リプレイ
●マガジン編集会議
ディアボロス株式会社は主力商品としてまず『雑誌』を手掛けることになった。今回も作業場の一画でさっそく、編集会議が行われる。
今回のメンバーは3人。
話し合いの結果、表紙と巻頭グラビアにあわせて記事は猫特集。プラス、主に女性をターゲットとして、ポールダンスのグラビアでも特色をつけることになった。
大崎・朔太郎
アドリブ可
猫が多いですね…流石に僕は普通にグラビア頑張りますか。
調べたら1920年代にはポールダンスはサーカスの芸として
あったようなので、そういうのも画になりやすいかなーと。
どこぞの看板芸人なのかな?と思って貰えれば売り込み後も動きやすいし、
もしかしたらサーカスをやるとかで荒稼ぎの未来も繋がるかもですしね。
という訳で前に水着兼衣装として買ったアラビア風衣装を着て、
ポールダンスに挑戦。一応【ダンス】は自信がありますから
高い所に登ってそのまま足だけで逆さ吊り状態になってみたり、
色んなポーズを決めてみますが…撮影の為に止まった状態のままが中々キツイ。
なので今度はポールを相手に見立てて【誘惑】するような感じでポーズを取っていく、
これなら床に足を付けたまま出来るんで負担は少ないんですが…
労働者の女性向け過ぎませんかね?
この姿になってアイドルやってるから頑張ってやりますけど
普通のおじさんなら精神的にキツイですよ、コレ。
●ポールダンス企画について
大崎・朔太郎(若返りサキュバスアイドル・g04652)は編集会議の席で思っていた。
(「猫が多いですね……それなら、僕は普通にグラビア頑張りますか」)
朔太郎の企画のアイデアは「ポールダンス」である。
本来の歴史では狂騒の時代、ポールダンスはエンターテインメントとして北米に登場したようだ。朔太郎はこれに目をつけ、画になりやすいかなーと思ったのだ。
朔太郎はスタッフにこの企画について説明を加える。
「どこぞの看板芸人なのかな?、と思って貰えれば売り込み後も動きやすいし、
もしかしたらサーカスをやるとかで荒稼ぎの未来も繋がるかもですしね」
ということで、撮影開始。
朔太郎が準備した衣装に着替えてスタジオに入ると、スタッフの注目が集まった。なかなか人目を引くアラビア風の衣装である。
「これは前に水着兼用に買ったものなんですよ」
ハハ、と照れ隠しに笑いながら朔太郎は言った。
朔太郎はおっかなびっくりしながらも、普段はアイドル稼業だ。それゆえダンスには自信がある。
「それじゃ撮影お願いしまーす」
1925年の世相に沿うようにちゃんとセットの時代考証も済んでいた。
露出度の高い衣装から伸びる引き締まった手足、魅力的な胸板。朔太郎のポールダンスは魅力的だった。
「はいそこでポーズお願いしますー」
朔太郎はきっちりカメラマンの要求に応じるが、撮影のために決めポーズのまま動きをとめるのは、内心「ウグググまだですかー」なんて時もある。
だから次のポーズには少しほっとした。
「次は誘惑のポーズで」
朔太郎はポールを相手に見立ててポーズをとる。身体は楽だが、今度は不安も……。
(「労働者の女性向け過ぎませんかね?」)
ともかくもできあがった写真は美しくも蠱惑的だった。
スタッフからも好評だったが、朔太郎は自分の姿ながら内心汗ダラダラ。
(「この姿になってアイドルやってるから頑張ってやりましたけど、普通のおじさんなら精神的にキツイですよ、コレ」)
朔太郎41歳。作戦成功のために頑張ったのである。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
捌碁・秋果
【秋逸】
日々のお疲れをとるような…、お任せください
伏見さんもご存じでしょう「猫は万病に効く」という言葉を
つまり【猫変身】で『癒されネコチャン特集』を組むんですよ!
普遍的な可愛さを持つネコチャンなら多方面に刺さります
では猫変身をどうぞ
伏見さんが上手に写真を撮れるなら私が変身しても構わないのですが…
伏見さん、猫になると伏見さんちで飼ってるネコチャンに似てますねえ
撮影開始です
ベロをしまい忘れたお顔!水飲み失敗ポンコツキャッツ!
お上品なレースのリボンでおすましネコチャン!
サングラスと襟付きの首輪をつけて、マフィア風の装い!
ふう…素材は集まりました
記事は好きなおもちゃについてにしましょう
そういうのあります?好きな猫缶でもいいですよ?
ふむ、「な゛んな゛ん」…と
あとは雑誌を手にとってもらいやすいように
表紙と巻頭グラビアは私も映ります
マフィアのようなスーツ姿に猫耳と尻尾をつけて伏見キャッツと一緒に撮影
ポーズは見返りで。私の容姿とあいまって性別がわかりづらい感じにしてそこで興味を引くようにしましょう
伏見・逸
【秋逸】(アドリブ歓迎)
雑誌ねえ。…そういやお前、なんかそういうの作ってなかったか
手伝えってんなら手伝うぞ
猫が万病に効くかは知らんが…(いや効かねえだろ)…まあ、猫になりゃいいってんなら…
(写真を撮る側よりは撮られる方が楽(写真撮るの下手)、普段の自分の写真を載せられるよりは猫の方がまだ気楽、程度の感覚で猫変身
真っ黒なぼてっとした、人相の悪い猫になる。「な゛ーん」と鳴く)
(※捌碁の言う「逸が飼っている猫」はそのまま「猫変身中の逸」なのだが、現状うまく説明できずにいる)
あれこれ撮影される
一応一通り注文通りにはするが、終わる頃には疲れ果てている
(これ…撮影する方が楽だったんじゃ…?)
(今更だが、猫っつっても中身は俺だぞ…?可愛いか…?)
(好きな玩具とか猫缶とか、あるわけねえだろうが…等と捌碁の言葉に抗議するが
実際に出るのは「な゛んな゛ん」という鳴き声のみ)
表紙とグラビアは一緒に撮影
見返りポーズの捌碁に合わせて振り返りポーズを取ったり、「悪のボスの膝で撫でられる猫」よろしく優雅に構えたり
●猫特集企画について
一方、こちらは捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)と伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)の【秋逸】班による企画だ。
アイデアを持ち込んだのは秋果である。
「日々のお疲れをとるような……、お任せください」
秋果の藍色の瞳は溌剌と輝いて企画への自信がうかがえる。この美形を逸はながめ、口にした。
「雑誌ねえ……そういやお前、なんかそういうの作ってなかったか。手伝えってんなら手伝うぞ」
逸はこわもてながら優しくそう言った(多分)。
秋果はチラリと彼を確認、さらに自分の企画を力説した。
「伏見さんもご存じでしょう、『猫は万病に効く』という言葉を」
逸はピクリと眉をあげる。
「……猫が万病に効くかは知らんが」
機嫌よく話す秋果を邪魔しないためにボソボソとつぶやく。いや効かねえだろ、という本音は世界平和(?)のためにしまっておく。
そんな逸の言葉は無事スルーされて、秋果は畳みかけた。
「つまり【猫変身】で『癒されネコチャン特集』を組むんですよ! 普遍的な可愛さを持つネコチャンなら多方面に刺さります。――では猫変身をどうぞ?」
「んっ?」
逸は突然モデルをふられて「俺が?」と聞き返した。
「伏見さんが上手に写真を撮れるなら私が変身しても構わないのですが……」
そう言われると逸は少し口をつぐむ。
写真撮るの下手だしとか、自分の顔だすよりか猫姿のほうがまだ気楽とか、そんな感覚が心を滑っていき――。
「……まあ、猫になりゃいいってんなら……」
逸は猫変身を使って、真っ黒なぼてっとした人相の悪い猫になった。
「な゛ーん」
ぽよぽよ~秋果は逸猫をじぃっとみつめる。
「伏見さん、猫になると伏見さんちで飼ってるネコチャンに似てますねえ」
(「そりゃ猫変身中の俺なんだがな」)
もちろん逸猫の言葉は 「な゛ーん」としか聞こえなかった。いつか本当のことをうまく彼女に説明しなきゃならんが、それは今日じゃないらしい。
ともかく、秋果ははりきって「撮影開始です」と告げた。
スタジオで撮影の準備を終えると、秋果は次々に逸猫に指示を出した。
「ベロをしまい忘れたお顔!」
「な゛、ん(べろん)」
「水飲み失敗ポンコツキャッツ!」
「な゛ん?!(ビシャア)」
「お上品なレースのリボンでおすましネコチャン!」
「な゛~ん(つ、ツンッ)」
「サングラスと襟付きの首輪をつけて、マフィア風の装い! 」
「な゛ん!(キリッ)」
パシャリ。パシャリ。パシャ……。
「……ふう……素材は集まりました」
ようやく秋果がそう言ったとき、逸は疲れ果てていた。一応ひと通りは注文にこたえたが、後悔や疑問が疲れた逸猫の心に浮かぶ。
(「これ……撮影する方が楽だったんじゃ……? 今更だが、猫っつっても中身は俺だぞ……? 可愛いか
……?」)
しかし、秋果はそんな事はお構いなしに、今度は文章の作成にとりかかった。ひょいっと逸猫ちゃんを傍に据えると、秋果はまじめにインタビューをはじめる。
「記事は好きなおもちゃについてにしましょう。そういうのあります? 好きな猫缶でもいいですよ?」
これには逸は憤然と抗議した。
(「好きな玩具とか猫缶とか、あるわけねえだろうが
……!」)
しかし秋果は相変わらず可愛いモノに癒される目で逸を見ていた。いや実際には逸猫は表情も全然可愛かったし、猫仕様で鳴いただけだったしね。
「ふむ、『な゛んな゛ん』……と」
真面目に任務をこなす! そう、大真面目に彼女は売るための記事を書いていたのである。
「さあ、あとは表紙と巻頭グラビアですね。雑誌を手に取ってもらいやすいように私も一緒に写りますね」
しばらく後、秋果はマフィアを思わせるスーツ姿に猫耳と尻尾をつけて颯爽と登場した。ほほほう……ニャ。逸猫は赤い瞳を瞬かせる。
「ポーズは見返りでいきましょう。私の容姿とあいまって性別がわかりづらい感じにしてそこで興味を引くようにしましょう」
人々の嗜好をツンツンつつく感じで写真撮影が行われた。
逸猫も秋果と合わせて振り返りポーズをとったり、「悪のボスの膝で撫でられる猫」 の撮影も優雅に、大変スバラシイ感じに行われたのだった。
雑誌は順調に完成したのである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【猫変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ダブル】LV1が発生!
伏見・逸
【秋逸】(アドリブ歓迎)
…雑誌…出来上がると意外とそれっぽいもんだな
(写真でリボンつけられたり間抜け面を晒したりしているのが自分の猫姿だと思うと、だいぶ複雑なのだが)
NEKOPOYO…ポヨって何なんだよ…
で、交渉…ああ、ナメられねえようにすりゃいいんだな
まあ…その恰好も悪くはねえが、小娘一人よりイカツいのがいた方がいいのも確かだ
見ててやるから、好きなようにやれ
令嬢の護衛の強面、という風で
捌碁の後ろで仁王立ち。尻尾や翼を時々ゆらゆら動かして存在をアピール
交渉中は捌碁を「お嬢」と呼ぶ
(「謎の令嬢」ってテンションじゃねえが、向こうは間違いなく圧倒はされてるな…多分、わけわかんねえんだろうな…)
綺麗とか可愛いとかそういうもんは、確かに何かには効くんだろう
だが、この辺りには今一つ、そういうもんが足りてねえ。大体そういう事だよな、お嬢
…どうだ?悪くねえだろ?
買い物してくんだっけか
装飾品に大して興味はないので、捌碁が買い物するのを眺める
荷物はこっちで持とう。お嬢に重たいもん持たすわけにいかねえだろ
捌碁・秋果
【秋逸】
新刊『NEKOPOYO』を売り込みます
伏見さん、スムーズな取引が成立するように…ね?
交渉はナメられたら終わり
なのでがっつりと武装しました
ご存じですか?ファッションは表現、お洒落、そして武装でもあるんですよ
この時代から見ても古風なバッスルスタイルのドレスを着用
威圧的な黒、令嬢のような振舞い、「なんでこんな服装を今?」という違和感…
店主が困惑してる間にグイグイ話を進めます
こちら、わたくしのネコチャンが可愛すぎて自費出版した雑誌でございます
さあ、どうぞ手に取ってご覧になって!さあ、さあ!
可愛いでしょう?癒されますよね!?
疲れた労働者の心に沁みるこの雑誌をお店に置きたい、そう思いましたね?
今ならネコチャンの肉球サイン会も付けましてよ!?
…途中から店主さんと全然目が合わなくなったけど
買い取ってくれるならいいか
お買い物
どれもガラクタっぽいけど、輝きを秘めている物もあるかも?
物理的に磨けば光りそうな品を選ぶ
ほほほ…。お店の曇ったアクセサリー、これで買えるだけくださいな
さ、帰りますわよ伏見さん
●人はそれを押し売りと……は言わせない!
「新刊『NEKOPOYO』完成!」
捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)が堂々と新しい雑誌を手に取った。
「……ふうん……出来上がると意外とそれっぽいもんだな」
伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)も一冊手に取ってぱらぱらとめくってみると、己の猫姿がすぐに目にはいる。
(「リボンつけられたり間抜け面を晒したりしているこの猫……」)
……つまり自分の姿をみると複雑な感情がこみあげてくる。思わず閉じると表紙が目にはいって来た。
(「NEKOPOYO……ポヨって何なんだよ……」)
ふと気が付くと、秋果が次の作戦の説明をしていた。そうだ、雑誌は完成した。次はマフィアに売り込みである。
「伏見さん、スムーズに取引が成立するように……ね?」
「交渉……ああ、ナメられねえようにすりゃいいんだな」
「そう、交渉はナメられたら終わり。なのでがっつりと武装しました!」
いつのまにか、秋果は彼女流の戦闘スタイル(?)に着替えていた。なんとコーサノストラの時代からしても古風なバッスルスタイルの黒いドレスである。
「ご存じですか? ファッションは表現、お洒落、そして武装でもあるんですよ」
「お、おう……」
「どうです? カラーは威圧的な黒、令嬢のようなふるまい、『なんでこんな服装を今?』という違和感……向こうが困惑してる間にグイグイ話しを進めます」
逸は腰の後ろが優雅に膨らんだ、黒ドレスの秋果を見ながら、言葉を選んだ。
「まあ……その恰好も悪くはねえが、小娘一人よりイカツいのがいた方がいいのも確かだ。見ててやるから、好きなようにやれ」
かくして逸は令嬢の護衛という役どころに収まり、秋逸組は例の弱小マフィアに乗り込んで無事小売店を紹介してもらえることになった。
つまり、雑誌を示して秋果がまくしたて、逸が睨みをきかせ、あっけにとられた若頭は面倒になったのか、言った。
「わかったヨ! それじゃお店を紹介するから、自分達で交渉してくれる? 首尾よくいったらうちと本契約ね。あ、サンプル雑誌はボクがもらっていい?」
若頭はなぜか『NEKOPOYO』のページを開いてダラーと口あけて見入ったりした。そしてそれを見た逸は何だかムズムズしたという……。
がともかく、若頭は店主に紹介してくれた。
「ほら、売れる商品紹介するって言ったよね? ちょっとこちらサマの話し聞いてあげて。あ、ボクは雑誌チェックで忙しいから勝手によろしく」
例の妖しい宝石露天商である。
店主は紹介された秋果をみて、戸惑いをあらわにした。
「あ、あの、ご用件は……?」
「オホホホ。こちら、わたくしのネコチャンが可愛すぎて自費出版した雑誌でございます」
「はあ」
「さあ、どうぞ手に取ってご覧になって! さあ、さあ!」
店主は雑誌を有無をいわさず渡されて、はらりとページを繰った。
「あ、これは……美女と猫? それに……」
「可愛いでしょう? 癒されますよね!?」
「ええ……あの」
「疲れた労働者の心に沁みるこの雑誌をお店に置きたい、そう思いましたね?
今ならネコチャンの肉球サイン会も付けましてよ!?」
「に、え……ええっ?」
この間逸は、秋果の後ろで仁王立ちし、尻尾や翼をこれみよがしにゆらゆらしていた。
(「『謎の令嬢』ってテンションじゃねえが、向こうは間違いなく圧倒はされてるな……多分、わけわかんねえんだろうな……」)
そう思った逸は助け舟を出してやった。
「つまりだな」
「は、はい」
「綺麗とか可愛いとかそういうもんは、確かに何かには効くんだろう。だが、この辺りには今一つ、そういうもんが足りてねえ。……大体そういう事だよな、お嬢?」
そうですよ、とコクコク秋果が頷いて、逸はさらに店主にダメ押しした。
「……どうだ? 悪くねえだろ?」
「ええ、はい、確かに。ただ、その……」
秋果はといえば、途中から目を合わせなくなった店主の態度に疑問もあったが、買ってくれそうならヨシとして、店の品物を物色し始めた。
「あーそういえば、買い物してくんだっけか?」
逸がそんな秋果に声をかけると、たちまち店主の表情が明るくなる。
「おお、そうですか。それならば雑誌代金もなんとか払えるってもんで」
秋果はガラクタをつまみ、磨けば光りそうな品物を選んでいった。
「ほほほ……。お店の曇ったアクセサリー、これで買えるだけくださいな」
秋果は雑誌の代金と同じ程度の額の偽札をバーンと積んだ。
「ほうっ。有難うございますぅ」
店主は喜んで取引に応じ、若頭も約束どおり正式に契約してくれた。めでたし、めでたし。
「さ、帰りますわよ伏見さん」
「そうだな。荷物はこっちで持とう。お嬢に重たいもん持たすわけにいかねえだろ」
首尾は上々、上機嫌の店主が二人を見送った。
●追跡者
「……来てるな」
「ええ」
二人は視線をかわす。
露店の数も途切れた頃、さびれた道筋でワイズガイ、FRBエージェントが行く手を遮るように立ち塞がった。
「そこのディアボロス、チョットツラ貸しな?」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【怪力無双】がLV2になった!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
捌碁・秋果
【秋逸】
ほほほ…。顔のひとつやふたつ、すぐに貸しましてよ
さあ、貴方が借りたいのはわたくしの顔ですか、隣の強面の顔ですか?
それとも…ひしゃげた硬貨みたいなお顔でしょうか!?
護衛の出番ですわよ、やっておしまい!
…なんて、ね
昨今のお嬢様は強くてよ?共に参りましょう
人気のない場所で戦えて幸いですね、思い切り致しましょう
…さあ、最初にひしゃげたい方はどなた?
煽って敵をこちらに向かわせ「奇々会報」を使用
ページで敵の視野を奪い、頭にわたくしの迸る想いを響かせましょう
『NEKOPOYO』の感想聞かせてえええ
!!!!!
超!がんばって作ったの!!!
ねえどうだった!?感想プリーズ!!!
商業向けの本を作ったのは初めてだから、どう思われたか知りたくて…!
え、そもそも読んでない?伏見さーん、サンプルってまだありまして?
彼ら…なかなかの連携
でもそれならこちらも負けなくてよ?
数多の電車に乗ってきたわたくしたちの連携、刮目なさい!
敵の素早い格闘に対応するため、互いの死角をなくすように立ち回る
攻撃は額縁を展開して軽減する
伏見・逸
【秋逸】(アドリブ歓迎)
捌碁(g06403)をディフェンス
ツラを貸すのはいいが、高くつくぞ。特にそっちのお嬢のはな
(「やっておしまい!」に応じて前に出て、「あれ、それ言っといてお前も戦うの?…まあそりゃあそうか」ってなる)
捌碁を守り、隙や死角をカバーするように動く
マフィアとかヤクザとか、喧嘩の方向性としちゃ覚えがある奴だ
俺らの逃げ道を塞ぐ為に集まってんだろうが、囲みごと吹っ飛ばしてやる
【禍竜の凶舞】使用。足技と尻尾による打撃メインの喧嘩殺法
【ダメージアップ】を使わせて貰い、効率よく敵を削る
敵の攻撃は長ドスや尻尾で受け流し、【ガードアップ】を乗せてダメージを抑える
頭数揃えてなんとかしよう…って奴らが何を狙うかも、大体想像がつく
「小娘の方を先に片付けよう」とか、なあ?
通しゃしねえよ…ってか、あいつをナメるな。恐ろしい事になるぞ…ほーら…
(捌碁の技を受けた敵の様子を眺める)
(サンプルがあるかという問いに、NEKOPOYOの予備をそっと取り出し、敵に渡す)
…さて。猫は、こいつらの何かに効くかねえ
●暗躍する怪人達
ワイズガイ、FRBエージェントは、お嬢様と強面護衛の二人連れに迫ってくる。コイン怪人ともいえそうな顔は不気味にシュールだ。
引き続き演出の都合上、伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)を護衛に従えた捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)は美しくも自信にあふれた笑みで応えた。
「ほほほ……。顔のひとつやふたつ、すぐに貸しましてよ?」
時代は1925年、アンカレジの街の片隅に冷たい風が吹く。ヒューウウウ……風が揺らす黒髪をかきあげてお嬢様は凛と言った。
「さあ、貴方が借りたいのはわたくしの顔ですか、隣の強面の顔ですか?
それとも……ひしゃげた硬貨みたいなお顔でしょうか!?」
「オー、 言うじゃねーか。覚悟しテ」
敵の言葉を遮るように、お嬢様は護衛に言った。
「護衛の出番ですわよ、やっておしまい!」
逞しい護衛はお嬢様をかばうようにぐいっと肩を怒らせて前へ出た。
「ツラを貸すのはいいが、高くつくぞ。特にそっちのお嬢のはな」
逸は思う。こんな奴等には覚えがあるぜ……ドスの利いたセリフが決まり、双方一触即発――といったところで芝居(?)は突然終わった。
「……なんて、ね。昨今のお嬢様は強くてよ? 」
いきなり秋果が動いたのである。
「あれ、それ言っといてお前も戦うの?」
……まあそりゃあそうか。
現実を見よ、我らディアボロス。
気を取り直して、逸も負けじと仕掛ける。まぁ、彼にとって秋果を守る戦い方はやっぱり変わらないのだけれど、それこそ現実で。
互いのパラドクスが発動し、さびれた道に時間と空間が錯綜する。
「俺らの逃げ道を塞ぐ為に集まってんだろうが 、そうはいかねえぞ」
逸は問答無用で手近な奴等を蹴り飛ばし、ついでにいかつい竜尾ではっ倒す。積み上げた怒りの増幅で威力もマシマシである。
ビシビシ相手をしばきながら、逸はコインの怪人に言い募る。
「頭数揃えてなんとかしよう……って奴らが何を狙うかも、大体想像がつくんだよ!」
「ナニ?」
「……『小娘の方を先に片付けよう』とか、なあ? 」
「あっ、つい地が出た……いや銀行員なんで……」
「なんだろうと通しゃしねえよ」
逸は硬い竜尾でコイン面をぶちのめす。
ただ、まあ……逸はチラリと秋果の戦いぶりを横目で見た。
(「あいつをナメると恐ろしい事になるぞ……ほーら……」)
秋果のほうも、遠慮なく敵に地獄をみせていた。
「……さあ、最初にひしゃげたい方はどなた? あなたかなっ? 『頑張って作りました! ちょっと見てっててください!』」
「な、なんだァー?!」
自作の薄い冊子のページがパラドクスの力となって敵を攻撃する。視界を奪い、秋果のアツい想いが大音量でFRBエージェントの脳をゆすぶる。
「『NEKOPOYO』の感想聞かせてえええ
!!!!! 超!がんばって作ったの!!! ねえどうだった!? 」
ものすごい攻撃だった。多分、FRBエージェントも初の体験だったかもしれない。コイン面をガクガクと揺らしながら、反撃のナイフを躍らせる、それを額縁でいなしながら、秋果は回答を迫った。
「感想プリーズ!!!」
「グ……グゴガガ」
「え、そもそも読んでない? 伏見さーん、サンプルってまだありまして?」
逸は手近の敵をぶっ倒してから、持っていた予備雑誌に手をかけたが、遅かった。そいつは事切れてしまったのである。
そのあとも、秋果は気合を入れて戦闘に打ち込んだ。
「数多の電車に乗ってきたわたくしたちの連携、刮目なさい! 伏見さん、油断なくいきますよ!」
「おう。任しとけ」
二人の戦いぶりにFRBエージェントは終始押され、一人残らず路傍のチリとなった。
(「……さて。猫は、こいつらにも効いたのかねえ」)
逸は漠然と思う。
いや、もしやつらがあの戦いの最中に雑誌をみていたら猫アレルギーか猫恐怖症になっていたかもな……。
ともかくも、FRBエージェントに勝利したディアボロス達だったが、そこに冷酷なプロフェッショナルと言われるアヴァタール級が登場するのである。
ブラックヴェインが裏路地から影のように現れた。
「フ……役立たずが」
消えてゆくFRBエージェントの屍に冷たく言い捨ると、ディアボロスに向き直った。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
捌碁・秋果
【秋逸】
あのような方にこそNEKOPOYOが必要なのです
ネコチャンで冷酷なハートを和ませてさしあげなくては…
伏見さん、サンプルの準備はよろしくて?
では…、新刊あります!お手に取ってご覧ください!!!
ファッションは表現。自分をどう見せたいかが映し出されます
その黒の衣装、暗殺という仕事を全うしようとする貴方の気概が感じられますわ
でも…たまには新しい自分に出会いませんこと?
パラドクスで敵の黒いコートを白にチェンジ、カワイイしっぽもつけちゃう!パーカーには猫耳、手は猫の肉球を模した手袋を追加!舵輪みたいなアクセサリーは大きな鈴に!
なんということでしょう、匠の手により素晴らしくキュートな白ネコチャンがあらわれました…!
ええ、ええ、言って良いんですよ。あの定番台詞、「これが私…!?」を!
自分に感動しているうちに…伏見さん、今ですわ!
反撃ですか?そのカワイイ手袋で銃をいつも通りに扱えれば良いですね
とはいえ相手はプロ、貫通弾はガードアップで守りを固め、更に額縁で威力の軽減を図りましょう
伏見・逸
【秋逸】(アドリブ歓迎)
捌碁(g06403)をディフェンス
(今回は捌碁を「お嬢」と呼ぶ)
親玉のお出ましか…って、あれにも売り込む気なのかよ
あんまり押し込み過ぎると、さっきの奴みたいにあっさりくたばっちまうかもしれねえぞ
(…いや、元々ボコすつもりなんだし、それはそれで構わねえのか…?)
(混乱しつつも、押し切られて予備の雑誌は出す)
捌碁を守る立ち位置を心掛ける(捌碁が負傷すると怒る)
敵に張り付いての近接戦闘。声掛けと動きで敵を挑発し、自分に引き付ける
…随分色々と得物を出して、芸達者な奴だ
こちとらそこまで器用じゃなくてな。頼るのは自分の身体と、こいつぐらいだ
長ドスを抜いて構え、【禍竜の鋭刃】使用。シンプルな斬撃
【ダメージアップ】も借り、効率よく敵の体力を削る
捌碁のパラドクスで姿が変わった敵を見て呆然とするが
気を取り直して戦闘に集中
敵の攻撃は長ドスや尻尾で振り払う、翼を盾代わりにして受ける等
【ガードアップ】を利用して消耗を抑える
…おい、なんだその目は。猫耳だのなんだの、俺は着ねえぞ。着ねえからな
筧・勢理
(連係アドリブ歓迎)
おー、やってるやってるぅ。
後から来たとこだし、せっかくだから最初は不意打ちにしたいよね
ってことで、最初はちょっと離れたとこで隠れて様子を見るよー
戦ってるひとたちには【パラドクス通信】で連絡とっとくね
もしもーし、感度おけまる?電波ばりばり青海波?
話は聞かせてもらった的なー。
【めめちゃんスナイプ】で援護射撃するね
(※めめちゃん=愛用のライフル『めめんと盛り』の愛称)
「仲間を動きやすく、敵を動きづらくする」を目標に
敵の足元とか手元とか狙って、動きを妨害してくよ
ビーム曲げて、一発撃ったら動いて、出どころもわかりづらくして
こっち警戒しなきゃいけなくなって集中散らしてくれたらよりイイ感じ?
…ってやだー、なにあれにゃんこ?カワイイじゃん。ラブリーじゃん。
やー、撃つのもったいないなー…撃つけど。心をデーモンにして撃つけど。
相手の攻撃は、めめちゃんのビームをぶつけるか
避けきれないなら魔力障壁で受けるよー
【ガードアップ】もありがたく使わせてもらうね
にゃんこ雑誌かー。後で見せてもらおっかな
●Be Professional?
しかし、そんなブラックヴェインに対する捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)の反応はどう考えても異質だっただろう。
「あのような方にこそNEKOPOYOが必要なのです。ネコチャンで冷酷なハートを和ませてさしあげなくては……」
これには、さすがの伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)も少し慌てた。
「親玉のお出ましか……って、あれにも売り込む気なのかよ? あんまり押し込み過ぎると、さっきの奴みたいにあっさりくたばっちまうかもしれねえぞ 」
……いや、元々ボコすつもりなんだし、それはそれで構わねえのか……?
逸は混乱、しかし秋果は反対意見は求めておらず、押し切られるのである。
「伏見さん、サンプルの準備はよろしくて? では……、新刊あります! お手に取ってご覧ください!!! 」
新刊セールスな感じでグッと間合いに踏み込み、今度は本当に秋果が雑誌を手渡そうとした。
余りに無防備、そして雑誌の表紙は可愛いお嬢とお猫様だ……!
殺しに向かった現場でこのようなこと、正直ブラックヴェインにとっては初めての経験だったろう。一瞬ではあるが表紙を凝視したように見えたが。
「……貴様、なんのつもりだ」
クールで冷酷がウリのブラックヴェインは一瞬毒気を抜かれつつも、パラドクスを撃ってきた。もちろん逸から秋果へさらにブラックヴェインへと差し出された『NEKOPOYO』は無害であるが……まぁそれは敵には関係なかったらしい。
だが、ここでいきなり怒りをあらわにした男がいた。秋果を守る立ち位置を心がけていた逸が突然キレる。
「てめぇ、やりやがったな!」
急転直下、なしくずしに戦場は戦場らしくなる……とりあえず。
逸が勢いに乗って仕掛ける。
「……随分色々と得物を出して、芸達者な奴だ。こちとらそこまで器用じゃなくてな。頼るのは自分の身体と、こいつぐらいだ!」
長ドスをぬいて ――真っ二つにしてやらあ。パラドクスの力を乗せて鋭刃が唸る。
「ハッ!」
キンッと銃弾を弾き、逸が踏み込んだ。アーティスティックな銃撃と研ぎ澄まされた刃が目まぐるしく交わされる。
「おー、やってるやってるぅ」
さて、筧・勢理(パニッシュメントスタンド・g00706)はてこてこと応援にやってきて、修羅場(?)を隠れて様子見していた。
逸のドスの閃き、ワイズガイの銃撃、瞬きする間にドギューン、パラパラ、カッ、ビシュッ、オラオラ
(?)……そんな感じのイメージ音が脳内再生され……。
勢理はともかくパラドクス通信を開くと、仲間達に連絡をとった。
「もしもーし、感度おけまる? 電波ばりばり青海波? 話は聞かせてもらった的なー」
物騒な音が返事がわりに聞こえたが、言いたいことは伝わったはず。これより戦闘に介入するが、せっかくだから、最初は不意打ちしたい勢理である。
愛用のビームライフル『めめんと盛り』を構えると、【めめちゃんスナイプ】を発動する。
(「目標は仲間の援護……仲間を動きやすく、敵を動きづらく」)
『当てるよー、めめちゃん』
これは魔力の銃だ。
一発目、ズキューーーン。
「いいね!」
敵の不意をついてうまく当たった。しかしブラックヴェインは即座に反撃のブレイク・バンカーを撃ち返してきた。
(「うっ……。パラドクスは撃った途端に位置を悟られるんだよな~まぁ仕方ない」)
スナイパーごっこは楽しめないけど、戦闘に参加した勢理はすぐに面白いモノを見ることになる。
ところで勢理の応援射撃で作られたチャンスを秋果は逃さなかった。
『この服も似合うと思うんですよね……、ふふっ。』
この詠唱に、カンの良い敵は嫌な予感がしたかもしれない。秋果は真面目な美人の印象が強いのに、本当は対クロノヴェーダの凄腕トラブルメーカーなのかもしれなかった。
ともかく秋果はブラックヴェインに突き進み、まくしたてた。
「ファッションは表現。自分をどう見せたいかが映し出されます。
その黒の衣装、暗殺という仕事を全うしようとする貴方の気概が感じられますわ。
でも……たまには新しい自分に出会いませんこと?」
「な、何を言っている!」
「パラドクスで敵の黒いコートを白にチェンジ、カワイイしっぽもつけちゃう!
パーカーには猫耳、手は猫の肉球を模した手袋を追加! 舵輪みたいなアクセサリーは大きな鈴に! なんということでしょう、匠の手により素晴らしくキュートな白ネコチャンがあらわれました……!
ええ、ええ、言って良いんですよ。あの定番台詞、『これが私
……!?』を! 」「な……だ、黙れぇっ! なんてことしてくれたんだ」
ブラックヴェインが銃で黙らせようとするが、パラドクス同士がぶつかりあって互いを削ることになっても秋果は黙らなかった。
「反撃ですか? そのカワイイ手袋で銃をいつも通りに扱えれば良いですね」
「だ、だ、だ、黙れぇーッ」
成功度合いの関係で猫スタイルはどこか中途半端ではあったが、それでも可愛い猫には変わらない。
(「とはいえ相手はプロ……」)
秋果はガードアップを使用し、更に額縁型の盾を使って敵の反撃から急所を守った。
かくして効果時間は短かかったが、ブラックヴェインの白猫バージョンはその場の全員の瞳に焼き付いた。
勢理もしっかりと見てしまった。いや~こんなの目が離せないね!
(「……ってやだー、なにあれにゃんこ? カワイイじゃん。ラブリーじゃん。
やー、撃つのもったいないなー……撃つけど。心をデーモンにして撃つけど」)
引き金を絞り、マジカルな弾道を描く光線でブラックヴェインを射貫く。
実際はすぐにヤツは元に戻ったので余り心をデーモンにする必要はなかったけど、 それでも勢理の目にはその姿が強烈に焼き付いたらしい。
また、同時に秋果と逸も絶妙なコンビネーションを見せていた。
「……伏見さん、今ですわ!」
逸も敵の姿に一瞬呆然としていたが、その声に我に返った。
「お、おう。わかってる」
再び全員が気を取り直して戦闘に集中した。さすがにブラックヴェインのパラドクスを全てよけきることは難しかったが、残留効果も駆使して耐え、あるいは反撃をものともせずに戦った。
……直にディアボロスが勝利して、勢理がライフル片手に合流する。
「にゃんこ雑誌ー、あとであたしにも見せてくれるかな?」
「もちろん!」
秋果がとても喜び、勢理もご機嫌だ。
「それにしてもあの白猫ちゃん可愛かったね~」
「本当にね~」
なぜか秋果がそこで逸を見た。
「……おい、なんだその目は。猫耳だのなんだの、俺は着ねえぞ。着ねえからな?!」
――今回の報告書はここで終わっている。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV4になった!