リプレイ
時雨・藍
【行動】
成る程、わかりやすくも大胆な移動作戦だ。
こんなエンジンが手軽に組み立てられる様になっているとは…
末恐ろしいな。ふふ。
現地に着いたら、組み立て開始だな。
僕も専門では無いが、マニュアルに沿って組めば出来上がるらしい。
…こういうモノは組み間違ってしまうのが一番困るからな。
まだ時間はある、焦らず行くのが一番だ。
よし、組み終えたらパーツは余ってないな?ならば後は上手く起動するのを祈るのみだよ。
ミウ・ウルに乗り込もう。
…乗り心地は、如何か。
流石に茶も飲んではいられないか。
しかしこのスピード。風になるとはこのことだ。ふふ。
では、敵襲に備えてしっかり準備しておこうか。
「ふふ」
時雨・藍(黒の雹雷迅・g02788)は思わず笑い声をもらしてしまった。
デカン高原をわたる計画書を見たときのことだ。
「成る程、わかりやすくも大胆な移動作戦だ。こんなエンジンが手軽に組み立てられる様になっているとは……末恐ろしいな。ふふ」
トレインがリグ・ヴェーダに到着し、藍は砂上船『ミウ・ウル』の顔を見上げたあと、すぐに貨物車両へと向かった。
輸送用に分解されているロケット・エンジンを元に戻し、船に装着するのだ。
「僕も専門では無いが、マニュアルに沿って組めば出来上がるらしい」
聞けば、同型船の整備のさいにディアボロスの発案で取り扱いが文書化されたという。
ロケットのアイデアもそのついでだったらしい。
「……こういうモノは組み間違ってしまうのが一番困るからな。まだ時間はある、焦らず行くのが一番だ」
もちろん触るのは初めてだが、機械そのものとは日常的に縁がある。
コツや注意事項は心得ていた。
船がこの場につくまでに使って破損したエンジンとの入れ替え作業なのも、完成予想がついて理解を早める。
「よし、パーツは余ってないな? ならば後は上手く起動するのを祈るのみだよ」
藍はミウ・ウルへと乗り込み、操舵室に立った。
操作系も、クロノ・オブジェクトに最終人類史製の装置が後付けされている。軽い振動のあとに浮遊感があったから、ミスはなかったようだ。
「……乗り心地は、如何か」
やはり、平地や砂漠でないぶん、揺れはある。
「流石に茶も飲んではいられないか。しかしこのスピード。風になるとはこのことだ。ふふ」
徐々に加速していくと、一定の領域でロケット噴射が本格的にはじまり、ぐんと速度が上がった。やっぱり、笑い声がもれてしまう。
「では、敵襲に備えてしっかり準備しておこうか」
速さと引き換えに、隠れての移動はできそうにない。アーディティヤの部隊とはどこかで出くわす。たぶん、馬かなにかで追っかけてくるんじゃなかろうか。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
時雨・藍
【行動】
早速現れたかな?
どうやらあの馬に騎乗した者達がそうらしいな。
ここでミウ・ウルを止める訳にはいかない。
やる気に満ち溢れている様だが、その出鼻を挫かせてもらおう。
射撃戦か?僕も『火砲『麒麟走』』など、射撃武器で応戦しよう。
並走してくれるなら、こちらも狙い様はある。
敵は突出して近づいてきた者から優先的に倒そう。取り付かれては困る。
乗り込んできたらこちらも刀で対応する。
相手が複数で近づいてきたら、イマジナリキャノンを使おう。
ミウ・ウルのダメージはどうだろうか…あまり被害が出てなければ良いが。
全く、あまり戦闘に夢中になって振り落とされては笑いものだが…そちらはどうかな。
諸君、武勲を焦ると痛い目を見るぞ?
ハーリス・アルアビド
ミウ・ウルとは長い付き合いになりますね。今回も無茶をお願いすることになってしまいましたが、あなたを傷付けることのないよう力を尽くしましょう。
天空の神ホルスよ、お力添えを。頼もしき戦友と共に遥か彼方へと翔る翼をお授け下さい。
祈りを捧げ仲間たち、そして戦友たるミウ・ウルに幸運を願いましょう。
戦場で【飛翔】すれば集中攻撃を受ける危険がありますが、ミウ・ウルを守るためにその危険を利用させていただきます。より鋭く確実に敵を捉えるために【肉体改造】を施し敵群に突貫します。
ミウ・ウルが攻撃に巻き込まれないよう敵との配置と斜線に注意しながら【空中戦】の技能を活かした不規則な軌道と【残像】を生み出す速度で敵の注意を引き付けます。
乱れのない攻撃は脅威ではありますが、その分読みやすい。敵がこちらに狙いを絞った所で【残像】に視線を誘導し、最高速度で別方向からの【ホルスへの嘆願】で仕留めて行きます。
ロケット噴射の性能はじゅうぶんに出ている。
「ミウ・ウルとは長い付き合いになりますね。今回も無茶をお願いすることになってしまいましたが、あなたを傷付けることのないよう力を尽くしましょう」
スフィンクス型の背中にあたる部分で、ハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)は警戒にあたっていた。
なにか影のようなものがついてきているのを発見し、操舵室に報告したのも彼だ。
時雨・藍(黒の雹雷迅・g02788)は窓から外を見た。
「早速現れたかな? どうやらあの馬に騎乗した者達がそうらしいな」
用意していた迎撃手段を発令する。
「ここでミウ・ウルを止める訳にはいかない。やる気に満ち溢れている様だが、その出鼻を挫かせてもらおう」
船の前後左右の影がトループス級ヴァンパイアノーブル、『エリート吸血騎馬兵』だとはっきりわかるくらいに接近されていた。
ハーリスは祈りを捧げる。
「天空の神ホルスよ、お力添えを――」
戦友たるミウ・ウルに幸運を願った。そして、仲間たちへ。
藍に呼び出された『イマジナリキャノン』の砲兵たちが、船の外周にむけてずらりと並んだ。
「並走してくれるなら、こちらも狙い様はある。頼んだぞ」
舵をとりながら、幻影たちに命じた。
一斉砲撃の手応え。
土煙が連続してあがり、そのなかに転倒や落馬した姿がちらと見える。
「よし、突出して近づいてきた者から優先的に倒そう。取り付かれては困る」
正しき歴史の砲兵たちはよく持ち堪えた。ハーリスが適当なものにしがみつき、敵兵の動きを知らせてくれる。
『エリート騎射』、手綱を持たずとも全くぶれない姿勢で散開し、騎乗射撃を仕掛けるつもりだ。
ナポレオン時代のフランス軍と、改竄されたロマノフ王朝の血統が打ち合いになった。騎馬兵たちの数は減らせたが、大きな衝撃を受けてハーリスはつんのめり、ミウ・ウルから振り落とされそうになる。
手で身体を支えながら、船の後方を見た。
黒煙があがっている。
その報告を聞くまでもなく、藍は慎重にミウ・ウルを減速させていった。ロケットエンジンが破壊されたのだ。
まだ通常の航行能力があるから走らせることはできるが、外付け機関がデッドウエイトになってバランスとりが難しい。大事故になるまえに軟着陸させた。
「僕も応戦しよう」
火砲『麒麟走』を左腕の義手に装着する。敵に乗り込んでこられた場合に、二振りの刀も携えた。
いっぽうハーリスは、静止した船から敵の目を背けるべく、強く祈った。
「頼もしき戦友と共に遥か彼方へと翔る翼をお授け下さい」
背中から生えたものを羽ばたかせる。
戦場で『飛翔』すれば集中攻撃を受けるだろう。
「ミウ・ウルを守るためにその危険を利用させていただきます」
自船を巻き込まないよう敵との配置と射線に注意しながら、不規則な軌道と残像を生み出す速度で飛び回った。どうやらヴァンパイアノーブルたちはロケットエンジンの破壊に気をよくして航行不能に追い込んだと錯覚し、生存者の殲滅に動いている。
藍は幻影の砲兵を引き連れて、外に出た。
「船体のダメージはどうだろうか……あまり被害が出てなければ良いが」
自分がやったように、次の取り換え係に託すよりない。いまはディアボロスを狙ってくる敵と戦うまでだ。
「諸君、武勲を焦ると痛い目を見るぞ?」
エリート吸血騎馬兵にむけて砲撃を集中させる。
空中のハーリスも、トループス級が調子に乗りやすい性格だと看破していた。
「乱れのない攻撃は脅威ではありますが、その分読みやすい」
こちらに狙いを絞った所で残像に視線を誘導し、最高速度で別方向からの急降下突撃で仕留めていく。配下を返り討ちにした。どこかで戦況をみているはずのアヴァタール級アーディティヤの位置を探る。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
時雨・藍
【行動】
先の騎馬隊は退けたか…?
上手く行った様だ。が、どうやら敵将のお出ましの様だな。
位置はわかったかな?
先の彼らが戦功を立てようと躍起になってた様だ、さぞ魅力的な人物なのだろうよ。
残留思念の効果で、【飛翔】の効果が使える様だ。
必要とあれば戦闘の際に使おう。
後は普段通り、刀の砲撃で戦うさ。
アヴァタール級、『鬼子母神ハリティー』とは、あれのことか。
成る程、世に伝わる人喰い鬼というところか。
こちらも大人しく喰われる訳にはいかない、こちらに手を出したことを後悔させてやるさ。
苛烈な攻撃だが反撃の隙はある…僕を獲物としか見ていない様なら、考え直すことをお勧めする。
斬り捨てられた後では遅いけどね!
ハーリス・アルアビド
アヴァタール級に先制を取られればミウ・ウルへのダメージは避けられません。【飛翔】を続けながら周囲を警戒し、こちらが先に仕掛けられるよう注意を払います。発見時には【先行率アップ】の恩恵に与りましょう。
天空の神ホルスよ、再びのお力添えを。
【肉体改造】はそのままに、敵を発見次第最高速速度の【飛翔】で先手を打ちます。
鬼子母神…胸に抱く幼子は見目だけなのか、本当に我が子なのか…。御子を抱く奥方様と主のお姿が浮かんでしまいました。
ですが、私は民を守らねばなりません。敵が人の紡ぐ歴史を壊すものである限り、躊躇うことなどありえません。
敵の注意は私が引き付けます。【空中戦】の技能を活かして襲い来る攻撃を【残像】と速度の緩急によって狙いが定まらぬよう動きながら、仲間が攻撃しやすいような位置とタイミングに敵を誘い込みます。
私に集中すれば仲間が、仲間を狙うなら私が【ホルスへの嘆願】により仕留めましょう。
…大いなる翼よ、せめて迷うことなく冥府へと迎えるようお導き下さい。
クロエ・アルニティコス
大元は砂漠の乗り物……そういえばそうでしたね。
イスカンダルの攻略開始直後より関わってきましたが、それまではエジプトで運用しており、そこが元々の在り処でしたか。
思えばミウ・ウルは長い旅をしていますね……もしかするとこのまま最終人類史まで進むこともあるのでしょうか。
まぁ、それも蛇亀宇宙リグ・ヴェーダを滅ぼした後の話ですが。
アルナーチャラ山まで辿り着けば浮遊大陸攻略の糸口もつかめるでしょう。お前を殺して足掛かりとします。
【ピュートーン・ヒアシンス】を使用。ヒヤシンスの種に魔力を注ぎ、ギリシャ神話の怪物ピュートーンを象った植物の怪物を作り出します。
ピュートーンに巨大な蛇体任せで暴れさせ、敵が召喚した人食い斧に幻影を薙ぎ払わせます。
特にトループス級の亜人どもの寿命は短い。生まれた月日でいえば子供と言えるものも多くいますし、知能もその程度でした。
言うまでもなく全員殺してきましたが。見た目で情をひけるとは思わぬことですね。
船内の通路が水平になっていない。
山の斜面か、岩石を敷いた状態で着底したのだろう。
「大元は砂漠の乗り物……そういえばそうでしたね」
クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)は壁の一方に寄りかかって移動している。警報も鳴っていないし、おそらく船体そのものの損害は小さい。
停止させた、時雨・藍(黒の雹雷迅・g02788)の腕前が良かった。たしか初めてだったはず。
いまは敵の殲滅が優先と、クロエは出口を目指す。上向きになった窓の外を、飛翔しているリターナーの姿が小さく横切った。
ハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)だったと思う。
アヴァタール級に先制を取られれば、せっかく守ったミウ・ウルへのダメージは避けられない。危険を冒して、周囲の警戒をしてくれている。
琥珀色の肌をした顔が心に浮かぶ。
「彼の出身はエジプト……。私が巨大砂上船と関わってきたのは、イスカンダルの攻略開始直後からでしたが、それまでは彼らによって『獣神王朝』で運用されており、そこが元々の在り処でしたか」
クロエよりもさきに船の外で戦っていた藍も、有翼になったハーリスを空に見つける。
「騎馬隊はすべて退けられたか? ……上手く行った様だ。が、どうやら敵将のお出ましだな。位置はわかったかな?」
眺めている僅かなあいだにハーリスの高さが変わった。
変化した肉体で、最高速速度の急降下を敢行している。視線を地上に移せば、そこに羽衣を纏い、黒髪をなびかせたアーディティヤの姿があった。
「アヴァタール級、『鬼子母神ハリティー』とは、あれのことか!」
一刀『閃滅』を手に、駆け寄る。
「漂着のヴァンパイアノーブルらが戦功を立てようと躍起になってた様だ、さぞ魅力的な人物なのだろうよ」
軍服のショートパンツから伸びる細い脚で、岩地のでこぼこを踏破していく。
そして、ナナメったハッチから、クロエも船外へと身を乗り出した。
「思えばミウ・ウルは長い旅をしていますね……もしかするとこのまま最終人類史まで進むこともあるのでしょうか」
仲間のあとを視線で追う。
ヒヤシンスの種に魔力を注ぎ、荒れ地に蒔いた。
「まぁ、それも蛇亀宇宙リグ・ヴェーダを滅ぼした後の話ですが。種子に宿るは我が嫌悪、芽吹け『ピュートーン・ヒアシンス』!」
巨大な蛇の形をとるギリシャ神話の怪物、ピュートーンを象った植物が急成長した。
「アルナーチャラ山まで辿り着けば浮遊大陸攻略の糸口もつかめるでしょう。お前を殺して足掛かりとします」
嫌悪をむけたアーディティヤへと、蛇体をけしかけ暴れさせる。
ハーリスが何度目かの急降下攻撃を仕掛けた。
「鬼子母神……胸に抱く幼子は見目だけなのか、本当に我が子なのか……。御子を抱く奥方様と主のお姿が浮かんでしまいました」
奇しくも、彼の心にも生前の記憶が蘇っていた。
「ですが、私は民を守らねばなりません。敵が人の紡ぐ歴史を壊すものである限り、躊躇うことなどありえません。天空の神ホルスよ、再びのお力添えを」
「民……ヒトのことですか? あの大きさの乗り物も、ヒトを使役してディアボロスが建立したのですか?」
ハリティーは、交差する一瞬に疑問を口にする。信仰を糧とするクロノヴェーダには、気になるところであろう。対するハーリスは問いに答えず、敵の注意を引けただけで良しとして上昇に転じた。
いくつもの残像を追従させて惑わせる。
すると鬼子母神も抱えた子のみならず、数百の人喰い鬼の子供たちを召喚しはじめた。遠目に見ていたクロエは、声を出さずに失笑する。
「特にトループス級の亜人どもの寿命は短い。生まれた月日でいえば子供と言えるものも多くいますし、知能もその程度でした」
『ピュートーン・ヒアシンス』が、鬼の子たちを蹂躙する。
蛇体がすりつぶせば、その多くが幻影だったこともわかる。
「言うまでもなく全員殺してきましたが。見た目で情をひけるとは思わぬことですね」
「ぐくくぅ……。翼のディアボロスは囮か、怪物どもめぇ」
鬼子母神ハリティーの口調が変わった。
角が伸び、口が大きく裂けて恐ろしい形相へと、肉体も変化していく。
「成る程、世に伝わる人喰い鬼というところか」
植物の影からのぞく、藍の鋭い眼光。
「こちらも大人しく喰われる訳にはいかない。ミウ・ウルに手を出したことを後悔させてやるさ」
羽衣に通された手が、荒々しくクロエの蔦を掴み、怪力で解体するところへ、藍は抜き打ちの一撃を放った。
「僕たちを獲物としか見ていない様なら、考え直すことをお勧めする」
『居合い斬り』ののち、家紋をあしらった鞘へと『閃滅』を収めた。ハリティーの鬼の形相が真っ二つになり、上下にズレてから地面に倒れた。
「斬り捨てられた後では遅いけどね!」
「……大いなる翼よ、せめて迷うことなく冥府へと迎えるようお導き下さい」
ハーリスはそれでも、アーディティヤのために祈る。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!