リプレイ
無堂・理央
何あれ、断末魔とか冗談じゃないよ!
あんなのは生贄になってる人達を助けて、全部叩き潰す!
無双馬『クロフサ』に跨って突撃!
と言うか、今回ばかりは竜鱗兵は邪魔でしかないよ。
進路上にいる敵を馬上槍で突き刺して投げ捨てや薙ぎ払ったり、クロフサの蹄アタックで吹き飛ばしや踏みつぶしで【蹂躙】しながらスタペリアケージの方に突き進むよ!
邪魔する竜鱗兵は遠慮なく容赦なく潰す!
逆に逃げ去る竜鱗兵は追わない。
敵の反撃はダメージを受けても無視、と言うかボク達が進む邪魔するな!
ビビってるならそのままどっか行っちゃえ!
リズ・オブザレイク
やはりフローラリアの狙いはエルフの力……スタペリアケージから聞こえた断末魔は今まで聞いたどのような叫びよりも悲痛を感じました。
これ以上の犠牲を出す訳にはいかない、【戦騎疾駆】だユニコーン!急いで!
散り散りになってる拷問竜鱗兵の全滅はさせず、ディアボロスが押し通れるだけ無双馬と【馬上槍】とパラドクスを組み合わせた突撃で道をこじ開けましょう。
敵は拘束や不意打ちが得意だと聞いています。
勢いを殺されないよう、拘束具などを取り出しているのが見えたら【弓矢】で射貫いておきます。
安全なルートを作れば後続が楽になるはず。
皆さん、いったん散開しますがこの先のスタペリアケージでお会いしましょう!
レビ・アンダーソン
食肉植物みたいな物なのかな?
あれに取り込まれるのは勘弁願いたいねぇ……
ま、いつも通り歌ってぶっ飛ばすとしますか
おっと、竜鱗兵だ……
あっ! 中々イカした道具を持ってるじゃない!
凄く僕好み……『テンションアップ』するってもんだよっ!!
テンションがアガると派手に暴れちゃうけど……まあいっか、敵だし
アドレナリン全開で簡単には止まらないよ
ほら見てこのマイクスタンド!
君の持ってるそれよりイカしてるでしょ!!
ハッハァー!! これで殴り合いでもしてみるかいッ!!
……あれ、これ歌ってないな? まあ次で歌おう
ノイン・クリーガー
生け贄砲とは随分と悪趣味な話だが、
あの拷問竜鱗兵とやらも十分に悪趣味だな。
さっさと始末しよう。
【パラドクス通信】で味方と連携しながら【ダッシュ】で前進して、Mk45/Sの【連射】とファイティングカランビットの【斬撃】で一気呵成に攻める。
生け贄の命が危ない以上、あまり時間は掛けられない。
拘束攻撃に対しては【一撃離脱】や【ジャンプ】、使用可能であれば【エアライド】で躱わす。
捕まった場合は【怪力無双】を使えるならそれで脱出する。または通信で助けを求める。
[セリフなど]
基本的には必要なことしか言わず淡々と任務遂行する。
仲間との連携などは歓迎。
●蹂躙!
パラドクストレインから飛び出すように降り立った多くのディアボロスたちは妖精郷を一斉に駆けていく。
彼らが目指す先は、そびえ立つ巨大な黄色い花のつる植物ことスタペリアケージの生える丘だ。
遠くに見えるスタペリアケージを睨み、無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は憤った。
「何あれ、断末魔とか冗談じゃないよ!」
「やはりフローラリアの狙いはエルフの力……これ以上の犠牲を出す訳にはいかない」
リズ・オブザレイク(人間の妖精騎士・g00035)も、時先案内人から聞いた生贄砲の断末魔の悲痛を思い出し、義憤にかられる。
理央はクロフサ、リズはユニコーンと名付けられた無双馬にそれぞれ飛び乗ると、馬を駆って一目散に丘へと向かうが。
「アア! 何カ敵イタ!」
頭が撤退したため、指示がなく手持ち無沙汰にうろついていた拷問竜鱗兵の群れが、適当な敵を見つけて嬉しそうに駆け寄ってきた。
(「生贄砲とは随分と悪趣味な話だが、あの拷問竜鱗兵とやらも十分に悪趣味だな」)
ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)は、醜悪に肥えた汚らしいクロノヴェーダを一瞥し、サイレンサーつきサブマシンガン『Mk45/S』を構える。
「パラドクスデータリンク開始。……前に出る」
仲間にそう通信すると、ノインは速度を上げて拷問竜鱗兵の群れの前に突貫するなり、情け容赦なくサブマシンガンの引き金を引きながら左右に銃口を流し、拷問竜鱗兵たちに鉛玉を浴びせていく。
ガガガガガッとまばゆいマズルフラッシュと共に多数の薬莢が排出され、同時に竜鱗兵の体のあちこちから体液が吹き出た。
「いっくぞー! ボク達が進む邪魔するな!」
理央も、弾雨でよろめく竜鱗兵らに殺到しては馬上槍で突いて振り飛ばす。
果敢に拷問しようと金棒を振りかざしてかかってくる拷問竜鱗兵を、理央は槍で受け止めた。
「邪魔する竜鱗兵は遠慮なく容赦なく潰すよ! ビビってるならそのままどっか行っちゃえ!」
「安全なルートを作れば後続が楽になるはず。こじ開けます!」
わらわらとやってくるクロノヴェーダを、無双馬で跳ね飛ばし、踏み潰させ、リズは竜鱗兵の血染めの道を築き上げる。
しかし敵から投げつけられる手枷足枷でリズやユニコーンの速度が落ちていく。
「落ッチッロッ落ッチッロッ」
「ううっ、離してください!」
絡みついた鎖でユニコーンから引き落とされそうになり、リズは弓矢で鎖を引っ張る下卑たクロノヴェーダを牽制した。
それを見ていたレビ・アンダーソン(破壊のサウンドソルジャー・g00056)は嬉々と叫ぶ。
「あっ! 中々イカした道具を持ってるじゃない!」
拷問用具がとても好みだ、とレビはテンションがぎゅんぎゅん上がる。
レビは、テンション向上と共に暴れてしまう性質だが、相手はクロノヴェーダだ。どれだけ暴れても問題なかろう。
「ま、いつも通り歌ってぶっ飛ばすとしますか。ハッハァーッ!! テンションがアガって来たァッ
!!!!!」
マイク接続部の周辺に物騒な棘がついたバイオレンスなマイクスタンドを取り出し、レビはいい笑顔で、
「ほら見てこのマイクスタンド! 君の持ってるそれよりイカしてるでしょ!!」
と拷問竜鱗兵に話しかけながら、マイクスタンドを振り上げ、
「ハッハァー!! これで殴り合いでもしてみるかいッ!!」
相手の返事も聞かずに何度も振り下ろした。
「プギイプギイッ!」
悲鳴とともに拷問竜鱗兵の血肉が飛び散る。
「アドレナリン全開で簡単には止まらないよォッ! 次行ってみようッ」
ミンチになった奴に用はない、とばかりにレビのマイクスタンド無双がクロノヴェーダの群れの中で続く。
「状況終了。いくらかは逃走したが、追う必要はないだろう」
ノインの冷静な通信で、ようやくレビは止まった。
「え、あれ……」
蹴散らして道を作るはずだったが、いつの間にか群れを殲滅せしめていたようだ。
レビはフーッと息を吐くと、髪をかきあげる。
「これ歌ってないな? まあ次で歌おう」
その横を理央とリズが無双馬に乗ったまま、スタペリアケージの丘めがけて矢のように駆け抜けていった。
「行こう。あんなのは生贄になってる人達を助けて、全部叩き潰す!」
「皆さん、いったん散開しますがこの先のスタペリアケージでお会いしましょう!」
彼らの後ろをディアボロス達も我先にと走っていく。生贄を一刻も早く救いたい気持ちは皆同じだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV2が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
フルルズン・イスルーン
知ってる植物な気がしたんだけど、生贄光線……?
んー、なんというかケルティックというかドルイド風味な魔改造。
それにしてもここってドラゴンの独壇場かと思ったけど、そうでもなさそうだねぇ。
ま、よく分かんないけど蹴散らすのだアイス・ゴーレムくん!
まずは氷雪使いの冷気を喰らえ!
植物なら大人しく寒さで萎れてしまうのだ。
木々の合間を縫っても冷気からは逃げられんぞー!
冷気で動きを鈍らせたらゴーレムくんの直当てグラップルで捕まえて、
さらに冷やして植物の粘りを無くして、ブッチギリだ!
ふはは! 冬のブリザードで生き残れる植物など居ないのだ!
●縦横無尽!
ディアボロスたちが駆けつけたスタペリアケージの丘のふもとは、木々が入り組んだ迷宮ともジャングルジムとも呼べるような奇怪な拠点だった。
その中をするすると高速でヴァインビーストが駆け回っている。
拠点に入る前に、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)は丘の上にそびえる巨大なつる植物を見上げた。
「んー、なんというかケルティックというかドルイド風味な魔改造」
黄色い花びらが真っ赤に染まって赤い破壊光線が放たれるなんて動きをするとは、とフルルズンは眉を寄せた。
「それにしてもここってドラゴンの独壇場かと思ったけど、そうでもなさそうだねぇ」
フローラリアというクロノヴェーダが存在しているさまを目の当たりにしたフルルズンは、この『幻想竜域キングアーサー』が一筋縄ではいかない情勢になっていることを感じていた。
だが今は、その辺りを深く考えるときではない。
「ま、よく分かんないけど蹴散らすのだアイス・ゴーレムくん! "野蛮なる 氷の 友"」
フルルズンの詠唱と共に、氷雪のゴーレムが生れ出づる。
「まずは氷雪使いの冷気を喰らえ!」
フルルズンの指示に従い、ゴーレムは森に冷たい吹雪を吹き付ける。
植物ならば寒さで萎れるだろうという目論見だが、気温だけではクロノヴェーダの動きを止めることはできないようで、ただ拠点の森が樹氷になるだけであった。
アイス・ゴーレムはヴァインビーストをわしづかみにしようと手をのばすも、木々の上から下まで器用に素早く行き来する敵を捕らえることが出来ない。
せいぜい長く伸びているツルを掴んでは引きちぎるのが精一杯だ。
むしろ掴んだツルに逆に絡みつかれて、ゴーレムはギリギリと締め上げられて、砕けてしまった。
「むむぅ。やるなー」
フルルズンは自らの首にまで伸びてくるヴァインビーストのツルをなんとか鏨でいなして、事なきを得るのだった。
苦戦🔵🔴🔴
陣・頼人
いっそのこの樹を切り倒れせば話早いんだけど、妖精郷を派手に破壊する訳にはいかないからね。
【地形の利用】と【ジャンプ】で木々を足場に駆け回り、敵のガスを避け続けながらこっちも仕掛けさせてもらう。
敵が地の利を利用しようとしているのを逆手に取って【早業】で【地形の利用】と【罠使い】で蔓と同色のロープを木々の間に張り巡らせ、敵を絡め取る。
そして動きが止まった僅かな隙を突いてアームドフォートの【砲撃】の【屠竜撃】を叩き込んで仕留めていく。
急ごう。命を守るために。
ノイン・クリーガー
地の利は向こうにある。
ならばそれを造り変える。
まずは戦闘のどさくさに紛れて、周囲を【トラップ生成】で踏んだら脚を絡めとる蔦のトラップ地帯にする。
植物の罠ならば見破れまい。
自身はできるだけ地面に降りず、【地形の利用】で戦おう。【ジャンプ】とワイヤーショットで木から木へ移動しつつ、トラップに掛かった敵を装備した銃器で【不意打ち】する。
罠に掛からない相手はワイヤーショットで【捕縛】して引き寄せ、カランビットの【斬撃】で致命傷を与える。
噛みつきは【ジャンプ】で避けるか、【忍耐力】に優れる機械部員を噛ませて凌ぐ。
レビ・アンダーソン
うわっ、なんだあれ……
凄い見た目してるなぁ
えーと、地の利があるから気を付けろって話だったね
……態々敵のテリトリーで戦う必要もないか
【飛翔】して上空に移動しよう
スタペリアケージも警戒して、そこそこの高さで十分かな
見たところ、敵の攻撃範囲はそこまで広くない様だし
さて、歌おうか!
『ヒロイックシンフォニー』で英雄の幻影を召喚して、それに攻撃させるよ!
彼らが倒されても歌い続けて再召喚!
大声で敵の行動阻害を狙いつつ、回避に専念
(さっき竜麟兵をミンチにしたけど)正面戦闘は苦手なんだ
ちょっとズルいかも知れないけど許してね!
リズ・オブザレイク
地の利は敵にあるけれど、残留効果を使えば対抗できる筈です……!
今しがた書き記した地図に【スーパーGPS】で味方の位置を表示しながら、
推測と周囲に散らした【妖精の目】と【パラドクス通信】で伝わってくる情報から敵の位置を特定して通信で味方に伝えます。
【飛翔】で飛んでしまえば地形に翻弄されずに済むけれど、敵が隠れたりしたら持久戦になってしまいますからね。
あと罠を張り巡らせる人もいるので味方がそれにかからないようにと、こちらの頭数で敵をその罠に誘導する事もできる……と思います。
自衛はこなしてみせますから此方はお気になさら――
火を使うのはまずいんじゃないでしょうか!
使っても問題ない場所を誘導しますから!
レビ・アンダーソン(破壊のサウンドソルジャー・g00056)は、つる草細工のようなヴァインビーストを見て、目を瞬かせた。
「うわっ、なんだあれ……凄い見た目してるなぁ」
森を縦横無尽に駆け巡っているヴァインビーストの根城へとノコノコ入っていく気にはなれず、レビは宙に飛び上がる。
もちろん、スタペリアケージの生贄砲を撃たせるわけにはいかないので、高度には十分気を使いつつも、森の上空に移動したレビは、ニッと笑った。
「さて、歌おうか!」
息を吸い込んだレビが雄々しきシンフォニーを朗々と歌い上げれば、幻影の英雄が森へと舞い降りてクロノヴェーダを痛めつける。
「うおっとォ、伸びるもんだね!」
ヴァインビーストも、蔓をレビめがけて急速に伸ばしてきた。
この蔓の範囲外まで飛ぼうとすれば、スタペリアケージの生贄砲が撃たれてしまうだろうので、高度を上げての回避は出来ない。
「正面戦闘は苦手なんだ」
蔓に追いかけ回されながらも、レビはシンフォニーを歌うのをやめなかった。
自分は安全圏(とは言い切れないが)で、幻影に戦わせる戦法だ。
「ちょっとズルいかも知れないけど許してね!」
上空でレビは歌い続ける。
幻影の英雄から逃れようと、ヴァインビーストは、森の奥へと引っ込んだ。
これでレビからヴァインビーストは見えず、狙いがつけづらくなってしまった。
「飛んでしまえば地形に翻弄されずに済むけれど、敵に隠れられたら持久戦になってしまいますね」
リズ・オブザレイク(人間の妖精騎士・g00035)は頷き、森を慎重に歩く。
「あれの性質が知りたいんだけど、わかる子はいるかな?」
リズの呼びかけに応えた妖精が森を探って、リズに敵の位置を教えてくれる。
通信機で仲間に大まかな敵の位置を教えつつ、リズは地図とにらめっこだ。
今、即興でリズが作り上げた地図なので、かなり荒い精度だが、無いよりはマシだろう。
妖精が危険を知らせてくれたお陰で、リズは飛びかかってきたヴァインビーストの牙をなんとか避けることができた。
「自衛はこなしてみせますから此方はお気になさらず!」
リズはフェアリーソードでヴァインビーストを退ける。
「いっそのこの樹を切り倒れせば話早いんだけど、妖精郷を派手に破壊する訳にはいかないからね」
と言いつつ、陣・頼人(武装騎士ヴィクトレオン・g00838)は森の中を獣のような身軽さで駆け回っている。
頼人が素早く仕掛けているのは緑のロープによる罠だ。ヴァインビーストが自由に駆け回るなら、その動きを阻害してやれば攻撃が当たるはずだ。
地の利が向こうにあるならば、それをこちらで改ざんしてやればよい。
ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)も、レビの英雄とヴァインビーストが戦っている隙をついて、地面にトラップを仕掛けて回っている。
リズからの通信で、ヴァインビーストの進行方向は予測がつくので、罠を効率的に仕掛けることが出来た。
トラップの完成を確認し、ノインは木の上へと登り、待った。
ビィィイン! とロープが張り詰める音がする。頼人の仕掛けた、木と木を結ぶロープにヴァインビーストが引っかかった音だ。
「よし!」
頼人は藻掻くクロノヴェーダにVロックアームズの銃口を向けた。竜をも屠る、と書いて『屠竜撃』。
キャノンが火を噴き、ヴァインビーストを炭に変える。
同時に悪あがきのような咆哮と共にガスが頼人を苛むも、頼人は止まらずに他のトラップへと巡回を続けた。
「最後はあちらのようです」
「了解。移動する」
リズの連絡を受け、ノインはサイボーグアームからワイヤーを撃ち出すと、フックを木に引っ掛け、ワイヤーを巻き取ることで別の木の上へと着地する。
そして今度は駆け回るクロノヴェーダへとワイヤーショットのフックを引っ掛けた。
巻取り機構ともがくヴァインビーストの綱引きが始まるが、ノインにいつまでもそんな児戯にかかずらっている暇はない。
「……」
ノインはヴァインビーストに飛び乗ると、湾曲した刃のナイフをクロノヴェーダに突き立てた。
ヴァインビーストをなんとか無力化させたディアボロスは、丘の頂上めざしてなおも駆ける。
「急ごう。命を守るために」
頼人に言われるまでもなく、あの巨大なつる植物の中には、確実に『命』が囚われているのが分かるから。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【修復加速】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
フルルズン・イスルーン
ゴーレムくんのうらみはらさでおくべきかー。なんてね。
いやぁ、見事に砕かれたねぇ。
じゃ、転生しようかゴーレムくん。
さっきの氷が溶けた水を媒介に、リキッド・ゴーレムくんレスキュー行ってみよー!
観察した感じ、体内組織が外気に触れないようにすれば硬化しなさそう?
多分表皮の破壊は間に合ってそうだから、
破壊した痕をびしゃーっと液体ゴーレムくんが覆って、
固まるのを抑えつつ更に内部に浸透して、囚われてる生贄の人をグラップル。
可能なら引きずり出して、ダメなら内部から液体ゴーレムくんが膨らんで外に強打するなり臨機応変に位置をわかりやすくして、
更に味方が続いてなんとかひっぱり出しやすくするのだ。
あ、スライム禁句ね。
瀧夜盛・五月姫
絡まりあう、蔓同士、結合の“縁”。
牢獄、閉じ込められた、人と、クロノヴェーダの“縁”。
体躯、維持する、組織の“縁”。
いっぱい、いっぱい、“縁”を切る、よ。
一条戻リの愛し姫(はしひめ)様の、【呪詛】たっぷり籠めた【連撃】。
さあさあ、妬めや、呪えや。
呪い、完全に効かなくとも、緩むだけでも、結構。
姫、斬るか、呪うか、だけ。
引きずり出す、役目。他人、任せ。
それまで、【薙ぎ払い】は、やめない、よ。
ノイン・クリーガー
ヴァインビーストの殲滅を完了。
これより救出を行う。
表皮が瞬く間に硬化するようなので、仲間との連携を重視し、絶え間ない攻撃を行う。
囚われているエルフを傷つけないようにアイゼンファウストによる素手での破壊を試みる。
飛鳥が冷却攻撃を行うようなので、凍結した部分に【強打】を叩き込み、【怪力無双】による【グラップル】で体内組織をむしり取る。
エルフまで辿り着いたら【早業】で救出し、発煙弾を【投擲】して煙幕に紛れて安全な位置まで搬送する。
[コードネーム]
コードネームを持つ仲間はコードネームで呼ぶ。
飛鳥:『マシーナリー』
自分:『ゴースト』
レビ・アンダーソン
んー、植物の中ってどんな感じなんだろ
……まぁあの中の居心地は最悪そうだけど
さてさて、早く助けないとマズいね
まず『Gaia breath』で空気を溜めて、パワーアップしよう
その後は絶対に息を吐かないようにして……
マイクスタンドか素手で表層への攻撃か、中の人を引っ張るかな
どっちをやるかは味方の方針にもよるけど、足りてないか少ない方に入る
身体能力が上がってるからどっちでもイケる筈さ。必要なら連携もするよ
で、いつ空気を出すかだけど……このまま戦闘になるまで溜めておくのも手かな?
ま、別のパラドクスを使うかも知れないけどネ
臨機応変に行こうか
飛鳥・遊里
【博物館】で同行希望
うまく手加減出来るかはわからないけど、シルと連携してやってみよう
植物なら冷却、凍結させれば、活動停止とまでは行かなくても活動を鈍らせることができるかもしれない。表皮の再生速度を遅らせれば救出もやり易くなるだろうしな
先行して、シルが表面に穴を穿ったら、そこに自己鍛造弾・氷雪結界のナノマシンの弾丸を、直接スタぺリアゲージに打ち込んで、直接内部の水分を冷却凍結させてみる。冷気の支配者もおまけにつけて、冷却効率を上乗せして、アクアキャノンでさらに冷却をかさねる
穿った穴を凍結させてしまえば、後はその穴がふさがらないように冷却を維持し続ける。その後の救出は後続の仲間に託すとしよう
シル・ウィンディア
【博物館】で同行希望
囚われのケージから、今、助けてあげるからっ!
抉っても、空気に触れたら固まるというなら…
触れる前に、穴を貫通させちゃえば何とかなるかな?
遊里さんに考えがあるみたいだし…
わたしは、穴をあけることに集中するだけ…
じっくり詠唱をして…
魔力を練り上げて、砲撃を集中させて、もっと鋭く
貫通撃で貫くことを重視しての
全力魔法での精霊収束砲!
連続魔法が有効なら、連射してさらにダメ押しっ!!
穴が開いたら、遊里さんに声をかけて、仕掛けてもらうようにするよ
硬貨速度が落ちたら、穴から中を覗いて人の気配があれば
無理やり引っ張るよ
蔦が邪魔するなら、精霊剣で両断して切り裂くね
…後は、みんな任せたよっ!
陣・頼人
囚われている人たちを助けるにはちょっとばかり冒険が必要かもね。
危険は承知。【勇気】と【情熱】を胸に挑む。
まず竜骸剣の【貫通撃】で外皮を【破壊】し、硬化する前に【早業】で体内の蔦を切り裂きながら【突撃】し、中の要救助者まで辿り着いたら抱きかかえ、体内組織に取り込まれる前に【飛翔】でそのまま脱出。
閉じ込められそうになったら、ちょっと乱暴だけど【デストロイスマッシュ】で内側から【破壊】する。
救出したら中の様子(要救助者の人数と位置)を仲間達に伝え、救助プランを立てる上の助けにする。
リズ・オブザレイク
トループス級は片付いた、今ならスタペリアケージから生贄となったエルフ達を救い出す事ができます!
可及的速やかに救出したいですが下手に攻撃したら怖いな。
よし、蔦の隙間から対象の位置を確認したら【3mの棒】を外側から当てて皆が”どこまでなら抉っていいか”をわかるようにしておきましょう。
僕自身はこの状況に適した形状に剣が変形する【騎士の武器】を用います。
穴を保持する道具なんかになれば良いんだけれど、何が出るかわからないから……形状次第で【臨機応変】に対応します。
エルフを救出して無事を確認したら【ユニコーン】を呼び出し、ここからエルフを乗せ安全圏まで退避するよう言いつけます。
もうすぐ、ここは戦場になる。
●掘削!
ヴァインビーストと木々の迷宮を越え、ディアボロスはようやくスタペリアケージの根本に到達した。
「絡まりあう、蔓同士、結合の“縁”。牢獄、閉じ込められた、人と、クロノヴェーダの“縁”。体躯、維持する、組織の“縁”」
瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)はそびえ立つスタペリアケージを見上げる。
この強固で太い蔓の籠の中に生贄が囚われている。
「いっぱい、いっぱい、“縁”を切る、よ」
五月姫は大薙刀無銘瀧夜叉一振をくるくると回し、構える。
八尺五寸にも及ぶ大薙刀は、スタペリアケージの太い太い蔓にも劣らぬ。
「あなたの、“命”運、ここで、断つよ」
我流薙刀術・奥義『愛姫水薙』――嫉妬に狂う一条戻りの愛し姫様は、全ての縁を断つ呪詛を大薙刀に帯びさせる。
「さあさあ、妬めや、呪えや」
呪詛を含んだ刃がズバズバと蔓を断つ。
切り落とされた蔓の奥にヌルヌルと脈打つ不愉快な瑞々しい蔓がある。
まだ浅いようだ。
大薙刀を振り続ける五月姫が開いたスタペリアケージの中身を覗き込み、レビ・アンダーソン(破壊のサウンドソルジャー・g00056)はウヘエという顔をしてみせた。
「この中の居心地は最悪そうだね」
ぎっしりと詰まった蔓は硬化しなくても、隙がないが、
「早く助けないとマズいね。さてと、始めようか」
時間もないので、レビは肺腑いっぱいに空気を溜め込む。
そのまま息を止め、レビはぬめつき脈打つ気味の悪いスタペリアケージの中へと手を突っ込んだ。
「んーぐ、う……ぅ」
思いっきり蔓と蔓を掴んで、押し開こうとするが、ヌメついて手が滑る上に蔓が固い。
「はぁっ。まだだめ、かな。もっと攻撃して蔓を取り除かないと」
レビは手を振って粘液を飛ばした後、マイクスタンドを振り上げた。
「うん、姫、斬るか、呪うか、だけ。やめない、よ」
五月姫も大薙刀を振り上げる。
別の場所では、陣・頼人(武装騎士ヴィクトレオン・g00838)が竜骸剣を振り上げていた。
「危険は承知だっ」
魂に満ちる勇気と情熱を衝動に変換し、剣にのせてスタペリアケージに思い切りぶつける。まるで木こりである。
ぱくりと開いた楔形の傷口の前へと、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)が水を手に素早く進み出た。
「いやぁ、見事に砕かれたねぇ。じゃ、転生しようかゴーレムくん」
彼女の持っていた水は、ヴァインビーストと戦ったときに壊されたアイス・ゴーレムの成れの果てだったようだ。
「"起きよ 命"。リキッド・ゴーレムくんレスキュー行ってみよー!」
外気に触れなければ硬化を防ぐことが出来るはずだと考えたフルルズンは、液体にコアをいれた簡易ゴーレムに、スタペリアケージの傷口をすっぽりと覆わせた。
リキッド・ゴーレムはじわりと染み込むようにスタペリアケージの内部に入り込み、中を探っていく。
それはまるでスラ……、
「あ、スライム禁句ね」
禁句らしい。
リキッド・ゴーレムがすごすごと傷口から出てきた。釣果なしというところだ。
「はずれたか。ここには居ない、っと。よし、次に行こうじゃないか」
「分かった! 囚われている人たちを助けるにはちょっとばかり冒険が必要かもね」
頼人とフルルズンは別のポイントへと移動すべく、大樹のようなクロノヴェーダの表皮をよじ登り始める。
幸い、スタペリアケージの蔓は硬くゴツゴツしていて、複数本がねじり合わせられたような刑場をしている。登るのは容易い。
このスタペリアケージの中には命がひとつだけ『装填』されている。
巨大な牢屋のどこに生贄がいるのかは、トライ・アンド・エラーを繰り返して、探っていくしか無い。
しかし、命がひとつ囚われていることは確実だから、探していけばいつかは見つかる。
だからここは外れだったが、フルルズンも頼人もガッカリはしていない。
少し高いところまで登った場所で、シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)は白銀の長杖を握っていた。
「囚われのケージから、今、助けてあげるからっ!」
精神統一し、シルはゆっくりと詠唱を始める。
「闇夜を照らす炎よ、命育む水よ、悠久を舞う風よ、母なる大地よ……」
世界樹の翼『ユグドラシル・ウィング』と称される長杖の先端にあしらわれた藍鉱石の花がほころび、畳まれていた風翼の装飾が開く。
シルは針の穴を通すかのように細く鋭いイメージで、集まった魔力を練り上げていくと、仕上げの呪文を詠唱した。
「混じりて力となり、全てを撃ち抜きし光となれっ!!」
シルの背後に出現した青白い魔力翼が開くなり、火・水・風・土の属性エネルギーが収束して、スタペリアケージの外皮を貫いた。
「遊里さん開いたよ! 後は、みんな任せたよっ!」
シルが退くと、飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)が前に出る。
「うまく手加減出来るかはわからないけど、やってみよう。アイスバレット、コールドローンチ!」
アイスキャノンの銃口を外皮が抉れて露出した内部に直接突っ込むと、遊里は引き金を引く。
ナノマシンが充填された弾丸が、スタペリアケージの中で爆ぜた。
内部に散ったナノマシンが、スタペリアケージのたっぷりと蓄えた水分を凍らせ、硬化を送らせている。
「代わろう、マシーナリー。ゴースト、これより救出を行う」
ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)が遊里と立ち位置を後退し、氷結した部分にアイゼンファウスト――つまり自身のサイボーグアームの拳を叩きつけた。
粉砕されていくスタペリアケージ。
ナノマシンの影響が少ない場所になれば、また遊里が交代して自己鍛造弾・氷雪結界を撃ち込む。
ノインの手が凍った植物をむしり、むしり、むしり尽くした先に……ぐったりと蔓の牢の中により掛かるように倒れている瀕死のエルフの青年がいた。
「居たぞ!」
普段は必要事項以外無口を貫くノインだが今回ばかりは思わず声を上げる。
遊里の唇から『おお』という感嘆の声が漏れ、シルも歓声を上げる。
「やったあ! ちょっと待ってね、すぐに道を作るよっ!」
大急ぎで精霊剣を振るってシルが、ノインとエルフを外に出せるだけの大きさまで穴を広げると、ノインは素早くエルフを抱き上げて、スタペリアケージから飛び出すように脱出した。
ノインが出るなり、すぐにスタペリアケージの表皮が再生するが、もう内部に用事はない。
合図と目くらましをかねた発煙弾を発射しつつ、ノインが地上へと降り立つ。
すると、フェアリーソードで外皮と格闘していたリズ・オブザレイク(人間の妖精騎士・g00035)が駆け寄ってきた。
「よかった! お疲れさまでした。彼は無事…………とは言い難いですが、息があるならそれで十分です。此処から先は僕にお任せください。ユニコーン!」
駆け寄ってきた無双馬の背に、そっとエルフの青年を乗せ、リズは安全圏であるパラドクストレインへと彼を送り届けるとノインに告げる。
ユニコーン単体でエルフをパラドクストレインまで送ることができればいいのだが、サーヴァントは主の命がないと、臨機応変に動けない。途中で竜鱗兵や他の拠点のヴァインビーストに襲われては元も子もないので、リズも同行するのだ。
「もうすぐ、ここは戦場になる。急ぎましょう、ユニコーン」
もはやスタペリアケージの中に生贄は居ない。あとはこのクロノヴェーダを斃すだけだ。
リズは表情を引き締め、小さく呻くしかできないエルフを乗せた無双馬を連れて、パラドクストレインを目指す。
ユニコーンの背で揺られるままのエルフはぐったりとして今にも玉の緒が切れそうだった。
「もう少しですからね。頑張って」
とリズは声をかけるも、呻くような呼吸音しか返ってこない。だが逆に言えば息はある。それを確認できるだけでも、リズは安堵していた。
なんとか他のクロノヴェーダと出会わずに、パラドクストレインにたどり着いたリズとユニコーンとエルフ。
パラドクストレインの座席にエルフを寝かせ、自身も座ったリズはそこでハタと気づく。
「……命があるのにパラドクストレインに乗ることが出来る、ということは、彼は確かにディアボロスなのですね……」
パラドクストレインは、物品以外はディアボロスしか乗ることが出来ないから、エルフが乗れたなら、彼はまさしくディアボロスなのだ。
無双馬が気遣わしげにエルフに鼻先を寄せるので、リズはサーヴァントの鼻筋を撫でてなだめてやる。
「大丈夫ですよ、ユニコーン」
新宿島を目指すパラドクストレインに揺られながら、リズは血の気の引いたエルフの顔を見つめる。
大丈夫だとユニコーンには言ったものの、このエルフは瀕死の状況だ。もう一度、彼がディアボロスとしてクロノヴェーダと戦うことを決意してくれるのか、決意してくれたとしてもそれがいつになるのか……。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【命中アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
無堂・理央
生贄救出は他の人が策を練ってるし、お任せしよう。
ボクは救出した後、離脱する味方を敵が追撃しないように釘を差し込む役回りをするよ。
引き続き、無双馬『クロフサ』に騎乗して突撃ー!
一旦、敵から距離を取った状態で馬上槍を構えて待機、生贄救出成功のタイミングで全力【ダッシュ】でランスチャージ!!
【貫通撃】も利用して、馬上槍を敵に深々と突き刺し込んだら、【一撃離脱】で直ぐ離れるよ。
敵から十分離れたら、【復讐の刃】で両手持ちの大金槌を生成。
再び敵に突撃して、駆ける勢いを乗せて金槌で突き刺してる馬上槍の石突を叩いて馬上槍を更に打ち込んで【一撃離脱】を繰り返すよ!
対ボス戦を行う他の人とは可能な範囲で連携するよ。
フルルズン・イスルーン
大きさが建物の大体ニ〜三階分くらいあると大変だったねぇ。
ま、やること済んだし後は力押しなのだ。
地面ごと削って固めるぞー!
ヴァンガードゴーレムくん起動!
記憶はないけど、意外と早い蔓と精神系攻撃重視なのは覚えがあるのだ。
なので、砂使いと拠点構築で簡単に囲まれないよう遮蔽構築。
蔓の動きを阻害して、ボクらが蔓から逃げやすくしておこうね。
そして、土木工事と樹木伐採の時間だ大楯ゴーレムくん!
生贄砲がなきゃそこまで火力はないはずさ。
あの光を遮りつつ、根っこごと掘り出し抑え込んで潰してしまえー!
それにしても、これもどこかから持ってきたのかな?
世界各地にあって、今はもう失陥した秘境ねぇ。
飛鳥・遊里
さて、あとは迷惑植物の駆除だな。間違ってもまた生えてこないように、文字通りの根絶やしだ
接続不良・反転迷路を起動。仲間のアシストに入る
あいつに知能なんて御大層なもんがあるかどうかはわからんが、【反転】した世界でご自慢の蔦を上手に操れるかな?
あと、なんか悪臭ふりまくいやらしい攻撃もあるみたいだ。仲間が食らったそん時はアクアキャノンで放水して洗浄するよ。ずぶ濡れになるのは我慢してくれ、緊急時だ
【ディフェンス宣言】対象:無堂・理央
相変わらず猪突猛進だな。なるべく邪魔が入らないようにするから、任せたぞ
シールドビット・デバイスを無堂の周囲に展開して護衛。彼女に向かう攻撃を受け止めるようにする
レビ・アンダーソン
ラスト、変な花!
もう遠慮なく攻撃できるし、本気で行くよっ!
……うっ、この臭いは何処かで
そう、昔日本で食べてしまった納豆の様な……くっ、トラウマが脳裏に……!
何か異様にムカついてきた。潰すか
今の僕はちょっと悪い奴だから、ネメシスモードになって最高威力の『Death voice』をぶっ放すよ
例え花であろうと、この世の地獄を見せてやるさ
瀧夜盛・五月姫
ん、とても大きい。
でも、足場、崩れればどう、かな。
――怪怨召喚『古城沼赤壁花』
あはは
〽咲いた、咲いた
真っ赤な花が
並んだ並んだ
体勢、崩れるように、抵抗する蔦を、【薙ぎ払い】。
【斬撃】で、衝撃加えて、横に倒す、よ。
あとは、【連撃】でみんなと、攻撃を、続けるよ。
絶命しても、油断、しない。中劫大焦熱。
大焦熱地獄の業火、放つ。
また、生えちゃうから。“雑草”の駆除は、徹底的に、ね?
陣・頼人
妖精郷を守ろうって気持ちはわかるけど、そのためにやろうとしてきた事を見過ごす訳にはいかない。
『装填』された命はもう助け出した。
だったら遠慮はいらないね。
【地形の利用】で周りの木々に身を隠しながら駆け回り、隙を突いて【突撃】して【デストロイスマッシュ】を叩き込んで外皮を【破壊】。
「今のうちに、早く!」
攻撃のチャンスをみんなに知らせ、僕も立て続けに【早業】で体内組織が硬化する前にもう一撃【デストロイスマッシュ】を食らわせる。
メルキディア・セデクリエル
アドリブ・連携歓迎
遅ればせながら、その伐採手伝うわね。
頼人くんの呼びかけに答える様にベイルマウアーを構えて悪意の花の光を遮り、襲い掛かる蔦はイオスラッガーで切り払いつつ、根本にまで突撃するように接近。
そして直接攻撃できる距離にまで来たら新しく開発した鋸刃(きょじん)閃機アーチクリーヴァーに持ち替えて叩き切る!
エーテリア・ブラスターのエネルギーをアーチクリーヴァーの2連プラズマチェーンソーに込めてブースト。
硬い表皮も再生する組織もろとも削り切って見せる!
エルフのディアボロスの力を逆利用した悍ましき植物、丸っと刈り取ってあげるわ!
●伐採!
救助成功の合図である発煙弾があがった瞬間を、無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は見逃さなかった。
「クロフサ突撃ー!」
無双馬騎乗による全力疾走で馬上槍をスタペリアケージに深々と突きこむ。
馬上槍の突き込みはパラドクスによる攻撃ではないので、スタペリアケージには何のダメージも産まないが、理央はそれだけでは終わらない。
己の復讐の意思で大金槌を具現化し、理央は馬上槍を楔のように打ち込んだ。
弾丸ごと生贄砲は失ったスタペリアケージだが、本体自体の戦闘能力は健在だ。理央めがけて蔓を伸ばし、圧搾しようとしてくる。
「相変わらず猪突猛進だな」
という言葉とともに前に出た飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)が、理央をかばって敵からの攻撃を肩代わりする。
理央の周辺には、遊里が差し向けたシールドビット・デバイスの群れがくるくると周り、身を持って蔓を弾いた。
「ぐうっ!」
雑巾を絞るがごとく遊里を締め上げる蔓に、遊里は顔をしかめながらも、
「コントロール・リバース!」
グレネード弾をスタペリアケージめがけ投げつけた。
炸裂した弾からナノマシンが周囲に撒き散らされる。
クロノヴェーダの感覚を反転させる効果のあるナノマシンが、フローラリアの方向感覚を惑わせる。
「ラスト、変な花! 本気で行くよっ!」
レビ・アンダーソン(破壊のサウンドソルジャー・g00056)は、まるでライブのラストナンバーのように言い、片手を高々と上げる……が。
「うっ……?」
エルフ救出時は必死で気づかなかった、スタペリアケージの花の匂いに鼻腔をくすぐられ、レビは眉を寄せる。
端的に言うと臭い。
「この臭いは何処かで。そう、昔日本で食べてしまった納豆の様な……」
レビの脳裏に嫌な思い出が蘇り、同時に苛立ちも湧いてきた。
「潰すか。例え花であろうと、この世の地獄を見せてやるさ」
と呟く彼の姿は普段とは違うネメシスの姿に変わっている。
ネメシスの姿になったレビは背を反らして息を吸い込むと、狂気に満ち満ちた咆哮をスタペリアケージの花めがけてぶっつける。
「GAOOOOOOOOOOOOOOOOOOO
!!!!!!!!!!」
叫びを聞いて悶えるように揺れたスタペリアケージは、花弁を黄色くチカチカと光らせ、臭気と光でレビの脳裏に蘇る納豆の記憶を強めてきた。
花もレビもお互い頭を揺らして狂気に耐える。
と、レビの体にバシャンと水がかかった。
「わぷっ、つめたっ!?」
「ずぶ濡れになるのは我慢してくれ、緊急時だ」
と言いながら遊里が手刀を切る。彼の手には大気中の水分を集めて撃ち出すガジェットことアクアキャノン。どうやら遊里は、悪臭に苦しむレビに洗浄水をかけてくれたらしい。
「妖精郷を守ろうって気持ちはわかるけど、そのためにやろうとしてきた事を見過ごす訳にはいかない」
妖精郷を守るために命を犠牲にすることが、陣・頼人(武装騎士ヴィクトレオン・g00838)には許せない。
もはや装填されたエルフは救い出した。スタペリアケージに遠慮する義理もない。
他のディアボロスとは逆方向へ走り、頼人は竜骸剣を振りかぶる。
念動力を剣に乗せ、思い切り幹へと叩きつければ、スタペリアケージの外皮が崩れる。
「今のうちに、早く!」
クロノヴェーダによる不可視の赤外線で皮膚がちりちりと焼け、意識も揺れる中、頼人は大声で連撃を呼びかける。
「ええ。遅ればせながら、その伐採手伝うわね」
頼人の呼びかけに応え、念動力バリアを展開する壁閃機ベイルマウアーを構えながら駆け寄ってきたのは、メルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)。
「我が身に宿りし正義の天使よ。その力、お借りします! エーテリアブラスタァァァッ!」
崩れた外皮めがけて、正義の大天使パワービームを……今回はそのまま投射するのではなく鋸刃閃機アーチクリーヴァーに込めて、メルキディアはスタペリアケージへと押し付ける。
「エルフのディアボロスの力を逆利用した悍ましき植物、丸っと刈り取ってあげるわ!」
と叫ぶメルキディアが新たに開発した鋸刃閃機アーチクリーヴァーは、二連プラズマチェーンソーを搭載している。樹木の伐採にはもってこいの閃機だ。
「そうそう。後は力押しなのだ。地面ごと削って固めるぞー!」
フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)は、根元からの駆除を試みる。
「"繋ぎ留めよ 堅固なる 鉄床"。ヴァンガードゴーレムくん起動!」
土がせり上がり、巨大な四角い大盾を持った大きなゴーレムが錬成された。
「土木工事と樹木伐採の時間だ大楯ゴーレムくん!」
フルルズンの指示に従い、ゴーレムはごりごりとスタペリアケージの根元を掘り進め、残土で遮蔽も作成する。
クロノヴェーダからの反撃であるチカチカと狂気を誘う光は土壁の遮蔽が防いだが悪臭は避けられない。
「げほげほ、ゴーレムくん、急げ。根っこごと掘り出し抑え込んで潰してしまえー!」
フルルズンは悪臭に咳き込みながらも掘削を推し進めた。
(「これもどこかから持ってきたのかな? それともここで生まれたのかな?」)
新宿島で時先案内人ではないフルルズンにも見えた光景では、ダーナというフローラリアが自身のことを『既に世界各地の秘境を失陥し、この地へ逃げ延びた身』だと言っていた。
(「世界各地にあって、今はもう失陥した秘境ねぇ」)
失陥した秘境とやらでこのクロノヴェーダは生まれたのだろうか。それとも、妖精郷で生まれたのだろうか。今のフルルズンには知る由もない。
とにかく根元を掘って掘って掘りまくった結果、巨体を維持できずスタペリアケージは揺れ始めた。
「足場、崩れればどう、かな」
瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)は昏く笑いながら、
「お花、きれい、でしょ?」
周囲を沼に変えた。怪怨召喚『古城沼赤壁花』――周囲には真っ赤な花が咲き乱れ、どこからどこまでが沼なのか分かりづらい。
「あはは、咲いた咲いた」
ぱちぱちとまばらに手を打ち、あどけなく歌う五月姫は、フローラリアから投射される赤外線の熱も物ともしない。
レビのシャウトと遊里のナノマシンでクロノヴェーダはグラグラと苦悶に身悶え、理央の吶喊でバランスを崩しかけている。
更に根元は五月姫の沼と、フルルズンのゴーレムによる物理的な掘削で不安定。
無尽蔵にも思えたクロノヴェーダの体力は、頼人とメルキディアの息もつかせぬ連続攻撃から再生することで削られていき、限界であった。
ず、ず、ずぅうーーん。
巨体が丘の上に横倒しになる。
「油断、しない。また、生えちゃうから。“雑草”の駆除は、徹底的に、ね?」
五月姫は、息絶えた巨大植物に火を放つ。
火柱のような燃え上がりはしないが、静かに中が赤く光ってパチパチと小さく音を立てながら炭になっていくフローラリアを、五月姫はじっと見つめていた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【操作会得】LV1が発生!
【セルフクラフト】LV1が発生!
【迷宮化】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
【建造物分解】がLV2になった!
【活性治癒】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【ガードアップ】LV2が発生!
【反撃アップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!
【ドレイン】がLV3になった!