。
人間の活動できない場所で、大型機械等より小回りが利くのは明確な利点。
どの程度の命令や指示までを理解できるかを確認。
非人間型と言ってもそれぞれ形状が違うし、戦闘や圧政以外にやったことがる仕事を確認して、相当するような仕事があれば試す。
獣型や乗物の一部を模したタイプは移動力を生かした輸送業務ができるか。
場所による交通規則を守れるかを確認。
後、人間のように道具が使えるタイプにアナログ、デジタル双方のゲームやシミュレーションで本能や戦いへの欲求を発散できるかも試してもらいたい。
●
訓練の合間を見計らい、マリリン・モンロー(偽物は人類の夢を見るか?・g11765)は、天魔武者たちへ幾つかの質問を投げかけていく。
「ディビジョンにいた頃、常に戦いや圧政ばかりしていた訳じゃないだろう? 戦場に立っていない時、本能や戦いへの欲求はどうしていたんだい?」
返ってきた答えは意外なものだった。
「役割が違うだけだ」
前線を守る者は前線を守り、圧政を担う者は圧政を担う。それぞれ与えられた役割を果たしていただけであり、防衛を担当するトループス級が一般人へ圧政を行うことはなかったようだ。
(……質問とは少し違う答えだけど、少なくとも圧政は本能ではなく、役割として割り振られていたものなのかな?)
気を取り直すように。続いてマリリンは、以前から気になっていたことを尋ねる。
「じゃあ、命令とは関係なく、生きたいと思うことはあるのかい?」
天魔武者は静かに答える。
「無意味な死、恥となる死は避ける」
生きることへ強く執着している訳ではない。しかし、死そのものを望んでいる訳でもないようだ。
武士道とは死ぬことと見付けたり。
(人間の『生きたい』とは少し違う。でも、それもまた彼らの価値観なんだろうねぇ……)
その思想の中で、命は役目を果たすためにある。だからこそ、意味のない死だけは望まないのだろう。
●
訓練でマリリンは天魔武者たちへ複数の条件を含む命令を与え、その理解度について検証を重ねる。
そこで浮かび上がったのは、問題は天魔武者ではなく、命令を与える側にあるという事実だった。
曖昧な指示では、命令した者の意図とは異なる結果を招く可能性がある。一方で、内容を正確に組み立てた命令であれば、彼らは驚くほど忠実に遂行する。
プログラミングでも、正しいコードを組めば想定通り忠実に動く。が、どこか一箇所でも抜けやミスがあると、意図しない動きをする。それと近いのかもしれない。
「どんな状況でも正しく命令を与えられる指示者が居ないと、現場が混乱するかもしれないねぇ……」
最後に。人間でも扱える道具を使い、ボードゲームやデジタルゲームにも触れてもらった……のだが。天魔武者たちの反応は淡々としたものだった。
どうやら、何が面白いのか理解ができないらしい。やはり、価値観は人間とは異なっているようだ。
●
「まだまだ分からないこともあるねぇ」
マリリンは宙を仰ぐ。
今回の調査で、ある程度は天魔武者たちの価値観については理解することができただろう。
一方で、本能や欲求そのものの在り方には、なお解き明かされていない部分も残されている。
それでも、確かになったことがある。
天魔武者を人間社会へ迎え入れるために必要なのは、彼らへ人間らしさを求めることではない。
彼らという存在を正しく理解し、その特性に応じた役割と命令を与えられる存在がいること。
その積み重ねこそが、人と天魔武者が共に歩む未来への第一歩となるのだろうと、マリリンは静かに結論づけるのだった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【壁歩き】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!