【吸血ロマノフ王朝奪還戦】離宮の紅茶が冷める時(作者 坂本ピエロギ
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#吸血ロマノフ王朝  #【吸血ロマノフ王朝奪還戦】⑧ネヴァ運河離宮  #吸血ロマノフ王朝奪還戦  #サンクトペテルブルク  #⑧ミリツァ・ニコラエヴナ 

『はあ……つまらないこと』
 ネヴァ運河を望む離宮に設けられた、瀟洒な庭園。
 争乱続く街中とは別世界のように贅を尽くした場所で催される茶会の席で、ひとりの女吸血貴族は倦んだ声を響かせた。
『軍部ごときにエルミタージュを追い払われて、なんて不幸なのかしら。カーミラ様がいた頃が懐かしいわ』
 大勢の取り巻きを前にして、彼女は、『ミリツァ・ニコラエヴナ』は過去の栄華を懐かしむ。
 そう――あの頃は全てが輝いて見えた。
 それに引き換え、今の有り様はどうだろう。
 失望を込めた視線で見遣る先、ミリツァの周りに侍る女吸血貴族たちは、みな貝のように口を閉ざしたままだ。時おり静謐を破るのは茶器を鳴らす粗相の音ばかりで、気の利いた会話の一つも寄越さない。自分が半ば強引に呼び寄せた事実など都合よく忘れ、ミリツァは再び深い失望の吐息を洩らす。
『まったく、ドラキュラ様との縁を繋いだのが誰だと思っているのかしら。これだから、戦うしか能の無い軍部は……』
 軍部への不満を、ひとり延々と愚痴り続けるミリツァ。
 一方の取り巻きのアヴァタール級たちは、正に針の筵の心地である。ぬるくなった紅茶を彼女たちが神妙な表情で頂く中、ミリツァの不満と愚痴に満ちた茶会は過ぎて行く――。

●新宿駅グランドターミナル
「皆、お疲れ様。今回のファーストアタックで向かう先は、ネヴァ運河離宮だよ!」
 集まった復讐者たちに一礼し、リュカ・アルページュ(人間のサウンドソルジャー・g01327)は作戦の説明を開始した。
 いよいよ折り返しを迎えつつある吸血ロマノフ王朝奪還戦の前哨戦。今回の奪還戦では断片の王『吸血皇帝ニコライ2世』が最終的な撃破目標となっているが、将来の禍根を断つには他にも撃破すべき敵が存在している。その一体が、王に次ぐ力を誇る『竜血卿ドラキュラ』だ。
「奪還戦終了時に竜血卿が生きていた場合、彼はウクライナ西部に自分の国を築くことが分かっている。それに加えて、吸血貴族の中には戦争後に彼との合流を企む者もいるんだ」
 それこそが、今回ファーストアタックを仕掛ける先、ネヴァ運河離宮にいる『ミリツァ・ニコラエヴナ』である。
 彼女はドラキュラ派閥とのパイプを握る吸血貴族で、没落したカーミラ派閥の手下を率いて復権を目論んでいる。万が一、戦争で生き残るようなことがあれば面倒な事態になるだろう。加えて、奪還戦で復讐者たちに苦戦を強いる『皇帝防衛陣』の一角を成していることもあり、可能な限り撃破しておきたい相手だ。
「今回、皆には離宮に襲撃を仕掛けて、現地のトループス級を蹴散らして欲しい。敵を倒せば倒す程、奪還戦での戦いは有利に進めることが出来るよ!」
 現地の敵を襲撃し、可能な限り撃破を重ね、頃合いを見て戦場を離脱――以上が作戦の流れだ。
 他の戦場と同様、離宮には吸血貴族の軍勢が多数展開しており、これをファーストアタックで全滅させることは出来ない。ある程度の敵を倒したら、無理をせずに退却して欲しいと伝え、リュカは説明を終えた。

「吸血ロマノフ王朝が追い詰められつつあるこの状況でも、ミリツァは配下を集めて離宮でお茶会を開いているみたいだね。優雅や瀟洒を好む性格で、軍部とはそりが合わないみたいだけど……」
 もしも彼女が竜血卿との合流を果たす事態が起こってしまえば、かの地で再び膨大な血が流されることは間違いない。
 罪なき人々が虐げられる、血と氷に包まれた絶望の未来――それを阻止できるのは復讐者しかいないのだ。
「吸血貴族に引導を渡す為にも、奪還戦が始まるその時まで全力で走り抜けよう。皆、よろしく頼んだよ!」
 かくしてリュカは信頼を込めた微笑みを送り、出発していく復讐者たちを見送った。
 行先はサンクトペテルブルク、ネヴァ運河離宮。皇族の名を奪いしジェネラル級の野心を挫き、皇帝防衛陣の一角を削る為の戦いが、これより幕を開ける――。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【動物の友】
1
周囲の通常の動物がディアボロスになつき、意志の疎通が可能になる。効果LVが高い程、知能が高まり、友好的になる。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【熱波の支配者】
1
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【コウモリ変身】
1
周囲が、ディアボロスが小型のコウモリに変身できる世界に変わる。変身したコウモリは最高時速「効果LV×50km」で飛行できるが、変身中はパラドクスは使用できない。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV3 / 【先行率アップ】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

坂本ピエロギ
 坂本ピエロギです。
 こちらは吸血ロマノフ王朝奪還戦「⑧ミリツァ・ニコラエヴナ」のファーストアタックとなります。
 ミリツァの離宮を守る『ブラッドメイガス』の部隊を襲撃、可能な限りの敵を撃破して下さい。

🌍目的地🌍
 サンクトペテルブルク:ネヴァ運河離宮(吸血ロマノフ王朝)

✏概要✏
 本作戦の目標は、『ブラッドメイガス』の襲撃・撃破です。
 戦場となる離宮には多数の軍勢が展開しており、FAで敵勢力を全滅させることは出来ません。
 ある程度の数を撃破した後は、戦場から離脱を行う形でシナリオは完結となります。

 なお、本シナリオが成功で完結すると「⑧ミリツァ・ニコラエヴナ」の敵残存率を5%低下させることが出来ます。

 執筆は11/20の8:30より開始。
 20日時点で必要な参加人数に満たない場合は、人数が揃った時点で執筆を開始します。
 それでは、皆様のご参加をお待ちしています。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


光道・翔一
連携アドリブ歓迎

…戦争が近いみてーだな。
…ここの戦場はまとめ役がパイプ役を名乗るだけあってか、
皇帝側とも、ドラキュラ側とも関与してるってか? 
半ば派閥が失脚気味…だからこその立ち位置なのかもしれねぇが、
どの道倒すにしてもここは優先的に弱らせたい所かね。


指定パラドクスを使い、主に敵を『攪乱』しつつの連携の起点作りを狙う

まずは敵陣を物陰から『観察』し比較的防備の緩い地点を見定め、
『忍び足』で近づき『不意打ち』
直後は『一撃離脱』の要領で一旦退く

以降は阻害効果ほか此方の狙いに気付かれないように振舞い敵を引き付け、
やや直球気味に(狙い目の敵は見定めた上で)得物を振るい続け、敵陣の攪乱に努める

一方で相手の反撃自体はほぼ素通しで受ける関係上、
ジェネラル級との遭遇も加味しながら自身のダメージの蓄積には細心の注意を払う

ある程度の数の敵を削り切った段階で、深追いはせず速やかに撤退を図る
ジェネラル級との遭遇時は特に即時の撤退を心掛けるが、
可能そうであれば配下と同様の戦法を用いての敵の足止めを図る


伊佐沼・チカ
チカ、民草ぁ苦しめてお公家さんみてぇな暮らしをしてる奴は、許せねぇのです
なんとしても、「ろまのふ」から逃がさず、ここで討ち取ってやります
まずは手勢を減らすところから、ですね!

お仲間さんが敵さんをかき乱したり、つるべ撃ちした後に、チカが突っ込むのです
乱れた陣の中で暴れて、建て直しなんてできねぇようにしてやります

《天魔鎚『山崩』》で手近な敵さんをぶっ叩いて、『神懸・地衝暴鎚』!
ぐわーっと地面を揺らして、その力で直にぶん殴ってねぇ奴まで吹き飛ばしてやるのです
何も悪ぃことしてねぇ皆から、目一杯年貢を取り立てて……おめぇさん達は、民草の敵です!
チカ、ぜってぇに許さねぇぞぉ! どおぉおおぉおぉりゃぁぁ!!

針は鎚をぶん回して叩き落としたり、風切る勢いで吹き飛ばして、当たる本数を減らします
ちくっと痛ぇぐらいで、チカは止まらねぇのです
ぐっと耐えて、次の敵さんをぶん殴ります

十分に敵さんを倒すか、ジェネラル級が出てきたら無理せず逃げるのです
手強い相手が来たら背負った《防弾シールド》を構えて、護りに集中なのです


フィロメナ・ラウレアノ
いくらかつての栄華を偲んでも、冷めた紅茶は苦いまま
こんなときにお茶会を開くなんて、いくらなんでも危機感が足りないと思うけど
軍部への当てつけだったりするのかな?
最後の晩餐…もといお茶会は、文字通りお邪魔させてもらうよ

とはいえ、ここで油断したら彼女と同じになってしまうよね
敵の軍勢に飛び込む以上、気を引き締めて行かないと
今こうして戦いに挑めるのは、彼らを追い詰めた皆のおかげなんだから
この襲撃をしっかり成功させて奪還戦への布石を打ちたいな

襲撃のタイミングは皆と合わせたいね
意表を突いたら陣形の綻びを作り出せないかな
攻勢の合図も兼ねて高速詠唱で魔法を放とう
チャンスが訪れたら魔法のランプの出番だね
契約のもとにジンを召喚して、コウモリの群れごと一閃で薙ぎ払ってもらうよ
こんな血塗れたお茶会は、もうこれで終わりにさせないと

ここは敵地の真っ只中だし多勢に無勢、深追いはしないでおこう
ある程度の被害を与えられたら撤退するよ


 吸血ロマノフ王朝、サンクトペテルブルク西部。
 ネヴァ運河に面した離宮に足を踏み入れた復讐者たちは、吸血貴族の軍勢が展開する戦場へと急いでいた。離宮の主たるミリツァの兵力を一体でも多く削ること――それが作戦の目的だ。奪還戦を目前に控えた今はまさに正念場であり、復讐者たちの纏う空気はいつにも増して緊張感に満ちている。

「……戦争が近いみてーだな」
 離宮の外れに位置する一角を駆けながら、光道・翔一(意気薄弱なりし復讐者・g01646)は呟いた。
 彼の周囲に広がるのは、荘厳な造りの巨大な一本道の空間だ。その壁や天井には、新宿島ではおよそ目にすることの無い豪華な装飾品が散りばめられている。そこに離宮の主たる吸血貴族の瀟洒を好む性格と、犠牲となったであろう無数の人々の無念を読み取って、翔一は眉を寄せた。
(「ミリツァ・ニコラエヴナ……パイプ役を名乗るだけあってか、皇帝側ともドラキュラ側とも関与してるってか?」)
 派閥抗争に日々明け暮れるミリツァは、軍部の吸血貴族とは反目しあっているらしい。とは言え、権勢の影に常に人々の血と涙があるという点では、貴族も軍部も似たようなもの。将来の禍根を断つ為にも、竜血卿への合流を目論むミリツァの軍勢はここで確実に削っておきたかった。
「……チカ、民草ぁ苦しめてお公家さんみてぇな暮らしをしてる奴は、許せねぇのです」
 贅を凝らした宮殿の眺めに、翔一の横を駆ける伊佐沼・チカ(土興しの鎚・g08514)が怒りを滾らせる。
 自らの享楽や権勢の為に民を虐げ、資源同然に使い潰し、当のミリツァは今も優雅な暮らしに浸るばかり。そんな敵は、この吸血ロマノフ王朝と共に滅ぶのが相応しい。かの吸血貴族を奪還戦で確実に討つ為にも、少しでも多くの兵を減らさんとチカの戦意はいつにも増して旺盛だ。
「なんとしても、『ろまのふ』から逃がさず、ここで討ち取ってやります!」
「そうしよう。……どうやら、倒すべき敵も見えて来たようだしね」
 チカに頷きを返し、フィロメナ・ラウレアノ(ヴァルプルギスの夜・g00015)はその視線を前方の一角へと向けた。

 そこに在るのは、大きな広間だった。
 新宿島で言う学校の体育館が2つか3つは収まりそうな、広く、そして遮蔽物の無い空間。かつてミリツァの権勢華やかなりし頃は、この場所で賑やかな舞踏会でも催されたのだろうか。しかし今、着飾った吸血貴族たちの姿は無く。代わって大広間に展開するのは、守りに就く『ブラッドメイガス』の大群であった。
「いくらかつての栄華を偲んでも、冷めた紅茶は苦いまま……か」
 そんな景色を見遣り、フィロメナの口から吐息が洩れる。
 優雅なお茶会も結構だが、果たしてミリツァは今の状況を理解しているのかどうか。危機感の無さの表れか、或いは軍部への当てつけなのか――いずれにせよ、復讐者であるフィロメナがすべきことは只一つしかない。宮殿内の防衛戦力の確実な排除、それだけだ。
「最後の晩餐……もといお茶会は、文字通りお邪魔させてもらうよ」
 奪還戦を制し、吸血貴族の非道な支配に楔を打つため。
 大詰めを迎える前哨戦の一つに、フィロメナは仲間たちと襲撃準備を進めていった。

「……大広間に、身を隠せる場所は無いみてぇですね。ドンと正面からぶつかる戦になりそうです」
「ああ。不意打ちが出来れば御の字だったが……よし、撹乱は俺がやる。乱れた敵陣に大打撃を叩き込んでやろう」
「合点です! チカ、大暴れしてやります!」
「私は、突撃し易いように敵の陣形に綻びを作っていくよ。二人とも、よろしくね」
 チカと翔一、そしてフィロメナの三人は速やかに方針を共有すると、各々の得物を手に取った。
 遮蔽物の無い広間を舞台に行う、力と力のぶつかり合い。優雅や瀟洒とかけ離れた死闘を前にフィロメナは瞑目し、静かに意識を集中する。
(「今こうして戦いに挑めるのは、彼らを追い詰めた皆のおかげ。しっかり成功させて、奪還戦への布石を打つよ」)
 ここで油断して仕損じれば、それこそミリツァを笑えない。この戦いは、確実に成功で終えねばならない。
 見開いた目で見据えるのは、討つべき敵と、その先に待つ奪還戦の勝利。
 かくして三人の復讐者は頷きを交わし合うと、吸血貴族の群れに攻撃を開始するのだった。

 ブラッドメイガスの大群が展開する大広間。
 そこへ疾駆と共に飛び込んだ復讐者たちは、一気呵成の勢いでパラドクスを発動し、吸血貴族へと襲い掛かる。
「さあ、攻撃開始だ。派手に行くよ!」
 フィロメナは魔法のランプ『可惜夜』を掲げ、一体のジンを召喚した。星屑にも似た煌きを帯びた魔力を一振りの妖刀に宿すと同時、高速詠唱を行使。放った魔法を突撃の号砲に、仲間たちが次々と吸血貴族の群れへと突撃していく。その速さは正に疾風の如く、身構える暇を敵に与えない。
『……!? て、敵襲――』
「遅いな。隙だらけだ」
 刹那の間に敵へ肉薄を果たし、翔一が発動するのは『瞬間阻害付与魔法』だ。得物の『魔法杖(鋼鉄製)』がパラドクスに包まれると同時、彼はそれを金属バットよろしく振り被り、全力で敵の鳩尾めがけて叩き込んでいく。命中アップの光に導かれて繰り出す猛攻は、狙いの一切を過つことはない。
「……敵の隙を、作っていこうか」
『ぐっ!』『かは……っ』
 翔一の付与魔法を受けた武器は、命中した対象の動きを瞬間的に阻害する力を持っている。果たして彼の杖を浴びた敵は次々と行動のペースを狂わされ、その足並みを乱し始めた。翔一は尚も一撃離脱を繰り返しながら吸血貴族たちを撹乱し、連携の起点となる隙を強制的に作り出していく。
 果たして次の瞬間、狙いの奏功を物語るように、
「――よし、頃合いだ。派手な奴を頼む」
「お任せを! 敵陣なんて、建て直せねぇようにしてやります! どりゃあぁぁぁぁっ!!」
 翔一の合図に合わせ、『天魔鎚「山崩」』を振り被ったチカが、大砲の砲弾さながら敵陣へ突撃する。
 裂帛の気合と、振り下ろす鎚の轟音。そして吸血貴族の上げる悲鳴が、瀟洒な離宮の広間に木霊した。

『ディアボロスが来たわ、応戦するわよ!』『こんな所まで来るなんて……! 串刺しにしてやるわ!』
 戦端の開かれた大広間に、反撃を呼びかけるブラッドメイガスの声が次々に響く。彼女たちとて、従容と死を受け入れる気などは無いらしい。戦意を奮い立たせ、針状に固めた鮮血色の魔力をチカめがけて撃ち返して来た。
『離宮を土足で汚した罪、死んで償いなさい!』
「させねぇです!!」
 対するチカの猛攻は、尚も止まることを知らない。
 彼女の心に燃え盛る怒りは、戦いの痛みなど忘れさせる程に激しいものだ。多少の針など浴びるに任せ、チカは吸血貴族たちを睨みつけて吼える。その犠牲となった人たちの怒りを、千分の、いや万分の一でも、目の前の敵群に叩きつけてやると誓いながら。
「何も悪ぃことしてねぇ皆から、目一杯年貢を取り立てて……おめぇさんたちは、民草の敵です!」
 烈火の怒りを胸に秘めて、チカが『神懸・地衝暴鎚』を発動する。
 狙う相手は、前方に固まる吸血貴族の集団。翔一の攻撃で足並みを乱し、チカの視線に気圧され怯む彼女たちへ、山崩のブースターが一際激しい咆哮を響かせた。
「チカ、ぜってぇに許さねぇぞぉ! どおぉおおぉおぉりゃぁぁ!!」
『う……うああぁぁぁっ!!』
 ブースターの噴射を借りて、そのまま天井付近まで一気に加速するチカ。
 瞬間、宙でくるりと一回転した彼女は、得物の戦鎚に渾身の力を込めた一撃を急降下と共に叩きつける。膨大な破壊力を帯びた一撃は、標的の吸血貴族たちを文字通り粉砕してなお終わらず、広間の床に亀裂を刻みながら、チカの怒りにも似た轟音を激しく響き渡らせるのであった。

 そこから始まったのは、壮絶な乱戦だった。
 チカの突撃で混乱に陥ったブラッドメイガスたちは未だ残る多数の頭数を頼りに、生成した魔力針や吸血コウモリを次々射出。復讐者に応戦を開始する。対する復讐者たちも一歩も退くことは無く、大広間は今やパラドクスが飛び交う激戦地に姿を変えていた。
『さっさと死になさい!』『目障りよ!』
「ちくっと痛ぇぐらいで、チカは止まらねぇのです!」
 飛来する鮮血針を前に、チカは鎚を絶えず振り回し、被弾も構わず風切る勢いで敵を粉砕し続けている。敵陣形の綻びを作り続けるフィロメナ、敵を巧みに撹乱する翔一の援護も手伝って、チカが負った傷は未だ軽微に留まっていた。
「チカ、このままどんどん攻めます!」
「後続の皆の為にも、少しでも敵の足並みを乱しておきたいね……!」
「魔法を使うと思ったか? 残念、こっちは物理だ」
『うぐっ!』
 翔一の魔法杖(鋼鉄製)がブンと唸る度、殴打を浴びた吸血貴族たちはパラドクスで強制的に動きを乱されていく。
 撹乱と誘引に並行する形で彼が優先していたのは、手負いとなった個体の排除だった。撃破数を稼ぐことが作戦の目的である以上、討ち洩らしを残すことは極力避けておきたい――そう考えたのだ。元より多数を狙うことに適したパラドクスであったことも奏功し、時折生じる瀕死の敵を翔一は丹念に始末し続けていた。
「よし、チャンスだ。任せる」
「分かった。出番だね」
 翔一の合図に頷きを返したのは、同じく敵を撹乱していたフィロメナだった。彼女は可惜夜の煌きを宿した妖刀を構えると、前方の敵群めがけて疾駆。ジンの力を帯びた『魔霊刃』で、渾身の一撃を叩き込む。
「血塗れたお茶会は、もう終わり。吸血貴族の支配を、これ以上続けさせはしないよ」
『させないわ……!』
 狙う先、ブラッドメイガスの一体が、抵抗を試みるように吸血コウモリを生成し始めた。
 だが、命中アップに導かれて放つフィロメナの刃は、そんな足掻きさえも敵に許すことは無い。
 与えるのは、死。パラドクスを込めた魔力の一閃が、今――星屑の輝きを帯びて敵の集団を撫で切りにする。
「これで……決めるよ」
『――!』
 フィロメナの薙ぎ払う刃は、そのまま必殺の威力を帯びて直撃。ガードを突き破られたブラッドメイガスは驚愕の表情を
張り付けたまま、コウモリ諸共に肉体を両断され、その身を次々と崩壊させていく。フィロメナと翔一、そしてチカの連携
は尚も途切れることなく、吸血貴族を撃破していった。

「……頃合いだな。下がろう、二人とも」
 程なくして、後方から救援機動力で駆けつける仲間の気配を感じ取ると、翔一は迷わずそう決断を下した。
 度重なる戦闘は敵群に少なからぬ打撃を与えているが、3人の側にも消耗が生じつつある。これ以上の無理を押すことは危険だと判断した彼の言葉に、チカとフィロメナもまた頷くと、急ぎ退路の確保に動き出した。
「分かった。ここは敵地の真っ只中だし多勢に無勢、深追いはしないでおこう」
「戦いは順調です。チカたちの分も、どうか頑張って下せぇ!」
 かくして後続の復讐者にバトンを託し、3人は大広間を後にする。
 全ては、奪還戦の前哨戦を勝利で飾るため。その想いを共に抱き、今、新たな復讐者が戦場へ現れた――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

天破星・巴
辻連携・アドリブ歓迎

【心情】
いよいよ吸血ロマノフ王朝の終焉の時じゃ。
そもそも角の生えていない者共が吸血『鬼』と鬼の名を冠していることが気に食わなかったのじゃ。(仲間のディアボロスは除く)

【戦闘前】
危機的状況に有るというのは分かっておるじゃろうが士気は低く感じるのう。これを見るだけでもここの指揮官のミリツァは旗頭としての力量不足が露呈して居る。

【戦闘】
血液を弾丸に【武器改造】し鬼人の怪力で弾き敵をマシンガンのように連続で貫通撃を撃つ
【地形の利用】し【不意打ち】や【一撃離脱】の戦法を取る
「おぬしらが啜ってきた血の報い、わらわの血弾で思い知るがよいのじゃ」

【撤退時】
指で弾かず直接操った血液の弾丸を【弾幕】のごとくばら撒き【時間稼ぎ】撤退の隙を作る
「王朝の終焉は近い吸血鬼に突き立てる白木の杭は揃ったのじゃ」

【ジェネラル級】
後方でこの期に及んで呑気にお茶会などをしているようでは前線に出てくる可能性は低いだろうが
出現した場合直ちに撤退するがその際出来るだけ相手を観察し情報を持ち帰る。


 戦端が開かれた大広間に、鬼人の女がひとり駆け付けた。
 眼を奪う艶やかな白髪をなびかせる彼女の名は、天破星・巴(反逆鬼・g01709)。ここネヴァ運河離宮の戦いに、新たに馳せ参じた復讐者である。

「ふむ、いよいよ吸血ロマノフ王朝の終焉の時じゃの」
 刺すような視線で戦場の敵をねめつけながら、巴が物騒な笑みを浮かべる。
 彼女にとって吸血貴族は、クロノヴェーダの中でも特に気に食わない種族。それを叩き潰せる好機が訪れた以上、逃す手は存在しない。小柄な肉体の隅々まで闘志を充溢させながら、敵群のブラッドメイガスに叩きつけるのは不敵な宣戦布告の言葉である。
「覚悟するが良い。ここがおぬしらの死に場所じゃ」
『また新手……!?』『煩いわね、いつまで来るの!』
 一方、敵の口から洩れるのは嫌悪の言葉だ。そこには戦意こそあれ、吸血ロマノフ王朝への忠誠や、死兵のような士気の高さは感じられない。それは取りも直さず、総指揮官であるミリツァの力量不足の表れなのだろう。
「全く、ミリツァとやらも呑気なものよな。さて、戦闘開始じゃ!」
 元より、此処を訪れたのは戦いの為。
 その目的を完遂すべく、巴は裂帛の気合と共に戦闘を開始するのだった。

 逆説連鎖戦の開幕と同時、大広間を彩ったのは禍々しい紅色。凝縮した魔力で鮮血色を帯びた無数の細針を生成し、巴を狙い定めた吸血貴族は、問答無用とばかり針の嵐を発射して来た。
『針ネズミに変えてあげるわ!』
「ふむ……まるきりの弱敵という訳でもなさそうじゃの。大したものじゃ、誇るが良い」
 一般人が浴びれば即座に絶命を免れぬ針を前に、しかし巴に恐れの色は無い。どころか相手の実力を品定めし、評価まで下して見せる余裕ぶりである。
 果たして、その振舞いは如何なる舌鋒よりも痛烈に吸血貴族のプライドを傷つけたらしい。忌々しげに唇を噛み、更なる針を見舞わんとする吸血貴族だが――生憎とそれは叶わない。それより早く、標的である巴の周囲に紅色の珠が無数に現れ始めたからだ。
 彼女たちが操る魔力よりも遥かに色濃く、鮮やかで、そして獰猛さを帯びた赤い液体。その正体が何であるか、吸血貴族はすぐさま本能で理解する。

『あれは……血液?』
「いかにも。鬼人たるわらわが教えてくれよう、血の使い方がどういうものか!」

 同時、巴の周囲に展開する血液の珠は、一つ残らず禍々しい弾丸に姿を変えた。
 瞬間、巴の怪力を誇る鬼人の両手が、“デコピン”の形を取って弾丸の尻を捉え、弾く。
 弾く、弾く、弾く、弾く、弾く。
 弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く弾く!
 周囲に展開する血液、生成された弾丸を射出するのは、パラドクス『鬼道・操血術「魔䰠銃」』。鬼人の膂力を以て射出する血液弾丸の掃射はマシンガンの如く、ブラッドメイガスを蜂の巣に変え、絶命させていく。その猛攻を耐え凌げた標的は只の一体も存在しない。

『うあぁぁっ!』『ぐ……っ!』
「おぬしらが啜ってきた血の報い、わらわの血弾で思い知るがよいのじゃ!」
 血液の掃射を浴びて、広間を血で汚すブラッドメイガスたち。巴の怒りは尚も収まるところを知らず、深紅の嵐となって敵群を蹂躙する。逃がしはしない。この場に集った吸血貴族も、ミリツァも、そして断片の王たるニコライ2世も、復讐者たる自分たちの手で、等しく死を与えてやるのだ。
「王朝の終焉は近い。吸血貴族どもよ、おぬしらの命運はここに尽きるのじゃ!」
 離宮の隅々まで響くような咆哮を響かせ、巴が吼える。
 鬼人の血は熱く鋭く、激しさを増して荒れ狂いながら、戦場を席巻していった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【友達催眠】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!

宇佐美・アリス
アドリブOK
他の人達とも積極的に連携していくわよ

この時期にお茶会とは、駄目貴族感丸出しね
遠慮なく削らせて貰うわね

史実通りとは限らないけど、現代にあるの資料で大体の構造と脱出経路とかは確認しておくわ
はぁ、戦争じゃなく、観光で来たかったわ

曲がり角や遮蔽物付近では【フライトドローン】を先行させて、敵からの奇襲に警戒

位置が大方分かってるなら
お茶会があるって聞いたんだけど?
兎は要らなかったかしら?
軽口叩いて、敵の注意をこちらへ
その隙に、召喚した妖精さん達に攻撃して貰うわね
妖精小隊突撃ぃ〜
妖精さんや味方の攻撃で浮足立った敵には、誘導弾(ハート)をプレゼント
余所見厳禁よ〜
後は、適宜【制圧射撃】で味方のフォローかしら?

敵の攻撃は念動隔壁のピーター君と概念障壁、シールドで防ぎつつ、妖精さんに迎撃してもらって対処

ジェネラル級の出現、敵増援や味方の疲労・負傷具合をから適当なところで撤退を進言
【泥濘の地】で敵に移動を阻害しつつ撤退
深追い厳禁、命を大事に、よ


「この時期にお茶会とは、駄目貴族感丸出しね……」
 激戦が続く離宮の大広間。そこへ新たに駆け付けた宇佐美・アリス(兎に非ず・g01948)は、呆れ混じりの吐息と共に、戦場を一瞥する。
 ブラッドメイガスの群れは未だ多勢を誇っているが、開戦当初と比べて数は眼に見えて減っている状況だ。このまま撃破を重ね、確実な成功をものにするべく、アリスは戦意を露わに告げる。
「ダンスの最中に悪いけど、遠慮なく削らせて貰うわ。覚悟しなさい」
『……ふん、言うじゃない!』
 アリスの言葉に、ブラッドメイガスの一体が憎しみを込めた視線で応じる。
 同胞の屍が着々と増えて尚、退く気配を見せぬ吸血貴族たち。そんな敵を前にアリスは特製の口紅を取り出すと、愛用の魔法拳銃『シルバーバレル』に装填し終え、ニッコリと微笑みを浮かべて言った。
「お茶会があるって聞いたんだけど、兎は要らなかったかしら?」
『くっ、馬鹿にして……!』『返り討ちにしてやるわ!』
「まあ、そうなるわよね。……いいわ、始めましょ」
 敵の殺意に肩を竦め、拳銃を構えるアリス。かくして、復讐者の次なる戦闘が幕を開けた。

 開幕直後から、戦闘は熾烈なものとなった。
 アリスの軽口を挑発と取ったか、吸血貴族の召喚した吸血コウモリが群れを成して襲い掛かる。攻撃に移る暇を与えず、一気に押し切ろうと言うのだろう。自分たちが劣勢であるという焦りも、そこに拍車をかけたのかもしれない。
「きゃ~どうしましょう? 助けて~」
『ふん、今さら泣いても遅いわよ!』『骨も残さないから覚悟しなさい!』
 概念障壁を盾に大広間を走るアリスにコウモリをけしかけながら、メイガスたちが勝ち誇ったように笑う。
 しかし、彼女たちは気づいていなかった。それが復讐者たるアリスの演技であり、必殺の一撃を見舞う場所へ自分たちが知らず知らずの内に誘導されていることを。
 そして、とどめを刺さんとメイガスがコウモリに攻撃の指示を与えようとした刹那――それは起こった。

『……何、あれ?』
 見上げた先、広間の天井付近に、何かが群れを成して舞っているのだ。
 それがコウモリではないと気づくより刹那早く、“何か”――いや、アリスの召喚した戦闘用ドローン群は一斉に降下。シルバーバレルの銃声を合図にアリスが『妖精小隊突撃』を発動すると同時、ドローンを操る妖精たちが眼下の吸血貴族へ機銃掃射を開始した。
「妖精小隊突撃ぃ~。目標は各自お任せで、撃て~。Fire!」
『なっ――!』
 刹那、降り注ぐのはパラドクスを帯びた弾丸の嵐。ダメージアップで強化された掃射を浴びた吸血貴族が、たちまち全身を蜂の巣にされて絶命していく。その只中、アリスは妖精たちに応援の踊りを披露しながら、周囲に浮かぶハートを援護とばかり発射し始めた。
「余所見厳禁よ~。えいっ!」
『うぐっ……!』
 アリスが放ったハートは誘導弾さながら戦場を舞い、浮足立った敵に着弾していく。
 可愛らしい姿に反し、その威力は命中する度に吸血貴族を吹き飛ばし、確実な死を与えていった。

 妖精たちのドローンを従えて一頻り大暴れを繰り広げた後、アリスは頃合いを見計らい戦闘を切り上げた。
 この戦いは前哨戦であり、深追いは厳禁。全員の無事で作戦を締め括る為にも無茶はご法度だ。退路は先行した仲間たちが確保済みで、脱出準備も万全である。後は敵の応援部隊が駆け付ける前に、大広間の吸血貴族たちを出来る限り蹴散らすのみであった。
(「もう一息よ。頑張って!」)
 かくしてアリスは笑顔と共に、新たな仲間たちに後を託す。
 激しさを増して続く激闘の果て、勝利するのが自分たち復讐者であることを確信しながら――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!

佐伯・雪香
【寒凪】

再びロマノフ領奪還への先制攻撃、か
着実に、でも一つ一つ大きく切り分けていこう
うちのナータ(レナータ)の故郷だからね
一欠片も残らないよう平らげてあげる

[歴史知識]から離宮周りの構造を推測しよう
ボク達の戦い方に合って、かつ奇襲離脱が比較的容易な位置を選定して仕掛けたいよね

手頃な敵集団を見付けたら、ナータの投擲したスイッチグレネードに敵の注意が向くのに合わせて、起爆より先に[不意打ち]の【光陰流転】を叩き込む
【平穏結界】で音と閃光さえ他の敵集団から隠しながら、ナータに残りを始末してもらおう
その後は[一撃離脱]で守備良くその場を離れるよ

ボクらの襲撃が隠し切れた、もしくは他の人の起こした混乱に合わせて、また同様の流れで敵を削れそうなら続行
厳しそうなら撤退しよう
あんまり敵が犇いてたら無理だし、本番に差し支えるのも良くないしね


レナータ・ペトリェンコ
【寒凪】
ついに我々の故郷の奪還へ近づいてきましたか
油断せず、敵の軍勢を着実に減らしていきましょう
あの侵略者共に大きな爪痕を残すのです

離宮周りに関しては雪香にお任せしましょうか
その情報を元に奇襲、そして速やかな離脱のしやすいポイントをピックアップしていただき、内一箇所に身を潜め”ヴォルナ”を構えます

敵がやってきたら私のスイッチグレネードを閃光モードで投擲します
雪香が起爆までの一瞬である程度倒してくれるでしょうから、その直後に”ヴォルナ”で【EMPバースト】を敵へ向けて放ちましょう

その後は戦況に合わせて、攻撃を続行できそうならポイントを変更しつつ更に攻撃を加えます
そうでなければ早めに撤退しましょう
本番はこれからですから、こちらが消耗しすぎない程度に打撃を加えられれば上出来です


 瀟洒な宮殿の大広間は、今や凄惨な光景に溢れていた。
 辺りにはブラッドメイガスの屍が転がり、復讐者の攻勢は未だ止まることを知らないままだ。生き残った吸血貴族は尚も戦場で持ち堪えているが、そこに余裕の色は最早ない。
『応援はまだ来ないの!?』『もう少しよ、耐えなさい! 何としても広間を死守するのよ!』
 個々の連携は寸断され、悲鳴と怒声が木霊する広間。そこで戦うメイガスたちは、既に組織的な抵抗すら不可能な状態に陥りつつあった。
 そして、同時に。
 そんな混乱の渦中にある戦場こそ、二人の復讐者――佐伯・雪香(天魔の翼・g01694)とレナータ・ペトリェンコ(“Кпык”(クルィーク)・g01229)にとっては絶好の狩場なのであった。

『はぁ、はぁ……!』『ディアボロスめ、どこにいるの……!』
 混乱の空気が未だ収まらぬ大広間の只中を、ブラッドメイガスたちが焦燥も露わに唇を噛む。
 全身をまだらに染めるドス黒い血は、その全てが復讐者に討たれた同胞たちの返り血だ。今も復讐者が大広間のどこかに潜んでいることは理解しているが、肝心の場所が分からない。一刻も早く探し出さなければ、自分もまた屍となった同胞と同じ運命を辿るだろう。
『……!? そこ!』
 果たして――願いが通じたように、見慣れぬ爆弾らしき物が一個、彼女たちの足元にコツンと音を立てて転がった。
 パラドクスが込められていない物であれば、反撃は容易だ。一縷の望みに縋る気持ちで魔法を駆使し、吸血コウモリたちを生成しようとした、しかし次の瞬間、

「――随分遅いね。あなたたちは休む時間だよ」

 背後から聞き慣れぬ女性の声が響くと同時、吸血貴族たちの背中から鈍い衝撃が走る。
 同時、その胸から突き出るのは、パラドクスで生成された光の剣。雪香の発動した『光陰流転』が繰り出した必殺の一撃であった。
『!? ……!』『……ぐ……』
 自身の心臓を貫かれた吸血貴族が残らず絶命した刹那の後、炸裂するのは敵の足元に囮で投擲したグレネード。衝撃音で注意を引きつけた敵めがけ、転がった屍の影から飛び出したのはレナータであった。同時、彼女が放つ特殊弾のパラドクスで制圧射撃を浴び、周囲の敵は瞬く間に爆散する。
「ナータ、怪我は無い?」
「問題ありません。余力は十分です」
 雪香の問いにそう返事を返すと、レナータは戦場となっている広間の様子を見澄ました。
 戦いは既に復讐者が優勢を手にしている。退路も無事確保されている現状、すべきことは増援の到着まで一体でも多くの吸血貴族を撃破することのみだ。ついに、故郷奪還の時が近づいて来ている――その事実を噛み締めるように、レナータは水陸両用ライフル『ヴォルナ』を構えながら雪香を振り返る。
「油断せず、敵の軍勢を着実に減らしていきましょう。あの侵略者共に大きな爪痕を残すのです」
「任せて。ナータの故郷だからね、一欠片も残らないよう平らげてあげる」
 決意を秘めた口調で語るレナータに微笑を浮かべ、雪香は頼もしい笑みで応じた。
 この奪還戦に勝利すれば、吸血貴族が吸血ロマノフ王朝として奪った大地と歴史が、最終人類史へと奪還される。刻逆を境に狂った歯車――それを正す為にも、この作戦に失敗する訳にはいかない。かくして雪香はレナータと頷きを交わすと、再び戦闘を続行していくのであった。

 そこから先の攻勢は、まさに疾風迅雷の如き勢いであった。
 敵の注意を引きつける役割を交代した雪香は、魔力の翼から生み出した光の剣を武器に、次々とそれらを敵めがけて投擲していく。ダメージアップや命中アップを始め、豊富な残留効果で強化を得ている彼女の攻撃は、命中する度に吸血貴族の胸を穿ち、葬り去っていった。
『ぐっ!』『こ、この……っ』
「ナータ、そこ!」
「捉えました。逃がしはしません」
 一撃離脱を繰り返しながら、敵陣の撹乱を続ける雪香。
 討ち洩らした敵が生じれば、雪香と息を合わせて放つレナータのヴォルナが牙を剥き、標的の吸血貴族に一体残らず死をもたらした。襲い来る反撃の針も、コウモリも、いまだ二人の勢いを止めることは叶わない。
 襲撃し、撃破し、離脱し、再び襲撃。
 雪香とレナータの猛攻は一心同体に戦場を蹂躙し、大広間に敵の屍を築いていく――。

 それから程なく、戦いの流れが変わりつつある兆候を、レナータと雪香は鋭敏に察知する。
 消耗を重ねる前に戦いを切り上げる――事前に決めた時の訪れが近いことを、彼我の状況から感じ取ったのだ。
「ナータ。そろそろだね」
「ええ。頃合いのようです」
 言い終えると同時、二人は最後の攻撃を開始した。
 今回の戦いにおける有利は、先行の仲間たちの働きによるところも大きい。ならば自分たちも、後続の仲間たちが有利になるよう助力しよう――そう考えたのだった。
「本番に差し支えの無い範囲で、ギリギリまでやらせて貰うよ」
「全ては、奪還戦の勝利の為に。そして、奪われた大地と歴史を奪還する為に」
 雪香の剣が敵を次々と貫く中、続くレナータが最後を締めくくるようにパラドクスを発動。特大の置き土産とばかりに、『EMPバースト』の特殊弾を敵陣めがけてばら撒いていく。

「痺れるような刺激はいかがでしょう?」
 ヴォルナで発射する弾丸は、実に弾倉一本分。
 その全てが、吸血貴族の肉体にめり込むたびにパラドクスの力で強力な雷を放ち、被弾した敵を消し炭へと変えていく。連鎖によって生じる大爆発は、絶命した敵の屍を毛一本たりとも残さない。
『うああぁぁっ!!』『ぐぅっ……!!』
 銃声、電撃、爆発、そして断末魔。戦場となった広間を夥しい血と屍で汚し尽くすと、レナータは雪香に視線を送った。
 この辺りが頃合いだ。本番に備えて、これだけの打撃を与えれば上出来と言えるだろう。
「奪還戦の日はもうすぐ……その時には、必ず勝利してみせましょう」
「うん。勝とうね、ナータ」
 かくして続く復讐者にバトンを託し、二人は戦場の広間を後にする。
 この後に始まるであろう吸血貴族との大戦。その結末を、必ずや自分たちの勝利で飾ると誓って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【平穏結界】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!

瀬良・要
◆暁降

イスカンダルが3カ月前に解放と思えばロマノフも、か
こりゃなかなかいいペースじゃねェの♪
しっかし元カーミラ配下率いて復権ねェ。ミリツァも必死だな
ま、させねェが。このロシアの地も、取り戻させてもらうぜ吸血鬼!!

ヒュウ♪ 敵じゃなけりゃなかなか上玉揃いなんだがなァ、残念♪
行くぜェ紗那!! どっちが多くやれるか勝負と行こうぜ!!

初手から【業火焔舞】で攻撃。できるだけ多くを巻き込むように
さァ出番だ焔龍!! 雪なんざ溶かして、吸血鬼をたらふく喰ってこい!!
アンタらだって派手なのは好きなんだろ? ド派手に燃えなっ!!
あァ、それよりダンスのがお好みかい?

反撃には敵の攻撃を見切るのに集中し、炎を纏った刀で【薙ぎ払い】叩き落す
多少は喰らうかもしれんが、そこらは甘んじて
綺麗な薔薇には棘がある、って? 鮮血の棘とか、らしいっちゃらしいか
そう怖い顔しなさんな、美人が台無しだぜ?

出来る限り敵を焼き尽くしたら【一撃離脱】で退却

多少は減ったろ。さァて、今度はみんなで来るわァ!! 楽しみに待ってな!!

アドリブ歓迎


シャナオウ・ナラシャ
◆暁降

心情
カーミラって誰だっけ?
自分の記憶の曖昧さいに肩を竦める
既に居ない敵さんに関しては、あまり興味が…無いと言うか、薄い
直接的な接点が、俺自身にはなかったのかもしれんが(話しに聞いているだけで

ん?(名を呼ばれ生返事し)嗚呼、いいぜ?
嗚呼それと、何が残念♪なのか、帰ったらじぃ~~くり聞きたいなぁ?
か・な・め♪

俺の相方を誘惑しようなんて…そんな不届き者には、お仕置きが必要だ(斜め上の反応を返しながら)

悔い改めよ、杭だけに!
(銀の杭だっけ? …光の杭?浄化の杭?ってどんなんだよ?! 独りツッコミしながら、生み出すのは銀の杭。浄化も籠めた)

要が燃やすなら、俺は罠を張って敵を追い込もうかな
ほらほら、うちの相方が踊りたいそうだよ?


うおっ!?
危なっ!!
血をギロチン状にするとか、器用だな、おいこら!
呪文と血の呪言の効果範囲どうなってんねん!?

ラフィスには気休めで程度の祈りの浄化で呪詛を薄めてもらおうか?
まぁ、多少のダメージはやむを得ないものとするが

※アレンジ可


 ネヴァ運河離宮を舞台に始まった復讐者の襲撃作戦は、いよいよ佳境を迎えようとしていた。
 戦場にはブラッドメイガスの骸が山と転がり、周囲に満ちるのは争乱と混沌の空気だ。
 戦い、敗れ、築かれた吸血貴族の屍山。それは正に、吸血ロマノフ王朝というディヴィジョンの未来を暗示しているかのようであった。

「イスカンダルの次はロマノフ、か。なかなかいいペースじゃねェの♪」
 そんな戦場へ駆けつけた瀬良・要(死は我が踊り手・g00797)は、広間の様子を一瞥して不敵に笑ってみせた。
 吸血貴族の一団はもはや青息吐息の状態だ。後は敵を倒せるだけ倒し、増援の到着前に撤退するだけ。シンプルな作戦に戦意を燃やしつつ、彼はおどけた口調で言う。
「しっかし元カーミラ配下率いて復権ねェ。ミリツァも必死だな。ま、させねェが」
「カーミラって誰だっけ? 記憶にあるような、無いような……」
 要の隣、真顔でそう呟くのはシャナオウ・ナラシャ(『-紗那皇-』・g02191)だ。
 彼は既に死んだ敵には興味を持たない性質だけに、その記憶も曖昧である。過去に接点があったか否かも、思い出すことは難しい。やがて回想を諦めたシャナオウは肩を竦め、軽い口調で言った。
「まあいいや、大事なのは今だ。増援が来る前に、倒せるだけ倒しておこう」
「おう。この大地も、取り戻させて貰うぜ!!」
 シャナオウと要、二人の復讐者が阿吽の呼吸で戦闘態勢を取る。
 飄々とした口調とは裏腹に、彼らの戦意は紛れも無い本物だ。人々を虐げる吸血貴族を蹴散らすため、彼らは今、戦いの火蓋を叩き切るのであった。

 完全に劣勢へ追い込まれた吸血貴族たちへ、要とシャナオウが一気呵成に迫る。
 一方のブラッドメイガスたちもまた、戦意を奮い立たせて復讐者に牙を剥かんとしていた。彼女たちとて自分自身の窮地は承知だが、退くことはプライドが許さないのだろう。
『覚悟なさい、ディアボロス!』
「ヒュウ♪ 敵じゃなけりゃ、なかなか上玉揃いなんだがなァ、残念♪」
 憎悪を宿した吸血貴族の視線を平然と受け流し、要が挑発の言葉を返す。そんな彼に怒りを募らせた敵が魔力で針を固め始めた刹那、要は先手を打つように敵の只中へと飛び込んだ。滅ぼすべき敵の群れを前にして、完全に闘争心に火がついている様子だ。
「行くぜェ紗那!! どっちが多くやれるか勝負と行こうぜ!!」
「ん、いいぜ? 嗚呼それと、何が“残念♪”なのか、帰ったらじぃ~~くり聞きたいなぁ? か・な・め♪」
「早く来いよ、先に始めちまうぞ! うおらあああぁっ!!」
 問い質す言葉を遮って、要の咆哮が広間に響き渡る。シャナオウはこれ以上の問答の無駄を悟ると、敵意と殺意に満ちた視線をブラッドメイガスたちに向けた。
「俺の相方を誘惑しようなんて……そんな不届き者どもには、お仕置きが必要だな……!」
 少々見当はずれの方向ではあるが、それもまた吸血貴族への怒りには変わりなく。
 シャナオウもまた、要に劣らぬ激しい攻撃を以て、敵の群れを攻め立てていった。

 そうして幕を開けた死闘は、作戦の最後を飾るに相応しい苛烈なものとなった。
 未だ残るブラッドメイガスたちは死を覚悟したように、魔力の針をもって復讐者たちを貫かんと構える。狙うのは先陣を切って突っ込んでくる要だ。
「さァ出番だ焔龍!! 雪なんざ溶かして、クロノヴェーダをたらふく喰ってこい!!」
 対する要も無論負けてはいない。両者のパラドクスは濃密な殺意を帯びて、戦場を縦横無尽に荒れ狂い始めた。
 要の闘気が焔に姿を変えて放たれ、龍の姿を模って敵に襲い掛かる。その勢いは凄まじく、焔の龍は牙を剥いた吸血貴族を片っ端から消し炭に変えていった。
『も、燃える……! あぁぁぁっ!!』
「アンタらだって派手なのは好きなんだろ? ド派手に燃えなっ!! あァ、それよりダンスのがお好みかい?」
 怒龍の如き方向を轟かせ、要の攻撃はなお終わらない。敵はすぐさま鮮血色の針を反撃で撃ち返すが、そんな光景を見てシャナオウは憐憫の吐息を洩らした。――あんなもので要を阻むことなど、出来る訳がないのに。

「綺麗な薔薇には棘がある、って? そう怖い顔しなさんな、美人が台無しだぜ? ――くらえ!!」
『と、止められない!? そんな……!』
 果たして要の猛攻が敵を蹂躙し続ける中、シャナオウも本格的な攻撃に移り始めた。要同様、飄々とした態度を崩さぬ彼だが、戦いで手を抜くことはない。奪還戦の前哨戦であれば猶更のことだ。
「悔い改めよ、杭だけに! 残らず浄化してくれるわー!」
 シャナオウがパラドクスを発動すると、大広間の床を汚す血だまりから一斉に杭が飛び出した。戦場に潜ませた鮮血の杭で標的を貫く『スカーレットステーク』の一撃だ。ダメージアップを積み増した杭の嵐は、更なる威力を帯びて、吸血貴族の心臓を杭で次々と貫いていく。
『がっ……!』
 一度浴びれば、絶命を逃れる術は無い。
 シャナオウと要の猛攻は一層白熱の度合いを増して、戦場に敵の屍を山と築いていった。

「折角の広間なんだ、楽しく踊ろうじゃないか。ほらほら、うちの相方が踊りたいそうだよ?」
『ふざけたことを……っ!』
 熾烈な戦いを繰り広げながら、シャナオウは尚も吸血貴族に鮮血の杭を見舞い続ける。
 元より要との連携で戦うと決めていたこともあって、その動きには一切の淀みがない。お返しで発動される血のギロチンにさしたる傷を負うことも無く、彼の猛攻は残った敵を着実に要の方へと追い込んでいった。
「行ったぞ、要!」
「おう! 任せろ、焼き尽くしてやるぜ!」
 相変わらず果敢な攻撃で敵を攻め立てながら言葉を返すと、要は視線をちらと大広間の奥に向けた。
 先程から僅かずつだが、嫌な気配が増しつつある。恐らくは増援部隊が到着しようとしているのだろう。要はシャナオウに撤退準備の合図を送ると、パラドクス『業火焔舞』を発動。戦いの最後を飾る一撃を、ありったけの力を込めて吸血貴族めがけて叩き込む。
 そこに込めるのは吸血貴族への怒り。そして、離宮の主たるミリツァを奪還戦で葬るという決意だ。
「猛れ、紅蓮の炎!! 疾り焼き尽くせ、焔龍!! 業火焔舞!!」
『あ――あぁぁぁぁぁっ!!』
 籠手『黒紅』から放たれた闘気の焔は、一頭の猛々しい龍へと姿を変えて、戦場を駆け巡る。
 その熱気は何者にも止め得ず、周囲のブラッドメイガスを残らず焼き尽くし、勝利の雄叫びを思わせる猛々しい唸り声を大広間に響かせるのだった。

「よォし、撤退だ! 戻るぜ!」
「うんうん。まあ何だ、大勝利ってやつ?」
 かくして離脱の頃合いを迎えると、二人は急ぎ大広間を離脱していった。
 離宮の敵を十分に撃破し、戦闘不能者はゼロ。要とシャナオウを含む九人の復讐者たちが掴んだ、それは大成功と呼ぶに相応しい戦果だ。仲間が確保していた退路を駆けながら、要は遠ざかる広間を振り返ると、離宮の隅々まで響くような大声で告げる。
「さァて、今度はみんなで来るわァ!! 楽しみに待ってな!!」
 いつまでもミリツァに茶会など開かせておく気は無い。この奪還戦に勝利するのは、自分たち復讐者だ。
 その誓いを胸に抱きながら、彼はシャナオウを始め、共に戦った復讐者たちと新宿島へ帰還する。彼の誓いは実るのか、或いは――全ての結果は、来たる戦いで明らかとなるだろう。

 2024年11月20日、ネヴァ運河離宮へのファーストアタック成功。
 吸血ロマノフ王朝奪還戦を目前に控えた、冬の足音が近づく日の出来事であった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【コウモリ変身】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2024年11月20日

【吸血ロマノフ王朝奪還戦】⑧ネヴァ運河離宮

 このシナリオは【吸血ロマノフ王朝奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 サンクトペテルブルク及びウクライナの地に集結したジェネラル級ヴァンパイアノーブル及び『鮮血の革命術式』で重要な役割を持つジェネラル級アークデーモンに対して、戦闘を仕掛けます。
 また、吸血ロマノフ王朝の排斥力の低下と攻略旅団の提案により、アルタン・ウルクのディヴィジョン『融合世界戦アルタン・ウルク』への逆侵攻も一部可能となっています。

 この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
 勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。

 このシナリオの攻撃対象は【ミリツァ・ニコラエヴナ】の軍勢です。
『ミリツァ・ニコラエヴナ』は、ネヴァ運河を望む瀟洒な宮殿に、旧カーミラ派を集結させています。軍部からは期待されていないようですが、復権を望む野心を持っているようです。

「成功したシナリオ数×5%」だけ、「⑧ミリツァ・ニコラエヴナ」の敵残存率を低下させます。


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#吸血ロマノフ王朝
🔒
#【吸血ロマノフ王朝奪還戦】⑧ネヴァ運河離宮
🔒
#吸血ロマノフ王朝奪還戦
🔒
#サンクトペテルブルク
🔒
#⑧ミリツァ・ニコラエヴナ


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選択肢👾奪還戦ファーストアタック『ブラッドメイガス』のルール

 奪還戦直前のファーストアタックで、敵ジェネラル級の戦場に攻撃を仕掛けます。
 この戦闘に勝利する事で、奪還戦時の敵残存率を減少させることが出来ます。
 敵は軍団規模の戦力である為、ある程度戦って敵戦力を削った後は、頃合いを見て撤退してください。
 状況によっては、敵ジェネラル級と遭遇する場合もありますが、この戦闘で、ジェネラル級を撃破する事は不可能です。
 ジェネラル級も深追いはしてこないので、速やかに撤退すれば、逃げ切ることが出来る筈です。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。