リプレイ
風祭・天
流石に色っぽさの雰囲気はファビエヌさんには負けるけど、天さんだって中々のモノなのを見せてやるし☆ スタイルはよきよきなんだぜぃ☆
ファビエヌさんが作戦説明の時に踊るって言ってたけど、確かし踊るのはありよりのありな感がする☆ 音を出せば見つかり易いし、ヨーガダンサーの子みたいな衣装を着れば色っぽいしさ☆
ってことで、ヨーガダンサーみたいな衣装を着ようっと☆ ん、ちゃんと納まる☆
そんなこんなで、踊り子大作戦でゴーだし☆
トロウルの進軍経路になる場所で音を出しながら踊りの練習。トロウルの接近には気付かん体で、惜しみなく私を魅せつける☆ トロウルが音を出すかいい感じに集まって来たところで気付いた振りをして悲鳴をあげ、更にトロウルを誘き寄せながら、ガンダで逃げる感☆ 勿論、誘引だから追いつかれない程度のスピードを保って逃げんよー☆
遅滞戦術に適してそうな森の中まで逃げることが出来たら、反転攻勢に掛かれるよう気合入れつつお色気作戦は大成功だにゃー☆
「ファビエヌさんが作戦説明の時に踊るって言ってたけど……」
風祭・天(逢佛殺佛・g08672)は、アーディティヤの進軍情報とにらめっこしながら、思案を巡らせていた。
このトループス級亜人は、『沼地の闇トロウル』と呼ばれていて、蹂躙戦記イスカンダルでは原始的で野性味のつよいやつらだったと聞く。いわく、女の尻を追い掛けた、と。
ガウガメラなど大規模戦闘で働きが良かったときも、おおむね女性が戦況に絡んでおり、負けて無様に逃げ去る報告も多かった。
「確かし! 踊るのはありよりのありな感がする☆」
報告書から顔をあげ、天はなぜだかウキウキとした様子を見せた。
「流石に色っぽさの雰囲気はファビエヌさんには負けるけど、天さんだって中々のモノなのを見せてやるし☆ スタイルはよきよきなんだぜぃ☆ 音を出せば見つかり易いし、ヨーガダンサーの子みたいな衣装を着れば色っぽいしさ☆」
くねくねと腰を振ってみせたそのすぐあと。
「ん、ちゃんと納まる☆」
本当に衣装を用意して身につけていた。
トロウルの進軍経路になる場所で音を出しながら踊りの練習を開始する。軍隊然とした足音が響いてきても、気付かないていで、惜しみなく姿態を見せつけた。
予知で知らされたとおり、蹂躙戦記時代とは大違いの、精悍な顔立ちが並んでいる。
鎧をきっちりと装着し、装飾の施された打撃武器を抱えている。
トロウル軍が達するぎりぎりまで、天は腰を振り続けた。
このさい、舞踏の巧拙は関係なかった。宴会芸レベルであっても、挑発できれば十分なのだ。そして、天の誘惑は訓練を積んだ戦士であっても抗い難い。
「ぐえっへっへっ……」
沼トロウルの口から、現役(?)時代の下卑た笑い声が洩れはじめる。
「きゃー、オタスケー」
踊り子は悲鳴をあげ、真剣なダッシュで逃げる。
『陽炎のトロウル軍』が目指すモヘンジョダロとは方角が違う。恐れをなした女性ひとりが、進軍ルート上からどいたところで、用兵に変更があるはずもない。
少なくとも、指揮官のアヴァタール級アーディティヤ『摩利支天』は、そう考えていた。
「はて、兵たちの足が速まって。隊列も乱れていますか?」
蓮華座の高度をあげると、先頭が左にむかって溶けだすように進路変更している。
「なにごと?」
勝手に隊列を抜けるトロウルたちは、森にむかって走っているようだ。
天は、遅滞戦術に適してそうな地形を、あらかじめ見繕っていた。
(「ガンダ……でも、誘引だから追いつかれない程度のスピードを保って逃げんよー☆」)
振り返ると、沼地の闇トロウルたちが、目ん玉ひんむき、ヨダレたらたらで走ってくる。
「お、女ぁ!」
「女だ、捕まえろぉ」
「早い者勝ちだぁ!」
トロウル軍はいまや、天についていくだけの集団だ。
「お色気作戦は超成功だにゃー☆」
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
風祭・天
ちょわ?! なんだか天さん、ワンマンアーミー感あるし?!
とは言え…どちゃくそよきな感に誘い込めてるわけだし、このままの流れでやっちゃってウェーイって風に行きたいよね☆ 頑張るぞぃ☆
実は天さん、いい感じの地形にトロウルを誘い込んでたり☆ つまり、ここで「泥濘の地」を発動してトロウルの動きを制限。私はトロウルから姿を隠しながら肆式疆域を発動―☆
殲滅狙いの集中攻撃じゃなく、ある程度バラバラな感に攻撃するし☆ 肆式疆域って音とかも派手派手だから、攻撃目標を分散することで、伏兵が三々五々に伏せていて、それが一斉に攻撃して来ている感を出す感じだよー☆
隠れながら攻撃えいおーしてる最中にふと思ったんだけど…これ、着替える暇なくない?
敵の指揮官をやっつけるまでこのままかにゃー…? ま、風邪ひくような気候でもないし、トロウルの視線も釘付けだから…ありよりのありかな☆
情報とにらめっこしていたのが活きた。
風祭・天(逢佛殺佛・g08672)は、うまい具合に森の奥深くまで走りきる。
「ちょわ?! なんだか天さん、ワンマンアーミー感あるし?!」
出来すぎなのでは、とかえって不安にもなるけれど。
「どちゃくそよきな感に誘い込めてるわけだし、このままの流れでやっちゃってウェーイって風に行きたいよね☆ 頑張るぞぃ☆」
ここからは動きを変えて、茂みのなかへと身を隠す。
鎧を着たトロウルたちは、手前勝手に『女』を探し、立ち木のあいだへと分け入ってきていた。
「実は天さん、いい感じの地形にトロウルを誘い込んでたり☆」
踊りの前に活性化しておいた『泥濘の地』だ。
適当な範囲に発動して、『亜人の精鋭軍』とやらを足止めさせる。オンナ、オンナとうるさい巨漢が、すべって転んだ。
「破鏡不重照、落花難上枝……」
続いて、茂みに潜んだまま、『肆式疆域守節(シシキキョウイキシュセツ)』を詠唱する。
これも一種の結界で、術式対象の周囲に大量の重火器が召喚される。天は、殲滅狙いの集中射撃ではなく、ある程度バラバラな感じにして攻撃させた。
銃声や砲声が派手に響きわたり、目標を分散したことで、伏兵が三々五々に伏せていて、それが一斉に攻撃して来ているように思わせる。
敵部隊が恐慌をきたしているのは明白だ。
「隠れながら攻撃えいおーしてる最中にふと思ったんだけど……これ、着替える暇なくない? 敵の指揮官をやっつけるまでこのままかにゃー……? ま、風邪ひくような気候でもないし、トロウルの視線も釘付けだから…ありよりのありかな☆」
などと、いまさらな心配をしていると。
亜人たちの様子がまた変わってきた。
そもそも、銃撃を受けたときも、『しまった、敵の罠だ』という雰囲気ではなかったのだ。
「あんまし頭が回ってない感?」
彼らは、『沼地』の『闇』トロウルである。最初は泥濘に足を取られたものの、鎧を引きはがして順応している。それに、うっそうとした森は陰をつくり、直射日光を遮断していた。
「実家の安心感だー★」
天には、不安の正体がわかったが、だからといってトロウルがパワーアップしたわけではない。女を奪い合って同士討ちになるほど、知能が低下している。
「摩利支天さま、まぶしい!」
指揮官アーディティヤが追いついてくると、闇トロウルは目をつぶって拒絶する。体質も逆戻りだ。とても指示通りに動ける状態じゃない。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【避難勧告】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
エイレーネ・エピケフィシア
精鋭と称された者達も一皮剥けばこの有り様ですか
亜人の醜い魂は、いかなる支配者に教育されようと変わることがありませんね
あの者らがモヘンジョダロに押し入れば、何が起きるかは考えるまでもないことです
都市と人々を守り抜くために……全て討ち果たしましょう
アーディティヤの命令を無視し、互いに争い合っている隙に意識の外から攻撃を仕掛けましょう
≪神護の長槍≫を敵群の只中に投げ込むと同時に『降り注ぐ影の槍』を発動
実物同様に肉を穿つ幻影の槍を頭上に降らせて、頭や背中を刺し貫きます
巨躯に鎧を纏う頑強な敵ではありますが、今は防御どころではない混乱の最中
急所を容易く狙い撃てるうちに猛攻をかけ、なるべく多くを仕留めましょう
格闘攻撃は≪神護の輝盾≫を構えて防御
拳や頭突きは盾で受け流しつつ、足払いなどの下段攻撃を放ってきた場合は、【エアライド】による最適軌道の跳躍で転ばされないように飛び越えます
欲望に突き動かされて振るう拳に、もはや往時の精彩は無いようですね!
いかに物量があろうと、統制を欠けば十分な力は発揮できません!
風祭・天
何か「摩利支天さま、まぶしい」って聞こえたけど、摩利支天様ってピカピカなんかなー? なぁぜなぁぜ? ま…後で訊くし、とりま闇トロウル殲滅にえいおー☆
エイレーネちゃんも来てくれたし、連携して行動だぜぃ☆
奇襲系は任せて、天さんは更に混乱を巻き起こそうかにゃー☆ つまり、もっかい姿を見せての挑発&攻撃だね☆ 結局、着替える暇なかったからヨーガダンサー風衣裳で戦場の視線を釘付けだー☆ 後、いい感じに闇トロウルの後ろに庇って、って風に逃げ込んだり大サービスでウインクとかすると、同士討ちとかしてくれたりせんかなー?
摩利支天さま、近くに居るから配下がザ・醜態みたいな感じを見せ付けられるとムカ着火ファイヤーで、後がよきよきになりそ☆
で、行動的にはパラドクスは伍式抜刀で決まりだし☆ 多数を相手できるのと、組み討ちも技の一環だから、ヨーガダンサー風の衣裳が映える…ハズ☆ 視線釘付け作戦にはよきな感がありありのあり☆
幾ら訓練してもダメなモノはダメな感が出てるねー…偉いアーディティヤ的に、ぱおん案件じゃない?
シャムス・ライラ
亜人って頑張ったら統制取れるのか…
と思ったら、あっけなく崩れた
これも仲間の名演技の賜物ですねと感謝しつつ
ここからはその崩れた所を突いて参りましょう
【星の銀】で無数の盾と剣を生成
眩しいのが苦手?
ならば素早く剣で枝葉を切り払い日光が当たる場所を作れば
そこを本能的に避けるでしょう
盾で日光を反射するのも上手く利用し
《地形の利用》で此方に有利な場所へ追い込むことも可能
例えば此方が高所
向こうが低所へ追い込まれるなら投擲の威力は落ちる
必要なら盾を重ね、敵の投擲攻撃を防御
集中攻撃を避けるため
《フライトドローン》《エアライド》も利用して変則的な動きで移動し回避
盾で攻撃を跳ね返して敵の体制が崩れた所を剣を飛ばして突き刺す
仲間と連携し、別方向から狙い撃つことで
敵の意識を分散させ、効率的かつかつ実に敵を倒していきましょう
視野を広く持ち
お互いの死角を埋めるよう立ち回れば良いかと
女性陣が気を引いて下さるので助かります
本能に抗うのは難しいのですね
亜人を戦力として使うのはあきらめた方が良いのでは
アドリブ等歓迎
森の入り口のほうへヒョイと顔を出す、風祭・天(逢佛殺佛・g08672)。
「何か『摩利支天さま、まぶしい』って聞こえたけど、摩利支天様ってピカピカなんかなー? なぁぜなぁぜ?」
見えたのは、蓮華座に座したまま空中を浮遊するアーディティヤだった。
真夏の照り返しのように、姿がゆらゆらとぼやけている。ときおり自身が光を発し、熱風まで吹きだしていた。
茂みのなかで、天は頷く。
「配下がザ・醜態みたいな感じを見せ付けられるとムカ着火ファイヤーで、後がよきよきになりそ☆」
「あらあら。陽炎のトロウル軍がどうしたことです?」
善神の言葉はゆっくりだが、ゆらめきや光が強烈になってくる。やはり、怒っているのかもしれない。
「さてはディアボロス……」
摩利支天は、蓮華座ごと振り返る。
エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)が『神護の長槍』を携え、森に分け入ってきた。
「精鋭と称された者達も一皮剥けばこの有り様ですか。亜人の醜い魂は、いかなる支配者に教育されようと変わることがありませんね」
そして、高木のあいだから、蓮華座とは対照的な機械装置、『フライトドローン』が降りてくる。
乗っているのは、シャムス・ライラ(極夜・g04075)だ。
「亜人って頑張ったら統制取れるのか……と思ったら、あっけなく崩れた。これも名演技の賜物ですね」
と、仲間に感謝する。
功労者は、ヨーガダンサー風衣裳で茂みから飛び出した。
「エイレーネちゃんたちも来てくれたし、連携して行動だぜぃ☆」
結局、着替える暇はなかった模様。
「闇属性なのに、無理して陽炎軍にされてたのかにゃー? とりま闇トロウル殲滅にえいおー☆」
「ええ、天様。あの者らがモヘンジョダロに押し入れば、何が起きるかは考えるまでもないことです。都市と人々を守り抜くために……全て討ち果たしましょう」
『神護の長槍』が投げられた。
アーディティヤは命令を諦め、浮遊で避ける。エイレーネの狙いは、互いに争い合っている烏合の衆だ。
「聖なる槍よ。悪しき者どもを一人たりとも逃すことなかれ。『降り注ぐ影の槍(ドーリ・スキオン)』!」
実物同様に肉を穿つ幻影の槍を頭上から降らせ、トロウルの頭や背中を刺し貫く。
巨躯に鎧を纏う頑強な敵だったが、今は防御どころではない混乱の最中だ。急所を狙い撃たれて、下生えのなかへと倒れていく。
様子がおかしい、攻撃をうけているぞ、と気がつく亜人もいたが。
「奇襲系は任せて、天さんは更に混乱を巻き起こそうかにゃー☆」
天はダンサー衣装のまま駆けまわる。
戦闘態勢をとろうとした闇トロウルも、視線を釘付けにされた。ある一体の後ろに逃げ込んで、大サービスでウインク。
「お願い、逞しいアナタ☆ 私を庇ってー☆」
「ウォー! 女、オレのものになった!」
「ダメ、それ、ゆるさん!」
「力尽くで奪いとる」
同士討ちが再開される。天はすぐさま抜け出し、女の奪い合いの決着は、エイレーネの影の槍がつける。
参加者全員が串刺しだ。
「女性陣が気を引いて下さるので助かります。眩しいのが苦手? ならば……」
シャムスは、『星の銀(ホシノシロガネ)』で無数の盾と剣を生成した。
高木の枝葉を剣で切り払い、日光を通す。
盾で反射して、地上へと当てた。本能が戻ったトロウルは、照射された場所を避けて追い込まれる。
「まぶしい、キライ!」
手近な低木を引き抜いて、フライトドローンへと投げつけてくる個体もいるが、シャムスは地形や植生を把握済みなので、回避は容易だ。
優位をとったところでエアライドのジャンプ。変則的な動きで森を跳ね、星の銀の剣を突き立てていく。
エイレーネも、捕まえにきたトロウルの腕から、エアライドで逃れてきた。
突きだされた拳を、『神護の輝盾』で受けると、その反動で宙を舞う。着地時にタックルしてくる相手を、再び最適軌道の跳躍で跳び越える。
「欲望に突き動かされて振るう拳に、もはや往時の精彩は無いようですね!」
仲間と連携し、別方向から狙い撃つ。
シャムスの剣と、エイレーネの槍。星と影が互いの死角を埋める。
敵の意識は、天が引き付ける。
「花もまた世上の塵――!! 『伍式抜刀「徳叉迦」(ゴシキバットウ「トクシャカ
」)』!」
捌式抜刀の中で最も『異端』とされる抜刀術。
戦場での対多数を想定した抜刀術と組討を複合させた動きが特徴で、柔術を想起させるような組討で相手の体勢を崩しながら、精妙な抜刀術で的確に急所を斬り、相手を仕留めて行く。
これがまた、ヨーガダンサー風の衣装が映えるのだ。
「視線釘付け作戦にはよきな感がありありのあり☆」
最後の一体は、布地の間から天の脚を見ようとして下から覗き込み、繰り出された刃で眼球を刺されて地面に縫い付けられた。
刀を抜き取り、摩利支天を見上げる。
「幾ら訓練してもダメなモノはダメな感が出てるねー……偉いアーディティヤ的に、ぱおん案件じゃない?」
「いかに物量があろうと、統制を欠けば十分な力は発揮できません!」
エイレーネは槍をむけ、シャムスはドローンに戻って、アヴァタール級と同じ高さに立った。
「本能に抗うのは難しいのですね。亜人を戦力として使うのはあきらめた方が良いのでは?」
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV2になった!
鳴声偲・獏祓食
(トレインチケット)
阿修羅王から亜人軍団を預かった指揮官は、ディアボロスたちの言葉をひとつずつ、頷きながら聞く。
「まあ……。ヒゲを剃らせて身だしなみを整えさせ、ちゃんと並べるようにするには、また時間がかかるでしょうねぇ」
放射する熱波が強まった。
「焦る必要などありませんよ。善神の慈愛を受ければ、闇の亜人も光に属せるのです」
片手にもった扇をゆっくりと振り始める。
表情は穏やかだが、内心はわからない。
そこへ、荒い気性を隠すことなく、乱暴な口調で乗り込んでくる者がある。
「善神だと?! ふざけるんじゃない!」
ロジオン・リヴィンスキー(奇蹟使い・g07163)だ。
「神に代わって、貴様を断罪する。赦しなど一片たりとも有ると思うな!」
聖なる輝きを放つ、宝瓶を掲げている。
すぐ後ろから、『へのへのもへじ』が描かれた面の男。
「なかなかの傾奇っぷりだったぜ、天さん! 俺にも手伝わせてくれ」
鳴声偲・獏祓食(鬼人のデーモンイーター・g04666)は、トロウルを闇に戻した舞踊に、芸術的な評価をつけたようだ。
「増えたところで……」
アヴァタール級『摩利支天』は呟き、扇の振りを大きくした。
超高温の熱波が広がって、森の樹々が燃え始める。
ただの火事ならディアボロスに害はないが、クロノヴェーダが起こしたものなら別だ。戦場ごと焼き尽くされてしまう。ロジオンは臆することなく、炎へと突っ込んだ。
「悪しき者よ、清らかな水の流れに溺れるがいい。『宝瓶の源泉(ヴァダリェーイ・イストーク)』!」
宝瓶から生み出される聖なる水、それは無限に湧いてくるようで、森の火事を消し止める。
さらには邪悪なるもの、『善神』アーディティヤへと撃ち出された。
水流で、蓮華座が傾くほどに。
「ロジオン君、ちょうどいい角度だ。ありがたく一撃、入れさせてもらうぜ」
獏祓食が跳躍する。
上昇しながら鬼の血を活性化させ、腕が異形巨大化していく。
「殴り飛ばす!」
握った拳が、摩利支天の頬に届いた。
「私は触れられざる陽炎……グフゥッ!」
澄ました顔が揺らいで、獏祓食の『鬼神変(キジンヘン)』が透過するかに思えたが、ギリギリで間に合ったようだ。
ダメージを受けて、ぐらぐらと不安定なまま蓮華座は遠のいていく。
輪郭が見えなくなるほどの光を発したので、なにか感情の起伏が摩利支天に起こったのだろう。
熱波の次は雷撃が、辺り一面へとほとばしった。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【水中適応】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
風祭・天
あ、ピカピカ摩利支天様降臨☆ 確かしピカピカだにゃー…なぁぜなぁぜ?
ところで、なんでピカピカな摩利支天様がダークダークなトロウルを率いてるし? 属性的にぱおん案件なのは、ゲームしてる天さんの弟だって分かるぞぃ☆ もしかして…武神イメージだけれど、統率とかダメダメ?
と、挑発したところで…さっきのトロウルの醜態と合わさってカム着火インフェルノしそうかにゃー☆ そうなれば冷静さがバイバイだし、注意力散漫になって他の人たちの色んな攻撃が通り易くなるっしょ☆ 天さん頭脳プレイでウェイ☆
とりま、パラドクスは陸式抜刀がよさそかな。パラドクスの射程を活かしての通常な攻撃と、虚を突けそうな時に「エアライド」で空中を蹴って接近、ガチのマで近接間合いから仕掛けるのの二種類で攻撃してみようっと☆
摩利支天の攻撃に対しては驀直去で直撃を避けたりが大事だねー☆
全部無事に終わったら~…お風呂行きたい!! や、この衣裳で切った張ったしてたらどちゃくそ汚れたしさ。天さんの魅力が全力全開でよきよきではあったけどね☆
シャムス・ライラ
頷く摩利支天の姿に
苦労なさっているのですね
上に立つ者の心構えとして、忍耐強いのは素晴らしいと思います
が、阿修羅王に苦情を言っても良いと思うのですよ
もう少し、もう少しだけでもましな人員はいなかったのですか、と
利用するには難易度が高すぎる
うっかり気の毒になってしまいましたが
ここは戦場、相手は敵
全力を尽くして戦わねば失礼に当たります
摩利支天の法は新宿島で言う所の忍びが結ぶ印の基になったとか
光り輝くのに隠密も得意
光あるところに影ありというやつですね
では、こちらも油断なく
隠形で姿を消しても狙いはこちらなのでしょう?
ならば自分の周囲に全方位防御兼攻撃を仕掛けましょう
【虚誕金剛】の蔦を展開
周囲をぐるぐると巡らせ近寄るものをけん制し
ともあれば叩き落し、締め付けましょう
触れたら最後、金剛の棘がその身を穿ちます
私も職業柄、暗殺や不意打ちはついて回ります
焦れてきた時にわざと隙を作ればそこを狙うでしょう
《捕縛》して一撃離脱など許しませんよ
さて、阿修羅王の出鼻を挫くことできたでしょうか
アドリブ等歓迎
「あ、ピカピカ摩利支天様降臨☆ 確かしピカピカだにゃー……なぁぜなぁぜ?」
風祭・天(逢佛殺佛・g08672)は、目の上に掌をかざしながら、蓮華座に追い打ちをかける。フライトドローンも続いた。
「苦労なさっているのですね」
戦力化の話題で、頷く摩利支天の姿が、シャムス・ライラ(極夜・g04075)には印象的だった。
「上に立つ者の心構えとして、忍耐強いのは素晴らしいと思います。阿修羅王に苦情を言っても良いと思うのですよ。もう少し、もう少しだけでもましな人員はいなかったのですか、と」
やはり、闇トロウルの精鋭部隊など、利用するには難易度が高すぎる。
語りかけた先は虚空だ。
蓮華座も陽炎になって消えた。キョロキョロしている天たちを見て、シャムスは姿勢を正した。
「うっかり気の毒になってしまいましたが、ここは戦場、相手は敵。全力を尽くして戦わねば失礼に当たります」
乗っているドローンの制御も安定させた。
「摩利支天の法は新宿島で言う所の忍びが結ぶ印の基になったとか。光り輝くのに隠密も得意。光あるところに影ありというやつですね。では、こちらも油断なく」
姿を消しても、狙ってくるのは当方だ。
シャムスは、自分の周囲に全方位防御兼攻撃を仕掛ける。すなわち、『虚誕金剛(ダイヤモンドデウソヲツク)』の蔦を伸ばして、ぐるぐると巡らせた。
「ところで、なんでピカピカな摩利支天様がダークダークなトロウルを率いてるし?」
天は別の手段を講じる。
「属性的にぱおん案件なのは、ゲームしてる天さんの弟だって分かるぞぃ☆ もしかして……武神イメージだけれど、統率とかダメダメ?」
単純かもしれないが、言葉による挑発だ。
森に追い付いてきたころからアヴァタール級を観察しているが、澄ました表情には裏があると踏む。
「さっきのトロウルの醜態と合わさってカム着火インフェルノしそうかにゃー☆ そうなれば冷静さがバイバイだし、注意力散漫になって他の人たちの色んな攻撃が通り易くなるっしょ☆ 天さん頭脳プレイでウェイ☆」
読みが当たったかどうかは証明できない。
摩利支天が放った宝剣の一突きが、シャムスの蔦に引っかかったのは確かだ。
「触れたら最後、金剛の棘がその身を穿ちます」
「あらあら……」
細くて白い腕に、血のすじがいくつもついた。
「捕らえよ!」
「そうはいきません」
蔦に命じて締めつけようとするものの、摩利支天の姿が透けて、捕縛の結びはすり抜ける。
「『陸式抜刀(ロクシキバットウ
)』……!」
天の居合も間に合わず、空振りになった。
くるりと回転する動作のなかで再び鞘へと刀を収める。シャムスは、いまの呼吸で合わせ方を把握した。
(「私も職業柄、暗殺や不意打ちはついて回ります。焦れてきた時にわざと隙を作ればそこを狙うでしょう。……天殿!」)
心の声が通じた。
シャムスの背後。彼の肩口を狙って宝剣が突きだされてきた時、張ってないと思わせて忍ばせた蔦が、摩利支天の腕を絡めとる。今度こそ、棘が食い込んだ。
「一撃離脱など許しませんよ」
「まぁまぁ……ムッ?!」
声をかけたのも陽動だ。
『善神』の眉間にしわを寄せさせた。
「『陸式抜刀「阿那婆達多」(ロクシキバットウ「アナバダッタ」)』――!!」
天がエアライドで空中を蹴り、戻ってくる。
三者が空中で重なっているかのような近接間合い。抜刀から納刀までの一連の動作は美しく、これが本命の攻撃であったと証明していた。
あいにく、アヴァタール級アーディティヤ『摩利支天』は背中から斬られたので、天の技を見ていない。
蓮華座ごと落ちていく。
「さて、阿修羅王の出鼻を挫くこと、できたでしょうか」
遺骸はすぐに消滅し、シャムスに言葉を返しはしなかった。
「お風呂行きたい!!」
天が、希望を言う。
「や、この衣裳で切った張ったしてたらどちゃくそ汚れたしさ。天さんの魅力が全力全開でよきよきではあったけどね☆」
皆が笑い、帰りのパラドクストレインを待つ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!