リプレイ
ナイナ・ヴィラネスティズム
SPD
アドリブ可
オホホホホ!来てあげましたわよ
新兵器を撃ち破るのが侵略者の醍醐味ですから
海上での戦闘では水面走行使用
ハイテンションに対してこちらもハイテンションで臨みますわよ
掴め成功!諦めない!投げ出さない!逃げ出さないッ!!
物陰から防衛網に穴がない事が双眼鏡等で確認できたら、嫌がらせと誘導目的で敵の防衛網死角に向かってマジックグレネードを投擲爆破
敵の目が爆破先に映ったのを機にインフィオラータ・ダクアでの正面突破を試み
水上にて妖精が敷き詰めた花の絨毯の上で敵群を舞うような連撃を持って暴力的(グラップル)に鎮圧(蹂躙)して回る
ジャブと見せかけてローキック、顔面パンチと見せかけて腹パンといったフェイントを織り交ぜた騙し手段も余裕で使いますわよ
勝つためなら
敵からのオールレンジ砲撃には盾を構えて直撃を極力防ぐように立ち回り
まともに受ければまともではいられないでしょうから砲撃を盾で捌くように防御していきますわよ
敵からの反撃では白衣を引っ掴んで一本背負いの技を決めてやりましょう
嵐柴・暁翔
真っ当な軍人ならどんなトラブルが発生するか分からない新兵器よりも、信頼性のある枯れた旧式兵器を使いたがるだろうけど、まあ技術屋だしな
……もっとも、理屈を無視するパラドクスで使うなら新兵器でも輪ゴム鉄砲でも大した違いはないような気もするけど…
海岸線に向かうなら隠れようのない海上や上空から近付けばいい的だし、水中眼鏡やら各種潜水道具を持ち込んで【水中適応】を使用して海底付近を泳いで現地へ向かいます
警戒されている防衛ラインに攻撃を仕掛けるなら逆説連鎖戦だしどうあっても反撃されるだろうけど、わざわざ悪目立ちして先制攻撃で袋叩きにされるリスクを負う必要もないだろう
トループス級相手だろうと一斉攻撃をされれば耐えきれる保証はないしな
潜望鏡を使用して海中から相手の布陣を確認して、穴とまではいえないにしても端の方や少数で動いている部隊を狙い、海中から《黒翼の嵐》で攻撃します
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
【パラドクス通信】で交信し、仲間と連携します。
奇襲が不可能なら、力押ししかありませんね。
一応海岸の地形等を利用して隠れられるならそこから攻めますが、海から攻めるしかなければ突撃であります。
通常なら無謀ですがこれは逆説連鎖戦、下手な小細工は逆効果。お互いが視認出来た時点で戦闘開始、距離も射程も無意味です。【先行率アップ】でイニシアチブを奪い一気に攻め込みます。
空戦も海戦も対抗されるなら陸戦であります。
無双馬に騎乗して【水面走行】で海面を陸地に見立て、騎馬突撃です。長槍サリッサと魔力盾スクトゥムを【突槍陣】で無数に複製し、前方に並べ立てでファランクス陣形を形成。攻撃を盾で受け流しながら敵陣に突入します。
盾を叩きつけて体勢を崩しながら、槍衾で刺し貫いてゆくであります。
反撃の投擲弾は、操作した盾で受け止めて爆発させ直撃を避けて、自身へのダメージを軽減させます。
騎馬の機動力で戦場を掻き回して、仲間の攻撃を援護するであります。
(「真っ当な軍人ならどんなトラブルが発生するか分からない新兵器よりも、信頼性のある枯れた旧式兵器を使いたがるだろうけど、まあ技術屋だしな……もっとも、理屈を無視するパラドクスで使うなら新兵器でも輪ゴム鉄砲でも大した違いはないような気もするけど…」)
もしかすると、クロノヴェーダのトループス級技術者とか研究者とかいう連中は、断片の王や奥義に通じたジェネラル級の直属でもない限り、パラドクス戦闘や逆説連鎖戦を全然理解していないのかもしれないな、と【水中適応】で海底に潜む嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は声には出さずに呟く。その好例が真っ先に滅びた機械化ドイツ帝国で、成層圏から地上を殲滅する力を備えたジェネラル級要塞を持ちながら、トループス級に飛行能力を与える工夫がうまくいかずに四苦八苦(?)していた。科学技術とは無縁のはずの古代ディヴィジョンが「魔法!」「気合!」で軽く乗り越えている課題に対し、先進技術を持つはずのディヴィジョンがなかなか対応できずにいるのは、本来の人類史に対する皮肉にも見える。
(「……技術程度がどうであれ、警戒されている防衛ラインに攻撃を仕掛けるなら逆説連鎖戦だしどうあっても反撃されるだろうけど、わざわざ海上や上空から接近して悪目立ちして先制攻撃で袋叩きにされるリスクを負う必要もない。トループス級相手だろうと一斉攻撃をされれば耐えきれる保証はないしな」)
そういうわけで、まずは海中から仕掛ける、と、暁翔は潜望鏡を使用して相手の布陣を確認する。『スクイッドコート』の海中探査技術がどんなもんだか知らないが、単独行動の潜水者を探知するのは容易なことではないはずだ。
(「……特に凹凸のない横陣だな。逆に言えば、あまり戦術的連携とか陣形戦術とかは考えていなさそうだ」)
まあ、技術屋だしな、と呟いて、暁翔は注意深く防衛ラインの端へと接近。パラドクス「黒翼の嵐」を発動して攻撃を仕掛ける。
「うわあああああ!」
「敵襲! 敵襲! 海中からだ!」
無数の「黒き羽」に襲われた『スクイッドコート』が次々に爆沈。沈みながらも反撃のパラドクス「オールレンジキャノン」を乱射し、水中衝撃波で暁翔にダメージを与えるが直撃には至らない。そして、敵襲の報を受け防衛ライン全体が片側にどっと動いた瞬間。
「百花繚乱! 華の覇道に揺らぎ無し!」
「ファランクス、プロスボレー!」
防衛ラインが動いて手薄になった側から、ナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)とバトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)が、それぞれパラドクス「インフィオラータ・ダクア」と「突槍陣(ファランクス)」を発動。海上から一斉に怒涛のごとく突撃を仕掛ける。防衛ラインが健在なら遠距離砲撃や投擲による一斉先制攻撃の餌食にされかねないところだが、暁翔との時間差攻撃によって、奇襲とはいかないまでも不意を突くことができた。
「おのれ、猪口才な!」
「時代遅れの突撃隊など、我らが新兵器の餌食にしてくれるわ!」
突撃に気付いた『スクイッドコート』が口々に喚きながら「オールレンジキャノン」を乱射し「インスタントボム」を投擲するが、しょせんはトループス級の攻撃で、統制が取れた一斉攻撃でない限り、たいしたダメージは期待できない。特にバトラの「突槍陣(ファランクス)」は具現化した無数の盾と槍を並べて大軍の様相で押してくるので、本体を狙っての集中攻撃を成功させるのが難しい。妖精が敷き詰めた花の絨毯の上を突進突撃するナイナの「インフィオラータ・ダクア」は、派手で目立つ分だけ狙い撃ちを食らいやすいのだが、バトラの攻撃が大軍を装っているので、結果的にその中に紛れることができた。
そして、間合いが詰まって直接接触してしまえば、砲撃や投擲で突撃を止めることはできない。まあ、逆説連鎖戦として考えると間合いも距離も戦術もあまり意味がなく、海中から接近した暁翔の攻撃で動揺(?)した時点でトループス級の負けなのだが、直接激突蹂躙されることで敗北を痛感させられる結果になる。
「掴め成功! 諦めない! 投げ出さない! 逃げ出さないッ!!」
「うわああああああああ!」
当たるを幸いという感じで、ナイナが『スクイッドコート』をぶんぶん投げ飛ばし、バトラが盾で弾き槍で突き通す。イカっぽく柔軟な白衣は打撃には比較的強いが刺突には弱く、トループス級はぐさぐさ串刺しにされて次々に息絶える。
そして間もなく『スクイッドコート』のトループス級防衛ラインは、左右からの容赦ない挟撃により完全に壊滅した。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【水面走行】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
ディアボロスたちがトループス級冥海機『スクイッドコート』の防衛ラインを壊滅させるが早いか、おそらく沿岸警備部隊なのだろう。海岸の方からトループス級ワイズマン『ディスマン』の集団が海面すれすれを飛行しながら迫ってくる。
「ディ、ディ、ディスマン、ディ、ディ、ディスマン」
呟くというか口ずさむというか、ぶつぶつと唸りながら『ディスマン』たちはまったくの無表情で編隊を組んで飛んでくる。何と言うか、ロボットとも生物とも人外の魔物ともつかない挙動……実際のところはクロノヴェーダなのだが……が、非常に不気味だ。

天竜・なの唄
(トレインチケット)
「ディ、ディ、ディスマン、ディ、ディ、ディスマン」
不気味なトループス級ワイズガイ『ディスマン』の登場に、冥海機の防衛ラインを壊滅させたディアボロスたちが緊張し迎撃体制を取ろうとした、その時。
後方からすーっと海面を滑るような感じで出てきた天竜・なの唄(春告小唄・g03217)が、恐れげも気負いもなく、ごく自然な態度でパラドクス「菜乃花三味線、賛美歌(ナノハナシャミセンサンビカ)」を発動させる。
「この調べが天に届きますように……!」
なの唄が祈りを込めながら三味線で賛美歌の調べを演奏すると、天から聖なる光がトループス級の編隊へと降り注ぐ。
「ディ、ディ、ディ、ディースマーン!」
聖なる力に弱い邪悪な存在だったのか、あるいは単に高エネルギービームに灼かれたのか、天からの光を浴びた『ディスマン』は身悶えして消滅する。しかし、いかにも正体不明の不気味存在らしく、消滅したにもかかわらず反撃のパラドクス「念動整形術」はしぶとく発動させる。
「お前もディスマンにしてやろうかぁー!」
不気味な声が轟き、正体不明(いや、正体はパラドクス攻撃なのだが)の念動力がなの唄を襲う。
「あーれー」
幸い(?)容姿を『ディスマン』のように整形されてしまうには至らなかったが、なの唄は相応のダメージを受けて後方へとふっ飛ばされる。しかし、トループス級たちがなの唄を追撃するより先に、救援機動力を発動するまでもなく、海中のディアボロスたちが攻撃を開始する。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
攻略旅団の要請は分かるけど、真偽判断すらできない情報なんて無価値どころか毒になりかねないし、アヴァタール級に指揮されているトループス級がまともな情報源になるとは思えん
ついでに言えば何故か夢で見そうな顔のエージェント達はなんで同じ顔なのかとか色々と気にはなるんだけど、あまり関わらない方が良いような気もするしな
海中に潜んだまま潜望鏡で様子を窺いながら迎撃部隊が出てくるのを待ち、視界に入れば《贋作者》謹製の水中銃を撃ちこみます
射程の概念がないパラドクスとはいえわざわざ相手の土俵に立つ意味はないからな
衝撃波なら不可視でも海中を進む軌跡から軌道を予測して避けられそうなものだけど、パラドクスだしな…
……整形ってのは、要するにディスマンにされるって意味か…?
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
さて、今度はこちらが迎撃する番でありますね。
相手は飛行能力持ちでありますか。自分達はたとえ翼があっても迂闊に飛べないというのに、羨ましい事であります。
機動力のある相手に、突入は難しいですね。
【氷塞陣】を使います。
氷で出来た盾と槍を無数に生み出して、ファランクス陣形を形成して迎え撃ちます。
並べ立てた盾越しに氷の槍を撃ち出して、敵に降り注がせます。凍りつかせて打ち砕いてゆくであります。
反撃の銃撃は、氷の盾で受け止めて砕かせる事で威力を弱めて対抗します。
敵の顔を変えて何の意味があるんでしょう。よく分かりませんね。
文明レベルが違っていても、サイボーグや戦艦は怖くはないのです。戦う意思はどの時代も変わりません。
こういう、何の為に生まれて何を考えているのか分からない敵が恐ろしいのです。厄介なディビジョンでありますね。
(「……攻略旅団の要請は分かるけど、真偽判断すらできない情報なんて無価値どころか毒になりかねないし、アヴァタール級に指揮されているトループス級がまともな情報源になるとは思えん。ついでに言えば何故か夢で見そうな顔のエージェント達はなんで同じ顔なのかとか色々と気にはなるんだけど、あまり関わらない方が良いような気もするしな…」)
パラドクスを使う時に「お前もディスマンにしてやろうかぁー!」とか言ってるってことは、整形ってのは要するにディスマンにされるって意味か? と、うそ寒い表情で声には出さずに唸りながら、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)はパラドクス「贋作者(フェイカー)」で作成した水中銃を構え、海面上の低い位置を飛んでいるトループス級ワイズガイ『ディスマン』へと銛を撃ち込む。
「ディ、ディ、ディ、ディースマーン!」
「お前も、お前も、お前もディスマンにしてやろうかぁー!」
銛を撃ち込まれた『ディスマン』は海中に墜落するのかと思いきや、なぜか次々に空中で派手に爆発し、爆発で生じたとおぼしき衝撃波が反撃のパラドクス「念動整形術」の念動力と化して海中の暁翔へと襲いかかる。
「わわわわっ!?」
うにゅ、うにゅ、うにゅと目に見えない手で顔をいじられるような非常に気色の悪い感触を覚え、暁翔は反射的に自分の手で自分の顔を覆う。その行為に防御の効果があったのかないのかはよくわからないが、幸い顔を『ディスマン』のようにされてしまうことは(たぶん)なく、意識がワイズガイになってしまうことも(たぶん)なかったものの、相応のダメージは受ける羽目になった。
一方、バトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)は無双馬『青縞(プレリゲ)』の召喚を解いて海中に潜り、パラドクス「氷塞陣(ファランクス)」を発動する。
「クリオ ファランクス!!」
(「敵の顔を変えて何の意味があるんでしょう。同じ顔になると同化されてしまうのでしょうか。よく分かりませんね」)
氷の盾と氷の槍を海中で無数に召喚しながら、バトラは声には出さずに呟く。
(「文明レベルが違っていても、サイボーグや戦艦は怖くはないのです。戦う意思はどの時代も変わりません。こういう、何の為に生まれて何を考えているのか分からない敵が恐ろしいのです。空想科学コーサノストラ……厄介なディビジョンでありますね」)
憂い顔で呟くとバトラは海中から氷の槍を一斉に高速で突き出し、海上すれすれを飛行する生き残りの『ディスマン』の変態……いや、編隊へと叩きつける。
「ディ、ディ、ディ、ディースマーン!」
「お前も、お前も、お前もディスマンにしてやろうかぁー!」
トループス級は氷の槍でまともに貫かれたり、貫かれはしなくても激突して瞬時に凍りついたりして、次々に爆発して全滅する。そして爆発の瞬間に手にした銃を撃ち、反撃のパラドクス「拳銃整形術」を発動して銃弾と氷塊を海中に叩き込む。しかし、この反撃を予想していたバトラは、氷の盾で銃弾と氷塊を受け止める。多少の跳ね返りダメージはあったものの、顔を整形されたり同化されたりするような目に遭うことはなかった。
そして『ディスマン』の姿がなくなった海上に、高速で不規則機動する怪しいドローン……アヴァタール級ワイズガイ『ヘレン・ケラー』の文字通りの耳目手足となる専用ドローン〈サリヴァン〉が出現する。
「あらあらまあまあ、トループス級の皆さんはたちまち全部やられてしまいましたのね。さすがは音に聞こえたイレギュラー『ディアボロス』ですこと。まさに侮りがたい脅威ですわ」
柔らかい女性の声を放ちながら〈サリヴァン〉はまるでUFOのような急激で不規則な機動を行い、海上の低空をせわしなく動き回る。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
嵐柴・暁翔
……ドローンが家庭教師なのかとか突っ込みどころはあるけど、ヘレン・ケラーがサリヴァンで会話するというのは、まあ分からなくはない、か…?
人形かなにかを介さないと話せないような感じでドローンがヘレン・ケラーの代弁をしているだけなのか、それとも別の意思を持っているのか、どうにも分かり難いけど、本当に障害があるならそこに突っ込んでいいものなのか…?
……歴史上の人物を名乗るクロノヴェーダって、どうにも妙なところを再現している場合が多い気が…
まあなんにせよ取り合えず話しているのはサリヴァンの方なんだし、そちらに話しかけてみます
会話しながらヘレン・ケラー本人の様子も確認しておきます
共通の話題を探すだけでも一苦労で話題によっては地雷まみれのような気もしますが、まあ近況なり上役への不満はないのか聞いてみます
断片の王について知りたいのも確かだしな
それとイレギュラーとはなにかとか
復讐者とアルタン・ウルクとを混同…いやまあ、全ての改竄世界史とクロノヴェーダを攻撃するという意味では似たようなものかもしれないけど…
(「……ドローンが家庭教師なのかとか突っ込みどころはあるけど、ヘレン・ケラーがサリヴァンで会話するというのは、まあ分からなくはない、か…?」)
上空を不規則に飛ぶ、アヴァタール級ワイズガイ『ヘレン・ケラー』の専用ドローン〈サリヴァン〉を海中から見上げ、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は声には出さずに呟く。
(「人形かなにかを介さないと話せないような感じでドローンがヘレン・ケラーの代弁をしているだけなのか、それとも別の意思を持っているのか、どうにも分かり難いけど、本当に障害があるならそこに突っ込んでいいものなのか…? ……歴史上の人物を名乗るクロノヴェーダって、どうにも妙なところを再現している場合が多い気が…」)
まあ、攻略旅団の意向もあることだし、とりあえず対話を試みてみるか、と、暁翔は海面に浮かび上がり〈サリヴァン〉に向かって声をかける。
「俺はディアボロスの嵐柴・暁翔。あんた方の言うイレギュラーだ。少し話ができるか?」
「え? ……ええ、いいですとも。私はアヴァタール級ワイズガイ『ヘレン・ケラー』の専用ドローン〈サリヴァン〉と申します」
わずかに戸惑った声を出したものの〈サリヴァン〉は動きを止めないまま暁翔の声掛けに応じ、更に言葉を続ける。
「話とおっしゃいますと、何か交渉ですか? あなたは『ディアボロス』を代表する立場の方なのですか?」
「いや、代表なんて立場じゃ全然ないし、具体的に条件を出して交渉するつもりもなければ権限もない」
変に構えられても話がややこしくなるだけだと判断し、暁翔はごく正直に答える。
「ただ、少なくとも俺個人は、あんたがたワイズガイについてほとんど何も知らない。知らない相手と闇雲に戦うのは、あまり気分がよくないのでね。話ができるのか、のちのち条件が整えば交渉とかができるのか、知っておきたい」
「そうですか。ワイズガイの中にも話のできる者、できない者はおります。交渉事をしたいのなら、正しい相手に正しく接する必要があるでしょう」
淡々とした調子で〈サリヴァン〉は応じる。
「そして残念ながら、私の主である『ヘレン・ケラー』は他者とのコミュニケーションが難しいので、交渉の窓口にはなれません。私自身はコミュニケーションアシスト機能を備えているので話はできますが、単なるアシストドローンなので何の権限もありません。私が「前線で接したディアボロスが、戦闘するのではなく話をしたいと申し出てきました」と報告しても、真に受けるワイズガイは、いないとは言いませんがごく少ないでしょう」
「……そうなのか」
小さく肩をすくめると、暁翔は更に訊ねる。
「報告する、と言ったけど、あんたの報告を受けるのはいったい誰なんだ?」
「西海岸防衛司令部です」
ごくストレートに〈サリヴァン〉は応じる。
「もっと具体的に言うなら、西海岸防衛司令部通信局の通信担当官です。司令官に直接報告を出しているわけではありません」
そう言うと〈サリヴァン〉は訊ね返してきた。
「ところで、貴方に命令を出しているのは誰なのか、教えてもらうことはできますか?」
「うーん、誰と言われてもな……」
時先案内人になるのか、攻略旅団になるのか。しかし命令されているのとは違うような気もするな、と、暁翔は首を傾げる。
「奇妙に聞こえるかもしれないが、俺は依頼はされているが命令はされていない。ここに来て戦っているのは、命令されたからじゃなくて、俺自身の意志による」
はぐらかしているな、と内心思いつつも、暁翔は明瞭に答える。すると〈サリヴァン〉は納得したような調子で応じる。
「そうですか。やはり貴方がたディアボロスはイレギュラーなのですね」
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
まいったな…
言っていることは至極真っ当だし自身の立場や役割に関しても真面目に答えてくれているんだろうけど、交渉や駆け引きが通じる相手ではなさそうだ
……もっとも、お互いに権限のない現場下士官に過ぎないのなら、せいぜい雑談ができる程度でしかない、か…
駄目元で空想科学コーサノストラの断片の王や西海岸防衛司令部の司令官の名前を聞いてみます
誰と戦っているのか位は知っておきたいのは当然だろう
もっとも、でたらめな答えでも確認のしようもないんだけどな
一応、お互いに無意味でしかない可能性を理解した上で俺自身の名前と、その気があるなら交渉なり対話の窓口位にはなるつもりはある旨をその西海岸防衛司令部通信局の通信担当官に伝えるようにサリヴァンに頼んでおきます
とはいえ復讐者も一枚岩ではないし、絶対的な支配者もいない
俺みたいな大甘だけじゃなく手段を択ばない現実主義者もいれば、誤解を恐れずにいうならクロノヴェーダ絶対殺すマンみたいなのもいるから、本当に交渉を持ち掛けられたとしてもどうなるか分からないのは此方も同じか…
(「まいったな…言っていることは至極真っ当だし自身の立場や役割に関しても真面目に答えてくれているんだろうけど、交渉や駆け引きが通じる相手ではなさそうだ……もっとも、お互いに権限のない現場下士官に過ぎないのなら、せいぜい雑談ができる程度でしかない、か…」)
アヴァタール級ワイズガイ『ヘレン・ケラー』の専用ドローン〈サリヴァン〉と言葉を交わした嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は声には出さずに呟くと、駄目元のつもりで訊ねかける。
「ところで、西海岸防衛司令部の司令官の個人名は何というんだ? あと、そのまた上の断片の王の個人名も教えてもらえないか? 誰と戦っているのか位は知っておきたいからな」
「司令官の個人名ですか? ……残念ですが、私はデータを与えられていませんし、私の主『ヘレン・ケラー』も知らないようです。組織を経由して命令を受ける上で個人名は必要ないとの判断のようです。そして断片の王……というのはいったい何のことか私にも主にもわかりません。少なくとも現状で、主がコミュニケーションを取る必要が生じる可能性があるワイズガイに、そういう役職の方はいないようです」
予想していなかったわけではないが〈サリヴァン〉は極めて誠実かつ詳細に「残念ながらわかりません」と答える。暁翔は小さく苦笑し、更に告げる。
「わかった。それじゃ、西海岸防衛司令部通信局の通信担当官に伝えてもらえないか? 先程言ったが嵐柴・暁翔(アラシバ・アキト)と名乗るディアボロスが現れて、その気があるなら交渉なり対話の窓口位にはなるつもりはあると言っていると……」
「……残念ですが、その提案は主から即時拒否されました。主にとって、敵対すべきディアボロスと戦わずに対話したことを他のワイズガイ、特に防衛司令部の上長に知られるのは、通謀罪容疑による処分という致命的な結果を招く可能性があるのです」
暁翔に皆まで言わせず〈サリヴァン〉は淡々と応じる。
「コミュニケーションドローンの私は貴方に敵意がないことを感じられますし、主は他者とのコミュニケーションが不得手な分だけ飢えているので、敵であってもコミュニケーションを取ってきた貴方の話を戦わずに聞きました。しかしそれは、ディアボロスと戦えと命じた上長にとっては裏切りに等しい行為。私の主は貴方のように自己判断を許されたイレギュラーではなく、命令に従わなければ罰せられるワイズガイなのです」
「……わかった。無理を言って悪かった」
これで話は終わりか、と、暁翔は小さく溜息をつく。すると〈サリヴァン〉はあくまでも淡々と告げる。
「これで会話は終了ですか。どうやら、揺るぎない敵意を持ったディアボロスが出現したようです。私たちは上長から命令された通り、敵と戦わなくてはなりません。さようなら」
「……ああ。話ができてよかったと、あんたの主に伝えてくれ」
暁翔が告げると〈サリヴァン〉は不規則な機動を保ったまま飛び去った。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
水瀬・カイト
(トレインチケット)

花宮・小乃香
(トレインチケット)
宵星・影晃
(トレインチケット)
「……あれは、UFO? …いや、ドローンでしょうか?」
アメリカ西海岸沿岸の戦場に到着した宵星・影晃(人間の陰陽師・g03235)が海上を不規則な軌道を描いて飛ぶ飛翔体……アヴァタール級ワイズガイ『ヘレン・ケラー』の専用ドローン〈サリヴァン〉を発見して告げる。それに対して水瀬・カイト(Chrono Diver・g03251)が眉を寄せて応じる。
「おそらく、敵のアヴァタール級『ヘレン・ケラー』の専用ドローンだな。何の酔狂か知らんが『ヘレン・ケラー』は名を奪った偉人と同じ三重苦を負っていて、あのドローンを通して物を見たり音を聞いたりしているらしい」
「なるほど…ならば、あのドローンを潰せば、ほとんど勝ったも同然ということですね」
応じて、影晃はパラドクス能力「攻性式神結界」を発動。不規則に動く〈サリヴァン〉を巧みに結界に取り込み、式神を放って攻撃を行う。
ところが。
「ウォー! ター!」
「うわあっ!?」
ドローン〈サリヴァン〉は式神の攻撃でダメージを受けながらも、反撃のパラドクス「発声の奇跡」を発動。凄まじいばかりの怪音波攻撃で結界と式神をまとめて粉砕し、影晃に危うく戦闘不能になりそうな大ダメージを与える。
「まずい、さがれ!」
「何よ、あの常識外れのパワー! ダメージ受けてる様子もないし、あいつ、絶対にただのドローンじゃない!」
カイトが影晃に指示を飛ばして後退させ、続いていた花宮・小乃香(ヒルコの修験覚者・g08451)が憤慨と警戒の中間ぐらいの声を出す。
そしてカイトが、眉を寄せて唸る。
「アヴァタール級の専用ドローンという話だが、もしかすると、こっちのサーヴァントみたいなものなのか? マスターとエネルギー的に一体化していて、ダメージもマスターに送って肩代わりさせるから、実質アヴァタール級と同等の力を持っている可能性があるな」
「だったら、潰すより動きを止める方がいいかしら?」
更に続いてきたルペ・エストレーノ(セイレーンのトレジャーハンター・g10820)が小首を傾げて告げ、カイトが応じるより先に〈サリヴァン〉に向かって突撃を仕掛ける。
「そのお宝欲しいな♪」
「……お宝、ですか? ワイズガイやアビスローバーならいざ知らず、一介のコミュニケーションドローンに過ぎない私が、いったい何の宝を持っていると?」
パラドクス「あなたのお宝、ちょうだい♪」を発動して傀儡の糸を無数に飛ばすルペに対し〈サリヴァン〉は反撃のパラドクス「光無き世界」を発動。閃光を放つスタングレネードを乱射すると同時に強力な電撃を放ち、突っ込んでこようとするルペに大きなダメージを与えて撃退する。
しかし、ルぺが糸で〈サリヴァン〉の不規則な動きを止めたのは無駄ではなく、小乃香がパラドクス「不動降魔印」を発動。ドローンを強烈な神気の光が直撃する。
「あああああああああああっ!」
一瞬〈サリヴァン〉の全身(?)から禍々しい黒煙が上がり、爆発、あるいは海に墜落するかと見えたが、どうやら離れた場所にいるアヴァタール級本体がダメージを肩代わりしたらしく、あっという間に黒煙が嘘のように消え、ドローンは活発な不規則機動を取り戻す。
「ウォー! ター!」
「きゃあっ!」
またも反撃のパラドクス「奇跡の発声」が発動。強烈な怪音波が放たれ、直撃された小乃香はものの見事にふっ飛ばされる。
だが、怪音波が放たれる一瞬の隙というか不規則機動停止を捉え、カイトがパラドクス「結晶化する光(クリスタルジャベリン)」を放つ。
「光はいつだって、側にあるんだ!」
「それは、光を感じ得ない我が主に対する侮辱です! ウォー! ター!」
投擲された光でできた槍と放たれた怪音波が真っ向から激突。凄まじい衝撃で、カイトと〈サリヴァン〉の両者がふっ飛ばされる。
「相討ちか? ……いや……」
ふっ飛ばされたカイトは、空中できりきり舞いしながらもかろうじて体勢を立て直す。一方の〈サリヴァン〉も黒煙を噴きながら宙を飛んだが、しかし再び本体にダメージを肩代わりさせたのだろう。すぐに黒煙が止まり、不規則機動を再開してカイトへと迫る。
危うし、と見えた瞬間。
かなり離れた位置にいた先行したディアボロスが、救援機動力で飛び込んできた。
善戦🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【活性治癒】がLV2になった!
【平穏結界】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【ガードアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
普通に喋ってますね。会話は出来るのでしょうか。
……いえ、確か訓練で声は出せるようになったのでしたか。偉人でありますね。
おそらく此方の声は聞こえていないか、もしくは会話にならないかでしょう。問答無用で叩き伏せるであります。
動きが読みづらいでありますね。直線的な騎馬突撃を当てるのは難しいかもしれません。
【金床陣】で長槍サリッサと円形盾ホプロンの複製を無数に具現化し、操作します。
敵の周囲に複製の盾を展開して動きを抑え込み、騎馬突撃と連動させた槍衾で刺し貫きます。槌と金床戦術の応用であります。
反撃の閃光は、かざした盾群を光避けにしながら、複製の槍と盾の金属部を避雷針にして電撃を受け止めて被害を最小限に抑えます。
(「……これは、ドローン? いえ、サーヴァント? 自分が『青縞(プレリゲ)』のダメージを肩代わりして負うように、本体がサーヴァントのダメージを肩代わりしているのですか?」)
多数のディアボロスを向こうに回して獅子奮迅の奮戦をするアヴァタール級ワイズガイ『ヘレン・ケラー』の専用サーヴァント〈サリヴァン〉を海中から目視し、バトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)は眉を寄せる。
(「……とはいえ、今から本体を探していたのでは味方の救援が間に合わなくなる恐れがあります。前面に出ているサーヴァントが強いなら、迷わずサーヴァントを叩きましょう」)
あの不規則機動、動きが読みづらいでありますね。直線的な騎馬突撃を当てるのは難しいかもしれません、と判断したバトラは、パラドクス「鉄床陣(ファランクス)」を発動。自身の長槍サリッサと円形盾ホプロンの複製を無数に具現化し〈サリヴァン〉の周囲を包囲する形で一斉に空中へと飛び出させる。
「エクェス ファランクス!」
「こ、これは!?」
不規則機動を点や線で抑え込むのは至難の業だが、面で押し込むならそれほど難しくない。ぐるりと周囲を無数の盾で押さえられた〈サリヴァン〉は真上に飛んで逃れようとするが、そこを狙いすました槍衾が一斉に襲う。
「ぎゃああああああああああ!」
絶叫とともに〈サリヴァン〉は「光無き世界」を発動してスタングレネードを乱射、電撃を放つが、海中にいるバトラに閃光は届かず、電撃も何枚かの盾を焼き焦がし多少の跳ね返りを及ぼす程度にしかならない。
そして何本もの槍で手酷く刺し貫かれた〈サリヴァン〉は掠れ気味の声で叫ぶ。
「マスター! も、もう持ちません! 接続を、切って! 切って! このままでは、貴方まで! 貴方まで! あああああああ!」
そして次の瞬間〈サリヴァン〉は爆発し、同時に海岸の方でも大きな爆発が起きる。
(「……これは? もしかして、サーヴァントの負ったダメージを肩代わりしきれずに本体まで斃れた? もしも、そうなら……」)
半信半疑の表情でバトラが呟くうちにも、アヴァタール級の死によって強い排斥力が発動し、作戦に参加したディアボロス全員を新宿島へ帰還するパラドクストレインへと強制移送する。
(「……やはり、アヴァタール級は滅びたのですね。サーヴァントと命運を共にして……」)
気持ちはわかります、と、パラドクストレインの中でバトラは『青縞(プレリゲ)』の背を撫でながら小さく呟いた。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!