【吸血ロマノフ王朝奪還戦】⑱クリミア対岸地域

 このシナリオは【吸血ロマノフ王朝奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 サンクトペテルブルク及びウクライナの地に集結したジェネラル級ヴァンパイアノーブル及び『鮮血の革命術式』で重要な役割を持つジェネラル級アークデーモンに対して、戦闘を仕掛けます。
 また、吸血ロマノフ王朝の排斥力の低下と攻略旅団の提案により、アルタン・ウルクのディヴィジョン『融合世界戦アルタン・ウルク』への逆侵攻も一部可能となっています。

 この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
 勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。

 このシナリオの攻撃対象は【バーヴァン・シー】の軍勢です。
『バーヴァン・シー』は、ディアボロスによって撃破された『常冬の眠りカラボス』の後を継ぎ、ウクライナ南部の亜人対策及び、中央部の奪還を命じられていたようです。

「成功したシナリオ数×5%」だけ、「⑱バーヴァン・シー」の敵残存率を低下させます。

【吸血ロマノフ王朝奪還戦】騎兵、雪原をゆく(作者 一条もえる
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●『吸血ロマノフ王朝』・ウクライナ、クリミア対岸地域
 雪原に、いくつかの天幕が張られている。中心にある天幕だけは装飾が施されており、そこにいる者が重要な人物であるということは明らかであった。
 バーヴァン・シーである。
 彼女は設けられた椅子に腰掛け、不機嫌そうにため息をついた。
「カラボスが、このアタシに断りなく死ぬだなんて……まったく、死んだ後まで迷惑をかける女だこと」
 しばらく憤然としていたバーヴァン・シーは、弄んでいた手元の鈴を鳴らした。
「お呼びですか」
 天幕の中に、兵が入ってくる。バーヴァン・シーは直立不動の兵を見上げ、
「漂着した亜人の報告は、まだなの?」
 と、問うた。兵は恐縮しつつ、いまだ発見していないことを報告する。
 するとバーヴァン・シーは不機嫌そのものの顔をして、その兵をなじった。
「遅いわ。早く見つけなさいよね」
 騎兵どもとて、雪原を駆け巡っては亜人どもを探し求めている。しかし亜人の方から姿を現さないのであれば、どうしようもない。
 だが、それを主に言ったところでどうなるのか。
「ははッ……!」
 騎兵は、頭を垂れるしかなかった。

●『最終人類史』・新宿島
「みんな、頑張ってくれてありがとう!」
 シーター・ダルワラ(霊猿人のヨーガダンサー・g11481)は集まったひとりひとりの手を取って、笑顔で出迎えた。
 何のことかと言えば、『鮮血の革命術式』によって最終人類史に現れたジェネラル級ヴァンパイアノーブルを、みごと全滅させたことである。
「この街の人たちに被害が出なかったのも、みんなのおかげね!」
 と、いうことである。
 笑顔を収めて真剣な顔をしたシーターは、
「あの戦いで、たくさんのジェネラル級ヴァンパイアノーブルを倒せたでしょ? それにこっちに攻め込んできた影響で、ディヴィジョンの排斥力も弱まったみたいなの。
 『吸血ロマノフ王朝』奪還戦の発生を示す断層碑文が出現したのも、きっとそのせいね」
 と、決戦のときが来たことを告げる。
「これ、描いてもらったの」
 シーターは墨書された大きな絵図を広げた。それは戦場となる、広大な『吸血ロマノフ王朝』を描いたものであった。
 シーターはそれをひとつひとつ、指さしていく。
「ヴァンパイアノーブルの主力は、サンクトペテルブルクに集まってるみたい。
 そしてウクライナには竜血卿ドラキュラたちが。それとシベリアには、冬将軍が残ってるんだけど……」
 そこでシーターが表情を曇らせる。
「シベリアの排斥力が下がったことで、アルタン・ウルクも侵攻を開始したみたい」
 そうなると、ディアボロスは『吸血ロマノフ王朝』の勢力に加え、アルタン・ウルクをも相手取らねばならない。
「それはともかく、みんなに向かってもらいたいのはウクライナ。そこに竜血卿ドラキュラと一緒になって活動してるバーヴァン・シーっていうヴァンパイアノーブルがいるから、その軍に攻撃をかけてほしいの」
 そこは広々とした雪原であり、どうやらバーヴァン・シーは『蹂躙戦記イスカンダル』から漂着してくる亜人どもを戦力として吸収するため、配下の騎兵を発して捜索にあたらせているらしい。
「今のところ、戦力になるほど集まってる様子はないけれども……捜索してる敵を狙えば、決戦も有利になりそう!」

「竜血卿ドラキュラってひとは、断片の王が不在になった後を自分が受け継ごうって思ってるみたい。
 『鮮血の革命術式』を完全に成功させて、最終人類史を強奪した吸血皇帝ニコライ2世のディヴィジョンと、『吸血ロマノフ王朝』を引き継いだ自分のディヴィジョンを並び立たせよう……って。
 みんなのおかげでヴァンパイアノーブルをかなり追い詰めてたと思うけど、こうなっちゃうと一気に大勢力になっちゃう」
 シーターは太い眉を寄せてため息をついたが、それも一瞬のこと。すぐにパッと表情を輝かせて一同を見渡す。
「そうならないためにも、ウクライナも無視してはおけないよね! 頑張ろうね!」


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【熱波の支配者】
1
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【ダメージアップ】LV2 / 【先行率アップ】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

一条もえる
 こんにちは、一条です。
 いよいよ『吸血ロマノフ王朝』のときがやって来ました! まずはファーストアタックとして、バーヴァン・シーのいるクリミア対岸地域に襲撃をかけましょう。
 バーヴァン・シーは漂着する亜人を戦力化するため、配下のエリート吸血騎馬兵どもを使って捜索にあたらせています。経過ははかばかしいものではなく、決戦には間に合わないでしょう……そしてここに、皆さんの付けいる隙があります。
 バーヴァン・シーは大軍を擁していますが、その主力から離れて行動している騎兵どもを狙って攻撃を仕掛ければ、決戦を前にして敵の戦力を削ぐことができるでしょう。
 敵に早々に発見されてしまったり撃破に手間取るようですと、その機動力を活かした援軍が次々と押し寄せるでしょうから、容易い相手ではありませんが。

 では、今回も燃えるプレイングをお待ちしています。
 いつも感想、ありがとうございます。一言でも長文でもとても励みになりますので、よろしければぜひ。
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このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!

どうやら今年最後の戦争はロマノフとのものになりそうね!
12月になればすぐクリスマス!
アイドルとしてこのライブのチャンスは放っておけないわ!
そのためにもこの戦争はきっちり勝ちきっておかなくちゃ!

さてと、舞台は雪原ってことで敵に見つかりにくいように白い服を着ていこうかしら!
狙うは本隊から離れた亜人の捜索部隊ね!なるべく少ない人数のところから狙っていくわ!

敵の前に現れたら速攻で一気にカタをつけてあげる!
亜人じゃなくて申し訳ないわね!お詫びにこれをくれてやるわ!
と言いながら高速詠唱して【心動と先見の低音圧撃!】よ!

一回放ったら雪に身を隠すように動き回り、違う角度からもう一回【低音圧撃!】で攻撃!
敵の攻撃は『ソット・ヴォーチェ』のアイスシールドで防いでダメージを喰らわないようにするわね!
あら、エリートって言ってもこんなモノ?身構えて損したわね!

敵の加勢が来たら無理せず撤退するわ!
さ、リハーサルはここまでよ!
ディアボロスライブの本番を楽しみにしててちょうだい!


ハインツ・ゼーベック
連携・アドリブ歓迎

対軍となると私の本領発揮となるな。
個体よりはやりやすいとも。

騎兵など砲撃で粉砕可能だがそれでは華は無いというもの。
騎兵には騎兵だ。
突撃してくる相手の騎兵群の横っ腹をこちらの騎兵突撃で食い破る。

「騎射くらいは出来るようだが騎乗立射くらいは出来ねば騎兵として生きてはいけんぞ」

馬上立射による高所からの斉射と携帯無反動砲で薙ぎ払った後、曲刀と拳銃による近接戦を展開。
騎兵が足を停めては意味がない。
食い破った後は反転して再突撃。

「吸血するからなんだというのか。こちらも銃や剣に散々血を吸わせてきたのだ。恐れるな、進め」

騎兵の一部はこちらの防衛に回そう。
それに加えて、バリアとサーヴァントもあれば攻撃は防げよう。

雪原ともなれば雪を使って障害物や簡易壁なども作れるだろうしな。


天破星・巴
辻連携・アドリブ歓迎

【心情】
いよいよ吸血ロマノフ王朝の終焉の時じゃ。
そもそも角の生えていない者共が吸血『鬼』と鬼の名を冠していることが気に食わなかったのじゃ。(仲間は除く)

【戦闘前】
危機的状況に有るというのは分かっておるじゃろうが士気は低く感じるのう。これを見るだけでもここの指揮官のミリツァは旗頭としての力量不足が露呈して居る。

【戦闘】
血液を弾丸に【武器改造】し鬼人の怪力で弾き敵をマシンガンのように連続で貫通撃を撃つ
【地形の利用】し【不意打ち】や【一撃離脱】の戦法を取る
「おぬしらが啜ってきた血の報い、わらわの血弾で思い知るがよいのじゃ」

【撤退時】
指で弾かず直接操った血液の弾丸を【弾幕】のごとくばら撒き【時間稼ぎ】撤退の隙を作る
「王朝の終焉は近い吸血鬼に突き立てる白木の杭は揃ったのじゃ」

【ジェネラル級】
前線に出てくる可能性が高そうなため特に警戒
出現した場合直ちに撤退するがその際出来るだけ相手を観察し情報を持ち帰る。
「今まで散々血を啜ってきたのじゃろうがおぬしが血を失う時は近いのじゃ」


ヴェルチ・アリ
どうもお仕事ご苦労様です。こんなさっむい場所で、雪しか見えないような場所で探し物とは、中々に大変ですねそっちも。

というわけで、良い提案をさせてもらいましょう。報告する必要をなくせますよ。…ここで、俺に焼き払われてくれるなら、ね。

手足に括りつけられた黒と灰のミサンガが、バキリと壊れる。俺の火炎能力のリミッターは、今は必要ない。

【火炎使い】と【ブレス】を使い、一気に敵集団を纏めて焼き払う。
【忍耐力】を使い、他の敵集団の加勢は火炎と共に食い止める。



まずは相手の騎兵部隊の端っこ、数が少ないところを優先的に燃やして削っていく。次に、おそらく気が付いて加勢してくるであろう他部隊の警戒。迫りくる他部隊を確認できれば、火炎を使って牽制、出来るだけ合流はさせない様に時間を稼ごう。

逆に相手がある程度の集団になってしまえば、そこを一気に焼き払って撃破数を稼ごう。勿論無理は禁物、撤退のタイミングも見逃さない様に。


寒い場所にはちょうどいいだろ?灼熱を魅せてやるよ。


アドリブ、絡みを歓迎します。


 雪原を冷たく乾いた風が吹き抜ける。降り積もった雪が粉となって舞い散った。
「さむ~い!」
 その雪を浴びて、ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)は首をすくめた。雪原に埋もれるような、白いコートを着ている。
「どうやら今年最後の戦争は、この『吸血ロマノフ王朝』とのものになりそうね!」
「うむ。いよいよ『吸血ロマノフ王朝』の終焉の時じゃ」
 天破星・巴(反逆鬼・g01709)は吸血鬼どもの姿を求め、辺りを見渡した。
「そして12月となれば、クリスマス!」
「なんじゃ、気になるのはそちらのほうか。いささか、気が早い」
 呆れ気味に言った巴に向かって、空は唇を尖らせた。
「早くないよ。もう、準備に取り掛からなくちゃ。アイドルにとっては、ライブのチャンスは放ってはいけないわ!
 そのためにも、この戦争はきっちり勝ちきっておかなくちゃ」
「ま、たしかに。ここで一敗地に塗れれば、ライブどころではないからの」
 それにしても、寒い。巴は首をすくめる。鬼神酒の一杯でもあおり、暖まりたいところだが……。
「悪いけど、それはあとにしてもらわないと」
 ヴェルチ・アリ(GE-07・SOL01847・g03614)は笑いながら、額に上げていたゴーグルをおろした。
「それに、戦っていればすぐに熱くなる。俺の炎で」
 指でゴーグルをつついて、その目を指し示す。
「まずは騎兵部隊の端っこ、数が少ないところを優先して燃やしていこうか?」
「良案だ、ヴェルチ君」
 ハインツ・ゼーベック(猖獗・g00405)は地図を畳んで懐にしまいつつ、口の端をかすかに持ち上げた。整えられた口髭も、同じく揺れる。
「軍に対するとなると、私も本領が発揮できる。暴れまわるだけの個体よりは、やりやすいとも」
 一同を見渡したハインツは、
「亜人を捜索しているヴァンパイアノーブルどもは、少数の部隊に分かれている。捜索を優先し、こちらに奇襲されるとは思っていないのだろう。
 そこを、各個撃破する」
「いいわね!」
 ソラをはじめ仲間たちも頷き、一同は雪原を進んだ。
「む?」
 吸血騎馬兵の一騎が、雪原に目を凝らす。
「どうした?」
 傍らの一騎が訝しげに馬を止め、同胞の横に並んだ。
「いや、あそこになにか動いたような……亜人だろうか?」
「残念ね、ディアボロスよ!」
 雪原に伏せていたソラが立ち上がる。
「亜人じゃなくて申し訳ないわね! お詫びにこれをくれてやるわ!」
 声を張り上げたソラの左右に、大型のスピーカーがドスンと置かれる。
「おぬしらが啜ってきた血の報い、わらわの血弾で思い知るがよいのじゃ!」
 巴も身を起こして、力強く握りしめた拳を敵群に突きつけた。鬼の力が解放され、拳に集中していく。浮かび上がったのは、赤い血である。それは一滴一滴丸まって、
「拳を砲身とし、鬼血を弾丸と成す。指弾と言えども鬼の握力、貫通力は本物以上じゃ」
 放たれた血の弾丸は狙い過たず、敵兵の額を次々と撃ち抜いた。
「なにが、吸血『鬼』か。角も生えておらぬ者どもが」
「アタシの魅力に、動けなくなること請け合いよ!」
 ソラの置いたスピーカーからは、魔力を乗せた重低音が轟き渡る。それは降り積もった雪を揺らし、なによりも騎馬兵どもの心に凄まじい衝撃と耐えきれぬ重圧を叩きつける。
 騎馬兵どもは脂汗を浮かべ、心臓をおさえたまま落馬した。
「おのれッ! ディアボロスだ!」
 それでも敵の対応は早く、速度を上げ雪を蹴散らして襲いかかってくる。
 巴は敵兵の士気はさほど高くないと見ており、
「それゆえ、バーヴァン・シーは旗頭として力量が欠けておると思うたが……」
 かぶりを振りながら身を翻す。敵兵は手綱から手を離して、小銃の引き金を引く。巴の白い髪が翻って弾丸を切り裂き、そして衝撃を受け止めた。
 幾本かの髪が宙を舞い、恨めしそうに巴は毛先を弄びながら、
「健気にも、やるものよ」
 と、ため息を付いた。
「一応、騎射はできるようだが……騎乗立射くらいはできねば、騎兵として生きてはいけんぞ」
 ハインツが、白手袋をはめた右手を振り下ろした。
「騎兵など砲撃で粉砕可能だが……それでは、華はないというもの。
 騎兵には、騎兵だ」
 召喚された騎馬兵団が、敵群の横っ腹に向けて突撃した。兵団は馬上で小銃を構え、振り向いた敵兵の頭を正確に撃ち抜く。
「ふざけおって……我らエリート吸血騎馬兵の力、見せてくれる!」
 馬の胴を蹴って、騎馬兵どもは速度を上げる。血で作り上げたサーベルを振り上げ、斬り掛かってくる。
 その刃を、ハインツは『電磁槍』で受け止めた。
「吸血するから、なんだというのか。
 こちらも銃や剣に散々血を吸わせてきたのだ。恐れるな、進め!」
 メーラーデーモン『フュースリー』も、主と揃いの槍でサーベルを弾き返す。
「あら、エリートって言ってもこんなモノ? 身構えて損したわね!」
 髪留めから展開させた雪片型の盾でサーベルを食い止め、ソラは笑ってみせる。言うほど余裕があったわけではないが。
 ハインツの騎馬兵団は足を止めることなく雪上を駆け抜け、再び敵の隙を窺う。ソラもまた、雪に紛れて身を隠すように位置を変えた。
「くそッ! エリートである我々が亜人探しのために駆け回り、こんなところでディアボロスどもごときに手こずるとは……!」
 騎馬兵どもが罵声を発する。
「なかなかに大変ですね、そっちも」
 ヴェルチが半笑いで、敵兵の前に立ちはだかった。
「どうも、お仕事お疲れ様です。こんなさッむい場所で、雪しか見えないような場所で探しものとは。
 というわけで、よい提案をさせてもらいましょう」
「む……」
 騎馬兵どもは銃を突きつけながら、ヴェルチの顔を覗き込んだ。
 無数の銃に囲まれながらも、ヴェルチは平然と言葉を続ける。
「報告する必要をなくせますよ……ここで、俺に焼き払われてくれるなら、ね」
「貴様ッ!」
 激昂した騎馬兵どもが一斉に銃を放つ。その銃声とヴェルチの手足に括りつけられたミサンガが壊れた音は、同時に響いた。
「ヴ、ァ、ァアァァァァァアアァァッ!」
 雪と風を防いでいたゴーグルを外したヴェルチの目が、蒼く輝く。ヴェルチの動力炉は限界を超えて稼働し、炎は目というレンズから溢れ出ていたのである。
 炎は襲い来る銃弾さえも焼き溶かし、騎馬兵どもに襲いかかった。
「ギャアアアアッ!」
 全身を炎に包まれた騎馬兵どもはもがきながら落馬し、ジュウッという音とともに雪を溶かす。
「寒い場所にはちょうどいいだろ? 灼熱を魅せてやるよ」
 炎に照らされたヴェルチが、笑う。

「さて、ここは片付いたか」
 雪上に横たわる騎馬兵どもの骸を確認して、ハインツは頷いた。まずは、この一部隊を迅速に片付けることができた。
 しかし戦いの音が周囲に聞こえていないはずはなく、すぐに増援は現れるだろう。
 はたして、まもなく雪を蹴立てながら近づいてくる一団を発見した。
「無理はせず、撤退しましょ」
 ソラの言葉に、一同は頷く。
「さ、リハーサルはここまでよ! ディアボロスライブの本番を、楽しみにしててちょうだい!」
 背後の騎馬兵どもに声を張り上げるソラ。
 ヴェルチは炎を撒き散らして敵の接近を防ぐ。巴も次々と血の弾丸を放った。
「王朝の終焉は近い。吸血鬼に突き立てる白木の杭は揃ったのじゃ」
 巴は楽しげに笑い、戦場をあとにした。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【未来予測】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2024年11月20日