リプレイ
瀧夜盛・五月姫
連携、アドリブ、歓迎、だよ?
やる気がない、つまり、隙、だね?
しめしめ? 姫、おもちゃ、提供してあげる。
てけてけてけてけ、見た目もかわいい、藁人形。
たくさんたくさん、放っちゃう、よ。
クロノヴェーダさん、気に入ってくれると、いいな。
なんといっても、藁人形。
触れれば自爆、おまけつき。
とても、素敵、サプライズ?
姫は場、混乱させるだけさせて、【ダッシュ】で戦線離脱。
あまり、長いしない、よ。
見つかっちゃうなら、仕方ない。
【フェイント】とともに、道を開ける、よ。(【薙ぎ払い】)
ラキア・ムーン
うーむ、港区奪還も目前か
…しかしハルファスも降伏するとは、思い切りの良いというか何というか
いや、それだけ此方を脅威と思ったのか…
各区でお互い足を引っ張りあっている状況が続けば、大分此方も上手く動けそうなんだがな…
兎も角、まずは奴らを蹴散らしハルファスへの道を斬り開かないとな
《RE》Incarnationを構え敵に対して『突撃』を仕掛けよう
接近途中で【Call:Blazeing_Impact】起動
推進力を増加させて一気に接近、そのまま勢いを乗せて敵を貫き『貫通撃』で攻撃
一撃喰らわせたら敵を足蹴にして『吹き飛ばし』次の敵へ
止まらずテンポよく敵を攻撃していこう
止まると狙い撃ちだ
アドリブ連携等歓迎
高遠・葉月
アレンジ、共闘歓迎。
駅前やそのへんからよっこいしょっとコンクリ塊くっつけたバス停や標識、コンクリ柱、廃材等を【怪力無双】で引っこ抜いって武器として使用
あたしは前衛ね。此処にたむろってるってやつは全部敵って認識で良いわね
問答無用で突撃。乱戦に持って行って手持ちの武器で力一杯ぶん殴る。
敵の力任せの攻撃は自分のパラドクスで対応。此方も力任せに殴りつけ相殺なり力押しで押し切る。
なるべく多くを殴りつけ撤退タイミングを見定めて適当に撤退
手持ちの廃材武器をありったけ投げつけたり
シャッターをおろすボタンを叩きシャッターが下り始めたら力任せに引っ張り下ろし足止めをかけたりして味方が撤退するのを援護する。
リト・ハリーリー
相手が油断している隙を狙えたらいいけど…
背後に気をつけてね、って…敵さんに言っても仕方ないけど…未来のためだから。
【モブオーラ】で認識をしにくくさせ【忍び足】【不意打ち】
見方が注意を引いている、相手が斬りかかってくる前に、【暗殺】の一手を繰り出す。
運良ければパラドクス【アサシネイトキリング】発動させて確実に。
敵が…ばらばらなうちに、畳み掛ける…マウ、仲間の危険も知らせて。
撤退の指示には素直に従うよ、援護も忘れずに行こうね。
※アドリブ、絡み連携等、お任せです!
●強襲! 品川駅港南口!
『TOKYOエゼキエル戦争』港区に到着したパラドクスは、ディアボロス達が降りると直ぐに、最終人類史『新宿島』に戻る為、走り出す。
「相手が油断している隙を狙えたらいいけど……」
リト・ハリーリー(守護獣と神子・g05408)が、傍らに浮かぶスフィンクスのマウの毛並を撫でながら呟く。
ディアボロス達の今回の目的は、『品川駅港南口』この場に配置された、トループス級『ハルファスの子ら』を強襲し、可能な限りダメージを与えることだ。
品川駅に配置されたトループス級を一掃出来れば、大天使『ザドキエル』に降った、アークデーモン『死と破滅のハルファス』と決着をつけることも、不可能ではなくなる。
「うーむ、港区奪還も目前か……しかしハルファスが降伏するとは、思い切りの良いというか……何というか」
思考しながら、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)が呟く。
「いや、それだけ此方を脅威と思ったのか……各区で、お互い足を引っ張り合う状況が続けば、大分此方も上手く動けそうなんだがな……」
ラキアの言う通り、『22区』を支配するジェネラル級達は、それぞれの支配区を奪い合うかのような動きを見せている。
ハルファスがザドギエルに降伏したとはいえ、現状『まだ』港区はハルファスの支配区だ。
ハルファスを撃破出来れば、ディアボロスが港区を奪還することも可能になるだろう……改竄された歴史を取り戻した例がまだ無い為、間違いなくとは言えないが。
しかし、時間をかければ、ザドギエルに支配権が移ってしまう……そして、その他隣接区の支配者達も水面下で動いている可能性がある。
「兎も角、まずは奴らを蹴散らし、ハルファスへの道を切り拓かないとな」
今回の殲滅対象、トループス級『ハルファスの子ら』の姿を遠く視界に収めながらラキアが言う。
遠目からでもちらほら見える彼等は、一様にやる気が無い様子で、イライラしている者も多そうだ。
「それじゃ、サクッとやっちゃお」
長い金髪を風で揺らし、高遠・葉月(猫・g04390)は、仲間達にそう言うと、ふらりと歩き出す。
それに続く様に、身を隠す者、得物を確認する者、そしてパラドクスを高める者……ディアボロス達は、強襲を成功させる為にそれぞれに動き出す。
●遠慮は無しよ♪
(「やる気がない、つまり、隙、だね?」)
品川駅をビルの陰から見つつ、瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)は、ほんの少しだけ悪戯を仕掛ける子供のような色を瞳に乗せる。
(「しめしめ? 姫、おもちゃ、提供してあげる」)
五月姫は、両の手にパラドクスを集めると、沢山の藁人形として編み上げる。
「ん、できた。いいかんじ。てけてけてけてけ、見た目もかわいい、藁人形。たくさんたくさん、いってらっしゃい」
五月姫のパラドクスを込めた藁人形達は、自動人形のように、静かに警戒心の無い『ハルファスの子ら』の側まで近づくと、小さな両手で抱き着き、一気に爆発する。
「な!? なんだぁ!?」
その連鎖する爆発に一様に、慌て、周囲を見渡す、トループス達。
「クロノヴェーダさん、気に入ってくれると、いいな。なんといっても、藁人形。触れれば自爆、おまけつき。とても、素敵、サプライズ?」
マイペースにその現状を見ていた、五月姫だったが相手は数が不明の多数のトループス、1人の少女に見つかると、力の限り殴られる。
「姫は場、混乱させるだけ、長いしない、よ」
吹き飛ばされながらも大薙刀でトループスを牽制し、五月姫は身を隠す。
「どうなってんだよ!? これ!?」
「背後に気をつけてね、って……敵さんに言っても仕方ないけど……未来の為だから」
気配を消し、大柄な少年に密かに近付いたリトは、確実に一撃で、少年を瞬時に仕留める。
リトの『背後に気を付けて』と言う言葉……純粋に防衛するのであれば背後に気を付けるべきと発した言葉だが、追い詰められている港区のクロノヴェーダの背後を狙っているのは、おそらくディアボロス達だけではない。
「おい、やっちまえ!」
突然現れた襲撃者……だが、憂さ晴らしには丁度いい。
ディアボロス達とハルファスの子らの乱戦の様相を見せ始める、品川駅港南口。
混乱の場を更に混沌の場とする為、ラキアは、再誕の名を冠した突撃槍『《RE》Incarnation』を構え、トループス達に突撃する。
「突撃術式展開、ブースト……オン!」
炎と風の複合術式を纏ったラキアのランスチャージは、纏めて複数体の少年少女を吹き飛ばす。
「次ぃ!」
止まらずテンポよく、狙い撃ちされないように、ラキアは反撃を受けながらも足を止めない。
「よっこいしょっと」
葉月は、駅前のバス停を軽々と持ち上げると、『ブンッ!」と勢いよく振り回す。
「此処にたむろってるってやつは、全部、敵って認識で良いわね」
周囲にはディアボロス達も居るのだが、葉月の攻撃は、割とお構いなしだ。
(「まあ、大丈夫よね」)
逆説連鎖戦では、パラドクスでしかダメージを与えることは出来ない為、大丈夫と言えば大丈夫なのだが、葉月は雑に周辺のコンクリートや標識を武器として手当たり次第に、ハルファスの子らをぶちのめしていく。
「このっ!」
1人の少女が回し蹴りを葉月に食らわせるが、葉月はパラドクスを込めた拳で力任せにぶん殴る。
ハッキリ言って、ストリートファイトだ。
「マウー」
「……マウ。撤退ね」
マウの鳴き声に、少女と相対していた、リトが頷く。
「殴り足りないなら、着いて来てよ」
葉月は、ビルのシャッターのボタンを力強く叩くと、軽い身のこなしで、ハルファスの子らを引き付ける様に後方へと跳躍した。
怒りの収まらない、ハルファスの子らは、下がっていくディアボロス達を追いかける。
「あいつ等、へこませるぞぉ!」
強襲戦は、まだ終わらない。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
里木・啓吾
「詐欺師に騙されたという点では、同情はします」
僕とて悪魔に憑依されている身です
ですが、復讐も志ず、ただただ悪魔の手先になっているのなら……
【使用パラドクス:生贄召喚】
「障害となるなら、排除します」
装備しているリボルバー銃で射撃、餓鬼共を排除
数がいるので狙うより銃弾をばら撒くことを意識して連射します
「誰をぶっ飛ばすと?」
敵の攻撃に対してはパラドクスの効果で
着弾後の弾丸と自身を置換する事で回避を狙います<アヴォイド>
【撤退:強行突破】
ある程度殲滅及び餓鬼に囲まれそうになった場合は
コンカッショングレネードを使って集団を<爆破>
撤退ルートを強行突破で作ります
「退け、僕たちに……止まるつもりはない」
●救えぬ子ら
「詐欺師に騙されたという点では、同情します」
追って来る『ハルファスの子ら』に牽制の意味を込め『Summon_Arch_Archer』の引き金を引きながら、里木・啓吾(研銃医・g00216)が言葉を投げる。
啓吾自身もアークデーモンに憑依され、デーモンになった身……クロノヴェーダに自身を弄ばれ、書き換えられる気持ちは分かる……分かりはするが、共感できるかと言えば、それは『NO』だ。
「復讐も志ず、ただただ悪魔の手先になり続けるのなら……『契約、召喚・置換』」
ハッキリとした声で、啓吾は、手にしたリボルバーにパラドクスの弾丸を込める。
「障害と認識し、排除します」
今にも拳を自身に当てそうな少年の額を自分の意志で、啓吾は撃ち抜く。
「追って来たなら、追って来ただけ、排除します……糞餓鬼共」
救える命ならば啓吾とて救っただろう。
けれど、現実として『ハルファスの子ら』は、トループス級のクロノヴェーダとして覚醒している。
彼等を救う手段は無く、クロノヴェーダとして、改竄された歴史から排除することしか出来ないのだ。
多くの少年達が、啓吾を標的として拳を振り上げれば、啓吾はリボルバーを連射し、即時対応する。
「糞がぁ! ブッ飛ばしてやるよ!」
「誰をぶっ飛ばすと?」
パラドクスを用い、啓吾自身と目標から外れ地面に着弾した弾丸を置換することで、啓吾は殴りかかってきた少年を背中から撃つ。
それでも、ハルファスの子らは、数が多い。
啓吾とて無傷で戦場に居られるわけではない……それでも、啓吾の意志は揺らがない。
「退け、僕達に……止まるつもりはない!」
大きく銃声が響いた。
成功🔵🔵🔴
効果1【強運の加護】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
逆叉・オルカ
子供達が相手か。……そう考えると少し悲しく感じるものがあるが
それでも敵であり、数も多いというなら俺も容赦はしない!
氷の弾丸で一気に複数の敵を射抜く
ついでに敵を凍らせて自由を奪えないかやってみよう。仲間が連鎖をつなげる筈だ
敵の反撃は回避
深追いはせず、何事にも臨機応変に対応。適度に倒したら撤退を
仲間が負傷するなどあれば、援護射撃をしながら撤退に手を貸すつもりだ
敵を倒すことも大事だが、今後のハルファス戦に向け備えることも大切だからな
撤退が疎かな仲間は俺がカバーする
●可能なら
情報収集や看破を用いて品川駅についての情報も持ち帰りたい。
品川駅や電車の情報は今後のハルファス戦などにも利用できるのかなと思って
宮之本・真一郎
アドリブ共闘歓迎
敵の士気はかなり低そうっすね。今のうちにしっかりと叩いてこちらの有利な展開を作っていきたいっすね。
チェーンソーアタッチメントとシャベルアタッチメントを装備して、敵に切り込んでいくっすよ。
状況に合わせて、ショベルアタッチメントで土とかをすくって敵の顔にぶつけるなどして怯ませてからチェーンソーで攻撃をしていくっすよ。
敵の混乱が収まり始めたら、サモンカーズで戦闘用ロードローラーを呼び出して、敵を攻撃しつつ離脱をしていくっすよ。
逃げる時もショットアタッチメントで水の弾丸を打ち出して敵に追い付かれないようにしてしっかり逃げるっすよ。
「敵の士気は、かなり低そうっすね。鬱憤は溜まってる見たいっすけど。今のうちに、確りとと叩いて、こちらの有利な展開を作っていきたいっすね」
「相手は子供達か。……そう考えると、少し悲しく感じるものもあるが、それでも敵であり、数も多いというなら……俺も容赦はしない!」
宮之本・真一郎(働くサイボーグ・g01393)と逆叉・オルカ(オルキヌスの語り部・g00294)は背中合わせで、ハルファスのの子らと対峙しながら、言葉を交わす。
敵は大勢の『ハルファスの子ら』……一体一体の力は大したことないのだが、何しろ数が多い。
強襲、撤退しながらの攻撃で、ディアボロス達は、かなりの数のハルファスの子らを倒しているが、まだ完全に殲滅することも、彼等の戦意を喪失させ、撤退させることも出来ていない。
おそらく、もうあと一押しなのだ。
「それじゃ、改めて、自分のアタッチメントの数々、披露させてもらうっす」
右手のチェーンソーアタッチメントの刃を起動し、左手のシャベルアタッチメントを水平に、真一郎は少年達に向け、駆け出す。
少年達のナイフをシャベルで受け、真一郎は、チェーンソーを容赦なく振り下ろす。
パラドクスを込めぬ攻撃では、クロノヴェーダに確たるダメージを与えることは出来ないが、真一郎のサイボーグとしての能力を少年達の目に脅威として焼き付けるには十分だ。
「こういう事も出来るっすよ」
左手にショベルアタッチメントを換装し、地面にそのバケットの鋭利な爪を当てれば、大量の土を掬い、少年達に浴びせかけ、不意を衝いて、チェーンソーの爆音を響かせる。
「よし、こいつの出番っすよ」
真一郎がパラドクスで呼び出したのは、戦闘用ロードローラー。
地面を押し固める建設機械もパラドクスが根源であれば、クロノヴェーダを排除する兵器となる。
ハルファスの子らを追い詰める様に驀進するロードローラー。
「このまま、距離を取るっす」
右手をショットアタッチメントに換え、水の弾丸を打ち出し、真一郎は少年達を牽制しながら離れていく。
一方、オルカは、複数の少女達と対峙していた。
「やれやれ、容赦はしないと言ったが、気の乗らない相手だな」
溜息を吐く様に呟きながら、オルカは、その手にパラドクスを収束させる。
「データ粒子、具現化完了。装着確認。ターゲット補足、演算完了! エネルギー充填……ーー発射まで、3、2、1! インパクト、発射!」
救えないのであれば一撃で、痛みを感じる間もなく、その命を終わらせる……オルカの導き出した答えだった。
氷結の力を残留効果として戦場に残せば、クロノヴェーダの動きを少しだけでも鈍らせることが出来る。
少女のナイフを軽くいなし、オルカは、臨機応変に戦場を駆け、『神を貫く氷の弾丸』で仲間達の援護射撃を繰り返す。
(「次に来るであろう、ハルファス戦に向け備えることも大切だが……改竄された品川駅の情報を持ち帰るのは難しいか」)
オルカが先の先まで見据えるのは当然、追い詰めたハルファスと決着を付けることになるであろう場所が品川駅だからだ。
だが、攻略旅団の提言で連鎖されたこの状況を更に情報収集にまで連鎖させるには、時間が足りなかった。
「仕方ない……そろそろ、子らを終わらせることが出来るか」
ハルファスの子らは、残り人数を認識出来る程までに減っていた。
品川駅港南口強襲はクライマックスを迎える。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
一ノ瀬・綾音
うーん、これは残念ながら君たちの運が悪かったと言わざるを得ないのかな?
ただ、綾音ちゃん達の敵であることには間違いないんだ、申し訳ないけど、やらせてもらうよ?
港南口のなるべく高い場所に陣取り、ミッドレンジを維持しつつ相手を確認したら『高速詠唱』からの【風魔法】で相手を強襲、なるべく多くの戦果をあげようとしてみるよ。
ただ相手もやがては大人数で来るだろうからやがてショートレンジまで詰められてくるだろうね、そしたら相手の魔力弾を【風魔法】や魔法のカードの『投擲』で打ち消しつつ『臨機応変』に撤退するよ。
今日のゲリラはここまでだ、また今度君たちの主も交えてなんかやろうね!
綾音ちゃん楽しみにしてるから!
●終焉、そして……
「うーん、これは残念ながら、君達の運が悪かったと言わざるを得ないのかな?」
数える程までに減った『ハルファスの子ら』を前に、一ノ瀬・綾音(綺羅星の如く・g00868)は、笑顔で言う。
「ただ、綾音ちゃん達の敵であることには、間違いないんだ。申し訳ないけど、やらせてもらうよ?」
ハルファスの子らを眼下に収められる、ビルの屋上から天真爛漫な笑顔のまま、綾音は、少年少女達に疑問形で訊く。
綾音はこの最終盤まで、高所を利用し、ミドルレンジを保ちながら、戦闘を繰り広げていた。
それは、敵を追い詰めた今も変わらない。
「じゃ、いっくよー♪ この風はあちこちに向くから覚悟してねっ♪」
高速高圧且つ強力な旋風が、綾音のパラドクスとして、少年少女達を包み込む。
彼等も悪魔の翼から黒煙の魔力弾を放とうと動くが、綾音の旋風はそんな抵抗すら赦さない。
少年が風に刻まれ、少女が壁に打ち据えられる。
綾音が放った旋風が収まる頃には、ただ1人、おそらく1番幼かった『ハルファスの子ら』であったろう、小学生程の少年だけが残っていた。
自分以外のハルファスの子ら全てが、倒されたのだ……少年は膝を震わせ尻餅をつく。
「今日のゲリラは、ここまでっ♪ また今度、君達の主も交えて、何かやろうね! 綾音ちゃん、楽しみにしてるから!」
美しい蒼い瞳と緑髪の少女は、そう言い残し、仲間達と共に颯爽と姿を消した。
少年……ただ1人残された『ハルファスの子ら』は、重い足を引きずり品川駅へと歩き出す。
彼に救いは無く、あるとすれば、ハルファスが倒され、港区が本来の歴史となれば、彼はクロノヴェーダとして存在しなかったことになるかもしれない……それを救いと呼べるかは、今は、まだ……分からない。
それでも、ディアボロス達は、ハルファスを倒す為に品川駅港南口の強襲を成功させたのだ。
ハルファスとの決戦の日が、直ぐ近くまで来ていた……。
大成功🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!