リプレイ
天夜・理星
面白そうなことしてるよねえ【ヨアケ】のみんな。
…まーぜーて♪
品川区にいらっしゃる子たち、中々ワルだよねえ?
さてどうs…ま、とりあえず綾音ちゃんにも手振っとくか。
頑張れ♪
で、何するんだっけ?
そうそう、悪い子たちを誘い出すんだったね?
ならアタシはこう動こう。
偵察と忍び足と地形の利用の技能を利用して、かくれんぼの要領で敵の視界から逸れる。
臨機応変に対応できる位置で、十分やれるならパラドクス。
悪意を取り除いて、悪い子からいい子になれるといいね?
もしナイフを振り上げてきたらなんとか感情の波を纏った素手で防ごうか。
よしよし、いい子いい子。
復讐の王に、夜明けの星の仲間がいるんだ。
少しは安心して眠りな。
眉立・人鳥
アドリブ・絡み歓迎
【ヨアケ】で参加だ、こうしてしっかり皆と戦うのは思えば初依頼以来か、いらいだけに
今までの成果を見せるとしよう、遙風ちゃんの笑顔にも元気貰ったしな
強襲するまでに出来るだけ情報収集しておきてぇが
上空からぱっと様子を見れたりしねぇか?
簡単な連絡手段でヨアケメンバーに状況を伝えられたらグッドだな
仕掛けるタイミングは合わせる。不意打ちには自信があるんでね
アイネちゃんの剣刃と同時に、上から光翼衝を打ち降ろして薙ぎ払うぜ
後退の余裕も作れるだろ、間に合わなそうなら俺が引っ張る
そのまま俺も後衛組のガードだな
寄らせねェ、魔力糸の捕縛と雷の魔力刃を早業で投げて牽制するぜ
近接なら氷晶剣を抜く!
リディル・ヴェント
【ヨアケ】のみんなと連携して戦うわ!
気力充実!どんなに数が多くてもへっちゃらだわ☆
みんなはりきって行くわよ!
…とは言え、正面突破は良くないって新宿島で遥風さんが言っていたわね…。本当は真正面から突っ込んで行きたい所だけど我慢だわ…!
《地形の利用》で交通広場で階段とか設置物とか隠れられそうな所があったら《臨機応変》にそこに隠れて闘気を飛ばしまくってみようかしら!(SGDT使用)
敵のどれかに当たればラッキーだし、当たらなくても敵を誘い出すのには良いんじゃないかしらね。
敵は飛べるし、空中にも十分注意するわ。
宮之本・真一郎
アドリブ・共闘歓迎
【ヨアケ】で参加っすよ。
世界を取り戻すのもまずはひとつひとつっすよね。今回は品川の方面でがんばらせてもらうっすよ。
今回は敵も多いみたいなので自分はみんなと協力しつつ、隠れたり距離を取ってちびちびと攻撃をしていく感じっすね。
敵から隠れつつ距離を取ってショットアタッチメントで水の弾丸を打ち出して敵にダメージを与えていくっすよ。
他にはウィンチアタッチメントのワイヤーで簡易バリケードみたいに近づかれないようにして、敵が近づくのを妨害するっすよ。
敵にある程度ダメージが通ったらフリージングミサイルで攻撃していくっすよ。水で濡れた敵ならいい感じでダメージを与えるっすよね。
トバリ・ナイトライト
【ヨアケ】
旅団の皆さんと参加です
「リーダーが弱気を見せればこうなる……良い例ですね」
改めて襟を正し、皆さんと一緒に向かいます。
「さぁ、皆さん行きましょう」
敵の数は多い、ですが士気が落ちているのならば与しやすいですね
敵を少しずつ誘い出しながら戦闘します
仲間が隠れている位置へ誘い出す為に、敵への【挑発】を仕掛けます
「血の気だけは盛んな皆さん。どうです、僕と踊りませんか?」
敵を誘い出すことが出来れば、隠れた仲間達による攻撃もうまくいくはず
そうして浮足立ったところに、僕自身もVenusTrickで敵へ攻撃
素早く倒して引き下がり、大群が押し寄せないように努めます
「さぁ、連携という力を見せつけましょう」
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
【ヨアケ】の皆さんと連携です。
確かに雑兵とはいえこの数は無視出来ませんね。
後願の憂いを断つため確実に叩いていきましょうか。
隠れたり下がっている仲間が多いから、私は前に出て囮役ね。
先ずは身近な敵群へ【ダッシュ】で一気に接近、【撫で摩る切先】による先制攻撃を放つ。
囲まれないよう即座に槍刃での【制圧射撃】を交えて隠れている味方の射程まで後退、味方と戦線を合わせて突出しないように。
後方の味方へ攻撃する素振りを見せたら【念動力】で引き寄せて手痛い一撃をお見舞いしてあげましょう。
相手をするのはこちらだと教えてあげないとね。
数は脅威だけれど、統率が取れていないのなら意味は無いわね。
アオイ・ダイアログ
【ヨアケ】で参加
絡み歓迎
んー、何だかんだ隠密メインっぽいので難しいですね
私、声が武器なのでうるさいんですよ……
まぁ、今回は後方支援ということで、サポートしますよ🎵
位置としては後方組と似た場所で、纏めて攻撃されないよう少し距離を空けます
これは勝利の前祝い、必ず至る栄光の先駆け
悪魔も天使も駆逐する、人が織り成す復讐譚!
その為邪魔なあなた方は、ここでさよならおやすみなさい♪
いくら出鱈目に飛ぼうと、体の内から焼き焦がす歌には無意味ですよ
空を飛び回る敵優先でこれで一体ずつ確実に落としていきます!
これがあなた達に足りない連携、そして信頼の力ですよ
烏合の衆であることを自覚して……やられてくださいね?
鵲・科戸
折角追い詰めることが出来たのですから敵に利することのないよう、
逃さず倒したいですね。
その為にも堅実に、時間を無駄にせず削っていきましょう。
他の皆さんの邪魔はせず、可能なら協力して戦います。
正面からやり合うのは危険。
助言の通り、港南口交通広場から少しずつ誘いだしていきましょう。
あまり大っぴらには姿を現さずに見定めたターゲットの目に留まるようにしてから下がります。
敵が追って来たら跳ね星で攻撃を避けつつ返す刀で攻め入ります。
出来ればオーラ操作や結界術も併用し、補います。
メルキディア・セデクリエル
【ヨアケ】の皆と一緒に行動するわ。
品川駅周辺の地形に隠れて仲間が誘い出した敵を砲閃機キャノンオブシェキナーのガトリング形態で銃撃。同時に【制圧射撃】による火力支援も兼ねるわよ。
粗方片付いて撤退のタイミングになったら、キャノンオブシェキナーを大弓形態に変えてモンスの天使達を幻影召喚。伝承通りに敵陣に目掛けて光の矢を浴びせて皆が撤退するまでの殿を勤めるわ。
ハルファスの子達は人工的に力を持たされた意味ではあり得たかもしれない私。
けれども、既に一線を越えている以上容赦はしないわ。
ゼット・ノアール
【ヨアケ】のチームと行動する。
「敵性存在、雜兵【ハルファスの子ら】…速やかに排除する」
団長による誘い出しが実行された後、地形を利用しながら弾幕による火力支援だ。
ゼットビットとMk49-ZEUSで一網打尽にする。
近距離で対応している団長、アイネリスやリディルも動き回るだろうから臨機応変にな。
近づいてきた相手はグロムツールで電流を発生させた腕でグラップルによる制圧。
制空権を取られれば仲間達に危険が及ぶだろうしビットは多方面に展開していつでも援護可能状態を維持する。油断などない。
「好きに暴れていいぞ。皆」
※アドリブ大歓迎です。
●港南口交通広場周辺
「リーダーが弱気を見せればこうなる……良い例ですね」
落ち目のハルファスの勢力を見て、同じ轍は踏むまいとトバリ・ナイトライト(透明の黄昏・g00064)は改めて襟を正し、旅団【ヨアケの星】皆と一緒に歩み出す。
「さぁ、皆さん行きましょう」
共に向かうは品川駅。そこにハルファスとその配下であるハルファスの子らがいる。
「こうしてしっかり皆と戦うのは思えば初依頼以来か、いらいだけに」
眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)が冗談を飛ばすが、戦闘前で真面目な顔をしている【ヨアケ】の仲間たちの反応は薄かった。
「ごほんっ、今までの成果を見せるとしよう、遙風ちゃんの笑顔にも元気貰ったしな」
冗談など無かったように話を続け、ここに来られない時先案内人の分も張り切っていこうと人鳥は空を見上げた。
「強襲するまでに出来るだけ情報収集しておきてぇが、上空からぱっと様子を見れたりしねぇか?」
試してみようと敵に見つからぬように距離を取り、人鳥は建物の陰から【飛翔】して空に昇る。そして駅広場の辺りにいるクロノヴェーダの配置を見下ろした。
「大体の配置はわかるか」
人鳥は上空から簡単な手振りで、仲間に次の角に敵がいるかどうかの情報を伝える。
「世界を取り戻すのもまずはひとつひとつっすよね。今回は品川の方面でがんばらせてもらうっすよ」
宮之本・真一郎(働くサイボーグ・g01393)は一つずつ着実に攻略を進めていこうと、仲間と一緒なら負ける気がしないと品川駅へと向かう。
「気力充実! どんなに数が多くてもへっちゃらだわ☆ みんなはりきって行くわよ!」
【ヨアケ】のみんなと一緒ならどんな敵でもへっちゃらだと、リディル・ヴェント(ゲットレディ・g00550)は元気いっぱいに駅に駆け出そうとする。
「……とは言え、正面突破は良くないって新宿島で遥風さんが言っていたわね……。本当は真正面から突っ込んで行きたい所だけど我慢だわ……!」
来る前に言われた事を思い出し、正面突破したいところを我慢して踏み止まる。そして前方をじっと見ていた視線を仲間に向け歩調を合わせた。
「敵の誘導はみんなに任せて、こっちは待ち伏せの準備をするわよ」
メルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)は周囲を見渡して地形を把握し、敵が来るだろう位置を想定し斜線の通る建物の物陰に隠れる。
「んー、何だかんだ隠密メインっぽいので難しいですね。私、声が武器なのでうるさいんですよ……」
言霊を使うアオイ・ダイアログ(響き合う言霊の繰り手・g02687)は、自分が前衛をするのは難しそうだと後ろに下がる。
「まぁ、今回は後方支援ということで、サポートしますよ🎵」
後方組と近い場所で、敵から纏めて攻撃されないよう少し距離を空けた。
「面白そうなことしてるよねえ【ヨアケ】のみんな。……まーぜーて♪」
天夜・理星(復讐の王・g02264)が楽しそうに【ヨアケ】の仲間と合流し、品川駅広場周辺にたむろするハルファスの子らに視線を向けた。
「品川区にいらっしゃる子たち、中々ワルだよねえ? さてどうs……ま、とりあえず綾音ちゃんにも手振っとくか。頑張れ♪」
考えてる最中に理星が知り合いを見かけて手を振って応援する。すると相手も手を振り返してそれぞれ違う場所へと別れた。
「確かに雑兵とはいえこの数は無視出来ませんね。後願の憂いを断つため確実に叩いていきましょうか」
アイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)は駅広場周辺で好き勝手にたむろしている敵をあちこちで見つけ、少しでも減らして駅内のハルファスとの決戦の邪魔にならないようにしようと考え、駅から少し離れた孤立する敵のグループに向かう。
アイネリスが囮役を引き受け仲間から離れ前に出る。そして上を見上げると、人鳥がOKと両腕で丸を作って他に近くの敵がいないことを教えてくれた。
「そろそろか、ならこっちもタイミングを合わせていくぜ」
人鳥も高度を落しながら速度を調整して仕掛けるタイミングを合わせる。
「仕掛けるわね」
アイネリスは一声仲間に口の動きで伝えダッシュで一気に接近すると、パラドクス『撫で摩る切先』を使い先制攻撃を仕掛ける。鋭い踏み込みからの目にも止まらぬ斬撃。魔力により生成された多数の〈黒鉄の剣刃〉がハルファスの子の体をズダズダに切り裂いた。
「今だ!」
アイネの剣刃と同時に急降下した人鳥が、光の翼を広げて敵の頭上からパラドクス『裂破光翼衝』を撃ち下ろし、光の奔流に呑み込まれてハルファスの子らが薙ぎ払われる。
「な!?」
「テメェやりやがったな!!」
「この力! ディアボロスか!」
頭に血を登らせたハルファスの子らが反撃に黒煙の魔力弾を放つ。
「こっちだぜ」
それを人鳥は飛んで躱しながら挑発して誘き出す。
「待ちやがれ!」
「お前らのせいで俺たちは品川の天使の下につかなきゃならなくなったんだぞ!」
ハルファスの子らは怒声を上げ、人鳥を追いかけて駆け出した。
「おーおー、怒ってる怒ってる。好都合だな」
その様子をちらりと振り返って確認し、人鳥は仲間が待つ場所と引き寄せる。
仲間がやられ激昂したハルファスの子らは、アイネリスにナイフを向ける。しかしアイネリスは一撃を加えるとすぐに来た道を戻って逃げ出していた。
「逃がすか!」
その背中にハルファスの子がナイフを投げつけると、アイネリスは背後に〈黒鉄の槍刃〉を浮かべて薙ぎ払いナイフを弾いた。
「待ちやがれ!」
「ぜってぇぶっ殺す!」
血を頭に昇らせたハルファスの子らががむしゃらに追いかける。その勢いのまま通路を駆け抜け角を曲がる。
「追いつく! 逃げられると思うなよ!」
もう少しで追いつくと速度を上げて、握ったナイフを背中に振り下ろそうとした。
「もう逃げないわ。そしてあなた達を逃がしもしない」
「死ねぇ!」
アイネリスが足を止めて振り向く。そこへハルファスの子が突っ込んだ。
「来たわね。攻撃を始めるわ」
敵が現れたのを確認すると、メルキディアは物陰から出て〈砲閃機キャノンオブシェキナー〉のガトリング形態で銃弾の嵐を叩き込む。
「なっ!?」
「待ち伏せだと!!」
被弾し血を流しながらも、ハルファスの子らが肉体を強化して突っ込んで来る。
「簡単には近づかせないわ」
その脚を止めるようにメルキディアが制圧射撃で弾幕を張り、足を撃ち抜き速度を鈍らせる。
「上からいく!」
「そうだ! 飛んじまえば自由だ!」
ハルファスの子らが飛翔して銃弾から逃れようとする。すると元気のいい声が空に響いた。
「これは勝利の前祝い、必ず至る栄光の先駆け、悪魔も天使も駆逐する、人が織り成す復讐譚!」
アオイがパラドクス『茜色の衝動』を発動し、力強く熱血系ソングを歌い上げる。それを聞く仲間達は熱く闘志を燃やして力を湧き上がらせる。
「その為邪魔なあなた方は、ここでさよならおやすみなさい♪」
そうして生まれた情熱の熱が灼熱の炎となって敵の内側から襲い掛かり、全身を熱く燃え上がらせた。
「あちっ!! 身体の中が燃えるみたいに!?」
「なんだそりゃ! お前口から火が出てるぞ!!」
歌を聞いたハルファスの子が熱を内に感じると口から血が垂れ流れる。狂ったように飛び回り、苦しみから逃れようと必死に暴れる。
「いくら出鱈目に飛ぼうと、体の内から焼き焦がす歌には無意味ですよ」
やがて血を吐いたハルファスの子が力尽きて落下し息絶えた。
「空に逃げようとも、確実に落としていきます!」
自身の攻撃は飛んでいる敵にも関係なく当たると、アオイは優先して飛行している敵を狙いさらに撃墜した。
「こんなの、どうすりゃいいんだ?」
「終わりですわ」
迷って足を止めてしまった敵に、メルキディアが銃弾を浴びせ穴だらけにする。全身を赤く染めたハルファスの子は仰向けに倒れた。そうして誘き出したハルファスの子らを全員仕留めた。
「他のグループには気付かれていませんね。敵の数は多い、ですが士気が落ちているのならば与しやすいですね」
トバリは小さなグループでばらばらに動いている敵を見て、これならば付け入る隙は幾らでもあると、もっと敵兵を減らすために誘い出す作戦を継続する。
「血の気だけは盛んな皆さん。どうです、僕と踊りませんか?」
広場に近付き一番近くの敵グループに話しかけたトバリが挑発する。
「なんだテメェは!」
「俺ら今苛立ってっから、舐めてっとぶっ殺すぞ!」
元より機嫌が悪かったハルファスの子らは容易く挑発に乗り、ナイフを脅すように見せてトバリに向かって近づいてくる。
(「挑発は上手くいきましたね」)
この場で目立てば他の敵も集まってしまうと、トバリはじりじりと後退し、敵を駅から引き離していく。
「おいおい、口だけかよ!」
「今さらビビッても逃がさねぇぞ!」
その姿を嗤ったハルファスの子らが駆け出してナイフで襲い掛かる。だがその刃が届く前に、隠れていた仲間達が動き出す。
「【ヨアケ】のみんなと連携して戦うわ!」
物陰に身を隠していたリディルはトバリに誘われた敵が視界に入ると、パラドクス『S.G.D.T(スーパー・ガンバリ・デタラメ・トウキ)』を使い闘気を小さな弾にして、散弾のようにでたらめに飛ばした。適当に撃った弾は数で精度の低さを補い、敵の身体のあちこちに当たって穴を穿った。
「攻撃してきやがった!」
「やり返してやる! 倍返しだ!!」
攻撃を受けたハルファスの子らが反撃にナイフを投げつける。
「こっちこっち! このまま誘い出すわ!」
闘気の弾丸を撃ちながら、リディルは下がってさらに仲間の方へと誘導する。
「今回は敵も多いみたいっすね。ちびちびと攻撃をしていく感じがいいっすかね」
待ち構えていた真一郎は、仲間と協力し削るように敵兵を倒していくのがいいだろうと、隠れながら〈ショットアタッチメント〉を装備し、物陰から顔と腕を出して水の弾丸を発射する。
「水の弾だと!?」
被弾したハルファスの子が傷つき、攻撃している真一郎に気付いて反撃にナイフを投げつける。
「おっと、危ないっすね」
物陰に引っ込みナイフを躱すと、真一郎はまた顔を出して水の弾丸を撃ち込んだ。
「敵性存在、雜兵【ハルファスの子ら】……速やかに排除する」
じっと待ち構えていたゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)が作戦を開始し、物陰から火力支援を行う。
「いけ。ビット」
パラドクス『ゼットビット』を発動し遠隔操作による小型の砲台が幾つも射出される。そしてビットから放たれる弾幕と共に、ゼットが上半身だけ姿を見せてカスタム軽機関銃〈Mk49-ZEUS〉を撃ちまくった。
「ぎゃっ!」
「いってぇ! 腹に穴が!」
直撃を受けたハルファスの子らが血を流して倒れていく。
「このまま一網打尽にする」
手を休めずにゼットは弾幕を維持し、敵に反撃の間を与えずに一方的に攻撃した。
「こんな……バカなこと……」
待ち伏せによる連携攻撃を受け、ハルファスの子らは力尽き倒れ伏した。
「敵排除完了」
生きているものがいなくなるとゼットは射撃を止め、また身を隠して移動し次の戦闘に備えた。
「で、何するんだっけ?」
何を考えていたんだったかと、すっかり忘れていた理星は首を傾げて思い出す。
「そうそう、悪い子たちを誘い出すんだったね? ならアタシはこう動こう」
忍び足で敵に見つからないように、かくれんぼの要領でこっそり新たな敵の少し大きなグループに近づく。
「けっ、品川の占領してるとこの警備なんてしてられるかよ!」
「これだけ人数が集まってるのに誰が攻めてくるってんだ」
やる気がなく完全に油断したハルファスの子らは警戒を一切していなかった。
「油断してるねえ、この距離なら十分やれるよ」
そして理星はパラドクス『友人想(コントラクト)』を発動し感情の波〈刻源〉を相手の感情に作用させ、魔法のように感情の波が悪意を押し流し善意を増幅させる。
「な、なんだ、急に頭が……」
「あれ? オレなんで怒ってたんだっけ?」
頭痛がするようにハルファスの子らから怒りが萎んでいった。
「よしよし、いい子いい子」
理星は子供をあやすように優しく声をかける。その声が感情を揺さぶり眠気を誘った。
「まぶたが重い……」
「ねむぅ………」
それに抗えずにハルファスの子らは眠って行った。
「復讐の王に、夜明けの星の仲間がいるんだ。少しは安心して眠りな」
これで戦いに参加することはないだろうと、理星はハルファスの子らの安らかな眠りを願った。
「精神攻撃か?!」
「やべぇぞ! そいつだ! 術者をぶっ殺すんだ!」
「バレちゃったね。なら急いで逃げないとね」
近くのハルファスの子らが攻撃に気付き、逃げ出す理星を飛んで追いかける。
「飛べるのは知ってたわ」
空から近づいてくる敵に向けて、リディルが闘気弾を空中にばら撒いた。
「うわっ! 翼が!?」
飛行中のハルファスの子が被弾し、翼が消し飛んで落下する。
「当たった! ラッキーだわ!」
飛んでいる敵に当てるのは難しいが、運良く命中したとリディルは喜ぶ。
「飛ぶ敵はまっかせて! 落ちたのは任せるわ!」
調子に乗ってリディルは空を旋回して躱そうとする敵にも闘気弾を叩き込み、空を自由には飛ばせないと弾を撃ち続けた。
「制空権を取られるのは危険だ」
ゼットもビットを空に飛ばし、フォローするように飛ぶ敵の頭を押さえるように上からの射撃を行う。
「好きに暴れていいぞ。皆」
一切の油断なく敵の動きを観察して、それに合わせた対応によって対処し、仲間が動きやすいように迎撃した。
「空はダメだ! クソったれ! こいつらもしかしてディアボロスか!?」
「離れててもこっちが削られるだけだ! 接近して一気に決めてやる!」
「ああ! 行くぞ!」
狙い撃ちされたハルファスの子らが地上に降りると、駆け出してディアボロス達に突撃する。
「近づいてくるっすね、なら妨害するっすよ」
真一郎は〈ウィンチアタッチメント〉に装備を変え、ワイヤーを張り巡らせて簡易バリケードのように道を塞いだ。
「邪魔だ!」
それをハルファスの子らはナイフで切り裂くが、僅かな時間足を止めてしまう。
「隙ができたっす」
真一郎の足止めが上手くいったところに仲間達が銃弾を飛ばして体を削っていく。
「ヤバイ!」
「強化して突き抜けろ!」
このままでは蜂の巣だと、肉体強化によってワイヤーで傷ついてもハルファスの子らは強引に突破する。
「後衛組には寄らせねェ」
人鳥は〈悪魔の魔力糸〉を操って敵を絡め取り、動きを封じたところへ雷の〈天魔の刃〉を投げつけて切り裂く。
「悪いが、他の連中に知られる訳にはいかないんでね。ここで全滅してもらうぜ」
人鳥は仲間の攻撃と合わせ、頭上から攻撃を繰り返した。
「近接戦か、だがこちらもCQCは使える」
ここで下がるのは不利と判断し、対応する為に前に出たゼットは両腕に装着した〈グロムツール〉を起動し、ナイフを横に避けると足を引っ掛け、態勢を崩したところに流れるような動きで電流を発生させた腕で押さえ込み感電させて制圧する。
「あ、ががが、は、な、せ……」
「止めだ」
痙攣しながらも睨みつけるハルファスの子に軽機関銃を突き付け、ゼットは引金を引いて背中に弾丸を何発も撃ち込んで致命傷を与えた。
「このままじゃヤベェ! 逃げるぞ!」
危険な敵だとようやく理解したハルファスの子らは逃げようと反転して駆け出した。
「折角追い詰めることが出来たのですから敵に利することのないよう、逃さず倒したいですね」
単独で身を隠していた鵲・科戸(妖狐のカースブレイド・g02783)は、ハルファスをここで倒してしまいたいと考える。
「その為にも堅実に、時間を無駄にせず削っていきましょう」
まずはハルファスを守る配下の兵達を倒していこうと、気取られぬように駅広場へと近づく。そしてちらりとこちらの存在を悟らせるように姿を見せた。
「あっちにもいるぞ!」
「捕まえろ!」
科戸を追ってハルファスの子らが動き出す。
「釣れたようです。このまま誘い込みましょう」
敵がこちらを見失わないように科戸は速度を調整して逃げる。
「待て!」
「逃げるな!」
ハルファスの子らが背中目掛けてナイフを投げつける。
「この辺りなら良さそうですね」
駅から視界の外れる場所までくると、科戸はパラドクス『跳ね星』を発動し、曲線を描いて駆け抜けナイフを躱し、そのまま反転して真っ直ぐ敵に向かって駆け出す。
「突っ込んできやがった!」
「死ね!」
さらにナイフを放つが科戸は直線・曲線を交えた不可思議な高速移動で巧みにナイフの軌道を逃れ、間合いに踏み込むと妖刀を袈裟斬りに振るって斬り倒した。
「なんだと!」
驚くハルファスの子らが後ろに下がって間合いを開ける。するとそこに他の場所から駆けてくるハルファスの子らが現れた。
「お前ら! 敵だ! ディアボロスが――」
「逃がす訳にはいかないわね。足を止めるわ」
そこへメルキディアがガトリングで絶えず弾を撃ち続け、敵の足や翼を貫き機動力を奪うようにダメージを与えた。
「これは……ヨアケの星の?」
「お、科戸ちゃんも参加してたのか」
突然現れた敵と見知ったディアボロス達に戸惑う科戸に、人鳥が気安く手を振ってこっちは味方だと伝えた。
「このぉ!! 死ねディアボロス!」
破れかぶれでハルファスの子がナイフをメルキディアに投げようとする。
「あなたの相手はこちらよ」
アイネリスが念動力で敵を引き寄せ、浮かべる剣刃で切りつけた。
「そんな! あたしたちはハルファスの子なんだよ!」
信じられないと空に飛び上がったハルファスの子が、手玉に取られて仲間がやられていくのを見下ろす。
「これがあなた達に足りない連携、そして信頼の力ですよ。烏合の衆であることを自覚して……やられてくださいね?」
アオイは決して逃がすつもりはないと、熱く歌いその熱で敵を内から焼き尽くした。
「ヤバすぎる! ディアボロスってのはこんなに強かったのかよ!」
ハルファスの子らがじりじりと後ろに下がり始めた。
「かなり弱ってきてるっすね。それならこいつでいくっすよ」
負傷して後退し始める敵の様子を確認した真一郎が撃っていた水弾を止め、パラドクス『フリージングミサイル』を使いガジェットに取り付けた凍結弾精製装置からミサイルを発射する。それが敵に命中すると爆発し、冷気を撒き散らせてカチカチに凍らせた。
「冷たっ、濡れた体が凍って――」
「水で濡れた敵ならいい感じでダメージを与えるっす」
さきほど水の弾丸で濡れたハルファスの子らは氷像のように凍り付き、流れ弾を受けて粉々に粉砕された。
「数は脅威だけれど、統率が取れていないのなら意味は無いわね」
このまま烏合の衆を叩き潰そうと、アイネリスは槍刃を放ち敵の胴を貫いた。
「げはっ……ディアボロスってのは、こんなに……」
大量の血を吐いてハルファスの子が崩れ落ちる。
「これがカテドラルを落したディアボロス!」
「逃げるぞ! 俺たちじゃ無理だ!」
次々と仲間を倒されたハルファスの子らが形振り構わず逃げ出す。
「逃がしません」
それを科戸が追い、敵が曲がり角で減速したところに曲線を描いて最高速度で駆け抜け、妖刀を一閃する。
「あ? 空?」
斬られたことにも気付かずに、首が空に飛んだハルファスの子が絶命する。そのまま勢いを止めずに科戸は次の敵に斬り掛かり、縦横無尽に戦場を駆け抜けた。
「うわあああああ!!」
仲間の死体が転がり、恐慌したハルファスの子が必死に逃げる。
「片付けてしまうわね」
メルキディアはパラドクス『モンスアイオーンズ・サルヴォー』を発動し、キャノンオブシェキナーに〈銃閃機シェキルザッパー〉を合体させて三弦のクロスボウ形態へ変形させる。
「ハルファスの子達は人工的に力を持たされた意味ではあり得たかもしれない私。けれども、既に一線を越えている以上容赦はしないわ」
自分の境遇と重ねるが、互いに違う道を進んだ以上戦うしかないと、モンスの天使達を幻影召喚し伝承通りに敵陣に目掛けて光の矢を浴びせハルファスの子らを射抜いた。
「素早く倒して大軍が押し寄せないようにしましょう」
敵が浮足立ったところに、トバリもまたパラドクス『VenusTrick』を使って仕掛ける。ダンスを踊っているかのような美しい所作。
「すごい綺麗……」
その動きは敵をも魅了し、視線がその動きに釘付けとなって動きを止め、その隙を見逃さずに暗器を気付かせずに取り出し首に刃を突き立てた。
「あ?」
何が起きたのかも分からずにハルファスの子が倒れ伏す。
「な、なにが?」
「畜生! どうなってんだよ!」
唖然として何をしても上手くいかず、ハルファスの子らは絶望に包まれた。
「さぁ、連携という力を見せつけましょう」
トバリは手を緩めずに、【ヨアケ】の仲間と共にこの場の敵を残らず仕留める。
「これが……カテドラルを破壊した、ディアボロス……」
最後の敵も倒れると、大多数の敵を倒した【ヨアケ】のメンバーは他の敵に気付かれずに素早く撤退した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV3が発生!
【ガードアップ】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】LV2が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
伊藤・結人
【ジュネス】
建物の陰から広場の隅にいる敵をフリージングミサイルで攻撃する
ダメージを与えることが目的ではないので
きっちりと距離を取ることを心掛ける
敵が攻撃に気付いたら物陰から顔を出して
敵にこちらを認識させて釣り出す
「僕は頭脳労働担当なんだ。あとは頼んだよ、大輝君」
大輝君が潜んでいる辺りに敵を誘導できたら
次は大輝君が敵の気を引いてくれるだろう
そしたら援護射撃で大輝君の周りにいる敵の数を削ろう
そこそこ敵を倒せたら二人で商店街の奥へと撤退する
多勢に無勢、そう何度も同じ方法が通じる訳もなし
我々は十分に仕事を果たせたとも
佐藤・大輝
【ジュネス】
うわ、久々に新宿以外来たわー。
ほら結人センパイ、港区っつったら最強のセレブ街っすよ! 激エモじゃね!?
……って、そんなこと言ってる場合じゃねーなー。
よし、いっちょ暴れてやろっか!
戦闘スタイルは漫画の真似みたいな我流殺法
センパイの援護射撃で怯んだ敵を、【破軍衝】でボコボコにしてやるぜ!
敵がナイフとか持って飛びかかってきたら、【グラップル】でねじ伏せるように応戦……って、マジでできんの? 俺こーゆーのド素人よ?
まー多少の怪我は覚悟。貴重なセレブ街はキレーなままで守りたいしな!
でも命懸けでやる的なのは苦手かな。みんな、後ヨロシク!
「うわ、久々に新宿以外来たわー。ほら結人センパイ、港区っつったら最強のセレブ街っすよ! 激エモじゃね!?」
品川駅の近くを見渡し、佐藤・大輝(るみぷら団🍑🔔部・g00873)はテンションを上げて話しかける。だが隣の伊藤・結人(智の探究者・g00458)はこちらの声が聞こえていないように物静かに、じっと真剣な顔で敵の動きを探っていた。
「……って、そんなこと言ってる場合じゃねーなー。よし、いっちょ暴れてやろっか!」
その様子に自分も浮かれている場合ではなかったと反省し、大輝も少し真面目な顔になってやる気を見せた。
「うん、丁度良い手頃な敵グループがいるようだ。あれを攻撃するよ大輝君」
「了解っすよ!」
他と離れた敵のグループを見つけ、結人が指さすとそれを視線で追った大輝が頷いた。
「まずは釣り出すとしよう」
射程限界まで離れた物陰に隠れた結人がパラドクス『フリージングミサイル』を発動し、一斉に発射されたミサイルがたむろしているハルファスの子らに直撃し爆発を起こす。冷気が放たれるが、距離が遠いため軽く凍える程度のダメージで終わった。
「なんだぁ!!」
「攻撃だ! どこの馬鹿だ!」
ハルファスの子らがミサイルの飛んで来た方向を見ると、結人が独り物陰から顔を出していた。
「一人で攻撃してくるなんていい度胸してやがる!」
「そこを動くんじゃねぇぞ!」
たった一人、しかも大した攻撃はしてこないと油断したハルファスの子らが駆け寄ってきた。
「僕は頭脳労働担当なんだ。あとは頼んだよ、大輝君」
釣り出すのには成功したと、視線を隣の大輝に向けた。
「お任せっす! 結人センパイは泥船に乗ったつもりでいてくださいっす!」
自信満々に足音が近づくと大輝は物陰から飛び出した。
「そこは大船だと思うんだけど……もう聞いてないようだね」
結人に見送られ、大輝は目の前の敵にパラドクス『破軍衝』を使い拳を叩き込む。
「ぶっ飛べ!」
「うわっ!?」
格闘漫画をイメージして放った拳が驚いた顔のハルファスの子の顔面を捉え、思い切りぶっ飛ばした。
「テメェ!」
そこへ横からハルファスの子が大輝にナイフを突き入れる。
「おおっ、マジでぶっ飛んだ!」
自分のディアボロスとしての力の驚きながらも、大輝はナイフを闘気を纏った手で弾く。
「応戦……って、マジでできんの? 俺こーゆーのド素人よ?」
漫画の真似みたいな我流殺法で必死にナイフを捌き、大輝は敵をねじ伏せた。
「ふざけやがって!」
だがまだ残っている敵がナイフを大輝に振り下ろそうと腕を上げた。
「ヤバッ!」
敵を押さえつけている大輝は動けずにその刃を見上げる。
「安心するといい、きっちりフォローはするからね」
そこへ結人が凍結ミサイルを撃ち込み、爆発と共に冷気が吹き荒れナイフを振り上げた状態で敵を氷像に変えた。
「流石結人センパイっす! さすパイっす!」
安堵した大輝は押さえつけた敵をボッコボコに殴り倒した。
「援護をするから、思う存分暴れるといい」
「やってやるっす!」
結人がミサイルを飛ばし、敵が避けたり冷気で動きが鈍ったところに大輝が飛び込んで殴り蹴りと薙ぎ倒す。
「調子に乗るな!」
ハルファスの子のナイフが大輝の腕を掠め血が流れた。
「いてて、でもちょっとの怪我は覚悟の上。貴重なセレブ街はキレーなままで守りたいしな!」
少しくらいの怪我なら構わす大輝はナイフを持つ敵を殴り倒した。
「そろそろ潮時かな」
ミサイルで敵を凍結させた結人は辺りを見回し、誘き出した敵は倒せたと確認する。
「もういいんすかね? まだやれる感じっすけど」
「多勢に無勢、そう何度も同じ方法が通じる訳もなし、我々は十分に仕事を果たせたとも」
まだ戦えそうだと、戦闘でハイになっている大輝が尋ねると、冷静に結人が判断し深追いはせずに商店街の奥へと撤退を開始する。
「結人センパイが言うなら確かっすね。みんな、後ヨロシク!」
他のディアボロス達に後は任せ、結人を追って大輝もその場から速やかに離脱した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】がLV2になった!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV3になった!
一ノ瀬・綾音
ふふん、いくら数が多くても散っての行動は無謀だよ?
だってほら、ディアボロスが見つけちゃうしねー!
交通広場の物陰に潜んで、敵を見つけたら『高速詠唱』して【水魔法】を放つ!
おそらく相手は突然の襲撃に動揺して仲間を呼んだりするだろうからそこで魔法のカードをいくつか投擲。こうすれば何か次がある、と惑わせられると思う。
…ま、何にもないフェイクなんだけどね。これで相手の足止めをしている間に綾音ちゃんは戦略的撤退だー!
残念、今日の綾音ちゃんはお忍びで来てるんだ。
大人数相手のライブはまた今度、君達の主も交えてやろうね!(ちょっと『挑発』混ぜながら)
ベアストリア・ヴァイゼンホルン
「敗残兵の……掃討は……すごく大事……追撃して……殲滅しなきゃね……」
僕は基本的に後方からパラドクスの誘導弾で攻撃する。
味方の援護が主たる目標になるけど、逃げる敵がいるならばそれに対して、無慈悲に容赦なく誘導弾を撃ち込むよ。
「逃がさない……絶対に……」
隠れている敵もいるだろうから、【フライトドローン】が使えるなら、それらを目として使って、隅々まで探す。見つけ出したら、そこにぶち込んであげる。
「隠れたって……無駄だからね?」
一応、最後は生き残りが居ないか確認するね。本当はしたくないけど……虫の息の者には慈悲を与えるね。
「次は……いい子で……生まれてくるんだよ……おやすみなさい……」
白石・明日香
餓鬼共が・・・纏めて狩り尽くす!
予め煙幕弾、閃光弾を大量に用意しておいて開幕時に使用して相手の視界を塞ぐ。
烏合の衆のようだからこれくらいでも相手が混乱するだろう。その間に接近して早業、呪詛、解体、捨て身の一撃で纏めて叩き切る!
流石に一撃入れたら向こうも反撃してくるだろうから残像で相手を撹乱しながら残った煙幕弾、閃光弾を使って視界を塞いで離脱。
数が多いのは厄介だな・・・さっさと行かねばならんのだが・・・
「ったくよぉ、ハルファス様の側近共がもう少し粘れば俺たちが間に合ったのに」
「そうだよ、このハルファス様の子であるオレたちが参戦しりゃーカテドラルも守れたんだ!」
実戦経験の薄いハルファスの子らが自分達が居ればと、負けた仲間の悪態を吐いていた。
「ふふん、いくら数が多くても散っての行動は無謀だよ? だってほら、ディアボロスが見つけちゃうしねー!」
一ノ瀬・綾音(綺羅星の如く・g00868)が物陰からこっそりと敵を見つけ、パラドクス『水魔法:憤怒なる水流(ヴォルテックス・ラース)』を放った。魔力で描かれた魔法陣から渦巻く水流が飛び出してハルファスの子が直撃を受けてぶっとぶ。
「ぐわっ!」
「なんだ!? 何が起きた!」
ハルファスの子らが吹き飛ばされ仲間を見て、慌てて周囲を見渡した。すると魔法のカードが幾つも飛んでくるのが見えた。
「攻撃か!」
「撃ち落とせ!」
悪魔の翼から黒煙の魔力弾が放たれてカードを撃ち抜く。
「何か次がある、そう思った? ……ま、何にもないフェイクなんだけどね。これで相手の足止めをしている間に綾音ちゃんは戦略的撤退だー!」
敵が身構えている間に、綾音は後退して距離を開ける。
「……何もない?」
「おい、攻撃してきた犯人がどこにもいないぞ!」
水が飛んで来た方向を探ると、そこには綾音の姿は影も形もなかった。ただぽたぽたと水流の濡らした木から地面に雫が滴っているだけだった。
「逃がすな! 探し出して報復だ!」
気の立ったハルファスの子らが綾音を探そうと走り回る。すると逃げる綾音の姿を見つけた。
「待ちやがれ!」
「残念、今日の綾音ちゃんはお忍びで来てるんだ」
綾音はちらっと振り返って足を速めた。
「大人数相手のライブはまた今度、君達の主も交えてやろうね!」
ちょっと挑発を混ぜながらも逃げ続ける。
「ふざけやがって!」
「絶対捕まえておとしまえをつけてやる!」
怒りに視界を狭くしたハルファスの子らが綾音を追いかける。
「餓鬼共が……纏めて狩り尽くす!」
綾音を追う敵に、白石・明日香(体亡き者・g02194)が用意しておいた煙幕弾・閃光弾を投げ込み光と煙幕で視界を塞ぐ。
「ぶはっなんだこれ、げほげほっ」
「くそ、目から涙が出やがる!」
「まさに烏合の衆だな。この程度で混乱するとは」
その失態に呆れながら明日香は素早く接近し、双剣〈彼岸・此岸〉を振るって血飛沫を上げ血煙を漂わせた。
「ぐあっ!」
「いでぇ、腕が腕がぁ!」
斬られたハルファスの子らが悲鳴を上げ、慌てふためき煙の中から這って脱出する。
「不意打ちを受けて反撃もできないとは、どれだけ無様を晒す気だ!」
その口だけで全く行動が伴わないハルファスの子らの醜態に、明日香は怒りを覚えてパラドクス『魔骸連刃』を発動し、腕を剣に変えバラバラに切り刻んだ。
「こいつの仕業か!」
「ぶっ殺してやる!!」
ようやく我に返ったハルファスの子らが肉体を強化してナイフを振るう。それは明日香の残像を捉えて掻き消した。
「消えた?!」
「そっちだ!」
移動先の明日香を見つけて今度はナイフを投げようと振りかぶった。
「敗残兵の……掃討は……すごく大事……追撃して……殲滅しなきゃね……」
待ち構えていたベアストリア・ヴァイゼンホルン(ジャンカー系眼鏡女子・g04239)は綾音を追うハルファスの子らに向け、パラドクス『高機動型誘導反応弾【Sturmvogel】(シュトゥルムフォーゲル)』を使い、捲れぬ鉄壁のスカートの中からミサイルのような誘導弾が次々と飛び出して敵に襲い掛かる。
「な!?」
ナイフを投げようと足を止めていたハルファスの子が直撃を受けて吹っ飛び、近くの者にも次々と誘導弾が着弾して被害が広がっていく。
「待ち伏せしてやがったか!」
「やられっぱなしでいられるかよ!」
ハルファスの子らは反撃に黒煙の魔力弾を放ち、辺りの邪魔な障害物ごとディアボロスを粉砕せんと連射した。しかしまた煙がもくもくと起こりディアボロスの姿を捉えられなかった。
「どこを狙っている」
その隙に接近した明日香が背中から刃を突き入れ、胸の中央から切っ先が飛び出した。
「クソッ! 逃げるぞ!」
「やってられるか!」
ハルファスの子らが一方的にやられて、駅の方へと逃げ出す。
「逃がさない……絶対に……」
そこへベアストリアが無慈悲に容赦なく誘導弾を撃ち込み、その背中を撃ち抜いた。
「ぎゃぁ!」
「身を隠せ! ちっ、射線に出ないようにしろ!」
建物を使って射線を遮り、見つからないようにゆっくり移動を始める。だがその行く手に何かブーンと機械音がして目の前に【フライトドローン】が現れた。
「隠れたって……無駄だからね?」
ドローンを目にして隅々まで探り、ベアストリアの放つ誘導弾は障害物をすり抜けて敵をぶち抜いた。
「畜生! こうなりゃ品川の大天使を呼んできてぶつけてやる!」
破れかぶれで隠れていたハルファスの子が逃げ出す。
「逃がすと思ったか?」
だがその行く手を遮るように明日香が立ち塞がる。
「どけ!」
ハルファスの子がナイフを振るいその横をすり抜けようとするが、それを身を捻って躱しながら明日香が刃を振るい、切断された上半身がずるりと落下し、下半身だけが前に進みやがて倒れた。
「い、生きてる……このまま死んだフリで……!」
仲間がやられてしまい、傷つき倒れたままのハルファスの子がディアボロスをやり過ごそうとする。だがその上にドローンが制止した。
「次は……いい子で……生まれてくるんだよ……おやすみなさい……」
本当はしたくないと思いつつも、生かしておけば強くなって被害を広げる可能性があると考え、一発で楽にしてあげようとベアストリアは頭を撃ち抜き慈悲を与えた。
「数が多いのは厄介だな……さっさと行かねばならんのだが……」
明日香はまだまだ敵兵が駅周辺にいるのを見て、もう少し時間が掛かりそうだと見つからぬように身を隠した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水源】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!
【ドレイン】LV1が発生!
風間・響
ハルファスの野郎、尻尾巻いて逃げやがって。
けどまぁ、もう年貢の納め時ってやつだな。後はぶっ潰すだけ!
……っと、その前に前哨戦ってわけか。いいぜ、派手に蹴散らしてやろうじゃねぇか!
へへ、ガキんちょども……んなたむろってねぇで、かかってこいよ。
群れねぇと戦えねぇ腰抜けだってんなら、それでも構わねぇけどな。
……ってな具合に挑発すれば、釣れんだろ!
路地裏にでも誘い込んだなら、後はぶっ飛ばすだけ。
≪鬼神変≫で巨大化した腕を、真上から振り下ろしてやらぁ!はっ、逃げ道はねぇぜ。おとなしくつぶされときな!
サティニフィア・ネイバーライト
心情
カテドラルじゃ全く何もしねぇ、欠片も実力見せねぇで降伏なんざ何考えてやがる
拠点は潰した…ヤツを追い込んだのは確かのはずだ
アタシ一人の力じゃねぇのは判ってる、皆が居たから…
だからこそアタシも戦えるんだって、力を示さなねぇとな
相手は…ああ、御同輩
もしかしたらアタシもあっち側だったかも知れねぇなぁ?
同情するぜ、人の行く末なんて紙一重なもんだ
戦闘
行くぜゴートリッパー
成るべく混戦、より混乱を狙うぜ
仲間が居るんだアタシだけじゃねぇ、やれる事をやるだけだぜ
無茶や無謀が服を着てる様な連中だ、深追いしねぇ、残身を忘れず思わぬ一発をもらわなぇ様に注意だ
「先に逝っててくれや、直ぐにヤツも叩き込んでやるからよ!」
「ハルファスの野郎、尻尾巻いて逃げやがって」
風間・響(一から万屋・g00059)は逃げ出したハルファスに向けて苛立つ。
「けどまぁ、もう年貢の納め時ってやつだな。後はぶっ潰すだけ! ……っと、その前に前哨戦ってわけか。いいぜ、派手に蹴散らしてやろうじゃねぇか!」
ハルファスを仕留める前の準備運動にはなるだろうと、その配下であるハルファスの子らへと近づいた。
「ハルファス様がもう一度力をつけたら品川のヤツらもぶっ殺してやる!」
「そうだ! 調子に乗りやがって! あんな天使共に好き勝手言われてたまるか!」
鬱憤の溜まったハルファスの子らは、あちこちの備品を傷つけてストレスを発散していた。
「へへ、ガキんちょども……んなたむろってねぇで、かかってこいよ」
そこへ姿を見せた響が手招きして挑発する。
「誰だテメェ!」
「お前だってガキだろうが!」
挑発を受けたハルファスの子らがいきり立つ。
「群れねぇと戦えねぇ腰抜けだってんなら、それでも構わねぇけどな」
そこへ追い打ちとばかりに、響が鼻で笑い見下すような視線を向けた。
「ざけんじゃねぇ!」
「ぶっ殺してやる!!」
激高したハルファスの子らはナイフを手に一斉に襲い掛かる。
「釣れた釣れた、爆釣りだぜ!」
そのまま敵を引き連れて暗い路地裏にまで誘い込む。
「待てよ! この口先やろう!」
「逃げるだけかよ、テメェこそ腰抜け――」
怒鳴り散らすハルファスの子が、頭から巨大な拳を叩き込まれて地面に埋まった。
「は?」
「口先だけかどうか、試してみろよ」
パラドクス『鬼神変』で腕を巨大化させた響が、唖然としている隣の敵を殴り飛ばした。顔が陥没し壁に叩きつけられてクレーターを作った。
「ひぃっ!」
ビビったハルファスの子が逃げ出そうとする。
「カテドラルじゃ全く何もしねぇ、欠片も実力見せねぇで降伏なんざ何考えてやがる」
サティニフィア・ネイバーライト(スゴ腕情報屋・g00008)は呆れたようにさっさと降伏してしまったハルファスに呆れる。
「拠点は潰した……ヤツを追い込んだのは確かのはずだ」
今から向かう品川駅に追い込まれ、そこから先へ逃げる場はない。
「アタシ一人の力じゃねぇのは判ってる、皆が居たから……だからこそアタシも戦えるんだって、力を示さなねぇとな」
仲間と力を合わせたからこそ追い詰めることができた。そして共に進めば怒りの刃を喉元に突きつけることができるはずだと〈電磁槍〉を手にサティニフィアは駅に近付く。すると響を追って駅から離れるハルファスの子らを見つけた。
「相手は……ああ、御同輩」
自身とアークデーモンの力を宿した同じ境遇の少年少女に同情の目を向ける。
「もしかしたらアタシもあっち側だったかも知れねぇなぁ? 同情するぜ、人の行く末なんて紙一重なもんだ」
自分はディアボロスに、そしてハルファスの子らはクロノヴェーダに。その差は本当に紙一重であったろう。だがその僅かな差が立場を明確に分けた。
「行くぜゴートリッパー」
メーラーデーモン『ゴートリッパー』に声をかけ、共に駆け出した。
「成るべく混戦、より混乱を狙うぜ」
ゴートリッパーが先行して返り討ちに遭い逃げようとする敵にパラドクス『雷槍乱れ突き』を放つ。お揃いの槍に電磁波を帯びさせて突き入れ、そのまま連続して放ち近くの敵も巻き込んだ。
「うぎゃっ!」
「一人じゃなかったのかよ!」
逃げようとしたところに横から突っ込まれ、ハルファスの子らは混乱して態勢を崩す。
「先に逝っててくれや、直ぐにヤツも叩き込んでやるからよ!」
そこへサティニフィアが突撃の勢いを乗せて槍を突き入れ胸を貫いた。
「無理だ! こんなの勝てっこねぇ! ぐぇっ!」
諦めたハルファスの子が背を向けて逃げ出す。だがその視界が覆われて身体が持ち上がる。
「やっぱり腰抜けはお前等だったな!」
響が敵の頭を掴み、持ち上げると地面に叩きつけてスイカのように粉砕した。さらにサティニフィアとゴートリッパーが槍を振るい残る敵も仕留めた。
「ここまでか、深追いはしねぇ。戦ってるのはアタシだけじゃねぇしな」
他にも戦っている仲間達がいる。ここで無理をする必要はないと、サティニフィアはゴートリッパーと共に撤収し響もそれに続いた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
リーシャ・アデル
・心情
ハルファス配下の敗残兵ねぇ……?
まだあいつに従うのが居るなんて驚きだわ
まぁ、蹴散らすだけね!
・戦闘
≪飛翔≫で【空中戦】をしつつ敵をおびきだし、パラドクス『翠焔・創像:フレアスラッシャー』で敵を攻撃していくわ
≪飛翔≫してたら撤退もやりやすいだろうしね?危なくなったら撤退するわね
・その他
アドリブ等は大歓迎よ
ラキア・ムーン
うーむハルファスは追い詰められてザドキエルに降ったか…
世知辛い世の中だ…
しかし此処で逃がせば後々の禍根にはなるな
討伐の為にも敵の壁を崩していくか
《RE》Incarnationを構え、正面突破といこう
『突撃』して敵1体に近接して『グラップル』…組み付いて注意を引こう
近接戦を仕掛けながら背後を取られないよう組み付いた敵を盾代わりにするなど『臨機応変』に立ち回りながら周囲の敵影を『情報収集』
狙いを定め、【Call:Flame_Gust】起動
炎の塊を周囲の敵にぶつけて攻撃してやろう
敵を倒しつつ、戦線を混乱させるのが1番だ
深追いはせずある程度倒したらさっと引くとしよう
引き際は大事だ
アドリブ連携等は歓迎
「ハルファス配下の敗残兵ねぇ……?」
リーシャ・アデル(絆紡ぎし焔の翼・g00625)は完全に落ち目のハルファスに従う配下が居るのかと疑問に思う。
「まだあいつに従うのが居るなんて驚きだわ。まぁ、蹴散らすだけね!
それが忠誠なのか他に行く当てがないのかは知らないが、ハルファスを討つのに邪魔ならば排除しようと天使の翼を広げて【飛翔】し見える位置に接近する。
「なんだぁ、鳥が近づいてるのか?」
「いや、あれは天使だな。品川のやつでもないか、敵か?」
「行ってみようぜ、品川のヤツらはもう勝手に手を出せねぇからな、代わりにぶっ飛ばしてストレス発散しようぜ!」
リーシャを見つけたハルファスの子らは同じように飛んで追いかけ始めた。
「来たわね。仕掛けるわよ」
駅から距離を離すとリーシャが反転し、パラドクス『翠焔・創像:フレアスラッシャー(ブレイズ・リアライズ・フレアスラッシャー)』を発動して、天使の翼を羽ばたかせ回転する無数の光の輪を放った。高速回転する光輪が触れると敵の身体が真っ二つに切断された。
「うぉあああっ俺の脚が!」
「げぇ、腹が……」
攻撃を受けたハルファスの子らが次々と撃墜されていく。
「撃て撃て撃ち殺せ!」
負けじとハルファスの子らも悪魔の翼から黒煙の魔力弾を次々と撃ち出す。
「そんなもの当たらないわ」
それをリーシャが急降下して加速しながら躱す。
「待てコラァ!」
それを追いながらハルファスの子らが追撃する。
「うーむハルファスは追い詰められてザドキエルに降ったか……世知辛い世の中だ……」
ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は強者であろうともすぐに落ちぶれてしまう群雄割拠の世界の厳しさを感じる。
「しかし此処で逃がせば後々の禍根にはなるな。討伐の為にも敵の壁を崩していくか」
ハルファスに辿り着くには駅に詰めている敵兵の護りを崩さねばならないと、ラキアはリーシャとすれ違い突撃槍〈《RE》Incarnation〉を構えて正面から追いかけてくる敵に突撃する。
「こっちに向かって来るぞ!」
「敵の仲間か、やっちまえ!」
ラキアの接近を視界に入れたハルファスの子らが勢いを乗せてナイフを突き立てようと加速する。
「一番速いのは……あれにするか」
敵の中でも先頭の者を選び、ラキアはナイフを突撃槍で弾いて組み付き地上に叩き落とした。
「がはっ!」
衝撃にハルファスの子の目が眩み意識が遠くなる。
「このぉ!」
すると助けようと違う少女のハルファスの子がナイフを持って背後から急襲する。
「悪いが盾にさせてもらう」
ラキアは地上に倒れている敵を引き起こし、迫るナイフの前に立たせた。ざっくりとナイフが盾にしたハルファスの子に突き刺さる。
「あ、あんたなんてことしてんのよ!」
「刺したのは私ではない」
仲間を刺してしまったと慌てる敵に、盾にした死にかけの体をぶつけ、そこへ突撃槍を突いて纏めて串刺しにした。
「こ、のぉ!」
まだ息のあるハルファスの子がナイフを構えた。
「やはり仕留めるにはパラドクスが確実か」
ラキアはパラドクス『Call:Flame_Gust(コール・フレイムガスト)』を起動し、炎の塊を突風によって放ち敵にぶつけて燃え上がらせた。
「キャアアアア!」
悲鳴を上げて逃れようとするが、風が炎を一層強くして力尽きた。
「纏めて燃えろ」
さらに炎の塊が次々と風に乗って飛び、ハルファスの子らを燃やしていった。
「そんな! ちょっとストレス発散のつもりだったのに!」
ハルファスの子が敵わないと慌てて逃げ出す。
「罠とも知らずにおびき出されるなんて、敗残兵になってもハルファスに従う間抜けだけあるわね」
「……なんだと! ハルファス様はいずれ返り咲くんだよ!」
リーシャが挑発すると、簡単に激昂したハルファスの子は足を止めて魔力弾で攻撃してきた。
「戦場で怒りに我を失うとは、経験が足りないな」
「あっ、あぢぃいいい!!」
その背後からラキアは炎の塊を叩き込み、炎に覆われたハルファスの子は力尽きて倒れた。
「数は減らしたし、そろそろ撤退するわね」
「そうだな、深追いは危険だ」
周囲に集まる敵の気配を感じ、潮時だとリーシャとラキアは駅から離れた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
白水・蛍
アドリブ、連携歓迎。
「敵は倒す。それだけですわね。参ります!」
味方と連携しつつ対処していきましょう。
≪ブレイドハープ≫を使用し、【パラドクス】使用。
多数の敵を散らすつもりで攻撃します。
その後は≪ブレイドハープ≫を奮い、【演奏】や【歌唱】を使い、音の魔力や刃の部分で攻撃します。
音の魔力を働かせれば、≪刀琴弦≫で敵に攻撃する事も出来ますし、【不意打ち】や≪音綴る者の帯≫で敵を【捕縛】することで敵の隙を作れれば味方に攻撃してもらう事も自身で追撃する事も出来ますわね。
多少の傷は厭わず戦いますわ。敵を少しでも減らさなければ。
エレナ・バークリー
ハルファスは、本当に逃げ足の速い。容赦なく追い詰めて討滅してしまいましょう。
その前に、品川駅に集まった敗残兵狩りですね。
「召喚」「火炎使い」「光使い」で炎や光の精霊を喚起し、広場にたむろしてるクロノヴェーダの一部の気を引いて、こちらが隠れている路地へと誘い込みます。
群を離れたトループス級など、野犬も同然。
フェアリーコンボで「強打」を「連撃」して一気に殲滅します。
「風使い」で風の精霊を「召喚」して、戦闘音を遮断してもらいましょうか。
これを何度か繰り返して、さすがに数が減って怪しまれるようになったら、後詰めに精霊たちを置いて、追撃を足止めして「臨機応変」に撤収です。
「ハルファスは、本当に逃げ足の速い。容赦なく追い詰めて討滅してしまいましょう」
エレナ・バークリー(アブソリュートウィッシュ・g00090)はこれ以上逃がしはしないと品川駅へと鋭い視線を向けた。
「ですがその前に、品川駅に集まった敗残兵狩りですね」
その周辺にいる敵を排除しなくてはハルファスを叩くことはできない。まずは広場にたむろしているハルファスの子らに向けて召喚した炎や光の精霊を差し向けた。
「なんだ? なんか光ってる」
「なんの光だろ? ちょっと見にいってみようぜ」
「暇だしそうすっか」
暇を持て余していたハルファスの子らは興味を持って精霊の誘うままに移動する。
「群を離れたトループス級など、野犬も同然」
風の精霊召喚して戦闘音を多少なりとも遮断し、暗がりから飛び出したエレナが突っ込み、パラドクス『フェアリーコンボ』を使い妖精と共に両手剣〈クレイモア〉で斬り掛かった。
「なっぎゃっ!」
斬撃が肩から入り血を噴き出してハルファスの子が倒れる。
「罠だったのか!」
「やっちまえ!」
ハルファスの子らはナイフを抜いて一斉にエレナに投げつける。
「風よ――」
エレナが精霊から風を吹かせて軌道を逸らし、風を抜けて当たるものだけを剣で弾いた。
「防いだ!?」
「もう一度だ! 近づかずに当たるまで投げりゃいい!」
剣の届かぬ距離で戦えば勝つと、余裕の顔でハルファスの子らは新たなナイフを構えた。
「敵は倒す。それだけですわね。参ります!」
だがその背後に現れた白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)が〈ブレイドハープ〉を使いパラドクス『此処に綴るは未来への凱歌』を発動する。戦場であっても聞き入ってしまうハープの美しき音色に未来への希望を綴る言の葉を乗せ、仲間の力を奮い立たせた。そして敵には音の魔力により全身を響かせ、内側から破壊するような振動となって駆け巡る。
「あ? 血が……」
「なんだこれ……視界が赤く………」
ぽたぽたと鼻血が流れ、ハルファスの子らが手を顔に当てると赤く染まる。さらには口や目、耳と血が流れ出て何が起きたのかも理解出来ずに絶命していった。
「纏めて敵を散らしますわ」
蛍は音による攻撃で敵の連携を崩した。
「チャンスです」
その隙を見逃さずにエレナが両手剣で斬り込み、ナイフで受けようとするハルファスの子をナイフごと叩き切った。
「上だ! 飛んで逃げろ!」
ハルファスの子らは近接戦は危険だと、翼を広げて空に向かって上昇する。
「刃は届きませんが、これならば届きます」
蛍は〈刀琴弦〉を取り出し、音の魔力を通して生き物のように動かす。それが伸びて敵達の足に巻き付き、そこから体全体へと絡みついて食い込み動きを封じ込めた。
「なんだこれ!」
「食い込んで……イテェ!」
「動きを封じましたわ」
蛍が拘束したハルファスの子らが上手く飛べなくなって地上に降下していく。
「終わりです」
「やめ――」
そこへエレナが両手剣を叩き込み、真っ二つにして仕留めた。
「俺たちはハルファス様に強化されているのに!」
こんなはずがないと、残されたハルファスの子は魔力弾を放つ。
「私達はハルファスを倒そうとしているのです。その配下に負けてはいられませんわ」
弾を避けながら踏み込んだ蛍がブレイドハープを奮い、最後の敵を斬り捨てた。
「他のところも成功しているようだね。そろそろ撤収しましょう」
「そのようです。皆様も上手く敵を減らしているようですわね」
これ以上は危険だと、エレナと蛍は戦果を上げて撤収した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【エアライド】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【命中アップ】がLV4になった!
瀧夜盛・五月姫
アドリブ、連携歓迎ぞ。
まあ正面から行くよな。よく目立つように、まっすぐに。
おい、誰もおらんのか?
ハハ、多数集まっていると聞いとるのに小娘1人にビクついているわけでもなかろうて。
ハハハ、ハハハハハ!(【大声】【挑発】)
まあ、出ても出てこなくても、まずは広場ごと焼き払えばいいわな。
建物も壊れてしまう? やってしまったことは後で、ごめんなさい、だ。
周りを焦熱地獄の如く燃やし尽くさんぞ。(【拠点構築】)
飛びかかってくる者たちは、輩(ともがら)どもに任せてもよいが、
吾がやるならば、そうさな【呪詛】の蛇炎を纏いて焼き斬る。(【斬撃】)
ハハハハ! 燃えよ! 燃やし尽くせ!
ほどほどで【臨機応変】に離脱するぞ。
バルタン・ディエチ
POW アドリブ連携歓迎。
ふむ。敵の総数を減らす作戦でありますな。
敵の敵は友軍、となってしまっては我輩たちに不利であります。
ハルファスの判断は早いものの、まだ諍いはある様子。
不和を和らげる前に削るのでありましょう。了解であります。
目的はヒットアンドアウェイ。
奇襲を仕掛けて、両手に保持した大砲で一斉砲撃。
敵の敗残兵を広場ごと殲滅する勢いで攻撃するであります。
事後は直ちに撤退を。
此度は前哨戦、ディアボロスの損耗は可能な限り少なくするでありますよ。
染・四四乃
◉アドリブ・絡み歓迎
【心境】
私知ってるぞ、こういう奴等を烏合の衆って言うんだ。学校で習ったから間違いない!
カーカー喚くより、自分の身を案じた方がいいぞ。お前達が嫌うディアボロスのお出ましだァ!
【戦闘】
私は小細工は苦手だ、ただ前に出て斬る。
【殺気】を滾らせ、臆したところを【斬撃】で斬り伏せる。
相手が【SPD】攻撃に出たら「桜花一刀流・燕刺し」で多人数の迎撃を行う。
室内なので一箇所に留まらず【光学迷彩】の効果と【殺気】を抑えて別グループへと移動し、再び【斬撃】で攻撃再開。
攻撃が捌ききれなくなってきたら【光学迷彩】で戦線を離脱。
「まあ正面から行くよな。よく目立つように、まっすぐに」
堂々と瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)が南口広場に姿を見せる。少し前まではクロノヴェーダは多数いたはずなのに、想定以上のディアボロス達の活躍により大幅に数を減らしていた。
「おい、誰もおらんのか?」
大きな声で呼びかけると、ハルファスの子らの視線が集まった。
「ハハ、多数集まっていると聞いとるのに小娘1人にビクついているわけでもなかろうて。ハハハ、ハハハハハ!」
胸を張り不遜な態度で大笑して挑発する。
「なんだあのガキがいきりやがって」
「舐めてんじゃねぇぞ! ガキでも容赦しねぇ!」
同じようなガキの集団であるハルファスの子らが集まって来る。
「おうおう、ぞろぞろと出て来たか。ならば広場ごと焼き払ってやるとするか」
五月姫はそれを見ても怯えるどころか獲物を見つけたように獰猛な笑みを浮かべ、パラドクス『怪怨召喚『中劫大焦熱』』を発動し、呪詛にまみれた業火を呼び出し蛇の形となって敵に襲い掛かった。
「炎の蛇だと?」
「うわっこっちに来る!」
炎の蛇に呑み込まれたハルファスの子らが悲鳴を上げる。
「この野郎!」
反撃にナイフで炎蛇を切り刻むが、炎はまた一つとなって焦熱地獄の如く燃やし尽くす。
「少々建物にも被害が出てしまうが、やってしまったことは後で、ごめんなさい、だ」
一言の謝罪で済ませるつもりで、五月姫は地上を焼き払う。
「私知ってるぞ、こういう奴等を烏合の衆って言うんだ。学校で習ったから間違いない!」
染・四四乃(人間の鬼狩人・g01829)は学校で習ったと胸を張って主張する。
「カーカー喚くより、自分の身を案じた方がいいぞ。お前達が嫌うディアボロスのお出ましだァ!」
小細工は無用と、四四乃は飛び出して殺気を滾らせて間合いを詰める。
「炎の次はなんだ!」
「来るなぁ!」
殺気に臆した敵に、四四乃は〈妖刀【絶一門】〉を振り降ろして斬り伏せる。
「落ち着けよ! 剣を持ったヤツが一匹だぞ!」
「お、おう! ナイフでめった刺しにしてるぜ!」
我に返りナイフを手にしたハルファスの子らが一斉に襲い掛かる。
「数を相手にする方法もあるぞ。秘剣―――雀刺し!!」
怯まず四四乃はパラドクス『桜花一刀流秘剣・雀刺し』を使い、多人数に向けて己が気を宿した刀を、誤差0.00001秒以内に振り切る。刀より生じる燕状の真空波が敵を迎撃し体を貫く。
「あぇ?」
何が起きたかも知らずに胸に穴を穿ったハルファスの子らが地面に転がる。まさに秘剣と呼ぶに相応しい剣技であった。
「か、囲め!」
「ナイフを投げろ! 近づかずに仕留めちまえばいい!」
ハルファスの子らは四四乃を恐れ距離を取ってナイフを投げる。
「そんなもの無駄だぞ。怯えて投げても当たらないんだ。知らなかったか?」
四四乃は容易くナイフを躱すか刀で弾いて掠らせもしなかった。
「ふむ。敵の総数を減らす作戦でありますな。敵の敵は友軍、となってしまっては我輩たちに不利であります」
バルタン・ディエチ(突撃のバトルメイド・g01433)は状況を理解して思案する。
「ハルファスの判断は早いものの、まだ諍いはある様子。不和を和らげる前に削るのでありましょう。了解であります」
敵が完全に手を組んでしまう前に、戦力を削り落としてハルファスへの道を切り開こうと動き出す。
「奇襲を仕掛けるであります」
敵が五月姫に意識を向けているところに、側面から左右の手に保持した大砲〈ヘヴィキャノン〉でパラドクス『アナイアレイション』を発動し一斉砲撃を開始した。
「なんっ?」
ハルファスの子らの足元で爆発が起こり吹き飛ばされる。
「爆撃だ! 逃げ――」
大きな爆発音で声が掻き消される。ハルファスの子らは右往左往して逃げ惑った。
「広場ごと殲滅する勢いで攻撃するであります」
敵が立ち直る間を与えずバルタンは一方的に撃ちまくり、広場を粉砕し敵兵もまとめて薙ぎ払った。
「全弾を撃ち尽くすであります」
手を休めず絨毯爆撃の如く砲撃を続け、爆発の衝撃と音が広場を覆い、敵の頭を押さえ混乱に陥れる。
「よくもやりやがったな! ぶっ殺す!」
混乱の中を駆け抜けたハルファスの子がナイフを手にふんぞり返っていた五月姫に飛び掛かる。
「吾に挑むつもりか? その蛮勇に応えてやろうか」
対して五月姫は呪詛の蛇炎を纏いて迫る敵を焼き斬った。
「うぎゃああああ!!」
「ハハハハ! 燃えよ! 燃やし尽くせ!」
燃え上がったハルファスの子が倒れ、猛る炎を見上げて五月姫は笑った。
「ひぃっ」
「隙だらけだぞ」
その哄笑に怯えたハルファスの子の背後から、【光学迷彩】で忍び寄った四四乃が斬りつけてざっくりと背中を裂いて仕留める。
「広場の敵はだいたい仕留めたぞ。だけど騒々しい音が近づいてるぞ!」
四四乃はこちらに向かう敵の動きに気付いた。
「敵援軍がこちらに向かっているようであります。砲撃中止。直ちに撤退するであります」
同じく駅の方の動きに気付いたバルタンがすぐに砲撃を止め、未練なく撤退する。
「此度は前哨戦、ディアボロスの損耗は可能な限り少なくするでありますよ」
まだ本戦であるハルファスとの決戦が残っていると、ディアボロス達は力を温存して広場を去る。
あちこちで好き放題に暴れ回った大勢のディアボロス達は、短時間で戦いを終え嵐が過ぎ去るように撤収した。その跡には大量のハルファスに従う敗残兵の死体が転がっていた。
港南口交通広場周辺から多数のトループス級クロノヴェーダが消え、品川駅に詰めていた兵は激減しハルファスへの決戦に一歩近づいた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【建造物分解】がLV2になった!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!
【ダブル】LV1が発生!