リプレイ
嵐柴・暁翔
【アイテムポケット】を活用してバレーボールネットや大型魚用の定置網のような大きくて目が粗い網を大量に持ち込み、海岸線の砂浜や地面のあちこちに敷いてその上に軽く砂や土をかぶせて目立たないように偽装しておきます
こんな網の上を安易に走ったりすれば直ぐ足を引っ掛けて転ぶだろうな
それともし奪還済みの地域の軍施設かなにかで機雷をある程度まとまった数で手に入れられるなら貰っておいて海中に仕掛けておきます
パラドクスではないから直接のダメージにはならないけど、小型船には爆発の衝撃やそれで起きる波はそれなりに厄介だろう
後はもう定番の穴掘りだな
定番に外れ無し、有効だから何度も使われるってね
大体一メートル半位、落ちても立っていれば全身が隠れる程ではないけど、しゃがむなりすれば身を隠せる程度の深さの穴を只管あちこちに掘り続けます
落とし穴兼いざという場合の塹壕用だから幾らあっても困る事はないとはいえ、ある程度の数を掘った後は穴があると気付かれないように偽装していきます
「さてと…今度はどこにどんな罠を仕掛けるかな?」
パラドクストレインから降り立ち、海賊が押し寄せてくる予定の海岸を見回して嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は呟く。とはいえ、既に【アイテムポケット】の中にはバレーボールネットや大型魚用の定置網のような大きくて目が粗い網を大量に詰め込んであり、これを砂浜に張って砂や土をかぶせて偽装し、上陸部隊の足を引っ掛けるのは既定路線だ。
ちなみに暁翔は機雷が手に入れば仕掛けたいと考えていたが、時先案内人からの補足説明(マスターよりの記述)通り、撤収した冥界機の部隊は防衛施設をこの場には残しておらず、当然、残存兵器もない。また、他のディアボロスが担当している場所に出向く時間的余裕もない。もっとも、たとえ充分な時間があってイースター島全土を探したとしても、冥界機部隊が回収も爆破処理もせずに使える状態で残していった機雷等の通常兵器はないだろう。
いずれにしても手に入らないものは入らないということで、暁翔はひとわたり大網を張った後、それ以外の地面に定番の穴掘りを行う。もちろん網で足を引っ掛けようが落とし穴に落とそうが、クロノヴェーダにダメージを与えることはできないが、一瞬でも動きが止まったり後続が追突して縺れてくれたりすればそれでいい。
「定番に外れ無し、有効だから何度も使われるってね」
呟きながら暁翔は深さ大体一メートル半位、落ちても立っていれば全身が隠れる程ではないけど、しゃがむなりすれば身を隠せる程度の穴を掘りまくる。そして、穴の上に目の細かい小網を置いて砂や土を適当にかぶせて偽装する。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
さて、取り合えず隠す方の仕掛けはこれ位にして、今度は敢えて目立たせる方でもやってみるか
前回のキャプテン・スクイッドの言動からするに、海賊は島にお宝があるのは分かっていても正確な位置までは把握していなさそうだったし、そうなるとまず目立つものから調べようとするだろうからな
……まあ、そのお宝がなにかも知らずに防衛しているというのも考えようによっては随分と間抜けなような気もするけど…
もし海からでも見通せる位置にモアイ像があればその近辺、無ければ海賊達の上陸ルートを見通せるような高台か、平地が続いているなら少し離れた場所にトーチカっぽいものを作ります
とはいえあまり凝ったものは無理だし後ろに隠れられる程度に土を壁のように積み上げて、それっぽい銃眼を作ってみたりしてみただけの即席陣地のようなものを作るのが関の山だろうな
欲を言えば複数作りたいけど時間制限もあるし、防衛施設…とまではいかなくても人工物だと思わせられる出来のものが作れれば御の字さね
こっちに注目してくれればその分足元は疎かになるだろうからな
「さて、取り合えず隠す方の仕掛けはこれ位にして、今度は敢えて目立たせる方でもやってみるか」
新宿島で調達して【アイテムボックス】に詰め込んできた網を使い果たしたところで、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は周囲を見回しながら呟いた。そして、落とし穴を掘った際に出た土砂を空になった【アイテムボックス】に詰め込み、イースター島名物のモアイ像が三体ほど並んでいる近辺へと何回かにわたって運ぶ。
「……おおむね、こんなもんかな」
それなりの量の土砂を積み上げ、できた小山を胸壁のような形に突き固めながら、暁翔は首を傾げて呟く。もちろん通常物質で作った防壁など、コンクリート製だろうが金属製だろうがパラドクス攻撃の前には無力だし、ましてや急ごしらえの土壁など、クロノヴェーダに体当たりの一発でもされたら簡単に崩れるだろう。しかし、この土壁の存在意義は防御能力そのものではない。目立つ存在として上陸してくるアビスローバーたちの注意を引き、足元をおろそかにさせることにある。
(「…できれば複数作りたいところだけど、そこまでの時間の余裕はないかな?」)
それっぽい銃眼を作り、おおむね形になった土の胸壁を見やって、暁翔が声には出さずに呟いた時。
これを折良くというのか折悪しくというのか、いきなり沖合の海上に怪しい霧が発生し、不自然に横へと広がるような形で立ち込めていく。アビスローバー上陸部隊の襲来だ。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
ナハト・モノーディア
アドリブ、連携歓迎
ここで迎え撃つにしても、足を奪うのが一番ならー……
無力な子供が敵に見つかってしまった、という感じを装って落とし穴まで誘導しちゃいましょう!
きゃー!?たすけてくださーーーい!俺に戦う力はありませんよーー!やだーーー!
こんな風に叫んで逃げ回れば海賊さんならきっと、
俺のことを追いかけてきてくれますよね?
あぁ、でもあんまりたくさんおびき寄せたら大変ですかね?ま、いっか!皆さんが助けてくれるはずですきっと!
ひゃーん!白木さんありがとうございますたすけてくださーーい!!
パイレーツ・レディたちが落とし穴に落ちたら逃げるのをやめて方向転換!
ナハトの歌声で穴の中に津波を起こしてぼこぼこにしちゃいますよ
ひっかかりましたね!こんなところにただの子供がいるはずないでしょう!
あなた方には特別に俺の最愛の歌姫であるナハトの歌を聴く権利をあげちゃいます
うふふ、悪い海賊さんは全部波で押し潰しちゃいましょうね!
嵐柴・暁翔
どう見てもパイレーツ・レディ達の口は軽そうだけど、海賊同士が仲良しこよしというものでもないだろうし、指揮官にしてみれば上位者に逆らえないトループス級にまともな情報を持たせる理由はないわな…
まずは【パラドクス通信】で他の方々に罠の場所や状況を伝達
物理的に用意したものは【トラップ生成】と違って復讐者も引っ掛かるからな…
俺自身は姿を隠さず堂々と海岸で海賊達を出迎えます
パイレーツ・レディ達が上陸してくれば適当に挑発しつつ落とし穴エリアに誘導します
自分自身が落とし穴にはまったりしないように普通に走っている振りをしつつ適時【飛翔】を使用して落とし穴の上を素通りします
タイミングを見て《悪魔召喚》で大天使姉妹を土壁の後ろに召喚
敢えて弾道が見えるようにその場から火魔法で攻撃して貰います
海賊達が出現直後か上陸前に攻撃して小型船を破壊した方が効果的そうならそれはそれで実行します
どうせ一人で全滅させられるものでもないしな
白木・鞠花
※アドリブ、連携、歓迎。
※口調は丁寧語、ですます調。
嵐柴さんの設置した罠を最大限利用する形で参加。
罠にかかったものから片っ端式神で捕まえて倒しましょう。
ナハトさんがうまく誘導してくださるのを期待しましょうか。
自分への攻撃は攻性式神結界で囲い込んで反撃。
仲間への攻撃は身代わりが必要ならば動きます。
ナハトさん、こちらへ!
これらを掃除しないと次へ行けませんからね。
的(テキ)は一匹たりとも逃がしませんよ?
クロノヴェーダ滅ぶべし、慈悲などないのです。
嵐柴さん、ご無事ですか?!
サポートします!取りこぼしゼロを最優先で行きましょう!!
撃破できそうな敵を優先して攻撃し、敵の数を減らしていきます。
他のディアボロスと連携して戦える場合は、可能ならば、援護します。
勝利のため、ある程度のダメージはやむを得ないものとしますが、他のディアボロスを不利にするような行動はしません。
テラ・ウィンディア
アドリブや連携は歓迎
海賊…全てを奪い尽す悪い奴らか
それならば…全て奪われる覚悟もあるという事だな
【戦闘知識・精神集中・勇気】
敵に対する恐れを超えて敵の動きを見据えつつ作られた落とし穴の位置も把握
他参加者と情報共有
あれがアビスローパーか…何だか怖いな
人の形なのに凄く違和感を感じるぞ
【飛翔・連続魔法】
飛びながらも火炎弾で牽制
相手が調子に乗ってきたところを必死に逃げる様子を晒し落とし穴へと誘導
落とし穴にはまった所で
【誘導弾・念動力・破壊】
星覇重撃破発動
超重力波砲により重力で抑え込みつつそのまま落とし穴から脱出負荷のまま圧壊させる!
深海より来る怪異共!お前達はそのまま重力の海の底へと帰れぇ!!
運よく落とし穴から逃れておれに攻撃してくる敵が居た場合
敵が放つ触手は火炎弾を撃ち込んで迎撃したり宝剣で切り刻んで退避するぞ
お前達に何もさせるつもりはないぞ
そして…誰も逃がしたりはするものか!
基本的に他の参加者と動きを合わせて確実に敵の数を減らせるように立ち回る
何度も重力波砲を撃ち放ち蹴散らしてやる!
(「…どう見てもパイレーツ・レディ達の口は軽そうだけど、海賊同士が仲良しこよしというものでもないだろうし、指揮官にしてみれば上位者に逆らえないトループス級にまともな情報を持たせる理由はないわな…」)
怪しい霧の中からイースター島に向けて漕ぎ寄せてくる、トループス級アビスローバー『パイレーツ・レディ』を満載した小型海賊船の群れを見やって嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は声には出さずに呟く。『パイレーツ・レディ』対話をして情報を得るつもりなら上陸前に攻撃を仕掛けるわけにはいかないが、その気がないなら海上にいるうちに叩いたほうが効率がいいに決まっている。
そして思案する暁翔に決断を促すかのように、テラ・ウィンディア(炎玉の撃竜騎士・g05848)白木・鞠花(月夜の白菊・g04664)ナハト・モノーディア(水底の星天・g10809)の三人から、すぐに応援に駆けつけるとの【パラドクス通信】が入る。
「よし、どうせ後に手強いアヴァタール級が控えているんだ。トループス級は、とっとと片付けてしまおう」
四人が効率よく攻撃すれば数の多いトループス級もほとんど一方的に壊滅させることができる、と目算を立てた暁翔はパラドクス「悪魔召喚(サモン)」を発動。契約した大天使姉妹を土盛り防壁の後方で召喚して、海上の小型海賊船の群れに火炎魔法で攻撃を仕掛けるよう依頼する。
「俺は前に出て囮になるが、火炎魔法攻撃は防壁の後ろから撃っているとわかるよう弾道を見せる形で放ってくれ。頼めるか?」
暁翔の依頼に対し、妹大天使の「アリスティア」が魔法で弓矢を形成して強力な魔法火箭を放ち、姉大天使の「セレスティア」が火箭の数を無数に増幅、的確に誘導して、小型海賊船団へと魔法火箭の雨を降らせる。
「うわあああああ、敵襲! 敵襲だぁ!」
「ぎゃあああああああ!」
仮にも近代兵器を擁する冥界機勢力が立て籠もる拠点を強襲攻略しに来たはずなのだから、この程度の迎撃は予期していてしかるべきではないかと思わなくもないが、どうやら全然予想外だったらしく『パイレーツ・レディ』たちは悲鳴を上げるだけで為すすべもなく火箭を浴びて火達磨になり絶命する。それでも一応戦闘態勢には入っていたので、死に際に反撃のパラドクス「プランダー・テンタクルス」を発動。本体から千切れる形で切り離した触手を飛ばすが、どこから火箭を撃ってきているのか見当がつけられない者がほとんどで、わずかに土壁の向こうを狙って飛ばされた触手も、まさしく矢継ぎ早に放たれる火箭の嵐に巻き込まれて消し飛ばされる。
とはいうものの、押し寄せる小型海賊船の数は多く、暁翔一人のパラドクス攻撃ではどう頑張っても阻止できない。しかしそこへ、低空飛行でテラが急行してきた。
「海賊…全てを奪い尽す悪い奴らか。それならば…全て奪われる覚悟もあるという事だな」
敢えて声に出して告げながら、テラはパラドクス「星覇重撃破(グラビティ・ブラスト)」を発動。駆けつけてくる前には、牽制で非パラドクスの攻撃をしようか(状況にもよるけどしない方がいい)とか、牽制が効かないので愕然として逃げるふりして罠地帯へおびき寄せようかとか案を巡らせてはいたが、相手が身動きの取れない小船の上にいるなら、あれこれ小細工するより強烈無比なパラドクス攻撃を有無を言わさず先手で叩きつける方が早いし有効だ。
(「あれがアビスローパーか…何だか怖いな。人の形なのに凄く違和感を感じるぞ」)
内心の恐怖は表に出さず、テラは海岸へと殺到してくる小型海賊船の群れへ極太の重力波砲を叩き込む。
「星々よ…全てを繋ぐものよ…我が手に集いて力となり…我が前に立ちふさがりし者を粉砕せよ!!」
「!!!!!!!」
警告の叫びどころか悲鳴をあげる余裕すらなく『パイレーツ・レディ』たちは小型海賊船もろとも超重力に呑まれて消える。反撃のパラドクス「ウォーターカトラス」を発動した者もいたようだが、水を媒介とする術は超重力を突破できず虚しく消える。これが不合理な怨念反撃とか、物理反撃でも上級クロノヴェーダのパラドクスなら理屈抜きでダメージを与えることも珍しくないが、トループス級『パイレーツ・レディ』如きには、そこまでの妙技は無理だったようだ。
しかしそれでも、上陸部隊を完全壊滅させることはできず、別方向から必死で漕ぎ寄せてきた小型海賊船の群れがイースター島の海岸へ到達。仲間の壊滅にビビりながらも、一団の『パイレーツ・レディ』が必死の形相で上陸してくる。
そこへ駆けつけてきたナハトが、少々わざとらしく囮の演技をする。
「きゃー!? たすけてくださーーーい! 俺に戦う力はありませんよーー! やだーーー!」
叫んで逃げかかるナハトだが『パイレーツ・レディ』たちもおっかなびっくりだったらしく、こちらも悲鳴をあげて逃げ腰になる。
「うわー! 出た! 冥界機だ!」
「バカ! ここまで来ておいてビビるな! 何だか弱そうだ! やっちまえ!」
後ろから上陸してきたリーダーっぽい『パイレーツ・レディ』がやけっぱちぽく叱咤し、トループス級たちは
破れかぶれな感じでナハトを追おうとするが、半数ほどが落とし穴、半数ほどが網の罠に引っ掛かって見事に全員コケる。その機を逃さず、待ち構えていた鞠花がパラドクス「攻性式神結界」を発動。網の罠に引っ掛かった敵を素早く結界に捉える。
「的(テキ)は一匹たりとも逃がしませんよ? クロノヴェーダ滅ぶべし、慈悲などないのです」
丁寧な口調ではあるが決然と言い放ち、鞠花は結界の中に式神を放って攻撃する。閉じ込められたトループス級は反撃のパラドクス「ウォーターマスケット」を発動するが、結界の中ではどうにもならない。もっと強力な上級クロノヴェーダならパラドクスで強引に結界を破って敵術者にダメージを与えられるのかもしれないが、完全に力不足。転んだ体勢を立て直すことすらままならず、式神に食いつかれて虚しく水弾を撃ちながら絶命する。
一方、ナハトは追いかけてきた『パイレーツ・レディ』たちが落とし穴に嵌まると同時に、振り返ってパラドクス「独唱:遥カナル大海ノ波濤(ソロ・スブメルスス)」を発動。歌姫人形「ナハト」による独唱を開始する。
「ひっかかりましたね! こんなところにただの子供がいるはずないでしょう! あなた方には特別に俺の最愛の歌姫であるナハトの歌を聴く権利をあげちゃいます! うふふ、悪い海賊さんは全部波で押し潰しちゃいましょうね! ……今こそ開演の時、幕よ開け。これなるは星天抱く海底の詩。蒼穹より深き水底に届く大海の歌声なり」
子供っぽい口調から一転して荘厳な声でナハトが告げると、歌姫人形「ナハト」が強力な魔法歌唱を開始し『パイレーツ・レディ』たちをパラドクスの波濤で圧倒する。トループス級は必死になって反撃のパラドクス「ウォーターマスケット」を発動するが、落とし穴に落ちた状態で魔法歌唱で幻惑されているので水弾をどこに向かって撃ったらいいのか判断もできず、結果的には自爆に近い状態になる。
そして四人のディアボロスたちはノーダメージの状態でトループス級『パイレーツ・レディ』を全滅させることに成功するが、同時に浜から少し距離のある海上に、アヴァタール級アビスローバー『『星影の簒奪者』イプピアーラ』がざばっと大きな水音をたてて出現する。
「ふん……やかましい連中は、ろくに騒ぐ間もなく全滅か……言われているよりはやるようだな、冥界機……いや? 違うか?」
物憂げな口調で呟きながら『イプピアーラ』は周囲を見回す。鞠花は物陰にいるので、視界に入っているのは暁翔とナハトとテラ。女性のテラ、女性と見紛う容姿のナハトは冥界機と間違われる可能性はあるが、暁翔はそうはいかないようだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
嵐柴・暁翔
敵の敵は味方とは限らないけど、お宝をくれるとか何か理由があれば戦う相手に優先順位をつける程度のことはそうおかしな話でもないだろう…というような感じに軽い牽制をいれて相手の反応を確認します
冥界機云々については否定も肯定もせず、俺自身の種族についても話の流れで適当に合わせます
話の中で何を気にするかでもある程度興味の対象も分かるしな
後は相手の反応を見ながら演技とアドリブでやるしかないか
TRPGでGMをする時にシナリオが崩壊しても即興で誤魔化すのはよくあるしな
それにしても流石は海賊
凄いお宝があるとでも聞かされたんだろうけど、中身の分からない宝箱でもお宝だと思い込めるとは随分と単純なもんだ
生贄が自分用の処刑台を作らされているようなものなのに喜んで働くその献身にはモビィ・ディックもさぞ満足しているだろうよ
精々頑張って立派な迷宮を作ってくれ
しかしまあ攻略旅団も無茶を言うもんだ
情報を持っているのと有用な情報源になるかは別問題だし、もし何かを聞き出せたとしてもどんな裏があるか分かったもんじゃないだろうに…
「敵の敵は味方とは限らないけど、お宝をくれるとか何か理由があれば戦う相手に優先順位をつける程度のことは、そうおかしな話でもないだろう」
出現したアヴァタール級アビスローバー『『星影の簒奪者』イプピアーラ』を見据え、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が告げる。すると『イプピアーラ』は薄く笑って応じる。
「戦う相手に優先順位か。つまり貴様らは、我らマーレ・パシフィカム海賊団を優先して撃破すべき敵と判断したわけだな。貴様ら自身が判断したのか、上に命令されてのことか知らんが、その判断、後悔することになるぞ」
「そう言うあんたも、自力で宝の存在を嗅ぎつけて奪いに来たのか? それとも『モビィ・ディック』に命じられるがままに踏み込んできたのか?」
こういう時は、相手の言葉をそのまま返すのが常道だよな、と、暁翔は『イプピアーラ』から視線を外さずに告げる。
「中身の分からない宝箱でもお宝だと思い込めるとは、海賊ってのは随分と単純なもんだな。生贄が自分用の処刑台を作らされているようなものなのに喜んで働くその献身には、モビィ・ディックもさぞ満足しているだろうよ。もしも俺達を撃退してめでたく宝島を制圧できたなら、精々頑張って立派な迷宮を作ってくれ」
「ふん。そう言う貴様は、我らからこの島を守り抜いた時には、いったい誰から何を得ることになっているのだ? それこそ、中身の分からない宝箱がもらえるのか? いや、そもそも貴様らには、この島に宝が有るか無いかすらわかってないのだろう?」
嘲りか、単なる好奇心か。薄い笑みを消すことなく『イプピアーラ』は暁翔の挑発的な言葉をそのまま返してくる。やれやれ、互いに腹の探り合いか、と、暁翔は表情に出ないように注意しながら、内心で苦笑した。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
嵐柴・暁翔
お宝があるかどうかって…
マーレ・パシフィカム海賊団が何度撃退しても襲撃してくるというのは自分達でここにお宝があると喧伝しているようなものだろう
ついでに誰から何を得るというのなら冥界機からイースター島を、だな
此方は邪神獣の浮島を誘き寄せる餌を兼ねた領土を対価として冥界機に海賊相手の戦力を提供しているというだけの話だ
まあ其方さんが色々と的外れでものを知らないのも、自分ではパイレーツ・レディ達に大した情報を伝えなかったように、モビィ・ディックも同じ事をしているだけなんだから海賊流の部下の扱いはそんなものなんだろうな
……というような感じで冥界機が撤退済みだっただけなのに都合よく捏造してみたり、暗に餌に釣られた間抜けと揶揄してみたり、遠回しに相手を考え無しの下っ端扱いしてみたりとまあ色々とやってみます
こういう手合いは下手に出たり煽てるよりも余計な事まで考えさせたり怒らせて失言を引き出した方がよさそうだしな
……ただ、部下を操るなら無知な方が都合がいいだろうから、本当に何も知らされていないのかもな…
「お宝が有るか無いかわかってないって…其方さんたちマーレ・パシフィカム海賊団が、下っ端に至るまでお宝お宝と大騒ぎしながら怒涛のように押しかけてきてるんだぜ? これで実はお宝がありませんでしたとか言ったら、俺達より先に其方さんたちの方がタダの馬鹿じゃないか?」
半分ぐらいは挑発だが、残り半分以上本気で呆れ返って嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)がアヴァタール級アビスローバー『『星影の簒奪者』イプピアーラ』に向かって言い放つ。
すると『イプピアーラ』は相変わらず薄笑いを浮かべたまま、諭すとも嘲るともつかない口調で応じる。
「もちろん、俺達海賊にとっての宝は確かにある。しかし、俺達の宝がお前ら…冥界機だか何だか知らんが…にとっても宝になるのかどうかは知ったことではない。だいたい、宝探しを宿命と言うか属性としている俺達海賊でさえ、この島を制圧して迷宮を作り出さないことには宝に届かないんだ。お前らが命懸けで防戦したところで、宝は手に入らないと思うぞ」
「さて、それはどうかな」
ディアボロスにも海賊(義賊)はいるんだ。俺達の探索能力を舐めるなよ、と言おうかどうしようかちょっと迷ったが、暁翔は敢えて正体を明かさず話を逸らす。
「まあ、宝なんてのはオマケに過ぎない。俺達の本当の狙いは邪神獣の浮島だ。この島で待ち構えていれば、宝だ宝だと馬鹿みたいに浮かれて突っ込んでくると聞いたものでな。挟み撃ちにして潰してやろうというわけさ」
「挟み撃ち? ……そうか、貴様らはディアボロスだな! しつこくしつこく邪神獣の浮島に追いすがってきたと思えば、今度は先回りか! なんて嫌らしい奴らなんだ!」
アヴァタール級の口元から薄笑いが消え、怒りに満ちた声が飛ぶ。そして暁翔は、逆に敢えて薄笑いを浮かべて言い放つ。
「まったく、邪神獣の浮島を挟撃される危機を『モビィ・ディック』ともあろう者が全然気づいていないのか? それとも気づいているが信用できない部下には告げていないのか? まあ、どちらにしても、其方さんが大間抜けなことには変わりはないけどな」
「ぬかせ! その口、今すぐ塞いでやる!」
本気の怒声を発して『イプピアーラ』は暁翔に…というか、イースター島に向かって猛然と殺到する。海中に居座られたままでは厄介だったが、どうやら巧くかかったようだな、と、暁翔は声には出さずに呟いた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!

グレーテル・ベッカー
(トレインチケット)
中山・ネフ
(トレインチケット)
朝日奈・ココ
(トレインチケット)
月読・栞
(トレインチケット)
「クロノヴェーダが、浜に上がってきているわ! 動きが鈍い! 攻撃の好機よ!」
先行しているディアボロスの対話というか挑発というか、とにかく告げた言葉に怒りを覚えたらしく、アヴァタール級アビスローバー『『星影の簒奪者』イプピアーラ』がイースター島の海中から浜へと突進してきたのを見て、応援に駆けつけたグレーテル・ベッカー(人間のレジスタンス諜報員・g01436)が叫ぶ。確かに、海上突進中はけっこうな高速で進んでいた『イプピアーラ』だが、どうやら下半身がトドかセイウチか、泳ぐのは得意だが陸地を移動するのは苦手な海獣らしく、浜に上がった途端に速度ががたんと落ちている。【飛翔】してきたグレーテルは、その機を逃さずパラドクス「ちょうど良い火加減(ツヨビノツヨビ)」を発動。アヴァタール級の全身を猛火で包む。
「あなたへの火加減はこれくらい? ふふっ、おいしくなあれ♪」
「なんの、これしき! 舐めるなよ、ディアボロス!」
火達磨になりながらも『イプピアーラ』は気合のこもった声を発し、反撃のパラドクス「触れられざる縮退の星」を発動する。猛火が一瞬にしてアヴァタール級に吸収されて消え、同時に凄まじい重力がグレーテルを『イプピアーラ』へと引きずり込もうとする。
「やばっ!」
振り切るために相当のダメージを負ったものの、グレーテルは何とか引きずり込まれることなく離脱し、後続のディアボロスたちに警告を発する。
「みんな、気を付けて! あいつ、高重力を使うみたいよ!」
「高重力の使い手? それなら、あまり接近しない方がいいかな?」
警告を受けた朝日奈・ココ(サンライトブレイド・g03292)が浜に降り立ち、遠距離からパラドクス「勇士に捧ぐ歌(ディアボロスニササグウタ)」を発動して歌攻撃を仕掛ける。
「私達はクロノヴェーダなんかに負けないわ!」
ココが勇気と希望に満ちた歌を響かせ、ディアボロスには心の力を、クロノヴェーダには不可思議なダメージを与える。
「ぐぬっ、小癪な…しかし、歌などしょせん空気の震動。空気がなくなれば聞こえなくなる!」
顔を顰めた『イプピアーラ』は無茶苦茶な…しかしパラドクス的には必ずしも間違いではない見解を言い放つと、再び「触れられざる縮退の星」を発動。今度は意図的に空気を吸収して暴風を巻き起こす。
「ひ、ひえーっ!」
空気がなくなって歌が聞こえなくなるより先に、暴風に煽られ吹っ飛ばされそうになり、ココが悲鳴をあげてダメージを負いながらも必死に踏ん張って踏みとどまる。
すると、逆に暴風に乗じるようにして月読・栞(新宿駅文庫の時先案内人・g03459)がパラドクス「ペンは剣よりも強し、なら本は何よりも強し(ペンハケンヨリモツヨシナラホンハナニヨリモツヨシ)」を発動。無敵の本を無数に呼び出し、暴風に乗せて相手に叩き付ける。
「ここに綴られたは希望の物語……現れ紡げ、勝利の頁を!」
「ぐわああああああっ!」
高重力に引き寄せられた「無数の無敵の本」が凄まじい勢いで『イプピアーラ』に叩きつけられ、吸収されたものの痛烈なダメージを及ぼす。悲鳴をあげたアヴァタール級は意図的なのか意図に反してなのか「触れられざる縮退の星」を止め、あらためて反撃のパラドクス「満たされぬ貪食」を発動。自分の頭頂から顔面、胸元にかけてをばりばりと開いて巨大な口と化し、後続の本を貪欲に丸呑みにして召喚者の栞に相応のダメージを及ぼす。
「かははははは。この形態なら、何が来ようがいくらでも食える」
「だけど、吸引する力はないよね?」
得意げに嘯く『イプピアーラ』に中山・ネフ(NN・g03318)が猛然と殺到し、パラドクス「神蝕呪刃」を発動。敵の身体をずばずばと斬り裂き、同時に呪いで侵食する。
「やっと接近戦が挑めるよ。吸引屋のあんたに接近戦ができるのかどうかは知らないけど」
「な、舐めるなあっ!」
喚いたアヴァタール級の髪が逆立ち、パラドクス「略奪の黒粘魔」を発動。髪が呪いの刃と化し、跳び下がるネフの身体を切る。ダメージは相応にあったが、幸い急所を斬られることはなく呪いの発動もなかった。
「…こ、これで終わりか、ディアボロス……」
血走った目で『イプピアーラ』は周囲を見回す。
しかしもちろん、これで終わりではなかった。
善戦🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【おいしくなあれ】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV5になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
さて、あちらさんは随分とお怒りのようだけど、我を忘れる程なのかねぇ…?
仮にもアヴァタール級相手にどこまで有効なのかは疑問ですが、軽く後退して網や落とし穴が仕掛けてある箇所で迎え撃ちます
俺自身は地面の上を走っているように見せかけて適時【飛翔】で浮いて罠を避けます
流石にイプピアーラが罠には近付かない程度の分別を残しているとしても《その逃げ足光の如く》を発動して鬼さん此方とか適当に挑発しつつ罠エリアに逃げ込みます
イプピアーラが罠エリアから脱出しようとするなら相手の移動経路を塞ぐように【防衛ライン】を発動して妨害します
そして罠を避けようとしたとしても当然のようにイプピアーラを対象に【泥濘の地】を発動
罠とは無関係に移動速度を低下させます
俺はしつこい上に先回りをする嫌らしい復讐者だし…なんてな
触れられざる縮退の星は【泥濘の地】での足止めと【飛翔】での上空への緊急離脱で相手から距離を取り少しでも被害を減らします
「もちろん、終わりじゃない。俺がいる。終わりになるのは其方さんの方だ」
冷ややかに宣告し、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は満身創痍のアヴァタール級アビスローバー『『星影の簒奪者』イプピアーラ』をじっと見据える。そして、向こうから動いてくる様子がないと判断し、パラドクス「その逃げ足光の如く(ランナウェイ)」を発動。高速で接近し、深く踏み込まずに浅手を負わせ、あるいは敢えて武器を空振りして大きく飛び退く。三回ほどこれを繰り返したところで『イプピアーラ』が咆哮をあげた。
「舐めるなあっ! そんなへっぴり腰では、俺は斬れん!」
「かといって俺が迂闊に踏み込めば、お得意の吸引を発動するんだろ?」
暁翔が敢えて軽い口調で応じた瞬間、アヴァタール級は切り札ともいうべき反撃のパラドクス「触れられざる縮退の星」を発動する。
「怖いか…ディアボロス。俺の、この力が怖いか…」
「そりゃそうだ。光だって縮退の星…ブラックホールに捕らえられたら逃げられん」
応じながら、暁翔は絶妙なタイミングで【飛翔】を使って後退する。
「逃さん!」
高重力を放ちながら『イプピアーラ』が暁翔を追う。満身創痍の身を揺るがせながらも、思いの他の早足で追いすがった、その瞬間。
「ぬわっ!?」
「もらった!」
アヴァタール級の下半身、海獣の脚が、落とし穴にずぼりと嵌まる。もちろん何のダメージもないが、意表を突かれてバランスを乱した刹那、充分にタイミングを測っていた暁翔が、間髪を入れずに踏み込んで愛刀「風牙」を一閃させる。
「ぐわああああああっ、こ、こんな、馬鹿な……」
見事に断たれて飛ばされた『イプピアーラ』の首が空中で叫んだが、しかし、それまでだった。反撃の高重力も消え、更に次の瞬間にはアヴァタール級の殲滅によって強大な排斥力が発動し、作戦に参加したディアボロス全員を新宿島へと帰還するパラドクストレインへと強制移送した。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【泥濘の地】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!