リプレイ
鳩目・サンダー
アドリブ、連携歓迎です。
ヤ・ウマトは周りのディヴィジョンとの連携を目指していたと聞いているが、少なくともエルドラードはヤ・ウマトを見限ったようだね。
折角なら弱ったヤ・ウマトに打撃を与えて欲しいとも思っていたが、大方針はこの場で倒す、という選択か。
アビスローバーの幹部でもあり拠点でもあるアイツを倒せるチャンスは、確かに大事だ。従おう。
巨大神像の心臓をどうすればフライング・ダッチマン号のエネルギーにできるか、だったな。
フライング・ダッチマン号の動力部に近づけてみようか。
頑張って船の中心部まで心臓を運び込んで。何らかの反応が起きないか見てみよう。
あとは、心臓の動脈や静脈に当たる部分があれば、其処に触れてエネルギーが感じられるかどうか見てみようか。
もし心臓からのエネルギーを抽出する手段が見つかれば、ケーブルなり何なりを繋いでエネルギーを船に供給できるかもしれん。
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
今まで沢山頑張ってくれたフライング・ダッチマン号を労う為
そしてアビスローバーのミッドウェー戦への介入阻止の為、僕も尽力します
補給部分の捜索、補給共に積極的に味方と協力します
僕は操縦に使われる舵輪の付近から確認を
あてが外れても複数人で手分けすればきっと見つかります
船を一つの生き物として考えて、全身に血液(エネルギー)を巡らせる部位がどこにあれば最も効率的か…という発想で探ってみるのも一つの手でしょうか
巨大神像の心臓の扱いについては、過去に皆さんが研究と実験を経て残して下さった貴重な資料がありますね
こちらも有難く参考にさせていただきましょう
ケーブルを使用する際は金属製だと更に効率が上がるとの事なので、持ち込み可能な素材の物を備えます
そしてエネルギーを放出する際は左心室の部分とケーブルを接続…だそうです
皆さんがこの日まで積み重ねて下さったものを大切に
そして現場の仲間と意見を交わし、柔軟に協力して補給を試みます
どうか元気になりますように
また色んな景色を一緒に見に行きましょうね

音羽・華楠
……私たちが頑張って戦果を積み重ねたミッドウェーに、油揚げを狙う鳶のようにやって来ましたねあの鯨。
――地獄を見せてやりたいですねー。
その為にも、まずはフライング・ダッチマン号へのエネルギー補給、頑張りましょう!
私は、船首像があるならそこが怪しいと思うんですよ。
付いてるなら、それがどんなものか確認を。
口がある船首像なら、巨大神像の心臓からコードを引っ張ってきて、それをその口に突っ込めばエネルギー補給が出来ないでしょうか?
真面目な話として。
フライング・ダッチマン号の元々の船長だったフライング・ダッチマンもその配下たちも、典型的な荒くれの海賊という輩でしたし。
奴らが何か複雑な儀式や専門的な技術を用いてフライング・ダッチマン号にエネルギー補給をしてたとは、とても思えないんですよ。
エネルギー補給の方法は、やり方自体は凄く単純な方法なんだと思います。
例えば、船首像の口に宝を突っ込んで食べさせてたとか。
それにしても――
私たちが奪ってからずっと無補給だったことを鑑みると、凄い燃費の良さですよね……。
クローディア・ベネット
フライング・ダッチマン号のエネルギー切れね
偶然台湾島で兆候を感じた奴と、それを見て攻略旅団に提案した奴がいなけりゃ、絶好のチャンスに船を出せなかったってことか
全く肝が冷えるよ
さて、こうして無事に気付けたからにはしっかり手当てしてやらなきゃな
ふと思ったんだが……アビスローバーの船には、「核」の部分があるんじゃないか?
多少の損傷は自動修復する。しかし酷いダメージは直しきれずに沈んじまう
今までその事実を漠然と受け止めてたが、エネルギー切れの話を聞いて閃いたのさ
船のどこかに自動修復やエネルギーの受け皿を司る核が仕込まれてて、それが壊れると完全に沈没するんじゃないかってな
じゃあ、どこに核があるかと言われれば……候補を挙げながら調べるしかないね
船室や船庫に今まで用途不明だったそれらしきオブジェがないかとか、帆柱や船底部の竜骨と言った船体の主要部分に巨大神像のケーブルを繋いだらどうなるかとか、思いつく限り試してみよう
後は……手詰まりになったら、後で修復される前提で船内の木板を一部剥がして中身を見るか?
アンゼリカ・レンブラント
ヘンリー・ハドソンには私も
白鯨海賊艦隊からの脱出作戦で大質量攻撃を食らったね
今回で決着となるなら思いっきりぶつからないと
太平洋からアビスローパー勢力を駆逐しようっ(おー)
というわけでダッチマン号への補給をしないとね
『円卓の間』のエネルギーで充ち満ちた
巨大神像の心臓をダッチマン号へ移動させよう
1mくらいだから怪力無双はなくても多分大丈夫だよね
で、肝心のエネルギーの補給する方法は
色々トライするしかないか
船で一番大事なマストに心臓を密着する
船首にくくりつける
こういうのだと多分ダメかな?
船首にそれっぽい像があるみたいだけど
よーし、ダメなら船を探索だよっ
車だったらガソリン給油口がある
ダッチマン号にもそういった口がないかな?
船内、船外くまなく探していこう
時間はまだあるっていうから焦らず、壊さないようにね
手分けして探して情報共有し仲間と相談
それっぽいのがあれば
心臓のパワーをあげられないか試す
ダッチマン号は大活躍だよね
ディヴィジョンの境界を越え、私たちの行動範囲も大きく広がった
もうひと頑張り、お願いだよ
ジェーン・コーネリアス
エネルギー無限、とはいかなかったか
アビスローバーどももどうにかしてエネルギーを供給してたんだろうね
いい機会だ、よく労わってやろう
アビスローバーがどうやってエネルギーを供給してたか、っというと間違いなく巨大神像の心臓からじゃないっていうのは確かだ
とりあえず今思いついた可能性は2つかな
1つはフライング・ダッチマンに乗って他のディヴィジョンに行き、そこで略奪したらそれだけで感情エネルギーが溜まるタイプ
このタイプだったら補給口がないから……ちょっと困るね
もう1つは巨大神像の心臓みたいなエネルギー源を物理的に突っ込むタイプ
この場合、投入するエネルギー源といえばエルドラードの「宝」だろう。
そうなると、炉みたいなのがあれば分かりやすいけど、そうじゃないなら宝物庫や宝箱がエネルギー注入口になっているかもしれない
怪しい宝箱や空の宝物庫がないか船内を探して、あれば巨大神像の心臓からケーブルでつないで補給できないか試してみよう。
長く使ってきたが謎ばかりだ
けど、これでまた一つ君のことが分かったね
●フライング・ダッチマン号へのエネルギー補給
太平洋上を回航するフライング・ダッチマン号にパラドクストレインが横付けされる。
下車したのは何人ものディアボロスたちと……円卓の間のエネルギーを充填した巨大神像の心臓だ。
「フライング・ダッチマン号のエネルギー切れね……偶然。台湾島で兆候を感じた奴と、それを見て攻略旅団に提案した奴がいなけりゃ、絶好のチャンスに船を出せなかったってことか。全く肝が冷えるよ」
そう零したのはクローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)だ……彼女はこうして無事に気付けたからには、しっかり手当てしてやらなきゃなとと船を見上げる。
「流石のクロノ・オブジェクト船であってもエネルギー無限、とはいかなかったか。アビスローバーどももどうにかしてエネルギーを供給してたんだろうね? ……いい機会だ、よく労わってやろう」
神像の神像が船内に運び込まれる様子を見ながら、ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)はそうクローディアに話し掛ける。
「ふと思ったんだが……アビスローバーの船には、『核』の部分があるんじゃないか? 多少の損傷は自動修復する。しかし酷いダメージは直しきれずに沈んじまう……今までその事実を漠然と受け止めてたが、エネルギー切れの話を聞いて閃いたのさ」
ふむふむとクローディアの話しを聞くジェーン。
「船のどこかに自動修復やエネルギーの受け皿を司る核が仕込まれてて、それが壊れると完全に沈没するんじゃないかってな」
「それはあり得るかも知れないな……核か、そうなるとそこにエネルギーを直接、もしくは間接的に注ぎ込むのが正解と言う訳かい? 僕が思いついたのは可能性は二つ。一つはフライング・ダッチマンに乗って他のディヴィジョンに行き、そこで略奪したらそれだけで感情エネルギーが溜まるタイプ」
だが、それなら補給口が必要ないから、今回は無視する、そうジェーンは告げる。
「もう一つは、巨大神像の心臓みたいなエネルギー源を物理的に突っ込むタイプ。この場合、投入するエネルギー源といえばエルドラードの『宝』だろう。そうなると、炉みたいなのがあれば分かりやすいけど、そうじゃないなら宝物庫や宝箱がエネルギー注入口になっているかもしれない。本命はこっちだね」
「なる程……確かに言い得ているね。宝箱、空の宝物庫、それに金庫ってところか……船室や船庫に何かないか調べてみようか」
ジェーンとクローディアは行動方針を決める。クローディアは最悪後で修復されることを良いことに船内の木の板を剥がすしかないかとも思っていたので、彼女の提案はありがたかった。
一方、神像の心臓を運んでいた鳩目・サンダー(R-18フルカラーリアライザ・g05441)たちの話題は白鯨艦隊……『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソンについてであった。
「ヤ・ウマトは周りのディヴィジョンとの連携を目指していたと聞いているが、少なくともエルドラードはヤ・ウマトを見限ったようだね。……折角なら弱ったヤ・ウマトに打撃を与えて欲しいとも思っていたが、大方針はこの場で倒す、という選択か」
サンダーのその声に、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)が声を上げる。
「ヘンリー・ハドソンには私も、白鯨海賊艦隊からの脱出作戦で大質量攻撃を食らったね……今回で決着となるなら思いっきりぶつからないと、太平洋からアビスローパー勢力を駆逐しようっ!」
おーっ! と拳を突き上げるアンゼリカに、慌てて三間・勲(漁火・g10186)が神像の心臓を支える。
「ふぅ……今まで沢山頑張ってくれたフライング・ダッチマン号を労う為、そしてアビスローバーのハワイ戦への介入阻止の為、僕も尽力します」
勲の言う通り、ヘンリー・ハドソンの目標はハワイ。ディアボロスが断片の王『超大和』を始めとする大艦隊をミッドウェー島へと引き付けているため、言わば敵の本拠地でありながら空白の地。
「……私たちが頑張って戦果を積み重ねたミッドウェーに、その結果空白となったハワイを狙って油揚げを狙う鳶のようにやって来ましたね、あの鯨。……地獄を見せてやりたいですねー」
ニッコリと笑みを浮かべる音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)の迫力に、室温が数度下がった気がする
「こほん……アビスローバーの幹部でもあり拠点でもあるアイツを倒せるチャンスは、確かに大事だ。従おう」
神像の心臓を握る手の汗を拭いながら、サンダーは作戦に同意する。そのためにも……。
「どうすれば巨大神像の心臓をどうすればフライング・ダッチマン号のエネルギーにできるか、だったな」
そう言うサンダーに各人は頷く。顎に手を当てながら、考え込むように華楠が呟く。
「フライング・ダッチマン号の元々の船長だったフライング・ダッチマンもその配下たちも、典型的な荒くれの海賊という輩でした。奴らが何か複雑な儀式や専門的な技術を用いてフライング・ダッチマン号にエネルギー補給をしてたとは、とても思えないんですよ……エネルギー補給の方法は、やり方自体は凄く単純な方法なんだと思います。例えば、船首像の口に宝を突っ込んで食べさせてたとか」
「ですが、フライング・ダッチマン号に船首像はありませんよ?」
勲の言葉に、あらそうなの? と華楠は告げる。ならば落ち着いたら船首像を設けても良いかもですねと返す。
「でも、船首にくくりつけるはありかも知れないね! あとは船で一番大事なマストに神像の心臓を密着させるとか……色々トライするしかないかな!」
元気そうにそう告げるアンゼリカに、なら僕は操舵室周りを調べてみますねと勲は言うのであった。
神像の心臓を運んでいたサンダーたちは、まずは本命である動力炉へとやって来ていた。
「ふぅ……ここまで運ぶのは大変だったが、近付けて何か反応が起きないか確認してみよう」
そう言って彼女は神像の心臓を動力部へと置く……だが、暫く待ってみても反応は特にない。
「車みたいにガソリンの給油口みたいなのがあれば分かりやすいんだけど……こうなったら総当たりするしかないかな?」
ヘンリー・ハドソンの出現までまだ時間があるから、船のあらゆるところを探索するよっ! とアンゼリカが声を上げる。
「船首、行ってみますか?」
「行ってみよう!」
華楠の言葉にアンゼリカは元気よく声を上げる。そして三人はよいしょーっと力を合わせ、神像の心臓を持ち上げ、フライング・ダッチマン号を右に左にと走り回る。
船首に括り付けてみたり、マストに括り付けてみたり、船側に給油口がないかロープでぶら下がってみたり……トライ・アンド・エラー方式で一つずつ確かめていく。
一方、船室を探していたジェーンとクローディアであったが、船長室である物を見付ける。
「金庫……だな」
「中は……空のようだね」
船室に巧妙に隠されていた金庫。どうみても怪しかった。
「エルドラードでは宝はエネルギーだよね……金庫、つまり宝箱に宝を入れるとエネルギーになる、正解っぽくないか?」
ジェーンの言葉に、クローディアも確かに……と頷く。隠されていた謎の金庫、しかも場所が船長室と言うなら正解の可能性が高い。
「それじゃあ、神像の心臓を入れてみるか……他の連中は今、船の何処に居るんだい?」
分かれて行動したのが失敗だったか……ジェーンとクローディアが神像の心臓を持った仲間たちを探そうと外に出ようとした時、後付けした船内放送のスピーカーから勲の声が響く。
「こちら勲です! 操舵室まで神像の心臓を運んできてください!」
少し前……操舵室では、勲が操舵に使われる舵輪を調べていた。
「操舵……船を操る場所。言わば船の血管の集まる場所……まあ動力炉が心臓なら、違うでしょうけど」
苦笑しつつしゃがみ込んだ勲は、ふと舵輪が外せそうなことに気が付いた。
「まさか……そんな都合よく……でも……可能性は……」
早鐘を打つ心臓の鼓動に従い、勲は舵輪をゆっくりと引き抜く。するとそこには魔術的な紋様のある空洞が見つかった。
「ま、まさか
……!?」
何の魔術だったかまでは分からない。それよりも興奮に支配された彼は慌てて操舵室に設置された放送機器に取り付いた。
そして今に至る。
呪文の刻まれた空洞に神像の心臓からエネルギーを注ぎこむと、フライング・ダッチマン号にエネルギーが戻ったのか元気が出た気配を感じる。
「これでとりあえずは大丈夫そうだね……」
神像の心臓からエネルギーを注ぎ込んだサンダーは、ふぅと息を吐くと床に神像の心臓を降ろす。
「それにしても……私たちが奪ってからずっと無補給だったことを鑑みると、凄い燃費の良さですよね」
華楠の言葉に、ジェーンが一応だが……と船長室の金庫の件を話す。ひょっとするとエルドラードの『宝』が金庫に残っていったのかも知れないと。
「まあ、可能性だけどね。長く使ってきたがまだまだ謎ばかりだ……けど、これでまた一つ君のことが分かったね」
ジェーンはそう言いながら戻した舵輪を撫でる。まるでフライング・ダッチマン号に話しかけるかのように。
「でも本当にダッチマン号は大活躍だよね! ディヴィジョンの境界を越え、私たちの行動範囲も大きく広がった……もうひと頑張り、お願いだよ」
アンゼリカもジェーンに倣い、フライング・ダッチマン号の舵輪を頑張ったねと撫でる。そしてこれからもよろしくねと告げた。
「ただエルドラードの『宝』でない分、燃費がどうなるか分からない。今回は事前に予兆があったから気付けだけどね、それがなかったら戦場で止まってた……と言う可能性もあった訳だね。暫くは様子を見よう」
そう言うクローディアの言葉に、全員が頷く……どれくらいでエネルギーが枯渇するのかは分からない。今後は定期的に補充してあげる必要があるかも知れない。
「それでも、元気になって良かったです。また色んな景色を一緒に見に行きましょうね、フライング・ダッチマン号!」
勲の言葉にエネルギーが充填されたフライング・ダッチマン号は元気よく進みだす。
やがてウェーク島とミッドウェー島の中間海域にディヴィジョン境界の霧が現れるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
【水面走行】LV4が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV4が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
●ディヴィジョン境界の霧
フライング・ダッチマン号で待機していたディアボロスたちの前で、ディヴィジョン境界の霧が発生する。
号令が掛かり、それと同時にすかさず『フライング・ダッチマン号』に乗ったディアボロスたちは、冥海機ヤ・ウマト側から黄金海賊船エルドラード側へ向かうべく霧に突入した。
ディアボロスたちが突入すると同時に、反対側から、凄まじい勢いで『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソンの巨影が冥海機ヤ・ウマト側へ向かって来るのが見える。
ヘンリー・ハドソンの方もフライング・ダッチマン号の接近に気付いたのか、口を開く。
『あれは『フライング・ダッチマン号』……そうですか、あの船はディアボロスの元にあるのですね。船泥棒どもに、いつまでも『フライング・ダッチマン号』を悪用させるわけにはいきませんねぇ。待っていなさい。霧を出たら、すぐに沈めてあげましょう』
その言葉と同時に、ヘンリー・ハドソンは速度をあげて霧を突破しようとする。
直撃されればフライング・ダッチマン号といえどタダでは済まないが、霧の中では好きには動けないようだ。
だが後続の『白鯨海賊艦隊』と合流されたら勝ち目はない。相手が霧を出る前に、確実にケリをつけねばならなかった。
アンゼリカ・レンブラント
霧を出る前の短期決戦、望むところだよっ
『フライング・ダッチマン号』から
水面走行を生かし水面を駆け敵陣に突撃!
まずはあの巨体にとりつく前に護衛を迅速に片付ける!
黄金獅子状のオーラを帯び、打撃技パラドクスで
半魚人たちに攻撃を叩き込む!
仲間と攻撃タイミングを合わせ効率的に叩き込めるといいね
出来るだけ1回の動きで1体は落とすよう数を減らす!
パラドクス通信を常時ONにして声掛けと併用しながら
連携を意識し攻撃を重ねていくね
目指すは速攻っ!
相手パラドクスの海賊殺法はしっかり動き見て
堂々と障壁で敵パラドクスを受け止め、反撃を返してやるねっ
海賊らしく鍛えられた肉体を持っているようだけれど、
この奪還の志の詰まった6LDKボディを貫けるもんかっ
あの白鯨には痛い目に合わされた復讐者も多いからね
決戦を迎えるヤ・ウマト戦線には入らせない!
気合を挙げて拳を、蹴りを振るい
いざ、気合い全開っ
黄金獅子状のオーラを最大まで吹き上げ、
《光獅子乱舞》で敵を粉砕していくよっ
護衛を全部倒したなら
勇気を胸にヘンリー・ハドソンに接近だ!
クローディア・ベネット
ディヴィジョン境界の深い霧の中でも、あの影を見間違える訳がない
――出やがったな、ヘンリー・ハドソン!
まずは船に近づかれる前に手下どもを始末しておこう
【水面走行】状態で船から飛び出して霧の中で索敵
奴らはどこにいる?霧に制限された視覚だけに頼らず探すぞ
足音や垂れ下がった尻尾が水面を叩く音に耳を澄ます
くそったれ共の体臭は魚っぽいだろうか?
誰かが居所を掴んだら仲間に【パラドクス通信】で連絡し、素早く逃がさず仕留めてやろう
――『野郎ども、容赦なく斬り込め!』
敵の位置を自分の感覚や通信で把握した上で、濃い霧の中から海賊の霊達を出現させる
霧中で先に仕掛け、突如として大群が襲撃してきたように見せられれば戦術的にも士気の面でも有利を獲れるだろう
相手が迎撃の用意を整える前に海賊達を次々と殺到させ、カトラスで何度も斬り裂き最後は首を両断するよ
反撃対処時は船の積み荷の投擲や縄での拘束等を警戒
格闘はこちらの拳足を合わせて受け流し、尻尾を振ってきたら跳び越えよう
よし、全滅だな
このまま鯨野郎を最後の航海に送り出すぞ!
宝心・ライラ
アドリブ連携歓迎
・心情
来たわね、おっきいクジラさん!
後でと言わずに今遊んでいきなさい。
とびっきり楽しいサーカスでお出迎えしてあげるわ!
・戦闘
まずは手下さん達をご招待
視界が悪い霧にまぎれて【水面走行】で海に乗り出し、【パラドクス通信】で仲間と連携がとれるよう位置を調整しながら散解
私は陽動と遊撃を担当するわ
巨大クラッカー「スラップ☆スナップ」の爆発音で、既に激しい戦闘が各所で起こっているかのように錯覚させるわ
警戒して近づいてきた人たちにはパラドクス発動
クラッカーの爆音と共に空にチケットを撃ち出してお出迎え
「えへへ、びっくりした? 私は乱暴なことはしないからご安心を♪」
そのまま笑いながら素早く体に張り付いたチケットの半券をもぎ取って、魂をいただくわ
「さあ、笑顔の大サーカスの開幕よ。チケットはもう貴方の手の中に。それなら当然見ていくわよね!それ以外の選択肢は用意してないわ!」
チケットは当然クジラさんの分も用意してるわよ
ハワイでのバカンスもいいけど、ますまはここで遊んでいってくんなまし♪
鳩目・サンダー
アドリブ、連携歓迎です。
まずは露払いと行こうか。使うのは初披露のパラドクス、クローンフィッシング。まあ爆雷の散布だね。形があたしそっくりってだけで。
敵を過小評価するのは良くないとはいえ、ここは通過点。
疲労無しに抜けるのが最低条件だ。
という事は効率よく捌く必要あり。【パラドクス通信】で互いの位置と情報を把握し、突出しすぎないように気を付ける。
また、倒し損ねの情報があれば駆け付けて潰しに行く。こちらも撃ち漏らしを報告する。
攻撃した分だけ反撃が返ってくる逆説連鎖戦だと、敵の数が減る=反撃の数が減る=損耗が軽く済む、という事になる。
瀕死でも生き残っていれば攻撃反撃を仕掛けてくるし、その威力は残りHPで減衰しない。
総ダメージ量ではなく撃破数に主眼を置いて、傷ついた敵からどんどこ沈めていく。
こちとらあの傲慢な鯨の鼻っ柱を圧し折って30000点のボーナスを狙ってんだ。ハイスコア更新のためには雑魚の早回し撃破は基本だろう?
ジェーン・コーネリアス
くるか、ヘンリー・ハドソン
だけど、霧を出たら~なんてのはそっちの事情だ
僕らが付き合ってやる理由はない
戦場はこっちで決めさせてもらおうか!
右手に「Badhbh」、左手に「Nemain」、二丁のピストルを手にフライング・ダッチマン号から海上に降り、【水面走行】で海面を走りヘンリー・ハドソンに接近する
フライング・ダッチマンが戦いに巻き込まれないためにも、船から離れて接近しておかないとね
護衛が迎撃に出てきたら戦闘開始だ
二丁のピストルから赤と青の魔力の弾丸を放つ『葬笛の丹青』
【ダメージアップ】で威力を高めた弾幕で海賊半魚人たちをハチの巣にしよう
どことも知れない海で沈みたいなら前に出な! 一人残らず沈めてあげるよ!
戦闘には時間制限があるって話だ
他の復讐者と標的を合わせて敵の数を減らし、なるべく早く護衛を全滅させよう
敵の反撃は尾の命中に合わせて飛び下がることで衝撃を弱め、致命打にならないように
「いずれまたエルドラードで」というには微妙な場所だけど……また会ったね
やる気は十分かい、キャプテン?
ガンドラ・ブラッディア
●連携・アドリブ歓迎
敵に待てと、言われて素直に、応じるとでも?
都合の悪さを、自白したなら、付け込むのみ。
時間を取らせん! 行くぞ……!
船より離れ、【水面走行】で走り、配下達の元へ吶喊し、攻撃を仕掛けよう。
【パラドクス通信】での、連絡は随時、行っていこう。敵の発見は、共有せねばならん。
竜呪剣『雷界』を精製。それを振るい、雷雲からの雷霆で、撃滅していく。
鳴り響け、轟け。呪いの雷剣!
皆が狙い、ダメージ蓄積が多い個体を、巻き込みつつ、効率よく数を、減らしていこう。
【グロリアス】を加え、皆が継戦しやすいよう、しておかねば。
近接戦をされたら、【ガードアップ】を補助に、雷の斬撃で薙ぎ払い、耐えていこう。
肉体全てが、武器になるまで、鍛え上げたとは、大したものだ。
だが、ヘンリー・ハドソンの、目論見通りに、時間を稼がせは、決してさせん。
落ちよ、霹靂の帳。敵海賊に見舞うは、呪われし雷の嵐。
身を焦がし、暗き水底へ、還るが良い……!

音羽・華楠
……ここからが、ヘンリー・ハドソンたちに地獄を見せる本番ですね。
漁夫の利を狙いに来た奴らに、自分たちの迂闊さを後悔させてやりましょう!
【水面走行】を使い、海面上を移動して後続の白鯨艦隊へ仕掛けます。
奴らはヘンリー・ハドソンの巨影を頼りに霧の中を進んでると思いますので、それを前提とすれば位置は予測し易いかと。
ヘンリー・ハドソンを見失わないよう、それに気を張ってる分、奇襲もし易いかもしれません。
……後ろの配下たちがやられたことにヘンリー・ハドソンが気付き難いように、【通信障害】で連絡を断った上で、海賊半魚人共へ急襲を。
――《雷幻想・酒精》!
擬似的なものですが、奴らを強制的に泥酔状態にします。
……酩酊を舐めてはいけません。
急性アルコール中毒にもあるように、死亡することだってあり得るんですから。
まぁ、二日酔いの心配は無いので御安心下さいね。
――あなたたちに明日は訪れないという意味で!
【パラドクス通信】で味方とは連絡を密に。
危機に陥ってる人が居れば、すぐ支援に入れるように気を付けます。
●白鯨海賊団……海賊半魚人たちとの戦い
ディヴィジョン境界の霧の霧の中……フライング・ダッチマン号から次々とディアボロスたちが海面に降りる。
水面を地面と同じように動ける【水面走行】のパラドクス効果で、『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソンの巨体が引き起こす波も諸共せず、ディアボロスたちは霧を抜ける間と言う短期決戦に挑む。
「霧を出る前の短期決戦、望むところだよっ! まずはあの巨体にとりつく前に護衛を迅速に片付ける!」
黄金の髪を走る風で流しながら意気揚々と先陣を切るアンゼリカ・レンブラント(白鯨殺し・g02672)に続くかのように、クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)が白い霧の中を駆ける。
「まずは船に近づかれる前に手下どもを始末しておこう……それにしても、奴らはどこにいる?」
視界が制限される霧の中、小さな……それでも六メートルはある……白鯨に乗るトループス級アビスローバーたちを探すのに一苦労。
何より相手もこちらを見付けると、白鯨から飛び降りて海上を走って攻めて来る。先に見つけた方が優位を取れるのは間違いない。
「敵を過小評価するのは良くないとはいえ、ここは通過点……疲労無しに抜けるのが最低条件だ。見つけ次第、【パラドクス通信】で連携を取ろう」
ディアボロス同士しか使えない、スマートフォン並みの性能を持つ通信機を生み出す【パラドクス通信】のパラドクス効果でディアボロスたち全員は連携が取れる。
通信機を胸に、鳩目・サンダー(R-18フルカラーリアライザ・g05441)はヘンリー・ハドソンを狙うためにどう効率よく敵……トループス級アビスローバーを捌くか、について考えていた。
「……ここからが、ヘンリー・ハドソンたちに地獄を見せる本番ですね。漁夫の利を狙いに来た奴らに、自分たちの迂闊さを後悔させてやりましょう!」
ヘンリー・ハドソンのシルエットを目標に! そう前方に向けて指示の無線を飛ばす音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)の声に、仲間たちから了解と通信が入る。
「確かに、おっきいクジラさんだから迷わないの! とびっきり楽しいサーカスでお出迎えしてあげるわ!」
ド派手な七色の爆発を撃ちだし……別名パーティクラッシャーとも呼ばれる巨大パーティクラッカー『スラップ☆スナップ』を抱えた宝心・ライラ(笑顔の大サーカス・g01071)は、普段のパーティーでは怒られるこれを使って陽動を行えると思うとうずうずが止まらない。
確かにその気持ちはわかる……そう仲間たちはそれぞれに思い、そして霧の中を一人、また一人と散り散りに駆ける。
「敵に待てと、言われて素直に、応じるとでも? 都合の悪さを、自白したなら、付け込むのみ!」
「そうさ、霧を出たら~なんてのはそっちの事情だ。僕らが付き合ってやる理由はない……戦場はこっちで決めさせてもらおうか!」
ガンドラ・ブラッディア(黒矛・g03101)の言葉に、ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)が
「時間を取らせん! 皆、行くぞ……!」
そう告げるガンドラの言葉に、パラドクス通信機からは了解の声が入る。
さあ誰が、どっちが早く相手を見付けるか……スピード勝負が始まった。
「さぁ、クジラさんの前にまずは手下さんたちをご招待! みんな、大きい音を鳴らすよ!!」
巨大クラッカーを構えたライラが、その紐を勢いよく引く。すると性能通りド派手な七色の爆発が起こり、周囲に七連続の爆発音が響く。
さぁ、釣れるかな……釣れなければもう一回、そう彼女が考えていたところに、ゆらりと何者かの影が複数現れる。
ディアボロスであれば、通信機から呼びかけがある筈……それが無いと言うことは、敵だ。
「紫の演目! よってらっしゃい見てらっしゃい! 笑顔の大サーカスの開演でーす!」
ライラはその影に向け、パラドクス……【千紫万来アドミットワン】を発動させる。
サーカスの開幕を知らせるチケットを空に向けて盛大にばら撒くと、現れた影……カトラスを持った巨躯の戦闘員『海賊半魚人』たちの身体にチケットが張り付く。
なんだこれは? そうチケットを振り払おうとするが離れない……その隙にライラは素早くトリッキーな動きで海賊半魚人たちの間を駆け抜け、チケットの半券をもぎ取っていく。
「チケットはもう貴方の手の中に……それなら当然見ていくわよね! それ以外の選択肢は用意してないわ!!」
半券が千切られたサーカスのチケット。これは張り付いた相手の魂と一体化する魔法のチケット。
その半分を奪われ、骨を抜かれたかのように海賊半魚人たちは崩れ落ちる。
「えへへ、びっくりした? でも大丈夫、私は乱暴なことはしないからご安心を♪」
そう、私は……そう言うライラへと向かい、ユラユラと起き上がった海賊半魚人たちは幻惑するような巧みな足さばきで反撃をしてみせる。
「お客様のご来場なのー!」
パラドクス通信機に向けてそう話すライラ。その声に応えたのはサンダーであった。
「さて、まずは露払いと行こうか……初披露のパラドクスだ。堪能して逝ってくれ!」
そう言い、【クローンフィッシング】のパラドクスを発動させるサンダー……爆雷で出来た彼女の分身が幾つも現れ、煽情的なポーズを取る。
「さぁて、どれが本物か? ……触って確かめてみればいい」
爆雷人形たちは。近寄って来る海賊半魚人たちに抱き着くと、ピッと言う電子音を立て派手に爆発を起こす。
そしてそれは至る所で発生し、次々と爆発音が連鎖していく。
「ふん、こちとらあの傲慢な鯨の鼻っ柱を圧し折って三万点のボーナスを狙ってんだ。ハイスコア更新のためには雑魚の早回し撃破は基本だろう?」
そう叫ぶサンダーであったが、爆発音に釣られたのか新たな敵影が見える。
刃を振りかざし、ライラに見せたように再び幻惑するようなステップで彼女に斬りかかる。
「おっと、高得点を決めるにはノーダメージボーナスも追加だったね……そう易々と攻撃を喰らう訳にはいかないんだよ!」
立て続けに攻めて来る海賊半魚人の攻撃を交わし、お返しとばかりに爆雷人形をぶつけるサンダー。
海賊半魚人たちの叫び声と、繰り返される爆発音が霧の中に広がっていく。
一方、別の場所でも戦闘の火蓋が切って落とされようとしていた。
「みんな、目指すは速攻っ!」
海面を駆け回り、遭遇した敵陣に吶喊するのは黄金のオーラで獅子の如く輝くアンゼリカ。
その背後から、ジェーンが右手に持った黒い銃身のピストル『Badhbh』と、左手に持つ白い銃身の『Nemain』、二丁のピストルを構えパラドクスの一撃を放つ。
「フライング・ダッチマン号から出来るだけ離れたところで戦闘するんだ! 船が巻き込まれては困るんだよ、惹きつけろアンゼリカ!」
「了解だよっ!」
アンゼリカへ向けてそう叫びながら、腰に下げた赤い魔力を纏うカトラス『Macha』と青い魔力を纏うカトラス『Mórrígan』から二丁のピストルへと魔力を供給すると、赤と青の魔力弾を発射するジェーン。
パラドクス【葬笛の丹青】……赤と青の魔力弾で弾幕を見るも麗しげな張り、相手を近づけないパラドクスだ。
「どことも知れない海で沈みたいなら前に出な! 最期に目に焼き付けるといい、一人残らず沈めてあげるよ!!」
放たれた青赤の弾幕によりバタバタと倒れていく海賊半魚人たちであったが、仲間を盾にしジェーンに近寄ると腰から伸びる魚の尾で強烈な一撃を叩き込む。
「くっ
……!?」
「水面を叩く音に集中するんだよ! それとくそったれ共の体臭は魚っぽいに決まってる!!」
吹き飛ばされたジェーンをクローディアが受け止める。
「銃撃中にそんな音気にして……いや、やってみせようじゃないか!」
ジェーンとクローディアは同じ海賊同士。この海の上で出来ないなんて死んでも言えない。それが海に生きる者の誇り。
起き上がり、再びピストルを構えるジェーンを見て安心したのか、クローディアは霧の中へ身を隠す。
そして黄金に輝くアンゼリカや青赤の弾幕を張るジェーンに釣られた海賊半魚人たちを探す。
「見つけたよ……ここは先制を取らせて貰おうかい。いいかい、野郎ども! 連中が降伏してもしなくても、カトラスで礼儀を教えてやれ!」
クローディアが唱えたのは死霊術のパラドクス……【野郎ども、容赦なく斬り込め!】の掛け声と共に、道半ばで倒れた海賊たちの魂を呼び出し、カトラスを持たせ突撃させる必殺技。
ワーッと言う雄叫びと共に横から突撃してきた死霊の海賊たちに、海賊半魚人もカトラスを抜いて対抗しようとする。
先制を取られたことが災いし、突撃してきた側の一団が倒れると、海賊半魚人たちの威勢が落ちる。
だがそれも束の間、相手はアビスローバー随一と呼ばれる白鯨海賊団……瞬く間に士気は回復し、クローディアへと向かい死霊たちを斬り倒していく。
「おっと、流石は白鯨海賊団……まさか私の死霊を武器に使うとは思わなかったね」
まるで海の上は船の上とでも言うような動きに、クローディアは思わず口笛を吹く。
生きる者と死しても抗う者、海賊同士の斬り合いは続く。
おおおおっ、と雄叫びが響く。
黄金獅子のオーラを放つアンゼリカと海賊半魚人ががっぷり四つで組みあい、お互いの鍛え上げた肉体を限界まで振り絞っていた。
「船で生きる海賊らしく、鍛えられた肉体を持っているようだけど……この奪還の志の詰まった六LDKボディを貫けるもんかっ」
アンゼリカの腹筋がメリメリと六つに割れ、盛り上がった上腕二頭筋に血管が走る。
対する海賊半魚人も筋肉には自信があるのか、一歩も退かない構えだ。
「あの白鯨には痛い目に合わされた復讐者も多いからね、決戦を迎えるヤ・ウマト戦線には入らせない! 黄金獅子のラッシュ、受けてみてよねっ!!」
気合い充分、ウォーミングアップの時間は終わりだ……黄金獅子のオーラを吹き出したアンゼリカが、鍛えられた肉体から激しい打撃や蹴撃を放つ。【光獅子乱舞】のパラドクスだ。
懐に潜られた海賊半魚人は、背筋まで届くような衝撃を受け、ぐたりと崩れる。
「まだまだ行くよっ! いざ、気合い全開っ!!」
そのままの勢いで次の敵を粉砕しに黄金が走る。その光景を敵の通信を阻害する【通信障害】のパラドクス効果を発動しながら眺める華楠は、残る敵の数が少なくなってきたことを感じる。
「このまま行けば、配下たちがやられたことにヘンリー・ハドソンは気付かないかも知れないですね。では私もそろそろ……仕掛けさせて頂きます」
そう告げた華楠は、パラドクスを発動させる。
「お酒飲む人、花なら蕾。今日も咲け咲け、明日も酒……急急如律令!!」
その掛け声と共に、華楠は陰陽木行に属する雷の術に少彦名神の加護と妖精たちの補助で、海賊半魚人たちの脳の電気信号を狂わせ、擬似的に極度の酩酊状態へと陥らせる。
そう、【雷幻想・酒精】のパラドクスは、強制的に急性アルコール中毒に陥らせる技。だが酩酊状態を甘く見てはいけない。急性アルコール中毒でそのまま死亡する事例があるように、酔ったまま戦うのは困難。
現にアンゼリカが向き合っていた海賊半魚人は、泡を吹いて海面に倒れ込んだ。
「あらあら、でも二日酔いの心配は無いので御安心下さいね……あなたたちに明日は訪れないという意味で!」
ふふふっと笑みを浮かべる華楠に、まだ未成年のアンゼリカは、大人になってもお酒には手を出さないようにしようと思うのであった。
そんな事態になっているとは露と知らず、最後の海賊半魚人と向き合うガンドラは、生成した紫電を帯びた七支刀形状の呪剣を振るうと、呪いの雷雲が白い霧の上で広がり、そこから紫の雷霆が次々に放たれる。
【竜呪剣『雷界』・霹靂帳】である。
「鳴り響け、呪いの雷剣を。以て放つは、轟き滅す、雷霆の裁き……!」
全身の筋肉を振り絞り、肉体そのものを武器にした海賊半魚人たちであったが、その手は届かずガンドラの攻撃を成す術もなく受ける。
「肉体全てが、武器になるまで、鍛え上げたとは、大したものだ。だが、ヘンリー・ハドソンの、目論見通りに、時間を稼がせは、決してさせん」
呪いの雷剣が煌めくたび、雷雲が瞬くたび……海賊半魚人の命が奪われる。
そして彼女の言う通り、敵に時間を与えることは『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソンがディヴィジョン境界を突破することを意味していた。
「最後まで、油断せず、効率よく数を、減らしていこう。鳴り響け、轟け。呪いの雷剣! 落ちよ、霹靂の帳。敵海賊に見舞うは、呪われし雷の嵐。身を焦がし、暗き水底へ、還るが良い
……!!」
ガンドラの雷撃が海賊半魚人の最後の一体を打ち倒す。
そして彼女はパラドクス通信機を手に取ると、仲間たちに連絡を取る。
「我輩だ、ガンドラだ。残敵を、見た者は、いるのか?」
だが誰も生き残りの海賊半魚人を見ていないと返す。圧倒的な戦力差で挑んだ戦いは、早々にディアボロスの勝利で決着した。
しかし、これはまだ前哨戦……本命は未だスピードを落とすことなく、ディヴィジョン境界の霧を抜けようと移動している。
「やる気は充分かい、みんな?」
集合したディアボロスたちに、ジェーンが声を掛ける。
「ああ、このまま鯨野郎を最後の航海に送り出すぞ!」
クローディアの声に、全員が拳を突き上げた。
向かうは四十メートルの超巨体。白鯨『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソン。
後続には無敵の白鯨海賊艦隊が追随している。
霧の中の決戦が、始まろうとしていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
【水中適応】がLV3になった!
【通信障害】LV2が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV3が発生!
【能力値アップ】がLV5になった!
【ガードアップ】がLV2になった!
【グロリアス】LV1が発生!
アンゼリカ・レンブラント
こんにちは『グレートトレジャー』。
排斥力が揺らいだのを期にハワイ攻め、機を見るに敏と言おう
でも私には腑に落ちないことがあるよ
ハワイは断片の王超大和がいるヤ・ウマトの本拠地
(今は移動しているが、相手が知る情報が古いならこれが正しいはず)
貴方でもジェネラル級ただ1人でハワイ島は陥とせる場所なのか?
ここで私達を抜いたとして、どこに勝算があるのか是非知りたいね
他のジェネラル級の援軍があるというなら、誰なのかな
あぁそれとも……貴方達の取引相手
「コーサノストラ」の連中の助力があるのかな?
冥海機は彼らの要求を拒んだらしいし、共通の敵かもしれないしね
(これも古い話だが、だからこそ彼には正しい情報だ)
話を聞いたら、こちらからも1つ
貴方と同じ白鯨のジェネラル…モビィ・ディックが仕事をした、
そう貴方が考えているなら大間違いだよ
彼女は、つい少し前に私達が倒したよと、命を断った拳を掲げよう
そう、私達こそ『白鯨殺し』!
今尚貴方を屠り、エルドラード攻略完遂の狼煙としよう!
彼の動揺に付け入るよう堂々と叫び、戦闘に入ろう
●『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソン
取り巻きの白鯨艦隊を撃破したディアボロスたち一行は、『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソンへと接触する。
ディヴィジョン境界の霧のなか、四十メートルにもなる巨体を泳がせるヘンリー・ハドソン……そんな彼に、アンゼリカ・レンブラント(白鯨殺し・g02672)が代表して声を掛けた。
「こんにちは『グレートトレジャー』。排斥力が揺らいだのを期にハワイ攻め、機を見るに敏と言おう」
『ふむ、礼儀は弁えているようですね……こんにちは、お嬢さん。だが私は急いでいます。話しなら霧を出た後にしてくれませんか?』
そう言わないでよ……とアンゼリカは追いすがる。そしてヘンリー・ハドソンにさらに声を掛ける。
「偉大なるヘンリー・ハドソン。でも私には腑に落ちないことがあるよ? ハワイは断片の王超大和がいるヤ・ウマトの本拠地……貴方一人でハワイ島は陥とせる場所なのか? ここで私たちを抜いたとして、どこに勝算があるのか是非知りたいね」
偉大な、と言われ気分を良くしたのか、ヘンリー・ハドソンは泳ぐ速度を少しだけ緩めるとアンゼリカの質問に答える。
『ふふっ、私が先陣を切れば、邪神獣の浮島が後に続くでしょう。そうして邪神獣の浮島が冥海機ヤ・ウマトに定着すれば、後続の軍勢などいくらでも送り込めます』
実際は既に邪神獣の浮島は破壊され、そして冥海機ヤ・ウマトの断片の王『超大和』はミッドウェー島に居る。
だが移動し続けていたヘンリー・ハドソンはその情報を知らない。彼は邪神獣の浮島は健在であり、超大和はハワイに居ると信じている。
……そう、彼の作戦は始まる前から破綻していたのだ。
「モビィ・ディックの援軍か……困ったね。あとは貴方たちの取引相手、『コーサノストラ』の連中の助力があるのかな? 冥海機は彼らの要求を拒んだらしいし、共通の敵かもしれないしね」
これも古い話しだが、だからこそ彼には正しく見える。さあどうでるか、とアンゼリカが伺うと、ヘンリー・ハドソンは大きく笑い声をあげる。
『コーサノストラですか、彼らとは助力ではありません。取引です……死んでいくあなたに詳しく話す必要はありませんね。さぁ、もう良いでしょう? お話は終わりです』
水平線の向こうにディヴィジョン境界の霧の切れ目が見えて来た。確かに時間はもうない。
仲間たちを振り向き、頷いたアンゼリカは最後に堂々と叫ぶと、拳を握る。
「モビィ・ディック……彼女は、この戦いの前に私たちが倒したよ! そう、私たちこそ『白鯨殺し』! 『グレートトレジャー』、同じ白鯨の名を持つ貴方を屠り、エルドラード攻略完遂の狼煙としよう!」
それは侮辱? それとも怒り? それとも……大きく笑ったヘンリー・ハドソンは、なんとも言えない瞳でアンゼリカを見下ろす。
『挑発するのですか……良いでしょう。この霧の中、出るのは私たちかディアボロスか……決着を付けましょう』
白鯨『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソンは高らかに吼えると、火山のような背中から潮を噴き上げた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV6になった!
アンゼリカ・レンブラント
猛獣が本当に怖い時は笑うっていうね
激情に吼える白鯨に、こちらは――
逃げるんだよォー!
(水面走行のダッシュで距離を取るよっ)
【パラドクス通信】は常にオン
私個人を最初の目標として追うならきっとその隙を仲間が突く
違う目標を定めたとしたらこちらは小回りを生かし相手の死角に回っては
パラドクスの砲撃を思いっきり叩き込むっ
機先を制したら相手の前面に立たないよう常に移動し
後方や側面に取り付いてプレッシャーをかけながらの砲撃を行っていく
仲間と挟み込み、あるいは共にとりついて攻撃していくよ
巨体ゆえの強大さは動きづらさと隣り合わせ
こちらは、持ち味を生かし力を合わせ追い詰めていこうっ!
勿論楽な相手じゃない
相手パラドクスの進撃に対しては
積み上げた能力値アップやガードアップを信じ移動しながらの障壁全開!
接触の際正面じゃなく違う方向に自ら飛び衝撃を軽減しよう
まさに強大な城の如き相手だね
けれど、私達の超えるべき壁はさらに高いもの
だから、絶対負けないよ!
全力全開の《終光収束砲》を叩き込むっ。
私のありったけ、受け取れーっ!
鳩目・サンダー
アドリブ、連携歓迎です。
決着か。そうだな、頼みの大きさを生かしにくい、この窮屈な霧の中であんたを止められなきゃ次の機会なんていつ来るやら。
覚えているかは知らないが今一度お見せしよう。どんな強大な相手とでも互角に戦える奥義にして基礎。常套手段にして秘技。
「リアライズペイント」。
ただトレースするだけじゃあ芸がない。こっちは黒いマッコウクジラ、銀の鷹の印もつけて、兵装もオリジナルよりマシマシで応戦だ。
一撃ごとに耐久性、機動力、攻撃力、足りない部分を観察し割り出し描き直す。
……あたしのこれにはいろんな奴が感想を残してくれたが、そいつらはもう誰も生き残っていない。
ただの猿真似と侮るなら望むところ。
侮らず向かってくるなら猶更に光栄。
こと「規模」という点であたし以上に此奴の気を引けるディアボロスはそうはいまい。
挑発役は引き受けた!腕が折れても似姿を描き続ける。
この霧の網の中で、きっちり捕鯨を完了させてやる!
ガンドラ・ブラッディア
●連携・アドリブ歓迎
落とし所が、決まったのならば、あとは互いに、死力を尽くす。
望みが叶うは、片方のみ。行くぞ……!
竜呪剣『穿孔』を精製。
敵の近辺を【飛翔】し、死角且つ至近距離から、螺旋迅を放ち、穿ち貫く……!
近くで見れば、尚実感する。ゴンドワナの巨獣に、比肩するほどの、巨体を誇る白鯨……実にデカいな。故に、貫き甲斐が、あるというものだ。
時に【水面走行】、【水中適応】での水中戦、或いは敵自身の、背に乗って走る等、敵や仲間との、状況に応じて、位置取りを変えよう。
挟撃がやはり、理想的だからな。
砲撃に対し、高めた能力や、【ガードアップ】を補助に、『穿孔』で防ぎ、耐えきろう。攻めの【グロリアス】共々、少しでも継戦し、倒しきらねばならん。
ヘンリー・ハドソン。
その豪快な遊泳は、霧の外まで、至らせん。
竜呪剣『穿孔』……カースロンゴミニアドよ。かの巨体を貫き、深い水底へ還せ!
全ては世の、平和が為……!
オオオオオオオオオオオオッ!!!

音羽・華楠
……改めて考えると、全長40mは凄いですね。
通常の巨獣の倍ですか……。
でも、臆する気はありません!
最初からの目標の通り――地獄を見せますよ、ヘンリー・ハドソン!!
【水面走行】で海面を疾駆しつつ、味方とは別の角度、ヘンリー・ハドソンを挟撃や包囲する形になるような位置取りを意識します。
ヘンリー・ハドソンに多方向への警戒を強いることで、その集中力を削る狙いです。
その上で――
……古式捕鯨では、鯨を網に追い込んで身動きを封じ、銛を大量に打ち込んで弱らせて仕留めたそうです。
『改竄世界史の境界の霧』という網へ自ら飛び込んだ時点で、あなたはもう仕留められるだけなんですよ、ヘンリー・ハドソン!
そう嘯くことで己を鼓舞し、パラドクスに力を籠めます。
打ち込むパラドクスは『銛』ほど生易しくないですよ……!
――《雷幻想・墜星》!!
宇宙から呼び寄せた鉄隕石を、油揚げを狙いに来た鳶の如き白鯨へ叩き落とします!
これをあなたに炸裂させる瞬間を、待ち望んでました!!
敵の反撃は動き回って照準を乱し、直撃だけは避けられるように。
ジェーン・コーネリアス
やる気十分のようで何よりだ
こっちだって船を守るために君には何度吹っ飛ばされたか分かりゃしない
その次の邂逅は痛み分けに終わったけど……決着を付けようか、ヘンリー・ハドソン!
カトラス「Macha」を手に【水面走行】を使用して海上で戦闘を行う
角をこちらに向けての突進攻撃に対して、角の直撃は避け、すれ違いざまに『龍波断ち』で切りつけるようにして攻撃をしかける。
直撃は避けようと恐ろしい威力なのは分かってるけど、それでもあの馬鹿でかい角で突き刺されるよりはマシだ
なんど跳ねられようと浮上して叩き斬ってやる!
他の復讐者を狙っている時は追いすがり、でかい体の上に飛び乗ってパラドクスで攻撃し、自由に攻撃をさせないようにしよう
この場所じゃあっちももう後がない
最後には一番自信のある攻撃……船を攻撃するのにも見せた突進でなりふり構わずにくるだろう
こいつが最後だ、そのツラ、正面から叩き割ってあげるよ!
こっちに角を向けて突進してくるなら、角の少し下、鯨の顔とは別についた人の顔目掛けて『龍波断ち』で叩き斬ってやろう!
宝心・ライラ
アドリブ連携歓迎
「アンゼリカが言った事は本当よ。だって私もお相手したもの!」
「モビィ・ディックさんは未知と冒険を愛する本当に素晴らしい海賊さんだったわ!私彼女のこと大好き!」
そう笑ってモビィ・ディックとの思い出を語ってお話の信憑性を上げる
鯨さんは動揺する?それとも怒りに震えて攻撃してくる?
関係ないわ。だって私の相手をした相手は必ず最後はハッピーエンドになるんだもの!
・戦闘
どちらにしろ攻撃が激化するだろうと予測し既に防御用装備の笑顔の書とダブルピースは用意してある
私の攻撃は赤の演目!
刃の一輪車に乗って大ジャンプして鯨さんの40m級の広い背中を駆け回るわ!
貴方にとっては小さな傷跡でもチクチク煩わしいし、積み重なれば痛いでしょう
宝石噴射は正面からの被弾は避けて威力を逸らすように二重障壁を展開しつつ、後ろに跳躍して威力を減らす
その後も諦めず鯨さんに飛び乗り続けてダメージを与え続けるわ
仲間が付けてくれた傷跡があれば更にえぐるように飛び込んで、霧の海に真っ赤な花を咲かせたげる!
「涓滴岩をも穿つ!」
クローディア・ベネット
船を守るためにあんたの突撃を引き受けたあの日から、ずっと今日が待ち遠しかったよ
海賊も復讐者もやられっ放しじゃ居られない稼業でね
リベンジに来た私達にとっちゃ、『グレートトレジャー』はあんたの首だ
覚悟しな、クジラ野郎!
【水面走行】を借りてヘンリー・ハドソンと戦おう
自分が敵の正面にいる時は防御や直撃の回避に集中
【パラドクス通信】で自分が狙われると仲間に伝え、ノーマークの間に攻め立てて貰おうか
逆に仲間が狙われてる時は全力で攻撃だ!
――『野郎ども、全ての砲門を開け!』
これでもかと敵の身体にぶどう弾をぶち込むぞ
基本的に体の側面に命中させてダメージを稼ぐが、口を開いたり目が近くに来てる時は積極的に狙おう
反撃の突撃は斜め前に転がり込んで角を躱しながら、額にぶつかる衝撃を≪聖遺の護符≫の弾く力で少しでも相殺
吹き飛ばされたら【飛翔】で身体を制御し素早く着地だ
やがて傷が嵩んだ敵の動きが鈍ったら、額の人型部分に集中砲撃を浴びせ脳まで貫いてやろう
白鯨の物語にピリオドを打つ時が来た!
――あばよ、ヘンリー・ハドソン!
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
可能であれば同行する味方をWIZ攻撃からディフェンスします
東メラネシアの事件ではお世話になりましたね
あの時は一方的に貴方の突進攻撃を受ける事しか出来ませんでしたが、今日は一撃お返しに来ましたよ!
状況に合わせて【水中適応】と【水面走行】を使い分け行動します
【パラドクス通信】を用いて情報共有や攻撃のタイミングを合わせるなど
味方と連携を図り互いの行動を積極的にサポートします
コウモリダコ型の呪詛塊をヘンリー・ハドソンの周囲に飛ばし
味方が狙いやすい箇所、または既に負傷している箇所を重点的に狙って突撃させます
爆破の衝撃で傷口をこじ開け、味方の放つとどめの一撃へと繋げましょう
ヘンリー・ハドソンが水中に潜り込んだら見失わないように【水中適応】で後を追います
反撃が飛んで来れば「氷盾」で負傷を軽減するように努めます
ヤ・ウマトでは今も多くの味方が全力で冥海機と対峙している
皆と進めた航路、僕達の戦いです
アビスローバーに邪魔はさせません!
●霧の中の決戦
黄金海賊船エルドラードと冥海機ヤ・ウマトを結ぶディヴィジョン境界の霧の中。全長四十メートルはある巨大な白鯨……『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソンは、眼前の小さな生き物たち。そうディアボロスと向き合っていた。
「アンゼリカが言った事は本当よ。だって私もお相手したもの!」
そうヘンリー・ハドソンに笑顔で叫ぶのは、宝心・ライラ(笑顔の大サーカス・g01071)……彼女ももう一人の『白鯨』、モビィ・ディック戦に参加したディアボロスの一人。
「モビィ・ディックさんは未知と冒険を愛する本当に素晴らしい海賊さんだったわ! 私、彼女のこと大好き!!」
そう声を上げるライラの姿に、ヘンリー・ハドソンはニッコリと笑ったように見える。
その瞬間、怖気が全身を支配する。
「猛獣が本当に怖い時は笑うっていうね。激情に吼える白鯨に、こちらは……逃げるんだよォー!」
そう告げたアンゼリカ・レンブラント(白鯨殺し・g02672)が、ライラの腕を掴んで走り出す。
このままヘンリー・ハドソンの前に居れば、弾き飛ばされるのは道理。二人はダッシュで距離を取り、改めてヘンリー・ハドソンと向き合う。
「……改めて考えると、全長四十メートルは凄いですね。通常の巨獣の倍ですか……でも、臆する気はありません! 最初からの目標の通り……地獄を見せますよ、ヘンリー・ハドソン!!」
ちょこまかとヘンリー・ハドソンの眼前を走っていたアンゼリカとライラの姿を眺めながら、音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)がそのサイズ差に驚きながらも気合いを入れる。
そして味方の位置を確認すると、挟撃出来るような位置取りをするべく動きだした。
一方、ヘンリー・ハドソンと向き合うように立つディアボロスたちも居た。
「東メラネシアの事件ではお世話になりましたね……あの時は一方的に貴方の突進攻撃を受ける事しか出来ませんでしたが、今日は一撃お返しに来ましたよ!」
そのなかの一人、三間・勲(漁火・g10186)はと言うと以前の事件でヘンリー・ハドソンの突進を受けたことを思い出す。
そしてそのお返しに来たと宣言する。
同じ気持ちなのは、彼だけではなかった。
「やる気十分のようで何よりだ! こっちだって船を守るために君には何度吹っ飛ばされたか分かりゃしない……その次の邂逅は痛み分けに終わったけど、決着を付けようか! ヘンリー・ハドソン!!」
ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)がカトラスを手にそう叫ぶと、クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)も同意する。
「船を守るためにあんたの突撃を引き受けたあの日から、ずっと今日が待ち遠しかったよ……海賊もディアボロスもやられっ放しじゃ居られない稼業でね? リベンジに来た私達にとっちゃ、『グレートトレジャー』はあんたの首だ! 覚悟しな、クジラ野郎!!」
今日、この日を迎えたこと……決戦に挑む気持ちはあの日から三人とも揺るがない。
「決着か……そうだな、頼みの大きさを生かしにくい、この窮屈な霧の中で、あんたを止められなきゃ次の機会なんていつ来るやら」
勲たち三人の姿に、この機会を逃す訳にはいかないと鳩目・サンダー(R-18フルカラーリアライザ・g05441)も改めて思う。
ディヴィジョン境界の霧がヘンリー・ハドソンの巨体を縛る今こそ、決着の時。
「落とし所が、決まったのならば、あとは互いに、死力を尽くす。望みが叶うは、片方のみ。行くぞ……!」
全員の気持ちが一つになったところで、ガンドラ・ブラッディア(黒矛・g03101)が呪剣を生み出しながら叫ぶ。
『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソンとの戦いが、今始まる。
先手を取ったのはガンドラであった。その手に生み出した竜呪剣を手に空を翔けるパラドクス効果【飛翔】でヘンリー・ハドソンの巨体の上を取る。
「近くで見れば、尚実感する。ゴンドワナの巨獣に、比肩するほどの、巨体を誇る白鯨……実にデカいな。故に、貫き甲斐が、あるというものだ」
そう呟くと、手にした刀身が黒く捻れたロンゴミニアド形状の呪剣を振るい、黒く鋭い螺旋状の呪詛エネルギーを生み出す。
【竜呪剣『穿孔』・螺旋迅】……敵を貫き、呪いを与えるパラドクス。
「ヘンリー・ハドソン。その豪快な遊泳は、霧の外まで、至らせん。竜呪剣『穿孔』……貫け。呪いの削剣を、以て放つは、掘り穿つ、逆巻く鋭突……カースロンゴミニアドよ。かの巨体を貫き、深い水底へ還せ!」
オオオオッ!! と、ガンドラの雄叫び響き渡る。
「全ては世の、平和が為……!」
白い巨体に黒い螺旋が迫る……そして、その表皮を貫いたかに見えた。
「何……っ!?」
螺旋のエネルギーを流し込んだはずのガンドラが驚きの声を上げる……それは分厚い表皮とその下に広がる脂肪で、肉まで切っ先が届かない。
そして『白鯨』はその巨体の左右に設けられた艦砲を向けると、彼女に向かって撃ち放つ。
『どうやら貫けなかったようですね……お返しです!』
「くっ、ここで、墜とされる訳には、いかないのだ!」
竜呪剣を盾にし、砲撃を防ぐガンドラであったが、その威力は精製した呪剣にヒビが入る。
「少しでも継戦し、倒しきらねばならん……」
砕けた呪剣を手放し、ガードを固めるガンドラに容赦なく撃ち込まれる艦砲……彼女はダメージを受けつつも降下し、海中に沈むことで砲撃から難を逃れた。
「(海中でも行動出来る、【水中適応】……ありがたい)」
ディアボロスの重なる絆の力で得たパラドクス効果に、彼女は感謝を述べる。
その様子を見ていたアンゼリカは、思わず武者震いをする。恐怖からか……否、彼女は強敵と戦えることに興奮しているのだ。
「まさに巨大な城の如き相手だね……けれど、私たちの超えるべき壁はさらに高いもの。だから、絶対負けないよ!」
そう告げるとアンゼリカは走りだす。ヘンリー・ハドソンのその巨体に対し、少しでも優位な場所を探して。
『ちょこまかと五月蝿いですね……あなたはネズミイルカか何かですか?』
ヘンリー・ハドソンも、相棒であるもう一人の『白鯨』、モビィ・ディックを倒したと言う少女は無視できないようで、円錐状の角を装備した頭を振り追い払おうとする。
「巨体ゆえの強大さは動きづらさと隣り合わせ! こちらは持ち味を活かし、ディアボロスらしく力を合わせ追い詰めていこうっ!!」
【パラドクス通信】の通信機に向かい、そう叫ぶように吹き込み仲間たちを激励すると、アンゼリカはヘンリー・ハドソンの鼻先に向かい合うと拳で六芒星を描く。
「裁きの光と共に輝け、六芒星に集いた精霊よ! 全力全開の『エンド・オブ・イヴィル』っ……私のありったけ、受け取れーっ!」
友より学んだ六芒星増幅術を使い、収束された光の砲撃を放つアンゼリカの【終光収束砲】は、衝角突撃で出来たのであろうヘンリー・ハドソンの額に新たな傷跡を刻み込む。
だが、重要な臓器がある分最も頑丈な頭部への攻撃は、閃光が止むまで受けてもヘンリー・ハドソンのその脚が止まることはない。
「さすがに楽に勝てる相手じゃないね。って突っ込んで来る!!」
進路を僅かに変え、前方にいるアンゼリカに向けて円錐状の角で突撃をしてくるヘンリー・ハドソンに対し、アンゼリカは逃げられないと悟ると、自らその巨体に飛び込む。
「正面からではなく側面なら、少しは……ぐはっ!?」
額の角や真正面の直撃は避け、障壁を展開しつつ全身の筋肉に力を入れると、ワザと白鯨の側面に当たりに行ったアンゼリカ。
それでも大きく弾き飛ばされると、海面を数回バウンドして止まる。
『アンゼリカ、無事か?』
「へ、へーきだよ! 鍛えた筋肉と障壁のおかげで……打撲はしたかな? 兎も角無事だよ!!」
パラドクス通信機から入る声に、大丈夫と元気よく返事をするアンゼリカ。まだまだ、戦いはこれからであった。
ディアボロスたちの猛攻を退け、悠々と航海を続けるヘンリー・ハドソン。
そんな彼に対し、サンダーが挑発するとGペンを取り出す。
「挑発役は引き受けた! 腕が折れても似姿を描き続ける……この霧の網の中で、きっちり捕鯨を完了させてやる!」
そう言って空中に描くのは、『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソンの姿絵……否、白鯨ではなく黒いマッコウクジラに銀の鷹の絵。それに砲門もマシマシにしてあった。
【リアライズペイント】……空中に視界内の敵を描くと、実体化するパラドクス。
「覚えているかは知らないが、今一度お見せしよう。どんな強大な相手とでも互角に戦える奥義にして基礎。常套手段にして秘技!」
召喚された黒鯨は、白鯨と肩を並べて並走しつつ、側面の砲門から火球を放つ。
『偽物ですと……? こざかしいことを』
オリジナル……ヘンリー・ハドソンも砲門を開くと、応射を始める。
激しい艦対戦が続くなか、サンダーは眼を見開き涙する。
「……あたしのこれにはいろんな奴が感想を残してくれたが、そいつらはもう誰も生き残っていない。ただの猿真似と侮るなら望むところ。侮らず向かってくるなら猶更に光栄って奴だ!」
涙を拭くと、彼女は更にペンを走らせる。一撃を加える、加えられるごとに耐久性、機動力、攻撃力、足りない部分を観察し割り出し描き直す
「こと『規模』という点で、あたし以上に此奴の気を引けるディアボロスはそうはいまい! みんな、頼むぞ」
砲撃の雨の中、激しい振動で胸を震わせながらGペンを握る腕を走らせるサンダーの姿。
その反対側から、ヘンリー・ハドソンに迫る影が居た。華楠だ。
「サンダーさんが惹き付けてくれてる間に、包囲するように動きましょう……ヘンリー・ハドソンに多方向への警戒を強いることで、その集中力を削る狙いです」
パラドクス通信機に向かいそう告げた華楠は、手本となるべくパラドクスの準備に入る。
「……古式捕鯨では、鯨を網に追い込んで身動きを封じ、銛を大量に打ち込んで弱らせて仕留めたそうです。『改竄世界史の境界の霧』という網へ自ら飛び込んだ時点で、あなたはもう仕留められるだけなんですよ、ヘンリー・ハドソン!」
華楠はそう嘯くことで己を鼓舞し、パラドクスに力を籠める。
「獅子宮、女宮、秤宮、蠍宮、弓宮、磨羯宮、瓶宮、魚宮、羊宮、牛宮、夫婦宮、蟹宮……黄道巡りて、星よ、怒槌と成れ!!」
陰陽術の一つ、占星術と、雷……木行の力。そして妖精たちの助力で昇華したパラドクス【雷幻想・墜星】。それは、宇宙空間から鉄隕石を雷術による超磁力で誘導し、頭上から直撃させる必殺技である。
「これから打ち込むパラドクスは『銛』ほど生易しくないですよ……! これをあなたに炸裂させる瞬間を、待ち望んでました、『ファンタズム・シェキナー』!!」
空を割る轟音が響くと、宇宙から火球が降って来る。それは正確に、ヘンリー・ハドソンへと目掛けて落ちる。
「油揚げを狙いに来た鳶は、地獄へ堕ちるんですよ!」
直撃を受けた瞬間、身体をくの字に曲げるヘンリー・ハドソン……同時に起こる質量と重力を重ねた大爆発に、流石の彼もノーダメージとは行かなかった。
『痛かったですよ、お嬢さん……!』
爆発が収まった時、サンダーと撃ち合う左とは逆……右目で華楠を捉えると、右側面の艦砲の照準を彼女に向ける。
「直撃さえ受けなければ……!」
絶望にも似た回避が彼女を襲う……!
砲戦が激しくなった。パラドクスとパラドクスの打ち合い。削り合い……ディアボロスも、ヘンリー・ハドソンも疲弊する。
「ヤ・ウマトでは今も多くの味方が全力で冥海機と対峙している……皆と進めた航路、僕たちの戦いです。アビスローバーに邪魔はさせません!」
勲は叫ぶと、仲間たちが付けた傷跡に向け、空飛ぶ「コウモリダコ」型の呪詛塊を飛ばす。パラドクス【ヴァンピロボンバー】だ。
「爆破の衝撃で傷跡を抉じ開けます! 皆さん、続いて下さい!!」
以前から付いていた物、この戦いで新たに付けられた物……多くの傷跡へ放たれた呪詛塊が、まるで花火を点火したかのように一斉に大爆発を起こし、その衝撃で傷口を抉じ開ける。
『えぇぃ……ディアボロス、ちょろちょろと!』
海中に向けて沈んでいくヘンリー・ハドソン……倒したのか、いや違う。一面が波立ち、ヘンリー・ハドソンの位置を紛らわす。
「水中に潜れば……!」
急ぎ海中へと潜り、ヘンリー・ハドソンを追いかけようとする勲。だが視界が遮られてその姿をハッキリと見付けられない。
そんな彼に向け、背中の噴射口より具現化させた宝石状の物体を発射するヘンリー・ハドソン……反射的に構えた『氷盾』で防ぐが、完全には防ぎきれずに幾つかが身体の中にめり込む。
「くっ……みなさん、ヘンリー・ハドソンが浮上してきます!」
赤い液体を海水に流しながら、痛みで片目を瞑る勲の目の前で、ゆっくりとヘンリー・ハドソンが浮上していく。
まるで、その顔は笑っているかのようであった。
だが、勲が開いたヘンリー・ハドソンの傷跡からも鮮血が零れる。それを狙ったのがライラだ。
「赤の演目! 笑顔の花を咲かせましょう! ……貴方にとっては小さな傷跡でも、チクチク煩わしいし、積み重なれば痛いでしょう!?」
車輪が刃で出来た一輪車を呼び出すと、それに飛び乗りヘンリー・ハドソンの四十メートルの巨体を、端から端まで歌いながら爆走するライラ。
パラドクス【赤華一輪ストリートライブ】。まあ、目的は刃の車輪で走り傷付けることなので歌う必要はないのだが……そこは気分と言う奴である。
「霧の海に真っ赤な花を咲かせたげる! 涓滴岩をも穿つ!」
ディアボロスたちを盛り上げるように歌いながらそう叫ぶライラを、ヘンリー・ハドソンは海面に振り落とそうと左右に身体を捻る。
だが一輪車で曲乗り……大ジャンプや三百六十度ターン、綱渡りだって鼻歌混じりでこなすライラには、その程度の曲芸は朝飯前。
『落ちないのなら、付いてくるがいい!』
そう言って再び海中に沈むヘンリー・ハドソン……流石のライラも、海中で一輪車に乗るのは一苦労。思わず離れてしまう。
そこに繰り出される宝石状の物体を、彼女は開くことでスマイルマークの障壁を張る童話集『笑顔の書』と、ピースサインで展開する魔力障壁『ダブルピース』を二重で重ねる。
「どうせ攻撃が激化するだろうと予測してたのよ! 両手でピースすれば防御力もハッピーも二倍!!」
二重の障壁に宝石が衝突する……だが、その衝撃はライラの予想を超えていた。
「い、痛くても笑顔、笑顔ーっ!!」
障壁を破られ、宝石の直撃を喰らったライラであったが、そこはクラウンの宿命……笑顔を作り、笑みを浮かべた。
ディアボロスたちの攻撃は、ヘンリー・ハドソンを間違いなく傷付けていた。
だが、彼はまだ動く……その姿に、血のように赤い魔力を帯びるカトラス『Macha』を構えたジェーンが立ち塞がる。
「この場所じゃ、あっちももう後がない。最後には一番自信のある攻撃……船を攻撃するのにも見せた突進でなりふり構わずにくるだろう。だったらそのツラ、正面から叩き割ってあげるよ!」
そう呟くジェーンにその額の角を向け、一直線に直進してくるヘンリー・ハドソン。彼にとっては眼前のちっぽけなディアボロスなど、海の珊瑚と変わらない。
だが、珊瑚と違うのは……ディアボロスは攻撃してくると言うことだ。
「一刀で……叩き割る! 『龍波断ち』!!」
赤いカトラスを手に、大きく飛び上がるジェーン……【龍波断ち】、カトラスを両手に持ち、大上段から力任せに叩き斬るパラドクス。
単純だが、それゆえ威力が高い、まさに必殺技。
狙うは角の下……ヘンリー・ハドソンの人間の顔だ。
「喰らいなっ!!」
『うぎゃーっ!? ……ふ、ふふふふ』
ヘンリー・ハドソンの顔面を捉えたジェーンに、彼は笑う……気が狂ったか? と不審気な顔をするジェーンに対し、ヘンリー・ハドソンは烈火の如く声を上げる。
『ディアボロス! いい加減、許さん、許さんぞーっ!!』
そう言い、衝角を前に突進してくるヘンリー・ハドソン……ジェーンは角の直撃こそ避けるものの、大きく跳ね飛ばされる。
「くっ……なんど跳ねられようと浮上して叩き斬ってやる!」
ごほっと溜まった血を吐き出しながら、海面で這いつくばるようによろよろと立ち上がるジェーン。そんな彼女を庇うように、クローディアが全力で砲撃を行う。
「『ブロードサイド・ボンバーディアーズ』……戦利品が残らなくたっていい。後腐れなく消し飛ばせ!!」
クローディアのパラドクス【野郎ども、全ての砲門を開け!】は、死霊術で呼び出した道半場で倒れた海賊砲手たちの魂……それを砲門ごと大量に呼び出し、ジェーンが狙ったのと同じ、ヘンリー・ハドソンの額の人面を狙わせる。
放つのはぶどう弾……発射と同時に子弾がばら撒かれることで逃げ場を無くさせるのが特徴である。
「脳まで貫いてやろう! 白鯨の物語にピリオドを打つ時が来た……あばよ、ヘンリー・ハドソン!!」
ドーンドーンと横一列に並んだ大砲が一斉に放たれる音がする。そして着弾と共に広がる噴煙、重なる爆炎にヘンリー・ハドソンの姿が隠れる。
「やったか……?」
誰かがそう呟いた瞬間、煙を衝角が突き破り、無数の穴を額に開けたヘンリー・ハドソンの姿が現れた。
「ちっ……角の直撃だけは避けないとだね!」
アンゼリカと同じように自ら飛び込むことで角の直撃を避け、『聖遺の護符』の力で衝撃を和らげながらクローディアは空中で飛翔し体制を立て直す。
「ぐふっ、ただでは済まないと思ってたけど、思ったより痛いね……それにしても」
空中を飛びながら、クローディアは背後を振り返る。そこにはだいぶ薄くなった霧があった。
「霧が晴れてきたようだね。冥海機ヤ・ウマトに完全に出てしまうと、後続の白鯨艦隊が出てきてしまうんだよ……急いで決着を付けないとだね!」
その声に、全員が気を引き締め、痛む身体に鞭を入れる。
『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソン……決着の時は、近い。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
【悲劇感知】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
【水面走行】がLV5になった!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV2が発生!
【先行率アップ】がLV3になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
クローディア・ベネット
ここまでやってもまだ沈まないとはな
つくづくあんたはアビスローバーとしちゃ規格外の化け物だ
はっはっは……だからこそ、獲り甲斐があるってもんさ!
逃げ行くヘンリー・ハドソンを【水面走行】で猛追
いつでも【パラドクス通信】出来るようにして、敵の隙や方向転換の兆候を連絡し合おう
霧が薄くなったならこちらからも見やすいんだ。逃がすものか!
――『野郎ども、大騒ぎの時間だ!』
カトラスを手にした海賊の霊達を召喚し、高らかに号令
彼らを敵の体側面についた鯨の目やヒレに斬りかからせよう
切迫した状況で視界を塞ぎ、動きを鈍らせようとする動きで敵の注意を惹きつつ傷を刻むよ
その隙に私は【飛翔】で横合いから敵の人面部分に向けて飛び込み、≪船長のサーベル≫を額に開けた穴を狙う
刃に全力を込めて頭の内側まで届かせ、今度こそ息の根を止めてやるさ!
敵の角に≪探索者の鉤縄≫を引っかけて強く引っ張り、反撃に吹き飛ばされないように体を固定しながら、動きが止まるまで剣を握り続ける!
今度こそ決着だ。いただいていくぞ、『グレートトレジャー』をな!
鳩目・サンダー
アドリブ、連携歓迎です。
ネメシスモード。使うパラドクスは【ディープフェイク】。リアライズペイントの変型判だ。
そうだ、コーネリアスの攻撃で思い出した。此奴はこのなりでも一応は「人間が「海棲生物」や「海や水にまつわる伝説上の生物」と融合したような姿のクロノヴェーダ」、アビスローバー。そんなら、こっちは人間味を完全に取っ払おう。今一度、G.T.B(グレートトレジャーブラック)。但し今回描くのは完全フルメタル、生身一切なしのマッコウクジラ型軍艦だ。
最早似姿じゃない、「似ているだけの別物」さ。
挑発役はもうやめだ、奴の手数の多さと視野の広さは想定をはるかに超えていた。
「腹だ、腹を叩け!」
ぶつかり慣れているであろう頭部は避け、下から腹部や顎を狙う。傷口が見えれば更にそこを撃ち開いていく。
より重い衝撃をより深い傷を。
網に捕らえた獲物を逃がす選択肢は無い。
霧の網を破られない内に銛を刺しまくって捕鯨を完了させるのだ。

音羽・華楠
……倒し切れませんでしたか!
侮ってたわけじゃありませんが、しぶといですっ。
でも、今度こそ息の根を止めますよ!
【水面走行】で海面を疾駆しつつ、ネメシス形態発動。
狐耳と尻尾が消え、黒髪黒瞳の人間の姿に。
先程、《墜星》とどちらを使うか、本当は迷ったんです。
でも、機会を得られた以上、見せましょう――
――私のパラドクスの中で、最も無惨に敵を殺すこの技を!
《雷幻想・涅槃》!!
ここまでに皆さんから散々強烈な攻撃を喰らい、肉体に多くの傷を負ってますよね、ヘンリー・ハドソン。
その傷をさらに深く抉られないよう、肉体的な警戒は堅固になってると思います。
――ですが、《涅槃》はあなたの肉体じゃなく精神……脳を直接傷付ける!
ここに到るまで、誰も精神・脳神経への攻撃をヘンリー・ハドソンに仕掛けてません。
それによって奴に生じてるはずの、精神攻撃への警戒の間隙を突きます!
これで奴の脳を破壊出来れば御の字。
出来ずとも、意識の空白を生じさせ、他の復讐者の好機となれば。
眠りなさい、白鯨。
二度と醒めない、《涅槃》の夢を見ながら!
ガンドラ・ブラッディア
見た目に違わぬ、タフネス。
だが、無敵に非ず。現に奴は、落ち着いた口調すら、取り繕わなくなった。
……もう二度と、余裕を与えん。
オオオオオオオオオオオオッ!!
(咆哮と共にネメシス形態、巨躯の黒竜へ)
竜呪剣『幻想』・竜時代を発動。
この姿でしか放てぬ、幻想の時代を、見るが良い。
立ち回りは、先と同様に、空・海面・海中を、残留効果を駆使し、臨機応変に移動。
仲間と別方向から、呼び出した竜群と共に、たった一つの、強敵を目掛けて、ブレスを放ち、或いはエネルギー体の、竜群による特攻を以て、攻撃を仕掛ける。
硬い肉体だ。故に可能な限り、傷口などの、脆い箇所を狙う。
奴もまた、角で特攻を、してくるだろう。残留効果を加え、何とか逸らし、威力軽減を狙う。いっそ、角をへし折る気で、迎撃してくれる。
来い、ヘンリー・ハドソン! 誰一人として、倒れると思うな……!
共に往こう、我が記憶から成る、同胞達。
海賊達とは違うが、我輩も集中砲火を、見せてやる。
この霧の中、在りし日の幻想は、今……蘇る!
全竜、放てぇええええッ!!!
ジェーン・コーネリアス
けほっ……ぺっ、まったくしぶとい……図体に見合った生命力だね
口内に溜まった血を吐き、口元を拭ったらまた【水面走行】で海面に立つ
出し惜しみはなしだ、僕の一番のお宝を見せてあげるよ。いくよ、「おたから」!
『水槍の秘宝』でアクアスライム「おたから」を変形させて水の槍の形に変える
鯨を獲るならやっぱり長物だ
まだ霧は晴れていない、トループスも周囲にいない……ってことは【飛翔】を使っても戦場外から攻撃を受けることはないってことだ
あのデカい体に飛び移るために使わせてもらおう
巨体での突進で暴れるヘンリー・ハドソンに対して【飛翔】の最高速度を活かして突進が当たらないように
狙いがこっちから逸れたり、体格差を活かして小回りを利かすことで側面に回り込めたら急上昇して頭上を取る
そしたらそのまま急降下、落下の勢いも乗せて水の槍を頭に突き立ててやる
今度は仕留めるまで逃すつもりはない
散々太平洋を騒がせてくれたけど……この海を制するのは僕らだ!
宝心・ライラ
アドリブ連携歓迎
「いたた、海に潜って振り落とすなんてやるわね。こうなったら私もとっておきを見せてあげる!」
海に潜るなら私も海中で戦えるようになればいいじゃない
海竜のネメシス形態となり、霧を抜けようとするヘンリー・ハドソンに猛スピードで追いすがるわ
そして泳ぎながらパラドクス発動!
皆が四方八方から攻撃を仕掛けるなら、私は後方を担当
咆哮の衝撃波を放ちつつ、歌声に乗せてヘンリーハドソンに語りかけるわ
「さあ一緒に楽しく! どんといっちょ歌いましょう♪」
このメロディは鯨さんのエコーロケーションに着想を得たもの
あなたも鯨さんで海賊さんなら後ろ尾びれを引かれるものがあるでしょう♪
反撃の宝石弾幕は痛すぎるから防ぐより回避を重視
音波反響で攻撃の予兆と軌道を『看破』し、避けながら前進
突進は貴方の専売特許じゃないわよ。必殺の海竜ダイブで自慢の角をへし折ってあげる!
攻撃が通ったら、そのまま耳元で歌いながら、がっぷり組み合って泳ぎを妨害するわ
「モビィも1人じゃ寂しいわ。一緒に未知なる世界を冒険してらっしゃい!」
アンゼリカ・レンブラント
強いね
力もそうだけどただ1人の状況でも進み続けるその姿がさ
ネメシス形態の戦乙女風姿へ
さぁ決着だ!
【水面走行】でヘンリー・ハドソンに追いすがり、
仲間と攻撃を合わせ光焔剣で斬る
額に開いた穴など、これまでダメージを蓄積させた箇所を抉るよう叩き込む
こちらもダメージはあるけれど、相手だってそれは同じさ
最後は気合!【パラドクス通信】で相手の進行方向や負傷の大きい箇所、
狙い等を逐次情報共有して攻め続けるよ
小回りを生かし翻弄しながら、時に【飛翔】も生かし頭に取り付いて斬り続ける
貴方の強さと雄大さ
私がアビスローパーだったなら確かに貴方を英雄だと思うだろう
貴方の相棒、『白鯨』の片割れモビィ・ディックもそうだった
想いを重ねたもの、譲れないものは確かに貴方達にあり
それゆえの強さ!敬意を払うよ
でも、私は復讐者の「これまで」を信じてる
束ねた私達の絆は、貴方達の力と想いを受け止め乗り越えるって!
最後の最後は捨て身の覚悟を胸に、
《神焔収束斬》を人間の顔部分に叩き込む
仕留め切るまでけして退かない!私達は、勝つんだぁーッ!
●霧の中の決着
冥海機ヤ・ウマトへと続くディヴィジョン境界の霧は間も無く晴れる……このまま『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソンに霧を抜けられると、配下の白鯨艦隊を含め面倒なことになる。
迫る残り時間に焦るディアボロスたちであったが、ヘンリー・ハドソンも焦っていた。
思っていたよりダメージが大きいのだ……このままでは、霧を抜ける前に倒されてしまう。それだけは絶対に避けなければと、ヘンリー・ハドソンはその巨体で泳ぐ速度を上げる。
「けほっけほっ……まったくしぶとい、図体に見合った生命力だね」
跳ね飛ばされた際に溜まった血を吐き出しながら、口元を拭うとジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)は呆れかえるかのようにヘンリー・ハドソンを見る。
「ここまでやってもまだ沈まないとはな……つくづくあんたはアビスローバーとしちゃ規格外の化け物だ!」
悠々と泳ぐ白鯨のその姿に、クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)が高笑いを上げる。
「はっはっは……だからこそ、獲り甲斐があるってもんさ!」
そう叫ぶクローディアに、音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)も同調する。
「……倒し切れませんでしたか! 侮ってたわけじゃありませんが、しぶといですっ……でも、今度こそ息の根を止めますよ!」
彼女の姿は妖狐の特徴である狐耳と尻尾が消え、黒髪黒瞳の人間の姿に変わっていた。
ネメシス形態……ディアボロスが追い詰められた時に姿を変える、もう一つの姿。
それは彼女のような人間体に近い姿のもあれば、まったく異なる姿を取る者もいる。
例えば、鳩目・サンダー(R-18フルカラーリアライザ・g05441)のように、背中から幾本もの筆やペンを持った機械の腕を生やし、まるで千手観音を思わせる姿になる者。
「ふっ、あたしなんかは可愛い方だ……」
そう告げるサンダーの横では、ガンドラ・ブラッディア(黒矛・g03101)と宝心・ライラ(笑顔のクソデカデカデカ大サーカス・g01071)が変身を始めていた。
「見た目に違わぬ、タフネス。だが、無敵に非ず。現に奴は、落ち着いた口調すら、取り繕わなくなった……もう二度と、余裕を与えん。オオオオオオオオオオオオッ!!」
雄叫び……いや、咆哮を上げるガンドラは、人間の姿を捨て巨躯の黒竜へと姿を変える。
「いたた、海に潜って振り落とすなんてやるわね。こうなったら私もとっておきを見せてあげる!」
ライラもガンドラと同様に人間の姿を捨て、こちらは巨大な海竜へと姿を変える。
「海に潜るなら、私も海中で戦えるようになればいいじゃない!」
これで潜られても戦えるのよ、とライラが叫ぶように告げる。
「強いね、力もそうだけどただ一人の状況でも進み続けるその姿がさ……さぁ決着だ!」
背中から白い翼を生やす戦乙女の姿になったアンゼリカ・レンブラント(白鯨殺し・g02672)が告げる。
そう、決着を付ける時が来たのだ。
霧の出口へ向かい巨体を泳がせるヘンリー・ハドソン。その巨体を見ながら、幾本もの腕でペンや筆を振るうサンダーは空中に巨大な絵を描く。
「二次創作という無限の宇宙に、お前を放り出してやる……」
使うのは先程使ったリアライズペイントの変形判、【ディープフェイク】……リアライズペイントとは違い、アレンジや歪曲が許されたその巨大絵が描くのは、先程の黒いマッコウクジラ。
……を、ベースに、完全フルメタル、生身一切なしのマッコウクジラ型軍艦。
「コーネリアスの攻撃で思い出した。此奴はこのなりでも一応は『人間が『海棲生物』や『海や水にまつわる伝説上の生物』と融合したような姿のクロノヴェーダ』、それがアビスローバー……そんなら、こっちは人間味を完全に取っ払おう」
黒い表皮は鈍く輝く装甲に、側面の大砲は最新の軍艦の主砲に、それは『グレートトレジャー』に似てるようでまったく別な物。
「G.T.B(グレートトレジャーブラック)……最早似姿じゃない、『似ているだけの別物』さ」
そう言って描き終えたグレートトレジャーブラック、『G.T.B』は、ヘンリー・ハドソンを追尾するとその船側に並び、砲門を向ける。
「腹だ、腹を叩け!」
ぶつかり慣れているであろう頭部は避け、下から腹部や顎を狙う。側面が装甲に護られていると言うことは、そこは逆に柔らかいと言うこと。
「銛を放て! 繋ぎ止めるんだ! 網に捕らえた獲物を逃がす選択肢は無い。霧の網を破られない内に銛を刺しまくって捕鯨を完了させる!!」
ガードを一切捨て、攻撃しか見ないサンダー。その視界の先でヘンリー・ハドソンはG.T.Bごと海中に沈むと宝石状の物体を噴射する。
『無防備な姿を晒すとは……舐めているのですか?』
「くはっ!? な、舐めてはいないさ……全てはヘンリー・ハドソン、あなたを倒すためだ!」
吹き飛ばされるサンダーであったが、描き出したG.T.Bはしっかりとヘンリー・ハドソンに繋がっていた。
そのG.T.Bの船体に乗り込み、機を窺っていたのはクローディア。取り回しの良さと鋭さを兼ね備えたサーベル『船長のサーベル』を手にした彼女は、死霊術でカトラスを手にした海賊たちの魂を呼び出していた。
「私たちの嵐で、あいつを呑み込んでやろうじゃないか! デッドリー・テンペスト!!」
【野郎ども、大騒ぎの時間だ!】と、パラドクスの号令を高らかにかけるクローディアの元、死霊の海賊たちが銛に繋がれたロープや縄梯子を渡し、ヘンリー・ハドソンの巨体に乗り込んでいく。
「野郎ども、目やヒレを狙うんだよ! 柔らかいところを刺せ! 斬れ!!」
海賊の死霊たちは命令通りに柔らかい場所を狙う……と言っても全長四十メートルの巨大な白鯨、ちまちました攻撃は通じない。
だが……それは目くらまし。本命はクローディア自身の一撃。
ひゅんひゅんと回した『探索者の鉤縄』を投擲した彼女は、ヘンリー・ハドソンの額の角にロックしたのを確認すると、G.T.Bの甲板を蹴り宙を翔ける。
空を翔ける【飛翔】の効果も加わり、一気に加速したクローディア。その目標は角の下にある人面だ。
「今度こそ決着だ。頂いていくぞ、『グレートトレジャー』をな!」
『よくもやりましたね! このまま跳ね飛ばしますよ!!』
ズシャ、っと人面の額に一文字の傷が走る。怒りの声を上げるヘンリー・ハドソンは、勢いをつけクローディアを吹き飛ばすのであった。
巨躯の黒竜へと姿を変えたガンドラは、その額に向かって突っ込む。
「来い、ヘンリー・ハドソン! 誰一人として、倒れると思うな
……!!」
『面白い、その意思ごと貫いてあげましょう!』
突進する二体の巨体がぶつかり合う。一歩も退かないぶつかり合いに、さらにパラドクスの攻撃が加わる。
ガンドラの【竜呪剣『幻想』・竜時代】……それは自分自身を竜呪剣と定義し、己が記憶より創った『エネルギー体の竜群』を解き放つネメシス形態でしか使えないパラドクス。
「追想せよ。かつて視た、記憶の内海。数多の変遷を経て、過ぎ去り往く、追憶の彼方。在りし日の、幻想は今、蘇る……この姿でしか放てぬ、幻想の時代を、見るが良い!」
ヘンリー・ハドソンと組みあったガンドラの竜の巨体から、幾体もの竜の群れが現れると白鯨の巨体に向け特攻を仕掛ける。
「共に往こう、我が記憶から成る、同胞たち。海賊たちとは違うが、我輩も集中砲火を、見せてやる。この霧の中、在りし日の幻想は、今……蘇る! 全竜、放てぇええええッ!!!」
竜たちはガンドラの号令でくわっと大きく口を開き、様々なブレスを吐き出す。それは火であったり、風であったり、水であったり、土であったり、光りであったり、闇であったり……様々なドラゴンの様々なブレスによる集中砲火に、ヘンリー・ハドソンの巨体が震える。
『や、やりましたね……だが耐えましたよ、反撃です!』
「うぉぉぉっ!!」
ヘンリー・ハドソンの額にある円錐状の角の直撃を受けつつも、その角をへし折ろうと耐えるガンドラ。
その姿を眺めていた華楠は、ヘンリー・ハドソンの巨体、その頑強さに思う。
「(ここまでに皆さんから散々強烈な攻撃を喰らい、肉体に多くの傷を負ってますよね、ヘンリー・ハドソン。ですが、その傷をさらに深く抉られないよう、肉体的な警戒は堅固になってると思います)」
そう、彼女の観察通り、ヘンリー・ハドソンは肉体的な攻撃には非常に敏感になっている。今もガンドラに角を折られないよう振り回し、角への拘束を解くと頑強な額で体当たりを仕掛けていた。
「ですが、このパラドクスはあなたの肉体じゃなく精神……脳を直接傷付ける!」
そう言ってパラドクスの発動準備をする華楠。放つパラドクスは【雷幻想・涅槃】。陰陽五行のうち、木行に属する雷の術に、釈迦如来真言を組み合わせ、妖精の補助により昇華した術。
その効果は相手の脳に、無意味かつ膨大な情報を電気信号と化し強制的に送り込み、処理能力をパンクさせ脳死や精神崩壊へと導くと言う恐ろしい物。
「ここに到るまで、誰も精神・脳神経への攻撃をヘンリー・ハドソンに仕掛けてません。それによって奴に生じてるはずの、精神攻撃への警戒の間隙を突きます! 色は匂へと散りぬるを我か世誰そ常ならむ有為の奥山今日越えて浅き夢見し酔ひもせす……ノウマクサンマンダ・ボダナン・バク!!」
『な、なんですか、この情報は
……!?』
無意味な情報によるDDoS攻撃を脳に喰らい、混乱するヘンリー・ハドソン……その狼狽える姿を見ながら、華楠は呟く。
「先程、【墜星】とどちらを使うか、本当は迷ったんです。でも、機会を得られた以上、お見せしました……私のパラドクスの中で、最も無惨に敵を殺すこの技を! 眠りなさい、白鯨。二度と醒めない『涅槃』の夢を見ながら!!」
混乱するヘンリー・ハドソンは、それでも本能に従ってか身体を海面に沈めると、華楠に向かい宝石を噴射する。
それはパラドクスを放つのに集中していた彼女の身体を捉え、吹き飛ばす。
『ふぅ……脳への攻撃とは、恐れ入りましたよ』
……ヘンリー・ハドソンは、何気も無しにそう言うと再び泳ぎだす。ゴールはもうすぐなのだから。
霧の境界が迫るなか、ヘンリー・ハドソンの後方から近づく海竜の姿が。ネメシス形態に姿を変えたライラだ。
「灰色の演目! 世紀の猛獣ショーをお見せしましょう!」
後方から迫りつつ放つのは、パラドクス【灰海怪竜エコロアケーション】……海竜ネメシスの力を引き出し、衝撃波の雄叫びを放ち、その反響で敵の捕捉と弱点看破すると、必殺のダイブ攻撃を仕掛けるパラドクス。
「さあ一緒に楽しく! どんといっちょ歌いましょう♪」
咆哮の衝撃波を放ちつつ、歌声に乗せてヘンリー・ハドソンへ語り掛けるライラ。
『何が楽しいんですかね? 私は急ぎますので、好きに歌ってると良いです』
そうライラを置いて行こうとするヘンリー・ハドソンであったが……その身体はエコーロケーションによって分析されていることには気付かない。
「モビィも一人じゃきっと寂しいわ……一緒に未知なる世界を冒険してらっしゃい!」
海竜の巨体をダイナミックに跳ねさせたライラは、ヘンリー・ハドソンの角を目掛けて豪快にダイブする。
「その角、貰ったのよ!」
ライラの巨体が、これまでのダメージが蓄積していた角に直撃する……その結果、限界を超えボキっと折れた角に、ヘンリー・ハドソンの悲鳴が上がる。
『角が、私の角が! おのれ、おのれ許さんぞ、ディアボロス!!』
全力の宝石噴出がライラの巨体を襲う……音波反響で攻撃の起動を予測した彼女は攻撃をギリギリのところで回避しながら、ヘンリー・ハドソンに告げる。
「突進はあなたの専売特許じゃないわよ? さあ、あと少し、みんな行くわよ!」
ライラの呼びかけに、ディアボロスたちの声が聞こえる……そして、空中からはアクアスライムの『おたから』を抱えたジェーンの姿があった。
「出し惜しみは無しだ。僕の一番のお宝を見せてあげるよ……いくよ、『おたから』! 君の真の力、見せてやりなよ!!」
【飛翔】のパラドクス効果で空を飛びつつ、そう告げたジェーンは、パラドクスを発動させる。
パラドクス【水槍の秘宝】……サーバントのアクアスライム『おたから』を伸縮自在の液状の槍に変形させ、攻撃するパラドクス。
「鯨を獲るならやっぱり長物だ! 今度は仕留めるまで逃すつもりはない。散々太平洋を騒がせてくれたけど……この海を制するのは僕らだ!!」
グルグルと槍を回転させ、伸縮自在を良いことに『おたから』を巨大な槍に変形させると、空中から鋭い一撃を放つべくヘンリー・ハドソンへと接近するジェーン。
「ほらほら、どうしたんだい? 的が小さいから捉えられないのかい?」
クン、クンと空中で自在に向きを変え、ヘンリー・ハドソンの頭上に迫るジェーン……彼女は一気に上昇すると、急反転し落下の勢いを利用しながら水槍を構える。
「まだ霧は晴れていない……つまり、ここで仕留めれば、問題ないってことだ!」
勢いを加速させながら、巨大化させた水槍を脳天に突き刺すジェーン。深く、深く突き刺さった一撃だが、それでもヘンリー・ハドソンは動く。
『残念でしたね……あと少しです!』
「なっ!?」
巨大な身体を持ち上げ、空中にいるジェーンに頭突きを喰らわすヘンリー・ハドソン。
そのまま進撃しようとした彼の前に、ディアボロスたちが立ち並ぶ。
ディヴィジョン境界の霧の出口まであと少し……だが、ディアボロスたちが立ち塞がる。
「こちらもダメージはあるけれど、相手だってそれは同じさ! 最後は気合だよっ!!」
アンゼリカの言葉に、ディアボロスたちは集中攻撃を仕掛ける。折れた角、斬られた額の傷や穴、全身に穿たれた銛……【パラドクス通信】で連携しながら、ディアボロスの攻撃とヘンリー・ハドソンの反撃が繰り返される。
【飛翔】のパラドクス効果を使い、アンゼリカは白い翼を広げながら額の人面の周りを飛ぶ。
「ヘンリー・ハドソン……貴方の強さと雄大さ、私がアビスローパーだったなら確かに貴方を英雄だと思うだろう。貴方の相棒、『白鯨』の片割れモビィ・ディックもそうだった。想いを重ねたもの、譲れないものは確かに貴方達にあり、それゆえの強さ! 敬意を払うよ」
『お前たち如きが、モビィ・ディックさんの何が分かると言うんですか!?』
「分かるよ! 戦ったからこそ、分かる想いもある! 想いのぶつかり合い、でも、私はディアボロスの『これまで』を信じてる! 束ねた私たちの絆は、貴方たちの力と想いを受け止め、乗り越えるって!!」
そう叫んだアンゼリカは魔力とオーラ操作、それに想いの神火を重ね光焔の巨大剣を生み出す。パラドクス【神焔収束斬】……全力を注いだその全長は、ヘンリー・ハドソンの全長を越える物。
「仕留め切るまでけして退かない! 私たちは、勝つんだぁーッ! 裁きの光と共に輝け、生命の焔よ!絆を力とし、未来への道を拓けぇーっ! ジャッジメントセイバー・ネクストぉぉっ!!」
『そ、そんな……バカな……』
刃が振り下ろされる。巨大な『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソンを、更に超える刃が一刀両断にする。
それは霧が晴れる直前のことであった。
その後、追尾していた白鯨海賊艦隊は、ヘンリー・ハドソンの力でクロノ・オブジェクト化していた白鯨たちが普通の鯨に戻ったことで大混乱に陥り、黄金海賊船エルドラードへの撤退を余儀なくされた。
アビスローバーたちの撤退を確認したディアボロスたちはフライング・ダッチマン号へと戻り、各々に傷を癒しつつ冥海機ヤ・ウマトへと、ミッドウェー海域へと戻る。
こうして、ジェネラル級アビスローバー、『白鯨』こと『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソンとの戦いは終わりを告げた。
消えていく巨体の亡骸を見ながら、フライング・ダッチマン号はディヴィジョン境界の霧を出る……それは、新たな戦いの始まりの航海。
ディアボロスたちの大航海は、まだ続く……!
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【一刀両断】がLV3になった!
【液体錬成】がLV2になった!
【傀儡】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV4になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【能力値アップ】がLV8になった!
最終結果:成功 |
完成日 | 2024年12月26日 |
宿敵 |
『『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソン』を撃破!
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