【ラ・ピュセル奪還戦】復讐祭阻止作戦

 このシナリオは【火刑戦旗ラ・ピュセル奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 最終人類史の戦場は、奪還戦第2ターン開始時まで敵への攻撃は出来ませんが、襲撃地点や襲撃方法、敵の侵攻ルートなどは判明しています。
 この情報を元に、最終人類史の人々とも協力して、被害を防ぐ為の準備を行ってください。
 準備は、防衛設備の設置、避難経路の設定、一般人の避難訓練など、思いつく限り、何でも試すのが良いでしょう。

 全ての『復讐祭阻止作戦』で得た🔵80個につき、最終人類史の戦場での一般人の被害を減らすための人数が大きく減少します。
 詳しいルールは、火刑戦旗ラ・ピュセル奪還戦の『勝利条件と特殊ルール』を確認してください。

【ラ・ピュセル奪還戦】首都防衛!(作者 大丁
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#最終人類史(新宿島)  #【ラ・ピュセル奪還戦】復讐祭阻止作戦  #火刑戦旗ラ・ピュセル奪還戦 


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 新宿駅グランドターミナルのコンコースに、ディアボロスたちを集める、ファビエヌ・ラボー(サキュバスの人形遣い・g03369)。
「オルレアンのジル・ド・レ軍、リヨンのサンジェルマン伯爵など、有力なジェネラル級キマイラウィッチを撃破した事で、【火刑戦旗ラ・ピュセル奪還戦】発生を示す断層碑文が出現いたしました」
 ホワイトボードに掲出された地図は、東京23区のものだ。
 特に詳細なのは、板橋、足立、葛飾に江戸川、つづいて江東、品川、太田、そして世田谷、杉並、練馬の10区となっている。
「はい。最終人類史の地図です。ディアボロスの奪還戦に対して断片の王ジャンヌ・ダルクは、不完全ながらも、復讐祭の卵を使用した大儀式を行い、最終人類史に逆侵攻を実行したのですわ」
 この奪還戦では、火刑戦旗ラ・ピュセルに攻め込み、ジャンヌ・ダルクの撃破を目指す。
 それと共に、最終人類史の防衛も行わなければならない、ということだ。
「最終人類史を危険に晒す事は、可能な限り避けるべきではあります。情報を聞いた一般人からは『奪還戦を見送るべきでは無いか』という意見も少数ながら上がっています。しかし、一度、奪還戦を見送った場合に、再び奪還戦を挑む事が出来るのかが不明である事、敵の準備が整ってしまえば、一方的に最終人類史への侵攻を許してしまう可能性が高い事から、『最終人類史を防衛しつつ、火刑戦旗ラ・ピュセルを奪還する作戦を行う』という世論が大勢を占めている状況です」
 バンっと、ボードの地図を叩く、ファビエヌ……の、ぬいぐるみ。
「この最終人類史の人々の勇気と期待に応える為にも、キマイラウィッチの虐殺から、住人を守り切る為の準備を開始してくださいませ」

 人数が集まれば、手分けしての活動が行える。
 ファビエヌは、できることは様々あると言った。
「自衛隊、在日米軍、警察、消防、その他公務員、民間警備会社、PTA、労働組合、商店街、町内会、老人会、宗教団体など、ありとあらゆる人たちが、避難の準備活動を行ってくれています。そのお手伝いでも、ディアボロスの力を生かした貢献でもかまいません。皆様でイイコトしましょ。つまり善良で美徳にのっとった、ね」


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【熱波の支配者】
1
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【スーパーGPS】
1
周囲のディアボロスが見るあらゆる「地図」に、現在位置を表示する機能が追加される。効果LVが高ければ高い程、より詳細な位置を特定できる。
【建物復元】
1
周囲が破壊を拒む世界となり、ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の建造物が破壊されにくくなり、「効果LV日」以内に破壊された建物は家財なども含め破壊される前の状態に戻る。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【アヴォイド】LV1

●マスターより

大丁
 オープニングをお読みいただきありがとうございます。
 マスターの大丁です。

 今回は、最終人類史にて、復讐祭阻止作戦を行う、【ラ・ピュセル奪還戦】ファーストアタックシナリオとなっております。

 2章の選択肢の成功数合計が、奪還戦の特別ルール『復讐祭の卵(ヴェンジャンス・エッグ)』に影響を与えます。
 『最終人類史、復讐祭阻止作戦』で行えることは、選択肢の説明を参照ください。
 『奪還戦勝利の誓い』は、ディアボロスから住民への呼びかけですが、イベントやライブ会場のような形をとることも可能です。

 いずれも、成功必要数を越えて加算できることから、今回のシナリオ運営では両選択肢とも14日(月)8:30到着分で、執筆を開始いたします。

 戦いに、冒険に。そして、ドキドキを。
 みなさまの素晴らしいプレイングをお待ちしております。
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このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


リーシャ・アデル
・心情
奪還戦に向けて、少しでもできることをしなくちゃね

・行動
残留効果の《建物復元》を発生させて、地下施設が壊れにくくなるように強化するわ
そうやって行動をしていく中で住人の人達と話す機会があれば、色々と会話をして行動できればいいわね

・その他
アドリブ等は大歓迎よ


アスナ・シュヴェーゲリン
スーパーGPSを用い、時先案内人の予知光景から算出して最も時間を稼げる避難ルートを割り出して構築していきます
奴らの気まぐれさも加味し、最終人類史の戦争犯罪に関する研究の専門家や避難ルートに関係する研究者・軍関係者と相談して『ディアボロスの登場ありきで、市民を目撃した直後にディアボロスと交戦し、気が付くと市民に届く前に民が一人も周囲から居なくなった状況』を作り上げ、キマイラウィッチの魔の手が市民に届く前にキマイラウィッチを撃破或いは抑え込む事が出来る陣形・避難体制を整えていきます

時間を稼ぎ、核となるジェネラル級を叩き卵を破壊する
これを繰り返してキマイラウィッチの策を破綻させる
それが今回の妾達の勝ち筋
一人も奴らの身勝手な『復讐』の餌食にはさせない

ならばこそ、歌い上げましょうかーー彼らから託されし願い、を
最終人類史である事を活かし、託されし願いを使って効率的かつ安全な避難体制とルートを作り上げ、住民の安全を確保していきます


クィト・メリトモナカアイス
ん-む、ロマノフもエゼキエル勢の力を借りてこっちに飛んできてたし、中々に困りどころ。我らの本拠地に近いのは便利ではあるけど、23区もそれなりにリスクがあり。
オベリスク解体とかでいきなり敵が現れる可能性は減らしてはいるけど、どこも決戦に向けて準備はしてるし難しみ。
後手に回ってもがんばるしかないかー。

とうっ。びょんとお立ち台に飛び乗り、集めてもらったこの辺りの住民に話をしよう。
もう聞いていると思うけど。4/20、ここは戦場になる。
相手は最終人類史への「復讐」を誓う奴らで、まず間違いなく話は通じぬし、めちゃくちゃ強いので普通の人なら歯が立たず殺されることになる。
我らがいなければ。

きたる4/20、我らは犠牲を1人も出すつもりはない。
戦争に犠牲はつきものとか言われることもあるけれど。
我らはそれを受け入れない。
この前の最終人類史大会議で決まったように、我らは汝らの命を最優先にする。

我らが汝らを守るので。守られるところに居て欲しい。
【士気高揚】も使い、当日に戦場に残ってもらう勇気を持ってもらおう。


エリザベータ・シゲトヴァール
●心情
空から来る敵を想定した避難訓練なら、アグレッサーは任せておきなさい。
私としても、どう攻めるかの視点は、どう守るかを考える上でも有意だもの。

●行動
【飛翔】し最大高度まで上昇。
上空から避難経路と誘導要員の動き、避難する一般人の流れを確認。
逃げ遅れそうな群衆の上空へとパワーダイブで降下する。

今、貴方達は『死んだ』わ。どうすれば逃げ切れたか、考えて頂戴。
責めている訳じゃない。訓練で問題点が洗い出せたなら、それは収穫だもの。さあ、もう一回。
手心を加えては訓練にならないけれど、逆に委縮させてしまっては元も子も無いわね。
一般人相手の訓練は匙加減が難しいけれど、【士気高揚】や【勝利の凱歌】で勇気付けながら訓練を繰り返すわ。

同時に襲撃コースを繰り返し飛びながら、どこに死角があるか、どの角度からならどこまで視界が通るか確認。
ビルは勿論、看板や鉄道の高架、高速道の防風板の位置は?
侵攻時にどこから撃たれるのが一番厄介か?
地図と照らし合わせつつ、効果的な迎撃ポイントを選定していくわ。


 担当区にはいわゆる超高層ビルはなかったが、50mを越える建物は少なくない。
 10レベル飛翔なら、その10倍の高さにまで昇れるのだ。
 エリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)は、『VU-01 "Szélanya"』フライトユニットを身につけ、『MRH-91 "Turul"』脚部装備型ターボファンエンジンの推力偏向装置を上に向ける。
 第4.5世代戦闘機を凌ぐ性能を持つ三面翼が、ギシと音をたててエリザベータを、垂直急降下へといざなう。
「ダイブアンドズーム!」
「おー。攻めてきた攻めてきた」
 空を仰ぎ見る、クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)。
 周囲では、『一般人』のゼッケンをつけた群衆が立ち尽くしている。エリザベータは、残り高度がビルよりも低くなったタイミングでパワーダイブに急制動をかけた。
「今、貴方達は『死んだ』わ。どうすれば逃げ切れたか、考えて頂戴」
「はい!!」
 元気のいい返事をしたのは、リーシャ・アデル(絆紡ぎし焔の翼・g00625)だった。サイボーグの航空突撃兵は腰に手をあて、TOKYO出身の天使をにらみつける。
「ディアボロスが返事しても仕方ないでしょ」
 ゆっくりと地上に降りてきたので、ゼッケンの人々は押し黙ったまま、彼女たちのやりとりを見守った。
「これは、空から来る敵を想定した避難訓練よ。このグループが逃げ遅れそうだったから、実戦形式で教えてあげてるの」
「うんうん、わかってるわよ。つい、『代返』みたいなカンジ? ほら、避難ルートだってまだ完璧じゃないでしょ、ねぇアスナ?」
 リーシャは、地図とにらめっこしていた吸血鬼に助け舟を求める。
 アスナ・シュヴェーゲリン(藍血魔女・g07162)は、眉間にしわをよせたままで顔を上げる。
「はい。奴らの気まぐれさも加味しなきゃならないから、難しいです。最も時間を稼げて、都合よく陽動がきくとなると、割り出しも、構築も……」
 もとより、マメな性格だ。
 地図のそばには、アスナが呼び寄せた最終人類史の専門家たちがいた。戦争犯罪の研究者や防災に関わる者、軍関係者までいる。必要なこととはいえ、要求の高さに苦慮しているらしい。全員の眉間にしわがよっている。
「あー……邪魔してごめんなさいね」
 頭を下げようとするリーシャに、手を振って遮るアスナ。
「いえ、ちょうど、みんなの意見も聞きたかったところです」
 その手で地図へと招いた。
「『ディアボロスの登場ありきで、敵が市民を目撃した直後にディアボロスと交戦し、気が付くと市民に届く前に民が一人も周囲から居なくなった状況』を作り上げ、キマイラウィッチの魔の手が市民に届く前にキマイラウィッチを撃破或いは抑え込む事が出来る陣形・避難体制を整えねばなりません。時間を稼ぎ、核となるジェネラル級を叩き、『復讐祭の卵』を消滅させる。これを繰り返してキマイラウィッチの策を破綻させる。それが今回の妾達の勝ち筋ですから」
 復讐祭阻止の概要を改めて伝える。
「ん-む、後手に回ってもがんばるしかないかー。ロマノフもエゼキエル勢の力を借りてこっちに飛んできてたし、中々に困りどころ」
 クィトは唸る。
 先だって一般人を避難させられないことと、ラ・ピュセルの計画に魔女化大天使がかんでいたことを言っている。
「避難の情報は、時先案内人の予知光景からの算出ですので」
 そう念押しするアスナの難しい表情は、ロマノフの名が出たせいもあるかもしれない。
 同じく、リーシャも小さく頷いていた。続けて、地図を覗き込む、クィト。
「我らの本拠地に近いのは便利ではあるけど、23区もそれなりにリスクがあり。オベリスク解体とかでいきなり敵が現れる可能性は減らしてはいるけど、どこも決戦に向けて準備はしてるし難しみ」
 光点があるのは現在位置。
 『スーパーGPS』の機能だ。
「エリザベータよ。汝、高い位置から分かることもありや、なしや?」
「アグレッサー……――敵役をしながら感じたのは、どう攻めるかの視点は、どう守るかを考える上でも有意ってことね」
 500m上からの景色を思い返し、エリザベータは注意点を地図に書き込んでみる。
「どこに死角があるか、どの角度からならどこまで視界が通るか……」
 やり始めると、けっこうな情報になった。
 ビルは勿論、看板や鉄道の高架、高速道の防風板の位置は?
 侵攻時にどこから撃たれるのが一番厄介か?
 効果的な迎撃ポイントは?
 そのひとつずつに、専門家たちも見識を加えていく。
「あ、あのう……。私たちのせいですみませんでした」
 避難民役のグループから、代表者がやってくる。若い男性だが、なんだか縮こまっている。
「責めている訳じゃない。訓練で問題点が洗い出せたなら、それは収穫だもの」
 エリザベータは、凛とした声で正論を並べたが。
(「手心を加えては訓練にならないけれど、逆に委縮させてしまっては元も子も無いわね。一般人相手は匙加減が難しい」)
 知らず、視線はリーシャへと流れていき、今度はエリザベータが助け船を求めるような恰好になった。
「はい!!」
 いい返事だ。
 地図を囲む仲間たちへと、相談の一時休止を提案する。
「奪還戦に向けて、いま必要なことをしなくちゃね!!」
 『翠焔・創像(ブレイズ・リアライズ)』、エディットツールで描雅し、立派なお立ち台をその場に建てた。
「とうっ!」
 クィトが舞台に、ぴょんと飛び乗る。
「汝らにやってもらっていることの意義を確認しておこう。4月20日、ここは戦場になる」
 一般人のゼッケンの群衆に、演説を始めた。
 『士気高揚』により、ディアボロスの強い熱意は伝播しやすい。
「相手は最終人類史への『復讐』を誓う奴らで、まず間違いなく話は通じぬし、めちゃくちゃ強いので普通の人なら歯が立たず殺されることになる。我らがいなければ」
 勇気を奮い起こす歌声も響いてきた。
 『勝利の凱歌』だ。
「きたる、4月20日。我らは犠牲をひとりも出すつもりはない。戦争に犠牲はつきものとか言われることもあるけれど。我らはそれを受け入れない。この前の最終人類史大会議で決まったように、我らは汝らの命を最優先にする。我らが汝らを守るので。守られるところに居て欲しい。そのための訓練なのだ」
 歓声が沸き起こった。
 当日、戦場に残ってもらう勇気を持ってもらえたと、クィトは確信する。
 代表の若者の背筋も、ピンと伸びている。そして、自信ありげに拳を掲げる人々の姿。
 それらは、実際の拡大映像となって、お立ち台の左右に映し出されていた。『託されし願い』の効果である。
 勇気づけられ、険がとれたアスナと専門家。
「ひとりも奴らの身勝手な『復讐』の餌食にはさせない。ならばこそ、歌い上げましょうか――彼らから託されし願い、を」
 先の映像は、ディアボロスの行動の成功率を高める。
 ついに、住民の安全を確保できる、効率的かつ安全な避難体制とルートが完成した。
「エリザベータさん、お願いします!」
「絶対に、逃げ切ってみせます!」
 群衆は訓練への意気も上がっている。新ガイドにそって、スタート位置へと散らばっていく。
「よし、もう一回!」
 脚部装備型ターボファンエンジンが全開になった。
 上昇していくエリザベータの姿を見上げながら、リーシャは避難場所が選定されたことに安堵する。
 ディアボロスを配置して、『建物復元』を発生させる仕事が残っているのだ。
 避難訓練後、配置場所の周囲が破壊を拒む世界となり、その地下施設を壊れにくくさせた。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【建物復元】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV2が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!

ア・ンデレ (トレインチケット)



 お立ち台は、そのまま奪還戦勝利の誓いへと利用された。
 ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)が、トコトコと上がってくる。
「めとめがあったらともだちだ」
 第一声とともに、群衆を見渡す。
 場はすっかり温まっていたので、ア・ンデレは拍手と歓声に迎えられる。
 けれども壇上の彼女にとって、言ったことは、本当のこと。
「アンデレちゃんにとって、いちばんめにたいせつなのは、ともだち。ともだちとはすべて。めにはいったすべてのひとが、アンデレちゃんのともだちだ」
 全員と目を合わせる。
 視線を受けた人々の表情は、壇上左右の映像にも浮かんだ。
「すべてはともだちのために。アンデレちゃんはともだちのためなら、なんでもするよ。アンデレちゃんにとって、にばんめにたいせつなのは、えがお。いつだってえがおで。ともだちもえがおで」
 まさに、【火刑戦旗ラ・ピュセル奪還戦】を笑顔で終わらせるという、勝利の誓いであろう。
 群衆のなかのひとりひとりが、つとめて笑顔でいようとしていた。
 感極まって、うれし泣きになっている者もいた。
 ア・ンデレは大切な笑顔をふりまき、そして笑顔のため、激しい戦いに身を投じるのだ。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2025年04月16日