リプレイ
ラウム・マルファス
ダイナマイト漁の出番……と思ったケド、纏めて襲われるよネ、多分。
冥海機って何食べるんだろ……ダスクの過去情報によると……焼きウナギ?
海にウナギ居るかわかんないから、ウミヘビ型ドローンを竿の先に引っかけて自律行動で敵を探させるヨ。見つけたら搭載した火薬でドカンだヨ。あれ、結局ダイナマイト漁状態?まぁいいカ。
爆破する前に敵に見つかって竿を引かれたら竿から手を放すヨ。引きずり込まれたら怖いからネ。手持ちの釣り竿を使い切ったら、ダスクにトレインで釣り竿を送ってもらおウ。本人は来れなくても、客車か貨物車に竿くらい乗せれるデショ。
海中の竿は排斥力でそのうち消えるだろうから、海洋汚染の心配もないネ。安全安心。
アンゼリカ・レンブラント
また1つ。
冥海機がガラパゴス諸島に漂着したんだね
既に敗北した者を討つことに…葛藤がないとは言わない。
でも、必ず禍根を断つんだ――
…
え、釣り竿!?
だ、大分他のガラパゴスとノリが違うんだけどいいんですかこれ
と、ともあれ役目はきっちり果たさないとだよ。
いい感じに釣り竿をお借りして、
案内人に指定されたいい感じの海辺の
何かそれっぽい岩場にいこう
この何か深いとこに潜ってるんだっけ
どうしよう。冥海機の主食なんてわからないぞ
とりあえず最終人類史から海水魚用の合成の餌と
尾頭付きの新鮮な大型魚、おおきな伊勢海老を
【アイテムポケット】につめて持参
それぞれで試していこうかな
合成用の餌をつけて海面に垂らしたり、
それでダメなら、お頭つきの魚を
ルアーとして。泳いでいるような感じで垂らす
ほらほら、お仲間だよ
ダメならイセエビの出番だ
これはごちそうだよ!なんでこんなところに?とか思わないでよね!
どうしてもだめなら同じ作戦にあたる仲間と知恵を出し合おう
食いついて釣り上げたら
なんかいい感じにパラドクスでやっつけるよっ
どかーん!
「また一つ、冥海機がガラパゴス諸島に漂着したんだね」
ザザーン……寄せては返す波の音を聞きながら、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)は目を伏せる。
「既に敗北した者を討つことに……葛藤がないとは言わない。でも、必ず禍根を断つんだ……」
勝敗が決しているのなら、悪戯に命を奪う必要はない。だが、クロノヴェーダは上位種に逆らえない特性がある。それこそ、他種族であってもアヴァタール級のクロノヴェーダと合流されれば、新たなディヴィジョンの戦力となるだろう。
「これが今回の秘密兵器……」
故に、少女は同情を捨て、刃を手にする。かくして本作戦において重要な装備として渡されたバッグを開くと。
「……え、釣り竿!?」
初心者用の釣り具セットが入っていた。
「だ、大分他のガラパゴスとノリが違うんだけどいいんですかこれ」
さっきまでのシリアスな雰囲気が波にさらわれてしまい、オロオロするアンゼリカが見たモノは。
「ダイナマイト漁の出番……と思ったケド、纏めて襲われるよネ、多分。冥海機って何食べるんだろ……ダスクの過去情報によると……焼きウナギ?」
筒状の爆薬片手にうんうん唸ってるラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)だった。これにはアンゼリカちゃんもびっくり。
「いやいやいや!?足場が岩場なんだから、下手に爆発なんて起こしたら、私達も海に落っこちちゃうよ!?」
「マー、それもそうだよネ……ボク、白衣着てるから落ちたら泳いで上がって来れる気がしないヨ」
などと、二人でなんかこー、崖っつーか防波堤っつーか、いい感じの岩がアレしてる所にやってくると。
「この何か深いとこに潜ってるんだっけ……どうしよう。冥海機の主食なんてわからないぞ」
とりあえず、餌は色々持ってきたアンゼリカ。海水魚対応の合成餌を釣り針につけて、海に向かってヒュッ!
「こんなので釣れるのかな……あれ?」
不安がっていたアンゼリカだが、すぐにアタリが来た。荒ぶる浮きに気づいた彼女は立ち上がり、釣り竿をグッと支える。
「ま、まさか、釣れちゃった!?」
こんなのに食いついちゃうくらい、お腹空いてたのかなぁ……なんて複雑な想いを抱きながら、しっかり踏ん張ってリールを巻いていくと……ザパァン!!
「わー!大物だ!!」
アンゼリカが両手で抱えるサイズの立派な銀色の鱗が映えるお魚が!!
「って、普通のお魚が釣れちゃったんだけど!?」
そりゃー、普通の釣り餌やし……。
「うー……じゃあ次はこれを餌にして……」
尾頭付きの新鮮な大型魚をルアー代わりにして、ドッポーン。上下に揺らしながら、左右にゆーらゆーら。
「ほらほら、お仲間だよー、出ておいでー……来たッ!」
ヒット!ルアーがでっかい事を差し引いても、さっきよりも強い引きにアンゼリカが引き込まれそうになるも、歯を食いしばって釣り上げると、ザッパーン!!
「デッカ!?」
アンゼリカの二倍以上の体躯を持つ鮫さんですね。それを見たラウムが「アー……」って顔になり。
「ソレ、海に帰してあげてネ。確か貴重な種だったはずだヨ」
「え、そうなん……痛い痛い痛い!?」
解放しようとしたら、左右に伸びた頭でヘッドバットされてアンゼリカのおててがベチンベチンベチン!結構獰猛な鮫さんなのかもしれない。
「さっきから釣れないなー……でも、これならどうだ!?」
てってれー!アンゼリカはイセエビを取り出した!
「これはごちそうだよ!なんでこんなところに?とか思わないでよね!」
「ウワー、豪華な餌使うんだネ……最近の子って、結構お小遣いあるのカナ?」
さっきから糸を垂らして全く動いてないラウムが、ちょっと引いてた。だがしかし、ここで鮫さんよりも強烈なアタリが!!
「これは……明らかに今までと違う!今度こそ……!」
と、身構えるアンゼリカ。果たしてその釣果は……!
「うわーっ!釣られたー!?」
何と、トループス級クロノヴェーダ!!……ではあるんだけども。
「なんで!君がッ!先にッ!!釣れるんだよー!?」
岩に打ち上げられたクロノヴェーダを光り輝く大剣で打ち伏せ、ぶん殴り、叩きつけてから海に向かってフルスウィング!!肩で息をするアンゼリカの背中を眺めて、ラウムがぽつり。
「アビスローバー……だったネ……」
「狙ってるのは冥海機なのにー!!」
地団太を踏むアンゼリカだが、まぁ、うん。俺もビックリよ。まさか別の選択肢で正解の餌を持ってくるとは思わなかったもん。
「うぅ……持ってきた餌を使い切っちゃった……ラウム、そっちは何を餌にしてるの?」
さっきから釣り糸垂らして微動だにしない白眼鏡に半泣きのアンゼリカが振り向くと。
「え?コレだケド……」
ラウムが見せたのはウミヘビ型のドローン……いや、水に潜れる時点でもはやドローンでも何でもないんだけども、細かい事は置いといて。
「自律行動で敵を探させるヨ。見つけたら搭載した火薬でドカンだヨ」
などとにこやかに笑うラウムだが、アンゼリカは渋い顔になり。
「それ、結局爆破漁なんじゃ……」
「アレ?まぁ、いいカ」
「いいのかなぁ……」
なんて言ってたら、ドッパァン!!派手な水柱と共に海辺の岩もいくつか吹き飛ばして、その中に魚っぽいようなそうでもないようなアレが混じって落ちて来て、岩場にビッターン!!
「痛い……酷い……いきなり何をするの……?」
「やっぱり、岩場に隠れてるんなら岩場ごと吹き飛ばすのが一番手っ取り早いよネ」
「……納得いかなーい!!」
ドヤ顔のラウムに言いようのない怒りとやるせなさを覚えたアンゼリカは、満足するまで(?)敵さんを叩きのめしてしまうのでした。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
「ほう、うちの部下共を釣ったのか……」
冥海機を撃破すると、物陰からウミガメっぽいアビスローバーが姿を現して。
「海中じゃまず負けねぇアイツの腕力に勝つたぁ、見所のあるガキだ……どうせ目的のブツもやられた後だ……一つ、手合わせ願おうかねぇ……!」
実に嬉しそうな気配でアヴァタール級が復讐者達を見つめている……!え、トループス級のアビスローバー?さっき釣り上げた人がのしちゃたから、その辺に打ち上げられてるんじゃないかな。
※普通はトループス級を全滅させておかないと、アヴァタール級との戦闘中に妨害されますが、事故(?)により行動選択肢の外で叩きのめされてしまったため、改めて撃破しに行ってもいいし、ほっといてアヴァタール戦に挑んでも邪魔されないものとします
ラウム・マルファス
敵とはいえ顔見知りに似てる相手を殴るのもあんまり気分は良くないからネ、亀をイジメるヨ。ボクがいじめられる方な気もするけど頑張るヨ。
足場が悪いからフライトドローンに乗って戦おウ。亀って何食べるのカナ。魚肉ソーセージとかカナ。
甲羅には甲羅で対抗だヨ。ってわけで甲羅型シールド型ドローンを飛ばすヨ。巨大亀が来たら甲羅をぶつけて気絶させ、亀本体を押し潰すヨ。押し負けそうなら、複数のシールドを集結させて頑張ろウ。
ところで攻撃してくる亀が大きいってことは、この敵は子亀なのカナ?
面倒になってきたら直接シールドをぶつけて攻撃。ついでに釣り糸を絡め取ろウ。フックも引っかけて、そのまま宙づりにして海に放流するヨ。小さいのが釣れたらキャッチアンドリリースしないとだからネ。
もしアビスローバーが起きちゃったら、「キミの友達は海に行ったヨ」って言っておこウ。殴りに行ってくれないカナ。
アンゼリカ・レンブラント
奮発してイセエビを用意したらなんかタコをのばしちゃっていたよ!
時間かけるとよくないはずだし
ここは早回しでボスを片づけていこうかな
手合わせなら望むところ、覚悟してよね!
しかし亀と融合している浦島太郎かぁ
お爺さんになっても寿命長いから平気とか?
さてしっかり腰を落とし、正拳突き――
パラドクスの格闘攻撃を叩き込むよ
敵からの反撃も障壁を全開にしていい感じに防ぐね
とはいえ洪水を引き起こされると簡単には防げないかな
悲鳴をあげつつもしっかり浦島太郎にしがみつきされるがままにはしない
格闘攻撃の間合いはキープしつつ攻撃を入れていくよ
至近距離で奮戦し注意をひきつけ、同じく接近戦を挑む仲間
あるいは遠距離から浦島太郎を狙い撃つ仲間の隙を作り出すよ
そして浦島太郎が隙を見せたら、こちらが気合十分の一撃を叩き込む
甲羅に頭を隠そうとするなら怪力で引っ張り出して蹴り飛ばしてやれっ
相手の消耗が分かれば、呼吸を整え最大まで力を溜めた
《光獅子闘拳》の一撃で粉砕を狙うねっ
釣り楽しかったよー!またね!
※アドリブ・はっちゃけ大歓迎です
嵐柴・暁翔
……こういう依頼でシリアスな相手は大抵被害者枠なんだよな…
ラウムが亀を虐めていれば浦島太郎にやられるフラグかと突っ込んでおきます
亀に虐められているなら…自業自得だし放っておきます
つーかさっさと亀の親玉の浦島太郎と戦えや
浦島太郎がまだネタ堕ちしていなければ、ですが、手合わせを望むというのなら《無謀撃》で正面から突っ込んで全力で攻撃します
俺が絡んだせいでネタ堕ちしたとか邪神または浦島太郎から妙ないいがかりをされたなら無実を主張しておきます
どーせもうここはネタ時空に沈んでいるんだから俺がいようがいまいが結果は変わらんよ
……そういえばウミガメは食べられるんだったか…?
ハ・ンデレは放っておきます
動けない相手に止めを刺す趣味はない
「部下……?」
一瞬、何の話をされているのか分からなかったアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)だが、下半身が蛸のバケモンを釣り上げてぶん殴るという暴挙に出ていた事を思い出し。
「奮発してイセエビを用意したらなんかタコをのばしちゃっていたよ!」
ちなみに、想定していた正解は『甲殻類』だったため、何ならザリガニとかサワガニとか、なんか見た目がそれっぽいのだったら大体釣れてたのは秘密だ!!
「時間かけるとよくないはずだし、ここは早回しでボスを片づけていこうかな……手合わせなら望むところ、覚悟してよね!」
拳を握り、手甲から闘気を立ち昇らせるアンゼリカに対し、敵さんは巨大な釣り竿を構えるが。
「しかし亀と融合している浦島太郎かぁ。お爺さんになっても寿命長いから平気とか?」
「カカッ!俺達クロノヴェーダに命の時間の話をするのかい?面白い嬢ちゃんだなァ!」
復讐者とかクロノヴェーダとか抜きにして、一人の武人として立ちはだかる本日のアヴァタール級こと浦島太郎。彼のスタンスを前に、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)はぽつり。
「……こういう依頼でシリアスな相手は大抵被害者枠なんだよな……」
言ってやるなよ。お前らの行動次第では誉を胸に散っていくかもしれんやろ。
「ネタ依頼にそんなものが残っていると思うか……?」
全ては復讐者達に委ねられている……!
「あ、責任をぶん投げやがったな!?」
うるせー!とっとと戦闘始めんぞオラァ!!
「いっくぞー!!」
「久々に……手加減なしで暴れられそうだな!」
アンゼリカが腰を落とし、重心を低くしながら両脚で自身の体を支え、拳を引いて踏み込みに備えていると、浦島太郎が海賊然りとつけていた眼帯を押しのける。そこには水晶化した眼球が収められており。
「荒れ狂いなァ!!」
「ん?……って、えぇえええ!?」
ザッパーン!真正面からの殴り合いかと思ったら、敵さんの眼球に見えたそれは『宝』の一種であり、海水を操り復讐者達目掛けて津波が迫る。戦場全体を呑み込んだ海水はグルグル巡り始め、地上に渦潮を生み出し、復讐者達の動きを封じるが。
「ばべぶばー(負けるかー)!!」
流されながらも、敵さんに飛び掛かったアンゼリカ。敵の首に両脚をかけ、甲羅の縁に両手の指をかけてしっかり掴まり自身を固定。
「ぶばばべば(捕まえた)!」
「俺ばっかり気にしていいのかい?」
彼我の距離を開かせない格闘戦なら優位。そう思っていたアンゼリカだが、彼の宝が運んできたのは海水だけではなく。
「浦島の旦那ァ!援護に来たぜ!!」
「ばべぼばびぶぶばー(亀の大群だー)!?」
デッカイ海亀の群れがワラワラ集まって来る。しかし、これをシレッと亀の甲羅風ドローンに乗って上空に避難し、眺めていたラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は同型機を多数展開しつつ。
「敵とはいえ顔見知りに似てる相手を殴るのもあんまり気分は良くないからネ、亀をイジメるヨ。ボクがいじめられる方な気もするけど頑張るヨ」
というわけで甲羅っぽいドローンをシューッ!!
「かーめかめかめ……悪いな小娘。お前さんに恨みはないが、これも恩義を返す為……容赦なくやらせてもらカメーッ!?」
スコーン!巨大亀が動き出す前にドローンが命中。ビリヤードよろしく海水から弾き飛ばされて海にぽちゃん。
「ヤロウ!上から狙ってやがる!!」
「先にあいつを落っことしてやるカメーッ!」
「うわ、こっち来たヨ!?」
海水の中から上がって来る亀にビビるラウムだが、実はドローンの下にぶら下がっていた暁翔は渋い顔で。
「というか、昔話的には亀を虐めているお前の方が、この後浦島太郎に撃退される悪役にならないか……?つーかさっさと亀の親玉の浦島太郎と戦えや」
「アハ。ボク、正面から戦うような熱血路線はお断りなんだよネ」
などと、両手を挙げてヘラッと笑ったところで、キュボーン!フライングタートルアタックがドローンに命中。
「アーレー、墜ちルー!?」
「さらばだラウム、お前の事は六十秒くらい忘れない」
「行動一回分ダケ!?」
落下するドローンを蹴って、ラウムと一緒に海に向かって不法投棄しながら、その反動で地上に生まれた海流の中心目掛けて、暁翔が構えたのは長剣と斧を一本の柄で繋ぎ合わせたような重量武器。振るうに筋力を要求されるそれを使うに辺り、口に放り込んだ干し肉を奥歯で噛みしめて、落下の重力に合わせて刃を振り下ろせば、釣り竿で受けられ、いなされるも。
「もう一発!!」
肩から腕にかけて筋肉が悲鳴を上げるのも構わず、強引にぶん回して柄に連結された斧を叩きつけて、根性と腕力に物を言わせてアンゼリカ諸共、敵の体を海流から弾き飛ばして見せた。
「カカッ、やるねぇ……」
「ぷはっ!やっとまともに呼吸ができる……」
浦島太郎は楽し気に笑い、安堵したアンゼリカは深く息をつき。
「海流に邪魔されなければ、この距離は私の独壇場だー!!」
全身を反らせて敵の体をぶん投げ、岩場に叩きつけるとともに、両手両足で着地したアンゼリカは、腕力と脚力で自身を打ち出す。突進力を乗せた蹴りを甲羅の中心に叩き込み、その甲殻を砕く事はできずとも衝撃を浸透させながら、反動で宙転して着地すると。
「ライジング……」
左右の拳でラッシュ。連続した拳の衝突はダメージそのものは浅いものの、振動が伝播して臓腑がかき乱される浦島太郎の口元が歪む。蓄積する負荷を前に、ピタと止んだ連打。引き絞られるは光纏う鉄拳。
「レオッ!!」
叩きつけられた正拳突きに、浦島太郎は目を見開いて血反吐を吐くと。
「見事……ッ!」
甲羅に亀裂を走らせて、内部圧力に耐えきれなくなり中身の肉体諸共、全身を爆散させ砕け散ってしまった。
「でも、本体じゃないからその内また会う気がするんだよね……釣り楽しかったよー!またね!」
時間操作能力を失った死骸が消滅していく様に、アンゼリカがおててをぶんぶん。その背後で、暁翔はふと思う。
「……そういえばウミガメは食べられるんだったか……?」
「なんでこのタイミングでそれ言ったの!?私は嫌だよ?正々堂々戦ったばっかの相手の肉片でスープ煮込むなんて!!」
真顔の暁翔にアンゼリカが青ざめていると。
「フーターリートーモー……」
「うひゃぁ!?」
「新手か!?」
海中から白い体に頭からワカメを生やした化け物が這い上がって来る。アンゼリカと暁翔が報告のないクロノヴェーダかと身構えていると。
「ナンデ引っ張り上げてくれないの……ボクのこと……忘れてナイ……?」
海に落っこちた後、頑張って上がって来たラウムだった。
「あ、ごめん。戦闘に集中して忘れてたや」
「まぁ、ラウムだし大丈夫かなって」
「ちょっと!?二人共冷たくナイ!?」
何はともあれ、無事に敵さんを撃破した復讐者達であった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【防空体制】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!