リプレイ
エレナ・バークリー
【天剣+】
今年もまた甘い季節がやってきましたね。噴水をチョコレートの泉にするとは大がかりな。
私はクーラーボックスにバニラのアイスバーを箱買いしたものを用意しましたよ。
季節考えろ? こういう時のための残留効果じゃないですか。【寒冷適応】で、寒いけど寒くないようにしちゃいます。
じゃあ、まずは私が一本、アイスバーにチョコレートをつけて味見を。
とろーりとしたチョコレートが、シンプルなバニラによく合います。
箱から次々新しいアイスバーを取り出してチョコを纏わせて、じゃロゼ、マシュマロと交換ということで。はい、あーん、ですね。そちらもどうぞ。
綾音、心なしかいつもより元気が無くありませんか? 思い過ごしならいいんですけど。はい、チョコバニラアイスですよー。よければ一緒に食べません?
ソラさんは、アイドルの仕事でこういうことしたりはあるんです? などとアイスバーを渡しつつ尋ねてみて。
誠さんも来てくれてありがとうございます。こちら、バニラアイスのチョコレートがけですよ。はい、どうぞ。
ふぅ、今日もいい一日です。
アンネローゼ・ディマンシュ
【天剣+】
チョコレートファウンテンですか
贅沢な食べ物ですわね
そう言ってマシュマロを用意し、チョコに着けるべく他のメンバーにも渡していく
エレナ、貴方はアイスバーを持ってきたのですか?
フレーバーはバニラとかその辺りでしょうか?
そんな風に呟きながらエレナにマシュマロを渡し、エレナの方からもアイスバーを受け取る
後、食べさせ合いですか……良いですわね
そんな風にアイスバーをチョコレートファウンテンに着け、チョコを満遍なく浸した後エレナにアイスバーを
はい、あーん……ですわ
そう言ってエレナが口を開けたのを確認し、ゆっくりとアイスバーを差し込む
わたくしの用意したマシュマロも、どうぞ
そう言ってチョコをまぶしたマシュマロをエレナにあーん、した後今度はわたくしの番
さて、今度はわたくしにあーんしなさいな
そう言って口を品良く小さく開け、エレナのアイスバーを待ち構える
朝月・誠
【天剣+】
おー、チョコレートファウンテンってどんなものかな〜って思ってたら、こんな感じに噴水みたいになってたんすね〜!(目をキラキラ)
ここに来る前にウチ、手作りのビスケットを用意したっす♪ちょっと作りすぎちゃいましたけど。エレナさん、【寒冷適応】ありがとうございます。
ロゼさん、その白いってマシュマロって言うんすね。ふんわり美味しそうっすね♪
綾音さん、何か顔色が良くないっすよ?
大丈夫っすか?
あ、チョコビスケット食べます?これで元気になれば幸いっす。
ソラさんは…あっ!フルーツなんすね!
ウチ、フルーツ大好きなので凄く嬉しいっすね♪
(チョコ掛けビスケットを手渡す)
エレナさん、チョコがけのバニラアイスありがとうございます。(バニラアイスを頬張り)…至福っすね〜…えへへ〜♡
じゃあ、エレナさんも良ければどうぞ、はいあーん(チョコ掛けビスケットを手渡す)
皆様と楽しむバレンタインデーもまた、最高なひと時っすね、ふふっ♪
…礼と言ってはなんですが、ハッピーバレンタイン♡
(皆様の分の手作りチョコレートを手渡す)
ソラ・フルーリア
【天剣+】の皆と一緒に!
※アドリブ歓迎します!
わ、すごいすごい!本当に公園の噴水がチョコファウンテンになってるのね!
バレンタインデーと言えばチョコ!チョコと言えばチョコフォンデュ!
何よりこんな大きなチョコファウンテンなんて嫌いな人いないわよね!皆で楽しんじゃいましょ!
アタシが持ってきたのは……フルーツよ!
最初はいちごに串を刺して、チョコにつけてと……。
あむ……。ふふ、そうそう!チョコの甘さとちょっぴりビターな感じが、果物の酸味に合うのよね!
それじゃ、皆にもお裾分けしちゃおっと!
エレナはアイスバーありがと!
お仕事でこういうのはないけど、お菓子作り趣味だし、お菓子の食レポとか興味あるわね!
お返しにドライオレンジあげるわ!
ありがと、誠!さくさくビスケットも美味しいわね!
じゃ、お返しにバナナあげる!チョコとの相性は言わずもがなよね!
綾音!そんな顔してちゃ、せっかくのチョコも台無しよ!
はい、綾音にはキウイ!美味しいし、髪色にもピッタリ!
んー、楽しかった!皆、ハッピーバレンタイン!
一ノ瀬・綾音
【天剣+】
チョコレートの噴水とかナニソレ浪漫やメルヘンたっぷりなものが。
え、待って、これ綾音ちゃん達も楽しんでいい?んだよね?やったー!
綾音ちゃんはマシュマロに串を刺してチョコをつけて味わおうかな。うーん、甘い味だ。
……そういえば、チョコレートファウンテンにマシュマロ……お姉ちゃん達が楽しんでたな……
TOKYOにいた時お姉ちゃん達と違って綾音ちゃんは軽視されてたから、そういういい思い出とか全くなかったから……それがどれだけ辛かったか……
っと!?エレンさんに誠にソラまでどうしたの?
え、いつもより元気がない……あはは、それはそうだね……昔TOKYOにいた頃を思い出しちゃってさ。
エレンさんそれ何?チョコバニラアイス?また面白い組み合わせを……え、一緒に食べていいの?じゃあ綾音ちゃんのチョコマシュマロもどうぞ!
ソラはナニソレ、キウイ?ありがとー。これにもチョコつけたら美味しいかな?せっかくだしソラも一緒にチョコキウイ食べよー♪
……こういういい思いさせてくれるみんなのためにも頑張らないとね。
シャルロット・アミ
【箱家】
これはもう「チョコレートファウンテン」っていう規模じゃないわね…!
圧巻だわ、見られてよかった
確かに規模感が色々間違っちゃいそう
月読さんははじめまして
すごいものを拝見できてとっても嬉しいわ
今日は楽しませていただくわね
私はね、マシュマロとイチゴと
クロワッサンとりんごを持って来たの
皆様も色々持ってきているのね
ミレイさんのメロンパンは美味しそう、ううん絶対美味しい!
(りんご大好きモラさん、そわそわ)
ふふ、じゃあ、モラさんは噴水に落ちないようにね
(りんごを渡してモラさん浸して食べる「もきゅー」)
バレンタインは気持ちを送る日
この旅団の皆様に会えてよかったといつも思うのよ
持って来たものは被っちゃってるものもあるけど
沢山あるから、みんなも食べて
クロワッサン、意外と美味しいわよ
塩気とチョコレート、美味しい!ポテトチップスもいいわね
最後はマグカップでホットチョコ
甘い香りでとっても幸せ
(一角さんの羽にくすくす笑いながら)
音羽・華楠
【博物館】
わぉ。
本当に新宿中央公園の噴水がチョコファウンテンに!
これは圧巻ですね。
旅団の皆さんと一緒に楽しみますよ。
ここまで大きいなら、具材も普通のチョコファウンテンには突っ込めない大きいものを使いたいです。
なので、私はこんなものを用意しました。
――ホールのシフォンケーキ!
――ホールのバームクーヘン!
――四等分したメロン!
……いえ、折角なのでメロンも丸ごと突っ込もうかと思ったんですが、それだと皮はともかく種が取れなかったので……。
あと、プチではない通常サイズのシュークリームも持ってきました。
……そこ、「エクレアと変わらなくない?」とか言わない。
さぁ、豪快にチョコを纏わせていきますよ。
レモネさん、私にもマシュマロと苺下さいな。
はずれの無い美味しさです。
アオイさんは、やっぱりチョコミントアイスなんですね……。
ぶれないその姿勢、流石です。
私の具材も皆さんにお裾分けしつつ。
……決して、うっかり食べ切れない量を持ってきたわけじゃありません。
あ、シルさんのチョコミルク、ほっとする味ですね(ごまかし)
モルテ・ルチーフェロ
【箱家】
すっげぇ…!
これ全部チョコなんだろ?!腹いっぱいにお菓子が食えるなんて、バレンタインってのすげぇな!
大きな噴水から湧き出るチョコに、テンション上がらない方が無理!
でも、そのまま食べるのはダメなんだよな?どうやって楽しむんだ?
なるほど、たっぷりお菓子に付けて食うのか♪
ドーナツとかクッキーとか持ってきた!組み合わせは、当然美味いはず!
みんなの美味い組み合わせも聞いて真似してみるか
前のお出かけの時も美味しいものたくさん知れたし、聞きながら試しながら
ポテチも意外とうっま!甘いのにしょっぱいの、不思議な味だ!
これ、コップに入れて飲むとかも出来そう……え、飲んでいいのか?!
あれこれ試してみたくなるのも、イベントでの特別感!
あ!バレンタインって、確か気持ちを贈る日ってのも聞いたぜ?
持ってきたお菓子になっちまうけど、交換しながらってのもアリなら俺からのバレンタインはこれで!
みんなのおかげで、楽しい思い出も増えるし感謝の気持ちだ♪
まだまだ時間あるよな?
時間いっぱい、みんなで食べまくろーぜ♪
レモネ・ロゼッタストーン
【博物館】
心情
ちょこ噴水……?
む……アステラも気になるの?(頷く妖精
行動
……む。本当に噴水からチョコが出ているの
夢みたい(ほっぺむぎゅ
……痛い
(その傍ら興味津津に噴水に近づく妖精にハッとし
ぼーっとしてる場合じゃなかったの
皆は何を持ってきたの?
レモネはマシュマロにドーナツ(プレーン、チョコ、抹茶)、果物は苺と林檎(丸ごと)、蜜柑を持ってきたよ
(他にスプーンとフォーク、果物ナイフを念の為人数分
うん、チョコにはドーナツなの(こく
(チョコをつけてもぐもぐ
持参品シェア
暫く妖精や皆と一緒にチョコをつけて食べる
林檎は切ってから)
華楠はどれも豪快なの
メロンも4等分なんて凄い贅沢(豪快にかぶりつく
シュークリームも美味しいの(こくこく
アオイもアイスを始め色々なの
味変は思いつかなったの
アイスもポテチもどれも美味しい
ミルクチョコ
そういえば飲み物を持ってくるの忘れていたの
(妖精と一緒に飲みつつ)うん、ほっとする優しい味なの
シル、ありがとうなの
皆でこうやって食べるの楽しい
この場所を用意してくれた栞にも感謝なの
シル・ウィンディア
【博物館】のみんなと一緒にっ♪
栞さん、また凄いことを…。
噴水全部を使ってのチョコファウンテンとか…。
でも、せっかくのご厚意。
目一杯楽しんじゃおー♪
わたしは、ドーナツ(プレーン)とバナナ、あとはパイナップルを持ってきたよ。
ドーナツは絶対に忘れちゃいけないアイテムですっ!(ぐぐっ)
飲み物はホットミルクを用意していくよ。
何故って?それは後のお楽しみっ♪
みんなの食材も気になるなぁ。
何を用意したのかな?
アオイさんはミントアイス。
合わせてチョコミント。
さ、流石チョコミントの精…。
フルーツ沢山はいいよね、レモネさん。
丸ごとは豪快…。
華楠さんはさらに豪快…。
シュークリームにチョコは、チョコシュークリームもあるから大丈夫っ!
エクレアかもしれないけど。
みんなでシェアしていただきますっ♪
一息つく頃に、みんなの分のマグカップを準備。
チョコレートをほどほどに入れてからもってきて?
そしたら、ホットミルクを注ぐから。
そう、簡易のチョコミルクの出来上がりってね。
はぁ、落ち着くぅ~。
こういう日常の中の非日常っていいよね。
ミレイ・ドリムータ
【箱家】
わぁ、噴水サイズだと大迫力だね!
カロリーも気になっちゃうけど、今日は忘れて楽しもう!
後で運動すれば問題なしよ!
皆なに持ってきた?
アタシはイチゴとバナナとオレンジ、それに白玉とメロンパン丸ごと!
さて、まずはフルーツ。
うん、間違いない美味しさだね!
次は白玉。
チョコともちもちの食感がすっごく合うね!デュークは白玉気に入ったのね。
そしてとっておきのメロンパン!
たっぷりのチョコに包まれたメロンパンって最高!
口の周り汚れちゃうけど、今日は気にしない!
沢山持ってきたから、良かったら皆も食べてみて!
皆が持ってきた物も味見させてもらう。
ナッツ系は間違いない美味しさだけど、お煎餅も結構チョコに合うね。
ドーナツは相性バッチリだし、クロワッサンもサクサクとろっとした食感が最高!
デュークはポテチチョコにハマっちゃってる?さつまいもも相性バッチリだよ。
そうだね、アタシも皆と出会えて良かったって思ってるよ。
ふふ、バレンタインは特別な日だもん。たまにはこんな事言うのも良いよね。
舟橋・苺依夢
【箱家】
噴水サイズのチョコファウンテンすごすぎる~!
そうだよモルテさん!チョコレートを持ってきた食べ物にたっぷりつけて食べるんだよー
……カロリーが恐ろしいことになっちゃう…ねっ…。後で運動すればチャラになる?そっか、そうだね良かったー!
皆が準備してきたフルーツやお菓子はどれも美味しそう!
せっかくだから色々変わり種も持ってきたよー。お煎餅に、カステラ、ポテトチップ!
えへへ、意外性大事でしょ?
サクサクのおせんべいにチョコって合うかな~?ちょっとドキドキしながらチョコをつけ、一口かじる。
……おおっ!ちょっとクセになるかも!
誰か食べてみるー?
あっ、わたしのおすすめはね~、カステラ!ふわふわの生地にチョコが染み込んで美味しいの♪
ポテトチップスも取り出す。
しょっぱい×甘いの最強コンボ!試してみて!
ふふ、それにクッキーをチョコの滝にダイブさせたりしたら、チョコたっぷりで絶対美味しいよね!
こうして楽しいバレンタインを満喫できるのもいつも一緒に遊んでくれる皆がいるからだね。ほんとにありがとう!
橘樹・六華
【箱庭】
呼び方は名前にさん付け。
噴水ファウンテンすごーい!
荒ぶる気持ちのまま何周か噴水の周りを埃が立たないようにおとなしく走っちゃう。香りもすごい!甘い!チョコレート!
みんながもってきてくれたのを一通り食べる。
おーそどっくすな果物ももちろん酸味との組み合わせはおいしい。でも同じ甘×甘になるカステラもドーナツもおいしいねぇ。
カステラは初めてだけどよりしっとり感がでるきがする…。
私はねポテチ持ってきたよ。前にチョコポテチ食べてすっごくおいしかったの。
ふふん、ちゃんと好みで選べるようにうす塩、のり塩、コンソメの三種類だよ。
あとちっちゃいポテト用トングも人数分持ってきたよ。
チョコは甘いからね、ちょっとした塩味で気分変えてみよ?
あとマグカップとおたま持ってきたから大丈夫そうならカップにチョコを掬って飲んでみよっと。
(ひとくちごくり)…もうちょっと牛乳多いと飲みやすいのかな?
空木・朱士
【箱家】
うーわー、すっげえ。
こんな大きい噴水のチョコファウンテンとか古安の言う通り童話の世界みたいだな。
子供の頃に読んでた物語と同じような事出来るとかめっちゃワクワクする。
俺はアーモンドとかクルミとかのナッツ系と大粒の柿の種持ってきた。
それから、ここに来る前に焼き芋買ってきた~って、イツカと被ったか。
まあ、これだけの大人数で食べるんだから問題なしだな。
(實生の翼ファッサアァに笑い噛み殺しつつ)
最初はフルーツからいこうかな。
イチゴもオレンジも酸味と合わさって甘過ぎないのが良い。
ドーナツとクッキーは当然の旨さだしチーズも塩味と甘さが絶妙。
ポテチはのり塩に挑戦してみようっと。
海苔の風味も感じられてちょっと不思議だけど美味しい。
コーヒー味のアイスにディップしてアラザンをパラパラと。
寒いトコで寒いって言いながら食べるアイスって何故か旨いよなー。
バレンタインだしって事で
普段は照れ臭くて言えないけど
俺も皆と出会えて良かったと思ってるよ。
こうして楽しい想い出が増えていくのも嬉しい。
これからもよろしくな!
一角・實生
【箱家】
姓+さん呼び
近づくにつれ聞こえる人々の歓声と甘い香りに心踊る
目の当たりにしたチョコファウンテンは想像以上に大きくて、迫力があって
つい見入ってしまうよ
……おっと
口を閉じつつみんなの具材お披露目に参加
俺はこれ
保冷バッグのフラップを開けば中には数種のアイスクリーム
それとチーズ。意外と合うらしい
チョコスプレーにアラザンも持ってきた
かけて食べるのもいいかも
チーズを串に刺してチョコファウンテンに挑む
最初のディップは緊張するなあ
少しだけ、少しだけ……と
九重さんの動きも観察しながら、いざ
やった。これは絶妙なチョコ加減
ああ、翼が(喜びでファッサアァ
みんなの持参したものも楽しませてもらうよ
ポテトチップやお煎餅のあまじょっぱいおいしさは知ったら癖になるね……あ、柿の種試したい
ナッツはお酒と一緒に楽しむのも良さそう
鉄板のマシュマロやフルーツもいただいて
ドーナツはついそのまま食べたくなりつつ
チョコスプレーで彩りも忘れずに
うん、いつも楽しい時間を過ごせるのはみんなのおかげ
ありがとう。これからもどうぞよろしく
九重・古安
【箱家】の皆と。
なんというかこう、空気というか雰囲気からして甘味一色だ。童話に出てくるお菓子の絵に近いものを感じるな。
これだけ一度に大量のチョコを見かけるというのは中々に贅沢、これなら文字通り湯水のようにチョコを使えそうだ。
せっかくだから大きくてチョコが染みやすいものが良いだろう、ということでシンプルなドーナツをいくつか持ってきた。
程々のサイズに切り分けるにしても少し大きすぎたかと思っていたが、周りの皆を見た感じだと心配は無用なようだな。
皆が持ってきた分と交換する形でシェアしていくか。これも日ごろの感謝の形ということで。
これは、マシュマロやイチゴを漬ける感覚で串に刺してじゃぶじゃぶするのが良いか。
そこそこの大きさがあるはずなのだが、噴水と比べると小さく見えるから距離感が狂うというか何というか。
……しまった、串を長くしすぎたか。これだと自分では食べにくいな。誰か向こう側から上手く噛り付いてみるか?
と、どうぞどうぞだイツカ。何というかこう、見ていて微笑ましくなる食べっぷりだな。
イツカ・ユメ
【箱家】の皆とチョコフォンデュパーティー♪
噴水でチョコフォンデュなんて、画期的すぎる!
今日は皆で好きなものを持ち寄って、
思う存分チョコをじゃぶじゃぶするんだよ。
だ、大丈夫だよ苺依夢ちゃん!
帰りにちょこっと走ればカロリーゼロだよ!
じゃじゃーん!
わたしは、ほくほくのさつまいもとバナナを持ってきたよ。
チョコとお芋は結構イケると思うのだよね。
チョコバナナも縁日気分でテンション上がるし!
皆が持ち込んだものも、ちょこちょこ味見させてもらっちゃおう♪
ふわふわメロンパン、バター香るクロワッサンにチョコが加わると至福だし、
お菓子系はどれもチョコが合うよねぇ。
キットはチョコお煎餅の甘塩っぱさにハマったのかな?
果物とチョコの絶妙なハーモニーも素晴らしいのだわ。最高!
大好きな気持ちを伝える日に、
大好きな皆と、大好きなものを分け合って。
お腹も心も、大好きでいっぱいだね♪
ぁ、古安くーん。それ、ちょーだーい(ぱくっ)
アオイ・ダイアログ
【博物館】から
いやー、噴水そのままチョコとかやること派手ですね!
噴き出してるチョコで辺りにチョコの匂いが充満してる気が
私はミントアイスはマストとして、バニラやイチゴとかのアイス、さらにお煎餅に葡萄、ポテチにバゲットもありますよ🎵
しょっぱいのもチョコに合うと聞きますからね、味変にどうぞー
レモネさんカトラリーの準備どうもです🎵
ミントアイスにチョコを纏わせチョコミントになり完全体となる!うんおいしー
全部皆さんでシェアして食べましょう🎵
めっちゃデカイやつ私もやりたかったですけど、いざやろうと思うとバリエーション思い付かないですよね
でもまぁうん、これは食べきれないやつですね
まぁ無理しない程度にお茶会気分で楽しみましょう🎵
チョコバームクーヘンとか結構美味しそうなんですよね
おー、チョコミルクは素敵ですねぇ🎵
まだ寒いので温かい飲み物が沁みますよ
ファンタジーに迷い混んだような光景ですもんね、あれとか
たまになら格別です🎵
……ちょっと後の体重が怖いですが
●今年もまた甘い季節がやって来た!
新宿中央公園……園内に入ると、何処かからか甘い匂いが漂って来る。
クーラーボックスを持ったエレナ・バークリー(Highlander/Absolute Wish・g00090)を先頭に、会場に一番乗りしたのは旅団【天剣絶刀】の一団。
彼女たちの目の前には、巨大な噴水が透明な水ではなく濃い色のチョコレートを吹き出していた。
「おー、チョコレートファウンテンってどんなものかな〜って思ってたら、こんな感じに噴水みたいになってたんすね〜!」
初めてのチョコレートファウンテンに、朝月・誠(亡き家族の想いを継ぎし氷雪狐・g11599)は興奮したかのように拳を握る。
その興奮は、ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)にも感染する。
「わ、すごいすごい! 本当に公園の噴水がチョコファウンテンになってるのね!」
「チョコファウンテンはこんなに大きな物なのっすか?」
「そうねぇ……普通はテーブル台に乗るサイズね、だからこんなに大きいのは初めてかしら!」
誠の質問に、ソラは腕でサイズを再現しながら、オーバーアクション気味に答える。
「これを楽しんだら、普通のチョコファウンテンじゃ満足出来なくなりそうっすね」
「そうねぇ……でもこんな大きなチョコファウンテンなんて嫌いな人いないわよね! 皆で楽しんじゃいましょ!」
そう言い、楽しそうに笑うソラの姿に、誠も釣られて笑顔を漏らす。
「チョコレートファウンテン……溶かしたチョコレートを循環させ噴水のように噴き出す。贅沢な食べ物ですわね」
「チョコレートの噴水とかナニソレ浪漫やメルヘンたっぷり! え、待って、これ綾音ちゃんたちも楽しんでいいんだよね? やったー!」
感心したようにチョコレートの噴水を前に、アンネローゼ・ディマンシュ(『楽士大公』ディマンシュ大公・g03631)が呟くと、一ノ瀬・綾音(色彩に溢れし少女・g00868)は楽しそうに声を上げる。
「本当に凄いですよね……さぁ、今日は楽しみましょう! まずは【寒冷適応】のパラドクス効果を使いまして」
クーラーボックスを地面に置いたエレナは、パカッとその中身を開ける……そこには箱買いしたアイスバーがぎっしりと、ドライアイスの煙の中から現れた。
この二月の寒空の下でアイス? をと思いたくもなるが、ディアボロスが使えるパラドクス効果【寒冷適応】で、摂氏マイナス八十度までであれば快適に過ごせる世界に変えることが出来る。
つまり、寒い季節に冷たいアイスを食べても、寒くはない(冷たくはある)と言う訳だ。
「さあ、今日もいい一日になるよう、バレンタインを楽しみましょう!」
取り出したバニラのアイスバーをチョコレートでコーティングしながら、エレナが集まってくれた団員たちに差し出す。
バレンタインの始まりであった。
エレナから差し出されたアイスバーを見て、アンネローゼが声を上げる。
「エレナ、貴方はアイスバーを持ってきたのですか? フレーバーは……チョコレートに合うとなるとバニラとかその辺りでしょうか?」
「正解、バニラです……アンネローゼさんはマシュマロですね」
そう言い、お互いチョコレートを塗したアイスバーと串に刺したマシュマロを交換しようとするエレナとアンネローゼ。
「折角ですから、食べさせあいをしませんか?」
彼女の提案に、アンネローゼはふむ……と考えると、良いですわとマシュマロをエレナの口元に差し出す。
「ふむ……チョコレートが塗されたマシュマロ、口の中で蕩けるようですね」
「それはよかった……では、今度はわたくしにあーんしなさいな」
満足そうなエレナを見ると、アンネローゼは口元を小さく開け、アイスバーを待つ。
エレナがチョコレートでコーティングされたアイスバーを差し出せば、彼女は品良く小さくカリっと齧る。
「……冷たくて、甘くて美味しいですわね」
満足そうに頷くアンネローゼは、もう一口とアイスバーに噛り付いた。
「ここに来る前にウチ、手作りのビスケットを用意したっす♪ ……ちょっと作りすぎちゃいましたけど」
そう言って山のように作られたビスケットを次々にチョコビスケットにしていくのは誠であった。
ハート、スペード、ダイヤ、クラブ……色々な形のビスケットは、小麦色の肌を恥ずかしそうにチョコレートの衣服で隠す。
そんな光景を見ていたのは、色とりどりのフルーツを用意していたソラであった。
彼女はヘタを取った苺を串に刺すとチョコファウンテンでチョコレートに塗し、あむっと口に頬張る。
「ふふ、そうそう! チョコの甘さとちょっぴりビターな感じが、果物の酸味に合うのよね! 誠はビスケットを用意したのね?」
「うっす! 良ければ食べてくれませんか? 手作りなんで味は保障出来ませんっすけど……」
「いいじゃない、手作り……バレンタインと言えば手作りよ! 頂くわね!」
そう言ってさくさくなチョコレートビスケットを食べるソラ。もぐもぐと咀嚼し飲み込むと、美味しいわねと素直な感想を漏らす。
「アタシ、お菓子作りが趣味だけど、このビスケットは本当に美味しいわよ! 自信持ちなさい……じゃ、お返しにバナナあげる! チョコとの相性は言わずもがなよね!」
「やったぁ! ウチ、フルーツ大好きなので凄く嬉しいっすね♪」
そう言ってソラから差し出されたチョコバナナを受け取る誠は、大きく口を開けると一気に頬張る。
「うめーっす! さっぱりとした甘いバナナとチョコレートの濃厚な甘さにビターな感じが……」
「ふふ、まだまだ沢山あるわよ?」
喜んでチョコバナナを食べる誠に、幸せそうな瞳で微笑むソラ。
一方、串に刺したマシュマロを手に、チョコファウンテンを複雑そうな表情で見上げるのは綾音……彼女は、実は奪還されたTOKYOエゼキエル戦争出身なのだが、その地では姉たちはチョコファウンテンで楽しんでいたが、軽視されていた綾音は彼女たちが楽しんでいるのを見ているだけ。
それがどれだけ辛かったか……気付けば暗い表情をした綾音の周りに、エレナを始めとする仲間たちが集まっていた。
「っと!? エレンさんに誠にソラまで、どうしたの?」
綾音の驚いたその声に、彼女たちは顔を見渡すと代表してエレナが話しかける。
「その……綾音、心なしかいつもより元気が無くありませんか? 思い過ごしならいいんですけど」
「え、いつもより元気がない……? あはは、それはそうだね。実は昔、TOKYOにいた頃を思い出しちゃってさ……」
そう言って、隠すようなことでもないので綾音は簡単に思い出を語る。すると話を聞いていた彼女たちは涙ぐむ。
「辛かったですね、今は楽しんで良いんですよ? はい、チョコバニラアイスですよー? 一緒に食べませんか」
エレナがそう言うと、チョコレートファウンテンに浸したバニラアイスを差し出す。
同じように誠はビスケットを、ソラは輪切りにしたキウィフルーツをそれぞれ差し出した。
「よかったチョコビスケット、食べて下さいっす。これで元気になれば幸いっす」
「綾音! そんな顔してちゃ、せっかくのチョコも台無しよ! はい、綾音にはキウイ! 美味しいし、髪色にもピッタリ!」
「ふふふ……こういういい思いさせてくれるみんなのためにも頑張らないとね。みんな、一緒に食べようー!」
元気を取り戻した綾音とワイワイと盛り上がるエレナたちの姿を微笑ましく見守るアンネローゼは、幸せそうに誠が全員に配った手作りチョコレートを一つ頬張るのであった。
●バレンタインってのすげぇな!
噴水が丸ごとチョコレートを吹き出す姿に、旅団【トレーラーハウス】の面々は驚きの顔を見せる。
「すっげぇ……! これ全部チョコなんだろ!? 腹いっぱいにお菓子が食えるなんて、バレンタインってのすげぇな!」
そう叫ぶのはモルテ・ルチーフェロ(忘却の一匹狼・g11388)……だが、どうやって噴水から吹き出るチョコレートを食べるのであろうか? ふと彼は疑問に思う。
「そのまま食べるのはダメなんだよな? どうやって楽しむんだ?」
「モルテさん、それはだね、こうやって楽しむんだよ! チョコレートを持って来た食べ物にたっぷり浸けて……」
そう言い、持って来たポテトチップスの袋を開き、チョコレートファウンテンの噴水に潜らせた舟橋・苺依夢(sweet holicᕱ⑅ᕱ・g06048)は、モルテにあーんと差し出してみせる。
「こうやって、お菓子や食べ物をチョコレートに浸して楽しむんだよ」
「もぐもぐ……ごくん、なるほど、たっぷりお菓子に付けて食うのか♪ 塩気のあるポテトチップスと甘いチョコレートの組み合わせって意外にイケるな! 俺はドーナツとかクッキーとか持ってきた! チョコレートとの組み合わせは、当然美味いはず!」
モルテが披露するお菓子の山に、それならよしだよ、そう頷く苺依夢……だが、今日摂取するカロリーは恐ろしいことになりそうだと冷や汗を掻く。
「ふふ、カロリーも気になっちゃうけど、今日は忘れて楽しもう! 後で運動すれば問題なしよ!」
「そうそう、大丈夫だよ苺依夢ちゃん! 帰りにちょこっと走ればカロリーゼロだよ!」
そんな苺依夢に声を掛けるのは、ミレイ・ドリムータ(新宿島で暮らすもの・g01550)とイツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)の二人。
……二人もカロリーが気になる女の子。だからこそ後で運動して忘れようと食後に新宿中央公園のジョギングに誘う。
「だから今日は皆で好きな物を持ち寄って、思う存分チョコをじゃぶじゃぶするんだよ!」
「そう言えば皆なに持って来た? アタシはイチゴとバナナとオレンジ、それに白玉とメロンパン丸ごと!」
ユメの言葉を引き継ぐかのように、ミレイが広げた品々……特に後半に驚く仲間たち。そんな彼ら彼女らも持って来たお菓子の準備を始め、夢のようなチョコレートファウンテンに挑む準備が進んでいく。
「なんというか、童話に出てくるお菓子の絵に近いものを感じるな。これだけ一度に大量のチョコを見かけるというのは中々に贅沢……これなら文字通り湯水のようにチョコを使えそうだ」
「確かに、こんな大きい噴水のチョコファウンテンとか、古安の言う通り童話の世界みたいだな。子どもの頃に読んでた物語と同じようなことが出来るとかめっちゃワクワクする」
九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)と空木・朱士(Lost heart・g03720)の二人は、荷物を解きながらも感動に浸っている。
子どもの頃に読んでいた童話や物語には、お菓子の家や国が出て来る物もある。その中では、街の噴水がチョコレートで出来ていて、そこで主人公たちはチョコレートを味わうのだ。
「これはもう『チョコレートファウンテン』っていう規模じゃないわね……! 圧巻だわ、見られてよかった」
古安と朱士と共にそう呟くのはシャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)……だが感動もそこそこに、辺りを見渡すと、夢を壊さないように隠されていた噴水の管理施設でチョコレート液を補充していた月読・栞の姿を見つけると足早に挨拶に向かう。
「はじめまして月読さん、すごいものを拝見できてとっても嬉しいわ! 今日は楽しませていただくわね」
「シャルロットさん、それに皆さんも……ご丁寧にありがとうございます。楽しんで頂ければ嬉しいです」
栞への挨拶を終えると、アミはチョコレートの噴水に戻りながら、今日持って来た物を披露する。
「皆様は何を持って来たの? 私はね、マシュマロと苺と、クロワッサンとりんごを持って来たの!」
「……おっと、思わず見惚れてたよ。具材のお披露目会ですね? 俺はこれだよ」
想像以上に迫力があったチョコレートファウンテンの光景と甘い香りに魅了され、思わず見入ってしまっていた一角・實生(深い潭・g00995)は、アミの言葉で我に返ると保冷バックのフラップを開ける。
中に入っていたのは、数種類のアイスクリームとチーズ。それにトッピング用にカラフルなチョコレートスプレーと銀色のアラザンを用意していた。
「チーズとチョコレートは意外と合うらしい。トッピングにチョコスプレーとアラザンも持って来た。振りかけて食べるのもいいかもだね」
「うんうん、ありがたく使わせて頂くわ! っと、六華さん、どこ行ってたの?」
駆けて来た橘樹・六華(常葉雪片・g03430)にアミが声を掛けると、息を切らした彼女は興奮で胸を弾ませながら口を開く。
「噴水ファウンテンすごーい! 香りも凄い! 甘い! チョコレート!!」
六華は噴水のチョコレートファウンテンを見て、嗅いで、興奮して、荒ぶる気持ちを抑えきれずに、噴水の周りを走っていたのだ。
勿論、食べ物の周りと言うことで埃を飛ばさないように慎重に、だがその走る姿はディアボロスらしく大胆に、である。
「お疲れ様だよ、橘樹さん……冷やしたタオル、使うかい?」
實生が保冷バックに忍ばせてあったタオルを差し出すと、六華はありがとうと受け取る。
「んー! ひんやりして気持ちいい! お披露目会してたのかな? 私はね、ポテチ持って来たよ! 前にチョコポテチ食べてすっごくおいしかったの!」
そう言って、荷物からポテトチップスの袋を幾つかと、ポテトチップスを掴む専用のトングを取り出す六華。
「ふふん、ちゃんと好みで選べるようにうす塩、のり塩、コンソメの三種類だよ! チョコは甘いからね、ちょっとした塩味で気分変えてみよ?」
手早くポテトチップスの袋を開け、人数分のトングを置いていく六華の姿に、實生はどれと一撮みするのであった。
そして始まるチョコレートの宴。シンプルにドーナツを用意した古安であったが、目の前に広がる噴水チョコレートファウンテンの巨大さゆえか切り分ける際に一口サイズを間違えてしまう。
「程々のサイズに切り分けるにしても少し大きすぎたか……だが、これもこれで良いだろう。あとはマシュマロやイチゴを漬ける感覚で串に刺してじゃぶじゃぶするのが良いか」
古安は長い串にドーナツを刺すと、チョコレートが噴き出す噴水へと伸ばす。
「……しまった、串を長くしすぎたか。これだと自分では食べにくいな。誰か向こう側から上手く噛り付いてみるか?」
噴水に近付きすぎてはいけないと串を長くし過ぎた古安は、チョコレートでコーティングされたドーナツに噛り付こうとするが上手く行かない。
そんな彼に熱い視線を向けるのは、イツカであった。
「ぁ、古安くーん。それ、ちょーだーい♪」
「と、どうぞどうぞだイツカ」
串に刺したチョコレート・ドーナツをイツカに差し出す古安。あーんと彼女は口を開くと、パクっと咥える。
一口大よりは少し大きかったためか、全部は一口で収まらず、チョコレートで口の端を汚しながらももぐもぐと食べるその姿は、まるで可愛い小動物のよう。
「何というかこう、見ていて微笑ましくなる食べっぷりだな」
「もぐもぐ……ごくん。微笑ましいってなんだよー!? ん? キットも食べたいの?」
微笑む古安に微妙な視線を向けながら、サーバントのモーラット・コミュ『キット』にもチョコレート掛けのお菓子を分けるイツカ。
どうやらあまじょっぱいお煎餅のチョコレート付けにハマったらしく、キットも口の端をチョコレートで汚しながらお代わりを求めた。
「それにしても、大好きな気持ちを伝える日に、大好きな皆と、大好きな物を分け合って、お腹も心も大好きでいっぱいだね♪」
古安からドーナツを受け取りながら、イツカは満足そうに笑みを浮かべる。
確かにそれは同意だと、次のドーナツを串に刺しつつ、古安も思うのであった。
そんな彼の手さばきを観察しているのは實生だ。チーズを串に刺しながら、古安の動きを学ぶ。
「(最初のディップは緊張するなぁ……九重さんの動きを良く見て、少しだけ、少しだけ……と。よし、いざ参る!)」
緊張の一瞬。深呼吸を繰り返し、實生は串を持った手を伸ばす。
とろとろのチョコレートが白いチーズの表面を濡らし、ここだと言うタイミングで引き上げる。
そして頬張ると……それは絶妙なチョコ加減であった。
「あぁ、美味しさのあまり翼が……」
背中から伸びる白い翼がファッサファッサと揺れ動き、彼の内心を表している。
そんな實生の様子を六華の用意したマグカップにお玉でチョコレートを注ぎ、温めた牛乳で割って飲んでいたシャルロットが目を見開く。
「まあ、一角さん……」
「あは、喜んでるんだよ!」
無意識に翼をファッサファサと羽撃たかす實生の様子が可愛いのか、くすくすと笑みを浮かべるシャルロットと六華。
そんなシャルロットに、六華はホットチョコレートの味は濃くないか確認する。
「シャルロットさん、濃さは平気かな? ……もうちょっと牛乳多い方が飲みやすいのかなとか思って、ね」
「そうですわね……確かにもう少しミルクが欲しいわね……足して貰っても良いかしら?」
ハイっす、そう元気よく返事を返し、六華はシャルロットのマグカップに牛乳を足す。そしてスプーンでくるくると混ぜていたところ、彼女のサーバントであるモーラット・コミュの『モラさん』がりんごを抱えて二人のところにやって来た。
「あら、モラさん? リンゴが食べたいのね……ちょっと待ってね」
シャルロットはリンゴを受け取ると、果物ナイフでクルクルと皮を剥き。食べやすいサイズに切るとモラさんに渡してあげる。
「ふふ、じゃあ、モラさんは噴水に落ちないようにね」
「もきゅー」
リンゴが大好きなモラさんは、喜びチョコレートの噴水へと駆け、小さな腕を伸ばしチョコレートに浸そうとする。
モラさんの可愛らしい姿に、微笑ましくなりながら、シャルロットと六華はホットチョコレートを楽しむのであった。
ホットチョコレートを頂いていたシャルロットと六華を見て、モルテはチョコレートを飲んで良いのかと驚く。
「前のお出かけの時も美味しい物沢山知れたし、あれこれ試してみたくなるのもイベントでの特別感だな! 六華、俺にもホットチョコレートを作って欲しんだ! いや、自分で作ってみたいから、お玉とカップ、ミルクを分けてくれ!」
そう言い、六華からマグカップに注がれたホットミルクとお玉を受け取ったモルテは、チョコファウンテンのプールに溜まったチョコレートをお玉ですくう。
そしてマグカップに並々と注ぎ、スプーンで混ぜると口を付ける。
「ん、んん……うっま! 甘くて飲みやすい! みんなのおかげで、楽しい思い出も増えるし、これは感謝の気持ちだ♪」
バレンタインは気持ちを贈る日と聞いた……持って来たお菓子になるけど、交換しようぜ、俺からのバレンタインだとモルテはチョコレートに浸したドーナツやクッキーを仲間たちに差し出す。
「そうだね、こうして楽しいバレンタインを満喫できるのもいつも一緒に遊んでくれる皆がいるからだね。ほんとにありがとう! わたしのおすすめはね~、カステラだよ!」
ドーナツを受け取った苺依夢は、そう告げるとモルテにチョコレートに浸したカステラを差し出す。
「チョコカステラはね、ふわふわのカステラの生地にチョコが染み込んで美味しいの♪」
「それは美味そうだ! さっそく頂くぜ!!」
苺依夢とドーナツとカステラを交換したモルテは、二人同時にあむっと交換したお菓子を食べ合う。
そして、二人同時に今度はニッコリと破顔するのであった。
「苺依夢、ポテチ貰うわよー。デュークがハマっちゃって……」
そんな二人に声を掛けたのは、サーバントのスフィンクス『デューク』を連れたミレイ。
ポテトチップスのチョコレート掛けにハマったデュークのために、ポテトチップスを持って来たみんなから分けて貰っていたのだ。
「それにしてもアンタたち、何恥ずかしいこと言ってるのよ……ま、アタシも皆と出会えて良かったって思ってるよ」
バレンタインは特別な日……アタシがこんなことたまには言っても良いよね? そうちょっと照れながら呟くミレイに、モルテと苺依夢は強く頷く。
「恥ずかしいからこれ以上は無し! そうだ、苺依夢。お煎餅って意外にチョコレートと合うわね、びっくりしちゃった」
「へへー、ちょっと癖になるかも知れない味でしょ!?」
そう言って自慢げに胸を張る苺依夢に、何威張っているのよと笑いながらミレイは彼女の頭をくしゃと撫でる。
「いいじゃないか、バレンタインだしってことで」
アハハっと笑いながら、朱士がミレイから頭を護る苺依夢の姿に声を掛ける。
彼はコーヒー味のアイスにチョコレートをディップして、實生から分けて貰ったアラザンを振りかけて食べていた。
「寒いトコで寒いって言いながら食べるアイスって何故か旨いよなー」
「分かる」
「わかる」
朱士の言葉に、異口同音で答える仲間たち。そして彼は、冷たさでこめかみが痛いと笑う。
「……それにしても、こうして皆と出会い、楽しい想い出が増えていくのも嬉しいんだぜ。これからもよろしくな!」
そう言った彼に、再び仲間たちは同意の言葉を返す……彼らのバレンタインは、まだまだ続く。
●日常の中の非日常
旅団『幻想武装博物館』のリーダーであるシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)は、慣れ親しんでいる筈の新宿中央公園、その噴水から透明な水ではなく、チョコレートが噴き出している姿に唖然とした表情を浮かべていた。
「栞さん、また凄いことを……噴水全部を使ってのチョコファウンテンとか……発想が凄すぎる……」
チョコレート色の噴水では、他の旅団のメンバーや、新宿島の住民たちが思い思いにチョコレートファウンテンを楽しんでいた。
彼女たちもその輪に加わるべく、栞に挨拶してから噴水へと向かう。
「いやー、噴水そのままチョコとかやること派手ですね! でも、噴き出してるチョコで辺りにチョコの匂いが充満してる気が……」
周りを見渡してから、クンクンと鼻を動かしたアオイ・ダイアログ(響き合う言霊の繰り手・g02687)は、漂うチョコレートの香りでクラクラと酔いそうになる。
「……む。本当に噴水からチョコが出ているの。夢みたい……痛い」
目の前に広がっている幻想的な光景に、信じられないとほっぺたをむぎゅっと摘まんだレモネ・ロゼッタストーン(石薔薇の魔法騎士・g02743)。彼女が痛いと呟いていると、レモネの妖精が興味津々で近づいていく。
「妖精さん、ダメですよ……でも、本当に新宿中央公園の噴水がチョコファウンテンに! これは圧巻ですね」
「華楠、助かったの……でも本当に、夢みたい」
音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)が妖精を捕まえると、レモネに差し出しながら声を掛ける。
「夢ではありませんよ? さぁ、豪快にチョコを纏わせながら楽しみましょう!」
そう言い、華楠は用意した具材が入ったバスケットを降ろす。
旅団の皆がふむふむと楽しみに見守るなか、バスケットを降ろした華楠はごそごそと用意した具材を取り出す。
「ここまで大きいなら、具材も普通のチョコファウンテンには突っ込めない大きいものを使いたいです。なので、私はこんなものを用意しました」
……ホールのシフォンケーキ!
……ホールのバームクーヘン!!
……四等分したメロン!!!
「あと、プチではない通常サイズのシュークリームも持ってきました!」
「それ、エクレアと変わらなくない?」
シルの冷静な突っ込みに、形が違います! と華楠は告げた。
「でも華楠さんは豪快……わたしはドーナツとバナナ、あとはパイナップルを持って来たよ! ドーナツは絶対に忘れちゃいけないアイテムです! 他のみんなの食材も気になるの!」
彼女の用意したドーナツ(プレーン)に、何処かでぐぐっとサムズアップが返って来た気がしたが、きっと気のせいではないだろう。
「私はミントアイスはマストとして……バニラやイチゴとかのアイス。さらにお煎餅に葡萄、ポテチにバゲットもありますよ♪」
「アオイさんはミントアイス……チョコファウンテンとミントアイス、合わせてチョコミント。さ、流石チョコミントの精……」
再び突っ込むシルに向かい、アオイはチョコミントアーイス! と叫びながら、さっそくチョコミントアイスの製造に入る。
「レモネはマシュマロに、シルと被ったけどドーナツ。果物は苺とリンゴ、みかんを持ってきたよ」
「やっぱりチョコレートにはドーナツだよね! でも丸ごとリンゴは大胆なの……!」
そして紙皿やスプーン、フォークと言ったカラトリーを差し出すレモネ。シルの言葉に、チョコにはドーナツなのと彼女も頷く。
「さ、みんな準備が出来たところで……頂きますなの!」
シルの掛け声に、チョコレートファウンテンに突入するかのように向かう幻想武装博物館の面々。
「レモネさん、私にもマシュマロと苺下さいな」
「はい、どうぞなの。華楠のはどれも豪快なの……メロンも四等分なんて凄い贅沢」
華楠に声を掛けられたレモネは、紙皿にチョコレートに浸したマシュマロと苺を乗せると差し出す。
お返しにチョコレートが滴る四等分のメロンを受け取ると、豪快にかぶり付く。
「実は、四人だから四等分と言う訳ではなく、種が取れなかったから割ったんですよね……でも、喜んでもらえて良かったです」
実は……と裏話を始めた華楠に、こくこくと頷くレモネ。だがそんなことはどうでもいい。美味しいの前には敵わない。
「ぷはっ……アオイもアイスを始め色々なの。味変は思いつかなったの」
「ふふー、しょっぱいのもチョコに合うと聞きますからね。味変にどうぞー」
レモネの言葉にカラトリーのお礼を伝えながら、アオイはチョコミントアイスとチョコレート掛けのお煎餅にポテチを乗せた紙皿を渡す。
「華楠さんのめちゃデカイ奴、私もやりたかったんですけど、いざやろうと思うとバリエーション思い付かないですよね」
アオイはチョコバームクーヘンにチョコミントアイスを乗せ……そして一人一ホールは流石に多いですね、と呟くとおもむろに切り分ける。
「まぁ、無理しない程度にお茶会気分で楽しみましょう♪ チョコバームクーヘンとか結構美味しそうで楽しみににしてたんですよね」
「お茶会と言えば飲み物が必要だよね。みんなのマグカップを持って来たから、チョコレートを程々に入れてから持ってきて」
シルが人数分のマグカップを取り出すと全員に渡す。何だろうと思いつつ、アオイたちは言われた通りにチョコレートを注ぎ戻って来る。
「じゃじゃーん、ホットミルク―! そう、これをチョコレートに注ぐと……」
「おー、チョコミルクですか、素敵ですねぇ♪ まだ寒いので、温かい飲み物が身体に沁みますよ」
そうして噴水チョコレートファウンテンの畔で、幻想武装博物館の面々は、その名に相応しい幻想的なお茶会を楽しむ。
「こういう日常の中の非日常っていいよね……はぁ、チョコミルク、落ち着くぅ~」
そう吐息を漏らすシルは、冬の空気を白く染める。
ハッピーバレンタイン!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【浮遊】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【エイティーン】LV6が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【強運の加護】LV2が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【猫変身】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV3が発生!
【ドレイン】LV2が発生!
【ダブル】LV3が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV3が発生!
【リザレクション】LV3(最大)が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!