リプレイ

津・リビト
南(g00139)と
はろうぃんは仮装をしたら
お菓子をもらえるとても楽しい行事
平和で賑やかで、わくわくしてしまう
ふふ、ありがとう
南のは、天使だろうか
その枷と首に巻かれた拘束具、重くはないか?
俺が外してやろう
――いや、この魚の精にお願いして
外してもらおうか
友人を自由にしてほしい、なんて
呪いの館。ここにお菓子が隠れているのか
ふふ、とても探し甲斐があるな
南、怖いのか?
もし怖くなったら何時でも言ってほしい
その時は全力で助けよう
背を押され前へ進みながら辺りを見回して
南、後ろは任せた
南瓜のお菓子、食べたい――ここの棚か?
本が邪魔だったので退かそうとしたら
電気がぱちんと落ちる
暗いな。何も見えない
? 南。どうした
引っ張られた感覚に視線を向ければ
骸骨のような手にも見えて
南、骸骨の仮装に変えたのか?
変えていない?なら、この手はなんだ?
明かりが点けば骸骨の骨格標本に
服が引っかかっていたので外し
南が引っ張っていたのはかーてんだったんだな
俺は方向音痴ではないが
――ああ、もちろんだ。秘密にしておこう
他の場所、探そうか

乂八・南
リビトくん(g00145)と
リビトくん仮装似合ってるなぁ
髪飾りも魚でかわい
そうだよ、囚われの天使
大丈夫、作りものだから――ほんと?
へへ、そしたら俺も自由に探索できるね
どんなお菓子が見つかるかな
でも呪いの館…なんだよな
そ、そんなことないよっ?
びっくりはするかもだけど!
ほんとはちょっとだけ怖かったけど
なんだか見栄を張りたくて
大丈夫大丈夫、さー行こうっ
でも自分は後ろでリビトくんの背を押し押し
後ろから顔をひょっこり覗かせたり
きょろきょろしながらも
う、うん任せて。ちゃんと教える
ね、やっぱり南瓜の――あっ
あの棚に何かありそうじゃ…
わっ、えっ、まっくら
り、リビトくんこれリビトくんだよな!?!?
とぐいぐい
骸骨っ!?
か、変えてないっ
明かりがつけば現れた標本に
身体を跳ねさせ
涙目でリビトくんに駆け寄る
さ、先に行ったらダメ!
だってリビトくん方向音痴だし…
えー!方向音痴じゃん――いや、えっとね
やっぱりちょっとだけ怖いから
ここ持ってていい?
とリビトくんの腰布をぎゅっと掴んで
ねぇ、怖がってたの
みんなには内緒な
●おばけのいたずら?
ハロウィンの装いを纏う洋館――通称『呪いの館』は、その不気味な雰囲気をさらに際立たせている。
高い柵が連なる門をくぐれば、大きなジャック・オー・ランタンの置物が顔を出した。
笑うカボチャは、ランプに住む魚の精を従えた津・リビト(釣人・g00145)、枷を付けた白い翼の天使――乂八・南(WONDERFUL LIFE・g00139)を出迎える。
「リビトくん仮装似合ってるなぁ。髪飾りも魚でかわい」
リビトの華やかな装いに、南が率直な感想をおくる。
「ふふ、ありがとう。南のは、天使だろうか」
「そうだよ、囚われの天使」
「その枷と首に巻かれた拘束具、重くはないか?」
首を傾げつつ問うリビトへと、南は朗らかな笑みを浮かべてみせる。
「大丈夫、作りものだから」
よく出来た作り物だ、とリビトは思う。
今日はハロウィン。ならば、その仮装らしい振る舞いをするのも一興だ。
「俺が外してやろう――いや、この魚の精にお願いして、外してもらおうか。友人を自由にしてほしい、なんて」
魔法のランプの主人のように振る舞うリビトに、南がキラリと瞳を輝かせた。
「ほんと? へへ、そしたら俺も自由に探索できるね」
囚われの天使は魚の精の魔法によって、自由にハロウィンの空を飛び回る――なんてこともあるのかも。
互いに冗談を言い合いながら、二人は洋館へと足を踏み入れる。
「ここにお菓子が隠れているのか。ふふ、とても探し甲斐があるな」
奥へと続く長い廊下を見据え、リビトは心を弾ませている。
南もわくわくとしながら、しかし、一方でちょっとした不安を口にした。
「どんなお菓子が見つかるかな。でも呪いの館……なんだよな」
「南、怖いのか?」
「そ、そんなことないよっ? びっくりはするかもだけど!」
リビトの言葉に、南はぶんぶんと首を横に振る。本当はちょっぴり怖い。けれど、素直に怖がるよりは見栄を張りたい。
そんな南の気持ちを察してか、リビトが優しく返す。
「もし怖くなったら何時でも言ってほしい。その時は全力で助けよう」
「大丈夫大丈夫、さー行こうっ」
恐怖心を心の隅へと追いやり、ぐいぐいとリビトの背を押す南。
リビトはされるがままに進みながら、ぐるりと廊下を見渡した。
「南、後ろは任せた」
「う、うん任せて。ちゃんと教える」
二人はゆっくりと進む。ニタつく南瓜のランプや、天井から吊るされたオバケの飾りが、二人をじっと眺めているかのようだ。
……物置部屋だろうか。多くの物品が置かれた部屋を見つけ、中へと入る。隠せる場所が沢山ある。よく探せば、お菓子を発見できるかもしれない。
「南瓜のお菓子、食べたい。せっかくのハロウィンだしな」
ハロウィンといえば、やはり南瓜だ。南瓜のお菓子が見つかることを祈るリビトに、南が同意するように頷く。
「ね、やっぱり南瓜の――あっ、あの棚に何かありそうじゃ……」
本棚を南が指差した。もしかしたら、本の裏にお菓子が隠されているかもしれない。
「ここの棚か?」
棚へとリビトは近付き、本へと手を伸ばす。背表紙へと、指先が触れた瞬間――。
ぱちん、と乾いた音が響いた。部屋の電気が突然消え、室内が真っ暗になる。
ビクッ、と南の肩が跳ね上がった。
「わっ!?」
「ん? 暗いな。何も見えない」
驚く南とは逆に、リビトは冷静である。南は慌てふためきながら、すぐ傍の布らしき物を掴んだ。
「わっ、えっ、まっくら……り、リビトくんこれリビトくんだよな
!?!?」
「? 南。どうした……」
リビトが振り向いた先、白過ぎる手が視界に映り込んだ。肉は無く、関節が剥き出しになっている。
(「……骸骨の、手?」)
南はこんな仮装だったか? リビトは僅かに眉を寄せた。
「南、骸骨の仮装に変えたのか?」
「骸骨っ!? か、変えてないっ」
寒くなる背筋に、南はぶるっと震えた。骸骨? 一体どういうこと?
なんとか落ち着こうとする南に、リビトは意図せず追い打ちを掛ける。
「変えていない? なら、この手はなんだ?」
消えていた電気が復活した。明るくなった瞬間、二人の視界に骸骨が飛び込んだ。
「ひょわあぁああっ!?」
南が悲鳴を上げる。リビトは現れた骸骨を、まじまじと観察した。腰布が引っ掛かっていることに気付き、そっと外す。
「骸骨の骨格標本か。南が引っ張っていたのはかーてんだったんだな」
「こ、こんなとこに標本があるなんて、不意打ちにも程があるよっ。電気もいきなり消えるし!」
カーテンを握り締めたまま、南が言葉を紡いだ。
「絶妙なタイミングで消えたな。不思議なこともあるものだ」
怪奇現象を『不思議なこと』でさらっと片付けて、先に進もうとするリビト。
そんなリビトの腰布を、南がとっさにぎゅっと掴み取る。
「さ、先に行ったらダメ! ここ広いし、迷子になったら大変だよ!」
「迷子? 俺は方向音痴ではないが」
「えー! 方向音痴じゃん」
真顔のリビトへと南は異議を唱える――が、思い直したように再び口を開いた。
「……いや、えっとね、やっぱりちょっとだけ怖いから、ここ持ってていい?」
断る理由なんてない。素直に口にする南へと、リビトはすぐさま言葉を返した。
「ああ、構わない。しっかり掴まっていてくれ」
快く受け入れるリビトに、南はほっと息をついて、ぽつりとこぼす。
「ねぇ、怖がってたの、みんなには内緒な」
願うようにじっと見上げてくる南へと、リビトは迷いなく頷いてみせた。
「――ああ、もちろんだ。秘密にしておこう。それじゃあ、探索の続きを……ん?」
リビトは視界の端にオレンジ色を捉える。先ほど南が引っ張ったカーテンの裏側だ。
裏に隠されていたお菓子の袋が、奥から覗き見えている。
手に取ると袋の中には、南瓜を練り込み焼き上げた一口サイズのバウムクーヘンが数個入っていた。
「リビトくん、こっち側にもあるよ!」
反対側のカーテンの裏にも、お菓子が隠されていたようだ。
南が手に取った袋には、ジャック・オー・ランタンの顔が描かれた南瓜色のマカロンが入っていた。
あの奇妙なタイミングで電気が消えなければ、発見できなかっただろう。
「誰かが、ここにお菓子があることを教えてくれたのかもな」
確証はないけれど、そうであったのなら素敵だ。穏やかに紡ぐリビトに、南も柔らかに微笑んだ。
「ふふっ、そうかもね!」
不思議な現象が起きるという『呪いの館』。
悪霊はいなくとも、悪戯好きのおばけくらいはいるかもしれない。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
ディル・ルヴァン
シルさん(g01415)といっしょ!
※シルさんは、俺のししょーだから、「しるせんせー」って呼んでるよ!
※名前はひらがな表記で呼んでいます
※漢字は苦手なので程々にひらがなです
とりっくおあーとりーと!
えへへ、これいうだけでおかしもらえるなんて…ハロウィンってたのしいね、せんせー!
俺のことしのかそー、かっこいいでしょ!
ねーちゃんが読んでた星霊のおはなしに出てくるディオスの騎士のかそーなんだ!
しるせんせー、おばけ…にがてなんだっけ?
大丈夫ですよ!もしこわいおばけがいたら、俺がこらー!っておこってあげるから!
あやしそーなばしょ、かぁ…それっぽいところをさがしてみるよ。あ!せんせー、あそこはどうかな?
うん、わかった!
いっぱんのひとがこまっていたら、たすけるんだね!
こんにちは…じゃないや、はっぴーはろうぃん!
俺もディアボロスなんです!なにかおてつだいできること、ありますかっ?
しるせんせー、みてみてー!
俺もおかし見つけたよ!いっしょに食べましょー!
しるせんせーのすきなおかしあったらあげるね!
シル・ウィンディア
ディル(g10970)と一緒に参加。
ディルにとっては初めてのハロウィンか。
せっかくだから目一杯楽しんでもらえたらいいなっ♪
なるほど…。
突然物が落ちたり、カーテンが揺れたり、声が聞こえたり…。
…ほんとに呪われてないんでしょうね、この館
ん-、怪談はちょっと苦手かなぁ。
倒せるならお化けは大丈夫だけど…。
ま、気を取り直してっと。
せっかくだから仮装をしていこうね。
わたしは青のワンピースに白猫のつけ耳とつけしっぽを付けて、白にゃんこモードな仮装をしていくよ。
ふむむ…。
ディル、探索の基本は、しっかり観察して、怪しそうだなーってところをしっかり探すっていうのが基本だよ。
一般の人が困ってるならお手伝いもしていくよ。
高いところにあるものは浮遊の効果で浮かんでゲットして渡すね。
後は、館を色々探索していくよ。
…声が聞こえたんだけど、きっと気のせいだよね。
…変な気配するけど、きっと気のせいだよね。
…うん、気にしないようにしよう。
お菓子を見つけたら、ディルと一緒においしく頂きますっ!
せっかくだからシェアもしたいね。
●先生と生徒のハロウィン
あやしげな洋館の天井を彩るのは、カラフルなおばけとコウモリの飾り物。
カボチャのランタンがオレンジ色に灯り、来訪者たちを不気味な笑顔で出迎える。
「とりっくおあーとりーと!」
きらきらと笑みを輝かせながら紡ぐのは、ディル・ルヴァン(夜明けを照らすソレイユ・g10970)だ。
彼へとシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)が、元気いっぱいの笑顔で返す。
「トリックオアトリート♪」
「えへへ、これいうだけでおかしもらえるなんて……ハロウィンってたのしいね、せんせー!」
ディルの笑顔は、悪いオバケも逃げ出しそうなほどに晴れやかだ。
素敵な時間を彼に過ごして欲しいと、シルは心から想う。
「ディルにとっては初めてのハロウィンか。せっかくだから目一杯楽しんでもらえたらいいなっ♪」
ハロウィンらしくいつもとは違う装いで、二人は洋館へと訪れた。ディルはひらりとマントを翻し衣装を披露する。
「俺のことしのかそー、かっこいいでしょ! ねーちゃんが読んでた星霊のおはなしに出てくるディオスの騎士のかそーなんだ!」
腰に下げた剣を抜いて、騎士のように剣を構えてみせた。
「うん、とっても似合ってるよ! 悪いお化けも逃げ出しちゃうかも」
勇ましさを感じさせる雰囲気に、シルが楽しげに紡ぐ。
彼女の頭上で、白い猫の耳がぴょこんと揺れた。青のワンピースも彼女によく馴染む。
ふと、ディルが思い出したように口を開いた。
「しるせんせー、おばけ……にがてなんだっけ?」
「ん-、怪談はちょっと苦手かなぁ。倒せるならお化けは大丈夫だけど……」
「大丈夫ですよ! もしこわいおばけがいたら、俺がこらー! っておこってあげるから!」
それが騎士のつとめ! とでも言うように、ディルは胸を張る。
小さく勇敢な騎士の姿がとても微笑ましくて、シルは表情を綻ばせた。
「ふふっ、それなら何が起こっても大丈夫だね。頼りにしてるよ」
さっそく二人は洋館の奥へと進み、お菓子探しを始める。館は広い。長い廊下、数多くの部屋……油断したら迷子になりそうなほどだ。
「ディル、探索の基本は、しっかり観察して、怪しそうだなーってところをしっかり探すっていうのが基本だよ」
「あやしそーなばしょ、かぁ……それっぽいところをさがしてみるよ」
きょろきょろと周囲を見回して、頑張ってお菓子を探すディル。そんな彼を、シルは後方からそっと見守る。
見守りつつ、近くの棚に飾ってあった写真立てがひとりでに落ちたのを見て、うむむと眉を寄せた。
(「……ほんとに呪われてないんでしょうね、この館」)
なんだかこの館、とってもあやしい!
「あ! せんせー、あそこはどうかな?」
ディルが指差す方向へと、シルは目をやった。
「あそこは……食堂かな? うん、大きい部屋だし、お菓子が隠されてるかも」
「よーし、さがしてみるね!」
ディルは意気揚々と食堂に入っていく。室内には大きなテーブルと、テーブルを囲うように椅子が並んでいた。一番奥には使われていない暖炉がある。
シルに言われたことを意識しつつ、ディルは怪しそうな場所……物陰へと目を向ける。
――その途中で、親子連れが視界に入った。小さな女の子と父親。二人は困り果てたように、天井を見上げている。
「あそこにいる人たち、困ってるみたいだね。話しかけてみようか」
シルも彼らの状況に気付いたようだ。
「うん、わかった! いっぱんのひとがこまっていたら、たすけるんだね!」
ディルは迷うことなく親子連れへと駆け寄り、朗らかに声を掛ける。
「こんにちは……じゃないや、はっぴーはろうぃん! 俺もディアボロスなんです! なにかおてつだいできること、ありますかっ?」
女の子が目をぱちくりとさせたあと、意を決したように、天井のシャンデリアを指差した。
「あの、あそこ……」
シャンデリアの上には、お菓子の入った袋が置かれている。
……あんな場所に隠しても、ディアボロスくらいしか取れない。むしろそれを狙っているのかも?
細かいツッコミはさておき、シルは浮遊の効果でふわりと浮かび、シャンデリアに隠されたお菓子を手に取った。
女の子の前に舞い降りた白猫は、その小さな手にお菓子の袋を握らせる。
「はい、どうぞ。ハッピーハロウィン!」
曇っていた女の子の表情が、雨上がりの虹のように輝いた。
「わぁ……!」
「本当にありがとうございます、助かりました」
父親も安堵したように二人へと頭を下げる。
「ありがとう、騎士のおにいちゃん、白猫のおねえちゃん!」
嬉しそうに手を振る女の子と父親を見送った後、ディルが瞳を輝かせながらシルを見上げる。
「さすがせんせー! 俺もがんばらないと!」
「ディルも沢山がんばってるよ。真っ先に話しかけに行ったのはディルなんだから」
意気込むディルへとシルはまっすぐに伝える。先にディルが話しかけ、女の子から言葉を引き出したのだ。
先生として、褒めるべきところは褒める。
「そ、そうですかっ?」
ディルは照れたように、はにかんだ笑みを浮かべる。そんな彼へとシルは力強く頷いた。
「もちろん。この調子でどんどんいこう!」
「うん!」
ディルもシルへと頷き返し、お菓子探しを再開する。
――人助けをしている間にも、誰も動かしていない椅子の位置が少しズレているような気がしたり、カーテンが勝手に動いたり。
話し声が聞こえたり、誰かに見られているような気配を感じたり。
(「……うん、気にしないようにしよう。きっと気のせい、気のせい……」)
シルは疑念を振り払い、使われていない暖炉の中を覗き込んだ。奥の方にお菓子の袋が見える。
取り出してみると、棺の模様が描かれたマドレーヌが中には入っていた。
「しるせんせー、みてみてー! 俺もおかし見つけたよ! いっしょに食べましょー!」
ディルも椅子の陰に、魔女の帽子型のクッキーが入った袋を見つける。どちらの袋にも、十分な量の菓子が詰められていた。
「マドレーヌにクッキーか。どっちも美味しそう! それじゃ、一緒に食べよっか」
マドレーヌとクッキーを二人で分け合い口にすれば、南瓜の甘みとバターの香りがふんわりと広がる。
不気味な『呪いの館』で味わうスイーツは、ちょっぴり特別な味がした。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
明日葉・悠雅
リゲル(g10843)と一緒に
服装、自前の執事服を着てマントを羽織れば吸血鬼らしく見えるだろ?
髪型はオールバック、コンタクトにしておけばそれっぽくなるんじゃねえかな
そ、文化祭のやつ、物持ちは良いんだよ
…………そうか
コック姿もよく似合ってるよ
……あー、そうか、そうだな。綺麗だよ
夜会巻だったか、首回りがすっきりしてると印象変わるな
水筒も可愛らしい。パフェみたいだ。映えってやつかね?
古びた洋館でお菓子を探すってのは面白そうだな
海賊からしたらこういう宝探しは慣れてるのか?
そうなのか……ま、適材適所ってことでいいんじゃないか?
隠し場所のセオリーってのも変だが、本棚や額縁の裏ってのはあるんじゃないか?
へぇ、カーペットの下は盲点だったな
二重底は割とあるか?
タッパだけはあるからな
高い所の確認は俺がする
はは、そうだな。ちょうど収まるくらいだもんな
高いところに悪戯用の物だったり、本命だったり隠してるもんだしな
ん?あったぞ……って、まぁ、いいか
ほら、持っていってくれ
さて、自分のを改めて探すかね
リゲル・アンティキティラ
悠雅(g11206)と。宝探しだ!
前も思ったけど、自前で執事服持ってるの、本当に不思議だな…学園祭とやらのやつだっけ?
それっぽいけど 似合ってるかは…うーん
いつもの悠雅がいい
俺の仮装は、どれかといえば洋菓子職人かな
『水筒』に合わせたんだ
そう、小さいパフェだよ!俺より水筒!
ふ…でも、褒められるのもやぶさかじゃないね
美しいのは今更だけど?(自信過剰)
こういうタイプの宝探しは初めてかな
海賊は奪う生き方だから
自分で探すより、横取りした方が早い
意外かもしれないけど 俺、宝に対する嗅覚、かなり鈍いんだよね…
水筒も一緒に探…
…興味なさそうな顔してる…
あ でも宝箱の鍵の隠し場所とかは考えたな
自分で持ち歩くに越したことはないんだけど
カーペットの下とか、深い引き出しを上げ底にしたり…
身長マウント取るなよ、俺は普通、普通だからね?!
…見つけた?
ん。(手を差し出し)
トリックオアトリート!
言っただろ?海賊は奪う生き方だって!
お菓子をくれなきゃ…分かってるだろうね?
ははは!自分のぶんは自分で探すといいよ!
…だめ?
●強奪! 返礼? ハロウィン!
洋館を取り囲むように生い茂る木々から、カラスたちがギャアギャアと喚きながら飛び立ってゆく。
彼らの黒い影と、年季の入った古めかしい洋館、ジャック・オー・ランタンの不気味な灯。
少しひんやりとしたハロウィンの空気が、明日葉・悠雅(求道者・g11206)とリゲル・アンティキティラ(最輝星・g10843)を歓迎していた。
悠雅は普段と違う装いだ。眼鏡ではなくコンタクトレンズを付け、髪もオールバックにまとめている。
「服装、自前の執事服を着てマントを羽織れば吸血鬼らしく見えるだろ?」
元々彼が持つ雰囲気も相まって、その姿はハロウィンの洋館に訪れた吸血鬼のようだ。
スマートなその装いを、リゲルはまじまじと見つめていた。
「前も思ったけど、自前で執事服持ってるの、本当に不思議だな……学園祭とやらのやつだっけ?」
「そ、文化祭のやつ、物持ちは良いんだよ」
リゲルへと悠雅が頷く。リゲルは悠雅の恰好を観察していたが、考え込むように眉を寄せた。
「それっぽいけど、似合ってるかは……うーん」
寄せていた眉をふっと緩めて、柔らかに微笑んだ。
「……うん、いつもの悠雅がいい」
飾らない素直な反応に、悠雅は思わず言葉に詰まる。
「…………そうか」
照れくさい気持ちを何とか引っ込めて、悠雅もリゲルの装いを感じたままに褒める。
「コック姿もよく似合ってるよ。夜会巻だったか、首回りがすっきりしてると印象変わるな」
清潔感のある白に紺色のスカーフとエプロンのコントラストがお洒落だ。
「俺の仮装は、どれかといえば洋菓子職人かな。『水筒』に合わせたんだ」
大きなスプーンの先で、水筒がちょこんと座っている。頭にお菓子の飾りをのせて、どこか楽しげだ。
その姿に、悠雅は表情を緩ませる。
「水筒も可愛らしい。パフェみたいだ。映えってやつかね?」
「そう、小さいパフェだよ! 俺より水筒!」
「あー、そうか、そうだな。だが、お前さんも綺麗だよ」
悠雅はさらっと口説き文句のような言葉を口にする。
仮装のメインは水筒だと主張していたリゲルだったが、ストレートな称賛にふわりと瞳を細めた。
「ふ……褒められるのもやぶさかじゃないね。美しいのは今更だけど?」
互いに衣装の感想を言い合いながら、洋館へと入った二人は、さっそくお菓子探しを開始する。
廊下を歩きながら、悠雅がリゲルへと素朴な疑問を投げかけた。
「海賊からしたらこういう宝探しは慣れてるのか?」
「こういうタイプの宝探しは初めてかな。海賊は奪う生き方だから、自分で探すより、横取りした方が早い」
「なるほど、海賊の流儀ってやつか」
悠雅が納得したように返す。リゲルは頷くが、ぽつりと付け足すように呟いた。
「……意外かもしれないけど俺、宝に対する嗅覚、かなり鈍いんだよね……」
お菓子探しは財宝を探すよりもずっと容易いだろうが、それにしても苦手意識は拭えない。
悠雅はその言葉を意外だとは思ったが、すんなりと受け入れた。
「そうなのか……ま、適材適所ってことでいいんじゃないか?」
そういうこともあるだろう、と悠雅は返す。泳ぐのが苦手な魚だっているのだ。宝探しが得意でない海賊がいたところで、何も不思議ではない。
悠雅の反応に、リゲルはほっと息をついた。
「適材適所か。実際、向き不向きはあるしね。適性に応じた働きができればそれでいい。ま、ここに来たからには、宝探しをしないとね!」
リゲルは意気込んで、水筒へと目を向ける。
「よし、水筒も一緒に探……」
ぽゆんぽゆん。
水筒は、飾りとして置いてあったらしい小さな南瓜を、パフェの上にのせて遊んでいる。
「……興味なさそうな顔してる……」
お菓子を探すつもりなど微塵もなさそうだ。水筒の頭上で揺れる南瓜を眺めながら、悠雅が感心したように言う。
「すごいバランス感覚だな……」
探す気はなくとも楽しんでいそうな様子に、悠雅はふっと笑みをこぼした。お菓子が隠されていそうな書斎を見つけ、リゲルを手招きする。
「この部屋、隠されてそうな予感がしないか? 探してみよう」
二人は本棚や机が並ぶ書斎へと入った。自分ならば何処に隠すか。リゲルは部屋を眺めながら想像する。
「宝箱の鍵の隠し場所とかは考えたな。自分で持ち歩くに越したことはないんだけど、カーペットの下とか、深い引き出しを上げ底にしたり……」
「へぇ、カーペットの下は盲点だったな。二重底は割とあるか?」
何しろここは書斎だ。少し見渡せば、あやしい引き出しは沢山ある。机の引き出しを開き、悠雅は中を確かめている。
「隠されてるのがお菓子だからね。引き出しをとことん開けてみるのも良いかもだ。他に案はあるかい?」
リゲルの問いに、悠雅は考える。
「他にあるとすれば……隠し場所のセオリーってのも変だが、本棚や額縁の裏ってのはあるんじゃないか?」
悠雅の言葉に、リゲルが頷いた。
「確かに、物を隠す手段としては定石だ。そのあたりも探してみようか」
言われるや否や、悠雅は本棚の一番上の段へと手を伸ばす。リゲルでは背伸びしても届かない位置だ。
「タッパだけはあるからな。高い所の確認は俺がする」
「身長マウント取るなよ、俺は普通、普通だからね?!」
「はは、そうだな。ちょうど収まるくらいだもんな」
不満げにむくれるリゲルを微笑ましく思いつつ、悠雅は本を退けていく。
「……見つけた?」
「あったぞ、目的の物だ」
悠雅はお菓子の袋を本棚の奥に見つけた。中には、大玉のキャンディが詰められている。
煌びやかなハロウィンの包装を見て、リゲルはニヤリと意地の悪い笑みを浮かべてみせた。
「トリックオアトリート!」
直後、放たれた言葉に、悠雅は目を丸くする。
「って……今ここで?」
「言っただろ? 海賊は奪う生き方だって! お菓子をくれなきゃ……分かってるだろうね?」
「一体どんな悪戯が待っていることやら……」
悠雅が軽く息をついた。その表情は呆れ顔というより、好奇心を滲ませている。
「ははは! 自分のぶんは自分で探すといいよ! ……だめ?」
だが、上目遣いでお願いされれば、悠雅にはお菓子の袋を渡す以外に選択肢はなかった。
「まぁ、いいか。ほら、持っていってくれ。さて、自分のを改めて探すかね……ん?」
悠雅の足元で、水筒がぽよぽよと跳ねている。……かと思えば、頭上から何かを落とした。
……お菓子の袋だ。オバケのパッケージのゼリーが詰められている。
先程まで南瓜を乗せていたはずだが、いつの間に乗せるものを変えたのか。というか、いつゼリーなんて拾った?
「これは……もらってもいいのか?」
ゼリーの入った袋を拾い上げながら、悠雅が問う。リゲルは何とも言えない気持ちになった。
この、腹の底からじわじわとせり上がるような恥ずかしさは、何なのか。
「あー……うん、いいんじゃない? 水筒も興味を失って捨てたみたいだし?」
ともあれ、これで二人ともお菓子を無事手に入れることができたというわけだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
シャムス・ライラ
【百夜】
本日は可愛いお嫁さんとでえと
私は探偵の仮装
名探偵こあら、ここに参上!
しかし、マスクをしても隠しきれない怪盗の可愛らしさに、すでにハートを盗まれまくり
顎に指をかける姿も…!
(萌えが溢れ出る)
野生の勘でお菓子の場所はわかるかな?
ああ、わくわくしている
ふわふわのしっぽが、耳が
とっても可愛い!
ふわりと揺れるカーテン
ああ、キューコン殿か
カメムシでも出たかと思った
今年は大量発生したから人気のない館にいてもおかしくなく
※カメムシが苦手
フロラン殿を見つけたらご挨拶を
怪盗さん、ハートを盗むのは旦那様だけにしておいてね
「妻が隣にいる限り私は無敵ですよ。
怖いのはカメムシだけです。
フロラン殿もお気をつけて」
笑顔で手を振る
さて、うちの可愛い狐さんにくっつこうとしている虫がいるなら許せん!
えーと、ガムテープないかな(必殺武器)
ごそごそと引き出しを漁ると
…お菓子を見つけてしまった
何か申し訳ない気がして後ろ手に隠し
百、そっちはどう?
何かありそう?
可愛らしいきらきらの眼差しを楽しむ探偵であった
アドリブ等歓迎
一・百
【百夜】
怪盗の仮装で参加。
今日の俺は怪盗…怪盗ふぉっくすだぞ
お屋敷のお宝(お菓子)は必ず手に入れて見せよう!
館の雰囲気にノリノリ
でぇとだからエスコート?だけど探偵だからライバルで…でも旦那様で…
悩んだ末に
今日一日君のハートを盗んでしまおうと軽く迫ってみよう
シャムスのアゴに指をかけニッコリ微笑んで
クールに口説いてみるけど尻尾はパタパタ喜んでます
その後は洋館のお菓子探し
大きな甘いの見つけるぞー
こういうとこって雰囲気あって面白いよな
ワクワクしてるがカーテンが揺れるとビクッと尻尾が膨らんだり
…キューか
九尾の銀狐姿で漂うジンにジト目
ハッ!?ゆうれ…フロランか…
…ここは怪盗らしくハートを盗みに行ってみるべき?
シャムスを振り返り。いや盗まないからな…
フロランは見つかったか?
挨拶し軽く雑談
カメムシ…あれスカラベに似てるけど全然違うんだよな…
大量にいるのは嫌かも…嫌いなものあるか?
また後でとお別れし
怪盗らしく壁に飾ってある絵とかとってみたり
あ、お菓子だ
尻尾がぱたぱた
シャムスは見つかったかな?見せっこしよう
●怪盗と名探偵のハロウィンデート
カボチャのランタン、おばけの飾り、ハロウィンの装飾で飾り立てた不気味な洋館。
悪霊なんていないと言っていたけれど、雰囲気だけは一人前にホラーハウスだ。
今にも悪霊が飛び出してきそうな洋館へと、意気揚々と足を踏み入れる人々がまた二人。
「今日の俺は怪盗……怪盗ふぉっくすだぞ。お屋敷のお宝(お菓子)は必ず手に入れて見せよう!」
漆黒と青の衣装を身に纏った一・百(気まぐれな狐・g04201)は、仮面の奥でキラリと瞳を輝かせる。
今日の彼は心を盗むキケンな怪盗。そしてもう一人、そんな怪盗を追う名探偵がご登場だ。
「私は探偵の仮装。名探偵こあら、ここに参上! どんな事件も光の速さで解決! ……と、言いたいところですが」
ふわもこなこあらの帽子を被った名探偵、シャムス・ライラ(極夜・g04075)である。
怪盗と名探偵、そしてあやしい館。ロマン溢れる空気感に、ドキドキワクワクだ。
シャムスとの特別なハロウィンデート。どう振る舞うのがベストかと、百は頭の中で考えを巡らせる。
(「でぇとだからエスコート? だけど探偵だからライバルで……でも旦那様で……」)
悩んだ末、結論を出す。シャムスの顎にスッと指を掛けて、ニッコリと微笑んでみせた。
「今日は綺麗な月が出るだろう。……今宵、君のハートを盗んでもいいかな。名探偵さん?」
艶やか、かつ可愛らしい微笑みに、シャムスのハートはがっしりと掴まれてしまう。
「名探偵の思考回路も、怪盗さんの魅力でショート寸前……もう使い物にならないかもしれない……」
取り戻すことは不可能。既に彼の心は百の手中に収められていると言って良い。
溢れる萌えに瞳の中までハートマークなシャムスに、百はふふん、と満足げにしながら尻尾をパタパタとさせた。
名探偵の心をしっかり盗んだところで、次はお菓子をいただこう。
「大きな甘いの見つけるぞー。こういうとこって雰囲気あって面白いよな」
百は楽しげに洋館の中を歩き回る。ぴょこぴょことご機嫌に跳ねる尻尾と耳が、なんとも可愛らしい。
「野生の勘でお菓子の場所はわかるかな?」
上機嫌な百の様子をじっと見つめ、シャムスの表情にも自然と笑みが浮かぶ。
(「ああ、わくわくしている。ふわふわのしっぽが、耳が、とっても可愛い!」)
思わずもふりたくなるほどの可愛さだが、そこはぐっと我慢する。今はお宝……お菓子を探す時間。怪盗のお仕事を邪魔してはいけない。
それで良いのか名探偵。だが、心を盗まれたのだから仕方がない!
――ふいに、窓際のカーテンが、ふわりと揺れ動いた。百が驚き、ぶわわっと尻尾を膨らませる。
カーテンの後ろから、キューコンが顔をひょっこりと覗かせた。
「……キューか。びっくりした。驚かさないでくれ」
漂うキューコンもお菓子を探していたのだろうか。
銀の尾をゆらゆらと揺らすキューコンを、百はジト目で見やった。
「ああ、キューコン殿か。カメムシでも出たかと思った」
シャムスも安堵の息を吐いた。再びお菓子を探そうとしたところで――今度は、扉の傍に何かの気配を感じる。
しぼみかけていた百の尻尾がまた膨らむ。
「ハッ!? ゆうれ……」
「幽霊?」
聞き覚えのある声だ。首を傾げながら、フロラン・フォンテーヌ(水底の天使・g03446)が部屋の中を覗き込んだ。
その姿に、百がほっと息をつく。
「なんだ、フロランか……」
「フロラン殿も来ていたのですね」
「うん。二人も楽しんでくれてるみたいだね」
二人と挨拶を交わし、フロランはにこやかに微笑んだ。
「はい、妻……今は可愛らしい怪盗さんと一緒に楽しんでおりますよ」
ハロウィンの仮装に沿った表現で、シャムスは百について話す。はっとしたように、百がシャムスへと振り返った。
「……ここは怪盗らしくハートを盗みに行ってみるべき?」
こそこそと耳元で聞いてくる百へと、シャムスは即答する。
「怪盗さん、ハートを盗むのは旦那様だけにしておいてね」
いや、盗まないからな……。などと、内緒話をする二人に、フロランは穏やかに瞳を細める。
「相変わらず仲が良いようで何よりだ。悪いオバケも、君たちには近付けないだろうね」
どんな悪霊も二人の愛の前では無力に等しいに違いない。シャムスは力強く頷いてみせる。
「妻が隣にいる限り私は無敵ですよ。怖いのはカメムシだけです」
しかも、今年は大量発生したらしい。この館にも潜んでいるかもしれない。
『呪いの館』ではなく『カメムシの館』だったらどうしよう。嫌すぎる。
「カメムシ……あれスカラベに似てるけど全然違うんだよな……大量にいるのは嫌かも……フロランは、嫌いなものあるか?」
百が素朴な疑問をフロランへと投げかける。
「嫌いなものか……俺もカメムシは嫌かな。匂いが付いたら取れにくいって言うし」
少し考えた後、フロランはそう返した。現状の話題に合わせたのだろう。ハロウィンにカメムシの話題とは。
「それじゃ、俺はそろそろ行くよ。目的の物も手に入れたしね」
フロランはお菓子の袋を二人に見せた。袋に詰まったお菓子を見て、百がおおっと声を上げる。
「お菓子、見つけたんだな」
「うん。珈琲にも合いそうだしちょうどいい」
「おめでとうございます。帰りはカメムシにお気をつけて」
フロランへとシャムスは笑顔で手を振った。
「また後でなー」
百もフロランに別れの挨拶をする。フロランも二人に手を振り、その場から立ち去った。
再び二人きりになり、彼らはお菓子探しを再開する。
元々客人を招く部屋だったのか、ソファやテーブルの他に、見栄えの良い置物や絵画などが飾られている。
カメムシの恐怖から抜け出せないシャムスは、いざという時のためにガムテープを探す。
「うちの可愛い狐さんにくっつこうとしている虫が湧いたらいけない」
引き出しを漁れば、お菓子の袋が手にあたった。
……百より先に見つけてしまった申し訳なさに、シャムスはお菓子を後ろ手に隠す。
「百、そっちはどう? 何かありそう?」
「怪盗なら、美術品に目がないはず……ということで」
百は壁に飾ってある絵を取り外した。隠された引き出しを発見し、期待に満ちた表情をする。
「あ、お菓子だ。発見したぞ」
引き出しの中からお菓子の袋を見つけ出す百に、シャムスは萌えざるを得ない。
「お菓子を見つけてきらきら輝く眼差しもキュート……」
「シャムスも、お菓子見つかったか?」
「あっ、うん、見つけたよ」
たった今見つけたような素振りで、シャムスはお菓子の袋を見せた。シャムスの袋には、三日月型のせんべいが入っている。
「ハロウィンにせんべい……これはまた斬新な。いや、最近だと珍しくはないのかな」
百の袋には、ガイコツ型のクッキーが入れられていた。こちらはハロウィンの定番か。
「こっちは王道って感じだな。ホワイトチョコのクッキーだ」
ともあれ、帰ったら二人で分け合って食べよう。
合わせるお茶は何がいいか、なんて話し合う二人を、ジャック・オー・ランタンの灯が温かく見守っていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
緒方・敦司
【ねこのおうち】
◆ハッピーハロウィン!ハロウィンを楽しめばいいんだよな。ていうか呪いの館でハロウィンやるって大丈夫なのか?何か怖いもの出ないといいんだが。
◆海音怖がってるから、手をつないでみる。お菓子を探すのはリビングとキッチンに行くっていうからついていくぞ。俺は寝室に行ってみるかな。
「俺寝室行ってみるけど2人はどうする?一緒に来るか?」
それにしても、呪いの館とはいえ違うってことだけど、物が落ちたり扉が開いたり家鳴りがしたり声が聞こえたり影が通りかかったりって、どう考えても何かいるじゃねーか!気のせいでも勘違いでもなくないか?先頭を歩いて2人が怖がらないとしないとな。
◆色んな部屋を見て回ったおかげか、お菓子も無事にゲット出来たな。マドレーヌとキャンディーを見つけたぞ。
「十朱はお菓子いいのもらったか?」
お菓子もらって喜んでるのが可愛いな。海音も最初は怖がってたのがもう大丈夫みたいだ。まだ謎の現象が気にはなるけど、まあ楽しかったな。お菓子交換したりして楽しむぜ。
◆アドリブ歓迎
名波・海音
【ねこのおうち】3人
お化けいないんだよね?主催者の人達が脅かしてるんだよね?何か出そうなんだよー。
怖いの苦手なんだよー。あっちゃんと十朱ちゃんにしがみついて歩くよ。呪いの館なんて言われてるんだよ?大丈夫と言われても怖いんだよー。
館の中を探して回るよ。リビングとキッチンを探してみるよ。あ、ちょっと高いところにあるみたい。なら猫になるよ!猫になってジャンプして高いところにあるお菓子を取るよ。猫はかなりの高さまでジャンプ出来るからね。
「クッキーみたい、これ!」
キャンディー探しゲームだから、飴ちゃんも探そうかな。
「キッチンも行ってみない?」
怖さにも慣れてきたから大丈夫。一応懐中電灯持ってきて必要におうじて照らして歩くよ。キッチンにもお菓子隠してあるかな?飴ちゃんどこー?
ラッピングしてあるだろうけど、甘い匂いしないかな。
集中して匂いをかいで探してみるよ。
あ、あった!これかな?お菓子ゲットだよ!あっちゃんと十朱ちゃんも見つけられるといいんだよー!
※アドリブ歓迎
闇猫・十朱
【ねこのおうち】3名
かぼちゃのお祭りみたいなの。
『呪いの館』呪いってどんなのかな?
すごく大きなお家!こんなのに広いところ探検出来るのワクワクしちゃうの。
オバケとかも出てくるのかな?どんなだろ?
お宝探すの♪
あっちこっちうろちょろ。狭い隙間は猫変身して潜っちゃう。
何か聞こえたの!何だろー?
ワクワクしながら、足音も立てないて走って見に行っちゃうの。
あれ?自動ドアなのかな?勝手に開いたの。この部屋にお菓子のお宝あるかな?
机があるの。引き出しとかに隠してあるかな?開けてみよう!
あ!見本にあった袋だ♪
ぼくもちゃんとお宝発見したのー!!
中身は何かな?
お兄ちゃ、お姉ちゃんと違うのだったら、分けて交換こ出来たら色々なお菓子食べれるんだけどな。
敦司お兄ちゃん勝手に走り回ってごめんなさい。楽しかったからつい。
ふに。海音お姉ちゃん怖かったの?でも敦司お兄ちゃんが居るからぼくは全然怖くなかったよ。
それより、初めて見るものばっかりだから楽しかったの♪
やっぱり、お祭りは楽しいね♪
・アドリブ歓迎
●ねこのおうちのハッピーハロウィン
笑うかぼちゃのハロウィンランタンが、温かなオレンジ色の灯を漂わせる。
重厚な鉄柵の門を通り抜けた先。広い敷地に構える『呪いの館』は、来訪した者たちを静かに見下ろしていた。
「すごく大きなお家! こんなに広いところ探検出来るのワクワクしちゃうの」
闇猫・十朱(闇の中の閃光・g10956)は瞳をキラキラさせながら、聳え立つ洋館を見上げる。
かぼちゃのお祭りであまーいお宝探し。ドキドキと高鳴るココロに、期待を膨らませる。
「呪いの館らしいが、ここでハロウィンやるって大丈夫なのか? 何か怖いもの出ないといいんだが」
屋敷の扉を目の前に、緒方・敦司(人狼戦士・g10853)が首を傾げた。
……と、心配事は口にしつつも、内心はハロウィンを楽しむ気満々である。
一方で、名波・海音(孤高の猫・g10378)は耳をぷるぷるさせながら、二人の後ろに隠れている。
「お化けいないんだよね? 主催者の人達が脅かしてるんだよね? 何か出そうなんだよー」
呪いの館なんて言われているのだ。大丈夫と言われても、怖いものは怖い。
三人は玄関の扉を開き、洋館の中へと入る。
――玄関のすぐ傍に、黒いローブを纏った骸骨が佇んでいた。
「ぴゃああぁっ!?」
海音が悲鳴を上げる。十朱は目を丸くしながらも、じっと骸骨を見つめた。
「死神さんだ!」
「骸骨標本に衣装を着せてあるのか」
敦司の言う通り、それは骸骨標本であった。客を驚かせるために、誰かが置いたのだろう。
突然の死神登場に足が止まったが、それもほんの一時。敦司は二人へと振り返り、問いかける。
「俺寝室行ってみるけど2人はどうする? 一緒に来るか?」
「一緒にいく! ひとり怖い! 怖いの苦手なんだよー」
先ほどの驚きが抜けず、尻尾を膨らませたまま海音が即答する。
十朱はご機嫌な様子で、耳をぴこぴこと揺らした。
「よーっし、みんなでお宝探しのはじまりなの!」
三人は二階へと上がり、寝室を目指す。
行く先々がハロウィン仕様に飾り付けられ、赤や青――不気味な色彩の灯が進む道を照らしている。
怖がる海音の手をしっかりと繋ぎつつ、敦司は廊下を進んだ。
……誰も触っていないのに机から物が落ちたり、廊下の奥に白い影が見えたような気がする。
(「どう考えても何かいるじゃねーか! 気のせいでも勘違いでもなくないか?」)
真相は誰も知らない。
海音は繋いだ手をぎゅっと握りながら、耳をぺたんと伏せていた。謎が謎を呼ぶからこそ、恐怖心も煽られる。
「なんか寒い気がする……気のせいかなー、気のせいだといいなー……」
相変わらず怯えている彼女とは逆に、十朱は猫に変身した姿であちこちを探索する。
棚の裏に小さな頭を突っ込んでいると、ふと耳に聞き慣れぬ声が届いた……ような気がした。
遠くから、おいでと聞こえたような。
(「何か聞こえたの! 何だろー?」)
二人が別の怪奇現象に気を取られている間に、十朱は声がした方向へと走っていってしまう。
敦司と海音は、ちょうど目的の寝室に到着したところであった。
「ここが寝室だな。さっそく中を探そう」
敦司の言葉に海音が頷いて――そこで、十朱がいないことに気付く。
「うん……って、あれっ? 十朱ちゃんがいないよ?」
きょろきょろと辺りを見回すも、十朱の姿はない。……まさか、神隠し?
そんな考えが過ぎる。が、すぐにそんなはずがないと思い直し、海音はふるりと首を横に振った。
「どこに行ったんだろうな。すぐ戻って来るとは思うが」
敦司も考え込むように瞳を細めるが、その表情は落ち着いている。怪奇現象は気になるが、ここは一般人にも開放されている場所だ。変なことにはならないだろう。
「そうだね。下手に探して、入れ違っても良くないし」
二人はお菓子探しを続行することにした。寝室へと入り、部屋全体をぐるりと見渡す。
室内にはドレッサーに本棚、ソファ、テーブル、部屋の奥には天蓋付きのベッドが置かれていた。
海音は部屋をくまなく観察し、天蓋付きベッドの上にお菓子の袋を発見する。
「あ、あった! ちょっと高いところにあるみたい。なら猫になるよ!」
猫の姿へと変わり、近くのドレッサーや棚を足場に、ぴょんぴょんっと天蓋に飛び乗った。
袋を口にくわえ、同じルートで床へと下りる。
「中身は何だった?」
敦司が袋を見つめる。海音は人の姿に戻り、袋を開いてみせた。
「クッキーみたい、これ! 猫の形してるー!」
チョコレートを練り込み、猫の姿を模ったクッキーのようだ。チョコの香りが、袋の中からふわりと漂った。
「黒猫のクッキーってところか。いいのを見つけたじゃねーか」
漂う甘い香りに、敦司は表情を和らげる。他にもお菓子を見つけたいところだと、彼も寝室を細かく探索することにした。
……一方その頃、謎の声を追い、十朱はとある一室の前にいた。閉まっていたはずの扉が自然と開いたので、首を傾げる。
「あれ? 自動ドアなのかな? 勝手に開いたの」
この部屋にお菓子のお宝あるかな? 書斎と思しき部屋へと、十朱は足を踏み入れる。
部屋には机や本棚が並んでおり、お菓子が隠してありそうな場所がたくさんだ。
人の姿に戻り、さっそく室内を探索する。机の引き出しをいくつか開けた先、かぼちゃ模様の袋が視界に飛び込んだ。
「あ! 見本にあった袋だ♪ ぼくもちゃんとお宝発見したのー!!」
引き出しから袋を取り出し、中身を確認する。
「かぼちゃ味のマドレーヌなの! 数は、ひー、ふー、みーっ! 交換こできるの!」
あとは、敦司や海音と違う種類のお菓子であることを祈るだけだ。
ふたりに聞いて、確かめなくちゃ。そこまで考えた時、大切なことを思い出した。
「そういえば、何も言わずにこっちに来ちゃった。はやく戻らなきゃ」
マドレーヌの入った袋を優しく手に持ち、十朱は二人のもとへと戻る。
戻ったとき、敦司と海音はちょうど寝室の探索を終えたところだったようだ。
「戻って来たか。どうやらお菓子を手に入れられたみたいだな」
敦司が十朱の手元へと目線を落とす。十朱はこくりと頷いた後、申し訳なさそうに紡いだ。
「敦司お兄ちゃん勝手に走り回ってごめんなさい。楽しかったからつい」
謎の声の正体はわからなかったけれど、冒険はとても楽しかった。
十朱の気持ちを察したのか、敦司はとくに怒るわけでもなく、優しく言葉を返す。
「お祭りだからな。はしゃぎたくなるのも無理はない。お菓子、いいのもらったか?」
「うん、かぼちゃのマドレーヌを見つけたの!」
ぱぁっと表情を輝かせ、十朱は手に入れたお菓子を見せた。
かぼちゃ味のマドレーヌには、ジャック・オー・ランタンの顔が描かれている。
美味しそうなマドレーヌに、海音も先ほど見つけたお菓子を見せる。
「とってもおいしそー! こっちはね、クッキーを見つけたよ!」
「わあ、ねこさんのクッキーだ!」
「キッチンも行ってみない? キャンディー探しゲームだから、飴ちゃんも探そー!」
人の姿へと戻りキッチンへと向かう海音。彼女の足取りに迷いや恐怖はない。敦司と十朱も、彼女のあとを追ってキッチンへと向かった。
海音は懐中電灯で暗がりを照らしながら、キッチンの中を歩き回る。
「飴ちゃんどこー?」
キャンディーに呼び掛けながら、甘い匂いがしないか確かめるように鼻をくんくんとさせた。
元気に探し回る彼女の姿を眺めながら、敦司はしみじみと考えている。
(「海音も最初は怖がってたのが、もう大丈夫みたいだ」)
当初はぷるぷると震えていたというのに、今では元気にお菓子探しをしている。
怖がらせないようにと気を引き締めていたが、もう心配しなくとも良さそうだ。
楽しげな海音と十朱に穏やかに瞳を細めつつ、敦司もお菓子を探す。
――ふと、キッチンの戸棚の奥に、お菓子の袋を見つけた。取り出してみると、袋の中には丸い大玉のキャンディーが入っている。
「キャンディーの袋を見つけたぜ」
キャンディーは金色の包装にくるまれて、月のように輝いていた。敦司は二人に見つけたお菓子を見せる。
袋に詰まった綺麗なキャンディーに、海音も瞳を煌めかせた。
「おっきい飴ちゃん! いいなー」
これで三人ともお菓子を見つけられた。十朱はきらきらの笑顔を二人へと向けながら提案する。
「みんなで分けて交換こしよ! みんな違うお菓子だから、色々食べられるの!」
黒猫のチョコクッキーに、かぼちゃのマドレーヌ、お月様みたいにまん丸な大玉キャンディー。
袋の中からお菓子を取り出せば、それぞれのお菓子の香りがふんわりと広がる。個別包装されたものが入っていたこともあり、簡単に分けることができた。
自分の袋に入った三種のお菓子を見つめ、海音が満足げに微笑む。
「お菓子探しに熱中してたら、怖い気持ちもどこかに吹き飛んじゃった!」
「ふに。海音お姉ちゃん怖かったの? でも敦司お兄ちゃんが居るからぼくは全然怖くなかったよ。それより、初めて見るものばっかりだから楽しかったの♪」
ハロウィンムードの不思議な洋館で、ドキドキのお菓子探し。楽しいお祭りは、いつでも十朱の心を躍らせる。
敦司も微笑みながら頷きつつ、壁際で揺れ動くおばけとコウモリの飾りへと視線をやった。
「まだ謎の現象が気にはなるけど、まあ楽しかったな。お菓子もちょうどいい感じに交換できたし、帰ったら食べような」
ハッピーハロウィン! ハロウィンを祝う、素敵なフレーズだ。
手に入れたお菓子と共に、お祝いの言葉を紡ぐ敦司。彼へと、海音と十朱も明るい声色で返す。
――ハッピーハロウィン!
もっとお菓子を見つけ出して、おうちに持って帰ったら。手に入れた宝物を並べて、ティーパーティーをしよう!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【狼変身】LV1が発生!
【猫変身】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【ダブル】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV2になった!