特攻ヴィマナ・アルゴー、須弥山決戦

 攻略旅団の提案による、『須弥山誘引作戦』は最大の成果を上げる事に成功しました。
 引き続き、作戦の第二段階である改装した『ヴィマナ・アルゴーによる須弥山突入作戦』を実行します。
 ヴィマナ・アルゴーを敵の攻撃から守りつつ、須弥山に突入し、須弥山を守る敵ジェネラル級を撃破、橋頭保を築いてください。
 攻略のタイミングにもよりますが、現在行われている『アルナーチャラ山』の攻略が上手く進めば『歴史の奪還戦』が発生する可能性もあるでしょう。
 状況を見つつ、決戦に臨んでください。

クルムバカルナ

マンドーダリー

黒闇天カーララートリー

広目天

増長天

持国天


!特殊ルール!
 ヴィマナ・アルゴーが須弥山に突入する為には、6シナリオ全ての『🔑ヴィマナ・アルゴーの盾となれ』の選択肢が完結させる必要があります。
 『🔑ヴィマナ・アルゴーの盾となれ』以外の選択肢のプレイングは、条件が達成されてから行うようにしてください。

忿怒者の行く末(作者 海鶴
6


#蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ  #特攻ヴィマナ・アルゴー、須弥山決戦  #バラナシ  #ヴィマナ・アルゴー  #須弥山 


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●帝釈天
「おのれ、ディアボロス」
 ジェネラル級アーディティヤ『帝釈天』は呻いた。
 彼が察知したのはディアボロスの『ヴィマナ・アルゴー』の須弥山突入にして特攻。
 地上にありしディアボロスの巨大砲台は、虚仮威し、ブラフであったのだ。誘引されるように須弥山から多くの戦力を降下させていたがゆえに、須弥山に突入せんとする『ヴィマナ・アルゴー』に気がつくのが僅かに遅れたのだ。
「いかん。この須弥山にディアボロスを入れるわけにはいかぬ。六将にはディアボロスの天空寺院を迎え撃ち、撃退するように命じよ」
 そう告げた『帝釈天』は頭を振る暇すら惜しんだ。
「いや、それだけでは足りぬ。アルナーチャラ山を守る戦力を除き、集結可能な天空寺院を全て須弥山に呼び寄せよ。否やは聞かぬぞ」
 何故なら、いまこの場において須弥山の、いや、蛇亀宇宙リグ・ヴェーダの最高責任者は『帝釈天』。
 その自負があるからこそ、彼はディアボロスの罠にかかりながらもこれに対処すべく檄を飛ばすのだった。

●パラドクストレイン
 シルヴァーム・カリニミタリ(人間のヨーガダンサー・g11467)は集まってきたディアボロスたちを前にして手を合わせ一礼を以て出迎えていた。
「ついに、と言うべきだろう。蛇亀宇宙リグ・ヴェーダの最大拠点『須弥山』を攻略する盤面が整った。攻略旅団が作戦で建造せし巨大砲台。無論、これは虚仮威しであるが、囮にはなってくれた。これにより、改修した『ヴィマナ・アルゴー』で一気に須弥山突入作戦を実行することと相成った」
 敵戦力が降下作戦に投入され、多くがディアボロスの作戦にまんまと乗せられたとのだ。
 この機を逃さず、一気に上昇、突入作戦を敢行するのだ。

「とは言え、だ。誘引作戦の推移はうまく言ったと言っても過言ではないが、須弥山の戦力は健在にして強大。『ヴィマナ・アルゴー』に対しても、パラドクスの対空砲火で迎撃を行うだろう」
 つまり、まだ予断を許さぬ状況であるということだ。
 シルヴァームは、ディアボロスたちが彼女が何かを告げる前にすでに作戦を理解していることを知った。
「そうだ、さすがだな、諸兄らは。そう、バラナシ攻略時にも利用した『盾艦』……『ヴィマナ・アルゴー』を守る盾のような形容をした天空寺院もどきは、大きな助けになるだろう」
 これを用いて、敵の対空砲火を防ぎ、須弥山突入を成功させなければならない。
 もしも、これを成功させることができたのならば、急峻なる山岳地域に取り付く事ができるだろう。
 そして、これに侵入者であるディアボロスを撃退すべく多数のジェネラル級が出張ってくることが予想されている。
「これを逆に打ち取り、須弥山攻略の橋頭堡を築いてほしいのだ」
 そうなれば、須弥山攻略の大作戦を展開することができる。

「須弥山は直径6km以上の巨大な山がそのまま天空寺院になったような形状をしている。その中心には、山を繰り抜いて作った巨大な神殿のような物が存在し、その周囲には湖が広がっているようだ」
 シルヴァームの言葉に須弥山が言わずもがな尋常ならざるものであると知れるだろう。
 今回の作戦で突入し、迎撃に出てくるであろうジェネラル級との決戦は、この外殻とも言うべき急峻な山岳地域となるだろう。
 そして、須弥山の中央には、言うまでもないが多数のジェネラル級を含む強大な戦力が控えている。
 不用意に【飛翔】することがあれば、すぐに撃ち落とされてしまうだろう。
「油断はできない。たとえ、私たちが優位に状況を進め、強襲を成功させていたとしても、だ」
 それはこれが困難な戦いになるであろうことを予想させた。
 だが、シルヴァームはディアボロスたちが躊躇わず進む背中を見て、やはり深く一礼をもって送り出すのだった。

●持国天
 ジェネラル級アーディティヤ『持国天』は、忿怒の表情を浮かべていた。
 睨めつけるは迫るディアボロスの天空寺院『ヴィマナ・アルゴー』。
「忌々しきはディアボロスか! 不遜にも我らを謀り、この須弥山に迫るなど!」
 許されるものではない。
 忿怒刻み込む顔ながら、毅然と『持国天』は一歩を踏み出し、大地を揺らした。
 持国天――すなわち、スクリット語で『国土を支える者』。
 その名を持つ彼が、一歩踏み出せば、国土は安泰にして安定。
「ディアボロスなぞ、踏みつけ成敗してくれる!」
 怒りに押された『持国天』は、その立ち上る闘気と力の発露を持って、ディアボロスを討ち倒すためにまた一歩と地面を揺らしたのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【過去視の道案内】
1
移動時、目的地へ向かう影が出現しディアボロスを案内してくれる世界となる。「効果LV×1日以内」に、現在地から目的に移動した人がいなければ影は発生しない。
【無鍵空間】
1
周囲が、ディアボロスが鍵やパスワードなどを「60÷効果LV」分をかければ自由に解除できる世界に変わる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【建物復元】
1
周囲が破壊を拒む世界となり、ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の建造物が破壊されにくくなり、「効果LV日」以内に破壊された建物は家財なども含め破壊される前の状態に戻る。
【水中適応】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。
【狼変身】
2
周囲が、ディアボロスが狼に変身できる世界に変わる。変身した狼の咆哮は「効果LV×10m」以内の指定した通常の生物を怯えさせ、「効果LV」分の間、行動不能にするが、変身中はパラドクスは使用できない。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV9 / 【ガードアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV2 / 【リザレクション】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

海鶴
 マスターの海鶴です。どうぞよろしくお願いいたします。
 今回は蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ、ヴィマナ・アルゴーによって、須弥山に突入する作戦を実行するシナリオであり、迎撃に迫るジェネラル級アーディティヤ『持国天』との決戦シナリオになります。
 これを打倒して初めて須弥山に橋頭堡を築くことができるでしょう。

 !特殊ルール!
 ヴィマナ・アルゴーが須弥山に突入する為には、6シナリオ全ての『🔑ヴィマナ・アルゴーの盾となれ』の選択肢が完結させる必要があります。
 『🔑ヴィマナ・アルゴーの盾となれ』以外の選択肢のプレイングは、条件が達成されてから行うようにしてください。

 ①ヴィマナ・アルゴーの盾となれ(👑7)
『ヴィマナ・アルゴー』に迫る対空砲火のパラドクスを、天空寺院もどきである『盾艦』を操って守る選択肢になります。
 敵の攻撃は圧倒的に多く、『盾艦』で『ヴィマナ・アルゴー』を守らなければなりません。
 また特殊ルールにある通り、関連する全てのシナリオ6つが、この選択肢を達成しない限り、シナリオは進みません。

 ②因縁のジェネラル級との会話(👑4)
 このシナリオではジェネラル級アーディティヤ『持国天』との会話選択肢になります。

 ③👾護衛するトループス級『ヴァナラ』(👑7)
 ジェネラル級を護衛する取り巻きのトループス級です。
 この選択肢を成功させていないと、ジェネラル級との戦いに介入してきます。
 無論、不利に働く可能性のほうが高いでしょう。

 ④👿須弥山、ヴィマナ・アルゴー揚陸決戦『持国天』(👑30)
 ジェネラル級との決戦選択肢となります。

 それでは須弥山攻略のためヴィマナ・アルゴー突入、そして迎撃に迫るジェネル級の撃破。この戦いに挑む皆さんの物語の一片となれますように、たくさんがんばります!
67

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


クロエ・アルニティコス
須弥山は敵の最大拠点……となれば、奪還戦までの日程を考えてもこの作戦がヴィマナ・アルゴーの最後の戦いになる可能性もありそうですね。
必ずや成功させましょう。

須弥山の戦力は膨大……パラドクスによる対空砲火も、ここにいるディアボロスだけで受けきれる数ではないでしょうが、この時のために準備は整えています。
盾艦を操作し、ヴィマナ・アルゴーの前方に配備、艦首やエンジンなど、被弾すると航行に支障がでる箇所を中心に防御を行います。
【パラドクス通信】で他の復讐者と連絡を取り、こちらの盾艦推進器の破損状況や敵の攻撃がどこに集中しているかなどを共有、カバーし合うことでなるべく長時間敵の攻撃を妨害できるように。
推進器が破壊され盾艦を操作できなくなった後は反撃に注力。【ヘカテー・アコニタム】を使用し、攻撃を行ってきた敵の元へと冥府の門を開き、そこへ引き摺り込むことで攻撃、敵の数を減らしましょう。

須弥山へもかなり近づけました。あと少し……!


エイレーネ・エピケフィシア
マンディール石はリグ・ヴェーダの外で機能しないとされている以上、ヴィマナ・アルゴーを最終人類史に漂着させても二度と動かせないでしょうしね
カーリーが蹂躙戦記で寺院を浮かべていた方法が、我々にも判ればよかったのですが……
この戦いが最後になると覚悟の上で、英雄たちを運んだ艦に不朽の栄光の好機を齎しましょう

仲間と【パラドクス通信】で持ち場を分担し、飛行能力の維持や艦の制御を司る重要な部分を狙う敵の砲火を各方面で迎撃します
とはいえ装甲が張り付くように構えていれば、そこが破壊されてはならない場所だと教えるようなものです
推進器が破壊されるまで前に出続け、装甲こそが須弥山への揚陸艇だと誤解させるぐらいの方がよいかもしれません

≪神護の輝盾≫で身を護りながら、盾に描かれたゴルゴーンの貌より『蛇眼の睥睨』を放って敵襲に応じます
生命力を奪う邪視を対空砲火の如く矢継ぎ早に放ち、迫る敵を石と化して地に墜としましょう
【ガードアップ】で自分や仲間が少しでも長く猛攻を耐え、戦い続けられるように

忍耐こそが勝利に至る道です!


クィト・メリトモナカアイス
これで実は巨大砲台も本物だった! どかーん! ……とやれたら気持ちよかったのだけど。
残念なことにそんなものはないしたぶんエネルギーもない。
やはり最終的には殴るのだ。

操作をしながら反撃は難しいかも……? 他の復讐者と役割分担して、撃ち合いの序盤は我が反撃を担当。敵のパラドクスに巻き込まれて我の傷が増えてきたら盾艦の操作を担当しよう。
ヴィマナ・アルゴーに乗り込み浮遊球形ガジェット「モナカ」反撃型を呼び出して「生命萌ゆる冥府の稲妻」。
ぱかっと開いた頭部から裁きの竜と豊穣の稲妻を放ち、須弥山から飛んでくる相手のパラドクスにこっちも遠距離反撃。これぞへきれきのしんらいりゅーおーほー。強いぞ。

傷が増えてきたら交代。【操作会得】を使って盾艦の操作を自在にできるように。相手の攻撃を見極めて盾艦を的確に動かし、ヴィマナ・アルゴーの本体を守ろう。
んむ! 進めー、ヴィマナ・アルゴー。


 託すものがある。
 最後に。
 だから、征くのだ。
 どこまでも、ではない。ここまで、でもない。
 ただ征く。
 そのためだけに生まれたのではないけれど、そのために生まれたのだと胸を張れるように。

「マンディール石はリグ・ヴェーダの外では機能しないとされている以上、『ヴィマナ・アルゴー』を最終人類史に漂着させても二度と動かせないでしょうね」
「この作戦が最後の戦いになる可能性もありそうですね。必ずや」
 成功させる、とエイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)とクロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)は己たちが乗り込む『盾艦』が随伴する『ヴィマナ・アルゴー』の艦体を見た。
 進むべきだ。
 この作戦を成功させ、蛇亀宇宙リグ・ヴェーダを奪還する。
 そのためには須弥山を攻略しなければならない。
 クロエもエイレーネも、その気概を十分すぎるほど心に満たしていた。
 ディアボロスたちは地上に在りて、巨大砲台というブラフでもって敵戦力を誘引させた。
 その作戦は成功したが、しかし。

「それでも、これだけの対空砲火。んむっ、すさまじいな!」
 クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)は呻いた。
 これで実は巨大砲台も本物だった! と言えたのならばよかったが、残念なことにそんなことはありえなかった。
 だから、と覚悟を決めた。
 最後には殴って壊すしかない。
 多くのことは、そう落ち着く。だから、クィトは須弥山から『ヴィマナ・アルゴー』に迫る膨大なパラドクスの対空砲火が視界を埋め尽くすように明滅する様を見た。
「今は我に任せよ!」
 クィトの瞳がパラドクスに輝く。
『ヴィマナ・アルゴー』の艦首に立ち、そのパラドクスを発露する。
 浮遊球形ガジェット『モナカ』反撃型。
 その体躯が割れるようにして口を開けば、ほとばしるのは生命萌ゆる冥府の稲妻(セイメイモユルメイフノイナズマ)であった。

「へきれきのしんらいりゅーおーほー。強いぞ」
 放たれた稲妻が強烈な攻撃となってパラドクスの中を駆け抜けていく。
 超常の戦い。
 逆説連鎖戦は視界さえ通れば時空すら歪めて距離を無意味にする。そして、反撃もまた必中なのだ。
 クィトが『ヴィマナ・アルゴー』の艦首に立ってパラドクスを放てば、それだけ彼女にもパラドクスが飛ぶ。
 苛烈なる戦力差。
 猛攻とも言うべきパラドクスの光にクィトは傷を負うだろう。
 しかし、痛みに負けていられない。
「クィト様!」
「心配は無用! 寧ろ、汝らは!」
 エイレーネの手繰り寄せた残留効果【パラドクス通信】を聞き、クィトは力強く頷く。
 ここには仲間がいる。
 一人で戦うのではない。
 戦場に残された残留効果の軌跡が描く光をクィトは見ている。
 この先に仲間がいる。
 共に戦っている。
 その実感が彼女を強くするのだ。

 彼女に注ぐパラドクス。
 だが、そこにクロエが操る『盾艦』が飛び込み、『ヴィマナ・アルゴー』の艦首を守る。
 敵の対空砲火のパラドクスは苛烈であった。
 この場にいるディアボロスだけで守りきれるものではなかった。しかし、それでも準備は整えてきたのだ。
 ディアボロスはクロノヴェーダに単体の力で劣る。
 トループス級であっても、だ。
 だからこそ、ディアボロスたちは残留効果を束ねて、手繰り寄せる。
 工夫と経験。
 失敗と成功。
 これらを綯い交ぜにして、己たちが力として振るってきた。
「艦首部分は私が、エイレーネは」
「エンジン部ですね、承知!」
 エイレーネが『盾艦』を操り、エンジン部に迫るパラドクスを防ぐ。

「推進器はまだ破壊させません。この『盾艦』はいわば、揚陸艦。そう思わせるほどの猛進!」
 エイレーネの瞳がパラドクスに輝き、手にした盾に描かれたゴルゴーンの眼を煌めかせる。
 睥睨。
 そう表現するのが正しいほどの鮮烈なパラドクスの光と共にエイレーネは、迫る対空砲火のパラドクスを『盾艦』でもって防ぎながら対空砲火の先にいるクロノヴェーダたちを時空を捻じ曲げて打ち据える。
「少しでも長く……耐えましょう。いつだって、忍耐こそが勝利に至る道です!」
「くっ……ですが」
 強烈な対空砲火のパラドクスに『盾艦』の推進器が爆炎を上げる。
 激震する『盾艦』にクロエは呻いただろう。

「このままでは……!」
「我に任せよ!」
 クィトは手傷を追いながら、爆炎を上げる『盾艦』に飛び乗る。
 手繰り寄せる残留効果【操作会得】によって彼女は、推進器を失った『盾艦』を巧みに操る。いや、操っているのではない。落下しそうになっているのを懸命に体勢を整えることで、その落下する位置をコントロールしているのだ。
「パラドクスを放って対空砲火をというのなら、このままぶつける!」
 クィトはクロエと共に『盾艦』を操り、そこから飛び出す。
 エイレーネが操る『盾艦』に拾われるようにして移れば、彼女たちが操っていた『盾艦』が落ちて、爆散する様を見ただろう。
「一基失ってしまいましたが……ですが、須弥山へもかなり近づけました。後少し……!」
「ええ、このまま『ヴィマナ・アルゴー』を守りつつ……」
「んむ! 進めー、『ヴィマナ・アルゴー』」
 進むために生まれたディアボロスの天空寺院は、その名の通り大空を駆け抜けるようにして須弥山への突き進んでいく。
 たとえ、それが落ち行く定めだとしても。
 それでも進め、と言う言葉に応えるように飛ぶのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!

エイレーネ・エピケフィシア
【魔女と神官】

世界最高峰たるエベレストではなく、K2にも高さで劣るローツェ山が須弥山の素体だったことは些か意外です
頂部の殆どがマンディール石となっている山の中で、偶然ローツェ山の標高が最も高かったのでしょうか?
敵の内情をもう少し詳しく知りたかったものですが、事ここに至っては戦うのみですね

須弥山を登って敵が布陣する地点へと向かいます
ほぼ垂直な山壁はクロエ様の【壁歩き】で突破
通常の登山路の範疇に収まる(それでも過酷でしょうが)部分については、登山用のロープやハーケンと言った道具を駆使して登攀します
斜面を普通に走って登れる状態であればそれが一番望ましいですが、準備は怠りません

敵と遭遇したなら『荒波起こす憤怒の暴風』で攻撃を仕掛けます
相手が空を飛ぶならば、上空に巻き起こる猛烈な嵐で飛行の自由を奪い、吹き飛ばして岩壁に叩きつけましょう
空を嫌って地上に留まるとしても同じこと
山肌への衝突や敵同士の追突を引き起こして撃破しましょう
敵が振るう拳は≪神護の輝盾≫で受け止め、肉体の粉砕を防ぎつつ攻撃を続けます


クロエ・アルニティコス
【魔女と神官】

ここが須弥山……!
K2やヴィマナ・アルゴーの山脈越えで山での戦いは何度も行っていますが……滑落したらしばらくは帰って来れそうにありませんね。
ヴィマナ・アルゴーの奮戦を無駄にせぬためにも、出てくる者を打ち倒しましょう。

【壁歩き】を残留させ、壁のような急峻な斜面であっても地に足を付けられるようにし、足場の不利を減らします。
敵の包囲陣形に対し、エイレーネに背を預けるように立ちます。
クリスマスローズの種を手に【ヒュドラ・ヘレボルス】を使用。ギリシャ神話の怪物ヒュドラを象った植物の怪物を作り出します。
無数の分身も巻き込むようにヒュドラの多数の首から毒息を放たせ、敵を身体の内外から溶かしましょう。

この急峻な斜面でもあちらも戦いづらい……が、アーディティヤは飛行能力を持ちます。私たちと違い制約もありませんから、空を飛び攻撃や防御を行って来るでしょう。
敵の動きを予め予測し、エイレーネの攻撃に対して飛び回避や防御を行う敵を追撃、あるいは私の攻撃を飛び避けた敵をエイレーネに追撃してもらいます。


クィト・メリトモナカアイス
着陸ヨシ!
ここがぜんじんみとうのち須弥山……実際入ったものは我らが初めてじゃないだろうか。
復讐者の戦いは海にも負けず山にも負けず……と言いたいところだけど、水中適応とかほど嵌る山歩き用の残留効果はないんよな。

というわけで大型の猫化肉食獣のネメシス形態に変身!
こう……鹿とかは急峻な斜面でも平気で昇り降りするとか。
四足歩行のネメシス形態なら気持ちマシに……なると嬉しい。

「災いたれ守護の血河」を使用し、山の斜面を跳び回りながらヴァナラを黄金猫拳打棒……ではなく自前の肉球で攻撃。猫パンチで叩き潰していき、最後はジャンプして力をためた猫パンチ叩きつけで〆。
攻撃を受けて山の外に押し出されたり、他の戦場にいる敵から狙われたりしないよう、ジャンプする時も高度は抑えておこう。

あっちの方天画戟での攻撃は
刃ではなく振り回される柄を肉球で弾くようにして防御。
なかなかにかっこよさげな槍だけど。
肉球の方がかわいくてかっこいいし、お猿より猫の方がかわいいぞ。


 船体が大きく揺れた。
 それは足元をおぼつかなくさせるものであったが、不思議と不安を煽るものではなかった。
 何故なら、それは果たしたからだ。
 役目を。
 存在意義を。
 ディアボロスの天空寺院、『ヴィマナ・アルゴー』は須弥山の外殻とも言うべき急峻なる山肌に艦首でもって抉るように着地していた。
 振り返れば轍がある。
 空に轍はなく、けれど、これまでディアボロスたちが歩んできた道程は、はっきりと見えただろう。
 そして、今なお輝くのは残留効果の軌跡。
 手繰り寄せるように握りしめたそれは、力をディアボスたちに与えるだろう。

「ここが須弥山……!」
「まだ、ここは外殻、というところでございましょう。ですが、辿り着きました」
 須弥山に取り付いたディアボロス達。
 クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)とエイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は周囲を見回した。
「着陸ヨシ! ここがぜんじんみとうのち、須弥山……実際入ったものは我らが初めてじゃないだろうか」
 クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)もまた『盾艦』から身を乗り出して周囲を見やる。 
 だが一息をつく暇など与えないというように現れるのはトループス級『ヴァナラ』たちであった。
 手にした方天画戟を打ち鳴らすように構えている。
「ディアボロスめ。よくも須弥山に薄汚い手垢をつけた。許さぬ……!」
「アーディティヤ……!」
 急峻なる外殻の山岳に手繰り寄せた残留効果【壁歩き】で立つクロエたち。
 アーディティヤが此方に対して体勢を整える前に、と思っていたが敵の動きは迅速そのものだった。

「疾く失せよ!」
 手にした方天画戟は量産型宝具。
 空を駆けるようにして『ヴァナラ』たちはディアボロスたちに襲いかかる。
 急峻なる山肌にあっては体勢を整えるのも一苦労であろう。事実、残留効果があったとしても、即応するのは難しかった。
 しかし、そこに駆けるはクィトだった。
 ほとばしるような復讐の炎。
 この絶対的な不利なる状況にあって彼女は復讐の女神の名を関する形態……ネメシス形態へと変貌する。
 四つ足。
 山肌の僅かなくぼみ、へこみを蹴ってクィトは『ヴァナラ』へと前脚の一撃を叩き込む。
 火花が散るように方天画戟とクィトの前脚の殴打が轟音を響かせた。
「くっ……! 人獣の境も理解らぬ姿をしおって!」
「んむっ! なかなかにかっこよさげな槍だけど。肉球のほうが可愛くてかっこいいし、お猿よりも猫の方がかわいいぞ」
「馬鹿げた物言いを!」
「何も馬鹿にしておらぬよ。猫が可愛いのは、有史以来人間のDNAに刻まれている真実ゆえな!」
 打ち合うクィトと『ヴァナラ』。

「この急峻……一刻も早く、この場から」
 離れなければならない。
 クロエは少しでも戦いやすい場所へと『ヴァナラ』たちを突破して移動しなければならないと思っていた。
 ここは敵の領域。
『ヴァナラ』たちアーディティヤは飛行能力を有している。
 敵地である以上、ディアボロスたちも同じように【飛翔】してはパラドクスの集中砲火を受けるだろう。
 戦いづらい。
「エイレーネ!」
「任せを。女神の憤怒よ、荒波呼ぶ暴風となりて来たれ!」
 背中合わせのエイレーネが手にした槍を天に突き立てんが勢いで振りかぶれば、身よりあふれるのは魔力。
 励起した力は、荒波起こす憤怒の暴風(アネモイ・オルギス)へと変貌し『ヴァナラ』たちの身を打ち据える。しかし、その暴風を切り裂くように身体強化された彼らの拳が振るわれる。
 構えた盾が軋む。
 身を打ち据える衝撃は盾すらも貫かん勢いであった。

「くっ……ですが!」
「種子に宿るは我が憎悪、芽吹け『ヒュドラ・ヘレボルス』!」
 クロエのパラド薄が煌めく。
 手にした種子が急成長を遂げ、込められた魔力から生み出した猛毒と共に植物の蛇が多頭と共に『ヴァナラ』に襲いかかる。
 吹き荒れる猛毒の息。
「毒……! 小癪な!」
「小癪であろうと小細工であろうとも」
 敵を、クロノヴェーダを屠る力に代わりはない。
 クロエは猛毒の息でもって力を失った『ヴァナラ』の姿を認めながら、その体躯がエイレーネの生み出した暴風でもって山肌へと叩きつけられる様を見ただろう。
「んむ! こっち!」
『ヴァナラ』たちの包囲網を切り崩したクィトが叫ぶ。

 敵の動きは急峻なる山肌にあっては立体的だ。
 であれば、強引にでも二次元的な戦場に引っ張り込まねばならない。
 すなわち、少しでも平らな地面だ。
 クィトは僅かながらも斜面が緩む領域を見つけ、エイレーネとクロエを呼び寄せる。
 敵は必ず自分たちを追う。
 何故なら、すでにここは敵地にして彼らが重要視する須弥山の領域だからだ。からなずディアボロスを猛追するだろう。

 事実、『ヴァナラ』たちを打倒しながらエイレーネたちが移動を開始すれば、それを追うようにして轟雷のごとき恐ろしき声が背後から響く。
「逃さぬ、ディアボロス」
 大気を震わせる声。
 ただ一声。
 それだけで空気が激震し、ディアボロスたちの背中を打ち据える。
 敵対者を震え上がらせる呼気。
 振り返れば、そこに見えるはジェネラル級アーディティヤ『持国天』。
 その厳しい忿怒の形相。
 大地を踏みしめ、四方が一角を守護する四天王の名を奪いしクロノヴェーダがあった。

「汝らは、ここで命運尽きるが定め。その定めを覆さんと須弥山を穢した報いは受けて貰う」
「あれが『持国天』……!」
「然り。この名を持って冥土の土産とするがいい、ディアボロス!」
 凄まじき裂帛の呼気と共にディアボロスを睨めつける『持国天』。
 ディアボロスたちは、その重圧を身に受けながら、迫る脅威と対峙しなければならないのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【水中適応】がLV2になった!
【壁歩き】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【反撃アップ】LV1が発生!

エイレーネ・エピケフィシア
須弥山での作戦では、シュリー・マハーデーヴィーが『シェーシャ』なる名を口走っていました
シャーシャとは本来、インドの神話において大地を支えているとされる巨大な蛇の名
そして敵の口ぶりからすると、シヴァが現在閉じ籠っている居所も『シェーシャ』と呼ばれているようです
シヴァが元々座していた須弥山の将であれば、シェーシャについても何か知らないでしょうか?

名や風体からして、あなたは毘沙門天の同輩ですね
彼の実力は外征を任された経歴にも頷けるものであり、妻の窮地に急行する深い愛は敵ながら素晴らしいものでした
わたしがこの槍を以て打倒の一助となれたことも、幸運に恵まれたが故に過ぎないでしょう

だからこそ惜しいのですよ
あなた達のような驍将が、戴冠の戦における勝利を投げ出した暗君シヴァの下についている事実が……
彼は惰弱にも、シェーシャ……空に見える巨蛇の中に隠れ潜み、あなた達の奮闘も高みの見物と決め込んでいます
斯様な主君への忠誠を虚しいとは思いませんか?

大陸に巻き付く蛇=シェーシャと推測を立てて、実態を探りましょう


 ジェネラル級アーディティヤ『持国天』。
 その名轟くように重圧が雷鳴のごとくディアボロスたちを圧倒しただろう。
 逃れ得ぬ戦い。
 その気配を前にしてエイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は考えていた。
 重圧は彼女の体を抑え込むようであったが、しかし思考は働く。
「名や風体からして、あなたは『毘沙門天』の同輩ですね」
「然り。我が名を持って『毘沙門天』を想起するとは、汝……なるほど、『毘沙門天』を矛を交えたディアボロスか」
「彼の実力は外征を任された信に裏付けされるものでした。妻の窮地に急行する深い愛……敵ながら素晴らしいものでした。わたしがこの槍を以て打倒の一助となれたことも、幸運に恵まれたが故に過ぎないでしょう」
「フン、ディアボロス風情が……、とは言わぬ。己が身の丈を理解していると見える」
 その言葉にエイレーネは、やはりアーディティヤである『持国天』は未だディアボロスを見下げている。
 自らが上位であるという認識を改めるでもなく、それが当然というように振る舞っている。

 であれば、と彼女は考えた。
 今、ここですべきことは情報を引き出すこと。
「だからこそ惜しいのですよ」
「惜しい?」
「ええ、あなた達のような驍将が、《戴冠の戦》における勝利を投げ出した暗君シヴァの下についている事実が……」
 その言葉に『持国天』は激怒した。
 迸る雷鳴。
 その様は、まさしく雷轟。
 言葉を発するまでもなく、『シヴァ』を愚弄することばに怒りを発したのだ。
「あの御方は、我らが仕えるに値する誉高き御方、それを……!」
「そうでしょうか。情弱にも『シェーシャ』……空に見える巨蛇の中に隠れ潜み、あなた達の奮闘も高みの見物と決め込んでいます。それを暗君と呼ばずしてなんと呼びます。斯様な主君への忠誠など虚しくはありませんか?」
「蛇亀宇宙リグ・ヴェーダを支える偉大な『シェーシャ』を愚弄するか! いや、何よりも! 言うに事欠いて、《戴冠の戦》の勝利を投げ出す暗君であると『シヴァ』様を謗るとは……ッ! その不敬、万死に値する!」
 怒り収まらぬ『持国天』は、さらに続ける。

「我らアーディティヤは、神である」
 その言葉は尊大であったが、しかし事実であると語るように『持国天』は告げる。
「神の視点から《戴冠の戦》を蹂躙するのが、この蛇亀宇宙リグ・ヴェーダなのだ。確かにお前達ディアボロスがリグ・ヴェーダに乗り込んできたのは想定外。だが、『シヴァ』様は、更に高みを目指すべく『シェーシャ』に向かわれた」
 そして、『持国天』は告げる。
 それが絶対たることである、と。
「『シヴァ』様の力で、我らは、誰も手の届かない高所から、お前たちに神罰を与えようぞ」
 もはや、高まった怒りは発露する他ない。
 そう告げるように『持国天』は手にした宝剣に雷纏わせながら、ディアボロスたちを睨めつけるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【建物復元】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!

エイレーネ・エピケフィシア
【魔女と神官】

仮にも神を名乗る者が、人の行いを前に『想定外』などとは語るに落ちたものです
我々の到来を知ることも阻むことも叶わぬ者達に、いかなる神性を見るべきでしょうか?

あなたが戦士として備える一騎当千の力量は認めましょう
ですが――断じて神などではありません
これより始まる戦に、真理の証をご覧なさい!

≪神護の長槍≫と≪神護の輝盾≫を手に前衛を担います
盾で己とクロエ様を護りながら槍で敵と撃ち合い、我が身に注意を惹き付けましょう
クロエ様は後衛で怪物の召喚と操作に集中できるように
わたしや他の先鋒の復讐者と戦う持国天に、すかさず横槍を入れて頂く形で敵を追い込みます

『邪悪を穿つ彗星の猛打』を発動
堅固に盾を構えたまま、槍で豪速の連続突きを放ちます
穂先から放つ光弾と鋭い刃を立て続けに幾度も当てて傷を深くすると共に、無数の光弾が弾けることでクロエ様の動きが見づらい状況を作ります
飛び散る雷を盾で防ぎ、刃を盾の曲面で滑らせて受け流しながら攻勢を保ちましょう

神に非ざるその身は人の手で傷つき、やがては滅びるのです!


クロエ・アルニティコス
【魔女と神官】

神罰……? ただ空へ逃げるというわけではない、ということでしょうか。
いずれにせよ……烏滸がましい、としか言いようがありませんね。
偉大な神々は高きに在るもの。その通りでしょう。
すなわち、定命の者である私たちに数多くの者が討たれ、今滅びの危機を迎えているお前たちは神々ではなく、ただの僭称者です。

エイレーネの盾に守られ、後衛で魔術を詠唱。イチイの種を手に【ケンタウロス・タクスス】を使用し、ケンタウロスを象った植物の怪物を作り出します。
まだ戦いは始まったばかり、敵の体力や集中力も最高潮です。【命中アップ】を積み上げ、確実に攻撃を重ねましょう。
まずは遠距離よりケンタウロスの放つ正確な狙いで、持国天の防御や宝剣で放つ斬撃の合間を縫い、その身体へと矢を突き立てます。
エイレーネの攻撃を受け敵が体勢を崩す、そちらに防御の意識を割くなど攻撃を直撃させる機会は逃さず堅実に戦いましょう。

反撃の宝剣による攻撃は「守護の赤薔薇」で作る茨の防壁で防御を行います。
毘沙門天と同格……力量はやはり確かですね。


 睨めつける視線は矢のようであった。
 苛烈なる怒り。
 蛇亀宇宙リグ・ヴェーダを脅かすディアボロスに対する怒りがジェネラル級『持国天』より発せられ、手にした宝剣からは雷が発露と示すようにほとばしった。
 構えは尊大。
 悠然とも言えたし、また大胆不敵とも言えただろう。
「仮にも神を名乗る者が、人の行いを前に『想定外』などとは語るに落ちたものです」
 エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は、『持国天』の言葉を捉えて、そう告げた。
「我々の到来を知ることも阻むことも叶わぬ者達に、いかなる神性を見るべきでしょうか?」
「人が神を語ることなど許されぬ。神は汝らの頭上にありて、戴かれることあっても、疑われる謂れなどない。汝らは見上げるだけでいいのだ。不遜にも同じ領域、高さに立とうという傲慢こそ、我らが討ち果たすべきものである」
「烏滸がましい、としか言いようがありまえんね」
 クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)は告げた。
 偉大な神々は高きに在るもの。
 それはそのとおりなのだとクロエは思った。
 だが、それは彼女たちが抱く神そのものである。眼の前に存在するアーディティヤは違う。
 何故なら、神とは人の手の届かぬ存在。

 しかし、眼の前の『持国天』には手が届く。
 不遜だ、傲慢だと言われても、それが事実である。
「定命の者である私たちに数多くの者が討たれ、今滅びの時を迎えているお前達は神々ではなく、ただの僭称者です」
「その不遜、高くつくと知れ!」
 激昂。
 走る雷光。
 振るわれた斬撃は無数の雷となってクロエへと殺到する。
 その斬撃を前に飛び出したのはエイレーネであった。
 手にした盾。
 雷撃の刃を受けて火花が散る中、エイレーネは、我が身が押し切られると理解しただろう。強烈なる一撃を受け止めたのだから、当然と言えば当然であった。
 パラドクスの威力は歴然。
 頬を、肩を、雷撃が焼き切るようにして裂傷を刻む。
 しかし、エイレーネは怯まなかった。

 己が先鋒。
 それを自負するからこそ、こうして盾を構え、槍を握りしめる掌に力が宿るのだ。
「あなたが戦士として備える一騎当千の力量は認めましょう。ですが――断じて神などではありません」
「我らを僭称者と謗る罪、とくとその身で味わうがよい!」
 振り上げた宝剣。
 その強烈なる一撃をエイレーネは再び盾で受け止めた。
 堅牢堅固なる盾。
 守ってばかりではない。
 放たれた邪悪を穿つ彗星の猛打(ティエラ・コミトーン)。
 その槍の連続突きを『持国天』は手にした宝剣で弾き、いなす。僅かな裂傷。
「これより始まる戦に、真理の証を御覧なさい! 神に非ざるその身は人の手で傷つき、やがて滅びるのです!」
「我が滅びをのたまうか!」
「ええ、そのとおりです。種子に宿るは我が哀傷、芽吹け『ケンタウロス・タクスス』!」
 盾に護られたクロエが手にした種子が芽吹き、パラドクスの輝きと共に植物のケンタウロスが形作られる。

 弓引く姿。
 矢の先が示すは、『持国天』。
 狙いすました射撃は、盾の影から飛び出し、その一撃を狙い過つことなく打ち込まれた。
 肩に矢を受けてなお、『持国天』は宝剣を振るう。
 強烈な一撃は茨の防壁すら容易聞く切り裂く。
 鮮烈なる光がクロエの視界を埋め尽くしただろう。
「『毘沙門天』と同格……力量はやはり確かですね」
「我ら四天王、その力を測るか。その不遜故、汝らは我らを前に敗北を屈するのだ!」
『持国天』は、宝剣を振るいながら対するディアボロスに対して威圧する。
 見るものを圧倒する重圧。
 傷を得てなお、ますます勢いはましていくようにすら思えただろう。
『持国天』は守護を旨とする。
 その守りは手にした宝剣と強靭なる肉体によって国土を脅かす存在を排する。
 エイレーネとクロエは、厳しい戦いが始まったことを身を持って知るのだった。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【過去視の道案内】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!

シル・ウィンディア
誰も手の届かないところ、ね。
さすが神様っていうだけあるよね。

まぁ、言葉を交わす時間は終わっているみたいだし、やることをやりましょうかっ!

初っ端から全力全開っ!
使うのは十芒精霊例収束砲!
狙いを定めて…。いっけーーっ!!

撃った後は、盾を構えていつでも防御できる体制をとりながら移動を開始。
同じ場所にいるとは思わないでね。

敵攻撃は、構えた盾で受け流してダメージを軽減。
ガードアップも重ねているしね。
でも…。
やっぱり重いなぁ、攻撃。

初撃後は敵を中心に円を描くようにして動いて、少しでも攪乱を行いつつパラドクス砲撃を撃ちこむよ。

この一撃だけでは届かなくても。
この一撃から始まるものがあるから。
あなたを倒すための、始まりを告げる狼煙になってみせるよ!

撃つパラドクスは常に全力魔法のフルパワーモード!
出し惜しみなんてしないからっ!!

どう?
少しは堪えたかな?
堪えてくれないをさすがにちょっとへこんじゃいそう…。
全力なのにね。


エレオノーラ・アーベントロート
いいですわね、神罰!
そういえば「持国天」は悪鬼を踏みつけるのが仕事でしたわね。
うふふ。趣味が合いますわね。わたくしもそういうのは大好きですわよ。
神罰だの仏罰だの……そういう上から目線の連中を這いつくばらせて踏みつけますの。
消し飛んでしまっては踏みつけることもできませんから――せいぜい生き延びて下さいませ。

電磁レールガン「フェアレーター」を手に救援機動力で合流、持国天と戦いましょう。
特殊な能力は持たないものの高威力の弾丸「第二十五の魔弾【惨劇】」を投射。持国天を狙いますわ。
宝剣に雷の力を宿しての攻撃に対しては遠距離から雷を放ってくるならば撃ち合い、接近してくるならば回避ではなくフェアレーターで受け止め、至近距離から【惨劇】の魔弾を放ちましょう。

力負けして多少傷ついても、フェアレーターが無事なら弾丸は放てますわ。
うふふ、機械化ドイツ帝国の兵器は頑丈さが売りですの――這いつくばりなさいませ!


「これは神罰下向である。汝らディアボロスは不遜にも、蛇亀宇宙リグ・ヴェーダの須弥山を穢した。是正しく神罰に値する罪である。故に我が裁定を下すのだ!」
 ジェネラル級『持国天』は厳しい怒りの表情をディアボロスに向ける。
 恐ろしいまでの重圧。
 迸る雷は、それを示すように鮮烈に戦場に輝いた。
「いいですわね、神罰!」
 しかし、その重圧を前にして止まるディアボロスは一人もいなかった。
 エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)もまた、その一人であった。

『持国天』――悪鬼を踏みつける像が最も有名であろうか。
 その強靭なる体躯を示すような鎧こそ纏っておらずとも『持国天』は、その膂力を誇るように雷湛える宝剣を掲げ、エレオノーラへと切りかかっていた。
 稲妻が戦場に奔る。
 その先を征くのが『持国天』である。
 鮮烈にして苛烈。
 その強靭な体躯から放たれる必殺のパラドクスの一撃をエレオノーラは、手にした電磁レールガン『フェアレーター』から放たれる弾丸で持って抗する。
 第二十五の魔弾【惨劇】(フュンフウントツヴァンツィヒステ・フライクーゲル)は、特殊な能力は持たない。
 しかし、純粋なる破壊力で持って『持国天』の放つ宝剣の一撃と打ち合うのだ。
 交錯する二人の体。

 エレオノーラは、己が身から血潮が噴出するのを見ただろう。
 しかし、己が魔弾もまた『持国天』の体躯を貫いていた。脇腹。穿たれたようにえぐられた体躯。
「この我の肉体に傷をつけるか!」
「神罰だの仏罰だの……そういう上から目線の連中を這いつくばらせて踏みつける……うふふ。趣味が合いますわね。わたくしもそういうのは大好きですわよ」
「不遜極まる!」
「加減した、とは言いませんけれど……消し飛んでしまっては踏みつけることもできませんから――せいぜい生き延びてくださいませ」
「負け惜しみ、……!」
 を、と言う眼前に奔るのは光条であった。

 それは、シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)の放つパラドクスの一撃。
 十芒星精霊収束砲(ペルフェクト・エレメンタル・ブラスト)。
 その一撃が『持国天』へと叩き込まれたのだ。
「誰の手の届かないところ、ね。さすが神様っていうだけあるよね。でも、やることはやるんだよね! 初っ端から全力全開っ!」
 放たれた光条は『持国天』に吸い込まれる。
 焼けただれるようにして赤熱する体躯をシルは見ただろう。
 強烈なパラドクスであっても『持国天』は耐えきっていた。
 むしろ、その眼光は鋭く、正しく雷のように戦場に残光を刻むようにしてシルへと『持国天』の宝剣が走った。
 雷撃纏う剣閃。
 その斬撃がシルへと叩き込まれる。構えた盾ごと持っていかれるのではないかと言うほどの衝撃がシルの体躯に奔る。
「重いなぁ……!」
「この程度でまだ耐えたと思うのであれば!」
「くっ……!」
「わたくしを忘れてもらっては困りますわね!」
 入れ違いざまにエレオノーラが放つ魔弾が『持国天』の頭部で弾ける。

 雷光と激突して火花を散らす魔弾。
 ひしゃげる弾頭は、衝撃となって『持国天』の脳を揺らしただろう。
 くらりと歪む視界。
 その中で、エレオノーラへと宝剣の雷が舞う。
 手にした電磁レールガンをもってエレオノーラは、その一撃を防いでいた。力負けしている、とエレオノーラは理解しただろう。
 しかし、己のが盾にした電磁レールガンの銃身は、まだ保つ。
 歯を食いしばり、踏みしめた足に力を込める。
 立っていなければならない。
 示さねばならない。
 己達が未だ健在であり、そして、戦場に残された戦いの軌跡である残留効果を重ね束ねているということを。
 共に立つ者たちを奮い立たせるために戦う。
 それがディアボロスたちが手にしてきた力だ。
「一撃だけでは届かなくても。この一撃から始まるものがあるから。あなたを倒すための、始まりを告げる狼煙になってみせるよ!」
 シルの叫びと共に光条が奔る。

「どう? 少しは堪えたかな?」
「まだまだよっ!」
「全力なのにね!」
 だが、クロノヴェーダとの戦いおいては、これは常なることだ。
 へこたれてはいられない。
 立ち止まってはいられない。
 そうやって紡いできた戦いの結果が、今に彼女たちを運んできたのだ。
 故にエレオノーラもまた立ち上がる。
 傷ついても、傷をえても、それでも立ち上がる。
「不撓不屈だとでも言いたいか……!」
「うふふ、機械化ドイツ帝国の兵器は頑丈さが売りですの――這いつくばりなさいませ!」
「まだまだ! 出し惜しみなんてしないっ!」
 二人は苛烈なる戦いに身を投じる。
 己の胸に宿る復讐の炎を立ち上らせ、その鮮烈なるパラドクスの輝きを瞳に宿したのだった。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!

カラン・ジェナ
(讃歌の書を開く)
『大罪を犯すあまたの者どもを、瞬きほどのあいだにその剣もて殺したる神よ。
驕傲なる者の殺戮者よ、天の守護者よ。我らを支配し、一切万物を包囲せんことを』

…神とは全能にして不滅なるもの。
蛇亀宇宙の人間が、神々を恐れ敬い、数多に記した讃歌に謳われるように。
アーディティヤは神だと言ったな。…その通り。全くもって事実だ。
…だが、それでは終わらん。
お前が神かどうか真偽を問わねばならない。
持国天よ。お前は全能にして不滅なる真のアーディティヤか?

「不貪の法」を用いる。
持国天に対し神を騙る者であると仮定し、その生命の源である信仰の力を捨てさせる。
戦場に法を適用したならば、岩の大鎚を構え、持国天へ接近戦を仕掛ける。

俺の持てる力の全てを持って臨まねば、奴の真偽を見極めることなどできまい。
時間経過によって、より多くの奴に信仰を吐かせるべく、【反撃アップ】を用い可能な限り長く持国天と対峙する。

雷の宝剣の攻撃に対しては、大鎚で剣の攻撃を防御し、「不浄」の瘴気を纏って雷撃の緩和を試みる。


リューロボロス・リンドラゴ
ほう。ほうほう。
勝利から逃げるというシヴァのやり口を配下共はどう思っておるのか、我も気になっておったが……。
成程の、貴様は逃げるとすら思ってないのか。
ものは言いようか、シヴァが配下にすら本心を明かしていないのか、はたまたその先があるのか……。
まあどうでも良いか。
貴様もシヴァも我らに討たれるのだからなああ!

激昂しやすいようだし、挑発混じりに本音をぶつけてくれようぞ。
我が戦友達相手の戦いっぷりから持国天が強敵なのは理解しておるからの。
少しでも動きが雑になれば良し!
ならなくても勝ってみせるがなあ!

ここに来て配下頼りとは笑止!
そちらが狼のような食人鬼ならば!
こちらは竜狼よ!
――満月よ、秘めたる狂気を呼び醒ませ。月夜に猛るは竜である。
須弥山に、輝け、月よ!
数だよりなビシャーチャ共を抜き去る本能任せの一撃を持国天に叩き込んでくれるわ!
我は龍、我こそはドラゴン、リューロボロス・リンドラゴ!
ドラゴンとはラスボスよ!
何者もラスボスからは逃れられんわああ!
ルゥオオオオオオオオオオオオ!


伏見・逸
(連係アドリブ歓迎)(仲間は苗字呼び)
必要に応じ、仲間をディフェンス
(自分の負傷は気にしないが、仲間の負傷には割とわかりやすくキレる)

こちとら元々禍、罪だの不届きだの罰当たりだのが服着て歩いてるようなもんだ
神罰なんて言葉で尻尾巻いたりしねえよ
俺は…気に食わねえもんは、何だろうが、どうなろうが、ぶっ潰す

周囲の仲間と声を掛け合い、連携と情報共有を行う(必要に応じ【パラドクス通信】を借りる)
近接戦闘を基本とする。声掛けで挑発し、翼を広げて出来るだけ鬱陶しく張り付き、敵の行動範囲や視野を狭める
敵に掴みかかって尻尾を絡め、動きを妨害し、【禍竜の毒牙】使用。己の身を毒と化し、直接触れる事で敵を毒で侵す
「直接敵を倒す」より、「仲間を守る」「仲間が攻撃を当てやすいようにする」を優先

敵の攻撃は翼や長ドスで受け流し、【ガードアップ】も借りてダメージを抑える
「仲間の守護と補助の為、できるだけ長く戦場に立つ」事を意識する
ただし「仲間が深手を負うのを防ぐ」「敵を撃破する」のどちらかに有効と判断したら、防御は棄てる


ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎

心情
成程、あれが持国天
善を賞し悪を罰し、よく国土を護持する須弥東方の守護神、か

善悪に関しては兎も角、その実力に関してはどうやら間違いない様だな
だが、此処が正念場
絶対に勝利を勝ち取ってやるさ

〇パラドクス通信を用い常に味方と声を掛け合い連携と情報共有

〇Аянга довтлогчを芯にに〇лезо блискавкиを発動
敵に〇ダッシュで肉薄し〇ダメージアップで威力を高めぶった切る
敵の攻撃に対しては〇ガードアップで強化した魔力障壁で護りを固めた上で〇反撃アップで反応しやすい様にし宝剣をАянга довтлогчで受け止め返す刀で反撃

兎に角前に出て敵の集中が途切れやすい様に積極的に攻撃を仕掛けていく

流石帝釈天が誇る四天王
あの毘沙門天の同胞なだけあるか
だが此方も自分達の未来を掴み取る為必死なんでな!

お前達にはお前達の理屈はあるだろう
けど俺達の未来を踏み躙られて迄、其れを許す道理はないんでな
互いに譲れぬものの為に……行くぞ!

此の剣は我が神ペルーンの加護受けし剣
此の剣で貴様を討つ!


 雷鳴が轟く。
 それは天に在りし神を思わせる。
 何故なら、人の手に天は届かぬ。雷とは、その象徴である。
 雷に触れる事のできる者がいるだろうか? 否である。人は雷を証明できたとしても、その理を解したとて、雷を支配できぬ。支配できるのは神の権能のみ。
 荒れ狂う雷を操る様こそ、その証左と言わんばかりにジェネラル級『持国天』は、宝剣を掲げた。
 戦場に明滅する光。
 パラドクスによる超常の戦い。

 みやれ、あれなるは『持国天』。
 四天王が一角。
 守護者にして征伐者。
 悪鬼を踏みしめ、国土を安定に導く者。
「我が宝剣の前に消し炭となれ、ディアボロス! 滅殺!!」
 振り上げた宝剣が振り下ろされる閃光をルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)は見ただろう。
 最終人類史において語られる『持国天』は守護神である。
 理解した。
 名を奪い、騙るアーディティヤでありながらも、その力は圧倒的であった。
「だが、此処が正念場」
 勝利を勝ち取らねばならない。
 奪還するために。奪われたものを奪い返すために。
 奪われたままでいられないという怒りが、復讐の炎が、ルィツァーリの胸に灯る。
 手繰り寄せた残留効果【パラドクス通信】の先で仲間たちの叫ぶ声が聞こえる。
 わかっている。
 ルィツァーリは覚悟を決めていた。
 正念場という言葉は偽りではない。手にした長剣の柄が酷く重たい。けれど、それでも彼は走った。

 逆説連鎖戦は、時空を歪める。
 振るわれた雷の宝剣の剣閃は鋭く、速い。それだけではなく、重たいことを理解しただろう。
 打ち合う刃と刃。
 パラドクスの火花が彼の瞳に映し出される。
「流石、『帝釈天』が誇る四天王! あの『毘沙門天』の同胞なだけあるか。だが、此方も自分達の未来を掴み取る為必死なんでな!」
「必死などと。我らの道を阻む道理ではないわ!」
「道理。お前たちにはお前たちの理屈はあうrのだろう。けど、俺達の未来を踏みにじられて迄、其れを許す道理はないんでな。互いに譲れぬものの為に……行くぞ!」
 振り抜くようにしてルィツァーリのプラズマの刃となった刀身が振り抜かれる。
 滑るようにして宝剣の刃と力が交錯する。
 ルィツァーリの身より血潮が噴出する。

 その様に伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)は、声ならぬ憤怒を噴出させた。
 怒り。
 怒りである。
 元より、おのれは禍そおのもの。罪。不届き者。罰当たり。謗られること自体に対しては甘んじて受け入れるものである。
「これが神罰である! その身の滅びを以て、受けよ!」
「神罰だァ……!! 気に食わねぇ! 気に食わねぇ! 気に食わねぇなぁ!! ぶっ潰す……!!!」
 方向と共に逸は駆けた。
 翼を広げ、掴みかかるようにして逸は『持国天』へと迫った。
 尾を叩きつけ、さらには拳の殴打と長ドスでもって『持国天』に猛襲を見舞う。
「悪戯に怒りを振りかざすか。怒りという威を以て他者を圧することしか知らぬ無法者が!」
「無法! ああ、そういだろうさ! だからどうした! それで守れるものがあるんなら!!」
 怒りこそが証明である。
 おのれが身を呈して他者を守る。
 仲間を守る。
 それこそが逸の中にあるただ一つのことである。
 それ以外なぞ、どうだっていいことだ。ときに自らの生命とて、だ。
 故に宝剣の閃光が彼の体を切り裂いたとて、変わらない。歩み出すことに代わりはない。踏み出した一歩。そのたびに鮮血が『持国天』に降り注ぐだろう。

「……汝、まさか」
「ああ、そうさ。禍竜の毒牙(カリュウノドクガ)は、何も……!」
 長ドスの刃だけではない。
 彼のパラドクスは己の血潮すら、その毒に苦しんだ記憶によって猛毒へと変貌させる。
 ぐらり、と『持国天』の視界が揺れる。
 たちくらみような、感覚。
 防御を捨てた逸の攻勢に、『持国天』は初めて体を揺らがせた。

 手傷を負ったとて、守護者としての矜持が、それを支えていたのだ。
 だがルィツァーリと逸の捨て身の攻撃が『持国天』を揺るがせた。
 一歩。いや、半歩。
 その体躯が後退した瞬間をリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)は見逃さなかった。
「我を、下がらせたな、ディアボロス。我が矜持を不遜にも傷つけた罰、受けてもらう!」
「はっ! 成程の。貴様は逃げるとすら思っていないのか。ものは言いようか。『シヴァ』が配下にすら本心を明かしていないのか、はたまたその先があるのか……まぁどうでもよいか。貴様も『シヴァ』も我らに討たれるのだからああ!」
 それは挑発であり本音でもあった。
 後退などさせない。
 体勢を整えさせない。
 これまで仲間のディアボロスたちが紡いできた戦いの軌跡、撚り合わせた残留効果をリューロボロスは、掴んだ。
 途絶えさせてはならない。
 間断なき攻勢。
 これによってディアボロスはいつだって勝利を収めてきた。
 紡ぐこと。繋ぐこと。
 それが未来に繋がると信じているからこそ、彼らは己たちよりも力で勝るクロノヴェーダを圧倒してきたのだ。
 一度や二度ではない。
 何度だって、ディアボロスたちは打倒してきた。

「餓狼よ、喰らえ。我らが敵を!」
 召喚された餓狼がリューロボロスの五体に食らいつく。
 牙が食い込み、身が裂けるような痛みをリューロボロスは覚えただろう。
 だが、彼女は吠えた。
「ここに来て配下頼りとは笑止!」
 煌めくパラドクスの瞳と共にリューロボロスは、四肢に食らいついた餓狼を地面へと振りほどくように叩きつけながら跳ねた。
 翼が広がる。
「――満月よ、秘めたる狂気を呼び醒ませ。月夜に猛るは竜である。須弥山に、輝け、月よ!」
 竜炉暴狼主(リューロボロス・ツマグ・オグンジェニ)は、本能のみにて暴力を振るう。
 己が何であるかを問いかけるまでもない。
 自問など意味はない。
 何故なら、すでに自答は為されている。
 つまりは、その発露のみが彼女を彼女たらしめる。
「我は龍、我こそはドラゴン、リューロボロス・リンドラゴ! ドラゴンとはラスボスよ! 何者もラスボスからは逃れられんわああ! ルゥオオオオオオオオオ!!」
 咆哮を旋律として諳んじられる一節があった。

 それは咆哮にかき消されながらも、それでも響いた。
「……神とは全能にして不滅なるもの」
「然り。知るのならば、我が宝剣の露と消えるがいい!」
 カラン・ジェナ(触れられざる者・g11878)は、閃光のように迫る宝剣の一撃を前にしても止まることはなかった。言葉を紡ぐことを止めなかった。
「アーディティヤは神だと言ったた……その通り。全くもって事実だ……だが、それでは終わらん。お前が神かどうか真偽を問わねばならない。『持国天』よ、お前は全能にして不滅なる真のアーディティヤか?」
「神たる我らに対して、疑念を抱くこと事態が不遜であると言っている!」
「それ即ち、この俺がお前に大して疑念を抱くこと事態が、神を騙る者である証明。仮定でありながら証明しうる事柄。ならば、神を騙る者、たとえ力あれども、信財を蓄うることを禁ず」
 岩の大槌を構える。
 己の持てる力を以て挑む。
 それが不遜というのならば、その不遜を抱かせた者は偽りの神である。
 カランは、そう定義し、閃光の如き宝剣の一撃の前に踏み出した。
 叩きつけた一撃は雷鳴の轟にも似ていた。

 衝撃が握りしめた手に疾走り、全身を駆け巡る。
 痛みが、己が身に纏う瘴気すら無意味であると言わんばかりにカランの身を打ち据えただろう。
 しかし、これまでの連なりがある。
 ディアボロスたちが積み重ね、束ね、撚り合わせてきた残留効果。
 それこそが、己が一打を痛打に変えるのだ。
 神であるというのならば、己の一撃に苦痛など覚えまい。だが、カランの瞳に映る『持国天』は己が痛打によって顔を歪め、身を捩っている。
 ならばこそ、己は己が手にした不貪の法(アパリグラハ)が正しく力を発揮していることを知る。
「不遜、と言ったな。『持国天』。ああ、そうだろうとも。神を騙る者よ。お前は、神ではない」
 振り抜いた大槌の影にルィツァーリとリューロボロスが走る。
「おおおお!!!」
「ルゥオオオオオオオオオ!!!」
「往生際が!」
「悪いってかぁ!? そうだろうなぁ!!」
 逸が血反吐を撒き散らしながら、『持国天』に食らいつく。

 他者を圧倒する力を『持国天』が持ち得ることは理解している。
 だが、それでも神ではない。
 カランは仲間のディアボロスたちと共に、文字通り食らいつくように己が力を叩き込み、さらなる後退へと『持国天:を追い込むのだった。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【無鍵空間】LV1が発生!
【狼変身】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!

シル・ウィンディア
ネメシス形態、解放。
銀髪銀目の天使姿に変身して相対するよ。

多分、これだけでも届かないのは知っている。
実力差の差が大きいんだし。
でも…。
少しでも縮められたらっ!

創世の光剣を構え、高速詠唱を行いつつ持国天へ向かって走っていくよ。
剣の間合いに入る瞬間にサイドステップで横に平行移動。
着地と同時に、幻影魔砲撃を使用するよ!
さぁ、魔砲と剣のコンビネーション、味わってねっ!!

そのまま出来るだけ近接間合いで敵に張り付いて攻撃を繰り返すよ。
ふっ飛ばされても、立ち上がって向かうだけ!

…ふふ、わたし、諦めが悪いから。
それに…。
一人で戦っているわけじゃないっ!
重ねた絆が、力が、あなたを追い詰める為の一手になるんだからっ!

敵攻撃は、光剣の切り払いと盾での受け流しで防御。

まだまだ!
これくらいで倒せるって思わないでっ!

ダメージは蓄積しているけど、まだいけるよね。
…もーちょっと体もってね。
倒れてあげないからっ!


クィト・メリトモナカアイス
これは毘沙門天ともした話なのだけれど。
神とはどこに在り、何を以て神と呼ぶか。
空を飛び、高いところから民を見下ろし、隔絶した力で支配をするのが神ならば。
それは空を飛ぶ怪物と何が違うのか。
汝と怪物に差があるとすれば、それは自らのことをどう認識しているか、ただそれのみ。

成長した守護者の姿のネメシス形態へと変身し戦闘。
黄金猫拳打棒へと神々しい光を集め、光の奔流を放つ「夜天再臨」。持国天を光で呑み込もう。
移動しながら光の奔流を放ち、狼に囲まれないように戦闘。襲い掛かってきて牙とか爪とかで攻撃されるときには黄金猫拳打棒で防御。
んむむ! 汝はさては犬派か……? 我は猫派だけど犬も好きだぞ。
狼を切り抜けたら黄金猫拳打棒に光をチャージ。力を溜めて持国天の全身を呑み込むくらいに更に太くなった光の奔流を放ちふっとばす。

汝己を知らぬ怪物。
汝の名は語られず、刻まれず。空に消えるべし。


 眼の前の頂きの如き存在を見上げる。
 それは力なき者にとっては、当然の視界であった。
 力の差。
 それはディアボロスとクロノヴェーダとの戦いにおいては付き纏うものである。
 如何にして埋めるか。
 いいや、そうではないのだ。
 ディアボロスたちは数多の戦いを経て理解している。
 力の差を埋めたから、己たちが勝てたのではない。
 己たちが勝利に手を届かせるために何をしたのか、それをシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)は思い出していた。
 よろめくジェネラル級『持国天』はディアボロスたちの決死の猛攻によって、半歩後退した。
 たが、それだけでは届かないことを知っている。
 実力差というものがあるのは理解している。
「無駄なあがきを! 我と汝らとでは!」
 格が違う。
 力が違う。
 そういうように『持国天』は宝剣より雷を刃のように放つ。
 放射状に走る斬撃。
 それを前にシルの瞳は復讐の女神の名を冠した形態へと変貌を遂げる。

 銀色。
 雷光の輝きを受けて一層輝く色である。
 シルは銀髪銀目の天使へと変貌を遂げていた。
「わかってる。でも……少しでも縮められたらっ!」
「何をだ! 我と汝らの実力差をか!」
「違うよっ。勝利への道程を、だよっ!」
 光剣を構え、シルは『持国天』へと走る。
 振るわれた宝剣の斬撃をステップで躱せど、その斬撃は放射状に放たれる。
 逃れえるものではない。
 受け止めた光剣がパラドクスの雷光を受けて散る。
 だが、シルは面を上げた。

「六界を司る使者よ、我が身に宿りて、全てを撃ち抜きし力を……幻影魔砲撃(ミラージュ・ファントム・ストライク)!」
 放たれる魔砲と光剣の連打。
 張り付くように『持国天』に迫るシルに、振るわれる宝剣は鬱陶しいというようであった。
「……ふふ、わたし、諦めが悪いから」
「であれば、その諦念ごと!」
「そうくるよね。でも、それにね……」
 シルは不敵に笑むだろう。
 どれだけ強敵の攻撃が痛烈に身を打ち据えるのだとしても、諦める道理などない。
 何故なら。
「一人で戦ってるわけじゃないっ!
 そう。
 残留効果。
 手繰り寄せたそれは、さらにつながっている。そして、それだけではない。

「うむっ!」
 撚り合わせた残留効果の軌跡の先にクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)は、ネメシス形態へと変貌し、立っていた。
 神とは何処に在るのか。
 何をもって神と呼ぶのか。
 古代、人は人の領域にないものを神の権能と呼んだ。
 見えれど、解せず。
 その現象を神と呼び、恐れおののいた。
 アーディティヤとは、と『持国天』は語った。

「空を飛び、高いところから民を見下ろし、隔絶した力で支配するのが神ならば。それは空を飛ぶ怪物と何が違うのか」
「我らを怪物と一括りにするか!」
「我は思う。汝と怪物に差があるとすれば、それは自らのことをどう認識しているか、ただそれのみ、と」
 幼き身は成熟した成年へと変貌し、手にした黄金猫打棒を携えた。
 神々しき光を集めた光の奔流は、パラドクスの一撃。
 走る光条を縫うようにして『持国天』が放つ餓狼がクィトに迫る。
 手にした打棒で受け止め、払い、それでも爪牙が彼女の身を引き裂くだろう。 
 溢れる血は裂傷の証。
「んむむ! 汝さては犬派か……? 我は猫派だけど犬も好きだぞ」
 クィトは踏み込む。
 シルが決死の思いでもって踏み込む。
 彼女の先を征く。

「まだまだ!」
「往生際が悪かろう! ディアボロス! 汝らは既に死に体! 滅びを受け入れぬ駄々である!」
「これくらいで倒せるって思わないでっ!」
「何のために戦う。何がそこまで汝らを走らせる!」
 その言葉にシルは瞳を輝かせた。
「重ねた絆が、力が、あなたを追い詰める一手になるって信じてる。それだけが!」
 魔砲と光剣が乱舞する。
 雷光の刃が彼女の体を切り裂いても、それでもクィトがいる。。
 共に戦う仲間がいる。
 体が限界を訴えて、悲鳴を上げても。
 それでも続く仲間がいると知っているからこそ、信じられる。

「汝、己を知らぬ怪物。汝の名は語られず、刻まれず」
「何とするか!」
「空に消えるべし」
 クィトは黄金猫打棒を振り抜く。
 餓狼が、それを阻止せんと彼女の体に食らいつき、肉を抉る。だが、彼女は止まらなかった。四肢を引違れるような痛みを覚えながらも、それでも振り抜いたのは、束ねた残留効果の軌跡故である。
 光条が『持国天』の腹部に走り抜け、二人のディアボロスのパラドクスが遂に、その四天王が一角を崩す糸口となって空に奔るのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【狼変身】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!

クロエ・アルニティコス
【魔女と神官】

そうして私たちを不遜だと口にしたアーディティヤも、私たちは残らず打ち倒してきました。
どちらが不遜か、どちらが敗北するのか。試してみるとしましょう。

「冥府の神衣」を纏うネメシス形態へと姿を変え、再度持国天へと相対します。
エイレーネの盾に守られる後衛で【三界巡る冥府の火】を使用、三相の杖へと冥府の火を灯します。

杖を振るい持国天へ向けて冥府の火を放ち攻撃。黒い炎で持国天を焼きます。
エイレーネよりも先に攻撃を仕掛ける場合は持国天の足元の地面を焼き、炎を纏わりつかせるようにし、ダメージを与えつつ動きを阻害しエイレーネの攻撃に繋げるように。
後に仕掛ける場合は胴体に直撃させ、可能な限り大きなダメージを与えられるよう狙います。
反撃の剣戟はまともに防御をするのは困難。逆説連鎖戦の法則に則り、こちらの攻撃を敵に直撃させることで反撃に使う力を弱めることを第一に考え、それでも飛来した攻撃を「守護の赤薔薇」に加え「守護の青薔薇」の結界で防御。

偉大なる女神ヘカテーよ、神を騙る者を焼き尽くす炎をここに!


エイレーネ・エピケフィシア
【魔女と神官】

否、断じて不遜などではありません
わたしが勝利を信ずる由は、積み重ねてきた戦いの歴史に在ります
西方の境界より始まる途方もない征路を一歩ずつ進み、その途上で須弥山との決戦を見越した布石を打ち続けた故に、刃は天まで届いたのです
――敢えて言いましょう。我らは勝つべくして勝つと!

黄金の鎧を纏うネメシス形態を発現すると共に、愛槍も≪オレイカルコスの聖槍≫へと変じます
堅牢さを増した≪神護の輝盾≫を構え、前衛で果敢に戦いましょう

鎧に備わった翼を広げて勢いよく跳躍し、敵に急激に肉薄します
全身全霊を込めた飛び込み突きと共に『先陣駆ける女神の聖槍』を発動
変貌した槍の恐ろしく鋭利な刃で敵の肉体を穿ち、至近距離で体内を灼くように聖なる破壊の光を解き放ちます
クロエ様より先に動く場合は、出来るだけ長く槍を突き刺したままにして敵の動きを掣肘
後詰に回る場合は炎で動きが鈍った所に必殺の一撃を見舞います
剣は盾で弾き、槍を持つ手を休ませずに攻め立てます

アテーナー様!御身のご加護の下に、偽りの神へと裁きを下します!


「不遜! 傲岸不遜であるぞ、ディアボロス! 神なる我の体に手傷を負わせるばかりかッ! 半歩ッ、僅かなりとも後退させるとはッ!!」
 怒りに震えるジェネラル級『持国天』。
 その身に刻まれた傷は浅からぬものであった。
 これまでのディアボロスたちの決死の猛攻。復讐の女神の名を関する形態へと至った彼らの攻勢が、『持国天』を揺るがしていた。
 彼の名は守護者としての揺るがぬことを示す最大の力。
 その力を僅かでも揺るがしたという事実が『持国天』を甚く打ちのめした。

「否、断じて不遜などではありません」
「ええ、そうして私たちを不遜だと口にしたアーディティヤも、私たちは残らず打倒してきました」
 エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)とクロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)は『持国天』の前に立ちふさがる。
 いや、立ちふさがるのではない。
 立ち向かうのだ。
 彼女たちは傷を負いながらも、それでもその瞳に復讐の炎をたぎらせた。
 苦戦を強いられれば強いられるほどにディアボロスは窮地の中で力を増大させる。
 それがネメシス形態。
 彼女らは、その姿へと変貌を遂げたのだ。

「私たちが勝利を信ずる由は、積み重ねてきた戦いの歴史に在ります」
 進むは征路。開くは血路。
 迷いなどあろうわけがない。恐怖や不安はあれど、進まざるを得ぬ時の流れを書き分けねばならぬのが、生命である。
 そして、それはただ孤独なる道筋でもなかった。
 共に征く者がいる。
 手にした刃がいずれ届くと信じて、託されてきたものを今まさにエイレーネたちは手にしていた。
 残留効果の軌跡。
 束ね、撚り合わせた軌跡が鎖のように確かな感触となって彼女らの手のうちにあった。
「敢えて言いましょう。我らは勝つべくして勝つと!」
「それが不遜だというのだ! 勝つ? 神たる我らに勝つ? そのような戯言! 認めるわけにはいかぬ!」
 忿怒。
 その形相と共に『持国天』は宝剣に雷を束ねた。
 苛烈極まる光。
 戦場を制するかの如き光を湛えた宝剣は、苛烈なる一撃となってエイレーネへと振り下ろされた。

 背後にはクロエ。
 彼女を背にしてエイレーネが退くことはない。不退転の決意など、すでに彼女の中には当然と備わっているものであった。
 故に彼女は宝剣の一撃を受け止めた。
 盾が前面に押し出される。
 押し負けて、いない。
「……ッ!?」
 押し切れたはずだ。
 痛打であるはずだ。
 この期に及んで、まだ力が増大するという事態に『持国天』は、その形相を僅かに歪めただろう。
「馬鹿なッ! 我が一撃に、耐える、だと!?」
「――ッ」
 呼気が漏れると同時に黄金の鎧より放たれるように翼が広がる。
 急峻なる山肌を砕くようにしてエイレーネは飛ぶ。。
 全身全霊。
 わかっている。
 眼の前の『持国天』との力の差は、ネメシス形態に至ってなお、埋まるものではない。
 だが、それでも彼女は手にした槍を携え振りかぶった。
「アテーナー様!大神ゼウス様の姫神にして、戦の先駆けたる女神よ!どうかこの槍に、人々の敵を貫く力をお与えください!」
「神たる我の前で他の神の名を語るかッ! やはり不遜!」
 忿怒。
 その激情を穿つようにエイレーネの槍は『持国天』の雷湛える光背まで届きうるかのような刺突の一撃をもって、その金剛のごとき肉体を貫いた。

「ぐぬっ……! だが……、くっ、汝ッ! まさか!」
「クロエ様!」
 エイレーネは槍を引き抜かなかった。
 押し込むようにして彼女は槍を『持国天』に叩き込んだまま、その姿勢を維持していた。僅かにも持ちこたえられるものではない。
 肉体に刻まれた傷が痛む。
 訴える。
 これは、死ぬ、と。
 だが、エイレーネは、そうした痛覚の悲鳴を踏み込むことで押しつぶした。
 振るわれる宝剣。
 それを抑え込むように盾を掲げた。
 放たれる斬撃は雷光となってクロエを打ち据えるだろう。だが、僅かでもエイレーネは、その一撃をそらした。

 痛烈なる一撃は冥府の神衣纏うクロエの身を切り裂く。
 しかし、浅い。
 言うまでもない。もしも、クロエが半歩で引いていれば、その刃は放射状に放たれているがゆえに彼女の体を両断した。しかし、退くことはなかったのだ。
 エイレーネが必ずや、という信頼が会ったからこそ、彼女はとどまった。
 故に勢いが乗る前にクロエは手にした杖を掲げた。
 冥府の炎。
 立ち上る黒い炎が『持国天』に奔る。
「どちらが不遜か、どちらが敗北するのか。試してみるとしましょう」
「だから不遜だと言うのだ! 未だ勝ちの目を信ずる、その瞳で我を見ることはッ!!」
 許しがたし。
 だが、その言葉をクロエは遮った。
「偉大なる女神ヘカテーよ、神を騙る者を焼き尽くす炎をここに!」
 三界巡る冥府の火(ヘカテー・ダーロス)は、『持国天』の身を包み込む。
 異なる神の御名の元に放たれるパラドクスに焼かれることは、『持国天』にとって己が力を示す好機そのものである。
 しかし、好機として認識できる領域はすでに逸脱している。

 重ねられ、束ねられた光。
 撚り合わされた弱者の光。
 語られるは歴史の連綿たる軌跡。
 であれば、その厚み、その重さ、その強さは語るに及ばず。
 何者かを騙る必要も無き、今生きる者の意志。
 その重さを知らぬ、存在と名とを奪う者には解せぬ力の発露が『持国天』の身を包み込み、その身を焼け爛らせた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【水面走行】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV8になった!

エレオノーラ・アーベントロート
うふふ、いいですわね!
せっかくの戦いなんですもの。
簡単に決着がついては愉しくありませんわ。
膝を屈する? どうしてそんな必要がありますの?
勝つのはわたくしたちですのに。

電磁レールガン「フェアレーター」と翼が一体化した機械竜の姿のネメシス形態に姿を変えて戦闘を。
翼のレールガンより「第十九の魔弾【凶獣】」を投射。密度の高い、重量のある魔弾で持国天を狙いますわ。
遠距離攻撃を行う他の復讐者とは別々の方向から攻撃を仕掛け、片方が反撃を受けている際は攻撃に集中、自分が反撃を受けている際は防御に集中することであちらの攻撃に対処しつつ、攻撃を命中させていきましょう。

不遜? 当然ではありませんこと?
わたくしがどうして遜る必要がありまして?
わたくし、自分よりも偉くもなければ強くもない輩に遜る趣味はありませんの。
どうしても跪かせたいなら力づくでやってみせませ。
うふふ、跪くことになるのは――そちらですけれど!


 焼け爛れた体躯を見た。
 手傷――というまでもない。傾ぐ体は、しかして半歩を残して後退を是としない。
 あるのは矜持か。
 それとも傲慢たる尊厳か。
 いずれにせよ。
「うふふ、いいですわね!」
 エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)は、一顧だにしなかった。
 する必要もない。
 何故、そんなことをするのか、ということすら考えに浮かぶことはなかった。
 何故なら。
「せっかくの戦いなんですもの。簡単に決着がついては愉しくありませんわ」
「悪鬼め。戦いを愉しむなど宣うは、仏敵そのもの」
 忿怒。
 その形相を浮かべたジェネラル級『持国天』は焼け爛れた体躯でありながら、宝剣を振りかざした。

 雷光が迸る。
 空を切り裂くかのようなパラドクス。
 超常たる戦いを示すように、逆説連鎖戦によってエレオノーラを過たず叩き伏せるだろう。
 身に注ぐ雷光にエレオノーラの上体が折れた。
「屈せよ! その膝を折り、我が前にて頭を垂れるのならば、仏敵と言えど慈悲によって痛みなく滅してくれよう!」
 その言葉にエレオノーラは面を上げた。
 頭を垂れることなどない。
 明滅するパラドクスの光の中、彼女の瞳だけが鮮烈に赤き輝きを放っていた。
「どうしてそんな必要がありますの?」
 それは純然たる疑問であった。

 それは、必要のないことであった。

「不遜極まる! その不遜と共に灰となれ!」
 注ぐ雷光の勢いは宝剣の鋭さとなってエレオノーラの体躯を切り裂く。
 血潮が飛ぶ。
 その血潮すらも瞬時に蒸発していく。
 否。
 その血は、赤き鮮烈なる光と共にエレオノーラの体躯を膨れ上がらせた。
 電磁レールガンは彼女の背にありて、翼へと変貌する。
 乙女の肉体は、竜を模した鋼鉄の躯体へと変遷し、急峻なる山肌を踏みしめた。
 重量が増した。
 鉤爪のような足が地面を踏みしめ、噛む。
 翼が、元の電磁レールガンへと変形し、その砲身、砲口を『持国天』へと向けた。

「不遜? 当然ではありませんこと?」
「開き直るか、今更に!」
「だって、そうじゃあ、ありませんこと? わたくしがどうして遜る必要がありまして?」
 そう、謙るのは、敬意を払うべき相手のみ。
 エレオノーラにとって『持国天』は強敵である。
 ただの、強敵である。 
 そこに敬意は、ない。あるのは事実のみ。打ち倒さなければならない敵という、唯一。
「わたくし、自分よりも偉くもなければ強くもない輩に遜る趣味はありませんの。どうしても」
 そう、どうしても、だ。
 強き者の特権にして、己を強者たらしめるのは、他者を弱者として跪かせること。
「どうしても跪かせたいのなら、ちからづくでやってみせませ」
 それができぬのならば、強者に非ず。

 故にエレオノーラは、ネメシス形態にいたりし、鋼鉄の竜たる咆哮を迸らせた。
 正しく、凶獣。
 その姿と共に魔弾は、電磁レールガンの砲身から奔った雷撃と共に打ち出された。
 山肌を抉り、一直線に『持国天』へと奔った魔弾は、あらゆる守りすら穿つ一射である。。
 止めようがない。
 解放された獣がすることは、食らいつくことのみ。
「まさか……この、我が……神が、獣ごとき、に……」
 踏み出す『持国天』。
 されど、踏み出すべき半身は既になかった。
 踏みしめるべきは、国土脅かす邪鬼。されど、その踏みつけるべき足はなく、大地に降ろされることはない。
「うふふ、跪くことになるのは、そちらでしたわね?」
「……否。我は」
 屈することはない、というように『持国天』は選んだ。
 己が無すべきことは為せず。
 さりとて、敗北を認めることもできず。
 揺らいだ体躯は守護者の敗北を意味するように仰向けに山肌に倒れた。

 急峻なる須弥山の外殻。
 その斜面からずり落ちるように『持国天』は眼下の大地へと墜ちていった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV9になった!

最終結果:成功

完成日2026年03月26日
宿敵 『持国天』を撃破!